1: 2014/12/01(月) 04:00:52.41 ID:VY3flR90.net
ショッピングモール
にこ「今日はいつになく混んでるわね…」
にこ「なにか、イベントあったかしら?」
にこ「あ、インフォメーション。」
にこ「どれどれ?」
=============
本日限定!
当モール内のお買い上げ金額
3000円以上の方限定!
即日引き換え抽選会開催中!
一階イベントカウンターにて
行っております。
ぜひご参加ください。
=============
にこ「ふ~ん。」
にこ「こんなのやってるんだ…」
にこ「…」チラッ
にこ「…無理ね。」
にこ「今日はいつになく混んでるわね…」
にこ「なにか、イベントあったかしら?」
にこ「あ、インフォメーション。」
にこ「どれどれ?」
=============
本日限定!
当モール内のお買い上げ金額
3000円以上の方限定!
即日引き換え抽選会開催中!
一階イベントカウンターにて
行っております。
ぜひご参加ください。
=============
にこ「ふ~ん。」
にこ「こんなのやってるんだ…」
にこ「…」チラッ
にこ「…無理ね。」
2: 2014/12/01(月) 04:02:23.80 ID:VY3flR90.net
にこ(さっき買ったグロスとチークで1200円。)
にこ(手持ちはいくらかあるけど、夕飯代だし。)
にこ(そもそも、商品すら見てないのにね)クスッ
にこ「…でも、気になるわね。」
…………………
にこ「…ここね、イベントカウンターって。」
にこ「なになに…?」
にこ「あと残ってるのは…」
1等:海外旅行券
2等:温泉宿宿泊券
3等:モール商品券1万円分
4等:フードプロセッサー
5等:日用品詰め合わせ
にこ「…」
にこ(なるほど。)
にこ(1等と4等はもう終了。)
にこ(にことしては日用品か商品券が欲しい所だけれど…)
にこ「…やめときましょ。」
にこ「当たる確率なんて低いし。」
にこ「そのために2000円は使えないわ。」
にこ(手持ちはいくらかあるけど、夕飯代だし。)
にこ(そもそも、商品すら見てないのにね)クスッ
にこ「…でも、気になるわね。」
…………………
にこ「…ここね、イベントカウンターって。」
にこ「なになに…?」
にこ「あと残ってるのは…」
1等:海外旅行券
2等:温泉宿宿泊券
3等:モール商品券1万円分
4等:フードプロセッサー
5等:日用品詰め合わせ
にこ「…」
にこ(なるほど。)
にこ(1等と4等はもう終了。)
にこ(にことしては日用品か商品券が欲しい所だけれど…)
にこ「…やめときましょ。」
にこ「当たる確率なんて低いし。」
にこ「そのために2000円は使えないわ。」
3: 2014/12/01(月) 04:07:39.13 ID:VY3flR90.net
にこ「…仕方ない。」
にこ「こういうのは見てたら欲しくなっちゃうし。」
にこ「さっさと離れよっと。」
絵里「…にこ?」
にこ「あら、絵里じゃない。」
絵里「にこもイベントを見に来たの?」
にこ「ええ、何が残ってるかと思って。」
にこ「3等か5等が欲しいけど。」
にこ「そのためにお金は使えないわ。」
絵里「そうなの…」
にこ「絵里は、引きにきたの?」
絵里「そうね。せっかく買い物したし…」
絵里「そうだにこ。」
絵里「にこは、いくらのレシート持ってるの?」
にこ「こういうのは見てたら欲しくなっちゃうし。」
にこ「さっさと離れよっと。」
絵里「…にこ?」
にこ「あら、絵里じゃない。」
絵里「にこもイベントを見に来たの?」
にこ「ええ、何が残ってるかと思って。」
にこ「3等か5等が欲しいけど。」
にこ「そのためにお金は使えないわ。」
絵里「そうなの…」
にこ「絵里は、引きにきたの?」
絵里「そうね。せっかく買い物したし…」
絵里「そうだにこ。」
絵里「にこは、いくらのレシート持ってるの?」
4: 2014/12/01(月) 04:13:06.04 ID:VY3flR90.net
にこ「さっき買ったコスメの分で、1200円よ。」
絵里「なら、ちょうどいいわ!」
絵里「私、さっきコートを買ったのだけれど。」
絵里「5000ちょっとだったから惜しいなと思ってたのよ。」
絵里「私のと合わせて、二回引きましょう?」
にこ「にこはいいけど…いいの?」
にこ「アンタからしたら損じゃない?」
絵里「いいのよ。」
絵里「そのために何か買うのももったいないし。」
絵里「二人で合わせて一回多く引けるなら、それに越したことはないわ。」
にこ「そ?」
にこ「じゃあ、ありがたく引かせてもらうわ。」
絵里「ええ。」
絵里「それじゃあ、並びましょうか。」
絵里「なら、ちょうどいいわ!」
絵里「私、さっきコートを買ったのだけれど。」
絵里「5000ちょっとだったから惜しいなと思ってたのよ。」
絵里「私のと合わせて、二回引きましょう?」
にこ「にこはいいけど…いいの?」
にこ「アンタからしたら損じゃない?」
絵里「いいのよ。」
絵里「そのために何か買うのももったいないし。」
絵里「二人で合わせて一回多く引けるなら、それに越したことはないわ。」
にこ「そ?」
にこ「じゃあ、ありがたく引かせてもらうわ。」
絵里「ええ。」
絵里「それじゃあ、並びましょうか。」
5: 2014/12/01(月) 04:18:08.64 ID:VY3flR90.net
カランカラーン
<5等でました~!大当たり~!
絵里「あら、引かれちゃったわね…」
にこ「いいえ、まだ3等がある!」
絵里「…」
絵里「ふふっ。」
にこ「…何がおかしいのよ?」
絵里「いいえ。」
絵里「あんまりにこと二人で話す事無かったから、新鮮で。」
絵里「しかも、話してる事は福引きの事だし…」クスッ
にこ「確かに、斬新すぎるわね。」
絵里「ねえ、にこ。」
絵里「もしこの後予定が無いなら、お話しない?」
絵里「せっかく会ったんだし。」
にこ「そうね…あんまり二人ってなかったし。」
にこ「たまには良いかもね。」
絵里「ありがとう。」
絵里「さあ、私たちの番よ?」
にこ「よしっ!」
<5等でました~!大当たり~!
絵里「あら、引かれちゃったわね…」
にこ「いいえ、まだ3等がある!」
絵里「…」
絵里「ふふっ。」
にこ「…何がおかしいのよ?」
絵里「いいえ。」
絵里「あんまりにこと二人で話す事無かったから、新鮮で。」
絵里「しかも、話してる事は福引きの事だし…」クスッ
にこ「確かに、斬新すぎるわね。」
絵里「ねえ、にこ。」
絵里「もしこの後予定が無いなら、お話しない?」
絵里「せっかく会ったんだし。」
にこ「そうね…あんまり二人ってなかったし。」
にこ「たまには良いかもね。」
絵里「ありがとう。」
絵里「さあ、私たちの番よ?」
にこ「よしっ!」
6: 2014/12/01(月) 04:23:47.49 ID:VY3flR90.net
にこ「商品券商品券ショウヒンケン…」
にこ「それっ!」
ガラガラガラガラ…
コトンッ
<はーい、参加賞ねー
にこ「ぐぬぬ…。」
にこ「どうして当たらないのよっ!!」
絵里「にこ、そんな熱くならないの。」
絵里「ダメで元々、でしょう?」
にこ「そうだけど…」
絵里「さて、私もはずれかな?」
ガラガラガラガラ…
コトンッ
カランカランカランカラーン!!!!
<2等でましたー!!大当たりー!!
絵里「…へっ?」
にこ「それっ!」
ガラガラガラガラ…
コトンッ
<はーい、参加賞ねー
にこ「ぐぬぬ…。」
にこ「どうして当たらないのよっ!!」
絵里「にこ、そんな熱くならないの。」
絵里「ダメで元々、でしょう?」
にこ「そうだけど…」
絵里「さて、私もはずれかな?」
ガラガラガラガラ…
コトンッ
カランカランカランカラーン!!!!
<2等でましたー!!大当たりー!!
絵里「…へっ?」
7: 2014/12/01(月) 04:26:51.71 ID:VY3flR90.net
モール内カフェ
にこ「…」
絵里「…」
にこ「アンタ、意外とすごいのね。」
絵里「私もまさか、当たるなんて…」
にこ「まあ、それは当てたアンタの物だし。」
にこ「好きにつかいなさいな。」
にこ「にこは、引けただけで満足だから。」
絵里「その割には、悔しがってたけどね。」
にこ「だって、当てれるなら当てたいじゃない!」
絵里「それもそうね。」
にこ「…で、誰と行くのよ?」
にこ「希?」
絵里「…それなんだけどね、にこ。」
絵里「一緒に行かないかしら?」
にこ「…え?」
にこ「…」
絵里「…」
にこ「アンタ、意外とすごいのね。」
絵里「私もまさか、当たるなんて…」
にこ「まあ、それは当てたアンタの物だし。」
にこ「好きにつかいなさいな。」
にこ「にこは、引けただけで満足だから。」
絵里「その割には、悔しがってたけどね。」
にこ「だって、当てれるなら当てたいじゃない!」
絵里「それもそうね。」
にこ「…で、誰と行くのよ?」
にこ「希?」
絵里「…それなんだけどね、にこ。」
絵里「一緒に行かないかしら?」
にこ「…え?」
8: 2014/12/01(月) 04:27:24.67 ID:VY3flR90.net
絵里「もし、にこが良いのなら。」
絵里「にこと、行きたいなって…」
にこ「でも、そんなの悪いわよ…」
にこ「亜里沙ちゃんでも、連れて行ってあげたら?」
絵里「にこは、私とじゃ嫌かしら?」
にこ「べ、別に嫌とかじゃ…///」
絵里「さっき言ったじゃない?」
絵里「あんまり、話す事無かったって。」
絵里「よければ、これを機にもっと仲良くなりたくて。」
にこ「絵里…」
絵里「ほら、私たちもうすぐ卒業でしょう?」
絵里「それまでに、にこや希とは出来るだけ仲良くしたいのよ。」
絵里「私と、友達になってくれたから…」
にこ「…」
にこ「絵里にそんなこと言われちゃ、断れないじゃない。」
にこ「いいわ、行きましょう。」
にこ「それで、もっと仲良く…ね?」
絵里「にこ…!」
絵里「にこと、行きたいなって…」
にこ「でも、そんなの悪いわよ…」
にこ「亜里沙ちゃんでも、連れて行ってあげたら?」
絵里「にこは、私とじゃ嫌かしら?」
にこ「べ、別に嫌とかじゃ…///」
絵里「さっき言ったじゃない?」
絵里「あんまり、話す事無かったって。」
絵里「よければ、これを機にもっと仲良くなりたくて。」
にこ「絵里…」
絵里「ほら、私たちもうすぐ卒業でしょう?」
絵里「それまでに、にこや希とは出来るだけ仲良くしたいのよ。」
絵里「私と、友達になってくれたから…」
にこ「…」
にこ「絵里にそんなこと言われちゃ、断れないじゃない。」
にこ「いいわ、行きましょう。」
にこ「それで、もっと仲良く…ね?」
絵里「にこ…!」
9: 2014/12/01(月) 04:32:14.85 ID:VY3flR90.net
週末
10:20 駅前
絵里「にこ…遅いわね。」
絵里「電話してみようかしら?」
<絵里ー!
絵里「にこ!」
にこ「はあはあ…ごめん、遅れちゃって。」
にこ「妹達の世話してたらこんな時間に…」
絵里「いいのよ。」
絵里「とりあえず、急ぎましょう?」
にこ「…うん。」
…………………
絵里「ふう…電車、乗り過ごしちゃったわね。」
にこ「ごめん、絵里。」
絵里「本当にいいのよ。」
絵里「早くついたって、遊ぶだけだし。」
絵里「今回の目的は、にこと仲良くなる事だから。」
にこ「それでも…ごめん。」
にこ「最悪のスタートね…」
10:20 駅前
絵里「にこ…遅いわね。」
絵里「電話してみようかしら?」
<絵里ー!
絵里「にこ!」
にこ「はあはあ…ごめん、遅れちゃって。」
にこ「妹達の世話してたらこんな時間に…」
絵里「いいのよ。」
絵里「とりあえず、急ぎましょう?」
にこ「…うん。」
…………………
絵里「ふう…電車、乗り過ごしちゃったわね。」
にこ「ごめん、絵里。」
絵里「本当にいいのよ。」
絵里「早くついたって、遊ぶだけだし。」
絵里「今回の目的は、にこと仲良くなる事だから。」
にこ「それでも…ごめん。」
にこ「最悪のスタートね…」
10: 2014/12/01(月) 04:36:09.50 ID:VY3flR90.net
ペシッ
にこ「いたっ!?」
絵里「そんなこと言わないの。」
絵里「別に、少し遅れたくらいで怒ったりしないわよ。」
絵里「それより、今からを楽しみましょう?」
にこ「絵里…」
絵里「そんなテンションでずっといるより。」
絵里「こっちの方が楽しいわよ?」
にこ「もう…アリガト」
絵里「ふふっ。じゃあ、次の鈍行に乗って途中で乗り換えましょうか。」
にこ「わかったわ!」
…………………
絵里「乗換駅に着いたわね。」
にこ「少し、乗り継ぎまでに時間あるみたいね。」
絵里「どうかしら、にこ。」
絵里「駅弁を買ってみるとか。」
にこ「美味しそうね…乗った!」
にこ「いたっ!?」
絵里「そんなこと言わないの。」
絵里「別に、少し遅れたくらいで怒ったりしないわよ。」
絵里「それより、今からを楽しみましょう?」
にこ「絵里…」
絵里「そんなテンションでずっといるより。」
絵里「こっちの方が楽しいわよ?」
にこ「もう…アリガト」
絵里「ふふっ。じゃあ、次の鈍行に乗って途中で乗り換えましょうか。」
にこ「わかったわ!」
…………………
絵里「乗換駅に着いたわね。」
にこ「少し、乗り継ぎまでに時間あるみたいね。」
絵里「どうかしら、にこ。」
絵里「駅弁を買ってみるとか。」
にこ「美味しそうね…乗った!」
11: 2014/12/01(月) 04:40:48.12 ID:VY3flR90.net
………………………
絵里「こっち方面に行く人、あんまりいないのね。」
絵里「余裕で座れて、ちょっと拍子抜けかも。」
にこ「まあ、ゆっくり駅弁食べれるし、いいんじゃない?」
絵里「…それもそうね。」
絵里「じゃあ、食べましょうか♪」
にこ「はーい!」
ガサゴソ…
絵里「あれ?」
にこ「どうしたの?」
絵里「私の、お箸が入ってないみたいなの…」
にこ「ええっ?」
にこ「どーすんのよ…」
絵里「うう…目の前にあるのに、お預けなんて…」グスッ
にこ「…!」
にこ「ねえ絵里。」
にこ「たしか観光ガイド持ってきてたわよね?」
にこ「それ、貸してくれない?」
絵里「いいけど…どうするの?」
絵里「こっち方面に行く人、あんまりいないのね。」
絵里「余裕で座れて、ちょっと拍子抜けかも。」
にこ「まあ、ゆっくり駅弁食べれるし、いいんじゃない?」
絵里「…それもそうね。」
絵里「じゃあ、食べましょうか♪」
にこ「はーい!」
ガサゴソ…
絵里「あれ?」
にこ「どうしたの?」
絵里「私の、お箸が入ってないみたいなの…」
にこ「ええっ?」
にこ「どーすんのよ…」
絵里「うう…目の前にあるのに、お預けなんて…」グスッ
にこ「…!」
にこ「ねえ絵里。」
にこ「たしか観光ガイド持ってきてたわよね?」
にこ「それ、貸してくれない?」
絵里「いいけど…どうするの?」
13: 2014/12/01(月) 04:43:33.89 ID:VY3flR90.net
にこ「まあ見てなさい。」
にこ「テーブルの端ににこの割った割り箸を半分出して置いて。」
にこ「その上から、ガイドを重ねる。」
にこ「そして…ふんっ!」
パキッ
絵里「えっ?すごい!」
絵里「綺麗に割れたわ!」
にこ「よかった、成功して。」
絵里「よく、こんなの思いついたわね…」
にこ「前に、誰かが言ってたから。」
にこ「瞬間的に手を振り下ろせば大気圧がどうのこうのって。」
絵里「…ありがとう、にこ。」
にこ「朝、遅れたお詫びよ。」
にこ「もっとも、これで返せたとも思ってないけど。」
絵里「十分よ。」
絵里「それじゃ、いただきましょうか。」
にこ「いただきますっ。」
にこ「テーブルの端ににこの割った割り箸を半分出して置いて。」
にこ「その上から、ガイドを重ねる。」
にこ「そして…ふんっ!」
パキッ
絵里「えっ?すごい!」
絵里「綺麗に割れたわ!」
にこ「よかった、成功して。」
絵里「よく、こんなの思いついたわね…」
にこ「前に、誰かが言ってたから。」
にこ「瞬間的に手を振り下ろせば大気圧がどうのこうのって。」
絵里「…ありがとう、にこ。」
にこ「朝、遅れたお詫びよ。」
にこ「もっとも、これで返せたとも思ってないけど。」
絵里「十分よ。」
絵里「それじゃ、いただきましょうか。」
にこ「いただきますっ。」
15: 2014/12/01(月) 04:47:27.99 ID:VY3flR90.net
………………………
絵里「美味しかったわね。」
にこ「大満足にこ♪」
絵里「…あら。」
絵里「今日初めて、アイドルモードを見たわね。」
にこ「モードとか言わない!」
にこ「ただ、朝のがやっぱり気になってたし…」
絵里「それ以上言うと、またチョップするわよ?」
にこ「それは嫌。」
絵里「ふふっ。もう忘れましょう?」
絵里「…それに。」
絵里「素のにこの方が、私は好きよ?」
にこ「…ふんっ。素のにこを見れる数少ないチャンスねっ。」
絵里「もう、にこったら…。」
絵里「美味しかったわね。」
にこ「大満足にこ♪」
絵里「…あら。」
絵里「今日初めて、アイドルモードを見たわね。」
にこ「モードとか言わない!」
にこ「ただ、朝のがやっぱり気になってたし…」
絵里「それ以上言うと、またチョップするわよ?」
にこ「それは嫌。」
絵里「ふふっ。もう忘れましょう?」
絵里「…それに。」
絵里「素のにこの方が、私は好きよ?」
にこ「…ふんっ。素のにこを見れる数少ないチャンスねっ。」
絵里「もう、にこったら…。」
16: 2014/12/01(月) 04:48:19.28 ID:VY3flR90.net
目的地駅前
絵里「やっぱり山の方だから。」
絵里「秋葉原より寒いわね。」
にこ「まあね…でも、こっちの方がらしいじゃない。」
絵里「それもそうね。」
絵里「先に荷物を置きに行きましょうか。」
にこ「その後はじっくり探索にこっ!!」
………………………
温泉宿
絵里「…ええ、予約していた絢瀬です。」
絵里「…はい、大人2名で。」
絵里「はい…ふふっ。違いますよ。」
にこ「…部屋わかった?」
絵里「ええ…ふふっ。」
にこ「どうしたのよ。」
絵里「いや…旅館の方がね?」
絵里「姉妹で仲いいですね、って♪」
にこ「ちょっと!どういうことよ!?」
絵里「さあ、行きましょう、にこちゃん?」クスクス
にこ「ちょっと絵里!!待ちなさい!!」
絵里「やっぱり山の方だから。」
絵里「秋葉原より寒いわね。」
にこ「まあね…でも、こっちの方がらしいじゃない。」
絵里「それもそうね。」
絵里「先に荷物を置きに行きましょうか。」
にこ「その後はじっくり探索にこっ!!」
………………………
温泉宿
絵里「…ええ、予約していた絢瀬です。」
絵里「…はい、大人2名で。」
絵里「はい…ふふっ。違いますよ。」
にこ「…部屋わかった?」
絵里「ええ…ふふっ。」
にこ「どうしたのよ。」
絵里「いや…旅館の方がね?」
絵里「姉妹で仲いいですね、って♪」
にこ「ちょっと!どういうことよ!?」
絵里「さあ、行きましょう、にこちゃん?」クスクス
にこ「ちょっと絵里!!待ちなさい!!」
17: 2014/12/01(月) 04:52:07.01 ID:VY3flR90.net
宿泊部屋
にこ「…へえ。」
にこ「結構綺麗なところじゃない。」
絵里「そうね…」
絵里「窓から温泉街が見えるのも良いわね。」
にこ「縁側みたいなベランダもあるのね。」
にこ「気に入ったわ。」
絵里「それは良かったわ。」
絵里「ねえ、にこ。」
絵里「先に、ここの温泉に入ってから外に出ない?」
にこ「…いいわね♪」
にこ「せっかく入り放題なんだし。」
にこ「入らなきゃもったいないわね!」
絵里「ええ、行きましょう。」
にこ「…へえ。」
にこ「結構綺麗なところじゃない。」
絵里「そうね…」
絵里「窓から温泉街が見えるのも良いわね。」
にこ「縁側みたいなベランダもあるのね。」
にこ「気に入ったわ。」
絵里「それは良かったわ。」
絵里「ねえ、にこ。」
絵里「先に、ここの温泉に入ってから外に出ない?」
にこ「…いいわね♪」
にこ「せっかく入り放題なんだし。」
にこ「入らなきゃもったいないわね!」
絵里「ええ、行きましょう。」
18: 2014/12/01(月) 04:54:57.25 ID:VY3flR90.net
室内温泉
にこ「くうぅ~。気持ちいいわね。」
絵里「そうね…」
絵里「なんだか、こんなにゆっくりするのも久々かも。」
にこ「最近は、特に忙しかったからね。」
にこ「今回来れたのも、みんなが時間とってくれたからだし。」
絵里「ええ…」
絵里「だからみんなの分も楽しんで。」
絵里「いっぱいお土産買って帰りましょう?」
にこ「そうね。」
にこ「でも、こんなこと言ったらあれだけど。」
にこ「希も来れたら良かったのにね。」
絵里「それはそうだけど…」
絵里「でも、私がにこを誘ったから。」
にこ「…分かってる。」
にこ「でも、にこも希も、理由は違うけど長い間一人だったから。」
にこ「なんとなく…負い目を感じるの。」
絵里「にこ…」
ギュッ
にこ「くうぅ~。気持ちいいわね。」
絵里「そうね…」
絵里「なんだか、こんなにゆっくりするのも久々かも。」
にこ「最近は、特に忙しかったからね。」
にこ「今回来れたのも、みんなが時間とってくれたからだし。」
絵里「ええ…」
絵里「だからみんなの分も楽しんで。」
絵里「いっぱいお土産買って帰りましょう?」
にこ「そうね。」
にこ「でも、こんなこと言ったらあれだけど。」
にこ「希も来れたら良かったのにね。」
絵里「それはそうだけど…」
絵里「でも、私がにこを誘ったから。」
にこ「…分かってる。」
にこ「でも、にこも希も、理由は違うけど長い間一人だったから。」
にこ「なんとなく…負い目を感じるの。」
絵里「にこ…」
ギュッ
19: 2014/12/01(月) 04:59:33.22 ID:VY3flR90.net
絵里「にこの気持ちは、きっと希も分かってるわ。」
絵里「だからこそ、快く送り出してくれたのよ。」
絵里「それに、これが最後じゃないから。」
絵里「また、時間を見つけて3人で。」
絵里「卒業旅行でも行きましょう?」
にこ「…もう、卒業なのね。」
絵里「ええ…寂しいけれど。」
絵里「でも、私たちの関係はこれで終わりじゃない。」
にこ「分かってるけど…」
にこ「この一年、にこにとっては変化がありすぎて…」
絵里「そうね…」
絵里「でもそれは、私も同じよ?」
絵里「穂乃果や、μ'sのみんながいてくれたから。」
絵里「私は変われたし、こうしてにこと話せてる。」
絵里「それには、感謝しないとね。」
にこ「うん…」
絵里「だからこそ、快く送り出してくれたのよ。」
絵里「それに、これが最後じゃないから。」
絵里「また、時間を見つけて3人で。」
絵里「卒業旅行でも行きましょう?」
にこ「…もう、卒業なのね。」
絵里「ええ…寂しいけれど。」
絵里「でも、私たちの関係はこれで終わりじゃない。」
にこ「分かってるけど…」
にこ「この一年、にこにとっては変化がありすぎて…」
絵里「そうね…」
絵里「でもそれは、私も同じよ?」
絵里「穂乃果や、μ'sのみんながいてくれたから。」
絵里「私は変われたし、こうしてにこと話せてる。」
絵里「それには、感謝しないとね。」
にこ「うん…」
20: 2014/12/01(月) 05:00:09.48 ID:VY3flR90.net
絵里「それにしても。」
絵里「いつになく、にこは弱気ね。」
にこ「なんでだろう。」
にこ「にこにも分かんない。」
絵里「にこに分からなくちゃ、私は絶対分からないわね。」クスッ
にこ「そうね…でも。」
にこ「今は先の不安より。」
にこ「今を目一杯頑張らないとね!」
絵里「…ええ!」
ザバァ…
にこ「いくわよ、絵里!」
にこ「温泉街探索よ♪」
絵里「いつになく、にこは弱気ね。」
にこ「なんでだろう。」
にこ「にこにも分かんない。」
絵里「にこに分からなくちゃ、私は絶対分からないわね。」クスッ
にこ「そうね…でも。」
にこ「今は先の不安より。」
にこ「今を目一杯頑張らないとね!」
絵里「…ええ!」
ザバァ…
にこ「いくわよ、絵里!」
にこ「温泉街探索よ♪」
21: 2014/12/01(月) 05:05:03.41 ID:VY3flR90.net
