1: 2014/11/05(水) 23:15:47.79 ID:zE5++waA0.net
俺「馬鹿なッ……!それじゃあ俺は……」チラッ

人外フィギュア、人外工口漫画、人外漫画たち「……」

俺「みんな……くそっ……」

ドンドンドン!

俺「!!?」

警察「俺さーん?いるのはわかってるんですよ!!出てこいやオラァ!!」

俺「もう追っ手が……っ!!やむを得ん!」窓ガシャーン

警察「裏から逃げたぞ!!追え!」

俺「捕まって……たまるかっ!」

4: 2014/11/05(水) 23:21:40.59 ID:zE5++waA0.net
俺「くっ……このままじゃ、追いつかれるッ」

俺「……あれは!!?」


警察「このあたりの道路は全て塞ぎました!!蟻一匹逃しません!!」

警視「ふむ……いいだろう……これで奴を捕まえ………氏刑執行だ」

警察「銃の発砲許可は?」

警視「無論、OKだ……む?あれはなんだ?」

ブオオオオオオオオオン

警察「あれは……バイクだ!!こっちに向かってくる!!」

バイクに乗った俺「このまま……突っ切る!!」ブオオオオオオン

baooooonn!!!

警視「バリケードを飛び越えられたか……くそっ、次に会ったときは絶対に氏刑執行してやるぞ」

5: 2014/11/05(水) 23:27:10.25 ID:zE5++waA0.net
夜――

俺の行きつけ、人外ラBARにて――

俺「ここはまだ無事なのか……」

友だち「あ!俺氏!!無事だったんですな!」

俺「友達も無事か」

マスター「しかし大変なことになりましたな」

俺「マスターが無事で安心したよ……いつものをもらえるかい?」

マスター「かしこまりました」

友だち「で、これからどうするつもりでござる?」

俺「仲間を集めて逃げるか……あるいは……」

マッチョ「クーデター……ってとこか」

俺「マッチョ……無事で良かった」

マスター「俺様、いつもの『単眼娘のおしっこ』でございます」

9: 2014/11/05(水) 23:37:47.01 ID:zE5++waA0.net
俺「フゥー……『単眼娘のおしっこ』はいいな……心が温かくなる」

友だち「拙者の『スライムの囁き』も捨てがたいでござるよ」

マッチョ「『ゾンビさんの腐敗した血』もオツなもんだぜ?……ところで俺」

俺「?」

マッチョ「結局どうするんだ?ここに集まった連中でクーデターでもするか?」

俺「難しいんじゃないか?マスターと俺、友だちとマッチョじゃあ……」

浪人生「小生のことを忘れてもらっては困るね」

俺「浪人生!教授とロボットもいるのか!」

教授「私の生徒たちも潜在的人外好きだ……協力させよう」

ロボット「MON-6SU作ッタヒトタチ、人外好キ、ダカラ強力デキル」

11: 2014/11/05(水) 23:41:58.87 ID:zE5++waA0.net
俺「決まり……だな」

マッチョ「ああ……!国に一泡吹かせてやろうぜ!!」

俺「単眼娘さんの……」

友だち「スライム娘さんの……」

マッチョ「ゾンビ娘さんの……」

浪人生「ケンタさんの……」

教授「アルラウネさんの……」

ロボット「ごーれむサンノ……」

マスター「すべての人外娘たちと、私たちのために」

みんな「人外最高ッッッ!!!(合言葉)」

14: 2014/11/05(水) 23:50:42.34 ID:zE5++waA0.net
2ちゃんねる――

俺「『人外好きのこれからのために国に反逆しないか?』っと……」

友だち「保守と勢いは拙者にお任せでござるよ!!」

ボクシングジム――

マッチョ「これまで以上に鍛えていっぱい活躍しねえとな!!」

マスター「マッチョ様……お言葉ですがそれではこれ以上の成長は見込めないかと」

マッチョ「マスター……どういうことだ?」

マスター「マッチョ様は実践で伸びるタイプでしょう。少し手合わせしましょうか……もちろん手加減はさせていただきますが」

大学――

教授「今日の授業は特別講義だ……浪人生、入ってきたまえ」

浪人生「今日は、貴殿らに小生の話を聞いてもらいに参上つかまつった」

研究所――

ロボット「ミンナ、MON-6SUノ兵装、強化、シテホシイ」

18: 2014/11/05(水) 23:57:14.28 ID:zE5++waA0.net
俺「くそっ!全っ然伸びねえじゃねーか!これだからVIPPERは!!」

