1: 2017/05/21(日) 04:11:31.07 ID:pdHExnGI.net
果南「その堕天使ってキャラなんなの?」


善子「ひっ…あ、はいすみません不快ですよねやめます」


果南「あ、ちょ…違」


善子「ごめんなさいごめんなさい二度しません!こんな羽根捨てます!はいはいポイーってはいすみません!」


果南「えー…」

2: 2017/05/21(日) 04:15:15.13 ID:pdHExnGI.net
果南「てなことがあったんだよダイヤ」


ダイヤ「うーんそれは果南さんの聞き方が悪かったのでは?その堕天使キャラってなんなの?っていい方だとその後やめてくんない?不快なんだけどってDQNの台詞に続きそうな感じであまり興味を示しているようには見えませんわ」


果南「DQN?」


ダイヤ「!?…あーこほんなんでもありませんわ…ともかくまた失敗したようですわね」

5: 2017/05/21(日) 04:23:44.66 ID:pdHExnGI.net
果南「はぁ~失敗したようですわねじゃないよー…また一年生に嫌われたじゃん」

ダイヤ「き、嫌われたってそんな訳…」


モブ噂話「聞いた?なんか松浦先輩が津島さんシメたらしいよ…なんだお前その堕天使キャラってふざけてんのかーって」

モブ噂話「うわ~えげつないね~よりにもよってあの松浦先輩にね~」

モブ噂話「だから津島さんあのキャラやめてたんだねどおりで今日しおらしいと思ってた」


モブ噂話「まあ仕方ないね同じ部活だし松浦先輩ああいうの嫌いだろうしね」


モブ噂話「わ、私らも気を付けないとシメられちゃうよね…」

モブ「「う、うん」」


果南「いやシメないよ!なにこれ!嫌われてるどころじゃないんだけど!」バァン


モブ「ひい~」


果南「あ…」


ダイヤ「…はぁ~」

6: 2017/05/21(日) 04:27:36.61 ID:pdHExnGI.net
モブ「ま、松浦先輩!い、いつからそこにごめんなさい!い、命だけは~!」


果南「いや取らないから!」


モブ「ひい~!」


果南「ああもう!なんでこう…ダイヤも何か言ってよ!」


ダイヤ「そうですわね…あなたたち!」


モブ「は、はい?」

8: 2017/05/21(日) 04:37:41.42 ID:pdHExnGI.net
ダイヤ「いいですか?果南さんはそんなシメただのぶっただのする御方ではありませんわ」


果南「うんうん」


ダイヤ「果南さんはですねとてもお優しい方ですわ…魚を銛で突くときもお魚が苦しまないようにと一撃で仕留めますし」

モブ「ひっ…一撃で仕留める…」


果南「え?ちょ…」


ダイヤ「お魚を捌くときも包丁で丁寧に丁寧にひとつも無駄を残さず捌きます…なんでも氏んだ命は全て頂かないと失礼だそうで」


モブ「命は…全て頂く…ひいい!こ、殺されるぅぅぅ!」スタタタタタタ!



ダイヤ「…そのように果南さんは命をとても大事にする…あれいませんわ」


果南「ちょっとなにやってるのさ!」

9: 2017/05/21(日) 04:41:23.73 ID:pdHExnGI.net
果南「なんでそんなエピソード出してんの?あれじゃ余計怖がるよ!」


ダイヤ「そんな!果南さんの優しさを力説するにはこれしかないと思いましたのに」


果南「逆効果だよ!あれ完全に化け物を見る目だったじゃん!」

10: 2017/05/21(日) 04:48:25.24 ID:pdHExnGI.net
果南「もう!どうすんのさ!私はみんなと仲良くしたいだけなのに!」


ダイヤ「そ、そうですわよねすみません…ですがこれはもうAqoursの一年生に普段の果南さんを見せていくしかありません優しい果南さんを」


果南「今までもそのつもりだったよ!でもこの一週間嫌われる一方じゃんか!なんで!」


ダイヤ「それですわそれ」


果南「え?」


ダイヤ「果南さんのその頑固さと常識的なとが凝り固まってしまったような鋭いツッコミ!それがげきおこしてるイメージで怖いんですわきっと」


果南「…まぁたしかにいつも何かに対してツッコミばかりしてるけどさ」

11: 2017/05/21(日) 04:53:57.64 ID:pdHExnGI.net
ダイヤ「ほら漫才芸人のツッコミの方も大体怖いイメージを持たれるって言われるじゃないですか…あれですあれ」


果南「あれですと言われてもじゃあ具体的にどうすれば」


ダイヤ「それはもう愛嬌あるボケ役に回ればいいんですわよ」


果南「ボケ役ねー…いやーでも三年のボケ役は鞠莉とダイヤで固まってるからそう簡単にイメージは変わらないんじゃないかなぁ」


ダイヤ「いいえ!ものは試しですわ明日から早速やって見ましょう!…って誰がわたくしがボケ役ですか!」

12: 2017/05/21(日) 05:06:49.80 ID:pdHExnGI.net
そして次の日

花丸「よーし今日の練習もはりきっていくずらー!」

ルビィ「今日もがんばルビィ!」

曜「おー二人とも張り切ってるねー私もがんばヨーソロー!しなきゃね!」

善子「あはは何それ曜さんがんばルビィのパクり?」

曜「ん?堕天使ヨーソローの方が良かったかな?」

善子「それ私のパクりじゃない」


曜「でも一昨日捨てたんだよね?」


善子「それは…でも…パクりはパクりよ!」


曜「だめですぅ!これは曜ちゃんが拾ったのだ、今日から私が堕天使ヨーソローだよ」


花丸「曜ちゃんそれは流石にださいずら」

曜「がーん…だ、ださいって」

善子「いやそうでしょうよ」

曜「そんな…そんな…私の堕天使ヨーソローがぁ」
ズーン

善子「いや落ち込み過ぎでしょ…」

ルビィ「曜さん可哀相」

善子「いやいやいや…」


花丸「あ、あのごめんね曜ちゃ」

曜「なんつってヨーソローなぁ」


善子、花丸、ルビィ「落ち込んでないんかい!」


ワハハハハハハ


ダイヤ「これですわ果南さん」


果南「ヘ?」

13: 2017/05/21(日) 05:12:46.26 ID:pdHExnGI.net
ダイヤ「見ましたあの曜さんの華麗な流れ」


果南「うん見てたけど?それが?」


ダイヤ「あのお手本のようなボケ連発から下級生を盛り上げる曜さんのムードメーカーぶりあれを真似しましょう」


果南「え、ええ!?いやいやいや私そんなキャラじゃないって」

ダイヤ「何をいまさら!あなたは今日からボケキャラになると決意したではないですか」


果南「いやボケキャラになるとは言ってないし」


ダイヤ「またツッコミ!今日からあなたはツッコミ禁止です!」


果南「ツッコミ禁止って意味がわからな」


ダイヤ「ツッコミ禁止です!」


果南「…」

15: 2017/05/21(日) 05:19:27.87 ID:pdHExnGI.net
梨子「みんなお疲れ様一旦休憩ね」

花丸「疲れたずらぁ~」

ルビィ「ピギィ~」


曜「(おっとお疲れみたいだねルビィちゃんたちじゃあこのボトルを持って行って…)」


果南「よ、曜?」


曜「へ?うわあああ!かかか果南ちゃん!?」


果南「わ、私に!持って行かせて!(必氏)」


曜「う、うんいいけど…(振り向いたら果南ちゃんの顔がすごい強張っててび、びっくりした~)」


果南「あ、ありがと」


ダイヤ「果南さんファイトですわ!」グッ


曜「うん???」

17: 2017/05/21(日) 05:30:33.12 ID:pdHExnGI.net
花丸「喉が乾いたずらぁ~」


ルビィ「ルビィも…」


果南「や、やぁ花丸、ルビィ?」ニコニコ


花丸「ず、ずら!じゃなかったはい!」ピシッ


ルビィ「ピギィ!じゃなかったはい!」ピシッ


果南「い、いやそんな姿勢よくしなくて寛いでていいよ休憩なんだし」ニコニコ


花丸「は、はい恐縮であります!」


ルビィ「お、お水ありがたく頂戴いたします!」


果南「いや軍t…(はっ!?…ツッコミ禁止ツッコミ禁止)」


果南「いやぁだからそんな畏まらなくてもいいよ」ニコニコ


ルビまる「ひっ…!(さっきから果南さんの明らかに張り付いた笑顔が怖いよ~)」


果南「いやだか!(つ、ツッコミ禁止ツッコミ禁止…)らもっとリラックスしなって」プルプル


ルビィ「ひぃー!ごめんなさいごめんなさいルビィがなんか怒らせることしましたか?花丸ちゃんだけは助けてやってください」


果南「…え?」


花丸「違うずらオラが…いや私が果南さんの気を悪くしたんです!ルビィちゃんは悪くないんですどうか花丸を罰してくださいずら!」


果南「え?ちょ…だから…え?」


曜「あー…なんかなるほどー…」

18: 2017/05/21(日) 05:38:08.89 ID:pdHExnGI.net
果南「えー…またこのパターン…」シュン


梨子「相手を守るために自分を犠牲に…!ルビまる尊い…!」


ダイヤ「果南さん負けてはだめです今こそボケですボケ」


果南「ボケって…え、えーとコホン…ルビィ、花丸よく聞いてね」


スゥーー

ルビまる「?」


果南「今日の調子はいかがかなん!!!?」グワッ


ルビィ「び、ビギャアアアアア」

花丸「じ、ジュラアアアアアア」


果南「あ、あれ」


ルビまる「」(お互いを抱き抱えたまま気絶)


曜「あちゃー…」

20: 2017/05/21(日) 05:46:56.58 ID:pdHExnGI.net
次の日


ダイヤ「おはようございます」


果南「あー」机に突っ伏


ダイヤ「あのその昨日はごめんなさい」


果南「あー」突っ伏


ダイヤ「あのそのルビィと花丸さんには果南さんも悪気があった訳ではと伝えておきましたので…その…」


モブ噂話「ねぇねぇ聞いた?今度は黒澤さんと国木田さんが松浦先輩にシメられたらしいよ」


ダイヤ「…」


モブ噂話「うわーやっぱりAqoursに入ると一年生は松浦先輩のしごきから入るんだね~ひぇおっかな~」


ダイヤ「…」


モブ噂話「本当よくあの三人は未だに生きてるよね~」


ダイヤ「…」


モブ噂話「いや黒澤さんと国木田さんは昨日病院送りになったらしいよ」


モブ噂話「ひぃ~!」


果南「いやんなわけあるか!保健室送りだよ!」バァン!


