74: 2018/12/12(水) 21:44:23.95 ID:EbMDRVx0o

75: 2018/12/12(水) 21:45:46.84 ID:EbMDRVx0o
奏「えっ?」

周子「はい?」

美嘉「な、何?」


…ドサッ

志希「」ビクンビクンッ!


奏・周子・美嘉「!?」


フレデリカ「……」

77: 2018/12/12(水) 21:48:17.43 ID:EbMDRVx0o
奏「志希!? 大丈夫!?」

周子「やっば、なんか痙攣してるよ!?」

美嘉「ちょっ、ちょっと! どうしたの!?」


志希「」ビクンッ…ビクンッ…!

志希「」

…ムクリ


奏・周子・美嘉「……!」ホッ


フレデリカ「……」

78: 2018/12/12(水) 21:51:51.93 ID:EbMDRVx0o
奏「もう、またいつもの悪ふざけ?」

周子「もー、あたしには教えておいてよね」

美嘉「って、驚くからやめてよね!?」


志希「」フラフラッ…

志希「」…クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


奏・周子・美嘉「……」

奏・周子・美嘉「はい?」


フレデリカ「……」

79: 2018/12/12(水) 21:54:24.01 ID:EbMDRVx0o
奏「ちょっと……それ、何?」

周子「それ、フレちゃんとの曲だよね?」

美嘉「だけど、なんて言うか……」


志希「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


奏「……明らかに、様子がおかしいわね」

周子・美嘉「うん……」


フレデリカ「……」

80: 2018/12/12(水) 21:57:41.99 ID:EbMDRVx0o
奏「歌詞も違うけれど、何より……」

周子「……目、氏んでるねぇ」

美嘉「ねえ! ちょっと志――」


フレデリカ「フンフンフフーン♪」クルクルッ、クルクルッ


奏・周子・美嘉「!?」


フレデリカ「フンフフー、フレデリカ―♪」クルクルッ、クルクルッ、

志希「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ ♪)


奏・周子・美嘉「……!?」

81: 2018/12/12(水) 22:03:19.43 ID:EbMDRVx0o
奏「……二人共、それをやめなさい」

美嘉「そ、そうだよ! 何か怖いんだケド!?」


フレデリカ「フンフンフフーン、フンフフー、フレデリカー♪」クルクルッ、クルクルッ

志希「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


奏・美嘉「……!?」

周子「二人共――ここは、シューコちゃんにお任せ、ってね」

奏・美嘉「えっ?」


周子「まっ、見といてよ」

82: 2018/12/12(水) 22:08:51.45 ID:EbMDRVx0o
周子「おーい、フレちゃんやーい」

フレデリカ「はいはーい、フレちゃんだーい」クルクルッ、クルクルッ

周子「一体全体、何がどうしてそうなったの?」

フレデリカ「んふふー♪ ヒントは、脇のにおい!」クルクルッ、クルクルッ

周子「ほうほう、脇のにおいですか」

フレデリカ「シューコちゃんの脇は、どんなにおいかな?」クルクルッ、クルクルッ

周子「あたし? どうだろうなぁ」


フレデリカ「くんくん!……わお!」クルクルッ、クルクルッ

フレデリカ「シューコちゃん、脇が甘いね!」クルクルッ、クルクルッ


フレデリカ「それじゃ、フレちゃんのにおいもどーぞ♪」クルクルッ、クルクルッ

志希「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)

83: 2018/12/12(水) 22:12:19.73 ID:EbMDRVx0o
  ・  ・  ・

奏「っ……!」

カチカチカチカチ!

美嘉「ねえ! まだ、エレベーター来ないの!?」

奏「っ!? 待って! 美嘉、聞こえない!?」

美嘉「えっ……!?」


(spicy♪ spicy♪)

(spicy♪ spicy♪)


美嘉「っ!?」

奏「追いつかれるわ、階段を使いましょう!」

美嘉「う、うん!」

84: 2018/12/12(水) 22:16:39.28 ID:EbMDRVx0o
タッタッタッタッ…!

奏「外まで逃げれば、追っては来られない筈よ!」

美嘉「どうして、こんな時に限って誰とも会わないの!?」

奏「! あれよ! あの階段を降りれば!」

美嘉「外に……逃げられる! 急ごっ!」


タッタッタッタッ…!


奏・美嘉「――っ!?」


周子「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


奏・美嘉「先回り!?」

85: 2018/12/12(水) 22:20:19.53 ID:EbMDRVx0o
周子「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


美嘉「周子ちゃん! お願い、正気に戻って!」

奏「無駄よ、美嘉! 周子はもうスパイシーだわ!」

美嘉「で、でもっ!?」

奏「今は逃げるのよ! 引き返せば――」


志希「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


奏・美嘉「挟み撃ち……!?」 

86: 2018/12/12(水) 22:24:21.47 ID:EbMDRVx0o
志希「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


周子「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


(spicy♪ spicy♪)

(spicy♪ spicy♪)


奏「……美嘉、二手に分かれるわよ」

美嘉「二手に!? でも、それじゃどっちかが!」

奏「確率は、二分の一……二人の内、どちらかは助かるわ」

美嘉「そんなっ……!?」


(spicy♪ spicy♪)

(spicy♪ spicy♪)

87: 2018/12/12(水) 22:28:46.63 ID:EbMDRVx0o
美嘉「イヤだよ、そんなの!」

奏「美嘉!?」

美嘉「キャラ的に、アタシが最後まで残るじゃん!」

奏「っ! 美嘉っ!」

ずんっ!

美嘉「うぁ痛ぁっ!? なんで正確に乳首を突いたの!?」

奏「これしか方法は無いの!」

美嘉「かも知れないけど、なんで乳首を突いたの!?」


(spicy♪ spicy♪)

(spicy♪ spicy♪)


奏「私は下、美嘉は上……良いわね?」

美嘉「い、良いけど……なんで乳首を……!?」

88: 2018/12/12(水) 22:33:59.49 ID:EbMDRVx0o
  ・  ・  ・

美嘉「ほら、やっぱり! やっぱりね!」


フレデリカ「フンフンフフーン♪」クルクルッ、クルクルッ


美嘉「上に逃げたから、結局外に出られてないし!」


フレデリカ「フンフフー、フレデリカー♪」クルクルッ、クルクルッ

志希・周子・奏「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


美嘉「もおおおお! もおおおお!」

89: 2018/12/12(水) 22:41:18.19 ID:EbMDRVx0o
美嘉「ねっ、ねえ! アタシをからかってるんでしょ!?」

美嘉「皆で、いつもみたいにさ! でしょ!?」

美嘉「そうだよね!? ねえ、そうって言ってよ!」


フレデリカ「おかしくなっちゃうよ♪」クルクルッ、クルクルッ

志希・周子・奏「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


美嘉「おかしくなりそうなのはアタシなんだケド!?」


(spicy♪ spicy♪)

(spicy♪ spicy♪)


美嘉「ひっ……ひぃっ……!?」

90: 2018/12/12(水) 22:46:45.63 ID:EbMDRVx0o
美嘉「こ……来ないで……!」

フレデリカ「オッケー♪ 来ない代わりに行くね♪」クルクルッ、クルクルッ

美嘉「同じだから! 結果は変わらないから!」

フレデリカ「んふふー♪ ミ~カ~ちゃ~ん♪」クルクルッ、クルクルッ

美嘉「だ、誰か……!」


武内P「……」


美嘉「! あの後ろ姿!」

美嘉「ねえ、お願い! 助けて……助けて――っ!」


武内P「……」

クルッ――

武内P「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


美嘉「……う」

美嘉「嘘でしょぉおおおおお!?」

91: 2018/12/12(水) 22:52:47.97 ID:EbMDRVx0o
  ・  ・  ・

美嘉「――アンタまでスパイシー!?」

ガバッ!


志希・フレデリカ「わおっ!?」


美嘉「あ、あれ……ここは……?」

美嘉「それに、アタシ……」


奏「ふふっ、美嘉ったら……まだ、夢を見てるのかしら?」

周子「夢を見ながら悪戯を回避するとは、やるねー」

志希・フレデリカ「あー……ビックリしたー……」


美嘉「えっ……」

美嘉「……えっ?」

92: 2018/12/12(水) 22:58:20.68 ID:EbMDRVx0o
フレデリカ「驚いて、心臓が二つに増える所だったよ!」

志希「フレちゃんのハートが倍なら、あたしは四倍ー!」


美嘉「いつもの……二人だ、よね」


奏「大丈夫? ひどくうなされてたけど」

周子「それでも起こさないなんて、いけずだねぇ」

奏「あら、悪夢にはストレス解消効果があるのよ?」

周子「えー? あたしは、ゴロゴロしてる夢の方が良いわー」


美嘉「夢……」

美嘉「そっか……夢だったんだ!★」

93: 2018/12/12(水) 23:06:43.15 ID:EbMDRVx0o
フレデリカ「何々? ミカちゃん、どんな夢見たの?」

美嘉「そ、それは……ちょっと、言いにくいかな、あはは!」

フレデリカ「教えてくれないの!? くすん!」

美嘉「ご、ごめんね……その、色々と」


フレデリカ「――ううん、もう一回とろけさせるだけだから♪」

ぎゅっ!


美嘉「わっ!? ちょっ、フレ――」

美嘉「っ!?」

美嘉「……!……!」ビクンビクンッ!


奏・周子・志希「? 何して――」


美嘉「」フラフラッ…

美嘉「」クルクルッ、クルクルッ

(spicy♪ spicy♪)


奏・周子・志希「!?」


(spicy♪ spicy♪)

(spicy♪ spicy♪)




おわり

94: 2018/12/12(水) 23:36:21.49 ID:1Y5nKukF0
これがスパイス・ガールの能力ですか

95: 2018/12/13(木) 16:37:26.03 ID:nDJQFV5So
こ、恋のスパイスかもしれない

引用元: 武内P「笑顔です……変身ッ!」