1: ◆5Zs67o7uls 2017/06/18(日) 18:31:06.01 ID:0BbhHsySO

2: 2017/06/18(日) 18:32:11.80 ID:0BbhHsySO
エレナ「それでその時の琴葉ったらネ~!」

志保「へぇ……琴葉さんってそんなお茶目なことするんですね……なんかちょっと意外かも」

のり子「確かに琴葉はいつも真面目だもんね~。それはそれで新鮮で可愛いね!」

エレナ「そうナノ!それでそういったらとっても慌ててネ!そのと────」

がちゃり

P「おはよーさん」

エレナ「あっ!プロデューサー!オハヨーー!!」

3: 2017/06/18(日) 18:32:45.58 ID:0BbhHsySO
志保「あ、おはようございますプロデューサーさん」

のり子「プロデューサーおはよっ!今日もお仕事頑張ろうねっ!」

エレナ「ワタシも頑張るヨー!」

志保「今日もよろしくお願いしますね」

P「おっ、みんないい意気だ。今から今日の仕事の説明をしようと思うから、今日の仕事の残りのメンバーを呼んできてもらえるか?」

「「はーい」」

4: 2017/06/18(日) 18:33:12.86 ID:0BbhHsySO
エレナ達と手分けをして三人を呼んでくることになって、アタシは美也を探しに行くことになった
貴音は志保に、そしてあずささんはエレナが
そういえばまだ今日、事務所に来てからあずささんを見てない気がするけど……
あずさんはちゃんと事務所に来れてるのかな……?エレナ……ファイトっ!!

劇場内のリビング、キッチン、レッスン室、使ってないとは思うけどシャワールーム
劇場の中を転々としつつ美也を探してたけど、なかなか見つからないんだ
途中、あずささんを見つけたエレナを見かけたけど、あずささんと一緒に歩いてった方向はプロデューサーさん達がいる会議室じゃないけど大丈夫かな

5: 2017/06/18(日) 18:33:57.71 ID:0BbhHsySO
のり子「見つからない……もうっ美也ったらどこにいるんだ~~!」

気分を入れ替えて、探さなきゃ!って。そう思って部屋の窓を開ける

「お花さんたちもおみずいっぱいで気持ちいいですかぁ~?」

のり子「わぁあっ!!!」

声が突然、足元から聞こえてくる

美也「あらあらぁ。のり子さん、おはようございます~今日もいい天気ですねぇ~」

のり子「わ~!美也~~!!突然下から出てこないでよ!!めっちゃ驚いたじゃん!!」

どうやら美也はずっと庭に居たみたい
そりゃ劇場の中をずっと探してても見当たらなかったわけだよ~!

6: 2017/06/18(日) 18:34:24.74 ID:0BbhHsySO
美也「うふふ~。驚かせるつもりはなかったんです~、申し訳ありません~~」

のり子「はぁ……心臓がとまるかと思ったよ……」

美也「もし本当に止まってしまったら大変ですもの~」

のり子「もう笑いごとじゃないんだから~~!!」

美也「のり子さんも一緒にお散歩しませんか~?お花さんたちがとっても綺麗で幸せになれますよ~♪」

すごく魅力的なお誘いだったけど、何か忘れてるような気がするんだよね~~……何か……何か……
あれ……なんだったっけ?

7: 2017/06/18(日) 18:34:53.03 ID:0BbhHsySO
のり子「そうだった!!!」

美也「どうかしましたか~?」

のり子「そうだよっ!これから今日の仕事の打ち合わせがあるからプロデューサーに美也を連れてくるように頼まれたんだった!行かなきゃ美也、急ぐよっ!」

美也「あら~それは急がないといけませんねえ~。ではお花さんたちまたのちほど~~」

~~

のり子「ぜーはーぜーはー……プロデューサー!ただいまぁ……美也を連れて来たよ~……」

美也「皆さんおはようございます~~皆さんお早いですね~~」

8: 2017/06/18(日) 18:35:19.87 ID:0BbhHsySO
~~

P「よし、じゃあ全員集まったし今日の説明していくな」

そんなこんなでプロデューサーからの説明が始まる
どうやら、今日の撮影は二班に分かれるらしい。エレナと志保の班と、美也と貴音とあずささんとそれにアタシの班に分かれるらしい
2人と4人に分かれるのか~、なんか不釣り合いの気もするけど……まぁいっかな~

現場には最初に私たちをプロデューサーさんが連れていってくれてそのあとにエレナ達をプロデューサーさんが車で連れてってくれて
それでそのあと、プロデューサーさんがエレナ達の方に行ったら美咲さんが私たちのほうに同伴してくれるんだって
そして衣装は劇場から持ち込んで、それぞれ現地で準備するみたい

9: 2017/06/18(日) 18:35:46.67 ID:0BbhHsySO
P「だいたいこんな感じだな。なんか聞きたいこととかあるか?」

エレナ「ハイハーイ!出発は何時ナノー?」

P「今から一時間後ぐらいだな、それまでに準備とか済ませといてくれ。ほかにはあるか?」

P「よし、なら一時間後にここに集合な!」

「「はーい!」」

10: 2017/06/18(日) 18:36:21.25 ID:0BbhHsySO
プロデューサーの運転で揺られ、都会の近郊の結婚式場に着く
4人で控室に入り、それぞれの衣装の準備をする

みんなの着付けが終わってお互いの恰好を見つめる
やっぱりみんな可愛いなぁ……

美也「うふふ~。この衣装はとってもふわふわしててまるで旅立てそうですね~。花嫁さんもこんな気持ちなんでしょうか~~」

あずさ「以前やったウエディングの時はドレスだったけど。白無垢も素敵よねぇ~」

みんなが思い思いの感想を言う

11: 2017/06/18(日) 18:36:48.08 ID:0BbhHsySO
のり子「みんなすっごく似合ってるよ!あずささんだけ和装なんだね!」

のり子「なんて言うんだろ……?すごい神聖な感じがするよ!」

あずさ「ふふっ♪ありがとうのり子ちゃん。のり子ちゃんも似合ってるわよ~~」

のり子「そ、そうかな?えへへ……なんだか照れちゃうな……//」

12: 2017/06/18(日) 18:37:17.63 ID:0BbhHsySO
初めて経験でもあるし、なんだか不思議な気分
ほかの何か初めての経験をする時のそれに似た不安と期待、そんな感じのいろんな気持ちをいつもより強く感じる気がするんだ
貴音といい、あずささんや美也といい今日はみんないつもより大人っぽくて綺麗……
私もそんな風に見えてたらいいな

みんなと話してると時間が経つのっていつの間にか
少ししてから美咲さんが向こうに行くよってプロデューサーさんが言ってたけど、どうやら美咲さんが着いたみたい
ドアを叩く音が聞こえる
はいはーい!美咲さん入ってきても大丈夫だよっ!
もうお日様も出てるし外は暑そうだなぁ

13: 2017/06/18(日) 18:38:41.22 ID:0BbhHsySO
あずさ「あらあら美咲ちゃん。こんにちは~」

美也「こんにちは美咲さん~お疲れさまです~~」

貴音「ご足労様です美咲嬢」

のり子「美咲さん、お疲れさま~!」

美咲「あずささん美也ちゃんに貴音ちゃんにのり子ちゃん!お疲れさまっ!」

14: 2017/06/18(日) 18:39:16.34 ID:0BbhHsySO
美咲「ん?あれ……のり子ちゃんっ?!」

のり子「ん?アタシ?どうかしたの美咲さん?」

美咲「どうしてのり子ちゃんがここにいるのっ?!」

のり子「へ……?」

美咲「ちょとまっててねみんな!いますぐ連絡するから!」

美咲「スマホスマホ……!あ、あった。プロデューサーさん、プロデューサーさんっと」

美咲「あっ、プロデューサーさん!こっちにのり子ちゃんが来てるんですけど!」

15: 2017/06/18(日) 18:39:59.00 ID:0BbhHsySO
~~

美咲さんの言う今の事態を一言でまとめると、アタシは本来エレナ達と一緒のグループでプロデューサーの伝達ミスであずささん達のグループに来てしまったらしい
……え?それって普通に大問題じゃない?
どうするか今からプロデューサーと美咲さんが相談するって言ってたけど大丈夫なのかな?

~~

美咲「とりあえずのり子ちゃんにはエレナちゃんたちの方に移動してもらうことになったわ」

のり子「はーい。わかったよ!けどどうやって行けばいいのかな?」

美咲「それなのよね~……、事務所の車はプロデューサーがエレナちゃん達を送った後に律子さんがいま使ってるはずなのよ」

16: 2017/06/18(日) 18:40:41.06 ID:0BbhHsySO
のり子「なら私が今から電車とかで先に行った方がいいんじゃないのかなっ?」

美咲「ね~。だから車での送迎はできないはずだし、かと言ってプロデューサーさんがこっち来るまで待ったら時間に間に合わないだろうから、先に駅まで私が連れて行きましょうか?って言ったんだけど、ここで待ってて言われたのよね……」

のり子「けどプロデューサー待ってたら間に合わないんでしょ?どうするつもりなんだろ?」

美咲「どうなんだろ……。とりあえずすぐ行けるように準備だけしておこっか」

のり子「そうだね。じゃあそうすることにするよ!」

17: 2017/06/18(日) 18:41:23.70 ID:0BbhHsySO
~~

ごーーーーーごーーーーごーーーーごーーーごーーー

タイヤが地面を蹴る、そのロードノイズによる振動やエンジンの鼓動をシート越しに、太ももとお尻から感じる
バイクに乗るってていうのはやっぱりこういうことだよね!
そして、速度が上がるにつれて、顔に受ける風の力が強くなってくる
いつもはお腹や、腰に強く風を感じるから今日はいつもと違って新鮮かも
プロデューサーが風よけになってるから、ほかの音が聞こえる気がする

18: 2017/06/18(日) 18:41:56.13 ID:0BbhHsySO
まだ暑くなりきっていない六月、吹き付けてくる風に肌寒さを感じるな
ちょっと寒いかも、そういって背中に体を寄せる
バイクの振動に、ふふ♪
これはプロデューサーの胸の鼓動なのかも

アタシのドレスが優雅になびくなんてものじゃなくて、風に巻かれる
うわぁ……町行く人がずっとこっちを見てくるよ~!
そりゃウエディングドレスを着た人がこんな感じで通ってたら仕方ないとは思うけどさぁ~~
うぅ……やっぱり恥ずかしい!
そんな気を紛らわせるためにか、向かってくる風切り音に負けないように声を張り上げてプロデューサーに話しかけてみる

19: 2017/06/18(日) 18:42:36.77 ID:0BbhHsySO
のり子「ねぇプロデューサー!!!!!!!」

P「なんか言ったかのり子ぉ!!」

のり子「プロデューサーって前はバイク乗ってなかったでしょ!!!!いつから乗るようになったの!!!!」

のり子「というかもしプロデューサーが大型バイク買ったらぜったい後ろに乗せてよねって言ってたじゃん!!!」

P「いまこうやって乗せてるだろーー!!!」

のり子「今まで隠してたんじゃん!!!」

P「一人に言うとみんなに乗せてくれって言われるからなー!!!」

のり子「プロデューサーの嘘つき!!罰としてこれからもたまにプロデューサーの後ろに乗せてもらうからっ!!!!!」

20: 2017/06/18(日) 18:49:06.02 ID:0BbhHsySO
おしまいてぃせーらー
のり子のブライダルまだですかね

25: 2017/06/21(水) 00:23:21.53 ID:sJw84h1Vo
おつおつ

引用元: 福田のり子「ブライダル撮影のひと時」