1: ◆5m18GD4M5g 2013/03/15(金) 15:45:37.02 ID:3XRU/r090

比企谷「……あー、今日も暇っつーか毎日が暇だ」

比企谷「撮り溜めしてたアニメはもう全部見ちまったし、これからどうすっかな……」

↓2 自由安価

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。結 2 (ガガガ文庫)

3: 2013/03/15(金) 16:29:34.84 ID:dI7OG7jSO
本格カレーを作ろう

4: 2013/03/15(金) 16:37:34.05 ID:3XRU/r090

比企谷「うっし、本格カレーでも作るか」

比企谷「えーっと、今の俺ん家にカレーの材料は……」ガサゴソ

↓2 自宅にカレーの材料はある? 『ある』か『ない』かどちらか選択 『ない』場合は買い出し

6: 2013/03/15(金) 17:13:20.69 ID:vUfQgtHO0
もやししかない

7: 2013/03/15(金) 17:27:35.10 ID:3XRU/r090

比企谷「うっう~! もやしですー!(裏声)」


比企谷「――って、ばっか、バカなに言ってんだ俺は。もやし見つけたぐらいで喜んでどうすんだっつーの」

比企谷「……ってか、もやししかねーのかよ。どうなってんだよ俺ん家の台所事情」

↓2 もやしだけで作る? それとも買い出しに行く?

9: 2013/03/15(金) 17:36:32.94 ID:vUfQgtHO0
作る
?「もやしは万能食材ですー」

10: 2013/03/15(金) 17:51:41.79 ID:3XRU/r090

比企谷「まあ、もやしだけでもいちおうカレーは作れるか」

比企谷「えっと、まずはもやしは5分ほど水にさらして……」

比企谷「その間にあーだこーだやって………」

比企谷「…………」

比企谷「…………」

比企谷「(……やること少なすぎなんだが、これ料理番組だったら絶対に視聴率取れねーぞ?)」


~数十分後~


比企谷「――――ほい、完成っと」

比企谷「……んー、出来上がったのはいいけどどうすっかな」

比企谷「量は大盛り二人前ぐらいだな。並盛にすれば三人前にはなるけど……」

↓2 一人で全部食べる 家族に振る舞う

12: 2013/03/15(金) 17:53:59.66 ID:6N4fcMHH0
家族に振る舞おうじゃないか

13: 2013/03/15(金) 18:18:13.43 ID:3XRU/r090

比企谷「……せっかくだし、ここは家族に振る舞うとしますか」


比企谷「母ちゃーん、おやじー、小町ー、昼メシ出来たぞー」

…………

比企谷「あれ? おっかしいな、たしか今日は家族みんな家にいるハズなんだが……?」

比企谷「母ちゃーん、おやじー、小町―、昼メシだぞー」

…………

比企谷「おーい、メシだぞー」

…………

…………

比企谷「――って誰も返事しねーのかよ! いつまで惰眠を貪るつもりだあいつら!?」

<<お兄ちゃんうるさ~い ちょっと静かにし…………ZZZ

比企谷「……、小町の声が聞こえてきたと思ったら徐々に聞こえなくなってくし……」

比企谷「クソッ! こんな真昼間まで惰眠を貪るような奴らに俺が丹精込めて作ったモヤシカレーは食わせねぇ! 絶対にだ!!」

比企谷「……でも、1人でこの量は食いきれるかどうかは怪しいトコだよな……」

↓2 カレーをどうする?

15: 2013/03/15(金) 18:24:31.47 ID:dI7OG7jSO
家族の顔にぶちまける

ほーら俺様特製カレー?だ!たんとおたべー!バッシャアアアア

16: 2013/03/15(金) 18:54:47.16 ID:3XRU/r090

比企谷「……そうだ! このカレーを家族の顔にぶちまけるのはどうだ!?」

比企谷「これまでに深々と降り積もった積年の恨み、発散する対象がなく行き場をなくした俺の怒り……!」

比企谷「じゃあいつぶちまけるの?」

比企谷「――今でしょッ!!」

比企谷「うぉぉぉおおおおおおお!!!」ドダダダダッ

父「グゴー……ZZZ」

比企谷「(ターゲット補足。対象に目立った動きはない――今が好機!!)」

比企谷「……ふっふっふ、ほーら俺様特製カレー?だ! たんとおたべー!」

父「……」ガバッ

比企谷「――な、なに!?」

父「……」ガシッ ――バキッ!

比企谷「ぐはっ!?」

比企谷「(くっ! 今の反撃でカレーが俺の方にぃぃぃぃあああああああッッッ!!!!???)」バッシャアアアア




比企谷「あのあと母親にも思いっきり殴られた。…………あー、クソ痛ぇ……っ」ズキズキ

比企谷「食べ物は粗末にしちゃダメ、絶対」キリッ

17: 2013/03/15(金) 19:00:00.61 ID:3XRU/r090

比企谷「そして家から追い出された。『22時になるまで帰ってくるな』だとさ、逆の意味の門限を設定しやがった」

比企谷「財布と携帯はあるが、財布の中身は800円しか入ってねぇ……くそっ! 親父に母ちゃん……、もっとオラに小遣い分けてくれ!!」

↓2 これからどうする?

19: 2013/03/15(金) 20:01:57.35 ID:dI7OG7jSO
決まってる。金がなければ稼ぐのよ!金は天から降ってくるものじゃねぇ!

というわけでハロワのパソで職を選ばず即日即金日雇いのバイトを探す

21: 2013/03/15(金) 21:11:44.29 ID:3XRU/r090

比企谷「……なんて言っても、金は貰えるわけでもないし、財布を叩いてもお金は増えない」

比企谷「こうなりゃ働くしかねぇ! 『働いたら負け』がモットーの俺が働く日が来るとは……!」

比企谷「あ、なんか急に働きたくなくなってきた」

比企谷「…………、ハロワを見るだけにしとくか」

比企谷「うんと――」

↓2 検索結果で出てきた即日即金日雇のバイト

23: 2013/03/15(金) 21:23:35.07 ID:dyeTP1zy0
ファミレス

24: 2013/03/15(金) 21:48:38.53 ID:3XRU/r090

『【ファミリーレストラン ゲスト】 緊急応募! 当店のスタッフ一名がインフルエンザを発症してしまい、現在スタッフが不足しております。接客業経験者求む! 面接3分 履歴書必要なし 即日即金日雇い 時給2000円 住所千葉県○○』


比企谷「面接3分って、おい、そんな緩くていいのか? 俺が前にやったバイトの面接、たしか30分くらいかかったぜ?」

比企谷「うーん……、」

比企谷「つーか、別に金のかからない方法で時間を潰すとかすればいいんじゃねぇの?」

比企谷「俺の信条的に『働いたら負け』だし、バイトはまた今度だな、うん」


比企谷「……、誰かにメールでもしてみるか?」

↓2 誰かにメールする? する場合は相手の名前も同時に

26: 2013/03/15(金) 22:18:40.74 ID:fSc7IiJto
大志にメール

27: 2013/03/15(金) 22:22:50.64 ID:3XRU/r090

比企谷「大志にでもメールしてみるか」

比企谷「んっと、内容は……」

↓2 メールの内容

29: 2013/03/15(金) 22:40:30.01 ID:Ci3lQWX0o
小町のことについて話がある
姉の目を盗んで来るが良い

30: 2013/03/15(金) 22:52:14.44 ID:3XRU/r090

比企谷「『小町のことについて話がある 姉の目を盗んで来るが良い』――っと」

(数分後)

比企谷「――お、返信きたな。えっとなになに?『了解です。ところでオレどこに行ったらいいんですかねお兄さん?』……。」

比企谷「『だからお前にお兄さんと呼ばれる筋合いはないと言ってるだろ とりあえず前にお前の姉の件で決着つけたマックに来い』っと」

比企谷「さて、俺も向かうとするか」

比企谷「(集合場所に向かいつつ具体的な話の内容について考えとくか)」

↓2 具体的に話す内容

32: 2013/03/15(金) 23:18:43.16 ID:6N4fcMHH0
学校での生活について

33: 2013/03/16(土) 13:02:01.15 ID:B9uL9dNi0

比企谷「(んー、そうだな……。小町の学校での様子について聞いてみるとするか)」

比企谷「(あいつ、俺が中学時代に残した数々の伝説を必氏になって無関係と言い張ってるみたいだし、いろいろ苦労してんじゃねーの?)」

比企谷「……って、あれ? 俺の前方歩いてるのってもしかして……」

↓2 誰が歩いてた? 人違いの場合は大志の元へ向かいます

35: 2013/03/16(土) 13:30:11.17 ID:2YPQdYBTo
酔いつぶれた平塚先生!

36: 2013/03/16(土) 18:08:24.29 ID:zZhR8ws70

比企谷「…………平塚先生?」

平塚「うー……ひっく、……ひっく、…………まだまだ飲むぞ~! 次の店はどこがいいかな~!?」フラフラ

比企谷「一升瓶握りしめて千鳥足で歩いてる様子はもうどうみてもおっさんにしか見えないけど……、あの後ろ姿は平塚先生だよなぁ」

比企谷「(つーかなにしてんだよこんな真昼間から酒に溺れて。またなんかあったのか……?)」

警察「あー、そこの君ちょっといいかね?」 

平塚「はい~? なんれすか~?」

比企谷「(おいおい職務質問されてんじゃねぇか。俺だってまだ職務質問されたことないんだぞ?)」

比企谷「(いや、普通はされるもんじゃねぇけど)」

警察「君、職業は?」

平塚「こ~こ~のせんせい~」

警察「そうか。ちなみにどこの高校の職員かな?」

平塚「えっと~……うんとね~…………………どこだっけ?」

警察「……、」

比企谷「(うわぁ、見てらんねぇ……)」

↓2 酔いつぶれた平塚先生をどうする?

38: 2013/03/16(土) 18:28:54.42 ID:AcLJI1SCo
可哀相なので引き取る

39: 2013/03/16(土) 18:44:22.07 ID:zZhR8ws70

比企谷「(……いや、待てよ? もしここで俺が――颯爽登場! して平塚先生を引き取れば、先生に貸しを作ることができるんじゃないか?)」

比企谷「(…………よし、そうと決まれば早速行動だ)」

比企谷「(先生に貸しが出来れば、今後の学校生活が多少は楽になるはず……!)」

比企谷「(まぁ楽しくはならんのだが……)」


比企谷「あ、あのー」

警察「ん? なんだい君は?」

比企谷「え、えっとですね。俺はその、こちら女性の……」

比企谷「(平塚先生って俺にとってなんだ?)」

↓2 八幡にとっての平塚先生とは?

41: 2013/03/16(土) 18:45:49.99 ID:8d/Q0z5Eo
部活の顧問

42: 2013/03/16(土) 19:20:09.02 ID:zZhR8ws70

比企谷「指導する『奉仕部』という部活の部員でして、彼女はそこで俺たちの顧問を務めているんです」

警察「……、」

比企谷「(やべぇ、なんでか知らんがめっちゃ睨んどる)」

比企谷「え、えっとですね、つまり、その……ひ、ひひ引き取りにきました!」ガシッ

平塚「ふぇ? ひきがや……か?」

比企谷「ウチの顧問が大変ご迷惑をおかけしましたすいません失礼します!!」ダダダッ

平塚「お~、なんだなんだ~? 私をどこに連れて行くんだひきがや~?」タッタッタッ

比企谷「ちょっ、なんでアンタは俺の苗字を呼ぶんだ!? わざわざ警察に名前を記録されないように配慮したのに、台無しじゃねぇか――特に俺が!!」

警察「コラ、待ちたまえ! まだ話は終わってないぞ!?」ダダダッ

比企谷「やっべ、そりゃ普通は追いかけてくるよな……っ」

平塚「ひきがや~、おんぶしろおんぶ~」

比企谷「アンタはさっさと酔いから醒めろよ!? そんなだらしない女だから結婚できな」

平塚「………………あ゛?」

比企谷「いはずがないですよねきっともうすぐ白馬に乗った王子様が先生を迎えに来てくれるはずですだから滅殺のラストブリットだけはやめてくださいお願いしますいやホントマジで真面目に許し――ひでぶッ!?」バキッ


(数十分後)

比企谷「(なんとか警察からは逃げ切った。だが平塚先生から逃亡中に右肩を本気で殴られた)」

比企谷「(なにこの理不尽、神様はどこまで俺のことが嫌いなの?)」

比企谷「(や、世界中のほぼ9割9分9厘の人間や動物から嫌われてるけどさ、それでも理不尽だろこの結果は)」

↓2 この後はどうする? 以下から選択

   ① 大志の元へ向かう ②平塚先生に付き合う

44: 2013/03/16(土) 19:28:41.55 ID:/3NZbvOg0

45: 2013/03/16(土) 19:57:13.63 ID:zZhR8ws70

比企谷「(平塚先生は近くの喫茶店で少し休んでから自宅に帰るそうだ)」

比企谷「(……去り際にこっちをチラチラと振り返るのやめてくんねぇかな。三歩歩いては振り返るとか、どんだけ俺に引き留めてほしいんだよ)」

比企谷「――っと、いっけね。大志の存在をすっかり忘れてた、早くマックに行かねーとな」タッタッタ


【マクドナルド】

大志「あ、お兄さん、こんちわっす」

比企谷「おう大志、待たせたな」

大志「いえいえ、全然。俺も今来たトコっすから」

比企谷「そうか、ならよかった」

比企谷「よかったんだが……、お前に『お兄さん』と言われる筋合いはないと何度も言ってるだろこの野郎」

大志「べ、別にいいじゃないすかそれくらい」

比企谷「いいや駄目だ。俺を『兄』と呼んでいいのはこの世で俺の妹である小町だけだ。例外は…………戸塚だけ認める」

大志「戸塚……って、この前いた小柄な方ですよね?」

大志「……あれ? でも戸塚さんって男……ですよね? ………………あれ? 本当に男でしたっけ?」

比企谷「……大志、お前の気持ちは痛いほどよく分かる。身に染みるほどよく分かるんだ――だが戸塚は男だ! ……くっ!」

大志「なんでそんな泣きそうな顔してんすか……」

比企谷「ば、ばっか、ばかお前泣いてねぇよ、これはアレだ目にゴミが入っただけだっての!」

大志「ゴミが目に入ったら涙出るじゃないすか。ほら、やっぱり泣いてるんじゃないすか」

比企谷「黙れ小僧! 貴様には1つの借りがあることを忘れるなよ!?」

大志「は、はぁ……、すんません」

比企谷「…………よし、では早速本題に入るとするか」

大志「(今までのはなんだったんだ……?)」

46: 2013/03/16(土) 20:19:28.40 ID:zZhR8ws70

比企谷「大志、お前は中学校で小町の普段の様子をよーく見ているはずだ。それは間違いないな?」

大志「っ、な、なんでそれを……?」

比企谷「ふん、それは俺もかつて通った道だからな。……あれは、俺がちょうどお前と同じ年くらいの頃の話――って、ばか、今はそんな話はどうでもいいんだよ、勝手に話を脱線させんな」

大志「話を脱線させたのお兄さんじゃないすか」

比企谷「貴様また性懲りもなく……!」

大志「あー、すんません。やっぱ反射的に言っちゃうんすよね……」

比企谷「……『反射的に』、だと? …………まさかお前、妄想の中ではすでにお前と小町は結婚しているとでもいうのか!?」

比企谷「俺はお兄さんではなく『お義兄さん』だとお前は言いたいのか!? となると川崎が誕生日的に考えて俺の『義妹』になるのかそれは………………ないな」

大志「……だ、大丈夫っすか? なんか今日のお兄さん、前と様子がだいぶ違うんすけど……?」

比企谷「ははは、大丈夫大丈夫。大丈夫だから次『お兄さん』って呼んだら頃すからな?」

大志「(……か、帰りたい、俺すっげー帰りたい……)」

47: 2013/03/16(土) 20:22:31.73 ID:zZhR8ws70

比企谷「まぁ、とにかく学校での小町の様子を教えろ。話はそれからだ」

大志「は、はぁ……。えっと、学校での比企谷さんは」

↓2 学校での小町はどんな感じ?

49: 2013/03/16(土) 21:48:18.63 ID:Q7Ut4aWt0
兄の話題になるとテンションが上がる

51: 2013/03/17(日) 00:33:52.06 ID:ymiYBU/X0

大志「普段は大人しいんですが、会話の中に『オタガヤ』とか『キモガヤ』ってワードが出てくると、なんか必氏になって自身との関連を否定してますね」

比企谷「こ、小町ェ……ッ」

大志「ただ、『お兄さん』について話を尋ねられると、とっても楽しそうに『お兄さん』について話すんすよ」

大志「『昨日は勉強教えてもらったんだー』とか、『お兄ちゃんはとっても残念な豆知識知ってるんだよ―』とか、そんな感じの話をそれはもう楽しそうにです」

比企谷「こ、小町……!」

大志「他には……そうっすね、特にこれといって目立った点はないっす。比企谷さんはとにかくとってもいい人っすね、いろんな人の悩みの相談に乗ったりしてるし、先生からの期待もたぶんそこそこあると思うっす」

比企谷「そうか……、学校での小町はそんな感じなんだな」

大志「はいっす」

比企谷「……よし、よーくわかったぜ、サンキューな大志」

大志「いえいえ、どういたしましてっす」

比企谷「そしてさっきの会話中に俺を『お兄さん』と呼んだから今からお前を頃すからな?」ニコッ

大志「」


(数分後)

比企谷「大志の脳天に120%のフルパワーでチョップをお見舞いして大志とは別れた」

比企谷「さて、このあとはどうすっかな」

↓2 このあとの行動

53: 2013/03/17(日) 08:20:49.53 ID:UMvbrj0ho

54: 2013/03/17(日) 12:03:00.27 ID:ymiYBU/X0

川崎「ねぇ、ちょっとあんた」

比企谷「ん? 誰だ……って川崎? どうしたんだお前こんな所で?」

比企谷「(……まぁ、川崎がここにいる理由は大体察しがつくけどな。……大志のアホ、姉の目を盗んで来いってメールしただろうが)」 

川崎「……別に、あたしがここにいる理由なんてどうでもいいじゃん」

比企谷「どうでもよくはねぇと思うけどな……」

川崎「……、」ジトッ…

比企谷「…………あー、ハイハイ、どうでもいいですね、どうでもいいことにしますよ」

比企谷「で、俺に呼びかけるって事はなんかあんだろ?」

川崎「……まぁ、うん。それであんたに……話、あるからちょっと付き合ってよ」

比企谷「……へいへい、こちとら夜まで暇なんで、いくらでも付き合ってやるよ」

川崎「じゃあ場所移動するから、ついてきて」

比企谷「へーい」

↓2 川崎に連れられて移動した場所は?

56: 2013/03/17(日) 12:22:39.36 ID:HWm3a7b2o
近所の公園

57: 2013/03/17(日) 12:52:25.10 ID:ymiYBU/X0

【近所の公園】

川崎「そこ、座って」

比企谷「おう」

川崎「……いや、『座って』とは言ったけどさ、…………なんで地面に正座なの?」

比企谷「なんでって……、そりゃお前さっきのでご立腹なんだろ? 俺が大志の脳天チョップしたから」

比企谷「あいにく俺のプライドはバーゲンを開催できるほど低価格なんでな」

比企谷「『相手が怒ったら土下座』、社会に出たら役立つから覚えておいて損はないぞ」

川崎「……あんた、希望の職種専業主夫じゃなかったっけ? そもそもあんた自身、社会との関係希薄じゃん。実用する機会の前に人と会う機会あんの?」

比企谷「おお、よく覚えてんな。確かに俺は専業主夫を希望――っておい、さらっとどころかがっつり酷いこと言うなよお前。俺はちゃんと社会に出てるよ、ただ社会が俺を認知しないだけだっての!」

川崎「腐った目をしてるってのは認知されてるじゃん。あとシスコンなのも」

比企谷「はっ、ブラコンのお前に言われる筋合いはねぇよ」

川崎「なっ!? あ、あたしがブラコンなわけないじゃん何言ってんのッ!? ついに脳味噌まで腐ったわけ!?」カァァァ

比企谷「そうやってムキなって物事を否定することは、それに肯定することと同義なんだよ。ソースは俺」

川崎「くっ……!」

比企谷「まぁいいや、それより早く本題に入ろうぜ。話があるってのは大志のことでいいんだろ?」

川崎「……、」コクッ

比企谷「そうか。んで、お前は俺に何を聞きたいわけ?」

川崎「…………う、うん。あたしは……」

↓2 川崎が比企谷に聞きたいこととは?

59: 2013/03/17(日) 13:23:28.53 ID:UMvbrj0ho
大志及び男が好む飯について

61: 2013/03/17(日) 14:00:06.76 ID:ymiYBU/X0

川崎「その、あたし、今度料理作ってみようと思うんだ、……家族に」

川崎「この間まで家族に心配かけたし、そのお詫びみたいな感じなんだけど……」

比企谷「ふむふむ、そんで?」

川崎「でも、今まで誰かに振舞ったことなんてなくて、他人が好みの味つけとか全然わかんなくて……それで、その…………味見を…………」

川崎「……、」

比企谷「……えーっと、つまりアレか?」

比企谷「お前は他人の好みの料理について聞きたい、もしくは自分で作った料理の味見をしてもらいたい、ってことでいいのか?」

川崎「…………うん」

比企谷「そうか。……そんじゃあ、これは奉仕部の部員である俺への頼み事か? それとも奉仕部を介さない、普通の俺への頼み事か?」

川崎「えっと……」

↓2 どちらの頼み事? 以下から選択

  ①奉仕部である比企谷八幡への頼み事 ②知り合いである比企谷八幡への頼み事

64: 2013/03/17(日) 14:21:18.60 ID:A3sQzJja0
2

66: 2013/03/17(日) 14:56:02.05 ID:ymiYBU/X0

川崎「奉仕部じゃないあんたでお願い」

比企谷「りょーかい。…………、本当にそれでいいんだな?」

川崎「……なんか含みのある言い方するね。なんか裏でもあんの?」

比企谷「いいや別にぜんぜん。俺個人に頼んでも、あんまりお前には協力できそうにないなーとか考えただけだよ」

川崎「……なんで?」

比企谷「だってよ、奉仕部の俺の場合なら同じ部活の繋がりで、雪ノ下や由比ヶ浜に好みの味付け聞いたり味見を頼んだり出来るけどさ、知り合いである俺の場合だと、お前は俺にしか協力を要請出来ないんだぜ?」

川崎「……、二人はあんたの友達じゃないの?」

比企谷「残念だったな、俺に友達はいない。自慢じゃないが、俺には『体育ペア勢』しか家族以外の繋がりがないんだ」

川崎「自慢っていうか自虐でしょそれ」

比企谷「ほっとけ。……んで、本当にさっき返答でいいんだな?」

川崎「う……、そう言われると考えが揺らぐ……」


↓2 描写不足で誤解が発生している可能性があるので再安価 どちらの頼み事? 以下から選択

  ①奉仕部である比企谷八幡への頼み事 ②知り合いである比企谷八幡への頼み事

68: 2013/03/17(日) 15:11:58.54 ID:UMvbrj0ho
2

69: 2013/03/17(日) 16:01:58.96 ID:ymiYBU/X0
川崎「揺らぐ……けど、やっぱりあたしはあんた個人にお願いしたい」

比企谷「……、その考えが再び揺らぐ可能性は?」

川崎「あるわけないじゃん」

比企谷「お前が俺を味見役にしないで、市販のレトルトで家族への料理を済ませる気は?」

川崎「ないよ、ちゃんと手作りで振る舞うつもり」

比企谷「…………くっ!」

川崎「……ねぇ、なんでそんな嫌そうな顔してんの?」

比企谷「いや、だってほらあれだよ」

比企谷「(クソっ、頼まれた以上『やっぱ付き合うのが面倒くさくなった』なんて面と向かって言えるわけねぇじゃねぇか……っ)」

比企谷「(……こうなりゃ適当にモノ言ってどうにかこの面倒から逃げきる――!)」

比企谷「お前まず料理とか出来んの? 俺お前がエプロン付けてる姿がまったく想像できないんだが……」

川崎「……はぁ」

比企谷「(まるでゴミクズを見下すような目で俺を見ながらため息をこぼされた)」

比企谷「(……だが甘いな、俺は雪ノ下からそんな目線を普段から浴びてるから痛くも痒くもねぇぜ! …………自分で考えてて悲しくなってきた…………)」

川崎「……あのさぁ、忘れてるかもしんないけど、あたしあの店とかでバイトする前まではよく家族に料理作ってたからね?」

比企谷「そうなの? じゃあ俺の味見役とか必要ねぇじゃん。前までは作ってたんだろ?」

川崎「そうだけど……、半年近く作ってないから料理の感覚忘れちゃってるし……」

比企谷「んなもんへーきへーき、昔の感覚はそうそう忘れるもんじゃねーから大丈夫だって」


川崎「…………だったらさ、その確認の為に、あ、あんたにあたしが料理作ってもいい……?」


比企谷「なん……だと……?」

比企谷「(……おいおいまじかよ、女子の手料理なんか滅多に食えねぇぞ?)」

比企谷「(そんな幸福が俺の目の前にちらつくなんて…………)」



比企谷「(――――絶対になにか裏があるに決まってる!)」

↓2 川崎沙希からのお誘い 比企谷八幡はこのお誘いに…… 
 
 (以下の選択肢を多数決 先に3票集まった方で話が進みます)

   ①乗る ②だが断る

71: 2013/03/17(日) 16:03:28.21 ID:YZpd8LPSO
2

77: 2013/03/17(日) 17:26:19.74 ID:ymiYBU/X0

比企谷「(決まってるハズなんだが……、川崎なら大丈夫…………か?)」

川崎「……、…………ダメ?」

比企谷「(可愛らしく小首かしげるとかどこで覚えたそんな小癪な小技……!)」

比企谷「(……くっ、そんな見え透いた手に俺は――)」


比企谷「だ、……………………ダメじゃ…………ない」


比企谷「(……、乗るしかないだろ。俺もそこまで非道な人間じゃねぇよ)」 

川崎「……ん、わかった」

川崎「それじゃああたし、今から材料買いに行くからさ。……荷物持ち、やってくれるよね?」

比企谷「荷物持ちなら別に構わんが……って、は? なにそんな急になのか? 俺はてっきりまた日を改めてだと思ったんだが……」

川崎「それじゃダメ。また日を改めると、あんたたぶん何かと理由こねて逃げるでしょ?」

比企谷「……、」

比企谷「(実際そう考えてたからぐうの音も出ねぇ……)」

川崎「じゃあ決まり。……途中で逃げ出したりしたら、この前あんたが私のスカートの中をガン見したのを周りに言いふらすから」

比企谷「」

比企谷「(……やべぇ、そんなことされたら俺もう学校いけない……! 今後戸塚に会えなくなるとか余生が生き地獄に変貌しちまうッ!?)」

川崎「うーん、この辺だとどこの店がいいかな……。……ねぇ、あんたの家で行きつけの店とかある?」

比企谷「……行きつけの店? そうだな……」

↓2 比企谷家の行きつけの店はどこ? 

