1: 2012/06/03(日) 00:31:47.86 ID:e56SmyFU0
美緒「……ふむ」
芳佳「あれ?坂本さん、どうかしたんですか?」
美緒「うん?ああ、宮藤にリーネか」
リーネ「少佐、これから訓練なんじゃ」
美緒「そういえばそうだったな、すまん」
芳佳「い、いえ!それより、坂本さん」
美緒「ほら、宮藤、リーネ!急いでハンガーに行って模擬戦の準備!」
芳佳・リーネ「は、はいっ!」
芳佳「行こう、リーネちゃん!」バッ
リーネ「少佐、私が訓練って言わなかったら訓練なしになったのかな」ボソッ
美緒「なにか言ったか、リーネ?」キョトン
リーネ「な、なんでもありませんっ!」ダッシュ
芳佳「あれ?坂本さん、どうかしたんですか?」
美緒「うん?ああ、宮藤にリーネか」
リーネ「少佐、これから訓練なんじゃ」
美緒「そういえばそうだったな、すまん」
芳佳「い、いえ!それより、坂本さん」
美緒「ほら、宮藤、リーネ!急いでハンガーに行って模擬戦の準備!」
芳佳・リーネ「は、はいっ!」
芳佳「行こう、リーネちゃん!」バッ
リーネ「少佐、私が訓練って言わなかったら訓練なしになったのかな」ボソッ
美緒「なにか言ったか、リーネ?」キョトン
リーネ「な、なんでもありませんっ!」ダッシュ
3: 2012/06/03(日) 00:32:57.57 ID:e56SmyFU0
◆
リーネ「はあ……やっと終わったねー、今日の訓練」
芳佳「うん……」
リーネ「芳佳ちゃん?」
芳佳「ねえ、リーネちゃん」
リーネ「どうしたの?」
芳佳「今日の坂本さん――」
「変ですわ!」
芳佳「うわっ、ペリーヌさんっ!」
リーネ「はあ……やっと終わったねー、今日の訓練」
芳佳「うん……」
リーネ「芳佳ちゃん?」
芳佳「ねえ、リーネちゃん」
リーネ「どうしたの?」
芳佳「今日の坂本さん――」
「変ですわ!」
芳佳「うわっ、ペリーヌさんっ!」
4: 2012/06/03(日) 00:33:22.35 ID:e56SmyFU0
ペリーヌ「うわっとはなんですのうわっとは!んもう、これだから豆狸は!」
芳佳「だから私は豆狸なんかじゃ!」
リーネ「あはは……」
ペリーヌ「そんなことより少佐ですわ!」
芳佳「そんなことってペリーヌさん」
リーネ「まあまあ芳佳ちゃん……」
ペリーヌ「今日の少佐は、いつもの凛々しいお顔がどこか違って見えました、これはいつもいつも一時も目を離さず見ている私が言うのだから間違いありませんわ!」
芳佳「う、うん……」
リーネ「それってストーカーなんじゃ……」
ペリーヌ「なにか仰いまして?」
リーネ「い、いえ!」
芳佳「だから私は豆狸なんかじゃ!」
リーネ「あはは……」
ペリーヌ「そんなことより少佐ですわ!」
芳佳「そんなことってペリーヌさん」
リーネ「まあまあ芳佳ちゃん……」
ペリーヌ「今日の少佐は、いつもの凛々しいお顔がどこか違って見えました、これはいつもいつも一時も目を離さず見ている私が言うのだから間違いありませんわ!」
芳佳「う、うん……」
リーネ「それってストーカーなんじゃ……」
ペリーヌ「なにか仰いまして?」
リーネ「い、いえ!」
5: 2012/06/03(日) 00:33:39.26 ID:e56SmyFU0
ペリーヌ「ですから、少佐のお顔を曇らすのはなんなのか、一刻も早く突き止めてあの素敵な笑顔を取り戻して差し上げなければ!」
リーネ「は、はあ……」
芳佳「私も、坂本さんのこと気になるな……」
リーネ「えっ」
芳佳「だって、ペリーヌさんの言う通り今日の坂本さん、ちょっといつもと違ったよ」
リーネ「そ、そうかな……確かに、そんな気もしたけど」
リーネ「(いつも芳佳ちゃんのことばかり見てるから、なんて言えない……)」
芳佳「だからペリーヌさん、私も手伝う!」
ペリーヌ「まあ、私一人でもまったく問題ありませんけど、どうしてもと言うなら手伝わせてあげてもいいですわよ?」
リーネ「(一人じゃ不安だからって素直に言えばいいのに……)」
リーネ「は、はあ……」
芳佳「私も、坂本さんのこと気になるな……」
リーネ「えっ」
芳佳「だって、ペリーヌさんの言う通り今日の坂本さん、ちょっといつもと違ったよ」
リーネ「そ、そうかな……確かに、そんな気もしたけど」
リーネ「(いつも芳佳ちゃんのことばかり見てるから、なんて言えない……)」
芳佳「だからペリーヌさん、私も手伝う!」
ペリーヌ「まあ、私一人でもまったく問題ありませんけど、どうしてもと言うなら手伝わせてあげてもいいですわよ?」
リーネ「(一人じゃ不安だからって素直に言えばいいのに……)」
7: 2012/06/03(日) 00:35:06.53 ID:e56SmyFU0
◆
夜
美緒「……ふう」トトト...
美緒「(今夜の月は些か雲っているな)」
ガチャッ
美緒「……あ」
ミーナ「……少佐」
美緒「ミーナ」
ミーナ「……」フイッ
タタタッ...
美緒「!」
ヒラッ
美緒「あ、おい!」
夜
美緒「……ふう」トトト...
美緒「(今夜の月は些か雲っているな)」
ガチャッ
美緒「……あ」
ミーナ「……少佐」
美緒「ミーナ」
ミーナ「……」フイッ
タタタッ...
