1: 2014/08/18(月) 17:27:09.47 ID:YVoMfYuS.net
希「ご飯は冷めたら美味しくないのにな…」
ピンポーン
希「こんな時間に誰やろ?はーい」
ガチャ
にこ「久しぶり」
希「にこっち、どうしたん?」
ピンポーン
希「こんな時間に誰やろ?はーい」
ガチャ
にこ「久しぶり」
希「にこっち、どうしたん?」
5: 2014/08/18(月) 17:38:00.98 ID:YVoMfYuS.net
にこ「しばらく仕事沖縄行ってたからお土産よ」
希「わぁ、ありがとう。あがってく?」
にこ「じゃあちょっとだけ…」
バタン
希「仕事、大変そうやね」
にこ「まあね。でも好きで選んだ仕事だからしょうがないわよ。
それにやっぱりアイドル相手だと燃えるのよ」
希「にこっちらしいね」
にこ「そ、そう…?それより絵里はまだ仕事なの?」
希「残業で遅くなるんやて」
にこ「絵里も大変そうね」
希「…うん」
希「わぁ、ありがとう。あがってく?」
にこ「じゃあちょっとだけ…」
バタン
希「仕事、大変そうやね」
にこ「まあね。でも好きで選んだ仕事だからしょうがないわよ。
それにやっぱりアイドル相手だと燃えるのよ」
希「にこっちらしいね」
にこ「そ、そう…?それより絵里はまだ仕事なの?」
希「残業で遅くなるんやて」
にこ「絵里も大変そうね」
希「…うん」
6: 2014/08/18(月) 17:52:16.99 ID:YVoMfYuS.net
にこ「…大丈夫なの?」
希「ん?何が?」
にこ「いや…せっかく二人で住んでるのにほとんど顔合わせないんでしょ?」
希「せやね。エリチが残業のときはうちが寝た後にエリチが帰ってきて、うちが夜勤のときはうちが寝てからエリチは仕事に行って」
にこ「それって一緒に住む必要あるの?」
希「もう慣れてもうた。それにエリチはうちがいないときっとコンビに弁当とかで済ましちゃうような生活するやろうし」
にこ「でもそれじゃ希が…」
希「ええんよ。うちはこれで幸せなん」
にこ「…希がそれでいいならいいけど…」
希「それより、にこっちはどうなの~?真姫ちゃんと会ってる?」
にこ「な、な、なんでそこで真姫の名前が出るのよ!」
希「え~だって二人仲良かったやーん。クスクス」
にこ「私と真姫はそんなんじゃないわよ!それに真姫は医学部だし…忙しくてそれどころじゃないわよきっと…」
希「会いたいは会いたいんやね。クスクス」
にこ「ち、ちがーう!」
希「ん?何が?」
にこ「いや…せっかく二人で住んでるのにほとんど顔合わせないんでしょ?」
希「せやね。エリチが残業のときはうちが寝た後にエリチが帰ってきて、うちが夜勤のときはうちが寝てからエリチは仕事に行って」
にこ「それって一緒に住む必要あるの?」
希「もう慣れてもうた。それにエリチはうちがいないときっとコンビに弁当とかで済ましちゃうような生活するやろうし」
にこ「でもそれじゃ希が…」
希「ええんよ。うちはこれで幸せなん」
にこ「…希がそれでいいならいいけど…」
希「それより、にこっちはどうなの~?真姫ちゃんと会ってる?」
にこ「な、な、なんでそこで真姫の名前が出るのよ!」
希「え~だって二人仲良かったやーん。クスクス」
にこ「私と真姫はそんなんじゃないわよ!それに真姫は医学部だし…忙しくてそれどころじゃないわよきっと…」
希「会いたいは会いたいんやね。クスクス」
にこ「ち、ちがーう!」
10: 2014/08/18(月) 18:15:15.09 ID:YVoMfYuS.net
絵里「はぁー…」 カタカタ ターン
後輩「お茶、どうぞ」
絵里「ありがとう」
後輩「今日も残業ですか?」
絵里「ええ。明日の会議で使う資料が終わらなくて」
後輩「私も手伝えたらいいんですけど…」
絵里「気にしないで。お茶持ってきてくれるだけでもすごくありがたいわ」ズズッ
後輩「いえ、そんな…///あ、あの良かったら肩とかお揉みしますよ!」
絵里「え?いや、そんなの悪いわ」
後輩「いいんです。こんなことしかお手伝いできませんから。それにずっとパソコンの前にいたら肩こっちゃいますよ」
絵里「そ、そう?じゃあ少しだけお願いしようかな」
後輩「はい!」
後輩「お茶、どうぞ」
絵里「ありがとう」
後輩「今日も残業ですか?」
絵里「ええ。明日の会議で使う資料が終わらなくて」
後輩「私も手伝えたらいいんですけど…」
絵里「気にしないで。お茶持ってきてくれるだけでもすごくありがたいわ」ズズッ
後輩「いえ、そんな…///あ、あの良かったら肩とかお揉みしますよ!」
絵里「え?いや、そんなの悪いわ」
後輩「いいんです。こんなことしかお手伝いできませんから。それにずっとパソコンの前にいたら肩こっちゃいますよ」
絵里「そ、そう?じゃあ少しだけお願いしようかな」
後輩「はい!」
12: 2014/08/18(月) 18:28:45.67 ID:YVoMfYuS.net
後輩「どうですか?」
絵里「あー、すごい気持ちいいわ」
後輩「良かったです。マッサージだけは得意なんです私」
絵里「そう…。私の友達にもマッサージがすごい上手な子がいてね…。最近は全然顔合わせてないいだけど…」
後輩「…そうなんですか」
絵里「うん…。あ、もういいわ。肩すごく楽なった。ありがとうね」
後輩「…」ギュッ
絵里「え…っ?」
後輩「その友達って先輩の好きな人…ですか…?」
絵里「あー、すごい気持ちいいわ」
後輩「良かったです。マッサージだけは得意なんです私」
絵里「そう…。私の友達にもマッサージがすごい上手な子がいてね…。最近は全然顔合わせてないいだけど…」
後輩「…そうなんですか」
絵里「うん…。あ、もういいわ。肩すごく楽なった。ありがとうね」
後輩「…」ギュッ
絵里「え…っ?」
後輩「その友達って先輩の好きな人…ですか…?」
23: 2014/08/18(月) 18:47:59.45 ID:YVoMfYuS.net
絵里「…そうね。すごく大切な人よ。ほら、離して。仕事に戻らないと」
後輩「…」スッ
絵里「あなたは早く帰ったほうが…」
後輩「終わるまで」
絵里「え?」
後輩「終わるまで待ってていいですか…?」
絵里「…わかったわ。もう少しで終わるから一緒に帰りましょう」
後輩「ありがとうございます…」
希「くしゅん」
にこ「なに?風邪?」
希「誰か噂してるんかも」
にこ「あ、私そろそろ帰らないと。お茶ありがとう」
希「ううん」
後輩「…」スッ
絵里「あなたは早く帰ったほうが…」
後輩「終わるまで」
絵里「え?」
後輩「終わるまで待ってていいですか…?」
絵里「…わかったわ。もう少しで終わるから一緒に帰りましょう」
後輩「ありがとうございます…」
希「くしゅん」
にこ「なに?風邪?」
希「誰か噂してるんかも」
にこ「あ、私そろそろ帰らないと。お茶ありがとう」
希「ううん」
27: 2014/08/18(月) 18:58:47.26 ID:YVoMfYuS.net
にこ「しばらくはこっちにいるから絵里にもよろしく伝えて」
希「うん。伝えとく」
にこ「それじゃ」
希「ほなな」
バタン
希「…ふぅ。それにしてもエリチ今日はずいぶん遅いなぁ…」
後輩「…」
絵里「…(気まずいわこの空気…)」
後輩「あの…」
絵里「ん?」
後輩「怒ってますか…?さっきの…あの…」
絵里「怒ってないわよ。それにあなたの気持ちに鈍感だった私も悪いしね」
後輩「そんなこと…!」
絵里「返事…したほうがいいわよね?」
希「うん。伝えとく」
にこ「それじゃ」
希「ほなな」
バタン
希「…ふぅ。それにしてもエリチ今日はずいぶん遅いなぁ…」
後輩「…」
絵里「…(気まずいわこの空気…)」
後輩「あの…」
絵里「ん?」
後輩「怒ってますか…?さっきの…あの…」
絵里「怒ってないわよ。それにあなたの気持ちに鈍感だった私も悪いしね」
後輩「そんなこと…!」
絵里「返事…したほうがいいわよね?」
33: 2014/08/18(月) 19:30:29.52 ID:YVoMfYuS.net
後輩「大丈夫です…。もうわかって…ます…から…グス…グス」
絵里「ちょっ…、とりあえずベンチあるからここ座って」
後輩「すみません…。すみません…」
絵里「…(困ったなぁ…)」
希「エリチ、本当に大丈夫なんかな?」ピッ プルルル
「電源を切っているか~」
希「まだ仕事終わってないんかな。今日こそは顔見れると思ったけど無理…かな」
希「エリチのバカ…もう知らん!」バサッ
絵里「ちょっ…、とりあえずベンチあるからここ座って」
後輩「すみません…。すみません…」
絵里「…(困ったなぁ…)」
希「エリチ、本当に大丈夫なんかな?」ピッ プルルル
「電源を切っているか~」
希「まだ仕事終わってないんかな。今日こそは顔見れると思ったけど無理…かな」
希「エリチのバカ…もう知らん!」バサッ
37: 2014/08/18(月) 19:40:07.49 ID:YVoMfYuS.net
後輩「グス…グス…」
絵里「落ち着いた?」
後輩「はい…、すいません…」
絵里「あのね、こんなこというのもあれかもしれないけど。別に私あなたのこと嫌いなわけじゃないの」
後輩「え?」
絵里「入社して初めて出来た後輩だしあなたには期待してるの」
後輩「先輩…」
絵里「だから…ね。これからも大事な後輩としてあなたとは一緒にいたいと思ってるわ。それじゃダメ…かしら?」
後輩「ううん…っ!嬉しい!嬉しいです!」
絵里「フフッ、帰りますしょうか」
後輩「はい!」
絵里「落ち着いた?」
後輩「はい…、すいません…」
絵里「あのね、こんなこというのもあれかもしれないけど。別に私あなたのこと嫌いなわけじゃないの」
後輩「え?」
絵里「入社して初めて出来た後輩だしあなたには期待してるの」
後輩「先輩…」
絵里「だから…ね。これからも大事な後輩としてあなたとは一緒にいたいと思ってるわ。それじゃダメ…かしら?」
後輩「ううん…っ!嬉しい!嬉しいです!」
絵里「フフッ、帰りますしょうか」
後輩「はい!」
38: 2014/08/18(月) 19:46:01.01 ID:YVoMfYuS.net
カチャ バタン
絵里「ただいまー。って寝てるわよね」
希「スー…スー…」
ギシッ
絵里「希…。ごめんね…」
希「ん…、エリ…チ?」
絵里「ごめんなさい。起こしちゃった?」
希「おかえり」
絵里「ただいま。ごめんね。今日も残業で…」
希「ええんよ…。ご飯出来てるから温めて食べて…な…スースー」
絵里「クスッ、おやすみ希」チュッ
絵里「ただいまー。って寝てるわよね」
希「スー…スー…」
ギシッ
絵里「希…。ごめんね…」
希「ん…、エリ…チ?」
絵里「ごめんなさい。起こしちゃった?」
希「おかえり」
絵里「ただいま。ごめんね。今日も残業で…」
希「ええんよ…。ご飯出来てるから温めて食べて…な…スースー」
絵里「クスッ、おやすみ希」チュッ
43: 2014/08/18(月) 20:13:19.49 ID:YVoMfYuS.net
希「ん…」ムク
希「…あれ?エリチ…もう出たんかな」
カチャ
絵里「おはよう希」
希「エリチ!なんで…」
絵里「今日は早く目覚めたから朝ごはんたまには作ろうかなって」
希「エリチ昨日も遅かったのにそんなん悪いやん…」
絵里「いいのよ。いつも家事は希にまかせっきりだったじゃない。ほら顔洗ってきて。もうできるから」
希「うん」
希「久しぶりのエリチのご飯、やっぱ美味しい」
絵里「そう?良かった。そういえば来週希の誕生日でしょ。その日は早く帰れそうだから久しぶりに外食しない?」
希「え?仕事ええの?」
絵里「その日までには何とかまとまって落ち着きそうなの。だから、ねっ、行きましょ」
