2: 2014/12/03(水) 19:58:58.76 ID:tlVI/TG5.net
ガラッ
雪穂「いらっしゃいませー!」
希「あれ、雪穂ちゃんやん。」
雪穂「あ…こんにちは。」
希「ウチの事覚えてる?」
雪穂「はい。希さん…ですよね?」
希「うん、ありがとう。」
希「今日は雪穂ちゃんが店番なん?」
雪穂「いえ、本当は姉が店番のはずなんですが…」
雪穂「帰ってこなくて、困ってるんです。」
4: 2014/12/03(水) 20:00:42.42 ID:tlVI/TG5.net
希「ん~。」
希「もしかしたら、穂乃果ちゃん覚えてないかも…」
雪穂「え、本当ですか…?」
希「うん、さっき駅前で穂乃果ちゃんに会ったから…」
雪穂「お姉ちゃんめ…」
希「ちょっと、電話してみるよ。」
雪穂「あ、いえ。」
雪穂「私がやりますよ!」
希「雪穂ちゃんは店番あるやろ?」
希「いいから、任せとき?」
雪穂「ありがとう…ございます。」
希「もしかしたら、穂乃果ちゃん覚えてないかも…」
雪穂「え、本当ですか…?」
希「うん、さっき駅前で穂乃果ちゃんに会ったから…」
雪穂「お姉ちゃんめ…」
希「ちょっと、電話してみるよ。」
雪穂「あ、いえ。」
雪穂「私がやりますよ!」
希「雪穂ちゃんは店番あるやろ?」
希「いいから、任せとき?」
雪穂「ありがとう…ございます。」
6: 2014/12/03(水) 20:03:11.13 ID:tlVI/TG5.net
…………………………
ガラガラッ
穂乃果「雪穂、ごめんっ!!」
雪穂「もう、お姉ちゃんってば…」
穂乃果「希ちゃんもごめんね?」
穂乃果「わざわざ電話くれて…」
希「ウチはええんよ。」
希「でも、約束事忘れるのは関心せんよ?」
穂乃果「はい…」シュン
雪穂「そうだよ!」
雪穂「私だって予定あるんだからね?」
希「まあまあ、雪穂ちゃんもそんなに怒らんといてあげ?」
希「穂乃果ちゃんも悪気あるんとちゃうやろうし…」
雪穂「…はい。」
希「それじゃ、ウチは行くな?」
希「雪穂ちゃん、ありがとう♪」
雪穂「あ、ありがとうございましたっ!!」
ガラガラッ
穂乃果「雪穂、ごめんっ!!」
雪穂「もう、お姉ちゃんってば…」
穂乃果「希ちゃんもごめんね?」
穂乃果「わざわざ電話くれて…」
希「ウチはええんよ。」
希「でも、約束事忘れるのは関心せんよ?」
穂乃果「はい…」シュン
雪穂「そうだよ!」
雪穂「私だって予定あるんだからね?」
希「まあまあ、雪穂ちゃんもそんなに怒らんといてあげ?」
希「穂乃果ちゃんも悪気あるんとちゃうやろうし…」
雪穂「…はい。」
希「それじゃ、ウチは行くな?」
希「雪穂ちゃん、ありがとう♪」
雪穂「あ、ありがとうございましたっ!!」
8: 2014/12/03(水) 20:05:29.85 ID:tlVI/TG5.net
雪穂「ああ、希さんはあんなにしっかりしてるのに。」
雪穂「うちの姉ときたら…」チラッ
穂乃果「な、なに…?」
雪穂「はあ…」
雪穂「それにしても、希さんって不思議な人だね。」
穂乃果「希ちゃん?」
穂乃果「うーん…お姉ちゃんみたいな、お母さんみたいな人だね。」
穂乃果「希ちゃんがよく言う、スピリチュアルって、希ちゃんに一番向いてる気がする…」
雪穂「すぴりちゅある?」
穂乃果「うん、希ちゃんの口癖?なのかな…?」
雪穂「なにそれ。」
穂乃果「とにかく、不思議な事だよ!」
雪穂「ふーん…て言うか、早く代わって!」
雪穂「今から遊びに行くんだから!!」
雪穂「うちの姉ときたら…」チラッ
穂乃果「な、なに…?」
雪穂「はあ…」
雪穂「それにしても、希さんって不思議な人だね。」
穂乃果「希ちゃん?」
穂乃果「うーん…お姉ちゃんみたいな、お母さんみたいな人だね。」
穂乃果「希ちゃんがよく言う、スピリチュアルって、希ちゃんに一番向いてる気がする…」
雪穂「すぴりちゅある?」
穂乃果「うん、希ちゃんの口癖?なのかな…?」
雪穂「なにそれ。」
穂乃果「とにかく、不思議な事だよ!」
雪穂「ふーん…て言うか、早く代わって!」
雪穂「今から遊びに行くんだから!!」
10: 2014/12/03(水) 20:08:46.97 ID:tlVI/TG5.net
翌日
希「おはよう、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「あ、おはよう、希ちゃん!」
希「あれから、ちゃんとお店番した?」クスクス
穂乃果「ちゃ、ちゃんとしたよ!!」
希「なら、よかった。」
希「雪穂ちゃんから、『お姉ちゃん』の愚痴聞いてたから。」
穂乃果「ええっ!?雪穂、何か言ってた…?」
希「それは、ウチと雪穂ちゃんの秘密やなあ…」クスッ
穂乃果「ああん!気になるよ~。」
希「だ~め♪」
希「おはよう、穂乃果ちゃん。」
穂乃果「あ、おはよう、希ちゃん!」
希「あれから、ちゃんとお店番した?」クスクス
穂乃果「ちゃ、ちゃんとしたよ!!」
希「なら、よかった。」
希「雪穂ちゃんから、『お姉ちゃん』の愚痴聞いてたから。」
穂乃果「ええっ!?雪穂、何か言ってた…?」
希「それは、ウチと雪穂ちゃんの秘密やなあ…」クスッ
穂乃果「ああん!気になるよ~。」
希「だ~め♪」
11: 2014/12/03(水) 20:09:36.23 ID:tlVI/TG5.net
穂乃果「あ、そうだ希ちゃん!」
穂乃果「今週末ってなにか予定ある?」
希「今週末?特に何も無いけど…」
穂乃果「もし良かったら、穂むらのお手伝いしてくれない?」
穂乃果「バイト代はだすから!」
希「それはええんやけど…」
希「忙しいん?」
穂乃果「うん、お父さんがクリスマス和菓子を作ろうとしてて…」
穂乃果「人手が足りないんだ!」
希「クリスマス和菓子?」
希「なんや美味しそうな響きやん…」
穂乃果「今週末ってなにか予定ある?」
希「今週末?特に何も無いけど…」
穂乃果「もし良かったら、穂むらのお手伝いしてくれない?」
穂乃果「バイト代はだすから!」
希「それはええんやけど…」
希「忙しいん?」
穂乃果「うん、お父さんがクリスマス和菓子を作ろうとしてて…」
穂乃果「人手が足りないんだ!」
希「クリスマス和菓子?」
希「なんや美味しそうな響きやん…」
12: 2014/12/03(水) 20:12:00.59 ID:tlVI/TG5.net
穂乃果「もちろん、新作は食べていいよ!」
希「おお…それはぜひ行きたい。」
希「でも、ウチでええの?」
穂乃果「うん!」
穂乃果「雪穂も希ちゃんに懐いてたし、ちょうどいいかなって!」
希「そう?それじゃ、お邪魔させてもらうな?」
穂乃果「うん!詳しい事はまた話すね!!」
穂乃果「それじゃっ!」タッ
希「そうか、気に入ってもらえたんか…」
希「ふふっ。なんか、面白い事がありそうやね♪」
希「おお…それはぜひ行きたい。」
希「でも、ウチでええの?」
穂乃果「うん!」
穂乃果「雪穂も希ちゃんに懐いてたし、ちょうどいいかなって!」
希「そう?それじゃ、お邪魔させてもらうな?」
穂乃果「うん!詳しい事はまた話すね!!」
穂乃果「それじゃっ!」タッ
希「そうか、気に入ってもらえたんか…」
希「ふふっ。なんか、面白い事がありそうやね♪」
13: 2014/12/03(水) 20:14:56.99 ID:tlVI/TG5.net
週末
9:00 穂むら
希「お邪魔しまーす…」ガラッ
穂乃果「いらっしゃい、希ちゃん♪」
雪穂「来てくれてありがとうございます。」
雪穂「この間はどうも。」ペコッ
希「ええんよ。雪穂ちゃんとおしゃべりできたしね。」
希「今日は、よろしくお願いします!」
穂乃果パパ「…」コクッ
穂乃果ママ「ふふ、こちらこそよろしくね。」
穂乃果ママ「それじゃ、始めるわよ?」
9:00 穂むら
希「お邪魔しまーす…」ガラッ
穂乃果「いらっしゃい、希ちゃん♪」
雪穂「来てくれてありがとうございます。」
雪穂「この間はどうも。」ペコッ
希「ええんよ。雪穂ちゃんとおしゃべりできたしね。」
希「今日は、よろしくお願いします!」
穂乃果パパ「…」コクッ
穂乃果ママ「ふふ、こちらこそよろしくね。」
穂乃果ママ「それじゃ、始めるわよ?」
14: 2014/12/03(水) 20:17:58.83 ID:tlVI/TG5.net
13:20
穂乃果「ふう~疲れた~。」
穂乃果「雪穂ーお茶ー。」
雪穂「疲れたのはみんな同じでしょ?」
雪穂「て言うか、初めてやる希さんより疲れるのが早いってどういう事!?」
希「まあ、雪穂ちゃん。それくらいに…」
雪穂「いえ!希さんも甘過ぎます!」
雪穂「お姉ちゃんにはこれくらい言わないと!!」
希「ゆ、雪穂ちゃん…」
雪穂「え…あの、えっと…すみません///」
穂乃果ママ「ふふっ。それじゃ、お昼にしましょうか。」
穂乃果ママ「希ちゃんもどうぞ♪」
希「あ、いただきます。」ペコッ
穂乃果ママ「…私たちは、もうちょっとやりましょうか。」
穂乃果パパ「…」コクッ
穂乃果「ふう~疲れた~。」
穂乃果「雪穂ーお茶ー。」
雪穂「疲れたのはみんな同じでしょ?」
雪穂「て言うか、初めてやる希さんより疲れるのが早いってどういう事!?」
希「まあ、雪穂ちゃん。それくらいに…」
雪穂「いえ!希さんも甘過ぎます!」
雪穂「お姉ちゃんにはこれくらい言わないと!!」
希「ゆ、雪穂ちゃん…」
雪穂「え…あの、えっと…すみません///」
穂乃果ママ「ふふっ。それじゃ、お昼にしましょうか。」
穂乃果ママ「希ちゃんもどうぞ♪」
希「あ、いただきます。」ペコッ
穂乃果ママ「…私たちは、もうちょっとやりましょうか。」
穂乃果パパ「…」コクッ
15: 2014/12/03(水) 20:20:58.89 ID:tlVI/TG5.net
………………………
雪穂「へえ~。じゃあ、希さんは一人暮らしなんですね。」
希「うん、最近は、μ'sのみんなも遊びにきてくれるし、寂しくはないかな。」
雪穂「でも、その年で一人暮らしってすごいですね。」
希「うん。ここから、離れたくなかったから…」
雪穂「希さん?」
希「…あれ?穂乃果ちゃんどうしたん?」
穂乃果「雪穂ばっかり…」
希「ふふ、拗ねてるん?」
穂乃果「穂乃果もかまって!!」ギュー
雪穂「ちょっとお姉ちゃん!迷惑でしょ!?」
希「ああ、ええよ雪穂ちゃん。いつもの事だし。」ナデナデ
雪穂「いつもやってるんですか!?」
雪穂「へえ~。じゃあ、希さんは一人暮らしなんですね。」
希「うん、最近は、μ'sのみんなも遊びにきてくれるし、寂しくはないかな。」
雪穂「でも、その年で一人暮らしってすごいですね。」
希「うん。ここから、離れたくなかったから…」
雪穂「希さん?」
希「…あれ?穂乃果ちゃんどうしたん?」
穂乃果「雪穂ばっかり…」
希「ふふ、拗ねてるん?」
穂乃果「穂乃果もかまって!!」ギュー
雪穂「ちょっとお姉ちゃん!迷惑でしょ!?」
希「ああ、ええよ雪穂ちゃん。いつもの事だし。」ナデナデ
雪穂「いつもやってるんですか!?」
17: 2014/12/03(水) 20:23:08.45 ID:tlVI/TG5.net
穂乃果「だって、希ちゃんって柔らかくて…」
穂乃果「とってもいいにおいがするんだもん♪」
雪穂「でも、そんなの悪いんじゃ…」
希「ん?雪穂ちゃんも来る?」
雪穂「え!?私は、あの…」
穂乃果「ほらほら!早く来ないと穂乃果専用になっちゃうよ?」
雪穂「う…えっと…」
希「おいで、雪穂ちゃん。」
雪穂「その…オネガイシマス。」
ギュッ
雪穂「ふわ…あったかい…」
穂乃果「いいでしょー?穂乃果の特等席だよ!」
希「ふふ。二人とも妹みたいやね♪」
雪穂「…///」
穂乃果「とってもいいにおいがするんだもん♪」
雪穂「でも、そんなの悪いんじゃ…」
希「ん?雪穂ちゃんも来る?」
雪穂「え!?私は、あの…」
穂乃果「ほらほら!早く来ないと穂乃果専用になっちゃうよ?」
雪穂「う…えっと…」
希「おいで、雪穂ちゃん。」
雪穂「その…オネガイシマス。」
ギュッ
雪穂「ふわ…あったかい…」
穂乃果「いいでしょー?穂乃果の特等席だよ!」
希「ふふ。二人とも妹みたいやね♪」
雪穂「…///」
18: 2014/12/03(水) 20:25:27.42 ID:tlVI/TG5.net
………………………
穂乃果ママ「希ちゃん、今日はありがとね?」
希「いえ、こちらこそ滅多に無い体験をさせてもらえて…」
穂乃果「えー?希ちゃんもう帰っちゃうのー?」
雪穂「お姉ちゃんったら…」
雪穂「希さん、どうもありがとうございました。」
穂乃果ママ「ふふ。すっかりお気に入りね。」
希「あはは…///」
穂乃果「ねえ、希ちゃん!」
穂乃果「ご飯食べていきなよ!」
希「…それは流石に悪いよ。」
穂乃果ママ「あら、私は別にかまわないわよ?」
希「え、でも…」
雪穂「…」チラッ
穂乃果「よし、けってーい!!」
希「はは…それじゃ改めて、お邪魔します。」
穂乃果ママ「希ちゃん、今日はありがとね?」
希「いえ、こちらこそ滅多に無い体験をさせてもらえて…」
穂乃果「えー?希ちゃんもう帰っちゃうのー?」
雪穂「お姉ちゃんったら…」
雪穂「希さん、どうもありがとうございました。」
穂乃果ママ「ふふ。すっかりお気に入りね。」
希「あはは…///」
穂乃果「ねえ、希ちゃん!」
穂乃果「ご飯食べていきなよ!」
希「…それは流石に悪いよ。」
穂乃果ママ「あら、私は別にかまわないわよ?」
希「え、でも…」
雪穂「…」チラッ
穂乃果「よし、けってーい!!」
希「はは…それじゃ改めて、お邪魔します。」
19: 2014/12/03(水) 20:26:20.83 ID:tlVI/TG5.net
生徒会室
希「って、ことがあったんよ…」
絵里「ふふっ。気に入られてるじゃないの。」
希「なんや、妹が二人出来たみたいで嬉しかったわ♪」
絵里「本当、その包容力は才能ね。」
希「喜んでええんやろか…?」
絵里「クスッ。もちろん♪」
絵里「それにしても、雪穂ちゃんまでデレるとは…」
絵里「案外希には、天性のたらしっぷりがあるのかしら?」
希「そ、そんなん無いもん!!」アセアセ
絵里「…冗談よ。」クスッ
希「って、ことがあったんよ…」
