1: 2010/02/21(日) 17:58:35.67 ID:zs5X1zGB0
ライブ中

澪「頃せ頃せ親など頃せ!」
澪「頃せ頃せ全てを頃せ!」
澪「(私が…)」
ファン「うおー!サンジュ様ー!」
ファン「XXXさせてくださいー!」
澪「(私がやりたかったのは…)」
澪「サツガイ!サツガイせよ!」
澪「サツガイ!サツガイせよ!」
澪「(こんな音楽じゃない!)」
けいおん! 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
4: 2010/02/21(日) 18:00:38.88 ID:zs5X1zGB0
ライブ終了
控え室

律「いや~今日のライブも最高だったな!」
唯「(^p^)」
澪「(うぅ…こんな音楽もうやりたくないよ…)」

バタン!

さわ子「ファーOク!!」
律「あっ、さわちゃんチーッス!」
唯「あーwwwさわちゃwww」
澪「先生…」

6: 2010/02/21(日) 18:03:00.01 ID:zs5X1zGB0
さわ子「テメェ今日のライブはなんだぁ!?」
澪「ひっ!?」
さわ子「演奏もMCも中途半端でよぉ!あんなんじゃ濡れないんだよ!」ゲシゲ

澪「あっ…け、蹴らないで…」
律「ち、ちょっとさわちゃん!蹴ることないじゃん!澪はよくやってくれてるよ
!」
さわ子「なんだデコテメェ…役立たずのくせに意見する気か!?」
律「うぐ…」
唯「さわちゃwwwみおちゃwwwけっちゃやwww」ポロポロ
さわ子「…ちっ」
律「(唯には甘いんだよな…)」

9: 2010/02/21(日) 18:05:47.74 ID:zs5X1zGB0
さわ子「いいか?次のライブはもっと濡れるものにしろよ!じゃなきゃ頃すぞ!」

バタン!

律「澪…大丈夫か?」
澪「ああ…律も唯もありがとな…」
律「良いってことよ!澪がいるから今の私達があるわけだしさ!」
唯「みおちゃwwwすきwwwwうぇwwwww」
律「澪がいなけりゃ今頃私はただの美少女。唯はただの池沼だ」
律「お前が私達に夢を与えてくれた。感謝してるよ!」
澪「(このバンドが出来たキッカケは律なのに…)」


11: 2010/02/21(日) 18:08:18.24 ID:zs5X1zGB0
……一方その頃
ライブ中

梓「氏ね氏ね氏ね氏ね!」
梓「氏ね氏ね氏ね氏ね!」
梓「(私が…)」
ファン「うおー!アズニャン様ー!」
ファン「XXXさせてくださいー!」
梓「(私がやりたかったのは…)」
梓「氏んじまえ!氏んじまえ!」
梓「氏んじまえー!」
梓「(こんな音楽じゃない!)」

13: 2010/02/21(日) 18:11:09.07 ID:zs5X1zGB0
ライブ終了
控え室

紬「お疲れさま。良いライブだったわね」
梓「(うぅ…こんな音楽もうやりたくないよ…)」

バタン!

憂「お疲れさまです!」
紬「憂ちゃん」
梓「憂…」


14: 2010/02/21(日) 18:14:20.57 ID:zs5X1zGB0
憂「今日のライブも最高でした!」
紬「うふふ、ありがとう」
憂「梓ちゃんホント歌、上手くなったよね!」
梓「そ、そうかな…」
梓「(ただ叫んでるだけなんだけどな…)」
紬「そうね。ギターの腕も向上してるし、このまま頂点まっしぐらね」
梓「(なんでこんなことに…)」


15: 2010/02/21(日) 18:17:40.04 ID:zs5X1zGB0
一年前

律「おいムギ…もういっぺん言ってみろ!?」
紬「何度でも言うわ。正直りっちゃんはこのバンドの足枷になってるの」
律「なんだとー!?」
澪「おい律やめろ!…ムギももう少し言い方ってものが…」
紬「私はこのバンドが好き。みんなで武道館にも行きたいと思う。だからこそ今
のりっちゃんのプレイには我慢出来ないの」
律「くっ…この…!」
紬「このままじゃ武道館なんて夢のまた夢。今一度ドラムは見直す必要があるわ

律「…言いたい放題言いやがってぇ…」

17: 2010/02/21(日) 18:20:31.43 ID:zs5X1zGB0
律「わかったよ…なら放課後ティータイムは今日で解散だな!」
澪「お、おい律!?」
紬「そんなことは望んでないの。さっきも言ったけど私はみんなで武道館に行き
たい。その為に…」
律「私がいなくなれば良いんだろ!?このバンドのリーダーは私だ!だったら解
散も同然だろ?」
紬「…プレイと一緒で本当に自分勝手ね…」
紬「わかったわ。残念だけど今日で解散としましょうか」
梓「そ、そんな…」

19: 2010/02/21(日) 18:26:05.23 ID:zs5X1zGB0
紬「でも、それはあくまで形だけ。私はこれからもみんなと一緒にバンドを続け
ていくわ」
律「…おいおい、勝手に決めるなよ。みんなと一緒にバンドを続けていくのは私
だ!」
紬「自分勝手なドラマーについていきたいなんて思う人がいるかしら?」
律「まだ言うかよ!」
澪「だからやめろって!…ムギ、悪いけどそういうことになるなら私は律につい
ていくよ」
律「!澪~!信じてたぞ~!」
澪「(まぁ、幼なじみだしな…)」
紬「そう…残念ね。幼なじみのよしみってところかしら?」
澪「(…見抜かれてる)」

20: 2010/02/21(日) 18:29:12.13 ID:zs5X1zGB0
紬「なら梓ちゃんは私についてきてくれるかしら?」
梓「あ、えっと…はい…」
紬「うふふ、ありがとう」
梓「(まぁ律先輩よりかは…)」
律「…ちっ、まぁ梓がいない程度ならどうとでもなるさ」
律紬澪梓「(問題は…)」
唯「(^p^)」

21: 2010/02/21(日) 18:32:54.70 ID:zs5X1zGB0
律「(ここで唯を失うのは痛い!)」
律「唯は私と澪についてきてくれるよなー?」
唯「あーwwwりっちゃwwwみおちゃwwwwすきwwwうぇwww」
律「そうかそうかー良い子だなー唯は」ナデナデ
紬「(負けてられないわね…)」
紬「ねぇ唯ちゃん?私と梓ちゃんについてくれば毎日お菓子食べ放題よ」
唯「おかしwwwおかしwwwすきwwwうぇwwww」
紬「うふふ、唯ちゃんはお菓子大好きだもんねー」ナデナデ
律「おまっ…物で釣るなんて卑怯だぞ!」
紬「あら?そうかしら?」
律「(このままじゃマズい…どうする!?)」

23: 2010/02/21(日) 18:36:04.80 ID:zs5X1zGB0
律「な、なぁ唯は私とムギのどっちが好きだ?」
唯「あーwwwりっちゃwwwむぎちゃwwwすきwwwうぇwww」
律「そうかそうかーでも唯が一緒にいたいなぁって思うのはどっちかな?」
唯「あーwwwりっちゃwwwむぎちゃwwwうぇwww」
紬「えっとね唯ちゃん。嬉しいんだけど、どっちかに決めてほしいのよー」
唯「…りっちゃwwwむぎちゃwwwすきwwwみんなwwwいっしょwww」
ポロポロ
律紬「…!」
澪「(…唯!)」ホ口リ
梓「(…唯先輩!)」ホ口リ


