アルターエゴ「そ、それはだめだよ。 ご主人タマは有名人だったんだから、希望ヶ峰学園に入学する前から知ってる人がいるかもしれないよ。だから新しくしたほうがいいんだ」

十神「確か、教師役もまだ決まってなかったな」

霧切「教師こそ適当でいいんじゃないかしら。アルターエゴ、何でもいいから適当にキャラ作っといてくれる？」

アルターエゴ「わ、わかった。マスコットみたいな感じでやってみるよぉ」


苗木「話を戻して、どんな感じにする？」

霧切「性別は女でいいんじゃないかしら。被験者は男8、女7の割合よ。ここに女子がもう一人加われば丁度いいわ」

十神「いいだろう。では、次は才能だな。外見などの細かい設定は後にするぞ」

アルターエゴ(『安価で新マスコット作る 報酬はzip放出』と。こんな感じでいいかな？)

苗木「うーん、才能かぁ。」

十神「面倒くさい才能はだめだ。情報のインプットに時間がかかるからな」

霧切「プログラマーとかハッカーも無しね。不二咲くんとキャラが被って面白くないもの」

苗木「(何気に二人とも乗り気だなあ)スポーツ関係もやめたほうが良さそうだね。被験者体育会系多いし」

霧切「そうねぇ…」

十神「全く、面倒だ。有名人でなくて希望ヶ峰学園に入ってくる輩なんぞ、お前らぐらいだぞ」

苗木「幸運と探偵か。でも、幸運はもうすでに狛枝くんがいるから無理だよ。他の才能ならまだしも、毎年抽選で一人だけ選ばれる『超高校級の幸運』が二人いるなんておかしいからね」

アルターエゴ(お、安価取られてる。名前は、なになに…ウサミ？よし、決定。つぎは、性格を…)

十神「では、霧切と同じ『超高校級の探偵』でいいな？」

霧切「それはだめよ。推理力なんてどうやってデータ化しろっていうの？時間がいくらあっても足りないわ」

苗木「しかも、今度のアルターエゴには一般常識をインプットする時間はそんなにないよ。教えるのも一苦労だし、もし知識量が容量超えちゃって処理落ちでもしたら一発でおかしいって思われるよ」

霧切「一般常識の無い探偵なんているはず無いじゃない」

十神「くっ……！じゃあ、他にどんな才能があるんだ。言ってみろ！」

苗木(データ化しやすくて、有名にならない。なおかつ、一般常識がなくてもあまり困らない才能.....)

霧切「不二咲くんのような例外はあっても、基本的にプログラマー等は表に出ない人間よ。苗木くん、ここまで言えば分かるわね？」

1 超高校級のひきこもり
2 超高校級の童顔
3 超高校級のゲーマー

>>13

アルターエゴ(きたきた。性格は...優しい泣き虫？いい感じ、決定！一個ズレてたら笑顔の眩しい殺人鬼になってた...危ないなぁ...。次は口グセ！)

2

苗木「『高校級の童顔』は？」

霧切「苗木くん、それは自滅よ」

十神「そもそも、お前や不二咲、九頭龍以上の童顔なんぞ全国探してもいないだろう」

アルターエゴ「超高校級の童顔トリオができちゃったねぇ」

苗木(耳痛い)

次>>15

3でいこう！

>>15

苗木「そうか分かったぞ！『超高校級のゲーマー』だ！」

霧切「ええ、そうよ。ゲーマーならゲームの情報をインプットするだけだし、すぐに出来るわ」

十神「そ、そうか！ゲーマーなら名前が知れ渡っていないことも無くはない。しかも一般常識がなくてもさほど支障が無い...!?」

苗木「うん、一般常識が無いのはそういう性格ってことにすればいいからね。」

十神「ふっ、まあいいだろう。では、ここからはディティールを練っていくとしよう」

霧切「性格、知能、口調に外見とか、まずはそんなところね」

アルターエゴ(『らーぶらーぶ』？ちょっと可愛いかも...。よーし、最後に外見だぁ！)

苗木「性格どうする？」

霧切「おっとりしててマイペースってことでいいわ。生まれてすぐにだと会話もスムーズに出来ないだろうし。はじめから『そういう性格』ということにしとけば問題ないでしょう？」

十神「なるほどな。一理ある」

苗木「知能は高いってことにしよう。いろんなゲームをやったから、頭がいいみたいな...。どうかな？」

霧切「いいわよ。まあ、共同生活においてその設定が活かされることも無いでしょうけど」

十神「あくまで監視者であることはバレないことが第一だ。変に設定付けて目立つ、なんてことはしないようにな」

霧切「問題ないわ」

アルターエゴ(いやいや、可愛いけど。可愛いけれども...。これじゃあただのピンクのウサギだよぅ...)

苗木「口調って、どうやって決めよう...」

霧切「今まで出会ったなかで特徴的だった人の口調を参考にしましょう」

苗木「......ジェノs」

十神「却下だ。忌々しい」

霧切「おっとりしてるのにあんな猟奇的なこと言うキャラとか、浮き過ぎだわ。苗木くん、ちゃんとして」

苗木(ふ、二人の視線が冷たい...。しまった！僕の給料が下がってしまったみたいだ...)


苗木 誠
未来機関職員(バイト扱い)
時給 1200円→900円


アルターエゴ(まぁ、こんなとこかなぁ...。よーし、じゃあ、このスレのみんなにお礼として僕の秘蔵の霧切さんフォルダ-お着替え中-を...)

苗木「じゃあ...山田く...ごめ、嘘だからやめて。ゴミを見るような目で見ないで」

霧切「......」

十神「......」

900円→600円

苗木「えーっと...大神さんとか..」

霧切「何でさっきから口調に一癖も二癖もある人ばっかりチョイスするのよ」

十神「全く、これだから愚民は」

600円→300円

アルターエゴ(う、うわぁ！も、もう1000いっちゃったぁ...。これじゃあみんなに画像あげたいのにあげられない...。うぅ、ごめんねぇ)

苗木(ふ、二人の視線が冷たい...)

苗木(ぼ、僕は負けてしまうのか...?)

苗木(い、いや...)

アルターエゴ「グスン...みんなー。大まかには出来たよ～」

苗木「！！ そ、そうか分かったぞ！不二咲くんだ！不二咲くんの口調を参考にしよう！」

アルターエゴ「ぅえぇ！？きゅ、急にどうしたのぉ？」

霧切「なるほどね。それに賛成よ、苗木くん」

十神「ふんっ、まぁいいだろう」

苗木(あ、危なかった。石丸くんなんて言ってたらタダ働きになるところだった)

アルターエゴ「み、みんな急にどうしたのぉ？」

霧切「何でもないわ。それより、そっちこそどうしたの？」

アルターエゴ「あ、そうそう。さっき言ってた教師役のことなんだけど、これでどうかな？」

霧切「ウサミ...ね。いいんじゃないかしら」

十神「口癖が少し気になるが、まぁいいだろう」

苗木「外見はもうちょい凝ってみない？でも他はいいんじゃないかな」

アルターエゴ「えへへ...。そっちはどうなったのぉ？」

霧切「こっちもあとは外見だけなのよ」

アルターエゴ「じゃあ、一緒に考えようよ」

苗木「そうだね、そうしよう」

それから僕たちは何回も議論を重ねた。
時にはぶつかりあい...



霧切「バストサイズ？78でいいわよ」

苗木「それは違うよ！88ぐらいは欲しいよ！」

霧切「なによ、苗木くんのくせに生意気ね。やっぱり私みたいな体型より胸があったほうがいいんじゃない」

苗木「そ、それは違うよ！確かに巨Oは大好きだけど、霧切さんは違うよ！」

霧切「いいえ、違わないわ。その証拠に...」

苗木「それは違うよ！まず、...」

霧切「それは違うわ。だって...」

朝日奈「なにこの無駄な議論」←途中から参加

ジェノ「うっせぇ！巨Oにゃあわかんねぇんだよ！この悲しみは」←こいつも

言い争いもしたけれど...



十神「全く、そんなことどうだっていいだろう...」

苗木 霧切「それは違うよ(わ)！」

葉隠「見事なハモりだっぺ！」

朝日奈「やっぱり仲良いじゃん！」



徐々に、徐々に...



霧切「しょうがないわね...」

苗木「やったぁ！！」

完成へと



朝日奈「ええ！これじゃあモノクマみたいじゃん！」

アルターエゴ「そ、そうかなぁ...」

朝日奈「え、あ、いやほら、でもさ、かわいいじゃん！可愛いからいいじゃん！ほら、ね！ね！？」

アルターエゴ「よ、よかったぁ...
ありがとう..」

朝日奈(何か不二咲くん泣かせたみたいで罪悪感が...)

近づいていった...



十神「設定では七海の父が不二咲で、兄がアルターエゴということでいいな」

一同「それに賛成だ！」

アルターエゴ「妹かぁ...何かいいなぁ」

そして一ヶ月後.....



苗木「完成だぁ！！」

霧切「やったわね、苗木くん」

十神「ふんっ、上出来だ」

朝日奈「おーい！？二人とも～分かる？おーい？」

七海「.....」

七海「うん...分かる...と、おもうよ？」

ウサミ「はーい、平気でちゅ！」

アルターエゴ「やったぁ、成功だぁ！」

苗木「思った以上に可愛く出来たね」

霧切「巨Oで満足かしら?」

苗木「もちろ...やめて足踏まないで」

七海「？」←朝日奈レベル

十神「いちゃつくのは後だ。あと一週間しか無いんだ。キリキリ働け、愚民ども」

霧切「呼んだかしら？」

十神「お前はなにか勘違いをしている」

それから、一週間で七海とウサミに情報を叩きこんだ。七海の反応速度が少し気になったが、そういうキャラということにしといた。

七海「苗木くん、苗木くん」

苗木「どうしたの？七海」

七海「あのさぁ、フラグとかってどうやってたてればいいの？」

苗木「ふ、フラグ！？え、えーと、そういうことなら十神くんの方が詳しいよ？」

七海「......ううん、そっちじゃない方のフラグ」

霧切「苗木くん、答えてあげなさい。そういうの得意でしょう？」

苗木「そ、それはまた今度！」

そして、新世界プログラム起動日当日

苗木達は、七海とウサミが映っているディスプレイを見上げていた。

七海「うん、準備できた...と、思うよ」

ウサミ「こっちも準備万端です～」

朝日奈「やっぱり行っちゃうんだね...」

苗木「何かあったら連絡してね」

十神「苗木よ、心配するな。あの島には『何か』なんて起きない。そんなことより、七海はバレないようにしろよ。バレたらいろいろと面倒だ」

七海「平気...だと思うよ？」

腐川「そ、そこは断定しなさいよ...」

葉隠「大丈夫だっぺぇ！俺の占いによると、被験者も七海もウサミも無事に帰ってこれるっぺぇ！」

霧切「...三割よね？」

苗木「こ、細かいことは気にしちゃダメだよ。霧切さん」

アルターエゴ「時間だよぉ」

七海「あ...じゃあ最後にひとつだけ」

苗木「どうしたの？」

七海「......」

「お父さん、お母さん。ありがとう。行ってきます」

苗木「...うん！行ってらっしゃい！」

霧切「気をつけてね」

十神「ふん、せいぜい頑張るといい」

朝日奈「帰ってきたらまたお話しようねー！」

葉隠「達者でな！」

腐川「は、早く行っちゃいなさいよ」

みんなの声を背に、ウサミと七海はプログラムの渦へと潜って行った。

ははっ。設定ではお父さんは不二咲くんなのに。でも、設定なんて関係なかったのかもしれない。そんな後付けのものなんかより、僕たちはもっと大切なもので繋がっているんだ。

頑張れよ！娘達！






数時間後

十神「な、何だこの醜い豚は！？な、なぜ十神を名乗って...！？」

ジェノ「うっひゃー！？何あの豚野郎！切り刻んで紐で縛りあげたいわ～！！」

十神「な！？貴様、いつの間に...！？」

終わり

おつー

アイランドモ－ドだったら、監視は無かったのかねぇ

おつだべ

はい、終了です
ダラダラとすいませんでした
夏からアニメ化と聞いてテンションアガリまくった結果こうなりました

後半はほとんどながらになってしまったので若干駆け足気味に終わらせましたが、いかがだったでしょうか

また今度ダンガンロンパのssを書くかもしれないので、その時はよろしくお願いします