1: 2013/08/07(水) 22:47:01.62 ID:JwOiyQtcO

前回
八幡「なんだか間違っている気がする…」


八幡「(そもそも俺は群れることが嫌いだ。)」


八幡「(寄る辺が無くても立ち往ける孤高の存在、最強のぼっち)」

八幡「(そう在ろう、そう思って決断してきた。少なくとも、誰かに気に入られたり、寄り添う為に決断することは無かった。)」

八幡「(何時だって卑屈で最低で、斜め下な問題解決。いつの間にか校内一の嫌われ者になっていた)」

八幡「(……にもかかわらずおかしい。間違っているぞこれは)」

城廻「なでなで、おかわり///」
雪乃「止めなさい。これ以上するなら通報するわよ」
結衣「めぐり先輩ズルいー!あたしもー!」


7: 2013/08/07(水) 22:59:54.51 ID:JwOiyQtcO
めぐり「やめて二人共!比企谷くん、気にせずどうぞっ!」ワクテカ

八幡「いやこの状況で気にしないなんて俺には無理ですつか近い近い」

結衣「ヒッキーデレデレすんなっ!」

八幡「し、してねえし」

雪乃「してるわ。いつもより鼻の下が延びて、だいぶ不愉快だわ」

八幡「ば、ばっかお前俺は別に…」アタフタ

雪乃「間抜けの見本みたいな反応ね。ふふっ、…不愉快だわ」

結衣「ヒッキー、めぐり先輩のお礼って、どゆこと!」

八幡「おい怖い、怖いよ!」

結衣「どゆことだし!」

八幡「だっから、怖いし近いわっ!」

8: 2013/08/07(水) 23:13:23.90 ID:JwOiyQtcO
八幡「と、取り合えず、昼食のお礼だけ言いたかっただけなんで、俺はそろそろ行きますね。あの、これは洗ってお返ししますんで…」

雪乃「昼食?」
結衣「やっぱりね!めぐり先輩だと思ったよ!」プンスカ

めぐり「喜んで貰えてよかったよー。あ、洗わなくて良いから」

八幡「いやでも…」

めぐり「いいから」ニコッ

八幡「はい…」ゾクッ

雪乃「…ねえ比企谷君。もしかして貴方、城廻先輩に昼食を作ってもらったのかしら」

結衣「めぐり先輩、いいなー」

城廻「また作ってくるね!えへへ」ニコニコ

13: 2013/08/07(水) 23:25:54.94 ID:JwOiyQtcO
八幡「それじゃ、俺はこれで…」

めぐり「あ、比企谷くん!」

八幡「?」

めぐり「あのさ、その…また今日も一緒に帰れるのかな、って…」

結衣「は?」
雪乃「……」イラッ

八幡「あ、その、えっと…」チラッ

雪乃「………」ニコッ
結衣「ヒッキー?」ニコッ

八幡「む」
めぐり「む?」

八幡「無理かもしれませんっ!居残り有るんで!それじゃっ!」ダダダダダ

めぐり「あっ…」

結衣「待てー!ヒッキー!」タタタタタ
雪乃「待ちなさい、比企谷君!」タタタタタ

めぐり「あらら…」ポツーン

14: 2013/08/07(水) 23:34:30.86 ID:JwOiyQtcO
めぐり「みんな行っちゃった~。もうっ」プクー

めぐり「比企谷くんは居残りかぁ…残念だなぁ。あ、でも待ってれば良いんだ」ピーン

めぐり「うん、そうしよっ♪」

めぐり「(そう言えば、比企谷くんどれくらい食べてくれたのかな…かなり軽くなってるけど)」テクテク

めぐり「(たぶん、空っぽ?)」

めぐり「……」キョロキョロ ゴソゴソ カポッ

めぐり「(!)」パアァ

めぐり「(キレイに食べてくれてる…う、嬉しいよ~)」ポッ

めぐり「(!)」ハッ

めぐり「(こ、このお箸で、比企谷くん食べてくれたんだよね…)」ドキドキ

15: 2013/08/07(水) 23:39:13.49 ID:JwOiyQtcO
めぐり「………」ゴクリ

めぐり「……………」キョロキョロ

めぐり「……」

めぐり「…………」ペロッ

めぐり「(きゃぁぁぁぁ!やっちゃったぁ///)」ドキドキ

めぐり「………」キョロキョロ

めぐり「……」クンクンペロペロ

めぐり「///」キャー♪

17: 2013/08/07(水) 23:56:36.87 ID:JwOiyQtcO
-----------------------------

雪乃「待ちなさい比企谷君」ダダダダダ

八幡「断る!」ダダダダダ

結衣「ヒッキー待つし!待ってぇー!」ダダダダダ

八幡「断る!というか2人がかりで追跡ってイジメじゃない?止めてくんない?」ダダダダダ

雪乃「黙りなさい性犯罪者。素直に自首すれば減刑されるわよ」ダダダダダ

八幡「人聞きの悪いことを大声で言うな!!」ダダダダダ

結衣「ヒッキー待ってよぉ」ダダダダダ

22: 2013/08/08(木) 00:37:46.08 ID:35wyVzuQO
雪乃「埒があかないわ。…悔しいけど、こうなってしまっては昼休み中にあの男を捕まえられそうにはないかも」ダダダダダ

結衣「そんな!諦めるなんてゆきのんらしくないよ!」ダダダダダ

雪乃「冷静な状況判断の結果よ。だって私、…体力ないもの」コテンッ

結衣「ゆ、ゆきのぉぉぉん!!!」

雪乃「行きなさい、由比ヶ浜さん。私に構わずあの男を捕らえて」ビシッ

結衣「で、でも…」

雪乃「あなたならきっと出来る。私はそう信じているから。だから、お願い。行って!」

43: 2013/08/08(木) 08:18:46.33 ID:35wyVzuQO
結衣「…わかったよ、ゆきのん。あたし、がんばる!」

雪乃「…ありがとう、由比ヶ浜さん」ガクッ

結衣「ゆきのぉぉぉん!!!」
結衣「ってヒッキーいないし!ヒッキーの薄情ものー!」キーッ


----------------

八幡「(なんだか知らんが逃げ切れそうだ)」タッタッタッタ

八幡「(とは言ってもゴール(教室)は由比ヶ浜と同じなんだよなぁ)」タッタッタッタ

八幡「(適度に遠回りして時間ぎりぎりに戻るか)」ハァ

75: 2013/08/08(木) 14:58:27.76 ID:35wyVzuQO
八幡「(というか、俺メシ食った直後にこんなに走るとか大丈夫なわけ?)」ハッ

八幡「……………」

八幡「やっぱ気持ち悪い…」ゲンナリ

八幡「(ジュースでも買ってベストプレイスで少し休むか…)」

八幡「(追っ手もいないし、今の内にジュースを…)」キョロキョロ ピッ ガタンッ



----------


校舎裏


結衣「待ってたよヒッキー!」

八幡「」ブハッ

結衣「さっきも来たんだからねっ!全くもう!」

76: 2013/08/08(木) 15:14:15.89 ID:35wyVzuQO
八幡「何でいるの?てか雪ノ下はどうしたの?見捨ててきたとか?」

結衣「ヒッキーが逃げるからでしょ!それにゆきのん見捨ててないし!疲れたから置いてきただけだし!」

八幡「見捨ててんじゃん」

結衣「違うし!もー、それもこれも全部ヒッキーのせいじゃん!」

結衣「昨日はめぐり先輩と帰るし、朝はゆきのんと登校してくるし、お昼はめぐり先輩のお弁当食べてるし、逃げるし!」

八幡「どれもお前に関係ないだろうが」

結衣「か、関係あるし!」

八幡「はぁ?関係ないだろ」

結衣「あるもん!」

81: 2013/08/08(木) 16:00:53.31 ID:35wyVzuQO
結衣「ヒッキーが、デレデレするの見るの、なんかヤだし」

八幡「で、デレデレしてねーし」

結衣「してるし!…あと、なんかその…なんて言ったらいいんだろ」

結衣「悲しくなる…?」

八幡「はっ?」

結衣「あ、あはははー、何言ってんだろうねあたし」

八幡「……」

結衣「でも、そうなんだもん///」カァッ

八幡「……」

結衣「ねぇ、ヒッキー。あたしは、ヒッキーの事、もっと知りたい。あたしのこと、もっと知ってもらいたい」

結衣「ヒッキーは…」

結衣「ヒッキーは、どう、なのかな…」ドキドキ

83: 2013/08/08(木) 16:50:34.34 ID:35wyVzuQO
八幡「…まあその、なんだ、落ち着け由比ヶ浜」ジリジリ

結衣「あたしは落ち着いてるよ?」スッ

八幡「そうか?落ち着いてる割には、いつもよりその…近いんですけど」ジリジリ

結衣「そう?」スススッ

八幡「それにほら、さっき走り回ってたから俺汗臭いかもしれないし」ジリジリ

結衣「ヒッキーはだいじょぶだよ。あ、もしかしてあたしの方がに、臭う?///」

八幡「い、いや別にそんな事無いが…」

結衣「良かった」スススッ

八幡「いや由比ヶ浜さんホントお願いします。というか何が目的だ由比ヶ浜!俺を動揺させてどうするつもりだ!」ジリジリ

84: 2013/08/08(木) 17:00:57.94 ID:35wyVzuQO
結衣「ヒッキー動揺してるの?」

八幡「当たり前だ。人との距離感を気にするぼっちだぞ。急に詰めてくるな」ジリジリ

結衣「でもそうしないと、ヒッキー逃げちゃうじゃん」ススススッ

八幡「当たり前だ!というか分かった、分かったから。これ以上俺に近付くな」バッ
八幡「(なんかいい匂いするから!あと柔らかいから!)」

結衣「えへへ、もしかしてヒッキー、あたしにドキドキしてる?///」

八幡「してねぇよ!」

結衣「あたしは、ちょっとしてる///」スススッ

八幡「だから近づくなビXチ!って」ドン
八幡「(後ろ、壁だぁぁ!)」サガレナイ!

103: 2013/08/10(土) 00:13:33.82 ID:c+9UQ/4g0

結衣「ね、ヒッキー///」スススッ

八幡「おい近いってば!」


ムニュゥゥン

結衣「へぇあ!?」



八幡「(俺が由比ヶ浜を退けるように突き出した手は、前進を止めない由比ヶ浜に当然のごとく接触した)」

八幡「(触れたのは、自らを主張するかのように、由比ヶ浜を構成する要素の中でも特に前方に向かって誇らしげにそそり出た、二つの頂)」

八幡「(しかも、俺ににじり寄ったせいか、前のめりに由比ヶ浜の体重が掛かり、突き出した手のひらの中で、押しつぶされるようにして柔らかに形を変えている)」

八幡「(デカい。小町なんかより全然デカイ。そして)」

八幡「柔らかい…(諦観)」ボソッ

* この間、2秒


結衣「は、はわっ、はわぁ!!!」カァァァァァ

八幡「(……俺は悪くない。悪くないよな?悪くないはず!)」サァァァァ






152: 2013/08/14(水) 23:29:58.82 ID:UPQbXtYX0

-----------------------------

結衣「(な、なにこれ…)」プシュー

結衣「(ヒッキーの手が、あ、あたしの胸つかんでるっ!!?ど、どゆこと!)」ワタワタ

結衣「(ちょっと痛いかも…でもドキドキするっていうか…)」ドキドキ

結衣「(てかヒッキーの手けっこー大きい…んっ///)」




結衣「ってちがうし!!そゆ事じゃないし!!」ハッ

八幡「うわっ!いきなり声出すな!」

結衣「てかヒッキー!どこ触ってるし!離してよー!」ジタバタ

八幡「ち、違うぞ由比ヶ浜。これはかの乳トン先生が唱えた…」シッカリ

結衣「ニュートン?意味わかんないし!それとあたしのむ、胸つかむの関係ないでしょ!!いったいし!」

八幡「すまん。しかしだな由比ヶ浜、俺にも言い分はある。俺はお前の暴力から身を守ろうとして正当防衛を…」

結衣「はぁ?!あたし、ヒッキーにそんなことしないし!ヒッキー離せばいいだけじゃん!離してよっ!」ジタバタ

八幡「だからお前がにじり寄ってきたから俺の手に触れてだな!」

結衣「いいから、離せーー!!」ジタバタ


< むにゅにゅん ムニュリ


結衣「やっ///ひ、ヒッキーあたしの胸もんだし!揉んだよね!?」カーッ

八幡「お、お前がジタバタするからだろうが!///てか変な声出すな!」

結衣「ヘンなことしてるのヒッキーじゃんかぁ!!///」

八幡「と、とにかく離すぞ!!お前も下がれ近いし!」パッ

結衣「誤魔化す気!?ってあれれ」グラッ

八幡「いいから離れろ!っておいおいおいおい」


154: 2013/08/15(木) 00:28:55.91 ID:uzxx8pk30

ダキッ

八幡「……」

結衣「……」

八幡「……」

結衣「……」

八幡「…なあ由比ヶ浜」

結衣「…なに、ヒッキー」

八幡「暑いから離れてくんない?」

結衣「この期に及んでそゆことしか出てこないんだ…やっぱヒッキーはダメだね…」ハァ



結衣「(うぁうぁ~~///、なにコレ!なにこれ~!)」
結衣「(バランス崩してヒッキーに抱きついちゃった!抱きついちゃったよ!!///)」

結衣「もー、サイコー///」ムハーッ

八幡「おい、声出てる。出てるから」

結衣「はっ!き、聞かないでよね!///」キャー

八幡「だったらさっさと退いて下さいよ由比ヶ浜さん」

結衣「だ、だめだし!」

八幡「は?」

結衣「あ、あたしの胸触った罰!」ムギュー クンカクンカスーハー

八幡「はぁぁ?(ってかオイ俺のわき腹からみぞおちの辺りを、あったかい水ヨーヨーのようなやわらか物体が形を変えてますよ)」オッパイ!

結衣「えへへへー///ちょーヤバイよー///」スリスリ

八幡「いいから離れろうっとおしい」ギリギリ

結衣「やー!」ムギュー

八幡「お前は子供か!しかもアホな子だ!」

結衣「アホじゃないもん!……ゆきのんか平塚先生に、さっきの事言いつけちゃおっかなー」ボソッ

八幡「」

結衣「えへへー///」スリスリ

八幡「悪魔め…てかさお前、校舎裏でこんなんやってる事誰かに見られたら…」


戸塚「」

八幡「(戸塚ァァァァァァァ!!!)」


156: 2013/08/15(木) 00:40:20.58 ID:uzxx8pk30

戸塚「え、えっと、八幡?あの…」

結衣「あ、さいちゃん!やっはろー!」スリスリ

八幡「違うんだ戸塚。これは違うんだ。おい由比ヶ浜さん退いてくださいホント勘弁してください」ギリギリ

戸塚「あ、あはは…そっか、うん、そうだよね…いいな、二人とも仲良しで…」グスッ

八幡「ち、違うぞ!俺は別に…(泣くな戸塚ァァァァ!)」アセアセ

結衣「えへへー///照れちゃうなー」スリスリ

八幡「お前はいちいち勘違いするような事を口走るなアホか!な、なあ戸塚…」ワタワタ

戸塚「ううん、いいの八幡。そ、それじゃ…」グスッ ニコッ

八幡「ま、待ってくれ戸塚!」

結衣「♪」スリスリ

戸塚「また、教室でねっ!」ダダダダダダ

八幡「戸塚ァァァァアアアアア!!!」ガビーン

結衣「さいちゃんどしたんだろね~?」

159: 2013/08/15(木) 01:14:32.79 ID:uzxx8pk30



八幡「オワッタ…ナニモカモ…」

結衣「なにヒッキー感じ悪い」ムーッ

八幡「ほっといてくれ…てか、もうそろそろ昼休み終わるだろ…いい加減離れろ」グスッ

結衣「もー…しょーがないなー」スッ

結衣「って、あ、あれれ??」プルプル

八幡「やっと離れたか…あと少し早く離れてくれてればっ、って何やってんのお前」

結衣「わわ、わ」ストン

結衣「あ、あれ?えっと、立てないみたい…」

八幡「は?嘘だろ?」

結衣「嘘なんかつかないし!えっと、足に力が入んないっていうか…腰がぬけた?かも…」

八幡「はぁぁ??どうすんの?授業始まるぞ」

結衣「ど、どしよ…あ」ピーン

八幡「…まぁ、先生には由比ヶ浜がサボリだって伝えとくから心配すんな。それじゃ俺行くわ」バイバーイ

結衣「はぁっ?!嘘でしょヒッキー!あたし置いてく気?!」

八幡「ああ。じゃあな由比ヶ浜」トオイメ

結衣「ちょ、ホントありえないんだけど!女の子置いていっちゃうの?!嘘でしょ!?」

八幡「這って行け」

結衣「ホントありえない!ヒッキーのばか!アホ!えOち!」

八幡「言え言え。全然堪えないけどな」

結衣「ちかん!ヘンタイ!れいぷ魔!」

八幡「…やめてくださいお願いします。名誉毀損で訴えるぞコノヤロー」

結衣「あたしの胸揉んだくせに」

八幡「…なにが望みだ」

結衣「え、えっと、あのね」モジモジ

八幡「何ですかァ?早くしてくれないと俺までサボりになっちゃうんですけどね」

結衣「お、」

八幡「お?」


結衣「お、おんぶ、して?///」ポッ

八幡「」





208: 2013/08/30(金) 00:38:41.89 ID:Gs0Pn8Hj0
-------------------------

八幡「(いつもなら誰にも気にされず、ただぼんやり過ごしている筈の休憩時間)」

八幡「(あと1つで授業が終わる、そんな達成感を感じる、一日最後の中休み…の筈なのに)」

ヒソヒソヒソ…

八幡「(めっちゃ見られてるよナニコレ。すげぇやな感じ)」



結衣「なんだか雰囲気悪いね~。ヒッキーなんかした?」

八幡「…」

結衣「まぁ、いつものことかー。あははっ♪」

八幡「あのな、由比ヶ浜」

結衣「何?なになに~?」

八幡「お前のせいだろ」

結衣「は?なに言ってんのヒッキー。シンガイだよ!」プンスカ

八幡「なら俺の机の上から降りろ」

結衣「やだ」プクー

八幡「やだじゃないだろうが。お前の奇行が目立ちすぎて俺まで変人扱いだ。とっとと降りろ」

結衣「ヒッキーがヘンなのはいつものことじゃん。いまさら気にしたってしょうがないよ」

八幡「やかましいわ。じゃあアレだ、短いながらも最後の授業に備えて仮眠している時間を俺から奪うのやめろ。迷惑だ」

結衣「ヒッキーの席ってさ、壁際だから寄りかかれて良いよねー」

八幡「うん、人の話聞けコノヤロー」

結衣「聞いてるってば!えっと、だからいつもみたく机で寝たいんでしょ」

八幡「聞こえてるじゃないか。そうだよその通りだよ。だから退いてくれませんかねぇ由比ヶ浜さん」

結衣「むー、し、しかたないなぁ///」

八幡「なにが仕方ないのか良く分からんが、頼むからとっとと降りてくれ」

結衣「は、はいっ!///」

八幡「?なぜ降りん」

結衣「ヒッキー眠いんでしょ?は、はずかしいけど、いいよ?///」

八幡「??言ってる意味が分からんぞ由比ヶ浜。どうでもいいから降りてくれ」

結衣「だ、だから///…まくら」カーッ

八幡「まくら?」

結衣「ひ、ひざまくら、してあげるって言ってんの!!」カーッ

八幡「」

< ウワーマジカ! リアジュウバクハツ キョウシツデ机ノ上ニフトモモノセテ枕トカッテ…ヒキタニクンスゲー! ユイドシタン?


沙希「!」ガタッ
南「!」ガタッ


結衣「い、いいよ?ヒッキーになら…でも匂いとかかがないでね///」ポッ

八幡「うん落ち着こう由比ヶ浜。深呼吸しろ今すぐ気を失うまで」

結衣「あたしだって恥ずかしいんだからね!ほ、ほら早く!」ポンポン

八幡「どうしてこうなった…」

210: 2013/08/30(金) 00:53:54.01 ID:Gs0Pn8Hj0

< キーンコーンカーンコーン

八幡「ハッ!お、おい由比ヶ浜、もう授業の時間だ。席に戻れ早く今すぐに」

結衣「ちぇー・・・わかったよぅ」シブシブ

八幡「(ようやく降りたかこのビXチが」

結衣「うんヒッキー途中から聞こえてるよ。ビXチ言うなし」

八幡「チッ」

結衣「なにその舌打ち。感じ悪い。っていうか、ヒッキーあたしの胸もんだコ」
八幡「ストップだ由比ヶ浜スミマセンお願いします」

結衣「ふんっだ!あ、でもでもヒッキー」

八幡「なんだよ」

結衣「昼休みのコト、きちんと反省してるなら分かってるよね~」

八幡「何の事だ」

結衣「とぼけないでよね!昨日送ったメールのことだし!」

八幡「…メール?はて??」

結衣「もうそれいいから。とにかく!…一緒に帰るの、楽しみにしてるからねっ」ポッ

八幡「」

< ジュギョウハジメルゾー 席ツケー

八幡「(すっかり忘れてたよどうしよう)」


211: 2013/08/30(金) 01:11:13.68 ID:Gs0Pn8Hj0

*授業中

< デ、アルカラシテ~


八幡「(俺の青春ラブコメがかなり間違った展開になっていることはこの際置いておいて…)」

八幡「(まずは現状の把握をしておこう。ヤバそうな匂いがぷんぷんするし)」

八幡「(とりあえず、とっとと家に帰りたい。でもそうも行かなくなってきた)」

八幡「(まず、昨日メールで俺にアポ取って来たのが…)」


雪乃
陽乃
結衣


八幡「(の4人。これに、さっきアポ取って来た城廻先輩を入れて計5人か…)」

八幡「(なにこれモテキ?という冗談は置いておいてヤバそうなのはやっぱり雪ノ下姉と平塚先生と由比ヶ浜だよな…)」ハァ

八幡「(雪ノ下さんはマジで正門前で待機してそうだし。平塚先生を無視するとホントに菓子折持ってウチきそうだし)」ハァ

八幡「(結衣パイをVISAタッチした事を吹聴されたら、校内一の嫌われ者から工口男爵にクラスチェンジししちまう)」サァッ

八幡「(弁当の一件もあることだし、城廻先輩をほったらかしにして帰るってのも、気が引ける)」ムムムム

八幡「(どうすればいいんだ…)」ハー

教師「はいココ、比企谷くん答えなさい」

八幡「分かりません」



231: 2013/09/11(水) 22:50:17.65 ID:+EGgGx440

教師「…授業中は授業に集中するように」

八幡「はい、スミマセンでした」

教師「それじゃ、他に分かるヤツはいるかー?」

------------------


八幡「(俺としたことがらしくない失態だ…ハズイ…)」ハァ


沙希「(どーせ雪ノ下か城廻先輩のコト考えてたんだろうな)」イライラ

南「(ふんっ。バカじゃんアイツ。デレデレしちゃってさ)」イライラ

結衣「(きっとヒッキーあたしのこと考えてたんだ~。えへー、どしよどしよ!///)」ムッハー

優美子「ちょっと結衣、どしたん?てか、前で揺れんなし」

戸塚「(はちまん…)」


八幡「(とにかくあと20分で授業が終わってしまう。それまでに完璧なリスクヘッジをしなくては…)」キリッ


結衣「ヒッキーかっこいい」ウットリ
優美子「結衣声でてんし」

八幡「(誰を選べは一番被る損害が少なく、かつ選ばなかった相手への有無を言わさぬ理由付けになるか…考えるんだ比企谷八幡。閃け俺の灰色の脳細胞!)」


八幡「(まずは雪ノ下を選ばなかった場合だ)」

~~~~

雪乃『あら、貴方は結んだ約束も守れないわけね。最低ね。これはどうすればいいのかしら?やはり罰が必要かしら』ニッコリ

八幡『おいコラそんな目で見るなというか近づくな!』ジリジリ

雪乃『そうね、貴方にふさわしい罰…どんなものがあるかしら』スススス

八幡『物騒だ物騒すぎるぞ雪ノ下。俺は帰る帰らせてもらうぞ!』ダダダダ

ガキッ

八幡『あれ、部室の扉にカギが?!』ガチャガチャ

雪乃『ふふふ、帰れないわよ』ニッコリ

~~~~

八幡「(……怖。やっぱり雪ノ下と帰ったほうがいいのか…?いや、でもそうすると他の連中が)」

~~~~

結衣『ヒッキーひどいよ…あたしの胸揉みしだいたくせにっ!!ゆきのんばっかりズルイズルイズルイ!!』グスッ

八幡『声デカイだろうが!!アホか由比ヶ浜!』ワタワタ


八幡「(まあ想定内だよな…由比ヶ浜はアホだし、アホだからな…)」
八幡「(それに、正門には雪ノ下さんが居る筈だから…)」

~~~~

陽乃『あっれぇ?比企谷くん、わたしメールしたよね?メールしたはずだけどなぁ?どうして雪乃ちゃんと一緒なのかな?』

八幡『いや、俺は別に約束してませんし…大体聞きたかったんですけど、なんで俺のアドレスを雪ノ下さんが知ってるんですか?!』

陽乃『質問してるのはわたし。どうしてかな?わたし待ってたんだけど。言ったよね?…わたし、雪乃ちゃんより怖いよ?』ニコッ

雪乃『姉さんはとっとと帰って頂戴』フンスッ

陽乃『へぇ~雪乃ちゃん?成長したね~』ギラッ

雪乃『ええ。姉さんの知らないうちにね』ギュッ

八幡『荷台でなにイキがってるんですか雪ノ下雪乃さん俺を巻き込まないで下さい』

234: 2013/09/11(水) 23:14:39.28 ID:+EGgGx440

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八幡「(…あの姉妹に関わるとロクなコトが無い気がする)」ゾゾゾ

八幡「(…まぁ、城廻先輩は選ばなくても一番リスクは無さそうだけど…)」

~~~~

めぐり『そっか…ううん、気にしないで。私が突然わがまま言っちゃっただけだから』シュン

めぐり『でも、いいな…雪ノ下さん』グスッ

八幡『(胃が痛い……)』ズキズキ


----

八幡「(なんだろ、あの人とりあえず一番無害だけどヘコみっぷり見せられたらストレスがマッハだ)」ゲンナリ

八幡「(まぁ、平塚先生は別にほっといても害は…)」

~~~~

八幡自宅


静『ご無沙汰しておりますお義母さん、初めましてお義父さん。担任をしています平塚です』テミヤゲー

八幡『ちょっと、なんだかニュアンスちがくないですか先生。家庭訪問ではないんですか』

静『何を言う比企谷。…いや、姓が同じになるとアレだな、ダメだな。八幡と呼ぶべきだな』

八幡『いや、姓は同じになりませんから。何言ってるんですか先生カゼですか混乱してますか』

静『何を言っているんだ比企谷。お前、私にプロポーズしたじゃないか。私の主夫になると』

八幡『いえ、何言ってるんですか先生』


-----

八幡「(ダメだ一番ダメなパターンになりかねないのはあの人だ)」ゾゾゾゾ


< キーンコーンカーンコーン


八幡「(よし、面倒くさいには変わりないがやっぱり平塚先生の所に顔を出すか…)」ハァッ

八幡「(教師に呼び出されたってコトなら、他の4人も文句は無いだろうし。先生の反撃が一番怖いし)」

235: 2013/09/11(水) 23:38:08.30 ID:+EGgGx440

- 放課後 -


結衣「授業、おわったぁぁー!ヒッキー帰ろ、すぐ帰ろっ!」テテテテテ

八幡「いや、俺先生に呼び出し喰らってるんだよ。だから無理だわ。すまん由比ヶ浜」

結衣「えー!なんでさ、別に今日くらいいいじゃんかー!」プンスカ

八幡「だから無理だって。昨日から機嫌悪かった挙句、お前担いでんの見て更に機嫌悪くなった平塚先生に俺殺されちゃうから」

結衣「うう~~、でもー」

八幡「悪いな。そういうわけで部活も遅れるかもしれないから、適当に雪ノ下と切り上げてとっとと帰ってていいぞ」

結衣「じゃああたし、待ってる!」

八幡「いや、待たなくていいから。部室寄るの面倒だから」

結衣「なにそれ!女の子が待ってくれてるのに面倒とか、チョーありえないし!」プンスカ

八幡「別に待っていてくれと頼んだつもりは無い」

結衣「なんだよー!ヒッキーの捻デレ!」

八幡「ヘンな造語で俺を形容するな。とにかく、そういう事だから」

結衣「ううううう、ヒッキーのばかっ!」

八幡「お前よりバカではない。それじゃーな」ガラッ

結衣「あ、ヒッキー待ってよー!」

236: 2013/09/11(水) 23:46:28.88 ID:+EGgGx440

- 放課後 -


結衣「授業、おわったぁぁー!ヒッキー帰ろ、すぐ帰ろっ!」テテテテテ

八幡「いや、俺先生に呼び出し喰らってるんだよ。だから無理だわ。すまん由比ヶ浜」

結衣「えー!なんでさ、別に今日くらいいいじゃんかー!」プンスカ

八幡「だから無理だって。昨日から機嫌悪かった挙句、お前担いでんの見て更に機嫌悪くなった平塚先生に俺殺されちゃうから」

結衣「うう~~、でもー」

八幡「悪いな。そういうわけで部活も遅れるかもしれないから、適当に雪ノ下と切り上げてとっとと帰ってていいぞ」

結衣「じゃああたし、待ってる!」

八幡「いや、待たなくていいから。部室寄るの面倒だから」

結衣「なにそれ!女の子が待ってくれてるのに面倒とか、チョーありえないし!」プンスカ

八幡「別に待っていてくれと頼んだつもりは無い」

結衣「なんだよー!ヒッキーの捻デレ!」

八幡「ヘンな造語で俺を形容するな。とにかく、そういう事だから」

結衣「ううううう、ヒッキーのばかっ!」

八幡「お前よりバカではない。それじゃーな」ガラッ

結衣「あ、ヒッキー待ってよー!」

243: 2013/09/12(木) 23:57:24.11 ID:3kz11eMM0


八幡「(教室のドアを開けると、そこには何故かドヤ顔を浮かべる雪ノ下が立っていた)」


雪乃「全く、いちいち行動が遅いのね。だから貴方は世間の流れに着いていけずにぼっちになるのね」ドヤァ

八幡「……」

雪乃「あら、正論すぎて反論も無いのかしら?てっきり、貴方の事だから即座に捻くれた戯言をぶつけてくると思っていたのだけれど」フゥ

八幡「…いや、お前に比べれば確かに俺は遅いんだろうな。お前に比べれば」

雪乃「?何をいちいち確認しているのかしら?」ハテ?

八幡「でもな、雪ノ下。俺も授業終わってすぐ廊下に出た訳だ。にもかかわらず、ココからかなり離れているはずの教室にいる雪ノ下が既にここで待機している…どんだけ急いで来てんだよお前!」

雪乃「!?」

八幡「この場合、俺の遅さというよりもお前が早すぎるほうが色々と疑問点が浮かぶんだが」

雪乃「……」ダラダラ

八幡「何か申し開きがあるなら聞こう」

雪乃「…卑怯よ比企谷君。…いえ、違うのかしら?そうやって、女性を辱めて喜ぶのが性癖というなら、…仕方ないわね。不服だけど、負けを認めて受け入れてあげるわ」ハァハァ

八幡「なに言ってんのお前。てか何ハァハァしてんのお前」

雪乃「ハァハァなんてしてないわ。やっぱり貴方って異常性癖の持ち主なのね」ハァハァ

八幡「(だめだ聞く耳を持たない)」

結衣「ちょっとヒッキー!!なにしてんのさ!!」

八幡「うぉぉ!」ビクッ

結衣「あたしをほったらかしておいて、先生の用事がどーとか言ってたのになんでゆきのんとイチャイチャしてる訳!!」ウガー!

八幡「いきなりでかい声で後ろから叫ぶなビビるだろうが。てか、イチャイチャしてないし。むしろ絡まれてると言ったほうが正しいぞ」

雪乃「い、イチャイチャ…?やだ、ヘンな事言わないで頂戴、由比ヶ浜さん///」ポッ

結衣「やっぱしてるじゃんかぁぁぁぁ!!!」

八幡「だから怒鳴るな!やっかましいわっ!」

261: 2013/09/25(水) 23:12:58.63 ID:GGpEJPRe0

雪乃「由比ヶ浜さん落ち着いて。あなたの想像している様な事なんて、この男と限ってはありえないから」

結衣「…ほんとかなぁ」ムスー

雪乃「本当よ。それはともかく、由比ヶ浜さんに伝えておく事があったんだけれど」

結衣「なに、ゆきのん」

雪乃「今日、ちょっと所用で私は部活に出られそうに無いの。比企谷君も出られないみたいだし、今日の部活は中止するわ」

結衣「え、そなの?」

八幡「なにそれ俺知らないけど。いや、まあ俺も呼び出し喰らってるから構わないけど」

雪乃「…呼び出し?何、聞いていないのだけれど」

八幡「言ってないしな。まあ、いつものアレだ、平塚先生の所に顔出さなきゃいけなくなってな」

雪乃「…まったく。それで、どれくらい時間が掛かるのかしら。早めに終わってくれるといいのだけれど」

八幡「知らん」

雪乃「仕方が無いわね。なら、私も一緒に付き合うわ」

結衣「ちょっとちょっと!ゆきのん、用事があるんでしょ?!なんでヒッキー待つのさ!」

雪乃「何って…あ、…別に」プイッ

結衣「ねぇ、ゆきのんの用事ってもしかしてヒッキーと?」

雪乃「何のことかしら?私にはさっぱり分からないわ」

結衣「……ゆきのん?」

雪乃「………」プイッ

結衣「ひっきーーーー!!!!」ウガー!

八幡「う、うおっ!ってか何故に俺。俺に振るな」

結衣「ゆきのんと用事ってなにするのさ!」ウガー

雪乃「な、ナニって…わ、私と比企谷君はそもそもそんな関係ではないのだけれど///」カーッ

八幡「おい雪ノ下落ち着け。由比ヶ浜、別に何もしないから。何も無いから」

雪乃「あら、比企谷君聞き捨てならないわね。貴方は人との約束をそうも簡単に忘れるのね。わざとだと思うけれど」

結衣「約束!?ヒッキー、ゆきのんと約束したの?!てか、あたしとの約束は!」

雪乃「?由比ヶ浜さん、貴女も比企谷君と約束していたの?」

結衣「したよー!ヒッキー、あたしと今日帰るって!昨日、メール送ったし」

雪乃「どういうことかしら、比企谷君?」

八幡「どうもこうもないし、弁解する義務もないけど、そーゆーメールが由比ヶ浜から来たのは事実だな」

雪乃「それで、貴方はどうするのかしら?」

八幡「どうもしない。というか、約束をした覚えはないしな。そもそも俺返信してないし」

雪乃「だ、そうよ由比ヶ浜さん」フフン

結衣「なにそれぇ!ヒッキーひどい~!!!昼休みあんなにあたしの胸もんだくせに!!!」


ザワッ < オイマジカヨ! ヒキタニクンオットナー! ヒキガヤ…


沙希「」
南「」


八幡「おい由比ヶ浜さん止めてくださいここ教室というか廊下にも丸聞こえなんですよホントに」
結衣「…あっ…つい、えへへ///」

雪乃「それは一体どういうことかしら?」ピキキ

263: 2013/09/26(木) 00:39:32.78 ID:xTOiv/Ul0

結衣「え、えっと、こう、りょ、両手でわ、わしっと…///」
八幡「はいストップ!ストップですよ由比ヶ浜!!!落ち着いてください!?」

結衣「お、おちついてるし///」

雪乃「…どう揉んだか、は聞いていないのだけれど。どうして揉んだか、を聞いているわ比企谷君」ギロッ

八幡「うぉっ!近い近い近い!!!」

雪乃「前々から危険だと思ってはいたけれど、とうとう一線を越えてしまったのね。残念だけど、見逃す事は出来ないわ」スチャッ ピポパ

八幡「何してんのお前」

雪乃「もちろん、警察に通報よ。変質者が目の前にいるんだし」プルルルルルr

八幡「マジかよ止めろアホか!」ムンズッ

雪乃「あっ」ケイタイトラレタ

八幡「事故に決まってんだろうが。もうホント、俺のライフを急激に削っていくのは止めてくださいよマジで」プチ ツーツー

雪乃「女性の胸を揉みしだいておいて、揉みしだいておいて事故だなんて、貴方もとんだ変質者って訳ね。普通の変質者でももっとまともな言い訳を考えるわよ、変質者」

八幡「雪ノ下さん、いちいち不穏当な単語を繰り返さないで下さいみんな聞いてます。あと俺は変質者じゃないです」

結衣「そ、そうだよー!ヒッキーはいつもおかしいけど、変質者じゃないし!それにその、ゴウイの上?でやった事だし!」

雪乃「」チーン

八幡「お前いい加減だまれぇぇぇぇぇ!!!!」

結衣「ほえ?違うの?」ハテナ?

八幡「全然違うわっ!!なんとなくのニュアンスで言葉を使うな!分かんなかったら辞書を引け辞書を!!」

結衣「だ、だって、ヒッキー責任取ってくれるんでしょ?///」テレテレ

八幡「狙って言ってるよコイツ!って俺は一切合意なんてしてないしハプニングだけども!ってか女怖いホント怖い!!」


沙希「ねえ」

八幡「うおっ!」ビクッ

沙希「邪魔なんだけど。どいてくんない?さっきから教室の扉のそばでうるさいんだけど」イライラ

八幡「……」

沙希「ジャマ」

八幡「す、スマン。おい雪ノ下ちょっと端寄れ」グイグイ

雪乃「」チーン

沙希「……」ジー

八幡「な、なんだよ。何か用か」

沙希「………別に。ふんっ」プイッ スタスタ


八幡「…なんだったんだアイツ?」
雪乃「ハッ!……私は一体…なんだかひどく不吉な夢を見たような気がするわ…」

八幡「ってなんだか無駄に時間を使っちまった。ともかく、今日は先生に呼び出しを喰らってるから、部活も一方的な約束に付き合うのは時間的に無理だから。とっとと家帰れ。いいな」

雪乃「だそうよ、由比ヶ浜さん」

八幡「お前もだ雪ノ下。じゃそゆ事で」スタスタ

雪乃「ちょ、ちょっと比企谷君!」

結衣「残念だったね~、ゆきのん」プスス

雪乃「……由比ヶ浜さん、少し話しましょうか?」ニコッ




265: 2013/09/26(木) 01:03:22.39 ID:xTOiv/Ul0

結衣「なにゆきのん~?」

雪乃「とりあえず、昼休みにナニがあったのかを教えて頂戴」

結衣「ふぇ///そ、それはぁ~、そのぉ~///」テレテレ

雪乃「」イラッ

雪乃「…じっくり聞かせて貰いましょうか」ギラッ

結衣「ひっ!ゆ、ゆきのん怖い~」






壁|??「………」ヒョコッ

壁|??「(……はちまん、いっちゃった…)」ガッカリ

壁|??「………」タタタタタッ



----------------------



- 職員室 -


静「遅い!!!!全く、比企谷のヤツはどこをほっつき歩いてるんだ。もう授業が終わって15分も経ってるじゃないか!」イライラ

教師A「あ、平塚先生。先生にお客さんですよー」

静「客ぅ?一体誰なんですか、客って」イライラ

30代後半位の女性「……」ペコッ

静「えっと、どなたでしょうか?」

30代位の女性「あなたが、奉仕部顧問の平塚先生ですか?」

静「はい、そうですが」

30代後半位の女性「はじめまして。私は」


        「 鶴見、と申します」



291: 2013/10/10(木) 00:22:40.12 ID:bLG605Lr0

静「(鶴見?…ハテ?………あ、ウチの学校の家庭科の先生にいたな!…ってちょっと違うか?…なんとなく似てなくもないような…)」

鶴見「?どうかしましたか?」

静「(…そういえば前に聞き覚えがある気がする…。確か、…だめだ、こう、喉まで出掛かってるのに出てこない)」

鶴見「あの…」

静「(どこだ?どこで聞いた?確か……)」

鶴見「すみません、言葉足らずでした。実は、夏休みの林間学校でお世話になりました、鶴見留美の叔母です」

静「!」


-----

静『一歩間違えれば、問題になってたかもしれん』

八幡『ハァ…すいません』

静『責めてはいない。むしろ時間も無い中でよくやったよ』

-----



静「(アレカァァァァァ!!!って、やっぱり問題になったかァァァァ!!!)」ズカーン

ルミルミ叔母「??」

静「(これはもう詰んだのか?詰んでしまったのか??くっ、こんな事で私の教師生活は幕を閉じてしまうのか!?)」ダラダラ

静「(くそっ、大丈夫だと思ったんだがなァ…やっぱり世の中そう上手くはいかないか。しかし、こうなってしまってはどうする私!!?)」

静「(まだ結婚もしていないというのに!!!プー太郎になってしまうのか!!くそう、比企谷の奴め!元はといえばヤツがあんな暴挙に出る事を察知して封じ込められていればこんな事にはならなかったはず!!)」

静「(だとすると、取るべき責任の一端はヤツにもあるはず!!私だけ責任を取らされてなるものかァァァ)」クワッ

静「(比企谷にも責任を取ってもらう!!!)」ピシャーン

静「!?」

ルミルミ叔母「あ、あの平塚先生?」

静「(…それはつまり、比企谷が私の責任を取ってくれる…むぅ…悪くないな)」ポワーン

~~~~~

 * とあるアパート


静『では行ってくる』

八幡『うっす。先生いってらっしゃい』フリフリ

静『ばか、先生は止めろ。も、もう私は比企谷の、お、奥さんなんだし///…静でいい』

八幡『あー、はい///…静』

静『あー、それとだな。その…』

八幡『まだなんかあるんですか?』ハァ

静『なんだその溜息は。まったく、いつまでたってもキミは相変わらずだな』ムスッ

八幡『へーへー、すみませんね。それで?先生なんですか?』

静『だから、静!先生じゃない!』

八幡『はいはい、静。それで何ですか?』

静『そ、その~…あの、い、いってきます、の、ちゅーを…///』モジモジ

八幡『///』




292: 2013/10/10(木) 01:06:03.62 ID:bLG605Lr0

静「いいね!!凄くイイ!!!」ガッターン

ルミルミ叔母「?!」ビックーン

静「全くもう、お前は相変わらずだな!相変わらずだなァァ!!///」イヤンイヤン

ルミルミ叔母「あ、えっと…平塚先生?大丈夫ですか?」

静「!?」ハッ (←ワレニカエル)

ルミルミ叔母「えーっと…すみません、お忙しいようでしたらまた日を改めてお伺いしたほうが宜しいでしょうか?」

静「い、いえいえ!大丈夫です。ちょっと気がかりな事を思い出しまして」

ルミルミ叔母「気がかりな事?」

静「あ、いえすみません。本当に大丈夫ですので…ゴホン」

ルミルミ叔母「そ、そうですか…」


静「思い出しました。確かに、私と私が顧問をやっている部活の生徒達と共に林間学校サポートメンバーとして参加した際、鶴見留美ちゃんとはお会いしていました。それで、突然来られたのは…何かありましたか?」

ルミルミ叔母「いえ、特に何かあったわけではないんですが…あの子が、この学校に来たがりまして」

静「留美ちゃんが、ですか?」

ルミルミ叔母「そうなんです。あの子…以前よりも少し変わったせいかもしれません」

静「変わった…ですか?」

ルミルミ叔母「はい。それも、林間学校の後から。もっともあの子の母親は、あまり良くは思っていないみたいですが…」

静「どんなふうに変わったんですか?」

ルミルミ叔母「そうですね…林間学校前までは塞ぎ込んでいた印象があったんですが、吹っ切れたというか…強くなった気がします」

静「吹っ切れた、ですか?」

ルミルミ叔母「ええ、どうしてそうなったかはあんまり話してくれないんですが…それでも、きっとその林間学校で何かあったんじゃないかと思いまして。あの子、そのときお世話になった高校生のお兄さんに逢いたいって何度か言ってたんですよ」

静「お世話になった、ですか…」ギクギクッ

ルミルミ叔母「先生はあの子の言っている方、ご存知ないですか?」

静「あ、えーっと、そうですね、どうだったかなぁ~~~」

ルミルミ叔母「そうですか…一度、私もお礼を言えればと思っていたんですが。可愛い姪っ子を元気にしてくれてありがとう、と」

静「そ、そうですか…それで、その、留美ちゃんは今は?」

ルミルミ叔母「元気にしています。ちょっと元気すぎる気がしますけど…今日も、こちらにお邪魔させてもらってるんですよ?」

静「え?」

ルミルミ叔母「学校見学してくる!ってここに着くなり校内を見に行ってしまったんですが…すみません、ご迷惑でしたでしょうか?」

静「来てるんですか?!」

ルミルミ叔母「ええ、……確か、『八幡だっ!!』とか言って誰かを見つけた途端、そちらに駆け出してしまったんですが…平塚先生はご存知ですか?」

静「え、ええ…私の顧問をしている部活の生徒だと思いますが…」

ルミルミ叔母「それなら安心ですね。それにしても、その八幡っていう子はどんな子なんですか?」

静「…どういう、とは?」

ルミルミ叔母「特に深い意味があるわけじゃないんですが、あの気が強い留美をあんな風に変えることが出来た子ってどんな人かな、と」

静「そんなに変わったんですか?」

ルミルミ叔母「ええ、だいぶ。吹っ切れたというか、振り切ったというか…まぁ、元気なのでいいとは思いますけど」

静「そうですか。でも、それで親御さんがあんまり良く思ってはいない、というのは?」

ルミルミ叔母「うーん、それはですね…まあ、一言で言うと」

ルミルミ叔母「ちょっとヲタクっぽくなっちゃったんですよね」

314: 2013/10/18(金) 23:50:17.42 ID:HfTvqlQn0
---------------

- 廊下 -


八幡「(っと、さっさと職員室に向かわないと…やだなぁ、気が重いな…)」スタスタ

八幡「(………?!)」

??「………」フンスッ

八幡「(何アレ…?何、どこのお子さん?右目に眼帯、ゴス口リ風衣装にすげぇフリフリした日傘持ってる…)」

??「!」キヅイタ!

八幡「………」

??「……」ニヤッ

八幡「???」

??「♪」ドヤッ

八幡「????」

??「?」アレ?

八幡「(………とりあえず、関わり合いになるとロクな事がなさそうだ…無視だ無視)」スタスタスタ

??「ちょ、あのっ!」

八幡「(……ムシムシ)」

??「待、待ってよ八幡!」

八幡「……えーっと、どなたさんですかね?俺の知り合いですか?全然覚えないんですけど」

??「はっ?なにそれ。…ちょっと、ひどい」

八幡「…う…っていっても俺の知り合いにキミみたいな子なんて…ん??」



ルミルミ『ほんと。バカばっか』



八幡「お前、もしかして林間学校の…ってか、なんでココに?」

留美「!」パァッ

八幡「というか、その格好は…」

留美「え、えっと、あの…///」

留美「ひ、久しぶり…はちまん」

328: 2013/10/21(月) 23:59:24.03 ID:ElWNJMAr0

ピッ ゴトンッ


八幡「ほれ」ポイッ

留美「わたし、お茶よりもジュースがよかったのに」

八幡「おい奢りなんだから文句言うな。いらないんなら返せ」

留美「……いる…ありがとう」

八幡「おう。…で、どうした訳?ここにいるってのは。何、兄弟がこの学校に通ってたりすんの?」

留美「別に…」

八幡「そうか」

留美「……」

八幡「…」ゴクゴク プハーッ

留美「あのさ」

八幡「何だ」

留美「えっと……その…」モジモジ

八幡「……」フゥッ

留美「……」

八幡「……悪い、俺時間無いんだった。もう行くわ」

留美「!」

八幡「じゃあな。また会うかは分からんけど、元気でな」スタスタ

留美「まってよ!」

八幡「?」

留美「わ、わたし…」

留美「はちまんに、会いに来たの!」

八幡「」

八幡「はいィ~?」

留美「そうじゃなきゃわざわざこんなトコ来ないし。少しは察してよね」

八幡「こんなトコってなんだこんなトコって。それに、俺に会いにきたって…」

留美「……」

八幡「…どちらかと言うと、お前にとって俺は、…二度と会いたくない相手だと思うんだけどな」

留美「………」


329: 2013/10/22(火) 00:56:02.15 ID:IcN9/lp/0

留美「…林間学校のあと、わたし、ひとりぼっちだった」

八幡「………」

留美「バカみたい。まだ、みんなと仲良くなれるかも、って思ってたんだ」

八幡「…………」

留美「でも、あんなことがあっても、やっぱり変わらなかった」

八幡「………」

留美「でも……」

留美「由香も、仁美も、森ちゃんも、ヨッコもひとりぼっちになった」

留美「わたしは、そのままひとりぼっちだったけど。でも、ハブる人が居なくなったから、ハブられなくなったんだよね…」

八幡「……そうか」

留美「はちまんが考えたんでしょ?ああなるように」

八幡「どうだろうな」

留美「きっとそうだもん。…サイテーだよね。肝試し、楽しくなるわけないじゃん」

八幡「…………」

留美「でも、わたし気付いたんだ。ひとりぼっちのままだったけど、前と違う、って」

八幡「気のせいだろ」

留美「気のせいじゃないもん!……でもこれって、八幡がわたしのこと考えてくれたから、出来た事だよね」

八幡「……別に」

留美「だから、その、……ありがとうって、言いたかったの」

八幡「……別に、感謝されるような事はしてないし」

留美「それでも!お礼を言いたかったんだ」

八幡「……………」

留美「はちまん、その…、色々ありがとう///」







345: 2013/10/30(水) 23:27:50.68 ID:fwVwZqCp0

八幡「……」

留美「……」モジモジ

八幡「…(気まずい…)」

留美「……」チラッ モジモジ

八幡「……あー、そういえば、その」

留美「!」パアッ

八幡「……なんでそのカッコ?」

留美「………」ガックリ

八幡「……ま、前はそんな格好じゃ無かったよな?」

留美「…コスプレ」

八幡「は?」

留美「だからコスプレって言ったの!耳悪いんじゃないのはちまん」

八幡「いやいや聞こえてるから。ただどんな反応とったらいいか迷っただけだから。つかお前、一応俺年上なんだから、敬意を持ちなさい敬意を」

留美「りっかちゃんのコスプレなの」

八幡「無視かよ。つか何?デッカチャン?お笑い芸人?」

留美「デなんて一言も言ってないし!耳悪いの?六花、小鳥遊六花ちゃんだから!」

八幡「はいィ?」

留美「うそ、はちまん中二病っぽいから知ってるかと思ってたのに」ガーン

八幡「いや知らないし。つか今俺中二病じゃないし心外だな」

留美「いつまで中二病だったの?」

八幡「そりゃお前、中二ってくらいなんだから中学生ぐらいまでだろう…って何を言わせるんだお前」

留美「そっか。でもわたし小学生だから中二病とか関係ないし」

八幡「いや、俺の話を無視するな。人の話を聞けないヤツはぼっちになるぞ」

留美「はちまんだってぼっちじゃん」

八幡「お前な、俺は意志と目的を持ったぼっちなんだ。なし崩し的なぼっちと同じ括りをするな」

留美「わたしさ、友達いないし…宿題も夏休みの初めに終わらせちゃったからやることなくって」

八幡「聞いてねぇし」

留美「いつのまにか夜更かししちゃうようになったんだよね」

八幡「聞けよ」

留美「そしたらさ、なんか深夜にアニメやってて…でそれが面白くって。気付いたら真似しちゃった」

八幡「うわぁ…」

留美「結構似てると思ったんだけどなぁ……」

八幡「いや、俺元々の知らないから似てるっぷりは判断できないぞ」

留美「爆ぜろリアル!弾けろシナプス!」ババッ

八幡「!?」ビクッ

留美「ばにっしゅめんと!でぃす!わぁぁるど!!!」ズッバーン!

八幡「?!!!!」ビククーン

留美「……知らない?」

八幡「…はい」

留美「そっか」ガッカリー

347: 2013/10/31(木) 00:24:12.24 ID:OLF514wo0
留美「はちまんなら知ってると思ったんだけどなぁ…」ショボーン

八幡「おい、俺をどんなイメージで捉えてるんだ全く」

留美「あーあ、つまんない…」ガッカリー

八幡「あー…でもそうだな」

留美「?」ドンヨリ


八幡「ま、まぁ…意外と似合ってるんじゃねーの?その、カッコ…か、可愛いとおもう///」


留美「!!!」パァァ

八幡「何だよ。こっち見んな」プイッ

留美「~~~///!はちまんー!!!」 ダダダダダッ ダキッ

八幡「うおっ!?」

留美「ツンデレだよね!ツンデレだよねっ!!」ニコニコテカテカ

八幡「ば、バカじゃないですか全く!!ってか抱きつくな重い///!!!」

留美「はちまんーっ!はちまんはちまんはちまんー!///」ギュギュギュギュー

八幡「おいバカ離れろ!他のヤツが見てるかもしれないだろうが!!!」

留美「べつにいいし!わたしとはちまんのなかだし!」ギュー ニコニコテカテカ

八幡「だからっ!おうふっ!」ムニョーーーン

留美「はちまんっ♪」ギュー

八幡「(微かなふくらみがスリスリしてる…スリスリしてるよーーー!!!)」ガガーン

留美「♪」ニコニコスリスリ ギュー♪

八幡「(oh)」

留美「???はちまん?」

八幡「…………何だ」

留美「どしたの?」

八幡「どうもしていない。ただ、賢者になっただけだ」トオイメ

留美「けんじゃ?」

八幡「なんでもない。とにかく離れろ。ここ学校だし、他のヤツに見られたら何と言われるか考えただけでも恐ろしい」

留美「なにそれ」ムスッ

八幡「いいから離れろ。とにかく離れろそうでないと」



雪乃「どうなるというのかしら?」

結衣「ひっきぃぃぃぃぃぃぃ????」


八幡「」
留美「??」


雪乃「貴方、平塚先生に呼ばれている、なんていっていたはずだけれど。今一体何をしているのかしら?」ギラッ

結衣「ヒッキー!!!なにしてんのさ!その娘なに!!!」ムッキー!

八幡「う、い、いや、これはだな…」ゾクゾクッ

留美「なに?オバサンたち」フフーン ドヤッ

雪乃「」イラッ
結衣「」イララッ

356: 2013/11/01(金) 02:09:41.33 ID:B188jH+w0

雪乃「…ねぇ、比企谷君。この口の利き方が分かっていない娘、誰?」ニッコリ

結衣「ヒッキー!どこから連れてきたし!」ムッキー!

八幡「お前ら本気で言ってんのか…」

留美「ふんっ!名前を聞くならまず自分から名乗ればいいじゃん!」プンスカ

雪乃「どういうこと?」

八幡「俺も気付くの遅かったけど、お前らも大概だよな…あー、何だ、この間の林間学校ボランティアで居ただろ、ぼっちの子」

雪乃「鶴見さん、だったかしら?」

結衣「そそ、ゆきのんそーだよ!そんな子いたよねー」

八幡「その本人だ」


雪乃結衣「「は?」」

385: 2013/11/10(日) 01:10:55.26 ID:2E+quwXV0
*前回までのあらすじ

総武校にルミルミ襲来
雪ノ下・由比ヶ浜両名と交戦中

~~~~~~~

雪乃「……」チラッ
結衣「……」チラッ

留美「♪」フフーン ドヤッ

雪乃「ず、随分印象が変わっているので気付かなかったわ」ヒクヒク

結衣「でもでも、けっこー似合ってるよ留美ちゃん!カワイイ!」

留美「そ、ありがと。八幡はどうおもう?」

八幡「あぁ?さっき聞いただろ」

留美「どーおもう??」

八幡「……あー、(めんどくせぇ)…いいんじゃね?」

留美「そ。ま、別にいいけどね!」ニコニコテカテカ ドヤッ

雪乃「……」ムカッ
結衣「……」ムスッ

留美「そ、そか。はちまんがいいってゆーなら着てきてよかった」

八幡「なんで俺の好みがカンケーしてんの」

留美「そ、それは、その///」テレッ

雪乃「」イラッ
結衣「」イラッ

留美「はちまんの周りのひとは、流石にトシだからこーゆーカッコできないだろうし!わたしくらいしかできないだろーし!」ワタワタ

八幡「別に俺はそんなん求めてないけどな」

留美「いいの!」ムキーッ

雪乃「聞き捨てならないわね」

留美「何?」ムッ

雪乃「貴女、さっききから聞いていれば何?自分が若い、とか連呼しているけれど。無駄に背伸びしているみたいにしか見えなくて滑稽だわ」

留美「事実だもん」ムッ

雪乃「ふふっ、貴女のそれは、若いのじゃなくて幼いだけだわ。子供なら子供らしくしていなさい。無駄に目上の人間に噛み付くのは損なだけよ?」

留美「何?負け惜しみ?」

雪乃「…負け惜しみ?」

留美「どうせ、わたしみたいな格好したくたってできないでしょ!コーコーセーじゃ無理そうだもんね!」イーッ

雪乃「私には無理だと思っているの?ふふふ、やっぱり子供ね」

留美「なによ」

雪乃「その程度の格好、気後れするほど私はまだ老け込んでないわ。なんなら由比ヶ浜さんと二人でゴス口リ姿で『HELLO,ALONE』とか歌うことも出来るわ。ねえ、由比ヶ浜さん」

結衣「ふぇっ!?え、えと、そうなのかな?」

雪乃「…由比ヶ浜さん、自信をもちなさい。貴女なら大丈夫だから」

結衣「ありがとーゆきのん!」

留美「ふ、ふんっ!そんなのどーせ口だけでしょ!無理に決まってるもん!」

雪乃「あら、まだそういう事を言うのかしら。それなら…そうね、」

雪乃「私と勝負してみましょうか」


388: 2013/11/10(日) 01:52:05.55 ID:2E+quwXV0

留美「勝負?」

雪乃「ええ。貴女と私達、どちらがゴス口リが似合うか。そこの目の腐った男に判別してもらいましょう」

留美「…本気?こーゆーのは、ヘタに手を出すとヤケドしちゃうんじゃないかな。とくにオトナなコーコーセーは!」

雪乃「ふふふ。痛い目を見るのは貴女よ。言っておくけど私、例え相手が子供でも向かって来る以上容赦はしないから」ニヤッ

八幡「(怖っ)」

雪乃「比企谷君。いくら貴方の目が常に淀んでいるとはいえ、モノの真贋を見分けるくらいの分別はあると思っているわ」

八幡「相変わらず褒めてんのか貶してんのか分からん言い回しだな」

雪乃「信頼はしているわ」

八幡「何だよそれ」

雪乃「だから、この子と私、どちらが好みか決めて頂戴」

結衣「ちょー!いつのまにかあたし抜けてるよゆきのん!!あたしもだよっ!って好みとかなんか違くなってるし?!」

雪乃「慌てないで由比ヶ浜さん。服装の話だから」

結衣「ほんとかなぁ?」

留美「はちまんはわたしのが好みだよね!口リコンだし!」

八幡「うぉい何口走ってるの?!不名誉な事この上ないレッテルを俺に貼り付けるな!」

雪乃「…貴方、最低ね。口リコンだから審査前からえこひいきとか、隔そうともしないなんて」

八幡「いえ、濡れ衣ですから。本当ですから」

結衣「だ、だいじょぶだよゆきのん!!ヒッキーが口リコンだったらゆきのんも留美ちゃんみたいだから好み…ってはっ!!違うし!」

雪乃「由比ヶ浜さん?何がこの子と似ているのかしら」

結衣「いや、えっと、あははははー!髪型とかだよ!スタイルじゃないよ?!」ワタワタ

雪乃「」

八幡「(由比ヶ浜…なぜ自ら地雷を踏みに行くのか)」

留美「は、はちまんはムネが大きいほうが好きなの?」

八幡「おい女の子なんだから答えにくい質問を男に聞くな。ある意味セクハラだぞそーゆーの」

雪乃「答えなさい比企谷君。答えによっては警察に通報するわ」

結衣「ヒッキーは、お、大きいほうが好きなんだよね///」

雪乃「大きいほう、というなら警察に通報するわ。小さいほう、というなら条例違反の口リコン野郎として通報するわ」

八幡「それどっちも俺が捕まるエンディングだろうが!!」

雪乃「大丈夫、しぶしぶ、あくまで渋々だけれど面会には部活のよしみとして毎日行ってあげるから///」

八幡「何そのデレ。逮捕と引き換えのデレとか要らないんですけど」

雪乃「な、何言ってるのかしら。別に私は貴方にデレてなんてないんだからね///」プイッ

留美「!はちまんのうわきもの!」ムキーッ

結衣「ヒッキー!あたしも行くからね!!めんかい!」

八幡「おいツッコミが間に合わないからボケ倒すのは止めてくれ」


静「楽しそうだな比企谷。…私はだいぶ待っていたんだがなぁっ!!!」ユラリ

八幡「えっ…」ゾクッ


ヒュッ ズドンッ!!!


八幡「ぐっはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

403: 2013/11/23(土) 03:02:13.36 ID:NXYxcA2B0
- 図書室 -


沙希「……」ボー


ポワワーン
~~~
( >>261 )
結衣『なにそれぇ!ヒッキーひどい~!!!昼休みあんなにあたしの胸もんだくせに!!!』

八幡『おい由比ヶ浜さん止めてくださいここ教室というか廊下にも丸聞こえなんですよホントに』
結衣『…あっ…つい、えへへ///』

雪乃『それは一体どういうことかしら?』ピキキ

~~~


沙希「……」ムカッ

沙希「(何アイツ、ヘラヘラして…!)」イライラ

沙希「(大体アタシに愛してるとか言ってたくせに!何他の女とイチャつける訳…?信じらんないんだけど)」ムカムカ

沙希「ああもうっ!」


モブA「?!」ビクッ
モブB「?!」ビクッ


沙希「(やばっ…声出てた)」

沙希「(とりあえず放課後勉強する為にココ来たんだから勉強しないと…)」ハァ

沙希「(………アイツは今、あの二人と一緒なのかな…いや、城廻先輩とか?)」ズーン

沙希「(って、アタシ何落ち込んでんだろ…)」ウトウト


-----------

八幡『沙希、愛してる』

沙希『ふ、フンッ!今更そんな事言っても信じられるか!』プイッ

八幡『俺は本気なんだけどな』

沙希『なっ!///』ボンッ

八幡『沙希?』スッ

沙希『ば、バカッ!こっち来んな!近づくな!』アタフタ

八幡『そう言うお前も近づいてるじゃん』

沙希『…ぇ…あっ』ドキッ

八幡『沙希』ギュッ

沙希『はぁぅっ///』

八幡『沙希』

沙希『な、何だよ…!///』ドキドキ

八幡『愛してる』ミミモト フッ

沙希『はぁぅんっ///』ビクビクーン

------------

沙希「ってそんな訳あるかぁぁ///!!!」ガバッ

モブA「?!」ビクッ
モブB「?!」ビクッ

沙希「(うう声出てた///……あーだめだ、集中できない………帰るか)」ハズカシー

404: 2013/11/23(土) 03:07:15.81 ID:NXYxcA2B0

スタスタスタ…

沙希「(帰ったら勉強しなきゃ…)」ハァッ


< グッハァァァァ


沙希「?!」ビクッ


シーン



沙希「………(今の、アイツの声?)」ハッ!

沙希「………」


沙希「(こっちから聞こえたような…)」スタスタスタ


411: 2013/11/24(日) 22:40:57.08 ID:Sr0kM4RK0

--------------------------


八幡「げっほ、こ、これ絶対体罰だ。むしろ虐待だ」ゴロゴロ

静「撃滅のセカンドブリットを喰らいたいと判断していいようだな比企谷」ポキポキッ

八幡「嘘です勘弁してください」

雪乃「ひ、平塚先生…あの、どうされたんですか…?」

結衣「ヒッキーだいじょぶ??」ワタワタ

留美「はちまん平気?」オロオロ

静「いつまで待っても比企谷が私の所に来ないのでな。探しに来ただけだよ」

八幡「それでなんで俺が不意打ちで殴られるんでしょーか」

静「自分の胸に聞いてみればいい」ニコッ

八幡「一日に何回先生に殴られてるんだ俺…泣きたくなってきた」

静「殆どが君の自業自得だろう。いちいちうじうじするな」

八幡「教育者としてどーなんでしょうねソレ」

静「それに、あれだ…あ、あぃ」

八幡「あ?」

静「愛のムチとも言うしな///」ポッ

八幡「うんなんだこの困る反応」

雪乃「…比企谷君。これは一体どういう事かしら?」ムスッ

八幡「しらねぇよ」

雪乃「貴方の変態的性癖をある程度理解していたつもりだったのだけれど…どうやら私の理解のさらに上を行く性欲魔人だったのね」

結衣「ヒッキー、ストライクゾーン広すぎ」

留美「おばさんだよ?」

静「おい誰だ今ヘンな発言をしたヤツ」

留美「この人です」 つ由比ヶ浜

静「……由比ヶ浜ァァァァ?」ギラッ

結衣「ふぇ!?あ、あたし言ってません!!ってか留美ちゃんなんであたしに?!」アワワワワ

静「どうやら命が惜しくないようだな……む?そういえば君は」

留美「鶴見留美です。林間学校ではお世話になりました」ペコッ

静「おお、あの時の!ってそうだ、キミの叔母さんを今職員室で待たせていたんだ。キミも一緒に来なさい」

留美「はい。それじゃはちまん、またあとで」

結衣「ほっ~~~」

静「……由比ヶ浜、あとでな」

結衣「だ、だからあたし言ってませんから!!」

静「…それにしても、叔母さんも言っていたが…随分キミも雰囲気が変わったな」

留美「イメチェンです。はちまんの好みに合わせました」フンスッ

八幡<「氏人に鞭打つような嘘を言うのはやめてくれぇ」グッタリ ゴロゴロ


沙希「…あのさ。アンタ廊下で何寝っ転がってんの?」スッ

八幡「赤のレースだとぉ?!」クワッ


413: 2013/11/24(日) 23:26:31.96 ID:Sr0kM4RK0

沙希「…踏もうか?」

八幡「スマン悪かった。今起きる」

沙希「……ほら」テヲサシノベー

八幡「?!…お、おう、悪い。ありがとう」ギュッ

沙希「……」ドキッ

八幡「…なんだよ」

沙希「別に」プイッ

八幡「ヘンなヤツだな…川なんとか」

沙希「…明らかに喧嘩売ってるだろ。で?なんでアンタはこんな所で転がってた訳?」

八幡「離すと悲しくなってくるから聞くな。理由は凄くくだらないし」

沙希「ふぅん。ま、いいけど(聞きたいっつの)。あの子は?」

八幡「?…ああ、あの子は夏休み中に部活のボランティアで世話した子だ。なんか突然来た」

沙希「へぇ。結構可愛い子…… ハッ! …口リコン?」

八幡「おいなんだその起承転結。そーゆー反応は雪ノ下だけにしてくれ」

雪乃「あら、川崎さん。こんな所でどうしたのかしら?」

沙希「別に。帰る途中に通り掛かっただけだけど?」

雪乃「そう。なら帰れば?」

沙希「あんたに言われなくったって帰るし」

八幡「(なんなのこの二人。喧嘩なら他所でやってくれよ全く)」ガタガタ

沙希「ま、コイツが離してくれたら帰るよ」ニヤッ

雪乃「何言って…!?………比企谷君、何をしているのかしら?」カーラーナーベー

八幡「(手ぇ離すの忘れてたァァァ!!!!)」ズガビーン

雪乃「比企谷君?」ニッコリ

八幡「怖い怖すぎますよ雪ノ下さん。別に俺は吹っ飛ばされてたところを起こして貰ってただけですから」バッ
八幡「てかなんで俺が慌てなきゃいかんのだ。別に悪い事をした訳じゃないのに」

雪乃「悪いと思っているから慌てているんでしょ?」ニコッ

八幡「うんいちいち怖いから微笑むな怖いよ雪ノ下」

沙希「ま、アタシの下着を下から覗いたりとかしてたけど」

八幡「それ今言うことじゃあないでしょう川崎さん」

雪乃「ギルティ」ピポパ  < ハイ!110バンデス!

八幡「おいバカマジか!止めろって!」


ワーワー ギャーギャー ドタバタ


沙希「…全く、子供かよ」アキレ

結衣「あ、サキサキじゃん!どしたの?ってなんでゆきのんとヒッキーが暴れてるの?!」

沙希「さあ?それより由比ヶ浜、アンタたちここで何騒いでたの?」

結衣「ああ。んとね、留美ちゃんとゆきのんとあたしでゴス口リ対決やるんだって!」

沙希「……なんで?」

結衣「そいえば何でだっけ???……なんとなくその場のノリとかでやることになっちゃったんだ」ケラケラ

沙希「さっぱり訳わかんないんだけど」

443: 2013/12/07(土) 01:20:54.63 ID:WODtQ9T80

*前回までのあらすじ

しびれを切らした静ちゃんのファーストブリット炸裂で八幡悶絶
ルミルミとゆきのん、大人げなく火花散らす
サキサキ、お召し物は赤のレース
ゆきのん「通報しますた」


--------------------

ゆきのんケータイ『もしもし!?もしもーし!も』プチッ

八幡「マジでかけやがった…!信じられねぇ」ドキドキハァハァ

雪乃「ふん、自業自得ね。そんなに慌てて…怖いの?」フフン

八幡「怖いわっ!冗談で通報されて留置所に放り込まれてたまるか!国家権力舐めんな!」

雪乃「それはこちらのセリフよ。大体、女性の下着を覗いたくせに冗談だなんて通用する訳ない事ぐらい、いくら捻くれている貴方でも理解できると思うのだけれど」

八幡「冗談でそんな事する訳ないだろうが!」

雪乃「じゃあ本気?…最低ね」

八幡「だから事故だっていってるだろうが!」

雪乃「本当かしらね?」

八幡「当たり前だろうが!ってかなんで俺はお前に弁明するみたいな流れになってるわけ?そもそも弁明する義理だなんて無いだろうが」

雪乃「一般人でも逮捕権がある事ぐらい知らないの?そこに犯罪者が居て、権利を侵害している明確な証拠があるなら、私でも貴方を逮捕して警察に引き渡せるのよ」

八幡「俺を犯罪者扱いするな。証拠を出せ証拠を」

雪乃「安っぽい犯罪者の典型ね。まんまテンプレートになれるわよ、比企谷君」

八幡「どこがテンプレートだ。名誉毀損で訴えるぞ」

雪乃「……ふふっ、この状況でよくそんな事を言えるわね。貴方、今何をしているか本当に分かっているの?」

八幡「!」

八幡「(雪ノ下が携帯で通報をし出したので、向かい合った雪ノ下のケータイを取り上げるため左手を伸ばした)」

八幡「(しかし、雪ノ下は通話状態のままケータイを持つ手を後ろに回した)」

八幡「(仕方なく一気に距離を詰め、そのまま伸ばした左手で雪ノ下が後ろに回した右手首を補足)」

八幡「(そして、空いた右手で雪ノ下が後ろ手に回したケータイの電源を切った)」

八幡「………」

八幡「(これつまり抱きしめちゃってるぅ!!!!)」ガガビーン

雪乃「弁解は?」

八幡「す、っスマン!!!!」

雪乃「待ちなさい」

八幡「何だよどけよ早く家に帰りたいィィ」アワアワ ドキドキ

雪乃「た」

八幡「た?」

雪乃「タイホー///」ダキッ

八幡「?!???!!」

雪乃「♪」クンカクンカ スーハー






462: 2013/12/16(月) 01:47:16.23 ID:0YJByVTa0

雪乃「(タイホー♪タイホー♪///)」フモフモ クンカクンカ

八幡「(えナニコレ…)」

雪乃「(ふふふふふふふ…観念しなさい比企谷君。貴方の悪事は、この雪ノ下雪乃がまるっとお見通しよ)」フモモ!モフフフフフ!

八幡「あ、えと、雪ノ下さん?何言ってるのか全然聞き取れないんですけど。それと、抱きつくの止めてくれませんか」

雪乃「(あら、貴方って本当におめでたいのね。私が貴方に抱きつく?妄想も行過ぎると害悪になる見本みたいな事言って。そんな事、あるわけ無いじゃない)」モフモフフ~ ドヤッ

八幡「いや、だから聞き取れないって。とりあえず会話を成立させるために一旦顔ぐらい上げろ」

雪乃「(そう言って巧妙に私の拘束から逃れようだなんて、本当に貴方は甘いわね。その程度のことで油断して犯人確保の手を緩めるような私ではないのよ?本当、甘く見たものね)」モフモフモフフ~

八幡「うっ///いや、だから、何言ってるか分からないから(すげぇくすぐったいああいい匂い)」

雪乃「(抜けられるものなら抜けてみなさい。尤も、私柔道得意だから。得意だから!)」モッフフ~ グリグリ

八幡「くっ…ってあれ、全然解けない…」

雪乃「(ふふふふふふふふふ…どう?…………それにしても、なかなか悪くないわね///)」モフモフ ポッ

八幡「くっ!ぬおぉぉぉぉ!」ギギギギギギ~~~

雪乃「(むっ!ん~~~~!!!)」ギュー

八幡「だ、だめだ…」ゼハゼハー

雪乃「(ふふふふふふふふ…諦めなさい、比企谷君)」モフモフ クンカクンカ

八幡「(力でこいつを引き離すのは無理だ…体力が尽きる事を狙って長期戦を狙うか?)」チラッ

八幡「(いや、ココ廊下のど真ん中だぞ…幸い今人通りが少ないからいいものの、長期戦での対処は余計な視線を集めかねない)」

八幡「(かといって今の状態じゃあ力では…)」グイグイ

雪乃「(むー!)」ギューッ

八幡「(引き離せそうに無い…)」

八幡「(くそっ、何かいい手は無いか?!思い出せ…思い出せ、俺!)」

八幡「(!?……そう言えば、確か小町が…)」ホワワワワーン


----- 回想 -------


小町「おにちゃんおにーちゃん!今日のご飯どうかな~?」

八幡「おう、いつものように上手いぞ。世界一旨い」

小町「なんだよぅ、投げやりだよ!小町的にポイント低い~~~」

八幡「あのさ、旨いっ!、てきちんと言ったはずなんだけど」

小町「分かってないなー、おにいちゃんは。口だけじゃダメだよ~」

八幡「口だけって…じゃあ何しろってンだよ」

小町「それはおにーちゃん考えなよ」

八幡「むぅ…とは言ってもなぁ…あ」ピーン

小町「なになに?何か思いついた?」

八幡「おう。…小町」

小町「なになに~?」

八幡「あ~~~~、えっとだな……その」

小町「なになに~?」

八幡「あ~~~~………小町、よく出来ました」ナデリコナデリコ

小町「!!!!!///」ボッ

465: 2013/12/17(火) 01:24:29.29 ID:a5BhaWlK0

小町「おおおにいちゃん!?どしたの?!」

八幡「いや、なんとなく?」ナデナデ

小町「なんで疑問系?!って、は、恥ずかしいんだけど///!!(これはナイスだよ!!!もっとだよおにいちゃん!)」ハァハァ

八幡「なんでって、そりゃお前、言葉だけの労いはイヤだって言うから」ナデナデ

小町「そ、そうだけど!!!で、でも突然女の子の髪を撫でるってのは…///」

八幡「女の子ねぇ(笑)ま、妹だし」

小町「なにそれ感じ悪い!妹でも女だよ!女の子だよ!」ムキーッ

八幡「…まぁ確かにそうだな」ピタリ

小町「止めない!!続けて!」クワッ

八幡「お、おう…」ナデナデ

小町「ともかく!突然女の子の髪を撫でるのは、非常識かつ不愉快な事なんだから!他所でやっちゃだめだよおにいちゃん!」ムッハー! マンゾク!

八幡「え、でもお前は」

小町「あのねぇおにいちゃん!小町だから!小町だから不愉快でも抵抗しないんだからね!そこんとこ、勘違いしないよーに!」

八幡「すまん。じゃ止めるか」ピタッ

小町「手を止めない!続ける!」クワッ

八幡「お、おう…」ナデナデ

小町「と・も・か・く!他所でこんな事やったら100%顰蹙なんだから!他でやっちゃダメだからねっ!」

八幡「やらねぇよ。そんな相手もいないよ、って言わせるなバカヤロー」ナデナデ

小町「それもそうだねっw あ、もちょっとやわらかく撫でて~///」ゴロニャン

八幡「へぃへぃ」ナデナデ


--------------------------------------

八幡「(……あまりやりたくは無いが、もはや俺にはこの方法しか残されていない、か…)」

雪乃「(何?気持ち悪いのだけれど)」クンカクンカ スリスリ


小町『女の子の髪を突然撫でるなんて、100%顰蹙なんだからね!訴えられるよ!』


八幡「(正直、やりたくはない…が…)」ハァ

八幡「(いや、よそう、迷うのは。あくまで俺らしく、卑屈で、最低な方法で…。この場を収めてみせる!)」クワッ

雪乃「(?何をするつもりなのかしら?)」スリスリ ギュー

八幡「すまない…」ボソッ

雪乃「(??)」ハテ? スリスリスリ

ナデッ!…ナデナデ

雪乃「!!!!!!!!!!!!」ゾワワワワッ ジュンッ



472: 2013/12/17(火) 23:15:38.04 ID:a5BhaWlK0

ナデナデ…

雪乃「(な、なにを、されてるの…?か、髪を…比企谷君が、撫でてる、の?…///)」カァァァァァァ

八幡「(さあ来い…「やめなさい変態」と罵倒して俺を突き放すがいい!さぁ!さあ!)」ドキドキドキドキ

雪乃「(何これ…こんなのって…ぁぅ…///)」モジモジ スリスリ

八幡「(まだか!まだ足りないかコンチクショウ!)」ナデナデナデナデナデ

雪乃「(凄く優しい手…んっ///すごく、心地よくて…違うわ、これは…気持ちいい///…だ、ダメ…こ、これ以上は…)」ビクビクッ ジワァ

八幡「(…?力が、弱ってきた?…もう一押しか?!)」クワッ ナデナデナデナデナデナデー

雪乃「(ぁ…ああぁぁ///や、やめて…比企谷君…ダメ…ダメよ…///)」プルプルプル キュッ

八幡「(これなら振りほどけるか!?)」
雪乃「(やめて、って、い、言わなきゃ…!!止めさせないと、わ、私…)」ゾクゾクッ

雪乃「……ゃ」

八幡「…!!!(雪ノ下が顔を上げた!?いよいよ来るか?!さぁ、俺を拒絶しろ!そして軽蔑と罵声を浴びせて俺から離れるがいい!!さぁ!さぁぁぁぁ!)」ナデナデナデナデ









雪乃「……にゃぁー///」ウルウルウル









八幡「」







結衣「」
沙希「」

482: 2013/12/23(月) 02:19:25.43 ID:ju8abOHl0

雪乃「…ぅにゃー」ポスッ

八幡「あ…えっと、雪ノ下?」

雪乃「にゃぅー…にゃー、にゃー///」スリスリ

八幡「ぅおっ!(寄りかかってきた!?)」ビククーン

雪乃「にゃー、にゃー」ゴロゴロ

八幡「ちょっ!し、しっかり立て雪ノ下!///寄りかかるな!」

雪乃「にゃぅ?」ピタッ

八幡「よーし、そうだ。そのまま、寄りかかってくるのを止めろ」ホッ

雪乃「にゃっ」

八幡「ああそうだ。いいこいいこ」ナデナデ

雪乃「にゃっ///…んにゃーぁう///」ギュッ

八幡「しまった!つい…」

雪乃「にゃー、にゃー♪」

八幡「うぉぉ、ちょ、だからそのですね雪ノ下さぁあん?!」ヨロヨロ

雪乃「にゃぅー///」

八幡「いきなり飛びつかれると、バランスがっ!?」ツルッ


ドテーン


八幡「いてぇ…」

雪乃「にゃふぅ…」

八幡「(廊下の壁を背に、雪ノ下にひっつかれたまま転んでしまった…)大丈夫か?」

雪乃「にゃっ!……にゃう?」シンパイ

八幡「ん?ああ、俺は大丈夫だけど…ってか100%お前のせいなんだけど」

雪乃「む!にゃー!」ネコパンチ ペシペシッ

八幡「いてて!本当の事だろうが!殴るな!(痛くないけど)」

雪乃「……うー…にゃうぅぅー…」ションボリ

八幡「…まあ、別に大した事無いけどな」

雪乃「にゃ?」ホント? ウルウル

八幡「ああ。だからその、そんな心配そうな顔しなくていい」

雪乃「にゃうっ!」パァァァ

八幡「何だよ」

雪乃「にゃぅー!にゃー、にゃー、にゃー///」スリスリ

八幡「(そう言って(鳴いて?)雪ノ下は、自分の顔やら体やらを俺にこすり付けるようにしてもぞもぞ動き出した)」
八幡「(あ、ダメ反応しちゃう///じゃねぇ!どうした雪ノ下!しかも何故ネコ語!?)」


雪乃「にゃー///…んにゃ?」スリスリ ハッ

八幡「(!!正気に戻ったか?!)」

雪乃「………にゃう」カプッ アマガミー

八幡「うぉ!?!?手を噛むな!!」

雪乃「にゃうっにゃうっ」ガシガシ

483: 2013/12/23(月) 02:47:54.01 ID:ju8abOHl0

八幡「ちょ!何しやがる!いや、痛くないけど!」

雪乃「にゃー、にゃー」パッ

八幡「何だよ」

雪乃「にゃぅぅ~~~」スリスリスリスリ

八幡「(噛んでた手に頭を擦り付け始めた)……あのさ、もしかして…撫でろって事?」

雪乃「にゃっ///」コクコク

八幡「………」

雪乃「にゃっ?」マダー?

八幡「///こっち見んな…ったく、分かったよ」ナデナデ

雪乃「にゃふぅ///にゃ~~~ん」ウレシイ

八幡「はいはい」ナデナデ

雪乃「♪」ニャーン♪

八幡「(それにしても…)」ナデナデ
八幡「(廊下で座り込み、壁に寄りかかって同学年の女子と密着しながら髪を撫でるとか…これなんていうリア充?)」

雪乃「にゃーにゃー///」ウットリ

八幡「(いいえ、これはどう見てもヘンタイです?!な、何を言っているのか俺も判らないry)」

八幡「(こんなトコ、ますます見られるわけには…って、そう言えば由比ヶ浜達はどうした?)」ハッ


結衣「」チーン
沙希「」チーン


八幡「(魂抜けてるーー?!)」ガビーン ナデナデ

雪乃「にゃふぅ///んっ…にゃぁん///」ウットリ

八幡「(くそっ!だれか!だれか助けて!このままじゃ俺もヘンな気分になっちまう)」ムラムラ

雪乃「にゃぁ…にゃっ///」ペロッ ペロペロ

八幡「うはっ///!ちょ、舐めた!舐めてきたよこの子!!ひゃっ///!」ゾクゾク

雪乃「にゃんっ♪」ペロペロ

八幡「うぉぉぉぉぃ!く、首元を舐めるな!雪ノ下ぁぁぁ///!」

雪乃「にゃーにゃー///」ペロペロ スリスリ

八幡「くっ!!こ、こうなったら!」

雪乃「にゃ?」

八幡「無理にでも引き剥がす!」ガシッ グイッ

雪乃「にゃっ!」

八幡「目を覚ませ!雪ノ下!!」ムニューン

雪乃「にゃぁぁん///」

八幡「(その時、慎ましやかだが、柔らかさをきちんと主張している…そんな感触が左手に伝わった…)」

雪乃「にゃぁ///」ドキドキ ハァハァ

八幡「(これは、これこそが、雪ノ下の…)」ガタガタ

雪乃「にゃぅー///」ウルウル

487: 2013/12/23(月) 21:54:56.47 ID:ju8abOHl0

沙希「!」ハッ

沙希「(なんだかいやな夢を見た気がする…)」ズーン

沙希「(アイツが雪ノ下とあんなふうにイチャイチャしだすような…)」


八幡「///」
雪乃「♪」スリスリスリ


沙希「ってオイ」

沙希「ちょっと。由比ヶ浜、あれ何?アイツらいきなりどうしたワケ?」

結衣「……」ブツブツブツブツ

沙希「??…なぁ、由比ヶ浜?」

結衣「…ココロにまだーのこーる~じゅんーすーいとー…~~初めて恋をしーたーきーおーくー↓(*ハモリパート)」シクシクシク

沙希「??何歌ってんのさ。ってかしっかりしろ、由比ヶ浜!」ユサユサ

結衣「ふぇっ…うぇぇぇ!?ちょ、ちょっととと」

沙希「気がついたか。アンタ、なんかボンヤリ唄ってたけど何あれ?」

結衣「えぇ?!やだなぁサキサキ!あたし歌ってないよ~」ケラケラ

沙希「サキサキ言うな!…ま、アンタがそーゆーならいいけどさ」

結衣「いやー、あたし疲れてるのかなぁ?なんか、ゆきのんとヒッキーがへんになっちゃう夢見ちゃったよー」

沙希「あぁ…まぁ、それは」

結衣「ゆきのんがにゃーにゃー言い出すなんてありえないもんね!いやー、やっぱあたし疲れてんのかなぁ」ハフゥ

沙希「アレだろ?ってか、由比ヶ浜アレ何?」

結衣「ほぇ?」


八幡「やめろぉ///」
雪乃「にゃーん///」ギュー


結衣「ど、どどどどどどどどどどどどどゆことだしっ!!!!??」

沙希「アタシが聞きたいわ」ハァ

結衣「なんでっ!!なんでゆきのんネコ?!」

沙希「知らないよ」

結衣「いやいやいや、ありえないし!めぐり先輩ならやりかねないけど、なんでゆきのん?!ゆきねこにゃんにゃん?!」

沙希「だから知らないって!」

結衣「うううう!ど、どうしよ!どうしよサキサキ!!?」アタフタオロオロ

沙希「とりあえず、落ち着け」ペシッ

結衣「あうっ」

沙希「あのさ由比ヶ浜。あの二人って、いつもああなの?」

結衣「ううん、いつもは全然違うし」

沙希「つ、付き合ってるとかは?」

結衣「う…うーん、たぶん、そんな事ない、と、思う…」

沙希「ふぅん。じゃ、アレはとりあえず不自然だって事ね」

結衣「う、うん!」

沙希「とりあえずさ、ここ廊下だし…あの二人、引っぺがそう」ギラッ

結衣「う、うんっ!!」

488: 2013/12/23(月) 22:36:09.22 ID:ju8abOHl0

--------------------

八幡「雪ノ下ぁ///い、いい加減離れろって…!!」アワワワ

雪乃「にゃにゃ~にゃー」スリスリ

八幡「だからー…///」

雪乃「……」ピタッ

八幡「雪ノ下?」

雪乃「にゃっ!」

八幡「は?」

雪乃「にゃー!」ナデテー!

八幡「またかよ…」

雪乃「にゃっ」フンス ハヨハヨ

八幡「くそ…これでラストだぞ」ハァ

雪乃「にゃっ♪」ニッコリ

八幡「くっそ///」テレッ


結衣「ストップだよ!ヒッキー!」
沙希「いい加減落ち着け雪ノ下」


八幡「!!」
雪乃「?」

結衣「ヒッキー、その手、だめっ!」ムンズッ

沙希「はいはい雪ノ下、とりあえず立ちなよ」ムンズッ

八幡「うおっ!い、いきなりひっぱるな由比ヶ浜!」

雪乃「にゃー!!!」アタマツカマレター!

結衣「うるさいヒッキー!今のヒッキーすっごいヤな感じ!すっごいヤな感じ!!!」ギュー!

沙希「ほらほら、雪ノ下目を覚ませー」グイグイ

八幡「だっ!分かった、分かったから!!その、抱きつくな!!!当ってる…///」

結衣「ばっばか///!!ヒッキーのえOち///!!」カーッ

結衣「あててるのっ…///」

八幡「?!///」

雪乃「!ふしゃー!!!!!」

沙希「だからいい加減目を覚ませ雪ノ下」ビシッ

雪乃「きゃっ!!…痛い…って、川崎さん?」

沙希「正気に戻ったか…」ヤレヤレ

雪乃「??何の話かしら?」ハテ?

沙希「…覚えてないの?」

雪乃「?」

八幡「助かった…スマンな、川崎」

沙希「…なによ、ちゃんと言えるじゃん」ボソッ

八幡「?なんか言ったか?」

沙希「別に///いいよ、たいした事してないし///」プイッ

結衣「ヒッキー!あたしも頑張ったし!」プンスカ ギュー! ムニムニポヨポヨ

501: 2014/01/02(木) 02:29:56.56 ID:jt/Lt5uW0

*前回までのあらすじ

ゆきのんタイホ!
八幡のこうげき! こうかはばつぐんだ! 雪乃は状態異常になった!
ゆきねこにゃんにゃん!

サキサキの攻撃!
雪乃は状態異常が解除された!


------------------------------------

雪乃「…それはそうと、比企谷君。貴方、由比ヶ浜さんにくっついて何をしているのかしら?」イラッ

八幡「お前の目には俺からしているように見えるのか。どう見ても由比ヶ浜に拘束されてんだろうが」

雪乃「そうやって人のせいにするのね。じゃあ例えそうだとしても、鼻の下が伸びきっているのは何故かしら?不潔ね」

八幡「いや、伸びてねーし」

結衣「え!ヒッキー鼻の下のばしてるの?あたしのせい?やだぁ///」テレテレ

八幡「いやだから伸ばして無いから。離れてくれませんかね由比ヶ浜さん」

結衣「やー!」ムギュー

雪乃「比企谷君、いい加減由比ヶ浜さんから離れなさい」

結衣「だめだよゆきのん!ヒッキーを離したらゆきのんまたネコみたくなっちゃうよ!危ないよ!」キリッ

雪乃「…どういう、意味かしら?」

結衣「にゃーにゃー言っちゃうよ!」

雪乃「…………」

八幡「………」

雪乃「比企谷君、どういうことかしら」

八幡「……知らないほうがいい事もある。忘れろ」

雪乃「由比ヶ浜さん、ちょっと彼と少し話があるの。私は大丈夫だから、離してもらえないかしら?」

結衣「え、でも」

雪乃「お願い」クワッ

結衣「ヒッ…う、うん…分かったよ~。ヒッキー、ゆきのんにヘンな事しちゃダメだかんね!」

八幡「しねぇし!」



雪乃「…確認したい事があるわ。どういう経緯か良く分からないけれど、貴方、由比ヶ浜さん達に話したわね」ボソボソ

八幡「何の事だよ」ボソボソ

雪乃「白々しい。川崎さんの依頼の時の事よ。あなたの家のネコちゃん…ね、猫と話していた事を話したわね」

八幡「話してねぇよ。なんでそんなリスキーな事を俺がしなきゃいかんのだ」

雪乃「じゃあどうして由比ヶ浜さんはその事を知っているのかしら?ねぇ比企谷君」

八幡「それはお前、さっき……あー、いや、なんでもない」

雪乃「さっき?さっき何があったのかしら?…そういえば、私、さっきまで何をしていたのかしら…??」

八幡「忘れているなら思い出さないほうがいいぞー」

雪乃「??怪しいわね。比企谷君、話しなさい」

八幡「俺の口からは言えん。どうしても知りたいなら、そこで見てた由比ヶ浜か川崎に聞け。俺は帰る。帰らせてくれ」

雪乃「させないわよ。貴方が何かしたのは確かなんだから。私はむざむざ犯人を見逃すような真似はしないわ」

八幡「俺は無実だ」

雪乃「犯罪者はいつもそう言うのよね。逃げないほうが身の為よ。…由比ヶ浜さん、ちょっと聞きたいのだけれど」

502: 2014/01/02(木) 02:58:00.70 ID:jt/Lt5uW0

結衣「ほぇ?なになに~?」

雪乃「さっき由比ヶ浜さんが言ってた事、アレはどういう事かしら?」

結衣「さっき?なんだっけ?」

雪乃「そのっ……わ、私が猫みたいだとかなんだとか…」ゴニョゴニョ

結衣「ああ、さっきの!ゆきのん、さっきネコみたいになってたんだよ。覚えてないの?」

雪乃「私が?何かの間違いではなくて?」

結衣「間違いじゃないよー。ね、サキサキ?」

沙希「サキサキ言うな。雪ノ下、アンタさっきニャーニャー言ってたよ。ネコみたいに」

雪乃「なっ///」

結衣「そーそー!でね、めっちゃヒッキーにじゃれてた!」

雪乃「んなっ///!わ、私が比企谷君にネコになってじゃれていた、ですって…///?!そんなバカな事、あ、ありえないわ!」

結衣「ホントホント。ゆきのん、ヒッキーにあたま撫でられた途端、ネコみたいになっちゃって大変だったんだから。ね、ヒッキー」

八幡「俺に振るな」

結衣「なにさ!ヒッキーのせいでゆきのんおかしくなってたじゃんか!」

八幡「あーあー聞こえない聞こえない」

雪乃「私は信じないわよ。私が、こ、こんな男に撫でられた位でおかしくなるなんてありえないわ///」

八幡「こんな男で悪かったな」

沙希「でもホントにおかしくなってたよな」

雪乃「くっ…ありえない…ありえないわ」

結衣「でもゆきのんがおかしくなるくらいのなでなでって、興味あるかも…ヒッキー、あたしもなでて!」

八幡「はぁ?なんでそんな事しなきゃならんのだ。というかもういい加減帰らせてくれ」

結衣「ずるいー!めぐり先輩とゆきのんだけなでなでずるいー!!」プンスカ

八幡「やかましい!」

雪乃「納得できないわ。私が、な、撫でられた位でおかしくなるだなんて…」

沙希「おかしくなってたんだから、しょうがないだろ」

結衣「ゆきのんどんまい!」

雪乃「くっ!……比企谷君!」

八幡「何だよ」

雪乃「私を撫でなさい」

八幡「はぁ?!」

雪乃「貴方みたいな人にこんな事を頼むなんて不愉快極まりないけれど、不名誉を拭う為には仕方ないわ。私が撫でられた位でおかしくなるなんて事は間違いだという事を証明するために、やりなさい」

