1: 2014/12/31(水) 22:48:24.08 ID:HQvF8kGn.net
美少女「お姉様、襟が曲がっていますわ……直して差し上げますわっ」

穂乃果「うんっ!」

美少女「これでバッチリですわっ!」ニコッ

穂乃果「ありがとうっ///」

雪穂「……」

美少女「あら、妹の雪穂さんですわね、おはようございます!」

雪穂「お、おはよう……」

穂乃果「雪穂?どうしたの?」

雪穂「……別に」

穂乃果との仲良しこよしの学校生活を想像してたのに
いざ同じ学校に入学してみたら人気スクールアイドルの姉には当然ファンが付くわけで
穂乃果もデレデレしてて腑に落ちなくて自分の気持ちが分からなくなっちゃう雪穂は実に良いと思います

43: 2015/01/02(金) 17:39:51.95 ID:+M+Ln1DU.net
亜里沙「どしたの雪穂、元気ないね?せっかくオトノキ合格したのに」

雪穂「べつに……」

亜里沙「もー元気出して行こうよー!」
亜里沙「あ!海未さんだ!海未さー」

美少女B「お姉様、本日もお日柄よく」デレデレ
海未「あ……あの、人が通るところですから、腕を組むのはやめてください……」///

亜里沙「は?」



凛「新2年生だー!凛にも後輩できるんだー!」

真姫「私はめんどくさいだけだわ……」

凛「そーんなこと言ってー、実際慕ってくれる後輩が来たら真姫ちゃんデレデレしちゃうくせにーこのこのー」

真姫「べ、別にそんなことないわよ……」

凛「あーでも困っちゃうなー凛はかよちん一筋なのになー!後輩にモテモテになったらどうしよう~」
凛「あ、かよちんだ!かーよち」

美少女C「花陽お姉様、お弁当作ってきました」///
花陽「あ、ありがと……わ、悪いよぉ」

凛「は???」
真姫「は???」

49: 2015/01/02(金) 20:08:29.76 ID:+M+Ln1DU.net
凛「」

真姫「凛が魂を持っていかれたわ……」

花陽「でも、私なんかにもファンの子がいるってほんとビックリだったよ…」モグモグ

真姫「なーに言ってんの、花陽は可愛いしファンだっていっぱいいるに決まってるわ」

凛(あ、かよちんがファンの子のお弁当食べてる……あはは……凛お弁当なんて作れないし……)
凛(世界でいちばん最初のかよちんのファンは凛なのに……凛なのにっ……!)
凛(なんでそんなに美味しそうに!!お弁当食べてるの!!!)

花陽「ファンだったら絶対真姫ちゃんの方が多いよー。出待ちだっていっぱいあったじゃない」

真姫「べ、べつに!私なんてそんな」
真姫「……」キョロキョロ

花陽「真姫ちゃん?」

真姫(あんなにいっぱい出待ちあったのに……オトノキ入りますって言ってた子もいっぱいいたのに……なんで誰もファンですって近づいてこないの?)
真姫(べ、別にそんな期待してるわけじゃないけど……でも、もっとこう……ああもう!)
真姫(女子中学生にはウケがいいけど女子高生になったら花陽みたいなタイプの方がいいのかしら?やっぱり胸なのかしら?)

花陽「ま、真姫ちゃんなんで私の胸元ずっと見てるのぉ?」


ーー教室の外ーー

??(まきせんぱい)ジー
??(まきちゃんせんぱい)ジー
??(まきちゃんおねえさま)ジー

53: 2015/01/02(金) 20:34:11.58 ID:GU2PW4E3.net
凛「はー早く世界滅べばいいのに」

真姫「全く……あんたや私以外にも花陽の魅力が分かる子がいることを喜びなさい」
真姫(で?私の魅力分かる子は?)

美少女D「あっ、あのっ!」

花陽「は、はい?」

美少女D「凛先輩っ、先輩のために、ラーメン作ってきましたっ!!食べてくださいっ!!」///

凛「!?」

真姫「!?!?!?!?」

54: 2015/01/02(金) 20:38:23.50 ID:GU2PW4E3.net
凛「え、えと、凛のファン、の子?」

美少女D「は、はい」///

凛「!!」
凛「あ、ありがとにゃー!」///

真姫「あばばばば」

凛(こ、これはなかなか照れるにゃー)
凛(はっ、もしかしてこうしてファンの子にデレデレする凛を見て、かよちんも)
凛(かよちんも嫉妬してくれたりっ)

花陽「わぁ、良かったね凛ちゃん」

凛(嫉妬してよっ!)

花陽「……なんだか妬けちゃうかも」ボソッ

凛「!?」
凛「え?なに?かよちん今なんて言った?ねえ何か言ったっ!?」

花陽「べ、べつにっ」


真姫「あばばばば」

63: 2015/01/02(金) 23:39:27.94 ID:6Q8+q0D2.net
亜里沙「雪穂、お昼ご飯だよ!一緒に食べよう!」

雪穂「うん、いいよー…あっ…」

亜里沙「どうかしたの?」

雪穂「お姉ちゃんが忘れたお弁当渡すの忘れてた…」アハハ…

亜里沙「じゃあ届けに行こうよ、穂乃果さんのところまで」

雪穂「ご、ごめんね、お姉ちゃんのせいで…」

亜里沙「亜里沙は別に気にしないよ、海未さんに会えるかもしれないし!」

雪穂「ありがと…全く、本当にお姉ちゃんは仕方ないんだから…せっかく今日は私が早起きして作ってあげたのに…」

亜里沙「でも雪穂、なんだか嬉しそうだよ?」

65: 2015/01/02(金) 23:41:35.39 ID:6Q8+q0D2.net
雪穂「!?べ、別にお姉ちゃんは私がいなきゃダメなんだなぁなんて思ってないからね!?」

亜里沙「…ふふ、やっぱり仲良しさんなんだね」クスクス

雪穂「う、うるさいなぁ…///」

亜里沙「あ、あれ穂乃果さんかな?」

雪穂「あ、ほんとだ…おーい!お姉ちゃ…」


雪穂「………………えっ…」


美少女「お、お姉さま!お昼をお忘れになったなら…その、よかったらこれを…」

穂乃果「え…いいの?…ってこれサンドイッチだ!!」

美少女「は、はい!その、お姉様はパンがお好きだと聞いたものですから…」

穂乃果「そりゃもう!大好物だよ!ねえ、美少女ちゃんも一緒に食べようよ!」

美少女「よ、よろしいのですか?」

穂乃果「いいよいいよ!ほら、早く早く!」グイグイ

美少女「お、お姉様…そんな大胆な…///」


雪穂「……」

亜里沙「え、えっと…」

雪穂「…あはは…ごめんね、必要なかったみたい…」

亜里沙「雪穂…」

雪穂「帰ろっか、私たちも食べよう?」

亜里沙「う、うん…」

雪穂「……」

雪穂(……お姉ちゃんのバカ…)


みたいな

72: 2015/01/03(土) 00:04:48.25 ID:qrajLVnh.net
亜里沙「雪穂、元気だして…」

雪穂「べ、別に落ち込んでなんか……」

亜里沙「でもなんだか暗いよ?」

雪穂「……ごめん…」

亜里沙「……」

雪穂「……」

亜里沙「……み…認められないわぁ!」キリッ

雪穂「ンフッ…!…な、何それ」

亜里沙「凛さんから教えてもらったお姉ちゃんのモノマネだよ!…認められないわぁ!」キリッ

雪穂「びっくりするくらい似てない…」

亜里沙「ひ、ひどい…」

雪穂「でも元気でた…ありがと、亜里沙」クス

亜里沙「ハァラショー」

雪穂「それも絵里さんのモノマネ?」

亜里沙「こ、これは違うよ!」

雪穂「じょーだん」クスクス

亜里沙「も、もう…!」プンプン

雪穂「ごめんごめん」クスクス

雪穂(……ふふ…帰りにお姉ちゃんに文句言ってやるんだから!)フフッ

77: 2015/01/03(土) 00:40:59.38 ID:qrajLVnh.net
~放課後~

亜里沙「雪穂、部活行こう!少しでも多く練習して、海未さん達の足を引っ張らないようにしないと!」グイグイ

雪穂「も、もう!引っ張らないでも急ぐから!」

雪穂(お姉ちゃんに文句言わなきゃだし…!)

亜里沙「こんにちわ!」ガチャ

雪穂「こんにちわー」バタン

海未「亜里沙、雪穂、早いのですね」

亜里沙「はい!少しでも海未さんに近づきたいですから!」

ことり「愛されてるね~海未ちゃん」クスクス

亜里沙「はい!私の憧れです!」

海未「も、もう!からからわないで下さい!///」

雪穂(あ、あれ…?)キョロキョロ

78: 2015/01/03(土) 00:42:35.70 ID:qrajLVnh.net
ことり「?どうかしたの?雪穂ちゃん」

雪穂「えっと、その…お姉ちゃんは…?」

海未「ああ、穂乃果ならファンの子と遊びに行くとか…」

ことり「美少女ちゃんだっけ?かわいいよね~あの子!…いろいろ着せてみたいな☆」

海未「たまにはファンサービスも必要!とは言ってましたが……うーむ…確かに一理あるかもしれませんね…」

亜里沙(なら私もいいのかな…!?)ドキドキ

雪穂「そう…ですか…」

凛「おっっそいにゃー!!!」バーン

海未「り、凛!?もう来てたのですか?」

凛「ずーっと屋上で待ってたよ!かよちんも真姫ちゃんも来てるし!希ちゃん達が抜けた分、凛達が頑張らないと!!ほらほら早くー!」グイグイ

海未「ちょ…凛!?」

ことり「あっ待ってー」

亜里沙「あっ!ゆ、雪穂!私たちも…」

雪穂「……」

亜里沙「雪穂…?」

雪穂(……お姉ちゃんのバカ…!)

83: 2015/01/03(土) 14:00:47.22 ID:qrajLVnh.net
~穂むら~

雪穂「ただいま…」

穂乃果「あ、雪穂おかえりー」

雪穂「…帰ってたんだ」

穂乃果「海未ちゃん達何か言ってた…?」

雪穂「別に…」

穂乃果「そっか、よかった…いやー、ファンがいてくれるって嬉しいものだねー!雪穂もアイ活始めたわけだし、雪穂ならすぐファンの子たくさん出来ると思うよ!」

雪穂「そう…」

穂乃果「…あ、あれ…雪穂…?何か怒ってる…?」

雪穂「…怒ってない!!」

穂乃果「うわっ!…え、ご、ごめん…穂乃果、やっぱり何かしたかな…」

雪穂「…ごめん、ほんとに別になんでもないから…」ガチャ

バタン

穂乃果「……ゆ、雪穂ー…?」

~~~

雪穂「……」ハァー

雪穂「お姉ちゃんのバカ…」

雪穂「……」

雪穂(……私のバカ…)

92: 2015/01/03(土) 16:03:33.73 ID:qrajLVnh.net
~夜~

雪穂(……ねむ…ん?お姉ちゃん電気つけっぱなし…)コソッ

穂乃果「うーん…」

雪穂(お姉ちゃんまだ起きてる…?)

雪穂「お姉ちゃーん…早く寝ないと朝起きれないよ」ガラッ

穂乃果「うわあっ!雪穂!?」サッ

雪穂「……今何か隠した?」

穂乃果「べ、べっつにー?」

雪穂「怪しい…」

穂乃果「ファ、ファンレターの返事をね…」

雪穂「……」

93: 2015/01/03(土) 16:04:26.85 ID:qrajLVnh.net
穂乃果「あはは…」

雪穂「またファン……」

穂乃果「そ、そうそう…え?」

雪穂「そうだよね…お姉ちゃんは現生徒会長で、学校を救ったあのμ'sのリーダーだもんね…そりゃファンも多いよね…」

穂乃果「ゆ、雪穂…?」

雪穂「…なんでもない、ごめんね、邪魔して…」バタン

穂乃果「えOちょっと待っ…」

穂乃果「……」

穂乃果「んん…?」ポカーン

101: 2015/01/03(土) 19:46:13.26 ID:qrajLVnh.net
~翌日~

雪穂「……」ドヨーン

亜里沙「きょ、今日は昨日より暗いよ、雪穂」

雪穂「ごめん…ちょっと自己嫌悪…」

亜里沙「また穂乃果さん絡み…?」

雪穂「……うん…お姉ちゃん何も悪くないのに…勝手に嫉妬して八つ当たりして…」

雪穂「私すごくめんどくさいなぁって…」ドヨドヨ

亜里沙「み、認められないわぁ!」キリッ

雪穂「うぅー……」ドヨーン

亜里沙(……どうしようちょっとめんどくさいかも…)

亜里沙「ほ、ほら!流石に今日は部活にも来るよ!頑張ってるところ見せて穂乃果さんに褒めて貰おう?」

雪穂「亜里沙…」

雪穂「…そうだね!こんなの私らしくない!美容には私の方が気を使ってるんだし、すぐお姉ちゃんに追いついて見返してやるんだから!」

亜里沙「!その意気だよ!雪穂!」

111: 2015/01/04(日) 17:12:47.02 ID:UwI0Zi8h.net
~放課後、部室~

雪穂「……」

亜里沙「ゆ、雪穂…」

雪穂「またお姉ちゃんはいないんだ…」

海未「きょ、今日は用事があるとかなんとか…」

ことり「う、うん、急いで帰っちゃったよね」

雪穂「用事って…?」

海未「さ、さて…なんだったか…」

雪穂「……そっか…」

海未「べ、別に悪いことではありませんよ?」

雪穂「いいよ海未ちゃん、そんな気を使わなくても…アイドルがファンを蔑ろになんてできないもん」

海未「いや、だからそうでは…その、実はですね…」

ことり「海未ちゃん…☆」ボソッ

海未「はい…」ボソ

亜里沙「雪穂…」

雪穂「もう別にいいよ…そうだよ、お姉ちゃんはアイドルなんだもん…ファンの子達みんなのものなんだから…」イジイジ

ことり(いじけちゃった…)

雪穂「いいよいいよ…バカお姉ちゃんなんかもう気にしないし…」イジイジ

海未「ことり…あの…」ボソ

ことり「ダメだよ、海未ちゃん」ボソ

亜里沙「??」

118: 2015/01/04(日) 20:52:45.16 ID:UwI0Zi8h.net
~部活後、穂むら前~

雪穂「……」ハァ

雪穂(あーもう、なんなのこのモヤモヤ…)

雪穂(ファンサービスは大事だし…別にお姉ちゃんが誰と遊びに行こうが関係ないんだから)

雪穂「そうだよ…もう気にしない!お姉ちゃんなんか知らない!」パシパシ

雪穂「……よし」

雪穂「ただいま!」ガラガラ



穂乃果「おっかえりー!!」ガバッ

雪穂「うわぁっ!!お、お姉ちゃん??」

穂乃果「待ってたよーユッキー!」ギュー

119: 2015/01/04(日) 21:01:11.32 ID:UwI0Zi8h.net
雪穂「な、何それ……う、動けないから離れてよもう…」

穂乃果「あ、ごめんごめん…」

雪穂「……きょ、今日はお早いお帰りで…」フン

穂乃果「あ、ごめんね、2日連続で…明日は出れそうだからさ!」

雪穂「!そ、そうなんだ!……って別にどうでもいいけど…」ツン

穂乃果「やっぱりまーだ怒ってる」

雪穂「だから別に怒ってなんか…!」

穂乃果「だからね、実は……お詫びといってはなんだけど、雪穂にプレゼントがあるんだ」

雪穂「…え?」

穂乃果「じゃじゃーん!はい、これ!」スッ

121: 2015/01/04(日) 21:32:05.18 ID:UwI0Zi8h.net
雪穂「なに…この封筒…」

穂乃果「ほら、雪穂と亜里沙ちゃんのユニットが出来たでしょ?だから二人のために、私が歌詞書いたの!曲も真姫ちゃんにお願いしてるんだ!」

雪穂「……歌詞……?曲…?私達のため…?」

穂乃果「そう!結構時間かかったんだよー?今日早く帰ったのもそのためだし、昨日夜遅くに雪穂が入ってきたときはばれそうでヒヤヒヤしたよ…」

雪穂「今日もファンの子と遊びに行ったんじゃ…」

穂乃果「えっ?そりゃ昨日の放課後はちょっと遊んだけど…海未ちゃんとことりちゃんそんな嘘ついたの?雪穂達には黙ってもらうようには言ったけど…」

雪穂「……そ…そうだったんだ…」

穂乃果「結構よく出来たと思うんだ、だからその…機嫌直してくれないかな…?」

雪穂「…………」

穂乃果「だめ…?」

125: 2015/01/04(日) 21:45:38.75 ID:UwI0Zi8h.net
雪穂「べ……別に最初から怒ってるなんて一言も言ってないし…///」

穂乃果「……雪穂ーっ!!」ダキッ

雪穂「ああっ!もう!離れてよー!///」

穂乃果「今まで構ってあげられなくてごめんねー?今度の休み、久しぶりに二人で遊びに行こっか!」

雪穂「は、はぁ!?///別にそんなんじゃないから!」

穂乃果「行かないの?」

雪穂「…行くけど!!///」

穂乃果「雪穂雪穂ー!」スリスリ

雪穂「も、もーウザい!離れて!着替えに部屋戻るからー!///」グイッ

穂乃果「もう、かわいいなぁ」

雪穂「うるさい!///」ガチャ


バタン

127: 2015/01/04(日) 21:48:08.14 ID:UwI0Zi8h.net
雪穂「……」

封筒『雪穂へ  お姉ちゃんより』

雪穂(お姉ちゃんが私たちのために…私のために書いてくれた歌詞か……)

雪穂「……えへへ…///」ニヤニヤ


雪穂「もう…お姉ちゃんのバカ…///」

147: 2015/01/08(木) 09:36:26.63 ID:OA2Yc420.net
~次の休み~

穂乃果「ごっめーん!お待たせー!」

雪穂「もう…遅いよ!」

穂乃果「ごめんごめん、準備が遅れちゃって…」

雪穂「全く…なんで別々に行こうなんて言い出したの?普通に待ってあげたのに…」

穂乃果「だって、この方がなんかデートっぽいでしょ?」

雪穂「っ……デートって…別にただ姉妹で買い物に行くだけじゃん」

穂乃果「ふふふ~雪穂照れてる~」

雪穂「照れてない!!」

穂乃果「冗談冗談、最近雪穂の反応が可愛いから、ついね」

148: 2015/01/08(木) 09:37:40.55 ID:OA2Yc420.net
雪穂「かわっ…///…いい性格してるよね、お姉ちゃん…」

穂乃果「ほら、拗ねない拗ねない、かわいいなぁもう」

雪穂「う、うるさい!」

穂乃果「ふふ、じゃ、行こっか!……でも本当に近場のショッピングモールなんかでよかったの?せっかくのデートなのに…」

雪穂「デートじゃないってば!だから言ったでしょ?姉妹で買い物に行くだけなんだから、別に場所なんかどこでもいーの!新しく出来たお店のチェックもしたいし…」

雪穂(……まぁ…本当はお姉ちゃんと一緒ならどこでもいいからだけど…なんて…)

穂乃果「釣れないなぁ…私、お姉ちゃんと一緒なら場所なんてどこでもいいの!くらい言ってくれてもいいのに…」

雪穂「!?…いっ、言うわけないでしょっ!ばかっ!!///」

穂乃果「ふふ、照れない照れない…じゃあ行こっか」

雪穂「うう~…///」

154: 2015/01/08(木) 21:19:12.20 ID:OA2Yc420.net
~某ショッピングモール~

穂乃果「おぉ、結構人が多いね~」

雪穂「休みだしね、平日くる時とは違うでしょ」

穂乃果「そういやそっか…で、どうする?まず新しく出来たお店から行く?」

雪穂「うーん…ここからだとちょっと距離あるし、適当にブラブラ見ながら行こうよ」

穂乃果「それもそうだねー……ん…?あそこでこっち見てるの誰だろ?」

雪穂「え?どこどこ……げっ…」

美少女「お姉様…!?やっぱりお姉様ではありませんか!」トコトコ

穂乃果「美少女ちゃん!?美少女ちゃんも来てたんだ!」

雪穂(…な、なんでこの人がここに…よりにもよって今日みたいな日に…)

159: 2015/01/08(木) 22:59:20.23 ID:OA2Yc420.net
美少女「はい!お姉様は雪穂さんとお買い物ですか?」フフ

穂乃果「うん!そうなんだ~」

美少女「ふふ、仲がよろしいんですのね!羨ましいですわ…私、一人っ子なもので…」

穂乃果「そうなの?」

雪穂「……」

雪穂(お姉ちゃん…その人とばかり話して…)

雪穂(せっかくのお姉ちゃんとのデートなのに…………)ギュッ

穂乃果「?…ゆ、雪穂?どうしたの腕に抱きついてくるなんて」

美少女「?」

雪穂「…………」ぎゅうう

美少女「……あっ!…す、すみません!せっかくの姉妹水入らずの時間をお邪魔してしまって!!」

雪穂「…えっ?」

美少女「ふふ、雪穂さん、そんなにお姉様の腕を抱きしめなくてもお姉様を取ったりしませんわ」クス

雪穂「……!!こ、これはっ…別に…その…///」パッ

美少女「お姉様のことが大好きなんですのね」フフッ

雪穂「べっ、別にそういうわけじゃ…!」

穂乃果「えへへ、かわいいでしょ?」

美少女「えぇ、とっても…ファンになってしまいそうですわ!」クスクス

雪穂「だ…だから違うって…///」アタフタ

美少女「ふふ、これ以上邪魔するわけにも行きませんので、それではまた」ニコッ

穂乃果「またね~!」

穂乃果「…ふふ、うかうかしてると雪穂にファンみんなとられちゃうかもなぁ、私」

雪穂「……///」

穂乃果「雪穂?」

雪穂(……ああっ!もう!なんなのよあの子…///)

161: 2015/01/09(金) 00:10:39.75 ID:Li2yny2L.net
~数時間後~

穂乃果「結構いろいろ買っちゃったね…そろそろ帰ろっか」

雪穂「あ、もうこんな時間か…そうだね、あんまり遅いとお父さん達心配しちゃうし…」

穂乃果「ね、雪穂……その、今日は楽しかった?」

雪穂「…うん、楽しかった」ニコッ

穂乃果「そっか、よかったー…」フフッ

雪穂「ありがとね…お姉ちゃん」ニシシ

穂乃果「うんっ!あ、そうそう。またプレゼントがあるんだよね」

雪穂「え…ほんとに!?」

穂乃果「うん、これ練習着にどうかなーって」スッ

雪穂「え…あ…ありがとうお姉ちゃん…!ねぇ、見てみてもいい?」ガサガサ

穂乃果「どうぞどうぞ」ニコニコ

雪穂「……」ワクワク

雪穂「…………」

穂乃果「ん?雪穂?」

雪穂「お姉ちゃん…これは…その…」

穂乃果「明日着てみてね!楽しみにしてるからね!」ニコニコ

雪穂「うっ…」

162: 2015/01/09(金) 00:15:13.68 ID:Li2yny2L.net
~翌日、屋上~

雪穂「……///」

海未「雪穂…」

ことり「わぁ~…」

花陽「…これは」

真姫「よくあったわね、そんなの」

凛「やっぱり仲良いにゃー」

亜里沙「ハァラショー…亜里沙これ知ってる!ジャパニーズ温泉のあれだよね?」

雪穂T『  ゆ  』

雪穂「うぅ…やっぱ脱ぐ…///」

穂乃果「えーっ!?なんで!かわいいじゃん!」

雪穂「だってこれ…どうみても温泉の…」

穂乃果「そっか…せっかく雪穂とおそろになれると思ったのに…」シュン

雪穂「うっ……まぁ…せっかくもらったから着てもいいけど…」

穂乃果「いいの!?わーい!雪穂大好きー!!」ダキッ

雪穂「あっ…も、もう…お姉ちゃんのバカ…///」ボソッ

亜里沙(満更でもなさそうだね、雪穂)クス



163: 2015/01/09(金) 00:17:18.44 ID:Li2yny2L.net
くう疲
もうこれ以上書くなら新しくスレでも立てるわ
ほのゆきの可能性をくれた>>1に感謝

164: 2015/01/09(金) 00:18:31.39 ID:Kg9R/ZDn.net
うぇいお疲れーおもろかった

165: 2015/01/09(金) 00:22:55.09 ID:w3sEq7Vk.net
乙乙
ほんわかした

引用元: 美少女(新1年生)「お姉様っ///」ギュッ 雪穂「……誰、その女の子」穂乃果「えへへ……ファンの子らしいんだけど」