ｶﾞﾁｬ

唯「たっだいまー！」

「プロデューサーちゃん、ご飯にする？それともお風呂でする？」

「それともy「唯、話がある」……は、はい」

(ど、どうしたんだろ？ゆい、何かやったのかな？)

モバP(以下P)「一昨日のこどもの日。みんなの為に柏餅を作ったんだよな」

唯「うん……あ！もしかして…？」

P「うむ、思い出したなら自分から言ってみなさい」

唯「うん。ゆい、柏餅って聞いて……千鶴ちゃんから前にかしわめしを貰ったことがあって」





「柏餅のあんこを、かしわめしの具にしたのを何個か作ったんだよ☆」

P「何でそうした」

唯「えへへー」

唯「あ、でも亜季ちゃんがあまりおいしくないって言ったから」

P「食べたのが他にもいるのか」

唯「うん。炎陣のみんなと美嘉ちゃん！」

P「千夏には食わせないのか」

唯「おいしかったら……」

P「まぁ、焼いた普通の餅ならうまいかもしれんが、上新粉と白玉粉で作ったアレはな……」

唯「えへへー」

P「話は終わってないぞ。で、残ったのをどうした？」

唯「んー、イベントに出した普通の柏餅とは別に置いといたんだけど、終わったら無くなっていたから、りあむちゃんか麗奈ちゃんかのあさんが食べたのかなって」

P「お前の中でその三人はどんなキャラだ……」

P「まぁ、つまり誰かに食われたというわけだ」

唯「えー、誰ー？」

P「お前もよく知ってる人だ」

唯「んー、菜々さん？」

P「違う」

唯「早苗さん？」

P「当日は二日酔いだった」

唯「瑞樹さん？たしかずっと前に、ポテトサラダや桜餅を食べたことがあったし」

P「瑞樹さんなら、普通に参加してた。……本来、中学生以下限定なはずだったんだが」

唯「えー？んじゃ、ちひろさん」

P「あの人は甘いのは苦手な方だ」

唯「わかんないよー！」

P「答えは」

P「専務だ」

唯「」

唯「えーっ！？」

P「あの人、案外食い意地が張っててな。余りはないか探して見つけ出したと」

唯「な、なんでー？！」

P「最初、そういう食べ物だと思ったらしい……もちろん、周子や菜帆から聞いて違うと知ったがな」

唯「ど、どうしよう、ゆい逃げた方がいい？」

P「大丈夫だ。材料は買ってきたし、俺も手伝うから柏餅をもう一度作るんだ」

唯「う、うん。ゆい、頑張るよ！」

P「よしっ！」

ﾖｰｼ､ｲｿｲﾃﾞﾂｸﾙｿﾞｰ



P「……」

ﾋﾟﾎﾟﾊﾟﾎﾟ

「あー、千夏か？うん、思いっきり引っかかったよ」

「それで……わかった二時間後な。それまで唯は引き止めて置く」

「え？変なことするなって？」

「大丈夫だ。お前が思っている変な事はわからんが、あいつは俺の大切な女性だ。間違っても悲しまするような……え？もういい？」

ﾂｰﾂｰ

「あ……なんだったんだ？」

唯「プロデューサーちゃん、電話？」

P「あぁ、千夏に頼んで専務の様子を見てもらっている。とりあえず10個もあれば大丈夫だろう」

唯「わー、ちなったんにも迷惑かけちゃってるぅ……よーし、急ぐぞー！」

――そして二時間後、サプライズバースデーを実行され、怒り泣き喜んでいる唯の姿があったそうな



唯「もー！プロデューサーちゃん！今夜は絶対に寝かせないから覚悟してよね！」



Happy Birthday Otuki Yui

実際に鶏肉を具材にしたお餅はあります



それでは、読んで下さった方へ。唯手作りの柏餅を

ちなみにタイトルの

【モバマス】唯のいたずら

は、「ゆい」のいたずらでなく「ただ」のいたずらと読みます

おまけ

専務「ふむふむ、これが大槻が作った柏餅か」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

瑞樹「甘さ控えめね。いくらでも入るわ」ﾑｼｬﾑｼｬ

楓「菓子より歌詞にできそうな柏餅……ふふっ」ﾑｸﾞﾑｸﾞ

茄子「えへっ、私も一ついただきますね」

心「あっれー？はぁと、まだ一個しか食べてないぞ☆」ﾍﾟﾛﾘ

麻里菜

早苗「本当だ。誰が食べたの？！自主するなら今のうちよ」ﾓﾘﾓﾘ

美優「」ｺｿｺｿ

菜々←まだ食べてない「美優ちゃん？」

夏美←まだ食べてない「美優さん？」

ﾋｨｰ





千夏「人気ね、唯ちゃんの柏餅」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

唯「あっれー？」



今度こそおしまい