結衣「止めたほうがいいよゆきのん~!」

沙希「アンタ、氏ぬ気?」

雪乃「見てて由比ヶ浜さん。さっき見た光景がどんなものか分からないけれど、それが間違いだという事を証明してみせるわ」

結衣「ゆきのん~~!?」

雪乃「さあ比企谷君。やりなさい」

八幡「なにその上から目線。超やりたくないんだけど」

雪乃「いいからやりなさい。やらないなら、警察に婦女暴行で通報するわよ」

八幡「なにそれヒドイ。くそ、あとで文句とか言うなよ」

雪乃「さぁ、………来なさい!!」キリッ

504: 2014/01/02(木) 03:37:38.58 ID:jt/Lt5uW0

八幡「……クレームは対応しないからな」

雪乃「(落ち着きなさい、雪ノ下雪乃。私は何があっても動じる事は無いわ。例え比企谷君に撫でられたとしても、己を見失ってしまう事なんて無い筈)」

雪乃「(さっきあった出来事が間違いだと言う事を、証明するのよ)」キッ

八幡「……」ナデナデ

雪乃「ふぁっ///」ドキッ ゾワゾワー

八幡「………」ナデナデ

雪乃「(やだ…///何この感覚…痺れるような、くすぐったいような……だ、ダメよ私!しっかり気を持たなくちゃ…)」フルフル ジュンッ

八幡「………」ナデナデ

雪乃「……………にゃーん///」トローン

結衣「サキサキ!!!」

沙希「はぁ…全くもう」ズビシッ



-------------------------

雪乃「……ハッ!!どうだったかしら!」ドヤッ

結衣「ゆきのん、だめだったよ」

沙希「また覚えてないか」

雪乃「そんな筈無いわ!現にこうして………!!」ヒヤッ ヌチュッ

結衣「ゆきのん?」

雪乃「………ちょっと、失礼するわ」スタスタスタ



* 女子トイレ

雪乃「(どういう事かしら…なんだか、下着が……)」ヌギヌギ

雪乃「(すごく濡れてる…///)」トローリ ネバー

雪乃「(ま、まさか廊下で粗相……じゃないわよね…///)」

雪乃「(悔しい///信じられないし信じたくも無いけれど…)」

雪乃「(私、撫でられて感じてたの…??///)」カァッ

雪乃「(と、とりあえず拭かないと///)」フキフキ

雪乃「んっ///」ピクンッ

雪乃「(ヘンな声が出てしまったわ///うう…下着冷たくて気持ち悪い)」ハキハキ

雪乃「(仕方ないわ…ノーパンなんて考えられないし、ハンカチを当てましょう///)」ゴソゴソ

雪乃「…何をやっているのかしら、私」ズーン

雪乃「比企谷君に穢されてしまうなんて…これはもう、責任を取ってもらうしか……」モゾモゾ

雪乃「……えへへ///」ポッ

雪乃「ハッ!早く戻らないと、あの男逃げるか由比ヶ浜さんを毒牙に掛けかねないわね」クイッ ジャーッ

雪乃「首を洗って待っていなさい!比企谷君!」ドアバーン


~~~~~~~

*女子トイレ・ゆきのんのいた隣の個室

カチャン キィィィィ
南「今の、雪ノ下さんだよね……」

南「比企谷に穢された、って………どういうこと?」

542: 2014/01/28(火) 00:32:42.45 ID:HSnPxHOC0

- 女子トイレ -


南「やっぱり落ち着くなぁ~…なんかこう、無心で居られるっていうか」ムフー

南「っていけないいけない。このベストプレイスで、あの男にぎゃふんと言わせる作戦を立てなきゃ」キリッ

南「うー…っていってもなぁ…」ムムムムム

スタスタ キーッ カチャン

南「(って隣に誰か入ってきた!)」サイレント

ゴソゴソ カラカラカラ ゴソゴソ

?「んっ///」

南「(!?い、今の声…雪ノ下さん?)」

クチュッ

雪乃「はぅ///…比企谷君に穢されてしまうなんて…これはもう、責任を取ってもらうしか……」モゾモゾ

南「(?!?!って今の何の音!?なにしてんのコレ!?ナニ///?!)」キキミミ


ジャバー キーッ カチャン スタスタスタ…


南「……」

カチャン キィィィィ
南「今の、雪ノ下さんだよね……」

南「比企谷に穢された、って………どういうこと?」

南「穢す…穢すって…ま、まさか!!」


--------------------


- 奉仕部部室 -



八幡『ほら、雪ノ下。四つんばいになって尻をこっちに向けろ』ゲスガオ

雪乃『……』

八幡『雪ノ下?』

雪乃『…貴方って、本当に最低ね。クズだわ』

八幡『あー、それじゃやっぱり由比ヶ浜にやってもらおうかなぁ。雪ノ下は聞き訳が無いからなぁ』

雪乃『やるわよ。やればいいんでしょう?ヘンタイさん』

八幡『どっちが変態だかな。ほら、さっさっとしろ』

雪乃『くっ……!!!///』ヨツンバイ


八幡『いい眺めだな、雪ノ下』

雪乃『や、やっぱり貴方は変態でぼっちで救いようの無い精神異常者ね』

八幡『……』スッ

雪乃『図星?そうよね、貴方みたいな変態すぐに警察に引き渡して二度と外を歩けなくするなんて簡単な』

パッシーンッ

雪乃『はぁぁぁぁんっ///』ビクビク

八幡『その変態に、尻を向けて叩かれて喜んでる雪ノ下は何なんだろうな』

雪乃『や、止めなさい比企谷君…まだ間に合うわ…こんな馬鹿げた事止めて///』ハァハァ ジュンッ

545: 2014/01/28(火) 00:51:27.40 ID:HSnPxHOC0

------------------------

* さがみんの妄想終了


南「って事?!!!!あ、アイツそんな事を雪ノ下さんにっ?!///」ジュンッ

南「なんて羨ま…ズルイ!!じゃなかったヒドイ事を!!!///」

南「止めなきゃ…きっと結衣ちゃんには無理だろうし…」

南「やっぱりウチが止めなきゃ!!」

南「待ってなさい!比企谷」ヒンヤリー




546: 2014/01/28(火) 01:17:00.68 ID:HSnPxHOC0

---------


結衣「あ、ゆきのん戻ってきた」

沙希「遅かったな」

雪乃「………」

八幡「何だよ。何機嫌悪そうにしてるわけ?クレームは受け付けないって言ったよな」

雪乃「なんだかイヤな妄想とかされている気がするのだけれど。たとえ言葉に出ていなくても、下卑た考えはすぐ伝わるものよ?ムッツリヶ谷君。気持ち悪いわね」

八幡「うん俺前提で突然話を進めるな」

結衣「ヒッキー、えOちなのはいけないと思う!」キーッ

八幡「うんお前は黙ってろビXチ」

結衣「びっちって言ったー!!!ひどいー!」プンスカ

沙希「由比ヶ浜落ち着け。それで比企谷、アンタは帰らないの?」

八幡「帰る。もうなんか今日はスゲェ疲れた。平塚先生がなんか言ってた気がするけど、明日調べる」

沙希「そ。じゃ帰るか」

雪乃「さようなら川崎さん」

結衣「ばいばいサキサキ~」

八幡「お疲れィ」

沙希「は?アンタ何やってるの」

八幡「何って?…何?」

沙希「帰るんでしょ?」

八幡「帰るけど。それはどういうこと??」

沙希「じゃあ帰ろう」

八幡「は???」

沙希「ココまで言っても分んないの??!」

沙希「い、一緒に帰るぞ///」

八幡「は???」

706: 2015/01/05(月) 00:35:13.62 ID:B6dNHhQy0

雪乃「比企谷君、どういう事かしら?」イラッ

結衣「だめだよサキサキ!!ヒッキー、あたしとかえろっ?」ムスッ

八幡「どーもこうも解らん。あと由比ヶ浜、さらっと論題を変えるなよ」

沙希「いいから早く帰ろう。ちょっとアンタにつ、付き合って欲しいトコがあるんだよ…」ギュッ

八幡「ちょ…!あ、あのだな川崎、その、手をだな…」

雪乃「比企谷君、その手を離しなさい。本当に貴方は私に通報されたくてたまらないのね。幾らなんでもそんなプレイは理解できないわ」ギリギリ

八幡「人を勝手に特種性癖者として認識するな!あと俺が川崎の手を握っている訳じゃないこと位、見りゃわかんだろーが」

雪乃「私には貴方が強くセクハラ握りをしているようにしか見えないのだけど。言い訳が苦しいわね」

八幡「お前の目は節穴か」

結衣「がるるるるーーー!!」ワンワンッ

八幡「由比ヶ浜、犬化するなやかましい」

沙希「そんな事より早くしないと特売が終わっちゃうんだけど」

八幡「なんだよ買い物かよ。なら弟にでも頼めばいいだろうが。俺を使うな」

711: 2015/01/07(水) 00:57:18.73 ID:KkCGHKDy0
沙希「ふーん、そんな事言っちゃうか。それなら別にいいけどさ」

八幡「いいなら早く放して貰えませんかね?…マジであの二人がヤバいんですよマジで」

雪乃「」ギリギリギリギリ
結衣「」ガルルルルル

沙希「放してやってもいいけどさ、その場合は言っちゃうよ?」

八幡「は?何を?」

沙希「・・・比企谷に下着を覗かれて盗撮されて脅迫されてるって平塚先生に」ミミウチ

八幡「何ィ?!!ってオイ!捏造8割だろうが!!ふざけんな!」

沙希「真実の2割は?」

八幡「下着は、見ました…」ガクッ

沙希「ヘンタイ///」ポッ

雪乃「ちょっと工口ヶ谷君?川崎さんと何を話しているのかしら?」ピキピキ

結衣「ヒッキーなーんかやな感じ!!!」

八幡「騒ぐな外野。別になんでもない」

結衣「じゃあ早くサキサキの手放しなよヒッキー!」

八幡「それは無理だ。俺自身不服だが無理だ」

沙希「不服?」ギラッ

八幡「イエ、ナンデモナイデス!」

雪乃「不愉快だわ」

沙希「ククッ、ま、そーゆー事だからさ。あたしら先帰るから。着いて来ないでよね?」

雪乃「フリ?フリなのかしら?」

沙希「な訳ないだろが」

結衣「ヒッキーずるい!あたしも贔屓してよね!」

八幡「しねぇよ。俺は誰も贔屓しない。…あ、戸塚と小町は別な」

結衣「ずーるーいー!!」ワンワンッ!

八幡「分かってくれ由比ヶ浜。俺だってこんな事は不本意なんだ」キリッ

結衣「ヒッキー…」ポッ

沙希「不本意?」ギラッ

八幡「大丈夫だ川崎。俺はお前に付き合う」キリッ

沙希「!やん、もうあなたったら!///」

雪乃「いい加減にして欲しいわね。私は別にヒマではないのよ?」イララララララ

結衣「ヒッキーーー!!!」

八幡「もう誰か助けて」

沙希「さ、それじゃさっさと行こう。なんだかんだムダ足喰ってるしな」

八幡「ハイハイ」

沙希「何?嫌なの?」

八幡「イヤジャアリマセン」

雪乃「ギルティ」

八幡「おい落ち着け」

??「まちなさいっ!!」

八雪結沙「「「「 !!!! 」」」」

725: 2015/01/23(金) 00:18:42.56 ID:ZPUUwezz0
留美「……」ゼーハーゼーハー

雪乃「…」
沙希「…」
八幡「…」

結衣「あ、留美ちゃんだぁ!もう用事は終わったの?」
留美「はちまんを、どこに連れて行くつもりっ!」ガルルル

雪乃「もう下校時刻よ。子供は帰りなさい」

沙希「ふんっ、お前には関係ないだろ」

留美「!か、関係あるもん!きょ、今日は、その、…はちまんの家に泊まるから」

雪乃「」
沙希「」
結衣「」

八幡「は?何言ってんのお前」
留美「泊めてくれなきゃ淫行高校生ってツイートする。マックかTDLのツイッターに」ボソッ

八幡「何だよそのチョイス。新手のギャグかよ」

留美「…」ピピピピピ
八幡「それじゃ帰るか。何も無いところだけど文句言うなよ」

留美「うん!」

雪乃「待ちなさい」

八幡「何だよ」

雪乃「このままみすみす性犯罪者を見過ごすほど、私は甘くないのだけれど」

沙希「ねぇ、何この子。とりあえず校舎からぶん投げようか?」

八幡「やめろ川崎。川沙希?」

沙希「なんだその疑問系。発音がムカつくんだけど」

留美「はちまんっ、はちまん~~///」ギュー

結衣「!!あ、あのね留美ちゃん!あんまり男の人にくっつくのは、その、よ、良くないと思う!」

留美「・・・」ピタッ

結衣「!」ホッ

留美「・・・」ニヤッ

結衣「!!!!」


731: 2015/02/07(土) 23:19:42.22 ID:BtiivCiG0
結衣「………ゆきのん、どうしよっか…」

雪乃「教育的指導、必要だと思うわ」

沙希「同感。言っても聞かない聞き分けの無いガキにはおしおきだよね」

留美「やだはちまん怖い」ギュー

八幡「俺は関係無いから。俺を解放してくれませんかね」

??『フフフフフフフフフフフフ……お困りのようだねヒキタニ君!』

八幡「誰だ!」

??『力が…欲しいか…?』

八幡「…………あの、海老名さん?何やっているんでしょうか」

姫菜「ギクーーン!!」

八幡「……そりゃ分かるだろ。そもそもそんなに隠れても無いし」

姫菜「えー…っと!…ゴホンッ!!ヒキタニ君、お困りのようだねっ☆」キラッ

八幡「(誤魔化した…)」

留美「はちまん、この人だれ?」

雪乃「あら、海老名さん。何をしているのかしら?」

結衣「あ、姫菜!やっはろー!」

八幡「この人は、少し問題のある俺と同じクラスの人」

留美「そなの?」

姫菜「うわヒキタニ君つめたーい!あんなに熱くなる告白を私にしてくれたのに」ポッ

雪乃「…」イラッ
結衣「…」ムカッ

沙希「オイちょっとどういう事だ比企谷」キッ

留美「はちまんのうわきものっ!」ポカポカッ

八幡「いてっ!た、叩くな!厄介事解決で方法が無くて仕方なく言う運びになっただけだっつーの!」

姫菜「……」ズキッ

留美「なにそれ。分かんない」プクーッ

姫菜「……うん、実は深い意味はなかったんだー」ニコッ

沙希「……ふぅん。ならいいけどさ」

雪乃「(……)」
結衣「(姫菜…?)」

姫菜「ごほんっ!…それで、ヒキタニ君と結衣たちは一体何で揉めてたの?」

結衣「聞いてよ姫菜!ヒッキーひどいんだよ!」

雪乃「あの男の優柔不断ぶりにはほとほと呆れるわ」

沙希「はァ?アタシと比企谷が一緒に帰って何が悪い!」

留美「はちまん家に泊まるっ」

姫菜「………大体理解しました。ヒキタニ君が男らしく選べばいいと思う!」

八幡「誰にも関わらず一人でとっとと家帰りたいとさっきから言ってるんだけどな」

姫菜「それ誰も選んで無いよね!?」

八幡「もう何とかなりませんかね海老名先生…」

姫菜「うーん…ヒキタニ君には確かに借りもあるしね…それに今選んでも、おんなじ事が明日も起こりそうだし…」

姫菜「根本的な解決法………うーん…うーーーん………」

733: 2015/02/07(土) 23:57:27.01 ID:BtiivCiG0
姫菜「(ヒキタニ君はどうせ選ばない…口でもきっと本心は語らない…選ぼうとしない、本心を言わない人に本音を出してもらうには…)」ムムムムムムム

姫菜「(そう言えば、ヒキタニ君の側の子、見覚えあるかも…誰だったっけ?それにしても可愛い服だなぁ!あれ、あれ中二病の六花ちゃんコスじゃん!へぇ、結構出来いい!!)」

姫菜「!!」ピカーン!

姫菜「……ふふ、ふふふふふふ!!!閃いたっ!!!この状況を打破する一手!」

八幡「本当かっ!!」

姫菜「結衣、雪ノ下さん、サキサキ!あと、……だれだっけ?」

留美「鶴見留美!夏合宿で!」

姫菜「あそうだ!久しぶりだねっ!ってそれはともかく…」

姫菜「みんな!ここはひとまずこのいざこざ、一旦辞めて私に預けてくれないかな!」

雪乃「………何か、いい案があるのかしら?」

結衣「ほんとっ?!」

沙希「聞かせてもらおうか」

姫菜「知っての通り、ヒキタニ君は本音を言わないし誰も選ばない。でも誰か選ばないときっとこの揉め事は収まらないよね?」
姫菜「だったら、本音を言わなくても選んでいる事を見せてもらういい手がありますっ!」

結衣「ホントッ!!」

姫菜「ずばりっ!!!コスプレコンテストだよっ!!!」

沙希「ハァ?」

八幡「(アカンダメだコレ)」

留美「うけてたつっ!」

雪乃「…あの、何故それをしなければいけないのかしら?」

結衣「そ、そうだよ~~~!あたし、は、恥ずかしいのは、ちょっと…///」

沙希「ふん、バカらしい」

姫菜「分かって無いなぁみんな!いい、ひねくれ過ぎたヒキタニ君に選ばせる、本音を引き出す=誰が気になっているかを引き出すには、正攻法じゃダメだよ?」

雪乃「………それは、確かにそうだけれど。でも、それとこ、コスプレに何の関係が?」

姫菜「(それは私の趣味ですっ!!!)こほん、いい?雪ノ下さん。今のヒキタニ君はもういつもの雪ノ下さんは十分見慣れているの。だから、少し何かしても動揺して本心をさらけ出す事なんて無い」

姫菜「でももし!コスプレという新たなエッセンスで魅力を上乗せした、まだ見たことの無い雪ノ下さんがヒキタニ君の前に現れたら……」

雪乃「あ、現れたら…どうなるのかしら」ゴクリ

姫菜「イチコロ」

雪乃「!!!!」
結衣「!!!!」
沙希「!!!!」

八幡「ば、そ、そんなことねーし!」

留美「ねぇねぇ!私は?ドキドキした?」

雪乃「ほ、本当に上手くいくのかしらね?」ドキドキ

結衣「ひ、姫菜ホントにそうなるかな?」

沙希「コスプレ…」

姫菜「選ぶものによっては、本音ダダ漏れになる事間違いなし!」

雪乃「で、でも…例え動揺しても、それと誰かを選ぶ、ということに何の関係があるのかしら」

姫菜「ふふふふふふ…それはまだヒミツだけど、手はあるよ」

雪乃「………面白いわね」

結衣「ヒッキーが、あ、あたしに、めろめろ…はぅぅぅ~~///」ポッ

沙希「コスプレ…///」ポッ

746: 2015/02/13(金) 00:02:37.02 ID:0ZlE4WE00
留美「はちまん、コスプレ好きだったの?」

八幡「好きじゃない。全然好きじゃない」

姫菜「そうかなー?ホントにそうかなー?」デュフフフフフ

