1: 2014/10/25(土) 17:45:21 ID:6uSVxNho
舞網市・早朝……
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢&柚子「……あ」
遊矢「……おはよう」
柚子「……おはよう」
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢&柚子「……あ」
遊矢「……おはよう」
柚子「……おはよう」
2: 2014/10/25(土) 17:46:27 ID:6uSVxNho
遊矢「今朝は早いんだな」
柚子「それを言うなら遊矢もでしょ?」
遊矢「正直会うとは思わなかった」
柚子「私も」
遊矢「……まあだから早く家を出たっていうのもあるんだけど
柚子「……私も」
柚子「それを言うなら遊矢もでしょ?」
遊矢「正直会うとは思わなかった」
柚子「私も」
遊矢「……まあだから早く家を出たっていうのもあるんだけど
柚子「……私も」
3: 2014/10/25(土) 17:47:10 ID:6uSVxNho
遊矢「とりあえず行くか、学校」
柚子「うん」
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢「……なあ」
柚子「……何?」
柚子「うん」
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢「……なあ」
柚子「……何?」
4: 2014/10/25(土) 17:48:15 ID:6uSVxNho
遊矢「何か喋ろよ」
柚子「何で?」
遊矢「黙ったままだと空気悪いからさ」
柚子「なら遊矢が喋りなさいよ」
遊矢「どうしてそうなるんだよ?」
柚子「どうしてもよ」
遊矢「じゃあ――」
柚子「何で?」
遊矢「黙ったままだと空気悪いからさ」
柚子「なら遊矢が喋りなさいよ」
遊矢「どうしてそうなるんだよ?」
柚子「どうしてもよ」
遊矢「じゃあ――」
5: 2014/10/25(土) 17:48:46 ID:6uSVxNho
遊矢「――昨日の事、だけどさ」
柚子「…………」
柚子「…………」
6: 2014/10/25(土) 17:49:29 ID:6uSVxNho
遊矢「あー、今はまずいかな?」
柚子「別に……ただいきなりだなって思っただけ」
遊矢「止めた方が良いか?」
柚子「一々聞かないでよ。遊矢の好きにすれば?」
遊矢「そうか……じゃあ何か他の話題考える」
柚子「……本当に止めちゃうのね」
柚子「別に……ただいきなりだなって思っただけ」
遊矢「止めた方が良いか?」
柚子「一々聞かないでよ。遊矢の好きにすれば?」
遊矢「そうか……じゃあ何か他の話題考える」
柚子「……本当に止めちゃうのね」
7: 2014/10/25(土) 17:51:32 ID:6uSVxNho
遊矢「何か怒ってるか?」
柚子「気にしないで。元々こんな顔だから」
遊矢「何だよ、その言い方」
柚子「…………」
遊矢「もう良いや……さっさと学校行こうぜ」
柚子「……そうね」
柚子「気にしないで。元々こんな顔だから」
遊矢「何だよ、その言い方」
柚子「…………」
遊矢「もう良いや……さっさと学校行こうぜ」
柚子「……そうね」
8: 2014/10/25(土) 17:52:09 ID:6uSVxNho
…………
舞網市立第二中学校・校門前……
遊矢&柚子「…………」
『本日休校』
遊矢「閉まってるな」
柚子「閉まってるね」
遊矢「創立記念日、だったな」
柚子「うん、完璧に忘れてたわ」
9: 2014/10/25(土) 17:52:55 ID:6uSVxNho
遊矢「まさか休みの日を忘れていたなんて」
柚子「こんな事初めてだわ」
遊矢「俺もだ……どうする?」
柚子「どうするって……帰るしかないでしょ?」
遊矢「まあ、そうなるよな。ここに居ても仕方ないし」
柚子「こんな事初めてだわ」
遊矢「俺もだ……どうする?」
柚子「どうするって……帰るしかないでしょ?」
遊矢「まあ、そうなるよな。ここに居ても仕方ないし」
10: 2014/10/25(土) 17:53:54 ID:6uSVxNho
…………
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢「…………」トコトコ
柚子「…………」トコトコ
遊矢「……あー、やっぱ駄目だ」
柚子「遊矢?」
遊矢「お前とずっとこんな気まずい空気とか、俺は耐えられない」
柚子「…………」
11: 2014/10/25(土) 17:55:37 ID:6uSVxNho
遊矢「正直昨日は俺、どうかしてた……ごめん」