にこ「…いろんなお店があるわね。」
絵里「とても、今日一日じゃ回りきれないかしら?」
にこ「そうは言っても一泊二日だしね。」
にこ「そんなに時間はないわよ?」
絵里「まあ、もともとただで当たったような物だし。」
絵里「どうしても来たかったら、また時間はいつでもあるわ。」
にこ「…そうね。」
にこ「今度は、希も連れてきてあげないとね。」
絵里「ええ、もちろん♪」
絵里「行きましょう。」
…………………
絵里「こうしてみんなが浴衣で歩いてると。」
絵里「なんだかこっちまで楽しくなっちゃう♪」
にこ「にこ達も浴衣だけど、違和感無いものね…」
にこ「絵里は、金髪が少し目立つけど。」
にこ「でも、綺麗よ。」
絵里「ありがとう。」
絵里「にこも、似合っているわ。」
にこ「にこに似合わない物なんて、存在しないにこ♡」
絵里「ふふっ。」
絵里「とても、今日一日じゃ回りきれないかしら?」
にこ「そうは言っても一泊二日だしね。」
にこ「そんなに時間はないわよ?」
絵里「まあ、もともとただで当たったような物だし。」
絵里「どうしても来たかったら、また時間はいつでもあるわ。」
にこ「…そうね。」
にこ「今度は、希も連れてきてあげないとね。」
絵里「ええ、もちろん♪」
絵里「行きましょう。」
…………………
絵里「こうしてみんなが浴衣で歩いてると。」
絵里「なんだかこっちまで楽しくなっちゃう♪」
にこ「にこ達も浴衣だけど、違和感無いものね…」
にこ「絵里は、金髪が少し目立つけど。」
にこ「でも、綺麗よ。」
絵里「ありがとう。」
絵里「にこも、似合っているわ。」
にこ「にこに似合わない物なんて、存在しないにこ♡」
絵里「ふふっ。」
22: 2014/12/01(月) 05:08:34.57 ID:VY3flR90.net
にこ「ねえ絵里!」
にこ「あそこ入らない?」
絵里「甘味処?」
にこ「せっかく温泉に来たんだし。」
にこ「温泉まんじゅう食べたいにこ!」
絵里「あら、本当ね。」
絵里「地元名産…美味しそうね。」
にこ「いくわよっ!」
…………………
にこ「ほうじ茶と温泉まんじゅう。」
にこ「これこそ日本の伝統ね!」
絵里「ハラショー…」
絵里「にこ、これすっごく美味しい…」
にこ「向こうの売店でお土産用売ってるみたいだから、買って帰る?」
絵里「そうね、そうしましょう。」
絵里「でも、もうひとつ食べても良いかしら…///」
にこ「プッ。絵里ったら、食いしん坊なんだから。」
絵里「だ、だって本当に美味しくって…///」
にこ「あそこ入らない?」
絵里「甘味処?」
にこ「せっかく温泉に来たんだし。」
にこ「温泉まんじゅう食べたいにこ!」
絵里「あら、本当ね。」
絵里「地元名産…美味しそうね。」
にこ「いくわよっ!」
…………………
にこ「ほうじ茶と温泉まんじゅう。」
にこ「これこそ日本の伝統ね!」
絵里「ハラショー…」
絵里「にこ、これすっごく美味しい…」
にこ「向こうの売店でお土産用売ってるみたいだから、買って帰る?」
絵里「そうね、そうしましょう。」
絵里「でも、もうひとつ食べても良いかしら…///」
にこ「プッ。絵里ったら、食いしん坊なんだから。」
絵里「だ、だって本当に美味しくって…///」
23: 2014/12/01(月) 05:09:18.09 ID:VY3flR90.net
にこ「さて、そろそろ行きましょ。」
絵里「もう一つ食べたいけれど…」
にこ「アンタ食べ過ぎ!」
にこ「旅館のご飯が食べられなくなるじゃない!!」
絵里「…そうよね。諦めるわ。」
にこ「ふんっ。」ガサゴソ…
にこ「あれ?」
にこ「え、嘘…」
絵里「どうしたの、にこ?」
にこ「財布…旅館に忘れた…」
…………………
にこ「…」
にこ「絵里、ごめん。」
絵里「もう、落ち込まないの!」
にこ「だって、こんな…!」
にこ「うう…ごめん。」
絵里「もう…」ギュッ
にこ「絵里?」
絵里「もう一つ食べたいけれど…」
にこ「アンタ食べ過ぎ!」
にこ「旅館のご飯が食べられなくなるじゃない!!」
絵里「…そうよね。諦めるわ。」
にこ「ふんっ。」ガサゴソ…
にこ「あれ?」
にこ「え、嘘…」
絵里「どうしたの、にこ?」
にこ「財布…旅館に忘れた…」
…………………
にこ「…」
にこ「絵里、ごめん。」
絵里「もう、落ち込まないの!」
にこ「だって、こんな…!」
にこ「うう…ごめん。」
絵里「もう…」ギュッ
にこ「絵里?」
24: 2014/12/01(月) 05:14:14.83 ID:VY3flR90.net
絵里「今日は、お姉さんがなんでもおごってあげる♪」
絵里「だから、機嫌直しなさい?」
にこ「でも…」
絵里「いいからっ♪」
絵里「可愛い妹は、お姉さんに甘えちゃいなさい♪」
にこ「だれが妹よっ!!」
にこ「…でも。」
にこ「あり、がとう…///」
絵里「素直でよろしい。」
絵里「それじゃ、お土産におまんじゅう買って帰りましょう?」
にこ「うん…」
にこ「でも、穂乃果におまんじゅうって…」
絵里「ま、まあなんとかなるわよ、きっと!」
にこ「なによそれ…」
絵里「ふふ。記念よ、記念!」
絵里「さ、手をつないで行きましょう♪」
絵里「だから、機嫌直しなさい?」
にこ「でも…」
絵里「いいからっ♪」
絵里「可愛い妹は、お姉さんに甘えちゃいなさい♪」
にこ「だれが妹よっ!!」
にこ「…でも。」
にこ「あり、がとう…///」
絵里「素直でよろしい。」
絵里「それじゃ、お土産におまんじゅう買って帰りましょう?」
にこ「うん…」
にこ「でも、穂乃果におまんじゅうって…」
絵里「ま、まあなんとかなるわよ、きっと!」
にこ「なによそれ…」
絵里「ふふ。記念よ、記念!」
絵里「さ、手をつないで行きましょう♪」
26: 2014/12/01(月) 05:21:32.87 ID:VY3flR90.net
温泉宿
絵里「…ふう。いっぱい買い物したわね。」
にこ「絵里、こんなにいっぱい大丈夫なの?」
にこ「やっぱり、にこも…」
絵里「いいのよ。」
絵里「こんなときぐらいしか、使う時無いんだし。」
にこ「じゃ、じゃあ、この後はにこが何かおごる!」
にこ「それでいいでしょ?」
絵里「別にかまわないのだけれど…」
絵里「そうね。」
絵里「何かあったら、お願いしようかしら。」
にこ「任せて!」
コンコン
<お食事の用意ができました。
<いかがなさいますか?
