1: 2017/06/05(月) 22:26:21.88 ID:6YZetgim.net
梨子(内浦に引っ越して一ヶ月くらい経つけど…)
梨子(いまだに友達ができていない…)
梨子(そもそも東京でも人付き合いなんてまともに出来ていなかったんだから、引っ越したところで変わるわけないわよね…)
モブA「――でさ、妖怪が出るらしいんだよね」
モブB「妖怪って…アニメじゃないんだから」クスクス
梨子(いまだに友達ができていない…)
梨子(そもそも東京でも人付き合いなんてまともに出来ていなかったんだから、引っ越したところで変わるわけないわよね…)
モブA「――でさ、妖怪が出るらしいんだよね」
モブB「妖怪って…アニメじゃないんだから」クスクス
2: 2017/06/05(月) 22:26:49.14 ID:6YZetgim.net
モブA「まじだって!先輩で襲われそうになった人がいるんだよ!」
モブB「はいはい…で、妖怪ってどこに出るの?」
モブA「ほら、学校の裏に森あるでしょ?そこの何処かにいるらしいよ」
モブB「ふーん…でもあんなとこ行く人ってほとんどいないよね」
梨子(……妖怪?)
モブA「まぁねーただの森だし」
モブB「はいはい…で、妖怪ってどこに出るの?」
モブA「ほら、学校の裏に森あるでしょ?そこの何処かにいるらしいよ」
モブB「ふーん…でもあんなとこ行く人ってほとんどいないよね」
梨子(……妖怪?)
モブA「まぁねーただの森だし」
3: 2017/06/05(月) 22:27:15.62 ID:6YZetgim.net
梨子(森、か…)
梨子(い、いやいや!妖怪が気になるとかそういうのじゃないけどね!?)
梨子(……誰に言い訳してるんだろ)
梨子(帰ろ…)
梨子(い、いやいや!妖怪が気になるとかそういうのじゃないけどね!?)
梨子(……誰に言い訳してるんだろ)
梨子(帰ろ…)
5: 2017/06/05(月) 22:27:59.16 ID:6YZetgim.net
――森の入口――
梨子(……何やってるんだろ、私)
バサバサッ
梨子「ひっ!」
梨子「……はぁ」
梨子(せっかく来たし、ちょっとだけ…)
ザッザッ
梨子(……何やってるんだろ、私)
バサバサッ
梨子「ひっ!」
梨子「……はぁ」
梨子(せっかく来たし、ちょっとだけ…)
ザッザッ
6: 2017/06/05(月) 22:29:03.47 ID:6YZetgim.net
***
曜「ふわぁ…」
千歌「眠そうだね、曜ちゃん」
曜「そりゃ暇だしね」
千歌「一緒に猫ちゃんと遊ぶ?」
猫「にゃっ」
千歌「ほーらほら、猫じゃらしだよ~」
曜「遠慮しとくー」

(申し訳程度の挿し絵です)
曜「ふわぁ…」
千歌「眠そうだね、曜ちゃん」
曜「そりゃ暇だしね」
千歌「一緒に猫ちゃんと遊ぶ?」
猫「にゃっ」
千歌「ほーらほら、猫じゃらしだよ~」
曜「遠慮しとくー」

(申し訳程度の挿し絵です)
7: 2017/06/05(月) 22:29:30.17 ID:6YZetgim.net
千歌「みかん食べたら?」
曜「お腹空いてないしなあ」
千歌「文句多いよ」
曜「千歌ちゃん何か面白いことしてよ」
千歌「……お手」
曜「?」ポスンッ
千歌「っぷぷ…可愛いワンちゃんだね」
曜「お腹空いてないしなあ」
千歌「文句多いよ」
曜「千歌ちゃん何か面白いことしてよ」
千歌「……お手」
曜「?」ポスンッ
千歌「っぷぷ…可愛いワンちゃんだね」
8: 2017/06/05(月) 22:29:56.95 ID:6YZetgim.net
曜「なっ…!ワンちゃんじゃなくて狛犬なんですけど!?」
千歌「ぜーんぜん狛犬感ないよねぇ」
曜「千歌ちゃんだってただの猫じゃん!」
千歌「どこが!?ほら、尻尾見て?それに魔力だって全然違うし!」
曜「私だってこの立派な尻尾を見なよ!」
千歌「ぜーんぜん狛犬感ないよねぇ」
曜「千歌ちゃんだってただの猫じゃん!」
千歌「どこが!?ほら、尻尾見て?それに魔力だって全然違うし!」
曜「私だってこの立派な尻尾を見なよ!」
9: 2017/06/05(月) 22:30:26.31 ID:6YZetgim.net
曜「それに千歌ちゃん、喉撫でたらゴロゴロ言うし、もう普通に猫じゃん!」
千歌「言わないし!」
曜「よーしよし」ナデナデ
千歌「んむむ…」ゴロゴロ
曜「ほーら!それに、はい。猫じゃらしだよー」フリフリ
千歌「にゃっ」パシパシ
曜「あっはは!じゃれてるじゃれてる!」
千歌「言わないし!」
曜「よーしよし」ナデナデ
千歌「んむむ…」ゴロゴロ
曜「ほーら!それに、はい。猫じゃらしだよー」フリフリ
千歌「にゃっ」パシパシ
曜「あっはは!じゃれてるじゃれてる!」
10: 2017/06/05(月) 22:30:58.76 ID:6YZetgim.net
千歌「なぁーにーをぉー!?」
梨子「あ、あのー…喧嘩は……」
梨子(何この二人…コスプレ?)
曜「……誰?千歌ちゃん、知ってる?」
千歌「知らない…」
曜「んー?」クンクン
曜「ああ、ヒトか…って、ヒト!?」
千歌「な、なんで見えてるの…?」
梨子「あ、あのー…喧嘩は……」
梨子(何この二人…コスプレ?)
曜「……誰?千歌ちゃん、知ってる?」
千歌「知らない…」
曜「んー?」クンクン
曜「ああ、ヒトか…って、ヒト!?」
千歌「な、なんで見えてるの…?」
11: 2017/06/05(月) 22:31:27.63 ID:6YZetgim.net
梨子「え、えーっと…あの」
曜「!」
曜(暇だしさ、ちょっと驚かせてあげよーよ)ニシシッ
千歌(曜ちゃんも悪よのぉ…)ニッシッシ
ボフンッ
千歌「丁度お腹も空いてたし腹の足しにしてあげるよ」
曜「あはは、動かないでね」
梨子「ひっ…!」
曜「!」
曜(暇だしさ、ちょっと驚かせてあげよーよ)ニシシッ
千歌(曜ちゃんも悪よのぉ…)ニッシッシ
ボフンッ
千歌「丁度お腹も空いてたし腹の足しにしてあげるよ」
曜「あはは、動かないでね」
梨子「ひっ…!」
13: 2017/06/05(月) 22:32:05.16 ID:6YZetgim.net
曜(可愛い反応だなあ)
梨子「い、犬…!?」
曜「…は?」
千歌「ぶふっ!」
ヒュルルル
梨子「え、戻っ…た……?」
千歌「あっははは!やっぱワンちゃんだねぇ」
梨子「い、犬…!?」
曜「…は?」
千歌「ぶふっ!」
ヒュルルル
梨子「え、戻っ…た……?」
千歌「あっははは!やっぱワンちゃんだねぇ」
14: 2017/06/05(月) 22:32:51.00 ID:6YZetgim.net
梨子「あなたたちは…一体…」
曜「ガルル!」
梨子「ひっ…!い、犬は苦手なの!」
曜「むぅ…犬じゃないってば。狛犬!」
梨子「こま、いぬ…」
曜「で、こっちが化け猫」
千歌「化け猫じゃないし!猫又って言ってくれる?」
梨子「よ、妖怪…?」
曜「ガルル!」
梨子「ひっ…!い、犬は苦手なの!」
曜「むぅ…犬じゃないってば。狛犬!」
梨子「こま、いぬ…」
曜「で、こっちが化け猫」
千歌「化け猫じゃないし!猫又って言ってくれる?」
梨子「よ、妖怪…?」
15: 2017/06/05(月) 22:33:22.17 ID:6YZetgim.net
曜「そ!で…なんで私たちが見えるの?」
千歌「は!ま、まさか私たちを祓いに…!?」
梨子「そ、そんな力は持ってないよ」
曜「暇だし話でも聞かせてよ。ヒトのこと知りたいなあ」
梨子「食べるんじゃ…ないの?」
千歌「ヒトなんて食べたことないよ?私たちが食べるのはみかんとか…」
千歌「は!ま、まさか私たちを祓いに…!?」
梨子「そ、そんな力は持ってないよ」
曜「暇だし話でも聞かせてよ。ヒトのこと知りたいなあ」
梨子「食べるんじゃ…ないの?」
千歌「ヒトなんて食べたことないよ?私たちが食べるのはみかんとか…」
16: 2017/06/05(月) 22:33:49.43 ID:6YZetgim.net
梨子「みかんが好きなの?」
曜「うん!おいしいよねぇ」
梨子「そっか…人を食べるわけじゃないんだね」
千歌「だから安心して!暇つぶしに付き合ってよ!何百年も生きてると退屈なんだよね」
曜「あ、自己紹介まだだよね。私は狛犬の曜!」
千歌「猫又の千歌だよ!あなたは?」
梨子「私は梨子…最近こっちに引っ越してきて…」
曜「うん!おいしいよねぇ」
梨子「そっか…人を食べるわけじゃないんだね」
千歌「だから安心して!暇つぶしに付き合ってよ!何百年も生きてると退屈なんだよね」
曜「あ、自己紹介まだだよね。私は狛犬の曜!」
千歌「猫又の千歌だよ!あなたは?」
梨子「私は梨子…最近こっちに引っ越してきて…」
17: 2017/06/05(月) 22:34:14.39 ID:6YZetgim.net
曜「へぇ…前はどこに住んでたの?」
梨子「東京だよ」
千歌「東京!?東京ってあの美味しい食べ物がたくさんあるとこ!?」
梨子「う、うーん…そうなの、かなぁ」
曜「何かヒトの食べ物教えてよ!梨子ちゃんが好きな食べ物って、どんなの?」
梨子「私が好きなのはサンドイッチ、かな」
梨子「東京だよ」
千歌「東京!?東京ってあの美味しい食べ物がたくさんあるとこ!?」
梨子「う、うーん…そうなの、かなぁ」
曜「何かヒトの食べ物教えてよ!梨子ちゃんが好きな食べ物って、どんなの?」
梨子「私が好きなのはサンドイッチ、かな」
18: 2017/06/05(月) 22:34:38.45 ID:6YZetgim.net
千歌「さんどいっち…?」
梨子「うん。えーと…パンの中に具が挟んであって…」カキカキ
梨子「こんな感じ!」
曜「ほぉー…すごい上手だね!」
千歌「美味しそう…!」
梨子「よ、よかったらなんだけど……明日、作って持ってこようか?」
曜「いいの!?」パァッ
千歌「ありがとう梨子ちゃん!」
梨子「うん。えーと…パンの中に具が挟んであって…」カキカキ
梨子「こんな感じ!」
曜「ほぉー…すごい上手だね!」
千歌「美味しそう…!」
梨子「よ、よかったらなんだけど……明日、作って持ってこようか?」
曜「いいの!?」パァッ
千歌「ありがとう梨子ちゃん!」
19: 2017/06/05(月) 22:35:05.43 ID:6YZetgim.net
梨子「あ、食べれないものとかある?」
曜「うーん?どうだろう…みかんとかそういうのしか食べてこなかったから…でも多分大丈夫だと思う!」
梨子「わかった。じゃあ明日楽しみにしててね」フフッ
千歌「うん!ちゃんと忘れずに来てよ?」
梨子「そういえばこれ…祠?」
曜「うん、一週間に一度くらいヒトが来てくれてみかんを置いていってくれるんだ。そのヒトは私たちのこと見えないけどね」
曜「うーん?どうだろう…みかんとかそういうのしか食べてこなかったから…でも多分大丈夫だと思う!」
梨子「わかった。じゃあ明日楽しみにしててね」フフッ
千歌「うん!ちゃんと忘れずに来てよ?」
梨子「そういえばこれ…祠?」
曜「うん、一週間に一度くらいヒトが来てくれてみかんを置いていってくれるんだ。そのヒトは私たちのこと見えないけどね」
20: 2017/06/05(月) 22:35:38.84 ID:6YZetgim.net
梨子「妖怪って、人には見えないの?」
