凛｢なんでかよちん、泣いてたのん？｣

凛｢ど、どうしよ…｣

凛｢と、とりあえずLINEを…｣ﾊﾟｶｯ

凛:ごめんねかよちん、ゲンキだして？

凛｢既読ついたにゃ……｣

1時間後

凛｢返信こないにゃ…｣

凛｢凛、何怒らせたんだろう？｣

凛｢馬鹿だからわからないにゃ…｣

海未｢おゆ？凛じゃありませんか｣

凛｢園田…｣

海未｢何があったかわかりませんが何かあったのですね｣

凛｢どうしよう海未ちゃん。凛、かよちんを怒らせてしまったにゃ｣

海未｢珍しいですね｣

凛｢でも凛お馬鹿だからなんでかよちんが怒ったのかわからないにゃ…｣

海未｢それは問題ですね｣

凛｢園田に話した凛は本当に馬鹿です…｣

海未｢これは早急な解決が望ましいですね｣

海未｢で、怒らせた原因はなんでしょうか？｣

凛｢分からないってさっき言ったの分からない？｣

海未｢果たして本当にわからないのか…｣

凛｢にゃ？｣

海未｢なにか、原因が凛にあるのは確かなのです｣

凛｢そりゃそうでしょ｣

海未｢思い出して下さい。花陽と何があったのか｣

ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ

凛｢と、いうわけにゃ｣

海未｢これで花陽が怒る理由がありませんね｣

凛｢にゃぁ…｣

海未｢仕方ないですね、助っ人を呼びましょう｣

絵里｢…てことで、ここにきたの？｣

希｢花陽ちゃんが怒り出す理由かぁ…｣

凛｢2年はダメだから3年に頼るにゃ｣

海未｢くっ｣

絵里｢いったい何があったのか詳しく教えてもらえないかしら｣

ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶ

える｢ふむ…｣

希｢あっ…｣

絵里｢なにかわかったの？｣

希｢……うん。これは花陽ちゃんも怒るわ｣

凛｢マジか｣

希｢取り敢えず花陽ちゃん呼ぼうか｣

海未｢ていうか直接聞けば良かったのでは｣

凛｢海未は本当にお馬鹿さんにゃ｣

ﾄｩﾙﾙﾙﾙﾙﾙ…ガチャ

花陽｢どうしたの希ちゃん？大事な用って？｣

凛｢かよちん…｣

花陽｢あっ…｣

希｢二人の喧嘩を、な｣

絵里｢高校の友達は一生モノだって聞いたことがあるわよ。喧嘩しちゃダメじゃない｣

海未｢そうだそうだ｣

花陽｢喧嘩っていうか…｣

希｢いや、原因は聞いたで？｣

凛｢かよちん、この前はごめんね？｣

希｢あかんよ！｣

凛｢え？｣

希｢凛ちゃん、本当に素なのかもしれんけど｣

花陽｢……｣

凛｢え？｣

海未｢ん？｣

希｢かよちん、この前はとか｣

希｢かよちん、これ見てとか｣

希｢まるで花陽ちゃんがみたいに！｣

花陽｢うぅ…｣ｶｧｧ

凛｢………え？｣

海未｢………なるほど｣

絵里｢………ハラショー｣

凛｢え、それでかよちん怒ってたの？｣

花陽｢だってちん…呼ばわりされてるんだよ！？｣

凛｢意識したことないのに…｣

凛｢そんなの気にしたもん負けにゃ｣

花陽｢だって…嫌なんだもん！｣ﾌﾞﾜｯ

凛｢だったら凛のことはほしぞらんしって呼べにゃ！｣

花陽｢ふぁっ！？｣

凛｢絵里ちゃんのことはあやせっくすって呼べにゃ！｣

絵里｢ちょっ｣

凛｢海未の事はそのだえきって呼べにゃ！｣

海未｢私は駅ではないです…｣

花陽｢凛ちゃん……いや、ほしぞらんし…｣

ほしぞらんし｢そうにゃ…これでかよも平気にゃ…｣

かよ｢確かに…｣

あやせっくす｢みんな恥ずかしいもの…｣

そのだえき｢そうでしょうか…｣

ほしぞらんし｢みんな違ってみんないい、にゃ！｣


終わる

花陽ちゃんって呼べばよくね？