1: 2011/02/01(火) 18:10:33.02 ID:25tVRny90
――ブリーフィングルーム
宮藤「ブリーフィングルームに集合って言われたけど……」
リーネ「何をするのかな?」
ペリーヌ「きっと坂本少佐がありがたーいお話をしてくださるのですわ」
エイラ「サーニャ、眠くないか?」
サーニャ「うん、平気よ。エイラ」
バルクホルン「おい!起きろ!ハルトマン!」
エーリカ「う~ん、あと40分……」ムニャムニャ
ルッキーニ「ねーシャーリー、遊びに行きたーい」
シャーリー「我慢だ、ルッキーニ」
3: 2011/02/01(火) 18:17:47.81 ID:25tVRny90
ミーナ「みんな集まったかしら?」
坂本「そのようだな」
ミーナ「はい、みんな注目して」
エーリカ「すぅ……すぅ……」
宮藤(ハルトマンさん寝てる……)
ミーナ「これから今日の午後の事を話します」
坂本「今日は午後も訓練を行う!」
宮藤「ええ!?午後も訓練!?」
ルッキーニ「訓練やだ~!」
4: 2011/02/01(火) 18:23:09.20 ID:25tVRny90
ミーナ「訓練と言ってもいつもやってる訓練とは少し違うわ」
バルクホルン「と言うと?」
ミーナ「今日の午後はこの501のメンバーで白兵戦を行います」
シャーリー「白兵戦!?」
エーリカ「面白そう!」ガバッ
宮藤(あ、起きた)
宮藤「……あれ?」
宮藤「ねえ、リーネちゃん。白兵戦って何?」
リーネ「えっとね、近接用の武器や銃を使った地上での戦いのことだよ」
宮藤「へえ~」
5: 2011/02/01(火) 18:30:05.63 ID:25tVRny90
バルクホルン「でもどうして急に白兵戦なんかを?」
ミーナ「これは坂本少佐の提案よ」
ペリーヌ「坂本少佐のご提案なら喜んで参加しますわ!」
坂本「我々501統合戦闘航空団は飛行型ネウロイとの戦闘、つまり空中での戦闘がほとんどだ」
坂本「地上での訓練はいつもやってるが、地上での実戦の経験はないに等しい」
坂本「そこで、今回白兵戦で実戦に近い訓練をしようということだ」
バルクホルン「なるほど、たしかにそうだな」
バルクホルン「それに地上での戦術を学ぶことによって新たな発見もあるかもしれない」
ミーナ「そうね」
6: 2011/02/01(火) 18:36:19.61 ID:25tVRny90
エイラ「どういう風にやるんだ?」
坂本「全員を2つの班に分けて戦う」
ミーナ「坂本少佐がリーダーの班、バルクホルン大尉がリーダーの班よ」
バルクホルン「私がリーダー?そこはミーナが適任じゃないか?」
ミーナ「今回私は参加しないわ」
宮藤「え、どうしてですか?」
ミーナ「今日中に整理しなきゃいけない書類が山のようにあるの……」
宮藤「そうですか……」
坂本「誰がどの班に入るかはくじ引きで決める」
坂本「色のついたくじを引いた者は私の班だ」
7: 2011/02/01(火) 18:41:45.53 ID:25tVRny90
――――
ミーナ「くじの結果はこうなったわ」
坂本班 バルクホルン班
坂本美緒 ゲルトルート・バルクホルン
エーリカ・ハルトマン 宮藤芳佳
シャーロット・E・イェーガー リネット・ビショップ
ペリーヌ・クロステルマン フランチェスカ・ルッキーニ
エイラ・イルマタル・ユーティライネン サーニャ・V・リトヴャク
バルクホルン「……」
坂本「はっはっは」
8: 2011/02/01(火) 18:47:54.32 ID:25tVRny90
バルクホルン「なあ、ミーナ」
ミーナ「何?」
バルクホルン「ちょっと戦力が偏ってないか?」
ミーナ「でもくじをした結果だから……」
バルクホルン「そうか……」
リーネ「芳佳ちゃん、同じ班だね!」
宮藤「やったね!」
サーニャ「私も同じ班よ」
宮藤「頑張ろうね、サーニャちゃん!」
サーニャ「うん」
9: 2011/02/01(火) 18:53:37.95 ID:25tVRny90
エイラ「なんでサーニャと同じ班じゃないんだよー!」
ペリーヌ「坂本少佐と同じ班だなんて……まさか運命!?」
ルッキーニ「シャーリーと同じ班がよかったなー」
シャーリー「はっはー、手加減しないぞ?ルッキーニ」
エーリカ「私はどっちの班でもよかったけどね」
リーネ「でもどういう風に戦うんですか?」
坂本「今回はこのペイント銃を使用する」
宮藤「ペイント銃?」
10: 2011/02/01(火) 18:59:22.50 ID:25tVRny90
坂本「そうだ、撃つと赤い水性のペイント弾が出る」
坂本「被弾した者は一目でわかるようになっている」
ペリーヌ「被弾した人はどうなりますの?」
坂本「一発でも被弾した者はその時点で脱落だ」
リーネ「一発も当たっちゃだめなんだ……」
坂本「それと、シールドも使用禁止だ」
宮藤「ええ!?私それしか取り柄ないのに……」
シャーリー「でも基地の中でペイント銃なんか撃ちまくったら掃除が大変じゃないのか?」
坂本「ああ、たしかに大変だ」
坂本「そこでだ!」
坂本「負けた方のチームは罰としてその掃除をしてもらう!」
12: 2011/02/01(火) 19:04:36.03 ID:25tVRny90
エーリカ「うわー、それ大変そー」
バルクホルン「自分の部屋も片付けられないお前には相当きついかもな」
エーリカ「トゥルーデそれどういう意味ー?」ジト
シャーリー「こりゃ尚更負けられないな」
エイラ「おいツンツンメガネ!」
エイラ「お前サーニャとかわれ!」グイグイ
ペリーヌ「んな!?いやですわ!」
ペリーヌ「私は絶対この班じゃなきゃいけませんのよ!」
エイラ「そんなの関係ないだろー!」
13: 2011/02/01(火) 19:07:55.61 ID:25tVRny90
サーニャ「エイラ、だめよ」
サーニャ「くじで決まったことだから」
ペリーヌ「ほらごらんなさい、サーニャさんもああ言ってますでしょ?」
エイラ「サ、サーニャぁ……」
坂本「よし、各自銃を持って滑走路に集合!」
ミーナ「みんな、頑張ってね」
14: 2011/02/01(火) 19:09:17.31 ID:25tVRny90
見てる人いるか謎だけど飯の準備してきます
20: 2011/02/01(火) 19:25:38.83 ID:25tVRny90
――滑走路
坂本「よし!点呼だ!」
坂本「1!坂本美緒!」
エーリカ「2!エーリカ・ハルトマン!」
シャーリー「3!シャーロット・E・イェーガー!」
ペリーヌ「4!ペリーヌ・クロステルマン!」
エイラ「5、エイラ・イルマタル・ユーティライネン……」
坂本「よし!」
ペリーヌ「ほら、シャキっとなさい」
エイラ「だってよー……」
22: 2011/02/01(火) 19:33:53.59 ID:25tVRny90
バルクホルン「あっちも気合いが入ってるな」
バルクホルン「こっちも気合いを入れていくぞ!」
宮藤「はい!」
バルクホルン「いいか?不利な状況を切り抜けてこそ真の勝利をつかめるのだ!」
リーネ「え、私達不利なんですか?」
バルクホルン「い、いや、そんなことはない」
サーニャ「……」
ルッキーニ「早く始めようようよ!」ソワソワ
バルクホルン「そう慌てるな」
24: 2011/02/01(火) 19:38:20.43 ID:25tVRny90
バルクホルン「戦闘が始まったらまずは別の場所へ退避してしっかり作戦を立てるんだ」
坂本「よし!始めるぞ!」
坂本「戦闘開始!」
バルクホルン「よし!私についてこい!」
ルッキーニ「シャーリー!シャーリー!」
シャーリー「ん?」
ルッキーニ「あっかんべー」ベエー
シャーリー「おお?やるか!?」
ルッキーニ「ここまでおいでー!」タタタッ
シャーリー「こらー!まてー!」タタタッ
バルクホルン「こら!ルッキーニ!」
25: 2011/02/01(火) 19:44:23.44 ID:25tVRny90
リーネ「いっちゃった……」
バルクホルン「くっ!我々だけでも退避だ!」
宮藤「はい!」
エーリカ「ありゃー」
ペリーヌ「お待ちなさーい!」
坂本「待て、ペリーヌ」
ペリーヌ「で、でも逃げられてしまいますわ」
坂本「こちらもまずは作戦を立てた方がいいだろう」
ペリーヌ「そ、そうですわね」
ペリーヌ「さすが少佐、賢明な判断ですわ」
26: 2011/02/01(火) 19:48:53.31 ID:25tVRny90
坂本「しかし、シャーリーはあとで厳重注意だな」
エイラ「これからどうするんだ?」
坂本「うむ、こうして一つにかたまっていても仕方ない」
エーリカ「そうだね」
坂本「ハルトマンとエイラは個人で行動してくれ」
ペリーヌ「私はどうすれば?」
坂本「ペリーヌは私と来てくれ」
ペリーヌ「は、はい!」
坂本「よし!それでは行動開始!」
28: 2011/02/01(火) 19:54:57.38 ID:25tVRny90
――――
バルクホルン「ルッキーニめ!勝手な行動を!」
宮藤「これからどうするですか?」
バルクホルン「そうだな……相手は全員手ごわい」
リーネ「ハルトマンさん……それに坂本少佐も」
バルクホルン「しかし一番厄介なのはエイラかもしれない」
宮藤「未来予知の魔法ですね」
バルクホルン「ああ、普通の戦い方ではまず弾は当たらないだろう」
リーネ「じゃあ一体どうすれば……」
29: 2011/02/01(火) 19:59:51.86 ID:25tVRny90
バルクホルン「うーん……」
宮藤「う~ん……エイラさんかあ……」
サーニャ「……」
バルクホルン「……」ジー
サーニャ「?」
バルクホルン「サーニャ」
サーニャ「はい」
バルクホルン「頼みがある、お前にしかできないことだ」
サーニャ「私にしかできないこと……?」
30: 2011/02/01(火) 20:05:08.09 ID:25tVRny90
バルクホルン「ああ、それはだな……」
サーニャ「!?」
バルクホルン「頼めるか?」
サーニャ「……分かりました」
バルクホルン「よし、それでは二班に分けよう」
バルクホルン「私とサーニャ、宮藤とリーネで行動する」
バルクホルン「よし!解散!」
32: 2011/02/01(火) 20:10:45.68 ID:25tVRny90
――――
シャーリー「おらおらー!」ダダダダ
ルッキーニ「へへーん!当たらないよー!」
シャーリー「すばしっこい奴め!」
ルッキーニ「にげろー!」タタタ
シャーリー「逃げてばっかりは卑怯だぞー!」
ルッキーニ「いいもーん!」
33: 2011/02/01(火) 20:16:04.18 ID:25tVRny90
――――
坂本「敵はどこに行ったんだ?」
ペリーヌ「見当たりませんわね」
坂本「よし、私は前方を監視する」
坂本「ペリーヌは後方の監視を頼む」
ペリーヌ「はい!」
ペリーヌ(坂本少佐と行動を共にすることができるなんて……)
ペリーヌ(そしてもしものときは私がこの身を捧げて少佐をお守りしなければいけませんわ!)
ペリーヌ(それがわたくしの務め!)
34: 2011/02/01(火) 20:20:17.19 ID:25tVRny90
――――
宮藤「ルッキーニちゃんはどこに行っちゃったんだろう?」
リーネ「さっき建物の中にシャーリーさんといったけど……」
宮藤「でも私自分のことで精一杯だから他の人を気にしてる余裕ないかも……」
リーネ「私も一人じゃ何もできないよ」
宮藤「私も……」
リーネ「一緒に頑張ろうね!芳佳ちゃん!」
宮藤「そうだね!」
36: 2011/02/01(火) 20:23:16.16 ID:25tVRny90
――――
エイラ「よし、こうなったら私が戦果を上げてサーニャにいいところを見せてやろう」
エイラ「ふふっ、私は未来予知の魔法が使えるんだ」
エイラ「敵の動きだろうが弾の軌道だろうがお見通しさ」
エイラ「絶対負けないもんな~」
エイラ「ふふふっ」
37: 2011/02/01(火) 20:28:22.41 ID:25tVRny90
――――
シャーリー「まてー!」タタタッ
ルッキーニ(どっかに隠れよう!)
ルッキーニ(えーと……)キョロキョロ
ルッキーニ(よし!あそこの部屋に!)
シャーリー「ルッキーニ!もう諦めろー!」
ルッキーニ「うにゃー!」ガチャバタン
ミーナ「あら、ルッキーニさん」
ルッキーニ「あれ?ミーナ中佐?」
ルッキーニ「どうしてここに?」
38: 2011/02/01(火) 20:34:05.87 ID:25tVRny90
ミーナ「どうしてって、ここは私の部屋よ」
ルッキーニ「あ、ほんとだ」
ミーナ「ルッキーニさん、部屋に入る時はちゃんとノックしなさいって前にも……」
シャーリー「ここかあー!」バターン
ルッキーニ「みつかった!?」
シャーリー「くらえ!ルッキーニ!」ダダダッ
ルッキーニ「かいひー!」バッ
ミーナ「!?」バチャバチャ
シャーリー「んな!?」
39: 2011/02/01(火) 20:39:19.51 ID:25tVRny90
ミーナ「……シャーリーさん?」
シャーリー「あ、あははは……」
シャーリー「し、失礼しましたー!」バタン
ミーナ「……」
ルッキーニ「……」ソローリソローリ
ミーナ「……」ガシッ
ルッキーニ「!?」
ミーナ「ルッキーニさん?」
ルッキーニ「はわわわわ……」ガクガク
ミーナ「こっちでお話しましょう?」ニコッ
ルッキーニ「うじゅああああああ!」バタバタ
ミーナ「うふふふふ」
41: 2011/02/01(火) 20:45:40.46 ID:25tVRny90
――――
バルクホルン「サーニャ、止まれ」
サーニャ「え?」
バルクホルン「あそこにエイラがいる」
サーニャ「あ……」
バルクホルン「こっちに隠れよう」
サーニャ「はい」
バルクホルン「よし、さっきの作戦を実行するチャンスだ」
バルクホルン「エイラのことだからもう私達が潜んでることに気づいてるかもしれない」
バルクホルン「十分気をつけろ」
サーニャ「はい」
バルクホルン「よし、頼んだぞ」
42: 2011/02/01(火) 20:54:37.46 ID:25tVRny90
――――
宮藤「!」
宮藤「リーネちゃん!隠れて!」
リーネ「え?」
宮藤「あそこに坂本さんがいる」
リーネ「ほんとだ……!ペリーヌさんも!」
宮藤「まだこっちには気づいてないみたい……」
リーネ「チャンスだよ!芳佳ちゃん!」
坂本「誰だ!?」
宮藤「!?」ビクッ
リーネ「見つかった!?」
ペリーヌ「隠れてないで出てきなさい!」ダダダッ
宮藤「わわ!?撃ってきたよ!」
リーネ「芳佳ちゃん!反撃しよう!」
宮藤「うん!」
43: 2011/02/01(火) 21:00:56.56 ID:25tVRny90
――――
坂本「ペリーヌ、むやみに弾を撃つな」
坂本「銃弾にも限りがあるんだ」
ペリーヌ「は、はい。すみません」
ダダダッ
坂本「!?」
ペリーヌ「あちらも撃ってきましたわ!」
坂本「あれは……宮藤か!」
ペリーヌ「あの豆狸!よくも坂本少佐を!」キイー
ダダダッ
ペリーヌ「!?」
ペリーヌ「危ない!」バッ
ペリーヌ「きゃああああ!」バチャバチャ
45: 2011/02/01(火) 21:09:42.67 ID:25tVRny90
坂本「ペリーヌ!?」
ペリーヌ「さ、坂本少佐……」ガクガク
坂本「ペリーヌ、私を庇って……」
坂本「いや、でも今のは普通に避けることが……」
ペリーヌ「私に構わず行ってください!」
ペリーヌ「坂本少佐は生き残るべき人です!」
坂本「お、おう……そうか」
ペリーヌ「相手がまた撃ってくる前にはやく!」
坂本「すまん、ペリーヌ!」タタタッ
ペリーヌ「はあ……はあ……」
ペリーヌ「これで……これでよかったのですわ……」
ペリーヌ「どうか……どうかご無事で……」ガクッ
47: 2011/02/01(火) 21:17:27.82 ID:25tVRny90
――――
リーネ「すごいよ芳佳ちゃん!」
リーネ「ペリーヌさんを倒しちゃうなんて」
リーネ「坂本少佐も逃げっちゃったよ!」
宮藤「う、うん」
宮藤(ペリーヌさん……なんか自分で弾に飛び込んで自爆したような……)
リーネ「私達2人で力を合わせればちゃんと戦えるね!」
宮藤「そ、そうだね!」
リーネ「これからも2人で頑張ろうね!」
宮藤「うん!」
48: 2011/02/01(火) 21:20:51.47 ID:25tVRny90
――――
シャーリー「はあ……はあ……」
シャーリー「危なかったー……」
シャーリー「……」
シャーリー「ルッキーニ大丈夫かな……」
シャーリー「……」
シャーリー「あとで謝っておくか……」
49: 2011/02/01(火) 21:24:17.91 ID:25tVRny90
――――
エイラ「……」
エイラ(誰かがこっちにくる……)
エイラ(よし)
エイラ「誰だ!?」ガチャ
サーニャ「!?」
エイラ「さ、サーニャ!?」
サーニャ「……エイラ」
エイラ「なんだサーニャかぁ……はっ!」
エイラ(サーニャは今敵なんだった!)
50: 2011/02/01(火) 21:25:40.45 ID:25tVRny90
エイラ(で、でも……サーニャに銃を向けるなんて……ましてやそれを撃つなんて……)
エイラ(そんなことできるわけないじゃないかぁ~!)
サーニャ「……」
エイラ(どうすればいいんだよ!)
サーニャ「エイラ」ガチャ
エイラ「!?」
サーニャ「動かないで」
エイラ「さ、サーニャ!?」
サーニャ「……」
51: 2011/02/01(火) 21:27:22.71 ID:25tVRny90
エイラ「な、なあ。こんなことやめにしよう!」
エイラ「うん!それがいい!サーニャもそう思うだろ!?」
エイラ「だから銃をおろして……」
サーニャ「私……」
エイラ「……」ゴクリ
サーニャ「罰掃除いやだから……」
エイラ「!?」
サーニャ「ごめんね、エイラ」ダダダッ
エイラ「うわあああさああああにゃああああああ!」バチャバチャ
サーニャ「……」
エイラ「ぐふっ……」バタッ
55: 2011/02/01(火) 21:51:06.91 ID:25tVRny90
――――
バルクホルン「よし!エイラを倒した!」
バルクホルン「この調子で残りのやつらも!」
「おりゃおりゃー!」
バルクホルン「!?」
バルクホルン「あ、あの声は!?」
バルクホルン「まずい!逃げろ!サーニャ!」
56: 2011/02/01(火) 21:55:50.42 ID:25tVRny90
――――
サーニャ「……」
エイラ「」
エーリカ「おりゃおりゃー!」タタタ
サーニャ「!?」
エーリカ「サーニャん発見!覚悟!」ダダダッ
サーニャ「ひゃああ!?」バシャバシャ
エーリカ「やったー!一機撃墜!」
エーリカ「次いってみよー!」タタタッ
サーニャ「……」
サーニャ「……びしゃびしゃ」
57: 2011/02/01(火) 22:00:46.74 ID:25tVRny90
――――
ルッキーニ「シツレイシマシタ」バタン
ルッキーニ「……」スタスタ
ルッキーニ「……」スタスタ
ルッキーニ「シャーリーユルサナイ」
ルッキーニ「……」ガチャ
59: 2011/02/01(火) 22:21:31.29 ID:25tVRny90
――――
バルクホルン「くっ!」
バルクホルン「サーニャがやられた!」
バルクホルン「せっかくエイラを倒したと言うのに……」
バルクホルン「まさかハルトマンが割り込んでくるとは……」
バルクホルン「……そういえば宮藤やリーネはどこだ」
バルクホルン「……」
61: 2011/02/01(火) 22:26:20.45 ID:25tVRny90
――――
宮藤「さっきから誰とも会わないね」
リーネ「そうだね」
宮藤「遠くから声とかは聞こえるんだけど……」
リーネ「みんな戦ってるんだね……」
宮藤「私達も頑張らないと!」
リーネ「うん!」
「あー!」
宮藤「!?」ビクッ
63: 2011/02/01(火) 22:33:02.22 ID:25tVRny90
エーリカ「リーネと宮藤はっけーん!」タタタッ
リーネ「ハルトマンさんだ!」
宮藤「ええ!?」
リーネ「逃げよう!芳佳ちゃん!」タタタ
宮藤「あ!待ってリーネちゃん!」
エーリカ「かくごー!」タタタ
リーネ「追いつかれちゃう!」
宮藤「わ!?」ドテー
リーネ「よ、芳佳ちゃんが転んじゃった!?」
エーリカ「チャーンス!」タタタッ
64: 2011/02/01(火) 22:36:23.45 ID:25tVRny90
リーネ「わああああ!」タタタ
宮藤「ああ!リーネちゃん行かないで!」
リーネ「ごめんなさ~い!」タタタ
宮藤「二人で協力するっていったのにー!」
エーリカ「み~や~ふ~じ~」
宮藤「は、ハルトマンさん……ははっ……」
エーリカ「おりゃー!」ダダダッ
宮藤「わあああああ!」バシャバシャ
エーリカ「ふう、まあこんなもんかな!」
宮藤「リーネ……ちゃん……」ガクッ
68: 2011/02/01(火) 22:41:36.35 ID:25tVRny90
―――――
シャーリー「さーて、他の人達の状況はーと……」
シャーリー「どこにいるんだ?」
ガチャ
シャーリー「!?」バッ
ルッキーニ「……」
シャーリー「ル、ルッキーニ!」
ルッキーニ「……」
シャーリー「い、いやー……さっきは悪かったよ」
71: 2011/02/01(火) 22:54:49.05 ID:25tVRny90
シャーリー「とっさに逃げてしまって……」
シャーリー「ほんとゴメン!」
ルッキーニ「……」
シャーリー「……ルッキーニ?」
ルッキーニ「ウジュ」
シャーリー「!?」
シャーリー(こいつ目が氏んでる!?)
72: 2011/02/01(火) 22:56:32.38 ID:25tVRny90
ルッキーニ「シャーリーユルサナイ」
シャーリー「な、なんかまずい!」
シャーリー「逃げろー!」タタタッ
ルッキーニ「ウジュジュジュ」タタタッ
シャーリー「うわー!くるなー!」タタタッ
ルッキーニ「ウジュジュジュ」タタタッ
74: 2011/02/01(火) 22:57:35.23 ID:25tVRny90
――――
エーリカ「ふああああ」
エーリカ「なんか走り回ってたら疲れちゃった」
エーリカ「2人も倒したからなんかもういいかな……」
エーリカ「ちょっと休もーっと」
エーリカ「よっこらせっと」
エーリカ「ふう、今日は暖かいなあ」
エーリカ「……」
エーリカ「……すぅ……すぅ……」
75: 2011/02/01(火) 22:58:23.16 ID:25tVRny90
――――
リーネ「……」チラッ
リーネ「芳佳ちゃん大丈夫かな……」
リーネ「様子を見に戻って来てみたけど……」
リーネ「この角を曲がれば……」テクテク
リーネ「……」テクテク
リーネ「!?」
リーネ「よ、芳佳ちゃ……!」
リーネ「!?」バッ
リーネ(まだハルトマンさんがいる!?)
76: 2011/02/01(火) 22:59:08.84 ID:25tVRny90
リーネ「……」チラッ
リーネ「……あれ?」
リーネ「……」テクテク
リーネ「……」
エーリカ「すぅ……すぅ……」
リーネ「ね、寝てる……」
リーネ「……」
リーネ「これって……今ならやっつけられるってことだよね……」
リーネ「でもそんな卑怯なこと……」
リーネ「でも……芳佳ちゃんはハルトマンさんに倒された……」
リーネ「そうだ、この人が芳佳ちゃんを……!」
リーネ「ゆるさない……!」ギリッ
77: 2011/02/01(火) 23:00:06.47 ID:25tVRny90
エーリカ「ふわああ……あれ?リー……」
リーネ「!?」
リーネ「っ!」ダダダッ
エーリカ「ちょ!うわあああああ!」バシャバシャ
リーネ「ごめんなさ~い!」タタタッ
エーリカ「……」ポタポタ
エーリカ「な、何も全弾顔に撃ち込まなくても……」
エーリカ「ぺっ、ぺっ」
エーリカ「……」
エーリカ「……すぅ……すぅ……」
81: 2011/02/01(火) 23:04:01.10 ID:25tVRny90
―――――
シャーリー「うわああああ!」タタタ
ルッキーニ「ウジュジュジュ」ダダダッ
シャーリー「これじゃあさっきと立場が逆じゃないか!」タタタッ
ルッキーニ「シャーリーユルサナイ」ダダダ
シャーリー「てぇ、行き止まりだあ!?」ピタッ
シャーリー「あ、あははは……」クルリ
ルッキーニ「ウジュジュジュ」ジリジリ
シャーリー「ほ、ほんとに悪かったって!」
シャーリー「この通り!なっ?なっ?」
82: 2011/02/01(火) 23:08:58.34 ID:25tVRny90
ルッキーニ「……」ジリジリ
シャーリー「そ、そうだ!今度パフェ食べに行こう!」
シャーリー「お菓子もいっぱい買ってやるぞ!」
ルッキーニ「……」ガチャ
シャーリー「ルッキーニ……!」
ルッキーニ「……」ダダダッ
シャーリー「うわああああ!」バシャバシャ
ルッキーニ「……」
シャーリー「ルッキー…二……」ガクッ
ルッキーニ「……」
ルッキーニ「ウジュ」タタタッ
83: 2011/02/01(火) 23:11:29.40 ID:25tVRny90
―――――
リーネ「芳佳ちゃんの分も私が頑張らないと!」
リーネ「えーと……」テクテク
リーネ「今現在で誰が生き残ってるんだろう」
リーネ「えーと、ペリーヌさんとハルトマンさんはもう倒したんだよね」
リーネ「エイラさんはさっき廊下に倒れてるのを見たから……」
リーネ「あとはシャーリーさんと坂本少佐かな?」
リーネ「う~ん……」テクテク
84: 2011/02/01(火) 23:14:26.77 ID:25tVRny90
リーネ「あれ、外に誰か……」
リーネ「あれは……坂本少佐だ!」
リーネ「よし……」
リーネ「でも私一人で勝てるかな……」
リーネ「……」
リーネ「ううん、芳佳ちゃんと頑張るって約束したんだもん」
リーネ「私がやらないと……!」
85: 2011/02/01(火) 23:17:42.65 ID:25tVRny90
――――
エーリカ「すぅ……すぅ……」
宮藤「」
バルクホルン「……」
バルクホルン「一体ここでなにがあったんだ……」
バルクホルン「誰がハルトマンを倒したんだ……」
エーリカ「すぅ……すぅ……」
宮藤「」
バルクホルン「宮藤……」
86: 2011/02/01(火) 23:20:32.03 ID:25tVRny90
――――
坂本「誰かの気配がするな……」
坂本「……」
ダダダッ
坂本「!?」
坂本「誰だ!出てこい!」
リーネ「わ、私です!」
坂本「リーネか。まだ残ってたのか」
リーネ(やっぱり少佐と1対1なんて怖いよ……)
坂本「いいか、リーネ」
坂本「ここは戦場、そして私とお前は敵同士だ」
坂本「階級など関係ない!全力でかかってこい!」
リーネ「は、はい!」
87: 2011/02/01(火) 23:24:27.11 ID:25tVRny90
――――
バルクホルン「サーニャがやられ、宮藤もやられた……」
バルクホルン「ルッキーニは開戦時から行方不明……」
バルクホルン「あとはリーネか……」
バルクホルン「……」テクテク
バルクホルン「ん、あれは……」
バルクホルン「!」
バルクホルン「行ってみよう!」
89: 2011/02/01(火) 23:27:26.26 ID:25tVRny90
――――
リーネ「全然当たらないよ……」ダダダ
坂本「リーネ!もっと集中しろ!」
坂本「魔法力をコントロールするんだ!」
リーネ「は、はい!」ダダダ
坂本(ふむ……やはりまだまだだな)
リーネ「ふええ……」ダダダ
坂本「隙だらけだぞ!」ダダダ
リーネ「きゃあああ!」バシャバシャ
坂本「そんなんでどうする、リーネ」
リーネ「はい……」
坂本「いいか?戦場では一瞬の気の緩み、焦りが命取りになるんだ」
坂本「戦場でも冷静でいられるようにするのが今後の課題だな」
リーネ「はい、わかりました……」
坂本「うむ」
リーネ「全然当たらないよ……」ダダダ
坂本「リーネ!もっと集中しろ!」
坂本「魔法力をコントロールするんだ!」
リーネ「は、はい!」ダダダ
坂本(ふむ……やはりまだまだだな)
リーネ「ふええ……」ダダダ
坂本「隙だらけだぞ!」ダダダ
リーネ「きゃあああ!」バシャバシャ
坂本「そんなんでどうする、リーネ」
リーネ「はい……」
坂本「いいか?戦場では一瞬の気の緩み、焦りが命取りになるんだ」
坂本「戦場でも冷静でいられるようにするのが今後の課題だな」
リーネ「はい、わかりました……」
坂本「うむ」
90: 2011/02/01(火) 23:30:41.41 ID:25tVRny90
リーネ「……」
坂本「……」
坂本「おい、そこにいるのも出てきたらどうだ」
リーネ「え?」
バルクホルン「ふっ、さすがは少佐」
バルクホルン「やはり気付いていたようだな」
坂本「当たり前だ」
リーネ「バルクホルンさん!」
バルクホルン「他の者も見当たらない」
坂本「残りは私達だけか?」
バルクホルン「それなら丁度いい、ここで決着をつけよう」
坂本「望むところだ!」
91: 2011/02/01(火) 23:33:20.95 ID:25tVRny90
バルクホルン「いくぞ!」タタタ
坂本「はあっ!」タタタ
バルクホルン「くらえ!」ダダダ
坂本「なんの!」サッ
バルクホルン「さすが少佐……!」
バルクホルン「完全に見切られてる!」
坂本「はあ!」ダダダ
バルクホルン「くっ!やはり実力はあちらの方が上か……!」
バルクホルン「一体どうすれば……!」
93: 2011/02/01(火) 23:49:58.42 ID:25tVRny90
――――
リーネ「坂本少佐もバルクホルンさんもすごい……」
リーネ「……」
リーネ「私って撃たれたから倒れてた方がいいのかな……」
リーネ「……」
リーネ「あれ?」
リーネ「誰かがこっちに走ってくる……」
リーネ「あれは……」
94: 2011/02/01(火) 23:55:30.02 ID:25tVRny90
――――
坂本「はあ、はあ」
バルクホルン「はあ、はあ」
坂本「そろそろ降参したらどうだ、バルクホルン」
バルクホルン「しょ、少佐こそ」
バルクホルン(このままではやられるのは時間の問題だ)
バルクホルン(どうすれば……)
「ウジュジュジュジュ」
坂本「!?」
坂本「なんだ!?」
ルッキーニ「ウジュジュジュジュ」ダダダ
バルクホルン「ルッキーニ!?まだ残っていたのか!」
坂本「くっ!2対1か!」
ルッキーニ「ショウサタオス」ダダダ
坂本「な!?はやい!?」
坂本「はあ、はあ」
バルクホルン「はあ、はあ」
坂本「そろそろ降参したらどうだ、バルクホルン」
バルクホルン「しょ、少佐こそ」
バルクホルン(このままではやられるのは時間の問題だ)
バルクホルン(どうすれば……)
「ウジュジュジュジュ」
坂本「!?」
坂本「なんだ!?」
ルッキーニ「ウジュジュジュジュ」ダダダ
バルクホルン「ルッキーニ!?まだ残っていたのか!」
坂本「くっ!2対1か!」
ルッキーニ「ショウサタオス」ダダダ
坂本「な!?はやい!?」
95: 2011/02/01(火) 23:57:31.19 ID:25tVRny90
バルクホルン「なんだあの動きは!?」
バルクホルン「いや、でもルッキーニの様子がなんか変だ」
バルクホルン「まるで生気を感じられないというか……」
ルッキーニ「ウジュジュ」ダダダ
坂本「だ、だめだ!よけきれん!はやすぎる!」
坂本「うわあああ!」バシャバシャ
バルクホルン「おお!」
ルッキーニ「……」ボー
坂本「な、なんてことだ……」
96: 2011/02/02(水) 00:00:22.18 ID:7HsuWdOT0
坂本「私が負けた……」
坂本「いや、しかしここは部下の成長を喜ぶべきか」
坂本「ルッキーニ、見事な動きだったぞ」
ルッキーニ「……」
坂本「どうした?」
ルッキーニ「……あれ?」
ルッキーニ「わたし……」
坂本「?」
97: 2011/02/02(水) 00:04:45.22 ID:7HsuWdOT0
――――
宮藤「リーネちゃんひどいよ!」
宮藤「一人で逃げちゃうなんて!」
リーネ「ごめんね芳佳ちゃん……私も必氏だったから……」
宮藤「もう……」
坂本「はっはっは、お前達もっと腰を使え!」ゴシゴシ
宮藤「なんか坂本さんが掃除してるのに私達が休んでるなんて悪いね」
リーネ「でもお前達は勝ったんだから休んでろって……」
宮藤「そうだね」
バルクホルン「ほら、もっとしっかりやれ」
ハルトマン「ちょっとくらい手伝ってくれてもいーじゃーん」ゴシゴシ
100: 2011/02/02(水) 00:08:18.65 ID:7HsuWdOT0
エイラ「なんでだよぉ……なんでだよぉ……」ゴシゴシ
サーニャ「エイラ」
エイラ「サーニャ!一緒に掃除を……」
サーニャ「頑張ってね、エイラ」
エイラ「……うん」
ルッキーニ「あれー?私どうしたんだっけ?」
シャーリー「ルッキーニ……」
ルッキーニ「あ、シャーリー!」
ルッキーニ「私なんだか……」
シャーリー「もういいんだ」
ルッキーニ「え?」
シャーリー「私が悪かった……」
ルッキーニ「シャーリー?」
シャーリー「今度パフェ食べに行こうな」ナデナデ
ルッキーニ「?」
101: 2011/02/02(水) 00:12:12.95 ID:7HsuWdOT0
ミーナ「みんな、お疲れ様」
シャーリー「!?」ビクッ
坂本「おお、ミーナ……って、全身真っ赤じゃないか!」
ミーナ「ええ、ちょっとね」
シャーリー「あ、あははは……」ガクガク
ミーナ「あ、シャーリーさん良い所にいたわ」
ミーナ「ちょっとお話があるので私の部屋に来てくれるかしら?」グイッ
104: 2011/02/02(水) 00:15:37.26 ID:7HsuWdOT0
シャーリー「あ……あ……」ズルズル
ミーナ「それと少佐」
ミーナ「次回またこのような訓練をするときは私も参加することにするわ♪」
坂本「そうか、なら近いうちにまたやろう」
ミーナ「ええ」
ミーナ「さ、行きましょうシャーリーさん」
シャーリー「うわあああああ!」
おしまい
106: 2011/02/02(水) 00:18:31.90 ID:7HsuWdOT0
完全にどういう展開にしていいかわからなかった
人数多いからむずい
文章力と妄想力が欲しいと思いました。
ありがとうございました
人数多いからむずい
文章力と妄想力が欲しいと思いました。
ありがとうございました
107: 2011/02/02(水) 00:22:43.15 ID:7dCvelO10
乙
シャーリーがどうなったか気になる
シャーリーがどうなったか気になる
108: 2011/02/02(水) 00:33:24.38 ID:FiXBe4tDO
乙
シャーリー、君を忘れない
シャーリー、君を忘れない
109: 2011/02/02(水) 00:53:03.87 ID:5AILx4oF0
乙。
引用元: ミーナ「501で白兵戦をします」
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