優花里「（さて、ついたらどこから回りましょうか？）」

優花里「（ミリタリーショップやボコショップは今回あえてハズして、お洋服でも…）」


ｷﾞｭﾙﾙ…


優花里「ん？」


ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ!


優花里「（あれ？あれ？）」


ｷﾞｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ!!


優花里「あ…」



ウ●コ「まっ↑たゃぁーーーーーーーー！！」ｷﾞｭﾙﾙﾙ


優花里「（ぎゃあああああああ！！！）」ｷｭｯ

優花里「（痛い！痛い！お腹が痛い！！痛い！！）」

優花里「（なんで！？なんで！？さっきおトイレ行きましたよ！？）」


優花里「（なんで電車に乗ったとたん！痛く！なるんですかぁ！！）」


ウ●コ「ねぇ、こんな病気を知ってる？」

ウ●コ「”過敏性腸症候群”」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

優花里「（知りませんよそんなの！！）」ｷｭｯ


優花里「（お、落ち着いて…落ち着きましょう）」

優花里「（えーと、今電車に乗って、各停だから、えーと…）」

優花里「（次止まるのが確か５分後…５、いや４分後くらい）」

優花里「（うん、４分。４分後です。なんなら３分後くらいだったかもしれません）」


優花里「（そのくらいなら何とかなります。なんとか、なんとか…）」


ウ●コ「そーれそれそれーっ！！」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

優花里「（ああああああああああ！！）」ｷｭｯ

優花里「（あ、ス、スマホ、スマホ見て別のこと考えましょう。別のこと）」

優花里「（えーと、そうだ、あの、Ⅳ号のスペックでも見てボーっとしてましょう。そうしましょう）」ｻｯ


ウ●コ「なんだか負ける気がしません！」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

優花里「（もう勘弁してくださいよぉぉー！！）」

ｷﾞｭｳｳｳ←スマホを握りしめる音

優花里「（あっ、ダメだ。ダメだダメだダメだ。ダメだこれ）」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

優花里「（うわっ、私、すごい汗、ちょ、上着、脱ぎっ）」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

優花里「（あ、違っ、我慢っ）」

優花里「（…お、落ち着いて、落ち着きましょう）」

優花里「（さっきからずっと力入れて我慢してますけど…）」

優花里「（ちょっとくらい力抜いたほうが良いんじゃ…）」ｽｯ


ウ●コ「バカめ！二度も騙されるか！」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

優花里「（オーウストップストップ）」ｷｭｯ


優花里「（ダメだ…いやダメじゃない…もうわかんない…）」

優花里「（なんでですかぁ…私が何したんですかぁ…）」

優花里「（神様ぁ…もう許してくださいよぉ…）」

優花里「（もう偵察なんてしませんからぁ…）」

優花里「（ぶっちゃけ今日はお買い物の後にあわよくばなんて考えてましたけど…）」

優花里「（反省しますからぁ…下心なんて捨てますからぁ…神様ぁ…）」


ウ●コ「吶喊！！」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

優花里「（西ィ！！）」ｷｭｯ

優花里「（駅…まだなんですかぁ…次い…）」


…ｱｰ、ﾏﾓﾅｸｩｰ、○○駅ｨｰ。○○駅ﾃﾞｪｰ、ｺﾞｻﾞｲｧｧｽ


優花里「（！！）」

優花里「（や、やった！助かる！助かるんです！！）」


ウ●コ「違う、腸に流されてきたのさ」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

優花里「（あああああああ油断したああああああくそおおおおおおお！！）」ｷｭｯ

優花里「（もうちょっと…もうちょっと我慢…我慢すれば…）」



ﾌﾟｼｭｰ…

優花里「（やっ…！）」

『停止信号です、しばらくお待ちください』

優花里「ｵｸﾞｯ」

優花里「（ダメだ…余計なことは考えちゃダメだ…無心…無心…）」


ウ●コ「やってきたわに！」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

優花里「（逸見ィ！！）」ｷｭｯ


『お待たせしました、発車します』

優花里「（早く！！！して！！！！ください！！！！）」

ｶﾞﾀｯ
ﾌﾟｼｭｯ

ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

ｶﾞﾀﾝ…


優花里「（あああああ！！そのちょっとずつ動くのやめてくださいよおおおおお！！）」

優花里「（名●屋走りみたいな動きしやがってええええ！！！）」

優花里「（あっ！！ホーム見えました！！）」

ｶﾞﾀﾝｺﾞﾄﾝ…ｶﾞﾀﾝ…


ﾌﾟｼｭｰ

優花里「（よし！！下車！速やかに下車！！）」

優花里「（できるだけ速足！かつ呼吸は乱さず！！）」ｽﾀｽﾀ

優花里「（トイレ…よし！空いてる！！）」

優花里「（装甲解除！！着席！！）」

優花里「ぱ、パンツァー・フォー…！（恍惚）」



（しばらくお待ちください）

優花里「ハァ…生きててよかったー…！」

優花里「えーと、紙、紙…」



ｶﾗﾝ…



優花里「…」

優花里「…え？」



おわれ

何でこんなの書いてるんですかね僕は

電車でガマンしてる時の僕の気持ちを優花里さんに代弁してもらいました
大便だけに。大便だけに。

いつぞやの痛風の人と同じにおいを感じた。乙

おあとがよろしいようで…