1: 2013/09/02(月) 16:51:12.16 ID:mL8g9vK70
何となく書きました。

ペースはかなり遅く、文も下手です。

八幡は割とイケメンな時が多いかも

キャラは様々です。

後、割とよくわからないネタを練り込みます

誰得よ。となるかもしれませんが、俺得です。

これらが気に入らない人はブラウザバックを


『やがて、季節は移ろい、雪は解けゆく。』

3: 2013/09/02(月) 16:56:34.91 ID:mL8g9vK70

「あれ?八幡」

町を歩いていると身長的には小学生の女子が俺に話しかけてきた。

「…誰?」

 俺の名前を呼ぶのは珍しいが、八幡と呼ぶ方が珍しいだろう…

俺を呼び捨てにしているのは親と戸塚きゅんともう一人いた気がする…

「は?覚えてないの?」

4: 2013/09/02(月) 16:57:01.02 ID:mL8g9vK70
 この生意気な態度……

俺の頭がフル回転する。

 …名前は確か鶴見留美、

合宿の時のぼっち少女だ。

「なんだ、お前か」

「いや、マトリックスのスミスがスミスに言うような呼び方で呼ばないでよ」

 小学生なのにマトリックスを知ってるとは流石ぼっち、

ぼっちは未来にも過去にも対応できる存在なのだ。

「で、八幡は何してるの?」

5: 2013/09/02(月) 16:59:14.45 ID:mL8g9vK70
「ラーメン食べに行くんだよ…」

今回は少し遠いが平塚先生に教えてもらったオススメ店に向かっている。

 ラーメンの話題を出すとすごい語るんだよな……

「で、お前こそ何してんの?」

「特に何もしてない。」

やはりまだぼっちに成り立てだと意味もなく町を歩いたりする、

最初の内は同じクラスの奴と会うとテンションがあがるが目の前を歩いても無視されて泣いた。

「そうか…じゃあな」

 話が終わればラーメン屋に直行だ。

と思って再び俺は歩き出すと腕を捕まれた。

「…なんだよ」

6: 2013/09/02(月) 17:00:37.17 ID:mL8g9vK70
「そこはラーメンを奢るべきでしょ?」

 奢れと言われたら奢らない

俺の錬金術も無限大では無いし、

奢る義理もないし、

ため口で生意気なので奢らない。

「断る、お前に奢る義理は無い。」

「……へ~そんな事言って良いんだ~?」

また態度が急に変わった。凍る様な目で俺を見つめた。

「今ここで泣き叫んでも良いんだよ?「この人に襲われたー」って」

 こ、こいつ……なかなかやるじゃねえか、

親父が痴漢で冤罪を受けたときの気持ちが少し分かったぜ…

7: 2013/09/02(月) 17:02:07.48 ID:mL8g9vK70
「……お前、良い当たり屋になるぞ」

 冤罪は当たり屋の元!!

「うるさい」

まあここはしょうがない奢ってやろう。

「着いてこい。」

「ん」

ルミルミは頷き、俺の隣に立った。

 正直どこかの地獄先生の気持ちが分かったような気がした。

17: 2013/09/02(月) 19:12:03.69 ID:mL8g9vK70
ラーメン屋まで100mあたりの所でルミルミが口を開いた

「どれぐらいで着くの?」

「簡単に言うとガガガ文庫が約600ガガガメートルだ。」

ちなみにガガガ文庫は約15.5cmだ。

それを600冊で100m、なので600ガガガメートルなのである。

「いや…全然簡単じゃ無いんだけどむしろややこしいし、どれぐらいの距離かも分からないんだけど…」

「まあしょうがない、ぼっち見習いだからな」

「見習っても良いことがなさそうなんですけど……」

「さらに簡単に言うと100mだ。」

「最初からそっちを言ってよ…」

こんな事を話している内にラーメン屋についた。

「よし着いた。」

「ふ~ん」

18: 2013/09/02(月) 19:12:31.67 ID:mL8g9vK70
店に入って二人席に座ると俺はメニューを開いた。

「で、お前は何を頼むの?餃子?」

「何故そこで餃子をチョイスしたの?」

ルミルミは俺からメニューを奪い、しばらくメニューとにらめっこをしていたが、

ため息をついて、俺の方を向いていった。

「オススメで」

うわあ……それが一番、困るんだよな……

オススメでと言われたら。大体気を遣っておいしいものを選ぼうとする。

相手の好み、相手の気分、おいしいものを探すのに必氏になる。

そして失敗したら必ず微妙な空気になるのだ、ソースは俺。

19: 2013/09/02(月) 19:14:40.32 ID:mL8g9vK70
「じゃあ、豚骨ラーメンを二つ」

店の人に言った。

やはり、ここあたりは中々、外れは無いのである。

しばらくまつ………

今度は俺が口を開いた。

「なあ…あの事件の後から友達はできたか?」

あの事件と言うのは合宿の時のあの事件のことである。

「……できてない…けど、いじめは無くなったかな…」

「……そうか」

そう言ったところでラーメンが来た。

20: 2013/09/02(月) 19:15:09.14 ID:mL8g9vK70
お互いの顔が湯気で見えにくくなった。

俺は意を決して口を開いた。

「実はあの事件は…」

あの事件は俺が起こしたと言おうとしたとき、

その声をルミルミの声が遮った。

「やめよ、せっかくおいしそうなラーメンがおいしくなくなっちゃう」

「…そうだな」

そのまま、俺とルミルミは無言でラーメンを食べ終わった。

結論はやはり、ラーメンこそ一番おいしい食べ物だと思うまる。


31: 2013/09/03(火) 20:38:06.17 ID:1f1Rlrvr0
「さ、じゃあ帰るわ」

と歩き出すと、また腕を捕まれた。

「…まだ何かあるのか?」

「ここで解散?」

「え、だめなの?」

俺が素で聞くと、ルミルミは不満顔になった。

「まだお昼だよ?」

「ええ…でも俺個人的にはもう帰りたいんだけど…」

「私暇なんだけど」

「そうですか…」

「暇なんだけど」

めっちゃ睨まれた。

32: 2013/09/03(火) 20:38:46.83 ID:1f1Rlrvr0
「じゃあ何するんだ?小学生とできること何て少ないぞ。」

「もう八幡の家でもいいしさ」

「それ、俺の地に落ちた地位がめり込むからやめてくれ」

 すでにめり込んでるようなもんだけどな…

「じゃあどうする?」

「どこでも良いぞ」

「んーじゃあ着いてきて」

ルミルミは俺の手を握って路地裏の方に歩いていった。

「たぶんこのまま行ったらあそこに着くと思う…」

と、そのまま歩いていくと…後ろから声が掛かった。

「あれー?比企谷君」

まさか…と思って振り向くと陽乃さんがこっちに手を振っていた。

その時に俺は思ったね…

み つ か っ た(逃走中風)

49: 2013/09/05(木) 21:45:58.23 ID:+t0HidCJ0
何で俺達は喫茶店に連れ込まれてるんだろうか……

それはきっとダーウィンでも解明出来ない謎であろう。

何故なら…

「それで…なんで俺達がここに居るんですか?」

「うーん今、考え中」

本人も理解していないからである。

いや、理解しているとかしていないの問題では無い。

ただ単に俺達を何処か遠い所に行かせない為なのだ。

54: 2013/09/05(木) 22:01:10.37 ID:+t0HidCJ0


「それでHELL乃さん?」

「( ^ω^)・・・」

 笑顔がこええ!

「ごめんなさい冗談です。とても綺麗です陽乃さん」

ルミルミは苦笑いでオレンジジュースを飲んでいた。

 その苦笑いはオレンジジュース独特の苦さの所為だよな?俺の情けなさを笑ったんじゃないよな?

そう信じて俺はMAXコーヒを啜った。

「いやあ…小学生と二人で路地裏にいたから何をしていたのかなあって」

52: 2013/09/05(木) 21:49:13.51 ID:+t0HidCJ0
…とんでもない事を言ってしまった。

「あ」

思わず声が出た。

ルミルミは苦い顔で言った。

「言っちゃったね。」

そして陽乃さんもにやっと笑ってこう言った。

「え、今なんでもっていったよね?」

八幡、大ピンチ。




55: 2013/09/05(木) 22:07:14.51 ID:+t0HidCJ0

 逃げ場がねえ………

「アハ、ハ、ハ、ハ」

笑うしかなかった。

いやもうこれ俺は呪われてるんじゃないだろうか、

いや、まじで

そう思ったとき、俺を呼ぶ声がする。

「お兄ちゃん…」

残念そうな顔で俺を見ている小町だった。

「まさか犯罪者になるとは小町は夢にも思わなかったよ……」

「いや違うからまじで!」

完全に俺のキャラが崩れていたが気にしない。

「ろ、路地裏に連れ込んだのはそこの小学生です!」

責任をルミルミになすりつけようとした。

しかし、すべて無駄だった。

「小学生をそこまで調教したの!?」

「そんなことしてねえから!」

「じゃあ何で路地裏にいたの?

「え、えーとあのその別にそんないかがわしい事とか、小学生に興味があるとかは絶対無ですから!」

と言ったら、ルミルミに睨まれた。




56: 2013/09/05(木) 22:13:47.39 ID:+t0HidCJ0

「あ、あのですね。ただ単に俺はそこの小学生と遊びに行こうと抜け道を通っただけです。はい」

そう言うと小町は疑った顔でルミルミの方を向いた。

「さっきのこと本当?」

「……ええまあ」

ルミルミは何でこんなところに居るんだろうと思っている顔だ。

「「…ふ~ん」」

陽乃さんと小町は疑う顔で同時に言った。

「そ、それじゃあ俺とルミルミは遊びに行く予定があるので失礼します…」

そう言ってルミルミの腕を掴んで勘定を払って店を出た。

もちろんダッシュで、

76: 2013/09/07(土) 22:53:01.30 ID:SnlUuunX0
「ちょ、八幡!早いって!」ゼエゼエ

ルミルミは息切れしながら言った。

そこでルミルミと手を繋いでた事を思い出し、止まった。

周りを見ると公園だった。

とにかくそこらへんのベンチに座った。

「まあ…なんだ。すまん」

手持ちのMAXコーヒーをルミルミに差し出した。

ルミルミは少し怒っているようで俺の方を睨んでいた。

「怒るなって…」

「……」

あ、MAXコーヒーは受け取るのね……。

77: 2013/09/07(土) 22:53:36.00 ID:SnlUuunX0
「それで…どこ行くつもりだったんだ?」

「……映画館」

「…え????また俺にたかるつもりなの?」

「いや、八幡は私の事そんな風にみてるの?」

「まあうん。」

「ひど」

「違うのか?」

「元々今日は映画見に来るつもりだったから…」

「へ~」

 そ~かそ~かソウダッタンダ~

「…まさか俺に着いてこいと?」

そう聞くとルミルミは不安そうな顔で言った。

「…ダメなの?」


79: 2013/09/07(土) 22:56:30.68 ID:SnlUuunX0
「ひ、平塚先生…どうしたんですか?」

「…ひ、比企谷」ウルッ

目の前には…か、川島?さんが呆れた顔で平塚先生を見ていた。

「え、何この状況。」

川磐さんはこっちを向いて不機嫌な顔で「なんか文句あんの?」という感じで見てきた。

「川崎が虐めてくる……」

80: 2013/09/07(土) 22:57:28.46 ID:SnlUuunX0
そうだ!思い出した。あいつの名前は川崎だ。

「教師がいじめられてどうするんですか平塚先生。」

俺が呆れ顔で言うと平塚先生は泣きそうな顔で言った。

「…だって年齢ばっか責めるから…」ボロボロ

 先生かわいそうに…

「川崎!!先生の年齢のことを言うのはやめろ!」

「…ッチ」

川崎はめんどくさそうな顔で俺から目を逸した。

「ひぃ~きぃ~がぁ~やああああああああああああああ!!」

先生が立ち上がり、構えた。

81: 2013/09/07(土) 22:59:34.95 ID:SnlUuunX0
「俺のこの手が光って唸る!!」

やばい。と俺の直感が告げていた。

「お前を倒せと、輝き叫ぶ!」

先生の指が光り始め、俺は後ずさった。

「必殺!シャァァァイニング!!フィンガァァァァァー!!」

先生の長い手が俺の目の前に飛んでくる…

そしてガンッと鈍い音が頭の中でこだました。

83: 2013/09/07(土) 23:18:51.74 ID:SnlUuunX0
映画館とは女子にとって女子力(笑)が試される場所なのである。

ここで失敗すると、男子から誘われなくなるのである、ソースは由比ヶ浜。

男子は女子のように怖がったら、女子にダメな男判定を受けるのである(戸塚を除く)

戸塚は弱くていい…俺が守るから。

論点を戻そう。

つまり映画館とは逆に言えば、男子に女らしさを見せつけることができるのである。

そして今、隣の席で映画を見ているルミルミは意外にも女子力が高い、

主人公がピンチになったり敵がいきなり出てきた瞬間小刻みに震え、俺の服の袖を掴むのであった。

 正直、戸塚と同じレベルの可愛さだと思いました…口リコンじゃないからな!?

しかし、戸塚は普段も可愛いので戸塚のほうがレベルは上だ、うん。


84: 2013/09/07(土) 23:34:06.98 ID:SnlUuunX0
ルミルミに気を取られるのもアレだし、少しこの映画について説明しよう…

「パンさんオブデット」

スパイものだ。

パンさんが銃を持って暴れる周ると言う意外性極まりない映画だ。

そのため、今作はファンタジーではなく、アクションものだ。

遂に映画もクライマックスにたどり着いた。

パンさんとギャングのボスが車の中で撃ち合いを始め、パンさんは三発撃たれ、

止む終えず崖から車ごとギャングを道連れにして終わった。

 …まあ面白かったって言ったら面白かったが…残虐すぎて子供向けではないな……

スタッフロールが流れ、みんなが帰っていく中、一人だけ涙していた奴がいた…

 こんな映画でなくとはどんだけパンさん好きなんだよ…と思いながら腰を抜かしているルミルミを背負うと涙していた奴がこっちを向いた。

…雪ノ下だった。

86: 2013/09/07(土) 23:48:58.80 ID:SnlUuunX0
これは話しかけたらいいのか、無視したらいいのか…

とにかく、すごい悲しそうな顔でうつむいてい居る雪ノ下にルミルミを背負った状況で話しかけるのは…

無謀であった。

雪ノ下が映画館から出るのを見届けると俺とルミルミは近くの喫茶店に向かった。

喫茶店に着くとルミルミが申し訳なさそうに俺のほうを向いていった。

 確かにあの映画で腰を抜かすとかドンだけ怖がりなんだ…とは思いつつも、

それをいってやるのはあまりにも酷なので…触れないでやった。

「ああ、別に気にすんな…」

そう言ったとき、後ろから聞き覚えのある…と言うか忘れれないあの憎たらしい声が俺に向けられた。

「口リコンに成り下がるとは比企谷くんも貫通したようね…」

「それは落ちぶれすぎて地球を貫通したと言いたいのか?」

「あら、そんなことは言っていないわ、ただ単にマグマを貫通するほどって意味よ、」

…突っ込まなければよかった。

87: 2013/09/07(土) 23:58:18.55 ID:SnlUuunX0
「てか、お前も映画を実に来てたのか・・・」

そういうと、雪ノ下は凍るような目つきで俺のを睨みつけた。

「あなた、なぜ私が映画を見に行ったことを知っているのかしら、もしかして変態?」

「ちげえよ」

「そうよね、比企谷君は元々変態だものね…」

「どんだけ俺を変態だと思ってんだ…ただ単に偶然、映画を見にきてたら前の席でお前が泣いていたのを見たからだよ…」

そういうと雪ノ下は真っ赤な顔になり、倒れた。

…何だこれ。

俺は呆れ顔でスマホを取り出し由比ヶ浜にコールした。

88: 2013/09/08(日) 00:03:17.73 ID:bPigl2/E0
FROM 雪ノ下陽乃
_________________

TITLE 遊びの予定
_________




比企谷くんへ!

来週の日曜日に千葉駅のマックで待ち合わせね♫

必ず来てね♥




















来ないと…どうなるかわかってるね?

89: 2013/09/08(日) 00:04:08.80 ID:bPigl2/E0
これで終了です~



それではおやすみなさい~

90: 2013/09/08(日) 01:13:21.21 ID:jUJk2Hfvo
おつ

91: 2013/09/15(日) 23:14:11.14 ID:LoVxldi4o
そして日曜日が終わる

引用元: 八幡「俺のモテキはどこか間違っている」