希「うん!」
希「…あれ?エリチ…もう出たんかな」
カチャ
絵里「おはよう希」
希「エリチ!なんで…」
絵里「今日は早く目覚めたから朝ごはんたまには作ろうかなって」
希「エリチ昨日も遅かったのにそんなん悪いやん…」
絵里「いいのよ。いつも家事は希にまかせっきりだったじゃない。ほら顔洗ってきて。もうできるから」
希「うん」
希「久しぶりのエリチのご飯、やっぱ美味しい」
絵里「そう?良かった。そういえば来週希の誕生日でしょ。その日は早く帰れそうだから久しぶりに外食しない?」
希「え?仕事ええの?」
絵里「その日までには何とかまとまって落ち着きそうなの。だから、ねっ、行きましょ」
希「うん!」
49: 2014/08/18(月) 20:43:17.39 ID:YVoMfYuS.net
希「おはようございます」
同僚「おはよう。あれ、なんか良いことあった?」
希「ちょっと…ね。ニコニコ」
同僚「気になる~。男?男でしょ?」
希「違いますよー。クスクス」
絵里「おはようございます」
後輩「おはようございます!昨日は本当に…」
絵里「もうそのことは本当に気にしてないから、ね。早く今の仕事片付けちゃいましょ」
後輩「はい!」
同僚「おはよう。あれ、なんか良いことあった?」
希「ちょっと…ね。ニコニコ」
同僚「気になる~。男?男でしょ?」
希「違いますよー。クスクス」
絵里「おはようございます」
後輩「おはようございます!昨日は本当に…」
絵里「もうそのことは本当に気にしてないから、ね。早く今の仕事片付けちゃいましょ」
後輩「はい!」
50: 2014/08/18(月) 20:49:15.31 ID:YVoMfYuS.net
6月9日
絵里「ふわぁ~…。おはよ…希」
希「おはよエリチ。うちもう出るけどご飯できてるから」
絵里「…うん」
希「行ってきまー…っ!?」
ギュッ
希「え、エリチ!?」
絵里「お誕生日おめでとう希。0時ぴったりに言えなかったのが悔しいけど…」
希「エリチ…。ありがとう」
絵里「今日は早く帰るから」
希「うん…」
チュッ
絵里「ふわぁ~…。おはよ…希」
希「おはよエリチ。うちもう出るけどご飯できてるから」
絵里「…うん」
希「行ってきまー…っ!?」
ギュッ
希「え、エリチ!?」
絵里「お誕生日おめでとう希。0時ぴったりに言えなかったのが悔しいけど…」
希「エリチ…。ありがとう」
絵里「今日は早く帰るから」
希「うん…」
チュッ
54: 2014/08/18(月) 21:00:42.10 ID:YVoMfYuS.net
カタカタカタ ターン
絵里「ふぅ…よし、終わった」
後輩「お疲れ様です。今日は定時なんですね」
絵里「ええ。ちょっと大事な用事があってね。友人の…、好きな人の誕生日なのよ」
後輩「そう…なんですか。じゃあ早く帰らないとですね!」
絵里「そうなのよ。それじゃあお先に…」
部長「おい!」
後輩「は、はい!」
部長「この資料全然違うやつじゃないか!明日までに必要なものなのにどうするんだよ!」
後輩「すいません!今日中に終わらせますので!」
部長「この量一人じゃ終わらないだろ、絢瀬、お前残って手伝ってやってくれ」
後輩「え、あ、でも先輩は今日大切な…」
絵里「…わかりました。二人でやったほうが早いと思うので」
絵里「ふぅ…よし、終わった」
後輩「お疲れ様です。今日は定時なんですね」
絵里「ええ。ちょっと大事な用事があってね。友人の…、好きな人の誕生日なのよ」
後輩「そう…なんですか。じゃあ早く帰らないとですね!」
絵里「そうなのよ。それじゃあお先に…」
部長「おい!」
後輩「は、はい!」
部長「この資料全然違うやつじゃないか!明日までに必要なものなのにどうするんだよ!」
後輩「すいません!今日中に終わらせますので!」
部長「この量一人じゃ終わらないだろ、絢瀬、お前残って手伝ってやってくれ」
後輩「え、あ、でも先輩は今日大切な…」
絵里「…わかりました。二人でやったほうが早いと思うので」
59: 2014/08/18(月) 21:06:41.13 ID:YVoMfYuS.net
後輩「すいません!私のせいで…!」
絵里「謝る前に手動かす」
後輩「は、はい」
カタカタカタ
希「お疲れ様です」
同僚「お疲れ~、今日東條さん誕生日でしょ?どう?一杯」
希「気持ちはありがたいんですけど今日実は用事が…」
同僚「ははーん、やっぱ誕生日は恋人と過ごしたいわよね~」
希「だからそんなんじゃないですよークスクス。お先に失礼します」
同僚「お疲れー」
ピカピカ
希「ん…?エリチからメール?」
『ごめんなさい…。急な仕事を頼まれて少し遅れそうです…」
希「ふふ、エリチらしい」
絵里「謝る前に手動かす」
後輩「は、はい」
カタカタカタ
希「お疲れ様です」
同僚「お疲れ~、今日東條さん誕生日でしょ?どう?一杯」
希「気持ちはありがたいんですけど今日実は用事が…」
同僚「ははーん、やっぱ誕生日は恋人と過ごしたいわよね~」
希「だからそんなんじゃないですよークスクス。お先に失礼します」
同僚「お疲れー」
ピカピカ
希「ん…?エリチからメール?」
『ごめんなさい…。急な仕事を頼まれて少し遅れそうです…」
希「ふふ、エリチらしい」
65: 2014/08/18(月) 21:21:29.61 ID:YVoMfYuS.net
絵里「ふぅー…チラッ(19時か…)」
後輩「あの先輩はあとは自分で…」
絵里「まだこんなにあるのに一人でやるなんて明日になっちゃうわよ。ほら早く終わらせましょ」
後輩「でも…あの私ほかに残ってる人で誰か頼めないか聞いてみます!」
絵里「そんな…いいわよ」
後輩「ダメです!誕生日は1年に1回なんですよ!一緒に祝わないと!」
絵里「ありがとう」
後輩「いえ…もとはといえば私のせいですから…」
後輩「あの先輩はあとは自分で…」
絵里「まだこんなにあるのに一人でやるなんて明日になっちゃうわよ。ほら早く終わらせましょ」
後輩「でも…あの私ほかに残ってる人で誰か頼めないか聞いてみます!」
絵里「そんな…いいわよ」
後輩「ダメです!誕生日は1年に1回なんですよ!一緒に祝わないと!」
絵里「ありがとう」
後輩「いえ…もとはといえば私のせいですから…」
66: 2014/08/18(月) 21:28:25.89 ID:YVoMfYuS.net
カタカタカタ
絵里「どうだった?」
後輩「…みんな自分の仕事で手一杯だって…」
絵里「そう…じゃあしょうがないわね。二人で片付けましょ」
後輩「でも…!」
絵里「ほら、口じゃなくて手動かして。いつまで経っても終わらないわよ」
後輩「すいません…」
カタカタカタ
希「…エリチの…うそつき…」
プルルルル
希「もしもし…」
にこ「あ、希?絵里に電話しても出ないから…ってあんた泣いてんの…?」
希「泣いて…へんよ…」
にこ「あー…今出てこれない?真姫と凛と花陽でご飯食べてるんだけど…」
希「…行く」
絵里「どうだった?」
後輩「…みんな自分の仕事で手一杯だって…」
絵里「そう…じゃあしょうがないわね。二人で片付けましょ」
後輩「でも…!」
絵里「ほら、口じゃなくて手動かして。いつまで経っても終わらないわよ」
後輩「すいません…」
カタカタカタ
希「…エリチの…うそつき…」
プルルルル
希「もしもし…」
にこ「あ、希?絵里に電話しても出ないから…ってあんた泣いてんの…?」
希「泣いて…へんよ…」
にこ「あー…今出てこれない?真姫と凛と花陽でご飯食べてるんだけど…」
希「…行く」
71: 2014/08/18(月) 21:37:44.57 ID:YVoMfYuS.net
絵里「はぁ…はぁ…21時とか…怒ってるわよね絶対…」
ガチャ
絵里「希…?いないの?」パチ
絵里「希…?」
「「「「かんぱーい」」」」
凛「久しぶりにみんなに会った気がするよー」
希「あれ?凛ちゃん、にゃーは卒業したん?」
凛「もう大学生だからね!」
花陽「たまに出てるけどね…クスクス」
凛「しょうがないにゃー!…あ」
真姫「ダメね」
希、花陽「クスクス」
にこ「希…、本当に良かったの?」
希「え?」
ガチャ
絵里「希…?いないの?」パチ
絵里「希…?」
「「「「かんぱーい」」」」
凛「久しぶりにみんなに会った気がするよー」
希「あれ?凛ちゃん、にゃーは卒業したん?」
凛「もう大学生だからね!」
花陽「たまに出てるけどね…クスクス」
凛「しょうがないにゃー!…あ」
真姫「ダメね」
希、花陽「クスクス」
にこ「希…、本当に良かったの?」
希「え?」
76: 2014/08/18(月) 21:48:59.55 ID:YVoMfYuS.net
にこ「だって今日あんた誕生日でしょ…」
凛「そういえばそうだったにゃー!」
真姫「私は覚えてたけどね。だから私は誘うのやめようって言ったのに。どうせ絵里と過ごしてるんだから…」
花陽「真姫ちゃん!」
真姫「う゛ぇえ!」
希「ええんよ…。どうせエリチは仕事やったから」
にこ「はぁー…、前も行ったけど一緒に住む必要あるの?それ」
花陽「にこちゃん…!」
希「どうなんやろ…。エリチにとってうちと一緒に住むのは負担なのかもって思うこともあるんよ…」
にこ「絵里じゃなくてあんたはどうなの希。絵里と暮らしても本当は辛いだけなんじゃないの?」
真姫「にこちゃん!それ以上は!」
花陽「そうだよ!それ以上は二人の問題なんだから!って凛ちゃん!それ私が注文したおにぎりー!」
凛「にゃ?」
凛「そういえばそうだったにゃー!」
真姫「私は覚えてたけどね。だから私は誘うのやめようって言ったのに。どうせ絵里と過ごしてるんだから…」
花陽「真姫ちゃん!」
真姫「う゛ぇえ!」
希「ええんよ…。どうせエリチは仕事やったから」
にこ「はぁー…、前も行ったけど一緒に住む必要あるの?それ」
花陽「にこちゃん…!」
希「どうなんやろ…。エリチにとってうちと一緒に住むのは負担なのかもって思うこともあるんよ…」
にこ「絵里じゃなくてあんたはどうなの希。絵里と暮らしても本当は辛いだけなんじゃないの?」
真姫「にこちゃん!それ以上は!」
花陽「そうだよ!それ以上は二人の問題なんだから!って凛ちゃん!それ私が注文したおにぎりー!」
凛「にゃ?」
79: 2014/08/18(月) 21:57:33.19 ID:YVoMfYuS.net
花陽「か・え・し・てー」グイグイ
凛「か、かよちん、痛い、痛いにゃー」
真姫「ちょっ、ちょっと…!やめなさいよ!二人とも!」
希「わからんよ…でも…苦しくて苦しくてどうしようもないことくらい誰にもあるやろ…」
にこ「希…」
ガチャ
絵里「…おかえり」
希「エリチ…、起きてたん?」
絵里「うん…。どっか行ってたの?」
希「うん。ちょっと…」
絵里「そう…。あの…ごめんなさい…。ケーキ買って来たから一緒に…」
希「ごめん。疲れてるから先に寝るね」
絵里「あ…、うん」
凛「か、かよちん、痛い、痛いにゃー」
真姫「ちょっ、ちょっと…!やめなさいよ!二人とも!」
希「わからんよ…でも…苦しくて苦しくてどうしようもないことくらい誰にもあるやろ…」
にこ「希…」
ガチャ
絵里「…おかえり」
希「エリチ…、起きてたん?」
絵里「うん…。どっか行ってたの?」
希「うん。ちょっと…」
絵里「そう…。あの…ごめんなさい…。ケーキ買って来たから一緒に…」
希「ごめん。疲れてるから先に寝るね」
絵里「あ…、うん」
87: 2014/08/18(月) 22:13:44.24 ID:YVoMfYuS.net
チュンチュン
ガチャ
絵里「おはよ…」
希「おはよう」
絵里「あの…、昨日はほんとごめんなさい!どうしても仕事が終わらなくて…」
希「ええよ別に」
絵里「だからあの…今日こそは一緒に…!」
希「もうええよ」
絵里「え…」
希「もうええ…もう…待ってるんは疲れた…」
絵里「希…、ごめん!ごめんなさい!今日は絶対…!」
希「エリチ…、うちらなんで一緒に住んでるん…?」
絵里「希…?」
希「うちはエリチのなんなん…?もう…エリチと一緒におるんの苦しい…」
絵里「希…」
ガチャ
絵里「おはよ…」
希「おはよう」
絵里「あの…、昨日はほんとごめんなさい!どうしても仕事が終わらなくて…」
希「ええよ別に」
絵里「だからあの…今日こそは一緒に…!」
希「もうええよ」
絵里「え…」
希「もうええ…もう…待ってるんは疲れた…」
絵里「希…、ごめん!ごめんなさい!今日は絶対…!」
希「エリチ…、うちらなんで一緒に住んでるん…?」
絵里「希…?」
希「うちはエリチのなんなん…?もう…エリチと一緒におるんの苦しい…」
絵里「希…」
95: 2014/08/18(月) 22:22:01.21 ID:YVoMfYuS.net
ピンポーン
にこ「はいはーい。誰よこんな朝早くに」 ガチャ
希「にこっち…」
にこ「希、どうしたの」
希「…グス…うっ…ふぅ…あんなこと言うつもりやなかったのに…なのに…」
にこ「えっ…!?ちょ、人ん家の前で急に泣かないでよ!」グイ
希「ごめん…ごめんにこっち…」
にこ「はぁ…まったくなんでこうなるのよ…」
絵里「…ボー」
部長「…瀬!」
絵里「…」
部長「おい!綾瀬!」
絵里「は、はい!」
部長「なにぼーっとしてんだ。これ明日使う資料今日中にまとめといてくれよ」
絵里「…はい」
にこ「はいはーい。誰よこんな朝早くに」 ガチャ
希「にこっち…」
にこ「希、どうしたの」
希「…グス…うっ…ふぅ…あんなこと言うつもりやなかったのに…なのに…」
にこ「えっ…!?ちょ、人ん家の前で急に泣かないでよ!」グイ
希「ごめん…ごめんにこっち…」
にこ「はぁ…まったくなんでこうなるのよ…」
絵里「…ボー」
部長「…瀬!」
絵里「…」
部長「おい!綾瀬!」
絵里「は、はい!」
部長「なにぼーっとしてんだ。これ明日使う資料今日中にまとめといてくれよ」
絵里「…はい」
101: 2014/08/18(月) 22:30:07.38 ID:YVoMfYuS.net
後輩「先輩大丈夫ですか…?」
絵里「え、ええ…。ダメね。仕事に集中しないと」
後輩「昨日やっぱり私のせいでなにか…」
絵里「違うわよ。ほら早く自分の仕事に戻って」
後輩「…はい」
絵里「…ふぅ…」
にこ「なるほど…ね」
希「絶対エリチに重い女って思われた…」
にこ「まあいいんじゃない。たまにはわがまま言うのも」
希「にこっちに頼ってまう自分も情けないし…」
にこ「なによそれ、追い返すわよ」
希「だって…」
にこ「はぁ…、まあ少し離れてみたほうがお互いの大切さわかるわよ」
希「にこっちの体験談か…」
にこ「なっ!ち、違うわよ!ほんとに追い返すわよ!」
絵里「え、ええ…。ダメね。仕事に集中しないと」
後輩「昨日やっぱり私のせいでなにか…」
絵里「違うわよ。ほら早く自分の仕事に戻って」
後輩「…はい」
絵里「…ふぅ…」
にこ「なるほど…ね」
希「絶対エリチに重い女って思われた…」
にこ「まあいいんじゃない。たまにはわがまま言うのも」
希「にこっちに頼ってまう自分も情けないし…」
にこ「なによそれ、追い返すわよ」
希「だって…」
にこ「はぁ…、まあ少し離れてみたほうがお互いの大切さわかるわよ」
希「にこっちの体験談か…」
にこ「なっ!ち、違うわよ!ほんとに追い返すわよ!」
106: 2014/08/18(月) 22:37:29.08 ID:YVoMfYuS.net
後輩「お疲れさまです」
絵里「お疲れ。あ、良かったら一杯どう?」
後輩「え?でも」
絵里「なんかまっすぐ家に帰りづらくて…ハハ…」
後輩「先輩…。…わかりました!行きましょう!手伝ってもらった御礼に私がおごりますよ!」
絵里「わー本当?嬉しいわー」
にこ「…帰らないの?」
希「なんか帰りづらいやん…あんなこと言ってしもうた手前…」
にこ「まあ私はいいけど…、喧嘩は長引くほど仲直りまで難しくなるわよ」
希「わかってるわ…。にこっちのアホ…」
にこ「八つ当たりしないでよ…」
絵里「お疲れ。あ、良かったら一杯どう?」
後輩「え?でも」
絵里「なんかまっすぐ家に帰りづらくて…ハハ…」
後輩「先輩…。…わかりました!行きましょう!手伝ってもらった御礼に私がおごりますよ!」
絵里「わー本当?嬉しいわー」
にこ「…帰らないの?」
希「なんか帰りづらいやん…あんなこと言ってしもうた手前…」
にこ「まあ私はいいけど…、喧嘩は長引くほど仲直りまで難しくなるわよ」
希「わかってるわ…。にこっちのアホ…」
にこ「八つ当たりしないでよ…」
112: 2014/08/18(月) 22:48:44.05 ID:YVoMfYuS.net
絵里「っはー!おかわり!」
後輩「先輩、もう飲みすぎですよ…!」
絵里「大丈夫よ。私お酒は強いほうなんだから」
後輩「あ、ほら、もうフラフラじゃないですか…。お会計、お会計お願いします!」
絵里「えー!まだ飲みたいのにー!」
「ありがとうございましたー!」
絵里「もう1軒行くわよ!」
後輩「えぇ!?た、タクシー!」
キキーッ バタン
後輩「先輩、あの家の場所…」
絵里「家には帰らないわよ!…帰れないわよ…うぅ…グス…グス」
後輩「…じゃあとりあえず~まで…」
後輩「先輩、もう飲みすぎですよ…!」
絵里「大丈夫よ。私お酒は強いほうなんだから」
後輩「あ、ほら、もうフラフラじゃないですか…。お会計、お会計お願いします!」
絵里「えー!まだ飲みたいのにー!」
「ありがとうございましたー!」
絵里「もう1軒行くわよ!」
後輩「えぇ!?た、タクシー!」
キキーッ バタン
後輩「先輩、あの家の場所…」
絵里「家には帰らないわよ!…帰れないわよ…うぅ…グス…グス」
後輩「…じゃあとりあえず~まで…」
117: 2014/08/18(月) 22:58:36.53 ID:YVoMfYuS.net
後輩「先輩…大丈夫ですか…?はぁ…はぁ…」
絵里「うーん…」ドサッ
後輩「はぁ…。先輩とりあえずお水…」
絵里「ごめ…ん」
後輩「え?」
絵里「ごめん…なさい…希…。嫌いに…ならないで…」
後輩「先輩…(涙が…)」スッ
にこ「いないと思ったらこんなところで何してるのよ」
希「なんや今日は珍しく星が綺麗やなーって思って」
にこ「梅雨時期なのに星が見えるって確かに珍しいわね」
希「早く仲直りせなあかんよって神様が言ってるんかも」
にこ「どうだか」
希「そこは「うん」やろにこっち」
にこ「あー、寝よ寝よ」ガラッ
希「エリチ…何してるんかな…」
絵里「うーん…」ドサッ
後輩「はぁ…。先輩とりあえずお水…」
絵里「ごめ…ん」
後輩「え?」
絵里「ごめん…なさい…希…。嫌いに…ならないで…」
後輩「先輩…(涙が…)」スッ
にこ「いないと思ったらこんなところで何してるのよ」
希「なんや今日は珍しく星が綺麗やなーって思って」
にこ「梅雨時期なのに星が見えるって確かに珍しいわね」
希「早く仲直りせなあかんよって神様が言ってるんかも」
にこ「どうだか」
希「そこは「うん」やろにこっち」
にこ「あー、寝よ寝よ」ガラッ
希「エリチ…何してるんかな…」
124: 2014/08/18(月) 23:18:07.65 ID:YVoMfYuS.net
絵里「ん…希…?」グイッ
後輩「きゃっ…!」ドサッ
絵里「希…帰ってきてくれたの…?」
後輩「せ、先輩…!」
絵里「好きよ…希…大好き…」
後輩「っ…んぅ」
絵里「…ん…ちゅ」
後輩「せん…ぱ…んんっ!?」
ゴソゴソ
絵里「希…好き…」
後輩「先輩っ…!」
絵里「…スースー…」
後輩「先輩…?はぁ…、先輩飲むとキス魔になるのかな…」
絵里「スースー」
後輩「希…か…。わかってたけど…やっぱきついな…」
後輩「きゃっ…!」ドサッ
絵里「希…帰ってきてくれたの…?」
後輩「せ、先輩…!」
絵里「好きよ…希…大好き…」
後輩「っ…んぅ」
絵里「…ん…ちゅ」
後輩「せん…ぱ…んんっ!?」
ゴソゴソ
絵里「希…好き…」
後輩「先輩っ…!」
絵里「…スースー…」
後輩「先輩…?はぁ…、先輩飲むとキス魔になるのかな…」
絵里「スースー」
後輩「希…か…。わかってたけど…やっぱきついな…」
127: 2014/08/18(月) 23:33:23.57 ID:YVoMfYuS.net
絵里「…ん…ふわぁー…。いったぁ…。頭ガンガンする…」
絵里「ん?ここ…どこ…?」
後輩「あ…おはようございます…」
絵里「っ!?」ズザザッ
後輩「先輩?」
絵里「え、えーっと…、あの…ごめんなさい!私なんか迷惑かけたみたいで…!」
後輩「大丈夫ですよ。あ、お水持ってきます」
絵里「えっと…その…」
後輩「…?あぁ、大丈夫ですよ、先輩家着いてすぐ寝ちゃいましたから特になにもありません(キス以外は…)」
絵里「そ、そう…ホッ。あ、わ、私帰るわね!」ガタタッ
後輩「え、あ、でもお水…」
絵里「あ、ありがとう!でも、シャ、シャワーも浴びたいし…。そ、それじゃあまた会社で…!ほんとにごめんなさい!」バタン
絵里「あーもう…!こんなときに飲みすぎて後輩の家に転がりこむとか…私って本当…」ガチャ
絵里「希…やっぱり帰ってない…か…」
絵里「ん?ここ…どこ…?」
後輩「あ…おはようございます…」
絵里「っ!?」ズザザッ
後輩「先輩?」
絵里「え、えーっと…、あの…ごめんなさい!私なんか迷惑かけたみたいで…!」
後輩「大丈夫ですよ。あ、お水持ってきます」
絵里「えっと…その…」
後輩「…?あぁ、大丈夫ですよ、先輩家着いてすぐ寝ちゃいましたから特になにもありません(キス以外は…)」
絵里「そ、そう…ホッ。あ、わ、私帰るわね!」ガタタッ
後輩「え、あ、でもお水…」
絵里「あ、ありがとう!でも、シャ、シャワーも浴びたいし…。そ、それじゃあまた会社で…!ほんとにごめんなさい!」バタン
絵里「あーもう…!こんなときに飲みすぎて後輩の家に転がりこむとか…私って本当…」ガチャ
絵里「希…やっぱり帰ってない…か…」
129: 2014/08/18(月) 23:43:50.17 ID:YVoMfYuS.net
希「おはようございます」
同僚「おはよう。誕生日、どうだった?このこのー」
希「…。楽しかったですよー。ケーキ用意して待っててくれて…」
同僚「いいなー。あー私も彼氏欲しい~」
希「…」
園児「のじょみせんせ」
希「ん?」
園児「どこかいたいいたいなの?」
希「そんなことないよー、どうして?」
園児「だって泣いちゃうお顔してるから」
希「そう…かな?」
園児「うん。だからね、わたしがいたいのいたいのとんだけーしてあげるね。いたいのいたいのとんでけー!」
希「ありがとね…」
同僚「おはよう。誕生日、どうだった?このこのー」
希「…。楽しかったですよー。ケーキ用意して待っててくれて…」
同僚「いいなー。あー私も彼氏欲しい~」
希「…」
園児「のじょみせんせ」
希「ん?」
園児「どこかいたいいたいなの?」
希「そんなことないよー、どうして?」
園児「だって泣いちゃうお顔してるから」
希「そう…かな?」
園児「うん。だからね、わたしがいたいのいたいのとんだけーしてあげるね。いたいのいたいのとんでけー!」
希「ありがとね…」
132: 2014/08/18(月) 23:49:44.93 ID:YVoMfYuS.net
園児「いたいのとんでったー?」
希「うん!もう元気だよ!ほら!」
園児「やったー!」
園児B「のじょみせんせー!くらえー!おっOい攻撃ー!」わしっ!
希「こらー!やったなー!」
園児「こらー!」
希「(子供は鋭いなぁ…隠してもすぐバレてまう…。シャキっとせんと…!)」
「絢瀬さん、1番に電話」
絵里「はい。もしもし?」
にこ「もしもし?私。にこだけど」
絵里「にこ?どうしたの?」
にこ「携帯かけても繋がらないから…。昼休みでも外出てこれない?話があるの」
絵里「え…、うん。いいけど」
希「うん!もう元気だよ!ほら!」
園児「やったー!」
園児B「のじょみせんせー!くらえー!おっOい攻撃ー!」わしっ!
希「こらー!やったなー!」
園児「こらー!」
希「(子供は鋭いなぁ…隠してもすぐバレてまう…。シャキっとせんと…!)」
「絢瀬さん、1番に電話」
絵里「はい。もしもし?」
にこ「もしもし?私。にこだけど」
絵里「にこ?どうしたの?」
にこ「携帯かけても繋がらないから…。昼休みでも外出てこれない?話があるの」
絵里「え…、うん。いいけど」
140: 2014/08/19(火) 00:09:15.97 ID:EsOdn+fd.net
絵里「にこ!久しぶり」
にこ「久しぶり」
「ご注文は?」
絵里「アイスコーヒーで」
「かしこまりました」
絵里「どうしたの?急に」
にこ「どうしたもこうしたも、希よ」
絵里「え…?希…?」
にこ「うちに今泊まってるのよ」
絵里「あ…、そうなんだ…。にこの家に…そっか…良かった…」
にこ「あのさ、私が口出すのもどうかと思ったんだけど、絵里はこれからどうしたの?」
絵里「え?」
にこ「ずっと一緒にってわけにもいかないでしょ。お互いこの先彼氏とかできたらどうするのよ」
絵里「彼氏…考えたこともなかったわ」
にこ「はぁ…。じゃあ希と一生一緒に暮らしていくとしてどうなりたいの?」
にこ「久しぶり」
「ご注文は?」
絵里「アイスコーヒーで」
「かしこまりました」
絵里「どうしたの?急に」
にこ「どうしたもこうしたも、希よ」
絵里「え…?希…?」
にこ「うちに今泊まってるのよ」
絵里「あ…、そうなんだ…。にこの家に…そっか…良かった…」
にこ「あのさ、私が口出すのもどうかと思ったんだけど、絵里はこれからどうしたの?」
絵里「え?」
にこ「ずっと一緒にってわけにもいかないでしょ。お互いこの先彼氏とかできたらどうするのよ」
絵里「彼氏…考えたこともなかったわ」
にこ「はぁ…。じゃあ希と一生一緒に暮らしていくとしてどうなりたいの?」
141: 2014/08/19(火) 00:18:33.73 ID:EsOdn+fd.net
絵里「どうなりたいってそれは…」
にこ「じゃあ一緒に住むって決めたのはどうして?」
絵里「それは…」
ピンポーン ガチャ
希「エリチ…」
絵里「大丈夫?風邪?」
希「うん…」
絵里「熱は?まだありそう?」
希「うん…。ごめんなわざわざ…」
絵里「いいわよ。それより寝てなさい。朝ごはんまだでしょ?何か作ってあげる」
希「ありがとう…」
にこ「じゃあ一緒に住むって決めたのはどうして?」
絵里「それは…」
ピンポーン ガチャ
希「エリチ…」
絵里「大丈夫?風邪?」
希「うん…」
絵里「熱は?まだありそう?」
希「うん…。ごめんなわざわざ…」
絵里「いいわよ。それより寝てなさい。朝ごはんまだでしょ?何か作ってあげる」
希「ありがとう…」
143: 2014/08/19(火) 00:24:04.96 ID:EsOdn+fd.net
希「…はぁ…はぁ…」
絵里「ご飯食べて薬飲んだから少しは楽になると思うんだけど…」
希「ごめんエリチ…」
絵里「いいのよ。まったく希謝ってばっかじゃない」
希「ごめ…、ありがとうエリチ」
絵里「どういたしまして。それじゃあ私大学行くけどまたお昼に様子見に来るから」
希「ありがとう…」
絵里「ううん。じゃあ行ってきます」
希「行ってらっしゃいエリチ…」
ガチャ
絵里「希ー?ただいまー。どれどれ。あ、少し熱下がったわね」
希「うん。だいぶ楽になった」
絵里「良かったー。お昼うどんでいい?」
希「…」
絵里「希?」
絵里「ご飯食べて薬飲んだから少しは楽になると思うんだけど…」
希「ごめんエリチ…」
絵里「いいのよ。まったく希謝ってばっかじゃない」
希「ごめ…、ありがとうエリチ」
絵里「どういたしまして。それじゃあ私大学行くけどまたお昼に様子見に来るから」
希「ありがとう…」
絵里「ううん。じゃあ行ってきます」
希「行ってらっしゃいエリチ…」
ガチャ
絵里「希ー?ただいまー。どれどれ。あ、少し熱下がったわね」
希「うん。だいぶ楽になった」
絵里「良かったー。お昼うどんでいい?」
希「…」
絵里「希?」
149: 2014/08/19(火) 00:34:22.05 ID:EsOdn+fd.net
希「あ…、誰かに行ってらっしゃい言うんのも、ただいまって言われるんも久しぶりだったから感極まってしもた…ヘヘ」
絵里「希…」
希「風邪引くと途端に弱音はいてまうわ…ハハハ」
ギュッ
希「エリチ?風邪移って…」
絵里「そんなのいくらでも言ってあげるわよ…。行ってらっしゃい、も、ただいま、もいくらでも…」
希「エリチ…。ありがとう…」
絵里「私…何で忘れてたんだろう…」
にこ「近くにいすぎたせいで見えていたものが見えなくなってたのよ…それに一緒に住むっていう選択肢があるだけ幸せじゃない」
にこ「私は…私と真姫は…きっとずっと一緒にはいられないから…」
絵里「にこ…」
にこ「わ、私のことはどうでもいいのよ!それより早く仲直りしなさいよね!うちに居座られても困るのよ!」
絵里「ごめん…。ありがとうにこ」
にこ「ふ、ふん。お礼なら今度なんか高い物おごりなさいよ」
絵里「希…」
希「風邪引くと途端に弱音はいてまうわ…ハハハ」
ギュッ
希「エリチ?風邪移って…」
絵里「そんなのいくらでも言ってあげるわよ…。行ってらっしゃい、も、ただいま、もいくらでも…」
希「エリチ…。ありがとう…」
絵里「私…何で忘れてたんだろう…」
にこ「近くにいすぎたせいで見えていたものが見えなくなってたのよ…それに一緒に住むっていう選択肢があるだけ幸せじゃない」
にこ「私は…私と真姫は…きっとずっと一緒にはいられないから…」
絵里「にこ…」
にこ「わ、私のことはどうでもいいのよ!それより早く仲直りしなさいよね!うちに居座られても困るのよ!」
絵里「ごめん…。ありがとうにこ」
にこ「ふ、ふん。お礼なら今度なんか高い物おごりなさいよ」
155: 2014/08/19(火) 00:42:48.17 ID:EsOdn+fd.net
にこ「…はぁ、まったくなんで私が二人の仲とりもたないといけないのよ」タンタンタン
真姫「にこちゃん」
にこ「真姫!?なんでうちの前で!?」
真姫「話あって…。あがってもいい?」
にこ「…うん」
ガチャ バタン
真姫「ごめん、急に来て…」
にこ「別にいいけど…、話って…?」
真姫「あの…ね…あの…その…」
にこ「はぁ…、まったくなんでこうなるのよ…」
真姫「にこちゃん…?」
にこ「言い難いなら私から言うわよ…。もう会うのはやめましょう。合鍵も置いていって…」
真姫「え…?」
にこ「わかってたわよ…、あんた付き合うときからいつかこんな時が来るって…」
真姫「にこちゃん…」
真姫「にこちゃん」
にこ「真姫!?なんでうちの前で!?」
真姫「話あって…。あがってもいい?」
にこ「…うん」
ガチャ バタン
真姫「ごめん、急に来て…」
にこ「別にいいけど…、話って…?」
真姫「あの…ね…あの…その…」
にこ「はぁ…、まったくなんでこうなるのよ…」
真姫「にこちゃん…?」
にこ「言い難いなら私から言うわよ…。もう会うのはやめましょう。合鍵も置いていって…」
真姫「え…?」
にこ「わかってたわよ…、あんた付き合うときからいつかこんな時が来るって…」
真姫「にこちゃん…」
164: 2014/08/19(火) 01:03:06.78 ID:EsOdn+fd.net
にこ「だって真姫は大きな病院の娘で家を継いで、そしていつか誰かと結婚して跡継ぎを生まなきゃいけないんだもんね」
真姫「ちがっ!違うの!」
にこ「私とじゃ結婚も跡継ぎも出来ない…」
真姫「バカッ!」ギュッ
にこ「真姫…?」
真姫「にこちゃんのバカ!そんなことどうでもいいの!確かに病院も両親も大事だけどそれとこれとは話が別なの!」
にこ「でも…」
真姫「にこちゃんのこと本当に好きなの…、大好きなの…、だからそんなこと言わないでよ…」
にこ「真姫…」
真姫「私ね…、家の病院は継がない…」
にこ「え!?」
真姫「私はね…ずっと親の決めた道の上を歩いてきた…。習い事もたくさんして…、勉強も頑張って両親の自慢の娘でありたいとずっと思ってた」
真姫「でも…アイドルになりたいっていう道だけは親の決めた道から外れてて…、初めて父にも歯向かった…」
真姫「本当は最初はアイドルなんてすごく嫌だったけど…」
にこ「あはは…」
真姫「ちがっ!違うの!」
にこ「私とじゃ結婚も跡継ぎも出来ない…」
真姫「バカッ!」ギュッ
にこ「真姫…?」
真姫「にこちゃんのバカ!そんなことどうでもいいの!確かに病院も両親も大事だけどそれとこれとは話が別なの!」
にこ「でも…」
真姫「にこちゃんのこと本当に好きなの…、大好きなの…、だからそんなこと言わないでよ…」
にこ「真姫…」
真姫「私ね…、家の病院は継がない…」
にこ「え!?」
真姫「私はね…ずっと親の決めた道の上を歩いてきた…。習い事もたくさんして…、勉強も頑張って両親の自慢の娘でありたいとずっと思ってた」
真姫「でも…アイドルになりたいっていう道だけは親の決めた道から外れてて…、初めて父にも歯向かった…」
真姫「本当は最初はアイドルなんてすごく嫌だったけど…」
にこ「あはは…」
168: 2014/08/19(火) 01:20:08.58 ID:EsOdn+fd.net
真姫「でも…やってよかったってすごく思う。みんなと色んなこと経験して、ラブライブ!にも出て」
真姫「初めてみんなで何かを作り上げるのって楽しいって思えたの…」
にこ「真姫…」
真姫「だから…ね。将来のことも自分の意思で決めて自分で道を切り開きたいって思ったの」
にこ「だからって家を継がないって…」
真姫「このまま家の病院継いだらきっといつかまた両親に甘えてしまうもの…それに…もう決めたの…。ね、にこちゃん、私が大学卒業したら一緒に住もうよ…」
にこ「嫌よ…」
真姫「なっ、」
にこ「嫌…、一緒に住んだらもう離れられなくなるじゃない…っ」
真姫「…離れないわよ。ずっと一緒…。だからにこちゃんがこれからはずっとサンタさんやってよ…?」
にこ「バカ…」
真姫「初めてみんなで何かを作り上げるのって楽しいって思えたの…」
にこ「真姫…」
真姫「だから…ね。将来のことも自分の意思で決めて自分で道を切り開きたいって思ったの」
にこ「だからって家を継がないって…」
真姫「このまま家の病院継いだらきっといつかまた両親に甘えてしまうもの…それに…もう決めたの…。ね、にこちゃん、私が大学卒業したら一緒に住もうよ…」
にこ「嫌よ…」
真姫「なっ、」
にこ「嫌…、一緒に住んだらもう離れられなくなるじゃない…っ」
真姫「…離れないわよ。ずっと一緒…。だからにこちゃんがこれからはずっとサンタさんやってよ…?」
にこ「バカ…」
182: 2014/08/19(火) 02:23:44.51 ID:EsOdn+fd.net
希「…邪魔しちゃあかんし今日は家に帰ろうかな」
タンタンタン
希「ん?」
後輩「あ、すいません。ここって絢瀬さんのご自宅で合ってますか?」
希「そうですけど…、?」
後輩「(ご家族の方かな…?)あの、会社で渡せればよかったんですけど、渡しそびれてしまって…」
希「これ…エリチの」
後輩「せんぱ…、絵里さんが私の自宅に忘れていったものでして…」
希「え…?」
後輩「え?」
絵里「希!良かったー!帰ってきて…」
後輩「あ、先輩!」
絵里「え?あ、え?どうしてうちに?」
後輩「会社で渡そうと思ったんですけど先輩今日ずっと外出してたから渡しそびれてしまって…」
後輩「それで他の先輩に住所聞いて。上着忘れて行ってたので、今ご家族の方に」
タンタンタン
希「ん?」
後輩「あ、すいません。ここって絢瀬さんのご自宅で合ってますか?」
希「そうですけど…、?」
後輩「(ご家族の方かな…?)あの、会社で渡せればよかったんですけど、渡しそびれてしまって…」
希「これ…エリチの」
後輩「せんぱ…、絵里さんが私の自宅に忘れていったものでして…」
希「え…?」
後輩「え?」
絵里「希!良かったー!帰ってきて…」
後輩「あ、先輩!」
絵里「え?あ、え?どうしてうちに?」
後輩「会社で渡そうと思ったんですけど先輩今日ずっと外出してたから渡しそびれてしまって…」
後輩「それで他の先輩に住所聞いて。上着忘れて行ってたので、今ご家族の方に」
187: 2014/08/19(火) 02:35:24.09 ID:EsOdn+fd.net
絵里「あ…え…っと、ありがと…」
希「…」ガチャ バタン
絵里「あ、希!」
後輩「希?え、あ、すいません私!」
絵里「いいのよ…あなたの家に行ったのは事実だし…あとは私と彼女の問題だからごめん今日は帰ってくれる?」
後輩「すいません…!」
ガチャ バタン
絵里「希…」
希「なんなん…人が真剣に悩んでるときに浮気とかほんま…」
絵里「あなたが家を出て行った日にお酒を飲み過ぎしまって情けないけど、あの子に迷惑かけちゃってね、気づいたらあの子の家にいたの」
希「もう知らんわ…アホぉ…」
絵里「でも家に行っただけで何もなかったのよ、本当に。それは信じて、お願い」
希「嘘…、エリチ酔うとキス魔やん…」
絵里「…それは否定できないわね…でもキスは…したかもしれないけど…それはたぶん…ううんきっと希と間違えたの」
希「…」
希「…」ガチャ バタン
絵里「あ、希!」
後輩「希?え、あ、すいません私!」
絵里「いいのよ…あなたの家に行ったのは事実だし…あとは私と彼女の問題だからごめん今日は帰ってくれる?」
後輩「すいません…!」
ガチャ バタン
絵里「希…」
希「なんなん…人が真剣に悩んでるときに浮気とかほんま…」
絵里「あなたが家を出て行った日にお酒を飲み過ぎしまって情けないけど、あの子に迷惑かけちゃってね、気づいたらあの子の家にいたの」
希「もう知らんわ…アホぉ…」
絵里「でも家に行っただけで何もなかったのよ、本当に。それは信じて、お願い」
希「嘘…、エリチ酔うとキス魔やん…」
絵里「…それは否定できないわね…でもキスは…したかもしれないけど…それはたぶん…ううんきっと希と間違えたの」
希「…」
194: 2014/08/19(火) 02:46:02.39 ID:EsOdn+fd.net
絵里「だって私その日希のことですごく頭いっぱいだったもの…仕事中もぼーっとしちゃって上司にも怒られてね…テヘヘ」
希「エリチが…?」
絵里「うん…。それくらいあなたが出て行ったことがショックで辛かった…」
希「エリチ…」
絵里「だから帰ってきてくれてすごく嬉しい…。もう離れるなんて嫌よ…」
希「うちも…」
絵里「…ん?」
希「うちもずっとエリチのこと考えてた…。何してるのかな?、ちゃんとご飯食べてるかな?、朝起きれてるかな?って…」
絵里「なんか私…希いないとダメダメね…」
希「ふふっ…、でもそんなエリチだから好きなんよ。誰にも見せない弱さを私にだけはちゃんと見せてくれる、そんなエリチが」
絵里「希…ごめんね…私忘れてしまっていたの…。あなたに行ってらっしゃい、も、ただいま、もいっぱい言ってあげるって約束を…」
希「まったく自分で言っといて…クス」
絵里「ごめんなさい…」
希「エリチ…ただいま」
絵里「…おかえり、希」
希「エリチが…?」
絵里「うん…。それくらいあなたが出て行ったことがショックで辛かった…」
希「エリチ…」
絵里「だから帰ってきてくれてすごく嬉しい…。もう離れるなんて嫌よ…」
希「うちも…」
絵里「…ん?」
希「うちもずっとエリチのこと考えてた…。何してるのかな?、ちゃんとご飯食べてるかな?、朝起きれてるかな?って…」
絵里「なんか私…希いないとダメダメね…」
希「ふふっ…、でもそんなエリチだから好きなんよ。誰にも見せない弱さを私にだけはちゃんと見せてくれる、そんなエリチが」
絵里「希…ごめんね…私忘れてしまっていたの…。あなたに行ってらっしゃい、も、ただいま、もいっぱい言ってあげるって約束を…」
希「まったく自分で言っといて…クス」
絵里「ごめんなさい…」
希「エリチ…ただいま」
絵里「…おかえり、希」
201: 2014/08/19(火) 02:56:06.64 ID:EsOdn+fd.net
絵里「あ、そうだ。…これ」
希「ん?なーにこれ」
絵里「誕生日プレゼント。渡せなかったから」
希「開けてもええ?」
絵里「うん。気に入るかわからないけど…」
ガサゴソ
希「これ…」
絵里「うん、ペアリング」
希「でも…、こんなんプロポーズみたいやん…」
絵里「あら、ダメだった?」
希「ダメじゃないけど…」
絵里「希…、正式なものは無理だけどずっと、一生希と一緒にいたいと思ってる。だから私と結婚してくれませんか?」
希「そんなん…いいよ以外に答えなんてあるん…」
絵里「それもそうね。クスクス。好きよ希…」
希「うちも…大好きやエリチ…」
希「ん?なーにこれ」
絵里「誕生日プレゼント。渡せなかったから」
希「開けてもええ?」
絵里「うん。気に入るかわからないけど…」
ガサゴソ
希「これ…」
絵里「うん、ペアリング」
希「でも…、こんなんプロポーズみたいやん…」
絵里「あら、ダメだった?」
希「ダメじゃないけど…」
絵里「希…、正式なものは無理だけどずっと、一生希と一緒にいたいと思ってる。だから私と結婚してくれませんか?」
希「そんなん…いいよ以外に答えなんてあるん…」
絵里「それもそうね。クスクス。好きよ希…」
希「うちも…大好きやエリチ…」
206: 2014/08/19(火) 03:06:37.40 ID:EsOdn+fd.net
絵里「…ちゅっ…くちゅ」
希「ん…はぁ…あ、エリ…チ…待っ…」
絵里「ん?ダメ?」
希「ここ玄関やから…するならベッドがええ…」
絵里「ベッドまで希が我慢できたら…ね」
希「えっ…あっ!うそ…!エリ…チ!ダ…あっ…ん!」ガタン
穂乃果「あれ?私達忘れられてるような…?」
海未「なんのことです?」
穂乃果「私達出てないよ!なんで!酷いよ!一応主人公だよ!」
ことり「穂乃果ちゃん…」
続く…かも?
希「ん…はぁ…あ、エリ…チ…待っ…」
絵里「ん?ダメ?」
希「ここ玄関やから…するならベッドがええ…」
絵里「ベッドまで希が我慢できたら…ね」
希「えっ…あっ!うそ…!エリ…チ!ダ…あっ…ん!」ガタン
穂乃果「あれ?私達忘れられてるような…?」
海未「なんのことです?」
穂乃果「私達出てないよ!なんで!酷いよ!一応主人公だよ!」
ことり「穂乃果ちゃん…」
続く…かも?
214: 2014/08/19(火) 04:27:20.98 ID:EsOdn+fd.net
絵里「それじゃ…行ってきます」
希「行ってらっしゃいエリチ」
チュッ
これは二人の身に起きたスピリチュアルなお話
ガサガサ
絵里「ん?」
チラッ
??「やんっ!」
絵里「え?希…?にしては小さいしわね…」
??「ジー…」
絵里「子供?お母さんは?どうしたの?名前は?」
??「…ブルブル」
絵里「困ったわね…とりあえず交番に…」ギュッ
希「行ってらっしゃいエリチ」
チュッ
これは二人の身に起きたスピリチュアルなお話
ガサガサ
絵里「ん?」
チラッ
??「やんっ!」
絵里「え?希…?にしては小さいしわね…」
??「ジー…」
絵里「子供?お母さんは?どうしたの?名前は?」
??「…ブルブル」
絵里「困ったわね…とりあえず交番に…」ギュッ
219: 2014/08/19(火) 05:04:29.29 ID:EsOdn+fd.net
絵里「ただいま」
希「おかえりってさっき出たばっかりやん」
絵里「行く途中でこの子に会ったんだけど手離してくれなくて…」
??「…うー…」
希「子供?動物の耳に尻尾って、親の趣味なんかな?それとも本物?」グイ
??「やっ!」
絵里「あ、こら、暴れないの」
??「…くちゅん!」
希「濡れてるし、お風呂入れてあげたほうがよさそうやね。このままじゃ風邪ひいてまうよ」
絵里「そうね」
??「…?」
絵里「ほら、ばんざーいして。わかる?ばんざーい」
??「ん」
絵里「そうそう。偉い偉い」
希「おかえりってさっき出たばっかりやん」
絵里「行く途中でこの子に会ったんだけど手離してくれなくて…」
??「…うー…」
希「子供?動物の耳に尻尾って、親の趣味なんかな?それとも本物?」グイ
??「やっ!」
絵里「あ、こら、暴れないの」
??「…くちゅん!」
希「濡れてるし、お風呂入れてあげたほうがよさそうやね。このままじゃ風邪ひいてまうよ」
絵里「そうね」
??「…?」
絵里「ほら、ばんざーいして。わかる?ばんざーい」
??「ん」
絵里「そうそう。偉い偉い」
220: 2014/08/19(火) 05:08:26.59 ID:EsOdn+fd.net
希「なんかエリチお父さんみたい。クスクス」
絵里「じゃあ希はお母さんね」
??「…?」
希「じゃあ、この子はうちらの子供?」
絵里「そうかもね。どことなく希に似てるし」
希「そうかな?」
??「…くしゅん!」
希「ほらはよ入れてあげな、ほんまに風邪ひいてまうよ」
絵里「あ、そうだったわ」
絵里「髪流すから目つぶってるのよ」
??「んー!」
絵里「そうそう偉い」
??「ブルブルブル」ビシャッ
絵里「うわっぷ!本当に動物なんだか人間なんだかわからないわね」
絵里「じゃあ希はお母さんね」
??「…?」
希「じゃあ、この子はうちらの子供?」
絵里「そうかもね。どことなく希に似てるし」
希「そうかな?」
??「…くしゅん!」
希「ほらはよ入れてあげな、ほんまに風邪ひいてまうよ」
絵里「あ、そうだったわ」
絵里「髪流すから目つぶってるのよ」
??「んー!」
絵里「そうそう偉い」
??「ブルブルブル」ビシャッ
絵里「うわっぷ!本当に動物なんだか人間なんだかわからないわね」
238: 2014/08/19(火) 13:17:25.61 ID:EsOdn+fd.net
モフモフ
絵里「やっぱり尻尾も耳も本物なのね」
??「…えーち?」
絵里「え?」
??「…えぃち?」
絵里「(もしかして私の名前呼んでるのかしら?)」
絵里「なーに?」
??「…ふふっ」
絵里「なーににこにこして。(ほんと見ればみるほど希にそっくりだわ。クスクス)」
??「…ありあと…」ギュッ
絵里「…どういたしまして」
希「あ、お疲れエリチ。それよりエリチ仕事良かったん?」
絵里「仮病よ、仮病」
希「うちの誕生日のときは休んでくれんかったのになー」
絵里「うっ…。それは…」
絵里「やっぱり尻尾も耳も本物なのね」
??「…えーち?」
絵里「え?」
??「…えぃち?」
絵里「(もしかして私の名前呼んでるのかしら?)」
絵里「なーに?」
??「…ふふっ」
絵里「なーににこにこして。(ほんと見ればみるほど希にそっくりだわ。クスクス)」
??「…ありあと…」ギュッ
絵里「…どういたしまして」
希「あ、お疲れエリチ。それよりエリチ仕事良かったん?」
絵里「仮病よ、仮病」
希「うちの誕生日のときは休んでくれんかったのになー」
絵里「うっ…。それは…」
239: 2014/08/19(火) 13:25:41.46 ID:EsOdn+fd.net
希「冗談やで。クスクス」
絵里「希のは冗談に聞こえないのよ…」
希「それでこの子どうするん?」
絵里「そうね…、耳も尻尾も本物みたいだし親がいるのかどうかすらもわからないわよね…」
希「警察に行ったら好奇の目にさらされそうやしな」
絵里「うーん…」
希「しばらく預かって飼い主か親探したほうが良さそうやね」
絵里「そうね」
??「…?」
絵里「こらー!希ー!」
のん「やーん!」バタバタバタ
希「エリチ…その名前でその子呼ぶんはやめて言うたやん…」
絵里「なんか希に似てるからつい…ね。テヘヘ」
絵里「希のは冗談に聞こえないのよ…」
希「それでこの子どうするん?」
絵里「そうね…、耳も尻尾も本物みたいだし親がいるのかどうかすらもわからないわよね…」
希「警察に行ったら好奇の目にさらされそうやしな」
絵里「うーん…」
希「しばらく預かって飼い主か親探したほうが良さそうやね」
絵里「そうね」
??「…?」
絵里「こらー!希ー!」
のん「やーん!」バタバタバタ
希「エリチ…その名前でその子呼ぶんはやめて言うたやん…」
絵里「なんか希に似てるからつい…ね。テヘヘ」
242: 2014/08/19(火) 13:52:49.25 ID:EsOdn+fd.net
希「まったく…」クイクイ
希「ん?どうしたの?」
のん「のじょみ、おなかしゅいた」
希「そういえばもうお昼やね。なんか作ろっか」
のん「うーん、おいちー!」
希「あーあ、口の周りべったりやん」
絵里「ふふっ」
希「どうしたん?急に笑って」
絵里「なんかこうしてると本当に家族みたいだなーって思って」
希「子供欲しくなったん?」
絵里「うーん、かもね」
希「そっか…」
絵里「でも産むなら希の子かな」
希「何言うてるん。そんなん無理やろ」
絵里「わからないわよ~、技術が発達して同性の間でも子供が出来る時代が来るかも」
希「ん?どうしたの?」
のん「のじょみ、おなかしゅいた」
希「そういえばもうお昼やね。なんか作ろっか」
のん「うーん、おいちー!」
希「あーあ、口の周りべったりやん」
絵里「ふふっ」
希「どうしたん?急に笑って」
絵里「なんかこうしてると本当に家族みたいだなーって思って」
希「子供欲しくなったん?」
絵里「うーん、かもね」
希「そっか…」
絵里「でも産むなら希の子かな」
希「何言うてるん。そんなん無理やろ」
絵里「わからないわよ~、技術が発達して同性の間でも子供が出来る時代が来るかも」
243: 2014/08/19(火) 13:59:55.34 ID:EsOdn+fd.net
希「そのころにはうちら生きてないんやない?クス」
絵里「それでもいいわよ。氏ぬまで希独占できるじゃない」
希「エリチ…」
絵里「……っぶ!」ベチャ
希「エリチ!?」
のん「…?」
絵里「希ー…!」
のん「やーん!」バタバタバタ
希「しばらくキスはおあずけやね。クスクス」
のん「スースー…」
絵里「やっと静かになったわね」
希「もう子供のお世話疲れた?」
絵里「そうね…。毎日こういう子相手してる希のことほんと尊敬するわ…」
希「ふふっ、ありがと」
絵里「それでもいいわよ。氏ぬまで希独占できるじゃない」
希「エリチ…」
絵里「……っぶ!」ベチャ
希「エリチ!?」
のん「…?」
絵里「希ー…!」
のん「やーん!」バタバタバタ
希「しばらくキスはおあずけやね。クスクス」
のん「スースー…」
絵里「やっと静かになったわね」
希「もう子供のお世話疲れた?」
絵里「そうね…。毎日こういう子相手してる希のことほんと尊敬するわ…」
希「ふふっ、ありがと」
251: 2014/08/19(火) 15:40:23.86 ID:EsOdn+fd.net
絵里「はぁ…」
希「肩揉もうか?」
絵里「あら、いいの?」
希「ええよ。今日エリチいっぱい頑張ってたから特別や」
絵里「嬉しい」
希「どう?」
絵里「っん…、あー、気持ちいいわ」
ギュッ
絵里「ん?どうしたの?希」
希「あんな…」
絵里「うん」
希「…好き…///」
絵里「ふふっ、私も好きよ」
チュッ
希「…んっ…ふ…エリチだめ…のんちゃん起きてまう…」
希「肩揉もうか?」
絵里「あら、いいの?」
希「ええよ。今日エリチいっぱい頑張ってたから特別や」
絵里「嬉しい」
希「どう?」
絵里「っん…、あー、気持ちいいわ」
ギュッ
絵里「ん?どうしたの?希」
希「あんな…」
絵里「うん」
希「…好き…///」
絵里「ふふっ、私も好きよ」
チュッ
希「…んっ…ふ…エリチだめ…のんちゃん起きてまう…」
259: 2014/08/19(火) 18:19:26.12 ID:EsOdn+fd.net
絵里「大丈夫よ…さっき途中だったから…」
希「ダメ…やって…っん」
のん「んー…?」
希「ほらっ!起きちゃう…!」
のん「…グス…うぅ…グス…」
絵里「泣い…てる?」
希「お母さんの夢でも見てるんかな…?」
絵里「…早く見つけてあげたいわね」ナデナデ
希「せやな…」
絵里「…じゃないと私の理性ももちそうにないわ…」
希「エリチ!」
絵里「冗談よ。クスクス」
希「もう…///」
希「ダメ…やって…っん」
のん「んー…?」
希「ほらっ!起きちゃう…!」
のん「…グス…うぅ…グス…」
絵里「泣い…てる?」
希「お母さんの夢でも見てるんかな…?」
絵里「…早く見つけてあげたいわね」ナデナデ
希「せやな…」
絵里「…じゃないと私の理性ももちそうにないわ…」
希「エリチ!」
絵里「冗談よ。クスクス」
希「もう…///」
262: 2014/08/19(火) 18:53:22.67 ID:EsOdn+fd.net
絵里「ちょっと出かけてくるわね」
希「どこ行くん?」
絵里「のんちゃん見つけたとこに何か手がかりあるかもしれないから」
希「そっか。はよ見つかるとええな…」
絵里「ええ…。じゃあ行ってきます」
希「行ってらっしゃい」
絵里「うーん…、やっぱないわよね…。近くに神社がある以外は普通の住宅街だし…」
亜里沙「お姉ちゃん?」
絵里「…?亜里沙!」
亜里沙「やっぱり!お姉ちゃんだ!どうしたの?こんなところで」
絵里「ちょっと人探しを…ね」
亜里沙「探し物?亜里沙も手伝うよ!」
絵里「大丈夫よ、もう遅いし明日にするわ」
希「どこ行くん?」
絵里「のんちゃん見つけたとこに何か手がかりあるかもしれないから」
希「そっか。はよ見つかるとええな…」
絵里「ええ…。じゃあ行ってきます」
希「行ってらっしゃい」
絵里「うーん…、やっぱないわよね…。近くに神社がある以外は普通の住宅街だし…」
亜里沙「お姉ちゃん?」
絵里「…?亜里沙!」
亜里沙「やっぱり!お姉ちゃんだ!どうしたの?こんなところで」
絵里「ちょっと人探しを…ね」
亜里沙「探し物?亜里沙も手伝うよ!」
絵里「大丈夫よ、もう遅いし明日にするわ」
266: 2014/08/19(火) 19:00:23.92 ID:EsOdn+fd.net
亜里沙「でも…」
絵里「ありがとう亜里沙。本当に困ったときにはあなたにも相談するわ」
亜里沙「うん!」
雪穂「あーいたいた!ほら学業成就のお守り忘れてるよ」
亜里沙「ああ…ごめん雪穂」
雪穂「あ、こんにちは」
絵里「こんにちは。そういえば二人共もうすぐ大学受験ね」
亜里沙「うん!亜里沙ね、お姉ちゃんと同じ大学行くよ!」
絵里「そう。でも合格したら、でしょ?」
亜里沙「うん!だから雪穂と勉強頑張ってるの!」
絵里「そう偉いわね。ありがとうね雪穂ちゃん」
雪穂「いえ。私も亜里沙に教わることも多いので」
亜里沙「お守りも買ったの!ほらたぬき!可愛いでしょ?」
絵里「たぬき?(そういえばのんちゃんってたぬき…よね?)」
絵里「ありがとう亜里沙。本当に困ったときにはあなたにも相談するわ」
亜里沙「うん!」
雪穂「あーいたいた!ほら学業成就のお守り忘れてるよ」
亜里沙「ああ…ごめん雪穂」
雪穂「あ、こんにちは」
絵里「こんにちは。そういえば二人共もうすぐ大学受験ね」
亜里沙「うん!亜里沙ね、お姉ちゃんと同じ大学行くよ!」
絵里「そう。でも合格したら、でしょ?」
亜里沙「うん!だから雪穂と勉強頑張ってるの!」
絵里「そう偉いわね。ありがとうね雪穂ちゃん」
雪穂「いえ。私も亜里沙に教わることも多いので」
亜里沙「お守りも買ったの!ほらたぬき!可愛いでしょ?」
絵里「たぬき?(そういえばのんちゃんってたぬき…よね?)」
276: 2014/08/19(火) 20:54:57.73 ID:EsOdn+fd.net
亜里沙「そこの神社で売ってたやつだよ?」
絵里「ありがとう亜里沙、お姉ちゃんちょっと寄るところあるから」
亜里沙「え?もう?」
絵里「ごめんね。また近いうち実家にも顔見せるわ」
亜里沙「うん!」
絵里「あのー、すいません」
神主「はい、お守りですか?」
絵里「いえ、あのお伺いしたことがありまして」
神主「…?」
絵里「ありがとう亜里沙、お姉ちゃんちょっと寄るところあるから」
亜里沙「え?もう?」
絵里「ごめんね。また近いうち実家にも顔見せるわ」
亜里沙「うん!」
絵里「あのー、すいません」
神主「はい、お守りですか?」
絵里「いえ、あのお伺いしたことがありまして」
神主「…?」
280: 2014/08/19(火) 21:36:16.88 ID:EsOdn+fd.net
絵里「ここの神社ってたぬきを祭ってるんでしょうか?」
神主「そうですよ」
絵里「そのたぬきって小さい女の子ってわけではないです…よね…?」
神主「…小さい女の子ではないけど、ずっと昔この神社に雌のたぬきと小さな子狸が住み着いていたんです」
神主「ここはごらんの通り狸を祭ってある神社ですから人々はみんなその2匹の狸を可愛がり、狸もとても大人しく人々にすごく懐いていた」
神主「でもあるとき道路に飛び出した子狸をかばって雌のたぬきが車に轢かれそのまま亡くなってしまい、轢いてしまった人間も罪悪感と狸に祟られるんじゃないかという恐怖から自ら命を絶ってしまった…」
神主「そのせいで人々は狸に近づくのも恐れるようになり、いつしかその子狸もどこかに姿を消してしまい、誰も行方を知るものはいないんです…」
絵里「そう…なんですか…」
絵里「ただいまー」
のん「おかえりなしゃー!」タッタッタッタ
希「おかえりエリチ、どうやった?」
絵里「…うん。何か信じられないけどもしかしたらっていう話は得られたかな…」
希「…?」
神主「そうですよ」
絵里「そのたぬきって小さい女の子ってわけではないです…よね…?」
神主「…小さい女の子ではないけど、ずっと昔この神社に雌のたぬきと小さな子狸が住み着いていたんです」
神主「ここはごらんの通り狸を祭ってある神社ですから人々はみんなその2匹の狸を可愛がり、狸もとても大人しく人々にすごく懐いていた」
神主「でもあるとき道路に飛び出した子狸をかばって雌のたぬきが車に轢かれそのまま亡くなってしまい、轢いてしまった人間も罪悪感と狸に祟られるんじゃないかという恐怖から自ら命を絶ってしまった…」
神主「そのせいで人々は狸に近づくのも恐れるようになり、いつしかその子狸もどこかに姿を消してしまい、誰も行方を知るものはいないんです…」
絵里「そう…なんですか…」
絵里「ただいまー」
のん「おかえりなしゃー!」タッタッタッタ
希「おかえりエリチ、どうやった?」
絵里「…うん。何か信じられないけどもしかしたらっていう話は得られたかな…」
希「…?」
282: 2014/08/19(火) 21:43:40.18 ID:EsOdn+fd.net
絵里「今話したのがその神社の神主さんに聞いてきた話の全部よ…」
希「ってことはエリチはのんちゃんがその子狸なんじゃないかな?って思ってるん?」
絵里「確証はないけどね…。でも普通の人間じゃないのは確かでしょ?」
希「そうやけど…ってことはのんちゃんは幽霊ってことなん?」
絵里「うーん…」
のん「えぃち、えぃち」
絵里「ん?どうしたの?」
のん「あんな…、うちな…、えぃちものじょみもしゅきよ…///
絵里「…希」
のん「だからな…ずっとうちと一緒におってな…?」ギュッ
絵里「…当たり前でしょ…。ずっと一緒よ」
のん「うん!」
希「…」
希「ってことはエリチはのんちゃんがその子狸なんじゃないかな?って思ってるん?」
絵里「確証はないけどね…。でも普通の人間じゃないのは確かでしょ?」
希「そうやけど…ってことはのんちゃんは幽霊ってことなん?」
絵里「うーん…」
のん「えぃち、えぃち」
絵里「ん?どうしたの?」
のん「あんな…、うちな…、えぃちものじょみもしゅきよ…///
絵里「…希」
のん「だからな…ずっとうちと一緒におってな…?」ギュッ
絵里「…当たり前でしょ…。ずっと一緒よ」
のん「うん!」
希「…」
285: 2014/08/19(火) 23:07:57.00 ID:EsOdn+fd.net
絵里「なんか川の字になって寝るなんて新鮮」
希「せやね」
のん「スースー…」
希「あんなこと言って良かったん…?」
絵里「え?」
希「ずっと一緒なんて」
絵里「…っ」
希「エリチ、わかってるやろ…?のんちゃんは人でも動物でもない…きっとこの世には存在しちゃいけないもんなんよ」
希「だから…」
絵里「わかってる…。わかってるわよ…」
希「エリチ…」
絵里「わかってるけど…」ギュッ
のん「んー…」
絵里「たった1日…一緒にいただけなのに…」
希「エリチ…」
希「せやね」
のん「スースー…」
希「あんなこと言って良かったん…?」
絵里「え?」
希「ずっと一緒なんて」
絵里「…っ」
希「エリチ、わかってるやろ…?のんちゃんは人でも動物でもない…きっとこの世には存在しちゃいけないもんなんよ」
希「だから…」
絵里「わかってる…。わかってるわよ…」
希「エリチ…」
絵里「わかってるけど…」ギュッ
のん「んー…」
絵里「たった1日…一緒にいただけなのに…」
希「エリチ…」
286: 2014/08/19(火) 23:19:15.83 ID:EsOdn+fd.net
チュンチュン
希「…ん」
のん「ふぅー…ふぅー…」
希「のんちゃん…?どうしたん?」
のん「はぁ…ふぅー…ふぅー…」
希「のんちゃん!?エリチ!起きて!のんちゃんが!」
絵里「…ん?…」
希「あかん、すごい熱」
絵里「ええっ、でも動物病院と普通の病院とどっち行ったらいいの!?」
希「とりあえずエリチ氷枕と冷えピタ持ってきて」
絵里「は、はい!」
のん「ふぅー…ふぅー…」
絵里「辛そうね…」
希「とりあえずこれで様子見よか」
希「…ん」
のん「ふぅー…ふぅー…」
希「のんちゃん…?どうしたん?」
のん「はぁ…ふぅー…ふぅー…」
希「のんちゃん!?エリチ!起きて!のんちゃんが!」
絵里「…ん?…」
希「あかん、すごい熱」
絵里「ええっ、でも動物病院と普通の病院とどっち行ったらいいの!?」
希「とりあえずエリチ氷枕と冷えピタ持ってきて」
絵里「は、はい!」
のん「ふぅー…ふぅー…」
絵里「辛そうね…」
希「とりあえずこれで様子見よか」
288: 2014/08/19(火) 23:26:06.01 ID:EsOdn+fd.net
ピピピ
希「うーん…」
ガチャ
絵里「どうだった?」
希「ダメ。全然下がってへん」
絵里「そう…」
希「あとはうちが見てるからエリチ仕事行ったほうがええんちゃう?2日も休んだらさすがに悪いやろ?」
絵里「それは希も一緒でしょ…」
希「それもそうやけど…」
絵里「はぁ…」
希「そんな思いつめんでもただの風邪かもしれんし…」
絵里「そうね…、そうよね…」
希「お茶…入れるわ」
絵里「ありがとう希…」
希「うーん…」
ガチャ
絵里「どうだった?」
希「ダメ。全然下がってへん」
絵里「そう…」
希「あとはうちが見てるからエリチ仕事行ったほうがええんちゃう?2日も休んだらさすがに悪いやろ?」
絵里「それは希も一緒でしょ…」
希「それもそうやけど…」
絵里「はぁ…」
希「そんな思いつめんでもただの風邪かもしれんし…」
絵里「そうね…、そうよね…」
希「お茶…入れるわ」
絵里「ありがとう希…」
291: 2014/08/20(水) 03:04:20.50 ID:sLpFhc1F.net
希「エリチ…」
絵里「ん?」
希「無駄かもしれんけど神社の人に相談してみたらどうかな?」
絵里「…そうね。このまま熱が下がるのを待ち続けるよりきっといいわ」
のん「…ん…うぅ…えぃち…のじょ…み…」
絵里「大丈夫よ。大丈夫だから」
絵里「すいません」
神主「ん?あ、昨日の」
絵里「実は、昨日この神社の近くでこの子に会って…」
のん「ふぅー…ふぅー…」
神主「これは…ちょっと待っててください!」
希「なにかわかりそうやね」
絵里「ええ…」
のん「…えぃち…」
絵里「うん…。大丈夫よ、そばにいるから…」
絵里「ん?」
希「無駄かもしれんけど神社の人に相談してみたらどうかな?」
絵里「…そうね。このまま熱が下がるのを待ち続けるよりきっといいわ」
のん「…ん…うぅ…えぃち…のじょ…み…」
絵里「大丈夫よ。大丈夫だから」
絵里「すいません」
神主「ん?あ、昨日の」
絵里「実は、昨日この神社の近くでこの子に会って…」
のん「ふぅー…ふぅー…」
神主「これは…ちょっと待っててください!」
希「なにかわかりそうやね」
絵里「ええ…」
のん「…えぃち…」
絵里「うん…。大丈夫よ、そばにいるから…」
293: 2014/08/20(水) 03:15:13.77 ID:sLpFhc1F.net
神主「すいません。どうぞこちらへ」
絵里、希「…? はい」
ガララ
神主父「どうも、はじめまして」
絵里「はじめ…まして」
希「はじめまして」
神主父「これはこれは珍しいものに出会うたね君達」
絵里「え?」
神主父「その子はここで亡くなった子狸が化けた姿じゃよ」
絵里「亡くなったのは母狸のほうじゃ…」
神主父「母狸が亡くなってからしばらくして子狸もこの神社で亡くなっておる」
神主父「恥ずかしがり屋だから表にましてや人間の前に姿を現すなんてそうそうあることじゃない」
神主父「よほど君達のことが気に入ったみたいじゃな。それに君は…よう似てる」
希「…?」
絵里「あの…、この子今朝からずっと熱が下がらなくて…それでどうしたらいいか…」
絵里、希「…? はい」
ガララ
神主父「どうも、はじめまして」
絵里「はじめ…まして」
希「はじめまして」
神主父「これはこれは珍しいものに出会うたね君達」
絵里「え?」
神主父「その子はここで亡くなった子狸が化けた姿じゃよ」
絵里「亡くなったのは母狸のほうじゃ…」
神主父「母狸が亡くなってからしばらくして子狸もこの神社で亡くなっておる」
神主父「恥ずかしがり屋だから表にましてや人間の前に姿を現すなんてそうそうあることじゃない」
神主父「よほど君達のことが気に入ったみたいじゃな。それに君は…よう似てる」
希「…?」
絵里「あの…、この子今朝からずっと熱が下がらなくて…それでどうしたらいいか…」
296: 2014/08/20(水) 03:24:06.34 ID:sLpFhc1F.net
神主父「人間の姿で化けてるのに限界が来たんじゃろう」
絵里「じゃあ…!」
神主父「ああ、元いるべき場所に戻してやらんとこの子はずっと苦しみ続けるだけじゃ」
絵里「そんな…」
希「エリチ…」
神主父「祭壇のところへ連れてってやりなさい」
神主「はい。どうぞこちらへ」
絵里「…嫌…」
希「エリチ…そんなわがまま言うてもどうしようも…」
絵里「だって…だって…」
のん「…えぃち…?泣いてるん…?」
絵里「…っ!?」
のん「…ごめん…なしゃ…のん…ちゃんと…いいこに…するから…泣かんと…いて」
絵里「…違う…違うの…」
絵里「じゃあ…!」
神主父「ああ、元いるべき場所に戻してやらんとこの子はずっと苦しみ続けるだけじゃ」
絵里「そんな…」
希「エリチ…」
神主父「祭壇のところへ連れてってやりなさい」
神主「はい。どうぞこちらへ」
絵里「…嫌…」
希「エリチ…そんなわがまま言うてもどうしようも…」
絵里「だって…だって…」
のん「…えぃち…?泣いてるん…?」
絵里「…っ!?」
のん「…ごめん…なしゃ…のん…ちゃんと…いいこに…するから…泣かんと…いて」
絵里「…違う…違うの…」
297: 2014/08/20(水) 03:33:06.13 ID:sLpFhc1F.net
のん「…のじょみ…」
希「…ん?どうしたん…?」
のん「…おなか…しゅいた…。のじょみ…の…ごはん…しゅき…よ」
希「ありがとう…」
のん「ふぅー…ふぅー…」
神主「さ、どうぞこちらへ」
ガララ
希「エリチ…辛いんはわかるけど、この子のためなんやで?」
絵里「…」コクン
希「すいません…お願いします」
神主「こちらです」
神主「こちらにその子を」
絵里「あの…この子のそばにいてもいいでしょうか…?」
神主「…ええ。どうぞ」
神主「それでは始めます」
希「…ん?どうしたん…?」
のん「…おなか…しゅいた…。のじょみ…の…ごはん…しゅき…よ」
希「ありがとう…」
のん「ふぅー…ふぅー…」
神主「さ、どうぞこちらへ」
ガララ
希「エリチ…辛いんはわかるけど、この子のためなんやで?」
絵里「…」コクン
希「すいません…お願いします」
神主「こちらです」
神主「こちらにその子を」
絵里「あの…この子のそばにいてもいいでしょうか…?」
神主「…ええ。どうぞ」
神主「それでは始めます」
308: 2014/08/20(水) 15:04:25.85 ID:FFEn/cuA.net
のん「ふぅー…ふぅー…」
絵里「のんちゃん…」
希「のんちゃん…」
神主「~~~~」
のん「マ…」
絵里「…?」
のん「マ…」
ふわっ
絵里「…!?(あれは希?)」
希「(うちに似てる女の人が…)」
のん「マ…マ…」
絵里「のんちゃん…」
希「のんちゃん…」
神主「~~~~」
のん「マ…」
絵里「…?」
のん「マ…」
ふわっ
絵里「…!?(あれは希?)」
希「(うちに似てる女の人が…)」
のん「マ…マ…」
310: 2014/08/20(水) 15:05:46.89 ID:FFEn/cuA.net
帰省中なのでiPhone投稿ですが本人です
311: 2014/08/20(水) 15:17:43.50 ID:FFEn/cuA.net
??「…この子と一緒にいてくれてありがとうございました…」
絵里「あなたは…?」
??「…この子の母です…。あなた達過ごせてこの子もきっと幸せでした…」
希「あの…」
のん母「…あなたは…」
希「?」
のん母「…そういうことだったのですね…ニコ」
のん母「…あなたのお祖母様は、私が亡くなり、一人ぼっちになったこの子を最後まで守ってくれていたのです…」
希「そうなんですか…」
のん母「…ありがとうとお伝えください…」
のん「…マ…」
のん母「…そろそろいかないと…」
絵里「あなたは…?」
??「…この子の母です…。あなた達過ごせてこの子もきっと幸せでした…」
希「あの…」
のん母「…あなたは…」
希「?」
のん母「…そういうことだったのですね…ニコ」
のん母「…あなたのお祖母様は、私が亡くなり、一人ぼっちになったこの子を最後まで守ってくれていたのです…」
希「そうなんですか…」
のん母「…ありがとうとお伝えください…」
のん「…マ…」
のん母「…そろそろいかないと…」
315: 2014/08/20(水) 17:56:04.55 ID:OdHihZ83.net
絵里「…あの!」
のん母「…?…」
絵里「…こちらこそありがとうございました…」
希「すごく…楽しかったです」
のん母「…良かった…」
絵里「…バイバイ…、のんちゃん…」
希「…元気でな…」
のんちゃん「…えぃち…、のじょみ…」
絵里「ん?…」
のん母「…?…」
絵里「…こちらこそありがとうございました…」
希「すごく…楽しかったです」
のん母「…良かった…」
絵里「…バイバイ…、のんちゃん…」
希「…元気でな…」
のんちゃん「…えぃち…、のじょみ…」
絵里「ん?…」
319: 2014/08/20(水) 22:29:27.41 ID:OdHihZ83.net
のん「…だいしゅきやで…」
絵里「…私達も大好きよ!」
のん「…良か…た…ニコ」
絵里「のんちゃん…!」
のん「…えぃち…あんな…」
絵里「うん…」
のん「…のじょみ…あんまり…泣かしたら…ダメよ…」
絵里「…うん」
のん「…のじょみ…」
希「…ん?」
のん「…いっぱい…いっぱい…優しくしてくれて…ありあと…」
希「…うん」
のん「…一緒に…いてくれて…ありあと…」
ふわっ
絵里、希「…!?」
絵里「…私達も大好きよ!」
のん「…良か…た…ニコ」
絵里「のんちゃん…!」
のん「…えぃち…あんな…」
絵里「うん…」
のん「…のじょみ…あんまり…泣かしたら…ダメよ…」
絵里「…うん」
のん「…のじょみ…」
希「…ん?」
のん「…いっぱい…いっぱい…優しくしてくれて…ありあと…」
希「…うん」
のん「…一緒に…いてくれて…ありあと…」
ふわっ
絵里、希「…!?」
329: 2014/08/21(木) 15:25:45.84 ID:Z2f0sxle.net
絵里「…」
希「…エリチ」
絵里「…わかってる…」
絵里「ありがとうございました…」
神主「いえ、どうか気を落とさずに…」
希「ありがとうございます。…行こか」
絵里「うん…」
希「なんか、不思議な時間やったね…」
絵里「…そうね。夢だったのかも、なんてさえも思うくらいのんちゃんといた時間は不思議だったわ…」
希「エリチ、大丈夫…?」
絵里「…希」
希「ん?あれ、のんちゃんのつけてたリボン…なんで玄関のところに」
のん『ずっと一緒におってな?』
絵里「ふふっ」
希「エリチ?」
絵里「ほんと誰かさんにそっくりね」
希「なん?」
絵里「なんでもない。クスクス」
希「なんや、気になるやん」
希「…エリチ」
絵里「…わかってる…」
絵里「ありがとうございました…」
神主「いえ、どうか気を落とさずに…」
希「ありがとうございます。…行こか」
絵里「うん…」
希「なんか、不思議な時間やったね…」
絵里「…そうね。夢だったのかも、なんてさえも思うくらいのんちゃんといた時間は不思議だったわ…」
希「エリチ、大丈夫…?」
絵里「…希」
希「ん?あれ、のんちゃんのつけてたリボン…なんで玄関のところに」
のん『ずっと一緒におってな?』
絵里「ふふっ」
希「エリチ?」
絵里「ほんと誰かさんにそっくりね」
希「なん?」
絵里「なんでもない。クスクス」
希「なんや、気になるやん」
336: 2014/08/21(木) 21:03:14.87 ID:Z2f0sxle.net
絵里「希はやっぱり可愛いなって思っただけよ」
希「なっ!?なんでのんちゃんの話からうちの話になるん!…///」
絵里「さ、お腹空いたわ。ご飯にしましょ」
希「もう、またそうやってはぐらかすんやから」
絵里「ふふっ」
絵里「行って来ます」
希「行ってらっしゃい」
絵里「おはようございます」
神主「おはようございます」
絵里「(行って来ます、のんちゃん)」
『いってらっしゃー、えぃちー!』
穂乃果「雪穂は出たのに…」
海未「だからなんの話です?」
ことり「あはは…」
おしまい
希「なっ!?なんでのんちゃんの話からうちの話になるん!…///」
絵里「さ、お腹空いたわ。ご飯にしましょ」
希「もう、またそうやってはぐらかすんやから」
絵里「ふふっ」
絵里「行って来ます」
希「行ってらっしゃい」
絵里「おはようございます」
神主「おはようございます」
絵里「(行って来ます、のんちゃん)」
『いってらっしゃー、えぃちー!』
穂乃果「雪穂は出たのに…」
海未「だからなんの話です?」
ことり「あはは…」
おしまい
342: 2014/08/21(木) 21:55:20.62 ID:Z2f0sxle.net
携帯なので改行うまく出来ずあれですが
最後はいつもの日常に戻った絵里が神社で心の中で呟いた言葉がのんちゃんにも届いているよということです
そののんちゃんの言葉が絵里に届いたかどうかはご想像におまかせします
最後の穂乃果達のやつは結局2年生組出せなかったなという反省です…
最後はいつもの日常に戻った絵里が神社で心の中で呟いた言葉がのんちゃんにも届いているよということです
そののんちゃんの言葉が絵里に届いたかどうかはご想像におまかせします
最後の穂乃果達のやつは結局2年生組出せなかったなという反省です…
344: 2014/08/21(木) 23:35:13.83 ID:KpnkhdFe.net
乙のんたん
引用元: 希「エリチ今日も残業か…」
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