柚子「別に謝らなくても良いわよ。どうかしてたのは私も同じだから」
遊矢「映画の、あのシーン観ていたら何か頭の中がグチャグチャして……それで」
柚子「分かってる。それにあの映画を見ようって遊矢を誘ったのは私だもの……ある意味原因は私にあるし」
遊矢「だけどお前……『初めて』だったんだろ?」
柚子「そうだけど……それを言うなら遊矢もでしょ?」
遊矢「だけど男と女じゃ違うだろ? だからちゃんと謝ろうと……」
柚子「だから謝らなくて良いって……ていうか謝らないでよ」
柚子「別に謝らなくても良いわよ。どうかしてたのは私も同じだから」
遊矢「映画の、あのシーン観ていたら何か頭の中がグチャグチャして……それで」
柚子「分かってる。それにあの映画を見ようって遊矢を誘ったのは私だもの……ある意味原因は私にあるし」
遊矢「だけどお前……『初めて』だったんだろ?」
柚子「そうだけど……それを言うなら遊矢もでしょ?」
遊矢「だけど男と女じゃ違うだろ? だからちゃんと謝ろうと……」
柚子「だから謝らなくて良いって……ていうか謝らないでよ」
12: 2014/10/25(土) 17:56:22 ID:6uSVxNho
遊矢「…………」
柚子「忘れましょう、昨日の事は」
遊矢「そう言って忘れられるのかよ?」
柚子「時間があれば……多分」
遊矢「…………」
柚子「…………」
遊矢「……無理だ」
柚子「え?」
柚子「忘れましょう、昨日の事は」
遊矢「そう言って忘れられるのかよ?」
柚子「時間があれば……多分」
遊矢「…………」
柚子「…………」
遊矢「……無理だ」
柚子「え?」
13: 2014/10/25(土) 17:56:59 ID:6uSVxNho
遊矢「多分無理だと思う。ただの幼馴染に戻るのも」
柚子「…………」
遊矢「確かに時間が経てば平気なフリは出来るかもしれないけど」
遊矢「昨日の事は心の何処かで、引っかかったままになると思うんだ」
遊矢「だから前みたいな幼馴染の関係には、戻れないよ」
柚子「……じゃあどうすれば良いのよ?」
柚子「…………」
遊矢「確かに時間が経てば平気なフリは出来るかもしれないけど」
遊矢「昨日の事は心の何処かで、引っかかったままになると思うんだ」
遊矢「だから前みたいな幼馴染の関係には、戻れないよ」
柚子「……じゃあどうすれば良いのよ?」
14: 2014/10/25(土) 17:57:47 ID:6uSVxNho
遊矢「……元の関係には戻れない」
遊矢「だけど、だからってお前と離れるのは嫌だ」
柚子「それは、私だって……」
遊矢「……昨日、俺はお前にあんな事をしたけど」
遊矢「ただ隣に居たからだとか、誰でも良かったとか、そんな事は無いんだ……」
遊矢「お前だから……柚子だからしたんだ」
柚子「遊矢……」
遊矢「だけど、だからってお前と離れるのは嫌だ」
柚子「それは、私だって……」
遊矢「……昨日、俺はお前にあんな事をしたけど」
遊矢「ただ隣に居たからだとか、誰でも良かったとか、そんな事は無いんだ……」
遊矢「お前だから……柚子だからしたんだ」
柚子「遊矢……」
15: 2014/10/25(土) 17:58:32 ID:6uSVxNho
遊矢「さっきも言ったけど元の関係には戻れない」
遊矢「だけど一緒に居たいなら別の関係になれば良い」
柚子「それって……」
遊矢「あんな事をして、こんな事を言う資格無いかもしれない」
柚子「…………」
遊矢「俺は、お前と……」
遊矢「……もぅマヂ無理」スチャ←ゴーグル付けた
柚子「はあ!?」
遊矢「だけど一緒に居たいなら別の関係になれば良い」
柚子「それって……」
遊矢「あんな事をして、こんな事を言う資格無いかもしれない」
柚子「…………」
遊矢「俺は、お前と……」
遊矢「……もぅマヂ無理」スチャ←ゴーグル付けた
柚子「はあ!?」
16: 2014/10/25(土) 18:00:12 ID:6uSVxNho
柚子「ちょっと待ってよ! そこまで言って何ゴーグル付けて蹲ってるのよ!?」ビックリボー
遊矢「いや、何かもうメンタルの限界というか……これ以上続けると心臓が爆発しそうというか」オロオロットン
柚子「最高のエンターテイナー目指しているんでしょ? もっと度胸見せなさいよ!!」
遊矢「そう言われても……てかこれ、絶対観客の前に立つより緊張するし」アタフタキオン
柚子「昨日私の唇奪っておいて今更緊張も何も無いでしょ!?」
遊矢「ちょ、声でかいって! 近所の人に聞かれたらどうすんだよ?」キョロキョロットン
柚子「このぉ、遊矢のヘタレェ!!」プンスカブックス
遊矢「おい、ハリセンを止めてく……!?」
スパーン!!
遊矢「いや、何かもうメンタルの限界というか……これ以上続けると心臓が爆発しそうというか」オロオロットン
柚子「最高のエンターテイナー目指しているんでしょ? もっと度胸見せなさいよ!!」
遊矢「そう言われても……てかこれ、絶対観客の前に立つより緊張するし」アタフタキオン
柚子「昨日私の唇奪っておいて今更緊張も何も無いでしょ!?」
遊矢「ちょ、声でかいって! 近所の人に聞かれたらどうすんだよ?」キョロキョロットン
柚子「このぉ、遊矢のヘタレェ!!」プンスカブックス
遊矢「おい、ハリセンを止めてく……!?」
スパーン!!
18: 2014/10/25(土) 18:02:23 ID:6uSVxNho
柚子「はぁはぁ……もう、信じられないわ」
遊矢「……本当スイマセンでした、柚子さん」ションボリチュア
柚子「もう良いわよ。遊矢が肝心な所でヘタレなのは知ってたから」
遊矢「うぅ、そんなにヘタレを連呼するなよぉ」
柚子「……それでどうして欲しいの?」
遊矢「どうして欲しいって?」
柚子「だから今の……告白の続きよ! 私と別の関係ってどういう関係になりたいのよ?」
遊矢「そ、それは……柚子の気持ちもあるし、その……」アタフタスケルトン
柚子「ああ、もう……本当にこの男は」イライライダー
遊矢「……本当スイマセンでした、柚子さん」ションボリチュア
柚子「もう良いわよ。遊矢が肝心な所でヘタレなのは知ってたから」
遊矢「うぅ、そんなにヘタレを連呼するなよぉ」
柚子「……それでどうして欲しいの?」
遊矢「どうして欲しいって?」
柚子「だから今の……告白の続きよ! 私と別の関係ってどういう関係になりたいのよ?」
遊矢「そ、それは……柚子の気持ちもあるし、その……」アタフタスケルトン
柚子「ああ、もう……本当にこの男は」イライライダー
19: 2014/10/25(土) 18:03:34 ID:6uSVxNho
柚子「言っとくけど……私も、嫌じゃ無かったから」
遊矢「え?」
柚子「むしろ最初が……初めてのキスの相手が遊矢で良かったって思ってるから」
遊矢「柚子、それって……」
柚子「はい、私が今言えるのはここまでです! 続きは遊矢が告白の続きを言ってからね」
遊矢「いや、もうそこまで言ったなら俺の代わりに最後まで……」
柚子「何馬鹿な事言ってんのよ! 男の子でしょ、アンタは!!」
遊矢「え?」
柚子「むしろ最初が……初めてのキスの相手が遊矢で良かったって思ってるから」
遊矢「柚子、それって……」
柚子「はい、私が今言えるのはここまでです! 続きは遊矢が告白の続きを言ってからね」
遊矢「いや、もうそこまで言ったなら俺の代わりに最後まで……」
柚子「何馬鹿な事言ってんのよ! 男の子でしょ、アンタは!!」
20: 2014/10/25(土) 18:07:24 ID:6uSVxNho
遊矢「わ、分かった。じゃあ言うぞ……柚子、俺はお前の事が……」
柚子「…………」ドキドキング
遊矢「……駄目だぁ、言えないぃぃ!!」
柚子「ここまで来て何で言えないのよ! もう半分言ってる様なものでしょ!!」
遊矢「そんな事言われても難しいんだよ! アイ・ライク・ユーの言葉は言えるけどアイ・ラブ・ユーの言葉は言えないっていうか……」
柚子「遊矢が言ってくれるまで私の方からは絶対に言わないからね!!」
遊矢「畜生、何でだよ! 何で、何で……」
遊矢「何で俺は柚子に『好き』って言えないんだよぉ!!」
柚子「早く私に遊矢が『好き』って言わせなさいよぉ!!」
<おわり>
柚子「…………」ドキドキング
遊矢「……駄目だぁ、言えないぃぃ!!」
柚子「ここまで来て何で言えないのよ! もう半分言ってる様なものでしょ!!」
遊矢「そんな事言われても難しいんだよ! アイ・ライク・ユーの言葉は言えるけどアイ・ラブ・ユーの言葉は言えないっていうか……」
柚子「遊矢が言ってくれるまで私の方からは絶対に言わないからね!!」
遊矢「畜生、何でだよ! 何で、何で……」
遊矢「何で俺は柚子に『好き』って言えないんだよぉ!!」
柚子「早く私に遊矢が『好き』って言わせなさいよぉ!!」
<おわり>
引用元: 遊矢&柚子(気まずい……)
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