絵里「ふふっ。気に入られてるじゃないの。」
希「なんや、妹が二人出来たみたいで嬉しかったわ♪」
絵里「本当、その包容力は才能ね。」
希「喜んでええんやろか…?」
絵里「クスッ。もちろん♪」
絵里「それにしても、雪穂ちゃんまでデレるとは…」
絵里「案外希には、天性のたらしっぷりがあるのかしら?」
希「そ、そんなん無いもん!!」アセアセ
絵里「…冗談よ。」クスッ
20: 2014/12/03(水) 20:30:57.77 ID:tlVI/TG5.net
数日後…
希「ふふ、今日はお天気もいいし…」
希「穂むらのおまんじゅうでも食べながらゆっくりしよか。」
希「~♪」
ガラッ
雪穂「お姉ちゃんのバカ!!大っ嫌い!!」ダッ
希「雪穂ちゃん…?」
ガラッ
穂乃果「いらっしゃいま…希ちゃん。」
希「今、雪穂ちゃんが走ってくのが見えたけど…?」
穂乃果「うん…」
希「なにがあったん?」
希「ふふ、今日はお天気もいいし…」
希「穂むらのおまんじゅうでも食べながらゆっくりしよか。」
希「~♪」
ガラッ
雪穂「お姉ちゃんのバカ!!大っ嫌い!!」ダッ
希「雪穂ちゃん…?」
ガラッ
穂乃果「いらっしゃいま…希ちゃん。」
希「今、雪穂ちゃんが走ってくのが見えたけど…?」
穂乃果「うん…」
希「なにがあったん?」
21: 2014/12/03(水) 20:33:12.41 ID:tlVI/TG5.net
穂乃果「実は…また、店番任せちゃって。」
穂乃果「でも、雪穂もひどいんだよ!?」
穂乃果「穂乃果は、μ'sがどうしたらもっと良くなるか、海未ちゃん達と話してたのに!」
希「…それと、お店の事と何か関係があるん?」
穂乃果「それは…」
希「穂乃果ちゃんが、μ'sのこと一番に考えてくれてるんは分かる。」
希「ウチらも、何度も穂乃果ちゃんに頼ってきた事もあった。」
希「でも、お店の事は穂乃果ちゃんが家で約束して決めた事やろ?」
希「その約束を守ってなくて、μ'sの為に。って言えるん?」
穂乃果「…」
希「すこし、言い方きつかったかな。」
希「ウチには、穂乃果ちゃんの家の事はわからんけど…」
希「でも、どんな理由があれ、約束を守れないのは、あかん事とちがうかな?」
穂乃果「でも…雪穂だって。」
希「穂乃果ちゃんは、なんで雪穂ちゃんが怒ったか分かる…?」
穂乃果「…」
希「…とりあえず、雪穂ちゃんは任せとき。」
穂乃果「…」コクッ
穂乃果「でも、雪穂もひどいんだよ!?」
穂乃果「穂乃果は、μ'sがどうしたらもっと良くなるか、海未ちゃん達と話してたのに!」
希「…それと、お店の事と何か関係があるん?」
穂乃果「それは…」
希「穂乃果ちゃんが、μ'sのこと一番に考えてくれてるんは分かる。」
希「ウチらも、何度も穂乃果ちゃんに頼ってきた事もあった。」
希「でも、お店の事は穂乃果ちゃんが家で約束して決めた事やろ?」
希「その約束を守ってなくて、μ'sの為に。って言えるん?」
穂乃果「…」
希「すこし、言い方きつかったかな。」
希「ウチには、穂乃果ちゃんの家の事はわからんけど…」
希「でも、どんな理由があれ、約束を守れないのは、あかん事とちがうかな?」
穂乃果「でも…雪穂だって。」
希「穂乃果ちゃんは、なんで雪穂ちゃんが怒ったか分かる…?」
穂乃果「…」
希「…とりあえず、雪穂ちゃんは任せとき。」
穂乃果「…」コクッ
22: 2014/12/03(水) 20:36:27.20 ID:tlVI/TG5.net
公園
雪穂「…」
雪穂「どうして、お姉ちゃんばっかり…」
ザッザッ
雪穂「…!」
雪穂「希さん…」
希「やあ、雪穂ちゃん♪」
雪穂「お姉ちゃん…ですか?」
希「うん。ちょうど、雪穂ちゃんが飛び出したとこ見てしまってな…」
雪穂「見られちゃってましたか…」
雪穂「ちょっと、恥ずかしいですね…」
希「訳を、聞かせてくれる?」
雪穂「…」
雪穂「どうして、お姉ちゃんばっかり…」
ザッザッ
雪穂「…!」
雪穂「希さん…」
希「やあ、雪穂ちゃん♪」
雪穂「お姉ちゃん…ですか?」
希「うん。ちょうど、雪穂ちゃんが飛び出したとこ見てしまってな…」
雪穂「見られちゃってましたか…」
雪穂「ちょっと、恥ずかしいですね…」
希「訳を、聞かせてくれる?」
23: 2014/12/03(水) 20:39:31.28 ID:tlVI/TG5.net
………………………
希「そっか、穂乃果ちゃんがまた忘れて、か…」
雪穂「そうなんです!」
雪穂「ひどいと思いませんか?」
雪穂「私だって、自分の事があるんです!」
雪穂「なのにお姉ちゃんばっかり楽しそうにして…」
雪穂「私には、お店の事、押し付けてばっかりで…」
希「…」
雪穂「お姉ちゃんばっかり、ずるいよ。」
