1: 2014/12/04(木) 18:01:05.57 ID:OMZOoSnd.net
放課後


ことり「海未ちゃん、ずっと好きでした!」
ことり「ことりと、付き合ってください!」

海未「…」

海未「すみません、ことり。」
海未「…貴女とは、付き合う事が出来ません。」


ことり「え…」

海未「ことりの事が、嫌いな訳ではないんです。」
海未「ですが、付き合うとか、そう言った物は…」


ことり「…そっか、そうだよね…」

海未「すみません…」
海未「ですが出来るのなら、今まで通り仲良くして行きたいです…」
海未「これは、私のわがままですが…」

2: 2014/12/04(木) 18:01:41.23 ID:OMZOoSnd.net
ことり「ううん!」

ことり「ことりも、いきなり言ってごめんね?」
ことり「き、気にしてないから…」ポロッ

海未「ことり…」

ことり「これからも、ことりと仲良くしてくれる…?」

海未「ことりが、それで良いのでしたら…」

ことり「うん♪」

ことり「ことりは、それで満足です♪」
ことり「海未ちゃんには、もっといい人がいると思うし…」

海未「そう言った訳では…」

ことり「いいの!」
ことり「それじゃ、海未ちゃん。」
ことり「また明日ね♪」

海未「ことり…」

3: 2014/12/04(木) 18:05:07.41 ID:OMZOoSnd.net
校舎の影

花陽(ことりちゃんがいたから声をかけようと思ったら…)
花陽(大変なとこを見ちゃいました…)

花陽(それにしてもことりちゃん…)
花陽(海未ちゃんの事が、好きだったんだね。)

花陽「…」

花陽「…よしっ。」

………………………

公園ベンチ

ことり「…」

花陽「ことりちゃんっ!」

ことり「花陽ちゃん…」

花陽「あの…」

ことり「…」

ことり「ことりね?海未ちゃんにふられちゃったの。」

花陽「…!」

ことり「ごめんね?隠してて…」
ことり「でも、もう終わった事なんだ…」

5: 2014/12/04(木) 18:08:12.81 ID:OMZOoSnd.net
花陽「ことりちゃんは…それでいいの?」

ことり「良いも何も…もう終わりだよ?」
ことり「海未ちゃんに、ことりの気持ちは届かなかった…」

花陽「ことりちゃん…」

ことり「ねえ、花陽ちゃん?」
ことり「慰めてくれないかな…」

ことり「なんてねっ♪もう…」

ギュッ

ことり「花陽ちゃん…?」

花陽「花陽は、ことりちゃんの事がずっと好きでした!!」

ことり「え…?」

花陽「花陽じゃ、海未ちゃんの代わりにはなれませんか!?」

7: 2014/12/04(木) 18:10:00.03 ID:OMZOoSnd.net
ことり「花陽ちゃん…本気?」

ことり「ことりは、海未ちゃんが好きなんだよ?」

花陽「わ、分かってます!!」
花陽「でも、もうことりちゃんが辛そうなの見るのは嫌なんです!」

花陽「は、花陽で良かったら、いつでもそばにいますから!!」

ことり「…」
ことり(花陽ちゃんなら…少しでも紛れるかな…)

ことり(クスッ。花陽ちゃんが悪いんだよ?ことりをそうやって誘うんだもん…)

ことり「うん…花陽ちゃん。ありがとう。」

花陽「じゃ、じゃあ!」

ことり「うん。そばにいてもらっても…いいかな?」

花陽「はいっ!!花陽に出来る事なら、何でもします!」

ことり「…ありがとう。」

ことり「…それじゃ、今日ことりのお家に泊まらない?」

花陽「きょ、今日ですか!?」

ことり「寂しくて…」

ことり「だめ…かな?」

花陽「わ、わかりました…///」

8: 2014/12/04(木) 18:10:44.54 ID:OMZOoSnd.net
ことり家


ことり「ごちそう様でした♪」

花陽「お、お粗末様です。」
花陽「お口にあったかな…?」

ことり「うん、すっごく美味しかった!」
ことり「花陽ちゃん、ありがとう。」

花陽「花陽は…小鳥ちゃんの喜ぶ顔が見れたら、満足です…///」

ことり「うん♪」
ことり「花陽ちゃんのおかげで、だいぶ元気になれたよ!」

花陽「ホントですか…?」

ことり「うん!」

花陽「良かったです…///」
花陽「これからも、がんばります!」

ことり(…)