千歌「普通はね。でもたまにうっすら感じるみたいなヒトもいるよ」
千歌「梨子ちゃんみたいにはっきり見えるヒトは初めて会ったけど…」
曜「体質なのかなぁ?」
梨子「あ、そういえば学校の人が襲われそうになった、って…」
千歌「襲われそうに?」
千歌「普通はね。でもたまにうっすら感じるみたいなヒトもいるよ」
千歌「梨子ちゃんみたいにはっきり見えるヒトは初めて会ったけど…」
曜「体質なのかなぁ?」
梨子「あ、そういえば学校の人が襲われそうになった、って…」
千歌「襲われそうに?」
21: 2017/06/05(月) 22:36:04.68 ID:6YZetgim.net
曜「どうせ荒らしに来てたのをどっかの下級が怒ったんじゃない?」
千歌「あぁ…やたら苛立ってたね、そういえば」
曜「……ほんと、私たちのすみかに勝手に入ってゴミ散らばしたり…迷惑だよね」
梨子「ご、ごめんなさい…」
曜「あ、いや…責めてるわけじゃないよ?梨子ちゃんはそういうことしないってなんとなく分かるし…」
千歌「あぁ…やたら苛立ってたね、そういえば」
曜「……ほんと、私たちのすみかに勝手に入ってゴミ散らばしたり…迷惑だよね」
梨子「ご、ごめんなさい…」
曜「あ、いや…責めてるわけじゃないよ?梨子ちゃんはそういうことしないってなんとなく分かるし…」
22: 2017/06/05(月) 22:36:34.80 ID:6YZetgim.net
千歌「まぁここら辺まではさすがにヒトも来ない…し……?」
千歌「ん?梨子ちゃん、なんでここまで来れたの?だいぶ奥だから普通はここまで来れないはずなのに…」
梨子「え?いや、なんとなく…こっちかなって思って…」
曜「どういうこと?うーむ…よくわからないなぁ」
千歌「奇跡、だね!」
千歌「きっと私たちが会うのは運命だったんだよ!」
千歌「ん?梨子ちゃん、なんでここまで来れたの?だいぶ奥だから普通はここまで来れないはずなのに…」
梨子「え?いや、なんとなく…こっちかなって思って…」
曜「どういうこと?うーむ…よくわからないなぁ」
千歌「奇跡、だね!」
千歌「きっと私たちが会うのは運命だったんだよ!」
23: 2017/06/05(月) 22:37:00.50 ID:6YZetgim.net
曜「またよくわからないことを…」
曜「って…そろそろ暗くなるしさ、今日は帰りなよ」
梨子「あ…帰り道……」
曜「私の背中乗っていいよ」
ボフンッ
曜「って…そろそろ暗くなるしさ、今日は帰りなよ」
梨子「あ…帰り道……」
曜「私の背中乗っていいよ」
ボフンッ
24: 2017/06/05(月) 22:37:27.64 ID:6YZetgim.net
梨子「う、うぅ…やっぱり犬は…」
曜「だから犬じゃないってば!」
千歌「おっじゃましまーす!」ポフッ
千歌「やっぱモフモフ!」
曜「千歌ちゃんは自分で飛んでよ…」
梨子「お、おじゃま、します…」
梨子「わ、ほんとだ…」
曜「だから犬じゃないってば!」
千歌「おっじゃましまーす!」ポフッ
千歌「やっぱモフモフ!」
曜「千歌ちゃんは自分で飛んでよ…」
梨子「お、おじゃま、します…」
梨子「わ、ほんとだ…」
25: 2017/06/05(月) 22:38:02.27 ID:6YZetgim.net
曜「ちゃんと掴まっててね!」
梨子「ひゃっ!本当に飛んでる…!」
曜「えへへ、風が気持ちいいでしょ?家はどっち?」
梨子「えーと…あ、あっち!」
曜「じゃあちょっと離れたとこに降りるね」
ヒュゥゥ
梨子「ひゃっ!本当に飛んでる…!」
曜「えへへ、風が気持ちいいでしょ?家はどっち?」
梨子「えーと…あ、あっち!」
曜「じゃあちょっと離れたとこに降りるね」
ヒュゥゥ
26: 2017/06/05(月) 22:38:38.34 ID:6YZetgim.net
曜「よっ、と…はい、到着!」
梨子「ありがとう、曜ちゃん」ニコッ
曜「気を付けてねー」
千歌「また明日ね!」
梨子「うん!」
タッタッタッ…
梨子「ありがとう、曜ちゃん」ニコッ
曜「気を付けてねー」
千歌「また明日ね!」
梨子「うん!」
タッタッタッ…
27: 2017/06/05(月) 22:39:05.45 ID:6YZetgim.net
千歌「……帰りも乗せて?」
曜「交代だよ」
千歌「えー…」
ボフンッ
千歌「どーぞー…」
曜「どーもー」
ヒュゥゥ…
曜「交代だよ」
千歌「えー…」
ボフンッ
千歌「どーぞー…」
曜「どーもー」
ヒュゥゥ…
35: 2017/06/06(火) 17:19:34.96 ID:1gtt4h46.net
***
千歌「まだかなぁ」ダラーッ
曜「さぁ…来てくれるかもわからないけどね?」
千歌「なーんでそういうこと言うかなぁ」
曜「ヒトの気持ちなんてわからないし」
千歌「来てくれるでしょー…多分」
曜「どーかなぁ…!」クンクン
千歌「まだかなぁ」ダラーッ
曜「さぁ…来てくれるかもわからないけどね?」
千歌「なーんでそういうこと言うかなぁ」
曜「ヒトの気持ちなんてわからないし」
千歌「来てくれるでしょー…多分」
曜「どーかなぁ…!」クンクン
36: 2017/06/06(火) 17:20:07.68 ID:1gtt4h46.net
千歌「ん、どしたの?」
曜「梨子ちゃんの匂いする!」ブンブン
千歌「し、尻尾振ってる…ぷぷ!」
曜「うるさいなぁ!」
千歌「はいはい…ほら、向かえ行こ!曜ちゃんおっきくなって!」
曜「なんで私なのさ」
ボフンッ
曜「帰りは千歌ちゃんね」
曜「梨子ちゃんの匂いする!」ブンブン
千歌「し、尻尾振ってる…ぷぷ!」
曜「うるさいなぁ!」
千歌「はいはい…ほら、向かえ行こ!曜ちゃんおっきくなって!」
曜「なんで私なのさ」
ボフンッ
曜「帰りは千歌ちゃんね」
37: 2017/06/06(火) 17:20:37.92 ID:1gtt4h46.net
千歌「きもちー」
曜「……聞いてる?」
ヒュゥゥ…
曜「いたいた!梨子ちゃーん!」
梨子「遅れちゃってごめんね!」
千歌「全然へーき!」
曜「さっきまで寂しそうにしてたくせに」
千歌「梨子ちゃんの匂いして尻尾振ってたのは誰だっけ?」
曜「ぐむむむ…」
曜「……聞いてる?」
ヒュゥゥ…
曜「いたいた!梨子ちゃーん!」
梨子「遅れちゃってごめんね!」
千歌「全然へーき!」
曜「さっきまで寂しそうにしてたくせに」
千歌「梨子ちゃんの匂いして尻尾振ってたのは誰だっけ?」
曜「ぐむむむ…」
38: 2017/06/06(火) 17:21:09.19 ID:1gtt4h46.net
梨子「ま、まぁまぁ…サンドイッチ作ってきたから…ね?」
曜「やった!ほら千歌ちゃん!」
千歌「はーい」
ボフンッ
梨子「わ、曜ちゃんはモフモフだったけど…千歌ちゃんはサラサラしてるね」
千歌「自慢の毛並みですから!」
曜「やった!ほら千歌ちゃん!」
千歌「はーい」
ボフンッ
梨子「わ、曜ちゃんはモフモフだったけど…千歌ちゃんはサラサラしてるね」
千歌「自慢の毛並みですから!」
39: 2017/06/06(火) 17:22:23.89 ID:1gtt4h46.net
曜「む、私だって自慢の毛並みなんだけど!梨子ちゃんはどっちの方が好き?」
梨子「えぇ…どっちも好きじゃだめ?」
曜「むぅ…まぁ、いいか…」
千歌「あ、あのヒト来てるよ」
曜「お、ほんとだ」
梨子「どこ?」
千歌「ほら、ちょっと遠いけど…あそこ」
曜「あ、転んだ」
千歌「相変わらず運悪いねぇ」
梨子「えぇ…どっちも好きじゃだめ?」
曜「むぅ…まぁ、いいか…」
千歌「あ、あのヒト来てるよ」
曜「お、ほんとだ」
梨子「どこ?」
千歌「ほら、ちょっと遠いけど…あそこ」
曜「あ、転んだ」
千歌「相変わらず運悪いねぇ」
40: 2017/06/06(火) 17:26:28.30 ID:1gtt4h46.net
千歌「っと、降りるね」
ヒュゥゥ…
梨子「あ、あの…二人は見えないからいいかもしれないけど、私は人だから見えちゃうんだけど…?」
曜「うーん…ピクニックとか?」
梨子「わざわざここで!?一人で!?」
千歌「おー今日もたくさんみかん持ってきてくれてる!」
曜「やったー!」
ヒュゥゥ…
梨子「あ、あの…二人は見えないからいいかもしれないけど、私は人だから見えちゃうんだけど…?」
曜「うーん…ピクニックとか?」
梨子「わざわざここで!?一人で!?」
千歌「おー今日もたくさんみかん持ってきてくれてる!」
曜「やったー!」
41: 2017/06/06(火) 17:28:54.39 ID:1gtt4h46.net
善子「……誰?」
梨子「ど、どうも…」
善子「サンドイッチ?」
梨子「はぁ…ピ、ピクニックです」
善子「は?」
曜「ほんとにピクニックって…くくっ」
梨子「ちょっと曜ちゃん!?」
千歌「あー…梨子ちゃん、このヒトには見えてないから…変なヒトになってるけど?」
梨子「ど、どうも…」
善子「サンドイッチ?」
梨子「はぁ…ピ、ピクニックです」
善子「は?」
曜「ほんとにピクニックって…くくっ」
梨子「ちょっと曜ちゃん!?」
千歌「あー…梨子ちゃん、このヒトには見えてないから…変なヒトになってるけど?」
42: 2017/06/06(火) 17:31:19.39 ID:1gtt4h46.net
善子「…何か見えるの?」
梨子「い、いえ…そんなこと…」
善子「見えるんでしょ!?悪魔的なもの!」
梨子「悪魔…?」
善子「あなたも堕天使だったのね…!つまり話していたのはリトルデーモン!?」
梨子「リ、リトル…なに?」
善子「隠さなくていいわ、我が同士よ」キリッ
梨子「えぇ…?」
梨子「い、いえ…そんなこと…」
善子「見えるんでしょ!?悪魔的なもの!」
梨子「悪魔…?」
善子「あなたも堕天使だったのね…!つまり話していたのはリトルデーモン!?」
梨子「リ、リトル…なに?」
善子「隠さなくていいわ、我が同士よ」キリッ
梨子「えぇ…?」
43: 2017/06/06(火) 17:37:57.64 ID:1gtt4h46.net
千歌「この子こんなやばいキャラだったんだね…」
曜「いわゆるちゅーにびょーってやつだよ千歌ちゃん」
善子「あなたの名前は?」
梨子「り、梨子…です」
善子「そう…堕天使リリーね!」
梨子「堕天使…?」
善子「そして私は堕天使ヨハネよ!」
曜「いわゆるちゅーにびょーってやつだよ千歌ちゃん」
善子「あなたの名前は?」
梨子「り、梨子…です」
善子「そう…堕天使リリーね!」
梨子「堕天使…?」
善子「そして私は堕天使ヨハネよ!」
44: 2017/06/06(火) 17:39:09.59 ID:1gtt4h46.net
梨子「あ、それより怪我してるでしょ?見せて!」
善子「へ?」
梨子「あー…救急セット持ってて良かった。消毒するね」チョンッ
善子「いっ…!」
梨子「痛い?」
善子「痛くないわ!」
梨子「絆創膏貼って…よし、これで大丈夫だよ」ニコッ
善子「ありがと…」
善子「へ?」
梨子「あー…救急セット持ってて良かった。消毒するね」チョンッ
善子「いっ…!」
梨子「痛い?」
善子「痛くないわ!」
梨子「絆創膏貼って…よし、これで大丈夫だよ」ニコッ
善子「ありがと…」
45: 2017/06/06(火) 17:39:39.60 ID:1gtt4h46.net
梨子(ん、鞄に名前が…)