美緒「!」
ヒラッ
美緒「あ、おい!」
8: 2012/06/03(日) 00:35:40.97 ID:e56SmyFU0
ミーナ「なにかしら」
美緒「……書類。落としたぞ」
ミーナ「あら……ありがとう」
美緒「ミーナ。その、なにか手伝えることがあるなら」
ミーナ「いいえ、なにもないわ。あなたは明日も朝から訓練予定があるのだし、早く休んで」
美緒「あ、ああ……」
タタタタタッ...
美緒「……」
美緒「……」ハァ
美緒「……書類。落としたぞ」
ミーナ「あら……ありがとう」
美緒「ミーナ。その、なにか手伝えることがあるなら」
ミーナ「いいえ、なにもないわ。あなたは明日も朝から訓練予定があるのだし、早く休んで」
美緒「あ、ああ……」
タタタタタッ...
美緒「……」
美緒「……」ハァ
9: 2012/06/03(日) 00:36:10.18 ID:e56SmyFU0
―――――
―――――
ペリーヌ「見ました?」
芳佳「うん」
リーネ「はい」
コソコソ
ペリーヌ「うぅううううう、坂本少佐にあのようなお顔をさせるなんて、いくらミーナ中佐でも許せませんわ!私だったら、坂本少佐があのように仰ったらすぐにでも頷きますのに!」
リーネ「ぺ、ペリーヌさん、落ち着いて」
芳佳「うーん……」
リーネ「芳佳ちゃん……はどうしたの……?」
芳佳「えっと、坂本さんの様子がおかしいのはわかるんだけど……ミーナ中佐も、少し変じゃなかった?」
リーネ「ああ、そういえば……」
芳佳「明らかに坂本さんを避けてる感じ」
―――――
ペリーヌ「見ました?」
芳佳「うん」
リーネ「はい」
コソコソ
ペリーヌ「うぅううううう、坂本少佐にあのようなお顔をさせるなんて、いくらミーナ中佐でも許せませんわ!私だったら、坂本少佐があのように仰ったらすぐにでも頷きますのに!」
リーネ「ぺ、ペリーヌさん、落ち着いて」
芳佳「うーん……」
リーネ「芳佳ちゃん……はどうしたの……?」
芳佳「えっと、坂本さんの様子がおかしいのはわかるんだけど……ミーナ中佐も、少し変じゃなかった?」
リーネ「ああ、そういえば……」
芳佳「明らかに坂本さんを避けてる感じ」
10: 2012/06/03(日) 00:36:34.11 ID:e56SmyFU0
ペリーヌ「許せませんわ許せませんわ許せませんわ!」
リーネ「ちょっとペリーヌさんは黙っててください」
ペリーヌ「んなっ」
芳佳「なにかあったのかな、坂本さんとミーナ中佐……」
トッ
リーネ「あ」
美緒「お前たち……こんなところでなにをやっているんだ?」
ペリーヌ「しょしょしょしょしょ、少佐!」
芳佳「え、えっと……!」
美緒「明日も早いぞ、こんなところで油を売っている暇があるならさっさと寝ろ!」
芳佳「あの、坂本さん!」
美緒「なんだ?」
リーネ「ちょっとペリーヌさんは黙っててください」
ペリーヌ「んなっ」
芳佳「なにかあったのかな、坂本さんとミーナ中佐……」
トッ
リーネ「あ」
美緒「お前たち……こんなところでなにをやっているんだ?」
ペリーヌ「しょしょしょしょしょ、少佐!」
芳佳「え、えっと……!」
美緒「明日も早いぞ、こんなところで油を売っている暇があるならさっさと寝ろ!」
芳佳「あの、坂本さん!」
美緒「なんだ?」
12: 2012/06/03(日) 00:38:33.61 ID:e56SmyFU0
ペリーヌ「ちょっと、宮藤さん」
芳佳「今日ずっと、坂本さんの様子がおかしいなって思ってたんですけど……もしかして、ミーナ中佐となにかあったんですか?」
美緒「!」
リーネ「ストライク……」
美緒「……」
美緒「……はっはっはっ」
芳佳・リーネ・ペリーヌ「!?」
14: 2012/06/03(日) 00:39:49.72 ID:e56SmyFU0
美緒「そうか、隠そうにもばれてしまっていたのか。私もまだまだのようだな」
ペリーヌ「そ、そんなことは!」
美緒「ミーナとなにかあった、というわけではないんだ」
芳佳「それじゃあ」
美緒「たぶん」
リーネ「た、たぶん?」
美緒「ああ……ここ数日、ミーナが冷たい、気がしてな」
芳佳「気がして?」
美緒「自信は、その、ないんだ……私の気のせいかもしれん。なんせ、そのような態度はもう数週間前からだしな」
リーネ「す、数週間前ですか」
リーネ「(扶桑の魔女って本当に鈍感なのかな……)」
ペリーヌ「そ、そんなことは!」
美緒「ミーナとなにかあった、というわけではないんだ」
芳佳「それじゃあ」
美緒「たぶん」
リーネ「た、たぶん?」
美緒「ああ……ここ数日、ミーナが冷たい、気がしてな」
芳佳「気がして?」
美緒「自信は、その、ないんだ……私の気のせいかもしれん。なんせ、そのような態度はもう数週間前からだしな」
リーネ「す、数週間前ですか」
リーネ「(扶桑の魔女って本当に鈍感なのかな……)」
15: 2012/06/03(日) 00:40:06.66 ID:e56SmyFU0
美緒「しかし、どちらにしても原因がよくわからないんだ」
ペリーヌ「少佐がなにかしたなんてありえませんわ!」
美緒「しかしな、ペリーヌ。私は気付かないうちに人を怒らせたり泣かせたりしていることが多いらしい」
ペリーヌ「そんなこと……!」
ペリーヌ「(けど、確かに少佐はおモテになるから……)」
美緒「ミーナもその類なんじゃないかと思うと、なんというか気が気ではなくてな」