28: 2010/02/21(日) 18:39:50.07 ID:zs5X1zGB0
律「私が間違ってたよ…」
紬「いいえ…私も間違っていたわ…」
梓「(おお…お互いに和解し合って…)」
澪「(一件落着ってとこだな…)」
律「唯にこんなことを決めさせるのは酷だよな…」
紬「そうね…ごめんなさいね唯ちゃん」
澪「(うんうん)」
律「ここは唯の気持ちを尊重して…」
梓「(うんうん)」
紬「ジャンケンで決めましょう!」
澪梓「」

31: 2010/02/21(日) 18:44:01.30 ID:zs5X1zGB0
律「よし!そうと決まれば負けないぜ!」
紬「りっちゃんが私に勝てるかしら?」
澪「お…おい、ちょっと待て…」
律「ん?なんだよ澪?」
澪「唯の気持ちを…尊重するんじゃなかったのか…?」
紬「ええ。だからこうしてジャンケンで…」
梓「いや唯先輩の願いは5人一緒にいることですよ…」
律「…それは叶わないな…」
澪「なんでだよ!?」
紬「だってもう私とりっちゃんの関係は修復不可能なの。仮に一緒に続けても良
い演奏は出来ないわ」
梓「(なんて自分勝手な先輩方なんだろう…)」

34: 2010/02/21(日) 18:48:17.27 ID:zs5X1zGB0
律「さぁ気を取り直して勝負だ!」
紬「最初はグーで良いかしら?それじゃあ…」
律紬「最初はグー!ジャンケン…ポン!」
律紬「……」
律「…フッ」
紬「…くっ」
律「所詮は温室育ちのお嬢様ってところだな…」
紬「私としたことが魔が差したわ…」
澪「(なんだこの茶番…)」

38: 2010/02/21(日) 18:52:17.22 ID:zs5X1zGB0
律「てゆーわけで、唯は私が引き取るぜ!」
唯「りっちゃwwwりっちゃwwwうぇwww」
紬「…仕方ないわ…勝負で決めたことだものね」
律「…これでもう思い残すことも無いな…サヨナラだ!行こうぜ澪、唯!」
澪「あ、ああ…」
紬「そうね…行きましょうか梓ちゃん」
唯「あーwww」
梓「は、はい…」
澪梓「(これからどうなるんだろう…)」
唯「うぇwwwうぇwww」


39: 2010/02/21(日) 18:56:05.33 ID:zs5X1zGB0
律、澪、唯side

律「さてと…これからのバンドの方針だけど…」
澪「なぁ…律、ホントにムギと仲直りする気は無いか?」
律「…仲直りも何も無いさ。私は悪く無いしな」
澪「(こういうとこ頑固だよな…)」
律「それより話を戻すぞ!今後のバンドの方針だけどさ…」
律「メタルをやろうぜ!」
澪「メ、メタル!?」
唯「めwwwたwwwるwww」

42: 2010/02/21(日) 18:59:35.37 ID:zs5X1zGB0
澪「お、おい…なんでメタルなんだ…?」
律「メタルを演奏するにはかなりの技術が必要だ。だからこそやるんだ!ムギ達
に差をつけるために!…もう好き勝手言わせない!」
澪「そ、そうは言っても…私メタルなんか全然わからないぞ…」
律「大丈夫!私が何枚かCD持ってるからそれを貸すよ!初心者でも入りやすい
のを貸すからさ!」
澪「そ、そうか…?まぁ聴いてみるだけなら…」
律「よしキタ!」
澪「(不安だ…)」

43: 2010/02/21(日) 19:02:59.89 ID:zs5X1zGB0
後日

澪「(律から借りたCD…)」
澪「(陰陽座って名前のバンド…)」
澪「(名前からして不安だ…)」
澪「(まぁとりあえず聴いておかないと律がうるさいからな…)」
澪「……」
澪「(…あれ?)」
澪「(思ってたより聴きやすいぞ…)」

47: 2010/02/21(日) 19:11:24.01 ID:zs5X1zGB0
澪「(このボーカルの女の人、凄い声綺麗だな…)」
澪「(…この曲!凄く良いぞ!?)」
澪「(えーと…甲賀忍法貼っていうのか…)」
澪「(メタルってこんなキャッチーな曲もあるんだな…)」
澪「(これならやってみても良いかも…)」

50: 2010/02/21(日) 19:14:44.54 ID:zs5X1zGB0
紬、梓side

紬「さてと…これからのバンドの方針だけど…」
梓「先輩…律先輩とはもう無理ですか?」
紬「…ええ、澪ちゃんと唯ちゃんと離れるのは辛いけどね…」
梓「(意外と頑固な先輩だ…)」
紬「話を戻すわね。これからのバンドの方針だけど…」
紬「メタルをやろうと思うの」
梓「メ、メタル!?」


52: 2010/02/21(日) 19:17:55.17 ID:zs5X1zGB0
梓「な、なんでメタルなんですか?」
紬「メタルを演奏するにはかなりの技術が必要のは知ってるわね?だからこそや
るの。りっちゃん達に力の差を見せつけるために!」
梓「で、でも…私メタルは全然知らないです…」
紬「大丈夫。私が持っているCDを貸すわ。初心者でも聴きやすいのを貸すから
まずは聴いてみて?」
梓「は、はい…」
梓「(不安…)」

54: 2010/02/21(日) 19:21:34.50 ID:zs5X1zGB0
後日

梓「(ムギ先輩から借りたCD…)」
梓「(ソナタ・アークティカ…)」
梓「(…とりあえず聴いてみよう)」
梓「……」
梓「(…あれ?)」
梓「(思っていたよりも聴きやすい…)」

56: 2010/02/21(日) 19:24:49.86 ID:zs5X1zGB0
梓「(ギターがかなり細かく動いてる…)」
梓「(…この曲!凄く良い!?)」
梓「(えーと…MyLand…)」
梓「(激しいのにキャッチーなメロディー…)」
梓「(これならやってみても良いかも…)」

57: 2010/02/21(日) 19:28:39.58 ID:zs5X1zGB0
律、澪、唯side

澪「なぁ、律…借りたCDだけど…」
律「おお、どうだった?」
澪「私、メタルやってみても良いかも…」
律「おお!ホントか!?さすが澪!話がわかる!」
澪「案外聴いてみたら良い曲ばっかだったからな…」
律「そうだろそうだろ~!唯!澪、メタルやるってさ!」
唯「みおちゃwwwめたるwwwうぇwww」
澪「ふふ…唯はもうやる気満々だな」ナデナデ
律「それでな、これからメタルをやるにあたって特別講師をお呼びしたのだ!」
澪「特別講師?」
律「さわちゃんどうぞ!」
さわ子「ファーック!!」
澪「せ、先生?」
唯「あーwwwさわちゃwww」

59: 2010/02/21(日) 19:32:02.47 ID:zs5X1zGB0
律「二人とも知ってると思うけどさわちゃんは学生時代ずっとメタルをやってた
んだぜ!」
澪「ああ…それは写真で見たことあるけど…」
律「だったらさわちゃんからメタルのなんたるかの教えを請うのが成功への近道
!」
澪「まぁ…一理あると思うが…」
さわ子「…揃いも揃って糞みたいな顔ぶれだな」
澪「(なぁ律…先生なんか口調がおかしくないか…?)」
律「(学生時代に気持ちが戻ってるんだよ!)」


