1: 2014/12/31(水) 22:24:51.75 ID:mAfNgA3z0.net
晴絵「私の事なんかほっといて子供達だけで楽しめばいいのに」

晴絵「まあそれだけあの子達に好かれてるってことか」

??[赤土さん」

晴絵「あ、あなたは!?」
第2話 勝負
3: 2014/12/31(水) 22:27:12.12 ID:mAfNgA3z0.net
晴絵「戒能プロ、なんでここに」

良子「一緒に来てもらいます」ガシッ

晴絵「えっ、私には用事が」

良子「ノープロブレムです」

晴絵「いやいや、全然プロブレムだから」

4: 2014/12/31(水) 22:29:50.79 ID:mAfNgA3z0.net
??「そこまでです!」バッ

良子「くっ」サッ

良子「村吉アナホワイ?」

晴絵「助けてくれてありがとうございます」

みさき「赤土さんは私と来るんです」

晴絵「え…」

5: 2014/12/31(水) 22:33:15.39 ID:mAfNgA3z0.net
良子「ノー、赤土さんには私と来てもらいます」

みさき「私です」

晴絵(なんなんだいったい……)

良子「赤土さんを連れて行かないとはやりさんに牌のお姉さんにされてしまいます」

みさき「それは大変ですね」

良子「だったら」

みさき「でもこっちも人生がかかってるんです」

みさき「野依プロの」

晴絵「え?」

6: 2014/12/31(水) 22:38:11.33 ID:mAfNgA3z0.net
みさき「野依プロってあんなのじゃないですか」

みさき「私や他の知り合いが何度も合コンをセッティングしたり男性を紹介しても全然駄目なんですよ」

みさき「このままじゃ野依プロは孤独氏してしまいます。赤土さんが必要なんです!」

晴絵「え、まだ氏にませんよね……」

良子「そうですよ、まだ焦る必要はナッシングです」

??「それなら諦めてもらわないと、今すぐ赤土さんが必要な人がいるんですから」

みさき「あなたは!?」

7: 2014/12/31(水) 22:42:16.97 ID:mAfNgA3z0.net
恒子「すこやんはもうアラフォーで今すぐ赤土さんが必要なんですよ」

晴絵「福与アナがいるじゃないですか」

恒子「私は腐れ縁ポジであって恋人ポジじゃありませんから」

みさき「赤土さんは野依プロの恋人ポジです」

良子「はやりさんのです」

晴絵「えー……」

晴絵(ていうかなんで本人が来ないんだろ……)

8: 2014/12/31(水) 22:45:47.68 ID:mAfNgA3z0.net
恒子「じゃあ勝負しましょうか」

良子「オーケー」

みさき「望むところよ」

??「…」ドスッ

恒子「ぐあ…」バタン

みさき「え?佐藤アナ?」

良子「隙あり!」ドスッ

みさき「がはっ…」バタリ

良子「サンクス佐藤さん」

裕子「あんなに頼まれたら断れませんから」

裕子「じゃあ私はこの2人を介抱しますので」

9: 2014/12/31(水) 22:51:02.48 ID:mAfNgA3z0.net
良子「さあ、レッツゴーです」

晴絵「いや、行かないから……」

良子「そうですか、だったら……」

良子「ハッ!」ブン

晴絵「危なっ!」サッ

良子「なっ!私のキックを避けるなんて」

晴絵「阿知賀のレジェンドを舐めるなよ」ドスッ

良子「がっ…」

晴絵「安心しろ峰打ちだ」

良子「素手…ですよ…」バタリ

10: 2014/12/31(水) 22:55:19.18 ID:mAfNgA3z0.net
松実家

穏乃「先生遅いね」

宥「何かあったのかな」

灼「ハルちゃんなら大丈夫だと思…」

憧「みんな大変よ!」

玄「どうしたの?」

憧「小鍛治プロが阿知賀に来てるんだって」

宥「え…」

玄「先生を連れていかれないために作った監視網が役に立ったね」

穏乃「でもどうするんですか?来てるのが分かったところでどうすれば……」

灼「潰す」

憧「まあ、晴絵は私達のだから小鍛治プロなんかに渡すわけにはいかないわよね」

11: 2014/12/31(水) 22:59:45.42 ID:mAfNgA3z0.net
はやり「へー、どうするのかな?」

宥「瑞原プロ!?」

玄「おもち!」

はやり「佐藤アナから良子ちゃんが失敗したって連絡があったからね」

はやり「赤土さんははやりが貰って行くよ」

灼「させない、玄!」

玄「うん!おもちは私に任せて!」バッ

はやり「ふふっ」サッ

玄「え?」

ドゴォッ

玄「ぐはぁ…」バタリ

14: 2014/12/31(水) 23:04:22.87 ID:mAfNgA3z0.net
穏乃「そんな…玄さんがこんな簡単に……」

はやり「はやりのファンはみんな元気だからこれくらい楽勝だよ」

憧「くっ、どうすれば……」

灼「瑞原プロ、年甲斐もなく色々キツい少しはアラフォーらしくしろって憧が」

はやり「へー、そうなんだー」ビキビキ

憧「えっ、ちょっと灼!?」

はやり「悪い子はお仕置きだよ!!」

灼「隙あり」ドゴッ

はやり「あ…」バタリ

宥「ボーリングの玉…」

穏乃「もしかして氏んだんじゃ……」

17: 2014/12/31(水) 23:08:47.77 ID:mAfNgA3z0.net
灼「大丈夫だと思…」

灼「峰打ちだし」

穏乃「ありませんよね?峰……」

憧「あと小鍛治プロと野依プロも来てそうだし私達から晴絵を迎えに行くわよ」

宥「玄ちゃん起きて」

玄「ん…もう朝?」

憧「玄!晴絵を迎えに行くわよ」

玄「よかった、寝過ごしたんじゃないんだね」

憧「さあ行くわよ!」

灼「ハルちゃんを助けに!」

「おー!!」

18: 2014/12/31(水) 23:14:25.60 ID:mAfNgA3z0.net
理沙「寒い…」

理沙「赤土さん遅い…」

穏乃「野依プロ?」

宥「どうしてここに」

玄「そこにいられるとお客さんの迷惑なんですけど……」

理沙「私も客!」

憧「まさかここに晴絵を連れ込んでなにかする気だったんですか?」

理沙「だったら何?」

宥「ふふふふふ、やっつけちゃいますよ?」

理沙「怖い……」

穏乃「こっちの方が人数的にも有利ですしね」

理沙「……」

19: 2014/12/31(水) 23:19:13.88 ID:mAfNgA3z0.net
そのころ晴絵は

晴絵「あー、完全に遅刻だなこれ」

健夜「赤土さん」

晴絵「こ、小鍛治プロ!?なんで……」

健夜「赤土さんと2人で年越しするために奈良にホテルをとったんです」

健夜「茨城まで来てもらうのも悪いですから」

晴絵「でも福与アナが……」

健夜「こーこちゃんが連れてきてくれたらよし、失敗しても私自ら会いに行けばいい」

健夜「いい作戦ですよね?」

晴絵「……」

20: 2014/12/31(水) 23:22:54.21 ID:mAfNgA3z0.net
健夜「さあ、2人で年を越しましょう」

望「晴絵ー!」

晴絵「望!?車で突っ込んでくるな危ないだろ!!」

望「大丈夫、ちゃんと止まるわよ」

望「あれ?」

健夜「あらかじめブレーキに細工しておいたんだよ」

健夜「バイバイ」

望「ちょっと!?どうやって止まればいいのよこれ!?」

晴絵「望……」

晴絵「くっ…」ダッ

健夜「えっ、赤土さん!?」

21: 2014/12/31(水) 23:27:18.99 ID:mAfNgA3z0.net
晴絵「はあはあ……なんとか逃げ切れたな……」

晴絵「このまま松実館に行くか」

初瀬「ちょっと小走先輩本当に行くんですか?私達呼ばれてませんよ」

由華「岡橋、小走先輩に文句をつけるなんて偉くなったね」

初瀬「うっ…なんでも無いですごめんなさい……」

やえ「巽、あんまり岡橋を怖がらせるな」

やえ「心配しなさんな、ただちょっと様子を見に行ってあわよくば一緒に年越ししようってだけだ」

初瀬「はあ」

晴絵「へー、そうなのか。じゃあ一緒に行こうか」

初瀬「え?」

由華「赤土晴絵!?私達は敵同士ですよ」

やえ「ファンです、サインください」

由華「小走先輩!?」

23: 2014/12/31(水) 23:31:16.54 ID:mAfNgA3z0.net
松実館前

憧「流石はプロ、やりますね」

理沙「そっちこそ!」

穏乃「どうしよう、先生が来たら怒られちゃうよ」

宥「その前にやっつけよ」

はやり「はやりもそれがいいと思うな」

灼「そんな……」

はやり「牌のお姉さんを舐めんなよ!!」

はやり「じゃなくて、牌のお姉さんを甘く見ないでね☆」キャピ

「……」

25: 2014/12/31(水) 23:38:14.24 ID:mAfNgA3z0.net
玄「敵が2人になちゃったよ……」

憧「そうとも限らないわよ」

灼「そっかあの2人も敵同士」

穏乃「潰しあってくれれば……」

はやり「ふふふ、誰が相手でも構わないよ」

理沙「かかってこい!」

玄「あわわわ……」

宥「怖い……」

26: 2014/12/31(水) 23:42:48.66 ID:mAfNgA3z0.net
健夜「楽しそうなことやってるね」

穏乃「こっ、小鍛治プロ!?」

灼「ハルちゃんは渡さない!」

健夜「いいよ、最後に立っていた者が赤土さんと年越し出来るってわけだね」

はやり「私のために散っていった良子ちゃんのために」

理沙「村吉アナの仇!」

健夜「こーこちゃん見守っててね」

憧「その人達氏んでないですよね…?」

27: 2014/12/31(水) 23:47:01.56 ID:mAfNgA3z0.net
晴絵「着いたぞー」

由華「思ったより遠かった……」

やえ「ん?あれは?」

初瀬「おーい憧-!」

「おりゃー!!」
「負けませんよ!!」
「赤土さんは渡さない!!」
「くたばれー!!」

初瀬「憧……」

やえ「私達はお呼びじゃないみたいだな」

28: 2014/12/31(水) 23:51:48.48 ID:mAfNgA3z0.net
由華「もうすぐ年明けですよ…どうします?」

晴絵「私達4人で年越ししようか」

やえ「いいんですか?」

晴絵「あれ終わらなそうだし……止めに行ったらもっと面倒なことになりそうだし……」

初瀬「憧…」

やえ「やった」

由華(小走先輩が嬉しそうでなにより)

29: 2014/12/31(水) 23:54:25.14 ID:mAfNgA3z0.net
健夜「そんなの認めるわけないでしょ」

やえ「ひっ、こっちに来ないで……」

はやり「赤土さんと過ごせるのは最後に立ってた人だけだよ」

理沙「戦う!」

やえ「しょうがない、行くぞ巽!」

由華「はい!」

初瀬「私は遠慮しておきますね」

憧「初瀬!手を貸して!」

初瀬「まかせろ!」

晴絵「あれ、私空気じゃね……」

望「晴絵ー!」

晴絵「望、無事だったんだな」

望「待っててね、すぐにあいつらを蹴散らすから」

晴絵「……」

30: 2014/12/31(水) 23:58:08.65 ID:mAfNgA3z0.net
晴絵「で、結局みんな気絶したっていう……」

宥「うーん…先生…」

穏乃「先生は渡さない…」

由華「小走先輩…」

やえ「レジェンド…」

玄「先生のおもちが見える…」

憧「お姉ちゃんでも容赦しない…」

望「晴絵は私のもの…」

はやり「赤土さん、私と一緒に牌のお姉さんに…」

理沙「赤土さん…」

健夜「結婚して…」

初瀬「憧ぉ…」

晴絵「みんなが目を覚ましたら初詣に行けば良いし、こういう年越しも悪くないかな」

カン

引用元: 赤土晴絵「今年は松実家で年越しか」