リーネ「前にもこんなことは……?」
美緒「なかった。ミーナにあんな態度をとられるなんて、思ってもみなかった」
芳佳・リーネ・ペリーヌ「……」カオミアワセ
ペリーヌ「少佐がなにかしたなんてありえませんわ!」
美緒「しかしな、ペリーヌ。私は気付かないうちに人を怒らせたり泣かせたりしていることが多いらしい」
ペリーヌ「そんなこと……!」
ペリーヌ「(けど、確かに少佐はおモテになるから……)」
美緒「ミーナもその類なんじゃないかと思うと、なんというか気が気ではなくてな」
リーネ「前にもこんなことは……?」
美緒「なかった。ミーナにあんな態度をとられるなんて、思ってもみなかった」
芳佳・リーネ・ペリーヌ「……」カオミアワセ
16: 2012/06/03(日) 00:40:57.40 ID:e56SmyFU0
◆
執務室
ミーナ「……」
ミーナ「(だめね、私……。なにやってるのかしら、こんな)」
コンコン
ミーナ「入って」
ガチャッ
バルクホルン「失礼する」
エーリカ「やっほー」
ミーナ「あら、トゥルーデにエーリカ。どうしたの?」
バルクホルン「ああ、いや」
エーリカ「ミーナが心配だから見に行こうってトゥルーデがさ」
バルクホルン「こ、こらハルトマン!それは言うなとあれほど……!」
執務室
ミーナ「……」
ミーナ「(だめね、私……。なにやってるのかしら、こんな)」
コンコン
ミーナ「入って」
ガチャッ
バルクホルン「失礼する」
エーリカ「やっほー」
ミーナ「あら、トゥルーデにエーリカ。どうしたの?」
バルクホルン「ああ、いや」
エーリカ「ミーナが心配だから見に行こうってトゥルーデがさ」
バルクホルン「こ、こらハルトマン!それは言うなとあれほど……!」
17: 2012/06/03(日) 00:41:18.86 ID:e56SmyFU0
ミーナ「……」
ミーナ「……ごめんなさい、二人とも」
バルクホルン「ミーナ」
ミーナ「……私、そんなに浮かない顔していた?」
バルクホルン「ああ、少し」
エーリカ「気付いてたのは私たちくらいだけどね」
ミーナ「だめね、隊長がこんなことじゃ」
エーリカ「ミーナ、疲れてる?」トトト...
ミーナ「そういうわけじゃないんだけど……」
エーリカ「ほんと?」ギュウ
ミーナ「あら、もう……フラウったら」
ミーナ「……ごめんなさい、二人とも」
バルクホルン「ミーナ」
ミーナ「……私、そんなに浮かない顔していた?」
バルクホルン「ああ、少し」
エーリカ「気付いてたのは私たちくらいだけどね」
ミーナ「だめね、隊長がこんなことじゃ」
エーリカ「ミーナ、疲れてる?」トトト...
ミーナ「そういうわけじゃないんだけど……」
エーリカ「ほんと?」ギュウ
ミーナ「あら、もう……フラウったら」
18: 2012/06/03(日) 00:41:35.04 ID:e56SmyFU0
バルクホルン「おいエーリカ、そんなことしたらミーナの仕事の邪魔に」
エーリカ「どちらにしてもここに来てる時点で邪魔じゃん」
バルクホルン「うっ」
エーリカ「それとももしかして、トゥルーデは羨ましいの?トゥルーデにも抱きついてあげよっか?」
バルクホルン「なっ、そ、そんなわけないだろ!」
エーリカ「しかたないなあー」
バルクホルン「お、おい、来るな!こっちへ来るなったら!」
ミーナ「ふふふっ……まったく、トゥルーデもフラウも……」
バルクホルン「……ミーナ」ホッ
エーリカ「あ、やっと笑った」
ミーナ「……ありがとう、二人とも」
ミーナ「(私情だけでこの子たちに心配をかけさせてしまうなんて……)」
ミーナ「(……でも)」
エーリカ「どちらにしてもここに来てる時点で邪魔じゃん」
バルクホルン「うっ」
エーリカ「それとももしかして、トゥルーデは羨ましいの?トゥルーデにも抱きついてあげよっか?」
バルクホルン「なっ、そ、そんなわけないだろ!」
エーリカ「しかたないなあー」
バルクホルン「お、おい、来るな!こっちへ来るなったら!」
ミーナ「ふふふっ……まったく、トゥルーデもフラウも……」
バルクホルン「……ミーナ」ホッ
エーリカ「あ、やっと笑った」
ミーナ「……ありがとう、二人とも」
ミーナ「(私情だけでこの子たちに心配をかけさせてしまうなんて……)」
ミーナ「(……でも)」
19: 2012/06/03(日) 00:42:46.51 ID:e56SmyFU0
◆
翌朝
芳佳「さかもとさーん!」
ペリーヌ「しょうさー!」
リーネ「二人とも待ってー……!」
タタタッ
美緒「うん?」
芳佳「おはようございますっ」
美緒「おお、早いな三人とも」
ペリーヌ「昨日からずっと、少佐のこと」
リーネ「少佐と中佐が、仲直りする方法を、考えて、いたんです……やっと追いついたよー……」
ペリーヌ「」
リーネ「(な、なんか視線が……)」
翌朝
芳佳「さかもとさーん!」
ペリーヌ「しょうさー!」
リーネ「二人とも待ってー……!」
タタタッ
美緒「うん?」
芳佳「おはようございますっ」
美緒「おお、早いな三人とも」
ペリーヌ「昨日からずっと、少佐のこと」
リーネ「少佐と中佐が、仲直りする方法を、考えて、いたんです……やっと追いついたよー……」
ペリーヌ「」
リーネ「(な、なんか視線が……)」
20: 2012/06/03(日) 00:43:43.66 ID:e56SmyFU0
美緒「そうか……なんだか悪いな」
芳佳「いえっ、私たちもすごく気になってたので!」