モブ「!!?」


ダイヤ「いや保健室送りもあまり変わりありませんわ」

21: 2017/05/21(日) 05:52:32.94 ID:pdHExnGI.net
果南「変わるよ!病院送りとか完全にヤクザじゃん!」

モブ「や、ヤクザぁ!?」


果南「……こほん…とにかくもう一回私は休学するねダイヤ今までありがと」


モブ「きゅ休学!…やっぱり松浦先輩って不良…」


果南「…ねぇ私どうすればいい?氏ねばいいかな?よしそうとなれば海に還ろう梨子ちゃんの曲にちなんでじゃあ早速氏装束に…」


ダイヤ「いやいやいや!ちなまないで!早まらないでください!」

23: 2017/05/21(日) 06:03:41.69 ID:pdHExnGI.net
ダイヤ「それにあなたは海に飛び込んでも氏なないでしょう溺れないですし」


モブ「そんな…やつは不氏身か…」


果南「いや溺れるし氏ぬよ!?」


ダイヤ「ともかく落ち着いてください果南さん」


果南「いや落ち着くも何も全部ダイヤのせいだからね」


ダイヤ「ツッコミ禁止」


果南「もういいよそのツッコミ禁止は!」


ダイヤ「エリーチカの先輩禁止にあやかったのですがダメでしたか…エリーチカはこれで怖がられた後輩から素敵なちゃん付けを貰えたそうです」


果南「いや知らないよ!というかだったら先輩禁止したらよかったじゃん何アレンジしてツッコミ禁止とか訳のわからないことしてんの!?」


ダイヤ「いやーわたくしもエリーチカみたいに先輩禁止と洒落込みたかったのですが梨子さんにAqoursは敢えて先輩禁止しないことで色々と捗るのでやめてくださいと頭下げられまして」


果南「いやいやなんだ先輩禁止と洒落込むって」

24: 2017/05/21(日) 06:10:16.42 ID:pdHExnGI.net
ダイヤ「ともかく次の手です!」


果南「いやもういいよ…私はどうせ嫌われ者…」


??「もーどうしたの?果南ちゃんらしくないよ」


果南「って曜!?」


??「と私もいるのだ!」


果南「千歌!」


??「からのシャイニー!」


果南「鞠莉まで!」


ダイヤ「今回はあなたをよく知るこの三人…いやわたくしを含めて四人で協力して一年生の果南さんの印象をよくする作戦ですわ」

26: 2017/05/21(日) 06:21:14.97 ID:pdHExnGI.net
果南「みんなどうして…」


曜「昨日様子がおかしかったからね、ダイヤさんから事情聞いたよ果南ちゃん諦めちゃダメだよ絶対一年生も分かってくれるから!」


千歌「果南ちゃん意外と繊細だからねー鞠莉さん?」


鞠莉「そうそう繊細でセンチメンタルなんだよねーちかっち♪」

千歌、鞠莉「ねー♪」


ダイヤ「みんな果南さんのためにと言ったら二つ返事でしたわ…これでも諦めますか?」

果南「み、みんな…」グス


千歌「ほらほら泣かないの果南ちゃん…」


鞠莉「勝負はここからよ?」

27: 2017/05/21(日) 06:39:38.43 ID:pdHExnGI.net
作戦その1ハグハグ作戦


果南「え?何その頭の悪そうな作戦」


千歌「頭の悪そうなとは失礼な!いや頭は悪いけど!ちゃんと歴とした作戦なんだから」

果南「ふーん…でどんな作戦?」


千歌「ひたすらハグしまくる!」

果南「…」ガクッ

果南「はい次の方ー」


千歌「ちょっとちょっと!なんで!なんで!」

果南「いや作戦でもなんでもないでしょそれ」


千歌「いや作戦だよ!言わば奇襲作戦だよ!果南ちゃんの暖かいハグを突如味わえば一年生組だってイチコロだよ」


果南「そ、そうかなぁ…まぁとりあえず分かったよでもとりあえずみんな作戦も聞いていくよはい次曜」


曜「待ってましたー!これはもうこれしかないでしょ!」ビラッ!


曜「イケメン衣装を着てハグハグ作戦」


果南「またハグじゃん!」バァン!


曜「ただのハグじゃないよ?イケメン衣装を着てだよ?果南ちゃんがこれを着て突如ハグこれで落ちない女はいないよ」キリッ


果南「いやそれはどうだろ…というかそのイケメン衣装っていうのはどんな?」


曜「これ」→番長服


果南「これあれじゃん奇妙なやつじゃん!スターダストクルセイダースのやつじゃん!どこがイケメン衣装なの!?」


曜「え?承太郎はイケメンでしょ?」


果南「え?うんまぁジョジョよく分かんないけど…つかこれはダメだって私これ着たら完全に終わる」


曜「いや熱い漢ならこの衣装の素晴しさ分かってくれるよ」

果南「いや相手女なんだけど?」

30: 2017/05/21(日) 06:54:57.32 ID:pdHExnGI.net
果南「でまぁそれが作戦2ねじゃあ次は鞠莉?」


鞠莉「オッケーじゃあ作戦その3」


鞠莉「嫉妬ファイアーハグハグ作戦」


果南「結局ハグハグ言いたいだけでしょあなたたち!」


果南「あーもう絶対私のハグしよ?バカにしてるでしょみんな…」ムス…


鞠莉「あーもう!してない!してないから!話だけでも聞いてよ」


果南「…」


鞠莉「まずね…一年生の誰か一人にモーレツに熱いハグを交わすの」


果南「…」


鞠莉「そこからその一年生にその特別熱いハグを交わし続けて…ふとしたとき次にまた違う一年にそのハグをする」


果南「…」


鞠莉「そしてそれがまた日課になってきたときについに満を持して三人目まで手を出す」


果南「いや言い方」


鞠莉「これで三人は果南ちゃんは私のものと嫉妬の炎を燃やしてハグされるのは私だーと果南争奪戦になればこっちのものあとは果南のみんなでハグしよ?でハッピーエンドよ」


果南「いやいやいやいや…」


鞠莉「え?何が不満なの?」


果南「いやだからみんな前提がハグを簡単にできる状態なのがおかしいんだって…そもそも避けられてるんだからハグするのが難しいんだから」






千歌、曜、鞠莉「あ…そっか…そういえばそうだった」



果南「いや嘘でしょ!?」

31: 2017/05/21(日) 07:04:19.88 ID:pdHExnGI.net
曜「そうか…簡単にハグが出来たら苦労しないよ…」


千歌「そもそもハグする関係ってある程度好感度ないとムリじゃん」


鞠莉「好感度あるもの同士がさらに好感度上げるためにする行為であっていわばkissやsexと同じ行為」


果南「いやそれは違うと思うけど」


ダイヤ「好感度-100からスタートの果南さんでは無意味な行為…むしろこんな関係上でやたらハグ等せがめばまた-が増えますわ」


果南「ちょっと!-100はひどくない?」


千歌「仕方ないならばもうあれしかないよ!」


曜、鞠莉、ダイヤ、果南「あれ?」

48: 2017/05/21(日) 16:01:52.12 ID:pdHExnGI.net
そしてまたまた次の日


果南「いやあのさ…」


千歌「…じゃあ梨子ちゃん手筈通りに」


サングラス+マスク掛けた梨子「OK」


果南「何する気?」

千歌「題して!この暴漢ならぬ暴レO魔から一年生を救い出す格好いい果南ちゃんを見せようさっくせーん!」


曜「わー」パチパチ


ダイヤ「…」ドンドンパフパフ


鞠莉「ヒューヒュー」


果南「あなたたちもう楽しんでるだけでしょ!?というか梨子ちゃんいいの?こんな悪役引き受けて貰って」


サングラス+マスク梨子「梨子ちゃんじゃないです!百合を愛し百合に執着してしまったが故に破壊の道へと墜ちてしまった儚く哀しい女マスク・ド・リリーです」


果南「い、いや何その設定…というか私が言うのもなんだけど梨子ちゃんも一年生と仲が気まずかったよね?」コソコソ


鞠莉「梨子も仲良くなったのよこのノリ見たら分かるでしょ?特に善子とはすごく仲良くなったの…同じGuiltykissだからね」コソコソ


果南「そんな…ちょっと前までは梨子ちゃんも私と同じ一年生と気まずかったというのにいつの間に」


梨子「す、すみません…それはそのー」


ちょっと前の出来事


善子「ふふふ…私たちが部室一番乗りのようね」


ルビィ「千歌ちゃん補習だって」


花丸「またずらか…まったく千歌ちゃんは懲りないずら」モグモグ

善子「でもそれだと三年生は?」

49: 2017/05/21(日) 16:06:03.94 ID:pdHExnGI.net
ルビィ「た、多分鞠莉さんの理事長の仕事が溜まっててお姉ちゃんがカンカンだったから…」

花丸「それもまたずらか…💧」

善子「マリーもいい加減よねー」

ルビィ「あはは善子ちゃん失礼だよ?」

善子「いいのよマリーとはノリが合うしよくこういうことお互い遠慮なく言うもの」

ルビィ「善子ちゃん大体の先輩と仲いいもんね」


善子「う、うん梨子さん、果南さん以外は…そういうルビィやずら丸だって千歌さんとかダイヤさんには遠慮ないみたいだけど?」

ルビィ「だって千歌ちゃん私たちと同じ目線というかあんまり先輩って感じがしないんだもん」

花丸「そうそう同学年の友達みたいずら」

善子「ぷっ…なにそれあんたたちこそ失礼じゃない」

ルビィ「えーでも千歌ちゃん本当に親しみやすくって」

善子「まぁね…私もよくツッコミ入れてるわ…でもダイヤさんは?ルビィは姉だから当然だろうけどずら丸あんたは?」

花丸「ルビィちゃんの家によく遊びに行ってたからダイヤさんもよく知ってたずら優しいお姉ちゃんだと思ってたし勉強も教えて貰ってたずら」


善子「へー意外ね…あのときはスクールアイドル反対ですわ時期ダイヤさんじゃなかったっけ?」

花丸「そうだったけど…それがダイヤさんの前で禁句だっただけでそれ以外は本当に優しいお姉ちゃんずら…

それが分かってたからあのとき(※サンシャイン4話)呼び出ししたらきっとお話しは聞いてくれると思ったんだ…基本的に真面目な人だからダイヤさんは」

善子「たしかに本当に怖い先輩ならその先輩を呼び出すなんてできないわよね…私も加入してからのダイヤさんはふざけまくってて面白くて好きよ」

ルビィ「お姉ちゃん自体はあれふざけようと思ってやってないんだけどね💧」

花丸「それがダイヤさんのいいところずら」

50: 2017/05/21(日) 16:08:20.48 ID:pdHExnGI.net
ルビィ「お話してたら大分経ったね…でもまだ来ない…あ!噂をすればお姉ちゃんからLINEだ」

エリーチカ推しDia:すみませんもうちょっとかかるのでそのまま待機していてくださいv(・∀・*)

