サターニャ「えー？なんかいかにも怪しいわねー…」

？？？「今回はタダであげるよ。ぜひ試してみてよ」

サターニャ「え！？マジで！？タダでいいの ！？おじさんありがとう！！」

？？？「礼には及ばないよ…フフフ…」

サターニャ「本当にこの薬を飲むだけでいいのかしらね～？」

サターニャ「ま、タダだったしせっかくだから飲んで見ましょう」ｺﾞｸﾘ

サターニャ「・・・」

サターニャ「・・・！」

サターニャ「おお！おお！」

サターニャ「なんか楽しくなってきたわ！なにかしら？この感じ！？とてもいい気分…！！」

──翌日

サターニャ「ガヴリーーーールッッッ！！」

サターニャ「今日も勝負よ！！」

ガヴリール「はぁ？なんだ？いつもに増してテンションが高くてうz」

サターニャ「今日は、学力で勝負よ！！今日のテストで点が高かったホウッ！が勝ちよ！！」

ヴィーネ「サターニャにしては珍しいわね。テストで勝負を仕掛けてくるなんて。」

ガヴリール「ま、別にいいよ。私にはヴィーネさんがついていますし」

ヴィーネ「おいおい」

ラフィエル「あら～これは楽しみですね～」

サターニャ「あんった、どっから沸いてきたのよっ！」

ガヴリール(私も一応勉強しとくか)

──数日後

グラサン「先週のテスト返すぞー」

ヴィーネ「どうだった？ガヴ？」

ガヴリール「んーまぁまぁかなーまぁサターニャには勝っただろ」

サターニャ「見なさい！！ガヴリール！！」ﾄﾞﾝｯ

ガヴリール「！？！！？」

ガヴリール「嘘だろ……？」

ヴィーネ「サターニャが……100点……！？」

サターニャ「へへん、どうよ？流石のガヴリールも参ったかしら？」

ガヴリール「おい！おまえカンニングしただろ！いくら悪魔だからってそれは許されないぞ！！」

サターニャ「失礼ね！！私の実！力！よ！」

──

サターニャ「さて…今日もあの薬をっと……」ｺﾞｿｺﾞｿ

サターニャ「……！？もう無くなってる！？」

サターニャ「またあのおじさんを探さなきゃ……」ﾀﾞｯ


サターニャ「おじさーん、おじさーん！」

？？？「やぁ、また会ったね。お嬢ちゃん。」

サターニャ「あ、ちょうどよかった探してたのよ！例の薬もっと欲しいのよ！」

？？？「ごめんねぇ。この前のはサービスだったけどもうタダではあげれないんだ。」

サターニャ「……しょうがないわね…ただでさえ所持金が少ないけど……出せるだけ出すからあるだけちょうだい！」

？？？「ありがとうね、まいどあり～」

サターニャ「あんたもなかなか見直したわよ、世の中こんなものがあるなんてびっくりだわ！」

───

それから私の楽しい学生生活が始まった。

ガヴリールにも全戦全勝。負ける気がしなかった。

ただ問題点としては……

グラサン「ここがこうなるから……であるからして……」

サターニャ(もう薬の効き目が切れ始めてる……)ｸﾞｯﾀﾘ

薬の効き目が切れるとなんかダルくて全てのやる気を無くしてなんだかイライラもしてくる

サターニャ(くすり……くすり……くすりがほしい……)ｲﾗｲﾗ

サターニャ「先生……ちょっとトイレに行ってきます……」

グラサン「どうした、胡桃沢。具合でも悪いのか？」

サターニャ「いえ……大丈夫です……」

───

ガヴリール「なんかこの頃のサターニャおかしいよな」

ヴィーネ「なんか急に頭も良くなったしだけど時々具合悪そうにしていてなんか情緒不安定よね」

ラフィエル「この前サターニャさんがすごい形相でトイレに行くのを見かけました。それをいつもみたいに止めようとしたらすごい勢いでキレられました……」

ガヴリール「サターニャ、何か悩みでもあるのか？」

───

サターニャ「薬がまたなくなった……」

サターニャ「くすり……くすり……あれがないと…でもお金がない……」

サターニャ「仕送りもまだだし有り金全部使っちゃったし……お金……どこかにないかな……お金……」ｼﾞﾊﾝｷﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

サターニャ「そうだ……悪魔的行為をすれば仕送りが増える……ひったくりをしよう……お金ももらえて仕送りが増える……最高ね……」

サターニャ「ふふふ……ふふふふふっ………」

ｼｭﾝ(神足通)

ラフィエル「サターニャさん、少しお話g」

サターニャ「うっさいわね！どいてよ！」

ラフィエル「きゃあっ！！」

サターニャ「ふふふっ……ふふふふっ……」

ラフィエル「サターニャさん……」

───

女性「きゃあっ！」

サターニャ「ふふふっ！やってやったわ！ひったくりまさにS級悪魔的行為！これでお金が……！」

警察官「ちょっと君」

サターニャ「」

警察官「それ、返して貰えるかい。そして署までご同行願えるかい」

サターニャ「はい……」

警察署

警察「サターニャさんの尿から覚せい剤反応が出ました」

警察「かなり依存も進んでいます」

ヴィーネ「嘘……」

ガヴリール「そんな……」

ラフィエル「サターニャさん……」

ガヴリール「サターニャ……なんで……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

警察官「サタニキアさんと最後にお話されますか？」

ガヴリール「はい……ぜひ……」


ガヴリール「サターニャ！なんでこんなこt」

サターニャ「うわあああああ！！！」

サターニャ「虫！虫虫！虫が！ここにもうわああああああ！！」

ヴィーネ「サターニャ！落ち着いて！ガヴリールよ！」

ラフィエル「さ、サターニャさん……」

サターニャ「ハァッハァッ！虫！虫が！」

サターニャ「体から！皮膚の下から這い出てて！！」

サターニャ「来るなあああ！来るなああああああ！！！！！！」

サターニャ「消えろおお！消えろおおおお！！！！！」

ガヴリール「」

ガヴリール「サターニャ……ごめんな……こんなになるまで気付けなくて……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

ラフィエル「が、ガヴちゃんは悪くないですよ……私こそずっとサターニャさんのそばにいたはずなのに…気づけなかった……」

ヴィーネ「もっと早く気づいてあげれば……」

ガヴリール「サターニャぁ……」

とったサターニャの手にガヴリールの涙が落ちる

サターニャ「あぅ……ガヴ……リール……？」

ガヴリール「サターニャ！？サターニャ！！」

サターニャ「ガヴリール……ごめんね……私もうダメみたい……こんなになって…」

ガヴリール「サターニャぁ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

サターニャ「こんなことなら楽しいことないかななんて言わなきゃよかった。タダだから、一回だけなら、ってあんな薬飲まなきゃよかった……」

サターニャ「なんでこんなことに……」

ガヴリール「サターニャ……」

何でこんなことになったんだろう……

ナンデコンナコトニナッタンダロウ……

私はしばらくしたら社会に戻ることがてきた

だけど私もみんなも前とはなにか違っていた

上手く説明できないけどなにかが

でもその違いが私には凄いストレスで

気がついたらまたあの薬を探していた

頭では分かってたよいけないって

それでも体が勝手に動いていた

そう勝手に……

だから、だから私は悪くない


ワタシハワルクナイ

─────
────
───

サターニャ「という夢を見たのよ」

ガヴリール「ほーん、ま、私はそういうのに騙されないけどな、つかお前の夢の中の私どうなってんだよ//」

サターニャ「う、うるさいわね！！//」

ガヴリール「サターニャもそういうのは気をつけろよ！！//」

サターニャ「わ、わかったわよ！！//」


案外危険というのは身近に潜んでいるかもしれません。

みなさんも甘い言葉には気をつけましょう。

薬物。ダメ。ゼッタイ。

おわり

乙

社会派ガヴドロss