1:◆tPHkm/jYV. 2015/12/13(日) 04:19:00.15 ID:Tjx39Rgt0
実験作と言うか妄想の産物と言うか。
独自設定が多数含まれるのでご注意を…

モバP「ほう、赤緑青ピカチュウか」

2: 2015/12/13(日) 04:19:47.20 ID:Tjx39Rgt0
P「………は?」

P「いやいやいや、おかしいだろ普通に考えて」

P「なんで俺はニビシティに来てるんだよ、おい」

3: 2015/12/13(日) 04:20:22.71 ID:Tjx39Rgt0
P「…あ、ボール…」

ぼんっ

ヒトカゲ「かーげかげー♪」

P「……つまりアレか、ハードモードだと」

P「参ったなあ…そんで、可愛いじゃねえかおい…」ひょいっ

ヒトカゲ「かげー」

4: 2015/12/13(日) 04:21:00.64 ID:Tjx39Rgt0
ーニビシティジムー

P「たのもーっ!!……てな」

P「一度言ってみたかったんだよ、この台詞。わかんない人はテレビアニメを見ようぜ」

P「さて、ゲームと同じならジムリーダーが…」

5: 2015/12/13(日) 04:21:46.10 ID:Tjx39Rgt0




李衣菜「あ、来ましたね挑戦者!受けて立ちますよ!」


P「うわあロックなジムだなあ」

ーーーーーーーー

6: 2015/12/13(日) 04:22:18.26 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「さあて…それじゃ、始めましょうか…」とんとん…

P「…いや、始めるならポケモン出しなさいよ」

李衣菜「へ、ポケモン?」

P「いや、イワークとかイシツブテとか、持ってるだろ?」

7: 2015/12/13(日) 04:23:02.42 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「イヤだなあ、何言ってるんですか…ジムリーダーって言うのはポケモンとトレーナーの力量を図る仕事」

李衣菜「そのために、特殊な訓練を受けた私達アイドルが、ポケモン達の相手をする…それがジム戦ですよ」

P「何それこわい」

8: 2015/12/13(日) 04:23:51.34 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「そんなに私の実力が知りたいと言うのなら仕方ありません…」

李衣菜「この私のロックな技の数々、見せてあげますよ!」

P「いや、だから俺は…」

ヒトカゲ「かげ!」ずいっ

P「な、おい、ヒトカゲ!お前まで…」

9: 2015/12/13(日) 04:24:23.01 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「やる気はあるみたいですね…それじゃあ行きますよ! 試合、開始っ!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…

P「な…!?」

P(周囲の岩盤や岸壁から…欠片が浮かび上がっていく…?)

李衣菜「これが私の能力…『ステルスロック』です!」

10: 2015/12/13(日) 04:24:54.18 ID:Tjx39Rgt0
P「………本当に、やる気なんだな」

ヒトカゲ「かげ!」

P「……仕方ないな」

P「おい李衣菜、火傷してから後悔するんじゃないぞ!」

李衣菜「そっちこそ、怪我してからじゃ遅いんですからね!…行きます!」

11: 2015/12/13(日) 04:25:26.44 ID:Tjx39Rgt0
岩片が周囲に浮かび上がる…!

P(……しかし、あの岩はなんだ…?周囲に浮かぶばかりで無意味なように見えるが…)

P「考えててもしゃーないか…! ヒトカゲ、ひのこだ!」

ヒトカゲ「かーげーっ!」ぼおおおおおお…

李衣菜「……………」

12: 2015/12/13(日) 04:26:03.93 ID:Tjx39Rgt0
P「よし、入った!」

李衣菜「甘いです!」きっ…

岩壁「じゃこん!」

P (な、さっきの岩か!重なり合って防壁になりやがった!)

ぼぼぼぼ……しゅううう…

13: 2015/12/13(日) 04:26:33.30 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「ステルスロックは岩を浮かせ、それを操作する技…」

李衣菜「ご覧の通り、うまく使えば防壁にも。そして…」すっ…

P「!」

李衣菜「こんな風に、攻撃にも使える!『ロックブラスト』!」

ひゅぅっ! ひゅん!ひゅん!ひゅん!

14: 2015/12/13(日) 04:27:03.41 ID:Tjx39Rgt0
P「く…かわせ、ヒトカゲ!とにかくよく見て避けまくるんだ!」

ヒトカゲ「か、かげ!」こくん!

ヒトカゲ「かげ、かげ、かげ!」すか、すかっ…

李衣菜「まだまだ!このフィールドにある岩ならいくらだって…!」どごーん!どごーん!

李衣菜が手で誘導した方に、岩の欠片が撃ち出される…!

15: 2015/12/13(日) 04:27:38.78 ID:Tjx39Rgt0
P「く…なんて技だ…! ロックロック言ってるだけあって、流石に岩の扱いに慣れてやがる」

ヒトカゲ「かげ!かげかげ!」

P「ん?……そうか!」

P「いくら岩が補充できようが、岩の操作をしているのは李衣菜じゃないか!」

P「そして、今は岩がこちらに射出されている状態…懐は無防備!」

16: 2015/12/13(日) 04:28:34.88 ID:Tjx39Rgt0
P「ヒトカゲ!ダッシュで距離を詰めるんだ!」

ヒトカゲ「かげっ!」

李衣菜「えっ」

ヒトカゲ「かげかげかげかげか…」だだだだだ……

ぴょんっ……

17: 2015/12/13(日) 04:29:09.70 ID:Tjx39Rgt0
P「ぶっ放せぇ!」

ヒトカゲ「かげーっ!」ぼぼぼぼぼぼ……

李衣菜「ひゃーーーっ!!!」どかかかかかか……

どっごおおおお………

P「はあ…はあ…」

18: 2015/12/13(日) 04:29:37.46 ID:Tjx39Rgt0
ヒトカゲ「かげ!」しゅたっ…

P「……はは、お前、足が速いんだな…」

ヒトカゲ「かげ!」

もくもくもく…

P「……やったか……?」

19: 2015/12/13(日) 04:30:25.55 ID:Tjx39Rgt0


ゴゴゴゴゴゴ……


P「な!?」

P(岩が……また!?)

20: 2015/12/13(日) 04:30:55.10 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「……言いましたよね」

李衣菜「このフィールドにある岩なら、いくらでも動かすことができるんです…」

P「まだやるってのかよ…!」

李衣菜「勝負はまだ、付いてませんから!」

李衣菜「行きます!……『ロック』……」

21: 2015/12/13(日) 04:31:32.99 ID:Tjx39Rgt0
P「『ブラスト』の方か! ヒトカゲ、もう一度さっきの…」

李衣菜「『ロックカット』!」

しゃききききき……ぃいいん!

P「い…っ!?」

P(自分の身体を、削って…!?)

22: 2015/12/13(日) 04:32:07.66 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「ここからは、本気ですよ…! 『ステルスロック』浮上して!」

ふわ…………っ

P(フィールド全体に岩が展開した…っ!)

23: 2015/12/13(日) 04:33:03.17 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「…安心してください。この岩が一気にあなた達を襲うことはありません。」

李衣菜「これだけばらばらに浮かせると、それだけでエネルギーを使っちゃうんです」

P「それはいい情報だな…だが、言うからには勿論、悪いお知らせの方もあるんだよな?」

24: 2015/12/13(日) 04:33:34.48 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「それは今からお見せします!」たん……っ!

P「飛んだ………高い…っ!?」

李衣菜「ロックカットは一時的に身軽になって自分の素早さを高める技…つまり…!」

李衣菜「『ロッククライム』!」

ばっ ばっ ばっ ばっ ばっ……

25: 2015/12/13(日) 04:34:03.52 ID:Tjx39Rgt0
P「岩の上を、自在に…!」

李衣菜「こうして跳び回れば、その子の炎は絶対に食らいません!」

ヒトカゲ「かげ!?」

P「ぐ…ここへきて小賢しいマネを…!」

26: 2015/12/13(日) 04:34:42.28 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「へへーん、こういうのはやったもん勝ちなんですよ!これで…」ばばばばば………

李衣菜「攻撃は…絶対に…!」ばばばばばばばば………

李衣菜「…………………」

P「……………?」

27: 2015/12/13(日) 04:35:27.18 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜(………どうしよう)

李衣菜(このままだと私、攻撃できないじゃん!)ちーん……

ーーーーーーーーー

28: 2015/12/13(日) 04:36:04.50 ID:Tjx39Rgt0

P「いやー、勝った勝ったぁ、ははは」

P「グレーバッジか…へえ、実物はこんな感じなんだなジムバッジって」

P「ヒトカゲもお疲れ様だったな」

ヒトカゲ「かげ!」(肩に乗ってる)

29: 2015/12/13(日) 04:36:36.98 ID:Tjx39Rgt0
李衣菜「ちょっと!ひどいじゃないですか、いくらなんでも!」

李衣菜「普通、やけくそで覚悟決めて特攻決めた女の子に火の粉とか!」

李衣菜「おかげで服もほとんど焦げちゃったじゃないですか!もー!」ぼろっ……

30: 2015/12/13(日) 04:37:30.83 ID:Tjx39Rgt0
P「いや、だって、あのスピードで上から降ってくるとか、もう俺が命令しなくても…なあ」

ヒトカゲ「かげ」←びびって勝手にやった。

李衣菜「それでも! ポケモンの面倒は普通トレーナーがちゃんと見るもので…!」

P「ああ、言ってなかったっけそういや」

李衣菜「?」

31: 2015/12/13(日) 04:38:04.25 ID:Tjx39Rgt0
P「俺はトレーナーじゃない。俺の肩書きは「プロデューサー」だからな」けらけら…

李衣菜「あーー!ずっこい!!」

P「こーいうのは言ったもん勝ちなんだよーだ」

李衣菜「待てこの陰険プロデューサー!」

ーーーーーーーー

32: 2015/12/13(日) 04:38:43.26 ID:Tjx39Rgt0
ぴぴぴぴぴ………

P「ん……朝…? 今、何時だ…」

P「って、やっべえ寝過ごした!?」

P「うわわ、遅刻遅刻…! ああ、社員証社員証…」

ころっ…

33: 2015/12/13(日) 04:39:16.07 ID:Tjx39Rgt0
P「……ん? なんだこれ、バッジ…?」

P「っとと、こんな事してる場合じゃない!今日は朝から会議なんだって!」

P「急げーっ!」どたどたどた……ばたん…

34: 2015/12/13(日) 04:39:44.06 ID:Tjx39Rgt0
ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

35: 2015/12/13(日) 04:40:12.51 ID:Tjx39Rgt0


ーおしまい。



36: 2015/12/13(日) 04:43:39.32 ID:Tjx39Rgt0
岩でロックと言うとむしろ「ザ・ロック」と呼ばれたジムリーダーさんもいたと思いますけどそれはそれで。
なんとなく思いついた妄想なので、また気が向いたらこの夢の続きをPが見るのかもしれません。

…続くかどうかわからないので弱点保険かけたとか…読まれちゃってますね多分。

引用元: モバP「ほう、ニビシティか」