10: 2014/12/04(木) 18:12:49.06 ID:OMZOoSnd.net
ベッド


花陽「今日は、ありがとう…」

ことり「ことりじゃなくて?」

花陽「あの…花陽の気持ち、受け取ってくれて…」
花陽「あと、泊まらせてくれたことも…」

ことり「…ことりこそ、ありがとう。」
ことり「ごめんね?ことりが一番ふらふらしてるのに…」

花陽「い、いいんですっ!」
花陽「それでも、ことりちゃんといたいので…」

ことり「…」

花陽「ことりちゃん?」

ギュッ

花陽「えっ。」

ことり「花陽ちゃん、ありがとう…」

花陽「…はい!」

11: 2014/12/04(木) 18:13:17.78 ID:OMZOoSnd.net
ギュッ

花陽「こ、ことりちゃん。顔がちかいです…」

ことり「花陽ちゃん、ドキドキしてる…」

花陽「だって、目の前にことりちゃんが…」


ちゅっ


花陽「こ、ことりちゃん!?」

ことり「ことりのファーストキス、あげちゃいました♪」
ことり「嫌だった…?」

花陽「い、いきなりすぎて、何も…うう…///」

ことり「ふふっ。花陽ちゃんかわいい♪」

花陽「あ、あの…ことりちゃん?」

12: 2014/12/04(木) 18:16:16.66 ID:OMZOoSnd.net
ことり「花陽ちゃん、いいにおいがする。」

花陽「は、恥ずかしいよう…」

ことり「クスッ。かわいい♡」ペロッ

花陽「ことりちゃん!?」

ことり「花陽ちゃん…」

花陽「あ、その…」

ことり「…」ちゅっ

花陽「…」

ことり「…だめかな?」

花陽「あの…優しく…///」

ことり「もちろん♪」サワッ

花陽「あっ…」






ことり(何でもするって言った、花陽ちゃんが悪いんだから♪)

13: 2014/12/04(木) 18:19:06.97 ID:OMZOoSnd.net
…………………………
それから、花陽ちゃんとの関係は続きました。
何を頼んでも、花陽ちゃんは応えてくれます♪
ことりはそれが気持ちよくて…


そして、今日も。

…………………………

2年教室

ガラッ

花陽「こ、ことりちゃんいますか…?」

ことり「あ、花陽ちゃん♪」

花陽「ことりちゃん!」パアァ
花陽「一緒に、お昼食べましょう!」

ことり「うん、今行くね♪」





穂乃果「最近、ことりちゃんと花陽ちゃん、仲いいね!」

海未「ええ、そうですね。」
海未(…)

14: 2014/12/04(木) 18:21:33.94 ID:OMZOoSnd.net
屋上


花陽「ごちそうさまでした!」

ことり「…いつも、お弁当ありがとう♪」

花陽「花陽が、したくてしてる事なので…///」

ことり「花陽ちゃん、だいすきっ♡」ギュッ

花陽「こ、ことりちゃん…」

ことり「…」チュッ

花陽「…///」
花陽「花陽は、もう行きますね!」
花陽「また、練習のときに。」

ことり「うん、またね♪」

花陽「はいっ。」タッタッ




ことり「…」



海未「…ことり。」

ことり「海未ちゃん…」

15: 2014/12/04(木) 18:23:51.23 ID:OMZOoSnd.net
海未「見てしまって、申し訳ありません。」
海未「ですが、どういう事ですか?」

ことり「どうもこうも、そのままだよ♪」

ことり「花陽ちゃんと付き合ってるの。」

海未「…貴女は、本当に花陽が好きなのですか?」

ことり「…」

海未「あれでは、花陽を傷つけるだけでは無いのですか!?」

ことり「…なら、海未ちゃんが付き合ってよ。」

海未「…は?」

ことり「海未ちゃんがことりといてくれないから、花陽ちゃんで我慢してるんだよ?」
ことり「花陽ちゃんなら、なんでも叶えてくれるから。」

海未「…本気で言っているのですか?」

ことり「うん♪」

パシィィン!!