津島善子
梨子「善子ちゃんって言うんだ…」
善子「ヨハネ!」
梨子「それで、よし…ヨハネちゃんは、どうしてここに?」
善子「祠があるでしょ?寂しそうだったからお供えものをしようと思ってね」
津島善子
梨子「善子ちゃんって言うんだ…」
善子「ヨハネ!」
梨子「それで、よし…ヨハネちゃんは、どうしてここに?」
善子「祠があるでしょ?寂しそうだったからお供えものをしようと思ってね」
46: 2017/06/06(火) 17:41:50.05 ID:1gtt4h46.net
梨子「みかん、好きなの?」
善子「いや…私はみかん嫌いなの。でも友達…じゃなくてリトルデーモンがいつもくれるから押し付けてんの」
梨子「ふふ、照れなくていいと思うよ」クスクス
梨子「ここに住んでる子も喜んでるし…って、あ」
梨子「い、いや…だと思うな!」
善子「リリーは、見えてるのよね?」
善子「いや…私はみかん嫌いなの。でも友達…じゃなくてリトルデーモンがいつもくれるから押し付けてんの」
梨子「ふふ、照れなくていいと思うよ」クスクス
梨子「ここに住んでる子も喜んでるし…って、あ」
梨子「い、いや…だと思うな!」
善子「リリーは、見えてるのよね?」
47: 2017/06/06(火) 17:45:07.75 ID:1gtt4h46.net
梨子「……見えてる、けど…信じてくれるの?」
善子「信じるわよ…なんか、いるような気がするし」
曜「善子ちゃんってうっすら感じるタイプだったのかな」
善子「そこね!」ビシッ
千歌「全然違うとこ指してる…」
梨子「い、いや…こっちだよ」
善子「がくっ」
善子「信じるわよ…なんか、いるような気がするし」
曜「善子ちゃんってうっすら感じるタイプだったのかな」
善子「そこね!」ビシッ
千歌「全然違うとこ指してる…」
梨子「い、いや…こっちだよ」
善子「がくっ」
48: 2017/06/06(火) 17:46:47.32 ID:1gtt4h46.net
梨子「でも……信じてくれて嬉しいよ、ありがとね」
善子「……一度だけ、見たことがあるの」
梨子「え?」
善子「妖怪…みたいなもの?ここに来れたのも、その妖怪に着いてきたからで…」
善子「そのときに誰にも信じてもらえなくて…だから、信じてもらえない気持ちはわかる」
善子「……一度だけ、見たことがあるの」
梨子「え?」
善子「妖怪…みたいなもの?ここに来れたのも、その妖怪に着いてきたからで…」
善子「そのときに誰にも信じてもらえなくて…だから、信じてもらえない気持ちはわかる」
50: 2017/06/06(火) 17:48:16.42 ID:1gtt4h46.net
千歌「ああ、あの子かぁ」
梨子「あの子?」
千歌「うん!多分、狐さんだよ!妹の方!」
梨子「妹、ってことは…」
曜「妹とお姉ちゃんの二人、この森で暮らしてるんだよー。でも、よかったね!それがお姉ちゃんの方じゃなくて」
梨子「どうして?」
曜「お姉ちゃんの方はヒト嫌いみたいだからさ」
梨子「あの子?」
千歌「うん!多分、狐さんだよ!妹の方!」
梨子「妹、ってことは…」
曜「妹とお姉ちゃんの二人、この森で暮らしてるんだよー。でも、よかったね!それがお姉ちゃんの方じゃなくて」
梨子「どうして?」
曜「お姉ちゃんの方はヒト嫌いみたいだからさ」
51: 2017/06/06(火) 17:48:43.18 ID:1gtt4h46.net
善子「なんて言ってるの?」
梨子「狐の姉妹の妹を見たのかも、って」
梨子「お姉ちゃんの方は人が嫌いみたい」
善子「ふぅん…狐だったのね」
曜「なんだろう…やっぱり運命?なのかなぁ」
千歌「きっとそうだよ!」
梨子「狐の姉妹の妹を見たのかも、って」
梨子「お姉ちゃんの方は人が嫌いみたい」
善子「ふぅん…狐だったのね」
曜「なんだろう…やっぱり運命?なのかなぁ」
千歌「きっとそうだよ!」
52: 2017/06/06(火) 17:51:18.84 ID:1gtt4h46.net
善子「リリーは…よくここに来るの?」
梨子「ううん、昨日初めて来たんだ」
善子「その…じゃあ、これからも…あぁ、やっぱなし!」
梨子「また、ここでおしゃべりしよう?」
善子「…!あ、ありがと…」
善子「そういえば、ここに住んでるのって…どんなリトルデーモンなの?」
千歌「リトルデーモン?ではないけどね」
梨子「ううん、昨日初めて来たんだ」
善子「その…じゃあ、これからも…あぁ、やっぱなし!」
梨子「また、ここでおしゃべりしよう?」
善子「…!あ、ありがと…」
善子「そういえば、ここに住んでるのって…どんなリトルデーモンなの?」
千歌「リトルデーモン?ではないけどね」
53: 2017/06/06(火) 17:51:50.35 ID:1gtt4h46.net
梨子「えっと…狛犬の曜ちゃんと、猫又の千歌ちゃんだよ」
善子「狛犬と猫又?なんでセットなの?」
曜「なんでだっけ?ずっと昔から一緒だから忘れちゃったね」
千歌「うんうん。あと、ちょっと前まではね、果南ちゃんって言う妖怪と一緒だったんだよー」
梨子「前までは果南さん、って妖怪と一緒で…いつから一緒だったかは覚えてないって」
善子「狛犬と猫又?なんでセットなの?」
曜「なんでだっけ?ずっと昔から一緒だから忘れちゃったね」
千歌「うんうん。あと、ちょっと前まではね、果南ちゃんって言う妖怪と一緒だったんだよー」
梨子「前までは果南さん、って妖怪と一緒で…いつから一緒だったかは覚えてないって」
54: 2017/06/06(火) 17:52:19.38 ID:1gtt4h46.net
善子「へぇ…今は、曜と千歌は二人でここに住んでるのね」
梨子「うん、そうみたい」
曜「ねぇ梨子ちゃん、サンドイッチ食べたい!」
千歌「私もーお腹すいたよぅ…あ、ちなみに今のはね」
曜「説明しなくていいから」
梨子「あぁ、ごめんね。えっと…どうすればいい?」
曜「祠にお供えしてくれれば食べれるからお願い!」
梨子「うん、そうみたい」
曜「ねぇ梨子ちゃん、サンドイッチ食べたい!」
千歌「私もーお腹すいたよぅ…あ、ちなみに今のはね」
曜「説明しなくていいから」
梨子「あぁ、ごめんね。えっと…どうすればいい?」
曜「祠にお供えしてくれれば食べれるからお願い!」
55: 2017/06/06(火) 17:53:17.08 ID:1gtt4h46.net
梨子「えっと…こう?」
千歌「やった!」
善子「え、サンドイッチが減った!?」
梨子「今食べてるよ…二人が」
曜「おいしー!」モグモグ
千歌「ヒトの食べ物ってこんなおいしいんだ…!」モグモグ
梨子「ふふ、よかった」
善子「あぁ…いつも来る度にみかん無くなってるのって動物が持ってったわけじゃなかったのね」
千歌「やった!」
善子「え、サンドイッチが減った!?」
梨子「今食べてるよ…二人が」
曜「おいしー!」モグモグ
千歌「ヒトの食べ物ってこんなおいしいんだ…!」モグモグ
梨子「ふふ、よかった」
善子「あぁ…いつも来る度にみかん無くなってるのって動物が持ってったわけじゃなかったのね」
57: 2017/06/06(火) 17:53:46.41 ID:1gtt4h46.net
曜「梨子ちゃん梨子ちゃん、善子ちゃんが持ってきてくれるみかんはいつも甘くておいしいよって伝えてくれる?」
梨子「うん。善子ちゃんの持ってくるみかんはいつも甘くておいしいんだって」
善子「…そ。それは良かったわ」
千歌「照れてるー!」
曜「そろそろ帰らないと暗くなっちゃうよ」
梨子「そっか。じゃあ帰ろっか」
梨子「うん。善子ちゃんの持ってくるみかんはいつも甘くておいしいんだって」
善子「…そ。それは良かったわ」
千歌「照れてるー!」
曜「そろそろ帰らないと暗くなっちゃうよ」
梨子「そっか。じゃあ帰ろっか」
58: 2017/06/06(火) 17:54:13.67 ID:1gtt4h46.net
千歌「善子ちゃんは見えてないみたいだから乗せられないけど…入口まで案内するよ!」
梨子「ありがとね千歌ちゃん、曜ちゃん」
曜「明日も来る?」
梨子「うん!善子ちゃんは明日、来る?」
善子「じゃあ行こうかしら」
千歌「お友だちできて良かったね」
梨子「お友だち…ふふ、そうね」
梨子「ありがとね千歌ちゃん、曜ちゃん」
曜「明日も来る?」
梨子「うん!善子ちゃんは明日、来る?」
善子「じゃあ行こうかしら」
千歌「お友だちできて良かったね」
梨子「お友だち…ふふ、そうね」
59: 2017/06/06(火) 17:54:48.45 ID:1gtt4h46.net
曜「はい、着いたよー!」
梨子「二人ともまた明日ね」
千歌「ばいばーい!」
善子「見えないけど…また明日」
曜「ばいばい!」
梨子「善子ちゃんは家どこなの?」
善子「沼津の方ね」
梨子「遠いんだね…大丈夫?」
善子「えぇ、いつも来てるから」
梨子「二人ともまた明日ね」
千歌「ばいばーい!」
善子「見えないけど…また明日」
曜「ばいばい!」
梨子「善子ちゃんは家どこなの?」
善子「沼津の方ね」
梨子「遠いんだね…大丈夫?」
善子「えぇ、いつも来てるから」
60: 2017/06/06(火) 17:55:14.55 ID:1gtt4h46.net
梨子「そっか…」
善子「……そういえば、リリーはいくつなの?制服からして、同じ浦の星よね?」
梨子「うん。私は浦の星の二年生だよ」
善子「え゛っ…と、年上だったの…」
梨子「ってことは…善子ちゃんは一年生?」
善子「一年…その、ごめんなさい。年上って知らなくて…」
善子「……そういえば、リリーはいくつなの?制服からして、同じ浦の星よね?」
梨子「うん。私は浦の星の二年生だよ」
善子「え゛っ…と、年上だったの…」
梨子「ってことは…善子ちゃんは一年生?」
善子「一年…その、ごめんなさい。年上って知らなくて…」
61: 2017/06/06(火) 17:55:41.21 ID:1gtt4h46.net
梨子「気にしないでいいよ?ほら、もう…と、友達…でしょ?」
善子「そ、そう、ね…」
梨子(友達…ふふ、友達、できちゃった)
善子「バス来ちゃうから行くわ…また明日、放課後にここでいい?」
梨子「うん!また明日!」
善子「ええ、また明日ね」
梨子(明日はどんなお話しようかな…♪)
善子「そ、そう、ね…」
梨子(友達…ふふ、友達、できちゃった)
善子「バス来ちゃうから行くわ…また明日、放課後にここでいい?」
梨子「うん!また明日!」
善子「ええ、また明日ね」
梨子(明日はどんなお話しようかな…♪)
62: 2017/06/06(火) 17:56:13.21 ID:1gtt4h46.net
タッタッタッ
「ピギィ!」
梨子「ピ、ピギィ…?」
ルビィ「ご、ごめんなさい!ルビィ、前見てなくて…」
梨子「いや、こっちこそごめんなさい!大丈夫?」
ルビィ「……?」
梨子「えっと……平気?」
ルビィ「あ、はい!えっと…浦の星の人ですよね、その制服!」
「ピギィ!」
梨子「ピ、ピギィ…?」
ルビィ「ご、ごめんなさい!ルビィ、前見てなくて…」
梨子「いや、こっちこそごめんなさい!大丈夫?」
ルビィ「……?」
梨子「えっと……平気?」
ルビィ「あ、はい!えっと…浦の星の人ですよね、その制服!」
