【知らないことが幸せ】


百合子「でも良かった！最上さんが常識人っぽくて」

伊吹「それには俺も同意だな」

静香「私は普通でいるつもりなんだけど、一体何があるっていうの」

伊吹「それはまだ知らない方がいい」

【※人見知りモード杏奈ちゃん】


杏奈「……常識人は自分のユニットにMFOAなんて名前つけない」

静香「えむ、え？なんですか？」

百合子「わあああ！なんでもないの！忘れて！」

百合子「若気のあれだから！」

杏奈「望月杏奈……よろしく」

静香「よ、よろしくお願いします」

【ライバル】


伊吹「まあ、同じ事務所にはなるが、君たちはライバルになる」

静香「ライバル……」

百合子「うう、アイドル業界って厳しいですよね。
　　　せっかく同じ事務所でお友達が増えると思ったのに」

杏奈「そう、食うか食われるかなのさ」

伊吹「ほう？望月の方がその辺の覚悟はあるようだな」

杏奈「しゃぶるかしゃぶられるかなのさ」

伊吹「前言撤回、お前さてはなにも分かってねーな？」

【手強いライバルたち】


伊吹「仲良しごっこがしたいなら、所詮それまでの結果で終わる」

伊吹「君も潰されるかもしれないという覚悟をもってここに来たんだろう？」

静香（あの女を潰したいっていう私怨だなんていえない）

伊吹「言っておくが、俺の担当するこいつらこんなんでも手強いぞ」

杏奈「隙あらば全裸になるからな」

百合子「ならない！！」

【そりゃあアンタこれが全力じゃないからな】


静香（もしかしたらユニット内で争ってる暇なんてないのかも）

静香（ユニットで活動するならやはりユニット同士がぶつかることに）

静香（それよりも社内よりももっと他の事務所を見た方が……）

静香（でもなんだろう、全然この人達には負ける気がしない）

【不思議なことがたくさん】


百合子「まあ、伊吹さんはああ言ってるけど」

百合子「困ったことがあったら何でも言ってね！」

百合子「私の方が少しだけ先輩だから！」

静香「あの……じゃあさっそく」

百合子「うん！なにかな？」

静香「この事務所のこと、ネットで調べたんですけど……
　　　何も出てこなくて……何でホームページとか出してないんですか？」

百合子「え？　あれ？あるはずだけど……」

【恐るべき隠蔽工作】


百合子「ほら、私のスマホからは見れるよ？」

静香「あれ？私のスマホからは同じ検索してもサイトすら無いですよ？」

百合子「あれ？ほんとだ！」

百合子「……」

百合子「アオノリの仕業だ！！」

静香「……アオノリ！？」

【アイドル事務所ってなんなん……】


百合子「まだ見てない？うちにいるアイボだけど」

静香「ああ、あの喋るアイボ、アオノリって言うんですね」

百合子「一回会ってるんだ。その時なんかされなかった？」

静香「えっと、なんか目が光ってましたね」

百合子「ああ、じゃあたぶんその時、生態認証とか色々情報抜き取られてるよ」

静香「なんなんですかこの事務所！？！？」

【スイッチオン】


杏奈「おおいいい！Switchで桃鉄でるってよ！！」

静香「！？」

静香「さっきまで大人しかったのに……何ですか！？」

百合子「ああ、ごめんごめん。慣れて」

静香「慣れ……え？」

杏奈「うへへへ、杏奈と未来と翼とステゴでやろうぜぇ～～」

百合子「絶対ハメられる……」

【事務所をうろつく最上】


アオノリ「おはようございますミス最上」

静香「お、おはよう」

静香「……」

静香「へい、アオノリ。今日の天気は？」

アオノリ「今日の天気は曇りです。あと、そのように呼ばれなくても答えますよ」

静香「なんか恥ずかしくなってきた……」

【二階堂が占拠している部屋】


静香「なんだろうこの部屋……」

静香「小道具部屋？」

朋花「そこ入らない方がいいですよ」

静香「わっ、えっと、すみません」

朋花「いえいえ、その部屋のガラクタは暴走すると街を破壊しかねないので」

静香「なんてもの置いてるんですか！？」

【含みのある言い方】


朋花「その部屋は二階堂さんっていう頭が良い“だけ“の人が勝手に使ってる部屋なんですよ」

静香「だけをすごく強調しましたね」

朋花「その人があれこれ開発したものなんですよ」

静香「開発？すごいですね！」

朋花「みんな最初はそう思うんですよ～」

【飛んでくる皮にご注意ください】


静香「じゃあこれは……？」

朋花「えっと、それは爆速りんご皮むきマシンですね」

静香「爆速……？？」

朋花「はい、りんご専用なんですけど、すごいスピードで斬るので、
　　むしろ斬った皮が吹っ飛んでくる方が危険性なんです」

静香「……」

【※横山の注文で作った問題作】


静香「じゃあこのゴーグルは？」

静香「ひょっとして最新のVRとか？」

朋花「それは……ああ、スケベ専用すけすけゴーグルですね。服が透けて見えます」

静香「ええ！？なんてもの置いてるんですか！？」

朋花「ただ、制御できないみたいで、かけて見るとみんな骨になりますよ」

静香「透けすぎんだ……」

【運命の出会い】


静香「こっちの部屋はなんだろう……」



吊された未来「……zzz」



静香（なんであの人吊されたまま寝てるんだろう……うっ！）

静香（頭が痛い！！）

静香（なにかが流れてくる……！……私じゃない私の記憶……！？）

【あれが我らの王である】


伊吹「見てしまったのか」

静香「あれは……」

百合子「あれが山賊の王だよ」

静香「普通の女の子に見えますけど」

百合子「ハハハ、面白い冗談だったよ」

静香「別に冗談のつもりで言った訳じゃ……」

【言語を放つ生き物】


志保「あら、来てたの……」

静香「あ、……」

志保「通りで……空気が……」

静香「うるさいわね。あ、そうそう、あの未来って子、話したことある？」

志保「……」

志保「人の言葉を発しているのは見たことあるわ」

【何故琴葉のような優等生が】


静香「あ、居た！」

琴葉「え？」

静香「あの！……あの子どうして放置してるんですか？」

琴葉「あの子って……？」

静香「未来って子ですよ。注意しないんですか？」

琴葉「……そう」

静香「私、まじめで責任感のある方がしっかりあの子を注意しているものだとばかり」

琴葉「そう……。そうよね」

【ポケットの優等生を叩くと優等生が２人に】


恵美「あー、ちょっといいかな？」

静香「あ、すみません。お話中に割り込んで」

恵美「琴葉は、この事務所結構長く居る方だけど」

恵美「その琴葉が注意してないと思う？」

静香「う……それは」

琴葉「あなたの言うとおりよ……」

【毒を食らえば毒状態異常になる】


琴葉「私は確かに注意したわ。そんなこと言ったらだめよ」

琴葉「言葉使い直そうね」

琴葉「お友達を傷つけたらだめよ」

琴葉「目上の人には敬語を使いましょう？」

琴葉「全て無駄だったどころか、出てくる言葉はとても口に出来ないことよ」

琴葉「いつしか私は諦めかけていた」

琴葉「そして彼女に発した言葉は……」

琴葉「くそ野郎てめえほんといい加減にしろよ、だったの……」

琴葉「私、産まれて初めてこんな言葉口にしたわ……」

恵美「それ以来、琴葉は移るのが怖くて立ち向かえないの」

静香「なんて恐ろしい……」

【レジスタンス誕生】


琴葉「でも今なら、あなたがいるなら！」

恵美「え」

琴葉「私、あなたが居て２人なら、きっと立ち向かえると思うの！」

琴葉「甘えていたわ……！」

琴葉「みんな、私に仕方ないよって声をかけてくれることに」

琴葉「一緒に立ち向かいましょう！」

静香「……はい！！」

恵美「大丈夫かなぁ～……」

【次々集まる仲間達】


「待って！」

「その話、聞かせて貰った……！」




琴葉「あなたは……！伊吹さん、百合子ちゃん！」

伊吹「奴の対処の話なら乗らないはずがない」

百合子「私もかつて毒されて……変なユニット名を名付けた大罪人……気持ちは分かります」


恵美（うまいこと無かったことにしようとしてるな！？）

【突入前】


静香「さっきあの子はこの部屋に縛られていました！」

琴葉「誰ですかそんなことしたのは」

伊吹「俺じゃないぞ」

百合子「私は無理だし……」

伊吹「自分でやったのか……」

【何かを察知した】


伊吹「おい春日！」

琴葉「居ない……」

静香「さっきまでこの部屋にいたのに……！」

百合子「見てください！あそこ！」

琴葉「椅子とロープ……」

伊吹「逃げ足だけは早い奴だな」

【シャニマス感謝祭当選！】


亜利沙「おほほほほ！！やりましたよぉおぉ～～！！」

亜利沙「これでシャニマスちゃんたちの可愛い姿が生で見れますよぉお～！！」

静香「　！？　」

静香「今なにか叫びながら走りぬけていったあれはなんですか！？」

琴葉「今のは亜利沙ね」

伊吹「ああ、今のは松田だな」

百合子「チケットのことの時にしか現れない子です」

静香「誰なんですか！？どういうことなんですか！？」

【VS山賊】


琴葉「まだ椅子が温かい……まだ近くにいます！」

伊吹「アオノリ！春日のGPS反応は！」

アオノリ「一時間以上前にミス春日に気付かれたようです」

伊吹「ちっ！いいか！相手を女子中学生だと思うな！
　　　奴はあらゆる手段を使ってほとぼりが冷めるまで逃げるつもりでいるぞ！」

静香（恐ろしい事務所に来てしまったのかもしれない）

【なぜ在る】


百合子「伊吹さん！この床……わずかですけど、音が違います」

伊吹「隠し通路だな……」

静香（なぜそんなものが）

琴葉「こ、これは……！見てください」

百合子「それは確か、二階堂さんがアントマン見て影響されて作った
　　　　ちっちゃくなれるビームが出る光線銃！」

静香（……なぜそんなものが！？）

【緊張感】


琴葉「でも、確かそれ戻る術がなくてガラクタとして倉庫にしまってあったはず……」

伊吹「奴はピッキングならできる。そんなもの金庫にしまっていても意味がない」

百合子「じゃあこれを使って小さくなっている！？」

伊吹「気を抜くな、奴は近くにいるかもしれない……」

静香（なんなの！？私いったい何に首突っ込んだの！？）

【名前についてはまだ諦めてなかった】


百合子「どうします？バルサン炊きますか？」

伊吹「いや、この部屋に隠し通路が在る時点で逃げ道が用意されている……」

琴葉「ゴマパンダ、アクティブソナーで部屋にいる生物を感知して！」

アオノリ「了解です、ミス田中」

静香（あの人だけなんでアオノリのこと違う呼び方するんだろう……？）

緊急クエストだ

琴葉百合子静香のトリオ…
何か物足りなく感じるな…

過去スレ見直してたが初期の頃の山賊はまだマシだったんだな…