1: 2009/09/25(金) 20:26:20.22 ID:0AWvQD7yO
キョン「なんだって?」

ハルヒ「殺人よ。べつに人を頃すくらいなんでもないことじゃないの」

キョン(なに言ってんだこいつは)
涼宮ハルヒの直観 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)
3: 2009/09/25(金) 20:30:54.13 ID:0AWvQD7yO
キョン「あのな、殺人を許容したら自分だって殺される可能性がうんと高まるぞ」
キョン「気に入らないやつを頃してもいいというなら、社会が成立たないしな」

ハルヒ「そんなこと聞いてないわ」
ハルヒ「要は殺人で解決する問題もあるんじゃないかってこと」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「んー、戦争とか?」

4: 2009/09/25(金) 20:33:18.48 ID:0AWvQD7yO
キョン「戦争と殺人を一緒なするな」

ハルヒ「同じよ、人を頃すことに変わりはないわ」

キョン「だとしても、戦争だって色々定められたルールがあるだろ」

ハルヒ「頃しにもルールを設ければいいのよ」

キョン「本気で言ってるのか」

ハルヒ「本気よ」

5: 2009/09/25(金) 20:37:04.49 ID:0AWvQD7yO
キョン「……そうか」
キョン「ハルヒ……」

ハルヒ「……?」

ドスッ

ハルヒ「……え?」

キョン「さよならだ、ハルヒ」

俺はハルヒの胸にナイフを突き刺した
こいつが生きていたら頃しが合法化された世界が生まれていただろう
その芽をこの俺が摘んでやったんだ

ハルヒ「いやよ……キョン……冗談だったのに……」

ハルヒは苦痛に顔を歪めて氏んだ




おわり

9: 2009/09/25(金) 20:41:02.70 ID:uI6/bAN60
そして時間は巻き戻る

10: 2009/09/25(金) 20:41:52.59 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「殺人ってなにがいけないのかしら」

キョン「なんだって?」

ハルヒ「殺人よ。べつに人を頃すくらいなんでもないことじゃないの」

キョン(なに言ってんだこいつは)

11: 2009/09/25(金) 20:43:01.37 ID:o/F1zJxv0
キョン「あのな……、殺人を許容した場合、自分だって殺される可能性がうんと高まるんだぞ」
キョン「気に入らないやつを頃してもいいというなら、社会が成立しない」

ハルヒ「そんなこと聞いてないわよ!」
ハルヒ「要は殺人で解決する問題もあるんじゃないかってこと!」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「んー、せ…戦争とか?」

12: 2009/09/25(金) 20:43:56.37 ID:o/F1zJxv0
キョン「戦争ってお前な…戦争と殺人を一緒にするな」

ハルヒ「だって同じじゃない、人を頃すことに変わりはないわ」

キョン「だとしてもだ、戦争だって色々定められたルールがあるだろ」

ハルヒ「それなら頃しにもルールを設ければいいのよ」

キョン「本気で言ってるのか」

ハルヒ「本気よ」

13: 2009/09/25(金) 20:47:49.00 ID:o/F1zJxv0
キョン「……そうか」
キョン「……」

ハルヒ「……?」

ドスッ

ハルヒ「……え?」

キョン「お別れだ、ハルヒ」

俺の手にはナイフ。
力を加える。案外簡単に刺さるもんだ。

ハルヒ「がッ…ゲフッ…!」

悪く思うなよハルヒ…
仕方ないんだ。お前が生きていたら頃しが合法化された世界が生まれていただろう
その芽はこの俺が摘まなければ誰が摘む…?

ハルヒ「いやよ……キョン……冗談だったのに……」

ハルヒは苦痛に顔を歪めて氏んだ




おわり

14: 2009/09/25(金) 20:48:45.90 ID:uI6/bAN60
そして2年後

16: 2009/09/25(金) 20:50:33.43 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「ねぇキョン、殺人ってなにがいけないと思う?」

キョン「なんだって?」

ハルヒ「殺人よ殺人。だって今の世の中人を頃すくらいなんでもないことじゃないの」

キョン(なに言ってんだこいつは)

20: 2009/09/25(金) 20:53:05.81 ID:o/F1zJxv0
キョン「おいおい……、殺人を許容した場合、この世の中はどうなる」
キョン「気に入らないやつを片っ端から頃していいのなら、社会が成立しない」

ハルヒ「そんなことわかってるわよ!」
ハルヒ「あたしが言いたいことは殺人で解決する問題もあるんじゃないかってこと!」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「戦争よ」

