1: 2014/11/27(木) 05:00:31.03 ID:zdC/DiMM.net
@駅前カフェ
希「…でも、いつかは言わんとあかん事ちがう?」
花陽「うん…でも、今の花陽には勇気がなくて…」
希「まあ確かに。」
希「デリケートな問題やからなあ…」
ことり「そうだよね…」
ことり「ことりも、穂乃果ちゃんに言えるかって聞かれたら…」
花陽「やっぱり、そうだよね…」
花陽「うぅ…どうすればいいんだろう…」
希「でも、花陽ちゃんは諦めたくないんやろ?」
花陽「…はい!」
希「…なら、まずはその心からやな。」
希「…でも、いつかは言わんとあかん事ちがう?」
花陽「うん…でも、今の花陽には勇気がなくて…」
希「まあ確かに。」
希「デリケートな問題やからなあ…」
ことり「そうだよね…」
ことり「ことりも、穂乃果ちゃんに言えるかって聞かれたら…」
花陽「やっぱり、そうだよね…」
花陽「うぅ…どうすればいいんだろう…」
希「でも、花陽ちゃんは諦めたくないんやろ?」
花陽「…はい!」
希「…なら、まずはその心からやな。」
2: 2014/11/27(木) 05:01:23.46 ID:zdC/DiMM.net
花陽「うん…」
花陽「今のままじゃ、凛ちゃんに守ってもらってた花陽のままなんです。」
花陽「でも…それじゃダメで…」
ことり「うん♪」
ことり「花陽ちゃん自身がそう思ってるなら、大丈夫じゃないかな?」
希「そうやな。」
希「後は花陽ちゃん次第やから。」
花陽「今のままじゃ、凛ちゃんに守ってもらってた花陽のままなんです。」
花陽「でも…それじゃダメで…」
ことり「うん♪」
ことり「花陽ちゃん自身がそう思ってるなら、大丈夫じゃないかな?」
希「そうやな。」
希「後は花陽ちゃん次第やから。」
3: 2014/11/27(木) 05:05:23.73 ID:zdC/DiMM.net
花陽「うん…」
花陽「ふたりともごめんね。」
花陽「きっと、背中を押してほしくて二人を呼んだの。」
花陽「ちょっとずつでも、頑張ってみる…」
ことり「応援してるね、花陽ちゃん♪」
希「ウチも、お祈りしとくな!」
花陽「ふ、二人の応援に負けないように…」
花陽「頑張ります!!」
希「ほな、また経過聞かせてな?」
希「もちろん、この事は誰にも言わんから。」
花陽「はっはい!!」
花陽「今日は、ありがとう!!」
ことり「ばいばい、花陽ちゃん♪」
花陽「ふたりともごめんね。」
花陽「きっと、背中を押してほしくて二人を呼んだの。」
花陽「ちょっとずつでも、頑張ってみる…」
ことり「応援してるね、花陽ちゃん♪」
希「ウチも、お祈りしとくな!」
花陽「ふ、二人の応援に負けないように…」
花陽「頑張ります!!」
希「ほな、また経過聞かせてな?」
希「もちろん、この事は誰にも言わんから。」
花陽「はっはい!!」
花陽「今日は、ありがとう!!」
ことり「ばいばい、花陽ちゃん♪」
4: 2014/11/27(木) 05:10:21.70 ID:zdC/DiMM.net
花陽「二人にはああ言ったけど…」
花陽「一体、何から始めれば良いんでしょう…?」
花陽「うぅ…ダレカタス「かよちーん!!」
花陽「凛ちゃん!?」キョロキョロ
凛「こっちこっち!」
花陽「凛ちゃん…そんな所で何してるの?」
凛「ネコさんがいたから、追いかけて行ったら。」
凛「いつの間にか塀の上だったにゃー。」
花陽「もう…凛ちゃんったら。」
花陽「一体、何から始めれば良いんでしょう…?」
花陽「うぅ…ダレカタス「かよちーん!!」
花陽「凛ちゃん!?」キョロキョロ
凛「こっちこっち!」
花陽「凛ちゃん…そんな所で何してるの?」
凛「ネコさんがいたから、追いかけて行ったら。」
凛「いつの間にか塀の上だったにゃー。」
花陽「もう…凛ちゃんったら。」
5: 2014/11/27(木) 05:18:57.31 ID:zdC/DiMM.net
凛「よっ…と!」
凛「こんなところで会うなんてついてるにゃー!」
凛「かよちん、帰ろ?」
花陽「うん、凛ちゃん♪」
凛「今日の晩ご飯はなにかなー?」ルンルン
花陽(凛ちゃん、ごめんなさい。)
花陽(花陽には今、秘密があります。)
花陽(いつか伝えるから、その時までは…)
花陽「…このままで、いさせてください。」ボソッ
凛「かよちん、どうしたの?」
花陽「ううん、何でも無いよ!」
花陽「行こ?凛ちゃんっ。」
凛「こんなところで会うなんてついてるにゃー!」
凛「かよちん、帰ろ?」
花陽「うん、凛ちゃん♪」
凛「今日の晩ご飯はなにかなー?」ルンルン
花陽(凛ちゃん、ごめんなさい。)
花陽(花陽には今、秘密があります。)
花陽(いつか伝えるから、その時までは…)
花陽「…このままで、いさせてください。」ボソッ
凛「かよちん、どうしたの?」
花陽「ううん、何でも無いよ!」
花陽「行こ?凛ちゃんっ。」
7: 2014/11/27(木) 05:26:22.21 ID:zdC/DiMM.net
放課後@屋上
海未「1!2!3!4!」
海未「穂乃果、ステップが遅れてます!!」
海未「にこは指先!もっと伸ばして!」
花陽(海未ちゃんはすごいなあ…)
花陽(作詞もして、みんなの練習を見て。)
花陽(おまけに、弓道部の事まで…)
花陽(花陽じゃ、とても叶いません…)
希(…)
海未「1!2!3!4!」
海未「穂乃果、ステップが遅れてます!!」
海未「にこは指先!もっと伸ばして!」
花陽(海未ちゃんはすごいなあ…)
花陽(作詞もして、みんなの練習を見て。)
花陽(おまけに、弓道部の事まで…)
花陽(花陽じゃ、とても叶いません…)
希(…)
8: 2014/11/27(木) 05:35:38.70 ID:zdC/DiMM.net
海未「花陽?どうしました?」
花陽「な、何でもないです!!」
海未「?そうですか…」
海未「では、全員でもう一度!」
海未「いきますよ!!」
花陽(…決めました!)
花陽(まずは、出来る事を全力でやります!)
凛「かよちん、頑張ろ?」
花陽「うん、凛ちゃん!」
花陽「な、何でもないです!!」
海未「?そうですか…」
海未「では、全員でもう一度!」
海未「いきますよ!!」
花陽(…決めました!)
花陽(まずは、出来る事を全力でやります!)
凛「かよちん、頑張ろ?」
花陽「うん、凛ちゃん!」
9: 2014/11/27(木) 05:43:20.46 ID:zdC/DiMM.net
22:00@花陽's house 玄関前
花陽(まずは、この鈍くささを直します!)
花陽(せめて、激しく動ける体力を。)
花陽(朝は起きれる気がしないし。)
花陽(夜はちょっぴり怖いけど…)
花陽(…でも、もう弱い花陽は嫌なんです。)
花陽「ふぅーっ…」
花陽「よしっ!」
タッタッタッタッタッ…
花陽(まずは、この鈍くささを直します!)