ことり「…」

海未「…貴女は、最低です。」

海未「…失礼します。」

18: 2014/12/04(木) 18:26:16.74 ID:OMZOoSnd.net
ことり「…海未ちゃんに、嫌われちゃったなあ。」

ことり「あんなに、好きだったのに。」

ことり「最低なのは分かってるよ、海未ちゃん。」

ことり「…でも。」

…………………………

練習後

花陽「ことりちゃん、どうしたの?」

ことり「ううん?何でもないよ?」

花陽「何かあったら、言ってくださいね…?」
花陽「花陽、なんでもしますから…」

ことり「…」

ことり「うん。」

ことり「ごめんね、花陽ちゃん。」
ことり「今日は帰るね。」


花陽「ことりちゃん…」

19: 2014/12/04(木) 18:26:59.08 ID:OMZOoSnd.net
ことり家

ことり(ことり…何してたんだろう。)

ことり(海未ちゃんに嫌われて、花陽ちゃん傷つけて…)

ことり「でも、ことりはもう…」

pipipipipi

ことり「…メール。」
ことり「花陽ちゃん…」

=============
ことりちゃん、大丈夫?

体調悪かったの?
お見舞い行こうか?

花陽は、元気なことりちゃん
が好きです。

原因は分からないけど…
早く、元気になってください

花陽より
=============

ことり「花陽ちゃん…」グスッ

21: 2014/12/04(木) 18:31:29.12 ID:OMZOoSnd.net
数日後

部室


ことり「みんな、おつかれさま♪」
ことり「マドレーヌ焼いてきたの。良かったら食べて?」

凛「やったー!!」

穂乃果「ことりちゃん、ありがとう!」


花陽「ことりちゃん、もう大丈夫なの?」

ことり「うん♪心配かけてごめんね?」


絵里「…体調、戻ったみたいね。」

海未「ええ…そうですね。」


ことり「花陽ちゃん、後で…」

花陽「えっ?」

凛「あ!ことりちゃんとかよちん、デートの約束してるにゃ!!」

花陽「り、凛ちゃん…///」

にこ「え、まさか本当に…?」


ことり「…内緒ですっ♪」

22: 2014/12/04(木) 18:32:01.30 ID:OMZOoSnd.net
屋上


花陽「あの…ことりちゃん?」

ことり「…」

ことり「花陽ちゃん…ことりの事、好き?」

花陽「だ、大好きです…」

ことり「ことりが、どんな性格でも?」

花陽「…?」

ことり「ことりね、花陽ちゃんの事騙してたの。」

花陽「え…」

ことり「花陽ちゃんの事、好きじゃなかったの。」
ことり「ことりはまだ、海未ちゃんが忘れられなくて…」

花陽「…」

ことり「花陽ちゃんが、ことりのこと好きって知って。」
ことり「気が紛れれば…そう思って付き合ったの。」

ことり「最低だよね。」
ことり「花陽ちゃんのこと、利用してたんだよ?」クスッ

23: 2014/12/04(木) 18:35:44.89 ID:OMZOoSnd.net
花陽「…」

ことり「嫌われても仕方ない事、したと思う…」
ことり「ごめんなさい!!」ペコッ

花陽「…」

ことり「…もう、話したくもないよね。」
ことり「ごめんね、花陽ちゃん。」


花陽「…知ってました。」

ことり「…え?」

花陽「海未ちゃんから、教えてもらいました。」
花陽「ことりちゃんは、花陽を利用してるだけだって。」

ことり「…じゃあ、なんでことりといたの?」
ことり「どうして、ことりの言う事聞いてくれたの?」

ことり「こんなに、ひどい事してるのに!!」



花陽「…それでもことりちゃんが好きだから…じゃ、駄目ですか?」

24: 2014/12/04(木) 18:39:08.68 ID:OMZOoSnd.net
ことり「…花陽ちゃん。」

花陽「正直、最初から感じてました。」
花陽「ことりちゃんにとって、花陽は海未ちゃんの代理でしかないんだって。」