23: 2009/09/25(金) 20:55:00.14 ID:o/F1zJxv0
キョン「はぁ…お前な…戦争と殺人を一緒にするなんて小学生でもしないぞ」

ハルヒ「何よ、だって同じじゃない!人を頃すことに変わりはないわ!」

キョン「だとしてもだ、戦争には色々定められたルールがあるだろ。殺人にはない」

ハルヒ「それなら頃しにルールを設ければいいのよ」

キョン「本気で言ってるのか」

ハルヒ「もちろん」

26: 2009/09/25(金) 21:01:51.65 ID:o/F1zJxv0
キョン「……」

ハルヒ「……?」

スッ

ハルヒ「……な、なによそれ?」

キョン「悪く思うなよ、ハルヒ」

ハルヒの顔が青ざめていくのがよくわかる。
そりゃそうだ。俺もあいつの立場ならそうなるだろう。

ハルヒ「…冗談でしょ?」

悪いが、冗談じゃないんだ。

ハルヒ「そんな…あ゛ッ…キ…キョン…」

ハルヒの首から吹きだす血を浴びながら俺は考える。
もしこいつが生きていたら…きっと頃しが合法化された世界が生まれたのだろう。
ま、そんな世界も見てみたかった気もするがな。ほんの少し…。

ハルヒ「キョン…キョン……冗談…だったのに……」

ハルヒは苦痛に顔を歪めて氏んだ



おわり

27: 2009/09/25(金) 21:04:44.27 ID:RxXejnAvO
これ正解あるのか?

28: 2009/09/25(金) 21:05:46.43 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「殺人ってなにが悪いのかしら?」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「前から思ってたのよねー。不思議じゃない。人を頃すなんてこと、よくあるじゃない」

キョン(なに言ってんだこいつは)

29: 2009/09/25(金) 21:06:07.43 ID:piEErrg30
「長門、今何回目なんだ?」

30: 2009/09/25(金) 21:08:47.54 ID:o/F1zJxv0
キョン「まぁ俺も考えたことがないとは言えないが…」
キョン「殺人なんてもんを許可しちまった日にゃ、この社会はどうなる」

ハルヒ「ふーん、あんたも考えたりするのね」

キョン「お前は俺を何だと思っているんだ」

ハルヒ「ま、あんたの言いたいこともわかるけどね
     あたしが言いたいのは殺人で解決する問題もあるんじゃないかってことなのよ」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「んー戦争よ」

31: 2009/09/25(金) 21:11:43.91 ID:o/F1zJxv0
キョン「戦争か…。だが、それと殺人を一緒だと考えるのは無理がないか」

ハルヒ「そうかしら、どちらも人を頃すことに変わりはないわ」

キョン「そうだとしても、殺人にはないモノが戦争にはある」

ハルヒ「なによ」

キョン「ルールだ」

ハルヒ「……」
ハルヒ「それなら頃しにルールを設ければいいじゃない」

キョン「…本気で言ってるのか」

ハルヒ「当然よ」

32: 2009/09/25(金) 21:14:37.70 ID:o/F1zJxv0
キョン「なら聞くが…一体どういうルールを設ける」

ハルヒ「それは…」

キョン「ん…?」

ハルヒ「そうね…例えば…えーと…き、決められた場所でなら許可するとか…」

キョン「……」

ハルヒ「1対1じゃないとダメ…とか?」

キョン「……そうか」

34: 2009/09/25(金) 21:26:17.25 ID:o/F1zJxv0
キョン「ハルヒ……一つ聞くが…」

ハルヒ「……?」

キョン「今のは本当にお前が考えていることなんだな」

ハルヒ「……ええ」

キョン「そうか…残念だ、ハルヒ」

ハルヒの戸惑う顔を見た後、俺はゴミ箱からナイフを取り出した。
よくわからんが、そこにあることを俺は知っていた。
ハルヒの表情が変わる。空気も変わる。

ハルヒ「なによそれ……ほ…本物……?」

キョン「ああ、本物だ」

静寂の後、一つの悲鳴。

扉の音、遠ざかる足音、そしてまた静寂。

部室に残ったのは苦痛に顔を歪めて氏んだハルヒの氏体だけだった。




おわり

35: 2009/09/25(金) 21:28:27.26 ID:o/F1zJxv0
部室に残ったのは苦痛に顔を歪めて氏んだハルヒの氏体だけだった。

部室に残ったのは、ハルヒの氏体だけだった。

36: 2009/09/25(金) 21:30:49.98 ID:piEErrg30
え、そこ訂正しなきゃいけない大切なとこ?

38: 2009/09/25(金) 21:33:08.76 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「なんで人を頃しちゃダメなのかしら」

キョン「はぁ?」

ハルヒ「不思議よねー」

キョン(なに言ってんだこいつは)

42: 2009/09/25(金) 21:36:32.99 ID:pYtD/TaH0
哲学板池って言おうとしたらエンドレスだった

43: 2009/09/25(金) 21:37:36.92 ID:oiix2wG50
ハルヒでループネタなのにエンドレスエイトが全く出てこなかった

44: 2009/09/25(金) 21:38:05.74 ID:o/F1zJxv0
キョン「ならなんだ、おまえは殺されても構わないって言うのか?」

ハルヒ「そういうことじゃないの!」
ハルヒ「人を頃すことで解決する事もあるんじゃないかってことよ!」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「んー、せ…戦争?」

45: 2009/09/25(金) 21:41:11.88 ID:o/F1zJxv0
キョン「戦争…。わからんでもないが、殺人と一緒にするのはどうかと思うぞ」

ハルヒ「そうかしら、どちらも人を頃すことに変わりはないわ」

キョン「だが戦争にはルールがある。殺人にはない」

ハルヒ「……ああ言えばこう……」
ハルヒ「ふん、なら頃しにルールを設ければいいじゃない!」

キョン「お前…本気で言ってるのか」

ハルヒ「何よ、文句あるの?」

46: 2009/09/25(金) 21:45:33.21 ID:o/F1zJxv0
「「ん?」」

キョン「ん…どうした?」

ハルヒ「あんたこそ」

キョン「いや、ただのデジャヴだ。前にもこう言う会話をしたような気がした」

ハルヒ「…ふーん……」

キョン「お前はなんだったんだ?」

ハルヒ「…別に」

キョン「…?」

ハルヒ「えーとなんだったかしら」

キョン「あー…確か殺人のルールがどうこう」

48: 2009/09/25(金) 21:52:24.71 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「そうだったわね」
ハルヒ「だからあたしは、殺人もルールを作ればいいと思うのよ」

キョン「どういうルールだ」

ハルヒ「そうね、まず1対1。それでお互いが承諾してるのは絶対ね」

キョン「……」

ハルヒ「後は…うーん…武器は…なし…いや、ナイフ?銃?…急には思いつかないわ」

キョン「……」
キョン「仮にルール出来たら…この世界はどうなるだ…?ハルヒ」

ハルヒ「そりゃー今よりずっといい世界になるわ!」

50: 2009/09/25(金) 22:07:15.52 ID:o/F1zJxv0
「……そうか」
俺は決意する。何を?決まってる。
「……キョン?」
ハルヒとの距離を詰める。手には縄。いつの間にか握っていた。
「……え?」
「お別れだ、ハルヒ」
細い首に縄を巻く。
ハルヒは動かない。いや、動けないのかもしれない。
苦しませたくはない…一気に締める。
「ガッ…ギョッン…!」
声は上げるが、何故だろう、ハルヒは抵抗しなかった。
「…ハッ…ッ…」
「……ッ……」
「…………」

ハルヒは氏んだ。

仕方ないんだ。お前が生きていたら…明日には新しい世界が生まれていただろう。
設けられたルールの元、殺人が許可された世界が。
さて、ハルヒの氏によりこの世界は終わっちまうんだろうか。
ま…あいつの言う「ずっといい世界」が始まるよりはましだろう…。





おわり

51: 2009/09/25(金) 22:07:54.95 ID:+Gy50mQkO
このくらい毎回違ったらエンドレスも許せたかもしれない

52: 2009/09/25(金) 22:08:26.21 ID:oiix2wG50
違うか…?

54: 2009/09/25(金) 22:13:10.32 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「ちょっと聞きたいんだけど、殺人ってなにがいけないの?」

キョン「は…?」
古泉「……」

ハルヒ「殺人よ。べつに人を頃すくらいなんでもないことじゃないの」

キョン(なに言ってんだこいつは)

古泉(これは…由々しき事態かもしれませんね……)

56: 2009/09/25(金) 22:20:49.51 ID:o/F1zJxv0
キョン「殺人が許可されたのなら、お前も殺される可能性があるんだぞ?」
キョン「それに気に入らないやつを頃してもいいとなったら、うかつに外にも出られない」

ハルヒ「そういうことじゃないの!バカキョン!」
ハルヒ「要は殺人で解決する問題もあるんじゃないかってこと!」

古泉「なるほど…一理ありますね」

キョン「おいおい…調子に乗らせ―

ハルヒ「さっすが古泉くんね!」
ハルヒ「そうよ、例えば戦争ね」

58: 2009/09/25(金) 22:28:02.97 ID:o/F1zJxv0
キョン「おいおい、戦争と殺人は全然違うだろ」

ハルヒ「そうかしら?どう思う?古泉くん」

古泉「確かに…人を頃すということに変わりはないとは思いますが……」

ハルヒ「ほら見なさい!」

キョン「だとしてもだ、戦争にはあって殺人にはないものがある」

ハルヒ「なによそれ」

古泉「言うならば…ルール…でしょうか」

ハルヒ「それじゃあ頃しにもルールを作ればいいじゃない」

キョン「おまえな…本気で言ってるのか」

ハルヒ「本気よ」

古泉「……」

59: 2009/09/25(金) 22:39:18.36 ID:o/F1zJxv0
「「ん?」」
ハルヒの声と重なった。
「なによ」「なんだ?」
また重なる。
「あーもう、今のあんたの『ん?』はなんだったの?」
何故怒られなきゃならんのだ。
別に大したことじゃない。ただのデジャヴだった。
前にもこういった会話をした感覚。それをハルヒに説明していると、古泉が立ち上がる。
珍しく、デジャヴは続いていた。
確か古泉が向かっているのは部室の端のはずだ。
そう、それで確かゴミ箱から…。

思い出す。

ハルヒが危ない。

63: 2009/09/25(金) 22:56:59.05 ID:o/F1zJxv0
だが遅かった。
ハルヒの背中に一つのナイフ。
一突きでハルヒは氏んだ。悲鳴すら上げずに。
「残念ですが…こうする他にないのです」
何だこれは。何を言っているんだこいつは。
「状況が把握できていないようですね」
当たり前だ。把握できる奴に会ってみたい。
「ふふ、『涼宮ハルヒが殺人を許容する世界を創造』…。あなたならこれでわかるでしょう」
沈黙。
そしてデジャヴ。
脳内で再生される、ハルヒが殺される映像。加害者は―。

65: 2009/09/25(金) 23:15:36.69 ID:o/F1zJxv0
そうか…、そうだった。

「どうやら…わかっていただけたようですね」

目が合う。

「……なるほど…俺もそうするだろう……」
いや、しなざるを得ないのか。
「古泉…お前は俺を思って…」

「…その判断は…あなたに任せます」



一言呟く。



「…え?」



それが古泉の、最後の言葉。




おわり

66: 2009/09/25(金) 23:18:16.87 ID:RxXejnAvO
むしろ悪化したな

67: 2009/09/25(金) 23:23:05.71 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「今日の議題は、何故殺人はいけないのか! よ!」

キョン「は…?」
古泉「ほう……」
みくる「さ、殺人ですかぁ?」

ハルヒ「そうよみくるちゃん!殺人よ殺人。前から納得いかなかったのよねー」

キョン(こんないい天気の日になにを言い出すんだこいつは)

68: 2009/09/25(金) 23:29:07.24 ID:o/F1zJxv0
キョン「何が納得いかないんだ。殺人がしたけりゃ戦争にでも行ってこい」

ハルヒ「人が頃したいわけじゃないわよ!このアホキョン!」
ハルヒ「人を頃すことで解決することもあるってこと!」

キョン「なんだそりゃ」

ハルヒ「あんたがさっき言ったじゃない」

キョン「ん…?」

みくる「もしかして戦争ですかぁ…?」

ハルヒ「ピンポンピンポーン!」

69: 2009/09/25(金) 23:35:33.19 ID:o/F1zJxv0
ハルヒ「よくできたわね、みくるちゃん」

みくる「あ、ありがとうございます」

キョン「しかしだな、戦争と殺人を一緒にするのはどうかと思うぞ」

ハルヒ「何が違うのよ、同じじゃない!どっちも人を頃すのよ!」

キョン「それはそうだが、戦争にはルールがある。殺人にはあるか?あったら聞いてみたいもんだ」

ハルヒ「なによ、ならルールを作るだけよ」

キョン「それは…本気で言ってるのか」

ハルヒ「ええ、そうよ」

71: 2009/09/25(金) 23:50:45.33 ID:o/F1zJxv0
キョン「……」

みくる「で、でも…」

ハルヒ「…?」

みくる「ルールがあっても殺人はダメだと思います…」
みくる「そういう世界になってしまうなら…私は…」

ハルヒ「だ、大丈夫よみくるちゃん。冗談だから…」
ハルヒ「そういう世界もあったらいいなーって思っただけよ」

みくる「やっぱり…願望はあるんですね…」

古泉「……」

みくる「残念です」

72: 2009/09/25(金) 23:52:35.33 ID:o/F1zJxv0
みくる「……」スッ

キョン「!」

ハルヒ「!?」

みくる「ごめんなさい…」

ハルヒ「え?え!?み、みくるちゃん?」

キョン「ハルヒ!」ダッ



グサッ

74: 2009/09/26(土) 00:16:19.36 ID:ldgqkU1M0
「…あ゛ッ…!」
痛い。そして熱い。
「キョン…?キョン!!」
刺されたのは右腕?なんで?なんで刺されたの?
これは何?ナイフ…?え?どこから…?

『涼宮ハルヒによる世界再構築を阻止せよ』

私はそれに従っただけなのに。

「朝比奈さん…どうして…」

キョン君…私だってこういうことはしたくない。
でも従わないと…私……。

「朝比奈さん…」

わかって…キョン君……









「俺 の 獲 物 を 取 る な」

78: 2009/09/26(土) 00:33:19.79 ID:ldgqkU1M0
「え…?あ゛ッ!」
抜かれるナイフ。
キョン君がおかしい。
逃げなきゃ。
どこに?
痛い。刺さった。
どこに?
左足。
痛い。また刺さった。
どこに?
腹部。
倒れた。痛い。
キョン君はどこ?
あ、逃げて古泉君。
だめ、刺された。
涼宮さんは?
だめ、刺された。
そうだ。
長門さん、長門さんを呼びに行こう。
彼女なら大丈夫。
動け、足。
立てない。
目が霞む。
前になにかある。これは何?



キョン君だ。

おわり

81: 2009/09/26(土) 00:41:58.28 ID:ldgqkU1M0
ハルヒ「ねぇみんな、殺人ってどう思う?」

キョン「?」

ハルヒ「殺人よ殺人。人を頃すことってどうしてダメなのかしら」

キョン(なに言い出すんだこいつは)

83: 2009/09/26(土) 00:46:56.60 ID:ldgqkU1M0
キョン「やれやれ…」
キョン「それじゃあ聞くが、人を頃していいことがあるか?」

ハルヒ「あるわよ」

キョン「ほう、聞かせてもらおうか」

ハルヒ「…戦争…とか?」

キョン「なんだそりゃ」

85: 2009/09/26(土) 00:49:17.33 ID:ldgqkU1M0
ハルヒ「なによ」

キョン「戦争と殺人を一緒にするな」

ハルヒ「一緒よ!人を頃すという事実に変わりはないわ」

キョン「だとしても、戦争にはある。そう、ルールがな」
キョン「殺人にはそれがない」

ハルヒ「じゃあ殺人ルールでも作ればいいじゃない」

長門「……」

キョン「ハルヒ…お前本気で言ってるのか」

ハルヒ「ええ、本気よ」

87: 2009/09/26(土) 00:54:35.77 ID:QQ5lhCYVO
まだ終わってないのか
これ何回目?

91: 2009/09/26(土) 01:13:05.70 ID:ldgqkU1M0
「………」
イレギュラーはあるが、最近はここで思い出す。
「キョン…?」
心配するなハルヒ、すぐ終わる。
だが一つ。
気になるのは長門の存在。あいつが居るのは初めてのパターンだ。
確か今回で…。

「何回目だったかな…」

思わず口に出していた。

「……回目…」

長門…やれやれ…今回は骨が折れそうだ。

93: 2009/09/26(土) 01:35:15.62 ID:ldgqkU1M0
よく聞こえなかった。
問い直す。
「何回目だ?」
返答。
「これが564回目に該当する……」
564回。そうだった。ついでに聞く。
「古泉が居たパターンは?」
「185回……」
「朝比奈さんが居たパターンは?」
「157回……」
「古泉と朝比奈さんが同時に居たパターンは?」
「54回……」
ハルヒ、古泉、朝比奈さんは状況がわからないのだろう。…当然か。
黙って俺と長門の一問一答を聞いていた。
「古泉がハルヒを頃したパターンは?」
「22回……」
「朝比奈さんは?」
「45回……」
そう、朝比奈さんにはよく邪魔された。
思わず刺したことが何度あっただろう。
思い出していると、
「有希…キョン…何の話をしてるの…?」と、ハルヒ。
俺は説明は苦手なんだ…。
「長門、説明してくれ」
長門は小さく頷いた。

98: 2009/09/26(土) 02:12:23.71 ID:ldgqkU1M0
長門の説明。
5分は経っただろうか。
簡単にまとめると、
・9月25日。この日がその1日を既に564回繰り返している
・ハルヒが「殺人ルール」を作ろうとすると、誰かがハルヒを頃す
・ハルヒは必ず氏んでいる
・31回目から俺が古泉・朝比奈さんを頃し始める
・54回目からは俺にハルヒを自分の手で頃す欲求が出始める
・これは誰かが何かの目的で作ったのか、それとも偶発的に出来たのか、一切謎のループ世界である
と言ったところか。
なるほど、自分でも気が付いていないことが多い。
説明は続いている。

「何度も侵入を試みたが、悉く失敗に終わった……」

だそうだ。

「喜緑江美里と協力することにより、今回初めて侵入に成功した……」

だそうだ。

「そして今回がこの世界の終り……」

だそう―



今長門はなんと言った。

101: 2009/09/26(土) 02:29:15.36 ID:ldgqkU1M0
「どうしてわかる…」
冗談じゃない。こんないい世界がなくなってたまるか。
「既にこの世界のプログラムの解析を始めている……まもなく完了……その後は破壊するだけ……」
いつもならさすがだな長門、とでも褒めてやるところだが、今回は話が別だ。
「ふざけんな、俺はもう殺人の快楽に目覚めちまってる!」
こればっかりはもう止められない。
俺はループを続けたい。古泉を、朝比奈さんを、そしてハルヒを――

―頃したい。

走る。

ゴミ箱だ。ダメ元でも戦うさ。解析中の長門なら万が一ってこともある。
が、ない。
ナイフがない。
おかしい。今までここにないことなどなかった。

「探し物はこれでしょうか?」

古泉。手にはナイフ。

「それともこれですか?」

朝比奈さん。ナイフ。

「これでしょ?キョン」

ハルヒ。ナイフ。

なんだこれは……。

105: 2009/09/26(土) 03:04:26.72 ID:ldgqkU1M0
悪い夢なら覚めてくれ。
やめろ、近づくな。そこを動くな。
なんだ、これは。そういえば長門はどこだ。
周囲を見回す。

