ガヴ「…なあ」

サターニャ「ん」

ガヴリール「見ないでぴったり5秒止めるやつでもやらないか？」

サターニャ「ふふ…珍しいわねガヴリールあなたから勝負を挑むなんて」

ガヴリール「暇だしな」

サターニャ「私これで大悪魔になったのよ！」

ガヴリール「なってねえだろ」

サターニャ「恐ろしさを見せ付けてあげるわ！」

ガヴリール「天界で暇なときよくやってたんだ、負ける気はしないな」

ガヴリール「ヴィーネもやるだろ？」

ヴィーネ「やるわけないでしょ」

ヴィーネ「くだらない」

ヴィーネ「そんなことより勉強しなさいよ！小学生じゃないんだし」

ヴィーネ「自習の時間なら予習復習をするとか」

ヴィーネ「5秒で止めたから何なの！？それはすごいの！？そのすごさは勉強に生かせるの！？その5秒でもっと勉強を」

ガヴリール「もう分かったよおぉぉぉぉぉぉー！」

ガヴリール「絶対言いすぎだろおぉぉぉぉぉー！」

ガヴリール「いいよ！私達5秒でぴったり止めるから」

ヴィーネ「好きにして」

ガヴリール「やろうぜサタ」

サターニャ「…」ｽﾞｰﾝ

ガヴリール「すげえへこんでんじゃん！」

サターニャ「ヴィーネがあんなこと言うから…」

ガヴリール「しっかりしろ！お前コレで大悪魔に」

サターニャ「なれるわけないじゃない…」

ガヴリール「お前が言い出したんだろ！」

サターニャ「…じゃあやる？」

ガヴリール「やる！」

ガヴリール「ぴったり5秒で止めたやつが」

ガヴリール「超えらいし」

ガヴリール「超えばっていいんだ！」

ヴィーネ「そんなの天界にも魔界にも現実にもないわよ」

ガヴリール「うるせえ！やろうぜ」

サターニャ「わかったわ…」

ガヴリール「私マジで得意だからな！？マジでマジで」

サターニャ「ほんとにぃ？」

ガヴリール「よーい　えいっ」


・

・

・

・

・

ガヴリール「えいっ！」ﾎﾟﾁｯ

ガヴリール「おおー！」

サターニャ「いくつよ見せなさい！」

ガヴリール「4秒98！」

サターニャ「んー？」

ガヴリール「すげえ惜しくない？それは認めろって」

サターニャ「まあまあね」

ガヴリール「でも最初だぞ？最初でこれは」

ヴィーネ「もぉー…！」

ヴィーネ「やるのは勝手だけど…」

ヴィーネ「静かにやりなさいよ！」

ガヴリール「うるせえな…関係ねえだろ」ﾎﾞｿｯ

ガヴリール「次お前の番な」

サターニャ「悪魔的時間停止（デビルスタイマーストップ）を見せてあげるわ！」

サターニャ「よーい…そりゃっ」

・

・

・

・


サターニャ「ふっ…」ﾎﾟﾁｯ

サターニャ「出たわ！」

ガヴリール「え！？」

サターニャ「4秒44ぞろ目！」

ガヴリール「ぞろ目関係ねえよ！ぞろ目出すゲームじゃねえよ！」

サターニャ「えっでもすごくないかしら」

ガヴリール「4秒44て5秒に近くないぞ」

サターニャ「え　じゃあもう一回私にやらせて」

ガヴリール「私の番だぞ！」

サターニャ「ぞろ目チャンスよ！」

ガヴリール「ねーよ！そんなの」

ﾜｲﾜｲ　ｶﾞﾔｶﾞﾔ

ヴィーネ「もおおおおおおおおお！」

ヴィーネ「一回やらせて？」

ガヴリール「は？」

ヴィーネ「やってみるから貸して」

ガヴリール「何言ってんのお前」

ヴィーネ「出そうな気がする」

ガヴリール「いいよ　ヴィーネはこんな次元の低いこと出来ないんだろ？」

ヴィーネ「一回だけ」

サターニャ「なんだ！ヴィーネもやりたいんじゃない！」ｽｯ

ガヴリール「駄目だろ、絶対やらせないぞお前」