花陽(せめて、激しく動ける体力を。)
花陽(朝は起きれる気がしないし。)
花陽(夜はちょっぴり怖いけど…)
花陽(…でも、もう弱い花陽は嫌なんです。)
花陽「ふぅーっ…」
花陽「よしっ!」
タッタッタッタッタッ…
10: 2014/11/27(木) 05:50:11.76 ID:zdC/DiMM.net
花陽の家から凛ちゃんの家の前を通って
6割くらいの力でランニングします
練習の後だから少し身体が重たいけど…
それでも、前へ前へと足を進めます。
昔よく凛ちゃんと遊んでた公園を抜け
神田明神の男坂まで…
街灯が少しずつ少なくなるにつれ
だんだんと背筋が冷たくなってきました…
それでも、前へ前へと足を進めます。
やっとついた坂への入り口
ここでいったん立ち止まって
呼吸を整えてストレッチをします
そして、さあ登るぞ!!
そう決めたとき
澄んだ綺麗な声に呼び止められました…
6割くらいの力でランニングします
練習の後だから少し身体が重たいけど…
それでも、前へ前へと足を進めます。
昔よく凛ちゃんと遊んでた公園を抜け
神田明神の男坂まで…
街灯が少しずつ少なくなるにつれ
だんだんと背筋が冷たくなってきました…
それでも、前へ前へと足を進めます。
やっとついた坂への入り口
ここでいったん立ち止まって
呼吸を整えてストレッチをします
そして、さあ登るぞ!!
そう決めたとき
澄んだ綺麗な声に呼び止められました…
12: 2014/11/27(木) 05:56:32.74 ID:zdC/DiMM.net
海未「…花陽?」
花陽「海未…ちゃん。」
海未「こんな遅くにどうしたのですか?」
花陽「は、花陽は…体力をつけようと…」
海未「それはすばらしい事ですが…」
海未「女性がこんな遅くに一人では危ないですよ?」
花陽「う…でも…」
海未「…どうやら、何か訳ありのようですね。」
海未「とりあえず、上がりましょうか。」
海未「ここは冷えます。」
花陽「海未…ちゃん。」
海未「こんな遅くにどうしたのですか?」
花陽「は、花陽は…体力をつけようと…」
海未「それはすばらしい事ですが…」
海未「女性がこんな遅くに一人では危ないですよ?」
花陽「う…でも…」
海未「…どうやら、何か訳ありのようですね。」
海未「とりあえず、上がりましょうか。」
海未「ここは冷えます。」
13: 2014/11/27(木) 05:57:19.54 ID:zdC/DiMM.net
花陽(早速、初日から海未ちゃんに見つかってしまいました…)
花陽(どうして、花陽はこうもついてないんでしょう。)
海未「…どうぞ、花陽。」
海未「すこし、冷えたでしょう。」
海未「暖かいですよ?」
花陽「ありがとう、海未ちゃん…」
花陽「あ!花陽、お金持ってないです!!」
海未「…ふふ。いいんですよ。」
海未「私のおごりです。」
花陽「ごめんね、海未ちゃん…」
海未「ではそのお礼に。」
海未「何があったか、教えて頂けますか?」
花陽(どうして、花陽はこうもついてないんでしょう。)
海未「…どうぞ、花陽。」
海未「すこし、冷えたでしょう。」
海未「暖かいですよ?」
花陽「ありがとう、海未ちゃん…」
花陽「あ!花陽、お金持ってないです!!」
海未「…ふふ。いいんですよ。」
海未「私のおごりです。」
花陽「ごめんね、海未ちゃん…」
海未「ではそのお礼に。」
海未「何があったか、教えて頂けますか?」
15: 2014/11/27(木) 06:03:46.91 ID:zdC/DiMM.net
………………
海未「そうですか…花陽は、自分を変えたいのですね。」
花陽「うん…いまのままじゃ、ダメなんです。」
花陽「今のままじゃ…」
海未「そこまで花陽が頑張る理由は何なのでしょうか…?」
花陽「それは…」
花陽「ごめんなさい。」
海未「いえ、良いのですよ?」
海未「人には、言えない秘密がいくつかある物です。」
花陽「…海未ちゃんも?」
海未「ええ、もちろん。」
海未「…でも、それが人間というものです。」
海未「そうですか…花陽は、自分を変えたいのですね。」
花陽「うん…いまのままじゃ、ダメなんです。」
花陽「今のままじゃ…」
海未「そこまで花陽が頑張る理由は何なのでしょうか…?」
花陽「それは…」
花陽「ごめんなさい。」
海未「いえ、良いのですよ?」
海未「人には、言えない秘密がいくつかある物です。」
花陽「…海未ちゃんも?」
海未「ええ、もちろん。」
海未「…でも、それが人間というものです。」
16: 2014/11/27(木) 06:06:16.24 ID:zdC/DiMM.net
海未「そうですね…」
海未「例えば私でも、穂乃果やことりにすら言えない事だってあるんですよ?」
花陽「えぇっ!?」
海未「そんなに驚く事なのでしょうか…?」
花陽「だ、だって…幼なじみで、あんなに仲がいいのに!?」
海未「クスッ。そうですね…」
海未「でも、仲がいいからこそ、言えない事だってあります」
海未「花陽も、そうではないのですか?」
花陽「あ…」
海未「例えば私でも、穂乃果やことりにすら言えない事だってあるんですよ?」
花陽「えぇっ!?」
海未「そんなに驚く事なのでしょうか…?」
花陽「だ、だって…幼なじみで、あんなに仲がいいのに!?」
海未「クスッ。そうですね…」
海未「でも、仲がいいからこそ、言えない事だってあります」
海未「花陽も、そうではないのですか?」
花陽「あ…」
17: 2014/11/27(木) 06:11:38.60 ID:zdC/DiMM.net
海未「どうやら、図星のようですね。」
海未「でも、それが私たちなんです。」
海未「言えないからこそ、出来る事。」
海未「言えないから、考えられる事。」
海未「いろいろ、あると思うんです。」
海未「だからこそ、楽しいとは思いませんか?」
海未「人と関わる事って。」ニコッ
花陽「海未ちゃん…」
海未「花陽が何のために頑張るのかは分かりませんが。」
海未「そう思えた事。」
海未「そう感じた事が何よりも重要ではないでしょうか。」
海未「その時点で、貴女はもうさっきまでの貴女とは違うんですよ?」
海未「でも、それが私たちなんです。」
海未「言えないからこそ、出来る事。」
海未「言えないから、考えられる事。」
海未「いろいろ、あると思うんです。」
海未「だからこそ、楽しいとは思いませんか?」
海未「人と関わる事って。」ニコッ
花陽「海未ちゃん…」
海未「花陽が何のために頑張るのかは分かりませんが。」
海未「そう思えた事。」
海未「そう感じた事が何よりも重要ではないでしょうか。」
海未「その時点で、貴女はもうさっきまでの貴女とは違うんですよ?」
18: 2014/11/27(木) 06:16:13.58 ID:zdC/DiMM.net
花陽「…同じようなことを、ことりちゃんに言われました。」
海未「おや、ことりに先を越されてしまいましたか。」クスッ
花陽「…でも、花陽にはどういう事なのか分からなくて。」
花陽「何か、やらないと。」
花陽「何か、変わらないとって…」
花陽「でも、海未ちゃんの言葉で…」
花陽「何か、掴めた気がします…」
海未「それは、貴女がそのきっかけを作ったからですよ。」
海未「ことりに言われたという事は、同じ事を話したのでしょう?」
海未「なら、そこがスタートなんです。」
海未「貴女には、この先何だって叶えられる可能性があるのですよ。」
花陽「…はい。」
海未「おや、ことりに先を越されてしまいましたか。」クスッ
花陽「…でも、花陽にはどういう事なのか分からなくて。」
花陽「何か、やらないと。」