八幡「…そーだよ。何ですか変な言い掛かりは付けないでくれませんかねェ?」

姫菜「……林間学校」

八幡「はぁ?」

姫菜「肝試し」

八幡「」

結衣「!」
雪乃「!」

結衣「(そ…そう言えば!あの時あたしがコスプレしたとき)」ピキーン
雪乃「(すごく褒めていたわね)」クワッ

八幡『結衣、すごくセクシーで…似合ってる』ニヤッ  ← *妄想
結衣「(とか言ってた気がするし!!やだ思い出したらはずかしぃよー!!///)」キャー!

八幡『雪乃…着物、凄く似合ってる』フフッ  ← *妄想
雪乃「(なんてらしくない感じで褒めちぎっていたわね///)」ポッ

八幡「っ!なんだ、なんかゾクッとした」

留美「風邪?」

八幡「かもな」

姫菜「ま、捻デレなヒキタニ君はほっといて!あの時みたいな寄せ集め安コスプレじゃなく、本気で私がプロデュースするから!」
姫菜「ヒキタニ君轟沈必須なプランをご用意するよっ☆」

結衣「轟沈…」

雪乃「必須!!」ゴクリッ

留美「むー…」ムスッ

姫菜「ふふふ、留美ちゃんにもちゃんとプロデュースしちゃうよっ」

留美「!、うんっ!」パァァァァ

姫菜「あとサキサキもね」

沙希「さ、サキサキ言うなっ///!」

静 「海老名、面白い話をしているようだな」

姫菜「!!ひ、平塚先生!?」

静 「わ、わたしも、その、こすぷれ勝負…参加したいんだが///」

姫菜「先生が?!」

静 「何か気になるのか?」ギロッ

八幡「ってか先生、何いつの間にかいるんですか。ビックリするでしょ」

静 「保護者?と話も済んだし、鶴見を送るついでに居て悪いか?あと鶴見、一応廊下は走るな。一瞬見失ったぞ」

留美「うっ…す、すみません」シュン

…ーーーんーーーぱぁーーーー…

八幡「!…悪い鶴見。ちょっと離れてくれるか」

……せーーーーーーんぱぁーーーーーーー……

留美「何?浮気?」

八幡「前提がそもそもおかしい。俺とお前についてそう表現したいなら、まず付き合ってないと浮気できないし、そもそも俺には浮気できる相手すらいないし」

留美「ヴッ」

八幡「変な声出すな怖いよマジで」

748: 2015/02/13(金) 00:11:51.09 ID:0ZlE4WE00
留美「はちまんつめたい…」ヨヨヨヨ

八幡「ああもう鬱陶しい。そうじゃなくて、何か聞こえないか?呼びながら近づいてくるような…錯覚ならいいんだけど」

留美「???聞こえないよ?」

せーーーーーんぱぁぁぁぁぁぁぁい!!

八幡「!ほら、やっぱ聞こえてるって!なんか、呼んでいるような感じの」

??「いろはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!」ダダダダダダダダダダ

??「すぱーーくりんぐっ!!!」ピョンッ

八幡「!!!」ヨケッ





756: 2015/03/09(月) 23:21:03.16 ID:kVpGM6LO0
八幡「(やっぱりお前か一色ィ!!)」ヨ

いろは「(はーい!先輩のかーわいい後輩ですよー♪)」

八幡「(こいつ直接脳内にっ?!)」ケッ ← この間0.2秒

いろは「(甘いです!毎回毎回同じ事してて、いつまでも引っかかりませんよぉ♪)」ピョーン

八幡「(何イィィィ!!!しまったぁぁぁぁあ!!!)」

いろは「つーかまーえたっ♪えへへ、せーんぱいっ♪」ガシッ

雪結留静沙「「「「「 !!!! 」」」」

雪乃「(逃げようとした比企谷君の正面に回り込み、抱きしめる形で一色さんがくっ付いている!!)」

沙希「(しかも、スカートが捲り上がるのも気にせず擦り付いてる)」

留美「(だ、だいしゅきほーるど……///)」

結衣「(ず、ずるいいいいい!!!!!)」ジダンダフミフミ

いろは「せーんぱいっ♪せーんぱい、せーんぱい、えへへへ☆」モフモフ

八幡「くそっ、放せ!放してくださいお願いします」ジタバタ

いろは「やーですー。せんぱい、ずっとずっとお願いしてるのに全然顔見せてくれないんですもん。酷いです。鬼畜です。こーんな可愛い後輩を無視するなんて」

いろは「そんな鬼畜なせんぱいの言う事なんて聞いてあげませーん♪」クンカクンカスーハー

八幡「ばっ!!おま、やめろっっつーの!!!」

いろは「しょうがないですねー。まぁどーしても、と言うなら放してあげなくも無いですけど」

八幡「!?………何が望みだ」

いろは「簡単ですよー。某CMのモノマネをお願いします♪」ギュー

八幡「モノマネ…??」

いろは「そですー。阿○寛のモノマネです。それを後ろの先輩方に見せつけてくれれば放しまーす」

八幡「なんだそんな事か。上等だよ、かかって来いやァ!」

いろは「それじゃわたしに続けてくださいねー」

八幡「ああ!」

いろは「LOVE WATER」

八幡「LOVE いろはす」

いろは「やぁぁん///マジ告白ですかぁぁー♪困りますー///」キャー スリスリ クンカクンカスーハー

八幡「ちがっ!!お前!ハメやがったなぁぁぁ!!」

いろは「あわわ、ちょ、そんなに暴れないで下さい!ずり落ちちゃいますっ!」

八幡「堕ちろっ!!」

いろは「告白ですかっ!?///」

八幡「違うわッ!」

いろは「わわ、ちょ、せんぱいっ!ほんと暴れないで!わたし落ちちゃう!ちょっと!おしりもってくださいぃぃぃ!」

八幡「わ、悪い!!」サッ

むにゅっ

八幡「(あ)」
いろは「やんっ///ホントに持ったぁ♪」

八幡「わっ、悪い!!!」
いろは「ちょ!放さないでくださいってばー!!ちゃんと両手で持ってください!!!」
八幡「分かった!!」

むにょにょん!

八幡「///」
いろは「はぅぅ///」

757: 2015/03/09(月) 23:23:53.26 ID:kVpGM6LO0
姫菜「……ナニ見せられてるんだろ私」

いろは「あ!スカートめくれてますっ!もう、ちゃんとめくれ上がらないように手を入れて支えてくださいっ!」

八幡「悪い」イソイソ

いろは「スースーしなくなりましたっ♪ばっちりですね、せんぱいっ♪」

八幡「おお」

むにゅむにゅ

いとは「ひゃんっ///もー、せんぱいったらぁ♪可愛い後輩のおしりに、む、夢中ですねっ///」

八幡「違ぇし!支えてるだけだし///!」

いろは「ほんとかなー?ひゃんっ///もー!」ギュー

いろは「触るのは構わないですけど、その、///」

いろは「ゆ、指とか、入れないで下さいね///」ポッ

八幡「!!!」

いろは「あ、なんだかせんぱいの、固くなってます///」スリスリ

静「比企谷ァァァァァァァァァァァ!!!!!」

776: 2015/04/04(土) 23:05:21.44 ID:yEBt3h7h0
八幡「なんでしょうか先生握りこぶしを解いてくださいこちらに向けないで下さいお願いします」ガタガタ

静「よくもぬけぬけと!教師の前で!私の前で駅弁スタイルで破廉恥行為をしておきながらただで済むと思うなよ!」

八幡「違います!俺は悪くありません!むしろ悪いのは」

いろは「ひゃんっ!た、たっぷりの愛、注がれてまふぅ///」スリスリ

静「キッサマァァァァァ!!!!」

八幡「おまっ!何言っちゃってくれてんのォォォぉォ!!!」

結衣「ひ、ヒッキィ!!!やだ、やだよぅ!!!」ワァァァン

雪乃「」キゼツ

沙希「…………コロス」ハイライトOFF

留美「はちまん…」ハイライトOFF

八幡「待て!ていうか目を覚ませ一色ィ!」

いろは「覚ましてますよぅ♥ずっとぉ♡」

八幡「だーめだコイツゥ!!!」

785: 2015/04/06(月) 00:13:38.19 ID:d3v5DbkC0
静「さぁ比企谷…お前の罪を数えろォ…」ペキペキ

八幡「オワッタ…スキニシテクダサイ…」

静「ほう、そうか、観念したか………ん?!す、好きにしていいと///?」

八幡「いやっ!?ええっと、その、常識的な範疇で気を晴らしていただく事も可能、という意味なんですが」ガタガタ

静「仕方ないなァ!ひ、比企谷、お前の性根を鍛えなおしてやろう///!」

八幡「あの、不安しか無いんですがそれは」

静「ん?なんでもするって言ったよな?比企谷」

いろは「もー!私を無視しないで下さい!大体せんぱい、さっきから何の騒ぎですか?」

八幡「元はと言えばお前が状況をややこしくしてんだろうが!っていうか、とっとと離れろっ!!」オラァ! ベシッ!

いろは「いったぁい!せんぱいに傷物にされたぁ!!!」ビエーン!

八幡「語弊が過ぎるぞこの野郎!」

いろは「ふぅ、全くせんぱいは細かい事にうるさいですねぇ。で?何がどうなってこんな事態に?」ヤレヤレ

八幡「(こいつマジどうしてくれよう)」

いろは「(やだせんぱい、私のこと狙ってるんですか?!ごめんなさいちょっと無理ですとか言ったら怒ります?うふふ)」

八幡「(こいつ直接脳内に?!)」

静「おい、話はまだ終わっていないんだがなァ」

結衣「もー!!!いろはちゃんもヒッキーから離れてッ!!」

留美「はちっちだよっ!!!ほら!!」

八幡「いってぇよ!俺の腕が曲がっちゃいけないほうに引っ張られてんだろうが!」

いろは「むっ!せんぱい何やってるんですか!私をほっとくと騒ぎ立てますよ!」ムギュー!

八幡「お前もいい加減放せっ!!!葉山でも追っかけてろこのゆるふわビXチ!」

いろは「ひどいっ!!あんまりですせんぱいっ!!発言の撤回をするまで拘束しますっ!」ギュー! ポニュポニュ

八幡「おまっ!あ、えっと、あたっ///」

静「おい。無視してんじゃないぞ」ミキピシバキポキ

八幡「ちょ!平塚先生!抑えて抑えて!!」

静「お前のせいだろぅが!!!」クワッ

八幡「厳密には俺のせいじゃないって先生も分かってるんでしょー!?コイツのせいですっ!」

静「問答無用!!!」

セイバイ! アンギャー! 


786: 2015/04/06(月) 00:26:51.14 ID:d3v5DbkC0
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いろは「で?口リコンに転びそうなせんぱいが、みんなにコスプレさせる、と。何考えてるんですか?変態なんですか?」

八幡「お前マジどうしてくれよう」ボロボロ

結衣「とにかくっ!いろはちゃんにはかんけーないからっ!!」ガルルルル

静「そうだぞ。これは奉仕部の案件だ。今回ばかりは生徒会は関わり無いんだから引っ込んでろ」ヤーイヤーイ

いろは「はぁ…たまに平塚先生って子供っぽくなりますよね。それにしても、生徒会室に全然来ないなー、とか思ってたらまさかこーーんな斜め上な事してたなんて。幻滅ですね」

八幡「やかましい。いや、幻滅したならもう俺に近づいてくれるなマジで。ただでさえ色々やばいのに」

いろは「何ですか?自慢ですか?ふゆかいですっ」プクーッ

八幡「自慢じゃねぇよ。どこをどう聞いたらそう聞こえるんですかねぇマジで」

いろは「仕方ないですね。本当は超イヤですけど、仕方ないから私も参加しますよ、そのコスプレ勝負」ヤレヤレ

八幡「あのね、俺の言う事聞いてた?」

いろは「で?せんぱいはどんなコスがいいんですか///?は、ハダカはちょっと、その、困りますけどっ♥」

八幡「お願い俺の言う事を聞いて」

809: 2015/04/14(火) 23:26:19.45 ID:uJb1CgeH0
いろは「もー!そんな氏んだ眼をしないでくださいっ!分かりました!聞きますっ!聞きますから」

八幡「……なら俺に被害が及ぶ前にそうしてくれ」

いろは「まったくっ!で、せんぱいは私にどんな格好してほしいですか?とりあえず帰りながら聞いてあげますから」ギュー

結衣「ちょ!いろはちゃんズルいっ!」

沙希「……一色って言ったっけ?ソイツ、置いてきな」ギラッ

いろは「なんですか?先輩方。あまり私のせんぱいを虐めないで頂きたいんですけど」ニッコリ

結衣「いじめてないしっ!!!いろはちゃんのほうが、ヒッキー困らせてるし!!」ムキッー

いろは「そうなんですか?せんぱい?」ウルウル

八幡「ああ。スゲー困ってる。早く俺を解放しろ。拘束してないなら帰らせろ」

いろは「………もうっ!せんぱいったらツンデレなんですからー!わたしの気を引こうとしなくってもだいじょーぶですよっ♥」

八幡「引いてないんだけど。うん、お前今日はかなりキテルな。早くおうちにかえりなさい」

いろは「えっ///!ちょ、やめてくださいせんぱいっ!わ、わたし、まだそんな…え、えOちな事は♥」キャー♥

八幡「お前にはどう聞こえているんだ…」



パタパタ



めぐり「も~~~!いろはちゃん、だめだよー!廊下を走っちゃぁ!って、あ、あれっ!比企谷くんっ///??」

め結八い沙「「「「「 城廻先輩っ?! 」」」」」

めぐり「きゃっ!!!え、ええと、その、あの、何事なのかな…??」

810: 2015/04/14(火) 23:34:52.48 ID:uJb1CgeH0

めぐり「あの、えっと、きょ、今日は比企谷くん、用事有るって言ってたけど…」

八幡「あ、ハイ。先程終わりました」

めぐり「そ、そうなんだ!私も、ちょうど帰ろうかなって。えへへ…あ!あの、そのね?」

八幡「ハイ」

めぐり「えっと、その…///えっと…えっと…その、ね?あの…///ひきがやくん…」

八幡「ハイッ?!」

めぐり「きょ、今日も…あの……い、一緒に………一緒に帰ってくれないかな、って///…………ダメ?」ウルルル

八幡「城廻先輩?!」

結衣「ヒッキー?」

沙希「比企谷?」

静「比ィ企ィ谷ァ?」

820: 2015/04/19(日) 23:50:27.74 ID:wnp0WkYl0
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緩やかに覚めていく感覚。背に伝う感触で、横になっている事を意識する。
まどろみながら、状況を理解しようとのろのろと思考しはじめて、自分が眠っていたことに気付く。

「(…………俺……いつの間に寝てたっけ……)」

なんだか非常に騒がしく、ストレスを感じるような夢を見ていた気がする。
思い出せないが、思い出さないほうがいいような……

「(あれ、俺の部屋の天井って、こんなんだったけか……)」

ぼんやりと見る天井に違和感を覚える。
それに加えて、漂う匂いもどこか無機質で、微かに薬品臭がする。これはまるで

「保健室か、ここ」

急速に目が覚める。何故自分はここに寝ていた?
焦燥感と不可解な疑問に追い立てられるように体を起こそうとして、右手で布団を払ったその時。


むにゅんっ


「 ん? 」


いろいろと迸りかねない男子高校生にとって、夢のような感触を手のひらに感じた。
それも、ごく最近経験した感触と全く同じといっていい。そう、あれは確か由比ヶ浜の胸を揉ん…ゲフンゲフン

「だ、誰か寝てる…」

一体全体どういう事だ。何故自分は保健室で寝ていた?そしてなぜこの女子は、俺と一緒に寝ている?!
おそるおそる目を向けると、そこには、流れるような黒髪と、寝ていても分かるほどに主張している立派なバストを持っている---




























静「むにゃぁ…比企谷ァ…ぐふふふうふふふ…」スヤスヤ




平塚先生が、居た。

821: 2015/04/20(月) 00:13:02.31 ID:QzXR42jx0

八幡「(アイェェェェ!!!平塚センセイ?!平塚センセイナンデ!!!)」センリツ

八幡「(どどどっどおどどおおおどどどどうなってやがる!?何故俺は保健室で寝ていた?!なんで平塚先生が一緒に寝てんだよコレ!!)」

八幡「(慌てるな、落ち着け。そうだ、KOOLになれ俺。平塚先生はニンジャじゃないから大丈夫だ)」フウ

八幡「ってそうじゃねぇよ!全然大丈夫じゃねぇ!!これマズいよ!下手したら退学した挙句フライデーされてミヤネ屋で淫行事件でとりあげられるっつーの!!!」ムニュッ

八幡「って無意識のうちに揉んでるっ!!くそ、なんだかんだスゲエスタイルいいな平塚先生誰かもらってやれよォォォ!!」ハワワワワワ

静「うーん、なんだァ~~?もう朝かぁ…?」

八幡「ってハァ!?」
静「う?」

静「あれ、比企谷起きたのか…ん?」ビクンッ
八幡「いやえと、これ、はですね…」モニュッ

静「き」
八幡「あの」

静「きゃぁっ///!」

八幡「(え、平塚先生そんな声も上げられるんですか俺びっくりです!)」



ガチャリッ ドアバーン!


いろは「せんぱいっ?!!」
雪乃「今の声、何かしら」
結衣「ヒッキー大丈夫?!」
めぐり「比企谷くん、どうしたの!?」
沙希「比企谷?」
留美「はちまんっ?!」


八幡「(平塚先生の悲鳴と同時に飛び込んできた面々は、ベッドの上に居る俺と平塚先生を見て、固まった)」

静「ううぅぅ~~~///」プルプル

八幡「いや、あのだな、俺にも何がなにやら…」ガタガタ

雪結沙めい留「「「「「「 なに、シテルノ 」」」」」」ハイライトOFF

八幡「ナニモシテイマセン!」

静「胸、揉まれた…///」

八幡「アイェェェ?!」

結衣「ゆきのん」
雪乃「ええ、そうね」

雪乃「ギルティ」ギラッ

914: 2015/11/01(日) 11:07:54.68 ID:gAebio19o
乙です

87: 2013/08/08(木) 17:14:02.01 ID:35wyVzuQO
結衣「ね、ヒッキー///」スススッ

八幡「おい近いってば!」


ムニュゥゥン

結衣「へぇあ!?」


おわり

引用元: 八幡「…やっぱり間違ってる気がする」