1: 2017/05/29(月) 18:13:38.94 ID:LDOjAKdj.net
千歌「急にどうしたの?」
梨子「今怖い話を聞きたい気分なの」
曜「梨子ちゃんそういうとこあるよね…」
千歌「怖い話って夏にするものじゃない?今2月だよ?」
梨子「ほら早く!田舎だし、なにかあるでしょ!」
曜「いや田舎だからって怖い話とかあるわけじゃないから!」
千歌「あ、私あるよ!」
曜「あるんだ」
千歌「うん!あのね、これは去年の冬だったんだけど――」
梨子「今怖い話を聞きたい気分なの」
曜「梨子ちゃんそういうとこあるよね…」
千歌「怖い話って夏にするものじゃない?今2月だよ?」
梨子「ほら早く!田舎だし、なにかあるでしょ!」
曜「いや田舎だからって怖い話とかあるわけじゃないから!」
千歌「あ、私あるよ!」
曜「あるんだ」
千歌「うん!あのね、これは去年の冬だったんだけど――」
2: 2017/05/29(月) 18:14:06.15 ID:LDOjAKdj.net
『雪に紛れて』
梨子ちゃんはいなかったから知らないと思うけど…一昨年の冬って、珍しく雪がすごい積もったんだよね。
そうそう、元々ここら辺あまり雪とか降らないからはしゃいじゃったー…って、それはいいとして。
雪が積もってるときにね、美渡姉にお使いを頼まれたから町の方に行ったんだ。
頼まれたものを買い終わって、家に向かってる途中に小さな女の子がいて、声をかけたの。「大丈夫?お母さんは?」って。
梨子ちゃんはいなかったから知らないと思うけど…一昨年の冬って、珍しく雪がすごい積もったんだよね。
そうそう、元々ここら辺あまり雪とか降らないからはしゃいじゃったー…って、それはいいとして。
雪が積もってるときにね、美渡姉にお使いを頼まれたから町の方に行ったんだ。
頼まれたものを買い終わって、家に向かってる途中に小さな女の子がいて、声をかけたの。「大丈夫?お母さんは?」って。
3: 2017/05/29(月) 18:15:11.93 ID:LDOjAKdj.net
そしたらね、その子に無視されちゃって…。
えぇー?って思って見てたら、キョロキョロして何かを探してるみたいだった。
何か落としたのかと思って、振り向いて地面になにか落ちてないか確認したの。
でもやっぱりなにもなくて、もう一度声をかけようとしたら――いなかった。
その女の子、いきなりいなくなっちゃったの。
そこはしばらく一本道で、走ったとしても絶対見えるはずなのに。
珍しく雪が降ったからヒトじゃない何かが紛れてたのかなぁ…って思ったよ。
えぇー?って思って見てたら、キョロキョロして何かを探してるみたいだった。
何か落としたのかと思って、振り向いて地面になにか落ちてないか確認したの。
でもやっぱりなにもなくて、もう一度声をかけようとしたら――いなかった。
その女の子、いきなりいなくなっちゃったの。
そこはしばらく一本道で、走ったとしても絶対見えるはずなのに。
珍しく雪が降ったからヒトじゃない何かが紛れてたのかなぁ…って思ったよ。
4: 2017/05/29(月) 18:15:39.25 ID:LDOjAKdj.net
千歌「って話!どう?」
曜「どう?って…なんていうか、怖くないよね?不思議な話じゃない?」
千歌「いや怖いでしょ!自分に置き換えて考えてみてよ!」
梨子「まぁ…怖いだろうけど…私が求めてたのとはちょっと違うかな……」
曜「だよねぇ。怖くないもん!」
千歌「怖いよ!」
曜「どう?って…なんていうか、怖くないよね?不思議な話じゃない?」
千歌「いや怖いでしょ!自分に置き換えて考えてみてよ!」
梨子「まぁ…怖いだろうけど…私が求めてたのとはちょっと違うかな……」
曜「だよねぇ。怖くないもん!」
千歌「怖いよ!」
5: 2017/05/29(月) 18:16:06.92 ID:LDOjAKdj.net
曜「雪に埋まってただけかもよ?」
千歌「そうだったら大事件だよ!」
千歌「そんなに文句言うなら次は曜ちゃんの番だよ!」
曜「えぇー…私?」
千歌「ほらほら、なにかあるでしょー」
曜「うーん……あんまり、怖くないかもしれないけど…いい?」
梨子「うん、聞きたいな」
曜「わかったよ。じゃあ、話すね――」
千歌「そうだったら大事件だよ!」
千歌「そんなに文句言うなら次は曜ちゃんの番だよ!」
曜「えぇー…私?」
千歌「ほらほら、なにかあるでしょー」
曜「うーん……あんまり、怖くないかもしれないけど…いい?」
梨子「うん、聞きたいな」
曜「わかったよ。じゃあ、話すね――」
6: 2017/05/29(月) 18:16:33.53 ID:LDOjAKdj.net
『どこか違う』
これは中学二年生のときの話なんだけど…。
私と千歌ちゃんは毎年同じクラスだったんだけど、今までに一度だけ違うクラスになったことがあるの。
それが中学二年生のときだったんだ。
ある日、普通に…いつも通り学校に行ったんだ。
教室に入ったら、背筋がゾクゾクッてした。
いつもの、見慣れているはずのみんなの顔がどこか違くて、知らない人みたいだった。
廊下を見渡してもみんな知らない顔なの。
すっごい怖くて、そのまま走って家に帰っちゃった。
これは中学二年生のときの話なんだけど…。
私と千歌ちゃんは毎年同じクラスだったんだけど、今までに一度だけ違うクラスになったことがあるの。
それが中学二年生のときだったんだ。
ある日、普通に…いつも通り学校に行ったんだ。
教室に入ったら、背筋がゾクゾクッてした。
いつもの、見慣れているはずのみんなの顔がどこか違くて、知らない人みたいだった。
廊下を見渡してもみんな知らない顔なの。
すっごい怖くて、そのまま走って家に帰っちゃった。
7: 2017/05/29(月) 18:17:00.59 ID:LDOjAKdj.net
……それでね、夕方くらいに心配した千歌ちゃんが家に来てくれたんだけど、怖くて出れなかった。
LINEとか電話がたくさん来てて申し訳なくなったけど、それ以上に怖くて。
そのまま一週間くらい部屋から出れなかったんだよね…。
え?そのあと?
うん、次の週に頑張って学校に行ったらみんないつも通りだったの。
それが逆に、怖かったなぁ。
LINEとか電話がたくさん来てて申し訳なくなったけど、それ以上に怖くて。
そのまま一週間くらい部屋から出れなかったんだよね…。
え?そのあと?
うん、次の週に頑張って学校に行ったらみんないつも通りだったの。
それが逆に、怖かったなぁ。
8: 2017/05/29(月) 18:17:42.97 ID:LDOjAKdj.net
>>1間違えてたので修正
千歌「急にどうしたの?」
梨子「今怖い話を聞きたい気分なの」
曜「梨子ちゃんそういうとこあるよね…」
千歌「怖い話って夏にするものじゃない?今2月だよ?」
梨子「ほら早く!田舎だし、なにかあるでしょ!」
曜「いや田舎だからって怖い話とかあるわけじゃないから!」
千歌「あ、私あるよ!」
曜「あるんだ」
千歌「うん!あのね、これは一昨年の冬だったんだけど――」
千歌「急にどうしたの?」
梨子「今怖い話を聞きたい気分なの」
曜「梨子ちゃんそういうとこあるよね…」
千歌「怖い話って夏にするものじゃない?今2月だよ?」
梨子「ほら早く!田舎だし、なにかあるでしょ!」
曜「いや田舎だからって怖い話とかあるわけじゃないから!」
千歌「あ、私あるよ!」
曜「あるんだ」
千歌「うん!あのね、これは一昨年の冬だったんだけど――」
9: 2017/05/29(月) 18:18:22.44 ID:LDOjAKdj.net
曜「…ね?聞いてる分には怖くないでしょ?」
千歌「……いや、怖いよっ!私どうだったのか気になるし!」
曜「もし千歌ちゃんも変わってたら…私、千歌ちゃんと友達続けられなかったかも…」
千歌「あ、もしかしてさ…クラス違うのにわざわざ私のとこまで休み時間になるたびに会いに来てたのって…それ?」
千歌「……いや、怖いよっ!私どうだったのか気になるし!」
曜「もし千歌ちゃんも変わってたら…私、千歌ちゃんと友達続けられなかったかも…」
千歌「あ、もしかしてさ…クラス違うのにわざわざ私のとこまで休み時間になるたびに会いに来てたのって…それ?」
10: 2017/05/29(月) 18:19:02.37 ID:LDOjAKdj.net
曜「……悪い?怖かったんだもん!」
千歌「でも私も変わってたのかもよ?曜ちゃんが見てなかっただけで!」
曜「あーもー千歌ちゃん嫌い!私、梨子ちゃんとずっと一緒にいるからいいよ!」
梨子「え、えぇ…?」
千歌「……ダメだよ、ずっとなんて」
千歌「でも私も変わってたのかもよ?曜ちゃんが見てなかっただけで!」
曜「あーもー千歌ちゃん嫌い!私、梨子ちゃんとずっと一緒にいるからいいよ!」
梨子「え、えぇ…?」
千歌「……ダメだよ、ずっとなんて」
11: 2017/05/29(月) 18:19:39.30 ID:LDOjAKdj.net
曜「…まぁねー梨子ちゃん離れしないとね」
梨子「わ、私は別にいいのに…」
曜「ダメだよー梨子ちゃん、依存しちゃいそう!」
梨子「しません!」
曜「あはは!冗談冗談!」
千歌「梨子ちゃんは?なにかないの?」
梨子「わ、私は別にいいのに…」
曜「ダメだよー梨子ちゃん、依存しちゃいそう!」
梨子「しません!」
曜「あはは!冗談冗談!」
千歌「梨子ちゃんは?なにかないの?」
12: 2017/05/29(月) 18:20:32.01 ID:LDOjAKdj.net
梨子「私はそんな怖い話とか…不思議体験とかないかなぁ」
曜「そ?あると思うけど…」
梨子「なにそれ?」
千歌「…あ、私そろそろ帰らなきゃ!」
梨子「え?もう帰るの?」
曜「そ?あると思うけど…」
梨子「なにそれ?」
千歌「…あ、私そろそろ帰らなきゃ!」
梨子「え?もう帰るの?」
13: 2017/05/29(月) 18:21:29.50 ID:LDOjAKdj.net
千歌「うん、お使い頼まれてて…って!雪降ってるよ!」
曜「わ、ほんとだ!」
千歌「じゃ、帰るね!」
梨子「また明日ね、千歌ちゃん」
千歌「ばいばーい!」
バタンッ
曜「わ、ほんとだ!」
千歌「じゃ、帰るね!」
梨子「また明日ね、千歌ちゃん」
千歌「ばいばーい!」
バタンッ
14: 2017/05/29(月) 18:22:14.49 ID:LDOjAKdj.net
曜「…ね、梨子ちゃん昨日心霊番組の再放送見たでしょ?毎年やってるやつ」
梨子「……わかる?」
曜「いきなり言い出すんだもん…わかりやすいよ」
梨子「そんなに?」
曜「そんなに!」
梨子「……」
曜「……」
梨子「……わかる?」
曜「いきなり言い出すんだもん…わかりやすいよ」
梨子「そんなに?」
曜「そんなに!」
梨子「……」
曜「……」
16: 2017/05/29(月) 18:24:36.23 ID:LDOjAKdj.net
梨子「……バス、平気?」
曜「あーうん、今日はバスじゃないから」
梨子「え?」
曜「迎えに来てくれるみたい」
梨子「そっか」
曜「だから、もう少し梨子ちゃんと一緒にいれるね」
梨子「ふふ、そうだね」
曜「あーうん、今日はバスじゃないから」
梨子「え?」
曜「迎えに来てくれるみたい」
梨子「そっか」
曜「だから、もう少し梨子ちゃんと一緒にいれるね」
梨子「ふふ、そうだね」
17: 2017/05/29(月) 18:25:04.29 ID:LDOjAKdj.net
曜「…ねぇ梨子ちゃん」
梨子「どうしたの?」
曜「私、梨子ちゃんのこと好きだよ。一緒にいて楽しいし」
梨子「なんか、今日の曜ちゃんは素直だね」
曜「……そうかな?」
梨子「そうだよ」
梨子「どうしたの?」
曜「私、梨子ちゃんのこと好きだよ。一緒にいて楽しいし」
梨子「なんか、今日の曜ちゃんは素直だね」
曜「……そうかな?」
梨子「そうだよ」
18: 2017/05/29(月) 18:25:47.31 ID:LDOjAKdj.net
曜「そっかぁ……」
梨子「…私も好きだよ。曜ちゃんも、千歌ちゃんも」
曜「えへへ、嬉しいな」
曜「……ねぇ、ぎゅってしてくれない?」
梨子「いいよ」
ギュッ
梨子「…私も好きだよ。曜ちゃんも、千歌ちゃんも」
曜「えへへ、嬉しいな」
曜「……ねぇ、ぎゅってしてくれない?」
梨子「いいよ」
ギュッ
19: 2017/05/29(月) 18:26:13.06 ID:LDOjAKdj.net
曜「ありがと」
梨子「甘えん坊さんだね」ナデナデ
曜「……千歌ちゃんはさ、強い子だけど…私は、弱いから」
梨子「え?」
曜「っと、そろそろ行かなきゃ!ありがとね、梨子ちゃん」
梨子「さっきのって、どういう…?」
曜「……ばいばい、梨子ちゃん!」ニコッ
バタンッ
梨子「甘えん坊さんだね」ナデナデ
曜「……千歌ちゃんはさ、強い子だけど…私は、弱いから」
梨子「え?」
曜「っと、そろそろ行かなきゃ!ありがとね、梨子ちゃん」
梨子「さっきのって、どういう…?」
曜「……ばいばい、梨子ちゃん!」ニコッ
バタンッ
20: 2017/05/29(月) 18:26:36.22 ID:LDOjAKdj.net
梨子「まって、曜ちゃん!」ガチャッ
梨子「……え?」
梨子「どうして、いないの…?」
梨子「……え?」
梨子「どうして、いないの…?」
21: 2017/05/29(月) 18:27:48.66 ID:LDOjAKdj.net
―朝―
梨子「……千歌ちゃん遅いなぁ」
梨子「あれ、LINE来てる…練習行けないや、ごめんね…」
梨子「どうしたのかな…」
梨子「……時間ないし急がないと」ダッ
梨子「……千歌ちゃん遅いなぁ」
梨子「あれ、LINE来てる…練習行けないや、ごめんね…」
梨子「どうしたのかな…」
梨子「……時間ないし急がないと」ダッ
22: 2017/05/29(月) 18:28:15.02 ID:LDOjAKdj.net
―――
善子「ん、リリーおはよ」
梨子「おはよ!…あれ?曜ちゃんもいないの?」
ダイヤ「梨子さん…?」
鞠莉「よう、って?」
梨子「どうしたのみんな…そんな顔して」
花丸「よう、って……」
花丸「誰ずら?」
善子「ん、リリーおはよ」
梨子「おはよ!…あれ?曜ちゃんもいないの?」
ダイヤ「梨子さん…?」
鞠莉「よう、って?」
梨子「どうしたのみんな…そんな顔して」
花丸「よう、って……」
花丸「誰ずら?」
23: 2017/05/29(月) 18:28:44.87 ID:LDOjAKdj.net
梨子「ちょ、ちょっと!悪ふざけはやめて!千歌ちゃんの幼馴染みで…Aqoursは9人でしょ!?」
ルビィ「Aqoursは…7人ですよ……?」
梨子「な、なに言って…!?」
ガラッ
果南「いやーごめん!いつもと違うコース走ってたら遅れちゃって…って、どうしたの?」
ルビィ「Aqoursは…7人ですよ……?」
梨子「な、なに言って…!?」
ガラッ
果南「いやーごめん!いつもと違うコース走ってたら遅れちゃって…って、どうしたの?」
24: 2017/05/29(月) 18:29:10.79 ID:LDOjAKdj.net
梨子「果南さん!果南さんは、曜ちゃんと千歌ちゃんのこと覚えてますよね!?」
果南「………え?」
果南「なんで、梨子が二人のこと…」
梨子「みんながAqoursは7人だなんて言うんですよ!?」
果南「…どこで知ったのかはわからないけど……そういう冗談はやめて欲しいな」
梨子「冗談、なんて…」
果南「………え?」
果南「なんで、梨子が二人のこと…」
梨子「みんながAqoursは7人だなんて言うんですよ!?」
果南「…どこで知ったのかはわからないけど……そういう冗談はやめて欲しいな」
梨子「冗談、なんて…」
25: 2017/05/29(月) 18:29:36.27 ID:LDOjAKdj.net
果南「曜ちゃんと千歌は――」
果南「二年前に、氏んじゃったんだよ」
果南「二年前に、氏んじゃったんだよ」
26: 2017/05/29(月) 18:30:04.61 ID:LDOjAKdj.net
梨子「………え?」
梨子「そんなわけない!だって、昨日も三人で…それに!朝千歌ちゃんからLINEだって!」
梨子「……なん、で」
unknown
梨子「………」グスッ
梨子「そんなわけない!だって、昨日も三人で…それに!朝千歌ちゃんからLINEだって!」
梨子「……なん、で」
unknown
梨子「………」グスッ
27: 2017/05/29(月) 18:30:43.64 ID:LDOjAKdj.net
梨子「何も言わないなんて…ずるいよ……わかんない、わかんないよ」
果南「…ごめん。何があったか知らないのにひどい言い方しちゃったね」ギュッ
梨子「私、二人がいなくて……これから、どうすればいいの…?」
果南「…ごめん。何があったか知らないのにひどい言い方しちゃったね」ギュッ
梨子「私、二人がいなくて……これから、どうすればいいの…?」
28: 2017/05/29(月) 18:31:28.19 ID:LDOjAKdj.net
雪って、すごいよね。
多少何かが混ざっていても気付かないから。
かといって全部違うモノが混ざっていたら怖いけど…。
梨子ちゃんはどうだったかな。
怖がらせちゃった?
ごめんね。私も、曜ちゃんも…皆とスクールアイドルやりたいって思って、つい混ざっちゃった。
それに、ちゃんとお別れもできなかったや。
曜ちゃんは私を強いって言ってくれていたけど、本当は全然そんなことない。
弱くて、別れたくなくて、いけないことをしちゃいそうだったから、逃げちゃったんだ。
―――ありがとね、梨子ちゃん。私も大好きだよ。
end.
多少何かが混ざっていても気付かないから。
かといって全部違うモノが混ざっていたら怖いけど…。
梨子ちゃんはどうだったかな。
怖がらせちゃった?
ごめんね。私も、曜ちゃんも…皆とスクールアイドルやりたいって思って、つい混ざっちゃった。
それに、ちゃんとお別れもできなかったや。
曜ちゃんは私を強いって言ってくれていたけど、本当は全然そんなことない。
弱くて、別れたくなくて、いけないことをしちゃいそうだったから、逃げちゃったんだ。
―――ありがとね、梨子ちゃん。私も大好きだよ。
end.
29: 2017/05/29(月) 18:31:31.59 ID:SH9ZdeQm.net
おお…
30: 2017/05/29(月) 18:32:10.13 ID:LDOjAKdj.net
ホラーみたいなホラーじゃない二年生が書きたかった。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
31: 2017/05/29(月) 18:32:32.22 ID:SH9ZdeQm.net
あら、ここで終わりか…
引用元: 梨子「何か怖い話をしてくれない?」
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