63: 2017/06/06(火) 17:56:51.73 ID:1gtt4h46.net
梨子「あぁ、うん…あなたは?」
ルビィ「は、はい!ルビィは……一年の黒澤ルビィです」ニコッ
梨子「善子ちゃんと同い年なんだ…」
ルビィ「善子ちゃんのお友だちですか?」
梨子「うん…今日、友達になったんだ」
ルビィ「そうなんですね…って、あぁ!早く帰らないとお姉ちゃんに怒られちゃう!失礼します!」ダッ
梨子「……行っちゃった。明日善子ちゃんに聞いてみようかな」
梨子「…ん?あっちって森だよね……?」
ルビィ「は、はい!ルビィは……一年の黒澤ルビィです」ニコッ
梨子「善子ちゃんと同い年なんだ…」
ルビィ「善子ちゃんのお友だちですか?」
梨子「うん…今日、友達になったんだ」
ルビィ「そうなんですね…って、あぁ!早く帰らないとお姉ちゃんに怒られちゃう!失礼します!」ダッ
梨子「……行っちゃった。明日善子ちゃんに聞いてみようかな」
梨子「…ん?あっちって森だよね……?」
64: 2017/06/06(火) 17:57:31.72 ID:1gtt4h46.net
―――
ルビィ「とっさに嘘ついちゃった…」
ルビィ「それにしても、珍しいヒトだなあ」
ダイヤ「ルビィ、どこに行っていたんですの?」
ルビィ「えへへ、お散歩!」
ダイヤ「最近は荒らしに来る人間が少なくありませんから気を付けるんですよ?」
ルビィ「わかってるよぉ」
ルビィ「とっさに嘘ついちゃった…」
ルビィ「それにしても、珍しいヒトだなあ」
ダイヤ「ルビィ、どこに行っていたんですの?」
ルビィ「えへへ、お散歩!」
ダイヤ「最近は荒らしに来る人間が少なくありませんから気を付けるんですよ?」
ルビィ「わかってるよぉ」
65: 2017/06/06(火) 17:58:06.08 ID:1gtt4h46.net
ルビィ「……果南さんがいたらもっと平和だったかなあ」
ダイヤ「ルビィ、果南さんの話は…」
ルビィ「…ごめんねお姉ちゃん」
ダイヤ「いえ…ルビィはそろそろ寝なさい」
ルビィ「ううん!今日はルビィも行く!」
ダイヤ「ダメです。夜の森は危ないのですから…」
ルビィ「手を繋けば大丈夫でしょ?それに、お姉ちゃんだって一人は寂しいかな、って!」ギュッ
ダイヤ「ルビィ、果南さんの話は…」
ルビィ「…ごめんねお姉ちゃん」
ダイヤ「いえ…ルビィはそろそろ寝なさい」
ルビィ「ううん!今日はルビィも行く!」
ダイヤ「ダメです。夜の森は危ないのですから…」
ルビィ「手を繋けば大丈夫でしょ?それに、お姉ちゃんだって一人は寂しいかな、って!」ギュッ
66: 2017/06/06(火) 17:58:34.71 ID:1gtt4h46.net
ダイヤ「まったく…今日だけですわよ?」ギュッ
ルビィ「えへへ、うん!」
ザッザッ
ダイヤ「あれは……」
ルビィ「千歌ちゃん!曜ちゃん!」
千歌「あれ、今日はルビィちゃんも一緒なんだね」
ダイヤ「ここまで降りてくるとは珍しいですね」
ルビィ「えへへ、うん!」
ザッザッ
ダイヤ「あれは……」
ルビィ「千歌ちゃん!曜ちゃん!」
千歌「あれ、今日はルビィちゃんも一緒なんだね」
ダイヤ「ここまで降りてくるとは珍しいですね」
67: 2017/06/06(火) 17:59:03.30 ID:1gtt4h46.net
曜「うん。ちょっとゴミ拾いをね」
ダイヤ「ンマー!すばらしい心がけですわ!」
曜「あはは…やっぱり自分達の住む場所だからさ、綺麗にしないとね」
ダイヤ「汚していった人間がそれをするべきなのですが…はぁ」
千歌「ま、まぁまぁ!ヒトにもいい子はいるし…」
ダイヤ「…」ピクッ
ダイヤ「ンマー!すばらしい心がけですわ!」
曜「あはは…やっぱり自分達の住む場所だからさ、綺麗にしないとね」
ダイヤ「汚していった人間がそれをするべきなのですが…はぁ」
千歌「ま、まぁまぁ!ヒトにもいい子はいるし…」
ダイヤ「…」ピクッ
68: 2017/06/06(火) 17:59:29.75 ID:1gtt4h46.net
曜「ち、千歌ちゃん!」
千歌「あ…」
ダイヤ「あなたたち…やけにヒトの匂いがしますわね」クンクン
曜「あーいやー…気のせいじゃないですかねぇ?」
ダイヤ「気のせいではありませんわ!まさかあなたたちも果南さんのように…!」
千歌「え?果南ちゃん?」
千歌「あ…」
ダイヤ「あなたたち…やけにヒトの匂いがしますわね」クンクン
曜「あーいやー…気のせいじゃないですかねぇ?」
ダイヤ「気のせいではありませんわ!まさかあなたたちも果南さんのように…!」
千歌「え?果南ちゃん?」
69: 2017/06/06(火) 18:00:00.26 ID:1gtt4h46.net
ダイヤ「いえ、なんでも…」
千歌「いやいやいや!今のすっごい意味深じゃないですか!?」
曜「果南ちゃんは一人で旅に出たんじゃないんですか…?」
ダイヤ「果南さんは――」
ダイヤ「ヒトに着いて行ったんです」
千歌「いやいやいや!今のすっごい意味深じゃないですか!?」
曜「果南ちゃんは一人で旅に出たんじゃないんですか…?」
ダイヤ「果南さんは――」
ダイヤ「ヒトに着いて行ったんです」
81: 2017/06/07(水) 19:52:17.68 ID:WBvaaz8b.net
千歌「ヒト!?それってつまり、私たちが見える…ってこと?」
ダイヤ「えぇ、そうでしょうね」
曜「そうでしょうね、って…会ったことないの?」
ダイヤ「後ろ姿をちらと見ただけですから…たしか、金色の髪をしていましたわ」
千歌「でも…なんで果南ちゃんがヒトと?」
曜「あのときの様子からして、無理やりってわけじゃなさそうだし…うーん…」
ダイヤ「えぇ、そうでしょうね」
曜「そうでしょうね、って…会ったことないの?」
ダイヤ「後ろ姿をちらと見ただけですから…たしか、金色の髪をしていましたわ」
千歌「でも…なんで果南ちゃんがヒトと?」
曜「あのときの様子からして、無理やりってわけじゃなさそうだし…うーん…」
82: 2017/06/07(水) 19:52:47.89 ID:WBvaaz8b.net
千歌「友達になったとか?」
曜「それだけじゃ一緒に行く理由にはならないんじゃ…」
ガサッ
曜「ん?」
ダイヤ「ヒトの匂い…」ピクッ
花丸「~♪」
千歌「……見えてないのかな」
曜「それだけじゃ一緒に行く理由にはならないんじゃ…」
ガサッ
曜「ん?」
ダイヤ「ヒトの匂い…」ピクッ
花丸「~♪」
千歌「……見えてないのかな」
83: 2017/06/07(水) 19:53:41.33 ID:WBvaaz8b.net
ルビィ「あ、花丸ちゃん…?」
花丸「……ルビィちゃんずら?」
ダイヤ「ルビィ、どういうことですか…?」
ルビィ「えーと、ほら降りたところにお寺があるでしょ?そこの子で…よくゴミ拾いをしてるから知ってるんだ」
花丸「ルビィちゃん以外ははじめましてですね。おら、国木田花丸ずら」
千歌「花丸ちゃん?は…見えるんだね」
花丸「……ルビィちゃんずら?」
ダイヤ「ルビィ、どういうことですか…?」
ルビィ「えーと、ほら降りたところにお寺があるでしょ?そこの子で…よくゴミ拾いをしてるから知ってるんだ」
花丸「ルビィちゃん以外ははじめましてですね。おら、国木田花丸ずら」
千歌「花丸ちゃん?は…見えるんだね」
84: 2017/06/07(水) 19:54:39.43 ID:WBvaaz8b.net
花丸「あはは…まあ……血筋、なのかなあ?」
千歌「まさかこんな短時間で見えるヒトに二人も会うなんて!」
花丸「見える人、って…鞠莉さんのこと?」
曜「ううん、私たちが言ってるのは梨子ちゃんのことで…その、鞠莉さんっていうのは?」
花丸「マルの二つ年上で、今は妖怪について勉強するために遠くに行ってるよ。もうそろそろこっちに帰ってくるって連絡があったずら」
千歌「まさかこんな短時間で見えるヒトに二人も会うなんて!」
花丸「見える人、って…鞠莉さんのこと?」
曜「ううん、私たちが言ってるのは梨子ちゃんのことで…その、鞠莉さんっていうのは?」
花丸「マルの二つ年上で、今は妖怪について勉強するために遠くに行ってるよ。もうそろそろこっちに帰ってくるって連絡があったずら」
85: 2017/06/07(水) 19:55:27.59 ID:WBvaaz8b.net
花丸「たしか獺を連れてるとか…」
千歌「え、果南ちゃんも一緒なの?」
ダイヤ「その鞠莉さんとやらが果南さんと…」
曜「それにしてもさ、カワウソって可愛いよね」
千歌「わかる!見た目可愛いのに強いもんねぇ」
千歌「え、果南ちゃんも一緒なの?」
ダイヤ「その鞠莉さんとやらが果南さんと…」
曜「それにしてもさ、カワウソって可愛いよね」
千歌「わかる!見た目可愛いのに強いもんねぇ」
86: 2017/06/07(水) 19:55:54.33 ID:WBvaaz8b.net
ダイヤ「そんなことはいいのです!それより花丸さん、鞠莉さん?はいつ帰ってくるのですか!」
花丸「ど、どうだろう…?鞠莉さん、適当なところあるから…」
ルビィ「は、花丸ちゃん…もう結構いい時間だよ…?帰った方がいいんじゃ…」
花丸「あ、ほんとだ…今日は失礼します!鞠莉さんが帰ってきたらまた来ますね」
花丸「ど、どうだろう…?鞠莉さん、適当なところあるから…」
ルビィ「は、花丸ちゃん…もう結構いい時間だよ…?帰った方がいいんじゃ…」
花丸「あ、ほんとだ…今日は失礼します!鞠莉さんが帰ってきたらまた来ますね」
88: 2017/06/07(水) 19:58:22.09 ID:WBvaaz8b.net
***
善子「ふぁ…ねむ……」
梨子「あ、善子ちゃん?」
善子「リリーじゃない、おはよう」
梨子「おはよう。バス同じ時間だったんだね。隣いい?」
善子「どうぞ」
梨子「そうだ、ルビィちゃん、って知ってる?」
善子「ふぁ…ねむ……」
梨子「あ、善子ちゃん?」
善子「リリーじゃない、おはよう」
梨子「おはよう。バス同じ時間だったんだね。隣いい?」
善子「どうぞ」
梨子「そうだ、ルビィちゃん、って知ってる?」
89: 2017/06/07(水) 19:58:48.26 ID:WBvaaz8b.net
善子「ルビィ…?あぁ、前にずら丸から聞いたような…」
梨子「ず、ずら丸?」
善子「えぇ、私の友だ…リトルデーモンの名よ」
善子「寺の子でね、昔からリリーみたいに妖怪が見えるみたい」
梨子「お寺の子…」
善子「そ。で…ルビィだっけ?たしか、前に友だちができたって言ってたのよね」
梨子「ず、ずら丸?」
善子「えぇ、私の友だ…リトルデーモンの名よ」
善子「寺の子でね、昔からリリーみたいに妖怪が見えるみたい」
梨子「お寺の子…」
善子「そ。で…ルビィだっけ?たしか、前に友だちができたって言ってたのよね」
90: 2017/06/07(水) 19:59:14.30 ID:WBvaaz8b.net
梨子「妖怪と友だちかあ…」
梨子(曜ちゃんと千歌ちゃんも、もう友だちって思ってくれてる、かな…?)
善子「……今日、昼一緒に食べない?」
梨子「え?」
善子「い、いや!先客がいるならいいんだけど…ずら丸とも話してみたらどうかな、って思って」
梨子「ありがとう善子ちゃん…!」
梨子(曜ちゃんと千歌ちゃんも、もう友だちって思ってくれてる、かな…?)
善子「……今日、昼一緒に食べない?」
梨子「え?」
善子「い、いや!先客がいるならいいんだけど…ずら丸とも話してみたらどうかな、って思って」
梨子「ありがとう善子ちゃん…!」
91: 2017/06/07(水) 20:00:33.70 ID:WBvaaz8b.net
善子「ヨハネよ」
梨子「お昼になったら善子ちゃんの教室行くね!」
善子「だからヨハネ」
梨子「って!善子ちゃん!学校過ぎちゃうよ!降りなきゃ!」
善子「だーかーらー!ヨハネだってば!」
梨子「お昼になったら善子ちゃんの教室行くね!」
善子「だからヨハネ」
梨子「って!善子ちゃん!学校過ぎちゃうよ!降りなきゃ!」
善子「だーかーらー!ヨハネだってば!」
92: 2017/06/07(水) 20:01:16.68 ID:WBvaaz8b.net
***
果南「ありゃ…なんだかずいぶんと変わっちゃってない?」
鞠莉「本当ねぇ…そうだ、果南」
果南「ん?」
鞠莉「お友だちのところには行かないの?」
果南「いや…もう愛想尽かされちゃってるだろうしさ」
鞠莉「さぁ…どうかしら?」ジッ
果南「上?って…」
果南「ありゃ…なんだかずいぶんと変わっちゃってない?」
鞠莉「本当ねぇ…そうだ、果南」
果南「ん?」
鞠莉「お友だちのところには行かないの?」
果南「いや…もう愛想尽かされちゃってるだろうしさ」
鞠莉「さぁ…どうかしら?」ジッ
果南「上?って…」
93: 2017/06/07(水) 20:01:42.99 ID:WBvaaz8b.net
千歌「ば果南ちゃん!!」
曜「ちょ、千歌ちゃん!暴れないでよ!てか自分で飛んで!」
ヒュウウウ…
果南「千歌、曜…久しぶりだね」
曜「久しぶりだね、じゃないよ!なに嘘ついてんの!」ムギューッ
千歌「カワウソのくせに!」ムギューッ
果南「ごめんごめん」ナデナデ
曜「ちょ、千歌ちゃん!暴れないでよ!てか自分で飛んで!」
ヒュウウウ…
果南「千歌、曜…久しぶりだね」
曜「久しぶりだね、じゃないよ!なに嘘ついてんの!」ムギューッ
千歌「カワウソのくせに!」ムギューッ
果南「ごめんごめん」ナデナデ
94: 2017/06/07(水) 20:02:55.62 ID:WBvaaz8b.net
鞠莉「愛想尽かされた、なんて」フフッ
千歌「ん…?金色の髪の毛で…」
曜「私たちが見えてて…」
千歌「鞠莉さん!?」
鞠莉「Yes!私も有名になったものね♪」
曜「果南ちゃんと何してたの?」
鞠莉「最近どうもここら辺が荒れてるでしょう?だから、調査にね」
千歌「ん…?金色の髪の毛で…」
曜「私たちが見えてて…」
千歌「鞠莉さん!?」
鞠莉「Yes!私も有名になったものね♪」
曜「果南ちゃんと何してたの?」
鞠莉「最近どうもここら辺が荒れてるでしょう?だから、調査にね」
95: 2017/06/07(水) 20:03:57.99 ID:WBvaaz8b.net
鞠莉「それと、面白いことができるようになったの!見たい?」
千歌「見たい!」
鞠莉「これを…こう結んで…」
千歌「紙?」
鞠莉「こうやって囲むと…」
曜「囲むと…?」
千歌「見たい!」
鞠莉「これを…こう結んで…」
千歌「紙?」
鞠莉「こうやって囲むと…」
曜「囲むと…?」
96: 2017/06/07(水) 20:05:01.91 ID:WBvaaz8b.net
鞠莉「ヒトに妖怪の姿が見えるようになるの!」
千歌「……すごいんだろうけど、今ヒトがいないから意味ないんじゃ…」
鞠莉「細かいことは気にしちゃダメよ♪」
曜「あ、でもさ!これで善子ちゃんとお話しできるんじゃない?」
千歌「おお!すごい!」
千歌「……すごいんだろうけど、今ヒトがいないから意味ないんじゃ…」
鞠莉「細かいことは気にしちゃダメよ♪」
曜「あ、でもさ!これで善子ちゃんとお話しできるんじゃない?」
千歌「おお!すごい!」
97: 2017/06/07(水) 20:05:29.31 ID:WBvaaz8b.net
シュッ
鞠莉「っと、危ない危ない…どちら様かしら?」
ダイヤ「……それはこちらのセリフです」
果南「ダイヤ?」
ダイヤ「果南さん…何も言わずに一体何を…」
鞠莉「っと、危ない危ない…どちら様かしら?」
ダイヤ「……それはこちらのセリフです」
果南「ダイヤ?」
ダイヤ「果南さん…何も言わずに一体何を…」
98: 2017/06/07(水) 20:05:55.16 ID:WBvaaz8b.net
果南「……私はさ、この森が…ここに住むみんなが大好きだから」
果南「みんなを守れるくらい強くなるために、鞠莉に着いていったの」
ルビィ「で、でも、果南さんはこの森で一番強いのに…!」
果南「この森で強いだけじゃダメなんだよ…なにが来ても、みんなを守らなきゃ」
曜「ちょっと果南ちゃーん?そういうのはこの狛犬様に任せて欲しいなぁ、なんて」
果南「でも曜、私に勝ったことないじゃん」
果南「みんなを守れるくらい強くなるために、鞠莉に着いていったの」
ルビィ「で、でも、果南さんはこの森で一番強いのに…!」
果南「この森で強いだけじゃダメなんだよ…なにが来ても、みんなを守らなきゃ」
曜「ちょっと果南ちゃーん?そういうのはこの狛犬様に任せて欲しいなぁ、なんて」
果南「でも曜、私に勝ったことないじゃん」
99: 2017/06/07(水) 20:06:36.87 ID:WBvaaz8b.net
曜「なっ…それはこの姿だからでしょ!大きくなったら…」
ボフンッ
果南「大きくなったら?」
曜「な、なんか進化してる…」
果南「戦ってみる?」
ダイヤ「おやめなさい!自ら壊すつもりですか?」
鞠莉「…あ、そうだ!私はマルのところに行かなくちゃ…」
鞠莉「果南、ちょっと行ってくるわ」
ボフンッ
果南「大きくなったら?」
曜「な、なんか進化してる…」
果南「戦ってみる?」
ダイヤ「おやめなさい!自ら壊すつもりですか?」
鞠莉「…あ、そうだ!私はマルのところに行かなくちゃ…」
鞠莉「果南、ちょっと行ってくるわ」
100: 2017/06/07(水) 20:07:14.98 ID:WBvaaz8b.net
果南「わかった」
鞠莉「はい、無くさないでね」
果南「わかってるよー」
千歌「その人形はなあに?」
果南「なにかあったときにこれで合図するの。鞠莉、いろんな妖怪に恨み買ってるからさ…」
千歌「ま、鞠莉さんは一体何をしてきたの?」
果南「鞠莉はさ、祓い師なんだよね」
曜「え!?」
鞠莉「はい、無くさないでね」
果南「わかってるよー」
千歌「その人形はなあに?」
果南「なにかあったときにこれで合図するの。鞠莉、いろんな妖怪に恨み買ってるからさ…」
千歌「ま、鞠莉さんは一体何をしてきたの?」
果南「鞠莉はさ、祓い師なんだよね」
曜「え!?」
101: 2017/06/07(水) 20:07:51.91 ID:WBvaaz8b.net
果南「ああ、祓うのは悪さをしてるやつらだけなんだけど…えっと、マルには会った?」
曜「うん、昨日…」
果南「マルと二人で祓い師をやってて…それで、その祓った妖怪の仲間とかから襲われることが多くて…」
ダイヤ「……そんなヒトを一人にして良いのですか?」
果南「鞠莉がいいって言うんだからいいんじゃない?何かあってもすぐわかるし」
ルビィ「鞠莉さんの顔してる人形…かわいいね」
曜「うん、昨日…」
果南「マルと二人で祓い師をやってて…それで、その祓った妖怪の仲間とかから襲われることが多くて…」
ダイヤ「……そんなヒトを一人にして良いのですか?」
果南「鞠莉がいいって言うんだからいいんじゃない?何かあってもすぐわかるし」
ルビィ「鞠莉さんの顔してる人形…かわいいね」
122: 2017/06/10(土) 20:59:49.64 ID:Y12snj+d.net
***
鞠莉「シャーイニィー!」ガラッ
花丸「ま、鞠莉さん!?帰ってきたなら連絡して欲しいずら!」
鞠莉「Sorry!直接来た方が早いと思ってね☆」
梨子「この人は…?」
善子「リリーと同じ、見える人よ。ずら丸と昔から関わりがあるみたい」
鞠莉「もー善子!私たちも仲良しでしょー!」ナデナデ
善子「善子言うな!撫でるなー!」
鞠莉「シャーイニィー!」ガラッ
花丸「ま、鞠莉さん!?帰ってきたなら連絡して欲しいずら!」
鞠莉「Sorry!直接来た方が早いと思ってね☆」
梨子「この人は…?」
善子「リリーと同じ、見える人よ。ずら丸と昔から関わりがあるみたい」
鞠莉「もー善子!私たちも仲良しでしょー!」ナデナデ
善子「善子言うな!撫でるなー!」
123: 2017/06/10(土) 21:00:49.27 ID:Y12snj+d.net
梨子「あはは…」
鞠莉「えーと…名前、聞いてもいいかしら?」
梨子「桜内梨子、です」
鞠莉「フゥン…梨子……いい名前ね!」
梨子「あ、ありがとうございます……?」
鞠莉「梨子も見えるのよね?妖怪」
梨子「えぇ、まぁ…一応」
鞠莉「えーと…名前、聞いてもいいかしら?」
梨子「桜内梨子、です」
鞠莉「フゥン…梨子……いい名前ね!」
梨子「あ、ありがとうございます……?」
鞠莉「梨子も見えるのよね?妖怪」
梨子「えぇ、まぁ…一応」
124: 2017/06/10(土) 21:02:38.17 ID:Y12snj+d.net
善子「はぁ…見えないのは私だけなのね……」
鞠莉「no problem!」バサッ
善子「……なにそれ?」
花丸「え、それって…」
鞠莉「これがあれば見えるようになるのよ♪」
花丸「……本当ずらか?鞠莉さんのことだから使えるかはまだ試してないんじゃ…」
鞠莉「no problem!」バサッ
善子「……なにそれ?」
花丸「え、それって…」
鞠莉「これがあれば見えるようになるのよ♪」
花丸「……本当ずらか?鞠莉さんのことだから使えるかはまだ試してないんじゃ…」
125: 2017/06/10(土) 21:03:06.64 ID:Y12snj+d.net
鞠莉「だって見えないヒトが周りに善子くらいしかいないんだもの」
梨子「でも…それが本当ならすごいね!」
善子「ふっ…私程度の魔力を持つものならこんなものがなくとも……」
鞠莉「じゃあ使わないの?」
善子「使うわよ!」
鞠莉「ふふっ♪じゃあ放課後、みんなのところに行きましょう!」
梨子「でも…それが本当ならすごいね!」
善子「ふっ…私程度の魔力を持つものならこんなものがなくとも……」
鞠莉「じゃあ使わないの?」
善子「使うわよ!」
鞠莉「ふふっ♪じゃあ放課後、みんなのところに行きましょう!」
126: 2017/06/10(土) 21:03:54.99 ID:Y12snj+d.net
花丸「それもいいけど……仕事がたくさん残ってるんじゃなかったずら?」
鞠莉「うっ……」
梨子「仕事、って?」
善子「鞠莉、こんなんだけど一応生徒会長なのよ…」
梨子「せ、生徒会長!?」
花丸「しかも生徒会長兼理事長ずら」
梨子「そんな権力を一つに集めたみたいな…」
鞠莉「うっ……」
梨子「仕事、って?」
善子「鞠莉、こんなんだけど一応生徒会長なのよ…」
梨子「せ、生徒会長!?」
花丸「しかも生徒会長兼理事長ずら」
梨子「そんな権力を一つに集めたみたいな…」
127: 2017/06/10(土) 21:04:44.65 ID:Y12snj+d.net
善子「その上祓い師なんてやってるし、何者なのって感じよね」
鞠莉「アハハ、まぁ…っ」ピクッ
花丸「……鞠莉さん、行こう!」
鞠莉「いや、ダメ……間に合わない!」
梨子「え?なに、が……」
ブワッッ
善子「なによこの風!」
鞠莉「アハハ、まぁ…っ」ピクッ
花丸「……鞠莉さん、行こう!」
鞠莉「いや、ダメ……間に合わない!」
梨子「え?なに、が……」
ブワッッ
善子「なによこの風!」
128: 2017/06/10(土) 21:05:53.48 ID:Y12snj+d.net
ガッッシャァァァン
モブA「キャァァア!?」
モブB「ガ、ガラスが……っ!?」
「カエセ……カエセ!」
梨子「なっ…なに、あれ……!?」
花丸「ま、鞠莉さんどうしよう!?ここじゃ皆を巻き込んじゃう!」
鞠莉「マル、落ち着いて、深呼吸!」
花丸「う、うん!すぅ…はぁ……」
モブA「キャァァア!?」
モブB「ガ、ガラスが……っ!?」
「カエセ……カエセ!」
梨子「なっ…なに、あれ……!?」
花丸「ま、鞠莉さんどうしよう!?ここじゃ皆を巻き込んじゃう!」
鞠莉「マル、落ち着いて、深呼吸!」
花丸「う、うん!すぅ…はぁ……」
129: 2017/06/10(土) 21:08:15.20 ID:Y12snj+d.net
鞠莉「……飛び降りるよ。巻き込んじゃって悪いけど、善子と梨子も」
梨子「こ、ここ四階だよ!?氏んじゃうよ!」
鞠莉「いいから!早く!」
善子「リリー!信じるしかない!手、繋ぐから!」ギュッ
「待て!」
鞠莉「………今よ!飛び降りて!」
バッ
梨子「っ…!」グッ
梨子「こ、ここ四階だよ!?氏んじゃうよ!」
鞠莉「いいから!早く!」
善子「リリー!信じるしかない!手、繋ぐから!」ギュッ
「待て!」
鞠莉「………今よ!飛び降りて!」
バッ
梨子「っ…!」グッ
130: 2017/06/10(土) 21:08:53.66 ID:Y12snj+d.net
ポフンッ
果南「鞠莉はすぐ無茶するんだから…」
鞠莉「ありがとね、果南」
善子「な、な、な…っ!」
善子「なによこれ!?これが妖怪…!?で、でもなんで私、見えて…」
鞠莉「さっき言ったでしょう?見えるようになる、って」ピラッ
果南「もう、今はそんなこと言ってる場合じゃないって!急ぐからちゃんと掴まっててね!」
善子「へ、ちょ…っ!?」
果南「鞠莉はすぐ無茶するんだから…」
鞠莉「ありがとね、果南」
善子「な、な、な…っ!」
善子「なによこれ!?これが妖怪…!?で、でもなんで私、見えて…」
鞠莉「さっき言ったでしょう?見えるようになる、って」ピラッ
果南「もう、今はそんなこと言ってる場合じゃないって!急ぐからちゃんと掴まっててね!」
善子「へ、ちょ…っ!?」
131: 2017/06/10(土) 21:09:24.29 ID:Y12snj+d.net
「くっ…ちょこまかと!」
梨子「無理無理無理!追い付かれるって!すっごい速いじゃない!?」
曜「ねぇねぇそこの妖怪さん」
千歌「私たちと遊びましょ♪」
「犬と猫程度でこのオレが止められるか!」
梨子「無理無理無理!追い付かれるって!すっごい速いじゃない!?」
曜「ねぇねぇそこの妖怪さん」
千歌「私たちと遊びましょ♪」
「犬と猫程度でこのオレが止められるか!」
132: 2017/06/10(土) 21:10:08.21 ID:Y12snj+d.net
曜「……犬?」ピクッ
千歌「猫……?」ピクピクッ
果南「あーあ……地雷踏んじゃった」
曜「ガルルルッ!」
千歌「シャー!」
善子「いや、怒り方が犬と猫じゃない……」
鞠莉「頼もしい狛犬さんと猫又さんね☆」
千歌「猫……?」ピクピクッ
果南「あーあ……地雷踏んじゃった」
曜「ガルルルッ!」
千歌「シャー!」
善子「いや、怒り方が犬と猫じゃない……」
鞠莉「頼もしい狛犬さんと猫又さんね☆」
133: 2017/06/10(土) 21:10:35.25 ID:Y12snj+d.net
果南「ん、着いたよ。降りるね」
ヒュゥゥ…
ダイヤ「あら、おかえりなさい。用意は出来てますわよ」
鞠莉「ありがとね、二人とも!果南も、ありがとう!」
善子「あー!?あんた、もしかして…」
ルビィ「えへへ、善子ちゃん久しぶりだね!」
善子「まさか本当に妖怪が見えるとは…」
ヒュゥゥ…
ダイヤ「あら、おかえりなさい。用意は出来てますわよ」
鞠莉「ありがとね、二人とも!果南も、ありがとう!」
善子「あー!?あんた、もしかして…」
ルビィ「えへへ、善子ちゃん久しぶりだね!」
善子「まさか本当に妖怪が見えるとは…」
134: 2017/06/10(土) 21:11:04.22 ID:Y12snj+d.net
鞠莉「さて、じゃあ梨子、善子!手伝って!」
花丸「マルは果南さんと見張ってるずら」
梨子「て、手伝うって…?」
善子「たいしたことはできないわよ…」
鞠莉「大丈夫大丈夫!この紙に…」ピッ
ポタッ…ジワ
鞠莉「これを、こっちから…ここまでを囲むように木へ結びつけてくれる?」
花丸「マルは果南さんと見張ってるずら」
梨子「て、手伝うって…?」
善子「たいしたことはできないわよ…」
鞠莉「大丈夫大丈夫!この紙に…」ピッ
ポタッ…ジワ
鞠莉「これを、こっちから…ここまでを囲むように木へ結びつけてくれる?」
135: 2017/06/10(土) 21:11:43.77 ID:Y12snj+d.net
梨子「う、うん!」
梨子(血を……?どうしてだろう)
ボフンッ
ダイヤ「上までは届かないでしょう?」
ルビィ「乗って乗って!」
善子「あ、ありがとう…」
梨子「失礼しまーす…」
梨子(血を……?どうしてだろう)
ボフンッ
ダイヤ「上までは届かないでしょう?」
ルビィ「乗って乗って!」
善子「あ、ありがとう…」
梨子「失礼しまーす…」
136: 2017/06/10(土) 21:12:42.06 ID:Y12snj+d.net
鞠莉「……ふぅ」
カキカキ
梨子「…魔方陣?」
ダイヤ「余所見をしてる暇はありませんわよ!」
梨子「ひぃっ!ごめんなさい!」
カキカキ
梨子「…魔方陣?」
ダイヤ「余所見をしてる暇はありませんわよ!」
梨子「ひぃっ!ごめんなさい!」
137: 2017/06/10(土) 21:13:28.50 ID:Y12snj+d.net
***
花丸「……鞠莉さんが迷惑かけなかったずらか?」
果南「ま、まぁ…それなりに……」
花丸「だよね…って、あ!」
果南「あはは…ちょっとやりすぎ?」
「いでっいででで!離せワンコロ!」
曜「ガルルル…」
花丸「……鞠莉さんが迷惑かけなかったずらか?」
果南「ま、まぁ…それなりに……」
花丸「だよね…って、あ!」
果南「あはは…ちょっとやりすぎ?」
「いでっいででで!離せワンコロ!」
曜「ガルルル…」
138: 2017/06/10(土) 21:14:37.26 ID:Y12snj+d.net
千歌「なーんでそう自分から怒らせに来るのかね…ねぇ、ワンちゃん?」
曜「……」ボフッボフッ
千歌「いたたた。ごめんって。その尻尾結構痛いんだよー!」
花丸「こっちだよー!」
千歌「お、花丸ちゃん!」
花丸「その向こうに鞠莉さんたちいるずら!」
千歌「ありがとー」
曜「……」ボフッボフッ
千歌「いたたた。ごめんって。その尻尾結構痛いんだよー!」
花丸「こっちだよー!」
千歌「お、花丸ちゃん!」
花丸「その向こうに鞠莉さんたちいるずら!」
千歌「ありがとー」
139: 2017/06/10(土) 21:15:25.00 ID:Y12snj+d.net
「やめ、やめろ!オレは…ただ、アイツを!」
千歌「……だからって、ヒトを襲っていい理由にはならないよ」
「人間が悪いんだろっ!?ヒトがいなければオレたちは平和に暮らせたのに…っ」
千歌「うん。それは、そうかも。人間のせいで私たちの住む場所なくなってきてるもん」
「だったら、なんで…」
千歌「……」
千歌「……だからって、ヒトを襲っていい理由にはならないよ」
「人間が悪いんだろっ!?ヒトがいなければオレたちは平和に暮らせたのに…っ」
千歌「うん。それは、そうかも。人間のせいで私たちの住む場所なくなってきてるもん」
「だったら、なんで…」
千歌「……」
140: 2017/06/10(土) 21:16:18.39 ID:Y12snj+d.net
梨子「!千歌ちゃん、曜ちゃん!」
鞠莉「曜、ここに!」
曜「ふぉーはい!(りょーかい!)」
ボスッ
「っつぅ…!」
鞠莉「Okay!みんな離れてて」
鞠莉「すぅ……はぁ…」
鞠莉「曜、ここに!」
曜「ふぉーはい!(りょーかい!)」
ボスッ
「っつぅ…!」
鞠莉「Okay!みんな離れてて」
鞠莉「すぅ……はぁ…」
141: 2017/06/10(土) 21:17:22.53 ID:Y12snj+d.net
「オマエが!オレの大事な…っ」
鞠莉「……消えてなくなる訳じゃない。少しの間、眠ってもらうだけよ」
鞠莉「いつか……人間と妖怪が共生できるようになる、その日まで」
「ふざけるな!そんなのオマエら人間の都合だろ!」
鞠莉「ヒトがいなくなったからって、争いがなくなるわけじゃないわ。実際、あなたのところも縄張り争いで大変だったみたいじゃない」
鞠莉「……消えてなくなる訳じゃない。少しの間、眠ってもらうだけよ」
鞠莉「いつか……人間と妖怪が共生できるようになる、その日まで」
「ふざけるな!そんなのオマエら人間の都合だろ!」
鞠莉「ヒトがいなくなったからって、争いがなくなるわけじゃないわ。実際、あなたのところも縄張り争いで大変だったみたいじゃない」
142: 2017/06/10(土) 21:17:48.44 ID:Y12snj+d.net
「っ……オマエ、この匂い……そうか、どうりで」
鞠莉「おしゃべりはおしまい。……おやすみなさい、蛇五右衛門」
シュルルル
鞠莉「……ふぅ」
善子「すっご……」
梨子「あのひょうたんに……?」
鞠莉「みんなお待たせ!今結界解くから!」
鞠莉「おしゃべりはおしまい。……おやすみなさい、蛇五右衛門」
シュルルル
鞠莉「……ふぅ」
善子「すっご……」
梨子「あのひょうたんに……?」
鞠莉「みんなお待たせ!今結界解くから!」
143: 2017/06/10(土) 21:18:17.85 ID:Y12snj+d.net
千歌「ねぇ、今のって」
鞠莉「蛇五右衛門……蛇骨婆と夫婦だったの」
曜「鞠莉ちゃんが封じたから……復讐に?」
鞠莉「えぇ……今は同じところにいるわ」
鞠莉「私のしてることは正しいのか……たまにわからなくなる」
果南「さあ、私もわからないよ。でも、なにもしないよりはずっといいよ」
鞠莉「蛇五右衛門……蛇骨婆と夫婦だったの」
曜「鞠莉ちゃんが封じたから……復讐に?」
鞠莉「えぇ……今は同じところにいるわ」
鞠莉「私のしてることは正しいのか……たまにわからなくなる」
果南「さあ、私もわからないよ。でも、なにもしないよりはずっといいよ」
144: 2017/06/10(土) 21:18:44.78 ID:Y12snj+d.net
善子「あ、あのー…いい感じの雰囲気の中悪いんだけど、学校……どうするの?」
梨子「ガラス割れてるし……私たち、四階から飛び降りてたし……」
花丸「そこは……鞠莉さんの権力でちょちょいと…とか?」
鞠莉「……ま、まぁそれは戻ってから考えましょう…」
ルビィ「が、がんばルビィ!」
梨子「ガラス割れてるし……私たち、四階から飛び降りてたし……」
花丸「そこは……鞠莉さんの権力でちょちょいと…とか?」
鞠莉「……ま、まぁそれは戻ってから考えましょう…」
ルビィ「が、がんばルビィ!」
171: 2017/06/15(木) 23:51:20.04 ID:93iMuA1+.net
***
千歌「ねぇねぇ果南ちゃん!」
曜「向こうでどんな修行してたの!?」
果南「大きな竜と!」
千歌「おぉ!」
果南「氏闘を繰り広げ…」
曜「おぉ!」
果南「ぎりぎりのところで勝ったんだよね…」グッ
千歌「ねぇねぇ果南ちゃん!」
曜「向こうでどんな修行してたの!?」
果南「大きな竜と!」
千歌「おぉ!」
果南「氏闘を繰り広げ…」
曜「おぉ!」
果南「ぎりぎりのところで勝ったんだよね…」グッ
172: 2017/06/15(木) 23:52:03.67 ID:93iMuA1+.net
ダイヤ「嘘おっしゃい!」バシッ
果南「いててて…まぁさすがにそれは嘘なんだけど」
千歌「果南ちゃーん?」
果南「あはは、ごめんって!本当はね…朝起きて、泳いで…鞠莉の手伝いして…」
曜「えー…なんていうか、普通?」
果南「あ、あと向こうの妖怪と何度も手合わせしたかな」
果南「いててて…まぁさすがにそれは嘘なんだけど」
千歌「果南ちゃーん?」
果南「あはは、ごめんって!本当はね…朝起きて、泳いで…鞠莉の手伝いして…」
曜「えー…なんていうか、普通?」
果南「あ、あと向こうの妖怪と何度も手合わせしたかな」
173: 2017/06/15(木) 23:52:21.80 ID:93iMuA1+.net
千歌「どんな妖怪?」
果南「ダイヤとルビィみたいに姉妹で…たしか、アイヌソッキ……だったかな?」
曜「アイヌ…なに?」
果南「アイヌソッキ!人魚だよ」
果南「それに面白いのがね、住んでる場所が…北海道の、内浦湾ってとこなの!」
ルビィ「ほ、北海道!?そんな遠くまで行ってたんだ…」
果南「ダイヤとルビィみたいに姉妹で…たしか、アイヌソッキ……だったかな?」
曜「アイヌ…なに?」
果南「アイヌソッキ!人魚だよ」
果南「それに面白いのがね、住んでる場所が…北海道の、内浦湾ってとこなの!」
ルビィ「ほ、北海道!?そんな遠くまで行ってたんだ…」
174: 2017/06/15(木) 23:52:50.07 ID:93iMuA1+.net
果南「ちょっと肌寒かったけど快適にトレーニングできたよ!」
千歌「その…アイヌソッキさんたちは強いの!?」
果南「すっごいすばしっこいし、体軽いし…かなり強かったよ」
曜「へぇ…一回会ってみたいなあ」
ダイヤ「鞠莉さんのあの術は北海道で?」
果南「ううん。それは東京で会ったヒトに教えてもらったの」
千歌「その…アイヌソッキさんたちは強いの!?」
果南「すっごいすばしっこいし、体軽いし…かなり強かったよ」
曜「へぇ…一回会ってみたいなあ」
ダイヤ「鞠莉さんのあの術は北海道で?」
果南「ううん。それは東京で会ったヒトに教えてもらったの」
175: 2017/06/15(木) 23:53:14.91 ID:93iMuA1+.net
ダイヤ「そのヒトも祓い師なのですか?」
果南「そのヒトも妖怪を二匹連れてて…」
千歌「どんな?」
果南「青鷺火と……雪女、かな?」
ルビィ「雪女!ヒト型の妖怪って珍しいね」
果南「うん。多分…どっちもすごく強いと思う」
果南「そのヒトも妖怪を二匹連れてて…」
千歌「どんな?」
果南「青鷺火と……雪女、かな?」
ルビィ「雪女!ヒト型の妖怪って珍しいね」
果南「うん。多分…どっちもすごく強いと思う」
176: 2017/06/15(木) 23:53:40.77 ID:93iMuA1+.net
曜「他にはどんな妖怪やヒトがいたの?」
果南「九尾狐とか…あと狸もいたね」
果南「そうそう、向こうにも猫又さんいたよ!」
千歌「むむ、キャラ被り!?」
曜「あはは…それはちょっと違うと思うなあ」
ダイヤ「お話もいいですがそろそろ寝ませんと…」
果南「九尾狐とか…あと狸もいたね」
果南「そうそう、向こうにも猫又さんいたよ!」
千歌「むむ、キャラ被り!?」
曜「あはは…それはちょっと違うと思うなあ」
ダイヤ「お話もいいですがそろそろ寝ませんと…」
177: 2017/06/15(木) 23:54:13.49 ID:93iMuA1+.net
果南「ありゃ、もうこんな時間か…じゃあ続きはまた明日にでも、だね」
千歌「えー!もっと聞きたいよ!」
曜「まだ眠くないし…」
ダイヤ「お二人とも?」
曜「はい」
千歌「寝ます」
ルビィ「ふぁ…」
千歌「えー!もっと聞きたいよ!」
曜「まだ眠くないし…」
ダイヤ「お二人とも?」
曜「はい」
千歌「寝ます」
ルビィ「ふぁ…」
178: 2017/06/15(木) 23:55:04.88 ID:93iMuA1+.net
曜「ルビィちゃんもおねむみたいだし…じゃ、また明日ね!」
千歌「果南ちゃんはこっちで寝る?」
果南「あーいや、ダイヤの方に行くよ」
千歌「わかった!また明日!」
ボフンッ
ヒュゥゥ…
千歌「果南ちゃんはこっちで寝る?」
果南「あーいや、ダイヤの方に行くよ」
千歌「わかった!また明日!」
ボフンッ
ヒュゥゥ…
179: 2017/06/15(木) 23:55:35.87 ID:93iMuA1+.net
果南「よっ、と…ルビィちゃんこんなに軽かったんだね」
ダイヤ「すみません、果南さん」
果南「ううん、気にしないでいいよ」
ルビィ「おねぇちゃあ…」ムニャムニャ
果南「ふふ、私も妹がいたらこんな感じなのかなあ」ナデナデ
ダイヤ「あげませんわよ」
ダイヤ「すみません、果南さん」
果南「ううん、気にしないでいいよ」
ルビィ「おねぇちゃあ…」ムニャムニャ
果南「ふふ、私も妹がいたらこんな感じなのかなあ」ナデナデ
ダイヤ「あげませんわよ」
180: 2017/06/15(木) 23:56:26.38 ID:93iMuA1+.net
果南「とらないって……よいしょ、と…おやすみ、ルビィ」
ダイヤ「曜さんと千歌さんが妹に近いのではないですか?」
果南「確かに妹っぽいよねー…でもさ」ギュッ
ダイヤ「なっ…」
果南「ダイヤも妹みたいな存在だよ」ナデナデ
ダイヤ「曜さんと千歌さんが妹に近いのではないですか?」
果南「確かに妹っぽいよねー…でもさ」ギュッ
ダイヤ「なっ…」
果南「ダイヤも妹みたいな存在だよ」ナデナデ
181: 2017/06/15(木) 23:57:13.99 ID:93iMuA1+.net
ダイヤ「……果南さんはずるいです」ギュッ
果南「私がいない間、この森を守っててくれてたんでしょ?千歌たちに聞いたよ。ありがとね、ダイヤ」
ダイヤ「……果南、さん?」
果南「ん?」
ダイヤ「鞠莉さんの、人形が…!」
果南「っ!ごめん、一緒に来てもらえる!?」
果南「私がいない間、この森を守っててくれてたんでしょ?千歌たちに聞いたよ。ありがとね、ダイヤ」
ダイヤ「……果南、さん?」
果南「ん?」
ダイヤ「鞠莉さんの、人形が…!」
果南「っ!ごめん、一緒に来てもらえる!?」
182: 2017/06/15(木) 23:57:53.77 ID:93iMuA1+.net
ダイヤ「えぇ、それは構いませんが…」
ボフンッ
ダイヤ「こんな時間に…?」
果南「いや、妖怪じゃないと思うけど…急ごう!」
ヒュゥゥ…
ボフンッ
ダイヤ「こんな時間に…?」
果南「いや、妖怪じゃないと思うけど…急ごう!」
ヒュゥゥ…
183: 2017/06/15(木) 23:58:26.04 ID:93iMuA1+.net
ダイヤ「ここが鞠莉さんの家…?」
ガンッ ガシャンッ
ダイヤ「なっ、何の音ですか!?」
果南「鞠莉ッッ!」ダッ
ダイヤ「待ってください!」ダッ
鞠莉「っぐぅ…っ!ぅ、ぁぁあ!!」
果南「鞠莉!わかる!?」
ガンッ ガシャンッ
ダイヤ「なっ、何の音ですか!?」
果南「鞠莉ッッ!」ダッ
ダイヤ「待ってください!」ダッ
鞠莉「っぐぅ…っ!ぅ、ぁぁあ!!」
果南「鞠莉!わかる!?」
184: 2017/06/15(木) 23:59:12.65 ID:93iMuA1+.net
鞠莉「か、なん…っ」
果南「そう!しっかりして!ダイヤは悪いけどマルを呼びに行ってくれる!?場所はわかるよね!」
ダイヤ「わかりました!」ボフンッ
ヒュゥゥ
ダイヤ「一体、なにが…っ!?」
果南「そう!しっかりして!ダイヤは悪いけどマルを呼びに行ってくれる!?場所はわかるよね!」
ダイヤ「わかりました!」ボフンッ
ヒュゥゥ
ダイヤ「一体、なにが…っ!?」
215: 2017/06/22(木) 19:32:46.49 ID:t7RL4p3i.net
***
コンッ…コンコンコンッ
梨子「んぅ…何の音……?」
梨子「花丸ちゃん…」ユサユサ
花丸「梨子さん…どうしたの?」
梨子「窓からなにか音が…」
コンッ…コンコンコンッ
梨子「んぅ…何の音……?」
梨子「花丸ちゃん…」ユサユサ
花丸「梨子さん…どうしたの?」
梨子「窓からなにか音が…」
216: 2017/06/22(木) 19:33:14.60 ID:t7RL4p3i.net
コンッ コンッ…
花丸「ほんとだ…」ガラッ
ダイヤ「花丸さん!…と、梨子さんも?」
梨子「妖怪について色々教えてもらってて…って、それよりも!どうしたんですか?」
ダイヤ「私もよくわかりませんが…鞠莉さんが大変なんです!花丸さんを呼んでこいと…」
花丸「ほんとだ…」ガラッ
ダイヤ「花丸さん!…と、梨子さんも?」
梨子「妖怪について色々教えてもらってて…って、それよりも!どうしたんですか?」
ダイヤ「私もよくわかりませんが…鞠莉さんが大変なんです!花丸さんを呼んでこいと…」
217: 2017/06/22(木) 19:33:49.21 ID:t7RL4p3i.net
花丸「そっか、ダイヤさん、乗せてもらえる?」
ダイヤ「えぇ、もちろんですわ!」
梨子「その鞄は…?」
花丸「それは後で!梨子さんも来て!」
梨子「は、はい!」
ダイヤ「急ぎますのでしっかり掴まっててくださいね!」
ダイヤ「えぇ、もちろんですわ!」
梨子「その鞄は…?」
花丸「それは後で!梨子さんも来て!」
梨子「は、はい!」
ダイヤ「急ぎますのでしっかり掴まっててくださいね!」
218: 2017/06/22(木) 19:34:17.83 ID:t7RL4p3i.net
ヒュゥゥ
果南「ごめんねマル!」
花丸「大丈夫!ダイヤさん、ありがとうずら!」
鞠莉「ぅううう…っ」
花丸「鞠莉さん、わかる?」
鞠莉「ふー…ふー…っ」コクコク
果南「ごめんねマル!」
花丸「大丈夫!ダイヤさん、ありがとうずら!」
鞠莉「ぅううう…っ」
花丸「鞠莉さん、わかる?」
鞠莉「ふー…ふー…っ」コクコク
219: 2017/06/22(木) 19:34:44.32 ID:t7RL4p3i.net
花丸「よかった…とりあえずひょうたんは渡してくれる?」
鞠莉「だ、め…っ」
花丸「大丈夫。マルがちゃんと制御する」
花丸「梨子さん、鞄の中にヒト型の紙があるから出してくれる?」
梨子「うん!…え、とこれ?」
鞠莉「だ、め…っ」
花丸「大丈夫。マルがちゃんと制御する」
花丸「梨子さん、鞄の中にヒト型の紙があるから出してくれる?」
梨子「うん!…え、とこれ?」
220: 2017/06/22(木) 19:35:33.69 ID:t7RL4p3i.net
花丸「それを…」
ブワッッ ガッシャァン
ダイヤ「ま、鞠莉さん!?」
鞠莉「ぐ、ぅ…あぁあああ!」
梨子「あれじゃ、まるで…」
果南「鞠莉!」
ブワッッ ガッシャァン
ダイヤ「ま、鞠莉さん!?」
鞠莉「ぐ、ぅ…あぁあああ!」
梨子「あれじゃ、まるで…」
果南「鞠莉!」
221: 2017/06/22(木) 19:36:18.30 ID:t7RL4p3i.net
ボフンッ ギュッ
花丸「今のうちにひょうたんを…」ヒョイ
花丸「梨子さん、さっきの紙に唾液を染み込ませてひょうたんを巻いて!」
梨子「唾液…?わかった!」
花丸「ありがとう!」
花丸「さて。鞠莉さん、少しだけ我慢してね」ピッ
ポタッ…ジワ
花丸「今のうちにひょうたんを…」ヒョイ
花丸「梨子さん、さっきの紙に唾液を染み込ませてひょうたんを巻いて!」
梨子「唾液…?わかった!」
花丸「ありがとう!」
花丸「さて。鞠莉さん、少しだけ我慢してね」ピッ
ポタッ…ジワ
222: 2017/06/22(木) 19:36:52.12 ID:t7RL4p3i.net
花丸「妖、小原鞠莉…貴方の力を封じる」
花丸「果南さん、口を開けさせて」
果南「うん。ごめんね、鞠莉」クイッ
鞠莉「ぁ、…っ」
花丸「我の元へ戻りなさい」グッ
鞠莉「ん、ぐ…」ゴクッ
ヒュルルル…
花丸「果南さん、口を開けさせて」
果南「うん。ごめんね、鞠莉」クイッ
鞠莉「ぁ、…っ」
花丸「我の元へ戻りなさい」グッ
鞠莉「ん、ぐ…」ゴクッ
ヒュルルル…
223: 2017/06/22(木) 19:37:22.79 ID:t7RL4p3i.net
鞠莉「すぅ…」
果南「…寝ちゃったか。ありがとねマル」
花丸「ううん!梨子さん、大丈夫?」
梨子「う、うん…これで合ってる?」
花丸「うん、ありがとね!」
ダイヤ「一体…どういうことなんですか…?鞠莉さんは、ヒトでは…」
果南「…寝ちゃったか。ありがとねマル」
花丸「ううん!梨子さん、大丈夫?」
梨子「う、うん…これで合ってる?」
花丸「うん、ありがとね!」
ダイヤ「一体…どういうことなんですか…?鞠莉さんは、ヒトでは…」
224: 2017/06/22(木) 19:37:52.17 ID:t7RL4p3i.net
花丸「ううん。鞠莉さんは半妖なんだ。妖怪を封印するときに魔力を使うから…たまにああやって暴走しちゃうみたいで」
梨子「半妖、って…?」
花丸「妖怪と人間のあいだにできた子どもだよ。ただ、どんな人が鞠莉さんの両親かはわからないんだけどね…」
ダイヤ「それって、鞠莉さんも…?」
梨子「半妖、って…?」
花丸「妖怪と人間のあいだにできた子どもだよ。ただ、どんな人が鞠莉さんの両親かはわからないんだけどね…」
ダイヤ「それって、鞠莉さんも…?」
225: 2017/06/22(木) 19:38:31.84 ID:t7RL4p3i.net
花丸「うん…普通はね、妖怪と人間の子どもなんて出来ないんだ。でも…小原家は違った」
花丸「悪い言い方をすれば…人体実験だよ」ギリッ
梨子「そんな…ひどい……」
果南「そういう半妖は…鞠莉だけじゃないだろうね。私たちが知らないだけで」
梨子「なんでそんなことを!?」
花丸「悪い言い方をすれば…人体実験だよ」ギリッ
梨子「そんな…ひどい……」
果南「そういう半妖は…鞠莉だけじゃないだろうね。私たちが知らないだけで」
梨子「なんでそんなことを!?」
226: 2017/06/22(木) 19:39:28.54 ID:t7RL4p3i.net
花丸「そうやって妖怪を封じる術を作らないと、人間は生きていけないからね…最近じゃ悪い妖怪が増えてきてて…」
果南「平和だった内浦も少しずつ崩れていってるし…鞠莉がいなかったらもう此処もなくなっちゃってたかもしれない」
果南「でも…だからといって人体実験なんて許されるわけない…鞠莉が、かわいそうだよ…」ナデナデ
果南「平和だった内浦も少しずつ崩れていってるし…鞠莉がいなかったらもう此処もなくなっちゃってたかもしれない」
果南「でも…だからといって人体実験なんて許されるわけない…鞠莉が、かわいそうだよ…」ナデナデ
227: 2017/06/22(木) 19:40:07.72 ID:t7RL4p3i.net
カタンッ
果南「っと…本落としちゃった」
果南「……ん?」ペラッ
ダイヤ「人のものを勝手に…」
果南「ねぇ、梨子のおばあちゃんって…ここ出身だったの?」
梨子「え?はい、そうですけど…その本は?」
果南「っと…本落としちゃった」
果南「……ん?」ペラッ
ダイヤ「人のものを勝手に…」
果南「ねぇ、梨子のおばあちゃんって…ここ出身だったの?」
梨子「え?はい、そうですけど…その本は?」
228: 2017/06/22(木) 19:40:44.40 ID:t7RL4p3i.net
カタンッ
果南「っと…本落としちゃった」
果南「……ん?」ペラッ
ダイヤ「人のものを勝手に…」
果南「ねぇ、梨子のおばあちゃんって…ここ出身だったの?」
梨子「え?はい、そうですけど…その本は?」
果南「っと…本落としちゃった」
果南「……ん?」ペラッ
ダイヤ「人のものを勝手に…」
果南「ねぇ、梨子のおばあちゃんって…ここ出身だったの?」
梨子「え?はい、そうですけど…その本は?」
270: 2017/06/30(金) 23:41:13.14 ID:oNsx6uh4.net
果南「これ…実験の記録、みたいなんだけど……ここに桜内の名前があって」
梨子「ほ、ほんとだ…おばあちゃんの名前、が」
果南「おばあちゃんが半妖…ってことは…?」
花丸「えーと、8分の1…かな?」
梨子「私にも妖怪の血が…流れてる……?」
梨子「ほ、ほんとだ…おばあちゃんの名前、が」
果南「おばあちゃんが半妖…ってことは…?」
花丸「えーと、8分の1…かな?」
梨子「私にも妖怪の血が…流れてる……?」
271: 2017/06/30(金) 23:41:56.83 ID:oNsx6uh4.net
***
梨子(あのあとダイヤさんと果南さんに乗せてもらって花丸ちゃんの家に帰ったけど…結局一睡もできなかった)
梨子(妖怪が見えるのは、私に妖怪の血が流れてるから…なのかなぁ)
花丸「梨子さん、ご飯できたよ!」
梨子「あ、ごめん!ありがとう。今行くよ」
善子「早くしないとリリーの分も食べるわよ」
梨子「あ、あれ?善子ちゃん!?」
梨子(あのあとダイヤさんと果南さんに乗せてもらって花丸ちゃんの家に帰ったけど…結局一睡もできなかった)
梨子(妖怪が見えるのは、私に妖怪の血が流れてるから…なのかなぁ)
花丸「梨子さん、ご飯できたよ!」
梨子「あ、ごめん!ありがとう。今行くよ」
善子「早くしないとリリーの分も食べるわよ」
梨子「あ、あれ?善子ちゃん!?」
272: 2017/06/30(金) 23:42:21.04 ID:oNsx6uh4.net
善子「今日土曜でしょ?いつも寺の手伝いしてるの」
梨子「そうだったんだ…」
善子「それにしても…結構お寝坊さんなのね」クスッ
梨子「普段はちゃんと起きてるよぉ…!」
花丸「昨日は遅かったから仕方ないずら」
梨子「そうだったんだ…」
善子「それにしても…結構お寝坊さんなのね」クスッ
梨子「普段はちゃんと起きてるよぉ…!」
花丸「昨日は遅かったから仕方ないずら」
273: 2017/06/30(金) 23:42:47.25 ID:oNsx6uh4.net
善子「遅かった?夜中に何してたのよ…ゲーム?いや、ずら丸の家にゲームはないしリリーもゲーム好きには見えないし…」
花丸「ちょっと……元気な子を寝かしつけてただけずらよ」
梨子「あはは、そうそう」
花丸「ほら、早く食べないと覚めちゃうよ?」
梨子「いただきます!」
善子「ふぅん…じゃ、いただきまーす」
花丸「ちょっと……元気な子を寝かしつけてただけずらよ」
梨子「あはは、そうそう」
花丸「ほら、早く食べないと覚めちゃうよ?」
梨子「いただきます!」
善子「ふぅん…じゃ、いただきまーす」
274: 2017/06/30(金) 23:43:54.22 ID:oNsx6uh4.net
*
善子「ごちそうさまー」
梨子「ごちそうさま!花丸ちゃん、料理上手なんだね…」
花丸「えへへ、お粗末様でした!」
善子「あ、片付けは私がやるからリリーは座ってていいわよ」
梨子「ううん、私もやるよ」
善子「いいわよ。すぐ終わるし…」
善子「ごちそうさまー」
梨子「ごちそうさま!花丸ちゃん、料理上手なんだね…」
花丸「えへへ、お粗末様でした!」
善子「あ、片付けは私がやるからリリーは座ってていいわよ」
梨子「ううん、私もやるよ」
善子「いいわよ。すぐ終わるし…」
275: 2017/06/30(金) 23:44:52.09 ID:oNsx6uh4.net
梨子「でも…」
花丸「あ、じゃあ梨子さんはこっち手伝ってくれる?」
梨子「うん!えっと、何をすればいいの?」
花丸「水やりだよ!」
梨子「水やり…って、なんの?」
花丸「裏庭に行けばわかるずら♪」
花丸「あ、じゃあ梨子さんはこっち手伝ってくれる?」
梨子「うん!えっと、何をすればいいの?」
花丸「水やりだよ!」
梨子「水やり…って、なんの?」
花丸「裏庭に行けばわかるずら♪」
276: 2017/06/30(金) 23:45:20.68 ID:oNsx6uh4.net
*
梨子「これ、みかんの木?」
花丸「そう!善子ちゃんが狛犬さんと猫又さんのところにお供えに行ってるの知ってる?」
梨子「うん。この間見て…まさか、作ってるものだったとは…」
花丸「お寺に来る子どもたちに食べてもらったりもしてるし、オラもよく食べてるし…栄養たっぷり美味しいみかんだよ!」
梨子「これ、みかんの木?」
花丸「そう!善子ちゃんが狛犬さんと猫又さんのところにお供えに行ってるの知ってる?」
梨子「うん。この間見て…まさか、作ってるものだったとは…」
花丸「お寺に来る子どもたちに食べてもらったりもしてるし、オラもよく食べてるし…栄養たっぷり美味しいみかんだよ!」
277: 2017/06/30(金) 23:45:47.85 ID:oNsx6uh4.net
梨子「曜ちゃんと千歌ちゃんも美味しいって言ってたなぁ…」
花丸「えへへ、自慢のみかんずら!えっと、水やりはね、こうやって乾いてる子に『美味しくなってね』って気持ちを込めてたっぷりあげるんだよ」
梨子「こう?」ジャーッ
花丸「美味しくなってね、は?」
花丸「えへへ、自慢のみかんずら!えっと、水やりはね、こうやって乾いてる子に『美味しくなってね』って気持ちを込めてたっぷりあげるんだよ」
梨子「こう?」ジャーッ
花丸「美味しくなってね、は?」
278: 2017/06/30(金) 23:46:14.71 ID:oNsx6uh4.net
梨子「お、美味しくなってね…」
花丸「あはは、よくできましたずら!」
梨子「……遊ばれてる気がする」
花丸「なんのことかわからないずら♪」
善子「ずら丸、リリー、片付け終わったわよ」
花丸「善子ちゃん、ありがとう!じゃあ、次はお掃除を…」
「あ、あのー…」
花丸「あはは、よくできましたずら!」
梨子「……遊ばれてる気がする」
花丸「なんのことかわからないずら♪」
善子「ずら丸、リリー、片付け終わったわよ」
花丸「善子ちゃん、ありがとう!じゃあ、次はお掃除を…」
「あ、あのー…」
279: 2017/06/30(金) 23:46:40.49 ID:oNsx6uh4.net
梨子「ん…?」
善子「どうしたの?」
梨子「なにか声が聞こえたような…」
「こっちです、こっち!」
花丸「あ、下に…えっと、どちら様ずら?」
「へェ、自分は名もない低級で…」
善子「あぁ…もしかして妖怪がいるの?」
善子「どうしたの?」
梨子「なにか声が聞こえたような…」
「こっちです、こっち!」
花丸「あ、下に…えっと、どちら様ずら?」
「へェ、自分は名もない低級で…」
善子「あぁ…もしかして妖怪がいるの?」
280: 2017/06/30(金) 23:48:04.97 ID:oNsx6uh4.net
花丸「うん…それで、マルたちに何か用ずらか?」
「助けてくだせェ!あんた小原さんを止めてくれてるヤツでしょう!?」
花丸「た、助けるって…一体なにがあったんですか!?」
「果南さんと曜さんが大喧嘩してて…オレらじゃ止められないんです!」
梨子「お、大喧嘩…?」
「助けてくだせェ!あんた小原さんを止めてくれてるヤツでしょう!?」
花丸「た、助けるって…一体なにがあったんですか!?」
「果南さんと曜さんが大喧嘩してて…オレらじゃ止められないんです!」
梨子「お、大喧嘩…?」
281: 2017/06/30(金) 23:48:41.74 ID:oNsx6uh4.net
花丸「とりあえず行こう!二人とも!」
善子「ちょ、ちょ…何があったの!?」
梨子「果南さんと曜ちゃんが喧嘩してるらしくて…っ」
「ま、待ってくだせェ!」タッタッ
善子「ちょ、ちょ…何があったの!?」
梨子「果南さんと曜ちゃんが喧嘩してるらしくて…っ」
「ま、待ってくだせェ!」タッタッ
282: 2017/06/30(金) 23:50:21.50 ID:oNsx6uh4.net
*
千歌「!」
梨子「千歌ちゃん!」
千歌「り、こちゃ…っ!」ギュッ
梨子「大丈夫…?」
千歌「どうしよ、二人、喧嘩してて…このままじゃ、森が…でも私、止められなくて…」
花丸「二人は…?」
千歌「!」
梨子「千歌ちゃん!」
千歌「り、こちゃ…っ!」ギュッ
梨子「大丈夫…?」
千歌「どうしよ、二人、喧嘩してて…このままじゃ、森が…でも私、止められなくて…」
花丸「二人は…?」
283: 2017/06/30(金) 23:51:24.98 ID:oNsx6uh4.net
千歌「向こうの、奥に…でも気を付けて……曜ちゃん、興奮してるから…」
ガサガサッ
ダイヤ「みなさんお揃いで…」
ルビィ「う、うぅぅ…」グスッ
鞠莉「チャオ!」
梨子「ま、鞠莉さん!?もう平気なんですか!?」
ガサガサッ
ダイヤ「みなさんお揃いで…」
ルビィ「う、うぅぅ…」グスッ
鞠莉「チャオ!」
梨子「ま、鞠莉さん!?もう平気なんですか!?」
284: 2017/06/30(金) 23:51:50.37 ID:oNsx6uh4.net
鞠莉「まぁね~…昨日は迷惑かけたみたいでごめんなさいね?」
梨子「い、いえ…そんな」
花丸「それはいいから早く行くずらよ!」グイッ
善子「私だけ見えないからなにがなんなのかわからないんだけど…」
鞠莉「あ、そうそう!善子、これ飲んでみて!」
梨子「い、いえ…そんな」
花丸「それはいいから早く行くずらよ!」グイッ
善子「私だけ見えないからなにがなんなのかわからないんだけど…」
鞠莉「あ、そうそう!善子、これ飲んでみて!」
285: 2017/06/30(金) 23:52:17.29 ID:oNsx6uh4.net
善子「なによこの薬…絶対やばいやつじゃない?」
鞠莉「大丈夫大丈夫!安心安全の西木野製薬よ!」
善子「そんなの聞いたことないわよ!?ちょ、ま…っ」ゴクッ
善子「の、飲んじゃったじゃない!…って、あれ?」
鞠莉「大丈夫大丈夫!安心安全の西木野製薬よ!」
善子「そんなの聞いたことないわよ!?ちょ、ま…っ」ゴクッ
善子「の、飲んじゃったじゃない!…って、あれ?」
286: 2017/06/30(金) 23:52:43.56 ID:oNsx6uh4.net
善子「ルビィ…?なんで私見えて…」
鞠莉「妖怪が見えるようになるお薬なのよ!東京で試作品を貰ったから試しにね☆」
善子「実験台!?」
鞠莉「そんなことないわよ?さ、早く二人のとこに行きましょ!」
善子「ちょ、待ってってば!」
ルビィ「ま、待ってよぉ~!」
鞠莉「妖怪が見えるようになるお薬なのよ!東京で試作品を貰ったから試しにね☆」
善子「実験台!?」
鞠莉「そんなことないわよ?さ、早く二人のとこに行きましょ!」
善子「ちょ、待ってってば!」
ルビィ「ま、待ってよぉ~!」
287: 2017/06/30(金) 23:54:39.48 ID:oNsx6uh4.net
*
梨子「それで…喧嘩の原因って?」
千歌「う、うん…私は喧嘩が始まったときはいなかったから詳しくはわかんないんだけど……曜ちゃんが、鞠莉さんに襲いかかって…それを果南ちゃんが止めてた、んだ」
梨子「曜ちゃんが…?なんで、そんなこと…」
千歌「わ、かんない…曜ちゃんがあんなことするなんて……初めて、だから」
梨子「それで…喧嘩の原因って?」
千歌「う、うん…私は喧嘩が始まったときはいなかったから詳しくはわかんないんだけど……曜ちゃんが、鞠莉さんに襲いかかって…それを果南ちