1: 2015/01/21(水)09:05:46 ID:54m
神社

岡部「ふむ、どうやらわけのわからん世界線へ飛んだようだ」

岡部「リーディングシュタイナー自体は発動している」

岡部「とすればこの世界線は前の世界線とはどこか違うということだな」

岡部「…まゆり…必ず助けるぞ」

ルカ子「…いちっ…にっ…」

岡部「おお、ルカ子よ、精が出るな」

ルカ子「らぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」スパァン!!

岡部「」

2: 2015/01/21(水)09:08:04 ID:54m
ルカ子「…うーん、やっぱり模造刀じゃこんなものか…」

岡部「…大木が…真っ二つ?」

岡部「るーるるるるるーるるーるーるるるるるールカ子よ!!」

ルカ子「あ!岡部さん!」

岡部「おま、お前、なん、この…!」

ルカ子「…?」

岡部「今のはなんだ!?」

ルカ子「今の?」

岡部「大木を真っ二つにしただろう!?」

ルカ子「あぁ、あれ、御神木です」

岡部「いいのかそれ!?」

3: 2015/01/21(水)09:10:30 ID:54m
岡部「じゃなくて!」

ルカ子「どうしたんですか?岡部さん」

岡部「お前なんだ今の!」

ルカ子「え?清心斬魔流ですよ」

岡部「あぁ、清心斬魔流か」

ルカ子「ええ」

岡部「じゃなくて!」

岡部「お前ついこの間まですぶりすらまともにできなかったじゃないか!」

ルカ子「あはは、やだなぁ岡部さん」

4: 2015/01/21(水)09:13:01 ID:54m
ルカ子「いつの話をしてるんですか?」

ルカ子「妖刀、五月雨」

ルカ子「だけどこの模造刀じゃ僕の力を発揮できない」

ルカ子「だけど本物だと切れ過ぎてしまう」

ルカ子「そう言って岡部さんが僕に渡してくれたんじゃないですか」

ルカ子「妖刀、五月雨(裏影)をね」

ルカ子「…あぁ、早く…血が欲しい」

岡部「誰だコイツは…」

5: 2015/01/21(水)09:14:47 ID:54m
ラボ

岡部「おい!ダル!ダルはいるか!」

ダル「ん?どした?オカリン」

岡部「おい!見たか!?」

ダル「何を?」

岡部「ルカ子だよ!あいつ、模造刀で木を切ってたぞ!」

ダル「え?うん」

岡部「うんじゃない!」

ダル「あそこまでルカ氏才能があるとはね」

岡部「はぁぁ!?」

6: 2015/01/21(水)09:17:57 ID:54m
ダル「世界に7つある純血」

ダル「ある血は空を割り、ある血は地を砕く」

ダル「その中に刀剣を扱うに長けた血族がいた」

ダル「それがルカ氏じゃん」

岡部「おい何だその風呂敷広げるだけ広げて回収できなさそうな設定は!」

ダル「うーん、そんなこと言われても」

ダル「ま、ルカ氏の場合色濃く現れた雑種って読んだ方がいいかもね」

岡部「だからぁ!」

7: 2015/01/21(水)09:20:05 ID:54m
ダル「悪いがオカリンが何をいいたいのかさっぱりだお」

岡部「…くっ!」

岡部「おい!ルカ子だけなのか!?あんなに強いのは!?」

ダル「うーん、ルカ氏が強いねぇ」

ダル「まぁ一般人の中じゃ強いほうなのかもね」

岡部「は、はぁ!?」

ダル「だって彼女」

ダル「いや、彼は」

ダル「ラボの中では最弱だろ?」ムキムキ

岡部「oh…」

8: 2015/01/21(水)09:22:28 ID:54m
ダル「本当にどうしちまったんだお?オカリン」

岡部「その姿でよるな!気持ち悪い!」

ダル「ひどくね?」

岡部「貴様、スーパーハカーはどこに行った!?」

ダル「僕はハッカーじゃないお」

ダル「ダルザスーパーヒーロー」

ダル「略してダッシュだお」

岡部「うるせぇ氏ね!」ガチャン!

11: 2015/01/21(水)09:24:23 ID:54m
岡部「どうなっている!?どうなっている!?」

岡部「思い出せ!あの時俺は誰に何と言うDメールを送った!?」

岡部「…くそっ!」

岡部「…まるで記憶に靄がかかったようだ!」

タタタタッ

岡部「…あれは?」

萌郁「…」

岡部「シャイニングフィンガー!」

13: 2015/01/21(水)09:26:26 ID:54m
岡部「おい!シャイニングフィンガー!お前は…!」

萌郁「…誰…!?」グルン

岡部「ぬおおおおお!」

岡部「ななななんだそれは!というか振り回すな!」

萌郁「…私の後ろに立たないで」

岡部「はぁ!?」

萌郁「…アサシンの性質は「懐疑」…」

萌郁「近付けば…命すら…容易く散る…」

岡部「うるせぇよメンヘラ!」

岡部「人の話を聞け!」

15: 2015/01/21(水)09:28:08 ID:54m
岡部「聞きたいことは山ほどある!」

岡部「だがこれだけ答えてくれ!」

岡部「お前は「ラウンダー」か!?」

萌郁「…?」

萌郁「ラウンダー?」

萌郁「…確か…四日前消した組織がそんな名前だったような…」

岡部「そうか!邪魔したな!あとなんかありがとう!」

岡部「なんだこれは!」

岡部「俺はなんと送ったんだ!?」

16: 2015/01/21(水)09:29:49 ID:54m
岡部「…そうだ!クリス!」

岡部「奴ならこの世界線でも力を貸してくれるに違いない!」

岡部「そうと決まれば早速捜索だ!」






フェイリス「いらっしゃいませ、キョーマ!」

岡部「…あぁ」

フェイリス「ニャニャッ!?疲れてるにゃ!?」

17: 2015/01/21(水)09:31:43 ID:54m
岡部「…ふん、今の俺はさしずめ道に迷った哀れな子羊と言ったところか…」

フェイリス「ニャニャッ!?それは大変にゃ!」

フェイリス「迷った子羊はいずれ一人夢に取り残されるのにゃ!」

岡部「…お前は…変わらんな」

フェイリス「ふふ、変なキョーマにゃ」

岡部「…なぁ、フェイリス、お前、クリスを見てないか?」

フェイリス「…」

フェイリス「は?」

18: 2015/01/21(水)09:34:46 ID:54m
フェイリス「…キョーマ、頂けない、それは頂けないにゃ」

岡部「へ?」

フェイリス「よりによってあいつの名前を出すにゃんて」

フェイリス「…フェイリス…血が滾ってきちゃうにゃん?」

岡部「お、おい?」

フェイリス「…ふふ、そろそろあの赤い悪魔の地が欲しくなってきたにゃ」

フェイリス「…いつまでも猫でいられない」

フェイリス「…いつか、その首元に食らいついてやるにゃ…」

フェイリス「…レットバンプ…!」

岡部「ごちそうさんっしたー」

フェイリス「ええ!?まだ何も食べてないにゃ!」

岡部「うるさい離せ馬鹿」

20: 2015/01/21(水)09:36:53 ID:54m
岡部「…なんかアホらしくなってきたな」

岡部「っていうか俺はなんで秋葉原中を探し回っているんだ?」

プルルルル、プルルルル

クリス「はろー」

岡部「ラジ館に来い」

クリス「え?」

岡部「大至急、今すぐだ」

クリス「ちょちょちょ!ウェイウェイ!」

ピッ

岡部「…」

岡部「ふぅ…」

21: 2015/01/21(水)09:39:21 ID:54m
クリス「で?話ってなんだ?」

岡部「…なぁ、クリス」

クリス「…え?今…名前で…」

岡部「お前はDメールを知っているか?」

クリス「…?Dメール?」

クリス「ええ、知ってるわ」

岡部「…そうか」

クリス「それがどうかしたの?」

岡部「…何から話せばいいのか…」

クリス「…?」

岡部「おらぁっ!」

クリス「…!!」サッ!

クリス「っしゃらぁっ!!!」ドゴォン!

岡部「おてぃふぁー!!!!」

クリス「あぁっ!?ごめん!反射的に!」

22: 2015/01/21(水)09:41:19 ID:54m
クリス「…え?」

クリス「つまりあんたが過去に送ったメールのせいで世界線が変わったってこと?」

岡部「…うむ」

クリス「その世界線の私達はこんなに強くなかったって?」

岡部「うむ」

クリス「…そうね…参ったわ」

岡部「…あぁ、凄く…」

クリス「今のあんた、なんの興味も湧かないわ」

岡部「はい?」

23: 2015/01/21(水)09:44:04 ID:54m
クリス「あんたはこう言ったわよ」

クリス「この世界を血で染めよう」

クリス「赤い世界を作ろう、って」

岡部「何を言ってるんだ…お前は」

クリス「なるほどねぇ、どうも今のあんた足りない気がする」

クリス「…世界戦(オペレーションワールドレクイエム)…」

岡部「世界戦…?」

クリス「血が足りないわ」

クリス「今のあんた、全く持って、滾らない」

35: 2015/01/23(金)03:08:17 ID:enO
岡部「滾らないって、何を言ってるんだ」

クリス「あの時のギラギラした岡部はどこに行ったの!?」

岡部「俺にいつそんな時があった」

クリス「…本当に忘れてるの?」

岡部「だから!知らんと…!」

クリス「そらぁっ!!」ドゴォン!

岡部「うるふょー!!」

クリス「…だったら」

クリス「…思い出させるしかないわね」

岡部「は、はぁ!?」

36: 2015/01/23(金)03:10:18 ID:enO
クリス「思い出して!岡部!」ゴッ!ゴッ!

岡部「あぁっ、ちょ、まっ!」

クリス「あの時私と交わした約束はどうしたのよう!」ゴッ!ゴッ!

岡部「ちょっ!ぎゃふ!だぁ!」

クリス「見せてよ!あの時のかっこいい岡部を!」

岡部「」

クリス「…うぅ…岡部ぇ…」

岡部「ば、馬鹿じゃないのか、貴様」

クリス「生きてたのね!?」

岡部「お前のせいだ!」

38: 2015/01/23(金)03:12:59 ID:enO
クリス「…参ったわ…どうやったら岡部を元に戻せるの?」

岡部「こっちのセリフだ、この馬鹿め」

岡部「それにしても、そのなんだ、世界戦について聞かせろ」

岡部「世界を赤く染めるだの、抽象的過ぎて分からん」

クリス「…そんなことまで忘れたのね?」

岡部「あぁ」

クリス「…この世に三つの勢力があるのは知ってるわよね?」

岡部「知らねぇよ」

39: 2015/01/23(金)03:15:58 ID:enO
クリス「その一つが、「コードA」、まぁつまり秋葉原のことね」

岡部「命名したのは誰だ」

クリス「岡部」

岡部「くっ…!」

クリス「あんたや漆原さん、橋田やフェイリスさん、萌郁さんが「コードA」所属」

岡部「ん?フェイリスはお前のことを敵視していたぞ」

クリス「あぁ、この前の地面割りで負けたのが悔しいんでしょ」

岡部「スケールが凄い」

41: 2015/01/23(金)03:19:37 ID:enO
クリス「もちろん私もコードA所属よ」

岡部「ふんふん」

クリス「もう一つが「凍る牙(FB)」よ」

岡部「その命名は」

クリス「あんた」

岡部「くそぉ!出て来い!前の俺!」

クリス「ここに所属しているのはセルンやラウンダーと呼ばれる組織ね」

クリス「数が多くて軍隊に近いわ」

クリス「ま、もっともラウンダーは数日前に壊滅したけど」

岡部(アサシンぱねぇ)

42: 2015/01/23(金)03:19:40 ID:enO
クリス「もちろん私もコードA所属よ」

岡部「ふんふん」

クリス「もう一つが「凍る牙(FB)」よ」

岡部「その命名は」

クリス「あんた」

岡部「くそぉ!出て来い!前の俺!」

クリス「ここに所属しているのはセルンやラウンダーと呼ばれる組織ね」

クリス「数が多くて軍隊に近いわ」

クリス「ま、もっともラウンダーは数日前に壊滅したけど」

岡部(アサシンぱねぇ)

43: 2015/01/23(金)03:21:48 ID:enO
岡部「…ん?」

岡部「ちょっと待て」

岡部「まゆりは?まゆりはどこだ?」

岡部(…どんなDメールにしろ俺はまゆりを助けるために使ったはずだ)

岡部(だったらまゆりがいないのはおかしくないか?)

クリス「…そう」

岡部「はい?」

クリス「記憶がない割に鋭いわね」

岡部「何も鋭くないんだが」

44: 2015/01/23(金)03:23:47 ID:enO
クリス「たった一人で凍る牙と渡り合い」

クリス「コードAと均衡状態を保ち続ける」

クリス「魔性の百合の花」

クリス「魔百合」

クリス「それが最後の勢力の名前よ」

岡部「ごめん待って」

クリス「あんたは魔百合を倒すために」

クリス「世界戦を引きおこそうとした」

岡部「待てと言っているだろう!」

45: 2015/01/23(金)03:26:26 ID:enO
岡部「俺がまゆりを倒す?」

岡部「何を言っているんだこのバカめ!」

岡部「俺はまゆりを助けるために過去改変したのだぞ!?」

クリス「知らないわよ!」

クリス「だけどこの魔百合は化物そのもの!」

クリス「魔百合に書かればUSAでさえ600秒で昨日停止よ!」

岡部「なんだその範馬勇次郎は!」

46: 2015/01/23(金)03:30:18 ID:enO
岡部「まゆりがそんなわけ無いだろう!」

岡部「あいつはな!人一倍弱いんだ!」

岡部「だから俺は…!」

クリス「…とぅ…」ガタガタ

岡部「はぁ?」

クリス「Too True(明らかすぎる真実)…!」ガタガタ

岡部「おい!何を…!」





魔百合「あ、クリスちゃん見つけたのです」ズシン

47: 2015/01/23(金)03:32:54 ID:enO
岡部「…」

魔百合「あ!オカリン!?」

魔百合「久しぶりだね!」

岡部「…」

岡部「…え?」

岡部「どなた?」

魔百合「もう!忘れちゃったの!?」

魔百合「Too True!魔百合氏(まゆしぃ)です」

岡部「まゆりはこんな筋肉だるまではない!」

魔百合「ひどいよぉ!オカリン!」ブンッ!

岡部「ぬわぁ!?」

岡部(ふ、風圧で…空が割れた!?)

48: 2015/01/23(金)03:37:22 ID:enO
岡部「何だその気持ち悪い体は!」

魔百合「えー?これ?」ムキッ

魔百合「ふふふ、練習の成果なのです」

岡部「まゆりは筋肉などついておらん!」

クリス「バカっ!逃げるのよ!」

クリス「今のあんたに勝ち目なんてないわ!」

岡部「ぬおっ!?ちょっと待て!」

魔百合「あー、早いよう」ブンッ!←風圧

クリス「くっ!」バチバチバチ!

タッタッタッ

魔百合「…逃げられちゃった」

魔百合「流石サイキックレットバンプなのです」

魔百合「その超能力と魔百合氏の肉体」

魔百合「どっちが勝つか楽しみなのです」

魔百合「Too True!」ニヤッ

49: 2015/01/23(金)03:42:26 ID:enO
ルカ子「ついに動き出しましたか」

ダル「Too True、魔百合!」

萌郁「…楽しみ」

フェイリス「ふふ、レッドバンプとの勝負はお預けにゃん」

クリス「ここが見つかるのも時間の問題、奇襲を仕掛けるわ!」

岡部「ウェイウェイ!待て待て待て!」

岡部「何を言ってるんだ!お前ら!」

岡部「まゆりはラボメンだろう!?」

クリス「いいえ、魔百合は敵よ」

クリス「全人類の、敵なのよ」

50: 2015/01/23(金)03:47:40 ID:enO
ルカ子「…清心斬魔流、「斬人」ルカ子、参る」

ダル「ダルザスーパーヒーロー、ダッシュ、参る」

萌郁「…懐疑的アサシニスト…参る…」

フェイリス「血濡れの渡り猫!参る!」

クリス「サイキックレッドバンプ、参る」

岡部「待てっていってんだろ!」

岡部「名乗るな!正座しろ!」

51: 2015/01/23(金)03:50:28 ID:enO
岡部「どこにまゆりを倒す必要がある!?」

岡部「まゆりが危険なら放っておくべきだろう!?」

岡部「わざわざ事を構える必要もあるまい!」

クリス「…それは」

鈴羽「それは私が答えるよ、岡部倫太郎」

岡部「…鈴羽!?」

クリス「出たわね…神出鬼没の大義(インビシブルアンビシャス)…」

鈴羽「あはは、まぁそう邪険にしないでよ、レッドバンプさん?」

52: 2015/01/23(金)03:52:34 ID:enO
クリス「ここで消し炭にしてもいいんだけど?」

鈴羽「あはは、インビシブルの名前は伊達じゃない、氏んだ事にも気付かないよ」

岡部「おい!置いていくな!」

岡部「鈴羽!お前は何を知っている!?」

鈴羽「私はさ、未来から来たんだ」

岡部「…!?」

岡部「あ、知ってたわ」

岡部「それで?」

鈴羽「…岡部倫太郎、君に世界を救って欲しい」

岡部「…?」

53: 2015/01/23(金)03:54:35 ID:enO
鈴羽「魔百合を倒して欲しいんだ」

岡部「だから…!」

鈴羽「…そうしないと未来は…」

鈴羽「魔百合のディストピアになってしまうんだ!」

岡部「…な、んだと?」

鈴羽「事の発端は今から数年前」

鈴羽「魔百合がまだ椎名まゆりだった頃」

岡部「…」

54: 2015/01/23(金)03:55:13 ID:enO
もう飽きた
広がりすぎてハンターハンターみたいになってんじゃん
おやすみ

58: 2015/01/23(金)07:19:00 ID:enO
鈴羽「あるメールを彼女はもらったんだ」

岡部「…?メール?」

鈴羽「…」

鈴羽「まゆり、体を」

鈴羽「鍛えろ、そし」

鈴羽「て奴らに勝て」

岡部「!!!!」

鈴羽「そのメールのお陰で彼女は体を鍛え始めた」

岡部「…そ、そうだったのか」

鈴羽「彼女はね、愚直にもその謎のメールを信じたんだ」

鈴羽「…彼女の才能は素晴らしかった」

鈴羽「やがて彼女自身を飲み干してしまうほどに、その才能は大きかった」


夜に書きます

61: 2015/01/23(金)23:14:46 ID:enO
鈴羽「…彼女を魔百合を倒すっていうことはそう言う事じゃない」

鈴羽「…才能という悪魔に飲まれた椎名まゆりを」

鈴羽「取り戻すことなんだ!」  

岡部「…!!」

岡部「…なぜだ…!」

岡部「…俺はまゆりを助けるために…」

岡部「…決してまゆりを傷つける為ではないのに…」
 
クリス「…」

岡部「…どうしてこんなに滾っている…!」

62: 2015/01/23(金)23:17:30 ID:enO
岡部「ラボメンよ、配置につけ」

ルカ子「…岡部さん…!」

岡部「これより世界戦(オペレーションワールドレクイエム)を開始する」

ダル「オカリン…!」

岡部「我々の目的は魔百合を倒すこと」

萌郁「…」

岡部「…そして」

岡部「椎名まゆりを取り戻すことだ!」

クリス「…」

岡部「不満があるのなら俺に言え!」

岡部「もう二度と、Too Trueなどと言わせん!」

63: 2015/01/23(金)23:18:12 ID:enO
岡部「ラボメンよ、配置につけ」

ルカ子「…岡部さん…!」

岡部「これより世界戦(オペレーションワールドレクイエム)を開始する」

ダル「オカリン…!」

岡部「我々の目的は魔百合を倒すこと」

萌郁「…」

岡部「…そして」

岡部「椎名まゆりを取り戻すことだ!」

クリス「…」

岡部「不満があるのなら俺に言え!」

岡部「もう二度と、Too Trueなどと言わせん!」

64: 2015/01/23(金)23:20:40 ID:enO
クリス「…岡部」

岡部「どうした、クリスティーナよ」

クリス「今のあんたは私たちの知ってるあんたとは違う」

クリス「今のあんたはコードAの頭領のあんたじゃない」

クリス「力も何もないただの一般人よ」

クリス「…それでも魔百合と対峙するっていうの?」

岡部「…決まっているだろう」

岡部「…俺はあいつを守ると約束した」

岡部「なぜならあいつは俺の人質だからだ!」
 
クリス「…」

クリス「…はぁ」

65: 2015/01/23(金)23:23:19 ID:enO
クリス「…強くなくなっても」

クリス「…あんたはあんた、か」

ダル「オカリンは変わらないお」

萌郁「…いつでも無鉄砲」

ルカ子「空気も読めませんし」

フェイリス「口だけのことも多いにゃん!」

岡部「き、貴様ら!」

クリス「それでも私達はあんたについていく」

岡部「…!」 
 
クリス「さぁ、立ち上がる時よ、岡部!」

クリス「steins;gate、岡部倫太郎!」

岡部「…あぁ!!」

66: 2015/01/23(金)23:26:16 ID:enO
魔百合「…ふふふ、オカリン…褒めてくれるかなぁ」

魔百合「…あは、何か壊したくなってきちゃった」

魔百合「ふふ、あはははは!!!」

岡部「随分と気持ちよさそうな高笑いだな」

岡部「魔性の百合よ!」

魔百合「あ」

魔百合「おかりんだぁー!」ブンッ!

クリス「デジタルシールド!」ギュンッ!  
岡部「す、すまん、クリス」

67: 2015/01/23(金)23:28:02 ID:enO
魔百合「ふふ、クリスちゃん」

魔百合「相変わらずすごい超能力だねー」

クリス「…くっ」

魔百合「でも知ってる?」

魔百合「超能力に頼るってことは」

魔百合「自分の肉体がひ弱って言ってるのと同じことなんだよ!?」ギュンッ!

クリス「!」

クリス「…は、はや…」

ズドォ!!!

68: 2015/01/23(金)23:30:19 ID:enO
クリス「…あ、あれ?」

魔百合「…」

魔百合「…もう、邪魔しないでよ、ルカ君」

ルカ子「…魔百合ちゃん…」

魔百合「…すごい速さだね」

ルカ子「清心斬魔流…壱の形」

ルカ子「破邪魔斬光!」

がきぃぃぃん!!

ルカ子「…やっ…」

カランカラン

ルカ子「…なっ!」

69: 2015/01/23(金)23:32:21 ID:enO
魔百合「惜しかったね」

魔百合「速さとはただの補助能力」

魔百合「いくら早くても力がないんじゃ」

魔百合「魔百合氏の体には傷一つはいらないよ」

ルカ子「…くぅ!」

ダル「だったらパワーだお!」ドゴォン!!

魔百合「…!?」

ダル「僕の力は魔百合氏にだって負けないお!」

ドドドドドドドド!!

70: 2015/01/23(金)23:34:24 ID:enO
魔百合「…」

魔百合「ていっ」グバァッ!

ダル「ぐおおっ!」

魔百合「下手な鉄砲も数打てば当たる」

魔百合「だけどダル君の鉄砲は」

魔百合「空砲(ブランク)」

魔百合「弾丸のない銃じゃ魔百合氏は殺れないよー」ニコォッ

ズドォ!!!

ダル「…ぐ、ぶ!!」

71: 2015/01/23(金)23:35:53 ID:enO
魔百合「そして気配を消して近づく誰かさん」

萌郁「…!」

魔百合「残念だったね」

魔百合「気配は消せても」

魔百合「命の光は消えないんです☆」

ドゴォン!!

萌郁「…ぐぅ…」

魔百合「まぁ、今から消えるけど」ニコォッ

岡部「…くっ!」

72: 2015/01/23(金)23:38:52 ID:enO
岡部「つ、強い」

岡部「強過ぎるぞ…!」

鈴羽「諦めないで!岡部倫太郎!」

岡部「だ、だが!」

鈴羽「魔百合はまだ本気じゃない」

鈴羽「そこの隙にかけるんだ!」

鈴羽「やぁぁぁぁ!」

ドンッ!

魔百合「努力の人、神出鬼没の大義」 
 
魔百合「努力じゃ埋まらない」

魔百合「圧倒的な差を教えてあげるのです☆」

ドドドドドドドド  

鈴羽「…う、ぐぁぁっ!」

73: 2015/01/23(金)23:40:31 ID:enO
フェイリス「…」

フェイリス「…魔百合の筋肉の動き…」

フェイリス「…魔百合の足運び」

フェイリス「…見えた!」

フェイリス「ここにゃ!」

トン!

魔百合「あれれー?」グラッ

フェイリス「残念だったにゃ!魔百合!」

フェイリス「フェイリスの見極めからは逃れられないにゃ!」

魔百合「…」

74: 2015/01/23(金)23:43:31 ID:enO
魔百合「…ふふふ」

フェイリス「にゃ、にゃにゃ?」

魔百合「ふふふ、力のない奴ほど」

魔百合「技に逃げる」

魔百合「いいこと教えてあげるよ、フェイリスちゃん」

フェイリス「…は、はやい…」

魔百合「技はね」

魔百合「こう使うんだよ!」

ドゴォン!!

フェイリス「」

魔百合「これが見極めかぁ」

魔百合「流動的弱点をピンポイントで穿つ技」

魔百合「ふふふ、じゃあそこを魔百合氏の力で突いたら」

魔百合「こうなるのは当然なのです☆」

フェイリス「」

75: 2015/01/23(金)23:45:24 ID:enO
岡部「…」

魔百合「さぁ、残るはオカリンだけなのです」

魔百合「Too True」

魔百合「真実は」

魔百合「残酷なのです」ニコォッ

ギュンッ! 

岡部「…」

岡部「まゆり!!」

魔百合「…」ピタッ

76: 2015/01/23(金)23:46:13 ID:enO
岡部「…」

魔百合「さぁ、残るはオカリンだけなのです」

魔百合「Too True」

魔百合「真実は」

魔百合「残酷なのです」ニコォッ

ギュンッ! 

岡部「…」

岡部「まゆり!!」

魔百合「…」ピタッ

77: 2015/01/23(金)23:47:53 ID:enO
岡部「…お前は…」

岡部「…俺の人質だろう?」

岡部「…何がお前を変えてしまった?」

岡部「…何が悪かったんだ?」

魔百合「…」

魔百合「…どうして?」

魔百合「…どうしてそんな顔するの?」

魔百合「魔百合氏は強くなったんだよ?」

魔百合「…もう」

魔百合「オカリンの重荷になる事なんてないのに!」

78: 2015/01/23(金)23:50:28 ID:enO
岡部「ふざけるな!」

岡部「重荷?重荷だと!?」

岡部「勘違いをするな!」

岡部「お前を重荷だと感じたことなど一度もない!」

岡部「人質風情が考えることではない!」

魔百合「…魔百合氏…は…」

魔百合「…重荷に…なりたくない」

岡部「…まゆり…」

魔百合「…だから」





魔百合「おカリンを頃すことで証明するのです」

岡部「!?」

79: 2015/01/23(金)23:50:30 ID:enO
岡部「ふざけるな!」

岡部「重荷?重荷だと!?」

岡部「勘違いをするな!」

岡部「お前を重荷だと感じたことなど一度もない!」

岡部「人質風情が考えることではない!」

魔百合「…魔百合氏…は…」

魔百合「…重荷に…なりたくない」

岡部「…まゆり…」

魔百合「…だから」





魔百合「おカリンを頃すことで証明するのです」

岡部「!?」

80: 2015/01/23(金)23:52:22 ID:enO
ズドォ!!!

魔百合「…」

魔百合「あっははは!これでもう魔百合氏は人質じゃないのです!」

魔百合「これで魔百合氏は重荷じゃない!」

魔百合「魔百合氏は…!魔百合氏は…!」

岡部「…」

魔百合「…!?」

岡部「…俺が怖いか?」

岡部「魔百合よ」

魔百合「…く!」

ドゴォン!!

81: 2015/01/23(金)23:54:35 ID:enO
岡部「…がっ…!く…!」

バタッ

魔百合「はぁ…!はぁ…!」

岡部「…ぐぅぅ!」

魔百合「…!」

岡部「ふふ、きかんな」 

岡部「魔百合よ、貴様怯えているな」

岡部「俺が立ち上がることに恐怖を感じている」

魔百合「どうして…!」

岡部「お前がラボメンだからだ」

魔百合「…!」

魔百合「いやぁぁぁぁああ!!!」ドゴォン!!

岡部「」

82: 2015/01/23(金)23:57:52 ID:enO
魔百合「どうして!どうして立ち上がるの!」ドゴォン!!ドゴォン!!

魔百合「もう魔百合氏はおもになんかじゃない!」

魔百合「魔百合氏は…!」ドゴォン!!ドゴォン!!ドゴォン!!ドゴォン!!ドゴォン!!


バシッ


岡部「…そうだ」

岡部「お前は重荷じゃない」

魔百合「…おか、りん…」

岡部「お前はラボメンナンバー002」

岡部「椎名まゆりだ!」

魔百合「…!」

岡部「くらええええ!」


steins;impact!!(再構成の一撃!!)



ポスッ

83: 2015/01/23(金)23:57:52 ID:enO
魔百合「どうして!どうして立ち上がるの!」ドゴォン!!ドゴォン!!

魔百合「もう魔百合氏はおもになんかじゃない!」

魔百合「魔百合氏は…!」ドゴォン!!ドゴォン!!ドゴォン!!ドゴォン!!ドゴォン!!


バシッ


岡部「…そうだ」

岡部「お前は重荷じゃない」

魔百合「…おか、りん…」

岡部「お前はラボメンナンバー002」

岡部「椎名まゆりだ!」

魔百合「…!」

岡部「くらええええ!」


steins;impact!!(再構成の一撃!!)



ポスッ

84: 2015/01/24(土)00:00:07 ID:vZ0
岡部「…」

魔百合「…」

岡部「…」

魔百合「…ふふ、効かないよ」

魔百合「…そんな腰の入ってないパンチ、ちっとも聞かないのです」

魔百合「…でも」

魔百合「…」

魔百合「魔百合氏は…」

岡部「まゆり」

岡部「お疲れ様」

魔百合「…!!!」






まゆり「…とぅっとぅるー」

まゆり「…まゆしぃ…です」ポロポロ

85: 2015/01/24(土)00:07:18 ID:vZ0
クリス「…嘘?」

クリス「…魔百合を倒したの?」

ルカ子「…さ、流石岡部さんです」

ダル「オカリンやったお!」

鈴羽「…ありがとう、岡部倫太郎」

萌郁「…かっこ…いい」

フェイリス「」

まゆり「…ごめんね」

まゆり「皆、ごめんね」ポロポロ

岡部「なくな!まゆり!」

岡部「大丈夫だ!」

岡部「世界は再構成された!」

まゆり「オカリン…?」

岡部「これが」

岡部「これこそが!」

岡部「steins;gateの選択なのだ!フゥーははは!」
 


俺はこの世界で生きていく
そして刻みつけるんだ 
この世界に真実などありはしないと
あるのは己の
己の力で切り開く未来だと!



  
steins;gateー真実世界のトーナメントー



勘弁してください
ありがとうございました
一から読み直すとクソです

86: 2015/01/24(土)00:07:27 ID:vZ0
おやすみなさい

引用元: 岡部「世界戦…?」クリス「血が足りないわ」