雪穂「私も、お姉ちゃんの妹なのに…」
希「穂乃果ちゃんは、思ってるより雪穂ちゃんのこと考えてると思うで?」
雪穂「まさか…」
雪穂「お姉ちゃん、いつもそうだもん。」
雪穂「すぐに忘れて、また同じ事するに決まってます…」
希「雪穂ちゃん、穂乃果ちゃんは…」
雪穂「希さんに何が分かるんですか!?」
雪穂「きょうだいもいないのに…!」
希「そっか、穂乃果ちゃんがまた忘れて、か…」
雪穂「そうなんです!」
雪穂「ひどいと思いませんか?」
雪穂「私だって、自分の事があるんです!」
雪穂「なのにお姉ちゃんばっかり楽しそうにして…」
雪穂「私には、お店の事、押し付けてばっかりで…」
希「…」
雪穂「お姉ちゃんばっかり、ずるいよ。」
雪穂「私も、お姉ちゃんの妹なのに…」
希「穂乃果ちゃんは、思ってるより雪穂ちゃんのこと考えてると思うで?」
雪穂「まさか…」
雪穂「お姉ちゃん、いつもそうだもん。」
雪穂「すぐに忘れて、また同じ事するに決まってます…」
希「雪穂ちゃん、穂乃果ちゃんは…」
雪穂「希さんに何が分かるんですか!?」
雪穂「きょうだいもいないのに…!」
24: 2014/12/03(水) 20:42:45.32 ID:tlVI/TG5.net
雪穂「あ…」
雪穂「えっと…その…」
ダッ!!
希「雪穂ちゃん!」
希「…しまった…」
……………………………
雪穂の部屋
雪穂「…私、最低だ。」
雪穂「希さん、わざわざ来てくれたのに…」
雪穂「ついカッとなって…」
雪穂「…」
コンコン
穂乃果「雪穂…入っても良い?」
雪穂「お姉ちゃん…」
雪穂「えっと…その…」
ダッ!!
希「雪穂ちゃん!」
希「…しまった…」
……………………………
雪穂の部屋
雪穂「…私、最低だ。」
雪穂「希さん、わざわざ来てくれたのに…」
雪穂「ついカッとなって…」
雪穂「…」
コンコン
穂乃果「雪穂…入っても良い?」
雪穂「お姉ちゃん…」
25: 2014/12/03(水) 20:46:13.02 ID:tlVI/TG5.net
雪穂「…なに?」
穂乃果「ごめんなさい!」ペコッ
雪穂「お姉ちゃん…」
穂乃果「穂乃果ね、雪穂に頼ってばっかりだったよね…」
穂乃果「希ちゃんに言われたんだ。」
穂乃果「μ'sの事と、家の事は違うって。」
穂乃果「穂乃果、勘違いしてたんだ。」
穂乃果「穂乃果は、μ'sがもっと成長できたら。」
穂乃果「そのために頑張ってる穂乃果を、雪穂は応援してくれてると思ってた。」
穂乃果「でも、結局それはわがままだったんだよね…」
穂乃果「今まで、雪穂にいっぱい迷惑かけたけど、雪穂なら穂乃果の事分かってくれるって。」
穂乃果「でも、穂乃果が雪穂のこと、分かってなかったんだ。」
雪穂「…」
穂乃果「ごめんなさい!」ペコッ
雪穂「お姉ちゃん…」
穂乃果「穂乃果ね、雪穂に頼ってばっかりだったよね…」
穂乃果「希ちゃんに言われたんだ。」
穂乃果「μ'sの事と、家の事は違うって。」
穂乃果「穂乃果、勘違いしてたんだ。」
穂乃果「穂乃果は、μ'sがもっと成長できたら。」
穂乃果「そのために頑張ってる穂乃果を、雪穂は応援してくれてると思ってた。」
穂乃果「でも、結局それはわがままだったんだよね…」
穂乃果「今まで、雪穂にいっぱい迷惑かけたけど、雪穂なら穂乃果の事分かってくれるって。」
穂乃果「でも、穂乃果が雪穂のこと、分かってなかったんだ。」
雪穂「…」
26: 2014/12/03(水) 20:46:58.28 ID:tlVI/TG5.net
穂乃果「穂乃果ね、きっと頑張ってる自分が、すごいって思ってたの。」
穂乃果「穂乃果がやりたいって始めたスクールアイドルがここまで大きくなって。」
穂乃果「みんなが応援してくれて、その中に雪穂も入ってると思ってた。」
穂乃果「だから、μ'sの事で頑張ってたら、雪穂も助けてくれるんだって。」
穂乃果「自分のやりたい事ばっかりだったの。」
穂乃果「…だから、ごめんなさい!」
穂乃果「これからは、ちゃんとお店も手伝う!」
穂乃果「雪穂にばっかり負担かけないようにするから!!」
雪穂「…」
雪穂「私が怒ってるのは、そのことだけじゃ無いんだよ。」
雪穂「お姉ちゃんが頑張ってるのは知ってる。」
雪穂「ラブライブに向けて、頑張りたいって思ってるのも知ってる。」
雪穂「言ってくれたら、出来る事なら手伝うよ。」
雪穂「でも、お姉ちゃんは言ってくれないんだもん。」
穂乃果「穂乃果がやりたいって始めたスクールアイドルがここまで大きくなって。」
穂乃果「みんなが応援してくれて、その中に雪穂も入ってると思ってた。」
穂乃果「だから、μ'sの事で頑張ってたら、雪穂も助けてくれるんだって。」
穂乃果「自分のやりたい事ばっかりだったの。」