花陽「何か、変わらないとって…」
花陽「でも、海未ちゃんの言葉で…」
花陽「何か、掴めた気がします…」
海未「それは、貴女がそのきっかけを作ったからですよ。」
海未「ことりに言われたという事は、同じ事を話したのでしょう?」
海未「なら、そこがスタートなんです。」
海未「貴女には、この先何だって叶えられる可能性があるのですよ。」
花陽「…はい。」
19: 2014/11/27(木) 06:21:41.04 ID:zdC/DiMM.net
海未「…少し、臭い台詞でしたかね。」
海未「どうも、作詞に行き詰まってまして…」
花陽「作詞…?」
海未「ええ。良い考えが浮かんでこないようなので。」
海未「気晴らしにと外に出たら、花陽と会いました。」
花陽「海未ちゃんでも、悩む事あるんだね…」
海未「貴女は私を完璧超人だと思ってはいませんか?」クスクス
海未「私だって、つまづくことはあります。」
海未「でもその度に、皆が支えてくれました。」
海未「だからこそ…」
海未「誰かが悩んでいる時は、精一杯支えてあげたいのです。」
海未「…それは、花陽も同じですよ?」
海未「どうも、作詞に行き詰まってまして…」
花陽「作詞…?」
海未「ええ。良い考えが浮かんでこないようなので。」
海未「気晴らしにと外に出たら、花陽と会いました。」
花陽「海未ちゃんでも、悩む事あるんだね…」
海未「貴女は私を完璧超人だと思ってはいませんか?」クスクス
海未「私だって、つまづくことはあります。」
海未「でもその度に、皆が支えてくれました。」
海未「だからこそ…」
海未「誰かが悩んでいる時は、精一杯支えてあげたいのです。」
海未「…それは、花陽も同じですよ?」
20: 2014/11/27(木) 06:25:34.53 ID:zdC/DiMM.net
花陽「…ありがとう、海未ちゃん。」
海未「いえ、当然の事ですから。」
花陽「それでも、ありがとう。」
花陽「花陽は、勇気をもらいました!」
海未「!…ふふ。それはよかったです。」
海未「…では、そろそろ帰りましょうか。」
海未「送って行きますよ。」
花陽「そんな!悪いよ…」
花陽「それに、海未ちゃんだって…」
海未「私は、武道の心得があるので。」
海未「さあ、いきましょう。」
海未「いえ、当然の事ですから。」
花陽「それでも、ありがとう。」
花陽「花陽は、勇気をもらいました!」
海未「!…ふふ。それはよかったです。」
海未「…では、そろそろ帰りましょうか。」
海未「送って行きますよ。」
花陽「そんな!悪いよ…」
花陽「それに、海未ちゃんだって…」
海未「私は、武道の心得があるので。」
海未「さあ、いきましょう。」
21: 2014/11/27(木) 06:29:56.58 ID:zdC/DiMM.net
@花陽's house
花陽「海未ちゃん、今日はありがとう…」
海未「いえ、少しでもお役に立てたならよかったです。」
花陽「……!」
花陽「海未ちゃん、ちょっと待ってて!」バタバタ…
海未「?」
ドタドタ…
花陽「海未ちゃん、これ。」
海未「これは…?」
花陽「前に、凛ちゃんと『作詞に挑戦しよう!』」
花陽「ってなった時に書きました!」
花陽「海未ちゃんには遠くおよばないと思うけど…」
花陽「なにか、作詞のきっかけになればと思って。」
海未「…ありがとうございます。」
海未「では、お礼と言ってはなんですが。」
海未「こういうのはどうでしょう…?」
花陽「海未ちゃん、今日はありがとう…」
海未「いえ、少しでもお役に立てたならよかったです。」
花陽「……!」
花陽「海未ちゃん、ちょっと待ってて!」バタバタ…
海未「?」
ドタドタ…
花陽「海未ちゃん、これ。」
海未「これは…?」
花陽「前に、凛ちゃんと『作詞に挑戦しよう!』」
花陽「ってなった時に書きました!」
花陽「海未ちゃんには遠くおよばないと思うけど…」
花陽「なにか、作詞のきっかけになればと思って。」
海未「…ありがとうございます。」
海未「では、お礼と言ってはなんですが。」
海未「こういうのはどうでしょう…?」
24: 2014/11/27(木) 06:33:57.80 ID:zdC/DiMM.net
@海未's room
海未「まさか、花陽とあんな約束をするとは…」
海未「人生とは、どこで何があるかわからないですね。」クスクス
海未「さて、もう一度作詞に向き合いましょうか。」
海未「…でも、その前に。」
カサッ…
海未「花陽はどんな詞を書いたのでしょうか…」
海未「タイトルは…『なわとび』。」
海未「花陽らしいですね。」
ペラッ…
海未「これは…!」
海未「ふふっ…花陽。」
海未「案外あなたには、作詞の才能があるのかもしれませんね…」
海未「まさか、花陽とあんな約束をするとは…」
海未「人生とは、どこで何があるかわからないですね。」クスクス
海未「さて、もう一度作詞に向き合いましょうか。」
海未「…でも、その前に。」
カサッ…
海未「花陽はどんな詞を書いたのでしょうか…」
海未「タイトルは…『なわとび』。」
海未「花陽らしいですね。」
ペラッ…
海未「これは…!」
海未「ふふっ…花陽。」
海未「案外あなたには、作詞の才能があるのかもしれませんね…」
25: 2014/11/27(木) 06:38:29.16 ID:zdC/DiMM.net
昼休み@教室
真姫「花陽。なんだか今日はおにぎりの数多くない…?」
花陽「いっぱい食べて、もっともっと頑張るんですっ!」
凛「凛はこのかよちんも大好きにゃー!」
花陽「…えへへ、凛ちゃんありがと♪」
真姫「ほんっと、アンタ達仲いいわね…」
凛「あっれぇ~?真姫ちゃんも混ざりたいのかにゃー?」
真姫「べっ別に!?」
花陽「花陽は、真姫ちゃんの事も好きですよ…?」
真姫「!?…あ、ありがと///」
凛「あー!!真姫ちゃん照れてる!!」
凛「かよちんは渡さないにゃ!!」
真姫「そっそんな事言ってるんじゃないわよ!!」
花陽「ふふっ…」
花陽(…)
真姫「花陽。なんだか今日はおにぎりの数多くない…?」
花陽「いっぱい食べて、もっともっと頑張るんですっ!」
凛「凛はこのかよちんも大好きにゃー!」
花陽「…えへへ、凛ちゃんありがと♪」
真姫「ほんっと、アンタ達仲いいわね…」
凛「あっれぇ~?真姫ちゃんも混ざりたいのかにゃー?」
真姫「べっ別に!?」
花陽「花陽は、真姫ちゃんの事も好きですよ…?」
真姫「!?…あ、ありがと///」
凛「あー!!真姫ちゃん照れてる!!」
凛「かよちんは渡さないにゃ!!」
真姫「そっそんな事言ってるんじゃないわよ!!」
花陽「ふふっ…」
花陽(…)
26: 2014/11/27(木) 06:42:33.33 ID:zdC/DiMM.net
数日後…
放課後@屋上
海未「1!2!1!2!」
海未「凛!テンポが少し早いです!!」
花陽「はっ…はっ…」
穂乃果「何か最近、花陽ちゃん動きよくなった…?」
絵里「ほんとね。」
絵里「なにかしてるのかしら…?」
海未「…穂乃果。」
穂乃果「は、はいっ!!」ビクッ!!
海未「穂乃果は最近たるんでるんじゃないですか!?」
海未「また少し太ったでしょう!!」
穂乃果「なんでばれてるの!?!?」
海未「毎日見てたら分かりますよ。」
海未「さあ、ダイエットです!!」
穂乃果「海未ちゃんの鬼ー!!!!!」
放課後@屋上
海未「1!2!1!2!」
海未「凛!テンポが少し早いです!!」
花陽「はっ…はっ…」
穂乃果「何か最近、花陽ちゃん動きよくなった…?」
絵里「ほんとね。」
絵里「なにかしてるのかしら…?」
海未「…穂乃果。」
穂乃果「は、はいっ!!」ビクッ!!
