1: 2014/12/07(日) 21:42:26.27 ID:Z9vFnBvB.net
ガチャ

穂乃果「あれ?もしかして真姫ちゃん1人?」

真姫「すぅ…すぅ…」

穂乃果「寝てる、しかも床に落ちちゃってるし…」

穂乃果「せっかくだし穂乃果が膝枕してあげるー♪」ポン

真姫「んん…」ゴロン

穂乃果「えへへ、真姫ちゃんかわいいなぁ~♡」ナデナデ

真姫「!」ムクッ

穂乃果「ま、真姫ちゃん!?」ビクッ

穂乃果(どどどどうしよう!膝枕してたなんてバレたら怒られちゃうよ~!)

ぎゅっ

穂乃果「え?」

真姫「…ホノカー」ギュッ

穂乃果「」
穂乃果「」

4: 2014/12/07(日) 21:47:13.06 ID:Z9vFnBvB.net
真姫「ホノカー?」

穂乃果「ご、ごめんね真姫ちゃん!穂乃果が勝手に膝枕したから怒ってるんだよね!」

穂乃果「お願いだから許して~!」

真姫「ホノカーホノカー」グイグイ

穂乃果「な、何かな?」

真姫「ダイスキー」

穂乃果「」

8: 2014/12/07(日) 21:53:19.02 ID:Z9vFnBvB.net
ガチャ

ことり「誰かいるかなぁ~?」

海未「先に飛び出していった穂乃果くらいしかいないでしょう…」

真姫「ホノカーホノカー」

穂乃果「あはは、真姫ちゃんホノカーだよ~」ニヘラー

ことり「…これはどういうことなの、海未ちゃん?」

海未「…私がわかるわけが無いでしょう」

真姫「ウーン」コテン

穂乃果「あら、また寝ちゃった」

9: 2014/12/07(日) 22:00:51.42 ID:Z9vFnBvB.net
海未「真面目に説明してください!」

穂乃果「本当だよ!穂乃果はただ膝枕をしていただけなんだよ!」アセアセ

海未「ではさっきのあれは何ですかあれは!」

穂乃果「本当に膝枕しただけだってば~」

ことり「ふ~ん…えいっ」ポン

穂乃果「あー!」

海未「…ことり、あなたも変なことをしないでください」

ことり「物は試しだよ、だからことりが膝枕してみるよ」

穂乃果「それ穂乃果のー!」

海未「穂乃果はまだ事情聴取中です!」ガシッ

真姫「んんっ」ムクッ

ことり「あ、起きたみたい」

真姫「コトリーコトリー」ギュッ

ことり「」

17: 2014/12/07(日) 22:12:31.27 ID:Z9vFnBvB.net
ことり「ま、真姫ちゃん、だよね?」

穂乃果「あぁ…」ガクッ

真姫「コトリー」

ことり「な、何かな?」

真姫「ギューシテー」

ことり「こ、こう?」ギュッ

真姫「コトリー…」ウトウト

ことり「…か」プルプル

海未「ことり?」

ことり「かわいいいいい!!」キューン

ことり「海未ちゃんも膝枕!膝枕!」

海未「し、しませんよ!」

穂乃果「こうなったら穂乃果も手伝う!はい海未ちゃん!」ポン

海未「穂乃果まで!真姫をどかしてください!」

穂乃果「流石の海未ちゃんでも寝ている真姫ちゃんをどかそうとなんてしないよねぇ~」ニヤニヤ

ことり「わくわく…わくわく…」

海未「も、もちろんです!例え真姫があの状態になったとしても私は動じませんっ!」

海未「相手はあの真姫ですよ?少しくらい素直になったくらいで揺らぐ私では」

真姫「ウミーウミー」

海未「」

21: 2014/12/07(日) 22:21:28.50 ID:Z9vFnBvB.net
がちゃ

凛「真姫ちゃ~ん?」キョロキョロ

花陽「もうみんな来てるかな?」

真姫「ウミーウミー」ペタッ

海未「ふふっくすぐったいですよ真姫、そんなにくっついてはいけませんってば」デレデレ

ほのことりんぱな「・・・・・」ジー

海未「はっ…こほん、なるほど、大変良くわかりました」

穂乃果「海未ちゃん全然フォローしきれてないよ…」

海未「と、とりあえず!真姫に膝枕をするとその人に懐くということがわかりました!」

真姫「リンーハナヨー」

凛「かわいいにゃあ~」デレデレ

花陽「こっちおいでー」デレデレ

ことり「次ことりだよ!」

海未「・・・・・」

22: 2014/12/07(日) 22:30:00.06 ID:Z9vFnBvB.net
穂乃果「あれ?そう言えば凛ちゃんと花陽ちゃん二人の名前読んでるね」

凛「ことりちゃんに教えてもらって、かよちんと交互に膝枕して試してみたんだよ」ナデナデ

花陽「そしたら私と凛ちゃんに懐いちゃったみたいで…」ナデナデ

真姫「ネンネー…」ウトウト

凛「眠いの?じゃあまた凛のお膝でまた寝るにゃー」

花陽「真姫ちゃんこっちおいでー」

ことり「次はことりだってばー」

海未「待ってください!私もまだ一度しかしていません!」

穂乃果「穂乃果だって最初だけだもん!」

ワーワー ギャーギャー

真姫「ウー…」ヨロヨロ

23: 2014/12/07(日) 22:35:13.48 ID:Z9vFnBvB.net
ガチャ

絵里「ごめんなさい、遅れてしまって」

希「どうしたん?みんな騒いで」

真姫「!」トトトト

絵里「真姫?」

真姫「ネンネー…」ギュッ

絵里「え、えぇ!?」ビクッ

希「絵里ち、とりあえず膝枕でもして寝かせてあげた方がええんちゃう?」

絵里「そ、そうね」

真姫「スゥ…スゥ…」

絵里「」

25: 2014/12/07(日) 22:40:12.93 ID:Z9vFnBvB.net
絵里「…希、その、変わってもらえるかしら」

希「絵里ち?」

絵里「とても理性を保てそうにないわ」

希「ええけど…」ポン

真姫「スゥ…スゥ…」

希「こうして見ると真姫ちゃんもかわええんやなぁ~♡」ナデナデ

真姫「!」ムクッ

希「ま、真姫ちゃん?」

真姫「エリー ノゾミー」ギュッ

のぞえり「」

27: 2014/12/07(日) 22:50:06.93 ID:Z9vFnBvB.net
真姫「ホノカー コトリー ウミー リンー ハナヨー エリー ノゾミー」

穂乃果「よくできました~♪」ナデナデ

ことり「7人でもできたね」

海未「えぇ、しかし…」

真姫「ホノカーホノカー」

穂乃果「なぁに?真姫ちゃん」

真姫「ダイスキー」ギュッ

穂乃果「えへへ♪穂乃果も真姫ちゃん大好きだよ♡」

海未「穂乃果にだけなつきすぎでは?」

凛「穂乃果ちゃんだけずるいにゃー!」

希「最初に部室にやってきた穂乃果ちゃんの特権やなぁ」

絵里「ハラショー…ハラショー…」

花陽「そういえばにこちゃんがいないね」

にこ「最初からいたわよ」

30: 2014/12/07(日) 23:01:45.87 ID:Z9vFnBvB.net
花陽「に、にこちゃん!?」

海未「い、いつからそこに!?」

にこ「ずぅ~っと前からいたわよ!穂乃果どころか真姫が来る前から!私そんなに影薄いわけぇ!?」

ことり「違うのにこちゃん!忘れてたわけじゃないんだよ!」

希「真姫ちゃんの様子がちょっとおかしくてにこっちにかまってる暇がなかったんや!」

にこ「結局忘れてたんじゃない!かまってる暇がないってさりげなく酷いこと言ってるよね!?」

穂乃果「にこちゃん静かにして!真姫ちゃんが起きちゃうじゃん!」

真姫「ネレナイー…」ゴシゴシ

海未「全く…少しくらい静かにできないのですか」

にこ「さっきまでデレデレしてたやつが言う台詞じゃないわよね、それ」

穂乃果「もうすぐ寝るね」

海未「えぇ…本当に可愛らしいです」

にこ「ちょっとどいて、私が膝枕するわ」

31: 2014/12/07(日) 23:10:59.81 ID:Z9vFnBvB.net
穂乃果「あっ!真姫ちゃん!」

海未「にこ!割り込みいけません!」

にこ「いいじゃない一度くらい、私まだやってないんだから」

---------------

真姫『ニコチャーニコチャー』

にこ『何?』

真姫『オテテツナイデー』

にこ『ったく、真姫ちゃんは甘えん坊ね』ギュッ

真姫『エヘヘー』

---------------

にこ「ふふ、ふ、ニヤケが、止まらないわ…」プルプル

凛「にこちゃん気持ち悪いにゃー」

真姫「!」ムクッ

にこ「さぁ来なさい!」バッ

34: 2014/12/07(日) 23:19:28.02 ID:Z9vFnBvB.net
真姫「…ナニヨ」

にこ「…え?」

真姫「キヤスクサワラナイデ!」ベシッ

にこ「ぶっ!」

真姫「イミワカンナイ!イミワカンナイ!」ジタバタ

穂乃果「真姫ちゃん大丈夫!?」

にこ「先に私の心配しなさいよ!」

真姫「ウワアアン!ホノカー!」

穂乃果「よしよし、怖かったねー」ナデナデ

真姫「ホノカーホノカー…」ギュッ

にこ「ど、どうしてこうなるのよ…」ズーン

38: 2014/12/07(日) 23:30:16.37 ID:Z9vFnBvB.net
海未「にこの顔が怖かったからでは?」

にこ「いつものにこにースマイルで接したはずよ」

ことり「寝心地が悪かった…とか?」

花陽「にこちゃんはみんなと違って細いもんね」

にこ「…どうして今日こんなに冷たいのかしら」

凛「にこちゃん気持ち悪かったにゃー」

にこ「本気でぶっ飛ばすわよ」

絵里「ハラショー…ハラショー…」

にこ「あんたはいっつもそれね」

希「たぶんにこっちが最後だったからだと思うんよ」

にこ「最後?」

希「うん、穂乃果ちゃん見てみぃ」

真姫「ホノカーホノカー」

穂乃果「今行くよー」

希「最初に膝枕をした穂乃果ちゃんにはあのなつきよう、対して最後に膝枕をしたにこっちは」

凛「イミワカンナイ!イミワカンナイ!」

にこ「…なるほどね、多分それが一番まともな理由かも」ギュウゥー

凛「痛いにゃー!」ギュウゥー

41: 2014/12/07(日) 23:39:11.42 ID:Z9vFnBvB.net
希「せやからにこっちはもう諦めた方が…」

にこ「諦めてたまるもんですか…」

希「…にこっち」

にこ「絶対真姫を私に懐かせてやるわ!意地でも!」ゴゴゴ

真姫「ウルサイ」ベシッ

にこ「ぶっ」

希「あっ」

真姫「ホノカーホノカー」テトテトテト

穂乃果「おいでおいでー」

真姫「アウッ」ツルッ

バタッ

ことり「あ、倒れちゃった」

花陽「にこちゃんは固まっちゃった…」

42: 2014/12/07(日) 23:46:47.86 ID:Z9vFnBvB.net
真姫「いたたっ…何なのよもー」

海未「戻ったの…ですか?」

真姫「何よ戻ったって…!」

真姫「にこちゃん大丈夫!?一体誰がこんなことを…」

凛「…ぷぷっ」

花陽「り、凛ちゃん笑っちゃダメだよ!」ボソボソ

にこ、「…ちゃんの」プルプル

真姫「ちゃん?」

にこ「真姫ちゃんの馬鹿あああ!!!」

真姫「ヴェエエ!?」

ダダダダダ バタン!

真姫「い、意味わかんないんだけど!」

希「…あー」

絵里「ハラショー…ハラショー…」

43: 2014/12/07(日) 23:55:14.28 ID:Z9vFnBvB.net
真姫「私が寝ぼけてにこちゃんをひっぱたいた!?」

希「そうなんよ」

真姫「は、早く謝りに行かないと!」

希「そうなんやけど、やめといたほうがええで」

真姫「どうして?」

希「2回も叩かれて相当落ち込んでたみたいなんよ」

真姫「に、2回も叩いたのね…私…」ガクッ

希「謝るのは明日にしとき」

真姫「そうね…」

穂乃果「真姫ちゃーん」

真姫「穂乃果?」

穂乃果「穂乃果だよ♪」

真姫「ホノカー」ギュッ

ことうみりんぱなのぞえり「!!」

真姫「…!? な、何よこれぇ!!」

穂乃果「えへへ~♡」

56: 2014/12/08(月) 18:40:29.38 ID:3RO1W7Iy.net
海未「き、きっと真姫は寝ぼけてるのですよ!」

ことり「う、うん!もう練習時間少ないし早めに帰って休んだ方がいいと思うよ!」

真姫「…そうね、いっぱい寝た気がするけど疲れが取れてないみたいだしそうするわ」

凛「そりゃそうにゃ、だって真姫ちゃんは…」ムグッ

花陽「り、凛ちゃんしー!」

希「じゃ、じゃーな真姫ちゃん」フリフリ

真姫「え、えぇ…」バタン

穂乃果「むー…」

59: 2014/12/08(月) 19:15:25.60 ID:3RO1W7Iy.net
穂乃果「どうして真姫ちゃんを帰らせたの!」プンプン

海未「本人も疲れたと言っていたでしょう、私も口惜しいですが…」

ことり「ねー、勿体無い気がするよねー」

花陽「あのこと真姫ちゃんには言わなくていいの?」

凛「いいんゃないかにゃ?面白いし!」

希「それに知ったとして一番傷つくのは真姫ちゃんや、何か治す方法ないんやったら言わん方がええ」

絵里「…そうね」

海未「とりあえず今日は帰りましょう、明日こそ真面目に練習しましょう」

穂乃果「い、今から用事があるんだ、先に帰るね!」ダッ

海未「真姫の家へ行く気ですか?いけません、帰りますよ」ガシッ

穂乃果「海未ちゃんだって行きたいくせにー!」

60: 2014/12/08(月) 19:25:24.48 ID:3RO1W7Iy.net
真姫「…うーん」ゴロゴロ

真姫「寝れない…」パッチリ

真姫「どうしてかしら、たっぷり寝た気がするんだけどなぁ」

真姫「体はこんなにも疲れきっているのにまぶたが開いてしまう」

真姫「そういえば今日起きたらいつの間にか転んでいたわ」

真姫「しかもその間の記憶は全くない、いや寝てたと思うんだけど…」

真姫「そして私が穂乃果に抱きついたこと、本当に寝ぼけてただけなのかしら」

真姫「あーもうっ!早く寝なさいよ私!」ボフッ

真姫「羊が一匹…羊が二匹…」ブツブツ

61: 2014/12/08(月) 19:36:35.40 ID:3RO1W7Iy.net
凛「また真姫ちゃんに膝枕したいにゃー」

花陽「真姫ちゃん昨日早く帰っちゃったし、流石に今日はできないかもね」

真姫「お、おはよう…凛…花陽…」グッタリ

凛「ま、真姫ちゃんどうしたの!?」

花陽「は、早く座った方がいいよ!」

真姫「二人とも…ありがとう…」ドサッ

花陽「一体どうしたの?」

凛「昨日は早く帰ったはずにゃ」

真姫「あの後すぐ布団に入ったけど何故か寝付けなくて…疲労も溜まりきってるわ…」

花陽「授業休んで保健室行った方がいいんゃないかな?」

真姫「でもテスト近いし休むわけにはいかないわ…」

凛「! じゃ、じゃあ凛が膝枕してあげるからホームルームまで寝てるにゃ!」

真姫「ヴェエエ!?い、いいわよ別に!」

花陽「凛ちゃんずるいよ!私が真姫ちゃんに膝枕する!」

真姫「それもおかしいわよ花陽…」ハァ

63: 2014/12/08(月) 19:44:10.28 ID:3RO1W7Iy.net
凛「結局授業が終わるまでずっと起きてたにゃー」

花陽「しかも終わったあと走って部室に行っちゃったね」

凛「部室が一番寝られるんだろうね」

花陽「もうすぐ着くよ凛ちゃん」

ことうみ「あっ」バッタリ

のぞえり「あっ」バッタリ

りんぱな「あっ」

海未「きょ、今日は早いのですねみなさん」

絵里「丁度生徒会の仕事が休みだったわ、でしょう希」

希「うちとしては日直の花陽ちゃんがいることが気になるんやけどなぁ~」

花陽「凛ちゃんが手伝ってくれtんだよ、ね、凛ちゃん」

凛「うん…そういえば穂乃果ちゃんは?」

ことり「今日は見てないよー」

海未「まさか…」

ことうみりんぱなのぞえり「…」

絵里「あ、開けるわよ…」

ガチャ

64: 2014/12/08(月) 21:23:34.32 ID:3RO1W7Iy.net
真姫「ホノカー ホノカー」スリスリ

穂乃果「真姫ちゃんくすぐったいよぉ~♡」デレデレ

海未「…なんというかもう、溺愛ってレベルですね」

ことり「穂乃果ちゃんだけ抜けがけなんて酷い!」

穂乃果「真姫ちゃんから膝枕されに来たんだよね~」ナデナデ

真姫「ウン」

絵里「どうせ真姫が寝たあと穂乃果が膝の上に乗せただけでしょ、真姫も嘘をつかないの」

真姫「…エリー、コワイ」ウルッ

絵里「はうっ!」ズキューン

希「え、絵里ち!?」

66: 2014/12/08(月) 21:35:54.58 ID:3RO1W7Iy.net
花陽「絵里ちゃんがやられたようです…」

ことり「ふふふ…絵里ちゃんはμ'sの中でも最弱ちゅん…」

凛「真姫ちゃんごときにやられるとはμ'sの面汚しにゃ…」

真姫「…ミンナ、マキチャノコトキライ?」グスッ

ことりんぱな「!!」ドキューン

花陽「好きだよぉ…」ドサッ

ことり「真姫ちゃあん…」ドサッ

凛「もうダメにゃ~…」ドサッ

海未「くっ、せめて私だけでも生き残らねば…」

真姫「…!」トトトト

海未「そ、それ以上近づいてはいけません!」ズルズル

真姫「マキチャ、イイコニスルカラ…」ギュッ

海未「くはぁ…」バキューン

68: 2014/12/08(月) 21:43:44.99 ID:3RO1W7Iy.net
希「…とうとううち一人になってもうたね」

真姫「ノゾミー…」トトトト

希「けどな真姫ちゃん、おいたが過ぎたようやね」

希「いくらいい子にしててもお仕置きせなあかんときが来るもんやで!」サッ

真姫「!」ビクッ

希「お尻叩きや!」バッ

真姫「ヤ、ヤダァ…」フルフル

希「ど、どうして止まるんうちの右手!お仕置きせなあかんいうのに!」ググッ

真姫「ノゾミー…ゴメンナサイ…」シクシク

希「…うちには、無理や」ヘナヘナ

にこ「ったく、あんたたちだらしないわね」

69: 2014/12/08(月) 21:57:27.62 ID:3RO1W7Iy.net
穂乃果「あ、にこちゃんい」

にこ「ストォーップ!あんたどうせ『にこちゃんいたんだ、気づかなかったよ』って言うつもりだったんでしょ!」

穂乃果「違うよ!『にこちゃんいたんだ、気づいてたよ』だもん!」

にこ「気づかないふりしてたってわけぇ!?最近にこに対する態度冷たくない!?」

穂乃果「もーにこちゃん静かにしてほしいんだけどなぁー…!」

穂乃果「ねー真姫ちゃん、穂乃果のこと好きー?」

真姫「スキー」

穂乃果「じゃあにこちゃんのこと好き?」

真姫「…キライ」

にこ「がはっ」グサッ

穂乃果「穂乃果も真姫ちゃんのこと大好きだよー♡」ナデナデ

真姫「ホノカーホノカー」スリスリ

穂乃果「そうだ!今日は穂乃果ん家に泊まりに来てよ!」

真姫「ワーイ!」ピョンピョン

穂乃果「じゃあついてきてねー」

バタン

にこ「キライって語尾を伸ばさず言われたのがきいたわ…がくっ」

71: 2014/12/08(月) 22:11:28.05 ID:3RO1W7Iy.net
穂乃果「ここが穂乃果のお家だよー!」

雪穂「お姉ちゃんお帰り、今日はお友達連れてきたんだ」

穂乃果「うん!真姫ちゃんって言うの」

真姫「…」ササッ

雪穂「ず、随分人見知りなんだね」

穂乃果「ふ、普段はそうでもないんだけどね~」

雪穂「じゃあ後でお菓子とお茶持っていくからね」

穂乃果「はーい」

真姫「…」ウトウト

73: 2014/12/08(月) 23:41:42.31 ID:3RO1W7Iy.net
穂乃果「穂乃果の部屋についたよ…って」

真姫「ウー…」ウトウト

穂乃果「もしかして眠いの?」

真姫「…ウン」コクリ

穂乃果「ベッドに寝かせてあげようか?」

真姫「ンーン」ギュッ

穂乃果「…膝枕がいいの?」

真姫「…」コクコク

穂乃果「もぉ~真姫ちゃん甘えん坊さんなんだから~」ナデナデ

真姫「クゥ…クゥ…」

穂乃果「可愛すぎだよ真姫ちゃん…」デレデレ

ガラッ

雪穂「お姉ちゃん、お菓子持って…きた…よ…」ピタッ

穂乃果「ち、違うからね!決してそういう関係じゃないからね!ただの友達だからね!」

雪穂「うん、わかった、そういうことにしてあげる、お菓子置いとくから、じゃあね」

パタン

穂乃果「絶対誤解されたよ…」

真姫「…ホノカー」クゥクゥ

78: 2014/12/09(火) 03:28:58.99 ID:5CJHPSwG.net
穂乃果ママ「ご飯出来たわよー」

穂乃果「ど、どうしよう、真姫ちゃんまだ寝てるんだけどなぁ…」

真姫「クゥ…クゥ…」

穂乃果「穂乃果お腹空いたし…でも真姫ちゃん置いてくわけには…」

穂乃果「わざわざ起こして連れていっても雪穂にいじられるし…うーん」

穂乃果ママ「穂乃果ー!早く来ないとおやつのイチゴ大福雪穂が食べちゃうわよー!」

穂乃果「あっ!今すぐ行くー!」スクッ

バタン

真姫「クゥ…クゥ…」

86: 2014/12/09(火) 21:08:04.43 ID:5CJHPSwG.net
穂乃果「ふー、もうお腹いっぱい~」

「…ホ…カァ」グスッ

穂乃果「泣き声…あっ!」

ガラッ

真姫「ホノカァ…ドコー?…」ヒック

穂乃果「真姫ちゃん!」

真姫「ホノカァ!」トトトト

穂乃果「ごめんね!怖かったよね!」ダキッ

真姫「ホノカァ…ヒトリイヤ…」エグッ

穂乃果「もう真姫ちゃんの側から離れたりしないからね…」ギュッ

真姫「ホノカァ…」ギュッ

89: 2014/12/09(火) 21:24:46.40 ID:5CJHPSwG.net
真姫「アゥ…」グゥー

穂乃果「…そういえば真姫ちゃん何も食べてなかったね、何か食べに行こっか」

真姫「ウン」

穂乃果「お母さんにバレたら大変だからそっとねそっと…」ソローリ

真姫「…」ソロソロ

穂乃果ママ「何してるのよ」

穂乃果「おおおお母さん!?」ビクッ

穂乃果ママ「あらぁお友達来てたの、こういうことはちゃんと言いなさい!言えばちゃんと作ってあげたのに!」

穂乃果「ご、ごめんなさーい…」シュン

真姫「オカーサン?」

穂乃果ママ「あなたは…西木野真姫さんでしたっけ?」

真姫「ウン!マキチャ!」ペコリ

穂乃果ママ「」

穂乃果「お母さん?」

穂乃果ママ「もー穂乃果ったらこんな可愛い子連れてきたなら早く言ってくれたらいいのに~」ナデナデ

真姫「ア、アゥ…」ワシャワシャ

穂乃果ママ「今すぐ作ってあげるからお風呂に入ってきなさい」

穂乃果「はーい」

真姫「ホノカー」トトトト

穂乃果「どうしたの真姫ちゃん?」

真姫「マキチャモハイルー」

穂乃果「さ、流石にそれはダメだよ!」アセアセ

真姫「マキチャ、ホノカカラハナレナイ」ムッ

穂乃果「うぅ…」

91: 2014/12/09(火) 21:32:06.69 ID:5CJHPSwG.net
真姫「ワァー」ワシャワシャ

穂乃果「こらこら、頭揺らさないの」ゴシゴシ

真姫「~♪」

穂乃果「流すよー」

真姫「ンー」シャー

穂乃果「真姫ちゃん先にお湯つかってていいよ」

真姫「ホノカモアラウー」ゴシゴシ

穂乃果「あ、ありがと」

真姫「エヘヘー」ゴシゴシ

92: 2014/12/09(火) 21:43:42.04 ID:5CJHPSwG.net
穂乃果「ふぅ…真姫ちゃんおいで」チャポン

真姫「フゥ…」チャポン

穂乃果「…」

真姫「…」

穂乃果(あれ、あんまり気にしてなかったけど…)

穂乃果(…私、真姫ちゃんとお風呂入ってるんだ)

穂乃果(今の真姫ちゃんの性格が子供っぽいから違和感なかったよ)

穂乃果(普通に考えて女子高校生が2人きりで狭いお風呂に入ってるって結構…変、だよね)

穂乃果(しかも真姫ちゃんちゃっかり穂乃果の上に座ってるよね、うわぁ…うわぁ…)

真姫「…ホノカー?」

穂乃果「…」ブクブクブク

真姫「ホ、ホノカァ!?」

93: 2014/12/09(火) 21:54:00.64 ID:5CJHPSwG.net
穂乃果「…あれ?私」ムクッ

穂乃果ママ「呆れた、自分の家のお風呂なんかでのぼせちゃって」パタパタ

穂乃果「…真姫ちゃんは?」キョロキョロ

穂乃果ママ「炒飯を美味しそうに食べてくれてるわ」

穂乃果「…そっか」

穂乃果ママ「あの子に感謝しなさい、穂乃果がー穂乃果がーって泣きながらお風呂からあげてくれたのよ」

穂乃果「後でお礼言っておく」

穂乃果ママ「そうしなさい」

真姫「ホノカー、ダイジョウブ?」

穂乃果「うん、真姫ちゃんのおかげでね」

穂乃果ママ「食べ終わったの?」

真姫「ウン」コクリ

穂乃果ママ「いい子ね、穂乃果はいつまでたって食べ残しがあって…」ペラペラ

穂乃果「お母さん!」

真姫「フフッ」クスクス

95: 2014/12/09(火) 22:35:52.12 ID:5CJHPSwG.net
穂乃果「もーお母さんの言ったことなんて忘れてね」

真姫「ホノカカワイイ」

穂乃果「真姫ちゃんまで馬鹿にしてるー…あ、もうこんな時間」

真姫「フワァ…」ウトウト

穂乃果「じゃあ電気消すね」パチン

穂乃果(同じベッドで真姫ちゃんと…やっぱり意識しちゃう…)ドキドキ

真姫「…ホノカー」

穂乃果「な、何かな?」

真姫「ギュー、シテイイ?」

穂乃果「…おいで」

真姫「…アリガトウ」ギュッ

穂乃果(うぅ…これじゃあますます寝れないよ…)ドキドキ

穂乃果(真姫ちゃん顔近すぎてすーすー吐息が聞こえて…かわいい…)

穂乃果(真姫ちゃんの匂いもする…)スンスン

真姫「ホノカー…ダイスキー…」スヤスヤ

穂乃果「…穂乃果も真姫ちゃんのこと、大好きだよ」ギュッ

真姫「クゥ…クゥ…」

99: 2014/12/09(火) 22:44:11.98 ID:5CJHPSwG.net
穂乃果「ふぁ…いつもより早く起きちゃった…」ゴシゴシ

真姫「クゥ…クゥ…」

穂乃果「真姫ちゃんまだ寝てるね、本当に子供みたい」サスサス

真姫「…ン、ンン」

穂乃果「あ、起こしちゃったかな」

穂乃果(…忘れてた!真姫ちゃん普通のベッドで寝ちゃったから元に戻ってるんじゃ!)ハッ

穂乃果(真姫ちゃん絶対怒るよね…どうしよう、どうしよう…)アタフタ

真姫「…ホノカー、オハヨー」

穂乃果「お、おはよう真姫ちゃん」

穂乃果(…あれ?)

101: 2014/12/09(火) 23:00:28.94 ID:5CJHPSwG.net
>>70の時の部室

にこ「真姫ちゃんそこはだめにこぉ~…」エヘエヘ

凛「…ひどい寝ぼけ方をしてるにゃー」

絵里「にこ、起きなさい」ユサユサ

にこ「真姫ちゃんだめだってばぁ~…」

ことり「…起きる気配がないよ」

花陽「夢の中まで真姫ちゃん一色なんだね」

希「あ、あそこに真姫ちゃんがおる」

にこ「どこ!?どこ!?」キョロキョロ

希「にこっちの起こし方は楽やなぁ…でも、にこっち以外も騙されんように」

ことうみりんぱなえりにこ「えっ」ドキッ

にこ「…それで、これはどういうことよ」

海未「それはこっちが聞きたいです」

ことり「そのためににこちゃんを起こしたんだよ」

希「うちらが撃沈したあのあと何があったんや?」

にこ「何って、真姫ちゃんからキライって言われて…思い出しただけで落ち込みそうだわ」ズーン

凛「そんなことはどうでもいいにゃー」

花陽「穂乃果ちゃんと真姫ちゃんはどこいったの?」

にこ「あの二人なら穂乃果の家に行ったわよ」

ことうみりんぱなのぞえり「え!?」

にこ「しかも泊まるとかなんとか言ってた気が…」

ことうみりんぱなのぞえり「えぇ!?」

102: 2014/12/09(火) 23:12:19.99 ID:5CJHPSwG.net
海未「どうして止めなかったのですか!」ユサユサ

にこ「だってにこも落ち込んでたし~」

ことり「また穂乃果ちゃんがひとりじめしたぁー…」シクシク

凛「今頃二人はあんなことやこんなことしてるに違いないにゃ」ウンウン

花陽「そ、そうなの!?」ハラハラ

海未「い、今からでも間に合います!穂乃果の家に行きましょう!」

絵里「だめよ海未、今から行ったら帰り日が暮れてしまうわ」

希「それ行ったとしてもどうするん?真姫ちゃんを取り返したとして、みんな骨抜きにされるのは目に見えてるはずや」

海未「で、ですが…」

凛「そういえば最近まともに練習できてないにゃー」

花陽「ラブライブも近いのにね…」

ことり「衣装も準備しないと間に合わないかも…」

海未「…わかりました!明日から練習を再開しますので今日は解散してください!」

絵里「穂乃果と真姫はどうするの?」

海未「真姫は膝枕さえしなければ大丈夫でしょう、穂乃果には徹底的に説教します」

希「それが1番やな…ん?」

にこ「…にこだけでも抜け出して」ソローリ

希「にこっち、帰るで」ガシッ

にこ「…はい」ガックシ

114: 2014/12/10(水) 20:41:05.89 ID:qTU47QxP.net
真姫「ホノカー」ギュッ

ザワザワザワ…

穂乃果「ま、真姫ちゃん…みんな見てるよ」アセアセ

真姫「…イヤ?」ウルッ

穂乃果「嫌じゃないけど…」

ザワザワザワ…

穂乃果(うぅ…みんなの視線が痛いよ…)

絵里「はいはい、ちょっと通してね」

希「穂乃果ちゃんどうしたん?朝から大胆やね」

穂乃果「絵里ちゃん!希ちゃん!実はね…」ボソボソ

絵里「…ハラショー」

希「…スピリチュアルやね」

穂乃果「言ってる場合じゃないよ!」

キーンコーンカーンコーン

穂乃果「真姫ちゃん、流石に教室まで一緒にはいられないよ」

真姫「…ホノカー」グスッ

穂乃果「大丈夫、放課後になったらまた一緒にいてあげるから…ね?」

真姫「デモ…」

穂乃果「穂乃果、聞き分けがちゃんとできる真姫ちゃん大好きだよ」

真姫「! ワカッタ!」コクコク

穂乃果「いいこいいこ」ナデナデ

絵里「真姫の扱い方が手馴れてるわ…」

希「流石穂乃果ちゃんやね」

116: 2014/12/10(水) 20:54:33.66 ID:qTU47QxP.net
ガラッ

凛「あ!真姫ちゃんおはよー!」

花陽「おはよう、真姫ちゃん」

真姫「…」トトトト

花陽「…真姫ちゃん?」

凛(あ、もしかして…)

真姫「…ハナヨー…リンー」ギュッ

凛「にゃあ!?」ビクッ

花陽「ぴゃあ!?」ビクッ

真姫「…」ギュー

ザワザワザワ…

花陽「ま、まさか真姫ちゃん…」

凛「多分、そのまさかだにゃ」

真姫「…サビシイ」ギュー

花陽「でも当分このままでいいかも~…」フニャァ

凛「そうだねぇ~…」フニャァ

117: 2014/12/10(水) 21:21:09.76 ID:qTU47QxP.net
海未「真姫が元に戻らなくなったですって!?」

ことり「う、海未ちゃん落ち着いて」

穂乃果「穂乃果のせいじゃないよ!」

海未「いいえ、あなたのせいです!あなたが真姫を甘やかすからこんな事になったのでしょう!?」

穂乃果「海未ちゃんだってメロメロだったくせ…」

海未「なんですって!!」

穂乃果「ひぅ!」ビクッ

ことり「海未ちゃんってばぁ…」

海未「しかもあなたは抜けがけして真姫を家に止まらせたと聞きました、その事についても深く説教を…」

真姫「ウミ!オコラナイデ!」バッ

穂乃果「真姫ちゃん!?」

海未「…真姫、気持ちはわかりますが今回は穂乃果わるいのですよ?」

穂乃果「真姫ちゃんいいよ、穂乃果のせいで真姫ちゃんが戻らなくなっちゃったんだから…」

真姫「…」ジッ

海未「…はぁ、しょうがないですね、真姫に免じて許してあげましょう」ナデナデ

真姫「ヨカッタ…」ホッ

穂乃果「真姫ちゃん、ありがとうね」ナデナデ
真姫「ホノカー…ウミー、ナカヨシ」

凛「でも真姫ちゃんどうするの?」

ほのうみ「あっ」

119: 2014/12/10(水) 22:17:32.80 ID:qTU47QxP.net
花陽「真姫ちゃんもう治らないのかなぁ…」

ことり「真姫ちゃんはきっと治るよ!」

穂乃果「穂乃果はこのままでも充分…」

海未「穂乃果?また説教されたいのですか?」

凛「いい加減にするにゃー」

絵里「そうだわ!真姫のお父さんは病院の院長よね、1度診せにいきましょ!」

希「今の真姫ちゃんの姿を真姫ちゃんのパパさんに見せたら卒倒してしまうやろ」

希「それにこれは病気とかの類やないと思うんよ」

絵里「どうして?」

希「…なんとなく?」

海未「なんとなくですか…」

花陽「でも希ちゃんの勘はよく当たるし…」

ことり「なんで真姫ちゃんは子供みたいなっちゃったんだろうね」

凛「きっと真姫ちゃんは昔から膝枕されると懐いちゃう体質なんだにゃ~」アハハ

希「それや!」

凛「…え?」

真姫「ホノカーマッテー」トトトト

穂乃果「おいでおいで~」

120: 2014/12/10(水) 22:34:28.43 ID:qTU47QxP.net
希「昔から甘えん坊さんの真姫ちゃんはよくママさんが膝枕してくれててそのときだけ甘えん坊さんになってしまうんや!」

絵里「まともなこと言ってるように見えるけど内容は酷いわ」

花陽「治し方はあるの?」

希「真姫ちゃんがずっと甘えん坊さんなのはまさに穂乃果ちゃんが甘やかしすぎたのが原因や」

海未「ほら、言った通りじゃないですか」

希「しかも1番懐いてる穂乃果ちゃんやからちょっちやそっとじゃ元に戻らん」

ことり「どうしたらいいの?」

希「穂乃果ちゃんが甘やかしたこと、これを+(プラス)と過程するんよ」

穂乃果「ぷらす?」

希「つまり逆に嫌いな人と接すること、いわばマイナスの力をかければ元に戻るはずや」

凛「そのマイナスの力を持つ人は…」キョロキョロ

ほのことうみりんぱなのぞえり「…」ジー

にこ「…」

123: 2014/12/10(水) 22:57:27.88 ID:qTU47QxP.net
にこ「何でこっち見てるのよ」

絵里「にこ、本当に申し訳ないんだけど唯一真姫に嫌われてるのは…」

にこ「いや別に嫌われてないし、にこは真姫ちゃんと超仲良しだよ」

海未「ですがにこ、真姫を戻すためにどうか…」

にこ「嫌よ、それじゃにこが自分で認めたようなもんじゃない」

花陽「にこちゃん…」

ことり「しょうがないね、穂乃果ちゃん!」

穂乃果「あ、うん、真姫ちゃん、にこちゃんのこと好き?」

にこ「や、やめっ!」

真姫「キライ」

にこ「ぐはっ」ドスッ

凛「クリーンヒットしたにゃ」

希「にこっちほんまにすまんなぁ、けど今の真姫ちゃんのままやとにこっち嫌われたままなんやで?」

にこ「…わかったわよ、治すためならなんだって協力してあげるわ」

希「…ありがとな」

凛「それよりも練習どうするの?」

海未「あっ」

124: 2014/12/10(水) 23:07:42.71 ID:qTU47QxP.net
海未「そうでした…今日から練習再開と言っていたのをすっかり忘れていました…」

真姫「ホノカー、キョウパパママイナイ」

穂乃果「えー!?真姫ちゃん一人で大丈夫…じゃないよね」

真姫「ウン…」ションボリ

希「そうや!これから真姫ちゃんの家に行って練習したらええんや!」

絵里「その手があったわね、真姫のおもりもできるしそれが一番いいわ」

海未「ではそうしましょう、7時に各自解散ということで」

花陽「でも七時を過ぎたら真姫ちゃん1人…」

ことり「誰かお泊り出来る人選んだ方がいいかもね」

穂乃果「はいはーい!じゃあ穂乃果が!」

海未「少しは懲りてください」

希「…その件なんやけど、お泊りするんはにこっちでええ?」

にこ「希!?」

125: 2014/12/10(水) 23:21:07.12 ID:qTU47QxP.net
凛「でもにこちゃんは真姫ちゃんに1番嫌われてるはずにゃ!」

花陽「凛ちゃん!みんな気にして言わなかったのに!」

にこ「こんの減らず口がぁー!」ギュウゥ

凛「ごめんなひゃーい…」ギュウゥ

希「ちゃんと理由はある、プラスの力は相当強いものなんよ、だからマイナスの力を1日で使って打ち消さないとだめなんや」

にこ「でも…ニコでいいの?」

希「むしろにこっちじゃなきゃあかんのや、にこっちにしかできひん」

にこ「希…」ジーン

絵里「…で、実際のところ本当はどうなのよ」ボソボソ

希「あまりにもにこっちが可哀想だったからきっかけを作ってあげただけで力とか根拠ないんよ」ボソボソ

絵里「まったく…希ったら…」ボソボソ

希「でも見てみぃ、にこっちの嬉しそうな顔」ボソボソ

にこ「じゃあ妹たちの面倒もあるし、早めに帰って準備してくるわ!」タッタッタッ

137: 2014/12/11(木) 19:55:07.09 ID:Mhdv1wOD.net
真姫「…!」キョロキョロ

ことり「~♪」ヌイヌイ

真姫「コトリー」トトトト

ことり「あ、どうしたの真姫ちゃん?」

真姫「テツダウー」

ことり「ううん、ことり一人でできるよ」

真姫「テツダウ!」

ことり「…じゃあお願いするけど、あまり無茶しないでね」

真姫「ウン」

ことり「ここに針通して…」

真姫「コウ?」ヌイヌイ

ことり「そうそうそうやって…」

真姫「…アウッ!」チクッ

ことり「だ、大丈夫!?」

真姫「イタイ…」ウルッ

ことり「いたいのいたいのとんでけ~」ペロッ

真姫「!」ビクッ

ことり「これで…よしっと」ペタッ

真姫「…ゴメンナサイ」

ことり「次は気をつけてね」ナデナデ

真姫「ウン!…アウッ」チクッ

ことり「真姫ちゃ~ん…」

139: 2014/12/11(木) 22:37:56.77 ID:Mhdv1wOD.net
真姫「…」キョロキョロ

凛「あ、真姫ちゃんだにゃ」ニギニギ

真姫「ナニシテルノ?」

花陽「夕飯のおにぎり作ってるんだ、もうちょっと待っててね」ニギニギ

真姫「テツダウー」


花陽「じゃあ真姫ちゃん、まずは手を洗って」

真姫「ウン」ジャー

凛「後はご飯を手ですくって握るだけだよ」ニギニギ

真姫「アチチッ!」フーフー

花陽「お米はふーふーしてもあまり冷めないよ」

凛「真姫ちゃんは可愛い動作しすぎだにゃ」

真姫「ニギニギ…」ニギニギ

花陽「声に出ちゃってるね」

真姫「デキタ!」

凛「あはは~真姫ちゃんのおにぎり形がにゃ」

真姫「ヴェエエ…」

花陽「こうしてしっかり握るんだよ、もう一回やってみて」ニギニギ

真姫「ニギニギ…」ニギニギ

海未「ここにいましたか、少し真姫を借りていきますね」

花陽「じゃあね真姫ちゃん」

凛「後は凛たちが頑張るから真姫ちゃんは海未ちゃんについてってね?」

真姫「ハーイ」

140: 2014/12/11(木) 22:53:56.16 ID:Mhdv1wOD.net
真姫「~♪」ポロンポロン

海未「ピアノは普通に弾けるのですね…」

真姫「バカニシナイデ!」

海未「す、すみません!」

真姫「モウ…」ポーン

海未「あ、そこ違います」

真姫「コウ?」ポーン

海未「もう少し…」

真姫「…」ポーン

海未「あぁ、また離れてしまいました」

真姫「ワカンナイ!」

海未「ですからここですよ、ここ」ギュー

真姫「!!」

海未「この音ですよ 、わかりましたか?」ポーン

真姫「ウミー…アノネ…」

海未「はい?」

真姫「…チカイ」

海未「あ、いえ、そのっ!」ドキッ

真姫「…」ドキドキ

海未「…」ドキドキ

ガチャ

絵里「真姫、ここにいたのね」

海未「え、絵里!?」

真姫「ア、エリー」

絵里「だめじゃない海未、あまり真姫を働かせちゃ」

海未「す、すみません…」

絵里「真姫、向こうで休憩しましょ」

真姫「ハーイ」

141: 2014/12/11(木) 23:24:06.13 ID:Mhdv1wOD.net
絵里「ハラショー」

真姫「ハラ、ショー?」

絵里「ハラショー!」

真姫「ハラショー!」

絵里「ハrrrrrrラs」ムグッ

希「純粋な子に変な言葉教えんように」

絵里「へ、変じゃないわ!れっきとしたロシア語よ!」

真姫「ノゾミー」トトトト

希「どうしたん?」

真姫「フカフカ~」ギュー

希「あらあら、甘えんぼさんやね」ナデナデ

絵里「…ちょっと希ばかりずるいんじゃない?」

希「絵里ち嫉妬してるん?」ニヤニヤ

絵里「…いじわる」

希「絵里ちもかわええな~、ほい」ポンッ

絵里「ちょ、いきなりよこさないでよ」

真姫「エリーモフカフカ…」スリスリ

絵里「…希、私先に逝ってるね」フニャア

希「え、絵里ち~!」

穂乃果「晩御飯出来たって!」

のぞえり「あ、はーい」

真姫「ハーイ」

142: 2014/12/11(木) 23:50:33.38 ID:Mhdv1wOD.net
ほのことうみまきりんぱなのぞえり「いやだきまぁーす!」

パクッ

穂乃果「んー!やっぱり花陽ちゃんのおにぎりは最高だよ!」

ことり「おいしい~♪」

絵里「えぇおにぎりだけなのにいくらでも食べられるわ」

希「このおにぎりに何か秘密が…」

花陽「そ、そんなのないよ~」

凛「凛と真姫ちゃんも握ったんだよ!」

海未「食事中にあまり席を立たないでください!」

真姫「…」タジタジ

穂乃果「ねぇねぇ、真姫ちゃんのおにぎりはどれ?」

真姫「コ、コレ…」

穂乃果「おいしそー!いただきまーす!」パクッ

真姫「ドウ?」

穂乃果「とっても美味しいよ!お返しに真姫ちゃんあ~ん!」

真姫「ア、アーン…」パクッ

ことうみりんぱなのぞえり「!?」

穂乃果「どうかな?」

真姫「…オイシ」

ことり「じゃ、じゃあつぎはことりが!」

凛「次は凛があーんだにゃ!」

絵里「いいえ、次は私よ」

希「うちもするー!」

花陽「わ、私も…」

海未「1度してみたかったんですよね」

「なーにちっちゃなことで言い争ってんのよ」

穂乃果「ま、まさか…」

にこ「そう!国民的アイドル矢澤にこが遅れて登場よ!!」

144: 2014/12/12(金) 00:04:51.95 ID:Mhdv1wOD.net
穂乃果「…あ」

にこ「もしかして忘れてた!?その反応間違いなく忘れてたよね!?」

穂乃果「わ、忘れてたわけ無いじゃん、にこちゃんのことを忘れたことなんて1度のないよー」

にこ「…明らかに棒読みなんですけど、みんなどう思う?」

ことうみりんぱなのぞえり「…」

にこ「え、ちょっとやめてよ、そんなリアルな反応されてもにこ困るんだけど」

真姫「ウルサイ」パンッ

にこ「あたっ」

真姫「フンッ」ツーン

穂乃果「真姫ちゃん人を叩いちゃいけないんだよ?めっ!」

真姫「ダッテ…」

にこ「あれ?前は頬だったのに今回は頭だった、真姫ちゃん優しいなぁ…」

希「にこっち不憫や…」

145: 2014/12/12(金) 00:23:29.09 ID:EHGorHu/.net
凛「凛とかよちんはお皿洗いしてくるにゃ」

花陽「全部食べてくれたからすぐ終わると思うよ」

海未「では私も作詞の手直しをするために少し部屋に篭もりますね」

絵里「希、ダンスの振り付け見てくれないかしら」

希「りょーかい」

にこ「じゃ、じゃあニコは真姫と!」

ことり「ごめんにこちゃん、どうしても縫いつけで難しいところがあって…手伝ってくれないかな?」

にこ「あ…うん…」

真姫「…タイクツネ」

穂乃果「…真姫ちゃん、話があるの」

真姫「?」

151: 2014/12/12(金) 20:33:27.08 ID:EHGorHu/.net
真姫「ホノカーホノカー」

穂乃果「…」ギュッ

真姫「ホ、ホノカー?」タジタジ

穂乃果「ひぐっ真姫ちゃ…ごめん、なさい…」

真姫「ドウシタノ?」

穂乃果「穂乃果の、せいで…ぐすっ真姫ちゃんが、元に戻れなくなったんだよ ね…」

真姫「ホノカー…」

穂乃果「学校ですぐ謝ろうって、思ったけどだめだった…」

穂乃果「だってね、真姫ちゃんをが元に戻ると…こっちの真姫ちゃんは消えちゃうんじゃないかなって思ったから…」

穂乃果「治さなきゃいけないんだって自分でもわかってる…けどもしどちらかの真姫ちゃんが消えちゃったらって考えたら胸がいっぱいで…いっぱいで…」

穂乃果「穂乃果は…穂乃果はどっちの真姫ちゃんも大好きだから…」

穂乃果「どうしたらいいかわからなくなっちゃったよ…」ギュッ

真姫「…ホノカ」

穂乃果「嫌いに、なったよね…大好きなんて言っておいて真姫ちゃんを困らせてたの、私なんだもん…」

真姫「そんなことない!」

153: 2014/12/12(金) 20:44:58.97 ID:EHGorHu/.net
真姫「穂乃果は私のこと1番大事に想ってくれたはず!なのにどうしてそんなこと言うのよ!」

真姫「今まで穂乃果が言ってきた大好きってその程度だったの!?嘘だったの!?」

真姫「穂乃果が嘘をついてたとしても私は…!」

真姫「わた、しは…ウ」フラッ

穂乃果「真姫ちゃん!」ダキッ

真姫「クゥ…クゥ…」

穂乃果「…ごめんね、真姫ちゃん」

穂乃果「嘘なんかじゃないよ、私は真姫ちゃんのこと大好き」

穂乃果「ただそれがどっちの真姫ちゃんに対してなのかわからなくなって不安だったんだ」

穂乃果「でもはっきりわかったよ」

穂乃果「私は…真姫ちゃんが大好き」

155: 2014/12/12(金) 20:58:54.04 ID:EHGorHu/.net
希「…」ニヤニヤ

穂乃果「の、希ちゃん!?」

希「ええなぁええなぁ青春やなぁ」ニヤニヤ

希「うちがあんなこと言われたらつい惚れてまうやろ~って叫んでしまうなぁ」

穂乃果「うぅ~…」プシュゥ

希「…真姫ちゃんはまだ穂乃果ちゃんのものって決まったわけではないで」

穂乃果「え?」

希「恐らくさっきのは真姫ちゃんの本心が一時的に姿を現したもの」

希「真姫ちゃんも穂乃果ちゃんのこと大好きや、けどその想いは穂乃果ちゃんだけにかけられた想いやない」

穂乃果「…!」

希「穂乃果ちゃんのアピールタイムは終了やけど、今夜いつ大逆転されるかわからんで?」

希「それにみんなだってまだ密かに狙ってるかもしれんよ?例えばうちとか」

穂乃果「そんなぁ…」シュン

希「でも今のところ真姫ちゃんにとって穂乃果ちゃんは頭一つ抜けて特別だと想われてるのは違いない」

希「ずるいなぁ穂乃果ちゃん」

穂乃果「…穂乃果絶対諦めないよ、必ず真姫ちゃんにとって一人だけの特別になって見せる」

希「そのいきや穂乃果ちゃん、うちも負けへんよ~?」

穂乃果「うん!」

希(惜しかったなぁ、後一歩で治せそうなところやったのに)

希(あとはにこっちに任せるしかないな)

156: 2014/12/12(金) 21:05:36.40 ID:EHGorHu/.net
にこ「…」ヌイヌイ

にこ(…はぁ、結局真姫ちゃんと一緒になれなかったなぁ)

にこ(縫いつけ作業が嫌ってわけじゃないけど、真姫ちゃんが穂乃果に呼ばれたのなら尚更気になっちゃう)

にこ(もしかして告白!?)ビクッ

にこ(元の真姫ちゃんならまだしも、今の真姫ちゃんだったら…ありえない話じゃない)ドキドキ

にこ(真姫ちゃんから嫌われてるままだし…どうしようどうしよう…)ダラダラ

ことり「…ねぇにこちゃん」ヌイヌイ

にこ「な、何?」ヌイヌイ

ことり「真姫ちゃんのこと好き?」ヌイヌイ

にこ「うぎゃああ!?」プスッ

ことり「に、にこちゃん!?」アワアワ

157: 2014/12/12(金) 21:21:48.00 ID:EHGorHu/.net
にこ「ったく、驚かさないでよ」ハァ

ことり「ご、ごめんね、驚かすつもりはなかったの…」ペタッ

にこ「ん、ありがと」

ことり「じゃあ改めて聞くね、にこちゃんは真姫ちゃんのこと好き?」

にこ「…全っ然反省してないじゃない、いいからさっさと続けるわよ」

ことり「にこちゃん、真面目に答えて」

にこ「うっ…ま、まぁ真姫の事は好きよ…」

ことり「じゃあどうして今呼び捨てにしてるの?」

にこ「っ!それは…」

ことり「好きなら前みたいにお互い名前にちゃんを付けて呼べばいいのに」

にこ「そんなの私の勝手でしょ!」

ことり「ことりは真姫ちゃんにとってにこちゃんは特別なんだっていつも思ってたよ」

にこ「…」

ことり「にこちゃんにとっても真姫ちゃんは特別なんだなぁって、違うの?」

にこ「…特別よ、大好きだもん」

ことり「じゃあどうして?」

にこ「…嫉妬かしら」

158: 2014/12/12(金) 21:40:38.56 ID:EHGorHu/.net
ことり「嫉妬?」

にこ「ほら、あの子前まではまだμ'sに馴染めてなかったじゃない?その頃から何故か私と真姫ちゃ…真姫は仲がそれなりに良かったわ、喧嘩はしていたけど」

にこ「それが最近皆に打ち解けてきて、多分にこは少し寂しかったのよ」

にこ「ある日穂乃果と凛が真姫に抱きつくのを見ちゃてさ…情けないよね先輩なのに」

にこ「心の中でそこはにこの指定席なのに…って呟いたりしてた、前まで抱きついてたのなんてにこしかいなかったわけだし」

にこ「真姫にとって私は特別じゃなくなったんだって勝手に考えちゃってそれからは呼び捨てにしてる、ちゃん付けにしようとしても声に出ないから」

にこ「真姫は真姫で最初変な顔してたけどいつの間にか受け入れてくれてた、逆に言えば特別じゃないって認めたってことになるんだろうけど」

にこ「本当、後輩に嫉妬するなんて情けない先輩ね」

161: 2014/12/12(金) 22:01:01.26 ID:EHGorHu/.net
にこ(うわっ、何一人で語っちゃってんの私…)

ことり「…ことりはにこちゃんの気持ちは良く分からないけど」

にこ「…けど?」

ことり「特別じゃなくなったならまた特別になればいいんじゃないかな」

ことり「誰がどうだとか関係ないよ、取られたんだったら奪い返しちゃえ!」

にこ「はぁ?そんなの簡単にできるわけ…」

ことり「できるよ、だってにこちゃんにとって真姫ちゃんは特別なんでしょ?」

にこ「…」

ことり「違うの?じゃあ真姫ちゃんはことりのおやつにしちゃおうかな~」

にこ「だめっ!真姫ちゃんは私の…あ」

ことり「ね?」

にこ「…どうも意識してないとすぐ戻っちゃうのうのよね」

ことり「もうみんな気づいてるよ」

にこ「えっ」

ことり「ふふっ、にこちゃん」

にこ「何?」

ことり「今日…頑張ってね」

にこ「もちろん!1番真姫ちゃんのことが好きなのはにこなんだから!」

168: 2014/12/13(土) 12:43:53.82 ID:kfqLdP0k.net
ポーンポーン

絵里「気がついたらもう8時だわ」

海未「7時に解散の予定でしたが長引いてしまいましたね」

花陽「早く帰らないと怒られちゃうよ~」アタフタ

凛「穂乃果ちゃーん!そろそろ帰るよー!」ガチャ

希「しー…」

絵里「希?」

穂乃果「すぅ…すぅ…」

真姫「クゥ…クゥ…」

花陽「二人とも寝ちゃったね」

凛「ほーのーかーちゃーん」ユサユサ

絵里「だめよ凛、一度寝た穂乃果は当分起きないことは知ってるでしょ?」

海未「仕方ありません、私が連れて帰りましょう」

ことり「ことりも手伝うよ~」

海未「ことり!助かります!」

にこ「どうせなら置いてってもいいんじゃないの?」

ことうみりんぱなのぞえり「えっ」

にこ「いや今のは良心で言ったんだけど…」

希「…ふーん、せっかく真姫ちゃんと二人きりになれるのに自らそのチャンスを潰すなんてにこっちらしくないなぁ」ニヤニヤ

にこ「あっ!」

海未「ではお言葉に甘えて穂乃果を置いていきましょうか」

ことり「ね~」

にこ「待った待った!ニコが悪かった!お願いだから連れて帰って!」

海未「…帰って?」

にこ「…く、ください」

ことり「よくできました~」パチパチ

にこ(屈辱~っ!!)ギリギリ

希「ほな膝枕はにこっちにバトンタッチやな」ポン

にこ「…へ?」

169: 2014/12/13(土) 13:10:17.51 ID:kfqLdP0k.net
ことり「うんしょっと…」

海未「では私たちは帰りますか」

にこ「ちょちょちょちょっと待って!まだ心の準備が…」ドキドキ

花陽「でも早く帰らないと怒られちゃうし…」

凛「凛も7時に帰るって言っちゃったから大変だにゃ~」

絵里「私たちはにこのために帰るのよ」

希「今更心の準備なんていらんやろ」

にこ「で、でも…」チラッ

真姫「クゥ…クゥ…」

にこ(なんだか犯罪してる気分だわ…)

ことり「…いっそのこと襲っちゃえば?」

にこ「は、はぁ!?」

ことり「真姫ちゃんが起きちゃってもにこちゃんなら大丈夫だよ♪」

にこ「だよ♪じゃないわよ!大丈夫なわけないでしょ!これで嫌われたら氏んでも氏にきれないニコ!」

希(にこっちだったら嫌われる要素ないと思うんやけどなぁ)

ポーンポーン

花陽「も、もう帰りますね!じゃあねにこちゃん!」

凛「あ!かよちん待ってー!」

海未「私たちも帰りましょう」

絵里「そうね」

穂乃果「すぅ…むにゃ…」

希「ゆうべは おたのしみ でしたね」

にこ「まだ何もしてない!」

ことり「まだ?」

にこ「うっさい!帰れ!」

真姫「クゥ…クゥ…」

170: 2014/12/13(土) 17:05:02.03 ID:kfqLdP0k.net
にこ「っはあぁ~~~…」

にこ(さんざん人のことからかいやがって)

にこ(ニコは真姫ちゃんと健全なお付き合いをしていってのに…)チラッ

真姫「クゥ…クゥ…」

にこ(…可愛い)ツンツン

真姫「ンヒュ…」モゾッ

にこ(このこの~)サワサワ

真姫「フアァ~…」モゾモゾ

にこ(やっぱだめかもしれない)

ことり『…いっそのこと襲っちゃえば?』

にこ(…いやいやいやいやいや)

真姫「ン…ホノカー?」ムクッ

にこ「穂乃果じゃないわ、にこにーよ」

真姫「!!」ダッ

にこ「あっ!ちょっと!」

真姫「ベー」

にこ(うわっ腹立つ、でも可愛い)

真姫「ホノカーホノカー」キョロキョロ

にこ「残念だけど、穂乃果は帰ったわ」

真姫「!」

にこ「そしてここにはにこと真姫ちゃんしかいない!」

真姫「!!」

にこ「ほら~こっちおいで~ニコが可愛がってあげるニコ~」

真姫「ウ…ウ…」

にこ「ま、真姫ちゃん?」

真姫「ウワァァァン!!」

にこ「泣いちゃった!?」

172: 2014/12/13(土) 17:13:32.10 ID:kfqLdP0k.net
にこ「泣かないの!お願いだから!」

真姫「ホノカー!ホノカー!」

にこ(う…ここまで露骨に嫌われると流石にこたえるわね…)

にこ(…そうだわ!)

にこ「えーっとここら辺に確か…あった!」

にこ「はい、プチトマト」

真姫「!」ピタッ

にこ(万が一のために持ってきておいたプチトマト、釣れて!)

真姫「…チョウダイ」

にこ「はい、どうぞ」

真姫「…」モグモグ

にこ(可愛いなぁもう)

真姫「…モット」

にこ「はいはい」

175: 2014/12/13(土) 17:23:01.58 ID:kfqLdP0k.net
にこ(そろそろお風呂入らないと…)

にこ「真姫ちゃん、一緒にお風呂入ろ?」

真姫「イヤダ」

にこ「ど、どうしてよ!」

真姫「ヒトリデハイル」トトトト

にこ「そんなぁ…」シュン

にこ(純粋に誘っただけなのに…プチトマトだってあげたじゃん…)

にこ(下心なんて…決してなかったとは言えないけどそれでもさ…)

にこ(冷たすぎるんじゃないかなぁ…)グスン

真姫「…」ジー

にこ「真姫ちゃん?まだ入らないの?」

真姫「…イッショニハイッテ」

にこ「い、いいの!?」

真姫「ハヤクシナサイヨ」プイッ

にこ「今すぐ行くわ!」タッタッタ

176: 2014/12/13(土) 17:34:48.82 ID:kfqLdP0k.net
にこ「~♪」

にこ(真姫ちゃんちのお風呂広いなー、ここで真姫ちゃんと2人きり…)

にこ(生きてて本当に良かった…)ジワッ

真姫「…」

にこ「洗い流そっか?」

真姫「…ベツニイイ」

にこ「ん、そっか」

真姫「…」チャポン

にこ「ふぅ…」チャポン

真姫「…」

にこ「トマトおいしかった?」

真姫「…マアマアヨ」

にこ「そっちに行っていい?」

真姫「…ベツニ」プイッ

にこ(素直じゃないなぁ…)スイー

177: 2014/12/13(土) 17:43:09.20 ID:kfqLdP0k.net
にこ(真姫ちゃんの肌すべすべ…)サワッ

真姫「ナ、ナニスンノヨ!」ビクッ

にこ(顔も改めて見てみると可愛いというか綺麗というか…)ジーッ

真姫「ウ、ウゥ…」ブクブクブク

にこ「…えいっ」バシャ

真姫「ッ!?」

にこ「ふっふっふー」

真姫「ヤッタワネ!ユルサナインダカラ!」

にこ「逃げろ~♪」スイー

真姫「マチナサイ!」バシャバシャ

179: 2014/12/13(土) 17:50:28.85 ID:kfqLdP0k.net
にこ「じゃあ電気けすわよ」

真姫「…」コクリ

パチン

にこ「おやすみ、真姫ちゃん」

にこ(一緒には寝られなかったけど今日はもう十分かな)

にこ(でも…お風呂に入れさせてもらったとはいえあの嫌われよう)

にこ(やっぱり思い出すと心が痛いなぁ…)

にこ(お風呂だってニコがしょぼくれてたから情けをかけられただけかもしれないし)

にこ(…よし)

にこ「真姫ちゃん起きてる?」

真姫「…」

にこ「寝てるなら寝てていいんだけど、ひとつだけ言わせて欲しいことがあるの」

にこ「真姫ちゃんは…ニコのこと嫌い?」

180: 2014/12/13(土) 18:31:18.19 ID:kfqLdP0k.net
真姫「…!」

にこ「ううん、嫌いってことはちゃんとわかってる」

にこ「嫌いじゃなかったら…あんな反応しないもんね」

にこ「だけどどうしても言葉が心の中に抑えきれなくて、真姫ちゃんのことが諦めきれなくて、つい言っちゃった」

真姫「…」

にこ「ご、ごめん!こんなこと言っちゃって、困るよね…もう素直に寝るから…」

バサッ

にこ「!?」

真姫「…」

にこ(え、どうして真姫ちゃんがニコの布団の中に…?)

真姫「…にこちゃんは?」

にこ「私?」

真姫「にこちゃんは私のこと嫌い?」

にこ「大好き、誰よりも」

真姫「…ありがと、好き」スゥ

にこ「真姫ちゃんは穂乃果が好きなのわかってるけどどうしても言いたく…って?」

にこ「真姫ちゃん今なんて!?」

真姫「すぅ…すぅ…」

にこ「寝ちゃった…」

にこ(今ちゃんと喋れてたよね、てことは元に戻ったのかしら)

にこ(それはいいんだけど、今真姫ちゃんが好きって…)ドキッ

にこ(あうぅ~…氏にそうなくらい恥ずかしいぃ~…)カアァァ

にこ(でもこの気持ち抑えきれない)ギュッ

にこ「真姫ちゃん、大好き…」

181: 2014/12/13(土) 18:46:46.71 ID:kfqLdP0k.net
真姫「ん、んんっ」ググッ

真姫「…私寝てたの?」

真姫「なんだか今までの疲れが嘘のようだわ」

真姫「ていうか今までの記憶が曖昧過ぎて…ん?」

ゴロン

にこ「く~…く~…」

真姫「ヴェ!?にこちゃん!?」

真姫「どうしてにこちゃんが私の布団にいるのよ!」

にこ「真姫ちゃんらいしゅきぃ…」ギュッ

真姫「い、イミワカンナイ!」ペシッ

にこ「へぶっ!?」

真姫「あ、ごめんにこちゃん!」

にこ「…真姫ちゃん?どうしたの?」

真姫「それはこっちのセリフよ、どうしてにこちゃんが私の布団の中にいるのよ」

にこ「え、真姫ちゃん覚えてないの?」

真姫「ええ、この3日間記憶が途切れ途切れでほとんど覚えてないの」

にこ(もしかしてあの真姫ちゃんのときは記憶が残らない?)

にこ「…そっかそっか~」ニヤニヤ

真姫「な、何よいきなり」

にこ「昨日の夜真姫ちゃんがニコにしたこと覚えてないんだ、悲しいなぁ~」

真姫「ヴェエエ!?」

にこ「まさか真姫ちゃんがあんなに激しいとは思わなかったわ」

真姫「私がいったい何をしたっていうのよ!教えなさい!」

にこ「忘れちゃうなんてひどいにこぉ~…」シクシク

真姫「にこちゃんってばぁ~!!」

184: 2014/12/13(土) 20:41:12.26 ID:kfqLdP0k.net
真姫「ごめんなさい!」

ことり「本当に何も覚えてないの?」

絵里「薄々そんな気はしてたけど…」

真姫「…もしその間になにか悪いことしたのなら謝るわ」

花陽(悪いことというか…)

凛(良いことしかしてないにゃ)

海未「どうしましょうか?やはり本当の事を言うべきでは…」ヒソヒソ

希「せやね…あまり隠していても可愛そうやし…」ヒソヒソ

穂乃果「真姫ちゃん学校ですっごい熱出しちゃってね」

海未「ほ、穂乃果?」

にこ「寝込みっぱなしだったからあまり覚えてないのも無理ないわ」

希「に、にこっち?」

真姫「…それなら疲れが溜まっていたのも頷けるわね」

穂乃果「真姫ちゃんは何も悪いことなんてしてないから気にしなくていいよ」

真姫「でも迷惑かけたんじゃ…」

にこ「迷惑なんて言わないの、仲間でしょ?」

真姫「そっか…みんなも看病てくれたのよね」

凛「あ、当たり前にゃ!」

花陽「ご飯作ったんだよ!」

ことり「みんなで協力したよ~」

海未「そ、そうですね!タオル取り替えるのは大変でした!」

絵里「こんなこと言うのもあれだけど看病するのも楽しかったかしら」

希「いろいろあったなぁ~」

真姫「みんな…ありがとっ」ニコッ

ほのことうみりんぱなのぞえりにこ「」

187: 2014/12/13(土) 20:51:11.68 ID:kfqLdP0k.net
穂乃果「穂乃果の方が真姫ちゃん大好きだよ!」

にこ「いーや!ニコが1番好き!」

ガチャ

ほのにこ「!!」

真姫「どうしたの二人とも?」

穂乃果「な、なんでもないよ!」アセアセ

にこ「そ、そう!なんでもないなんでもない!」アタフタ

真姫「何か隠してるんじゃないかしら」

穂乃果「本当に何でもないってば!」

にこ「ラブライブについて話してたのよ!」

真姫「ふーん…ふわぁ~、なんだか眠たくなっちゃったわ」

ほのにこ「真姫ちゃん膝枕してあげる!!」

真姫「え、えぇ!?」

188: 2014/12/13(土) 21:00:14.09 ID:kfqLdP0k.net
穂乃果「穂乃果が膝枕する!」

にこ「ニコが膝枕する!」

真姫「どうして膝枕にこだわるのよ…机でねるから別にいいわ」

ほのにこ「え…」シュン

真姫「なんで落ち込むのよ!わかったから一人づつにして!」

穂乃果「じゃあ先に穂乃果~」ポン

真姫「…何故か知らないけど安心感があるわ、してもらったことってあったかしら」

穂乃果「な、ないよ」ギクッ

真姫「これならすぐ眠れそうだわ…」スゥ

189: 2014/12/13(土) 21:06:57.89 ID:kfqLdP0k.net
にこ「次はニコの番!」グイッ

穂乃果「あ!にこちゃんずるい!」

真姫「ちょ、ちょっとぉ!」

にこ「どう?」

真姫「…案外寝心地いいのね」

にこ「妹たちにもしてるしね」ナデナデ

真姫「あ、頭撫でないでよ!」

にこ「いいのいいの、よしよし~」

真姫「く、悔しいけど寝てしまいそう…」スゥ

穂乃果「次穂乃果!」グイッ

にこ「まだちょっとしか経ってない!もう少し!」グイッ

穂乃果「いーやーだーほの枕で寝かせるのー」グイグイ

にこ「離しなさいよ!ニコ枕の方が気持ちいいんだからー」グイグイ

真姫「ふ、二人ともいい加減にして!!」

192: 2014/12/13(土) 21:16:18.65 ID:kfqLdP0k.net
真姫「人が寝そうなところなのに騒いで…私を寝かせる気はあるの?」

ほのにこ「は、はい…」

真姫「これじゃあ机で寝たほうがマシじゃない…」ハァ

ほのにこ「うぅ…」シュン

真姫「…しょ、しょうがないわね」ポン

真姫「片方づつなら取り合いしないでしょ」テレッ

穂乃果「ま、真姫ちゃん…」

にこ「そ、そうね、これなら文句ないわ」

真姫「…好きな二人に囲まれてるだけでも幸せなのに」ボソッ

ほのにこ「え?」

真姫「そ、それじゃあおやすみなさい…」スゥ

にこ「…ねぇ穂乃果」

穂乃果「どうしたのにこちゃん」

にこ「可愛いわね」

穂乃果「そうだね」

にこ「あの真姫ちゃんになっちゃうのかしら」

穂乃果「穂乃果はどっちの真姫ちゃんも大好きだよ」

にこ「奇遇ね、私もよ」

真姫「くぅ…くぅ…」

ほのにこ(可愛い…)

終わり

193: 2014/12/13(土) 21:17:21.44 ID:7GfCMNHt.net
最高ですわぁ~

194: 2014/12/13(土) 21:17:49.00 ID:9k2w6fUG.net
乙面白かったよ

198: 2014/12/13(土) 21:27:12.14 ID:kfqLdP0k.net
まきハーのつもりがほのまきにこまきに偏ってしまいました
次のSSではしっかりまきハーを書きたいと思っています
最後まで読んでくれた方ありがとうございました

引用元: 真姫「ホノカーホノカー」【SS】