64: 2010/02/21(日) 19:36:55.77 ID:zs5X1zGB0
さわ子「で?私は何をすりゃいいのさ」
律「これからメタルをやる私達をプロデュース欲しいんだ!」
さわ子「はぁ!?何寝ぼけたこと言ってやがる!?」
律「頼む!さわちゃんの力がどうしても必要なんだ!」
さわ子「…お断りだな。メタルはテメェらみたいな糞ガキ処O集団にに出来る代物じゃねぇん
だよ。教える価値なんかねぇ」
律「…さわちゃん。言っとくけど私も澪も唯も既に貫通済みだぜ!」
澪「えっ?えぇ!?」
唯「かんつwwwかんつwww」

68: 2010/02/21(日) 19:41:00.05 ID:zs5X1zGB0

さわ子「…お断りだな。メタルはテメェらみたいな糞ガキ処O集団にに出来る代物じゃねぇん
だよ。教える価値なんかねぇ」

さわ子「…お断りだな。メタルはテメェらみたいな糞ガキ処O集団に出来る代物じゃねぇん
だよ。教える価値なんかねぇ」

です><


さわ子「…へぇ、それなりの覚悟は出来てるってわけか」
律「ああ!これからの人生を賭けてるぜ!」
律「(ホントは全員処Oだけど…)」
律「……」
律「(処Oだよな…?)」
律「(私だけじゃないよね?)」
澪「(うぅ…私まだ処Oなのに…)」
唯「かんつwwwかんつwww」



72: 2010/02/21(日) 19:45:19.09 ID:zs5X1zGB0
さわ子「面白い…その覚悟買ってやる」
律「ホントか!?サンキューさわちゃん!」
さわ子「ただし半端は許さねぇ!やるからには頂点目指せ!」
律「ああ!そのつもりだぜ!」
さわ子「とりあえずまずは形からだな…そんなメイクと衣装じゃ濡れねぇ」
澪「か、形から?」
さわ子「メイク道具と衣装は私が用意する。明日またここに集まる形で良いな?

律「わかった!それじゃあ今日と同じ時間で良いかな?」
さわ子「それでいい。明日から今日までの生活は忘れてもらうからな」
澪「(だ、大丈夫だろうか…)」


74: 2010/02/21(日) 19:48:59.44 ID:zs5X1zGB0
翌日

さわ子「全員揃ってるな。それじゃあまず衣装…これだ」
澪「こ、これは甲冑…?」
律「マントまであるぜ」
唯「ふりふりwwwふりふりwww」
さわ子「あとメイクだが…写真を見せた方が早いな。こんな感じにする」
澪「えっ!?これって…」
律「学生時代のさわちゃんじゃん!」
唯「さわちゃwwwかおwwwまっしろwww」

75: 2010/02/21(日) 19:50:58.34 ID:zs5X1zGB0
さわ子「まぁ、これはあくまで参考写真だ。ライブではお前らにはもっと派手な
メイクをしてもらう」
澪「えっ!?こ、これよりも…」
さわ子「半端な覚悟じゃねぇんだろ?」
澪「で、でもこれより派手なメイクなんてまるでビジュアル系…」
さわ子「ビジュアル系か…まぁ、最初はそういう風に見られるかもな」
さわ子「でもお前達がこれからやるバンドはそんな貧弱なバンドじゃねぇ!悪魔
系メタルバンドだ!」
澪「あ、悪魔系!?」
律「おぉ!なんか強そう!」
唯「えろいむwwwえっさいむwww」
さわ子「池沼、お前何歳だ?」

82: 2010/02/21(日) 20:29:44.59 ID:zs5X1zGB0

さわ子「メタルやるならこれぐらいの肩書きはなくちゃな!」
澪「で、でも…悪魔だなんて…」
律「澪、お前が気に入ってくれた陰陽座も妖怪系メタルバンドだぜ?似たような
もんさ!」
澪「だけどメイクの濃さが…ていうか、律はやる気満々かよ!」
律「そりゃもちろん!ていうか、こういう風になるのは想定済みだったしな」
澪「…えっ?」

84: 2010/02/21(日) 20:35:07.01 ID:zs5X1zGB0
律「さわちゃんに頼んだ時点で私達がやる音楽はデスメタルって決まってたって
こった」
澪「デ、デスメタル!?そんなの聞いてないぞ!?」
律「そりゃ言ってないもんよ。さわちゃんが引き受けてくれるかもわからなかっ
たしさ」
澪「そ、そんな無責任な!わ、私はやらないぞ!」
律「そう言ってもさ澪。お前メタルやっても良いかもって言ったじゃん」
澪「そ、それは陰陽座みたいなメタルだったらって意味で…だって陰陽座みたいな音楽をやろうと思って律も貸したんじゃ…」
律「それはメタルを知らない澪に出来るだけ好きそうなのを貸したってだけだよ。先入観って大事だからな」
澪「そ、そんなぁ…」
律「それにメタルやるって発言をしておいてデスメタルだからやりませんって言う方が無責任じゃないか?」
さわ子「無責任だな」
唯「むせきにwww」
澪「う…うぅ…グスッ…」

87: 2010/02/21(日) 20:40:23.88 ID:zs5X1zGB0
律「大丈夫だって!澪にはメタルモンスターの素質あるよ!」
澪「そ、そんな素質いらないよぉ…」ポロポロ
さわ子「うざってぇな!泣くんじゃねぇ!泣くなら頂点取ってからにしな!」
律「そうそう!頂点取るまでの辛抱だよ!私達ならすぐに頂点取れるって!」
澪「うぅ…頂点取ったらまたポップバンドに戻れる…?」
律「戻れる戻れる!だから、なっ?一緒に頑張ろうぜ!」
澪「グスッ…じゃあちょっとだけ頑張ってみる…」
律「よしキタ!」
澪「(うぅ…ホントはやりたくないよぉ…)」

89: 2010/02/21(日) 20:45:46.04 ID:zs5X1zGB0
さわ子「じゃあ後はバンドの名前だな」
澪「えっ?それは放課後ティータイムのままで…」
さわ子「ファーック!!」
澪「ひっ!?」
さわ子「そんな名前でメタルの頂点なんか取れるわけねぇだろ!」
律「じゃあどんな名前が良いのかな?」
さわ子「そうだな…放課後、部室は愛で濡れる…とかどうだ?」
澪「なっ!?そ、そんな卑猥な名前…しかも長い…」
律「か、かっこいいー!」
澪「えぇっ!?」
律「唯もそう思うよな?」
唯「あいえきwwwうぇwww」
さわ子「フフ…デコと池沼は案外見所あるじゃねぇか。これで決まりだな。文句
ねぇな?」
澪「えっと…その…」
さわ子「まぁ、お前の意見を聞いたところでこの決定は覆らないけどな」
澪「(ひ…酷い)」