海未「穂乃果は最近たるんでるんじゃないですか!?」
海未「また少し太ったでしょう!!」
穂乃果「なんでばれてるの!?!?」
海未「毎日見てたら分かりますよ。」
海未「さあ、ダイエットです!!」
穂乃果「海未ちゃんの鬼ー!!!!!」
28: 2014/11/27(木) 06:45:18.25 ID:zdC/DiMM.net
翌日
6:00@花陽's house 玄関
ガチャッ…
花陽「おはよう、海未ちゃん。」
海未「おはようございます、花陽。」
海未「今日も、時間通りですね。」
花陽「だって、せっかく海未ちゃんが時間とってくれてるんだもの。」
花陽「今日も、頑張ります!!」
海未「ええ。…では、いきましょうか。」
花陽「はいっ!!」
6:00@花陽's house 玄関
ガチャッ…
花陽「おはよう、海未ちゃん。」
海未「おはようございます、花陽。」
海未「今日も、時間通りですね。」
花陽「だって、せっかく海未ちゃんが時間とってくれてるんだもの。」
花陽「今日も、頑張ります!!」
海未「ええ。…では、いきましょうか。」
花陽「はいっ!!」
29: 2014/11/27(木) 06:47:45.86 ID:zdC/DiMM.net
あの夜、海未ちゃんと会ってから
海未ちゃんは毎朝、花陽のランニングに付き合ってくれます。
花陽のペースに合わせて走ってくれます
早朝の稽古はいいのかと尋ねると
海未「これも、稽古ですので。」
海未ちゃんはそう言って、花陽に付き合ってくれます。
本当なら、頼らずに自分で出来たらいいんだけど…
今は、海未ちゃんの好意に甘えさせてもらってます
と、言うのも…
海未「花陽。今度の歌詞なのですが…」
どうやら以前渡した歌詞を気に入ってくれたようで
こうして相談してくれます
海未ちゃんは毎朝、花陽のランニングに付き合ってくれます。
花陽のペースに合わせて走ってくれます
早朝の稽古はいいのかと尋ねると
海未「これも、稽古ですので。」
海未ちゃんはそう言って、花陽に付き合ってくれます。
本当なら、頼らずに自分で出来たらいいんだけど…
今は、海未ちゃんの好意に甘えさせてもらってます
と、言うのも…
海未「花陽。今度の歌詞なのですが…」
どうやら以前渡した歌詞を気に入ってくれたようで
こうして相談してくれます
30: 2014/11/27(木) 06:50:52.37 ID:zdC/DiMM.net
花陽としては
海未ちゃんに認めてもらえた事が嬉しく
また、こうして付き合ってもらえてる事のお礼として
この関係が成り立っています
少しでも今の花陽が、海未ちゃんの役に立ってたら良いな
そんなことを考えながら
談笑まじりに朝焼けの中を走ります
この一歩一歩が楽しくて
初日に感じた身体の重さも
心まで軽くなったような気分で
また、踏み出していくのです
こうして一日の始まりを迎え
そしてまた…次の朝がくるのです
海未ちゃんに認めてもらえた事が嬉しく
また、こうして付き合ってもらえてる事のお礼として
この関係が成り立っています
少しでも今の花陽が、海未ちゃんの役に立ってたら良いな
そんなことを考えながら
談笑まじりに朝焼けの中を走ります
この一歩一歩が楽しくて
初日に感じた身体の重さも
心まで軽くなったような気分で
また、踏み出していくのです
こうして一日の始まりを迎え
そしてまた…次の朝がくるのです
31: 2014/11/27(木) 06:57:42.70 ID:zdC/DiMM.net
放課後@屋上
凛「かよちん、最近どうしたの?」
花陽「え、何が?」
凛「最近のかよちん、なんだか生き生きしてるにゃ!」
花陽「うーん…特に何も無いと思うんだけど…」
凛「嘘だ~絶対何か隠してるでしょ!」
花陽「そ、そんなことないよ!!」
花陽「凛ちゃんに隠し事したことないでしょ?」
花陽(…ごめんね、凛ちゃん)
花陽(でも、これが普通なんだよね、海未ちゃん?)
凛「いいもん!凛も、かよちんと一緒に頑張る!!」
凛「よし、かよちん。練習しよ?」
花陽「うん♪」
凛「かよちん、最近どうしたの?」
花陽「え、何が?」
凛「最近のかよちん、なんだか生き生きしてるにゃ!」
花陽「うーん…特に何も無いと思うんだけど…」
凛「嘘だ~絶対何か隠してるでしょ!」
花陽「そ、そんなことないよ!!」
花陽「凛ちゃんに隠し事したことないでしょ?」
花陽(…ごめんね、凛ちゃん)
花陽(でも、これが普通なんだよね、海未ちゃん?)
凛「いいもん!凛も、かよちんと一緒に頑張る!!」
凛「よし、かよちん。練習しよ?」
花陽「うん♪」
32: 2014/11/27(木) 07:01:18.75 ID:zdC/DiMM.net
さらに数日後
お昼休み@教室
真姫「あれ?花陽、今日は少ないじゃない。」
花陽「う、うん。ちょっと最近太ってきちゃって…」
凛「えー?全然そんなことないよ?」
真姫「ええ…どこか、体調悪いの?」
花陽「そんなことないよ?」
花陽「朝練でも、ちゃんと動けてたでしょ?」
真姫「そうだけど…」
凛「もししんどかったら、すぐに言ってね?」
凛「凛、かよちんが元気無いの、やだよ?」
花陽「大丈夫だよ、凛ちゃん。」
花陽「凛ちゃんに嘘はつかないから♪」
凛「それでこそかよちんにゃ!!」
お昼休み@教室
真姫「あれ?花陽、今日は少ないじゃない。」
花陽「う、うん。ちょっと最近太ってきちゃって…」
凛「えー?全然そんなことないよ?」
真姫「ええ…どこか、体調悪いの?」
花陽「そんなことないよ?」
花陽「朝練でも、ちゃんと動けてたでしょ?」
真姫「そうだけど…」
凛「もししんどかったら、すぐに言ってね?」
凛「凛、かよちんが元気無いの、やだよ?」
花陽「大丈夫だよ、凛ちゃん。」
花陽「凛ちゃんに嘘はつかないから♪」
凛「それでこそかよちんにゃ!!」
33: 2014/11/27(木) 07:05:28.36 ID:zdC/DiMM.net
翌日
6:10/花陽's house 玄関
海未「遅いですね…」
海未「いつもは、時間ぴったりなのですが。」
ガチャッ
花陽「海未ちゃんごめんなさい。寝坊しちゃって…」
海未「いいのですよ、花陽。」
海未「たまには、そんな時だってあります。」
海未「さあ、今日もいきましょうか♪」
花陽「…うん♪」
このとき私が気づいていれば
あんなことにはならなかったのでしょうか…
6:10/花陽's house 玄関
海未「遅いですね…」
海未「いつもは、時間ぴったりなのですが。」
ガチャッ
花陽「海未ちゃんごめんなさい。寝坊しちゃって…」
海未「いいのですよ、花陽。」
海未「たまには、そんな時だってあります。」
海未「さあ、今日もいきましょうか♪」
花陽「…うん♪」
このとき私が気づいていれば
あんなことにはならなかったのでしょうか…
35: 2014/11/27(木) 07:10:48.39 ID:zdC/DiMM.net
海未ちゃんと走り始めて2週間
今日も朝がやってきました
数日前まで少し疲れてたけど
今日はスッキリ目が覚めました
…もうすぐ、海未ちゃんが来る時間です
髪を整えて、ジャージに着替えて
今日は、海未ちゃんよりも先に待ってようかな?
今日も朝がやってきました
数日前まで少し疲れてたけど
今日はスッキリ目が覚めました
…もうすぐ、海未ちゃんが来る時間です
髪を整えて、ジャージに着替えて
今日は、海未ちゃんよりも先に待ってようかな?
36: 2014/11/27(木) 07:15:19.44 ID:zdC/DiMM.net
5:55@花陽's house 玄関
花陽「海未ちゃん!」
タッタッタッ
海未「花陽。今日は、少し早いですね。」
花陽「うん、なんかすっきり目覚めちゃって。」
花陽「今、すっごく身体が軽いんだ♪」
海未「ふふ、花陽も慣れてきたのでしょうか。」
海未「では、今日もいきましょう。」
花陽「海未ちゃん!」
タッタッタッ
海未「花陽。今日は、少し早いですね。」
花陽「うん、なんかすっきり目覚めちゃって。」
花陽「今、すっごく身体が軽いんだ♪」
海未「ふふ、花陽も慣れてきたのでしょうか。」
海未「では、今日もいきましょう。」
37: 2014/11/27(木) 07:16:34.50 ID:zdC/DiMM.net
放課後@屋上
花陽(身体が軽い!)
花陽(ステップもちゃんと出来る!)
花陽(ターンだって、何だってできる。)
花陽(これが本当に花陽なのかな!?)
花陽(花陽、少しは変われたのかな?)
花陽(このまま、どんどん良い方向に変われて行けたら…)
花陽(そしたら、きっと凛ちゃんにだって…)
花陽(…あれ?)
花陽(なんだろう?)
自分の身体じゃないみたい
花陽(身体が軽い!)
花陽(ステップもちゃんと出来る!)
花陽(ターンだって、何だってできる。)
花陽(これが本当に花陽なのかな!?)
花陽(花陽、少しは変われたのかな?)
花陽(このまま、どんどん良い方向に変われて行けたら…)
花陽(そしたら、きっと凛ちゃんにだって…)
花陽(…あれ?)
花陽(なんだろう?)
自分の身体じゃないみたい
38: 2014/11/27(木) 07:20:52.29 ID:zdC/DiMM.net
海未「花陽!腕が上がってませんよ!」
花陽(!海未ちゃん…)
花陽(頑張らないと!!)
花陽(…あれ?)
花陽(腕って、どうやってあげるんだっけ?)
花陽(…あれ?)
花陽(どうして空が逆さまに見えるんだろう…?)
花陽(…みんな、どうして駆け寄ってくるの?)
…花陽、変われたんだよね?
凛「かよちん!!!!」
私の記憶は
一旦そこで途切れました
花陽(!海未ちゃん…)
花陽(頑張らないと!!)
花陽(…あれ?)
花陽(腕って、どうやってあげるんだっけ?)
花陽(…あれ?)
花陽(どうして空が逆さまに見えるんだろう…?)
花陽(…みんな、どうして駆け寄ってくるの?)
…花陽、変われたんだよね?
凛「かよちん!!!!」
私の記憶は
一旦そこで途切れました
41: 2014/11/27(木) 07:25:30.53 ID:zdC/DiMM.net
@保健室
パチッ…
目が覚めて最初に飛び込んできたのは
凛ちゃんの泣き顔でした
凛「かよちん!!」
花陽「凛ちゃん…」
花陽「あれ…?練習は…?」
真姫「花陽、アナタ、倒れたのよ。」
花陽「花陽が…?」
花陽(うそ…だって、あんなに身体が軽かったのに?)
凛「かよちん!!」
凛「どうして辛いの黙ってたの!?」
凛「言ってって言ったじゃん!!」
花陽「え、でも、花陽は…」
凛「かよちんの嘘つき!!」
花陽「凛ちゃん…」
パチッ…
目が覚めて最初に飛び込んできたのは
凛ちゃんの泣き顔でした
凛「かよちん!!」
花陽「凛ちゃん…」
花陽「あれ…?練習は…?」
真姫「花陽、アナタ、倒れたのよ。」
花陽「花陽が…?」
花陽(うそ…だって、あんなに身体が軽かったのに?)
凛「かよちん!!」
凛「どうして辛いの黙ってたの!?」
凛「言ってって言ったじゃん!!」
花陽「え、でも、花陽は…」
凛「かよちんの嘘つき!!」
花陽「凛ちゃん…」
42: 2014/11/27(木) 07:29:43.25 ID:zdC/DiMM.net
真姫「花陽…アナタ、過労だそうよ…」
花陽「過労…?でも、あんなに…」
真姫「海未から、聞いたわよ。」
真姫「朝、走ってたんでしょう?」
真姫「…きっとそれね。」
花陽(ああ…海未ちゃん、喋っちゃったんだ…)
凛「ねえかよちん。」
凛「凛、嘘はつかないでって言ったよね。」
凛「なんで、嘘ついたの…?」
花陽「過労…?でも、あんなに…」
真姫「海未から、聞いたわよ。」
真姫「朝、走ってたんでしょう?」
真姫「…きっとそれね。」
花陽(ああ…海未ちゃん、喋っちゃったんだ…)
凛「ねえかよちん。」
凛「凛、嘘はつかないでって言ったよね。」
凛「なんで、嘘ついたの…?」
43: 2014/11/27(木) 07:36:11.48 ID:zdC/DiMM.net
花陽「嘘は…ついてないよ。」
凛「かよちんの嘘つき!!」
凛「どうして、凛に言ってくれなかったの!?」
凛「どうして、海未ちゃんなの!?」
凛「凛なら、絶対かよちんがしんどいの気づいてた!!」
凛「海未ちゃんより、凛の方がかよちんの事知ってるもん!!」
凛「海未ちゃんのせいで「凛ちゃん!!」
花陽「海未ちゃんの…悪口言わないで…」
花陽「全部、花陽が悪いんだから…」
花陽「ぜんぶ…」
凛「かよちんの嘘つき!!」
凛「どうして、凛に言ってくれなかったの!?」
凛「どうして、海未ちゃんなの!?」
凛「凛なら、絶対かよちんがしんどいの気づいてた!!」
凛「海未ちゃんより、凛の方がかよちんの事知ってるもん!!」
凛「海未ちゃんのせいで「凛ちゃん!!」
花陽「海未ちゃんの…悪口言わないで…」
花陽「全部、花陽が悪いんだから…」
花陽「ぜんぶ…」
45: 2014/11/27(木) 07:38:54.69 ID:zdC/DiMM.net
真姫「…凛、言い過ぎよ。」
真姫「海未だけじゃない。」
真姫「気づけなかったのは私たちも一緒よ。」
凛「…ッ!!」
凛「かよちんのバカ!!」
凛「大っ嫌い!!」ダッ
ガラガラガラ…
花陽「凛ちゃん…」
真姫「花陽。」
真姫「私は、誰が悪いって言うつもりはないけど…」
真姫「そんなに私たち、頼りないかしら…?」
花陽「…違うの、真姫ちゃん。」
花陽「真姫ちゃんには、知っててほしい。」
花陽「花陽の…気持ち。」
真姫「…聞くわ。」
真姫「海未だけじゃない。」
真姫「気づけなかったのは私たちも一緒よ。」
凛「…ッ!!」
凛「かよちんのバカ!!」
凛「大っ嫌い!!」ダッ
ガラガラガラ…
花陽「凛ちゃん…」
真姫「花陽。」
真姫「私は、誰が悪いって言うつもりはないけど…」
真姫「そんなに私たち、頼りないかしら…?」
花陽「…違うの、真姫ちゃん。」
花陽「真姫ちゃんには、知っててほしい。」
花陽「花陽の…気持ち。」
真姫「…聞くわ。」
46: 2014/11/27(木) 07:44:24.61 ID:zdC/DiMM.net
………………
真姫「…そう。」
真姫「だから、必氏に隠してたのね…」
花陽「隠してるつもりは無かったんだけどね…えへへ。」
真姫「でも、その気持ちが本当なら。」
真姫「今、凛にとってはマイナスでしかないわ。」
真姫「それに関してだけは、こうなるまで伝えなかった。」
真姫「アナタの責任よ。」
花陽「うん…分かってる。」
花陽「だから…例え嫌われたとしても。」
花陽「ちゃんと伝えるよ。」
真姫「そう…分かったわ。」
真姫「もちろん、私は花陽の味方よ?」
真姫「頑張りなさい。背中は、押してあげる。」
花陽「真姫ちゃん…ありがとう。」
真姫「貸しひとつ、ね。」
真姫「元気になったら、また遊びましょう。」
花陽「うん♪」
真姫「海未を、呼んで来るわ。」
真姫「相当、凹んでたから。」
ガラッ…
花陽「…」
真姫「…そう。」
真姫「だから、必氏に隠してたのね…」
花陽「隠してるつもりは無かったんだけどね…えへへ。」
真姫「でも、その気持ちが本当なら。」
真姫「今、凛にとってはマイナスでしかないわ。」
真姫「それに関してだけは、こうなるまで伝えなかった。」
真姫「アナタの責任よ。」
花陽「うん…分かってる。」
花陽「だから…例え嫌われたとしても。」
花陽「ちゃんと伝えるよ。」
真姫「そう…分かったわ。」
真姫「もちろん、私は花陽の味方よ?」
真姫「頑張りなさい。背中は、押してあげる。」
花陽「真姫ちゃん…ありがとう。」
真姫「貸しひとつ、ね。」
真姫「元気になったら、また遊びましょう。」
花陽「うん♪」
真姫「海未を、呼んで来るわ。」
真姫「相当、凹んでたから。」
ガラッ…
花陽「…」
47: 2014/11/27(木) 07:47:58.46 ID:zdC/DiMM.net
コツコツコツ…
コンコン
海未「花陽。入りますよ。」
ガラッ…
花陽「海未ちゃん…」
花陽「えへへ、倒れちゃったみたいだね。」
花陽「心配かけて、ごめんなさい…」
海未「花陽…」
海未「…すみませんでした。」
花陽「!?」
花陽「海未ちゃん、顔上げて!!」
花陽「花陽が言わなかったのが悪かったんだから…」
海未「いえ。」
海未「それでも、どこかで気づけたはずなんです。」
海未「あんなに毎日、花陽といたのですから。」
コンコン
海未「花陽。入りますよ。」
ガラッ…
花陽「海未ちゃん…」
花陽「えへへ、倒れちゃったみたいだね。」
花陽「心配かけて、ごめんなさい…」
海未「花陽…」
海未「…すみませんでした。」
花陽「!?」
花陽「海未ちゃん、顔上げて!!」
花陽「花陽が言わなかったのが悪かったんだから…」
海未「いえ。」
海未「それでも、どこかで気づけたはずなんです。」
海未「あんなに毎日、花陽といたのですから。」
48: 2014/11/27(木) 07:48:47.42 ID:zdC/DiMM.net
花陽「…それは違うよ、海未ちゃん。」
花陽「花陽は、必氏に隠してた。」
花陽「他でもない、海未ちゃんには知られたくなかったから…」
海未「なぜですか!?」
海未「…なんでも、話せるようになったとおもったのは」
海未「私だけだったのでしょうか…」
花陽「…海未ちゃん、言ってたでしょ?」
花陽「人には言えない秘密があるって。」
花陽「穂乃果ちゃん達にも言えないって。」
花陽「花陽にとっては…それは海未ちゃんだったの。」
海未「なぜ…」
海未「なぜ私には、言えなかったのでしょうか…?」
花陽「それはね…」
花陽「海未ちゃんが、好きだから。」
花陽「花陽は、必氏に隠してた。」
花陽「他でもない、海未ちゃんには知られたくなかったから…」
海未「なぜですか!?」
海未「…なんでも、話せるようになったとおもったのは」
海未「私だけだったのでしょうか…」
花陽「…海未ちゃん、言ってたでしょ?」
花陽「人には言えない秘密があるって。」
花陽「穂乃果ちゃん達にも言えないって。」
花陽「花陽にとっては…それは海未ちゃんだったの。」
海未「なぜ…」
海未「なぜ私には、言えなかったのでしょうか…?」
花陽「それはね…」
花陽「海未ちゃんが、好きだから。」
50: 2014/11/27(木) 07:53:17.17 ID:zdC/DiMM.net
海未「…」
花陽「花陽ね、海未ちゃんみたいになりたかったんだ…」
花陽「何でも出来て、みんなに慕われて。」
花陽「そんな海未ちゃんの事が、好きになったの…」
海未「私は、慕われるような人間では…」
花陽「…でも、思ってた海未ちゃんとは、ちょっと違ったの。」
花陽「いつも真面目な海未ちゃんだったけど。」
花陽「その影ではいっぱい努力してて。」
花陽「そんな海未ちゃんを見て。」
花陽「花陽も、頑張ったら海未ちゃんみたいになれるのかなって。」
花陽「花陽ね、海未ちゃんみたいになりたかったんだ…」
花陽「何でも出来て、みんなに慕われて。」
花陽「そんな海未ちゃんの事が、好きになったの…」
海未「私は、慕われるような人間では…」
花陽「…でも、思ってた海未ちゃんとは、ちょっと違ったの。」
花陽「いつも真面目な海未ちゃんだったけど。」
花陽「その影ではいっぱい努力してて。」
花陽「そんな海未ちゃんを見て。」
花陽「花陽も、頑張ったら海未ちゃんみたいになれるのかなって。」
51: 2014/11/27(木) 07:55:20.49 ID:zdC/DiMM.net
花陽「花陽ね、嬉しかったんだあ…」
花陽「海未ちゃんが、朝一緒に走ろうっていってくれて。」
花陽「花陽の書いた歌詞、よかったっていってくれて。」
花陽「そんな海未ちゃんとちょっとでも長く一緒にいたくて。」
花陽「ちょっと、無理しちゃった…」
花陽「ごめんね、海未ちゃん。」
花陽「変われたと思ってたけど。」
花陽「全然…ダメだったみたい…」
ギュッ…
花陽「海未ちゃんが、朝一緒に走ろうっていってくれて。」
花陽「花陽の書いた歌詞、よかったっていってくれて。」
花陽「そんな海未ちゃんとちょっとでも長く一緒にいたくて。」
花陽「ちょっと、無理しちゃった…」
花陽「ごめんね、海未ちゃん。」
花陽「変われたと思ってたけど。」
花陽「全然…ダメだったみたい…」
ギュッ…
52: 2014/11/27(木) 07:56:11.06 ID:zdC/DiMM.net
花陽「海未ちゃん?」
海未「花陽は、変わりましたよ。」
海未「そして、私も変えてくれました。」
海未「花陽…」
海未「私も貴女が、大好きです。」
花陽「え…?」
海未「花陽は、変わりましたよ。」
海未「そして、私も変えてくれました。」
海未「花陽…」
海未「私も貴女が、大好きです。」
花陽「え…?」
54: 2014/11/27(木) 08:00:18.04 ID:zdC/DiMM.net
海未「貴女だけでは無いのですよ?」
海未「朝のあの時間を心待ちにしていたのは。」
海未「貴女と過ごせる、数少ない時間を。」
海未「私に使ってくれた事が、何よりも嬉しかったんです。」
花陽「海未ちゃん…」
海未「今度こそ、私が貴女を守ります。」
海未「もう、目を離したりもしません。」
海未「貴女だけを、見ています。」
海未「私とともに、歩んではくれませんか?」
海未「朝のあの時間を心待ちにしていたのは。」
海未「貴女と過ごせる、数少ない時間を。」
海未「私に使ってくれた事が、何よりも嬉しかったんです。」
花陽「海未ちゃん…」
海未「今度こそ、私が貴女を守ります。」
海未「もう、目を離したりもしません。」
海未「貴女だけを、見ています。」
海未「私とともに、歩んではくれませんか?」
55: 2014/11/27(木) 08:03:58.10 ID:zdC/DiMM.net
花陽「本当に…本当に、花陽で良いんですか…?」
花陽「まだ、全然変われていないのに…」
海未「変わる事だけが、すべてではありませんよ。」
海未「こうして二人でいるのです。」
海未「足りない所を、補って行けば良いじゃありませんか…」
海未「そのための、パートナー…なんですから。」
花陽「…」
海未「もう一度、聞きます。」
海未「私とともに、歩んではくれませんか?」
海未「私には…貴女が、必要なんです。」
花陽「…はいっ。」
終わり。
花陽「まだ、全然変われていないのに…」
海未「変わる事だけが、すべてではありませんよ。」
海未「こうして二人でいるのです。」
海未「足りない所を、補って行けば良いじゃありませんか…」
海未「そのための、パートナー…なんですから。」
花陽「…」
海未「もう一度、聞きます。」
海未「私とともに、歩んではくれませんか?」
海未「私には…貴女が、必要なんです。」
花陽「…はいっ。」
終わり。
56: 2014/11/27(木) 08:04:30.88 ID:zdC/DiMM.net
一旦おわり
続いてエピローグ行きます
続いてエピローグ行きます
57: 2014/11/27(木) 08:11:59.43 ID:zdC/DiMM.net
Epilogue
@渡り廊下
海未「…もう、体調は大丈夫なんですか?」
花陽「うん、大丈夫。」
花陽「心配かけてごめんなさい…」
海未「…本当ですよ。」
海未「それから、他の皆にもきちんと謝っておくんですよ?」
海未「皆、花陽の事を心配してたのですから。」
花陽「ありがとう、海未ちゃん。」
海未「私は…花陽に想いが通じただけで、満足ですから///」
花陽「クスッ…」
海未「わ、笑わないでください!」
海未「私は真剣なんですから!!」
花陽「…はい、分かってます。」
花陽「海未ちゃんの気持ち、ちゃんと届いたから。」
花陽「花陽も、海未ちゃんが大好きです///」
海未「は、花陽…こんなところで…///」
花陽「あ…」
花陽「凛ちゃん。」
@渡り廊下
海未「…もう、体調は大丈夫なんですか?」
花陽「うん、大丈夫。」
花陽「心配かけてごめんなさい…」
海未「…本当ですよ。」
海未「それから、他の皆にもきちんと謝っておくんですよ?」
海未「皆、花陽の事を心配してたのですから。」
花陽「ありがとう、海未ちゃん。」
海未「私は…花陽に想いが通じただけで、満足ですから///」
花陽「クスッ…」
海未「わ、笑わないでください!」
海未「私は真剣なんですから!!」
花陽「…はい、分かってます。」
花陽「海未ちゃんの気持ち、ちゃんと届いたから。」
花陽「花陽も、海未ちゃんが大好きです///」
海未「は、花陽…こんなところで…///」
花陽「あ…」
花陽「凛ちゃん。」
58: 2014/11/27(木) 08:15:14.31 ID:zdC/DiMM.net
@靴箱前
海未「…」
海未「凛…実は…」
花陽「海未ちゃん。」
花陽「花陽から、話すから…」
花陽「…ねえ、凛ちゃん。」
凛「…」
花陽「花陽ね、嘘ついたつもりは無かったんだ。」
花陽「本当に、変われたと思ってた。」
花陽「体力、ついたと思ってたの…」
花陽「だから、倒れたのは誰のせいでもない…」
花陽「花陽の自己管理が甘かったの。」
凛「…」
花陽「でも…結果的に裏切ったのは花陽のほうだし。」
花陽「凛ちゃんに心配かけちゃった…」
花陽「ごめんなさい。」
花陽「許してもらえないかもしれないけど…」
花陽「これが、花陽の気持ちです。」
海未「…」
海未「凛…実は…」
花陽「海未ちゃん。」
花陽「花陽から、話すから…」
花陽「…ねえ、凛ちゃん。」
凛「…」
花陽「花陽ね、嘘ついたつもりは無かったんだ。」
花陽「本当に、変われたと思ってた。」
花陽「体力、ついたと思ってたの…」
花陽「だから、倒れたのは誰のせいでもない…」
花陽「花陽の自己管理が甘かったの。」
凛「…」
花陽「でも…結果的に裏切ったのは花陽のほうだし。」
花陽「凛ちゃんに心配かけちゃった…」
花陽「ごめんなさい。」
花陽「許してもらえないかもしれないけど…」
花陽「これが、花陽の気持ちです。」
59: 2014/11/27(木) 08:20:30.34 ID:zdC/DiMM.net
花陽「…それにね?」
花陽「海未ちゃんと、付き合う事になったよ。」
凛「!……」
花陽「花陽ね、ずっと前から、海未ちゃんの事が好きだったの。」
花陽「これは、凛ちゃんにも言えなかった。」
花陽「…ううん、凛ちゃんだから言えなかった。」
花陽「ずっと、隠してきたから…」
花陽「海未ちゃんと、付き合う事になったよ。」
凛「!……」
花陽「花陽ね、ずっと前から、海未ちゃんの事が好きだったの。」
花陽「これは、凛ちゃんにも言えなかった。」
花陽「…ううん、凛ちゃんだから言えなかった。」
花陽「ずっと、隠してきたから…」
60: 2014/11/27(木) 08:25:26.31 ID:zdC/DiMM.net
凛「…いつから?」
花陽「もう…覚えてないや…」
花陽「いつの間にか、好きになってた。」
凛「凛よりも…好きなの?」
花陽「凛ちゃんの事は、もちろん大好きだよ?」
花陽「今でも、一番の親友だと思ってる。」
花陽「でも、この気持ちが恋愛に変わる事はないんです…」
凛「そっか…」
花陽「…」
花陽「花陽は…」
花陽「たとえ、凛ちゃんに嫌われようと。」
花陽「μ'sのみんなに嫌われようと…」
花陽「花陽は、海未ちゃんのそばにいたいんです!!」
凛「…」
凛「…」
花陽「凛ちゃん…」
花陽「もう…覚えてないや…」
花陽「いつの間にか、好きになってた。」
凛「凛よりも…好きなの?」
花陽「凛ちゃんの事は、もちろん大好きだよ?」
花陽「今でも、一番の親友だと思ってる。」
花陽「でも、この気持ちが恋愛に変わる事はないんです…」
凛「そっか…」
花陽「…」
花陽「花陽は…」
花陽「たとえ、凛ちゃんに嫌われようと。」
花陽「μ'sのみんなに嫌われようと…」
花陽「花陽は、海未ちゃんのそばにいたいんです!!」
凛「…」
凛「…」
花陽「凛ちゃん…」
61: 2014/11/27(木) 08:27:09.22 ID:zdC/DiMM.net
凛「ふ…」
凛「ふーん!!」
凛「なら、仕方ないにゃー!!」
凛「いいよ、海未ちゃんならかよちん任せられる!」
凛「…あーあ、かよちん海未ちゃんにとられちゃった!!」
花陽「凛ちゃん…」
凛「でも!凛はかよちんの一番の親友にゃ!!」
凛「これは海未ちゃんにも譲れないにゃ!!」
海未「凛…」
凛「そ・の・か・わ・り!」
凛「海未ちゃん!かよちんの恋人になるんだから。」
凛「絶対泣かさない事を凛に誓うにゃ!!」
凛「分かったかにゃ!?」
海未「…」
海未「…ええ。誓います。」
海未「花陽は、私が一生涯守り抜きます。」
凛「ふーん!!」
凛「なら、仕方ないにゃー!!」
凛「いいよ、海未ちゃんならかよちん任せられる!」
凛「…あーあ、かよちん海未ちゃんにとられちゃった!!」
花陽「凛ちゃん…」
凛「でも!凛はかよちんの一番の親友にゃ!!」
凛「これは海未ちゃんにも譲れないにゃ!!」
海未「凛…」
凛「そ・の・か・わ・り!」
凛「海未ちゃん!かよちんの恋人になるんだから。」
凛「絶対泣かさない事を凛に誓うにゃ!!」
凛「分かったかにゃ!?」
海未「…」
海未「…ええ。誓います。」
海未「花陽は、私が一生涯守り抜きます。」
62: 2014/11/27(木) 08:30:37.53 ID:zdC/DiMM.net
凛「…うん!」
凛「なら安心だにゃ!!」
凛「今日は二人で帰るんでしょ?」
凛「お邪魔虫は先に行くにゃ!!」
凛「ばいば~い♪」
タッタッタッ…
花陽「凛ちゃん…」
海未「花陽、行きましょう…」
……………………
真姫「…よく、我慢したわね。」
ギュッ…
凛「うぅ…かよ、ちんには…うみちゃんがお似合いだもん…」グスッ
真姫「…そうね。」
真姫「海未なら…安心ね。」
凛「真姫ちゃあん…」
真姫「いいわ。今日は私の胸、貸してあげる。」
凛「~~~~~!!!」
………………………
凛「なら安心だにゃ!!」
凛「今日は二人で帰るんでしょ?」
凛「お邪魔虫は先に行くにゃ!!」
凛「ばいば~い♪」
タッタッタッ…
花陽「凛ちゃん…」
海未「花陽、行きましょう…」
……………………
真姫「…よく、我慢したわね。」
ギュッ…
凛「うぅ…かよ、ちんには…うみちゃんがお似合いだもん…」グスッ
真姫「…そうね。」
真姫「海未なら…安心ね。」
凛「真姫ちゃあん…」
真姫「いいわ。今日は私の胸、貸してあげる。」
凛「~~~~~!!!」
………………………
65: 2014/11/27(木) 08:36:46.91 ID:zdC/DiMM.net
@校門前
希「よっ♪お二人さん!」
海未「希!?」
ことり「ことりもいるよぉ~♪」
海未「なるほど…」
海未「花陽が相談したのは、この二人だったのですね。」
花陽「う、うん…」
海未「いささか、人選ミスな気もしますが…」
希「ひどいなあ、海未ちゃん。」
希「応援してたのに…」
海未「ええ、ふたりには感謝してますよ。」
海未「…ありがとうございます。」ペコッ
ことり「う、海未ちゃぁん…ウルッ」
花陽「は、花陽からも、ありがとうございました!!」
花陽「お二人のおかげで、今の花陽がいます!!」
希「花陽ちゃん、それは大げさやで?」
ことり「そうだよ!花陽ちゃんが変わりたいって願ったから。」
ことり「今、花陽ちゃんは海未ちゃんの隣にいるんだよ♪」
花陽「…それでも、二人に支えてもらったから。」
花陽「花陽は、こうしていられるんです!」
花陽「ありがとうございました!!」
希「よっ♪お二人さん!」
海未「希!?」
ことり「ことりもいるよぉ~♪」
海未「なるほど…」
海未「花陽が相談したのは、この二人だったのですね。」
花陽「う、うん…」
海未「いささか、人選ミスな気もしますが…」
希「ひどいなあ、海未ちゃん。」
希「応援してたのに…」
海未「ええ、ふたりには感謝してますよ。」
海未「…ありがとうございます。」ペコッ
ことり「う、海未ちゃぁん…ウルッ」
花陽「は、花陽からも、ありがとうございました!!」
花陽「お二人のおかげで、今の花陽がいます!!」
希「花陽ちゃん、それは大げさやで?」
ことり「そうだよ!花陽ちゃんが変わりたいって願ったから。」
ことり「今、花陽ちゃんは海未ちゃんの隣にいるんだよ♪」
花陽「…それでも、二人に支えてもらったから。」
花陽「花陽は、こうしていられるんです!」
花陽「ありがとうございました!!」
66: 2014/11/27(木) 08:40:23.18 ID:zdC/DiMM.net
@並木道
海未「…」
花陽「…」
海未「花陽…」
花陽「なあに、海未ちゃん?」
海未「花陽は凛に。」
海未「『たとえ、凛ちゃんに嫌われようと。』
『μ'sのみんなに嫌われようと…』
『花陽は、海未ちゃんのそばにいたいんです!!』」
海未「こう…言ってくれましたね。」
花陽「あ!あれは!えっとその…勢いで…///」
海未「おや、ではあれは嘘だったのですか?」
花陽「い、いや!嘘でもなくて!!」
花陽「ほ、本当…です…///」
海未「…」
花陽「…」
海未「花陽…」
花陽「なあに、海未ちゃん?」
海未「花陽は凛に。」
海未「『たとえ、凛ちゃんに嫌われようと。』
『μ'sのみんなに嫌われようと…』
『花陽は、海未ちゃんのそばにいたいんです!!』」
海未「こう…言ってくれましたね。」
花陽「あ!あれは!えっとその…勢いで…///」
海未「おや、ではあれは嘘だったのですか?」
花陽「い、いや!嘘でもなくて!!」
花陽「ほ、本当…です…///」
67: 2014/11/27(木) 08:48:16.87 ID:zdC/DiMM.net
海未「…ふふ。少し、意地悪しすぎましたね。」
海未「私も、花陽と同じ気持ちです。」
海未「たとえ、穂乃果達と縁を切ろうとも…」
海未「貴女と共に生きて行きたいです。」
海未「心から…そう、思っています。」
花陽「海未ちゃん…」
海未「それに、花陽はかわりましたよ。」
花陽「え…?」
海未「前までの花陽なら、凛に自分から言えなかったでしょう。」
海未「貴女も、ちゃんと変われるのですよ。」
海未「…格好よかったです。」
花陽「…ありがとう。」
海未「私も、花陽と同じ気持ちです。」
海未「たとえ、穂乃果達と縁を切ろうとも…」
海未「貴女と共に生きて行きたいです。」
海未「心から…そう、思っています。」
花陽「海未ちゃん…」
海未「それに、花陽はかわりましたよ。」
花陽「え…?」
海未「前までの花陽なら、凛に自分から言えなかったでしょう。」
海未「貴女も、ちゃんと変われるのですよ。」
海未「…格好よかったです。」
花陽「…ありがとう。」
68: 2014/11/27(木) 08:49:17.21 ID:zdC/DiMM.net
海未「…私は、花陽の事を愛しています。」
海未「凛に誓って…ですね。」クスッ
花陽「ふふっ。」
花陽「じゃあ、花陽も…」
花陽「凛ちゃんに誓って。」
花陽「ただ一人、海未ちゃんだけを。」
花陽「…愛しています。」
海未「…花陽。」
海未「手を…つないで帰りましょうか///」
花陽「…うんっ♪///」
ほんとーにおわり。
海未「凛に誓って…ですね。」クスッ
花陽「ふふっ。」
花陽「じゃあ、花陽も…」
花陽「凛ちゃんに誓って。」
花陽「ただ一人、海未ちゃんだけを。」
花陽「…愛しています。」
海未「…花陽。」
海未「手を…つないで帰りましょうか///」
花陽「…うんっ♪///」
ほんとーにおわり。
69: 2014/11/27(木) 08:53:49.94 ID:zdC/DiMM.net
早朝からスタートして
最後まで呼んでくれた人ありがとう!!
マイナーカプ(?)のことえりに続いて、うみぱなでした!
他にももしこれが見たいってのあったら考えてみるけど…
とりあえず、今までの貼っておきます
良かったら見てください。
真姫「にこちゃんと付き合いたい。」
絵里「希と付き合いたい」
ことり「絵里ちゃん、付き合ってほしいの!」
次たてるとしても同じ感じにすると思うから
たこやきが立ててたら覗いてみてください。
ではでは、長い間ありがとうございました!!
最後まで呼んでくれた人ありがとう!!
マイナーカプ(?)のことえりに続いて、うみぱなでした!
他にももしこれが見たいってのあったら考えてみるけど…
とりあえず、今までの貼っておきます
良かったら見てください。
真姫「にこちゃんと付き合いたい。」
絵里「希と付き合いたい」
ことり「絵里ちゃん、付き合ってほしいの!」
次たてるとしても同じ感じにすると思うから
たこやきが立ててたら覗いてみてください。
ではでは、長い間ありがとうございました!!
70: 2014/11/27(木) 09:26:36.00 ID:P5NoxMBY.net
乙!
引用元: 花陽「凛ちゃんには言えないよ。」
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