79: 2013/03/17(日) 17:34:00.92 ID:9yrHtFrLo
そんなコミュ力要求されそうなところが行きつけなはずがない
安価下

80: 2013/03/17(日) 17:37:17.09 ID:UMvbrj0ho
店って飲食店?それとも食材売ってるとこ?

一応安価は企業用スーパーで

82: 2013/03/17(日) 17:53:58.28 ID:ymiYBU/X0
>>79さん 選択制にすればよかったですね、すみません

>>80さん 川崎は食材を買いに行きたいんで店は食材を売ってるトコですね 商店街とか八百屋とかスーパーとかです

というわけでまた再安価です

↓2 どちらが比企谷家行きつけ(小町と母親が買い物に行く店という意味)の店? 以下から選択

  ①スーパー ②商店街(八百屋や精肉屋が立ち並んでる)

85: 2013/03/17(日) 18:29:29.24 ID:ymiYBU/X0

比企谷「ウチは基本スーパーだな。この近辺の店で言えばセイミヤとかイオンだな」

川崎「へー、あんたの家もセイミヤ行くんだ。……あたしも昔、母さんと一緒に買い物行ったっけ」

比企谷「……あ、ちなみに川崎、『セイミヤ』ってのは千葉と茨城にしか展開してないんだぜ?」

川崎「……え、そうなの?」

比企谷「ああ、そうなんだよ。あれ店の中に百均とか服屋とかドラッグストアあるから、結構便利な店なんだけどなぁ」

川崎「……、でもそれって、イオンとかと変わんないよね」

比企谷「そうなんだよなぁ……。あれでゲーセンでもあればもっと客足伸びると思うんだが……」

川崎「あたしは食材の値段が安くて安全なら、店の施設なんてどうでもいいんだけどね」

比企谷「身も蓋もない事言うなよお前……」



川崎「……で、結局行くのはどっち? 現在の距離で言えばイオンの方が近いけど」

比企谷「じゃあイオンにしようぜ。荷物持ちすること考えたら、あんまり遠くへは行きたくねぇし」

川崎「……わかった。じゃあイオンね」

川崎「それであんた……、その、…………何食べたい?」

比企谷「ん? ……ああ、料理のことか。そうだな」

↓2 比企谷八幡が食べたい料理は? 

87: 2013/03/17(日) 18:31:54.42 ID:atNIq/oNo
肉じゃが
セイミヤとか聞いたことないと思ったら

88: 2013/03/17(日) 19:18:50.64 ID:ymiYBU/X0

比企谷「肉じゃがが食べてぇ」

川崎「肉じゃが、ね。……うん、わかった」

川崎「……、じゃあ行こっか」

比企谷「おう」


【イオン・食料品売場】

川崎「……ねぇ、肉じゃがの材料ってなんだっけ?」

比企谷「ん? ……ちょい待ち、えーっと、まずは牛肉、……じゃがいも、糸こんにゃく、……玉ねぎ、……人参、か?」

川崎「……、なんで糸こんにゃくだけ一瞬で出てくんの?」

比企谷「俺は肉じゃがの中で肉に次いで糸こんにゃくが好きだからだ! 異論がある奴は肉じゃが食うな!」

川崎「なにその極論……。って、あんたの家って肉じゃが牛肉なの? あたしの家は豚肉なんだけど」

比企谷「いや、ウチは肉が牛か豚かは特に決まってないぞ? ただ小町の気分で変わるけど、基本は牛が多いな」

川崎「ふーん、そういうもんなんだ」

比企谷「おう、まあ料理なんて料理人の気分が大きく影響するしな」

比企谷「テキトーに作ればそこそこのしか出来ねぇけど、一所懸命に作ればその分美味しいモンが出来るだろ?」

川崎「……、」コクッ

比企谷「ほら昔からよく言うじゃねぇか、『料理の最高のスパイスは愛情』とか寒い台詞。だからあれあながち間違いじゃないんだぜ?」

川崎「……………愛情、ね」

比企谷「ああ、作り手の気持ちが込められた料理は絶対にうまい、俺が保証する」

比企谷「(由比ヶ浜の木炭クッキーは例外だがな)」

川崎「……ぷっ、あんたに保証されても、逆に不安材料にしかならないんだけど」

比企谷「……、」

比企谷「(……なんでこう、俺の周りの女は俺に対してこうも手厳しいのだろうか)」

比企谷「(だから神様、どうして俺だけ人生ラブアンドベリーなんだよって間違えたよ、なんだよ人生ラブアンドベリーって、着せ替え出来る人生ってそれステータスのとっかえひっかえ=金持ちの女をとっかえひっかえ=ヒモってそれ俺の理想の生き方じゃねぇかよくやった神様褒めてつかわす!)」


川崎「……なんか変な事考えてない?」

比企谷「――はっ!? ああ、すまん、トリップしてた」

川崎「……次トリップしたら通報するからね?」

比企谷「マジかよ、妄想膨らませただけで逮捕されてたら、今頃全国の刑務所はすし詰め状態だろ……」

比企谷「――って、やっべ、隠れろ川崎!」グイッ

川崎「っ!? ちょ、なにすんのいきなり!!?」

比企谷「(なんか反射的に隠れちまったが、なんであいつがこんな所にいんだよ……?)」

↓3 比企谷八幡が店内で見つけた人物とは? 以下から選択

  ①雪ノ下雪乃 ②由比ヶ浜結衣 ③雪ノ下陽乃 ④材木座義輝

91: 2013/03/17(日) 19:45:57.76 ID:vHyeLnwQo
3
戸塚がいないだと…

93: 2013/03/17(日) 21:06:53.89 ID:ymiYBU/X0

はるのんの人気に嫉妬、戸塚くんはテニススクールに行ってます



陽乃「ふんふふ~ん♪」

比企谷「(やべぇな、ここで陽乃さんと鉢合わせするのはマジでヤバイ)」

比企谷「(俺が川崎といる現場を陽乃さんに見られたら、またあの底冷えする悪寒を味わうことを考えたら急に胃が痛くなってきた……っ)」

川崎「……ちょ、ちょっとあんた、大丈夫? なんか顔色が青ざめていってるけど……」

比企谷「……はっ、お前が俺の様子を心配するレベルなら、全然大丈夫じゃねぇよ」

比企谷「(…………どうする? このまま川崎と一緒にいるのは高確率でマズイ事になる気がするが……)」

↓2 雪ノ下陽乃に睨まれたヒキガエル この後どうする?

94: 2013/03/17(日) 21:08:18.91 ID:0JP2Fe5Eo
近所の喫茶店へ逃げ込む

96: 2013/03/17(日) 21:22:04.42 ID:ymiYBU/X0

比企谷「(……仕方ねぇ、ここは戦略的撤退だな)」

比企谷「川崎、ちょっと買い物は後回しだ。今俺は猛烈にコーヒーが飲みてぇ」

川崎「は?」

比企谷「(いきなり何いってんのこの馬鹿? みたいな感じの視線を向けられた)」

比企谷「(だが細かいことはいちいち気にしていられない。……多少強引だが、川崎の手首を握ってこの場を後にするか)」ギュッ

川崎「! ち、ちょっ! ま、またそうやって強引に!?」


陽乃「……、」クルッ

直下判定 コンマが8以下の場合逃亡成功 8以上の場合陽乃に見つかる ゾロ目の場合は……

97: 2013/03/17(日) 21:23:10.51 ID:0JP2Fe5Eo
えいっ

98: 2013/03/17(日) 21:42:02.81 ID:ymiYBU/X0

陽乃「(……気のせい、か)」


【喫茶店】

比企谷「すいません、アイスコーヒーと……川崎、お前はどうする?」

川崎「……、何もいらない」ムスッ

比企谷「りょーかい。えっと、そんじゃアイスコーヒー1つお願いします」

店員「かしこまりました。ではしばらくお待ち下さいませ」


比企谷「(ふぅ……、あっぶなかったぜマジで……)」

川崎「……ねぇ、あんたなんかあたしに言うことないの?」

比企谷「ん? お前に言うこと? えーっと…………、肌スベスベして綺麗だったぜ?」

川崎「110に電話しな「すみません冗談です許してください!」……、そんだけ?」

比企谷「へ? そんだけってどういう……?」

比企谷「(やべぇ、一難去ってまた一難かよ。今日は厄日だな、戸塚にも会えねぇし……はぁ)」

川崎「……その、い、いきなり女子の手首を掴んで走りだすとか、な、なに考えてんだしあんた……っ」////

比企谷「(ああ、そういや終始無言のままこの喫茶店まで逃げてきたんだっけか。陽乃さんから逃げるのに必氏ですっかり説明を忘れてたぜ)」 

比企谷「(まぁ流石に説明の1つくらいしとかねぇとマズイよな。……でもこいつに、あの人のことをなんて言って伝えたらいいんだ?)」

↓2 川崎にどう説明する? 以下から選択

  ①雪ノ下の姉がいたと真実を伝える  ②同じクラスの生徒がいたと虚偽を伝える(校内で噂にならないために云々)

100: 2013/03/17(日) 21:44:01.32 ID:0JP2Fe5Eo
2

101: 2013/03/17(日) 21:58:38.38 ID:ymiYBU/X0

比企谷「(……よし、ここは優しい嘘をつくことにするか。そもそもこいつ、雪ノ下のことが苦手みたいだし、あんまり関わらせないほうがいいだろ)」

比企谷「なに考えてんだって言われてもな……、同じクラスの人間がいたらそりゃ普通逃げるだろ」

川崎「お、同じクラスの人間……?」

比企谷「ああ、名前は覚えてねぇけどクラスん中で見覚えのある奴見つけてさ。慌てて隠れたのもそのためだ」

比企谷「……だってお前嫌だろ? 俺と一緒にいるのを知人に見られるなんて、辱め以外の何物でもねぇじゃん」

比企谷「(…………あれ? この嘘川崎には優しいかもしんねぇが、俺には超厳しくね?)」

比企谷「(や、別にいいけどさ、罵詈雑言とか聞き慣れて過ぎてもはや感覚も麻痺してるけどさ、でも……ねぇ?)」

比企谷「(――誰か俺に優しくしてくださいお願いしますッッッ!!)」

川崎「……、」ウーン…

比企谷「(なんだか思案顔の川崎、…………もしかして嘘ってばれたか?)」

直下判定 コンマが8の場合はバレない それ以外の場合はバレる ゾロ目の場合は……、

102: 2013/03/17(日) 22:00:48.22 ID:0JP2Fe5Eo
どうだ

106: 2013/03/17(日) 22:32:32.20 ID:ymiYBU/X0


川崎「……ねぇ、あんたのその発言ダウトでしょ」

比企谷「な、なんでだよ」

川崎「だって、あんた初めてあたしと学校の屋上で出会った時、完璧に初対面の人にする対応だったし」

比企谷「ぐぬっ……」

川崎「それから推測すると、あんたって絶対クラスメイトの顔覚えてないことになるよね?」

比企谷「そ、そんなことは……っ! ……、」

比企谷「(……駄目だ、俺がクラスん中で顔を覚えてんのは、戸塚と由比ヶ浜とコイツと、葉山と三浦と海老名さんと、金髪お調子者の富山と鈍重優柔不断の山本と童O風見鶏の犬岡だけだ……ってあれ? 意外と顔覚えてるのと、最後の三人の名前がなんかしっくりこないぞ? ……まぁいっか、別に。それより童O風見鶏はとても語呂がいいなと思いました。まる)」

川崎「……そうなってくると、あんたの発言には矛盾が生じる。……本当にさっき見つけたのはあたし達のクラスメイトだった?」

比企谷「ぐっ、ぐぬぬぬ……っ!」

比企谷「(ヤバイもうダメだ、なんなんだよその推理力。探偵事務所のアルバイトでもしてたのかよこいつ……っ)」

川崎「ねぇ、どうなの?」

比企谷「…………、」

比企谷「(……あーもういいや、優しい嘘なんていらなかったんだ。真実だけ告げればもう俺は楽になれ――」





戸塚「あれ? 八幡?」


比企谷「(――と、ととと戸塚ぁぁぁぁあああああああああ!!!??)」


109: 2013/03/17(日) 23:08:28.44 ID:ymiYBU/X0

比企谷「と、戸塚?」

戸塚「うん、ぼくだよ八幡。えっと、一緒にいるのは川崎さん、だよね? こんにちは」ニコッ

川崎「……あ、うん、どうも」ペコッ

比企谷「な、なぜ戸塚がここに? ――はっ! まさか俺に会い(愛)に来てくれたのか!?」

川崎「……なんか別の意味が見え隠れした気がするんだけど?」

戸塚「ううん、違うよ。ぼくはテニススクールの帰りで、ここに寄ったのはただの偶然」

比企谷「そ、そっか。ただの偶然かー」

比企谷「(……いやー、陽乃さんに遭遇してよかったわホント、遭遇しなきゃ今日は戸塚と巡り会えなかったわー)」

戸塚「それにしても、二人が一緒にいるなんて珍しいね」

戸塚「……あっ、も、もしかしてぼく、二人の邪魔しちゃったかな……?」

川崎「っ! ば、バカじゃないの!? ち、違うから! コイツとはそ、そんなんじゃないし!」////

比企谷「そうだぞ戸塚、俺は俺を養ってくれる人じゃないと結婚を前提に付き合わないからな」

戸塚「そ、そうなんだ。は、八幡は色々とよく考えてるんだね」

比企谷「まぁな」

比企谷「(顔を真赤にして誤解を解こうとする川崎と、俺の発言に苦笑いで返す戸塚。たまにはこんな休日を過ごすのも悪くはないな)」


115: 2013/03/18(月) 00:24:03.20 ID:E+fycx1k0

みなさんの意見を踏まえて、このまま八幡の主人公で話を進めたいと思います。

それで話は>>109の続きからか それともリセットして新たなお話にするか 安価で決めます


↓3 以下から選択

 ①>>109の続きから ②>>1からリスタート

118: 2013/03/18(月) 00:38:10.40 ID:8Jol4yaFP
2

119: 2013/03/18(月) 00:41:19.80 ID:E+fycx1k0
比企谷「……あー、今日も暇っつーか毎日が暇だ」

比企谷「撮り溜めしてたアニメはもう全部見ちまったし、これからどうすっかな……」

↓2 自由安価

121: 2013/03/18(月) 00:47:55.99 ID:HJGUTEuL0
鏡の前でゆきのんの物真似の練習をする

123: 2013/03/18(月) 01:05:09.11 ID:E+fycx1k0
比企谷「暇だから鏡の前で雪ノ下の物真似の練習でもするか」

比企谷「……こほんっ、んんっ…………よし」


比企谷「『私は手加減してあげるから安心してもらっていいわ。その安いプライドを粉々にしてあげる(裏声)』」キリッ


比企谷「………、いや、何してんだよ俺。いくらなんでも血迷いすぎだろ、さすがにねぇわ」ハァ…

比企谷「うーん……、」

比企谷「そうだ、暇潰しといったら他人の時間でも潰すとするか」

比企谷「よし、誰かにメールしよう」

↓2 誰にメールする?

125: 2013/03/18(月) 01:08:16.05 ID:opC6nd+lo
戸塚

126: 2013/03/18(月) 01:10:54.55 ID:E+fycx1k0

比企谷「よし、戸塚にメールしよう」カチカチ

比企谷「……でも、なんてメールすればいいんだ?」

↓2 戸塚に送るメールの内容

128: 2013/03/18(月) 01:27:50.17 ID:/mkQiZrVo
デートの約束

131: 2013/03/18(月) 16:30:56.92 ID:E+fycx1k0

遅くなりました、再開します


比企谷「……よし、ここは俺の直感に頼って文面を考えてみるか」

比企谷「……、」

比企谷「……、」

比企谷「……、――――っ! 見えたッ!」カチカチカチカチッ


hachiman's mobile

『FROM  戸塚
 TITLE nontitle
 MESSAGE 好きだ
     結婚を前提に養ってくれ』


比企谷「……、待て待て、これマジで送るのか?」

↓2 戸塚に告白する? 以下から選択

  ①当たって砕けろ! ②告白はしない

133: 2013/03/18(月) 16:40:41.01 ID:/lTwr5lj0

134: 2013/03/18(月) 16:53:58.26 ID:E+fycx1k0

比企谷「……いいや、ここで引いたら男が廃る」

比企谷「俺は禁断の領域に踏み込むぞ! 戸塚ーッ!!」ピッ


hachiman's mobile

『――――送信完了』

比企谷「……、」

比企谷「(やっちまったなー、これが原因で戸塚に軽蔑されなきゃいいけどなー)」

比企谷「……、」ハァ…

比企谷「……さてと、戸塚から返信がくるまで何をして時間を潰すかな」


(安価を3つ終えると戸塚から返事がきます)

↓2 何をして時間を潰す?

136: 2013/03/18(月) 16:59:03.37 ID:uJDJdWoHo
とりあえず飯を作る

137: 2013/03/18(月) 17:01:46.25 ID:E+fycx1k0

比企谷「うーん、ちょっと小腹が空いたし、飯でも作るかな」

比企谷「小腹を満たすには……」

↓2 何を作る?

139: 2013/03/18(月) 17:20:27.69 ID:uJDJdWoHo
パスタ

140: 2013/03/18(月) 17:56:04.31 ID:E+fycx1k0

比企谷「パスタでも作るか。うん、それがいい」

比企谷「両親は小町と一緒に出かけてるし、誰かに振る舞う必要もねぇ。ここはいっちょ豪勢にいくとしますかね」

比企谷「(ちなみになぜ俺が1人でお留守番しているのかというと、俺は百戦錬磨の自宅警備員だからだ)」

比企谷「(自宅警備員はいついかなる時があっても、他人の自宅への侵入を見過ごしてはならない。ゆえに俺はこうして家の中にいるのだ、家族の家を迫り来る魔の手から俺が守るために! ……やべぇ、俺献身的すぎて涙が出てくる。…………けっして置いていかれて悲しいから流れたわけじゃないよ?)」

比企谷「……んー、ひと通り材料はあるけど、どんなパスタ作るか迷うな」

比企谷「ミートソース、ボンゴレ、カルボナーラ…………どれにすっかな」

↓3 どのパスタを作る? 以下から選択 
 
 ①ミートソース ②ボンゴレ ③カルボナーラ

 このパスタの選択で戸塚からの返信後、各パスタに対応した(完全にこじつけですが)キャラからメールが来ます

149: 2013/03/18(月) 18:27:46.10 ID:uJDJdWoHo
ボンゴレ
安価に荒らしのレスがきたら無視すればいいと思う(提案

151: 2013/03/18(月) 18:56:21.78 ID:E+fycx1k0
>>149さん 了解です 皆さんも荒らしのレスがきたらスルーでお願いします

ちなみにパスタに対応したキャラはこちらになります

ミートソース → 材木座義輝 (ミートは日本語で肉、肉といえばポッチャリ、本編でポッチャリなのは在薬師さん)

ボンゴレ → 雪ノ下陽乃 (アサリは二枚貝、本編で二面性の強烈さに定評があるのははるのん)

カルボナーラ → 由比ヶ浜結衣 (カルボナーラは別名「炭焼のパスタ」といわれる、そして本編で炭といえばゆいゆいさん)



比企谷「よし、ミートソースでいいか」

比企谷「えーっと、合い挽き肉にホールトマト、玉ねぎにんにく、ケチャップその他諸々……」テキパキ

比企谷「……、」テキパキ

比企谷「フライパンに油敷いて、玉ねぎとか肉炒めてホールトマトぶち込んで……」

(数十分後)

比企谷「……茹でたパスタとミートソースをよくなじませて――ほい、完成っと」


比企谷「んじゃさっそく、いただきます」パクパク


比企谷「……、」モグモグ

比企谷「……、」モグモグ


<<キョウカラハジマルワタシノBrand new birthday~


比企谷「! と、ととと戸塚からの返信キターッ! 呑気に飯食ってる場合じゃねぇ!!」ガバッ

比企谷「……、」ゴクッ…

比企谷「……おうふっ、…………やべぇ、めっちゃくちゃ緊張してきたぞ」

比企谷「…………ああラブコメの神よ、今回こそ俺に微笑んでくれ……っ!」

↓3 戸塚からの返信の内容は?

154: 2013/03/18(月) 19:00:46.57 ID:fz7OqhOP0
いいよ//

155: 2013/03/18(月) 19:40:20.25 ID:E+fycx1k0

hachiman's mobile

『FROM  戸塚
 TITLE Re
 MESSAGE メールありがと八幡 
     正直あまりにも突然の告白で、まだぼくの心臓はどきどきしてるんだ 本当にびっくりしたんだからね?
     えっと、それでさっきのメールの返事なんだけどね
     ぼくも、八幡のこと、…………好き、だよ
     だから、これからぼくらは『体育ペア勢』じゃなくて、『恋人どうし』だね、えへへっ
     将来的に八幡を養うのはちょっと大変かもしれないけど、でもぼく、八幡のために頑張るからね
     
     追伸 今度から八幡は、ぼくの事を『戸塚』じゃなくて『彩加』って呼ぶこと 
        ちゃんと名前で呼んでくれないと、ぼく怒るからね?                    』
     

比企谷「」

比企谷「」

比企谷「」

比企谷「へんじがない、ただのしかばねのようだ。――って氏んでる場合じゃねぇ!!」

比企谷「ちょ、マジかよ!? え、嘘だろこれ実はドッキリでしたとか戸塚に届いたメールに別の誰かがイタズラで返信したとかそんなんじゃなくてマジでガチでッ!?」


<<キョウカラハジマルワタシノBrand new birthday~


比企谷「! ……ま、またメール! さっきのメールの続きだと考えると…………まさかっ!?」カチカチ


hachiman's mobile

『FROM 材木座
 TITLE nontitle
 MESSAGE ふむ、我が同胞八幡よ。此度はラノベの原稿の添削を依頼し』


比企谷「削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除削除――ってああ!? 間違えてさっきの戸塚のメール消しちまったじゃねぇかッ!?」

比企谷「あ、あんのクソ中二病……! 許さない! 絶対にだ!!」


比企谷「……くっ! だが今はそれより戸塚――じゃなかった、彩加に返信しねぇと」カチカチ

↓3 彩加に返信する内容とは?

158: 2013/03/18(月) 19:57:24.95 ID:fz7OqhOP0
彩加明日会おう

159: 2013/03/18(月) 20:28:21.77 ID:E+fycx1k0
>>149さん そうだったんですか、これは大変失礼しました その点は各自で補完していただけると助かります


hachiman's mobile

『FROM  戸塚
 TITLE 彩加
 MESSAGE 明日会おう そこでじっくり今後について話しあおうぜ』


比企谷「……これでよし、っと」

比企谷「とりあえず食器を洗って自室に戻るか」

比企谷「ごちそうさまでした」ペコッ

【八幡の部屋】

比企谷「(食器を洗い終わって自室に戻ると同時に彩加からメールが届き、その内容は『わかった。でも場所はどうするの?』と書かれていた」

比企谷「彩加と会う場所か、……一体どこがいいんだ?」

↓2 話し合う場所

162: 2013/03/18(月) 20:49:12.19 ID:HJGUTEuL0
奉仕部部室

163: 2013/03/18(月) 21:02:45.45 ID:E+fycx1k0

比企谷「んー、奉仕部の部室でいいか。『場所は奉仕部部室』……っと」カチカチ

比企谷「(その数分後、『奉仕部の部室だね、うん、わかった。それじゃあこれからぼくテニススクールだから、また明日 ばいばい』と返ってきた)」

比企谷「はぁ……、メールでも可愛いなぁ彩加は。彩加マジ天使、異論は認めん!」

比企谷「(奉仕部の女二人にも彩加の言動を見習ってもらいたいだぜ、ホントに、いや冗談抜きで)」


比企谷「……さて、また暇になっちまったな」

↓2 これからどうする?

164: 2013/03/18(月) 21:03:50.72 ID:87xIbp1hO
彩加と付き合う事になったとゆきのんにメール

166: 2013/03/18(月) 21:14:41.78 ID:E+fycx1k0

比企谷「あ、そうだ。このウルトラハッピーなビッグニュースを雪ノ下の奴に知らせてやんねぇとな」カチカチ


hachiman's mobile

『FROM  雪ノ下
 TITLE nontitle
 MESSAGE 彩加と付き合うことになった』


比企谷「……、なんかこのまま進むのは嫌な予感しかしねぇんだが」

↓2 雪ノ下にメールを送信しますか? 以下から選択

  ①送信する ②送信しない

168: 2013/03/18(月) 21:18:20.24 ID:HJGUTEuL0

171: 2013/03/18(月) 21:38:44.80 ID:E+fycx1k0

比企谷「……いや、別に大丈夫だろう。そんなのはきっと杞憂に違いない」」

比企谷「それに俺には今や、聖天使サイカエルがついているんだからな!!」カチカチッ


hachiman's mobile

『――――送信完了』


比企谷「……ふっ、ミッションコンプリ―『キョウカラハジマルワタシノBrand new birthday~』……なん……だと?」


比企谷「(俺は恐る恐る携帯を開く。そして携帯の液晶画面に表示される宛名は、我らが奉仕部部長の名前だった)」

比企谷「(……おい、なんだこの異常な返信速度、お前神速のインパルスでももってんのかよ?)」


hachiman's mobile

『FROM  雪ノ下
 TITLE Re
 MESSAGE このメールに本文はありません』


比企谷「…………って、あれ? 本文が……ない?」

比企谷「……、なんか逆に怖くなってきたぞ……っ」ブルッ…

比企谷「とりあえずなんか返信した方がいいのか?」


↓2 雪ノ下に返信する? 以下から選択

  ①返信する ②返信しない

173: 2013/03/18(月) 21:43:40.82 ID:HJGUTEuL0
1

174: 2013/03/18(月) 21:51:09.31 ID:E+fycx1k0

比企谷「……、いちおう返信しとくか」カチカチ

↓2 返信の内容

176: 2013/03/18(月) 21:53:02.23 ID:GA8ZHR/Oo
こちらも空メールを送る

177: 2013/03/18(月) 22:06:54.18 ID:E+fycx1k0

比企谷「やられたらやり返す、でいいだろ」カチカチッ


hachiman's mobile

『FROM  雪ノ下
 TITLE Re
 MESSAGE >>このメールに本文はありません』


比企谷「ま、これでまた返信が来たら何か考えねぇとな」

比企谷「……、」

比企谷「…………ちょっと、トイレ」スタスタ




【雪ノ下の住むマンション】


yukinoshita's mobile

『FROM  八幡
 TITLE Re
 MESSAGE >>このメールに本文はありません』


雪ノ下「……これは、比企谷くんが私に喧嘩を売っているという解釈でいいのかしら?」

雪ノ下「(突然比企谷くんからメールが送られてきて、いざ内容を確認してみたら、誰かが戸塚くんと付き合うことになったという事後報告)」

雪ノ下「(……、少し比企谷くんを問い詰める必要があるようね)」カチカチ

↓2 雪ノ下は比企谷に何を尋ねる?

179: 2013/03/18(月) 22:10:41.04 ID:XfP028YCO
原作では、たしかまだゆきのんと八幡は互いのメアド知らない。

7巻ではさすがに交換したかな?

181: 2013/03/18(月) 22:15:14.49 ID:E+fycx1k0
>>179さん 細かいことを気にし(ry です あと7巻は明日発売ですね 
     限定版と通常版と妄言録買って読むんで明日の更新は遅くなりそうです

とりあえず再安価

↓2 雪ノ下は比企谷に何を尋ねる?

183: 2013/03/18(月) 22:17:21.45 ID:mXvNvRJ7o
恋人として付き合うということ?本気?

185: 2013/03/18(月) 22:35:16.18 ID:E+fycx1k0

雪ノ下「……とりあえずこんなところかしら」

yukinoshita's mobile

『FROM  八幡
 TITLE Re
 MESSAGE 恋人として付き合うということ?本気?』


雪ノ下「(……、……えいっ)」カチカチッ

『――――送信完了』

雪ノ下「……、」ハァ…

雪ノ下「……、」

雪ノ下「……、」ソワソワ

雪ノ下「……、」ソワソワ

雪ノ下「(…………、返信まだかしら)」ソワソワ


(雪ノ下が送信を完了してからわずか15秒間の出来事である)


【八幡の部屋】

比企谷「はー、スッキリした」

比企谷「……お、メール返ってきてんじゃねぇか」

比企谷「えー、なになに? ……『恋人として付き合うということ?本気?』だと?」

比企谷「……、そりゃあお前……、」カチカチッ


↓2 比企谷は本気? それとも冗談? 以下から選択

  ①『本気』と書いて『マジ』と読む ②『大嘘憑き』とかいて『オールフィクション』と読む

187: 2013/03/18(月) 22:40:29.16 ID:87xIbp1hO
1

188: 2013/03/18(月) 22:54:04.18 ID:E+fycx1k0


【雪ノ下の住むマンション】


yukinoshita's mobile

『FROM  八幡
 TITLE Re
 MESSAGE 本気だよ 笑いたきゃ笑えよ、お前に嘲笑されるのなんてとっくの昔に慣れてる』


雪ノ下「……っ、」

雪ノ下「(……まさか、比企谷くんの腐った目が彼の大脳にまで侵食するとは思わなかったわ)」アタマヲナヤマス

雪ノ下「(そして遂に正常な判断が下せなくなってしまったのね、可哀想に……)」

雪ノ下「(比企谷くんが戸塚くんに特別な感情を向ける場面はこれまでに何度か遭遇していたけれど、まさかそれが彼への恋情だったなんて……)」ハァ…

雪ノ下「(私は一体どうすれば……、)」ギリッ… 

↓2 このメールを受けて雪ノ下はどうする?

190: 2013/03/18(月) 23:01:10.87 ID:GA8ZHR/Oo
ゆいゆいに報告

191: 2013/03/18(月) 23:22:39.46 ID:E+fycx1k0

雪ノ下「(……、ここは私1人で懊悩していても妙案は浮かびそうにないわね)」

雪ノ下「(私本位としては非常に不本意なのだけれど、ここは由比ヶ浜さんに報告してみるのがよさそうね)」カチカチッ


yukinoshita's mobile

『FROM  由比ヶ浜
 TITLE nontitle
 MESSAGE 比企谷くんと戸塚くんが付き合うことになったわ』


『――――送信完了』

雪ノ下「(…………さて、一体どんな返事が返ってくるのかしら)」



【由比ヶ浜の部屋】


由比ヶ浜「――あ、ゆきのんからメールだ。めっずらしー」カチカチッ

由比ヶ浜「えー、なになに……?」


yuigahama's mobile

『FROM  ゆきのん
 TITLE nontitle
 MESSAGE 比企谷くんと戸塚くんが付き合うことになったわ』


由比ヶ浜「え?」

由比ヶ浜「……あ、あれー? お、おっかしいなぁ、あたし目疲れてんのかなー……?」ゴシゴシ

由比ヶ浜「さ、彩ちゃんとヒッキーが付き合うなんて、そんなのありえないって」アハハ…


yuigahama's mobile

『FROM  ゆきのん
 TITLE nontitle
 MESSAGE 比企谷くんと戸塚くんが付き合うことになったわ』


由比ヶ浜「……、」ゴシゴシゴシ


yuigahama's mobile

『FROM  ゆきのん
 TITLE nontitle
 MESSAGE 比企谷くんと戸塚くんが付き合うことになったわ』


由比ヶ浜「……、」ゴシゴシゴシゴシ


yuigahama's mobile

『FROM  ゆきのん
 TITLE nontitle
 MESSAGE 比企谷くんと戸塚くんが付き合うことになったわ』


由比ヶ浜「…………っ、」ゴシゴシゴシゴシゴシゴシ

由比ヶ浜「……あ、あれ……? お、おかしいよこのメール……っ」ゴシゴシゴシゴシ

由比ヶ浜「あの二人が付き合うなんて、……っ、そん、なの、あるわけ……ない……っ」グスッ ポロッ…

192: 2013/03/18(月) 23:34:47.57 ID:E+fycx1k0

【八幡の部屋】

比企谷「……あり? なんかパタッと返信こなくなったぞ?」

比企谷「……、」ウーン…

比企谷「まぁ、身近の人物から突然同性愛者だったって事実を打ち明けられたら、さすがの雪ノ下でも困惑するわな」

比企谷「――っ!」ブルッ…

比企谷「(な、なんだ……? なんか今猛烈な寒気を感じたぞ?)」

比企谷「(……あの背筋がぞくっとして全身に悪寒が走る感覚で思い出したんだが、俺これ陽乃さんにバレたらかなりやべぇんじゃねぇの?)」

比企谷「(……や、それでも雪ノ下と付き合うとかそういった話は願い下げなんだが……)」


↓3 このあと比企谷はどうする? 奉仕部ガールズサイドに視点移動も可

195: 2013/03/18(月) 23:50:01.44 ID:HJGUTEuL0
業を煮やしたゆきのんが比企谷家に凸する

197: 2013/03/19(火) 00:24:10.18 ID:Geqwxz8p0

雪ノ下「(……、由比ヶ浜さんから返信がないわ。もしかして寝ているのかしら?)」

雪ノ下「……、」

雪ノ下「……、」ソワソワ

雪ノ下「……、」ソワソワ イライラ…

雪ノ下「(……このまま由比ヶ浜さんの返信を待っていても埒があかないわね)」

雪ノ下「ここはもう私が単身で比企谷くんの家へ乗り込んで、早急に彼を真人間に戻すのは厳しいにしても以前の彼に戻さないと駄目だわ」

雪ノ下「……、こ、これはあくまで奉仕部の部長として行動するのであって、決して比企谷くんと戸塚くんが付き合うのが許せないとか、そういうのではないから」

雪ノ下「私は平塚先生に比企谷くんの更生を直々に依頼されたのだから、これは誠に遺憾ながら義務なのよ」


雪ノ下「哀れな目の腐った子羊には、甲斐甲斐しい私が救いの手を差し伸べてあげないといけないの」


雪ノ下「……、」

雪ノ下「…………、1人で一体誰に弁明をしているのかしら私は」ハァ…



【比企谷家前】

雪ノ下「(――それで結局、小町さんにメールで比企谷くんの自宅の場所を訪ねてハイヤーで赴いたのはいいのだけれど……)」

雪ノ下「(男の人の家に来たのは初めてで、勝手がよくわからないのはどうしたらいいのよ……)」

↓3 雪ノ下はどうする?

200: 2013/03/19(火) 00:31:31.63 ID:8KsbVLOU0
比企谷母に出会って彼女と勘違いされて家にあげられる

201: 2013/03/19(火) 01:34:10.52 ID:Geqwxz8p0

比企谷母「……あら? そこにいるあなたは…………どちら様かしら?」

雪ノ下「? ……あ、これは失礼しました」

雪ノ下「はじめまして、私はあなたの家の息子の比企谷くんと同じ部活動に所属している雪ノ下雪乃と申します」ペコッ

雪ノ下「比企谷くんには日頃から迷惑をかけられて困り果てているのですが、どうしたら彼の手綱を握ることが出来るのでしょうか?」

比企谷母「……まぁ、そうなの? うちの腐った息子があなたにご迷惑を……。…………ごめんなさいね、うちの息子、本当にどうしようもなくて……」

雪ノ下「(この女性が比企谷くんと小町さんのお母さん……。想像していたのとはだいぶ印象が違うわね)」

小町「あ、雪乃さんこんにちは~! 本当にうちに来たんですね!」

雪ノ下「あら小町さん、こんにちは。さっきは本当に助かったわ、ありがとう」

小町「いえいえ、そんなお気になさらず! 前にも言いましたけど、うちの兄が多大なご迷惑をおかけしてるんで、これくらいは……」ガサッ…

雪ノ下「……小町さん、その紙袋はもしかして、今まで家族でお出かけしていたのかしら?」

小町「コレですか? はい、その通りですよ雪乃さん、さすがですね。小町と両親二人の水入らずでスカイツリーを見てきたんです!」

雪ノ下「(比企谷くんはその中で水に該当するのね。…………あまりの不憫さに少し同情するわ)」

小町「特別展望台から地上を見ると本当に人がゴミのようでして、思わず『バルス』って叫んじゃいましたよ!」ニコニコ

比企谷父「なんだ小町、こちらの女性と知り合いなのか?」

小町「うん。っていうか、この人お兄ちゃんの(むぐっ!?」

比企谷母「(みなまで言わないで大丈夫よ小町、今の会話でだいたい分かったから)」ヒソヒソ

小町「(むー?」

比企谷母「雪ノ下さん、せっかくウチまで足を運んだのだから、今日はゆっくりしていくといいわ」

雪ノ下「よろしいんですか?」

比企谷母「ええ、なんなら泊まっていっても構わないわよ?」

雪ノ下「っ! そ、そこまでは流石に……、」

比企谷母「ふふっ、冗談よ。 …………半分本気だったけれどね」

雪ノ下「?」

比企谷母「……さて、立ち話もあれだから、積もる話はうちの中でしましょうか。どうぞあがって」

雪ノ下「はい、お邪魔します」


202: 2013/03/19(火) 01:46:37.74 ID:Geqwxz8p0

雪ノ下「(リビングに通されたあと、1時間近く私と比企谷くんの関係について根掘り葉掘り聞かれたわ……)」ゲンナリ…

雪ノ下「(その最中にタイミングを見計らって比企谷くんの部屋の位置を尋ねると、どうやら彼の部屋は二階の一番奥にあるようね)」

雪ノ下「(……さて、ようやく本題に切り込めるわ)」


【比企谷家二階・八幡の部屋の前】


雪ノ下「(そして比企谷くんの部屋の前まで来たのだけれど……、一体どうやって部屋に入るのが正解なのかしら?)」

↓3 どうやって部屋に入る?

203: 2013/03/19(火) 01:48:27.21 ID:8KsbVLOU0
小町のふりをして開けさせる

207: 2013/03/19(火) 02:58:03.36 ID:Geqwxz8p0
雪ノ下「(……ここは比企谷くんが一番心を開いている小町さんのふりをして、扉を開けさせるのが得策かしら)」

雪ノ下「(……小町さんのふり小町さんのふり小町さんのふり……)」ブツブツ…

雪ノ下「…………こほんっ」


雪ノ下「お兄ちゃーん、小町お土産もってきたよー(裏声)」コンコン


<<おー、サンキュー小町 部屋ん中にもってきてけれー

雪ノ下「はーい(裏声)」

雪ノ下「(……これ、もし録音でもされてたら一生モノの黒歴史よね)」ハァ…


――ガチャ

比企谷「今回は珍しいな小町、お前が直接俺にお土産持ってくることなんて滅多にな、い…………なんでお前がうちにいんの?」

雪ノ下「どうも。ごきげんいかがかしら、同性愛に目覚めた腐った目を持つオニイチャン?」ゴゴゴゴゴ…ッ

比企谷「」

比企谷「(……やべぇ、なんかかつてないほどご立腹の雪ノ下サンがそこに君臨してるんですがそれは……)」

↓3 比企谷はどうする?

210: 2013/03/19(火) 03:11:19.64 ID:8KsbVLOU0
とりあえずMAXコーヒーを出す

211: 2013/03/19(火) 05:43:20.12 ID:Geqwxz8p0

比企谷「…………ま、まぁまぁMAXコーヒーでもどうぞ」スッ

雪ノ下「……あなた、完全に私をおちょくってるわね? しかもそれあなたの飲みかけじゃない、なぜ新品を渡さないのよバカなの?」

比企谷「(駄目だ、火に灯油を注いでしまった。雪ノ下の怒りが烈火のごとく燃え上がる)」

雪ノ下「……いいわ。あなたがそんな態度をとるなら、こちらにだって考えがあるわ」

↓3 雪ノ下の考えとは?

214: 2013/03/19(火) 08:18:18.27 ID:mwHiFhfLO
どういう流れで付き合う事になったのかすべてを洗いざらい聞き出す。

217: 2013/03/19(火) 17:26:31.66 ID:Geqwxz8p0

雪ノ下「比企谷くん、とりあえずさっきのメールの件に関連する全体の流れを、あなたの知っている限りすべて包み隠さず私に報告しなさい」

比企谷「……、嫌だと言ったら?」

雪ノ下「……そうね、もし比企谷くんが私の要求を拒むのなら、まずはこの部屋を隅々まで調べ尽くして、そのあと発掘したすべての物にあなたの名前を記入して、学校の正面玄関に飾っておくわ」

比企谷「お前は社会的に俺を抹頃するつもりか!?」

雪ノ下「いいえ、すべては比企谷くんの返答次第よ」

比企谷「そうだとしても俺が拒否した際の対応策がエグすぎる……っ!」

雪ノ下「……。比企谷くん、もしもあなたが望むのなら、社会的抹殺に加えて精神的抹殺も加えてもいいのよ?」

比企谷「ちょ、待て待て雪ノ下、お前は一体俺をどんなキャラだと思い込んでんだ!?」


雪ノ下「比企谷くんのことは……えっと、自意識過剰の卑屈偏屈捻くれ変態シスコンドMホ〇野郎、って思っているわ。…………違うの?」


比企谷「(もう誰だよこんな氏に体にロケランぶっ放すような情け容赦ない残酷非道な人間生み出したの……っ!)」ナミダメ

雪ノ下「比企谷くん、すべて吐き出せばスッキリするわよ?」ニコッ

比企谷「……、」ハァ…

比企谷「(最初からこの笑顔を浮かべて教えてほしいって頼んでくれたら、俺は精神に大怪我を負わずに済んだんだけどなぁ……)」


~事情説明中~


比企谷「――――以上だ」

雪ノ下「……そう、それが一連の流れなのね」

比企谷「ああ、そうだよ」

比企谷「……で、それを聞いてお前は一体何がしたいんだ?」

比企谷「人の恋路を邪魔したいのか? それとも茶々入れか?」

比企谷「そもそも、まずお前が1人で俺の家に乗り込んできた理由はなんなんだよ?」

雪ノ下「……、そんなの決まってるじゃない」

雪ノ下「私は、」

↓3 雪ノ下が比企谷の元へ乗り込んできた理由とは?

220: 2013/03/19(火) 17:41:57.53 ID:8KsbVLOU0
八幡を調教するため

222: 2013/03/19(火) 18:15:25.70 ID:Geqwxz8p0


雪ノ下「私は、あなたを調教するためにここに乗り込んできたのよ」


比企谷「……、」

比企谷「……………………へ?」ポカーン

比企谷「(…………ちょ、……調教? 調教っていま言ったかこいつ?)」

比企谷「よ、よーし、そこから一歩も動くなよー雪ノ下。お前にもう少し質問させてくれ」

比企谷「(なにがよしなのかは俺も知らんが、とりあえず雪ノ下の発言の真意を確かめなければ……っ)」

雪ノ下「……、何かしら?」

比企谷「まず『調教』ってどういう意味だ?」

雪ノ下「……調教――調教(ちょうきょう、Training)とは、人間・動物に対して行われる訓練を指す単語ね」

(以下読み飛ばし推奨)

雪ノ下「一般的には、サーカスにおいて、猛獣や動物を見世物にする際に行われる訓練を指し、その調教を行う人間を調教師と呼ぶの。これは、衆人環視でも暴れないように人に馴れさせることや、人間の命令を聞くようにするために行われるそうよ」

雪ノ下「また、人に馴れやすい家畜の一部にも行われることがあるのよ。近年では競争馬、ドッグショーにおける犬、または水族館のアシカやイルカショーの曲芸などで行われているわ。ペットの犬が言うことを聞かない場合などに、専門の調教――この場合、躾ということが多い――を行うことがあるわね」

雪ノ下「他には牛が45センチ四方の碁盤に乗る高等調教もあるそうよ。人に従順に育てるための高度な調教技術の一つで、大正時代から伝わるとされてるわ」

雪ノ下「しかし動物の意思と反することや、手法の苛烈さから、これらの動物の処遇に関して動物虐待と指摘する向きもあるわね」


雪ノ下「……どう? まだ続きを聞きたいかしら?」

比企谷「結構です、願い下げです、どうかお引き取り下さいユキペディアさん」

雪ノ下「またその呼び方……。…………まぁいいわ、それよりまだ質問はあるのかしら?」

比企谷「そ、そうだな……。えっと、」

↓3 比企谷から雪ノ下への質問は?

225: 2013/03/19(火) 18:24:04.43 ID:dNLl5BSC0
質問ない帰れ

227: 2013/03/19(火) 18:54:12.06 ID:Geqwxz8p0

比企谷「質問はない、帰れ」ビシッ

雪ノ下「……っ、」

比企谷「? な、なんだよ……?」

比企谷「(雪ノ下の気分が沈んだ……? ちとキツく言い過ぎたか?)」

雪ノ下「……いえ、なんでもないわ」

比企谷「そ、そうか、ならさっさと――」


雪ノ下「けれども比企谷くん、残念ながらその命令は聞き入れられないわ」


比企谷「――……帰らねぇの?」

雪ノ下「ええ、帰らないわ。私はあなたを調教するまで、帰るつもりは毛頭ないのよ」

比企谷「帰るつもりは毛頭ない……って、まさかお前うちに泊まるつもりか?」

雪ノ下「時と場合によってはそうなるわね」

比企谷「着替えとかはどうすんだよ?」

雪ノ下「別に1日くらい着替えなくても平気よ」

比企谷「女子としてその発言はどうなんだよ……」

雪ノ下「……あら、一年中目を腐らせている不衛生極まりないあなたに言われる筋合いはないと思うのだけれど?」

比企谷「う、うるせぇ! こちとら好きで腐らせてるんじゃねぇよ!!」

雪ノ下「……ふぅん。それなら私がその目を調教しても、一向に構わないという解釈をしてもいいのかしら?」

比企谷「へ? ………………あっ!」


雪ノ下「…………さて、どこをどう調教すれば、比企谷くんの目は輝きを取り戻すのかしらね」


↓3 比企谷の何を調教する? (R-18系はあまりオススメしません)

230: 2013/03/19(火) 19:09:09.94 ID:R3KOakN10
拉致って心霊スポットに置き去りにする

231: 2013/03/19(火) 20:27:01.24 ID:Geqwxz8p0

雪ノ下「…………ねぇ比企谷くん、…………『八柱霊園』って、聞いたことあるかしら?」

比企谷「ッ! ちょ、ゆ、ゆゆゆ雪ノ下さん!? な、なんでいきなりその名前を出すんでしょうかねぇッ!?」

比企谷「(おいばか、ばっかお前雪ノ下! お前の一言で以前深夜にネットで見た怖い話思い出しちゃったじゃねぇかよ!?)」

雪ノ下「いえ、そこに比企谷くんを拉致……こほんっ。 連れて行って、置き去りにしようと考えたのよ」

雪ノ下「心霊スポットを利用して、ショック療法……とでも言うのかしら? とにかくその方法で、本能に深く刻まれるほど恐ろしい体験と遭遇することで、文字通り比企谷くんの腐りの源である本能を完膚無きまでズタボロにするのよ」ニコッ

比企谷「な……、なんて悍ましい計画企ててんだよお前…………っ!」ガクガク

比企谷「(つーかお前自体幽霊とか苦手じゃねぇか! 肝試しであげた雪ノ下の悲鳴はとても可愛いなぁと思いました。まる)」

雪ノ下「ふふっ、想像以上に怖がってもらえてなによりだわ」

雪ノ下「……でも、心霊現象という非科学的な事象に確実性は保証できないのがこの計画のネックね。残念だけど、実行には移せそうにないわ」

比企谷「ほっ……、助かったぜ」



雪ノ下「(――その後も色々と比企谷くんの調教方法を考えたのだけれど、どれもピンと来なかったわ)」

雪ノ下「(ふと部屋の窓から外を見ると、藍色と茜色とが入り混じる黄昏時だった。……これは自宅へ帰るべきなのかしら?)」

↓3 雪ノ下は自宅に帰るべき? 以下から選択

 ①帰るべき ②比企谷家に泊まるべき ③そんなことより外へ散歩にいこうぜ!

234: 2013/03/19(火) 20:32:04.48 ID:gGWdFRT7o
2

236: 2013/03/19(火) 20:57:39.59 ID:Geqwxz8p0

比企谷「おい雪ノ下、お前そろそろ家に帰らなくていいのか? なんなら近くまで送ってくけど?」

雪ノ下「いいえ、結構よ。私、今日はあなたの家に泊まるつもりだから」

比企谷「え、マジかよ…………」

雪ノ下「……、なぜあなたはそんな露骨に嫌そうな顔をするのよ? 比企谷くんは私みたいな美少女と一緒に寝泊まりできるのが嬉しくないのかしら?」

比企谷「……はっ、残念だったな。うちの美少女枠はすでに小町の名前が埋まってんだ、つまり――お前の席はねぇから!」

比企谷「(つーか自分で自分を可愛いとか美少女とか言う女は、ほぼ九割は性格がブスなんだよ)」

比企谷「(残りの一割はヤンデレとかその他例外な)」

雪ノ下「そう、なら実力行使で奪うまでよ。…………比企谷くんの席を、ね」ガシッ

比企谷「っ!」ギュッ

比企谷「(……な、何をするつもりだ雪ノ下……ッ!?)」

↓3 雪ノ下の実力行使とは?

239: 2013/03/19(火) 21:01:30.86 ID:gGWdFRT7o
八幡の親を懐柔

240: 2013/03/19(火) 21:45:12.96 ID:Geqwxz8p0

雪ノ下「比企谷くん、あなたの家族内におけるカーストは最下層でいいのよね?」

比企谷「おい雪ノ下、お前何勝手に決めつけてんだよ。俺がファミリーカーストで最下層なわけねぇだろ、うちの最下層はカマクラだっつぅの」

雪ノ下「……なるほど、そもそも比企谷くんはヒエラルキーに属していないのね」

比企谷「おーい、どっからそんな結論引っ張ってきたんだ雪ノ下ー? つーか今日のお前容赦なさすぎてもう涙すらでねぇよ、枯れ果てたわ」

雪ノ下「…………そうなると、比企谷くんの家のカーストの最高層に位置しているのは、比企谷くんのお父さん……ではないわね、おそらくお母さんでしょうね」ブツブツ

比企谷「……ふっ、その推測は誤りだぞ雪ノ下。ウチのカーストの最高位に君臨しているのは小町だ。この家ではあいつが一番偉い、小町マジお姫様」

雪ノ下「そして兄は計測不能…………いえ、きっともうこの世にはいないのね、ご冥福をお祈りするわ」

比企谷「誰かー、こいつの頭叩くハリセン持ってこーい。とりあえず八万発叩くから、強化プラスチック製ので頼むー」

雪ノ下「……そう、なら私はコレで迎撃するわね」バチチッ

比企谷「ん? それって…………おまっ、ちょ、スタンガ――ッッ!?」ビリビリビリビリッ



雪ノ下「(面倒な比企谷くんを護身用のスタンガン(特注品)で気絶させ、その間に彼のご両親に今日は泊まっていく旨を伝えるとあっさり認められた)」

雪ノ下「(そして1日お世話になるお礼に、夕食を小町さんと一緒に作ってご両親に振る舞うと、『ぜひ息子の嫁に来てくれ』と懇願されたわ)」

雪ノ下「……、」

雪ノ下「(…………私は、比企谷くんの事をどう思っているのかしら)」

↓4 雪ノ下雪乃にとっての比企谷八幡とは? 以下から選択

 ①赤の他人以上友達未満 ②本音で語り合える知り合い ③同じ部活動の仲間 ④一緒にいて居心地のよい人 ⑤かけがえのない人

244: 2013/03/19(火) 21:54:22.45 ID:dNLl5BSC0

246: 2013/03/19(火) 23:03:37.90 ID:Geqwxz8p0

【風呂】


雪ノ下「(比企谷くんは、目は腐ってて、思考は捻くれてて、物事を穿った捉え方でしか見れなくて、卑屈で最低で陰湿で、一言で表すならダメ人間)」

雪ノ下「(……でも、彼の腐った目は裏に隠された真実を見抜き、一般人には思いもつかない方法で他人を救って、誰も傷つかない世界をつくる為に自分を真っ先に生贄として捧げることが出来る優しい心を持っている)」

雪ノ下「(比企谷くんは、決して自分の信条を曲げない。誰よりも卑屈で最低で陰湿だけど、それがブレることは決してない)」

雪ノ下「(私の掲げる理想とは正反対だけど、彼の呆れるほどの愚直さは私ととてもよく似ている)」

雪ノ下「(だから比企谷くんと一緒にいるのはとても居心地がいい。……けれど、ベクトルが正反対で似ているから互いに反発する)」

雪ノ下「(…………『同族嫌悪』というものね。だから私と比企谷くんは口喧嘩が絶えないし、友達にはなれない)」


雪ノ下「(そして友達になれないということは、逆説的に言えば友達以外にはなれるということ)」


雪ノ下「(…………いえ、これはただのこじつけよね。 ……それに比企谷くんは、もう戸塚くんと恋人同士。私の入り込む余地など残されていない)」

雪ノ下「……、」ブクブク

雪ノ下「…………はぁ、ダメね、一体何を考えているのよ私は」


小町『雪乃さーん。着替え、ここに置いておきますねー』

雪ノ下「! え、ええ、わざわざありがとう小町さん、助かるわ」

小町『いえいえ、どういたしまして! では雪乃さん、ごゆっくり~♪』

雪ノ下「(……ごゆっくりとは言われても、そろそろ上がらないとまずいわよね)」

雪ノ下「(……、湯あたりしないようにそろそろあがるとしましょう)」ザバッ


――ガラッ

雪ノ下「ッ!?」


↓4 突如開けられた脱衣所の扉(風呂場じゃないです、念のため)、それを開いたのは誰? 以下から選択

 ①脱衣所の近くの洗面台に顔を洗いにきた比企谷八幡 

 ②着替えの忘れ物をして再び置きにきた比企谷小町 

 ③小町とメールして雪ノ下が比企谷家に来ていることを知って慌ててやって来た由比ヶ浜結衣

 ④なぜか突然比企谷家を訪ねてきた雪ノ下陽乃

250: 2013/03/19(火) 23:12:49.86 ID:gGWdFRT7o

256: 2013/03/19(火) 23:50:06.32 ID:Geqwxz8p0


由比ヶ浜「ずるいよゆきのん! あたしに黙ってヒッキーの家に泊まるとかそんなの卑怯だよ卑怯!!」

雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜……さん?」

由比ヶ浜「あたしがゆきのんから送られてきたメールでガチへこみしてる時に、ゆきのんは……ゆきのんは……っ!」

雪ノ下「お、落ち着いて由比ヶ浜さん。そ、そして一度深呼吸して、落ち着いたら回れ右をしてそこの扉を閉めてもらえないかしら?」

雪ノ下「(……そうしないと、服がいつまでたっても着れないのよ)」

由比ヶ浜「え? ……う、うん、わかった」

由比ヶ浜「すぅーっはぁ~っ……、すぅーっはぁ~っ……、すぅーっ、はぁ~…………、」クルッ ピシャッ

由比ヶ浜「言われたとおりにやったよゆきのん」

雪ノ下「ええ、ありがとう、助かったわ由比ヶ浜さん」ガラッ

由比ヶ浜「! ほわぁ……、ゆきのん、やっぱり肌キレーだねー」スベスベ

雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん。……、いくら私がタオルを巻いてるからといっても、その…………あ、あんまりジロジロ見ないで頂戴」

雪ノ下「…………すごく、恥ずかしい……のだけれど……っ」////

由比ヶ浜「ゆ……ゆきのんっ!」ダキッ

雪ノ下「ちょ、ゆ、由比ヶ浜さん!?」アセアセ



【廊下】

比企谷「…………、扉の向こうで何やっとるんだあいつらは」ハァ…

比企谷「(だからなんでこの世界はこうもラブコメがまちがってんの? 俺は彩加と、雪ノ下は由比ヶ浜とって、ラブコメの神様はホ〇かレOかのどっちかしかいねぇのかよ)」

比企谷「(つーかなんでノーマルが希少種になってんの? 完全にバグってんじゃんこの『人生』という名のクソゲー、会社はお詫びはよ)」


↓3 このあとはどうする? (内容はお任せします)

259: 2013/03/19(火) 23:57:51.10 ID:vNS+1GL70
夢オチ

261: 2013/03/20(水) 00:09:05.92 ID:12Jbcmfp0


比企谷「――――はっ!?」ガバッ

比企谷「……ゆ、夢だった…………のか?」カパッ カチカチッ

比企谷「…………、」カチカチッ

比企谷「……うん、夢だな。だって俺のアドレス帳に雪ノ下の名前が入ってねぇもん」

比企谷「……、」ハァ…


↓3 比企谷八幡はこれからどうする?

264: 2013/03/20(水) 00:14:30.16 ID:K40o2jYzo
>>109の続きから再スタート

268: 2013/03/20(水) 00:28:59.56 ID:12Jbcmfp0

店員「お待たせしました、こちらがアイスコーヒーになります」

比企谷「あ、ども」ペコッ

戸塚「あ、すみません。ぼく、アイスコーヒーを1つ、お願いします」

店員「かしこまりました。ではしばらくお待ち下さいませ」

戸塚「……えへへっ」

比企谷「ん? どうした戸塚?」

戸塚「え? ううん、なんでもないよ」

比企谷「そうか? ならいいけど……」

戸塚「……、」ニコニコ

川崎「……、」

比企谷「……、」

比企谷「(……やべぇ、戸塚と一緒なら普通に会話で盛り上がれるんだが、今は目の前に川崎がいてなかなか思うように会話が出来ねぇ)」

比企谷「(……、なんか無難な話題ねぇかな……?)」

↓3 比企谷八幡は二人にどんな話題を提供する?

271: 2013/03/20(水) 00:39:54.69 ID:b1QOsri00
ゆきのんの愚痴をこぼす

272: 2013/03/20(水) 01:15:07.74 ID:12Jbcmfp0

比企谷「(あ、そうだ。雪ノ下の愚痴でもこぼすか。雪ノ下なら何かと話題になりやすいし、うってつけだろう)」

比企谷「なぁ、お前らって雪ノ下についてどう思う?」

戸塚「雪ノ下さん? ……えっと、雪ノ下さんはとっても綺麗だよね」

比企谷「そうだな、あいつは確かに綺麗だな。……まあ可愛さは戸塚のほうがダントツだけどな!」

戸塚「むぅ……、八幡、ぼく男だよ? ……その、可愛いとか、あんまり言われたくないなぁ……」シュン…

比企谷「わ、悪い戸塚! そんなつもりじゃなかったんだが……」

比企谷「(ぐあああっ!? 戸塚の好感度が下がっちまったじゃねぇか俺のバカ!)」


川崎「……、あたし雪ノ下は苦手」

比企谷「あー、お前雪ノ下と初めて会った時、嫌悪感丸出しだったよな」

比企谷「(しかもこいつと雪ノ下が口論やってただけなのに、なぜか無闇に俺を傷つけてきやがって……っ)」

戸塚「……あ、それってぼくと材木座くんが行けなかったお店での話、かな?」

比企谷「ああ、そういやそうだったな。あの時戸塚はホテルん中にいなかったんだよなぁ」

比企谷「(ところで材木座くんって誰? 初めて聞く名前なんだけど?)」


比企谷「……くそっ、雪ノ下がキチンと服装を指定していれば、戸塚と一緒に100万ドルの夜景を見ることができたのに……っ!」ギリッ…

川崎「……あの店から見える夜景、100万ドルも価値ないけど。せいぜい10万ドルくらいじゃないの?」

比企谷「ちょ、おまっ! そんなロマンのないこと言うんじゃねぇよ! もうちょい夢見たっていいだろ!?」

川崎「……、残念だけど、あたしは現実しかみてないから。…………夢なんて、結局お金があればなんでも叶えられちゃう程度のものじゃん」

戸塚「か、川崎さん……」

比企谷「……、」

比企谷「(……やべ、もしかして俺、川崎の地雷踏み抜いた?)」

↓3 気持ちが沈んでしまった川崎にフォローを入れよう (フォローの内容は自由です)

275: 2013/03/20(水) 01:17:34.15 ID:b1QOsri00
川崎!愛してるぜ!

276: 2013/03/20(水) 01:33:06.42 ID:12Jbcmfp0

比企谷「(ここは何かフォローいれねぇと……!)」

比企谷「(えっと、金で買えないものといえば…………『愛』だな。よし――)」


比企谷「川崎!」

川崎「っ、な、なに……?」

比企谷「愛してるぜ!」

川崎「っ!?」////

川崎「…………は、はあっ!? え、ちょ、い……意味わかんないし!!」

戸塚「……は、八幡って、けっ、結構大胆……なんだね」

比企谷「そ、そうか?」テレテレ

比企谷「(……あれ? なんか俺その場の流れでとんでもないこと言っちゃったパターン?)」

比企谷「(頭空っぽにして叫んだから何言ったか覚えてねぇや、どうすっかな)」

↓3 比企谷八幡はどうする?

279: 2013/03/20(水) 01:50:21.58 ID:UAAGoVyzP
ゆきのんに見られる

283: 2013/03/20(水) 12:40:54.86 ID:12Jbcmfp0
>>281さん
よほどぶっ飛んだ安価じゃなければだいたい無理矢理合わせてやります。 
けどR-18系統は書いた事がないので、あまり安価には書いてほしくないと本音をポ口リ……。

ROCK YOU!!がハマリすぎてヤバイ だがまだ7巻は読み終わってない、あと半分が遠い……。
てなわけで、本日もいきます。 よろしくおねがいします。



雪ノ下「……そうね、公衆の面前で周囲への騒音を顧みずにプロポーズをするなんて、行動が大胆を通り越してもはや蛮行ね。原始人でももう少し沈着な求愛をするわよ?」


比企谷「ゆ、ゆゆゆ雪ノ下!? な、なぜお前がここにいる!?」

雪ノ下「……別に、偶然この店の前を歩いていたら、非常に耳障りだけどどこか聞き覚えのある声が私の耳に届いたものだから、その確認をしに足を運んだだけよ」

比企谷「(噂をすればなんとやらってやつか。……って、ん? ……あれ、俺プロポーズなんてしたっけ?)」

雪ノ下「それで、川崎さん。あなたは比企谷くんの求愛、どんな返事をするつもりなのかしら?」

戸塚「(……あれ? なんだか雪ノ下さん、ちょっと不機嫌そう)」

川崎「あ、あたしは……、」

↓3 川崎は雪ノ下の問いかけにどう答える?

286: 2013/03/20(水) 12:50:35.70 ID:MAAyzamG0
受け入れる

287: 2013/03/20(水) 13:19:54.81 ID:12Jbcmfp0

川崎「あ、あたしは…………………………くない、って思う」

雪ノ下「え? ごめんなさい川崎さん、聞こえなかったからもう一度言ってもらえるかしら?」

川崎「…………くない」

雪ノ下「聞こえないわ」

川崎「……悪くない」

雪ノ下「……、それは比企谷くんの求愛を受け入れるという解釈でいいのかしら?」

川崎「……っ、」コクッ

戸塚「(川崎さん、顔真っ赤だ。普段クールな川崎さんでも、やっぱりこういう話は恥ずかしいんだね)」


雪ノ下「……、そう」

雪ノ下「よかったわね比企谷くん、川崎さんはあなたの求愛を受け入れてくれるそうよ?」

比企谷「え? ……マジで?」

比企谷「(ちょっと待て、一旦落ち着こう。COOLだ……、COOLになるんだ俺……)」

比企谷「(……えっと、どうやら俺が頭を空っぽにして叫んだ内容は川崎へのプロポーズらしい)」

比企谷「(それを店の外で聞いた雪ノ下がここにやってきて、そしてその返事を川崎に催促した)」

比企谷「(そして川崎は、俺のプロポーズを拒絶せずに受け入れると返した、と)」

比企谷「…………、」


比企谷「(――ハハッ、ヒッキーだよ!)」


比企谷「(…………もう笑うしかねぇ……ッ、なにやってんだよ俺の馬鹿! ついさっきまで俺は『俺を養ってくれる人じゃないと結婚を前提に付き合わない』とか言ってたじゃねぇか!?)」


↓3 比企谷八幡はどうする? 以下から選択

 ①「あ、俺急用を思い出したから帰るわ」と言って退散

 ②「さっきのは冗談だったんだが……」と事情を説明

 ③「すまん、さっきのあれ、まだ続きあったんだが……」と、嘘をつく

290: 2013/03/20(水) 13:27:47.74 ID:MAAyzamG0
1

291: 2013/03/20(水) 14:05:12.00 ID:12Jbcmfp0

比企谷「(……くっ、仕方ねぇ。ここは比企谷八幡の最終奥義『土田喜屋武(ドタキャン)』を披露するしかないようだな……っ)」スッ

比企谷「あ、俺急用を思い出したから帰るわ」スタスタ

雪ノ下「ダウト」ガシッ

比企谷「ぐぇ」ギュウッ

比企谷「(俺が回れ右して颯爽と帰ろうとしたところ、即座に雪ノ下が手を伸ばし、俺の上着の襟首部分を掴んで止める。おかげでへんなうめき声が出てしまった)」

雪ノ下「自身が場の空気に耐えられなくなった時、突然『急用が出来た』と言い残して去る人の急用は九割が嘘よ。ソースは比企谷くん」

比企谷「ッ!? お、俺そんな、の、言った覚え、ねぇ、ぞ……?」

比企谷「(あーダメだ、首締められてるから思うように話せねぇ……っ)」

戸塚「ゆ、雪ノ下さんっ! そのままだと八幡がとても苦しそうだよっ!?」

雪ノ下「っ!」パッ

比企谷「――っ、ゲホッ、ゲホッ! …………と、戸塚……サンキュ」 

戸塚「は、八幡、……大丈夫?」

比企谷「……ああ、平気だ」

比企谷「(戸塚の心配している表情prpr)」

雪ノ下「あ、……ご、ごめんなさい比企谷くん。ついうっかり……」シュン…

比企谷「……あー、いいんだよそんなに落ち込まなくて。つーかここから逃げ出そうとした俺が、元を辿れば悪いんだし」

比企谷「(そして大体教室で起きた事件の犯人は、元を辿らなくても俺が強制的に犯人にされる)」

比企谷「(結局誰だったんだよ、俺の机の中に女子のリコーダー入れた馬鹿は。アレのせいで俺の周囲からの評価が急成長して大変だったんだぞ!マイナス方向に)」


比企谷「(まぁその時点で既に評価はマイナスだったんですけどね。いまさら10や20のマイナスじゃ驚かねぇよ)」

↓4 比企谷八幡はこの状況をどう対処する?

292: 2013/03/20(水) 14:08:18.35 ID:4tG6dQ6KO
雪ノ下の前で川崎といちゃつく。

296: 2013/03/20(水) 15:01:59.03 ID:12Jbcmfp0

比企谷「(……あー、もういいか。なんか過去の事を思い出してたらもう乗るしかねぇじゃん、このビッグウェーブに)」

比企谷「(だってそもそも、いまだかつてこんな状況にまで発展した試しがねぇからな)」

比企谷「(かつての俺はサーフボードに乗ろうとしたものの、上手く乗れずに転覆して溺氏。……おい、波どころかサーフボードにすら乗れないってどういうこと? しかも氏んでんじゃん。……まぁ実際に玉砕しまくりだったけどさ……っ)」


比企谷「(――だが今は違う! 多少予定は狂ったが、俺にもついに春が来た!)」


比企谷「(クソ寒かった氷河期さようなら! ようこそ春風! そして春風で散りゆく菊門……っておい誰だ、俺の脳内に海老名さんの毒牙を仕向けたのは!?)」 


川崎「……ね、ねぇ、その…………あんた」

比企谷「……ん? なんだ川崎?」

川崎「……あ、あんた、あたしのこと…………あ、愛してるんでしょ?」

比企谷「あ、ああ、愛してるぞ」

雪ノ下「……、」

比企谷「(いまさらそんな気はこれっぽっちもないとは言えんな。あと『これっぽっち』と『コレはぼっち』って似てるよな。……人を指示語で呼ぶんじゃねぇよクソが……っ)」

川崎「だ、だったら! ……あ、あたしのこと、『川崎』じゃなくて、その…………名前で呼んで」

川崎「……さ、『沙希』って…………呼んで……っ」

比企谷「さ……さ…………あー、」

↓3 このあと比企谷八幡の口から出た言葉は? 以下から選択

 ①「『沙希』」

 ②「『サキサキ』、じゃダメか?」

 ③「お前の名前を呼ぶのは俺と二人っきりの時だけがいいんだが……ダメか?」

299: 2013/03/20(水) 15:25:17.82 ID:MAAyzamG0
1

301: 2013/03/20(水) 15:31:53.59 ID:12Jbcmfp0

比企谷「沙希」

川崎「~~っ」////

比企谷「(……ヤバイ、名前呼んだだけで顔真っ赤とかチョロすぎだろ川崎ェ……)」

比企谷「(これで俺が突然抱きしめたりしたらどうなんの? 気絶すんの? 耳元で名前呼んだら腰抜けちゃうの?)」

↓3 比企谷八幡はどうする?

302: 2013/03/20(水) 15:32:54.49 ID:4tG6dQ6KO
抱き寄せて耳元で好きだよと囁く

305: 2013/03/20(水) 16:19:11.99 ID:12Jbcmfp0

比企谷「(……モノは試しだな)」

比企谷「なあ沙希、ちょっとこっちに来てくれ」

川崎「……う、うん」////

比企谷「(……よし、こっちに来た。そんでその流れで――)」

比企谷「沙希」ギュウッ

川崎「っ!」////

戸塚「(わ、わわわっ!)」

雪ノ下「……、」ジトッ…


比企谷「…………好きだ」ボソッ…


川崎「~~~~っ!!」////

比企谷「…………お前しか、考えられない」ボソッ…

川崎「――――(気絶)」

比企谷「…………お前なしでは――って、……あれ? 沙希さん? 沙希さーん?」ペチペチ

川崎「――――(気絶)」

比企谷「(へんじがない、どうやらきぜつしているようだ)」

比企谷「(……やべぇ、まさか本当に気絶するとは思わなかった。こいつ今まで誰からも愛されたことがなかったのか?)」

比企谷「(…………なにそれ俺と同じじゃん。プロデューサーさん! 同類ですよっ! 同類っっ! もしくは私達、仲間だもんげ! ……、もんげってなんだよもんげって)」

↓4 このあとはどうする?

309: 2013/03/20(水) 16:37:54.59 ID:2WhqkPPLo
マウストゥマウス

312: 2013/03/20(水) 17:30:12.76 ID:12Jbcmfp0

比企谷「……? あれ? そういえば……」

比企谷「(気絶している時って呼吸してるんだっけ? ……あれ、してないんだっけ?)」

比企谷「(いちおう口元に耳を近づけて…………、)」シーン…

比企谷「……、」シーン…

比企谷「……、」シーン…

比企谷「……………きゅ、」


比企谷「――――――きゅ、救急車ぁ!!」


雪ノ下「っ!?」

戸塚「え、ええっ!?」

比企谷「おい嘘だろなんで呼吸止まってんの!? なにこれどういうこと!?」

戸塚「え、えっと、えっと……は、八幡っ! とりあえず……じ、人工呼吸しないと……!」

比企谷「え、あ、そ、そうだな! えっと……、」

比企谷「(まず床に寝かせて、気道確保して、口を開ける。そして額の当てた親指と人差し指で鼻をつまんで、開かれた口に息を静かに吹き込む――って無理無理無理無理無理無理っ!!)」

戸塚「は、八幡はやくっ! その一瞬の躊躇いが生氏の境目なんだよっ!?」


比企谷「……くっ! ……ええい、――――ままよ!」ガバッ


雪ノ下「――っ、」

雪ノ下「(私の目の前で寝かされた川崎さんの顔に、その上から比企谷くんの頭が覆いかぶさる)」

雪ノ下「(そして彼はゆっくりと、彼女の機能が停止した肺へと息を送り込む)」

雪ノ下「(彼は一体どんな表情で、彼女へ一分も洩らさないように息を吐き出しているのだろうか)」

雪ノ下「(ただ、この光景を目撃した私の表情は、きっと酷く醜く歪んでいて――そして、今にも泣き出しそうな苦悶に満ちた表情だったでしょうね)」

雪ノ下「(そんな思考が脳内を右から左へ駆け抜けた直後、私の左頬を一筋の雫が撫でた)」

雪ノ下「(その雫を皮切りに、今度は右頬を大粒の雫が伝い、そして店の床へと落ちていく)」

雪ノ下「(私は慌てて顔を両手で覆い隠すが、その行為に抗うように私の指の僅かな隙間から雫はこぼれ落ちていく)」

雪ノ下「(そうして気がつけば、私は地面へ両膝をついて泣き崩れていた)」

雪ノ下「(こんな感情、私は知らない。溢れる涙の意味と正体不明な感情は、教科書には載っていない)」


雪ノ下「(誰も私には、教えてくれない)」



313: 2013/03/20(水) 17:44:29.69 ID:12Jbcmfp0
ゆきのんを泣かせた悪い子は誰だー!? 俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だーっ!!

SS書いててこんなに悩んだのは初めてです。みなさん良い経験をありがとうございます。

とりあえず7巻読み終わりました。海老名さんの株がうなぎ登りの巻でしたが、それより自分はラーメンを食べた帰り道の二人がやばかったです。

そして話に一区切りがついたこのスレですが、この後どうしましょうか? 

ぶっちゃけこの流れの続きを書くとなると、たぶん一週間ぐらい悩むと思うんですが……。(個人的に話のリセット推奨)


八幡だけに今日の午後8時くらいまでみなさんで話し合っていただけると助かります。 では、ちょっくら7巻のドラマCD聞いてきますね。

327: 2013/03/20(水) 21:04:15.08 ID:12Jbcmfp0
※最終チェック用に書き込んだだけです まだ総選挙開始ではありません


【第一回 やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。真の主人公選抜総選挙】

 《候補者一覧》

・比企谷八幡    ・葉山隼人     ・川崎沙希     ・カマクラ
・雪ノ下雪乃    ・三浦優美子    ・川崎大志     ・サブレ
・由比ヶ浜結衣   ・海老名姫菜    ・平塚静
・戸塚彩加     ・戸部翔      ・雪ノ下陽乃
・材木座義輝    ・大和       ・相模南
・比企谷小町    ・大岡       ・城廻めぐり
                    ・鶴見瑠美


 《ルールと投票上の注意点》

・この書き込みから↓10までが有効票となります
・有権者は総選挙で当選させたいキャラを3名まで選択し、下記のように書き込んでください

 1 比企谷八幡 2 雪ノ下雪乃 3 由比ヶ浜結衣

・上記は数字が小さい順にそれぞれ3ポイント獲得、2ポイント獲得、1ポイント獲得、という意味です
・その結果、総獲得ポイントが多い上位3名が順番に主人公となります
・同率一位(二位、三位)の場合はその同票者同士で再選挙となります(その際のルールは基本同じです)
・キャラ名無記入の場合は無効票となります
・個人の連続コメントは禁止です



このような感じになりましたがよろしいでしょうか?

349: 2013/03/20(水) 22:37:52.49 ID:12Jbcmfp0
《結果発表》

第1位 雪ノ下雪乃 15ポイント 

雪ノ下「……まあ、当然の結果よね」グッ


第3位(同票) 比企谷八幡 11ポイント

比企谷「おい、なんで俺選挙で3位なのに学校では友達できねぇんだよ」


第3位(同票) 海老名姫菜 11ポイント

海老名「ぐ腐腐腐……、これで隼人×ヒキタニの妄想が渋る……!」ダラー…


第4位 平塚静 5ポイント

平塚「ふむ、まあこの辺りが妥当だろうな」


第6位(同票) 比企谷小町 4ポイント

小町「うわー、お兄ちゃん意外と人気者ー」


第6位(同票) 材木座義輝 4ポイント

材木座「な、なぜだ八幡! なぜ貴様がこの剣豪将軍たる我を差し置いてその席に座すことを許されているのだー!?」


第7位 三浦優美子 3ポイント

三浦「海老名、とりあえずヨダレ拭けし」


以下、時間の都合により割愛

357: 2013/03/20(水) 23:10:39.43 ID:12Jbcmfp0

わかりました、ではそれでいきます




【奉仕部部室】


雪ノ下「……、」ペラ… ペラッ…

雪ノ下「(今日も奉仕部への依頼はない。部室には比企谷くんと小町さんが各々の時間を過ごしている)」

比企谷「……っ」プルプル…

雪ノ下「(今日の比企谷くんの不愉快さは絶好調ね、また下卑た目をして笑いを堪えているわ)」

由比ヶ浜「…………ZZZ」

雪ノ下「「由比ヶ浜さんは雑誌を広げたまま眠っているわね、寝不足かしら?)」

雪ノ下「(……、もうすぐ部活動終了の時間ね)」チラッ

↓3 雪ノ下はどうする?

360: 2013/03/20(水) 23:16:19.51 ID:b1QOsri00
部活終了の前に恒例の八幡いじり開始

362: 2013/03/20(水) 23:50:08.62 ID:12Jbcmfp0

<<ジジッ… キーン コーン カーン コーン

比企谷「……んー、もう帰りか。結局今日も誰一人として依頼に来なかったな」

雪ノ下「ええ、そうね」パタンッ

由比ヶ浜「……ZZZ」

比企谷「……、なぁ雪ノ下」

雪ノ下「なにかしら」

比企谷「俺ら、ここで部活している意味あんの?」

雪ノ下「……、それはどういう意味かしら?」

比企谷「いや、どういう意味もなにも、ただこの特別棟の四階っつー辺鄙な場所に来るのも一苦労だろ?」

比企谷「そしてこれまでに解決してきた依頼は、すべてこの部室以外で解決してきた」

比企谷「つまり、この部室は俺たち奉仕部には必要がないわけだ。っていうか、ここに歩いてくるのが面倒くさい」

雪ノ下「……はぁ、わざわざ論理的に話していくものだから、なにかまた最低なことでも想像したのかと思ったら、ただの愚痴じゃない。私にこれ以上ヘンな警戒をさせないで頂戴」

比企谷「警戒っておま……、普段からどんな印象を俺に抱いてんだよ……?」

雪ノ下「下卑て腐った目を持つ変態」

比企谷「うぉぉ……、一瞬の迷いもなく断言出来るって逆にすげぇな」

雪ノ下「……初対面の時あなたが私に向けた全身を舐め回すような視線、いまでも悪夢としてそれを思い出てしまうのだから、本当に困ったものだわ……」

比企谷「……はっ、今も昔も慎ましすぎるお前の胸や身体になんか俺が欲情するかよ」

雪ノ下「あら、じゃああの時は私の辛辣な言葉で比企谷くんは興奮を感じていたのね? …………余計不潔だわ、この変態」

比企谷「はっはっはー、昔に比べて切れ味が鋭くなってきたな雪ノ下ー。…………いつか絶対に泣かしてやる……っ!」グスッ…

雪ノ下「あなたが私に泣かされてるじゃない……」ハァ…

↓3 このあと雪ノ下はどうする?

365: 2013/03/21(木) 00:02:24.77 ID:UQZ4fnNyP
とりあえず八幡にお紅茶を淹れてあげる

367: 2013/03/21(木) 00:48:26.13 ID:UykWuCLZ0

比企谷「ち、ちげぇよこれはアレだ! 目に燃えるゴミが入っただけだし!」

雪ノ下「……、燃えないゴミが目に入ったらどうなるのよ」

比企谷「目が見えなくなるな。ソースは先々週あたりのジャ○プの読み切り漫画な」

雪ノ下「……あら、それはよかったじゃない。ならさっそく目に燃えないゴミを入れてあげるべきよね、その腐った目のためにも、……ね?」ニコッ

比企谷「……っ、だからお前は俺に微笑むタイミングが完全にまちがっていると何度言えば分かるんだよ……っ」ハァ…

雪ノ下「……、」スッ カチャカチャ

比企谷「お、この時間帯にやるのは初めてじゃねぇか? 雪ノ下の放課後ティータイム。でも部活が始まる前に今日は飲まないとか言ってなかったか?」

雪ノ下「……、気が変わったのよ。比企谷くんも飲むかしら?」カチャカチャ

比企谷「いや、いい。俺は猫舌だから熱いのは苦手だ。それにもう時間もあんまりねぇし、冷ましてのんびり飲んでる暇もねぇしな」

雪ノ下「っ! …………猫」ボソッ… パラパラパラ…

比企谷「おーい雪ノ下ー、茶葉がティーポットに入らずに外へ溢れてんぞー」

雪ノ下「あ、……っ、」ジロッ

比企谷「おい待て雪ノ下、なぜ俺を睨む。俺は悪くないだろ」

雪ノ下「…………比企谷くん、罰として私の淹れる紅茶を飲みなさい、これは部長命令でもあるわ」

比企谷「こんな些細なことで部長権限振りかざすなよ……」



雪ノ下「はいこれ、淹れたてでとても熱いけれど、比企谷くんなら一気飲み、余裕よね?」ニコッ

比企谷「……お前は人の話を聞く癖をつけろよ、マジで」

雪ノ下「あら、私は由比ヶ浜さんや平塚先生の話はよく聞いているわよ?」

比企谷「おいやめろ、言外に俺を人として見ていないって言うんじゃねぇよ。俺だってれっきとした人だぞ?」

雪ノ下「…………え?」

比企谷「おい、なんなんだよその驚愕に満ちた表情は。紅茶ぶちまけるぞ?」

雪ノ下「……ふっ、やれるものならやってみなさい。その代償に、あなたが平塚先生に何をされるか分かったものじゃないけれどね」

比企谷「ぐ、ぐぬぬぬ……っ」


雪ノ下「(……さて、そろそろ部室を出ないと完全下校時刻を過ぎてしまうわ)」

↓3 もうそろそろで完全下校時刻を知らせるチャイムが鳴りそうだ 雪ノ下はこのあとどうする?

368: 2013/03/21(木) 00:53:13.48 ID:WHc1v6JhO
由比ヶ浜を起こし『2人』で帰る。

373: 2013/03/21(木) 15:17:38.05 ID:UykWuCLZ0

雪ノ下「由比ヶ浜さん起きて、下校の時間よ」

由比ヶ浜「……ん、…………ほぇ?」パチッ

雪ノ下「……由比ヶ浜さん、あなた口から涎が垂れているのだけれど……。もう少し女子としての自覚を持ちなさい……」ハァ…

由比ヶ浜「っ!」ゴシゴシ

由比ヶ浜「ちょ、ちょっとゆきのん! そ、そういうのはもっとビブラートに包んで言ってよねっ!?」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、ビブラートじゃなくてオブラートよ」

比企谷「震えるような音色出してどうすんだよ……」

由比ヶ浜「う、うぅぅ~……っ」

雪ノ下「……まぁいいわ。それより急いで帰り支度を整えて由比ヶ浜さん、もうすぐ完全下校時刻になってしまうのよ」

由比ヶ浜「え? ……うっそもうこんな時間っ!? あたしどんだけ寝てたのっ!?」

雪ノ下「口よりもまず手を動かして由比ヶ浜さん、……じゃないと置いて帰るわよ?」

由比ヶ浜「! え、ちょっ、ま、待ってよゆきのん置いてかないで! す、すぐ準備するからっ!」

雪ノ下「……、」ハァ…

雪ノ下「それじゃあ比企谷くん、もう会うことはないでしょうけどお元気で」スタスタ

比企谷「おい雪ノ下、その挨拶後半が全部間違ってる。別に俺はこの学校を去ったりしねぇから」

雪ノ下「……、」スタスタ

比企谷「シカト!? ……ちょ、お前こっちは話をあわせてやったのに、それは流石に失礼すぎんぞ!?」

由比ヶ浜「ちょ、ヒッキーどいて! そこ通れない! あーあと、じゃあねまた明日! ――ま、待ってよゆきのんーっ!」
タッタッタッ

比企谷「……お、おう。じゃあな由比ヶ浜――って、もう聞こえねぇか」

比企谷「…………はぁ、俺も帰ろ」トボトボ



↓3 このあと雪ノ下はどうする?

376: 2013/03/21(木) 15:35:50.10 ID:sz1UZL5i0
八幡を気絶させる

378: 2013/03/21(木) 16:40:05.33 ID:UykWuCLZ0
状況描写をキャラと共に書くとなんだか読みにくくなると思うので、今回から状況に合わせて地の文を使うことになりました。予めご了承ください。



由比ヶ浜「それでねー、その時さいちゃんがさー」ペラペラ

雪ノ下「………………あ」ピタッ

由比ヶ浜「あれ? どーかしたのゆきのん?」

雪ノ下「……部室に本を置いてきてしまったわ」

由比ヶ浜「ゆきのんが忘れ物? めずらしいねー」

雪ノ下「そうかしら? 私だって人間よ、物を忘れることぐらいあるわ」

由比ヶ浜「ふーん、そっかー」

雪ノ下「……それで申し訳ないのだけれど、私はこれから本を取りに学校へ戻るわ」

雪ノ下「だから今日はもう一緒に帰れないわ。……ごめんなさいね、由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「そ、そんなことで謝んないで大丈夫だよゆきのん」

由比ヶ浜「たしかに今日一緒に帰れなくなっちゃったのは残念だけど、ここまでは一緒に帰れたもん。だから今日一緒に帰ったことには変わりないってっ!」ニコッ

雪ノ下「由比ヶ浜さん……」

雪ノ下「……そうね。それじゃあ由比ヶ浜さん、また明日」

由比ヶ浜「うんっ! じゃーねーゆきのん!」


由比ヶ浜さんと別れたあと奉仕部の部室へと引き返した私だったけれど、部室はすでに施錠されていた。

私は仕方なく職員室へ足を運び、まだ残っていた先生に事情を説明して鍵を借り、部室を開け忘れた本を無事回収。

完全下校時刻を過ぎたこともあり、特別棟は電気が消えて視界が薄暗くなっていた。

――そして、私が視界の悪い階段を慎重な足取りで降りている時だった。


比企谷「…………あれ? 雪ノ下?」

雪ノ下「ひゃぅっ!」ガッ―

比企谷「ッ! ――雪ノ下ッッ!!」ダッ

なんの前触れもなく自身を呼ぶ声に驚いてしまった私は、その反動で階段を踏み外してしまった。

そして僅かな浮翌遊感が私の身体を支配し、その宙に浮く感覚は次第に重力に引かれて私を地面へ倒そうとする。

この直後に襲い来るであろう痛みを予想して私は強く目を瞑った。しかし、

雪ノ下「……………?」

いつまでたっても鈍い痛みが私を襲い掛かってくることはなかった。

そしてその代わりに、私は私の下に何か柔らかくてゴツゴツした、奇妙な触感のする物体を感じていた。

恐る恐る両目を開くと私の視界が映したのは、私のとてもよく知る人物で、頭頂部から寝癖のように伸びた短髪が特徴的な――

比企谷「よ、……よぉ雪ノ下、怪我…………ねぇ……か? ……っ」ガクッ…

雪ノ下「っ、――ひ、比企谷くんっ!?」


目の腐っている、男子生徒だった。

379: 2013/03/21(木) 16:44:24.54 ID:UykWuCLZ0

雪ノ下「……ど、どうしたらいいのかしら……」

↓3 雪ノ下を庇って気絶してしまった八幡、雪ノ下はどうする?

380: 2013/03/21(木) 16:48:07.77 ID:WHc1v6JhO
起きるまで膝枕。それにたして、頭を撫でる。

384: 2013/03/21(木) 17:36:03.05 ID:UykWuCLZ0

雪ノ下「と、とりあえず比企谷くんから降りないと……っ」スクッ

比企谷「…………、」

雪ノ下「(私を庇った時に頭を打ったのかしら……? 反応が全くないわ……)」

私は比企谷くんを仰向けにして、彼の頭を私の膝の上へと乗せた。

そして私は右耳に髪をかけ、その耳を彼の口元へ寄せて呼吸を確認する。

比企谷「…………、」スゥ… スゥ…

雪ノ下「(……よかった、呼吸はしているのね)」

その事実に私はほっと胸を撫で下ろした。

雪ノ下「(……あ、そういえば鞄の中に、ミネラルウォーターがあったわね)」

比企谷くんの無事――厳密に言えば気絶しているので無事ではないが――が確認出来てことにより、私の心にも余裕が生まれ、ふと通学用の鞄の中に入っていた物を思い出す。

雪ノ下「(それにハンカチ……、どこへしまったかしら……。…………あ、あった)」

それに加えて私は鞄から、パンダのパンさんが可愛らしくあしらわれたハンカチを取り出した。

そして既に開けて緩くなっているペットボトルのキャップを軽く捻り、中身のミネラルウォーターをハンカチに染み込ませ、それを比企谷くんの額にそっと置いた。

雪ノ下「……比企谷くんもこうして見ると、普通の男の子ね」

両目を閉じ、静かに呼吸をしている比企谷くんの表情を見て、私は無意識の内に彼の髪を撫でていた。

ゆっくり、流れに逆らうことなく、同じ方向へ髪を撫でる。

髪質で言えば犬っ毛と猫っ毛の中間あたりだろうか、曲がったり真っ直ぐだったり、捻くれ者である彼自身を象徴しているような髪質だ。

髪質がその人間の性格を象徴しているなら、私は愚かなほど真っ直ぐになるわね……、などと思考を巡らせていると、膝上で彼がわずかに身じろぐ。

比企谷「…………っ、」

どうやら比企谷くんが意識を取り戻したようだ。

↓3 雪ノ下はどうする?

387: 2013/03/21(木) 17:41:36.60 ID:WHc1v6JhO
撫でながら、若干たどたどしくも謝る

388: 2013/03/21(木) 18:10:00.45 ID:UykWuCLZ0

比企谷「…………雪、ノ下……?」

私を下から見上げるように――当たり前だが――比企谷くんが問いかける。

普段は私よりわずかに身長の高い彼を見上げることが常であるため、この状況は私にとってとても新鮮ではあるが、それと同じくらいどこか気恥ずかしく感じた。

雪ノ下「……あ、あの、比企谷くん。その……えっと、……ご、…………ごめん、なさい」

その照れ隠しなのか、私は比企谷くんの髪を撫でつつ、若干たどたどしくなりながらも謝罪の言葉を口にする。

雪ノ下「(…………は、恥ずかしい……っ)」

羞恥を一度意識してしまったせいか、その考えはなかなか頭から離れず、さらにそれは私の顔を非常に熱くさせる。

きっと鏡を見たら、私の顔は茹で蛸のように真っ赤だろう。

だけど今の私の表情は、きっとこの薄暗がりで彼には鮮明に映っていないはずだ。…………切実にそうである事を願いたい。


↓3 この次に雪ノ下はどうする? (八幡の行動でも可)

389: 2013/03/21(木) 18:12:21.60 ID:WHc1v6JhO
八幡が、ゆきのんの顔が紅いことに気付き、大丈夫か?とゆきのんのひたいに手を当てる。

392: 2013/03/21(木) 19:15:27.25 ID:UykWuCLZ0

比企谷「……雪ノ下」

雪ノ下「な、なにかしら?」

比企谷「…………お前、顔が紅いけど……大丈夫か?」

そう私に尋ねた彼は、右手で私の額にゆっくりと手をあてた。

雪ノ下「っ!?」

彼が伸ばした手は、私の手より大きく、長く、少しだけ硬くて、とても冷たかった。

その冷たさは、私の火照った顔を程良く冷ましてくれる。

私の顔の熱が冷めていくと同時に、先程まで正常に働かなかった思考が戻ってくきた。


――ちゃんと謝らないと…… 

――見られてしまったのね……

――これ以上彼を心配させてはいけない……

――もっと気丈に、冷静に、沈着に、完璧に……


様々な考えが頭を過ぎっては流れていく。

だがその無数の思考の流星群の中で、私は一際輝く星を捉える


――手が冷たい人間は、心が暖かい人間


比企谷「…………雪ノ下?」

彼は心配そうな目で私を見つめている。

今の彼の両目は、普段の彼が常時灯している、あの真っ黒で淀んで生気を失った瞳ではない。

雪ノ下「(――真っ直ぐで澄んでいて、それにとても……優しい目)」


雪ノ下「……ええ、大丈夫よ、あなたが私を守ってくれたから。…………優しいのね、比企谷くんは」


私は比企谷くんへそう言って、私が出来うる限り最大限の微笑みを浮かべながら、再び彼の髪を優しく撫でた。 

393: 2013/03/21(木) 19:16:29.97 ID:UykWuCLZ0

↓4 このあと雪ノ下(八幡でも可)はどうする?


394: 2013/03/21(木) 19:21:29.19 ID:WHc1v6JhO
一緒に帰る。若干罵倒しながら(照れ隠し)

401: 2013/03/21(木) 20:41:26.80 ID:UykWuCLZ0

そしてその後、私と比企谷くんは一緒に校舎の外へ出た。

けれど私は、比企谷くんの隣には並んで歩かない。

彼の隣に並び立つには、まだ私では時期尚早だと感じているからだ。

私と比企谷くんが並び立つ手段。それは私が彼のペースに合わせるのか、それとも彼が私のペースに合わせるのか。

どちらが正しいのかなんて、私には当分理解できない難問だ。

だから私は、比企谷くんの3歩後ろから彼の背中を追う。

近過ぎず遠過ぎず、付かず離れずの間隔を私が心がけながら歩いていると、突然比企谷くんが声をあげた。


比企谷「……あーくそっ、銀魂見逃した……っ!」

雪ノ下「ぎん……たま? ……比企谷くん、何かしら、そのそこはかとなく不潔そうな単語は」

比企谷「ちょ、不潔そうってお前……。確かにちょっぴり卑猥なネタが多いアニメだけどよ、あれ結構面白いんだぜ?」  

雪ノ下「そうなの? でもあなたが『銀魂』という番組を面白いと言っても、それは比企谷くんの腐った目が捉えたあなたの主観でしかないのよ?」

雪ノ下「他人の賛同を得たければ、あなたの主観だけでなく客観の意見も述べなさい。そうしなければ、私はそう簡単に賛同なんて出来ないわ」

比企谷「ぐっ、また腐った目とか言ったなお前……っ!」

雪ノ下「だって、事実また腐っているんだもの。腐っているものを腐っていると言って何が悪いのかしら?」

そう、つい先程まで真っ直ぐで澄んでいて、それにとても優しい目をしていた比企谷くんの双眸は、あろうことか再び腐ってしまったのだ。

どうやらあの目は、ある条件下では腐らなくなる仕様らしい。開放条件が非常に面倒ね……。


比企谷「……いいだろう、お前がそこまで言うなら俺だって本気を見せてやる……!」


比企谷「まず『銀魂』ってアニメは原作が週刊少年ジャンプで連載しててだな――」

それから比企谷くんは、『銀魂』という作品について熱く語りはじめた。

主人公の坂田銀時が俺に似てるだとか、途中から銀魂の制作スタッフが作る『イクシオンサーガDT』はマジで最高とか、そんな私は微塵も興味がないものを一生懸命に力説している。

雪ノ下「(……前に私が比企谷くんにパンさんについて説明した時も、彼から見た私はこんな感じだったのかしら?)」

そう思い返すと、再び顔が熱くなっていくのを感じる。 …………もはやちょっとした黒歴史ね、あの時の私は軽率だったわ……。

そんな消し去りたい感情を紛らわす為に、私は比企谷くんに声をかける。


↓3 雪ノ下はなんと声をかける?

404: 2013/03/21(木) 20:56:19.67 ID:lYflhZSjo
オタクであることは理解した
なぜオタクコミュニティに属さずぼっちになっているのか尋ねる

405: 2013/03/21(木) 21:12:10.55 ID:UykWuCLZ0

雪ノ下「比企谷くん、あなたが俗に言うオタクであることは理解したわ」

雪ノ下「……でもひとつ聞かせて。なぜあなたはそこまでのオタクなのに、オタクコミュニティに属さずぼっちになっているの?」

比企谷「……。なんでって、そりゃ……」

↓4 八幡がぼっちを貫く理由

409: 2013/03/21(木) 21:23:20.66 ID:tJnkc3hJo
こわい…

411: 2013/03/21(木) 22:15:20.76 ID:UykWuCLZ0

比企谷「…………怖い、からだよ」

私の問いかけに、比企谷くんはそう力なく呟いた。

雪ノ下「……怖い?」

比企谷「…………ああ、俺は怖いんだ。……人と別れる事が、怖い。……そしてそれがどんな最悪な結末を招くのかが分からないのが、怖い」

雪ノ下「(――これは……、比企谷くんの今の性格を形成した原因を突き止められるかもしれない……っ)」

雪ノ下「……、続けて」

私が続きを促すと、比企谷くんは小さく頷いて沈痛な面持ちで再び語りはじめた。

比企谷「さっき俺は人と別れる事が怖いと言ったな、あれは具体的に言えばこういう意味なんだ」

比企谷「人と別れる為には、まず人と出会わなければならない。学校、職場、地域、ネット、その他にもいろんな出会いの場所があるが、今は割愛するな」

比企谷「それで、それらの場所で運良く波長の合う人間と巡り会い、仲良くなれたと仮定する」

比企谷「そしてさらに、その波長が合う人間とは、数十年付き合う程の仲にまでなったとする」

比企谷「そうして不謹慎な話だが、その波長の合う長年付き合った人間が氏んでしまった場合、残された俺はどうなる?」

雪ノ下「……、どうしようもない孤独感に苛まれることになるのではないのかしら?」

比企谷「ああ、流石は雪ノ下。……そう、その通りだ」

比企谷「他人と同じ時間を共有するということは、それはもうその他人が俺の生活の一部に組み込まれているという意味になる」

比企谷「機械で例えるなら、『俺』という名のロボットの動力部分を、その他人が動かしているようなもんだな」

比企谷「だが、動力部分が破損してしまえば、『俺』という名のロボットは動かなくなる」

比企谷「仮にそれを屈強な精神でなんとか動かなくなるのを防げたとしても、その無理は必ずどこかで不具合を生む」

比企谷「そして動けなくなったり、不具合を起こしたロボットを待つ未来は破壊されるだけ」

比企谷「そんな結末が容易に想像できるから、俺はわざわざその道を歩みたくない」

比企谷「俺が普段の生活で基本的に家から出ないのも、それが深く関係してる。家に閉じ篭っていれば、誰にも干渉されないですむ」


比企谷「――だから俺は、孤高を貫く。最初から何も持っていなければ、失うものや壊されるものは何もないんだからな」


雪ノ下「……、」

↓4 八幡の考えを聞いた雪ノ下はどうする?

414: 2013/03/21(木) 22:50:37.22 ID:LMqCOKsno
ぎゅっと抱きしめる

415: 2013/03/21(木) 22:51:36.39 ID:OIDh0lS50
黙って手を握る

416: 2013/03/21(木) 23:37:03.33 ID:UykWuCLZ0
ごめんなさい 安価指定したんですけどどれもいいんで、全て使う荒技いきます


雪ノ下「……、」ギュッ…

私は、黙って比企谷くんの両手を包み込むように握った。

比企谷「……雪ノ下?」

その突然の行為に、彼は私を見て心底不思議そうに眉をひそめる。

雪ノ下「……比企谷くん、それは義務を放棄して権利を主張する行為でしょうに。そこまで頑なになる理由が他にあるのではないの?」

比企谷「…………、」

比企谷くんは、口を一文字に結んだまま開こうとしない。

私の問いかけに、彼は答えようとしない。

ただ言外に、その質問に答えるつもりはないとでも言うように、彼は視線を私から逸らす。


雪ノ下「……っ、――比企谷くん!」


そんな彼を、私はぎゅっと抱きしめる。

このまま彼を見逃せば、もう誰もこの少年の事を救ってやれないと私は直感で感じたから。

誰も彼を救えないと言うのなら、私が彼に救いの手を差し伸べるまでのこと。


比企谷「ッ!? ちょ、ゆ、ゆゆ雪ノ下おまっ――!?」


予期せぬ私からの抱擁に、比企谷くんはジタバタともがくが、そこまで強くは抵抗していない。

おそらく彼自身も、既に気がついているのだろう。自分自身がこのままではいけない事を。

……だが、彼の掲げる信条がそれを阻害している。


かつての彼は、私にこう言っていた。


「変わるなんてのは結局、現状から逃げる為に変わるんだろうが」

「本当に逃げてないなら変わんないで、そこで踏ん張るんだよ」

「逃げてるのはどっちだよ」

「どうして今の自分や過去の自分を肯定してやれないんだよ」


これが比企谷八幡という人間が掲げる唯一無二の絶対理念であり、同時にこれが彼を未来へと進むの妨害する巨大な壁だ。


雪ノ下「……比企谷くん、確かに人と別れるのは辛いわ。それが何年、何十年と付き合ってきた人ならなおさらね……」

雪ノ下「だけど、そのあとに残るものはある。動力炉が他人によって動かされてるのなら、その人との思い出で動かせばいいじゃない」

雪ノ下「それにね、あなたのことを支える人はもうすでにいるんじゃないかしら?」


雪ノ下「壊れかけたなら、助けてもらえばいい。そして、相手が壊れかけたなら支えてあげれば良いじゃない。」


比企谷「……、」

↓4 雪ノ下の考えを聞いた八幡はどうする?

420: 2013/03/22(金) 00:07:54.16 ID:QlFQR6/jo
わからない…ワカラナイ……わからないんだ

422: 2013/03/22(金) 01:15:25.04 ID:Yk1hqHLN0

比企谷「…………ない」

雪ノ下「? ……比企谷くん?」

比企谷「……わからない……ワカラナイ……わからないんだ」

今の私の顔は丁度比企谷くんの胸元あたりにあり、ここからではよく彼の表情は伺えない。

だが彼の口にする言葉は心ここにあらずといった雰囲気で、私は背中に冷ややかな汗が張り付いているのを感じていた。


比企谷「本来なら、俺は奉仕部に入る予定はなかったんだ。小学・中学時代に学んだ経験を生かして、高校生活は波風立てることなく平穏無事に過ごそうと計画していた。まあ入学式の日に交通事故にあって三週間も休んでせいで、ぼっちが確定したがな」

雪ノ下「……っ」

比企谷「けどそれはまだいいんだ、どうせ交通事故で入院しようがしまいが、俺が結局ぼっちになる因果は変わらん」

比企谷「だが二年生になって平塚先生から書くように指示を受けたあの『高校生活を振り返って』という題目のレポート。あの紙切れが確実に俺の信条を揺さぶり俺の人生を狂わせた」

比企谷「あのレポートで俺は自宅以外の『奉仕部』という居場所を得てしまい、その結果俺はお前や由比ヶ浜、戸塚に材木座や平塚先生、川崎、大志、葉山、三浦、海老名さん、戸部、大和、大岡、めぐり先輩、相模、陽乃さん、鶴見達と出会ってしまった」

比企谷「奉仕部に入部しなけりゃ、全員俺と関わりを持つことがなかった奴らが大半だ。だって俺はぼっちなのだから、誰かと進んで馴れ合うような真似は絶対にしないからな」

比企谷「だが俺は奉仕部に入部したがゆえに、こんな心の底から欲しくない繋がりを手にしてしまった」

比企谷「そして俺は今まで孤独だったから、それを簡単に手放せなくなった」

比企谷「それは俺の異常な記憶力がそれを物語ってる。……俺は捨てられないんだよ! 楽しかった思い出、最悪な思い出、思い出しただけで悶絶氏する自信がある過去だろうが、それをやったのは紛れもない俺自身なんだ!!」

比企谷「でももうそのキャパシティは限界なんだよ……っ! ……忘れたくない俺の過去、正当化したい俺の信条、けどその過去を奉仕部で手にした新しい思い出が塗り替えちまうんだ……!!」


比企谷「教えてくれよ雪ノ下! 俺は一体何者で何を信条に生きてきたんだ!? そして何を持ってこれからを生きていきゃいいんだよ!!」


雪ノ下「……っ」

今にも泣き出しそうな表情で、比企谷くんは内に秘めていた悩みを大声で叫ぶようにして私へ打ち明ける。

話の内容は支離滅裂で無茶苦茶過ぎて、おそらく比企谷くんも自分が何を言っているのかを理解していないでしょうね。

でも私は、彼が一体何を望んでいるのかを理解した。


彼は、自分自身を誰かに救ってもらいたいのだ。 


堕ちる所まで堕ち、その結果辿り着いた深淵から必氏に手を伸ばしているのだ。

俺の居場所はここじゃない、ここにいるのは間違っている、だけど元の居場所へ戻る方法が分からない。


そんな悩める子羊を救うのは、奉仕部の部長である私しかいない。……いや、――――同じような境遇を味わった、私にしか出来ない。


↓5 比企谷八幡を絶望の淵から救済せよ 雪ノ下雪乃の救済方法とは?


425: 2013/03/22(金) 01:35:13.81 ID:5Z9c8d/GO
思いっきり泣いてスッキリさせる(胸を貸して)で、そのあと空っぽになったところにキスをする。

430: 2013/03/22(金) 06:01:03.43 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「…………比企谷くん、泣きたい時には泣いていいのよ」

雪ノ下「今あなたがこの場でみっともなく泣き喚いても、私はそれを咎めるつもりは微塵もないわ」

優しく、諭すように、私は比企谷くんへ語りかける。

比企谷「雪ノ、下……っ」

彼の背中に回していた両腕を、彼の後頭部へとゆっくり移動させる。

抱きしめている比企谷くんの身体は小刻みに震えており、今にもその場に崩れ落ちてしまいそうな危うさがある。

雪ノ下「ほら、泣きなさい。周りに泣き顔を晒すのが怖いなら、私が隠してあげるから」

両腕を自身の胸元に引き寄せる。

雪ノ下「……比企谷くん、あなたはさっき私に『俺は一体何者で何を信条に生きてきたんだ』って尋ねたわね?」

私が彼の耳元で優しく言葉を紡ぐと、彼は小さく首を縦に動かす。

話を聞ける程度には落ち着いているようね、安心したわ。


雪ノ下「それに『そして何を持ってこれからを生きていきゃいいんだよ』って。……その問いに、今から答えてあげる」



雪ノ下「まず、あなたは比企谷八幡という総武高校二年F組に所属し、同時に奉仕部に入部している男子生徒」

雪ノ下「あなたのこれまでに掲げてきた信条は『押して駄目なら諦めろ』、『千里の道も諦めろ』という具合に、とにかく思考がマイナス方向――……いえ、過去に囚われてると言い換えてもいいわね。そんな信条を掲げては、度々考え方の異なる私と衝突を繰り返していたわよね」

雪ノ下「次にあなたの精神面や生活面だけど、自身を取り巻く環境の変化を恐れ、他人とは常に一定の距離をとっている」

雪ノ下「必要以上に踏み込まず、また必要以上に踏み込ませない」

雪ノ下「しかし一度相手に心を開いてしまえば、好意を持つ相手には異常ともいえる愛情を注ぎ、逆に嫌悪感を抱く相手には情け容赦なく糾弾する、もしくは関わりを持たない」

雪ノ下「それに加えて、自身には何も関係ないと感じる人間には、心無い言葉を平気でかける傾向がある。……そうね、あなたなら好きでもなんでもない女子に、その場のノリで告白する事があるかもしれないわね」

比企谷「ごふっ――!?」

雪ノ下「? どうしたのかしら比企谷くん?」

比企谷「……い、いや、気にせず続けてくれ雪ノ下……っ」

雪ノ下「そう? ならいいのだけれど……」


とにかく、まだ彼の質問には答え終わっていない。

私は言葉を続ける、比企谷くんの存在をここに証明するために。


435: 2013/03/22(金) 14:45:49.51 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「……それで、さっきまでの話が私と比企谷くんが初めて出会い、それから大体二学期の初旬までのあなたの言動を鑑みて、私なりに纏めてみた結果よ」

雪ノ下「孤高を貫き、己が正義を振りかざし、理解される事を望まず、理解することを諦めていた男の子。それが比企谷八幡という人間よ」

雪ノ下「……ただ、これはあくまで私の主観が捉えた事象であるため、あなたがその通りに行動していたという確証はないのだけれど」

比企谷「……、」

比企谷くんは私の話を耳にしても、まだ何も答えないし応えない。

比企谷くんが本当に聞きたいことは、おそらくこれから私が彼に差し伸べる啓示について。

『奉仕部』という居場所が、今まで積み重ねて築き上げた彼のアイデンティティを揺さぶり、亀裂を生じさせ、着実に彼の心を蝕んでいる。

その進行を止めるには、『奉仕部』という居場所を統治するこの私が、責任をもって対処しなければならない。

そして彼に対する処方箋は、全部で3つ。


――1つ目は、彼が『奉仕部』という居場所から距離を取る。……つまり比企谷くんが『奉仕部』を退部ないしは休部すること。

――2つ目は、彼の社会や物事に対する考え方を抜本的に改革する。……つまり私が平塚先生に依頼された事案を解決すること。

――3つ目は、私が彼にとってかけがえのない存在になってあげる。……つまり私が彼と今の関係を越えた別の関係を結ぶこと。



雪ノ下「……比企谷くん、そろそろこの話は終わりにしましょう」


雪ノ下「私がこれから、あなたの抱える苦悩に引導を渡してあげる」



雪ノ下雪乃が比企谷八幡に渡す苦悩の処方箋はどれ? 

(以下の選択肢より多数決、先に3票集まった選択肢で先に進みます)

①退部のすゝめ ②解決新書 ③こころ

439: 2013/03/22(金) 16:57:48.20 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「比企谷くん、人はみな完璧ではないわ。弱くて、心が醜くて、すぐに嫉妬し蹴落とそうとする。不思議なことに優れた人間ほど生きづらいのよ、この世界は」

それは、かつての私が彼に言った言葉。

出会って間もない頃、二人きりの部室で繰り広げた彼との些細な口喧嘩で紡いだ言葉。

比企谷「……、そうだな。……出る杭は打たれるんじゃなくて、出る杭は抜いて捨てられる。捨て置かれ雨風に晒され、いずれ朽ち果てる」

比企谷くんは顔を上げ、私の両肩を軽く押して距離をとった。 

どうやらもう完全に落ち着いたようだ。 ……目元、真っ赤になったままよ?

雪ノ下「あなたの場合は私と違って、逆に深く打たれすぎてもう顔が出せないのよね。誰にも届かない場所にあなたはいる」

比企谷「……俺は誰にも届かない場所にいるんじゃねぇよ、誰も見向きもしない場所にいるだけだ」


雪ノ下「あら、それは違うわよ比企谷くん。だって私は、――あなたのことをずっと見ていたもの」


比企谷「っ!」

比企谷「……、」

雪ノ下「……、」

そして訪れる、しばしの沈黙。

――私は、彼との間に流れるこの沈黙は嫌いではない。

――むしろ、どこか心地いいと、そう感じている。

――少しだけ、自分の鼓動が速くなるのを感じた。心臓の刻む律動が少しでも前に、少しでも先へ進みたいと、そう言っている気がした。


――なら。

――なら、私と彼は。


比企谷「……なぁ雪ノ下。俺と」

雪ノ下「ごめんなさい、それは無理」

比企谷「っだぁ! まだ最後まで言ってねぇだろ」

雪ノ下「言わなくても分かるわよ。どうせ友達になろうとか言うのでしょう?」

雪ノ下「でも残念だけど、私があなたと友達になることなんてありえないわ」

比企谷「そうかよ……」

雪ノ下「そうよ。虚言は吐かないもの」


雪ノ下「……でも、友達以上にならなってあげられる」


そう呟いた私は彼の元へ駆け寄り、少しだけ背伸びをして彼の左頬に唇を当てた。


比企谷「………………………へ?」

突然の出来事に脳の処理が追いつかないのか、比企谷くんはその場で呆然と立ち尽くしている。

私はそんな比企谷くんを追い抜いて、半身で振り返った。


雪ノ下「…………ま、また明日……っ」

比企谷「…………お、おう。じゃ、じゃあな」


胸の奥底から止め処なく溢れだす羞恥心を紛らわす為に、私は走ってこの場を去ろうとした。

だが私は深刻な体力不足のため、仕方なく早歩きで自宅へ帰った。

帰りを急ぐ自宅には、彼がプレゼントしてくれたパンダのパンさんが待っている。

久しぶりに、パンさんと楽しい会話ができそうだ。

450: 2013/03/22(金) 19:28:05.56 ID:Yk1hqHLN0
ゆきのん続投の希望が多いですが、一応多数決をとりたいと思います

以下より多数決 先に3票集まった選択肢で主人公を決めます


①ゆきのん続投 ②八幡視点で続き ③海老名さんでニューゲーム

454: 2013/03/22(金) 19:56:28.34 ID:Yk1hqHLN0

ゆきのん大人気! というわけでゆきのん続投決定です

ただまだ主人公が控えているので、次で一区切りがついたら主人公を変えたいと考えています

とりあえず>>439の続きからです



【雪ノ下の部屋】

雪ノ下「……、どうしたらいいのかしら……っ」

自宅に着いてからすぐに夕食と入浴を済ませた私は、現在自室で明日の授業の予習と復習をしていた。

しかしつい数時間前に比企谷くんへキスをした光景が何度もフラッシュバックしてしまい、その度に顔全体が熱を帯びていく。

端的に言えば、勉強が手に付かない。

雪ノ下「(…………別れ際にはまた明日とは言ったものの、とてもじゃないけど直視出来る自信がないわ……っ)」

↓3 雪ノ下はどうする?

456: 2013/03/22(金) 20:21:53.25 ID:MUP0VykIO
八幡と明日奉仕部であった時のデモンストレーションをするも、なぜかイチャイチャしてる姿しか想像できずに悶える。

459: 2013/03/22(金) 21:02:56.01 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「(……仕方ない、ここは比企谷くんと明日奉仕部で顔を会わせた際のシミュレーションをやっておくべきね)」

そう決断すると、私は勉強を一度切り上げてベットの上に寝転がる。

ついでにパンさんのぬいぐるみを抱きかかえながら、私は仮想世界へ旅立つ。



比企谷『……よ、よぉ雪ノ下』

雪ノ下『え、ええ、こんにちは比企谷くん』

普段では絶対にありえないほどぎこちない私達の挨拶。

互いに目を合わせることができず、私達はあらぬ方向に視線を向ける。

比企谷『……、』

雪ノ下『……、』

比企谷『雪ノ下』

雪ノ下『比企谷くん』

言葉が出会い頭でぶつかる。

比企谷『……ぷっ』

雪ノ下『……ふふっ』

自然と漏れだす小さな笑い声。

比企谷『…………いやー、昨日は驚いたぜ。まさかお前が俺にキスするなんて、微塵も想像してなかった』

比企谷『あのあと家に帰ったんだが、お前の触れた唇の感触が頭から離れなくてよ……。……俺、実は今日一睡もしてねぇんだ』

雪ノ下『……っ。……わ、私も、あなたにき……キスした光景が、頭から離れなくて……、きょ、今日の授業が全然頭にはいってこなかったわ』

比企谷『そ、そうなのか?』

雪ノ下『え、ええ、そうなの』

比企谷『……、』

雪ノ下『……、』

比企谷『……な、なぁ雪ノ下』

雪ノ下『……な、なにかしら……?』


比企谷『その、……き、昨日の続き…………しねぇか?』



雪ノ下「~~~~っ!!」

開放条件を満たした状態の比企谷くんが浮かべる爽やかな笑顔で現実世界に引き戻される。

興奮冷めやらぬせいか、顔が燃えるように熱い。そしてその熱が全身を伝わり、身体が火照っている気がする。

ただ興奮が徐々に治まってくると、その直後に間髪入れずに猛烈な後悔と自責の念に駆られる。

雪ノ下「(…………何をしているのよ、私は……っ)」

ベットの上で膝を抱えて丸くなる。

そんな私を、パンさんが心配そうに(※この世界の闇を見透かしてきたような仄暗い瞳)こちらを見てきた。

雪ノ下「(…………本当に何をしているのかしら…………)」


↓3 雪ノ下はどうする?

462: 2013/03/22(金) 21:17:36.32 ID:pIgtwS3I0
八幡とイチャコラしてる夢見ちゃう

463: 2013/03/22(金) 21:58:00.96 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「(…………本当に、……私……は…………)」

視界が徐々に暗くなり、意識が段々遠のいていく。 

早足で自宅に帰ってきて疲れてしまったのだろう。

迫り来る睡魔に抗いもせず、私はそれを受け入れて深い眠りに落ちていった。




比企谷『雪ノ下』

比企谷くんが、ゆっくりと私に向かって歩いてくる。

彼の手に握られているのは、私が普段から使用している純白の櫛だ。

比企谷『お前の髪、梳かしてやるから後ろ向いてくれ』

雪ノ下『……だ、大丈夫よ比企谷くん。それくらい、自分一人で出来るわ』

比企谷『まぁまぁ、いいからいいから』

彼はそう言って私の髪留めをいともたやすく解き、髪留めを近くの机の上に置いた。

比企谷『……綺麗だな、お前の髪』

そう言いながら、比企谷くんは手櫛で私の髪の絡まりをほどいていく。

比企谷『…………ま、まぁお前は存在すべてが神秘的で美しいけどよ』

雪ノ下『――っ、……そ、そうかしら。…………えっと、その、……ありがとう』

使い古された言葉、小学生でも思いつきそうなよくある台詞でも、好きな人から言われるだけで気持ちの昂ぶりが抑えられない。


雪ノ下『……ひ、比企谷くんも素敵よ、あなたのそのどんよりとした瞳。……見ているだけで吸い込まれそう』



雪ノ下「――っ!」ガバッ

雪ノ下「(……待ちなさい私、それはどう考えても褒め言葉ではないでしょう……?)」

私は比企谷くんをよくわからない褒め方をした時点で目を覚ました。

ふと部屋の時計を見ると、時刻はまだ早朝の4時過ぎである。

普段学校へ登校するのに家を出る時間は大体7時過ぎくらいなので、まだ時間的猶予がかなりある。

雪ノ下「(……二度寝はまず論外として、身支度を整える30分を抜きに考えると残り2時間半。……暇ね)」


↓3 雪ノ下はどうやって時間を潰す?

466: 2013/03/22(金) 22:00:44.70 ID:MJd2E3EE0
やけ食い

467: 2013/03/22(金) 22:12:35.41 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「……、お腹空いたわね。何かあったかしら」

私は自分の部屋を出てリビングを通りキッチンへ向かう。

冷蔵庫の中身を見ると、食材があまり入っていないことに気がついた。

雪ノ下「(…………どうしましょう?)」

↓3 雪ノ下はどうする? 以下から選択

①とりあえず冷蔵庫の中身を全て使って朝食を食べる

②近くのコンビニに買いに行く

③以前由比ヶ浜と一緒に言ったファミレスで朝食

470: 2013/03/22(金) 22:15:31.13 ID:fHku4ZMOo
1

471: 2013/03/22(金) 22:35:12.08 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「(……、ここは残った食材で朝食を済ませてましょうか)」

私は冷蔵庫の中にあった食材を全て取り出し、朝食のメニューを思い浮かべる。

雪ノ下「(卵はスクランブルエッグにして……、中途半端に余っている野菜はジューサーで野菜ジュースにして……、それから――)」

あれこれ考えながら、私は慣れた手つきで朝食の準備にとりかかる。

一人暮らしを初めてかれこれ一年半。

元々高かった料理スキルはまた一段と腕に磨きがかかり、そこらの飲食店の料理よりは美味しい一品を作れると自負している。

ただ惜しむらくは、そのスキルを披露する相手がいないということだが……。

そんな考え事をしながら、私は朝食を作り上げる。

出来上がった料理をパンダのパンさんがあしらわれた食器に盛り付け、それをテーブルへ運びイスに座る。

雪ノ下「いただきます」

両手を合わせて一礼し、出来立ての料理を口へ運ぶ。 ……うん、今日も満点の出来ね。



雪ノ下「ごちそうさまでした」

朝食を食べ終え、食器を洗浄機にかけて時間を確認すると5時過ぎだった。時間はまだ余っている。

雪ノ下「(……えっと、次は)」

↓3 雪ノ下はどうする? 以下から選択

①腹ごなしに外へ早朝の散歩へ ②勉強する 

474: 2013/03/22(金) 22:40:42.48 ID:kHriyJ5Go
1

475: 2013/03/22(金) 22:48:54.91 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「(……そうね、まだ時間の余裕があることだし、少し腹ごなしに散歩へ行こうかしら)」

私は自室に戻って部屋着から別の服に着替える。

雪ノ下「(……、散歩の時はどんな服を着ればいいのかしら?)」

↓3 散歩する時の服装はどれが最適? 以下より選択

①無難に制服 ②学校のジャージ ③動きやすい私服

478: 2013/03/22(金) 22:52:45.72 ID:oBq+2aeao
3

479: 2013/03/22(金) 23:24:04.02 ID:Yk1hqHLN0

雪ノ下「……、動きやすい私服でいいわね」

私はクローゼットからレギンス、ショートパンツ、ロングTシャツ、ロングカーディガンを取り出しそれに着替える。

着ていた部屋着は畳んでベットの上に置き、自宅の鍵と携帯電話を掴んで部屋の外から玄関へ向かう。

靴を履き複数個の鍵を解錠し家の外へ出て、鍵を締めてエレベーターへ向かう。

エレベーターを利用して地上15階から1階へ降り、エントランスを通ってマンションの外へ。

雪ノ下「(まだ早朝だから歩行者も少ないわね、帰宅時もこれくらいなら自宅まで帰りやすいのだけれど。……あら?)」

↓4 雪ノ下が散歩を始めると、そこには見知った顔が それは誰? 以下より選択

①平塚静 ②葉山隼人 ③雪ノ下陽乃


483: 2013/03/22(金) 23:41:50.00 ID:MJd2E3EE0

484: 2013/03/23(土) 00:01:14.22 ID:0hDGin+L0

葉山「……、」タッタッタ

雪ノ下「(あれは…………葉山くん?)」

前方からこちらへ走ってくるのは葉山隼人だった。

片耳にイヤホンをかけ、ジャージ姿で走っていることから早朝ランニングだろうか。額にはうっすらと汗が浮かんでいる。

だけど彼はまだ私の存在には気がついておらず、ただ前を見据えて走っている。

雪ノ下「(…………、そのまま気づかずに通り過ぎてくれないかしら)」


直下判定 コンマが偶数の場合は気づかれる コンマが奇数の場合は気づかれない

486: 2013/03/23(土) 00:48:47.33 ID:0hDGin+L0

葉山「……、」タッタッタッ

雪ノ下「……、」

葉山「……あ」

葉山くんがこちらに視線を向ける。 

……どうやら気づかれてしまったようね、……面倒な事にならなければいいけれど。

雪ノ下「……、」

葉山「やあ、おはよう雪ノ下……さん」

雪ノ下「……ええ、おはよう葉山くん」

葉山「今日はどうしたんだ? こんな朝早くに珍しいね」

雪ノ下「……別に、ただの散歩よ」

葉山「そっか。俺は日課の早朝ランニング、この時間は人通りが少なくて走りやすいんだ」

雪ノ下「……そう、それはよかったわね」

葉山「ああ、今日は気温も湿度も丁度いいし、走るには最適なんだ。今度雪ノ下さんも一緒にどうかな?」

雪ノ下「遠慮しておくわ。私、体力にだけは自信がないの。……それはあなたも知っているでしょう?」

雪ノ下「…………それとも、わざと……?」

葉山「……、」


葉山「……っ、雪ノ下。俺は君に――」

雪ノ下「やめて」

葉山「……っ」

雪ノ下「……いまさらそんな言い訳、聞きたくないのよ……っ」

雪ノ下「…………朝から気分を悪くさせないで、……非常に不愉快だわ」

葉山「……、すまない雪ノ下。……でも、やっぱり俺は――」


私はそこから先の彼の言葉を耳にしないように、両手で両耳を塞いで走りだした。

後ろで私を呼び止めるような声が聞こえた気がするが、気のせいと割り切って走る速度を上げる。


――最悪な一日の幕開けを予感しながら、私はマンションへと戻った。

489: 2013/03/23(土) 04:46:50.11 ID:0hDGin+L0

マンションに戻った私は一度シャワーを浴び、それから制服に着替えて学校へ向かう準備をした。

気まぐれでテレビをつけると、ニュース番組が丁度占いコーナーを放映していた。

『――残念ながら最下位は獅子座のあなた! やることなすこと超アンラッキー、周囲の人間に大きく振り回されて人生が大きく変わりそう』

『……そんなあなたのラッキーアイテムは紅い髪飾り! これがあれば多少の困難は乗り越えられそう! ――では今日も元気にいってらっしゃい!』

雪ノ下「……最下位だけわかっても、意味がないじゃない」

私ははぁと溜め息をついてテレビを消し、通学鞄を肩に引っ掛けて戸締りやガスの元栓を確認し、靴を履いて家の外へ出た。


↓3 自宅から学校までの通学路で知人に遭遇した? した場合はそのキャラ名を記入、遭遇していなければ昼休みまで話がスキップします

492: 2013/03/23(土) 05:18:45.08 ID:H1PuqLLe0
あねのんに遭遇して八幡との仲をからかわれる

493: 2013/03/23(土) 06:09:45.47 ID:0hDGin+L0

雪ノ下「(……慣れないことをしたせいかしら、なんだか疲れが……)」

私は自宅を出て最寄り駅まで徒歩で向かい、それから京葉線に乗って総武高校方面へと向かう。

しかし今朝の散歩や葉山くんとの遭遇で、精神的疲労が早くもピークを迎えている。

雪ノ下「(……今日は厄日になりそうだわ。そしてこれで姉さんに会うようならもう完全に――)」


陽乃「あれっ、雪乃ちゃん?」


雪ノ下「(…………厄日ね)」

私はこめかみに手をあてて頭を悩ませる。

今日はとことんついていない。朝一番に葉山くんに出会い、次に姉さんに出会う。

もし神が存在しているなら、私に試練を与えているようにしか思えない。

陽乃「わー、雪乃ちゃんだ♪ なんでなんで~? なんで雪乃ちゃんがここにいるの~?」

雪ノ下「……姉さん、年甲斐もなく公共の場で騒がないで」

雪ノ下「……見ればわかるでしょう? 学校に向かうために電車に乗ったら、偶然意図せず姉さんと同じ電車に乗りあわせていただけの話よ」

陽乃「ふぅん、そっかー。……でも雪乃ちゃん、睡眠不足はお姉ちゃんあんまり感心しないなー。眼の下に薄く隈が出来てるの気づいてる?」

雪ノ下「……、」

陽乃「やだぁ、雪乃ちゃんつめたーいっ!」

陽乃「いいよもうっ、お姉ちゃん自分で推理して、雪乃ちゃんの可愛いお顔に隈が出来ちゃった原因突き止めちゃうんだからっ!」

人差し指を私に向け、腰に空いている手を当てポーズを決める姉さん。……はやく駅に着かないかしら……っ。

陽乃「う~ん……、」

私に向けていた人差し指を、今度は自分の額付近に持っていって頭を悩ませている姉さん。……お願いだから、早く、駅に着いて……っ。

陽乃「えっと~……、」

そして姉さんははっと天啓を得たかのような表情を浮かべてこう言った。


陽乃「あ、わかった! 比企谷くんの事を考えてたら眠れなくなった――とかっ!?」


雪ノ下「……っ、違う。見当違いも甚だしいわね」

陽乃「えー、そんなー……。自信あったんだけどなぁ」

そう言った直後、姉さんの目が一瞬だけ薄く細められる。

それは言外に『なんで誤魔化すの?』と言っている気がした。

雪ノ下「……、」

陽乃「――あ、もうすぐわたし降りなきゃ。それじゃあね雪乃ちゃん! なにか困ったことがあったらいつでも連絡してよねっ♪」

姉さんはウインク混じりにそう言って停車した電車から降りた。

雪ノ下「…………ハァ」

姉さんがいなくなった事により、どっと疲れが襲いかかってきた私は堪らず車内の壁に寄りかかる。

それと同時に、ポケットに入れていた携帯が小刻みに振動する。どうやらメールが届いたようだ。

↓3 誰からのメール? 以下から選択

①比企谷小町 ②由比ヶ浜結衣 ③雪ノ下陽乃 ④平塚静

496: 2013/03/23(土) 07:01:26.62 ID:H1PuqLLe0
1

497: 2013/03/23(土) 07:10:18.86 ID:0hDGin+L0
雪ノ下「……小町さんから? ……、珍しいわね」

↓3 小町からのメールの内容は?

500: 2013/03/23(土) 07:27:56.26 ID:JxDneuVDP
兄を末永くよろしくお願いします

502: 2013/03/23(土) 15:22:17.58 ID:0hDGin+L0

yukinoshita's mobile

『FROM  小町
 TITLE 雪乃さん
 MESSAGE 兄を末永くよろしくお願いします』


雪ノ下「――っ」

画面に表示された文字を目で追い読み終えた直後、昨日の光景がフラッシュバックする。

それにより再び湧き出す羞恥心を消し去ろうと、私は頭を左右に大きく振る。

小町さんがこのメールを送ってきたということは、彼は昨日の出来事を彼女に話したのだろう。

雪ノ下「(……これは小町さんへ返信、するべきよね)」

……しかし、これは一体どう返信したものだろう。 

いくら昨日の私が彼にキスをしたといっても、ただそれだけで将来が確定してしまう(私が比企谷くんを養う)ものなのだろうか?

人から告白された回数は数百回を超えるが、人と付き合った回数は一度もない私にはこの問題は解決出来ない。

だから、ひとまずこの問題を解消してみることにした。

↓3 小町へなんと返信する?

505: 2013/03/23(土) 15:50:35.02 ID:65TpnPJmO
末長くとはどういうことかしら?
私はあなたのお兄さんによろしくされるような事は何もないのだけれど?

506: 2013/03/23(土) 16:38:28.25 ID:0hDGin+L0

今更ですが、このSSは原作の6巻と7巻の狭間のお話という設定です。

安価次第では原作でカットされた体育祭をやる可能性もありますが、他スレで俺ガイルの体育祭を書くというスレがあったのでネタが被る可能性が……。

とりあえず3月25日発売のビッグガンガンの表紙を飾るゆきのんが可愛すぎて世界がヤバい



【比企谷家】

komachi's mobile

『FROM  雪ノ下
 TITLE 小町さん
 MESSAGE 末長くとはどういうことかしら? 
     私はあなたのお兄さんによろしくされるような事は何もないのだけれど?』


小町「……あっれー? ねーねーお兄ちゃん、雪乃さんにメールしたらこんなの返ってきちゃったんだけど?」

比企谷「……、マジで? …………、じゃあ昨日のアレは夢だったのか?」

小町「んー……、この文面から考えるとそうなんじゃないの?」

小町「だってお兄ちゃんは、雪乃さんが階段から転げ落ちそうになってたのを庇って気絶しちゃったんでしょ?」

小町「その時に強く頭を打ってたら、記憶がこんがらがったりする可能性は十分あると思うよ?」

比企谷「そ、そうか…………」

比企谷「……まぁいいや。小町、とりあえずなんか適当に返事返しといてくれ」

小町「ほーい」カチカチ



【電車内】

yukinoshita's mobile

『FROM  小町
 TITLE  nontitle
 MESSAGE ごめんなさい雪乃さん、どうやら兄の勘違いでした ><』

雪ノ下「(……これで解消完了ね)」

私は小町さんに『了解』とだけ本文に打ち込んでメールを送信した。

そして画面から顔をあげて窓の外へ視線を向けると、もうすぐ総武高校の最寄り駅へ到着することに気がついた。

暫くすると電車は停止し、中に溜め込んでいた乗客を外へ吐き出していく。

私はその吐き出された人の合間を縫うように改札口を目指して歩く。

改札口を出たあとは総武学校へ向かって歩くこと数分、学校へ到着。

下駄箱で上履きに履き替え教室へ向かう。

教室にはすでに何人か生徒がいて、各自自主学習に取り組んでいる。

雪ノ下「(……どうしようかしら)」

↓3 雪ノ下はどうする? 以下より選択

①周囲に倣って勉強 ②大人しく読書 ③クラスメイトから話しかけられる

509: 2013/03/23(土) 17:01:17.51 ID:65TpnPJmO
2

511: 2013/03/23(土) 17:18:35.60 ID:0hDGin+L0

雪ノ下「(……、ここは無難に読書ね)」

自分の席について鞄から本を取り出し読書に耽る。

……やっぱりパンダのパンさんの原作は最高ね。

雪ノ下「(これを読んでいない人間は、人生の半分は損をしていると言っても過言はないわ)」

その後私は、先生が朝のSHRで教室に入ってくるまで読書を続けた。


――そして午前中の授業が終了して昼休み。


雪ノ下「……、」

私は鞄から弁当箱を取り出し、それを持って奉仕部の部室へと向かう。

教室を出て特別棟へと繋がる二階の渡り廊下を歩いていると、前方からこちらに向かって人が歩いてくる。

↓3 こちらに向かって歩いてきたのは誰?

514: 2013/03/23(土) 17:25:51.65 ID:cmeRZd1BO
平塚先生

515: 2013/03/23(土) 19:01:06.06 ID:0hDGin+L0

こちらに向かって歩いてくるのは、奉仕部の顧問を務める平塚先生だった。

平塚先生は私の顔を見ると破顔し、気さくに話しかけてきた。

平塚「おや、雪ノ下じゃないか。君は今日も部室で昼食かね?」

雪ノ下「はい。教室はその……少し居心地が悪いので」

平塚「……おや? 雪ノ下、君はクラス内で孤立はしていなかったはずでは?」

雪ノ下「はい、周囲から目立ってはいますが、孤立はしていませんね」

雪ノ下「私はどこぞの目の腐った誰かさんとは違って、クラスの中にちゃんと居場所がありますから」

平塚「あ、相変わらず辛辣だな君は……」

私の発言に思わず苦笑いを浮かべる平塚先生。

だが実際のところ事実なので仕方がない、……多少意味合いは違うが。

平塚「……まぁいい。それで、なぜ雪ノ下は教室で居心地が悪いと感じているんだ?」

雪ノ下「……っ、そ、それはどうしても言わなければいけないことですか……?」

平塚「ん? いやいや、そんなことはないぞ。君自身が言いたくない事なら、私は無理強いはしないよ」

平塚「私は救いの手を求められたら差し伸べるが、求められなければ差し出さずに見守る主義なんだ」

平塚「誰も彼もが自身の救済を望んでいるとは限らない」

平塚「中には身の回りで生じた問題に対して自己犠牲を顧みず、全て自分自身の手で解決してみせようと躍起になる人間もいる。……まぁ誰とは言わないがな」

雪ノ下「……、」

平塚「……雪ノ下、君は奉仕部の部長だ。先日の文化祭でだいぶ無茶をしたあいつの事、少し気にかけてやってはくれないか」

平塚「ただ気にかけるだけでいい、無理に距離を詰める必要もない。ただ、優しく見守ってあげるだけでいいんだ」

平塚「心優しい君なら出来るはずだよ雪ノ下、私はそう確信している」

雪ノ下「……了解しました、任せて下さい」

平塚「うむ、大いに期待しているぞ」

軽く会釈をして、私は平塚先生と別れた。

516: 2013/03/23(土) 19:22:35.42 ID:0hDGin+L0

そして私は奉仕部の部室へ辿り着き、扉を開けて部室の中へ入る。

校内の喧騒が届かないこの部室は静寂に包まれていた。

雪ノ下「(……やはりここが一番落ち着くわね。誰にも邪魔されることなく食事が出来る場所というのは、この現代社会において貴重よね)」

膝の上に弁当箱を広げて箸を手に持つ。

弁当箱の中身は白米が8割を占めており、残りの2割は今朝の朝食の残りだ。

今日食材を買い忘れると、明日の昼食は白米オンリーになってしまう。 ……それだけは絶対に避けなければ……っ。

雪ノ下「いただきます」

私は小さく首だけ会釈をして、食前の常套句を口にする。

そして白米を口へ運ぼうとしたその時だった。


――奉仕部の部室の扉が、突然開いた。


そしてそこに立っていたのは、

↓3 そこに立っていたのは誰? 以下より選択

①比企谷八幡 ②由比ヶ浜結衣 ③葉山隼人


519: 2013/03/23(土) 19:27:48.98 ID:H1PuqLLe0

520: 2013/03/23(土) 22:41:36.85 ID:0hDGin+L0

そこに立っていたのは、比企谷くんだった。

比企谷「よう雪ノ下。……昼メシ、一緒に食っていいか?」

雪ノ下「あら、比企谷くん。あなた、どうしてここに? いつもの場所はどうしたのかしら?」

比企谷「や、それがなんか先日の文化祭で生まれたであろう初々しいカップル(笑)に占領されちまってよ」

比企谷「訓練を積み重ねたプロのぼっちである俺も、流石にそこで何食わぬ顔でメシ食える状況じゃなくなってさ、気まずくなってここに移動したんだ」

雪ノ下「つまり居場所を追われた、と。……校内一の嫌われ者は大変ね」

比企谷「うるせぇ、ほっとけっつーの」

雪ノ下「……ええ、放っておくわよ。あなたがそれを望むならね」

比企谷「……。……とりあえずメシ、食わせてもらうぞ」

そう言って、比企谷くんは長机を挟んだ対角線上の椅子に腰掛ける。

彼がいつも座る定位置だ。

そして今のこの距離が、私と彼の心の距離を如実に表していた。

雪ノ下「どうぞご勝手に。由比ヶ浜さんは三浦さん達と一緒に昼食を食べるようだから、今日はここには誰もこないわ」

比企谷「そうかよ。……ま、こんな辺鄙な所に好き好んでやってくる物好きなんかいねぇよな、俺とお前以外は」

雪ノ下「……あら、それは由比ヶ浜さんは物好きではないと言いたいのかしら?」

比企谷「ああ、あいつはお前がここにいるから来ているだけで、お前がここにいなきゃたぶんあいつは来ねぇよ」

雪ノ下「……驚いた。意外と私達のことをよく見ているのね」

比企谷「おうよ、伊達で人間観察やってるわけじゃねぇからな」

比企谷「(そのうち全身骨格まで見えるようになるレベル。スケスケだぜ!)」

雪ノ下「あなたのそれは習性でしょうに……、もしくは悪趣味」

比企谷「う、うるせぇ! いいんだよ別に! 俺が楽しけりゃ!」

私の的確な反論にそう言い返し、彼は昼食を口へ掻き込む。 ……喉に詰まらせてもしらないわよ?

↓3 雪ノ下はどうする?

523: 2013/03/23(土) 22:50:30.60 ID:H1PuqLLe0
紅茶を淹れてあげてそのまま八幡のすぐ隣に移動してご飯を食べる

524: 2013/03/23(土) 23:01:46.12 ID:0hDGin+L0

雪ノ下「(……喉が渇いたわ。紅茶でも淹れましょう)」

喉の渇きを感じた私は、湯沸かしポットの電源を入れる。

このポットでお湯(カップ2杯分)が沸騰するまでに要する時間は僅か1分。

それまで手持ち無沙汰になった私は、比企谷くんに話題をもちかける。

↓3 雪ノ下はどんな話題を提供する?

527: 2013/03/23(土) 23:12:24.04 ID:JxDneuVDP
それとなく八幡の女性関係について探りを入れてみる

530: 2013/03/23(土) 23:40:09.20 ID:0hDGin+L0

雪ノ下「ねぇ比企谷くん」

比企谷「ん? なんだよ雪ノ下、どうかしたのか?」

雪ノ下「あなた、今まで異性と付き合った経験あるかしら?」

比企谷「……おい、お前は鬼か雪ノ下。人のトラウマ穿り返して楽しい? ねぇ、楽しい?」

比企谷「つーかそんなもん、普段の俺の言動を鑑みれば察しがつくだろうが。言わせんな恥ずかしい」

雪ノ下「……つまり恋愛経験ゼロの童O、と」

比企谷「ちょ、おまやめろ! せめてDTと言えDTと! そっちの方がまだなんか格好いいから童Oはやめてくれよぉ……っ」

雪ノ下「な、何も泣かなくたっていいじゃない……」

比企谷「な、泣いてねぇよ! これは心の汗なんだよ! 決して涙なんかじゃねぇ!」

雪ノ下「あ、お湯が沸騰したわね」

比企谷「そこでスルーすんのかよ…………」

比企谷くんが何かぶつぶつと呟いているが、気にしないことにした。

私はカップとソーサーと紙コップを用意し、茶葉を入れて置いたガラス製のティーポットに沸騰したお湯を注ぎ込む。

それから数十秒待って、出来上がった紅茶をカップと紙コップにそれぞれ注ぐ。

そしてそれらを持って、私は比企谷くんの隣に移動する。

雪ノ下「はい、これ。あなたの分よ」

比企谷「え、おお、……サンキュ」

雪ノ下「どういたしまして」

比企谷くんに微笑んで、私は一度長机にカップを置き反対側に移動する。

そして自分の椅子を持って、再び比企谷くんの隣へ。

↓3 この次の雪ノ下の行動は?

533: 2013/03/23(土) 23:56:18.32 ID:H1PuqLLe0
紅茶を淹れてあげた礼として今日の買い物に付き合いなさいと言う

534: 2013/03/24(日) 00:22:14.30 ID:ZPJBK47p0

比企谷「……おい、なぜ俺の隣に移動してくる。勘違いしちゃうからその思わせぶりな行動やめろ」

雪ノ下「……、」

比企谷「またシカトかよ……」

雪ノ下「……ね、ねぇ比企谷くん。私いま、あなたに紅茶を淹れてあげたわよね?」

比企谷「あん? ……まぁ、俺は一言も頼んでもないけどそうだな」

雪ノ下「そうよね。……なら、あなたはその礼として今日の放課後、私の買い物に付き合いなさい」

比企谷「……は?」

雪ノ下「ちなみにこれは既に決定事項であり異論反論抗議質問口応えは認めないわ、いいから黙って大人しく従いなさい」

比企谷「おーい、それどっかで聞いたことあんぞ雪ノ下ー。具体的に言えばウチのアラサー教師が言ってたぞー」

雪ノ下「……放課後私の買い物に付き合いなさい、これは部長命令よ」

比企谷「だからこんな些細なことで部長権限振りかざすなよ……」

比企谷「つーか放課後って部活動の時間じゃねぇから部長命令意味ねぇだろ」

雪ノ下「……っ、」

どうにも彼は私の提案に乗り気ではないようだ。

こうなったらアプローチの方法を変えてみることにする。

↓4 雪ノ下は比企谷にどうアプローチする?

535: 2013/03/24(日) 00:45:57.35 ID:AlIFsIN9o
ガハマさんに前教えてもらったとおり、上目遣いで

536: 2013/03/24(日) 00:47:31.45 ID:En7LF4oKO
ダメ?と、八幡の目をまっすぐ見ながら、若干涙目で言う。

539: 2013/03/24(日) 01:35:35.46 ID:ZPJBK47p0

雪ノ下「(……そういえば、この前由比ヶ浜さんに教えてもらった特別な方法があったわね。あれなら……!)」

雪ノ下「え、えっと、その…………比企谷くん……」

比企谷「な、なんだよ……」

私は比企谷くんの制服の裾を摘んで、上目遣いを意識し、若干涙目になって言葉を紡ぐ。


雪ノ下「……ねぇ比企谷くん、…………………ダメ?」


ついでに小首も傾げてみる。これは由比ヶ浜さん曰く奥の手なのだとか。

比企谷「っ! …………お、お前、それは……反則、だろ……っ」

右腕で朱色に染まった自身の顔を隠す比企谷くん。

どうやら由比ヶ浜さん直伝の技が、彼のハートにクリティカルヒットしたようね。

あと普段こういった手段をとらない人がこの類いの技を使うと、『ぎゃっぷもえ』が凄いらしい。 

……『ぎゃっぷもえ』って、『格差』と『燃える』を組み合わせた、よくわからない造語なのだけれどそれは……。



その後、昼休みの終了を告げるチャイムが鳴り響き、私達はそれぞれの教室へと帰っていった。

午後の授業も集中して取り組み、帰りのSHRも滞り無く進む。

最後に教壇に立つ担任へ日直が号令をかけてクラスメイト全員が礼をし、担任が教室から出て行くのを確認すると、彼女彼らもそれに続くように教室から去っていく。

私も鞄を肩に引っ掛けて奉仕部の部室へと向かう。

辿り着いた部室には既に比企谷くんと由比ヶ浜さんがいて、各々の時間を過ごしていた。

↓3 雪ノ下はどう過ごす?

542: 2013/03/24(日) 01:48:38.39 ID:5nB74uAPP
さっきの八幡の反応が気に入ったのでもう1回ぎゃっぷもえを狙ってみる

543: 2013/03/24(日) 02:23:45.95 ID:ZPJBK47p0

雪ノ下「比企谷くん、ちょっといいかしら?」

比企谷「っ、な、なんだよ雪ノ下……っ」

由比ヶ浜「(……あれ? ここ最近は見なくなったのに、久しぶりにヒッキーがキョドってる)」

由比ヶ浜「(……、カメラまわしとこっと)」●REC

雪ノ下「……ひ、比企谷くんは、その、………………す、好きな人、とか……い、いないのかしら?」

比企谷「っ! ……や、やめろぉ! お前もうその表情禁止! 俺の理性が色々と限界だから! いやマジでッ!?」

由比ヶ浜「(あ、今の前に私がゆきのんに教えたやつだ。……は~、やっぱりゆきのんがやると威力がすごいなぁ~)」

由比ヶ浜「――って、ちょ、ちょっとヒッキー今のセリフどういう意味!?」

由比ヶ浜「ま、まさかひ、ヒッキーはゆきのんのことが……っ!」

比企谷「そ、そそそんなわけねぇだろ!? な、なーに勘違いしてんだよ由比ヶ浜! お前と雪ノ下を比べたら、お前のほうがマシだって!」

雪ノ下「……っ、」

由比ヶ浜「……そ、それって本気で言ってるのヒッキー? …………嘘、じゃない……?」

比企谷「ああ、勿論だ。お前が俺の地雷を無自覚で踏み抜かなければな……」

由比ヶ浜「ちょ、ヒッキー遠い目すんの禁止! そ、そりゃああたしが悪いのは分かるけど、ヒッキーだって、その………………」

雪ノ下「……、」

比企谷「(……なんだろう、凄絶な悪寒がする……っ)」

↓3 雪ノ下はどうする?

544: 2013/03/24(日) 02:28:38.99 ID:w1+Yolm8o
ヤンデレ化する

545: 2013/03/24(日) 02:30:31.10 ID:En7LF4oKO
八幡の手をつかんで、荷物を持って昼休みに言った買い物へ。途中、顔は見せないものの、涙が…

547: 2013/03/24(日) 03:33:54.69 ID:ZPJBK47p0

雪ノ下「……比企谷くん、ちょっとこっちに来なさい」

比企谷「う、うっす」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、わざわざ足を運んでもらった所申し訳ないけれど、今日はもう部活は終了するわ」

雪ノ下「それとこれから私、とても重要な用事があるから今日は一緒に帰れそうにないの。ごめんなさい」

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん……? な、なんか様子がおかしいというか、その……こ、怖いんだけど……っ」

雪ノ下「……、ごめんなさい由比ヶ浜さん。詳しい事は明日また改めて説明するから、…………今日は帰ってもらえないかしら」

由比ヶ浜「……っ、……う、うん、わかった」

由比ヶ浜「じゃ、じゃあねゆきのん、ヒッキー、また明日……っ」

そう言って由比ヶ浜さんは帰って行った。

部室に残されたのは私と比企谷くん。

私は部室の鍵を内側から施錠すると、比企谷くんへ向き直る。

雪ノ下「……比企谷くん、あなたさっきのセリフはどういう意味かしら?」

比企谷「さ、さっきのセリフ? ……どれだよ、多くてわかんねぇよ」

雪ノ下「『お前と雪ノ下を比べたら、お前のほうがマシだって!』」

比企谷「……そ、それがどうかしたのかよ」

雪ノ下「……………昨夜、左頬、唇」

比企谷「! 雪ノ下……、やっぱりお前覚えてたんだな!?」

雪ノ下「ええ、覚えてるわよ。私が自分からあなたにキスをしたというのに忘れるわけがないじゃない」

雪ノ下「………あの時のキス、私の…………初めて、だったのよ……?」

雪ノ下「…………それをあなたは、ペラペラと、他の女に話したそうね」

比企谷「……っ、ほ、他の女ってお前な……、小町は俺の大事な妹だ、んな他人行儀な存在じゃねぇよ」

比企谷「あといつから俺はお前のモノになったんだよ、そんな覚えは一切ねぇぞ? ……あの時も、結局返事はしてねぇし」

雪ノ下「…………さい、」

比企谷「……?」


雪ノ下「…………うるさい口応えしないであなたは私だけを見ていればいいのよ他の女なんてどいつもこいつもクズばかりで群れをなさなきゃ何も出来ないどうしようもないほど脆弱で意志薄弱な存在なのにそのくせ虚勢を張って見栄を張って無駄にプライドが高くてそれなのに実力が伴ってなくて何をやらせても中途半端で男に媚び売ってあざとい真似して複数の男を誑かすような家畜にも劣る畜生以下の淫乱雌豚共よりこの私雪ノ下雪乃を見ていればいいのよいや私しか見ないでお願い比企谷くん比企谷くん比企谷くん比企谷くん比企谷くん比企谷くんッ!」


比企谷「」


562: 2013/03/24(日) 07:25:24.38 ID:ZPJBK47p0

雪ノ下「……比企谷くん。昼休みに交わした約束、覚えているかしら」

比企谷「あ、約束? ……えっと、放課後お前の買い物に付き合ってほしいってやつか」

雪ノ下「ええ、部活が終わった後だとあなたの帰りが遅くなるでしょうから、出来れば今すぐにでも出発したいのだけれど……」

由比ヶ浜「あれ? ゆきのん、ヒッキーと買い物行くの? なんかの買い出し?」

雪ノ下「いいえ、これは私の個人的なお願いよ」

由比ヶ浜「! ……ま、まさかゆきのん…………、ひ、ヒッキーとデートに……?」

雪ノ下「違うわ」

比企谷「違ぇよ」

由比ヶ浜「あ、そうなんだ。…………………よかったぁ……」

雪ノ下「……ほら、私って体力にだけは自信がないから、重い荷物を長時間持っていられないのよ」

比企谷「そろそろ体力強化に励もうぜお前……」


雪ノ下「……そうね。あなたが付き合ってくれるなら、考えないこともないわよ」


由比ヶ浜「……え?」

比企谷「は?」

雪ノ下「……っ、な、なんでもないわ」

雪ノ下「それじゃあ比企谷くん、行きましょうか」

比企谷「お、おう」

雪ノ下「……それと由比ヶ浜さんも、どうかしら? あなたの都合が合えば、一緒に買い物に行きたいと考えているのだけれど……」

由比ヶ浜「え? あ、あたしも一緒に行ってもいいの?」

雪ノ下「ええ、都合が合えばの話だけれど」

由比ヶ浜「あ、あたしは……」

↓3 由比ヶ浜の都合は? 以下より選択

 ①行く! あたしも一緒に行く! 特に用事もないし、……それにヒッキーとゆきのんが一緒に出掛けるのは……なんか個人的にやだし…… 

 ②ごめんゆきのん、今日は家の用事で部活も途中で帰る予定だったから、行けないや

567: 2013/03/24(日) 07:32:06.24 ID:Jv8CbaV90
2

569: 2013/03/24(日) 16:06:28.00 ID:ZPJBK47p0
由比ヶ浜「あ、あたしは……」

由比ヶ浜「ごめんゆきのん、今日は家の用事で部活も途中で帰る予定だったから、行けないや」

雪ノ下「そう、それなら仕方ないわね」

由比ヶ浜「……うん。……じゃ、じゃああたしはもう帰るねっ! 二人がいないなら一人で部活やっててもつまんないし……」

由比ヶ浜「ゆきのん、ヒッキー、また明日」

雪ノ下「ええ、また明日」

比企谷「じゃあな由比ヶ浜」

由比ヶ浜「うん、ばいばい」

私達に手を振りながら、由比ヶ浜さんは部室から去っていった。

そして部室に残される私と比企谷くん。

雪ノ下「……ねぇ比企谷くん、さっきの会話で1つ気がかりな点があったのだけれど」

比企谷「さっきの会話って、範囲が広すぎてわかんねぇよ……。もう少し具体的に言ってくれ」

雪ノ下「……そうね、迂闊だったわ。……その、これはあくまで私の興味本位で、決して私の本心ではなく知的好奇心を刺激されて仕方なく聞くという前提を忘れないで聞いてもらいたいのだけれど、『お前と雪ノ下を比べたら、お前のほうがマシだって!』という発言、あれに嘘偽りはないのかしら……?」

比企谷「前置きが長い、もう少し端的に話せよお前……」

雪ノ下「……っ、あなたは私と由比ヶ浜さん、どっちが好きなの?」

比企谷「今度はド直球すぎんぞ!?」

雪ノ下「い、いいから答えて」

比企谷「ぐっ、……そ、そうだな。俺はお前らのどちらが好きかと言えば、由比ヶ浜の方が好きだな。…………としては、な」

比企谷「(……友達として好きなのは由比ヶ浜だが、恋人として好きなのは雪ノ下なんだよなぁ。…………ま、そんなの言えるわけねぇけど)」

雪ノ下「……っ、……そう、分かったわ」

雪ノ下「……では疑問も解消したことだし、行くわよ比企谷くん。ついて来なさい」

比企谷「へいへい。荷物持ちでもなんでもどんとこいっての。ひきこもりの底力を見せてやるぜ」



570: 2013/03/24(日) 18:11:18.40 ID:ZPJBK47p0

【廊下】

雪ノ下「(……比企谷くんは私ではなく、由比ヶ浜さんに好意を抱いている)」

雪ノ下「(……薄々理解はしていたけれど、実際に突き付けられてみると、……こう、……うまく説明出来ないのだけれど、…………っ)」

胸の内から込み上げてくる正体不明の感情が、私の心を締めつける。

それは私に鈍く、苦々しく、辛い痛みを与え、自然と目元に涙が溜まっていく。

私はそれを溢れさせないように、やや俯きながら口を一文字にキツく結ぶ。

比企谷「それで、どこへ買い物に行くんだ雪ノ下? ……つーか、そもそも何買うんだよ」

私の前を歩く比企谷くんが、こちらを振り返ることなく私に話しかけてくる。

雪ノ下「……、そ、そうね。本当に私事で申し訳ないのだけど、一週間分の食材を買う予定よ」

雪ノ下「今朝自宅にある食材が尽きてしまったのよ。……計画的に買い物をしていればよかったのだけど、つい最近まで少し慌ただしかったものだから……」

比企谷「ああ、文実な。まぁお前、文実の中で一番頑張ってたし、あんなに一生懸命取り組めば、必然的にどっかが疎かになっちまうよな」

比企谷「まぁ俺は、文実やってても家に帰れば小町がメシを作って待っててくれたから、お前みたいな状態にはならなかったけどな」

雪ノ下「……、」

彼には、家に帰ると自分を温かく出迎えてくれる家族がいる。

一人暮らしの私には、それがない。

冷静に自分の過去を思い返してみれば、私はあまり家族から愛情というものを注がれることなく育ってきた。

母は厳しく、常日頃から淑女としての立ち振舞いを叩き込まれた。

父は忙しく、県議会議員と建設会社社長の兼任で滅多に自宅には帰って来なかった。

姉は優しく、というのは勿論嘘であまり私に関心を抱いていなかった……様に思う。

だから私は、人から『愛される』という行為に慣れていない。

様々な文学を通じて恋愛についての一般的な知識は心得てはいるが、結局はそれだけだ。

知識が大量に蓄えられたところで、それを出力する手段がなければただの宝の持ち腐れなのだから。


571: 2013/03/24(日) 18:34:20.13 ID:ZPJBK47p0

比企谷「……雪ノ下?」

返事をしない私を不思議に思ったのか、比企谷くんは立ち止まってこちらに振り返る。

雪ノ下「……ああ、ごめんなさい。少し考え事をしていたのよ。それで、えっと……何の話だったかしら?」

彼に小さく頭を下げ、嘘偽りない事実を彼に説明する。

目元に浮かんでいた涙は、いつの間にか引いていた。

比企谷「……、雪ノ下」

雪ノ下「な、なにかしら」

比企谷「…………、いや、いい。やっぱりなんでもねぇ」

雪ノ下「そ、そう……」

比企谷「……、」

雪ノ下「……、」

間に流れる沈黙が、重い。

いつもは心地よく流れる沈黙も、今回は鳴りを潜めている。

私はこの空気をどうにか変えようと、彼に話題を提供することにした。

↓3 雪ノ下が提供した話題とは? 以下より選択

①来月行われる体育祭について ②再来月に控えた修学旅行について ③その他(選ばれた場合再安価で内容決め)