絵里「あら、お夕飯ね。」
にこ「楽しみニコ!」
絵里「…ふう。いっぱい買い物したわね。」
にこ「絵里、こんなにいっぱい大丈夫なの?」
にこ「やっぱり、にこも…」
絵里「いいのよ。」
絵里「こんなときぐらいしか、使う時無いんだし。」
にこ「じゃ、じゃあ、この後はにこが何かおごる!」
にこ「それでいいでしょ?」
絵里「別にかまわないのだけれど…」
絵里「そうね。」
絵里「何かあったら、お願いしようかしら。」
にこ「任せて!」
コンコン
<お食事の用意ができました。
<いかがなさいますか?
絵里「あら、お夕飯ね。」
にこ「楽しみニコ!」
28: 2014/12/01(月) 05:23:08.39 ID:VY3flR90.net
…………………
にこ「ふう…お腹いっぱい。」
絵里「旅館の料理って、どうして食べきれないほどでるのかしら…」
にこ「でも、これが無料っていうんだから、気分良いわね。」
絵里「確かにね。」
にこ「…ホント、絵里さまさまよ。」
絵里「そんなことないわ。」
絵里「むしろ、にこが来てくれた事の方が嬉しかったし。」
にこ「…」
絵里「さて、どうしましょうか。」
にこ「ねえ、下に卓球台があったんだけど、行かない?」
絵里「卓球…」
絵里「実はあんまりした事無いのよね。」
にこ「にこが教えてあげるから♪」
にこ「はやくいくわよっ!」
絵里「ええ、お手柔らかにね?」
にこ「ふう…お腹いっぱい。」
絵里「旅館の料理って、どうして食べきれないほどでるのかしら…」
にこ「でも、これが無料っていうんだから、気分良いわね。」
絵里「確かにね。」
にこ「…ホント、絵里さまさまよ。」
絵里「そんなことないわ。」
絵里「むしろ、にこが来てくれた事の方が嬉しかったし。」
にこ「…」
絵里「さて、どうしましょうか。」
にこ「ねえ、下に卓球台があったんだけど、行かない?」
絵里「卓球…」
絵里「実はあんまりした事無いのよね。」
にこ「にこが教えてあげるから♪」
にこ「はやくいくわよっ!」
絵里「ええ、お手柔らかにね?」
29: 2014/12/01(月) 05:25:48.62 ID:VY3flR90.net
…………………
にこ(とは言ったものの…)
にこ「はあっ。」カッ
絵里「それっ。」カッ
にこ「まだまだ!」カッ
絵里「私もよ!」カッ
にこ(普通にラリーできてるし…)
にこ(やっぱり、運動神経いいのね…)
カッ
にこ「しまった!」
絵里「これで終わりよ!」カッ
コッ
ペチン!
絵里「きゃっ…!」
にこ「え、絵里…」クスクス
絵里「…!!///」カアァ…
にこ(とは言ったものの…)
にこ「はあっ。」カッ
絵里「それっ。」カッ
にこ「まだまだ!」カッ
絵里「私もよ!」カッ
にこ(普通にラリーできてるし…)
にこ(やっぱり、運動神経いいのね…)
カッ
にこ「しまった!」
絵里「これで終わりよ!」カッ
コッ
ペチン!
絵里「きゃっ…!」
にこ「え、絵里…」クスクス
絵里「…!!///」カアァ…
30: 2014/12/01(月) 05:26:39.28 ID:VY3flR90.net
にこ「ま、まさかカッコつけたのに跳ね返るとか…」プルプル
絵里「しょ、しょうがないじゃいっ!」
絵里「つい力んじゃったんだから…」
にこ「ぷくく…いやあ、笑わせてもらったわ。」
絵里「もう…でも、にこはやっぱり笑ってる方がいいわ。」
にこ「あ…うん。」
にこ「楽しくない訳じゃないわよ?ただ…」
絵里「ええ、分かってるわ。」
絵里「でも、その方が良いわよ。」
にこ「うん…ありがとう。」
絵里「ええ、どういたしまして。」
絵里「さて、汗もかいたことだし…」
絵里「露天風呂!」
絵里「いきましょうか♪」
にこ「もちろんにこっ♪」
絵里「しょ、しょうがないじゃいっ!」
絵里「つい力んじゃったんだから…」
にこ「ぷくく…いやあ、笑わせてもらったわ。」
絵里「もう…でも、にこはやっぱり笑ってる方がいいわ。」
にこ「あ…うん。」
にこ「楽しくない訳じゃないわよ?ただ…」
絵里「ええ、分かってるわ。」
絵里「でも、その方が良いわよ。」
にこ「うん…ありがとう。」
絵里「ええ、どういたしまして。」
絵里「さて、汗もかいたことだし…」
絵里「露天風呂!」
絵里「いきましょうか♪」
にこ「もちろんにこっ♪」
31: 2014/12/01(月) 05:32:16.75 ID:VY3flR90.net
露天風呂
絵里「そういえば、どうして日本では温泉に入ると。」
絵里「『生き返る』っていうのかしら?」
にこ「さあ…?」
にこ「やっぱり、一日の疲れを癒してくれるからじゃない?」
絵里「…たしかに、そんな気はするわね。」
にこ「心も身体も、ここでリフレッシュして。」
にこ「これからも頑張るにこ~。」
絵里「とろけきった顔で言われても…。」
絵里「でも、そのつもりよ。」
にこ「それにしても…」
にこ「夜景が綺麗ね。」
絵里「これで雪が積もってたら、オツなものね。」
にこ「まだ11月だし、流石にね。」
にこ「でも、雪の積もる時にも来てみたいかも。」
絵里「やっぱり、卒業旅行は温泉かしら?」
にこ「そうね…」
にこ「でも、成人してから、温泉でお酒…っていうのも、悪くないかもね。」
絵里「確かに、絵にはなるわね。」
絵里「でも、だいぶ先の話よ。」
にこ「それでも、いつか…」
絵里「ええ。」
絵里「そういえば、どうして日本では温泉に入ると。」
絵里「『生き返る』っていうのかしら?」
にこ「さあ…?」
にこ「やっぱり、一日の疲れを癒してくれるからじゃない?」
絵里「…たしかに、そんな気はするわね。」
にこ「心も身体も、ここでリフレッシュして。」
にこ「これからも頑張るにこ~。」
絵里「とろけきった顔で言われても…。」
絵里「でも、そのつもりよ。」
にこ「それにしても…」
にこ「夜景が綺麗ね。」
絵里「これで雪が積もってたら、オツなものね。」
にこ「まだ11月だし、流石にね。」
にこ「でも、雪の積もる時にも来てみたいかも。」
絵里「やっぱり、卒業旅行は温泉かしら?」
にこ「そうね…」
にこ「でも、成人してから、温泉でお酒…っていうのも、悪くないかもね。」
絵里「確かに、絵にはなるわね。」
絵里「でも、だいぶ先の話よ。」
にこ「それでも、いつか…」
絵里「ええ。」
34: 2014/12/01(月) 05:36:17.01 ID:VY3flR90.net
宿泊部屋
絵里「ふう…すこしのぼせたわね。」
にこ「まあでも、後は寝るだけだし。」
にこ「布団も、いつの間にか敷いてあるしね。」
絵里「そうね…」
絵里「そうだ。」
絵里「チェックアウトの時間って何時だっけ?」
にこ「確か…ごめん、にこも忘れた。」
絵里「ちょっと私、フロントで確認してくるわ。」
にこ「一人で大丈夫?」
絵里「もちろん。」
絵里「少しだけ待ってて?」
…………………………
ガラッ
絵里「にこ、11時だって…」
絵里「あれ?」
にこ「…」
絵里「外にいたのね。」
にこ「うん。空を見てた。」
絵里「ふう…すこしのぼせたわね。」
にこ「まあでも、後は寝るだけだし。」
にこ「布団も、いつの間にか敷いてあるしね。」
絵里「そうね…」
絵里「そうだ。」
絵里「チェックアウトの時間って何時だっけ?」
にこ「確か…ごめん、にこも忘れた。」
絵里「ちょっと私、フロントで確認してくるわ。」
にこ「一人で大丈夫?」
絵里「もちろん。」
絵里「少しだけ待ってて?」
…………………………
ガラッ
絵里「にこ、11時だって…」
絵里「あれ?」
にこ「…」
絵里「外にいたのね。」
にこ「うん。空を見てた。」
35: 2014/12/01(月) 05:36:58.06 ID:VY3flR90.net
絵里「…こっちは、空が綺麗ね。」
にこ「秋葉ほど、ごったがえしてないからじゃない?」
にこ「たまには、こうしてゆっくり空を見るのもいいわね。」
絵里「確かに、こういう事でもないと見上げないわね。」
にこ「…」
絵里「…」
にこ「絵里。」
にこ「今日は、誘ってくれてありがとう。」
にこ「…あと、迷惑かけちゃった事も。」
絵里「…」
絵里「気にしてないわよ?」
絵里「むしろ、貴重な体験が出来たのだから。」
にこ「…」
にこ「にこね。」
にこ「絵里と希には、素直に話せるわ。」
にこ「なぜかは分からないけど…」
にこ「アンタ達が大人びてるから。」
にこ「にこも、気が楽なのかもしれない。」
にこ「秋葉ほど、ごったがえしてないからじゃない?」
にこ「たまには、こうしてゆっくり空を見るのもいいわね。」
絵里「確かに、こういう事でもないと見上げないわね。」
にこ「…」
絵里「…」
にこ「絵里。」
にこ「今日は、誘ってくれてありがとう。」
にこ「…あと、迷惑かけちゃった事も。」
絵里「…」
絵里「気にしてないわよ?」
絵里「むしろ、貴重な体験が出来たのだから。」
にこ「…」
にこ「にこね。」
にこ「絵里と希には、素直に話せるわ。」
にこ「なぜかは分からないけど…」
にこ「アンタ達が大人びてるから。」
にこ「にこも、気が楽なのかもしれない。」
36: 2014/12/01(月) 05:40:39.38 ID:VY3flR90.net
にこ「アンタ達と出会って。」
にこ「μ'sに入って。」
にこ「にこが今ここにいるのは、アンタ達のおかげよ。」
にこ「…ありがとう。」
絵里「にこ…」
絵里「いいえ。それだけじゃないわ。」
絵里「にこは、確かに一人になったかもしれない。」
絵里「でも、にこが諦めなかったから。」
絵里「今、にこはここにいるのよ。」
絵里「もちろん、穂乃果たちの影響も大きいわ。」
絵里「でも、にこが諦めていたら。」
絵里「きっと穂乃果が、にこと交わる事は無かった。」
絵里「だから、それはにこ自身が手に入れたものよ。」
絵里「胸を張って、いいんだから。」
にこ「μ'sに入って。」
にこ「にこが今ここにいるのは、アンタ達のおかげよ。」
にこ「…ありがとう。」
絵里「にこ…」
絵里「いいえ。それだけじゃないわ。」
絵里「にこは、確かに一人になったかもしれない。」
絵里「でも、にこが諦めなかったから。」
絵里「今、にこはここにいるのよ。」
絵里「もちろん、穂乃果たちの影響も大きいわ。」
絵里「でも、にこが諦めていたら。」
絵里「きっと穂乃果が、にこと交わる事は無かった。」
絵里「だから、それはにこ自身が手に入れたものよ。」
絵里「胸を張って、いいんだから。」
37: 2014/12/01(月) 05:44:27.13 ID:VY3flR90.net
絵里「それに。」
絵里「にこが、私と希を。」
絵里「μ'sにとけ込ませてくれたのよ。」
絵里「最初の私の印象じゃ、ただの怖い生徒会長だもの。」クスッ
絵里「だから、私もにこに感謝してるわ。」
絵里「私を、今の私にしてくれてありがとう。」
にこ「…」グスッ
絵里「にこ…泣いてるの?」
にこ「な、泣いてなんかないわよっ!」
にこ「目にゴミが入っただけよ!!」
絵里「ふふっ。やっぱりにこは素直な方がいいわね。」
絵里「にこが、私と希を。」
絵里「μ'sにとけ込ませてくれたのよ。」
絵里「最初の私の印象じゃ、ただの怖い生徒会長だもの。」クスッ
絵里「だから、私もにこに感謝してるわ。」
絵里「私を、今の私にしてくれてありがとう。」
にこ「…」グスッ
絵里「にこ…泣いてるの?」
にこ「な、泣いてなんかないわよっ!」
にこ「目にゴミが入っただけよ!!」
絵里「ふふっ。やっぱりにこは素直な方がいいわね。」
38: 2014/12/01(月) 05:47:18.25 ID:VY3flR90.net
絵里「…さて、そろそろ冷えるわ。」
絵里「中に入りましょう。」
にこ「うん…」
絵里「暖かいお茶を入れましょ?」
絵里「それで、今日は就寝かしら。」
にこ「そうね…今、いれるわ。」
絵里「ありがとう、にこ。」
にこ「…ふふ。」
にこ「よし、これでオッケーにこ♪」
にこ「…はい、絵里。」
絵里「ありがとう、にこ。」
絵里「…あつっ!」ガシャッ
にこ「絵里!?大丈…あ。」
絵里「ご、ごめんなさい。」
絵里「大丈夫だった…?」
にこ「にこは平気だけど…布団が…」
絵里「…あ。」
絵里「中に入りましょう。」
にこ「うん…」
絵里「暖かいお茶を入れましょ?」
絵里「それで、今日は就寝かしら。」
にこ「そうね…今、いれるわ。」
絵里「ありがとう、にこ。」
にこ「…ふふ。」
にこ「よし、これでオッケーにこ♪」
にこ「…はい、絵里。」
絵里「ありがとう、にこ。」
絵里「…あつっ!」ガシャッ
にこ「絵里!?大丈…あ。」
絵里「ご、ごめんなさい。」
絵里「大丈夫だった…?」
にこ「にこは平気だけど…布団が…」
絵里「…あ。」
39: 2014/12/01(月) 05:48:19.27 ID:VY3flR90.net
にこ「はあ…今日は散々な一日ね。」
絵里「ご、ごめんなさい…」
にこ「絵里だけじゃないわよ。」
にこ「にこも、いっぱい迷惑かけたから。」
絵里「ふふ…おたがいさまね。」
にこ「毎回これじゃ、流石に嫌だけどね。」
絵里「それもそうね…」
絵里「でも、何となく引いた福引きで。」
絵里「こうしてにこと来れたのは嬉しいわ。」
にこ「それはにこも同じだから。」
にこ「誘ってくれて、本当に感謝してる。」
絵里「…それはそうと。」
絵里「私たちは、予定通り仲良くなれたのかしら。」
にこ「そりゃあ…なれたんじゃない?」
にこ「少なくとも、にこは。」
にこ「こうして同じ布団で寝るくらいは。」
にこ「アンタの事、好きになったわよ?」
絵里「…そうね、私も。」
絵里「同じ布団で寝るくらい、にこの事が好きよ?」
「「…」」
「「クスッ」」
「「おやすみなさい。」」
おわり。
絵里「ご、ごめんなさい…」
にこ「絵里だけじゃないわよ。」
にこ「にこも、いっぱい迷惑かけたから。」
絵里「ふふ…おたがいさまね。」
にこ「毎回これじゃ、流石に嫌だけどね。」
絵里「それもそうね…」
絵里「でも、何となく引いた福引きで。」
絵里「こうしてにこと来れたのは嬉しいわ。」
にこ「それはにこも同じだから。」
にこ「誘ってくれて、本当に感謝してる。」
絵里「…それはそうと。」
絵里「私たちは、予定通り仲良くなれたのかしら。」
にこ「そりゃあ…なれたんじゃない?」
にこ「少なくとも、にこは。」
にこ「こうして同じ布団で寝るくらいは。」
にこ「アンタの事、好きになったわよ?」
絵里「…そうね、私も。」
絵里「同じ布団で寝るくらい、にこの事が好きよ?」
「「…」」
「「クスッ」」
「「おやすみなさい。」」
おわり。
40: 2014/12/01(月) 06:04:34.65 ID:VY3flR90.net
眠れなかったので
リクエストのあったにこえり、作ってみました。
楽しんで頂けたら幸いです。
どうもありがとうございました!
リクエストのあったにこえり、作ってみました。
楽しんで頂けたら幸いです。
どうもありがとうございました!
50: 2014/12/01(月) 07:01:22.89 ID:VY3flR90.net
Short Epilogue
ムクッ…
絵里「…」
絵里(ああ、そういえば旅行に来てたんだった。)
にこ「Zzz…」
絵里「ふふ。可愛い寝顔。」
絵里「本当に、妹みたいね…」
にこ「んん…」
にこ「だい…す…」
絵里「いったい、どんな夢をみてるのかしら…?」
ムクッ
にこ「…」
絵里「おはよう、にこ」
にこ「…」ボー…
にこ「あ、絵里ちゃあん…」
にこ「すきー…」ギュッ
絵里「に、にこ!?」
ドサッ…
にこ「Zzz…」
絵里「もう…にこったら」ナデナデ
絵里「仕方ない、もう一眠りしますか♪」
絵里「おやすみ、にこ♡」
にこ「…」
にこ(ありがと、絵里…)
ほんとにおわり。
ムクッ…
絵里「…」
絵里(ああ、そういえば旅行に来てたんだった。)
にこ「Zzz…」
絵里「ふふ。可愛い寝顔。」
絵里「本当に、妹みたいね…」
にこ「んん…」
にこ「だい…す…」
絵里「いったい、どんな夢をみてるのかしら…?」
ムクッ
にこ「…」
絵里「おはよう、にこ」
にこ「…」ボー…
にこ「あ、絵里ちゃあん…」
にこ「すきー…」ギュッ
絵里「に、にこ!?」
ドサッ…
にこ「Zzz…」
絵里「もう…にこったら」ナデナデ
絵里「仕方ない、もう一眠りしますか♪」
絵里「おやすみ、にこ♡」
にこ「…」
にこ(ありがと、絵里…)
ほんとにおわり。
51: 2014/12/01(月) 07:12:48.36 ID:uMzu13X+.net
っつ!
引用元: にこ「トラブル・トラベル」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります