1: 2011/02/01(火) 20:09:41.50 ID:A68uv8O40
シャーリーが501に来た頃っていう設定で書くよ
アニメ見た程度の知識だから矛盾とかあっても許してね

4: 2011/02/01(火) 20:12:57.74 ID:A68uv8O40
シャーリー「昇進?」

上官「あぁそうだ」

シャーリー「なんでまた突然」

上官「実はお前には中尉になったついでに行ってもらいたいところがある」

なるほど…いつも私のことを嫌ってる上官さんがニコニコしながら話しかけるから何かと思ったら

シーャリー「で?どこにいけば?」

上官「501統合戦闘航空団だ」

シャーリー「あぁ…聞いたことはありますけど」

上官「通称ストライクウィッチーズ。各国のエースが集まっているが今は人が足りないらしくてな」

シャーリー「問題児が行ってもいいんで?」

上官「自分の立場が良くわかってるじゃないか」

シャーリー「つまり厄介払いということですか?」

上官「さぁな。話によれば上のいくつかがお前を気に入ってるらしい」

シャーリー「へぇ~そりゃあ意外ですねぇ」

上官「まぁそんなのは建前だろう。お前のような問題児は隊にいないほうが助かる」

6: 2011/02/01(火) 20:16:01.94 ID:A68uv8O40
言いたい放題言いやがって

シャーリー「邪魔者を送りつけて恩を売ろうってのか。たいした外交能力だ」

上官「たまにはリベリオンの役に立ててよかったじゃないか」

この皮肉屋め

シャーリー「で?いつですか?」

上官「明朝だ」

シャーリー「突然すぎませんか?」

上官「せいぜい今日のうちに思い残すことがないようにしておけ」

7: 2011/02/01(火) 20:19:00.01 ID:A68uv8O40
翌日
シャーリー「結局見送りも何もなしか」

まぁ来たところであの皮肉屋がうるさいだけだろう
しかし支援物資と一緒に輸送されるとはねぇ
輸送艇に乗ってるのも最少人数、話す相手もろくにいないし

シャーリー「ストライクウィッチーズ…」

渡された資料を見る
隊長を始めとして規律にうるさいと聞くカールスラント人が3人
ナンバー2にはまじめで勤勉な扶桑人
私はやっていけるんだろうか
せめて陽気なロマーニャ人でもいれば気が会いそうなんだが

シャーリー「まぁ考えてもしょうがない!」

私の愛機を見るとその隣には同じ型のストライカーが

シャーリー「なぁこれって何に使うんだ?」

近くにいた奴に聞いてみたがどうやらもう1台用意しておくよう言われただけで何も知らないらしい
物資も不足してるみたいだし補給品かな
飛行艇が着くのはまだまだ先だろう

9: 2011/02/01(火) 20:25:08.88 ID:A68uv8O40
501
ミーナ「みなさんおはようございます。今日は報告があります」

ミーナ「リベリオンから1名、501に配属される方がいらっしゃいます。今日の昼ごろには到着すると思うわ」

坂本「ふむ、やっと物資じゃなく人が来てくれたか」

バルクホルン「しかしリベリオンからとは珍しいな」

ハルトマン「壊し屋みたいなはみ出し者なんじゃないの?」

バルクホルン「お前が言うなハルトマン」

ミーナ「ちょっと心配だけど腕は確かみたいよ」

ペリーヌ「しかし隊の運営に影響が出るようですと腕が良くても困りものですわ」

バルクホルン「同感だ。そのような場合は即刻帰ってもらわねば」

ミーナ「大丈夫よそこら辺はちゃんと考えてるわ」

ハルトマン「それに今は少しでも人がほしい時でしょ~」

エイラ「7人じゃいっぱいいっぱいだからナ」

ミーナ「はい!じゃあこの話はおしまい」

坂本「よし皆!訓練だ!いくぞ」

12: 2011/02/01(火) 20:31:32.44 ID:A68uv8O40
数時間後

シャーリー「ふぃ~疲れた~飛行艇の中ってのも結構しんどいな」

ミーナ「お疲れ様です。シャーロット・E・イェーガー中尉ですね」

シャーリー「はい!本日付で501統合戦闘航空団に配属されましたシャーロット・E・イェーガーです」

この人隊長だよな?お出迎えしてるとは思わなかった

ミーナ「私は第501統合戦闘航空団隊長を務めるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐です。よろしくね。そんなに硬くならなくて結構よ。さっそくだけど先に部屋を案内するわ。お疲れのようだから他の人への紹介は夕方にしようと思うんだけど、いい?」

シャーリー「あっそりゃありがたい」

ミーナ「じゃあこっちよついてきて」

シャーリー「うひゃ~広い基地だなぁ」

これを7人で使ってたのか。さすがは各国が誇るエースだな

13: 2011/02/01(火) 20:36:32.17 ID:A68uv8O40
ミーナ「ここよ」

シャーリー「部屋も広いなぁこりゃあいい」

ミーナ「フフ、気にってもらえてよかったわ」

シャーリー「十分ですよ」

ミーナ「あっお風呂もあるからよかったら入ってくれていいわよ」

シャーリー「風呂まであるのか!今から入っていいんですか?」

ミーナ「えぇ好きに使ってちょうだい」

シャーリー「いやぁ~至れり尽くせりだな」

ミーナ「あっそうそうイェーガーさん。案内したいところがあるんだけど」

シャーリー「なんですか?」

隊長に連れて行かれたのはハンガー
さすがにストライカーの数は少ないがその分ちゃんと手入れも行き届いてるんだろう

ミーナ「あなたのストライカーはまだ運び込まれてないみたいね」

シャーリー「そうみたいですね」

14: 2011/02/01(火) 20:42:15.02 ID:A68uv8O40
ミーナ「それと…ストライカーの無断改造で随分ともめてたみたいね」

やっぱりすでに知らされてたか

シャーリー「ははは…ここでは気をつけます」

仕方ない…また隠れてやるか

ミーナ「そのことなんだけどね…もう1台ストライカーを頼んでおいたの」

シャーリー「あぁ見ましたよ」

ミーナ「とりあえず当分はあっちの新しいほうを使ってほしいの」

なんとまぁ!すでに対策済みとは…
やっぱりストライカーを改造することはだめなのか!?

シャーリー「はぁ…」

16: 2011/02/01(火) 20:47:27.62 ID:A68uv8O40
ミーナ「あっでも勘違いしないでね」

シャーリー「どういうことです?」

ミーナ「あなたの使っていたストライカーはすでに色々変えてるんでしょ?」

シャーリー「まぁ…」

ミーナ「私は別にあなたがストライカーを改造するのを咎めたりしないわ」

シャーリー「えっ!?ほんとですか?」

ミーナ「えぇ、ただ改造による安全性と有用性が分かるまでは実戦では使わないでほしいの。あとあなたのウィッチとしての能力も知りたいから当分は手を加えてないストライカーでお願いね」

シャーリー「わかりました!いやったぁ!!」

思わず万歳する

ミーナ「フフ、実戦でも使えると判断したら使わせてあげるから頑張ってちょうだいね」

シャーリー「はい!」

とそこにちょうど私のストライカーが運ばれてきた

シャーリー「よかったなぁ~これでお前の力を存分に見せつけてやれるぞ」

つい返事などするはずもないストライカーに話しかける

17: 2011/02/01(火) 20:50:54.79 ID:A68uv8O40
ミーナ「それじゃあ私は戻るわ。5時になったら貴方をみんなに紹介するから遅れないようにね」

シャーリー「はーい」

立ち去る隊長の背中は聖母のごとく輝いて見えた

シャーリー「よーしじゃあさっそくこいつの整備でもするかぁ!」

18: 2011/02/01(火) 20:58:28.13 ID:A68uv8O40
数時間後~
シャーリー「ふぅ~最近かまってやれなかったから結構時間かかったな」

夢中になって時間を忘れていた

ヤバイ!5時はもうすぐじゃないか

うおっ!そういえば風呂にも入りたかったのに
仕方ない。時間もないから風呂はまたあとだ
走れ~走れ~

シャーリー「♪~」

「おい!廊下を走るな」

どこぞの上官に怒鳴られたことを思い出すような怒りのこもった声で呼びとめられた
振り向くとそこにいたのは、腰に手を当てて仁王立ちしているカールスラントの軍服を着た女性

「お前は…そうか新たに配属されたリベリアンだな」

シャーリー「シャーロット・E・イェーガーです」

「話には聞いていたがその通りの人間にようだな」

私前評判悪いのか?

21: 2011/02/01(火) 21:06:14.54 ID:A68uv8O40
「こんな常識も守れないような奴では軍規も乱れる。邪魔になるようなら即刻本国に送り返すからな!」

ひぇーなんだこの人、噂以上に堅物なカールスラント人だぞ

シャーリー「すみません。以後気をつけます」

「せいぜい邪魔にならないようにすることだ」

凄く気まずい

「うわぁヤバイヤバイ遅れちゃう~」

追い打ちをかけるように小さい金髪の女性が走ってくる

「おい!ハルトマン!廊下を走るなぁ!」

ハルトマンと呼ばれた女性は私と堅物の方を見る

ハルトマン「うわっ!トゥルーデ、逃げろ~」

と言い残し再び駆け出すハルトマンさん

トゥルーデと呼ばれた堅物もそれを追うように走り去った

シャーリー「おいおい…あんたも走ってるじゃないか」

意外と面白いやつかもしれないと思いながら、私も急いで向かった

22: 2011/02/01(火) 21:10:37.16 ID:A68uv8O40
なんとか5時には間に合ったがさっきまで整備をしていたせいでところどころ汚れが目立っている

ミーナ「自由にしていいけど…仕事に支障をきたさないようにお願いね」

少しばかり怒りのオーラのようなものが見えたが気のせいだろう。うん

ミーナ「では皆さんに紹介します。今日からこの第501統合戦闘航空団に配属になったシャーロット・E・イェーガーさんです」

シャーリー「えーリベリオン出身のシャーロット・E・イェーガー、中尉です。シャーリーと呼んでくれて構いません。よろしくお願いします」

ミーナ「私はすでに終えているので、みなさん順番に自己紹介していってくれるかしら」

24: 2011/02/01(火) 21:18:36.57 ID:A68uv8O40
坂本「じゃあ私から、扶桑出身、坂本美緒、階級は少佐だ。ここはやることさえきちんとしていれば何も言わない、自分の力を存分に発揮してくれ」

シャーリー「わかりました。よろしくお願いします」

扶桑人にしては堅さがないな。やっぱイメージどおりなんてのはいないか

ハルトマン「次は私ねー。エーリカ・ハルトマン、カールスラント出身で階級は中尉だよー」

シャーリー「噂はリベリオンでも聞いてるよ。よろしく」

ウルトラエースと呼ばれる人間だからどんな奴かと思ったけど意外と私と変わらないかもな

ペリーヌ「私はガリア出身、ペリーヌ・クロステルマン、階級は中尉です。よろしくお願いいたしますわ」

シャーリー「あぁよろしく」

プライド高そうだけど、貴族か何かか?

26: 2011/02/01(火) 21:24:06.23 ID:A68uv8O40
エイラ「えーっと…スオムス出身のエイラ・イルマタル・ユーティライネンダ。階級は少尉ダナ。シャーリーって呼んでいいノカ?」

シャーリー「あぁ構わないよ私もエイラと呼ばせてもらうよ」

えらく抑揚のない言葉遣いだ

サーニャ「アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャク…です。みなさんにはサーニャと呼ばれています。出身はオラーシャ、階級は中尉…です」

シャーリー「よろしくサーニャ」

サーニャ「///」

なぜ顔を伏せる?人見知り?

バルクホルン「私はカールスラント空軍所属、ゲルトルート・バルクホルン大尉だ。リベリアン、ここに軽い気持ちで来たのなら即刻帰るんだな」

シャーリー「まぁまぁさっきは悪かったよ。だからひとまず落ち着こうじゃないか」

バルクホルン「さっきも似たようなことを言ったが普段から規則が守れん奴に実戦で後ろを任せることなどできんからな」

28: 2011/02/01(火) 21:30:22.82 ID:A68uv8O40
こいつは…まぁ落ち着け…落ち着こう

シャーリー「すぐに信頼しろとはいわないさ。ちょっとずつでも打ち解けていこう」

バルクホルン「ここは最前線だ。そんな悠長なことを言ってるうちに氏ぬぞ」

こりゃあ苦労しそうだ

ミーナ「はいそこまで!トゥルーデ、これじゃあ貴方の方がムードを悪くしてるわよ」

バルクホルン「…すまない…」

そのままバルクホルンは立ち去った

ハルトマン「ごめんねシャーリー。トゥルーデにも色々あるんだ」

シャーリー「あぁ気にしてないよ。たしかにいつネウロイが来てもおかしくない状況なのにちょっと気が抜けてたかもしれない」

ミーナ「ごめんなさいね」

若干雰囲気が悪いかな~なんて…

29: 2011/02/01(火) 21:35:20.93 ID:A68uv8O40
坂本「シャーリー、お前よく見れば結構汚れてるぞ」

シャーリー「そういえば風呂入るの忘れてんだ」

坂本「はっはっは。ちょうどいい!みんな風呂に行こう」

ミーナ「私は遠慮しておくわ」

坂本「そうか?ほかのみんなは?」

ハルトマン「私いく~」

ペリーヌ「少佐が行くのでしたら私も」

サーニャ「どうする?エイラ?サウナにする?」

エイラ「行こうサーニャ!是非確かめたいことがあるからナ」

サーニャ「??」

坂本「よし!じゃあ皆で裸の付き合いと行こうじゃないか!」

32: 2011/02/01(火) 21:40:43.77 ID:A68uv8O40
一気に飛んで約1ヶ月後

そろそろひと月くらいか

ペリーヌがホントに貴族だったのは驚いたし、エイラの予知で攻撃を全く受けないのには感心した。

サーニャはあまり話さないがピアノが上手だし、ハルトマンは世界最高のウィッチとは思えないような陸での生活ぶりには少し笑ってしまう

坂本少佐は訓練大好きのようで毎日ばてばてになるまで訓練させられる

ミーナ中佐は昔に恋人を失ったらしく時にそれを思い出してか感傷的な顔をする

バルクホルンには妹がいて、今も意識不明の重体で予断を許さないのだという。妹を守れなかった責任を感じてるらしいが、それを考えても無茶な行動が目立つ

私はそれなりにうまくやってる…と思ってる

いまだに私のノースリベリオンP-51Dの実戦での使用許可をもらっていないのが気になるけど

33: 2011/02/01(火) 21:44:57.03 ID:A68uv8O40
シャーリー「中佐~まだこいつは使えないのか?」

ミーナ「ごめんなさいね。上がなかなか許してくれないのよ」

シャーリー「こいつの素晴らしさは確認済みだろ?750㎞/hをたたきだしたじゃんか」

坂本「無理言うなシャーリー。ミーナもがんばってる」

バルクホルン「今は改造ができるだけありがたいと思え」

ハルトマン「あれ凄いのにね。早く許可出してあげればいいのに」

ミーナ「ストライカーの改造を現場で行って実戦投入なんて異例中の異例だから。もしなにかミスがあって現場で事故を起こしましたじゃ全員の命まで危ないから」

シャーリー「うーん…安全性にも自信があるんだけどなぁ」

坂本「まぁ訓練を見る限り確かに安全性も問題ないな」

ミーナ「あと少しでいけると思うからね?」

シャーリー「はーい…」

34: 2011/02/01(火) 21:48:21.64 ID:A68uv8O40
いきなりすまんがちょっと1時間ほど抜けます

40: 2011/02/01(火) 22:31:55.47 ID:A68uv8O40
シャーリー「♪~」

今日は非番だし、とストライカーを弄っていると

ハルトマン「シャーリー」

シャーリー「ん?おぉハルトマンかどうした?」

ハルトマン「何飲んでるの?」

シャーリー「ああこれか」

私は近くにあったビンをとる

シャーリー「コーラだよコーラ」

ハルトマン「コーラ?」

シャーリー「ほれ、飲んでみなよ」

それを受け取るとハルトマンはグイッと飲む

ハルトマン「うぇっげほっげほっ」

案の定炭酸がのどに来たのかむせるハルトマン

ハルトマン「うぇ~炭酸?ビールよりもきつい~」

シャーリー「ははは、リベリオンじゃポピュラーなジュースだよ」

42: 2011/02/01(火) 22:38:40.07 ID:A68uv8O40
ハルトマン「うん…でも甘くておいしいね」

シャーリー「こいつとハンバーガーだけはリベリオンが唯一誇れる食文化かもな」

ハルトマンがもう一度コーラを口に入れる

ハルトマン「おいしぃ~、ゲプ」

シャーリー「気に入ったならいっぱいあるから持っていきな」

ハルトマン「ホント?やったぁ」

バルクホルン「見つけたぞハルトマン…」

息を切らせたバルクホルンがハンガーに入ってきた

ハルトマン「うわっトゥルーデ」

また何かやらかしたのかハルトマンは

ハルトマンが逃げ出す気満々でビンを置く

バルクホルン「逃がさんぞ?」

バルクホルンがすかさずハルトマンを捕まえようとするがハルトマンが少しだけ早く動きだし逃げ出した

43: 2011/02/01(火) 22:42:56.32 ID:A68uv8O40
ハルトマン「シャーリーコーラ忘れないでね~」

と言い残しハルトマンは去っていった

シャーリー「はははさすがにスーパーエースは違うねぇ」

バルクホルン「こういうときだけ素早いやつだ…まったく」

シャーリ「お前もどうだ?疲れたろ」

バルクホルンにコーラを差し出す

バルクホルン「なんだこれは?」

シャーリー「ハルトマンが言ってたコーラだよ、リベリオンのジュースだ」

バルクホルン「そうか、ではいただこう」

バルクホルンがコーラを口に入れる

なんかデジャヴだなぁ

バルクホルン「ブホッ…げほっげほっ」

そしてデジャヴな結果

44: 2011/02/01(火) 22:45:39.54 ID:A68uv8O40
バルクホルン「なんだこれは?ホントにジュースか?」

シャーリー「炭酸が強いからね、慣れればゴクゴクいいけるよ」

バルクホルンからビンを取り上げると少なくなった中身を一気に飲み干す

シャーリー「なっ?」

バルクホルン「相変わらずリベリオンとは相成れんな」

シャーリー「ハルトマンはおいしいって言ってたけどな」

バルクホルン「まぁいい、邪魔をしたな」

シャーリー「気にしなさんな、どうせ非番だ」

46: 2011/02/01(火) 22:49:54.68 ID:A68uv8O40
バルクホルンが立ち去ろうとするがサイレンが鳴り響く

バルクホルン「ネウロイか!?」

バルクホルンがインカムを耳に装着、私も同じようにつけた

バルクホルン「ネウロイか?」

ミーナ「えぇ坂本少佐とペリーヌさんが哨戒任務中にネウロイを発見、連絡が入ったわ」

バルクホルン「いまちょうどハンガーだ」

ミーナ「小型が5機ほどだから少佐とペリーヌさんだけで大丈夫だけど念のため、トゥルーデいける?」

バルクホルン「あぁもちろんだ」

バルクホルンが自分のストライカーを装着する

シャーリー「私も出ようか?」

ミーナ「あなたは今日はお休みでしょ?エーリカとエイラさんも準備してもらうから大丈夫よ」

シャーリー「了解」

バルクホルン「準備完了、ゲルトルートバルクホルン、出る」

勢いよく飛び出していくバルクホルンを見送ると一応私も自分のストライカーを準備しておく

47: 2011/02/01(火) 22:54:45.05 ID:A68uv8O40
エイラ「大尉もう出たのかー早いナ」

ハルトマン「でも小型が5機だけなんでしょ?」

エイラ「3人もいれば余裕ダナ」

シャーリー「でも…少なすぎるな」

2人も準備を済ませ10分ほどすると連絡が入る

ミーナ「ネウロイ5機とも撃破の連絡を受けたわ」

ハルトマン「ほらねっ余裕余裕」

エイラ「あぁ~無駄だっタナ、サーニャが心配するから戻るカ」

知らせを聞いて緊張が一気に解かれるがインカムに雑音が入る

バルクホルン「こちらバルクホルン。ミーナ!ネウロイ発見、場所は基地と少佐たちからおよそ中間地点、大型1機と小型が少なくとも30機」

48: 2011/02/01(火) 23:00:35.53 ID:A68uv8O40
ミーナ「何ですって!?レーダーには何も」

バルクホルン「水面ギリギリを移動している。レーダーから漏れたのかもしれない。時間がない、交戦する」

ミーナ「1人では無理よ!時間を稼いで、皆がすぐに向かうから」

ハルトマン「エーリカハルトマン、出ます」

エイラ「エイライルマタルユーティライネン、出るゾ」

2人が基地を発つ

ミーナ「シャーリーさん、急を要するので貴方も出てもらえるかしら。私もすぐ出ます」

シャーリー「了解」

49: 2011/02/01(火) 23:08:20.95 ID:A68uv8O40
すぐにミーナ中佐も到着してストライカーを準備する

シャーリー「…中佐」

ミーナ「どうしたの?」

シャーリー「こいつで出ちゃダメか?」

私はマーリンエンジンを積んだノースリベリオンP-51Dを指差す

ミーナ「許可できないわ」

シャーリー「こいつならだれよりも早く到着できる!頼む」

ミーナ「無理よ、リスクが大き過ぎるわ」

シャーリー「そうかい!じゃあ」

私は実戦専用のストライカーを台から落とす
もちろんストライカーは破損

ミーナ「!?あなた…」

シャーリー「悪いな中佐、これじゃ出れないよ」

ミーナ「あとで覚悟しなさいよ?」

52: 2011/02/01(火) 23:13:59.31 ID:A68uv8O40
ミーナ中佐が気味の悪い笑みを浮かべているがこれを自分なりに憎たらしい笑顔で返して、私は愛機を素早く装着し、出発する

ミーナ「シャーリーさん何分?」

シャーリー「5分だ」

ミーナ「やったからには頼むわよ?」

シャーリー「任せとけ!」

魔力をエンジンに目いっぱい込め、全速力で向かう
すぐに先に出ていた2人が見え始める

エイラ「おいハルトマン中尉、飛ばし過ぎだゾ」

ハルトマン「そんなこと言ってられないよ!」

そのままハルトマン達を一気に追い抜く

エイラ「おわっ…シャーリーか、凄い速さナ」

ハルトマン「私たちも急がなきゃ」

54: 2011/02/01(火) 23:19:44.79 ID:A68uv8O40
バルクホルンにはインカムがつながらない

最悪の状況もありえるが…

シャーリー「待ってろよ…」

小さな黒い影のようなものが視界に映る

シャーリー「見えた!」

だがインカムにこれまで入っていた中佐や少佐たちのやり取りがぴたりとおさまる

シャーリー「ここらはインカムが使えないみたいだな」

55: 2011/02/01(火) 23:26:46.84 ID:A68uv8O40
バルクホルン「くっ…うおぉぉぉぉっ」

(きりがない…大型に構う暇もない…)

「よっと」

ドンドン パキーン

バルクホルン「なっ!?」

私はギリギリのところでバルクホルンを狙っていた小型ネウロイを撃ち落とす

シャーリー「あぶなかったなぁ」

バルクホルン「シャ…ャーリー…」

シャーリー「よう!待たせたな」

バルクホルン「早いな…」

バルクホルンはだいぶ疲れてるなぁ

さすがに一人でバルクホルンをかばいながら戦うのは無理だからなあ

56: 2011/02/01(火) 23:31:11.01 ID:A68uv8O40
シャーリー「どうだ!?カールスラントの大尉さんはまだやれるか?」

バルクホルン「なっ!?当然だ」

ちょっと悪いが叱咤激励

シャーリー「あと5分もたてば皆揃う」

バルクホルン「それまで耐えるしかないな」

シャーリー「2人で全部やっちまってもいいけどな」

バルクホルン「リベリアンは冗談がうまいと聞いたがお前は別だな」

シャーリー「それだけ言えりゃ大丈夫だ!いくぞ!」

バルクホルン「あぁ!」

58: 2011/02/01(火) 23:35:55.39 ID:A68uv8O40

坂本「見えた!」

ハルトマン「えーい!」
パキーン
大型ネウロイが撃ち落とされる

バルクホルン「やったか」

シャーリー「あぁハルトマンがやったみたいだ」

バルクホルン「よかった…」フラ~

シャーリー「おっおい!」ガシッ
安心したのか気を失うバルクホルン

ペリーヌ「仕方ないですわ、1人であの量じゃあ精神的にも体力的にも限界を超えてますもの」

エイラ「でもさすがダナー」

坂本「大したもんだなぁはっはっは」

ハルトマン「無茶ばっかりなんだから」

シャーリー「皆無事でよかったよ」
皆笑顔でバルクホルンを見ている…よね?

ミーナ「無事じゃないのがあるけどね?しゃーりーさん」

シャーリー「あははは…」

60: 2011/02/01(火) 23:40:55.69 ID:A68uv8O40
その後こってり絞られ自室禁固1週間となった
部屋にいても何もすることないしなぁ

シャーリー「暇だぁぁ」

昼寝でもするか
コノコン
誰か来た!

「入るぞ」

シャーリー「はーい」

バルクホルン暇みたいだな」

シャーリー「聞こえてた?」

バルクホルン「廊下にまで聞こえてたぞ」

シャーリー「ははは、ところで何か用?」

バルクホルン「ん?まぁ…用と言えばそうなんだが」

シャーリー「なんだ?」

61: 2011/02/01(火) 23:46:23.97 ID:A68uv8O40
バルクホルン「うむ…昨日はその…悪かったな」

シャーリー「あぁ別に謝らなくていい当然のことをしただけだ」

バルクホルン「いやっやはりよく考えるとあそこは1人で無理に攻勢に出るのではなく…」

なんか長い話が始まりそうな予感だ

バルクホルン「もっと冷静になるべきであって」

シャーリー「わかったわかった。今度はそうすりゃいいさ」

バルクホルン「むっそうか…とにかくすまなかったな。余計な心配をかけた」

シャーリー「待て待て、お前が悪いわけじゃないのに謝られても困る。それに悪いが私が聞きたいのは謝罪の言葉じゃない」

バルクホルン「なに?」

シャーリー「どうせ言うなら、感謝の言葉がほしいぞ」

フフっと軽くからかう感じで言ってみる

バルクホルン「そっそうだな…あっありがとう」

シャーリー「ん~?聞こえないなぁ?」

バルクホルン「なっ…。あ・り・が・と・う!」

シャーリー「どういたしまして~」

63: 2011/02/01(火) 23:49:56.50 ID:XCTGlqWT0
シャーリーが主役なのにバルクホルンが可愛い!

66: 2011/02/01(火) 23:52:58.29 ID:A68uv8O40
1週間後

シャーリー「んぁ~やっと復帰だよ」

ミーナ「おはよう、シャーリーさん」

坂本「シャーリー、喜べ、お前のストライカーの実戦での使用許可がやっとおりた」

シャーリー「マジかよ!?いよっしゃぁあl」

坂本「ミーナに感謝しろよ。お前がわざと壊したのを事故で壊したことにしてくれたんだ。故意でしましたじゃあ今頃ここにはいないかもしれないからな」

シャーリー「うぅー中佐ぁありがとぉ!」

ミーナ「フフフ、でももうあんなめちゃくちゃなことはしないでね」

シャーリー「あっはい、すみませんでした」

ミーナ「じゃあ今日からまた頑張ってね」

シャーリー「任せとけって!」


これで終わりです

68: 2011/02/01(火) 23:57:55.66 ID:9MIjtJUQi
いいシャーゲルだ。さぁ、はやく続きを投下するんだ

71: 2011/02/02(水) 00:07:29.82 ID:DvpNmGAX0
せっかく人も増えてきたところで終わらすのももったいないとは思うけどイチャラブな展開なんて書いたことないから無理

シャーリー「ハハハッ、バルクホルンも口ではそういっても体は正直だなぁ」

バルクホルン「仕方ないだろう!勝手になったのだから…」

シャーリー「だからと言ってあんなにいい音させるとはねぇ」

バルクホルン「やめろぉっ!」

シャーリー「ははは、まぁいいさほれ、ほしいんだろ?これ」

バルクホルン「いっいらないと言ってるだろう」

シャーリー「ほんとにいいのか?えっ」

バルクホルン「いらん!」
グーキュル

シャーリー「お腹鳴ってるぞ?」

バルクホルン「うぅ…///」

これくらいは想像できた

74: 2011/02/02(水) 00:25:51.56 ID:DvpNmGAX0
どうせだし寝るまで適当に単発を

エイラ「シャーリー…ちょっと」

シャーリー「どうしたエイラ?」

エイラ「単刀直入に言うゾ」

シャーリー「おう」

エイラ「バルクホルン大尉の胸を触りたい」

シャーリー「…うん…まぁ好きにすればいいと思うけど?」

エイラ「そんなこと言うなヨ、大尉ガードが堅いからナ、厳しいんダ」

シャーリー「なるほどなぁ…私ので我慢すれば?」
ムニュムニュ

エイラ「シャーリーのはもう飽きたんダナ」

シャーリー「さいですか。」

エイラ「というわけで協力してほしい」

シャーリー「まぁ暇だし面白そうだし…いいぞ」

エイラ「さすが中尉ダ」

77: 2011/02/02(水) 00:32:00.17 ID:DvpNmGAX0
take1
シャーリー「おぅバルクホルン!どうだ!?元気か?」

バルクホルン「いきなりなんだ?まぁ心身共に良好だ」

シャーリー「そりゃあ結構だなぁ、ははははは」
オイエイラ…早くしろよな

バルクホルン「なんだそれだけか?」

シャーリー「あっうんまぁ…え~っと」

バルクホルン「そうかなら行くぞ」

シャーリー「あー…うん…じゃあな」

テクテク

シャーリー「おいっ!!!何してんだよ!」

エイラ「もっと隙を創ってくれよ!あれじゃあ揉めて数秒だ」

シャーリー「それでいいじゃないか」

エイラ「せめて10秒は揉みたいんダナ」

78: 2011/02/02(水) 00:38:59.55 ID:DvpNmGAX0
さっきもあったけど酢飯ってなんぞ?

take2「強引に」
シャーリー「バルクホルン~」
ダキッ

バルクホルン「なんだ!?いきなり抱きつくな」
ググッ

シャーリー「ちょっとだけ~」

バルクホルン「なにをする!」

シャーリー「へへへ…ちょっとの我慢だぜお譲ちゃん」
いけっエイラ!

エイラ「うぉぉぉっ」

ボコスカボコスカ

バルクホルン「ったく…人で遊ぶな!」
テクテク

シャーリー「…生きてるか?エイラ」

エイラ「大尉の魔法を忘れてたナ」

シャーリー「ていうか私揉めたな」

エイラ「アッ…」

79: 2011/02/02(水) 00:42:45.09 ID:DvpNmGAX0
take3「頼む」
エイラ「バッバルクホルン…大尉いいい?」

バルクホルン「どうしたエイラ」

エイラ「いやっあの…そのだナ…大尉のダナ…おっ…おpp」

バルクホルン「?」

エイラ「なんでもナイ!邪魔しちゃったナ」

バルクホルン「あっそうか…うん」

シャーリー「何してんだよ!」

エイラ「よく考えたらおっOい揉ませてなんて頼んだらただの変態じゃナイカ」

シャーリー「いや今のお前ただの変態だぞ」

80: 2011/02/02(水) 00:47:55.06 ID:DvpNmGAX0
take4「最終手段」
エイラ「ふふふ…大尉~」

バルクホルン「エイラかどうした?」
モミュモミュ

バルクホルン「なっなにをする!?やめんかー!!!」
スカスカ

エイラ「無駄だぞ大尉!私の固有魔法は未来予知。大尉の攻撃を予測すればラクラクかわせるからナ」
モミモミ

バルクホルン「やめっんっ…こらぁっ…」

エイラ「はははは~」

サーニャ「エイラ…何してるの?」

エイラ「ははは…?サッサーニャあっちがっこれhぶあぁ」
ボコスカボコスカ

バルクホルン「サーニャ助かった。ありがとう」

サーニャ「…?」

85: 2011/02/02(水) 01:06:07.97 ID:DvpNmGAX0
まぁ珍しい組み合わせも面白そうだよね

サーニャ「私のこといるのかいないのかわからないって言いましたよね?」

ペリーヌ「そっそんなこと…ないですわ」

サーニャ「いいんです。確かに事実ですし…」

ペリーヌ「…」

サーニャ「でも視聴者的にはペリーヌさんのほうが…」

ペリーヌ「なっなんですって?」

サーニャ「なんでもないです。では」
スタスタスタ

ハルトマン「さーにゃん…恐ろしい子」

86: 2011/02/02(水) 01:15:44.10 ID:DvpNmGAX0
ルッキーニ「うじゅ~暇だよ~、あっバルクホルンだ~」

バルクホルン「どうしたルッキーニ少尉」

ルッキー二「暇なの!遊ぼ!」

バルクホルン「私と遊んでも楽しくないだろう。シャーリーとでも遊んでおけ」

ルッキーに「バルクホルンがいいの~ほら~遊ぼ~よ~」

バルクホルン「しかしだなぁ…」

シャーリー「糞真面目なバルクホルンは嘘がつけない性格なので遊ぶしか選択肢がないのであった」

バルクホルン「何をしているリベリアン。ほら、ルッキーニと遊んでやれ」

シャーリー「残念でした~私は今から買出ししに行くので遊べませーん」

バルクホルン「ぐぬぬ…」

87: 2011/02/02(水) 01:28:44.23 ID:DvpNmGAX0
ルッキーニ「というわけで遊ぼ~」

バルクホルン「何をするんだ?」

ルッキーニ「うーん…かくれんぼとか?」

バルクホルン「2人だぞ?無理だ。チェスはどうだ?なかなか奥が深くていいぞ」

ルッキーニ「わかんないからいや~虫取りにいこうよ!」

バルクホルン「今真冬だ」

ルッキーニ「何もできないじゃーん!!!」

バルクホルン「じゃあ解散だな」

ルッキーニ「やだー」

バルクホルン「ムム、イ・・・」

88: 2011/02/02(水) 01:33:38.90 ID:DvpNmGAX0
ルッキーニ「うぅ~バルクホルン~」

バルクホルン「あまり遊ばないから何が面白いのかわからないぞ私は」
コロコロ

バルクホルン「ん?こんなところにボールが」

ルッキーニ「ワォ!カルチョしようよ!」

バルクホルン「カルチョ…フットボール(サッカー)か!?」

ルッキーニ「そうそう!ロマーニャはカルチョの国だもん!」

バルクホルン「カールスラントだってフットボール大国だ。舐めてもらっては困る」

キャッキャウフフ
こうして2人は楽しく遊びましたとさ
めでたしめでたし

というわけで寝るから終わるよ
見てくれた人ありがと~
続きはいつかそのうち気が向いたら。見つけたらまたよろしく頼んます

89: 2011/02/02(水) 01:34:26.58 ID:YCcl9beNP

楽しかったぜ

90: 2011/02/02(水) 02:19:29.39 ID:ca8Kt65vO
おつ

引用元: シャーリー「昇進?」