91: 2010/02/21(日) 20:49:12.78 ID:zs5X1zGB0
さわ子「あとは…曲作りか。おい、お前が詞を書いてこい。作曲は私がして
やる」
澪「えっ…でも、私デスメタルの詞なんて…」
さわ子「つべこべ言わずに書いてこい!明日までに仕上げてこないと頃すからな
!」
澪「そ、そんなぁ…」
律「(ファンシーな詞しか書けない澪にデスメタルの詞が書けるのか…?)」
さわ子「デスメタルの詞作りなんて簡単だ。とりあえず頃意が込もっていれば良
いんだ」
澪「頃意なんて普通持たないよぉ…」
さわ子「でも、これからは必要になる。覚えておけ。音楽で人は頃せる」
澪「私は夢を与えたいのに…」
さわ子「与えてやれよ。悪夢をな!」
澪「(もぅ…やだぁ…)」

95: 2010/02/21(日) 20:53:25.51 ID:zs5X1zGB0

澪 自室

澪「(うぅ…デスメタルの詞なんてやっぱり思い浮かばない…)」
澪「(頃意を持てって言われても…)」
澪「(頃す…とか書けば良いのかな…?)」
澪「(頃す…頃人…頃害…サツガイ…)」
澪「(サツガイ…)」
澪「(サツガイせよ!)」
澪「(思い出を血に染めてやる!」)
澪「……」
澪「(こんなのでいいのかなぁ…)」

97: 2010/02/21(日) 20:57:37.36 ID:zs5X1zGB0
翌日

さわ子「ひゃっはー!なかなか濡れる詞を書いてきたじゃないか!」
律「これホントに澪が書いたのか?」
澪「とりあえず頃意って言葉をヒントにして書いてみたんだけど…」
さわ子「上出来だ!これだけ書ければお前は一年後にはメタル界の女帝になれる
!」
澪「じ、女帝…」
澪「(可愛いくない…)」
さわ子「そうだな…3日だ。3日でこの詞を生かす曲作りをしてやる。楽しみにし
ておきな!」
律「いよいよ新しいバンド人生が始まるんだな…!」
唯「だなwwwだなwww」
澪「(出来ればもう終わりにしたい…)」


98: 2010/02/21(日) 21:02:35.58 ID:zs5X1zGB0
紬、梓side

梓「こんにちわー」
紬「あら、梓ちゃん」
梓「あの先輩、借りたCDなんですけど…」
紬「あぁ、どうだったかしら?」
梓「私、メタルやっても良いかもです!」
紬「あら!ホントに?気に入ってもらえたのね。嬉しいわ~」
梓「えへへ…聴いてみたら結構素敵な曲が多かったです。聴かず嫌いはダメです
ね」
紬「じゃあこれからのバンドの方針はメタルをやるってことで大丈夫ね?」
梓「はい。問題ないです」
紬「…今の言葉忘れちゃダメよ?」
梓「…!?」ゾクッ
梓「(な、なんか今、イヤな予感が…)」

99: 2010/02/21(日) 21:06:10.88 ID:zs5X1zGB0
紬「それでこれからメタルをやるにあたって特別講師の方をお呼びしたのよ」
梓「特別講師?」
紬「それではどうぞ!」
憂「こんにちわ~」
梓「う、憂…?」
憂「梓ちゃんヤッホー」
梓「な、なんで憂が…?」
紬「なんでとは失礼よ梓ちゃん。憂ちゃんはこう見えてメタルにとても詳しいの
よ」
梓「そんな設定が…」
紬「設定とか言っちゃダメよ」


101: 2010/02/21(日) 21:09:53.19 ID:zs5X1zGB0
憂「大まかに話は聞きましたけど具体的に私は何をすれば良いんですか?」
紬「率直に言うと私達をプロデュースしてほしいの」
憂「プロデュース…ですか?」
紬「ええ。これからメタルをやるにあたって憂ちゃんの知恵や技術を貸してほし
いの」
憂「うーん…でも、それってお姉ちゃんを敵に回すってことなんですよね。ちょ
っと気が引けちゃうなぁ…」
紬「お願い!憂ちゃんしか頼れる人がいないの!」
憂「…なら一つだけ条件があります」
紬「何かしら?私が出来ることなら…」
憂「いつかまたお姉ちゃんとバンドを組んであげてください。お姉ちゃんはみん
なことが本当に好きだから…」
紬「…ええ、もちろんそのつもりよ。メタルで頂点を取ったらまた唯ちゃんや澪
ちゃん達とバンドをやりたいと思ってるわ」
梓「(律先輩の名前はやっぱり出てこない…)」

104: 2010/02/21(日) 21:14:29.21 ID:zs5X1zGB0
憂「…わかりました。ご期待に添えるかわかりませんが力になります」
紬「ありがとう憂ちゃん!」
憂「とりあえずメタルと言っても色々ありますがどんなメタルをやる予定なんで
すか?」
梓「あっ、えっと…ソナタアークティカみたいな…」
紬「デスメタルよ」
梓「そうそう…デスメタル…」
梓「……」
梓「デスメタル!?」

105: 2010/02/21(日) 21:18:21.57 ID:zs5X1zGB0
憂「デスメタルですか…随分と勝負に出ましたね」
紬「ええ。分の悪い賭けは嫌いじゃないの」
憂「ふふ…とんだお嬢様がいたもんですね」
紬「それは褒め言葉として受け取って良いのかしら?」
憂「ええ、もちろん」
紬「うふふ…ありがとう」
梓「えっ?あの?デスメタル…?」
紬「どうしたの梓ちゃん?挙動不振だけど?」
梓「いや、だって…えっ?」
梓「(な、何この展開…?)」

108: 2010/02/21(日) 21:22:22.88 ID:zs5X1zGB0
紬「何か問題でもあるの?」
梓「だって…私デスメタルをやるなんて聞いてないです…」
紬「でも、メタルをやるとは言ったわよ?」
梓「それはそうですけど…!その…ソナタみたいなメロスピをやるものだとばか
り…」
紬「確かにCDを貸した時はそういう選択肢もあったけどやっぱり歴史に名を刻めるのはデスメタルだと思うの

梓「…私、デスメタルだったらやりたくないです」
紬「梓ちゃん、少し前を思い出して?」
梓「えっ?」
紬「貴女、メタルやるって言ったわよね?」
梓「えっ?えぇ…確かに言いましたがそれはメロスピをやるものだと…」
紬「やるって言ったわよね?」
梓「うっ…うぅ…」
紬「メタルをやるって言っておいてデスメタルだからやらないっていうのは自分
勝手なんじゃないかしら?」
憂「それば自分勝手だよ梓ちゃん…」
梓「ふえぇ…」

111: 2010/02/21(日) 21:27:30.36 ID:zs5X1zGB0
紬「デスメタル…やってくれるわよね?」
梓「…はい」
梓「(こんなことになるなら律先輩について行けば良かった…)」
憂「それじゃあ何から決めましょうか?衣装にメイクに曲作りに色々ありますけ
ど…」
紬「衣装とメイクについては憂ちゃんに任せてもらって良いかしら?私と梓ちゃ
んはそういうのよくわからないから…」
憂「わかりました。メイク道具と衣装の方は私の方で用意しておきます」
紬「ありがとう。梓ちゃんは詞を書いてきてもらえるかしら?作曲は私がする
わ」
梓「えっ?でも…私、デスメタルの詞なんか…」
紬「成せばなるわ!」
梓「(本当に澪先輩以外は無責任な人達ばかりだ…)」
梓「…わかりました。努力はします」
紬「お願いね。それじゃあまた明日同じ時間にここに集まる形で良いかしら?」
憂「わかりました!」
梓「はいです…」
梓「(私に詞なんて書けるのかな…)」

112: 2010/02/21(日) 21:32:15.67 ID:zs5X1zGB0

梓 自室

梓「(デスメタルの詞なんてどうすれば…)」
梓「(デスメタルだからやっぱり氏とか頃すとかそういう詞になるのかな…)」
梓「(氏…氏ね…頃す…頃してやる…)」
梓「(氏ね…氏ね…頃してやる…頃してやる…」
梓「(…頃してやる!頃してやる!)」
梓「(氏ね氏ね氏ね氏ね!)」
梓「(氏んじまえー!)」
梓「……」
梓「(…!?私、一体…!?」
梓「……」
梓「(でも、他に思いつかないし今の書いてみようかな…)」

114: 2010/02/21(日) 21:36:02.97 ID:zs5X1zGB0
翌日

憂「凄い詞だね…」
梓「ダ、ダメかな…?」
紬「ううん!凄く良いわ!憂ちゃんもそう思うわよね?」
憂「ええ。頃してやる、氏ね、氏んじまえ、だけで構成された詞なんてイ
ンパクト大です!」
梓「(まさかの好評価…)」
紬「この詞に私が必ず最高の曲を乗せるわ!楽しみにしてて!」
憂「曲の方はもう完璧も同然ですね。それで私も衣装の方を用意してきたんです
か…」
紬「さすが憂ちゃん仕事が早いわ!見せて見せて!」
憂「これなんですけど…」
梓「(えっ?何これ…)」

115: 2010/02/21(日) 21:40:11.39 ID:zs5X1zGB0
紬「素晴らしいわ…」
梓「マントに…甲冑…?」
憂「イメージは帝王…女帝です!」
紬「これからメタル界を支配するってことね…最高よ憂ちゃん!」
梓「(支配…物騒過ぎる…)」
憂「これにメイクは…写真を持ってきました。こんな感じです。私の顔で試しま
した」
梓「な、何この白塗り…しかも額に頃って…」
紬「…もう言葉も出ないわ…憂ちゃんにプロデュースを任せて正解だったみたい
ね…」
梓「えぇ!?」
梓「(私のセンスがおかしいの…?)」

118: 2010/02/21(日) 21:47:58.27 ID:zs5X1zGB0
紬「もういつでも始動出来るって感じね」
憂「そういえばバンドの名前はどうするんですか?」
梓「えっ?それは放課後ティー…」
紬「放課後ティーバックよ」
梓「そうそう…ティーバック…」
梓「……」
梓「ティーバック!?」
梓「な、なんです!?その卑猥な名前は!?」
紬「デスメタルはインパクトが勝負よ。これぐらいの名前じゃないとダメよ」
梓「そ、そんな…おかしいです!ふざけてます!憂もそう思うよね?」
憂「素敵…」
梓「えぇっ!?」


119: 2010/02/21(日) 21:51:38.22 ID:zs5X1zGB0
紬「うふふ…憂ちゃんにそう言ってもらえるなんて光栄だわ」
憂「だって…本当に素敵な名前だから…」
梓「(やっぱり私のセンスがおかしいの…?)」
紬「昨日徹夜で考えたかいがあったわ」
梓「(徹夜で考えてこれですか…)」
紬「じゃあこの名前で決まりでいいかしら?」
憂「私は良いと思います!」
紬「梓ちゃんは?」
梓「…はいです」
梓「(もうどうにでもなれ!)」


120: 2010/02/21(日) 21:54:19.76 ID:zs5X1zGB0

平沢家

憂「ねぇ、お姉ちゃん。私、お姉ちゃんの敵になっちゃったんだ…」
唯「う…う?」
憂「…ごめん、敵って言い方はおかしかったね。ライバルになったの。音楽のラ
イバル!」
唯「…らいばwwwらいばwww」
憂「そうライバル!お互い頑張ろうね!」


122: 2010/02/21(日) 21:58:55.31 ID:zs5X1zGB0
現在

律、澪、唯side

澪「…直接対決?」
さわ子「ああ。今の日本のデスメタルシーンは放課後、部室は愛で濡れると放
課後ティーバックの二つが引っ張っている」
律「つまりアレか!直接対決で放課後ティーバックを潰せば私らが頂点ってわけ
か!」
澪「(…頂点!)」
さわ子「そういうことだ。直接対決のライブの予定は3週間後。どうだ?やるか?

律「そりゃもう…」
澪「やります!!」
律「お?おぉ!?」
さわ子「へぇ!珍しく頃気出してるじゃないか!その頃気、なかなか濡れるわ!

律「澪もすっかりメタルモンスターだな!」
唯「もんすたwww」
澪「(頂点さえ取れば昔のバンドに戻れる…!)」


125: 2010/02/21(日) 22:03:35.89 ID:zs5X1zGB0
紬、梓side

梓「…直接対決?」
憂「うん。今の日本のデスメタルシーンは放課後ティーバックと放課後、部室は
愛で濡れるの二つのバンドが引っ張ってるの」
紬「つまり直接対決で放課後、部室は愛で濡れるに勝てば私達が頂点というこ
とね!」
梓「(…頂点!)」
憂「そういうことです。直接対決のライブの予定は3週間後です。どうです?やり
ますか?」
紬「えぇ、もちろん…」
梓「やる!!」
紬「あ、梓ちゃん?」
憂「おお!?珍しく闘志剥き出しだね梓ちゃん!やっぱり頂点をかけた直接対決
は燃えるよね!」
紬「…ちょっと前まで子猫だったのに今じゃもう立派な猛獣ね!」
梓「(デスメタルは好きじゃない…)」
梓「(でも頂点と聞くとどんな形でも手に入れたいと思うのが人の性だよね?)」

126: 2010/02/21(日) 22:07:47.24 ID:zs5X1zGB0
直接対決当日
ライブ会場
開演10分前

律、澪、唯side

ファン「うおー!」
ファン「うおー!ティーバックー!」
律「ひゅー…さすがに二つのバンドのファンが集まると熱気が半端じゃねぇな」
唯「ひとwwwいっぱいwww」
澪「」
律「…?澪、ダンマリしてどうした?」
澪「」ガクガク
律「(こ、ここにきて緊張してやがる!?)

127: 2010/02/21(日) 22:12:06.46 ID:zs5X1zGB0
律「お、おい澪!?何で今更ガチガチに緊張なんかしてんだよ!?メイクして顔
を隠せば緊張しないんじゃなかったのか!?」
澪「勝てば頂点…負ければ…」
律「(そうか…今日のライブは今までとは違うもんな…)」
律「なぁ澪?バンドの看板なんて気にするな。どんな結果になっても良い。いつ
も通りの演奏をすればいいさ!」
律「(よし!今、私良いこと言った!)」
澪「いや頂点を取らなきゃ意味が無いんだ!」
律「そうだろ…って、えぇ!?」
律「(澪…いつからそんなに貪欲に…)」
澪「」ガクガク
律「(でも、これだもんなぁ…どうしたもんかね…)」

128: 2010/02/21(日) 22:17:05.39 ID:zs5X1zGB0
さわ子「おい」
律「さわちゃん!」
さわ子「そこの何縮こまってるんだ?」
律「いや何かめちゃめちゃ緊張してるみたいでさっきからこの調子なんだ…」
澪「」ガクガク
さわ子「おい」
澪「」ガクガク
さわ子「…ちっ」
さわ子「…氏ね!」ガンッ!
澪「…!?」
律「ちょっ…さわちゃん!?いきなりグーで殴るってアンタ…」
さわ子「所詮はクズか。少しでも期待した私がバカだったな」
澪「…何」
さわ子「あん?何か言いたいことでもあんのか?」
澪「何しやがるテメェ!?SATUGAIするぞ!」
律「!?」
さわ子「……」