ヴィーネ「…じゃあ静かにやってよぉ！」

ガヴリール「うるせえよ」

ヴィーネ「静かにやってよ」

ガヴリール「黙ってろよ」

ガヴリール「次私な！」

ガヴリール「絶対出すぞ」

サターニャ「ほんと？」

ガヴリール「よーい　えいっ」


・

・

・

・

・

ガヴリール「えいっ！」ﾎﾟﾁｯ

ヴィーネ「遅い」ｽｸｯ

ヴィーネ「次私」

ガヴリール「何？なんなん」

ヴィーネ「遅いわよ」

ガヴリール「関係ないじゃん」

ヴィーネ「何秒だったの」

サターニャ「5秒13」

ヴィーネ「ほらー！」

ガヴリール「ほらー！じゃねえよ！入ってくんなよお前は！勉強しとけ勉強！小学生じゃないんだから！」

サターニャ「そんなにやりたいならやればいいじゃない！」ｽｯ

ヴィーネ「！」ﾊﾟｱｱｱ

ガヴリール「駄目だろ！何笑顔見せてんだよ」

ヴィーネ「…怖いのね」

ガヴリール「あ？」

ヴィーネ「私に5秒出されるのが怖いのね」ｸｽｯ

ガヴリール「そんな挑発には乗らないぞ」

ヴィーネ「ええ！？たいてい乗るわよ？」

ヴィーネ「なんて大人なの！？」

ガヴリール「何言ってんだお前」

サターニャ「やりなさいよ」ｽｯ

ガヴリール「駄目だろ　絶対駄目」

ヴィーネ「お願い」

ヴィーネ「やらせてください」ﾍﾟｺﾘ

ガヴリール「ごめんなさい」ﾍﾟｺﾘ

ヴィーネ「お願いよ」

ガヴリール「やだ」

ヴィーネ「一回でいいのよ」

ガヴリール「やだ」

ヴィーネ「一回だけやらせてガヴ！」

ガヴリール「やだ」

ヴィーネ「一回やったらしつこく言わないし大人しくなるから！お願い！一回やらせて！一回やらせてガヴ！一回…」

ガヴリール「やめろよ！」

ガヴリール「お前他の生徒絶対別の意味だと思ってるぞ」

サターニャ「ああ…ヴィネットとガヴリールは…そうなのね…」

ガヴリール「何誤解してんの？なぁ！？違うよ！？違う」

サターニャ「まあ私もラフィエルと…まあ…ふふ」

ガヴリール「よそよそしくすんなよ！」

ヴィーネ「思い出に一回だけ」

ガヴリール「思い出とか言ったらややこしくなるからやめろ！」

ガヴリール「もうやれよ一回！」

サターニャ「はい」ｽｯ

ヴィーネ「ありがとう！」ﾆｺｯ

ガヴリール「はあ…」

ヴィーネ「じゃあ五秒出しちゃうわよ！一発でぴったりとね！さあ行ってみようかしら！」

ガヴリール「早くやれよ」

ヴィーネ「…」

ガヴリール「やるんだったら早くやってくれ」

ヴィーネ「楽しい雰囲気で」

ガヴリール「無理だよ一回こじれてんだから」

ヴィーネ「…分かったわよ」

ヴィーネ「…」

ヴィーネ「ではこのアウェイの環境の中！」

ガヴリール「そういうのいらないからさ、やんないなら返せよ」

ヴィーネ「やるわやるわ分かったわよ…」

ヴィーネ「スタートォ！」（腕を上げる）

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・

・

・

ヴィーネ「はいとめたあ！」ﾋﾟｯ

ガヴリール（うるせえな…）

ヴィーネ「さあいくつか出たか？いくつが出たと思われますかぁ！？」

ガヴリール「なんのインタビューしてんだよ、見ろよ早く」

ヴィーネ「見るわよ！？見ちゃうわよ！」

ヴィーネ「はあああああああ！出たああああああ！」

ガヴリール｢な…？｣

サターニャ「ほんと！？」

ヴィーネ｢6秒66！悪魔の数字＋ぞろ目！｣

ガヴリール｢返せよ！｣

終わり

元ネタは東京03 5秒ジャスト　です

見てくれてありがとうございました