ぺリーヌ「そ、そうですわ!」
リーネ「あ……わ、私も」
美緒「そうか、三人とも心配かけてしまってすまんな」ハニカミダキヨセ
ペリーヌ「はうぅ」ズキュン
リーネ「(ペリーヌさん撃墜……!)」
芳佳「そんな~」テレリンコ
芳佳「(坂本さんの胸が当たってる当たってる当たってるうぅうううう!)」
リーネ「(芳佳ちゃん、撃墜……)」
美緒「(む?なぜかリーネから殺気を感じるような……まあ気のせいか)」
※芳佳はおっOいにしか興味ありません。
芳佳「いえっ、私たちもすごく気になってたので!」
ぺリーヌ「そ、そうですわ!」
リーネ「あ……わ、私も」
美緒「そうか、三人とも心配かけてしまってすまんな」ハニカミダキヨセ
ペリーヌ「はうぅ」ズキュン
リーネ「(ペリーヌさん撃墜……!)」
芳佳「そんな~」テレリンコ
芳佳「(坂本さんの胸が当たってる当たってる当たってるうぅうううう!)」
リーネ「(芳佳ちゃん、撃墜……)」
美緒「(む?なぜかリーネから殺気を感じるような……まあ気のせいか)」
※芳佳はおっOいにしか興味ありません。
22: 2012/06/03(日) 00:44:21.25 ID:e56SmyFU0
リーネ「それで、芳佳ちゃん」ゴゴゴ
芳佳「へ?」
リーネ「作戦」ゴゴゴゴゴッ
芳佳「う、うん!」
芳佳「(リーネちゃん目が怖い!)」
美緒「(なるほど、リーネは確かにいい指揮官になるかもしれんな)」
ペリーヌ「ほわぁ」ズキュズキュ
芳佳「あの、坂本さん!」
美緒「む」
芳佳「今日一日、私たちが言ったことを実行してください!」
芳佳「へ?」
リーネ「作戦」ゴゴゴゴゴッ
芳佳「う、うん!」
芳佳「(リーネちゃん目が怖い!)」
美緒「(なるほど、リーネは確かにいい指揮官になるかもしれんな)」
ペリーヌ「ほわぁ」ズキュズキュ
芳佳「あの、坂本さん!」
美緒「む」
芳佳「今日一日、私たちが言ったことを実行してください!」
23: 2012/06/03(日) 00:44:54.46 ID:e56SmyFU0
―――――
―――――
執務室
ミーナ「……」チラッ
ミーナ「(いけないいけない、仕事に集中しなきゃ……)」
カキカキ
ミーナ「……」
ミーナ「……」
ミーナ「(……いつもならこの時間、あの人は飛行割りや次の作戦のことでここにくるはずなんだけど)」
コンコン
ミーナ「みっ……!」
ミーナ「……」コホン
ミーナ「どうぞ」
ミーナ「(ああもう、私はまた……)」
―――――
執務室
ミーナ「……」チラッ
ミーナ「(いけないいけない、仕事に集中しなきゃ……)」
カキカキ
ミーナ「……」
ミーナ「……」
ミーナ「(……いつもならこの時間、あの人は飛行割りや次の作戦のことでここにくるはずなんだけど)」
コンコン
ミーナ「みっ……!」
ミーナ「……」コホン
ミーナ「どうぞ」
ミーナ「(ああもう、私はまた……)」
24: 2012/06/03(日) 00:45:12.01 ID:e56SmyFU0
「失礼しまーす」
「うじゅーお届けものだよー」
ミーナ「シャーリーさん、ルッキーニさん!?どうして」
シャーリー「いやあ、なんか少佐に頼まれちゃってさ」
ミーナ「美緒に?」
ルッキーニ「はい、これ」
ミーナ「これって……」
シャーリー「次の作戦行動と飛行割りについてだってさ」
ルッキーニ「すっごいねーこれ。いつもこんなふうに作ってるんだ!」
シャーリー「あたしらじゃとてもじゃないけど理解できないな」
ルッキーニ「ねー!」
シャーリー「じゃ、確かに渡したってことで」
ミーナ「え、ええ……ありがとう」
「うじゅーお届けものだよー」
ミーナ「シャーリーさん、ルッキーニさん!?どうして」
シャーリー「いやあ、なんか少佐に頼まれちゃってさ」
ミーナ「美緒に?」
ルッキーニ「はい、これ」
ミーナ「これって……」
シャーリー「次の作戦行動と飛行割りについてだってさ」
ルッキーニ「すっごいねーこれ。いつもこんなふうに作ってるんだ!」
シャーリー「あたしらじゃとてもじゃないけど理解できないな」
ルッキーニ「ねー!」
シャーリー「じゃ、確かに渡したってことで」
ミーナ「え、ええ……ありがとう」
25: 2012/06/03(日) 00:45:46.15 ID:e56SmyFU0
ルッキーニ「おっひるはなにかななにかな♪」
シャーリー「さっき朝飯食ったろー」
ルッキーニ「だっておなか減ったんだもん」
シャーリー「まああたしもだけどな!」
シャーリー・ルッキーニ「あはははは!」
バタン
ミーナ「……」
シャーリー「さっき朝飯食ったろー」
ルッキーニ「だっておなか減ったんだもん」
シャーリー「まああたしもだけどな!」
シャーリー・ルッキーニ「あはははは!」
バタン
ミーナ「……」
26: 2012/06/03(日) 00:46:51.83 ID:e56SmyFU0
ブリーフィングルーム
ミーナ「それじゃ、解散」
美緒「……」スッ
ミーナ「(あ……)」
ミーナ「しょ……」
美緒「エイラ、サーニャ」
エイラ「ンー?なんだヨ少佐ー」
サーニャ「……」ビクビク
美緒「少し頼みたいことがあるんだが、いいか?」
エイラ「えー」
サーニャ「私は、構いません……」
エイラ「わ、私だって構わないゾ!」
ミーナ「それじゃ、解散」
美緒「……」スッ
ミーナ「(あ……)」
ミーナ「しょ……」
美緒「エイラ、サーニャ」
エイラ「ンー?なんだヨ少佐ー」
サーニャ「……」ビクビク
美緒「少し頼みたいことがあるんだが、いいか?」
エイラ「えー」
サーニャ「私は、構いません……」
エイラ「わ、私だって構わないゾ!」
27: 2012/06/03(日) 00:47:11.20 ID:e56SmyFU0
美緒「はっはっはっ、そうか!それは助かる!これをみんなに配っておいてほしいんだ」
ミーナ「(あの人が渡したのは……夜間哨戒の予定表)」
サーニャ「わかりました……」
エイラ「アレ?少佐、何でわざわざこれだけミーナって中佐の名前書いてあるんダ?いつも少佐が渡してるんじゃナイノカ?」
美緒「いや、なに。とりあえず頼むぞ」
サーニャ「逃げた……」
ミーナ「……」
ミーナ「(あの人が渡したのは……夜間哨戒の予定表)」
サーニャ「わかりました……」
エイラ「アレ?少佐、何でわざわざこれだけミーナって中佐の名前書いてあるんダ?いつも少佐が渡してるんじゃナイノカ?」
美緒「いや、なに。とりあえず頼むぞ」
サーニャ「逃げた……」
ミーナ「……」
28: 2012/06/03(日) 00:47:59.92 ID:e56SmyFU0
◆
夜
ミーナ「……はあ」
ミーナ「……どうして」
ミーナ「(……あの人に、避けられてる?)」
トトト...ピタッ
バルクホルン「ん?どうした、ミーナ」
エーリカ「あ、少佐だ」
ミーナ「……」
美緒「……」
バルクホルン「少佐、こんな時間まで訓練か?」
美緒「あ、ああ」
エーリカ「すっごいねー」
美緒「ハルトマン、お前はもう少し訓練に出たほうがいいぞ」
エーリカ「えー、勘弁してほしいなあ」
夜
ミーナ「……はあ」
ミーナ「……どうして」
ミーナ「(……あの人に、避けられてる?)」
トトト...ピタッ
バルクホルン「ん?どうした、ミーナ」
エーリカ「あ、少佐だ」
ミーナ「……」
美緒「……」
バルクホルン「少佐、こんな時間まで訓練か?」
美緒「あ、ああ」
エーリカ「すっごいねー」
美緒「ハルトマン、お前はもう少し訓練に出たほうがいいぞ」
エーリカ「えー、勘弁してほしいなあ」
29: 2012/06/03(日) 00:48:33.84 ID:e56SmyFU0
ミーナ「少佐……」
美緒「……!」
美緒「ああ、すまん、これから急ぎの用があるんだった。それじゃあ」
ミーナ「!」
タタタッ
バルクホルン「あ、おい少佐」
エーリカ「なんだー?ミーナ、なにか」
ミーナ「……」グスッ
エーリカ・バルクホルン「……」
エーリカ「……そういうことか」
美緒「……!」
美緒「ああ、すまん、これから急ぎの用があるんだった。それじゃあ」
ミーナ「!」
タタタッ
バルクホルン「あ、おい少佐」
エーリカ「なんだー?ミーナ、なにか」
ミーナ「……」グスッ
エーリカ・バルクホルン「……」
エーリカ「……そういうことか」
31: 2012/06/03(日) 00:49:00.91 ID:e56SmyFU0
バルクホルン「そういうことってなんだ?」
エーリカ「トゥルーデはわからなくていいよーだ」
バルクホルン「な、なにっ!?」
エーリカ「ミーナミーナ、少佐のとこ行ってきなよ」
ミーナ「え……?」
エーリカ「ね?」ウインク
ミーナ「フラウ……」
バルクホルン「お、おいエーリカ……」
エーリカ「トゥルーデはわからなくていいよーだ」
バルクホルン「な、なにっ!?」
エーリカ「ミーナミーナ、少佐のとこ行ってきなよ」
ミーナ「え……?」
エーリカ「ね?」ウインク
ミーナ「フラウ……」
バルクホルン「お、おいエーリカ……」
32: 2012/06/03(日) 00:49:35.03 ID:e56SmyFU0
エーリカ「私たちは部屋戻るよ」
バルクホルン「しかし書類が……」
エーリカ「ミーナのは私が持つし、ほらほら。ミーナは行った行った!」
ミーナ「ちょ、ちょっと……」
エーリカ「がんばってね!」
バルクホルン「あ、待て引っ張るな!」
バルクホルン「しかし書類が……」
エーリカ「ミーナのは私が持つし、ほらほら。ミーナは行った行った!」
ミーナ「ちょ、ちょっと……」
エーリカ「がんばってね!」
バルクホルン「あ、待て引っ張るな!」
35: 2012/06/03(日) 00:49:59.49 ID:e56SmyFU0
タタタッ...
バルクホルン「エーリカ、待てって。そういうことってどういうことなんだ!?」
エーリカ「はあ、まったくもートゥルーデは鈍ちんだよなー」
バルクホルン「なっ」
エーリカ「これだからクリスばかりにかまけてすぐ近くの好意にも気付かないんだよ」
バルクホルン「はあ?」
エーリカ「ま、そういうとこも嫌いじゃないよ?」
バルクホルン「なに言って……」
エーリカ「内緒♪」
タタタッ...
ミーナ「……バレバレってことかしら」
ミーナ「本当に、私ったらどうしようもないわね……」
ミーナ「(自分で蒔いたはずの種なのに……美緒)」
ミーナ「――やっぱり私は」
バルクホルン「エーリカ、待てって。そういうことってどういうことなんだ!?」
エーリカ「はあ、まったくもートゥルーデは鈍ちんだよなー」
バルクホルン「なっ」
エーリカ「これだからクリスばかりにかまけてすぐ近くの好意にも気付かないんだよ」
バルクホルン「はあ?」
エーリカ「ま、そういうとこも嫌いじゃないよ?」
バルクホルン「なに言って……」
エーリカ「内緒♪」
タタタッ...
ミーナ「……バレバレってことかしら」
ミーナ「本当に、私ったらどうしようもないわね……」
ミーナ「(自分で蒔いたはずの種なのに……美緒)」
ミーナ「――やっぱり私は」
37: 2012/06/03(日) 00:50:35.39 ID:e56SmyFU0
―――――
―――――
美緒「……はあ」
美緒「(本当に、これでよかったんだろうか……)」
芳佳『今日一日、私たちが言ったことを実行してください!』
美緒『なんだ?』
芳佳『ミーナ中佐と話さない!』
美緒『……』
芳佳『……』
美緒『それだけか?』
リーネ『それだけです』
美緒「(最初は簡単だと思ったが、いざやってみるとなんとも言えん気分になるな。もしかしてミーナも……いや、でもミーナは)」
―――――
美緒「……はあ」
美緒「(本当に、これでよかったんだろうか……)」
芳佳『今日一日、私たちが言ったことを実行してください!』
美緒『なんだ?』
芳佳『ミーナ中佐と話さない!』
美緒『……』
芳佳『……』
美緒『それだけか?』
リーネ『それだけです』
美緒「(最初は簡単だと思ったが、いざやってみるとなんとも言えん気分になるな。もしかしてミーナも……いや、でもミーナは)」
38: 2012/06/03(日) 00:51:10.94 ID:e56SmyFU0
カサッ...
美緒「誰だ!」バッ
ミーナ「!」
美緒「!」
美緒「ミーナ……」
ミーナ「……ここにいたのね、少佐」
美緒「……」フイッ
美緒「(だめだ、上手くミーナと話せない……これは、今日の自らの行動への罪悪感なのだろうか)」
ミーナ「少佐……」ズキッ
美緒「……」
ミーナ「少佐……どうして」
美緒「……ミーナ」
ミーナ「私、もう」グスンッ
美緒「誰だ!」バッ
ミーナ「!」
美緒「!」
美緒「ミーナ……」
ミーナ「……ここにいたのね、少佐」
美緒「……」フイッ
美緒「(だめだ、上手くミーナと話せない……これは、今日の自らの行動への罪悪感なのだろうか)」
ミーナ「少佐……」ズキッ
美緒「……」
ミーナ「少佐……どうして」
美緒「……ミーナ」
ミーナ「私、もう」グスンッ
39: 2012/06/03(日) 00:51:40.81 ID:e56SmyFU0
美緒「!?」
美緒「お、おいミーナ……どうして泣いて」
ミーナ「だって……だって、あなたが」
美緒「……」
ミーナ「あなたが、話してくれない……傍にいてくれない、触れられなかった……!」
美緒「……ミーナ」
ミーナ「あなたは私のこと、なんとも思ってないんじゃないかと思って、それで悔しくなって、あなたから距離を置いてみようとしたけど……!
私にはやっぱり無理だったのよ、あなたに触れたくて触れたくて仕方が無かった!どうしても、触れたくて……!けどあなたは……!」
美緒「……ふっ」
ミーナ「美緒?」
美緒「はっはっはっ!」
ミーナ「な、なに笑って……」カァッ
美緒「お、おいミーナ……どうして泣いて」
ミーナ「だって……だって、あなたが」
美緒「……」
ミーナ「あなたが、話してくれない……傍にいてくれない、触れられなかった……!」
美緒「……ミーナ」
ミーナ「あなたは私のこと、なんとも思ってないんじゃないかと思って、それで悔しくなって、あなたから距離を置いてみようとしたけど……!
私にはやっぱり無理だったのよ、あなたに触れたくて触れたくて仕方が無かった!どうしても、触れたくて……!けどあなたは……!」
美緒「……ふっ」
ミーナ「美緒?」
美緒「はっはっはっ!」
ミーナ「な、なに笑って……」カァッ
40: 2012/06/03(日) 00:52:28.29 ID:e56SmyFU0
美緒「なんだ、そういうことだったのか」
ミーナ「そういうことって」
美緒「私は、君に嫌われたわけではないんだな?」
ミーナ「……そ、そんなの、当たり前、じゃない!けど、美緒は……んっ!?」
美緒「バカを言うな。ミーナの態度が冷たくなってどれだけ辛かったか、わかるまい」
ミーナ「美緒……」
美緒「おかげで、よくわかったよ。私がどれだけミーナのことを必要としているか」
美緒「(どうしてミーナが少し冷たくなっただけで、あんなにも苦しかったのか。ずっと隣にいたせいで気付かなかったミーナの色んな表情も声も、たぶん私は――)」
美緒「こんなにも愛しいんだ」
ミーナ「!」
美緒「ミーナが愛しい」
ミーナ「そういうことって」
美緒「私は、君に嫌われたわけではないんだな?」
ミーナ「……そ、そんなの、当たり前、じゃない!けど、美緒は……んっ!?」
美緒「バカを言うな。ミーナの態度が冷たくなってどれだけ辛かったか、わかるまい」
ミーナ「美緒……」
美緒「おかげで、よくわかったよ。私がどれだけミーナのことを必要としているか」
美緒「(どうしてミーナが少し冷たくなっただけで、あんなにも苦しかったのか。ずっと隣にいたせいで気付かなかったミーナの色んな表情も声も、たぶん私は――)」
美緒「こんなにも愛しいんだ」
ミーナ「!」
美緒「ミーナが愛しい」
41: 2012/06/03(日) 00:52:46.12 ID:e56SmyFU0
ミーナ「美緒……私、も」
美緒「ミーナ」ギュッ
美緒「……やっと、近付けた」
ミーナ「……ええ」
コツン
美緒「もう、絶対に離さないよ」
ミーナ「望むところよ、美緒」
美緒「ミーナ」ギュッ
美緒「……やっと、近付けた」
ミーナ「……ええ」
コツン
美緒「もう、絶対に離さないよ」
ミーナ「望むところよ、美緒」
42: 2012/06/03(日) 00:53:09.63 ID:e56SmyFU0
◆
リーネ「はうう……いいなあ、坂本少佐とミーナ中佐……」
芳佳「坂本さんのおっOい、ミーナ中佐のおっOい……」
ペリーヌ「ぐぬぬぬぬぬううううううううっ!よくも私の坂本少佐ぉおおおおおお!許しませんわ許しませんわ許しませんわ!」
芳佳「でも、良かったよね、ちゃんと仲直りできたみたいで」
リーネ「仲直りというより、前よりもっと親密になった気が……」モジモジ
芳佳「ペリーヌさんの作戦のおかげかな!」
ペリーヌ「あ、当たり前ですわ!」
ペリーヌ「(ほんとはこんなにうまくいくなんて思ってもみませんでしたけど……あはよくば傷心の少佐を……)」
ペリーヌ「(でも……今は、少佐の幸せそうなお顔を見られるだけでよしとしますわ)」
リーネ「はうう……いいなあ、坂本少佐とミーナ中佐……」
芳佳「坂本さんのおっOい、ミーナ中佐のおっOい……」
ペリーヌ「ぐぬぬぬぬぬううううううううっ!よくも私の坂本少佐ぉおおおおおお!許しませんわ許しませんわ許しませんわ!」
芳佳「でも、良かったよね、ちゃんと仲直りできたみたいで」
リーネ「仲直りというより、前よりもっと親密になった気が……」モジモジ
芳佳「ペリーヌさんの作戦のおかげかな!」
ペリーヌ「あ、当たり前ですわ!」
ペリーヌ「(ほんとはこんなにうまくいくなんて思ってもみませんでしたけど……あはよくば傷心の少佐を……)」
ペリーヌ「(でも……今は、少佐の幸せそうなお顔を見られるだけでよしとしますわ)」
44: 2012/06/03(日) 00:53:27.49 ID:e56SmyFU0
芳佳「いーなー坂本さんとミーナ中佐」
リーネ「よ、芳佳ちゃんも私と……あんなふうに、してみる?」
芳佳「え、ええ!?」
芳佳「(リーネちゃんのおっOい!)」
リーネ「ほ、ほら、おいで……?」
芳佳「え、えへへ~」ムギュッ
リーネ「きゃっ、も、もう芳佳ちゃん!」
ペリーヌ「」
ペリーヌ「あああああああもうううううう!やっぱり許しませんわ許しませんわ許しませんわ!!!」
リーネ「あのぉ……ペリーヌさんも」ポヨヨン
ペリーヌ「きぃいいいいいい!」
終わり
リーネ「よ、芳佳ちゃんも私と……あんなふうに、してみる?」
芳佳「え、ええ!?」
芳佳「(リーネちゃんのおっOい!)」
リーネ「ほ、ほら、おいで……?」
芳佳「え、えへへ~」ムギュッ
リーネ「きゃっ、も、もう芳佳ちゃん!」
ペリーヌ「」
ペリーヌ「あああああああもうううううう!やっぱり許しませんわ許しませんわ許しませんわ!!!」
リーネ「あのぉ……ペリーヌさんも」ポヨヨン
ペリーヌ「きぃいいいいいい!」
終わり
45: 2012/06/03(日) 00:54:08.69 ID:e56SmyFU0
サルらなくてよかった
というわけでここから本編とはまったく関係ないおまけ
というわけでここから本編とはまったく関係ないおまけ
46: 2012/06/03(日) 00:55:49.56 ID:e56SmyFU0
美緒「少しこっちへ来てくれないか、ミーナ」
ミーナ「ええ、どうしたの美緒?」
美緒「ん、なに。お前に触れたくなってな」
ミーナ「……っ、も、う」
美緒「ミーナの髪はきれいだな」
ミーナ「美緒だって……とてもきれいよ?」
美緒「そんなことはないさ。最近は忙しくてあまり手入れにかまけてられないだろう?だからどうしても指が絡まったり、こうはうまくまとまらん」
ミーナ「でもすごくまっすぐ」
美緒「それだけが唯一自慢できる点かもしれんな」
ミーナ「まるであなた自身みたいよ?」
美緒「はっはっはっ、ミーナにそういわれると嬉しいな。この髪も好きになれそうだ」
ミーナ「私はあなたの全てが好き」
ミーナ「ええ、どうしたの美緒?」
美緒「ん、なに。お前に触れたくなってな」
ミーナ「……っ、も、う」
美緒「ミーナの髪はきれいだな」
ミーナ「美緒だって……とてもきれいよ?」
美緒「そんなことはないさ。最近は忙しくてあまり手入れにかまけてられないだろう?だからどうしても指が絡まったり、こうはうまくまとまらん」
ミーナ「でもすごくまっすぐ」
美緒「それだけが唯一自慢できる点かもしれんな」
ミーナ「まるであなた自身みたいよ?」
美緒「はっはっはっ、ミーナにそういわれると嬉しいな。この髪も好きになれそうだ」
ミーナ「私はあなたの全てが好き」
48: 2012/06/03(日) 00:56:27.10 ID:e56SmyFU0
美緒「ミーナ」
ミーナ「ちょ、ちょっとやだ、どうしてあなたが赤くなるの!?」
美緒「どうしてって訊ねられても困るぞミーナ……」
ミーナ「だって、こういう役回りはいつも私じゃない」
美緒「私だって同じさ。お前があたふたしているから気付かないだけで」
ミーナ「……美緒」
美緒「こういうときのミーナは誰よりも……」
ミーナ「美緒?」
美緒「……いや、なぜだかいつも口にしていることが、言い難くてな」
ミーナ「やだもう、美緒ったらすごく真っ赤」
美緒「わ、笑ってくれるな」
ミーナ「ちょ、ちょっとやだ、どうしてあなたが赤くなるの!?」
美緒「どうしてって訊ねられても困るぞミーナ……」
ミーナ「だって、こういう役回りはいつも私じゃない」
美緒「私だって同じさ。お前があたふたしているから気付かないだけで」
ミーナ「……美緒」
美緒「こういうときのミーナは誰よりも……」
ミーナ「美緒?」
美緒「……いや、なぜだかいつも口にしていることが、言い難くてな」
ミーナ「やだもう、美緒ったらすごく真っ赤」
美緒「わ、笑ってくれるな」
49: 2012/06/03(日) 00:57:10.27 ID:e56SmyFU0
ミーナ「だって……こんなに可愛い美緒、初めてだから」
美緒「そんなことはないと、思うが」
ミーナ「いつもかっこいいあなたばかりなんだもの」
美緒「嫌いになったか?」
ミーナ「まさか」
美緒「なら、もっと」
ミーナ「好きになったわ。あなたと過ごすごとにあなたを好きになる」
美緒「そうか……」
ミーナ「ねえ、美緒?今日は一体どうしちゃったの?」