友だち「俺氏、怒っても仕方ないでござるよ……お、新しいレスがいくつか……」

『これはAUTO』

『通報した』

『くっさ』

俺「あああああああああ!!!!」

友だち「オフ板とかで立て直すでござるか?」

『俺も警察から逃げてきた、俺も協力したい』

友だち「っ!俺氏!」

俺「ああ!こいつを逃がすな!!」

23: 2014/11/06(木) 00:09:58.76 ID:2qlrOhY50.net
俺「『どこ住みだ?会えるなら会おう』」

『○○だ』

俺「近い……」

友だち「逆に怪しいでござるな……煽ってみるでござる」

友だち「『嘘乙wwwwww警察から逃げてんならどっから書き込んでんだwwwwww』」

『関西の方から逃げてきて今はネカフェで書き込んでる』

友だち「『ネカフェとかだいたい登録制だろwwwwwww1000%警察貼ってるわwwwww』」

『既に外来てるわ』

俺「えっ」

友だち「はっ?」

『もうだめぽ』

俺「うわぁ……終わった」

26: 2014/11/06(木) 00:17:41.20 ID:2qlrOhY50.net
友だち「……いや、まだでござる!」

『すまんID変わったけど携帯かだから』

『なんとかにげた、はやくごうりゅうしたい』

友だち「どうするでござるか!?スパイの可能性もあるでござるし……信頼できるのか……」

俺「ちょっとまて今考えてる……ああもう!」

俺「友だち!今何時だ!!?」

友だち「ヒトヨンマルマル!」

俺「『1430に▲▲公園集合』っとぉ!!」

友だち「いいのでござるか!?」

俺「やるしかねえだろ!」

34: 2014/11/06(木) 00:54:07.35 ID:2qlrOhY50.net
14:30、▲▲公園――

俺「『馬鹿でかい鞄を持ってる』らしいけど……どこだ?」

友だち「途中で捕まったかもしれんでござる……」

マッチョ「なんで俺も呼ばれたんだよ?特訓してたんだが」

俺「警察があのスレ見てたらえらい事になるだろうが」

友だち「……あ、来たでござる!あれでござろ?」

???「……」キョロキョロ

俺「……意外とオッサンだな」

友だち「とりあえず接触するでござるよ。マッチョ氏は付近の警戒を頼むでござる」

マッチョ「おう」

35: 2014/11/06(木) 01:00:59.11 ID:2qlrOhY50.net
俺「(話しかけろよ友だち)」

友だち「(俺氏が話しかけるべきでござる)」

俺「(いやいや俺はほら司令塔みたいなもんだからお前話しかけろよ)」

友だち「(司令官が率先して行動しなければ兵は動かぬものでござるよ)」

俺「(……わかったよ)」

友だち「(それにしてもあのオッサンどこかで見たことあるような……)」

俺「あ、あのー……」

???「はい?」

俺「あ、あのですね、その、じっ、人外好きの保護……いや、協力して、国をバコーンってやる、すっ、スレの……」

???「あ!あなたが>>1さんですか!?」

俺「は、はい」

38: 2014/11/06(木) 01:06:36.44 ID:2qlrOhY50.net
???「良かった……警察を振り切ってやっとここまで来れて……あ、僕の名前はですね……」

俺「は、はい」

絵師「絵師といいます……ネットとかで、人外娘たちの絵を書いたりしてます」

友だち「あーーーーっ!!」

俺「わっ!」ビクッ

友だち「思い出した!絵師氏ではござらぬか!!コミケで見たことある!!」

俺「え、絵師」

絵師「あ、知っていて下さってるんですか?」

友だち「知ってるもなにも拙者がこの道に入ったのは絵師氏のスライム絵がきっかけでござる!」

俺(絵師か……じゃあスパイとかの心配はないかな)

40: 2014/11/06(木) 01:11:59.78 ID:2qlrOhY50.net
俺「じゃ、警察に感づかれないように……さっさと行きます?」

絵師「そうですね、行きましょう!」


マッチョ「お前ら!!伏せろぉぉぉ!!!」

俺「!!!」

パラララララララララララ!!!

友だち「ウワァ!」

絵師「ひえぅ!」

俺「警察だァァァァァァァァァァァァァ!!!」

41: 2014/11/06(木) 01:19:09.35 ID:2qlrOhY50.net
友だち「なんで警察が機関銃持ってるんでござるか!!!」

俺「知るかよ!俺に聞くな!!」

警察(メガホン)『動くな!お前らは完全に包囲されている!!』

俺「ドラマとかで見たことあるわこういうの!」

警察(メガホン)『こちらには銃殺許可も出ている!大人しく投降しろ!!」

絵師「絵の投稿ならたくさんしてるんですけどね」

友だち「いつもお世話になってます」

マッチョ「お前ら!はやくこっちこい!!」

俺「いやこっちこいっつったって動いたら撃たれる……」

パラララララララララララ!!

俺「ウワアアアアアアア」

マッチョ「こっちに来なきゃどっちみち氏ぬぞ!!」

俺「木陰に紛れて……なんとか……怖えええええええ!!!」

44: 2014/11/06(木) 01:28:45.69 ID:2qlrOhY50.net
マッチョ「よし、全員いるか?」

俺「なんとか……」

マッチョ「俺が突破口を開く。お前ら俺から離れるなよ」

マッチョ「うおおおおおおおお!!!」

警察「!!」

マッチョ「らあああああああ!!!」ボコスカボコスカ

俺「マッチョすげえ」

警察「舐めるなよ!」パララララララララ

マッチョ「ぐっ……あああ!!」

俺「マッチョ!!」

マッチョ「くそっ……お前ら走れ!!俺のことはどうでもいいから逃げろ!!!」

俺「そんなことできるか!!おぶされ!」

マッチョ「馬鹿か!俺何キロあると思ってんだ!」

俺「んぐっ……なんのこれしきあああああ!!」

46: 2014/11/06(木) 01:31:30.93 ID:2qlrOhY50.net
友だち「俺氏!あそこに軽トラが!!」

絵師「エンジンかけてきます!」

警察「止まれーーー!!!」

俺「ちくしょあああああああああ!!!」


俺「荷台にマッチョを載せて……友だち、マッチョ頼む!」

友だち「軽トラ運転できるんでござるか?」

俺「ああ!俺の実家は農家だ!」

絵師「エンジンかかりました!」

俺「よし!一気に逃げる!!!」

47: 2014/11/06(木) 01:39:56.16 ID:2qlrOhY50.net
人外ラBAR――

俺「今日は……氏ぬかと思った…………」

友だち「なんとか撒けてよかったでござる……」

俺「マッチョの容態は?」

マスター「ふくらはぎを少し抉られただけですね……もちろん命に別状はありません」

カランコロンカランコロン

浪人生「小生の渾身の演説で多数の学生の勧誘に成功したであります!祝杯であります!」

教授「おや、知らない顔が」

絵師「あ、この人たちも仲間ですか?……絵師といいます。以後よろしく」

浪人生「おおその顔は絵師先生ではありませぬか!絵師先生のケンタさん絵にはいつもお世話になっております!」

絵師「恐縮です」

48: 2014/11/06(木) 01:45:30.56 ID:2qlrOhY50.net
俺「ロボットは?」

教授「兵装を強化するから少しの間顔を出せないと連絡があったよ」

俺「主力はあいつになりそうだな……絵師さん!」

絵師「はい?」

俺「絵師さんの方からもファンの協力を仰いだりって……できませんかね?」

絵師「うーん……Pixivもアクセスできなくなったしツイッターも垢停止されましたから……難しいです」

俺「そうですか……浪人生、学生の勧誘って何人くらい?」

浪人生「ざっと百名ほどであります」

俺「すげえな……でも国に喧嘩売れるほどじゃあない、か」

49: 2014/11/06(木) 01:53:46.21 ID:2qlrOhY50.net
教授「もともと人外好きの人口はそんなに多いわけじゃないからね」

俺「……いや、そうでもない」

教授「?」

俺「この法律……『人間以外を愛したら氏刑』……」

俺「つまり……ケモナーや人外好きライト層である口リババア好きなんかも仲間に引き入れられるかもしれない」

友だち「でもそれを同時に発症してる連中も多いから対して増えないと思うでござるよ」

俺「それでもないよりはマシだろ」

51: 2014/11/06(木) 02:03:20.69 ID:2qlrOhY50.net
俺「あんまり準備が長引きすぎて警察に見つけられたらやばいしな……よし」

俺「第一次作戦は1ヶ月後!それまで各自仲間集めとか、訓練とか頑張れ!」

友だち「雑っ」

俺「マスター、マッチョの傷はどのくらいで治る?」

マスター「あの程度なら3日後には動けるようになるでしょうね」

俺「うっし!それじゃあ……」

52: 2014/11/06(木) 02:06:03.15 ID:2qlrOhY50.net
俺「単眼娘さんの……」

友だち「スライム娘さんの……」

浪人生「ケンタさんの……」

教授「アルラウネさんの……」

絵師「アルケニーさんの……」

マスター「すべての人外娘たちと、私たちのために」

みんな「人外最高ッッッッ!!!!!(合言葉)」

55: 2014/11/06(木) 02:16:37.42 ID:2qlrOhY50.net
1ヶ月後――

俺「随分人あつまったんだな」

友だち「ざっと1000人くらいでござるな」

俺「まあ騒ぎたいだけの連中も半分位いるだろうから実質4、500人ってとこか」

マッチョ「まあマスターに鍛えられたオレもいるから戦力的には悪くないんじゃないか?」

俺「まあ……あいつもいるしな」

ロボット(全長50m)「MON-6SU、大キクナッタ!ウレシイ!」

マッチョ「あれどうなってんだ」

友だち「よくあのサイズで活動できるでござるな」

俺「日本の最先端技術ってすごいな」

56: 2014/11/06(木) 02:22:36.92 ID:2qlrOhY50.net
教授「さて……浪人生が場を温めてくれたぞ……俺、行ってこい」

俺「やっぱ俺じゃないとダメ?」

マスター「あなたが発案者ですし、私たちを引っ張って行ってくれたのもあなたですから」

絵師「僕のファンに2ちゃんで呼びかけてくれたのもあなたですしね」

俺「あれはほとんど友達がやったようなもんだろ」

教授「それでも……だ。お前がリーダーだ」

俺「……よしっ。ありがとう」

俺「演説、いってきます!」

59: 2014/11/06(木) 02:28:52.49 ID:2qlrOhY50.net
議事堂からさほど離れていないとある広場――

ガヤガヤ

俺『えー……俺が、今回のデモの発案者であり、諸君らのリーダーである俺だ』

俺『諸君らの勇気ある行動と、ここに集まってくれたことを……』

俺『……ああもういいや!堅苦しいのはおしまい!』

俺『今回!国はとんでもない法律を作って、俺はそれが気に入らなかった!』

俺『『人間以外を愛するな』って?バカな話だよな』

俺『愛なんでもんは人それぞれ別で、違うものでいいはずなんだ』

俺『俺は人外娘を愛してるし、この気持ちには一切の偽りとか、なんかそういうものはないわけで』

俺『その気持ちを無理やり上から押さえつけるような横暴はやっぱり気に入らないんだよ!!』

60: 2014/11/06(木) 02:34:45.37 ID:2qlrOhY50.net
俺『それは多分お前らも一緒だろ!』

俺『……だったら変えてやろうじゃないか!』

俺『向こうが力で押してくる以上、こっちも力で対抗する!』

俺『行くぞ!!人外娘の愛を信じてこの国を変えろ!!』

俺『お前ら出て来い!!』

友だち「え、いいんでござるか」

マッチョ「よっしゃ!」

教授「学生運動を思い出すね」

浪人生「なかなか熱いでありますな」

絵師「旗も描いてきたんで出しますね」

ロボット「MON-6SU、ガンバル」

62: 2014/11/06(木) 02:41:01.43 ID:2qlrOhY50.net
俺『単眼娘さんの!』

友だち『スライム娘さんの!』

マッチョ『ゾンビ娘さんの!』

浪人生『ケンタさんの!』

教授『アルラウネさんの!』

絵師『アルケニーさんの!』

ロボット『ごーれむサンノ!』

マスター『鬼娘さんの!』

群衆「河童さんの!」「ラミアさんの!」「ハーピィさんの!」「ドライアドさんの!」「スキュラさんの!」ウォアアアアアアアアアア

俺『すべての人外娘たちと、俺たちのために……!』


みんな『人外最高ッッッッッッッッ!!!!!!!!!!』



66: 2014/11/06(木) 02:48:16.28 ID:2qlrOhY50.net
もう疲れたんだ……
もう寝ていいだろパトラッシュ

67: 2014/11/06(木) 02:50:15.19 ID:xL3txPxA0.net
愛するものつれてけよ

68: 2014/11/06(木) 02:54:58.19 ID:2uPOR5T/0.net
ガッカリだよ!

引用元: 俺「人間以外を愛したら死刑になる法律だと!!?」