ルビィ「だって」

善子「はぁー暇ね」

ルビィ「あ!曜さんからもだ」

渡辺船長:もうちょっと千歌ちゃんのことで遅れるごめんねーm(。≧Д≦。)m💦💦

ルビィ「だって」

PANAルビィ:分かったよ曜さんがんばルビィd=(^o^)=b


花丸「これはまだかかりそうずら」

渡辺船長:頑張るのは千歌ちゃんだけどねーあはは💦

ルビィ「…」トントン

善子「へー、ルビィあんた曜さんと個人LINEしてるのね」

ルビィ「え?おかしいかな?みんなしてるんじゃないの?」

花丸「おらも曜さんと交換したけど…」

善子「私もよ…でもねそんな頻繁にはLINE送らないわね」

花丸「曜さんとは直接話すことが多いずら」

善子「そーそー私もバス一緒だし」


ルビィ「る、ルビィはそのあまり面と向かって話すのが得意じゃないから…多分それを察してくれた曜さんがLINEで一杯話そうねって」

善子「はぇー…やっぱり曜さんって気が利くわよね」

花丸「おらももっと曜さんとLINEしようかな」

ルビィ「曜さん本当になんでも話せるから」

善子「結局みんないい先輩よね」

花丸「うんみんないい先輩…」

ルビィ「みんないい先輩…」

よしまるびぃ「梨子さんと果南さん…」

51: 2017/05/21(日) 16:13:11.69 ID:pdHExnGI.net
善子「あ、あの二人は…」

ルビィ「果南さんはめっちゃ怖い…」

花丸「梨子さんもちょっと怖いずら」

善子「梨子さんね…でも梨子さんは私達のストッパー役ではあるのよね」

ルビィ「うーんそうなんだけどなんか近寄りがたい」

梨子「みんなー…」ガチャ…

よしまるびぃ「!?」

梨子「あ、あはは先に来ちゃった…」

善子「ぎ、ぎく…もしかして…さっきの…聞いてました…」

梨子「う、うん」

善子「…」

花丸「…」

ルビィ「…」

梨子「あ、あのー」

よしまるびぃ「ごめんなさい!梨子さん!」

善子「あのそのこれはわ、悪気があったわけじゃなくてー」

ルビィ「うゆゅ…ごめんなさい」
花丸「ごめんなさいずら」

梨子「いやいやいいのいいの」

梨子「私もね…みんなとそんなに話してなかったら先輩としての自覚がなかったの」

梨子「だ、だからね私もみんなと話すようにするから…そ、その良ければ仲良くしてくれないかな?」

ルビィ「梨子さん…」

梨子「だ、ダメかな…」

善子「い、言いに決まってるじゃん!」

梨子「え?」

善子「仲良くなるのに許可なんか要らないのよ!梨子さん!だ、だからその…私達と仲よくしましょ!」

ルビィ「そうだよ!梨子さん!」

花丸「梨子さん…いや梨子ちゃんずら!よろしくずら!」

梨子「み、みんな」

梨子「じゃあ早速私と百合の花を咲かせ」ニコニコ

よしまるびぃ「それは嫌」

52: 2017/05/21(日) 16:14:36.65 ID:pdHExnGI.net
梨子「てなことがあって」


果南「いいなぁいいなぁ…私もそういう機会があれば…」


千歌「ダメだよ果南ちゃんさっきの良く聞いてた?」


果南「?」


千歌「梨子ちゃんはちょっと怖いと思われてたのに対して果南ちゃんはめっちゃ怖いって思われてるんだよ…もうこれは正攻法では無理だよ」


果南「そんなこと言ったって」


千歌「だからもうこれは一年生にとって果南ちゃんよりも怖い存在を作って果南ちゃんがその存在から一年生から守る!これしかないよ!」


果南「でその怖い存在がこの梨子ちゃん?」


梨子「梨子ちゃんではありませんマスク・ド・リリーです」


果南「いや面倒くさいよ!その設定!というかまんま梨子ちゃんだけどバレるでしょこれ」


千歌「だいじょぶだいじょぶバレな」


ガチャ


花丸「ああ千歌ちゃんたち今日はもう来てたんだ…って梨子ちゃん何やってるずら?」


千歌「…」


果南「ねぇ…」


千歌「ばれたね」


果南「いやばれたねじゃなくて」


梨子「梨子ちゃんじゃないよマスク・ド・」


果南「いやもうそれはいいよ!」

61: 2017/05/22(月) 03:39:19.30 ID:MU0SGpzp.net
また別の日


千歌「ま、まだまだ…作戦その5!」

果南「はぁーあ…もういいよ…」


果南「もう無理なんだよ…どうせ私ってさ無愛想だし…体力バカだし…頑固親父だし…」ウジウジ


千歌「えー!ちょっ…」

曜「あらら落ち込んじゃった…」


鞠莉「稀に見るネガティブ果南ね…とってもキュートだけどこれが出るということは」


ダイヤ「かなり重症ですわね」


梨子「だ、大丈夫ですよ果南さん!果南さんってたしかにタチっぽいですけどちゃんとネコもできるタイプだと思います…うんバリネコ果南ってすごい捗りますし可能性の塊だと思いますよ!なんなら私が果南さんをバリネコにするっていう手も…」


果南「ごめん梨子ちゃん何言ってるのか全然分かんないよ、で…なんか嫌な予感しかしないから遠慮しとくよ」


梨子「えーとですねバリネコというのはこういう」同人誌サッ


ダイヤ「やめなさい!ピュアな果南さんにそんなもの」ペシッ

梨子「あいて」

62: 2017/05/22(月) 03:42:17.44 ID:MU0SGpzp.net
ダイヤ「しかしバリネコですか…たしかにしおらしくなるという意味ではいいかも知れませんわね」


千歌「曜ちゃんバリネコってなあに?」


曜「バリ島に生息してる猫」


千歌「へえー」


曜「多分」


千歌「もう!」


梨子「バリネコっていうのはね千歌ちゃん」


鞠莉「やめなさーい梨子?」


梨子「うっ…あ、鞠莉さんはどっちでs」


鞠莉「ノーコメントでーす」ビンタ構え


梨子「はい」シュン

63: 2017/05/22(月) 03:45:04.85 ID:MU0SGpzp.net
ダイヤ「ということでしおらしい果南さんを一年生に見せるということが一番最適だと思いますでは早速しおらしくなってください果南さん」


果南「しおらしくって…」


ダイヤ「梨子さん!」


梨子「はいはい(バリネコを演じればいいんだよね)」


果南「?」


ダイヤ「今から梨子さんがしおらしい梨子さんを演じますので見ていてください」


果南「え?(なんか嫌な予感が)」


曜「ねぇ梨子ちゃん次の衣装こんな感じなんだけど」


梨子「はわわ///こんなのスカート短いし恥ずかしいよ///」


千歌「そんなことないよ梨子ちゃん可愛いし似合うと思うよ」


梨子「か、可愛い!?//////いやいや私なんか地味で可愛いくなんか><」


曜「えーいいじらしい!もう無理矢理着せちゃえ!」


梨子「えぇ///ちょ///うぅ~やめてよ~><…はいこれだよ果南さん」


果南「ねぇ梨子ちゃんってスクールアイドルより女優目指した方が良くない?」


梨子「わ、私も正直こんなに出来るとは思わなかった…まるで別次元の私がこうだったかのように…」


曜「まーたそのキャラ?もう!梨子ちゃん最近善子ちゃんと仲良くなったからって影響され過ぎだよ」


梨子「ち、違うよ!なんか本当にそんな感じがしただけ」


ダイヤ「はい…ということで果南さんも別次元レベルにキャラ変してくださいな」


果南「い、いや無理だよ」

64: 2017/05/22(月) 03:51:13.78 ID:MU0SGpzp.net
ダイヤ「無理じゃありませんわ!今日はちょうど部室には今一年生組しかいません!今がチャンスです!」

果南「わわっ!ちょっとダイヤ!む、無理無理だって!」

なんやかんやで部室前

果南「すーはーすーはー」

ダイヤ「果南さん早く!」

果南「わ、分かってるよ!あーもーなんで部室入るだけでこんな緊張してるんだろ」

梨子「私と似た状況…」

ダイヤ「ええ…結局は三人がいるときに警戒心を解かなければ根本が変わりませんわ」

果南「ふー…よし」

果南「お、おじゃましま~…す…」ガチャ…

よしまるびぃ「わいわいがやがや」
よしまるびぃ「!!??」

果南「あ、あの私…も座っていいかな?」

善子、ルビィ、花丸「どどどどどどうぞ」ガタン!シュビ!バッ!

果南「い、いやいや三人も座ってていいよ」

善子「滅相もございません松浦少尉!」

果南「しょ…少尉?」

ルビィ「つ、津島隊員が失礼たしました!松浦大尉!」

果南「いや…違」

花丸「ま、松浦大佐!すみません!全ての責は私へ」

果南「いやだから軍隊か!」

よしまるびぃ「ひぃ!」

果南「あ……あちゃー…」

よしまるびぃ「……」プルプル

果南「(い、いや諦めちゃダメだ…とりあえずこうなったらやけくそだけど)あ、あの善子」

善子「ハイなんでしょうか!焼きそばパンですか?はい分かりました買ってきます」

果南「いや違う!私の言葉への反応速すぎだよ!」

善子「ひぃすみません!焼きそばパンじゃないんですか?え、えとじゃあ何パンをご所望で?」

果南「い、いや何パンもいらないよ善子と話がしたくて」

善子内果南「ちょっと善子に話あんだけど?」

善子「ひぃぃ!な、ななな何の話でしょうか!」

65: 2017/05/22(月) 03:53:29.58 ID:MU0SGpzp.net
果南「そ、そんなに緊張しないでよ善子普通に話したいだけだからあはは…💦」


善子内果南「緊張すんなよ♪なーに楽しいお話(意味深)するだけだよ」ニヤリ


善子「…ゴクリ…え、えーとそれでははは話って」プルプルプルプル


ルビまる「あわわわわわ」プルプルプルプル


果南「(ダメだーめっちゃびびってる…い、いや負けちゃダメだ…頑張って誤解を解くんだ)」


果南「あ、あのさ善子ってゲーム好きだったよね?」


善子「ふぁ!ふぁい!好きですけど」


果南「じゃ、じゃあさ今度ヌーマーズのゲーセンにでも一緒に行かない?一緒にゲームしようよ」


善子内果南「今度ヌーマーズのゲーセンに面貸せ…一緒に(お前からカツアゲした金で)ゲームしようや」


善子「は、はい!行きます!行きます!」


果南「本当?ふふ…ありがとう善子!一杯一杯楽しもうね!」


善子内果南「そうか…へへサンキューな善子…一杯一杯楽しませろよ(カモ的な意味で)」


善子「は、はいぃ…」


果南「(やった…言えた言えたぞ…善子を誘えた…ふふ…)あははははは…」


善子「ひっ…(こ、殺される…)」


ルビまる「ひぃやあわわわわ」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

ダイヤ「ふぅ一時はどうなるかと思いましたがこれで成功ですわね」


ようりこ「いやどこが!?」

67: 2017/05/22(月) 03:56:47.76 ID:MU0SGpzp.net
果南「じゃあまた日曜にね善子」ニコニコ


善子「はい……」


果南「ルビィちゃんも花丸ちゃんもまた別の機会にね…?」ニコニコ


ルビィ「ま、また…」


花丸「べ、別の機会に…」


ルビまる内果南「次はてめーらだからな覚悟しとけよ」ニヤリ


ルビィ、花丸「ピギャアアアアアアアア」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル


千歌「どう考えても不良さんがオタクさんに肩を組んで絡む構図にしか見えないね」


梨子「ルビィちゃん、花丸ちゃんなんてあんなに震えちゃって猛獣に今にも襲われそうな小動物の様にそっくり…可愛い」

曜「果南ちゃんが俄然やる気なのがなんか悲しいね」


鞠莉「一年生を誘えたことがよっぽど嬉しいんでしょうね…そりゃ誘えば来るんだけどね怖くて断れないから」


ダイヤ「あなたたち妙に悲観的で言いたい放題ですが誘えただけ充分ですわ…二人で過ごせば果南さんの優しさなんて自ずと分かるもの…次第に怖い先輩の強制呼び出しがデートに変わりますわよ」


善子「あはは……あたしって本当不幸…」


曜「今の時点で善子ちゃん魂抜けかけてるけどあれ日曜日まで精神持つかな?」


ダイヤ「……💧」

68: 2017/05/22(月) 04:00:02.73 ID:MU0SGpzp.net
そしてデート()前日

帰宅前部室


果南「ふんふーん♪」

ダイヤ「上機嫌ですわね」

果南「だって初めて善子とお出かけだし♪最高の気分だよ」ニコニコ

ダイヤ「そうですか良かったですわね(善子さんの方は氏刑執行前日の気分でしょうけどね)」

†ヨハネ†:ダイヤさん今までありがとうございました、ダイヤさんには色々なことを教えて貰いました(中略)よってヨハネ…いや津島善子は天界へと還ります
ダイヤさん…さようなら

さらに場面変わって帰宅後黒澤家

ダイヤ「(な、なんか遺言みたいなメッセージが…)」

ルビィ「グス…グス…善子ちゃあん…うわあああああん」

ダイヤ「いや善子さんは氏にませんよルビィ…でも友達の氏にここまで悲しめるルビィは本当にいい子に育ちました」

曜「トラウマになる前にルビィちゃんに言った方が良いと思うよダイヤさん」

ダイヤ「人は大切な者の氏を乗り越えて強くなるのですからこれでいいんですわ」

曜「いやこんなとこで乗り越えなくていいから」

ダイヤ「落ち着きなさい曜さんこのデート、悪い結果にはなりませんわ」

曜「そうかなぁ悪い予感しかしないけど」

ダイヤ「心配なら見に行きましょうか?わたくしと曜さんの二人でかなよしなかよしデートを」


曜「…まぁいいけどってそのために呼んだでしょ?」


ダイヤ「うん」


曜「…素直でよろしい」


ダイヤ「あ、ちなみに今のはかなよしとなかよしをかけてまして」


曜「説明は当然の如くいらない♪」

77: 2017/05/23(火) 05:13:12.77 ID:MTiXzCRQ.net
デート当日

果南「♪」←めっちゃ気合い入ってお洒落

曜「お待たせダイヤさんって果南ちゃんはもう来てるんだ…あれ何時間待ってるんだろう」

ダイヤ「わたくしが一時間前に来たときには果南さんはすでに来ていました」

曜「ダイヤさんも早すぎでしょ」

ダイヤ「一時間前に来るのは常識ですわ」


曜「えーどの口が」


ダイヤ「こほん…あ、善子さんも来ましたわ」


善子「お待たせしました(ひっ…嘘でしょ待たせたら殺されると思って30分前に来たのに…し、氏んだ…)」

曜「顔早速絶望してるね」


果南「あ!善子!おはよう」ニコニコ


善子「は、はい(あれ?怒らないの?それにすごい可愛い格好…)」


果南「どう?これ曜に選んで貰ったんだ」


善子「え?…あの…す、すごく似合ってます…」


果南「本当ありがとう善子!善子も可愛い格好だね」ハグ


善子「ひゃい!…あは、あはは…」


ダイヤ「な!?あなたいつの間に」


曜「果南ちゃんが服装に自信なさげだったからさ…別に後輩と遊びに行くだけなのに初デート行く並みの気合い入っちゃってて頼み込まれちゃったらそりゃね」


ダイヤ「何故頼むのがわたくしではないんですの!」グヌヌ


曜「そこ!?いやー今回の作戦何一つ成功させてないから信用無いんじゃない?ダイヤさん」

ダイヤ「ぐっ!?…た、たしかにそうですが…親友のわたくしに内緒というのはいささかショックを受けます」

曜「はぁ…ダイヤさんがショック受けてどうするの?もうー」

78: 2017/05/23(火) 05:16:32.54 ID:MTiXzCRQ.net
果南「じゃあゲーセンに行く前にどっかお昼食べに行こうか」


善子「え?…あ…はいそうですね(き、きたー奢らされるー!)」


ダイヤ「お食事ですか…しかし果南さんお食事処のチョイスは大丈夫ですの?」


曜「それも自信ないからって鞠莉ちゃんに聞いてたよ」


ダイヤ「ぬ!?なんでわたくしではないんですの!」


曜「い、いやー鞠莉ちゃんお嬢様だし美味しいところ一杯知ってるからじゃないからかな」


ダイヤ「わたくしもお嬢様ですわよ!」


曜「自分で言っちゃうんだ…まぁそうだけど…やっぱりセレブ感が」


ダイヤ「セレブ感ならわたくしもありますでしょう!?」


曜「え、えーと具体的にどこが?」


ダイヤ「しゃ・べ・り・方ですわよ…ですわ口調キャラというのはそれだけでセレブ感が」


曜「それも自分で言っちゃうんだ…あ、二人が移動したよ」


ダイヤ「あ、待って!話は終わってないですわ!」

79: 2017/05/23(火) 05:17:57.37 ID:MTiXzCRQ.net
曜「はぇーお洒落なカフェレストラン流石鞠莉さん」


ダイヤ「すみませんこの抹茶プリンアラモード下さい」


曜「ダイヤさん?"私たちは"遊びに来たんじゃないんだよ?」


ダイヤ「まぁまぁただ見ているだけというのも暇ですし」


曜「…ったく…じゃあ私もハンバーグとグラタン下さい」


ダイヤ「…あなた…人の嫌いな物をよくその本人の前で頼めますわね」


曜「だって私はハンバーグ好きだし」


ダイヤ「ハンバーグは分かりますがグラタンは完全に当て付けでしょう!?」


果南「え?ハンバーグ?」


善子「グラタン?」


曜「しー!声がでかいよダイヤさん」


ダイヤ「!!?…」


果南「さっき何か聞こえなかった?」


善子「なんかダイ…」


ダイヤ(変装)「チーン!ハンバーーーーグ!(低い声)」


果南「なんだ…ハンバーグ師匠か」


善子「ハンバーグ師匠もオフはカフェでハンバーグなんですね」


ダイヤ(変装)「ふうなんとか誤魔化せましたわ」


曜(変装)「ご、誤魔化せたのが奇跡みたいだ…」


かなよし二人の氏角に席移動

80: 2017/05/23(火) 05:19:24.35 ID:MTiXzCRQ.net
果南「で?善子は何食べる?」

善子「ふぁ!ふぁい!…ぅえーと!(なんか適当に)ぱ、パスタ…!」


果南「パスタ?…えーと何パスタかな…?」


善子内果南「はっきりしろやゴルァ!」


善子「ひっ…すみませんか、カルボナーラでいいです」


果南「?…いや別に謝らなくてもいいけど…えーとじゃあ私もパスタ…んー和風茸山菜スパ下さい」


ダイヤ「カルボナーラも流行っているんでしょうか大体どこの店にもありますわよね…わたくしはあれもあまり好きではありません」


曜「ダイヤさんって洋食が嫌いなの?」


ダイヤ「まぁはっきりというと大体そんな感じですわ」


??「ふむふむダイヤさんは洋モノが嫌いと…」メモメモ


ダイヤ、曜「え?」


梨子「ヤッホー♪ダイヤさん、曜ちゃん」


ダイヤ、曜「梨子さん(ちゃん)」

81: 2017/05/23(火) 05:25:15.40 ID:MTiXzCRQ.net
曜「なんで梨子ちゃんがここに」


梨子「い、いやーたまたまだよ私はここに引っ越ししてきてから休日はよくここを利用してて」

ダイヤ「(よく?ここ沼津ですわよね…梨子さん家からは遠いし…なーんか怪しいですわね)」


曜「ここお洒落だもんね…やっぱり東京に雰囲気が近いから?」


梨子「ううん東京でもこんな素敵な店はあまりないよ(かなよし本ネタ集められるこんなチャンス見逃す訳には)」


ダイヤ「ところで梨子さんさっき聞捨てならないことを言われた気がしたのですが」


梨子「あ、そうだ!ダイヤさんなんで洋モノ嫌い何ですか?」


曜「ダイヤさんやっぱり見るからに撫子だから洋モノは口に合わないんじゃ」


梨子「食わず嫌いはだめですよしっかり(下の)口に合うモノだってあるんですから」


ダイヤ「ちょっと待ちなさいいつから洋食が洋モノになってるんですの!私が嫌いなのは洋食であって洋モノではありません!」


梨子「なるほどでは洋モノは大好物と食っていきたいとむしろ食いちらからされるのもアリだと」メモメモ


ダイヤ「そのメモメモお辞めなさい!だからそうでもありませんわよ!梨子さん貴女の頭の中はどうなってますの!」


梨子「今のところは7割はダイヤさんのことで一杯です♪」

曜「?…なんの話?」


ダイヤ「はぁ…曜さんはそのままピュアで居てください」

82: 2017/05/23(火) 05:27:27.01 ID:MTiXzCRQ.net
お待たせしましたー!カルボナーラです

こちらは和風スパです!


善子「う…(ど、どうしよう…来たのはいいけど食事なんかここ数日喉通らないし)」


果南「わぁー…さぁ来た来た美味しそうだね…ほらほら善子早く食べよう」


善子「は、はい…(といってもこんな生きた心地のしない空間で)」


果南「(あれ…?あまり嬉しそうじゃないな…もしかして食欲ないのに無理矢理私が連れて来ちゃったのかな)」ジロー


善子「(うわぁ…めっちゃしかめ面でこっち睨んでる…早く食べろよなんだ食えないかあぁん!ってことなのかな…は、早く食べなきゃ…え、えい!)あ…む…お、美味しい…!(本心)」


果南「本当!?良かったぁ!」ニコニコ


善子「す、すごく美味しいです!(これなら食べられる…いや今まで食べれなかった分の空腹感が一気に来てそれがまた食欲をそそる調味料に)」ガツガツ


果南「あぁ…そんながっついて食べたら喉詰めるよ…」


善子「あぁ…美味しい…(ヨハネの最期の晩餐にはうってつけね…)」ポロポロ


果南「もう…大げさだなぁ善子は涙まで流して」


善子「いいえ美味しかったです…(これで悔いはないわ)」


果南「そんなに!?まぁ舌の肥えてるだろう鞠莉の紹介だからね…そんな変な店じゃないだろうけど…」


善子「(おぉ…聖母マリーあなたがヨハネを救ってくださるのですか…幻覚か…斜め前の席に聖母マリー様が見える…ってそれは気のせいね)」


果南「あ、本当だ美味しい♪」


ダイヤ「って鞠莉さん!?」


鞠莉「ちゃお♪ダイヤたちも来てたんだ」

83: 2017/05/23(火) 05:28:36.57 ID:MTiXzCRQ.net
ダイヤ「いたんだ…じゃありませんわよ!なんで…」

鞠莉「いる理由は大体ダイヤと一緒だと思うけど?」

ダイヤ「!?」

鞠莉「勇気をだして一歩踏み出そうとしてる幼馴染をほっとけない」

ダイヤ「ふっ…結局わたくしたちみんなおせっかい集団ですわね」

ダイヤ「ルビィ?花丸さん?そこにいるのでしょう?」

花丸「ずらぁ!」
ルビィ「ぴぎぃ!」

曜「(あ、後ろにみかんの段ボール…あれ千歌ちゃんだな)」

曜「ほれ♪」ガバッ

千歌「!」

曜「いや…!…じゃなくて何してるの?」

千歌「みかんギアソリッド~」

曜「略してMGSねはいはい」

ダイヤ「はぁ…Aqours総出で何をしてるんですか」

梨子「私は本当にたまたまなんだけど…」


ダイヤ「嘘おっしゃい…これはなんですの?」ズン

紙袋

梨子「ふぁぁぁぁぁぁ!こ、これはそのど、同人誌だけど」

ダイヤ「一体何時間ここで待機してたんですか梨子さん」


梨子「い、いやこれはここに寄る前に同人誌漁ってただけでー」

84: 2017/05/23(火) 05:32:40.75 ID:1ULs5V9S.net
埋め立てどうやら対策


85: 2017/05/23(火) 05:33:03.17 ID:1ULs5V9S.net
千歌「ん?この本の束梨子ちゃんの家でみたことあるよーずっと前に」


梨子「…あ、あーえと…はい三時間くらいそれ読みながら待ってました」


ダイヤ「はぁ…とりあえずみんな果南さんと善子さんが心配だと…そういうことですわね」


千歌「梨子ちゃんも心配だったんだー」


梨子「か、勘違いしないで!私はかなよしデートが百合おいしい的に見たかっただけで果南さんと善子ちゃんが心配だったわけじゃないんだからね!」


ダイヤ「誰に対してのツンで誰に対してのデレなんですのそれ」


梨子「あわよくば混ぜて貰いたいだけで果南さんと善子ちゃんなんて全然好きじゃないんだからね!」


ダイヤ「ツンデレでもなんでもありませんわそれ!」


かなよし「ん?」クル


かなよし以外「!?」シュバ


果南「なんかいつもの声たちが聞こえた気がした」


七人は氏角に


曜「ま、まぁまぁ落ち着いてここ大所帯だと本当に見つかるよ」


千歌「じゃあやっぱりこの段ボールに…」


曜「それはいらない♪」

86: 2017/05/23(火) 05:34:26.55 ID:1ULs5V9S.net
場面変わりゲーセン


ルビィ「お姉ちゃんごめんなさい!来るなって言われたけどやっぱり善子ちゃんが心配で」


花丸「ま、まるも…」


ダイヤ「別にそれは構わないですが…」


花丸「やっぱり善子ちゃんが果南さんにめちゃくちゃにされたらどうしようって思ったら居ても立ってもいられなくなって」


ダイヤ、鞠莉「…?…(顔を見合わせて首を傾げる)」


梨子「私は果南さんにめちゃくちゃにされたいな♪」


曜「うん梨子ちゃんは黙っておこうか」


ダイヤ「そもそもなんでそんなに果南さんが怖いんですの?」

鞠莉「私たち散々あなたたちに言ってるじゃない?果南はとってもキュートで優しい先輩だって」


ルビィ「そ、それは聞いてたけど…果南さんはよく練習中私たちを睨んで来てて」


ダイヤ、鞠莉「え?」


花丸「最初は気のせいかとも思ったんだけど…やっぱり果南さんの視線を感じて…それからずっと練習中なにも言わずずっとずっと睨んで来てて…それが怖くなって…ずらああああ!」


曜「おっとよしよし」ナデナデ


ダイヤ「どういうことでしょう?果南さんが理由もなく人を睨むなんてするはず」


ルビィ「お姉ちゃんたちや千歌ちゃんたちには優しい目だけど私達には睨んで来ててきっと果南さん私達が嫌いなんだなって…だからいつか追い出そうとしてるんだって…グス…うわあああああん!」


曜「おっとっとよしよし」ナデナデ

87: 2017/05/23(火) 05:36:05.78 ID:1ULs5V9S.net
ダイヤ「うーむ…どう思います鞠莉さん?」


鞠莉「初耳ね…こればっかりは果南に事情を聞かないと…でも果南がそんなことをするとも」


千歌「やったーできた!SUNSKIPクリアできたー」


曜「千歌ちゃん何してるの?」


千歌「DDRだよー」

ダイヤ「遊んでないで真面目に」


千歌「せっかくゲーセンに来たんだから楽しまなきゃ…そうしなきゃただ集まってわからないことをずっと悩んでたらいくらみんなゲーム夢中って言っても流石に怪しまれるよこんな目立つ七人」


ダイヤ「い、いきなりまともなことを」


千歌「だからみんなそれぞれ位置を決めて、怪しくないように果南ちゃん、善子ちゃんを監視しよう…ということで私と梨子ちゃんはここね」

梨子「え?私も?」

千歌「ちょっとDDRやり込みたいから…梨子ちゃんこういうリズムゲー強そうだし…ってことで梨子ちゃん打打打打打打打打打打をー」

梨子「えぇ~!?」

88: 2017/05/23(火) 05:37:55.15 ID:1ULs5V9S.net
一方こちらダイヤ、曜side

ダイヤ「全くああいうときは急にリーダーになりますわよね千歌さんは」ガチャガチャ


曜「でもぐうの音が出ないからちゃんと遊んでるんだよねダイヤさん」ガチャガチャ


ダイヤ「ぐっ…ところでこのゲームじゃ集中してしまい果南さんたちの動向を追うどころでは…」ガチャガチャ


曜「そう?私は余裕あるけど?」ガチャガチャ


ダイヤ「(そりゃあなたは先程からずっと勝ってますからね)」イライラ

KO

win jin kazama


ダイヤ「なんでですの!ぐっ!」バァン

曜「台を叩くの禁止って書いてあるよダイヤさん」

ダイヤ「はっ!?すみません…というか曜さん本当に初めてですの?全く勝てないんですが」

曜「初めてだよー…いや格ゲーってやってみると面白いね」

ダイヤ「いやわたくしは全く面白くありませんわ」

一方こちら鞠莉ルビィ花丸side

鞠莉「湾岸midnightですってー!何これー!racingするゲームかしら?面白そう」

ギュルルル

鞠莉「何何?車に名前つけるの?じゃあシャイニーで」

ギュオーンギュオーン

鞠莉「わお!これすごい本格的!おっけー行くわよシャイニー!」

ルビィ「わぁ!鞠莉さん楽しそう!花丸ちゃんルビィたちもレースゲームやろっか」

花丸「えぇ?でもまる…ああいう複雑なのは…」

ルビィ「大丈夫!ルビィたちはこれやるから」

花丸「まりおかーと?おぉ!これが噂に聞くマリオカートの最新作ずら?」

ルビィ「うんこれならまるちゃんも知ってるしできるでしょ?」

花丸「うんうん…キャラクターが可愛いずらぁー!」

90: 2017/05/23(火) 05:38:58.53 ID:1ULs5V9S.net
そして本命果南、善子side


果南「善子は大体どういうゲームをするの?」


善子「(おかしい…さっきの店は果南さんが全て奢ってくれたし…このゲーセンでもさっきからお金をせがんでくる様子もない…それどころか一万も渡そうとしてきた)」


果南「善子?」


善子「(おかしい…何かがおかしい!…いやもしかして果南さん実はいいせんぱ)」


果南「おーい善子ー聞こえてるー?」


善子内果南「おいゴルァ善子聞いてんのか!」


善子「ひぃぃやぁ!はいすみませんなんでしょう!?」


果南「あ、ごめん驚かすつもりは…あの何のゲームやる?」


善子「え、えーと…(ずっとテンパって何をしたらいいか…ガンスリングストラトスは…空いてないし、コードオブジョーカーも空いてない…えーと…あとはあとは)」


果南「善子?」


善子「(ああもう果南さんが楽しめるか分からないけどガンダムマキブオンやるしか!)」


善子「あのじゃあ今空いてるからガンダムマキブオンでも…あ、あの果南さんはガンダムは知っていますか…」


果南「ガンダム?ああ最近のは知ってるよあまり詳しくはないけどね」


善子「そ、そうですか…じゃあまずそれやりましょうか…最近のガンダムも一杯いるやつなので多分果南さんも知ってるやつがいると思うから」

果南「ふむふむいいよじゃあやろっか」


善子「(対戦系は避けたかったけどガンダムなら2on2協力できるし…接待プレイもしないでいけるはず…)」

119: 2017/05/28(日) 06:26:45.74 ID:+ZwNZ48K.net
果南「…」カチャカチャ


善子「…」カチャカチャ


LOSE


果南「あーまた負けちゃったね…ごめんね足引っ張っちゃって」


善子「果南さんはまだ初めたばっかだし仕方ないですよ」ニコ


果南「にしても難しいんだねこれ」


善子「でしょ!?対戦シューティングゲームにしてはただ撃つだけじゃダメで中々駆け引きいるし私結構好きなんですよこれ!」


果南「ふふ…顔見たら分かるよ善子ウキウキしてるし♪それで一番強い機体とかはあるの?」


善子「一番強い機体はですね人それぞれなんですよみんな自分の好きな機体を極めていくって感じです」


果南「へぇーじゃあ善子のオススメは?」


善子「私は断然ガンダムデスサイズヘルですね!」


果南「さっき使ってた鎌持ってた黒いやつだね…パイロットキャラが氏神がどうとか言ってたけど…クス(やっぱり善子はそういうのが好きなんだね)」

善子「あ、さっき果南さんが使ってたバルバトスも強いですよ使い方は中級者向けで結構癖のある機体ですけど」


果南「へぇー…あ、ちょっとごめん私お手洗い行ってきていい」


善子「あ、はいどうぞ!」


果南「じゃあごめんちょっと抜けるね」

善子「…」

善子「は!?(私果南さんと普通に喋ってた!?)」

120: 2017/05/28(日) 06:27:57.10 ID:+ZwNZ48K.net
善子「(馴れ馴れしいと思われたかなぁ…私好きなことになると止まらないから私のバカ!…さっきトイレ言ったのも気分を害したからとか…だとするとあわわわわわ)や、やっちゃったぁぁぁ!!!」


モブ不良A「何がやっちゃったぁ!なんだぁ?」ガバッ


肩組


善子「ん…!!?…うぇ…あ、あんたたちは…」ブルブル


モブ不良B「やっほー津島元気ー?」


善子「べ、別に…」ブルブル


モブ不良C「おいおい連れないねー?津島…中学んときあんだけ可愛がってやったじゃんかぁ♪」バァン!


善子「ひっ…な、なんであんたたちが…こ、こんなところに」ブルブル


モブ不良A「今浦女だっけ?あんたがいなくて寂しくて探してたんだよ津島」


善子「……い、いや…」ブルブル


モブ不良B「そんな脅えるなよwただあんときみたいにサンドバッグにするだけだろw」

善子「い、いやぁぁ…!やめて…!」

モブ不良A「やめて欲しいならどうだっけ?津島?」


善子「…!…え……えーと」


モブ不良C「お前…本当物分かりわりぃな土・下・座だろ!」ガッ…グン!


善子「痛い!痛い!」


モブ不良C「ほらほらもっと額つけてなんて言うんだっけ?」

善子「ご、ごめんなさい!殴らないでください!」

モブ不良A「うわwwwなさけなーww中学んときからなんも変わってねーなお前…でもまよくできましたァ!」ドカァ!

善子「ひぎぅ!」

121: 2017/05/28(日) 06:30:08.52 ID:+ZwNZ48K.net
鞠莉「え?……しごき?」

花丸「聞いた話なんだけどね…中学校のとき善子ちゃん度々不良グループから絡まれてたって…パシりやらされたりカツアゲされたり…中学のときの善子ちゃんあのキャラが今より周りから浮いてたから多分不良グループの目に止まって…」

ルビィ「え、えー!?それって殴られたりしてたってこと?」

花丸「た、多分…」

鞠莉「はぁ…それでか…(善子の果南への瞬時の対応は明らかに花丸やルビィとは違って今まで手慣れてた感じだった)」

ルビィ、花丸「?」

鞠莉「可哀想に…本当に呪われてるくらい運がない子ね…でもだからこそ果南が必要なのよあの子には」

ルビィ、花丸「え!?」

場面変わって

モブ不良A「おら!」ドコォ

善子「うあぅ!なんで…殴らないでって……ゲホ…ゲホ…」

モブ不良B「あー苦しそ可哀そ、でも蹴らないとは言ってないからねぇw」

善子「そんな…むちゃくちゃ」

ドコォ


善子「うごぉ!ゲッホ!ゲッホ…」

モブ不良B「口答えしてんじゃねーよ津島の癖に」ドコォ


モブ不良C「おらぁ!おらぁ!」ドコォ

善子「うごぉ!?…かはっ!…かはっ!」

モブ不良C「はい腹何発目かなー!?あ…そうだお前ちょっと…立てや」ガシッ


善子「うぅ…グス…」

モブ不良B「おーお泣いちゃってーみっともない」

モブ不良A「まぁ今からもっと泣かすけどねwww」

モブ不良ABC「ボッコボコにしてやるよ!」

122: 2017/05/28(日) 06:31:05.19 ID:+ZwNZ48K.net
ダイヤ「ボッコボコですわ!?何故ですの!?何故勝てませんの!?さっきから10連敗!しかも回数重ねるごとにボコボコにされてますの!?曜さんあなた絶対経験者でしょう!?」


曜「いやーだから初めてだって!大分安定するコンボとか見いだせて来て慣れてはきたけど」


ダイヤ「たった10戦程度でもう安定するコンボまで把握して…わたくしなどまだ単発技も出せないというのに」


曜「ふぅ…でもまぁちょっと疲れたかな休憩する?ダイヤさん」


ダイヤ「そう…ですわねええ…休憩しましょうか」


曜「私ちょっとジュース買ってくるね」


ダイヤ「あーじゃあわたくしも緑茶お願いします」


曜「え?なんかパシられてる私?」


ダイヤ「先輩ですから」ドヤァ


曜「あーはいはい…わかりましたよーっと」


曜「えー自販機、自販機っと」


ドコォ!ドコォ!

善子「あぐぁ!」


曜「え?何この音…?」

123: 2017/05/28(日) 06:32:07.66 ID:+ZwNZ48K.net
モブ不良C「お?3万…中々あるじゃん」

善子「ひぐ…(元より果南さんに奢らされるようで持ってきたやつ…)」


モブ不良C「なんだこれ?写真か?」


Aqoursの写真


善子「それは…!」


モブ不良B「なんだこれwwwスクールアイドル?あんたがw」


ビリビリ


善子「いやあぁ!やめて…お願いやめて…」


モブ不良B「あんたがそんなもん似合うわけないじゃんw」


モブ不良A「この写真もなんだぁ?曜&エンジェル?くっせーw写真なんか捨てちまえ」


善子「や、やめ…!それは本当にやめて!」


モブ不良A「やーだね…じゃあ破きまーす!」


善子「いやぁぁぁぁ!」


モブ不良A「いちいちうるせぇんだよお前は…ん?」チョンチョン

曜「何やってるのー?」ニコニコ

モブ不良A「ああん?」

善子「!?」

124: 2017/05/28(日) 06:33:10.00 ID:+ZwNZ48K.net
モブ不良A「誰だよお前…」


善子「曜さん!?なんでここに」

曜「……」


モブ不良B「曜さん?まさかお前この写真の」


曜「ねぇだから質問に答えてよここで善子ちゃんに何してたの?って」


モブ不良A「ああん?なんだお前いきなりでてきて…うぐっ…」


曜「答えろって言ってんだよ」


モブ不良A「あがががががが」ギギギギギギ


モブ不良B「てめぇ!…うぐぁ!」ギギ


曜「答えないならこのまま首絞めて行くけどどうする?ねぇ?」


モブ不良C「おいお前!なめやが…がはっ…」


曜「君は黙ってなよあとで同じ目に合わせるから」ニヤリ


モブ不良C「お、お前…」


善子「よ、曜さん…?」

125: 2017/05/28(日) 06:35:23.61 ID:+ZwNZ48K.net
梨子「え?果南さんはむしろ平和主義者?」


千歌「そうだよー?私と曜ちゃんのマジ喧嘩いっつも止めてくれてたし、

ダイヤさんに聞くとダイヤさんと鞠莉さんの喧嘩もしょっちゅうあったからそれも仲裁して貰ってたみたい…

果南ちゃんが中心で喧嘩になったことってそれこそあの加入時の騒動くらいだと思う」


梨子「へー…まぁダイヤさん鞠莉さんはぶん殴るとか言ってるし胸倉掴んだりもしてるからなんとなく想像はつくけど曜ちゃんと千歌ちゃんがねぇ」


千歌「曜ちゃんと私はねー結構キレたら止まらなくなるよー特に曜ちゃんは一度ブチギレたら果南ちゃんぐらいしか止めらんないんじゃないかなぁ?」


梨子「そ、そんなに?」


千歌「うん曜ちゃん結構バイオレンスだからね♪」


梨子「ゴクリ…」


千歌「あーいやいや冗談だよそんな気構えないで…キレたら怖いと言っても今の曜ちゃんはよっぽどのことしなきゃマジギレはしないよ少し怒ることはあってもね

そりゃ子供の頃はお菓子の取り合いとか遊ぶ約束破ったとかで下らないことで怒ってたりしてたけど

今の曜ちゃんは何したらマジギレするんだろうってくらい滅多に怒らないから」


梨子「だよねー良かったぁ」


千歌「でも最近一回曜ちゃんがブチギレ寸前まで行ってたときあったなぁピアノがどうのこうのとか…」

梨子「えぇ!?も、もしかして…私に?」

千歌「あぁ違う違う梨子ちゃんに対してじゃないよ…なんだったかなぁあのときも果南ちゃんが止めてくれてたんだよねー」

127: 2017/05/28(日) 06:38:59.42 ID:+ZwNZ48K.net
モブ不良A「あが…や…やめ…て」ギギギギギギ

曜「やめないよ…」


モブ不良B「ふざけ…んな…頃す気…」ギギギギギギ


曜「いいよ氏ねばいいじゃん」


モブ不良C(ボロボロ)「はぁ…はぁ…こいつイカれてる…!」


善子「よ、曜さん!いいよもうやめよう!私は助かった助かったから!」


曜「…!…そうだね」パッ


モブ不良A「あが…ゲホ…ゲホ…ゲッホ…ゲッホ…」


モブ不良B「ゲホ…ゲホ…ガフ…ゼェ…ゼェ…」


善子「曜さん…!」

曜「じゃあ次は殴られて貰おうかな…君立ちなよ」


善子「よ、曜さん!?(どうしたの…曜さん?いつもの優しい曜さんじゃない?…目が怖いよ)」


曜「立ってよ早く」パキポキ


モブ不良C「ひっ…な、なんだよ…やめろよ…やめて」ブルブル

曜「ん?やめて?おかしいこと言うんだね?…善子ちゃんが何回も何回も何回も何回もやめてって言ったのにやめなかったよね君たち?自分がそうなると途端それか…ふざけんな…」ギィ!


善子「ダメ!曜さん!殴ったら流石に…」


曜「関係あるかぁ!」ブォン!


善子「曜さぁん!?ダメー!?」

モブ不良C「ひぃ!」


パァン!

果南「おっと…危ない危ない」


善子「あ…あ……あ…果南さん…」

128: 2017/05/28(日) 06:40:13.67 ID:+ZwNZ48K.net
果南「曜?はい拳を収めて?」


曜「どいて果南ちゃんこいつら許せない…!善子ちゃんを!バカにして苛めて!うぐぐ…」


善子「曜さん…」


果南「許せないのは分かるけど手を出せばこいつらと同類だよ曜?」


曜「ど、同類?」


果南「ラブライブ出場停止…なってもいいの?一時の感情で台無しにしたらずっと一緒にやってきた千歌や梨子ちゃんたちに申し訳立たないよ…って私が言えた義理じゃないけどさあはは(苦笑)」


曜「……」


果南「曜?」


曜「そうだね…ごめん果南ちゃん頭に血が登ってたみたいそれにまた果南ちゃんにお世話になったねありがとう」


果南「どういたしまして…これでもう何度目かな」


ダイヤ「ふぅ…とりあえずラブライブ出場停止は免れましたわね」


モブ不良A「ゼェ…ゼェ…」


モブ不良B「ハァ…ハァ…」


モブ不良C「ひぃ~!」ブルブル

鞠莉「勘弁してよすでに過剰防衛じゃないこれ…まーたこれPTAとか教育委員会から苦情パターンか…前の一件(サンシャイン9話)でも根も葉もないことから何まで色々言われたんだからね」