美緒「うん?」
ミーナ「いつも、あなたからは触れてこないし、それになんだか少し……あなたらしくないわ」
美緒「む……そうかもしれんな」
ミーナ「歯切れも悪いし、なにか、あった?」
美緒「そんなことはないと、思うが」
ミーナ「いつもかっこいいあなたばかりなんだもの」
美緒「嫌いになったか?」
ミーナ「まさか」
美緒「なら、もっと」
ミーナ「好きになったわ。あなたと過ごすごとにあなたを好きになる」
美緒「そうか……」
ミーナ「ねえ、美緒?今日は一体どうしちゃったの?」
美緒「うん?」
ミーナ「いつも、あなたからは触れてこないし、それになんだか少し……あなたらしくないわ」
美緒「む……そうかもしれんな」
ミーナ「歯切れも悪いし、なにか、あった?」
51: 2012/06/03(日) 00:58:51.47 ID:e56SmyFU0
美緒「……」
ミーナ「……」
美緒「……」
ミーナ「……美、緒」
美緒「ミーナ」ギュッ
ミーナ「!?」
美緒「どうか頼む、今からいいと言うまで、こっちは向かないでくれ」
ミーナ「……ええ」
美緒「……」
ミーナ「……」
美緒「ミーナ、その」
ミーナ「はい」
美緒「私と、……一緒に」
ミーナ「……なあに?」
美緒「私と、一緒になってくれないか」
ミーナ「……」
美緒「……」
ミーナ「……美、緒」
美緒「ミーナ」ギュッ
ミーナ「!?」
美緒「どうか頼む、今からいいと言うまで、こっちは向かないでくれ」
ミーナ「……ええ」
美緒「……」
ミーナ「……」
美緒「ミーナ、その」
ミーナ「はい」
美緒「私と、……一緒に」
ミーナ「……なあに?」
美緒「私と、一緒になってくれないか」
53: 2012/06/03(日) 01:00:46.27 ID:e56SmyFU0
ミーナ「ええ……え?」
美緒「だからこっちは向くな」
ミーナ「ご、ごめんなさい」
美緒「私は、お前を愛しているんだ。これからも、ずっと。だから、私と、永遠に一緒だと誓ってほしい」
ミーナ「……っ」
美緒「ミーナ……?」
ミーナ「ばかっ、もう!美緒はいつもこう……っ」
美緒「お、おい……」
ミーナ「好きよ」
美緒「ミーナ」
ミーナ「私も、あなたを愛してる。なのに、どこに断る理由があるというの?」
美緒「……ああ」
ミーナ「ずっと、待ってたんだから……」
美緒「……ああ」
美緒「だからこっちは向くな」
ミーナ「ご、ごめんなさい」
美緒「私は、お前を愛しているんだ。これからも、ずっと。だから、私と、永遠に一緒だと誓ってほしい」
ミーナ「……っ」
美緒「ミーナ……?」
ミーナ「ばかっ、もう!美緒はいつもこう……っ」
美緒「お、おい……」
ミーナ「好きよ」
美緒「ミーナ」
ミーナ「私も、あなたを愛してる。なのに、どこに断る理由があるというの?」
美緒「……ああ」
ミーナ「ずっと、待ってたんだから……」
美緒「……ああ」
55: 2012/06/03(日) 01:01:22.17 ID:e56SmyFU0
ミーナ「ねえ、美緒。キスして?」
美緒「ああ……って、なに!?」
ミーナ「だってあなた、指輪もなにもくれないんだもの」
美緒「ずっとなんと言って求婚すべきなのかばかり考えていてすっかり頭から抜け落ちていたらしい」
ミーナ「……」
美緒「ミ、ミーナ?」
ミーナ「……ふふっ、もう、美緒らしいんだから」
美緒「あ、あんまり笑わないでくれ」
ミーナ「美緒、こっち向いて?」
美緒「今は、まだ……」
ミーナ「お願い」
美緒「ああ……って、なに!?」
ミーナ「だってあなた、指輪もなにもくれないんだもの」
美緒「ずっとなんと言って求婚すべきなのかばかり考えていてすっかり頭から抜け落ちていたらしい」
ミーナ「……」
美緒「ミ、ミーナ?」
ミーナ「……ふふっ、もう、美緒らしいんだから」
美緒「あ、あんまり笑わないでくれ」
ミーナ「美緒、こっち向いて?」
美緒「今は、まだ……」
ミーナ「お願い」
56: 2012/06/03(日) 01:01:52.82 ID:e56SmyFU0
美緒「……情けない顔を、お前に見せるわけにはいかないよ」
ミーナ「そんなことないわ。私は、あなたの色んな顔が見たいもの。美緒だって、そう思ってくれているでしょう?」
美緒「……笑うなよ」
ミーナ「笑わないわ」
美緒「……」
ミーナ「……美緒」
美緒「うん?」
ミーナ「……ありがとう、私を選んでくれて」
美緒「……もうお前以外は見えないさ」
終わり
ミーナ「そんなことないわ。私は、あなたの色んな顔が見たいもの。美緒だって、そう思ってくれているでしょう?」
美緒「……笑うなよ」
ミーナ「笑わないわ」
美緒「……」
ミーナ「……美緒」
美緒「うん?」
ミーナ「……ありがとう、私を選んでくれて」
美緒「……もうお前以外は見えないさ」
終わり
57: 2012/06/03(日) 01:02:42.73 ID:DgTXQiBS0
乙
58: 2012/06/03(日) 01:02:49.33 ID:e56SmyFU0
もっミーナもっと増えろ
シャッキーニとエイラーニャもっと増やしたかったけどできなかったすまん
最後まで見てくださった方ありがとうございました、それではまた
シャッキーニとエイラーニャもっと増やしたかったけどできなかったすまん
最後まで見てくださった方ありがとうございました、それではまた
61: 2012/06/03(日) 01:04:03.70 ID:DdBq9/eMi
乙
64: 2012/06/03(日) 01:07:31.22 ID:b6UnWb4q0
乙
さすが本編でキスした間柄やで
さすが本編でキスした間柄やで
引用元: 美緒「最近ミーナが冷たい、気がする」
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります