男「別に聞くぐらいいいんだけど」

男「お前、それでいいのか？」

友「ぐっ」

友「でも言えないだろ」

男「（つーか、俺が聞いたらまるで俺が好きみたいだろ）」

男「いいんだぜ？別に俺はだけどお前が良いのかなって思っただけ」

友「…」

男「聞くだけだから…まあいいか」

友「すまない」

男「よ～し聞いてくるぞ～」

男「あ、美少女さん～」

美少女「あ、男君どうしたんですか～」

男「あの、好きな人っているんですか？」

美少女「いるよ～」

男「へぇ～いるんだ」

美少女「（あなただよっていったら引かれるかな？）」

男「誰か、言える？」

美少女「え、無理無理無理」

美少女「恥ずかしいし」ﾊﾊｯ

男「そうか」

男「わかったじゃあな～」

美少女「うん、ばいばい～」

男「う～む、だれなんだろうな～」

友「あ、男聞いてきたか？」

男「あ、聞いてきたぜなんかな好きな人いるらしい」

友「まじか～それって俺のことかな～」

男「しらねぇーよ」

男「お前かもよ」

友「お前な～そんな適当なこと言って」

男「いやいや、お前だって結構イケメンだし、大丈夫だって」

友「えっ？そうか？///」

男「ああ～そうだって～」

友「はっはっは～」

男「じゃあ、そのいきおいで告白レッツゴー的な？」

友「…いやそれは無理」

男「そうか」

男「お前さぁ～告白する気あんの～？」

友「あ、あるよ」

男「じゃあ、このチケットやるからデートに誘ってきて」

友「…え？」

男「見事に誘ってこ～い」

友「え、ちょっ冗談だろ！？」

男「いや、俺はマジだぜだってそのためのチケットだし」

友「（まさか、わざわざ俺の為に？）」

友「わかった、絶対に誘ってくる」

男「おう、頑張れよ」

友「ありがとうな～」

男「（まさか、たまたまもらったチケットが役に立つとは）」

友「あ、あの美少女さん」

美少女「あれ、友君？どうしたの？」

友「あの、よかったら日曜に遊園地などどうでしょう」

美少女「あれ、これ遊園地のチケット？じゃあ行きましょう？」

友「はい！」

美少女「（まさか、ここの遊園地にいけるなんて）」

友「（やったぁぁ）」

友「じゃあ、また日曜」

美少女「はい、さようなら」

友「お～い男～」

男「んっ？友か誘えたか？」ﾊﾟﾗｯ

友「ああ、誘えた」

友「なに、読んでるんだ？」

男「あ、これお前に勧められたやつだぜ」

友「ああ、そうか」

友「それにしても、まさかＯＫをもらえるとは～」

男「別にＯＫくらいもらえるだろ」

日曜

友「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

美少女「あ、友くん～」

友「あ、美少女さん」

美少女「ごめん。待った？」

友「いや、全然待ってないよ？」

美少女「じゃ、行こっか」

友「はい」

美少女「レッツゴー」

友「じゃあ、あれから乗ろうよ」

美少女「あ、ジェットコースター？」

美少女「よし、行こー」

友「うおおおおおおおお」

美少女「キャアアアアアアア」

友「楽しかった…」

美少女「うん、すごく楽しかった」

友「じゃあ、次はお化け屋敷でいいかな？」

美少女「いいよ～」

お化け「ギャアアアア」

美少女「キャア！？」ﾀﾞｷｯ

友「！？///」

美少女「あ、ごめんなさい」

友「いや、気にしなくていいよ///」

美少女「（ちょっとドキドキしちゃった）」

友「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

友「じゃあ、次はどれにしようか？」

美少女「あ、じゃああれ～」

友「コーヒーカップか」

友「よし！」

友「どんどん、回すよ～」

美少女「わーい」

友「（くっ、かわいいな）」

美少女「どんど～ん」

美少女「回れ～」

友「よ～し」

友「回すぞ～」

友「はぁ～楽しかった～」

美少女「そうね～」

友「じゃあ、次はなにがいい？」

友「もう、次でラストだね」

美少女「そうだね、じゃあラストにふさわしく」

美少女「観覧車なんてどう？」

友「わかった、じゃあいくぜ～」

美少女「わぁ～」

美少女「高いなぁ～すごく綺麗…」

友「…」

美少女「どうしたの？」

友「あ、いやすごく綺麗だな～って」

美少女「うん」

美少女「だね」

友「いや～今日はすごく楽しかったよ」

友「ありがとう」

美少女「うん」

美少女「ばいばい～」

美少女「今日は楽しかったよ～」

友「うん、ばいばい～」

友「はぁ～もう、一緒に遊んでもっと好きになった」

男「そうか、それはよかったな」

友「ああ」

男「じゃあ。そろそろ告白しても」

友「それは、無理だ」

男「おおい、何でだよ…」

友「だってさ、まだ早い気がするんだ…」

男「はぁ～はやくしないと、ほかの誰かに取られちまうかもしれないぞ」

友「…まあ、そろそろ覚悟決めたほうがいいな」

男「そうだぜ」

友「ああ、なんかいろいろ」

友「サンキューな」

男「気にするな。俺とお前の仲だろ」

友「そうだな」

男「フンフ～ン♪」

男「ん？美少女～！」

美少女「ん？あれ男君」

美少女「どうしたの～」

男「いや、なんとなく話しかけちゃった…」

美少女「ハハッなにそれ」

男「いや、挨拶だよ挨拶」

美少女「ま、いいや」

美少女「あの、男君…話があるの」

男「？」

美少女「放課後…教室で」

男「ああ。いいぜ？」

美少女「じゃあね～」

男「おう」

男「あ、もう放課後かぁ～」

友「おお、帰ろうぜ」

男「あ、悪い俺今日用事あるから」

友「そうか、わかった」

男「お～い美少女～？」

美少女「あ、男君」

美少女「…ごめんね急に呼び出して」

男「いや、べつにいいぜ？」

美少女「あの、私実は…男君のことが好きなの」

男「…え？」

美少女「…///」

男「俺のこと？」

美少女「うん」

男「また、なんで？」

美少女「私が困ってる時とかだまって助けてくれたりするしやさしいから」

男「…」

男「そうか」

男「悪い…お前の告白…うれしいけど断らせてもらうよ」

美少女「え、なんで？」

男「俺は…お前とは交際できない」

美少女「…うんわかった」

美少女「私を振るなんて後悔しても知らないから」

男「悪いな…」

美少女「気にしないでよ～」

美少女「これからも、友達ではいてね」

男「ああ、わかってるよ」

美少女「ばいばい～」

男「ああ」

美少女「…」

美少女「…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

美少女「ウグッ…グスッ」

美少女「ふぅ～振られちゃった」

男「…はぁ～振るのってきついな」

男「俺みたいなのが美少女を振るとは…バチがあたるぜ」

男「さてと、あとは友しだいかな…」

友「…明日にでも告白しようかな～」

友「よしっ告白しよう！」

友「あ、男～」

男「ん？友、今日は早いな」

友「いや～俺今日に告白しようかと思ってるんだ」

男「…そっか頑張れよ」

友「おう、絶対にＯＫもらってやるぜ」

男「（はぁ～美少女に顔合わせづらいな）」

友「あ、美少女さんだ」

男「…！？」

友「美少女さ～ん」

美少女「どうしたの？」

友「あのさ、今日の放課後ちょっと話があるからきてくれないかな？」

美少女「あ、ごめんね今日ちょっと用事があるから…」

友「そっか、わかったじゃあ、また今度」

友「都合の良い日に話し聞いてくれないかな？」

美少女「うん、わかった」

友「…何で隠れてるんだ男」

男「美少女は行ったか？」

友「あ？ああ、行ったけど」

友「なんだ？ケンカでもしたのか？」

男「いや、別にそういうわけじゃないんだ…」

友「…？」

友「じゃ、学校に早く行こうぜ？」

男「ああ、そろそろ遅刻するな」

男「それにしても用事ってなんだろうな」

友「さぁ？」

男「（まあ、昨日の今日だからな）」

友「授業めんどくせ～」

男「そんなこというなって～」

友「いいじゃんそれくらい」

友「めんどくせぇー」

男「ハハハ」

友「次はいつ告白しようかな～」

男「そうだな、とりあえずもう少し親密になったほうがいいんじゃないか？」

友「そうだな～それは一理ある」

友「今度もどっかにさそってみようかな～」

男「そうだ、誘っとけ」

男「やっと昼休みか～」

友「まったくだぜ、弁当は？」

男「あ、今日は弁当じゃなくて購買だ」

友「そうか、じゃあここで待ってるから」

男「おう」

男「さてと～何買おうかな？」

男「焼きそばパンとサンドウィッチ～」

男「よし、おばちゃんいくら？」

おばちゃん「３８０円だよ」

友「そうだな～それは一理ある」

友「今度もどっかにさそってみようかな～」

男「そうだ、誘っとけ」

男「やっと昼休みか～」

友「まったくだぜ、弁当は？」

男「あ、今日は弁当じゃなくて購買だ」

友「そうか、じゃあここで待ってるから」

男「おう」

男「さてと～何買おうかな？」

男「焼きそばパンとサンドウィッチ～」

男「よし、おばちゃんいくら？」

おばちゃん「３８０円だよ」

男「はい、ちょうど」

おばちゃん「はい」

男「友～またせてしまってすまぬでそうろう」

友「そこまでまっておらぬでそうろう」

友「つーか、なんで武士語？」

男「乗りだな」

友「乗りか…」

男「それにしても、お前先に食ってたのかよ」

友「すまない、腹が減ってたので…」

男「ま、いいけど」

男「それにしても、お前、告白どうするの？」

友「それなんだけど、俺誘われたんだよ」

友「美少女さんに」

男「それは、よかったじゃねーか」

男「じゃあ、がんばれよ」

友「ああ」

土曜

友「あ、美少女さん、もう来てたんだ」

友「ごめ～ん待った？」

美少女「あ、友君いや全然まってないよ」

友「そっか、良かった」

友「じゃあ、いこっか」

美少女「うん」

友「それにしても、美少女さんに誘われるなんて…幸運です」

美少女「そんな、大げさだよ」

友「いや、まじで」

美少女「も～あんまりからかわないでよ」

友「ハッハッハ」

美少女「はぁ～」ﾄﾞﾝｯ

美少女「あ、すみません」

ＤＱＮ「おい、気をつけて歩けや」

美少女「はい、すみません」

ＤＱＮ「誠意が伝わらないなあ～」

ＤＱＮ「じゃあ、ちょっとついてきてくれないかな」

美少女「あ、あのちょっと」

友「おい、放せ！」

ＤＱＮ「？」

ＤＱＮ「それ、俺に言ってるのか？」

友「当たり前だろ！」

ＤＱＮ「てめぇ～殴られる覚悟はできてんだろうなぁ～」

友「（あ、俺氏んだ…）」

美少女「えい！！」ﾊﾞﾝｯ

ＤＱＮ「痛って～！？」

美少女「友君、行こう！」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

友「あ、おう」ﾀﾞｯﾀﾞｯﾀﾞ

美少女「はぁ～怖かった…」

友「本当だぜ」

友「それにしても、美少女さんって勇気あるんだな」

友「俺なんて…足震えて何もできなかった…」

美少女「そんなことないよ、友君だって私守ろうとしてくれたでしょ？」

友「まあ。守れなきゃ意味ないけどね…」

美少女「はぁ～疲れたちょっと休憩しよっか」

友「そうだね」

美少女「あそこの喫茶店でいいかな？」

友「あ、いいんじゃない？」

店員「なににされますか？」

友「なににする？」

美少女「そうだね、ミルクティーとショートケーキで」

友「じゃあ、俺も同じのにしよ」

店員「かしこまりました」

友「こういうとこ女子と二人でくるの初めてかも…」

美少女「わたしも、初めて」

友「え、そうなの美少女さんかわいいから」

友「けっこうよく来てるっておもってた」

美少女「そんなことないよ～私なんて全然」

友「謙遜なんてしなくていいよ」ﾊﾊｯ

美少女「ちょっとあんまりかわいいなんていわないでよ」

美少女「結構照れるから///」

友「それにしても、なんで俺のこと誘ったの？」

美少女「え、だって私あんまり親しい友人がいないから」

友「そうか」

美少女「だからってわけでもないんだけど」

美少女「…私実は振られちゃってね」

友「え？」

美少女「好きな人に告白したの…」

美少女「でも見事に振られちゃって…」ﾊﾊｯ

友「…美少女さんを振るなんてもったいないことしやがる」

友「俺なら絶対にＯＫするのに」

美少女「もう、友君ったらからかわないでよ」

友「…」

友「あ、そろそろ買い物いかないと」

友「あ、俺が払っとくよ」

美少女「え、いや悪いよ」

友「別に気にするなって」

美少女「いや、でも」

友「ここは、俺が出すから。それくらい大丈夫だから…ね」

美少女「じゃあ、甘えさせてもらうありがと」

友「いえいえ」

店員「（イチャイチャしてんじゃねーよ）」

店員「２８００円になります」

友「３０００円から」

店員「２００円のお返しです」

店員「ありがとうございました」

友「さてと、早く買い物いかないと」

美少女「そうだね、はやくしないと」

友「よし」

美少女「何買おうかな～」

友「これとか、いいんじゃない？」

美少女「おお、いいね～」

友「ふぅ～いっぱい買い物したね…」

美少女「そう、これくらい普通だよ」

友「さすがに、女子の買い物は多いな…」

美少女「今日は付き合ってくれてありがとうね」

友「いや、俺のほうこそ誘ってくれてありがとう」

友「あの、言いたいことがあるんだけど…」

美少女「ん？何？」

友「俺…美少女さんのこと好きなんだけど…付き合ってくれないかな…」

美少女「…ま、またまた～もうからかわないでよ」

友「いや、俺はからかって言ってるわけじゃないよ美少女さん」

美少女「…私って結構めんどくさい女だよ？」

友「俺は全部含めて美少女さんのこと好きだから…」

美少女「…」

美少女「付き合います…」

美少女「私も友君のことが好きです」

友「本当ですか…！？」

美少女「本当です」

友「やったあああああ」

美少女「私もうれしいですよ」

友「まさか、本当に美少女さんと付き合えると思ってなかった…」

美少女「もう、付き合ってるんだから呼び捨てにしてよ」

友「えっ…」

友「び…美少女…」

美少女「はい」

友「よ…呼んだだけです…」

美少女「ムードがないよ～」

友「ご、ごめん」

美少女「冗談ですよ」ﾌﾌｯ

友「冗談ですか…」

美少女「ごめんね～」

友「はぁ～じゃあ、家まで送るよ」

美少女「うん、ありがと」

友「いや～それにしてもうれしい限りだぜ」

美少女「あんまり、言われると照れるよ///」

友「いや、俺の彼女はすごくかわいい性格もいい最高だぜ！」

美少女「もう、友君！」

友「ハッハッハ」

美少女「もう、あんまりからかわないでよね」

友「からかってない本気だよ」

美少女「///」

美少女「あ、着いたよ」

友「おお、そうかじゃあまた月曜にね」

美少女「うん、バイバイ～」

友「…まさか本当に美少女と付き合えるなんて」

友「このうれしさ、どうすればいい」

友「とりあえず、男に伝えよう！」

友「あ、男！」

男「ん？どうした友」

友「俺何と、美少女と付き合った」

男「まじか！？すげーじゃん」

友「まじで、うれしいぜ」

男「本当によかったな」

友「お前のおかげだぜ」

男「何いってるんだよ」

男「全部お前がやったことだろ」

男「じゃあな」

友「おう、じゃあな」

男「友。頑張ったな」

男「すごいぜ」

月曜

男「おう、友」

友「お、よう男」

男「と美少女」

美少女「うん、おはよう男君」

美少女「見ての通り付き合いました」

男「知ってるぜ、友から聞いた」

美少女「ちょっともう言ったの？」

友「いや～すぐにでも言いたくて」

美少女「もう～男君」

男「何？」

美少女「ありがとう」

男「あのな。友にも言われたけど俺は何にもしてないんだって」

男「二人が頑張ったから付き合えたんだろ？」

男「じゃあ、俺は何もしてないんだって」

美少女「…謙遜？」

男「違うよ」

友「ハッハッハ」

男「俺は、何もしてないってこと」

友「いや～俺は男の協力もあったから付き合えたと思ってるぜ？」

男「お前な～」

男「俺は何もしてないよ」

友「そうか？」

美少女「早く行こうよ、遅刻するよ」

友「そうだな」

美少女「私…放課後にデートしたいな」

友「おお、いいぜどこ行く？」

男「…」

男「俺も付き合いたいよおおおおおおおおお」

おわり