穂乃果「…だから、ごめんなさい!」
穂乃果「これからは、ちゃんとお店も手伝う!」
穂乃果「雪穂にばっかり負担かけないようにするから!!」
雪穂「…」
雪穂「私が怒ってるのは、そのことだけじゃ無いんだよ。」
雪穂「お姉ちゃんが頑張ってるのは知ってる。」
雪穂「ラブライブに向けて、頑張りたいって思ってるのも知ってる。」
雪穂「言ってくれたら、出来る事なら手伝うよ。」
雪穂「でも、お姉ちゃんは言ってくれないんだもん。」
27: 2014/12/03(水) 20:50:08.39 ID:tlVI/TG5.net
雪穂「いつからか、お姉ちゃんはμ'sの事しか話さなくなった。」
雪穂「お店の事も、μ'sを言い訳にしようとしてた。」
雪穂「私は、それが嫌だったの!」
雪穂「どうして、前みたいに言ってくれないの?」
雪穂「姉妹なのに、お姉ちゃんはμ'sの事ばっかり。」
雪穂「そりゃあ、頑張ってるのはしってるよ。」
雪穂「でも、前はそのことも頼ってくれた!」
雪穂「話してくれた!」
雪穂「…なのに、今は一人でいる時間が増えた。」
雪穂「寂しいよ…」グスッ
ギュッ
穂乃果「雪穂…ごめんね…穂乃果…」
雪穂「お姉ちゃん…」
「「うわああぁあぁぁああん」」
雪穂「お店の事も、μ'sを言い訳にしようとしてた。」
雪穂「私は、それが嫌だったの!」
雪穂「どうして、前みたいに言ってくれないの?」
雪穂「姉妹なのに、お姉ちゃんはμ'sの事ばっかり。」
雪穂「そりゃあ、頑張ってるのはしってるよ。」
雪穂「でも、前はそのことも頼ってくれた!」
雪穂「話してくれた!」
雪穂「…なのに、今は一人でいる時間が増えた。」
雪穂「寂しいよ…」グスッ
ギュッ
穂乃果「雪穂…ごめんね…穂乃果…」
雪穂「お姉ちゃん…」
「「うわああぁあぁぁああん」」
28: 2014/12/03(水) 20:53:28.37 ID:tlVI/TG5.net
………………………
穂乃果「雪穂も、寂しかったんだよね…」
雪穂「…」コクッ
穂乃果「本当に、雪穂の事分かってなかったなあ…」ナデナデ
穂乃果「希ちゃんに、お礼言わないと…ね。」
雪穂「…!」
雪穂「そうだ、希さん…」
穂乃果「?」
雪穂「私、希さんにひどい事言っちゃって…」
雪穂「お姉ちゃん、どうしよう…」
穂乃果「うーん…」
穂乃果「雪穂も、希ちゃんの事が好きになったのかな?」
雪穂「そ、それは…///」
穂乃果「…」
穂乃果「よし、穂乃果に任せて!!」
穂乃果「雪穂も、寂しかったんだよね…」
雪穂「…」コクッ
穂乃果「本当に、雪穂の事分かってなかったなあ…」ナデナデ
穂乃果「希ちゃんに、お礼言わないと…ね。」
雪穂「…!」
雪穂「そうだ、希さん…」
穂乃果「?」
雪穂「私、希さんにひどい事言っちゃって…」
雪穂「お姉ちゃん、どうしよう…」
穂乃果「うーん…」
穂乃果「雪穂も、希ちゃんの事が好きになったのかな?」
雪穂「そ、それは…///」
穂乃果「…」
穂乃果「よし、穂乃果に任せて!!」
30: 2014/12/03(水) 20:55:35.25 ID:tlVI/TG5.net
翌日 夕方
穂むら
希「穂乃果ちゃんから、謝りたいから来てって連絡あったけど…」
ガラッ
希「こんにちは~。」
雪穂「ど、どうも…」
希「雪穂ちゃん!?」
雪穂「あ、あの、えっと…」
希「…」
雪穂「その…なんて言うか…」
希「…穂乃果ちゃん、いるんやろ?」
穂乃果「希ちゃん…」ヒョコッ
希「雪穂ちゃん、ちょっと借りるな?」
穂乃果「…うん!!」
穂むら
希「穂乃果ちゃんから、謝りたいから来てって連絡あったけど…」
ガラッ
希「こんにちは~。」
雪穂「ど、どうも…」
希「雪穂ちゃん!?」
雪穂「あ、あの、えっと…」
希「…」
雪穂「その…なんて言うか…」
希「…穂乃果ちゃん、いるんやろ?」
穂乃果「希ちゃん…」ヒョコッ
希「雪穂ちゃん、ちょっと借りるな?」
穂乃果「…うん!!」
31: 2014/12/03(水) 20:58:04.60 ID:tlVI/TG5.net
神田明神
本堂裏手
希「ほら、雪穂ちゃん。着いたで。」
雪穂「…きれい」
希「ウチのお気に入りの場所なんよ。」
希「夕焼けが街に映えて…スピリチュアルやろ?」
雪穂「スピリチュアル…」
希「そう。」
希「あのな、雪穂ちゃん。」
希「ウチは、今までずっと一人やったんよ。」
希「両親の転勤についてって、色んな街回ってな。」
希「友達もそんなに出来んくて、ずっと一人やった。」
雪穂「希さん…」
希「でもな、ここが合ってたんか…」
希「ここから、離れたくないと思った。」
希「そして、ここに残った事で穂乃果ちゃんや、μ'sの皆と出会えたん。」
本堂裏手
希「ほら、雪穂ちゃん。着いたで。」
雪穂「…きれい」
希「ウチのお気に入りの場所なんよ。」
希「夕焼けが街に映えて…スピリチュアルやろ?」
雪穂「スピリチュアル…」
希「そう。」
希「あのな、雪穂ちゃん。」
希「ウチは、今までずっと一人やったんよ。」
希「両親の転勤についてって、色んな街回ってな。」
希「友達もそんなに出来んくて、ずっと一人やった。」
雪穂「希さん…」
希「でもな、ここが合ってたんか…」
希「ここから、離れたくないと思った。」
希「そして、ここに残った事で穂乃果ちゃんや、μ'sの皆と出会えたん。」
32: 2014/12/03(水) 21:01:40.97 ID:tlVI/TG5.net
雪穂「やっぱり…希さんも寂しかったんですか…?」
希「一人やった頃はな。」
希「…でも、ウチがここに残ったから、皆に出会えた。」
希「そして、μ'sに入れた。」
希「ウチにとっては、今が幸せやから。」
希「それで、今までの寂しさなんて吹き飛ぶんよ。」
雪穂「…」
希「…ウチはな、自分の周りで起こる、すべての事に意味があると思うんよ。」
雪穂「意味…?」
希「ウチがここに残ったから、μ'sと出会えた。」
希「だから、今ここにウチがいるん。」
希「こういう言い方をしたらあかんのかも知れんのやけど…」
希「あの日、穂乃果ちゃんがお店のこと忘れてたから、ウチは雪穂ちゃんと話せた。」
希「雪穂ちゃんと仲良くなれたから、その後穂むらにお邪魔できた。」
希「ほら。こう考えると、すべてが繋がって…」
希「意味のある事のように思えてくるんと違う?」
雪穂「それが、スピリチュアル…ですか?」
希「一人やった頃はな。」
希「…でも、ウチがここに残ったから、皆に出会えた。」
希「そして、μ'sに入れた。」
希「ウチにとっては、今が幸せやから。」
希「それで、今までの寂しさなんて吹き飛ぶんよ。」
雪穂「…」
希「…ウチはな、自分の周りで起こる、すべての事に意味があると思うんよ。」
雪穂「意味…?」
希「ウチがここに残ったから、μ'sと出会えた。」
希「だから、今ここにウチがいるん。」
希「こういう言い方をしたらあかんのかも知れんのやけど…」
希「あの日、穂乃果ちゃんがお店のこと忘れてたから、ウチは雪穂ちゃんと話せた。」
希「雪穂ちゃんと仲良くなれたから、その後穂むらにお邪魔できた。」
希「ほら。こう考えると、すべてが繋がって…」
希「意味のある事のように思えてくるんと違う?」
雪穂「それが、スピリチュアル…ですか?」
33: 2014/12/03(水) 21:03:13.74 ID:tlVI/TG5.net
希「うん♪」
希「人や、物や、経験や。」
希「どんな出会いにも、意味はあるん。」
希「ウチらが何かと出会う事で、その『縁』は広がって、また新しい『縁』を繋いでくれるんよ。」
希「やからウチは、どんな些細な事でも大事な事やと思うし、必要な事やと思うん。」
雪穂「たとえ、けんかをしても…ですか?」
希「…穂乃果ちゃんと喧嘩して、言いたい事は言えた?」
雪穂「ええ、まあ…」
希「仲直りできた?」
雪穂「はい…」
希「なら、それは必要な事なんやと思うよ。」
雪穂「え…」
希「雪穂ちゃんは、喧嘩しなかったら今回の事を穂乃果ちゃんに言えてた?」
雪穂「…」
希「人や、物や、経験や。」
希「どんな出会いにも、意味はあるん。」
希「ウチらが何かと出会う事で、その『縁』は広がって、また新しい『縁』を繋いでくれるんよ。」
希「やからウチは、どんな些細な事でも大事な事やと思うし、必要な事やと思うん。」
雪穂「たとえ、けんかをしても…ですか?」
希「…穂乃果ちゃんと喧嘩して、言いたい事は言えた?」
雪穂「ええ、まあ…」
希「仲直りできた?」
雪穂「はい…」
希「なら、それは必要な事なんやと思うよ。」
雪穂「え…」
希「雪穂ちゃんは、喧嘩しなかったら今回の事を穂乃果ちゃんに言えてた?」
雪穂「…」
34: 2014/12/03(水) 21:06:16.04 ID:tlVI/TG5.net
希「喧嘩すればいいって物じゃないけど…」
希「少なくとも、喧嘩をした事で二人は余計仲良くなったんと違う…?」
雪穂「それは…そうですね。」
希「もしかしたら、綺麗ごと言ってるだけなんかも。」
希「結果論でしかないって言われたらそれまでやけど。」
希「…でも、ウチは信じたいんよ。」
希「こうして今、雪穂ちゃんと話していられるのも、そういった小さな縁の元に出来てると思うから。」
雪穂「希さん…」
希「そう考えると、嫌な事も楽しくなるんよ。」
希「あのとき、こうしてしまったって後悔するかもしれんけど。」
希「でも、その事があったから、今の自分がいる。」
希「開き直って、自分勝手にするのとはまた違うけどな♪」
希「少なくとも、喧嘩をした事で二人は余計仲良くなったんと違う…?」
雪穂「それは…そうですね。」
希「もしかしたら、綺麗ごと言ってるだけなんかも。」
希「結果論でしかないって言われたらそれまでやけど。」
希「…でも、ウチは信じたいんよ。」
希「こうして今、雪穂ちゃんと話していられるのも、そういった小さな縁の元に出来てると思うから。」
雪穂「希さん…」
希「そう考えると、嫌な事も楽しくなるんよ。」
希「あのとき、こうしてしまったって後悔するかもしれんけど。」
希「でも、その事があったから、今の自分がいる。」
希「開き直って、自分勝手にするのとはまた違うけどな♪」
35: 2014/12/03(水) 21:07:57.01 ID:tlVI/TG5.net
雪穂「…難しいですね。」
希「あはは、やっぱり?」
希「でも、雪穂ちゃんはこうして、謝りにきてくれたんやろ?」
雪穂「あ…はい。」
雪穂「あのときは、すみませんでした。」ペコッ
希「ええんよ。」
希「それがあったから、今があるから。」
希「これも、ウチは一つの縁やと思ってる。」
希「だって、雪穂ちゃんと仲良しになれたんやから。」
雪穂「…そうなのかも、知れませんね。」クスッ
希「毎日、ほんのちょっとの小さな縁を、ウチらは紡いでるん。」
希「その小さな縁が、また違う縁を繋いで。」
希「そんなちっちゃな不思議な縁に、ウチらは包まれてると思うんよ。」
希「やからウチは、どんな事でも大事にしていこうって。」
希「そんな縁をくれた物を、スピリチュアルって言ってる。」
希「もう、今は口癖みたいになってきたけどな♪」
雪穂「ふふっ。スピリチュアル…ですか。」
希「あはは、やっぱり?」
希「でも、雪穂ちゃんはこうして、謝りにきてくれたんやろ?」
雪穂「あ…はい。」
雪穂「あのときは、すみませんでした。」ペコッ
希「ええんよ。」
希「それがあったから、今があるから。」
希「これも、ウチは一つの縁やと思ってる。」
希「だって、雪穂ちゃんと仲良しになれたんやから。」
雪穂「…そうなのかも、知れませんね。」クスッ
希「毎日、ほんのちょっとの小さな縁を、ウチらは紡いでるん。」
希「その小さな縁が、また違う縁を繋いで。」
希「そんなちっちゃな不思議な縁に、ウチらは包まれてると思うんよ。」
希「やからウチは、どんな事でも大事にしていこうって。」
希「そんな縁をくれた物を、スピリチュアルって言ってる。」
希「もう、今は口癖みたいになってきたけどな♪」
雪穂「ふふっ。スピリチュアル…ですか。」
36: 2014/12/03(水) 21:13:33.31 ID:tlVI/TG5.net
希「そう。この景色も、雪穂ちゃんとの出会いも。」
希「ウチにとっては、なんでもスピリチュアルや!」ニコッ
雪穂「…」
希「やから、雪穂ちゃんと仲良くなれたのも、きっとこの縁のおかげなんよ。」
雪穂「ふふっ。」
希「…ん?」
雪穂「いえ。『スピリチュアルな縁』って事ですね♪」
希「雪穂ちゃんにも、分かってもらえたかな?」
雪穂「全部はまだ…。でも、私が思って、行動したら、また新しい何かが起こるんですよね?」
希「…まあ、そういうことかな♪」
雪穂「だったら…」ギュッ
希「雪穂ちゃん?」
雪穂「私、お姉ちゃんには負けません。」
希「…どういうこと?」
雪穂「私、まだまだ希さんと。」
雪穂「こうやって手を繋ぐように、色んな縁を繋ぎたいんです!」
雪穂「だから、これからも仲良くしてください!///」
雪穂「私の、もう一人のお姉ちゃん♪」
おわり。
希「ウチにとっては、なんでもスピリチュアルや!」ニコッ
雪穂「…」
希「やから、雪穂ちゃんと仲良くなれたのも、きっとこの縁のおかげなんよ。」
雪穂「ふふっ。」
希「…ん?」
雪穂「いえ。『スピリチュアルな縁』って事ですね♪」
希「雪穂ちゃんにも、分かってもらえたかな?」
雪穂「全部はまだ…。でも、私が思って、行動したら、また新しい何かが起こるんですよね?」
希「…まあ、そういうことかな♪」
雪穂「だったら…」ギュッ
希「雪穂ちゃん?」
雪穂「私、お姉ちゃんには負けません。」
希「…どういうこと?」
雪穂「私、まだまだ希さんと。」
雪穂「こうやって手を繋ぐように、色んな縁を繋ぎたいんです!」
雪穂「だから、これからも仲良くしてください!///」
雪穂「私の、もう一人のお姉ちゃん♪」
おわり。
45: 2014/12/03(水) 21:57:44.27 ID:t9G+XqJq.net
乙
可能性感じた
可能性感じた
引用元: 雪穂「spiritual chance」
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