いた。
こっちを向いて倒れている。

「………………」

何か言っている…だが聞き取れない。

「………に………い…」

なんだ長門?何が言いたい。何があった、長門。
「………」
そして長門は動かなくなる。最後の言葉は、直接脳に伝わった。

『……プログラムの解析に失敗……』

少し前の俺なら喜んでいたであろうこの言葉。今は血の気が引く。
「長門!」
駆け寄る。
「痛っ…!」
ぶつかる。

目の前にハルヒ。目がいつものあいつではない。


「ねぇキョン?殺人ってなにがいけないのかしら」

107: 2009/09/26(土) 03:21:24.14 ID:ldgqkU1M0
今にも弾じけ飛び出しそうな心臓の鼓動。聞きながら答える。
「な何度もい言っただろうが…!ハァ…!殺人に、は!ルールがnないんだよ!」
どうしても、声が震える。
「それならルールを儲ければいいんではないでしょうか?」
古泉。いや、古泉ではない何か。
「さすが古泉くん、頭いいですね~。それなら今回は1対3で武器ありというのはどうですか?」
朝比奈みくるではない何か。
「それいいわね!それ採用!じゃあキョンにも武器を渡さないといけないわね!」
ハルヒではない――何か。
「受け取りなさい!」

飛んでくるナイフ。

辛うじて、避けた。拾う。

迫る何か達。

これがRPGなら何を選択するだろう。
戦う、アイテム、逃げる…だったっけな。

そんなことを考える。ここにきて、意外にも頭は冷静だった。

とりあえず…

「『戦う』だ」

まずは古泉。

110: 2009/09/26(土) 03:40:26.93 ID:ldgqkU1M0
最初に古泉を狙ったのには訳がある。
体が不完全。
おそらく長門の侵入が原因なんだろう。
「ふッ!」
振られるナイフも、遅い。
「一人目ッ」
胸に突き刺す。
手応えあり。
少しの沈黙の後、古泉だった何かは消えた。
どこかで見た消え方。
「キョン君…」
思い出す間もなく、何かの攻撃。
腕を少し切られたが、問題ない。
古泉のナイフを拾う。
アイテムゲットってやつだ。
「二人目ッ」
胸に突き刺す。
手応えあり。消える何か。
なんてことはない、この二人はやはりおまけ。今までと同じだ。
問題は―

「へーやるじゃない」

こいつだ。

113: 2009/09/26(土) 04:09:35.15 ID:ldgqkU1M0
「そりゃどうも」
皮肉。
「なによそれ、まぁいいわ。さ、始めましょ」
できれば始めたくはないんだが。
「何よその顔、今さら始めたくないとか言わないでよね」
心を読むな。
「とりあえず、公平にしましょう。はい」
手を差し出す、何か。
その手はなんだ。
「まさかナイフを渡せとか言うんじゃないだろうな」
返事。
「その、ま・さ・か」
憎たらしい程の笑顔。
「お前なら作り出せるんじゃないのか?何かさん」
「それなんだけどね、有希のせいで力が弱くなっちゃったのよ。ほら見て」
指差す方に、朝比奈さんのナイフ。
消えていく。砂のように。
やはりどこかで見た感覚。

そして思い出す。
一人の存在。



朝倉涼子。

114: 2009/09/26(土) 04:31:03.74 ID:ldgqkU1M0
なるほど。
そういうことか。道理で武器がナイフな訳だ。

思わず頬が緩む。

「何よ、なにがおかしいのよバカキョン!」

うまいもんだな。
さすがは対有機生命体…コンタクト用……思い出せない。

「ちょっと、早く渡しなさいよナイフ」

渡してたまるか。

「悪いが、これは渡せない。
 それより、お前に一つ質問がしたい。」

「何よ。」

「いつカナダから戻ったんだ?」

沈黙。

「ふふっ」

そして笑い。

「いつ気付いたの?キョン君」

ハルヒだった何かは、少し懐かしい顔になっていた。

116: 2009/09/26(土) 04:49:01.56 ID:ldgqkU1M0
「ついさっきだ」

「さっきじゃわからないわ」
声もまた、懐かしい。

「古泉や朝比奈さんの消え方だよ」

「ふーん、覚えててくれたんだ」
ハルヒが原因で色々あったが、あの教室で起こったことは衝撃が強かったらしい。
初めて氏にそうになったしな。

「で、何が目的だったんだ?」

「前にも言ったでしょ?」

「ああ、俺を頃してハルヒの様子を見るって奴か」
そうそれ、と笑顔。
また問う。

「目的はわかったが、この狂った世界は何だったんだ」

それはね―

説明開始。

118: 2009/09/26(土) 05:32:00.96 ID:ldgqkU1M0
どうやら、俺が思っていたこととは大分違ったようだ。
何が原因か、
復活した朝倉は、力が回復するとすぐに俺を捕獲。
目的は俺の殺害と長門の捕獲。

「大体わかった。で、また聞くが、この世界はなんだったんだ?」

「キョン君をこの架空の9月25日に閉じ込めて、
 長門さんが侵入してくるのを待ってたんだけど。
 侵入した後に送り込むウイルス。これがバグ起しちゃって、
 侵入防止のプログラムが誤作動してしまったの。
 これが総合思念体が作った強力なものだから、解除に長門さんでも時間が掛かりそうだったのよ」

「それで」

「待ってる間ただ普通のキョン君見てるのってつまらないでしょ?
 キョン君も毎日同じ日が続くのはつまらないだろうって思って。
 それで、あなたに涼宮ハルヒを殺させるプログラムを作ってみたの」

なんだそりゃ。

119: 2009/09/26(土) 05:56:49.29 ID:ldgqkU1M0
話は続く。

「もちろん架空の涼宮ハルヒ。変化は望めないわ。
 簡単にいえば暇つぶしってことね。
 そして長門さんが侵入。こちらのプログラムを解析し始めると同時にウイルス注入。
 でもさすがは長門さん。解析中に気付かれちゃって。制御に成功したけどこっちも随分やられちゃったわ」

長門…。

「で、今に至るって所かしら」

「ご丁寧にどうも」

「ふふ、あとはキョン君を頃すだけ。それで私の役目は終わり」
そうかい。
「だが、ナイフを欲しがってたってことは、今のおまえの力は普通の人間並なんだろう?」

「ふふっ、どうかしら」
一つ、深呼吸をする。

「殺されてたまるかよ…!」



俺は朝倉に向かって走り出した。

120: 2009/09/26(土) 06:22:45.71 ID:ldgqkU1M0
ナイフを振る。
振る。
振る。

当たらない。

おかしい。
まさかまだ反則的な力が残っているのか?
冗談じゃない。

もう一度、振る。

当たらない。

それなら突っ込むまでだ。
一歩踏み出し、突き刺す。

手応えなし。

それは朝倉に止められた。素手だ。
微笑む朝倉。

ああ、俺は氏ぬ。

やられた。
騙された。
殺される。

121: 2009/09/26(土) 06:39:01.24 ID:ldgqkU1M0
「騙すつもりはなかったんだけど…」

どんなに引っ張ってもナイフは動かない。

「悪く思わないでね」

やめろ。

やめてくれ。

「さよならキョン君」


腹に重い衝撃。

暗くなる世界。


………

……





「キョン君ー!あっさでっすよー!」

123: 2009/09/26(土) 06:45:23.57 ID:ldgqkU1M0
キョン「はッ…」

キョン妹「キョン君汗びっしょりー」

キョン「夢……?」

キョン妹「朝ご飯できてるよー」

キョン「ん?あ、ああ。わかった」

124: 2009/09/26(土) 06:59:10.60 ID:ldgqkU1M0
キョン「…という感じだ」

古泉「それは大変でしたね」

キョン「ああ、今でもあれが夢だとは信じられん」

古泉「人を頃す、または自分が殺されるという夢は、
    その人自身が生まれ変わろうとしていることを表す」

キョン「ん?夢占いか?」

古泉「そうです」

キョン「生まれ変わる…か……」

古泉「深く考えない方がいいですよ。どうです、気部転換にオセロでも」

キョン「それもそうだな、そうしよう」

古泉「今日は負けませんよ」

キョン「はっ、言ってろ」

バンッ!

ハルヒ「やっほー!みんな揃ってるわね」

125: 2009/09/26(土) 07:04:39.65 ID:ldgqkU1M0
キョン「ドアは優しく開けろ」

ハルヒ「うっさいわねー」

キョン「ん、なんだ?そのでっかい紙は」

ハルヒ「コホン、本日は、第一回SOS団論議大会を始めることにします!」

ハルヒ「議題はこれよ!」

バンッ!

ハルヒ「『殺人は何故いけないのか!?』」



おわり

127: 2009/09/26(土) 07:08:42.14 ID:ldgqkU1M0

……

朝倉「って話なんだけど…ど、どう…?長門さん?」

長門「……まるでダメ…」

朝倉「えー!なんで?いいじゃない!10時間以上考えていたのよ!」

長門「夢オチの時点でダメ。偉大なる手塚治虫先生が禁じたこと……」

朝倉「えー、だってー、乗っ取りだったしー」

長門「言い訳無用」

129: 2009/09/26(土) 07:13:00.57 ID:ldgqkU1M0
長門「そもそも投下が遅すぎる……」

朝倉「そ、それは、何の考えもなく書き初めたから」

長門「何の考えもなく書くから悪い……」

朝倉「>>9がいけないのよ>>9が!」

長門「何故…?」

朝倉「だってそのレス見て、もう一度同じSS書いたら面白いかなーって思ったのよ、私」

長門「理解に苦しむ……」

朝倉「ほら、エンドレスエイトってあったじゃない。それマネしようって思ったの」

長門「……」

131: 2009/09/26(土) 07:21:23.78 ID:ldgqkU1M0
朝倉「それで、最初はちょっと文章変えていって、8回目で終わろうと思ってたのよ」

長門「どうやって……?」

朝倉「ずーっと涼宮さんがキョン君に殺されて、8回目で攻撃を阻止して、脱出。って感じ」

長門「…?なら何故古泉一樹と朝比奈みくるを……?」

朝倉「途中でね、6回目で古泉君。7回目で朝比奈さん。
    8回目で長門さん加えて、ほら、これで8回目に皆出てくるでしょ?
    まぁ最後は長門さん無双でいっかーって案がですね」

長門「理解に苦しむ……」

朝倉「ほら、即興ってそういう楽しさあるじゃない」

長門「……」

132: 2009/09/26(土) 07:29:56.03 ID:ldgqkU1M0
朝倉「で、間違いに気づいたのは朝比奈さんの書いてるあたりだったかしら」

長門「……ああ、あそこ」

朝倉「何…?」

長門「貴女が投下して席を外した後、あまりの展開に思わず書き込んでしまった……」

朝倉「え?え?ど、どれよ」

長門「>>80」

朝倉「>>80…?あ!ちょ、いつの間に!」

長門「指が勝手に動いた」

朝倉「じゃあ>>79も!あれでしょ、長門さんあなた自分のパソコンからも…!」

長門「フルフル…」

朝倉「え?違うの?」

長門「それは喜緑江美里」

朝倉「あのワカメ…」

長門「ユニーク……」

133: 2009/09/26(土) 07:40:11.28 ID:ldgqkU1M0
朝倉「今度あったら昆布ぶちまけてやるわ…」

長門「それで、気付いた間違いとは何……?」

朝倉「え?ああ、それは、キョン君が長門さんに勝てるわけないじゃない」

長門「なるほど…」

朝倉「でしょ?もう聞いてよ!ここからが大変だったんだから!」

長門「……」

朝倉「とりあえず適当に>>1のSS改変するでしょ。
    それで、やっぱり長門さんはこの状況に気付いてなきゃおかしいと思ったの」

長門「確かに……」

朝倉「で、ここから色々考えながら書いてたんだけど、
    これといったオチ浮かばないし、でもなにか書かなきゃじゃない?
    そしたらなんかホラーになっちゃってるし、それに地の文!あれ凄く時間かかるのねー」

長門「それはただあなたの実力がないだけだと思われる」

朝倉「すみません」

136: 2009/09/26(土) 07:45:42.68 ID:ldgqkU1M0
朝倉「あ、思い出したわ。夢オチは>>106を見て決めたの」

長門「そう……」

朝倉「でも夢オチまで持っていくのどうしようかなーとかずっと考えながら書いてたの」

長門「それにしても時間掛かり過ぎ」

朝倉「花火とか見てたし」

長門「あれは綺麗だった」

朝倉「映像の花火も案外見られるものね」

長門「地デジ最高」

137: 2009/09/26(土) 07:51:54.74 ID:ldgqkU1M0
朝倉「録画しててよかったわ。それでね、>>110を書いてる時にあ、私出そうと思ったの」

長門「何故……?」

朝倉「だって私って万能じゃない。元々チートだから色々できるし」

長門「朝倉は甘え」

朝倉「いいの!…ってあ!じゃあ>>115の携帯はまさか…」

長門「喜緑 江美里」

朝倉「ワカメ許すまじ…」

138: 2009/09/26(土) 07:58:47.45 ID:ldgqkU1M0
朝倉「今度会ったら味噌汁ぶっかけてやるわ…」

長門「でも保守してくれている……」

朝倉「なら豆腐で」

長門「なにその妥協。理解に苦しむ……」

朝倉「んもう!で!とにかく全部私の仕業にしようとしたんですよ!」

長門「…はい」

朝倉「で、ここで深刻な問題が発生したわけですよ!」

長門「一体なんでしょう」

朝倉「今まで書いたことの辻褄合わせ…」フッ…

長門「それは大変」

朝倉「凄く時間が掛かりました」

140: 2009/09/26(土) 08:11:29.62 ID:ldgqkU1M0
朝倉「で、まぁ多分おかしい個所あるだろうけど、とりあえずキョン君頃して夢オチに持っていけたの」

長門「頃す必要はあったの…?」

朝倉「キョン君ピンチ→長門さん復活→私消滅→元の世界→
    →ハルヒ「ねぇキョン、殺人ってなにがいけないのかしら!」
    とか…私と相打ちで気絶して「朝ですよー」てのも考えたんだけど…」

長門「面倒だったと」

朝倉「すみません」

長門「……」

朝倉「はーぁ、やっぱりSSって難しいわ」

長門「スレを発見したのは20時26分…11時間……」

朝倉「長かったわ……」

141: 2009/09/26(土) 08:19:15.05 ID:ldgqkU1M0
朝倉「でも寝ないで読んでくれてる人もいたのね…嬉しかったわ」

長門「ありがたい存在……」

朝倉「そうね…」

長門「とりあえず…乙……」

朝倉「ふふ、ありがとう長門さん」

長門「また次頑張ればいい……」

朝倉「そうね…。はー…疲れた。即興は生半可な気持ちじゃ書けないってことがよくわかったわ…」

長門「やはり書き溜め…」キラッ

朝倉「長門さん…今度は何を書く気…!」

長門「…秘密……」




-完-

144: 2009/09/26(土) 08:23:17.61 ID:ldgqkU1M0
朝倉「>>142……」

長門「……」

朝倉「……」

長門「……」

朝倉「……」

長門「喜緑 江美里」

朝倉「あの糞ワカメ…」

-fin-

146: 2009/09/26(土) 08:43:20.71 ID:eCK5pppSO


夢落ちって禁止されてるの?

147: 2009/09/26(土) 08:49:30.08 ID:fO4pv9/6O

まあ、とにかく乙

引用元: ハルヒ「殺人ってなにがいけないのかしら」