紬「じゃぁどうしたらぶってくれるの？」

律「どうしてもダメ」

紬「むぅ・・・」ﾌﾟｸｰ

律「ふくれてもダメ」

紬「うーん・・・」

律「諦めるっていう選択肢は無いのか？」

紬「ない！」ﾌﾝｽ

律「はぁ・・・」

律「しょうがないな、ちょっとおいで」

紬「してくれるの!?」ｷﾗｷﾗ

律「いいからおいで」

紬「はーい！」

ﾄｺﾄｺ

律「ていっ」ﾎﾟﾝｯ

紬「・・・？」

律「はい、ぶった」

紬「ぽんってしただけじゃダメっ！」

律「ぶったのはぶったんだから、ぶったんだよ！」

紬「むぅ・・・」

律「はい、それじゃぁムギの夢は叶ったから解散な」

紬「りっちゃんのけち！」

律「はいはい」

紬「りっちゃんのいけず！」

律「そうですねー」

紬「りっちゃんのおでこ！」

律「・・・それ悪口なの？」

紬「悪口です！」ﾌﾝｽ

律「・・・よくわからん」

紬「どう？怒った？怒った？」

律「怒ってない！」

紬「うぅ・・・悪口言ってごめんなさい・・・」

律「理由はわかるからいいって・・・」

紬「もうりっちゃんにぶってもらう夢は叶わないのね・・・」ﾖﾖﾖ

律「そんな悲しそうな顔しなくても・・・」

紬「うぅ・・・」ｸﾞｽﾝ

律「ちょっ、本当に泣くことないだろー!?」

紬「だって・・・りっちゃんしか頼れる人がいないんだもん・・・」

律「あーもう、わかったわかった！」

律「ぶつのはダメだけど、他のことなら何でも言うこと聞いてやる！」

紬「ほんと!?」

律「あぁ、りっちゃんに二言はないぜ！」

紬「うーん・・・何にしよっかな・・・」

律「ぶったりとか痛いことはダメだからなー？」

紬「うーん・・・うーん・・・」

紬「・・・そうだ！」

律「お、決まったか？」

紬「まずはこっちに来てください」

律「ん・・・？」

ﾄｺﾄｺ

紬「次に目を瞑ってください」

律「何されるんだ・・・!?」

紬「はい、これ何本立ってますかー？」

律「目ぇ瞑ってるから見えないよ！」

紬「ふふ・・・それでは・・・」

紬「むぎゅぅー！」ｷﾞｭｩｩｩｩ

律「ひゃへっ!?」

おしまい

>>169が見えない

ムギがとてつもなく可愛い

むぎゅむぎゅうううううううう

乙いい話だ