花陽「でも、それでもいいと思っちゃいました。」
花陽「だって、ことりちゃんが花陽を見てくれたから。」


花陽「ごはんの時も、お出かけも、え、えOちな事も…」
花陽「ことりちゃんは、確かに海未ちゃんの事が好きなのかもしれません。」
花陽「でも、一緒にいるときは、ちゃんと花陽を見てくれました。」

花陽「じ、自意識過剰なのかもしれないけど…」
花陽「でも、花陽はそう感じました。」

花陽「だから、嫌じゃなかったです…」
花陽「たとえ、ことりちゃんが花陽の事を好きじゃなくても。」



ことり「そんなの、分からないよ…」

25: 2014/12/04(木) 18:40:22.94 ID:OMZOoSnd.net
花陽「は、花陽にとって大事なのは。」
花陽「ことりちゃんが笑顔でいてくれることなんです!」

花陽「そのためなら花陽は、何だって頑張ります!」

ことり「…もしことりが、そんな花陽ちゃんを嫌いになったら…?」

花陽「それは、すこし感じてました。」
花陽「…でも、そうなるまでは頑張ろうって。」

ことり「…」

花陽「今は、まだ好きになってもらえないかもしれないけど。」
花陽「いつか、好きになってもらえるように。」
花陽「花陽は、頑張りたいんです。」


ことり「ことりに、利用されることになっても?」

花陽「…はい!!」

ことり「…」

26: 2014/12/04(木) 18:43:41.08 ID:OMZOoSnd.net
ことり「…でも、だめだよ。」
ことり「今更遅いけど…これ以上、花陽ちゃんが傷つく必要はないの。」

ことり「もう、おわりにしよう?」

花陽「…!」

ことり「今日は、それを伝えたかったの。」
ことり「…ごめんなさい。」
ことり「許してもらえなくて、当たり前だと思ってる…」

ことり「でも、ごめんなさい。」


ことり「…ばいばい、花陽ちゃん。」ダッ




ガシッ


ことり「…花陽ちゃん?」

ことり「離して…欲しいな。」グスッ



花陽「…もう、離しません。」

29: 2014/12/04(木) 18:46:18.54 ID:OMZOoSnd.net
ことり「…こんなに、傷つけたんだよ?」

花陽「関係ないよ。」

ことり「花陽ちゃんを、利用してたのに…?」

花陽「花陽はそれでも、幸せを感じてました。」

ことり「こんな…こんなに…」


花陽「ことりちゃん。」
花陽「花陽、頑張るから。」

花陽「ことりちゃんに、本当に好きになってもらえるように頑張る。」
花陽「誰かのために、こんなに頑張りたいと思ったのは初めてなんです。」


花陽「ことりちゃんのためだったら、花陽、本当になんだって出来ます。」
花陽「その勇気をくれたのが、ことりちゃんなんです!」


ことり「でも…ことりは…」







ちゅっ

30: 2014/12/04(木) 18:48:03.11 ID:OMZOoSnd.net
ことり「…」

花陽「花陽も、あれがファーストキスなんだよ?」
花陽「ことりちゃんと、一つになれて。本当に、嬉しかった。」

花陽「だから、今度は花陽の番なんです!」
花陽「ことりちゃんには、いっぱい幸せをもらいました!」

ことり「でも…」

花陽「たしかに、本当の気持ちじゃなかったかもしれません!」
花陽「でも…それでも、花陽は幸せだったんです。」

花陽「もし、ことりちゃんのした事が許せないなら…」
花陽「これからも、花陽のそばにいてください!!」

花陽「振り向いてもらえるまで、頑張るから!!」

ことり「そんなの、花陽ちゃんに悪いよ…」

ペシッ

ことり「いたっ!?」

花陽「もう、暗いのは無しですっ。」

32: 2014/12/04(木) 18:51:28.86 ID:OMZOoSnd.net
花陽「花陽はどんな事があっても、ことりちゃんといる事が幸せなんです!」
花陽「それだけは、本当なんですっ!」