131: 2010/02/21(日) 22:23:48.23 ID:zs5X1zGB0
澪「……」ギリッ
さわ子「…ハハッ!良い頃気じゃないか!」
澪「…えっ?」
さわ子「それに良い眼だ…正直濡れたわ」
澪「えっと…あの…」
さわ子「…吹っ切れたか?」
澪「…!」
さわ子「なら後は思う存分暴れてこい!」
澪「せ、先生…」
澪「(私の為に…)」
澪「…ありがとうございます!」
律「(腐っても教師だな…)」
澪「(もう…大丈夫だ!)」

135: 2010/02/21(日) 22:28:00.19 ID:zs5X1zGB0
紬、梓side

紬「さすがに頂上決戦となると緊張するわね…」
憂「お二人なら絶対に大丈夫ですよ!歴史に名を刻んできてください!」
紬「もちろんそのつもり!ねぇ梓ちゃん!」
梓「……」
紬「…梓ちゃん?」
憂「(きっと精神集中してるんです!そっとしておきましょう)」
紬「(そっか…さすがね梓ちゃん…)」
梓「(緊張で吐きそう…)」
梓「(気持ち悪すぎて下手に動けないし喋れない…)」
梓「(ど、どうしよう…)」

136: 2010/02/21(日) 22:32:37.85 ID:zs5X1zGB0
紬「(でも、やっぱり気合い注入は必要よね…)」
紬「梓ちゃん」
梓「(今、喋れません…)」
紬「頂点取るわよ!」ガスッ!
梓「…!?」
憂「お、お腹をグーで…!?凄い気合い注入…」
梓「……」ピクピク
紬「さぁ、私にも…」
梓「うぉ…」
紬「魚?」
梓「うおぉえええええええ!」ビチャビチャ
紬「」
憂「あ、梓ちゃん!?」
梓「げほっ…げ…」
梓「……」
梓「(なんかスッキリした!)」

137: 2010/02/21(日) 22:36:26.62 ID:zs5X1zGB0
梓「先輩ありがとうございます!先輩のおかけでスッキリ…」
梓「」
紬「……」
梓「(私のゲロが先輩に思い切りかかってる…!)」
梓「せ、先輩すいません!わ、私なんてことを…」
紬「…梓ちゃん」
梓「は、はひっ!」
梓「(こ、頃される!?)」
紬「…最高よ!」
梓「ホントにすいませ…えっ?」
紬「梓ちゃんからの気合い確かに受け取ったわ!これでこそメタラーよ!」
梓「えっ?えぇ!?」
憂「うん!バンドメンバーにさえ牙を剥く!まさにデスメタルに生きる者だよ!

梓「(これは…良かったの…かな?)」
梓「(まぁ、私もスッキリしたし二人のモチベーションも上がったから良いんだよ
ね!?)」
梓「(この状態なら…勝てる!)」
紬「(この衣装…もう洗えない!)」

140: 2010/02/21(日) 22:42:28.44 ID:zs5X1zGB0
ライブ開演

律「棺桶は用意したか?」
ファン「うおー!リッチャン様ー!」
唯「ちょwwwてんwww」
ファン「うおー!イケヌマ様ー!」
澪「処刑の時間だ」
ファン「うおー!サンジュ様ー!」
ファン「やっぱり愛は風格が違うぜ!」
ファン「おぉ!こっちのゲートからは!」
紬「私の前にひれ伏すが良いわ」
ファン「うおー!タクアン様ー!」
梓「欠片も残さない!」
ファン「うおー!アズニャン様ー!」
ファン「ティーバックもオーラが違うぜ!」
ファン「俺ら全員頃されるんじゃねぇ!?」
ファン「音楽で頃されるなら本望だー!」

143: 2010/02/21(日) 22:44:45.29 ID:zs5X1zGB0
澪「(タクアンに…アズニャン?まさかな…)」
梓「(リッチャン…イケヌマ…サンジュ…まさかね…)」
澪梓「(まぁ誰であろうと関係無い)」
澪梓「(目の前に立ちはだかる敵は…)」
澪梓「(全て頃す!)」

146: 2010/02/21(日) 22:49:04.58 ID:zs5X1zGB0
澪「いくぞ!SATUGAI!」
ファン「きたー!SATUGAIだー!」
澪「俺は地獄のテ口リスト!昨日は母さん犯したぜ!明日は父さん掘ってやる!

律「(歌もベースも気合い入ってるな澪!やっぱりお前はメタルモンスターだぜ!)

律「(この分じゃ奴らは何も出来ないで終わるんじゃないか?)」
梓「(SATUGAI…そんな曲じゃ誰も頃せない)」
梓「‐187‐」
ファン「きたー!‐187‐だー!」
梓「…氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
律「!?」

147: 2010/02/21(日) 22:53:19.51 ID:zs5X1zGB0
梓「頃してやる!頃してやる!頃してやる!頃してやる!頃してやる!頃してや
る!頃してやる!頃してやる…」
律「(なんだ!?あれは歌なのか!?)」
梓「…頃してやる!」
律「(…!曲調が変わった!)」
梓「氏ね!氏ね!氏ね氏ね!」
梓「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
律「(な、なんだよあの曲…あんなのアリか!?)」
梓「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
ファン「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
律「(客があっちの曲に喰われてる…!)」
律「(このままじゃマズイ…!)」
澪「(……)」

149: 2010/02/21(日) 22:57:43.98 ID:zs5X1zGB0
梓「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
ファン「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
紬「(完全にお客さんを味方につけたわね)」
紬「(‐187‐)」
紬「(この曲ほどライブで生きる曲なんて無いわ)」
紬「(サビが「氏ね」だけで単純…ノリやすい)」
紬「(この曲で押し続ければこの勝負…私達の勝ちよ!)」
律「(ダメだ…勢いは向こうの方が上だ…)」
律「(このまま負けるのか…?)」
律「(あんなドラムとベースが打ち込みのバンドなんかに…)」
律「(私が今日までやってきたことは無駄だったのか…)」
澪「…ここまでだな」
律「み、澪…?」
ファン「愛の演奏が止まったー!」


151: 2010/02/21(日) 23:02:05.23 ID:zs5X1zGB0
律「お、おい…お前、演奏止めて何やってんだよ!?」
澪「それはこっちの台詞だ!」
律「!?」
澪「お前のプレイで伝わるんだよ。お前、勝負を諦めかけてるだろ?」
律「そ、そんなこと…」
澪「…何年幼なじみやってると思ってるんだよ?」
律「…っ!」
律「だ、だってあんな曲相手じゃどう足掻いたって私達は…!」
澪「簡単なことじゃないか」
律「えっ?」
澪「今の曲で通用しないなら同じ曲で勝負すれば良い!」
律「え…えぇっ!?」


152: 2010/02/21(日) 23:07:02.20 ID:zs5X1zGB0
澪「歌詞とベースラインは覚えた。単純だからな」
律「覚えた…ってお前…」
澪「唯、あの曲弾けるか?」
唯「…ひけるwwwうぇwww」
澪「そうか。頼もしいな唯は」ナデナデ
律「いや、お前!それってつまりパクリじゃん!?」
澪「そうだな」
律「そうだなって…それってバンドとして負けを認めたようなもんだろ!?」
澪「…いや、それは違うな」
律「違うって…何が違うんだよ!?」
澪「確かにただコピーするだけじゃただのパクリだ。でもコピーがオリジナルを
超えたらどうなる?」
律「超えたら……それってつまり!?」
澪「わかったみたいだな」

155: 2010/02/21(日) 23:13:06.89 ID:zs5X1zGB0
澪「コピーがオリジナルを超える…それはオリジナルにとって最大の屈辱と絶望
だ」
律「その屈辱と絶望をアイツらに与えることが出来れば…」
澪「あぁ、私達の勝ちだ」
律「で、でも今日聴いたばかりの曲を今ここで演奏してアイツらを超えるなんて
…」
澪「普通は出来ないだろうな…でも悪魔なら!」
律「…!」
澪「律…ドラム任せたぞ」
律「…あぁ!任せとけ!」
律「(澪…立派になっちまって…)」
律「(お前が幼なじみでホントに良かったよ…!)」

157: 2010/02/21(日) 23:19:19.79 ID:zs5X1zGB0
ファン「愛の演奏が止まったままだぞー!」
ファン「諦めてしまわれたのかー!?」
澪「喚くな!今、絶望を与えてやる!」
澪「(いくぞ!律、唯!)」
律「(おう!)」
唯「(おーwww)」
澪「…氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
紬梓「!?」
さわ子「…ほう」
憂「コ、コピー…!?」
澪「頃してやる。頃してやる。頃してやる。頃してやる。頃してやる。頃してや
る。頃してやる。頃してやる…」
ファン「なんだー!?愛が‐187‐を演奏し始めたぞー!」
ファン「自分達の曲じゃ敵わないからパクリに走ったのかー!?」
ファン「いや!よく聴いてみろー!」
澪「…頃してやる!」
澪「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
澪「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
ファン「演奏面は愛の方がキレがあるぞー!」
ファン「もしかして愛がオリジナルでティーバックがコピーなのかー!?」
紬梓「(なっ…こ、こんなことが…)」

158: 2010/02/21(日) 23:24:40.10 ID:zs5X1zGB0
律「(演奏面ではこっちが上だ!このまま行けば勝てる!)」
唯「(あーwww)」ジャカジャカ
ファン「でたー!イケヌマ様の歯ギターだー!」
律「(…!唯の奴、だめ押しってわけだな!ならあたしも負けてられないな!)」
ガンガン
ファン「でたー!リッチャン様のおでこドラムだー!」
紬「(…この曲は私達の曲…負けるわけには…!」バンバン
ファン「でたー!タクアン様の眉毛キーボードだー!」
梓「(演奏面で私が負ける!?そんなことあっちゃならない!)」ジャカジャカジ
ャン
ファン「でたー!アズニャン様のゴキブリギターだー!」
澪「(これが女帝の力だ!)」ベンベン
ファン「でたー!サンジュ様のベースだー!」
ファン「必頃技の応酬だー!」
ファン「まだ勝負はわからないぞー!」
ファン「一体どうなるんだこの勝負ー!?」

160: 2010/02/21(日) 23:28:07.01 ID:zs5X1zGB0
律「(演奏面が互角になってきた…でもこれ以上強くおでこを叩きつけるのは…)

紬「(なんとか肩を並べることは出来たみたい…でもこれ以上は眉毛が…)」
唯「(はwwwぬけりゅwww)」
さわ子「技術はもうとっくにお互いに限界を越えている…」
憂「後は…」
澪梓「(ボーカル勝負!)」


162: 2010/02/21(日) 23:33:20.77 ID:zs5X1zGB0
澪「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
梓「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
澪「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
梓「氏ね!氏ね!氏ね!氏ね!」
ファン「なんで二人ともあの声量で勢いが止まらないんだ…?」
ファン「ていうか二人とも息づきしてるか…?」
澪梓「(息づきなんかしたら勢いが氏んでしまう…)」
澪「(アズニャン…)」
梓「(サンジュ…)」
澪梓「(早く氏ね!)」

164: 2010/02/21(日) 23:38:44.28 ID:zs5X1zGB0
澪「氏ね!氏ね!氏ね!氏ねっ…!」
ファン「サンジュ様が苦しそうだー!」
梓「氏ね!氏ね!氏ね!氏ねっ…!」
ファン「アズニャン様も苦しそうだー!」
さわ子「直に決まるな…」
憂「梓ちゃん…!」
澪梓「(負けられない…!)」
澪梓「(でも…もう…)」

ドサッ…!

ファン「…が倒れたー!」


167: 2010/02/21(日) 23:44:16.64 ID:zs5X1zGB0
梓「」ドサッ…!
紬憂「梓ちゃん!」
ファン「アズニャン様が倒れたー!」
ファン「ていうことは…」
澪「…氏んじまえ。氏んじまえ」
澪「氏んじまえー!」
ファン「曲のラストを飾ったのはサンジュ様だー!」
ファン「この勝負、愛の勝ちだー!」
会場全体「うおおおおおおおおおおおおお!」
澪「(…勝った)」
澪「(これで…頂点…だ…)」
律「やったぜ!澪!お前の勝ちだ!」
唯「みおちゃwwwすごいwwwうぇwww」
さわ子「正直イッたわ!」
澪「(頂…て…ん…)」
澪「」ドサッ…!
律「澪…?おい澪!?」
律「澪ー!!!」

171: 2010/02/21(日) 23:50:07.39 ID:zs5X1zGB0
ライブ終了
病院

澪「う…こ、ここは?」
律「…澪!良かったぁ~!」ポロポロ
唯「みおちゃwwwみおちゃwww」ポロポロ
澪「り、律…唯…?」
さわ子「目が覚めた?」
澪「先生…」
澪「私…一体…」

175: 2010/02/21(日) 23:56:03.79 ID:zs5X1zGB0
さわ子「酸欠で氏にかけたのよ。全く…ライブで自頃しようとするなんてホント
にクレイジーなんだから!」
澪「そっか私…あのまま…」
さわ子「卒業したって貴女は私の生徒なんだからあんまり心配かけないでよね!

澪「あ…あれ?」
さわ子「ん?どうしたの?」
澪「先生…口調が…」


177: 2010/02/22(月) 00:00:29.38 ID:8c1Xo1S90
さわ子「…ファーOク!!」
澪「ひっ!?」
さわ子「……」
澪「」ブルブル
さわ子「うふふ…冗談よ」
澪「…えっ?」
さわ子「貴女達は頂点を取ったんだもの。私の役目はおしまい
よ」
さわ子「そうよね?りっちゃん?」
律「頂点取ったら…って約束だったしな…」
澪「あ…じ、じゃあ…」
律「放課後、部室は愛で濡れるは本日をもって解散だ!」
澪「や…」
澪「やったあぁぁぁぁ!!」

179: 2010/02/22(月) 00:04:32.40 ID:8c1Xo1S90
梓「うるさいです。病室では静かにしてください」
澪「あっ、ごめんなさ…えっ!?あ、梓…!?」
憂「まぁまぁ。元気そうで何よりだって思わなきゃ!」
紬「うふふ…そうね」
澪「ムギに…憂ちゃん…?どうしてここに…?ってか梓もベッドの上だけど…」
梓「そりゃそうです。同じ病室なんですから」
律「梓も酸欠で氏にかけたんだってさ」
澪「酸欠…ってことは!?」
梓「…サンジュってやっぱり澪先輩だったんですね」
澪「タクアンとアズニャンってやっぱり二人のことだったのか…」

182: 2010/02/22(月) 00:09:06.09 ID:8c1Xo1S90
紬「完敗だったわ…まさか‐187‐をコピーしてくるなんて…」
梓「ルールなんて無用ですね…」
律「そりゃ私達は悪魔だからな!どんな手でも使うぜ!」
梓「まぁ早い話コピーする前は私達が圧倒してたってことですよね」
律「な、なんだとー!?負けた奴が生意気な!」
梓「な、何をー!?」プクー
澪「梓は相変わらずだな…」
紬「うふふ…りっちゃんもね」

185: 2010/02/22(月) 00:13:35.89 ID:8c1Xo1S90
澪「しかしまさかお互いにメタルをやってたなんてな…」
紬「私も驚いたわ~…それにみんな1年前よりも凄く上手になってた…」
澪「それは梓やムギもだよ。特に梓なんか歌まで歌って…」
紬「凄く頑張ってくれたのよ。まぁ、それは澪ちゃんにも言えそうだけど」
澪「えっ?」
紬「大方りっちゃんに半ば強制的にメタルをやらされたんでしょ?」
澪「(さすがムギ…わかってらっしゃる…)」

186: 2010/02/22(月) 00:17:14.14 ID:8c1Xo1S90
紬「でも本当に上手くなった…特にりっちゃん…もう自分勝手なプレイなんかじ
ゃない。リズム隊としての役目をしっかり果たしているわ」
澪「えっ…それって?」
紬「…また5人でバンドを組みたいわね!」
澪「…ムギ!」
紬「うふふ…りっちゃんが許してくれればだけどね」
律「…許すも何も無いさ」
紬「…えっ?りっちゃん…」
律「あの時は私が悪かったんだ。むしろ許してもらうのは私の方だよ」
澪「律…」
紬「りっちゃん…」
梓「律先輩…」
唯「おでこwww」
憂「お姉ちゃん、こっちおいで」

191: 2010/02/22(月) 00:22:11.23 ID:8c1Xo1S90
律「この1年で気付いたんだ。バンドはチームプレイなんだってことを」
律「一人でも勝手なプレイをしたらバンド全体が崩れるってことわかってなかっ
たよ…」
律「ムギ…また自分勝手なこと言うけど…こんなあたしとまた一緒にバンドを組
んでくれるか?」
紬「…ええ!もちろん!私からもお願いするわ!今のりっちゃんなら即戦力だも
の!」
律「ムギ…ありがとう!」
澪「(ああ…また…)」
梓「(あのバンドに戻れるんだ…!)」
憂「ハッピーエンドですね!」
さわ子「濡れないわね」
憂「えっ?」
さわ子「ううん、何でもない」

195: 2010/02/22(月) 00:27:16.02 ID:8c1Xo1S90
律「それでムギ、これからのバンドの方針だけどさ…」
紬「ん?なぁに?」
律「あのな…」ゴニョゴニョ
紬「ふんふん…」
澪「(なんか二人でゴニョゴニョと…)」
梓「(イヤな…予感が…)」
紬「うん!私もそれが良いと思う!」
律「そっか!良かった!やっぱそうだよな~」
澪「…二人で何か納得してるけど方針は決まったのか?」
律「ああ!」
紬「ええ!」
律「メタルやろうぜ!」
紬「メタルをやりましょ!」
澪梓「」

200: 2010/02/22(月) 00:32:10.72 ID:8c1Xo1S90
澪「お…おい…律?」
律「ん?なんだよ?」
澪「頂点を取ったら…ポップバンドに…放課後ティータイムに戻るんじゃなかっ
たのか…?」
律「ああ…確かにそう言ったけどさー…」
梓「だ、だったら戻りましょうよ!5人でまたバンド組めるんです!それに約束は
守らきゃダメです!」
紬「確かに梓ちゃんの言うことは正しいわ」
梓「でもね、考えてみて?頂点って言ってもりっちゃん達は日本の頂点に立った
だけに過ぎないわ」
澪「そ、それってつまり…」
律「ああ!次は世界の頂点に立つ!」
澪梓「」

204: 2010/02/22(月) 00:36:38.71 ID:8c1Xo1S90
律「ていうかさ、1年もメタルやってたらさ…」
紬「今更ポップバンドには戻れないわよね~」
律「体がなんていうかね…もうメタルしか叩けない!みたいな?」
紬「みんなあれだけの技術があるんだし世界でもきっと通用するわ!」
律「‐187‐なんか外人にウケそうだよな!」
紬「りっちゃん~あれは元々私が作った曲なんだから自分の曲みたいに言わない
で~」
律「あはは!ごめんごめん!」
澪「(なんかもう話が勝手に進んでる…)」
梓「(こ、このままじゃ…)」

206: 2010/02/22(月) 00:41:08.82 ID:8c1Xo1S90
澪「で、でもさ…!これから先、世界でメタルをやっていくとしてもさ!先生は
もういないわけだし!せ、先生がいたから日本で頂点が取れたわけだし!」
梓「わ、私とムギ先輩も憂がいたからここまで来れたと思ってるです!その二人
がいないなら…」
さわ子「おい?誰がいないって?」
澪梓「え」
さわ子「ひゃっはー!日本を制したら今度はすぐに世界か!濡れるぜ!」
澪「せ、先生…口調が…」
さわ子「ファーOク!!」
澪「ひっ!?」
さわ子「また…良い夢見させてくれよ?」
澪「(あ…悪夢だ…)」

207: 2010/02/22(月) 00:44:58.02 ID:8c1Xo1S90
梓「う、憂は世界なんて!だよね!?日本が良いよね!?」
憂「私はお姉ちゃんがいれば何処にでも行くけど…お姉ちゃんどうする?」
梓「(…唯先輩…!)」
唯「…せかいwwwせいはwww」
梓「」
憂「…決まりだね。梓ちゃん!みんなで世界制覇しよっ!」
梓「(こ、この姉妹は…)」

210: 2010/02/22(月) 00:52:17.57 ID:8c1Xo1S90
律「さわちゃんも憂ちゃんもいるなら世界制覇は遠くない未来だな!」
紬「ホント!恐れるモノは何も無いわね!」
澪梓「あの…」
律「ん?二人してどうした?」
澪梓「脱退を希望します」

しかし2年後、この2人は放課後ティータイムというデスメタルバンドのツインボーカルとして世界の頂点
に立つことになる

澪「私が…」
梓「やりたかったのは…」
澪梓「こんな音楽じゃない!」

おわり


読んでくださって保守とかしてくれてありがとでした!
誤字とか脱字とか申し訳ない><


211: 2010/02/22(月) 00:53:15.84 ID:eoT+7TI60
乙!

212: 2010/02/22(月) 00:54:40.39 ID:Nt1Ko2Jw0

最後まで唯はアホの子だったw

213: 2010/02/22(月) 00:55:22.42 ID:w0TpWxQc0
完奏乙

結構長く見てたつもりだったんだが200レス足らずって短く感じるな

引用元: 唯「さつがい!」