574: 2013/03/24(日) 18:42:39.28 ID:En7LF4oKO
2で

575: 2013/03/24(日) 19:49:15.20 ID:ZPJBK47p0

雪ノ下「え、えっと……、比企谷くん」

比企谷「ん? なんだ?」

雪ノ下「比企谷くんは、再来月の修学旅行はどこを回るか決めているの?」

比企谷「いーや、全然。そもそもぼっちの俺にとっての修学旅行とは、人数不足のとこに無理矢理入れられて、そいつらの3歩後ろを歩いてくだけの行脚でしかねぇからな」

比企谷「そんでお情けでグループに組み込まれるから発言権は認めらんねぇし、ただそいつらの会話に黙って頷くか別のこと考えてるしか出来ねぇ。――あ、これ中学時代の俺の実体験な」

雪ノ下「なぜそんな暗い過去を普段通りの調子で話せるのよあなたは……。」

比企谷「え? だってあいつら俺が密かに行きたいと思ってた場所回ってくれたんだぜ?」

比企谷「だから俺はぼっちでも十分楽しかったし、旅行としては悪くなかったな」

比企谷「……ただ惜しむらくは、あいつら清水寺の坂で押し売りに呼び止められた時に俺を置き去りにして逃げやがった事が唯一の減点対象だな。なんで京都に行ってまでアイドルのポスター買わなきゃなんねぇんだよ馬鹿じゃねぇの? …………俺って、ほんとバカ……っ」

雪ノ下「断れずに押し売りされたのね……。……ご愁傷様」

比企谷「そういう雪ノ下はどうなんだよ。お前はどこか回りたい所とかねぇの?」

雪ノ下「私は……、とりあえずあなたのトラウマの地である清水寺や鹿苑寺、慈照寺に龍安寺の石庭といった有名どころは押さえておきたいところね」

比企谷「おいそこトラウマの地とか言うな。今回のクラス別行動が清水寺だったら俺、出鼻挫かれるってレベルじゃねぇぞ。なんなら清水の舞台から飛び降りる覚悟だぞ」

雪ノ下「安心しなさい比企谷くん。清水の舞台から飛び降りることは不可能だから」

比企谷「さいですか……」

雪ノ下「……こほんっ、話が逸れたわね」

雪ノ下「それで他には……、『一年中心和む音色が響く鈴虫のお寺』と言われてる鈴虫寺で説法を聞いてみたいわね」

比企谷「あー、鈴虫寺ね。確か嵐山の方にあるんだっけか」

雪ノ下「ええ、京都の中心部から離れた場所にあるから移動が少し大変だけど、わざわざ赴く価値は十分あると思うわ」

比企谷「ふーん、……随分と京都に詳しいのな、お前」

雪ノ下「別に……、これくらいは一般常識の範疇よ」

比企谷「あっそ」

↓3 雪ノ下は別の話題を提供する? 以下より選択

 ①提供する(選ばれた場合再安価で内容決め) ②提供しない(買い物へ向かう)

578: 2013/03/24(日) 20:11:12.96 ID:VkuUohKDo
2

579: 2013/03/24(日) 20:49:42.17 ID:ZPJBK47p0

【イオン】

その後も他愛無い会話を比企谷くんと交わしながら、私達は電車に乗って京浜幕張駅で降り、そこから徒歩でイオン幕張店へ徒歩で移動する。

最初から買うものはすでに決まっているので、私達は迷うことなく食料品売場へと向かう。

買い物カゴを上下に2つ載せたカートを比企谷くんに引かせながら、私は食材をカゴの中へ入れていく。

雪ノ下「……ねぇ比企谷くん、あなたの好きな料理って何かしら?」

比企谷「ん? ……俺の好きな料理なんて聞いてどうすんだよお前、一服盛るのか?」

雪ノ下「比企谷くん、毒は盛らないけどここで私はあなたに毒を吐いてもいいのよ?」ニコッ

比企谷「あ、や、…………す、すんません……っ」

雪ノ下「まったく……」

私は額を押さえて深い溜め息をつく。

どうして比企谷くんの考えはこうも斜め下に向かっているのかしら……。

雪ノ下「このあとあなたには私の家へこの荷物を運んでもらう役目があるの。そして役目を遂行した人間には褒美を与えるのが常識でしょうに」

比企谷「え、えーっと、つまりそれって……?」


雪ノ下「……あ、あなたにとって迷惑じゃないのなら、…………わ、私が特別に手料理を振舞ってあげるわ」


比企谷「……マジで?」

↓3 比企谷はどう返事をする?

582: 2013/03/24(日) 21:03:33.02 ID:0Fj4proF0
小町も誘っていいか?(2人きりだと照れるし)

584: 2013/03/24(日) 22:04:18.02 ID:ZPJBK47p0

比企谷「じゃあ小町も誘っていいか?」

比企谷「(雪ノ下の家で2人きりの食事とか、恥ずかしすぎて堪えらんねぇしな……)」 

雪ノ下「小町さん?」

比企谷「ああ、あいつ俺が一緒にメシ食わねぇとうちの両親帰ってくんの遅いから、一人で寂しく食べるハメになっちまうんだ」

雪ノ下「……そう、そういう理由なら仕方ないわね。いいわ、小町さんも呼びなさい。二人揃って歓迎するわ」

比企谷「そりゃどうも」


雪ノ下「じゃあそろそろ会計を済ませてしまいましょう。こっちよ、比企谷くん」

比企谷「うーい」



店員「お会計32点で18562円になります」

雪ノ下「2万円からで」スッ

店員「お預かり致します」

店員「……、」

店員「1438円のお返しです、お確かめ下さい」

比企谷「(……こ、こいつの財布の中に諭吉さんが10人もいたんだが……!?)」

雪ノ下「……比企谷くん、あんまり人の財布の中身をジロジロ見ないの」

雪ノ下「いいから、あなたは早く食材を袋に詰めなさい」

比企谷「……、りょーかいりょーかい」ガサッ ガサッ



そしてそのあと海浜幕張駅前で小町さんと合流し、私達は私の住まうマンションへと向かう。

マンション前に到着すると、何故かテンションがハイになっている小町さんはマンションを見上げて感嘆の声をもらした。

小町「ほへー、すっごいですねっ! なんかニアフューチャーチックなのがまたこう……ね?」

比企谷「おいやめろ小町、そんな無理矢理単語ぶつ切りにして翻訳した言葉を使うなバカに見えるぞ、っていうかバカだろお前」

小町「むぅ……、どうせ小町はバカですよーっだ! ……でも、小町がバカなら頭の良いお兄ちゃんに勉強教えてもらえるし……。あ、今の小町的にポイント高いかも!」

比企谷「う、うぜぇ……」

そんな比企谷家の兄妹の会話を聞きながら私は先行し、エントランスを通りエレベーターで15階まで上がり、自宅の前に到着する。


586: 2013/03/24(日) 23:07:38.80 ID:ZPJBK47p0

雪ノ下「どうぞ、あがって」

二人を家の中に招き入れ、私は二人にリビングで待っているように伝える。

私は買ってきた食材を冷蔵庫に入れようとしたら、二人は「手伝う」と申し出てくれたので、ここはせっかくなのでお言葉に甘えることにした。

三人で冷蔵庫に一週間分の食材を詰め込み終え、一段落をつける為に私は紅茶の準備をする。

比企谷くんは勝手にテレビの電源を付けてチバテレビを視聴し、小町さんは部屋の中を興味深そうにしげしげと見ていた。

雪ノ下「(今の時間帯はたしかムーミンだったかしら……)」

そんな事を考えながら紅茶を3個のティーカップに注ぎ淹れる。 ……うん、なかなかね。

雪ノ下「比企谷くん、小町さん。お茶にしましょう」

比企谷「お、サンキュー雪ノ下」

小町「ん~♪ 良い香りですねっ! 雪乃さん、これってどこの紅茶なんですか?」

雪ノ下「これは『ロイヤルブレンド』という名前の紅茶よ。高温多湿で雨量の多いインド東部が産地になってるわ。そしてこの紅茶は1902年の夏、エドワード7世(在位1901年~1910年)の国王即位をお祝いするために作られたものなの。アッサム茶にセイロン茶を加えており、深いコクと渋みのバランスがとれた紅茶ね」

小町「へ、へぇ~! すっごいぜんぜんわかんないです……」

比企谷「……でたな、ユキペディアさん」

雪ノ下「またその胡乱な呼び方……。……どうやら比企谷くんとは、一度決着をつけないといけないようね」


比企谷「……やるか?」

雪ノ下「……ええ、あなたが望むのであれば、私は全力で叩きのめすだけよ」


小町「おーっと! これは両者の間に激しい火花が散っているー!」

小町「これは解説の――ってしまったぁぁ! 解説役がいないぃぃ! じゃあもういいです! 小町が司会と解説を兼ねましょう!」


小町「千葉県横断ウルトラクイズー! イエーイ!」



『これより千葉県横断ウルトラクイズを行います』

『小町が八幡と雪乃に問題を出し、二人がそれに答える形式です』

『ただしこの二人の解答は皆さんのコメントとなります』

『コンマが奇数のコメントが八幡、コンマが偶数のコメントが雪乃の回答になります(なのでどちらが勝つかは運次第です)』

『先に3問正解した方がこの対決の勝者になります』

『報酬は千葉に関する知識です』


587: 2013/03/24(日) 23:10:08.56 ID:ZPJBK47p0

小町「ではまず第一問! 東京湾アクアライン上にあるパーキングエリアの名称は?」

↓5まで

593: 2013/03/25(月) 00:03:20.71 ID:2vNCfJlf0

比企谷「海ほたる」

小町「はい正解ー! お兄ちゃん1ポイント獲得~!」

雪ノ下「くっ……」

比企谷「……ふっふっふっ、千葉の伝道師(自称)である俺には簡単すぎる問題だな。よっしゃ次だ次、こい小町!」

雪ノ下「つ、次こそは……っ」

小町「ほいほーい、そんじゃ次いくよー第二問!」


小町「落花生は千葉県の名産の一つで、全国の生産量の半分近くを占め日本一です。別名・○○○といいます。○に入るのは?」

↓5まで 【ヒント ○京豆】

595: 2013/03/25(月) 00:20:21.08 ID:2vNCfJlf0
雪ノ下「南京豆」

小町「雪乃さんもすかさず反撃ー! 雪乃さんも1ポイント獲得だ~!」

比企谷「ぐぬぬ……っ」

雪ノ下「……ふふっ、千葉の伝道師(嘲笑)さん大丈夫? 調子でも悪いのかしら?」

小町「そ・し・て、この満面の笑みだ~! 輝いてる! 雪乃さんが最ッ高に輝いている~!」

比企谷「つ、次だ次! 次は俺が答えてみせる! じっちゃんの名にかけて!」

小町「それじゃあ第三問! これはかなり難しいからググるの推奨かな~」

比企谷「おいなにそれカンニングだろ」

雪ノ下「(ぐ……ぐ……ぐぐる? な、なにかしら、…………ぐぐる)」

小町「えっと、千葉県指定名勝「仁右衛門島(にえもんじま)」は、○○○の伝説で知られています。さて、○に入る歴史上の人物の名前は?」

小町「①平 清盛 ②源 頼朝 ③足利 尊氏 ――さあどれだ!?」

↓5まで 以下より選択

 ①平 清盛 ②源 頼朝 ③足利 尊氏

598: 2013/03/25(月) 00:57:16.72 ID:2vNCfJlf0

比企谷「源頼朝!」

小町「おおっ! さっすがお兄ちゃん大正解! 私立文系は伊達じゃない! お兄ちゃんがさらに1ポイント獲得獲得♪」

雪ノ下「……っ、」

比企谷「ちなみのこの問題を解説するとだな、治承4年(1180年)に源頼朝が石橋山の戦いに敗れて安房に逃れた際に、平野仁右衛門に助けられたんだ。そんでこの島で平家軍から一時身を隠したから、その助けた平野仁右衛門島から名前をあやかって『仁右衛門島』にしたんだとさ」


小町「さーてここでお兄ちゃんが一歩リードして、雪乃さんが後を追う展開! このままお兄ちゃんが逃げ切るのか!? それとも雪乃さんが追いつくのか!? 勝負は実に緊迫しております!」

小町「続いて第四問!」

比企谷「よっしゃ来い小町ッ!」

小町「お兄ちゃんうるさい」

比企谷「」

小町「えーっと、これは超ウルトララッキー問題だよ! 即答出来なきゃお兄ちゃんは明日のご飯抜きね♪」

比企谷「……おい小町、なんでお前さっきからそんなに俺に刺々しいの? なんか俺マズイことした?」

小町「んじゃいきますねー♪」

比企谷「(……くっ! 反抗期 いまさらやって くるのかよ ……八幡心の俳句。季語は思春期だから春、今の季節は秋だがな)」


小町「チーバくんは何の動物?」

↓5まで 【ヒントは原作7巻のぼーなすとらっく!】

601: 2013/03/25(月) 01:34:21.49 ID:2vNCfJlf0
雪ノ下「犬」

比企谷「」

小町「ゆ、雪乃さんが追いついたー! そうですチーバくんは犬! 雪乃さん大正解! そしてお兄ちゃんは明日のご飯抜きが確定だー!」

比企谷「……ふ、ふははっ、ま、まだだ、まだ慌てるような時間じゃない……!」

雪ノ下「比企谷くん、言っておくけど次が最終問題よ? そんな調子で大丈夫なの?」

比企谷「う、うっせ! わかってんよそんくらい! ……つ、次こそは……!」

雪ノ下「……よかった、どうやら正気は保っているのね。まだ比企谷くんの心をへし折る余地が残っていて安心したわ」

比企谷「安心する理由が間違いすぎだろ……!」

小町「さーてお兄ちゃんがまさかの解答ミスで動揺しまくりですが、小町的には食費が浮くんで大助かりです! ……これでようやく欲しかった服が買える……♪」

比企谷「小町、なにお前食費の一部着服してんの? なにそれ初耳、俺にも分けて下さいお願いします」

小町「うわー……、その発言は小町的にポイント低いっていうかなんというか…………むしろマイナス?」

小町「ま、いいや。とりあえず次が泣いても笑っても最後の問題ですっ!」


小町「では第五問!」

小町「昔の東映映画のオープニングに出てくる荒波が岩に砕けるシーンのロケ地、実はあれは千葉県のある地域なのですがそこはどこ?」

↓5まで 【ヒントは第四問の答えがこの問題の解答に含まれています】

605: 2013/03/25(月) 12:04:42.54 ID:37y3JDb10
比企谷八幡「………」カチャ

ドミネーター「公安局登録執行官比企谷八幡、適正ユーザーと確認、使用を許可します」

潜在犯「」

ドミネーター「犯罪係数オーバー320 執行モード リーサル エリミネーター」

607: 2013/03/25(月) 14:03:09.58 ID:37y3JDb10
潜在犯「ウオォォォォォォ!!!!!!」

潜在犯は追い詰められたのか、突如叫び声を上げながら俺に向かってきた

だが、そんなものはただの悪あがきにすぎない

俺は奴にドミネーターを向けながらトリガーを引いた

比企谷「ご愁傷様」

バシュ!!

潜在犯「う、うわあぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

エリミネーターが潜在犯に当たると、奴の体は一気に膨れ上がり、そして破裂した

そこにはグロ画像としか思えない惨状があった

比企谷「毎回思うが、グロすぎんだろ、これ…」

608: 2013/03/25(月) 14:14:22.98 ID:2vNCfJlf0

比企谷「犬吠埼!」

小町「……お、お兄ちゃん大大大正解! そうです正解は犬吠埼! 一進一退の手に汗握る……握ったっけ? まあいいや、その攻防を制したのは自称『千葉の伝道師』こと比企谷八幡だーっ!」

比企谷「ま、まぁ当然の結果だよな」

比企谷「(……あ、あっぶねー、危うく負けるとこだったぜ……っ)」

雪ノ下「……っ、…………負けたのね、私は」

小町「さーてさて、ここで千葉県横断ウルトラクイズの勝者であるお兄ちゃんには、小町からささやかなプレゼントがありま~す♪ あ、今の小町的に健気でポイント高いかも!」

比企谷「(最後に余計なこと言わなきゃホントに可愛いんだけどなぁ、こいつは……)」

小町「小町からのプレゼントは~~~~こちらです!」

そう宣言して小町さんが背後から取り出したのは、長方形の一枚の紙だった。

その大きさは千円札くらいで、紙の中央には可愛らしいまる文字でこう書かれていた。

↓3 なんと書かれていた? 以下から選択

①小町に1回なんでもお願い出来る券

②お兄ちゃんに1回なんでも命令出来る券

③雪乃さんから1回なんでも命令される券

611: 2013/03/25(月) 14:30:35.03 ID:aQ9wHfrRo

612: 2013/03/25(月) 14:59:09.75 ID:2vNCfJlf0


小町「じゃじゃ~ん! 『雪乃さんから1回なんでも命令される券』~♪」


比企谷「…………おい小町、それは俺へのプレゼントだよな?」

小町「そだよ~、さっき小町言ったじゃん。お兄ちゃん耳詰まってんじゃないの?」

比企谷「詰まってねぇよ、ちゃんと毎日掃除してるっての。むしろお前がもっと脳味噌詰めろよ……」

比企谷「……あのな、いいか小町? それは俺へのささやかなプレゼント、お前は確かにそう言ったよな」

比企谷「だったらなんでその券の効果の対象が俺になってんだよ、おかしいだろ。そこは『雪ノ下に1回なんでも命令出来る券』とか書いておくところだろ、なにお前ホントにバカなの?」

小町「えー、だってお兄ちゃんヘタレだし受け身だし積極性皆無じゃん。お兄ちゃんはなんて言うか……誘い待ち? ……ヘタレ受けって言うの? そんなんじゃいつまでたっても仲が進展しなくて、小町退屈なんだもん」

比企谷「おい誰だ小町にいらん情報吹き込んだの! 海老名さんか!? 海老名さんなのか!?」

小町「まぁまぁ、落ち着いてよお兄ちゃん。大丈夫だって、小町はそんなお兄ちゃんを応援してるから♪ あ、今の小町的に超ポイント高い! これは確定!」

比企谷「う、うぜぇ……ガチでうぜぇよお前……っ」



小町「えーっと、それじゃあ雪乃さん、ヘタレな兄にご命令を!」

小町「本当になんでもいいですよ、小町が責任をもって最後まで遂行させますから♪」

比企谷「お前のその絶対の自信はどっから湧いてくんだよ……」

小町「お母さん」

比企谷「」


雪ノ下「え、えっと……、いまいち事情がよく飲み込めないのだけれど、…………そうね。比企谷くんには」

↓3 雪ノ下が下す命令は?

614: 2013/03/25(月) 15:46:16.98 ID:37y3JDb10
私の彼氏になりなさい!

616: 2013/03/25(月) 16:59:19.43 ID:2vNCfJlf0


雪ノ下「…………わ、……私の彼氏になりなさい!」


比企谷「ッ!?」

小町「雪乃さん言った――――ッ! 恥じらい顔がまた最高ですね! そしてこれでお兄ちゃんは今日から雪乃さんの彼氏確定ね! 異論は認めないよ!」

比企谷「ちょ、こ、小町待て! 俺は」

小町「はいはい口応えしないのお兄ちゃん。こんな超絶美人さんがお兄ちゃんの彼女になってくれるんだよ? むしろお兄ちゃんはこの展開に感謝すべきだよ」

比企谷「そ、そりゃ雪ノ下は美人だが……っ。でも、その、俺は……、」

小町「……あ~もう煮え切らない態度はダメだよお兄ちゃん、そんなの男らしくないってば」

小町「お兄ちゃんは雪乃さんが好きなの? 嫌いなの?」

比企谷「……っ、……す、好き嫌い言うなって母ちゃんに言われてるからそれは言えん」

小町「お兄ちゃん……。…………流石に小町、怒るよ?」

比企谷「……、」

小町「ちゃんとお兄ちゃんの本音を言って。そういう風に言葉を濁すのって、お兄ちゃんの一番嫌ってる欺瞞じゃないの?」

小町「自分の気持ちに、嘘つかないでよお兄ちゃん」

小町「……そんなお兄ちゃん、お兄ちゃんじゃないし、…………すごく、かっこ悪くて小町イヤだなぁ……」

比企谷「……、」


八幡は小町の言葉を受けてどう返す? 以下から選択

①「……わかった、小町にそこまで言われちゃ俺も黙ってられねぇ。……言うよ、言ってやろうじゃねぇか。俺は…………好きだ、雪ノ下が。 ……俺は雪ノ下雪乃が好きだ! 何か文句あるか小町ッ!?」

②「……それでも俺は、ダメなんだよ小町……っ。頭では理解しちゃいるが、長年身体に染み付いた習性がそれを拒むんだ。優しさの裏には悪意が潜んでいて、それが唐突に俺へ牙を向くイメージがチラついて動けなくなる。…………そんな人間に、誰かを愛するなんて真似は……出来ないし、選べねぇんだ」

先に4票集まった方で話が進みます。

622: 2013/03/25(月) 17:20:46.08 ID:2vNCfJlf0
2

624: 2013/03/25(月) 18:09:50.40 ID:2vNCfJlf0


比企谷「……それでも俺は、ダメなんだよ小町……っ。頭では理解しちゃいるが、長年身体に染み付いた習性がそれを拒むんだ。優しさの裏には悪意が潜んでいて、それが唐突に俺へ牙を向くイメージがチラついて動けなくなる」

雪ノ下「……、」

比企谷「…………そんな人間に、誰かを愛するなんて真似は……出来ないし、選べねぇんだ」

小町「……。…………お兄ちゃんのヘタレ」

比企谷「……ああ、俺はヘタレだ。他人を失望させることには定評がある」

小町「……だったら、せめて雪乃さんになにか一言言ってあげてよ。……それじゃなきゃ、雪乃さんが……っ!」

雪ノ下「……、いいのよ小町さん。あなたの気遣いはとても嬉しいけど、それは今の私を余計惨めにするだけだから不要だわ」

小町「雪乃さん……」

雪ノ下「……ほら二人とも、紅茶が冷めるわよ。出来れば温かいうちに飲んでもらいたのだけれど……」

比企谷「……ああ、じゃあいただくわ」

小町「こ、小町ももらいます!」

雪ノ下「ええ、まだまだおかわりもあるから、必要になったらそこのティーポットから自分で淹れてもらえるかしら」

雪ノ下「……私は少し、夜景を見てくるから」

そう言って、私はリビングから外側に張り出したバルコニーへ足を運んだ。

地上15階から望むどっぷりと暮れた空と新都心の夜景。

西の空にはまるで私の心情を映したかのようなひどく物寂しげな残照があった。

そして時折吹く湿った潮風が、私の髪を靡かせる。

風で乱れた髪を手櫛で整えながら、私はつぶやく。


雪ノ下「…………馬鹿ね……。……私も、比企谷くんも…………本当に、馬鹿……っ」


時間の経過とともに残照は消え、夜の帳が下りる。

夜空に浮かぶ星々の煌めきは、摩天楼が発する無数の光源に塗り潰されて見えなかった。


625: 2013/03/25(月) 18:13:31.04 ID:2vNCfJlf0
はい、というわけで一区切りがついたので、次の主人公を選ぶ作業に移りたいと思います。

以下より多数決 先に4票集まった選択肢で主人公を決めます。

①八幡視点で続き ②八幡でニューゲーム ③海老名さんでニューゲーム

629: 2013/03/25(月) 18:24:05.53 ID:V+GZJXvv0
1

632: 2013/03/25(月) 18:33:53.44 ID:2vNCfJlf0
イエーイ! ゆきのんのターンはまだまだ続くよ! ……これ次スレまで続くんじゃないだろうな……?

とりあえず八幡に視点が移ります。

ゆきのん視点で約300レス(コメントや安価含む)消費してるんで、おそらく今回も同じようになるかと。

……まぁ、予定は未定で着地点は不明ですが。

ちょっとご飯食べてきます。19時過ぎに再開予定です

【俺ガイル】そうして比企谷八幡は安価で行動を始める【後編】