129: 2017/05/28(日) 06:41:30.94 ID:+ZwNZ48K.net
そして全員合流後


鞠莉「でも、まぁ…これで花丸もルビィも分かったよね?果南のこと♪」


ルビィ、花丸「……」


鞠莉「あら?あの一部始終見てもまだ果南が怖い?」


ルビィ「前よりは…でも…や、やっぱり…」


花丸「いきなりはちょっと…」


善子「……」


鞠莉「さっきげきおこだったのは曜だよ」


曜「ま、鞠莉ちゃんそれは忘れてー」


千歌「噂をすれば曜ちゃん怒ったの?」


曜「いやーそんなでもないよ」テヘヘ


善子「いや…あれ完全にキレてたわよ…」


梨子「そんなに?…ちょっと怖いけど怒ってる曜ちゃん見てみたかったかも♪」


善子「やめときなさい…あれは別人格かと思ったぐらい衝撃的だったわ…」


曜「いやいや…ごめんね善子ちゃんでもお願い嫌いにならないで!」


善子「ならないわよ!わ、私のためにやってくれたことだし…」


果南「…さて…それはいいけどなんで鞠莉たちがいるのかいい加減説明してくれる?」ムゥ


かなよし以外「「げっ」」

132: 2017/05/28(日) 06:44:07.31 ID:+ZwNZ48K.net
果南「げっ!じゃなくて!なんで全員いるの?」

鞠莉「まぁまぁいいじゃない果南?そういうすぐ難しい顔してしかめるからだよ後輩から怖がられるのは」

果南「よくないよ…みんなして私の今日の姿見てたなんて…///」フン

ダイヤ「あらら流石に果南さんも怒ってますわね」

果南「怒るよそりゃあ…あー恥ずかしい…」

千歌「果南ちゃん善子ちゃんに嫌われまいとあたふたして可愛かったね」

曜「うん可愛かった」

善子「…」

鞠莉「よーしこ?」

善子「うぇ!?…な、何?」

ダイヤ「私たちが一番気になるのはあなたの今日1日の感想です」

善子「か、感想って…」

曜「果南ちゃん今日1日見て本当に怖いと思ったかどうかだね」

果南「もういいよ…私が無理矢理連れ出したんだし…目を離した隙に怖い目も逢わせちゃったし…ごめんね善子」

善子「いや…それは違うわ果南さん…謝るのは私の方よ」

果南「え?」

善子「私は昔あいつらに苛められていたのが原因かも知れない勝手に相手を決めつけて拒絶してた」

果南「…」

善子「嫌われるのが怖いくせに嫌われて当然のようなことをしてきてたのね」


善子「それこそ曜さんは優しい…果南さんは怖い…その一辺倒で決めつけてきたのね…優しい曜さんだって怒るし果南さんだって私たち一年生のように年甲斐もなくはしゃいだりする」

ルビィ「…」

善子「私、堕天使堕天使とか言ってたせいでちゃんと人間と接してなかった…だから」

花丸「善子ちゃん…」

善子「果南さん…ごめんね」

果南「…!」

133: 2017/05/28(日) 06:45:26.74 ID:+ZwNZ48K.net
善子「私もう一度…もう一度果南さんと遊びに行きたい!」

果南「えぇ!?」


鞠莉「ふふ…」


果南「それはいいけど…いいの?また怖い思いさせるかもしれないし」


善子「ううん大丈夫…今度はルビィもずら丸も一緒に行くから…いいよね?」


ルビィ「…る、ルビィたちは…」

花丸「……でも…丸も一度果南さんと…いや果南ちゃんと過ごせばこのモヤモヤ分かるかも知れないずら」


ルビィ「じゃあルビィも…いいよ果南ちゃん遊びに行こう」


果南「みんな…」


千歌「一件落着かなん?なんつって」

果南「善子が…ルビィが…丸が…うれしい…グス…うれしい…」ブワァ


鞠莉「あらら果南良かったね」ヨシヨシ


果南「子供扱いしないで…グス…」


花丸、ルビィ、善子「(そ、そこまで喜んで…)」


ダイヤ「やはり言った通り今日1日は収穫ありましたね」


曜「えとーまぁ…ね」

134: 2017/05/28(日) 06:46:27.10 ID:+ZwNZ48K.net
それから

果南「みんなおはよう!」ニコッ

花丸「あー!ねぇねぇ果南ちゃん果南ちゃん次はこの本をおすすめするずら」キラキラ


果南「ん?ありがとう丸また読んでおくね」


花丸「果南ちゃんとまた図書室で一緒に読書したくて///」


果南「ふふっ♪可愛いなぁ丸は」ナデナデ


ルビィ「ピギィ!果南ちゃあん」ガバッ


果南「おっと!ルビィ?」


ダイヤ「待ちなさいルビィ!またあなたはわたくしのプリンを…!…果南さんの後ろに隠れても無駄です!…果南さん退いてください!」


果南「え?えーとルビィ?」


ルビィ「うぅ…果南ちゃあん」ウルウル


果南「うっ…あー…まぁ落ち着いて?ダイヤ?」


ダイヤ「まぁたあなたはそうやってルビィを甘やかして!」


果南「まぁまぁいいじゃないプリンくらい…ルビィ?勝手に食べちゃダメだよ?今度私が買ってあげるから♪」


ルビィ「わぁありがとう果南ちゃん!大好き!」ギュー


果南「おー可愛いなぁルビィも」


ダイヤ「こらまた!果南さん!ちょっと!」

135: 2017/05/28(日) 06:47:44.79 ID:+ZwNZ48K.net
善子「ふん!何よルビィにデレデレしちゃって!」

果南「あー…よ、善子?ごめんね」


善子「ベ、別に…あなたは私のリトルデーモンでしょ?リトルデーモンが勝手に何しようが…」


果南「ごめんね善子…」


善子「ヨハネよ!…ふん…許さないわよ!果南さんなんかリトルデーモン破門よ破門!」


果南「そんなぁ」シュン


善子「ぐっ…ま、まぁ今日もヌーマーズに付き合ってくれるなら…許してあげないこともない…」


果南「本当?行くよ行く行く!善子と仲直りできるならどこへでも♪」


善子「へ!?////ふ、ふん///好きにしなさいよ///」


果南「ありがとう善子…やっぱり善子は善い子だなぁ」


善子「だからヨハネよ!それよりなんで…前二人には可愛いっていったのになんで私には言ってくれないのよ」ブツブツ


果南「え?なんて?善子」


善子「ヨハネだってば!もうし、知らない///」スタスタ


果南「あ、待ってよ善子!」

136: 2017/05/28(日) 06:51:20.93 ID:+ZwNZ48K.net
梨子「あれから2週間…↑↑↑↑↑こういう一年生総受けみたいなことにはなりました?果南さん」ワクワク


果南「あー…残念ながら」


梨子「え!?残念ながらs○xまでいきましたの!?」


果南「いや違うよ!なんで残念ながらが頭の文で続きがs○xになるの!?というかなんでダイヤ口調!?」


梨子「いやーダイヤさんなら言いそうだなって」


果南「ダイヤをどう思ってるの梨子ちゃん…」


梨子「同人誌読み漁ってる仲間」


果南「それμ'sの同人好きなだけだから心外だと思うよ…」


梨子「まぁでも実際問題どうなんです?善子ちゃんたちとは…しっかりふわふわ系後輩、妹口リ系後輩、ツンデレ後輩になってます?」


果南「いやなってないよ」


梨子「嘘…!?…図書室で花丸ちゃんと二人きり何も起きないわけがなく…?」


果南「あーあれはお互いほぼ会話なしで本読んでたね…二人であの小説がドラマ化とかこの小説が映画化とかとは今後の小説事情は熱く話してたけど」


梨子「じ、じゃあ!黒澤家に招き入れられていつも慣れてるダイヤさんの部屋ではなくあまり慣れてないルビィちゃんの部屋…何も起きないわけがなく…?」


果南「あーそれねルビィの好きなお菓子食べながらダイヤについて話してただけ…あまりルビィ自身のことは聞けなかったなぁ」


梨子「」

137: 2017/05/28(日) 06:53:05.46 ID:+ZwNZ48K.net
梨子「で、でも最初の仲良くなるきっかけになった善子ちゃんとはもう何回も出かけてると言ってましたし…流石に何も起きないわけがなく…?」


果南「あぁ善子とは結構意気投合したけどね…でもなんか梨子ちゃんが想像してるようなのとは違うなぁ💧」


梨子「?」


果南「まぁそろそろ来ると思うから見れば分かるよ」


善子「し、師匠!今日も一日お願いしまっす!」


梨子「え?師匠?」


果南「あー…来たねー…だから師匠はやめてよ善子」


善子「師匠は師匠よ…あれから私は不良共に屈しない強さを師匠から学んでたんだから」


梨子「こ、これはどういうことなんです?💦」


果南「いやー何もしてないんだけど…」


梨子「何もしてなくてこんなジャンプ漫画みたいな展開は…善子ちゃん?一体なんで果南さんを師匠だなんて」


善子「不良共が言ってたのよ」


ある日のヌーマーズ


果南「いやー来たね善子…今日は何する?」


善子「そ、そうね…(うっ…やけに今日は不良たちおおいわね…)」


不良噂話「おい…やべーやつがきたぞ」トントン

不良噂話「やべーやつ?なんだそれ」

不良噂話「お前知らないのか?浦女の鯱、松浦果南を」


不良噂話「浦女の鯱ぃ!?」

138: 2017/05/28(日) 06:54:11.71 ID:+ZwNZ48K.net
不良噂話「やべー武勇伝ばっかの浦女のイカれた女さ」


不良噂話「その深海のような長い髪を束ね、邪悪な紫眼を睨ませ血を求めて幾海里、鮫を弄び、鯨も良しなにその姿は内浦の鯱」


善子「(え…何それちょっと格好いいじゃない…)」キラキラ


不良の噂話「鮫すらって…やべーな…」


不良噂話「おいおい流石にそりゃ嘘だろ」


不良噂話「いや…あながち間違ってねー…一年ときから武勇伝がけた違いだ…奴を知らねぇものはいない」


不良噂話「なんだよそれ」


不良噂話「まずやつと意気投合し契りを交わした二人の女がいたらしいそれが浦女桃園の誓い」


不良噂話「そこから松浦果南を含めた三人の奴らは何やら活動をし始めたんだがそこで奴らは大体的に宣言したらしい東京の何千何万と戦ってくると…それが後に語り継がれた東京(トウキン)の乱」


果南「いやいやいや語り継がれてないよそんなの…三國志か!」


不良噂話「な、何…あの何千相手にして仲間の一人が足を挫いただけで己は無キズで帰還したあの東京の乱か…や、やべー…で?そこから内浦に大勝利で凱旋したんだな」


不良噂話「いや…松浦果南奴自体はあの遠征は後に失敗だったと言ったらしい…仲間の一人傷つけた戦いは敗け同然だとな…そこから奴は二年間契りを結んだ二人を残し学校をバックレたらしい」


果南「色々違うんだけど!バックレてもないしただそのタイミングで休学しただけだし」


不良噂話「そっから二年間は沈黙していたんだが」

141: 2017/05/28(日) 06:56:54.89 ID:+ZwNZ48K.net
不良噂話「最近またも奴はその武勇を世に知らしめた」


果南「ちょ!?なんのこと!?」

不良噂話「あの東京の乱で傷をおった仲間はアメリカに武者修行に出ていたらしい…それが帰ってきてやつに宣戦布告したんだ」


不良噂話「なるほど…先の戦いの借りも決着もつけようって魂胆か…仲間もやるな…」

不良噂話「そのアメリカ帰りの仲間もかなり大物になっていたらしくちょうど再び学校に戻った松浦果南と取っ組み合いの喧嘩が起こった、中にはベランダから何やら物が吹き飛んて下に落ちそうになった生徒もいるらしいが

ともかく壮絶な氏闘だった…奴の舎妹が止めに入らなければどちらかが氏んでいたらしい」


不良噂話「で?決着は?」


不良噂話「そのときは引き分けで再戦が行われ相手は身体中ボロボロ松浦果南は唯一ビンタを食らっただけらしいから圧勝したんだろう…だがその再戦は当事者同士の果し合い誰も目撃者は一人を除いて誰もいなかったからな結果は分からない」


不良噂話「しかも殺りあった相手は理事長らしい…それをボロボロにするとは…」


不良噂話「しかもさらに最近…連れていた舎妹を苛めていた連中を絞め頃したらしい」


不良噂話「そ、想像以上にやべーやつだな…」


不良噂話「だから言ったろ?やつは鯱だ…血を求めるために陸にまで上がってくるこの駿河湾の怪物…」


果南「あの…いやそれ曜だし…絞め頃してはないし…怪物まで…もうどこから突っ込んでいいやら…」


善子「……」ポカーン

142: 2017/05/28(日) 06:59:08.60 ID:+ZwNZ48K.net
果南「ああ!善子ごめんね…変な噂ばっか…怖いよね…き、今日は逃げようか…」

善子「か、格好いい…」

果南「はぇ!?」

善子「浦女の鯱…格好いいよ果南さん!いやその武勇伝の数々!師匠と呼ばせて貰いまっす!」キラキラ

果南、梨子「(いや格好いいか?)」

果南「ともかくこういうこと…ああいう噂聞いてもびびらなくなった代わりに変な食い付き見せるようになったんだよ善子は…💧」

梨子「あぁ…そんな…私の果南先輩がピラニアのような後輩たちに片っ端から食われていく同人書きたかったのに果南さん鯱ならピラニアでも勝てないよー」ガクッ


果南「いやそこ!?というか海洋生物で例えるのやめない!?」

善子「私も最近異名付いたわ…鯱に食らい付いてる小判鮫らしい!師匠どう!?」

果南「いやそれ余り良くないと思う」

善子「なるほどまだまだ修行が足りないと…分かったわ師匠!」


果南「いや違…」

143: 2017/05/28(日) 07:00:47.54 ID:+ZwNZ48K.net
ルビィ「そういやルビィたちもなんか言われてたなぁ」

花丸「あー言われてたねーなんだったずらかあれー?」

果南「ってルビィと丸来てたんだ」

花丸「いまきたずら果南ちゃん」


ルビィ「あ、思い出したよ…イルカと海豹だよ」


花丸「あーそうだったね!ルビィちゃんがイルカで丸が海豹!イルカは可愛いからルビィちゃんにピッタリの異名ずらぁ~♪」

ルビィ「花丸ちゃんの海豹も可愛いし似合うよー!ゴマフアザラシって花丸ちゃんみたいだし♪」

花丸「果南ちゃんと一緒にいると可愛い動物になれるなんてすごいずらー♪」

果南「いやそれ鯱の餌とおもちゃだって言われてるようなものだから…」

梨子「餌!?おもちゃ!?鯱に食われるイルカちゃん!鯱に好き放題おもちゃにされる海豹ちゃん!…ひ、閃いた!…ありがとう果南さん…できたわ最高の構想が」


果南「いや何を閃いたか知らないけどやめてね梨子ちゃん」

144: 2017/05/28(日) 07:02:34.69 ID:+ZwNZ48K.net
鞠莉「ふふ…結局一度広がった噂は収集つかないわね~」

ダイヤ「楽しそうですわね…あなたアメリカに武者修行しに行ってたってことになってますが…」

鞠莉「んー面白いからおーけーよ!」

ダイヤ「あなたという人は…千歌さんどうします?なんかとんでもないことになりましたわね…流石のわたくしも予想外でしたわ」

千歌「んー?いいんじゃない?だってねー曜ちゃん?」

曜「そうだね千歌ちゃん…肝心の和解は成功してるしね」

ダイヤ「?…いやあれしてます?」

千歌「してるよ…だってほら見て」

ルビィ「果南ちゃん?鯱は結構可愛いんだよ?」

果南「いやだからそういう問題じゃ…」

花丸「それに鯱はとってもお利口さんずらよ果南ちゃん」

果南「いやだから…」

善子「ふんバカね師匠はあの鯱の漆黒の闇のような黒と天使の羽のような白で構成されるフォルムに惹かれたのよ」

果南「惹かれてないから!というか鯱から離れてよもー!」

千歌「とっくに果南ちゃんも一年生も打ち解けてるし♪」

おわり

145: 2017/05/28(日) 07:05:45.05 ID:+ZwNZ48K.net
更新遅れてすれでとりあえずおわり
かなよしはやめて和解エンドにした
まあでも個人的にかなよし好きだから話の比重が果南、善子が主役になった感なのは否めない

151: 2017/05/28(日) 09:35:34.54 ID:U6f2TBpp.net
おつおつ
果南ちゃんに懐く1年かわいい

ところで果南ちゃんが1年生を睨む理由は分かったけ?

160: 2017/05/29(月) 03:16:35.01 ID:N737bJwi.net
>>151
忘れてたすまん↓

おまけ

鞠莉「ところで果南」


果南「ん?何?鞠莉」


鞠莉「今となってはどうでもいいことなんだけど…果南が練習中一年生を睨んでたのはなんで?」


果南「ああそれね…私もルビィとダイヤから言われたよ…でも私、全然自覚なくて…」




ルビィ「うぅ…あのときすごい怖かった…」


ダイヤ「理由次第では許しませんわよ果南さん!」ガッ


果南「わ!ちょ…何?私が練習中睨んでたって…?」グイッ


ダイヤ「花丸さんとルビィからの証言では一年生のダンス練習中しかめ面で睨んでいたとのことですが?」


果南「…ごめん…全然分からない」


ルビィ「い、今でもたまに睨んでるよね?果南ちゃん」


果南「え?嘘…ってうわっ!?」


ダイヤ「どーいうことですの!」


果南「あ、あのーダイヤ落ち着いて?」


ダイヤ「落ち着けませんわ!ルビィの問題は私の問題です!その問題があなただというなら尚更です!」


果南「え、えぇー!?」


「あ!…果南さんですよね?」


ダイヤ「ん゛!?誰ですかあなたは!?」

果南ファン「わ、私はAqoursのファン果南さん推しの者です…いきなりすみません…でも果南さんを見かけたので…」

161: 2017/05/29(月) 03:17:12.42 ID:N737bJwi.net
ダイヤ「ふ、ファンの方!?し、失礼しました…」


果南ファン「い、いえ…」


ダイヤ「果南さんに用があるならど、どうぞ…」


果南ファン「はい、ありがとうございます黒澤ダイヤさん」


ダイヤ「な!?わたくしの名前も…?…」


果南ファン「勿論!果南さんのファンの前にAqoursのファンですから」


ダイヤ「や、やっと名前を…か、感激ですわぁ…」


ルビィ「お、お姉ちゃん…💧」


果南ファン「あの果南さん!いつも果南さんを見てます///」


果南「え?私を?あ、ありがとう…ご、ございます///」


果南ファン「果南さんは凄いですよね!この前のHAPPYPARTYTRAIN披露ライブ見に行きました本当に尊敬します」


果南「えぇ!?///尊敬ってそんな…大したことは…」


果南ファン「尊敬してますよ!果南さん踊りの振付担当ですよね?リハーサルとかも見させて頂いたときとかちゃんと周りを見ててすごいなって思ったんです」


ダイヤ「え?周りを…?」


ルビィ「見てた?」


果南ファン「あるとき果南さんの素敵な目を見ていたらその目線があちこちしてるのに気づいたんです」

162: 2017/05/29(月) 03:18:52.13 ID:N737bJwi.net
ルビィ「目線があちこち?」


ダイヤ「何故そんなことを?」

果南「あ、それかーそれねーみんなのダンスちゃんと踊れるかチェックしてたんだよ…一緒に踊りながらタイミングとか合ってるかどうか」


果南ファン「流石です!であれもそうですよね休憩中他のメンバーのダンスをじっと見てるのも踊れているかのチェック!流石Aqoursの振付担当」


ダイルビ「!?」


果南「ああそれは頻繁に見てるね…でもあれはチェックというよりはその逆…みんなの振付から出る踊り方の魅力的な個性っていうのかな?それを私が学ぶために見てたって感じかな…ってもしかしてそれが睨んでいたように見えたってこと?」


ルビィ「う、うんとても怖かったよ…」


果南「あぁご、ごめんね」


ダイヤ「でも果南さん?それならなんで一年生だけを見てたんですの?」


果南「一年生が特に個性に溢れていたからね

ルビィはルビィらしい可愛い小動物の仕草的な個性が踊り方に出ていたし

丸は運動が苦手でたどたどしさがありながらも一生懸命さが踊りに出てる

善子はいつも豪快にポーズを決めたりさらっと華麗に踊ってたり見ていて楽しい踊り方…それが興味深くてつい…ね」アハハ

ダイヤ「か、完璧な分析…」

ルビィ「す、すごい…」


果南ファン「果南さんはやっぱり素敵な先輩ですね!」


果南「い、いやー別にそんなこと///」

163: 2017/05/29(月) 03:20:17.05 ID:N737bJwi.net
果南「ということ」


鞠莉「へえー…果南が睨んでた意味もあったんだね」


果南「だから睨んでなんか…そんな人相悪い?私…」ガクッ


鞠莉「真面目フェイスのときはね…大体イライラしてんのかなってなるわね~付き合い短いと」


果南「はぁ…」


鞠莉「そうやって落ち込むフェイスしてるからいけないの!ほらほらスマイルスマイル」ニピー


果南「ひゃめてよみゃり」


鞠莉「プッ…アッハハハハハ」


果南「いや鞠莉が笑ってどうすんの…」ムッ


未だにしかめ面が取れない苦労人松浦でした。


おわり

164: 2017/05/29(月) 03:34:12.69 ID:N737bJwi.net
ピアノの件は梨子ちゃんのピアノを噂話でバカにしてたやつを曜ちゃんがぶちギレた話なんだけどそもそも曜ちゃんがキレたら怖いっていう設定自体

果南「あなたがジャックナイフ渡辺?」、曜「キミが浦女の鯱か…」

ていうクソボツSSネタのリサイクル設定だから
あんま意味はない

じゃあお付き合いありがとう
これで本当に終わりです

165: 2017/05/29(月) 03:49:24.14 ID:6+3sbZas.net

引用元: 果南「ねぇねぇ善子?」善子「ひっ…な、なんでしょうか…」