ことり「…」

花陽「…もう、お互い辛いのは嫌だよ。」ウルッ

花陽「花陽も、ことりちゃんも。」
花陽「二人で、幸せになろう…?」

ことり「花陽ちゃん…」
ことり「ほんとうに、ことりでいいの…?」


花陽「ことりちゃん『が』いいんですっ!」
花陽「これだけは、凛ちゃんにも譲れません。」


ことり「ことりは…」

花陽「今は、海未ちゃんの事が好きでもいいです。」
花陽「もともと、叶うはずの無い恋でしたから。」

花陽「でも、今は違います。」
花陽「叶えられる、恋になったんです…」

33: 2014/12/04(木) 18:54:45.93 ID:OMZOoSnd.net
花陽「ことりちゃんは、初めて自分の気持ちを言ってくれました。」
花陽「だからこそ、叶えて行けると思うんです。」

花陽「…もう、隠し事は無しですよ?」

ことり「花陽ちゃん…」

花陽「絶対、好きになってもらえるまで諦めません。」

ことり「本当に…いいの?」
ことり「ことり…花陽ちゃんの事…」

花陽「はい、もちろん♪」
花陽「これから、いくらでも時間はありますから。」

ことり「花陽ちゃん…」グスッ





花陽「ことりちゃんの事…大好きです。」

34: 2014/12/04(木) 19:00:14.73 ID:OMZOoSnd.net
正門前


ことり「…海未ちゃん。」

海未「花陽。私は貴女に、伝えましたよね?」
海未「…それが、貴女の選んだ道なのですね?」

花陽「…うん。」

ことり「海未ちゃん、あのね!!」

花陽「花陽はそれでも、ことりちゃんの事が好きなんです!」

海未「…分かりました。」
海未「では、私も応援します。」

ことり「…え?」

海未「私がことりに怒ったのは、ことりが騙していたからです。」
海未「ですが、花陽がそれを知っても尚、ことりの事が好きなのでしたら。」
海未「私は、それを否定する事は出来ません。」

花陽「海未ちゃん…」

36: 2014/12/04(木) 19:03:19.04 ID:OMZOoSnd.net
海未「ことりの気持ちに応えてあげられなかったのは申し訳ないですが。」
海未「それでも、ことりを選んだ花陽の気持ちを、分かってあげてください。」

海未「二人が、本当に幸せになれるのなら。」
海未「私は、それが一番だと思っています。」

海未「もう誰も、傷つく事が無いように…」


ことり「…うん。」

ことり「海未ちゃん、ありがとう。」
ことり「ことりは、海未ちゃんの事がずっとずっと好きでした!!」

ことり「でも、こんなに思ってくれる花陽ちゃんのこと、信じてみたいの。」
ことり「今はまだ、自分の気持ちにけじめがつかないけど…」
ことり「それでも、花陽ちゃんとなら…」

海未「ええ。期待してますよ、花陽。」
海未「ことりを、心から幸せにしてあげてください。」

花陽「…はいっ!!」

海未「…では、私はこれで。」

37: 2014/12/04(木) 19:07:25.19 ID:OMZOoSnd.net
並木道


ことり「花陽ちゃん、あのね…?」

花陽「どうしたの、ことりちゃん?」

ことり「さっきも言ったけど、まだ気持ちに整理つかないんだ…」

花陽「…ゆっくりで、いいんだよ?」
花陽「いつでも、そばにいるから。」

ことり「うん…」


花陽「花陽が、きっと幸せにしてみせますから♪」

ことり「…花陽ちゃん、変わったね。」クスッ

花陽「変わったのなら、きっとことりちゃんのおかげだよ?」

ことり「ことりも、変わっていけるかな…?」

花陽「花陽が、きっと変えてみせます。」
花陽「花陽のこと、好きになってもらいます!」

ことり「…うん。」
ことり「よろしくね、花陽ちゃん♪」


花陽「…はいっ♪」






おわり。

38: 2014/12/04(木) 19:08:19.01 ID:OMZOoSnd.net
見てくれてありがとう

エピローグで完結させようと思ってるから、待っててくれ
10分くらいで戻ってくる

41: 2014/12/04(木) 19:21:26.32 ID:OMZOoSnd.net
Epilogue

あの日、花陽ちゃんと話してから。
ことりの景色は、変わりました。

今までは、花陽ちゃんといるときは笑顔の仮面をかぶってました。
自分の本音を出さないように。
でも、今は違います。

少しずつだけど、花陽ちゃんの気持ちに応えられるようになってきました。

…仮面をかぶっていたときの方が、関係は楽でした。
端から見ても、仲のいいカップルみたいだったから。

でも、ことりは。
今の、泣いて笑って、喧嘩もするような。
二人の関係の方が好きですっ♪

不思議な事に。
花陽ちゃんは、ことりの心にすっと入ってきました。
いつのまにか、花陽ちゃんの事を目で追うようになってました。

これが…好きって気持ちなのかな。

海未ちゃんへの気持ちとは、何かが違うんです。
心が…あったかくなるような。

そんな気持ちを、花陽ちゃんはくれました。

そして、今日も…

42: 2014/12/04(木) 19:24:39.28 ID:OMZOoSnd.net
ことり「花陽ちゃん、おまたせ♪」

花陽「ことりちゃん!」

ことり「それじゃ、いこっか♪」

花陽「はいっ!」



花陽「…今日は、良いお米が手に入ったんです!」

ことり「ホント?たのしみだなあ~。」

花陽「きっと、気にいってもらえるはずです!」

ことり「クスッ…」



こうして、週末に二人で公園でピクニックをするのが習慣になりました。
花陽ちゃんとご飯をたべて、お話しして。
そんな単純なことですら、幸せを感じていることりがいます。
だから…

43: 2014/12/04(木) 19:27:27.47 ID:OMZOoSnd.net
ことり「…ねえ、花陽ちゃん。」

花陽「なあに?ことりちゃん。」

ことり「花陽ちゃんは、たのしい?」

花陽「…はい!ことりちゃんとこうしてると、身体がぽかぽかしてきて…」
花陽「まるで、日だまりの中にいるみたいなんです!」

ことり「…ことりも、同じ気持ちだよ?」
ことり「なんだか、胸の奥があったかくなるの…」

花陽「ことりちゃん…」


ことり「花陽ちゃん…好きだよ。」


花陽「え?いま…」


ことり「いつまでも、花陽ちゃんに甘えてちゃ駄目だから。」
ことり「ことりは、花陽ちゃんがダイスキですっ♪」


花陽「ことりちゃん…」ウルッ
花陽「あの日から…初めて、言ってもらえました…」

ことり「…これは、ことりのホントの気持ちです♪」


花陽「花陽も!」

花陽「花陽も、ことりちゃんが大好きですっ!!」




おわり。

45: 2014/12/04(木) 19:30:58.95 ID:OMZOoSnd.net
お付き合いありがとうございました!

ことぱなのダークなのが書きたかったのに
書いてるうちに純愛の方に走ってしまいました…
後悔はしていませんが。

今日はこれで終わりです。

次のカプを探して、また書いてみます
リクエストあったら考えてみようかな?

できれば、またお付き合いください!

46: 2014/12/04(木) 19:32:32.97 ID:B4yX7YCb.net
おつ

64: 2014/12/04(木) 20:51:11.26 ID:OMZOoSnd.net

引用元: 花陽「代理恋愛」