1: 2010/10/06(水) 01:20:02.48 ID:Q1ITfqwcO
梓「だよね?」
純「うん」
梓「ということなんですけどムギ先輩…なんでこんなこと聞いたんですか?」
梓「昼休みに呼び出してまで」
梓「……え?最近私たちの仲が良い?」
梓「そうかな…」
純「別に普通だよね」
梓「だよね」
純「あっ、すいません紬先輩。お昼食べてもいいですか?」
純「うん」
梓「ということなんですけどムギ先輩…なんでこんなこと聞いたんですか?」
梓「昼休みに呼び出してまで」
梓「……え?最近私たちの仲が良い?」
梓「そうかな…」
純「別に普通だよね」
梓「だよね」
純「あっ、すいません紬先輩。お昼食べてもいいですか?」
5: 2010/10/06(水) 01:26:37.62 ID:Q1ITfqwcO
純「お腹すいたー」
純「梓はお弁当?」
梓「うん」
純「ちょっとおかずちょうだい」
梓「だったら純のサンドイッチも…」
梓「あれ?ムギ先輩は食べないんですか?」
梓「……そうなんですか?」
梓「なんかすいません、私たちだけ食べちゃって」
純「梓はお弁当?」
梓「うん」
純「ちょっとおかずちょうだい」
梓「だったら純のサンドイッチも…」
梓「あれ?ムギ先輩は食べないんですか?」
梓「……そうなんですか?」
梓「なんかすいません、私たちだけ食べちゃって」
6: 2010/10/06(水) 01:37:02.55 ID:Q1ITfqwcO
純「……」モグモグ
純「あ、その卵焼きほしいなー」
梓「じゃあその菓子パン半分ちょうだい」
純「うー…しかたない」
純「どうぞ」
梓「じゃあ私も…はい」
純「どれどれ…」モグモグ
純「あっ、おいしい」
梓「本当!?実は私が作ったんだよ!」
純「へぇ…料理上手じゃん」
梓「えへへ」
純「あ、その卵焼きほしいなー」
梓「じゃあその菓子パン半分ちょうだい」
純「うー…しかたない」
純「どうぞ」
梓「じゃあ私も…はい」
純「どれどれ…」モグモグ
純「あっ、おいしい」
梓「本当!?実は私が作ったんだよ!」
純「へぇ…料理上手じゃん」
梓「えへへ」
8: 2010/10/06(水) 01:42:44.25 ID:Q1ITfqwcO
純「私も明日作ってこようかな…」モグモグ
梓「……あの、ムギ先輩」
梓「さっきからなんでニヤニヤしてるんですか?」
梓「………いや、気になりますって」
純「……」モグモグ
梓「そんな、空気みたいに思っていいって言われても…」
純「卵いただき!」
梓「あっ!?こら純!!」
梓「……あの、ムギ先輩」
梓「さっきからなんでニヤニヤしてるんですか?」
梓「………いや、気になりますって」
純「……」モグモグ
梓「そんな、空気みたいに思っていいって言われても…」
純「卵いただき!」
梓「あっ!?こら純!!」
9: 2010/10/06(水) 01:49:45.75 ID:Q1ITfqwcO
純「口の中に入れちゃった」
梓「もー!」
純「ごめんごめん」
純「お詫びにフルーツオレ飲んでもいいよ」
梓「まったく、純は…」チューチュー
純「ちょっ!全部飲んじゃダメだって!?」
梓「お返しだもん」
純「あ~…ほとんどなくなってる」チューチュー
純「まぁ二つあるからいいけどさ」
梓「もー!」
純「ごめんごめん」
純「お詫びにフルーツオレ飲んでもいいよ」
梓「まったく、純は…」チューチュー
純「ちょっ!全部飲んじゃダメだって!?」
梓「お返しだもん」
純「あ~…ほとんどなくなってる」チューチュー
純「まぁ二つあるからいいけどさ」
12: 2010/10/06(水) 01:57:08.18 ID:Q1ITfqwcO
純「……」チューチュー
純「…ん?どうしたんですか紬先輩」
純「………フルーツオレ?」
純「あぁ、梓に飲まれちゃいましたね」
純「けどまだ少し残ってるから…」チューチュー
純「え?おいしいですけど…」
純「?」
梓「ムギ先輩さっきからおかしいですよ…」
純「…ん?どうしたんですか紬先輩」
純「………フルーツオレ?」
純「あぁ、梓に飲まれちゃいましたね」
純「けどまだ少し残ってるから…」チューチュー
純「え?おいしいですけど…」
純「?」
梓「ムギ先輩さっきからおかしいですよ…」
14: 2010/10/06(水) 02:07:39.73 ID:Q1ITfqwcO
梓「………このまま続けてと言われても」
純「紬先輩もよかったら食べますか?」
純「やっぱり私たちだけじゃ悪いんで」
純「このパンどうぞ。食べかけですけど」
純「…………え?どこからでも食べていいですよ」
純「いや……別に私がかじったところでも」
梓「ムギ先輩、顔真っ赤ですけど大丈夫ですか?」
純「紬先輩もよかったら食べますか?」
純「やっぱり私たちだけじゃ悪いんで」
純「このパンどうぞ。食べかけですけど」
純「…………え?どこからでも食べていいですよ」
純「いや……別に私がかじったところでも」
梓「ムギ先輩、顔真っ赤ですけど大丈夫ですか?」
15: 2010/10/06(水) 02:14:32.67 ID:Q1ITfqwcO
純「……おいしかったですか?よかった」
梓「変なムギ先輩…」
純「それより梓、口の周り汚れてる」
梓「へ?」
純「とってあげるよ、こっち向いて」
梓「あ…ごめん。ありがとう」
純「どういたしまして」
純「梓はまだまだ子どもだね~」
梓「!?」
梓「こ、子どもじゃない!!」
梓「変なムギ先輩…」
純「それより梓、口の周り汚れてる」
梓「へ?」
純「とってあげるよ、こっち向いて」
梓「あ…ごめん。ありがとう」
純「どういたしまして」
純「梓はまだまだ子どもだね~」
梓「!?」
梓「こ、子どもじゃない!!」
17: 2010/10/06(水) 02:20:57.87 ID:Q1ITfqwcO
純「はいはい、よしよし」ナデナデ
梓「ナデナデしない!!」
純「そうやってムキになるから子どもなんだって」
梓「む~~…」
純「そうですよね?紬先輩」
純「………なんですごい嬉しそうな顔してるんですか?」
純「……」
純「考えごと?」
純「はあ…そうですか」
純「?」
梓「ナデナデしない!!」
純「そうやってムキになるから子どもなんだって」
梓「む~~…」
純「そうですよね?紬先輩」
純「………なんですごい嬉しそうな顔してるんですか?」
純「……」
純「考えごと?」
純「はあ…そうですか」
純「?」
18: 2010/10/06(水) 02:31:04.83 ID:Q1ITfqwcO
純「ふー…食べたー」
梓「……」
梓「あの、ムギ先輩。私たち、まだここにいなきゃいけないんですか?」
梓「…………まぁ、確かに暇ですけど」
純「いいじゃん、紬先輩がいいって言ってるんだしここにいようよ」
梓「それは別にいいんだけど……何をしてればいいんですか?」
梓「……」
梓「いつも通り?」
梓「……」
梓「あの、ムギ先輩。私たち、まだここにいなきゃいけないんですか?」
梓「…………まぁ、確かに暇ですけど」
純「いいじゃん、紬先輩がいいって言ってるんだしここにいようよ」
梓「それは別にいいんだけど……何をしてればいいんですか?」
梓「……」
梓「いつも通り?」
19: 2010/10/06(水) 02:39:58.12 ID:Q1ITfqwcO
純「いつも通りか…」
梓「そんなこと言われても…困ったなぁ」
純「いつも何してるっけ?」
梓「喋ったりとか」
純「だよねぇ…特別なことはしてないんだけど」
梓「見ててもきっと退屈ですよ?」
梓「……」
梓「まぁムギ先輩がそれで構わないならいいんですけど…」
梓「そんなこと言われても…困ったなぁ」
純「いつも何してるっけ?」
梓「喋ったりとか」
純「だよねぇ…特別なことはしてないんだけど」
梓「見ててもきっと退屈ですよ?」
梓「……」
梓「まぁムギ先輩がそれで構わないならいいんですけど…」
21: 2010/10/06(水) 02:46:14.84 ID:Q1ITfqwcO
純「んー…なに話す?」
梓「なに話すって言われても…」
純「…コイバナとかは?」
梓「……そんな話題あるの?純に」
純「いやないけどさー」
梓「だよねー純だもん」
純「だもんってなに、だもんって」
梓「なに話すって言われても…」
純「…コイバナとかは?」
梓「……そんな話題あるの?純に」
純「いやないけどさー」
梓「だよねー純だもん」
純「だもんってなに、だもんって」
25: 2010/10/06(水) 02:56:46.22 ID:Q1ITfqwcO
純「でも私、憧れの人はいるんだよねー」
梓「だれ!?」
梓「…って、うわっ!!急に身を乗り出さないでくださいよムギ先輩!」
純「それはもちろん――」
梓「も、もちろん…?」
純「澪先輩!」
梓「あぁ…そういう憧れか」
梓「だれ!?」
梓「…って、うわっ!!急に身を乗り出さないでくださいよムギ先輩!」
純「それはもちろん――」
梓「も、もちろん…?」
純「澪先輩!」
梓「あぁ…そういう憧れか」
27: 2010/10/06(水) 03:00:17.04 ID:Q1ITfqwcO
純「なんだと思ってたの?」
梓「……男の人だと」
純「あはは、ないない」
純「…え?なんですか紬先輩」
純「……」
純「いや、確かに憧れてますけど……」
純「……」
純「まぁ好きって言えば好きかなー…ベーシストとして」
純「………なんでがっかりした表情してるんですか?」
梓「……男の人だと」
純「あはは、ないない」
純「…え?なんですか紬先輩」
純「……」
純「いや、確かに憧れてますけど……」
純「……」
純「まぁ好きって言えば好きかなー…ベーシストとして」
純「………なんでがっかりした表情してるんですか?」
28: 2010/10/06(水) 03:07:16.67 ID:Q1ITfqwcO
純「梓は唯先輩が好きなんだよね?」
梓「な、なんで!?」
純「だっていつもベタベタしてるし」
梓「それは向こうが抱きついたりしてくるから…」
純「聞いてくださいよ紬先輩」
純「梓ったらいつも私に唯先輩のこと話してくるんですよ?」
純「口を開けば唯先輩唯先輩…」
梓「でたらめ言うなー!!」
梓「嘘ですからねムギ先輩!」
梓「そんなニコニコしないでください~!!」
梓「な、なんで!?」
純「だっていつもベタベタしてるし」
梓「それは向こうが抱きついたりしてくるから…」
純「聞いてくださいよ紬先輩」
純「梓ったらいつも私に唯先輩のこと話してくるんですよ?」
純「口を開けば唯先輩唯先輩…」
梓「でたらめ言うなー!!」
梓「嘘ですからねムギ先輩!」
梓「そんなニコニコしないでください~!!」
29: 2010/10/06(水) 03:13:28.53 ID:Q1ITfqwcO
純「でもほとんどノンフィクションだしー…」
梓「やめてよ、ムギ先輩が変な誤解しちゃうじゃん」
梓「あの、ムギ先輩。純が言ったことはホント気にしないでくださいね?」
梓「………うんって」
梓「ちゃんと私の目を見て言ってください!」
純「やめなよ梓、紬先輩困ってるよ」
梓「ていうか上の空なんだけど…」
梓「やめてよ、ムギ先輩が変な誤解しちゃうじゃん」
梓「あの、ムギ先輩。純が言ったことはホント気にしないでくださいね?」
梓「………うんって」
梓「ちゃんと私の目を見て言ってください!」
純「やめなよ梓、紬先輩困ってるよ」
梓「ていうか上の空なんだけど…」
30: 2010/10/06(水) 03:22:22.43 ID:Q1ITfqwcO
純「そんなおもいっきり否定しなくてもいいのに。唯先輩がかわいそうじゃん」
梓「否定とかじゃなくてー…」
梓「別に唯先輩が特別とかそんなんじゃないのっ」
梓「私は…ムギ先輩も澪先輩も、一応律先輩も尊敬してるんだから」
梓「つまり、軽音部の先輩は全員好きなの!」
純「…それはそれで大胆な告白だね」
梓「にゃっ!?」
純「あっ、紬先輩すごい喜んでる」
梓「否定とかじゃなくてー…」
梓「別に唯先輩が特別とかそんなんじゃないのっ」
梓「私は…ムギ先輩も澪先輩も、一応律先輩も尊敬してるんだから」
梓「つまり、軽音部の先輩は全員好きなの!」
純「…それはそれで大胆な告白だね」
梓「にゃっ!?」
純「あっ、紬先輩すごい喜んでる」
33: 2010/10/06(水) 03:29:06.60 ID:Q1ITfqwcO
梓「ね、念のため言っておくけど好きってのはそうじゃなくて…」
純「え?嫌いなの?」
梓「ち、ちがっ…」
純「あ~ぁ、紬先輩落ち込んじゃった」
梓「違いますよムギ先輩!ムギ先輩のことは大好きです!!」
梓「ホント大好きなんです!!」
純「うわー、梓ったらまた大胆」
梓「もー純!!ややこしくしないで!!」
純「え?嫌いなの?」
梓「ち、ちがっ…」
純「あ~ぁ、紬先輩落ち込んじゃった」
梓「違いますよムギ先輩!ムギ先輩のことは大好きです!!」
梓「ホント大好きなんです!!」
純「うわー、梓ったらまた大胆」
梓「もー純!!ややこしくしないで!!」
34: 2010/10/06(水) 03:36:22.57 ID:Q1ITfqwcO
純「はいはい、ごめんごめん」
梓「むぅ~…」
純「これでも飲んで落ち着きなよ」
梓「……」チューチュー
純「よかったね良い先輩がいっぱいいて」
梓「……これ以上話をややこしくしないでよ」
純「しないって」チューチュー
梓「むぅ~…」
純「これでも飲んで落ち着きなよ」
梓「……」チューチュー
純「よかったね良い先輩がいっぱいいて」
梓「……これ以上話をややこしくしないでよ」
純「しないって」チューチュー
58: 2010/10/06(水) 12:16:32.79 ID:Q1ITfqwcO
純「……へ?」
純「……」
純「そ、そんなことないですよ。梓に特別優しいなんて…」
梓「なに言ってるんですか…ムギ先輩」
純「まぁ…ほっとけないってのはありますね」
純「梓って一人にさせておけないっていうか…見守ってあげないと不安で」
梓「なっ、なにそれ!?」
純「……」
純「そ、そんなことないですよ。梓に特別優しいなんて…」
梓「なに言ってるんですか…ムギ先輩」
純「まぁ…ほっとけないってのはありますね」
純「梓って一人にさせておけないっていうか…見守ってあげないと不安で」
梓「なっ、なにそれ!?」
59: 2010/10/06(水) 12:23:40.84 ID:Q1ITfqwcO
梓「また子どもみたいな扱いして!」
純「そんなつもりじゃないんだけど…」
純「ムギ先輩も分かりますよね?」
純「………ですよね!」
純「ほら、先輩もそうだって」
梓「もームギ先輩まで!」
純「そんなつもりじゃないんだけど…」
純「ムギ先輩も分かりますよね?」
純「………ですよね!」
純「ほら、先輩もそうだって」
梓「もームギ先輩まで!」
60: 2010/10/06(水) 12:31:42.37 ID:Q1ITfqwcO
純「怒らない怒らない」
梓「怒ってない!」
梓「……」
梓「そ、そうですか…?そう言われると嬉しい…です」
純「うん、たしかに梓は可愛いよ」
梓「純に言われてもなぁ…」
純「なに、ほめたのに」
純「………え?どこら辺が可愛いかですか?」
純「そうですねぇ~…まっすぐな髪とか!」
梓「怒ってない!」
梓「……」
梓「そ、そうですか…?そう言われると嬉しい…です」
純「うん、たしかに梓は可愛いよ」
梓「純に言われてもなぁ…」
純「なに、ほめたのに」
純「………え?どこら辺が可愛いかですか?」
純「そうですねぇ~…まっすぐな髪とか!」
61: 2010/10/06(水) 12:38:37.70 ID:Q1ITfqwcO
梓「えぇ~?」
純「不満?」
梓「不満というか…この髪のどこがいいの?」
純「まっすぐ!きれい!!」
純「それがうらやましい!」
梓「そうかなぁ……」
純「ムギ先輩もそうって言ってるよ」
梓「ムギ先輩の髪の方が素敵ですよ」
梓「……」
梓「ホントですって。上品で綺麗です」
純「不満?」
梓「不満というか…この髪のどこがいいの?」
純「まっすぐ!きれい!!」
純「それがうらやましい!」
梓「そうかなぁ……」
純「ムギ先輩もそうって言ってるよ」
梓「ムギ先輩の髪の方が素敵ですよ」
梓「……」
梓「ホントですって。上品で綺麗です」
63: 2010/10/06(水) 12:46:58.55 ID:Q1ITfqwcO
純「そうだよねー、同じ癖毛の私とは全然違うもん」
純「ムギ先輩の髪もうらやましいな~」
純「………モフモフしてる?私の髪が?」
純「そ、そこが可愛い?」
純「や…やや、そんな~」
梓「なに照れてるの」
純「だってほめられたんだから嬉しいに決まってるじゃん」
純「ムギ先輩の髪もうらやましいな~」
純「………モフモフしてる?私の髪が?」
純「そ、そこが可愛い?」
純「や…やや、そんな~」
梓「なに照れてるの」
純「だってほめられたんだから嬉しいに決まってるじゃん」
64: 2010/10/06(水) 12:51:07.67 ID:Q1ITfqwcO
純「しかもムギ先輩にだよ!」
梓「…いつの間にか紬先輩じゃなくてムギ先輩って言ってる」
純「あっ」
純「す、すいません!失礼しました!」
純「……」
純「…いいんですか?」
純「じゃ…じゃあムギ先輩って呼ばさせてもらいます」
純「やったよ梓ー認めてもらえた!」
梓「よかったね」
梓「…いつの間にか紬先輩じゃなくてムギ先輩って言ってる」
純「あっ」
純「す、すいません!失礼しました!」
純「……」
純「…いいんですか?」
純「じゃ…じゃあムギ先輩って呼ばさせてもらいます」
純「やったよ梓ー認めてもらえた!」
梓「よかったね」
66: 2010/10/06(水) 13:01:48.88 ID:Q1ITfqwcO
純「やっぱりムギ先輩は優しいな~」
梓「うん、ムギ先輩は軽音部で一番優しいよ」
梓「……」
梓「えへへ、だって本当のことなんですもん」
純「梓ってムギ先輩にいつも甘えてるの?」
梓「そ、そんなことないよ!」
純「どうだか~」ニヤニヤ
梓「むっ…」
梓「あっ、そうだムギ先輩!あの話してもいいですか?」
梓「うん、ムギ先輩は軽音部で一番優しいよ」
梓「……」
梓「えへへ、だって本当のことなんですもん」
純「梓ってムギ先輩にいつも甘えてるの?」
梓「そ、そんなことないよ!」
純「どうだか~」ニヤニヤ
梓「むっ…」
梓「あっ、そうだムギ先輩!あの話してもいいですか?」
67: 2010/10/06(水) 13:10:47.17 ID:Q1ITfqwcO
梓「ほら、あれですよ」
梓「ケーキをこっそりと……」
梓「……」
梓「えーダメですか?」
純「なになに?気になる」
梓「実は……」
梓「あはは、大丈夫ですよムギ先輩。ちゃんと秘密にしますから」
純「ねー気になるー」
梓「ケーキをこっそりと……」
梓「……」
梓「えーダメですか?」
純「なになに?気になる」
梓「実は……」
梓「あはは、大丈夫ですよムギ先輩。ちゃんと秘密にしますから」
純「ねー気になるー」
68: 2010/10/06(水) 13:17:43.55 ID:Q1ITfqwcO
梓「だめだめ、私とムギ先輩二人だけの秘密なんだもん」
梓「ですよね?えへへ」
純「おやおや、見せつけてくれますなー」
梓「ちょっ、なに言ってるの!」
純「ムギ先輩はまんざらでもなさそうだけど」
梓「ム、ムギ先輩ぃ~~」
梓「ですよね?えへへ」
純「おやおや、見せつけてくれますなー」
梓「ちょっ、なに言ってるの!」
純「ムギ先輩はまんざらでもなさそうだけど」
梓「ム、ムギ先輩ぃ~~」
69: 2010/10/06(水) 13:26:43.55 ID:Q1ITfqwcO
純「うーん、軽音部はおもしろい人が多いなぁ…」
純「でもムギ先輩ってどうして軽音部に入部したんですか?合唱部とかに似合いそうなのに」
純「……」
梓「……」
純「へぇ~…律先輩たちが」
梓「一年のときからそんな感じだったんですか…」
純「でもムギ先輩ってどうして軽音部に入部したんですか?合唱部とかに似合いそうなのに」
純「……」
梓「……」
純「へぇ~…律先輩たちが」
梓「一年のときからそんな感じだったんですか…」
70: 2010/10/06(水) 13:33:26.67 ID:Q1ITfqwcO
純「……」
梓「……」
純「あははっ」
梓「唯先輩も変わらないな~」
純「……」
梓「……」
純「へー」
梓「軽音部って、一年のころから相変わらずだったんですね…」
純「けど楽しかったです、先輩たちの話が聞けて」
梓「……」
純「あははっ」
梓「唯先輩も変わらないな~」
純「……」
梓「……」
純「へー」
梓「軽音部って、一年のころから相変わらずだったんですね…」
純「けど楽しかったです、先輩たちの話が聞けて」
71: 2010/10/06(水) 13:42:23.07 ID:Q1ITfqwcO
梓「まったく…私が先輩たちと同学年だったらよかったのに」
梓「そうすれば軽音部も今みたいにだらだらさせないで…」
純「変わらないって」
純「梓が一年早く入部しても今と同じだと思うよ?」
梓「そ、そんなことないよ」
純「ムギ先輩はどう思いますか?」
梓「……」
純「……」
梓「そうすれば軽音部も今みたいにだらだらさせないで…」
純「変わらないって」
純「梓が一年早く入部しても今と同じだと思うよ?」
梓「そ、そんなことないよ」
純「ムギ先輩はどう思いますか?」
梓「……」
純「……」
72: 2010/10/06(水) 13:49:36.33 ID:Q1ITfqwcO
梓「……ムギ先輩」
梓「……」
梓「はい、私もそう思います」
梓「…あ~ぁ、あと一年早く生まれてたらなぁ」
梓「そうだったら先輩たちともっと……」
純「なに感傷にひたってるのよ」
梓「……むぅ」
梓「……」
梓「はい、私もそう思います」
梓「…あ~ぁ、あと一年早く生まれてたらなぁ」
梓「そうだったら先輩たちともっと……」
純「なに感傷にひたってるのよ」
梓「……むぅ」
74: 2010/10/06(水) 13:56:03.25 ID:Q1ITfqwcO
純「…私は梓と一緒の学年でよかったと思うんだけどな~」
梓「え?」
純「だってこうやっていつも梓とお昼食べれるんだし」
梓「純……」
純「私は梓と一緒に過ごせて嬉しいよ?」
梓「な、なに突然」
純「梓、なんか寂しそうだったから」
梓「寂しくなんか…」
純「でも先輩たちはもうすぐ卒業だし」
梓「……」
梓「え?」
純「だってこうやっていつも梓とお昼食べれるんだし」
梓「純……」
純「私は梓と一緒に過ごせて嬉しいよ?」
梓「な、なに突然」
純「梓、なんか寂しそうだったから」
梓「寂しくなんか…」
純「でも先輩たちはもうすぐ卒業だし」
梓「……」
75: 2010/10/06(水) 14:00:21.72 ID:Q1ITfqwcO
純「来年の軽音部は梓だけになるけど……どうするの?」
梓「…純には関係ないじゃん」
純「関係あるよ!」
純「さっきも言ったけど梓はほっとけないの!」
梓「だ、だったら…」
純「なに?」
梓「……なんでもない」
梓「…純には関係ないじゃん」
純「関係あるよ!」
純「さっきも言ったけど梓はほっとけないの!」
梓「だ、だったら…」
純「なに?」
梓「……なんでもない」
76: 2010/10/06(水) 14:04:23.16 ID:Q1ITfqwcO
純「はっきり言ってよ」
梓「別に…」
純「あーもーこれなんだから!」
純「梓!!」
梓「な、なに…?」
純「私…軽音部入るよ!」
梓「え……えぇ!?」
純「一人でも部員が必要なんでしょ?」
梓「別に…」
純「あーもーこれなんだから!」
純「梓!!」
梓「な、なに…?」
純「私…軽音部入るよ!」
梓「え……えぇ!?」
純「一人でも部員が必要なんでしょ?」
79: 2010/10/06(水) 14:07:30.21 ID:Q1ITfqwcO
梓「でも…いいの?」
純「なにが?」
梓「だって純はジャズ研だし…」
純「かまわないよ。なんとかしてみせる」
純「私は梓が困ってる時に何もできないことが一番つらいんだから」
梓「純……」
純「それに私、梓ともっと一緒にいたいの」
純「なにが?」
梓「だって純はジャズ研だし…」
純「かまわないよ。なんとかしてみせる」
純「私は梓が困ってる時に何もできないことが一番つらいんだから」
梓「純……」
純「それに私、梓ともっと一緒にいたいの」
80: 2010/10/06(水) 14:11:45.00 ID:Q1ITfqwcO
純「梓の側で、梓と一緒に同じ時間を共有したい」
純「だって私は梓が大好きなんだから!」
梓「え…」
純「好きな人と一緒にいたいのは当然でしょ?」
梓「そんな急に言われても…」
純「私じゃ……ダメ?」
純「だって私は梓が大好きなんだから!」
梓「え…」
純「好きな人と一緒にいたいのは当然でしょ?」
梓「そんな急に言われても…」
純「私じゃ……ダメ?」
81: 2010/10/06(水) 14:15:09.62 ID:Q1ITfqwcO
梓「……」
純「確かに私は軽音部の先輩たちより……」
梓「ううん」
純「え?」
梓「嬉しい…私も純と一緒にいたい」
純「……」
梓「純、私も大好きだよ」
梓「ただの友達だなんて言ったけど、本当はもっと大切な存在……」
梓「愛してます、純」
純「確かに私は軽音部の先輩たちより……」
梓「ううん」
純「え?」
梓「嬉しい…私も純と一緒にいたい」
純「……」
梓「純、私も大好きだよ」
梓「ただの友達だなんて言ったけど、本当はもっと大切な存在……」
梓「愛してます、純」
83: 2010/10/06(水) 14:20:07.27 ID:Q1ITfqwcO
純「あ、梓…」
梓「これからも、ずっと一緒にいようね」
純「……私なんかでいいの?」
梓「純じゃなきゃダメなの」
純「梓…私も愛してる」
梓「うん……ねぇ純」
梓「キス…してもいい?」
純「ここで?ムギ先輩が見てるよ…」
梓「お願い」
純「もう…しょうがないなー梓は」
――――――――
―――――
―――
―
梓「あのー…ムギ先輩?」
純「もしもーし」
梓「これからも、ずっと一緒にいようね」
純「……私なんかでいいの?」
梓「純じゃなきゃダメなの」
純「梓…私も愛してる」
梓「うん……ねぇ純」
梓「キス…してもいい?」
純「ここで?ムギ先輩が見てるよ…」
梓「お願い」
純「もう…しょうがないなー梓は」
――――――――
―――――
―――
―
梓「あのー…ムギ先輩?」
純「もしもーし」
84: 2010/10/06(水) 14:25:19.44 ID:Q1ITfqwcO
梓「……」
純「…夢の中にいるみたいだね」
梓「うん…」
キーンコーンカーンコーン
純「あ…チャイム鳴っちゃった」
梓「…どうする?」
純「……教室もどろっか」
梓「そうだね」
梓「じゃあ私たちはこれで失礼します、ムギ先輩」
純「聞いてないみたい」
梓「ムギせんぱーい、私たち戻りますからねー?」
純「なんか顔赤くしてニヤニヤしてる…」
梓「……はぁ」
おわり
純「…夢の中にいるみたいだね」
梓「うん…」
キーンコーンカーンコーン
純「あ…チャイム鳴っちゃった」
梓「…どうする?」
純「……教室もどろっか」
梓「そうだね」
梓「じゃあ私たちはこれで失礼します、ムギ先輩」
純「聞いてないみたい」
梓「ムギせんぱーい、私たち戻りますからねー?」
純「なんか顔赤くしてニヤニヤしてる…」
梓「……はぁ」
おわり
86: 2010/10/06(水) 14:41:14.57 ID:VZgP8Uv2O
乙
面白かったよ
面白かったよ
87: 2010/10/06(水) 14:44:59.82 ID:Cv7VO7WPP
二人が付き合うことになったのはムギちゃんの夢の中で?それとも現実?
89: 2010/10/06(水) 14:52:38.71 ID:Q1ITfqwcO
>>87
ご想像にお任せします
ご想像にお任せします
引用元: 梓「純ですか?ただの友達ですよ」
コメント
コメント一覧 (1)
esusokuhou
がしました
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります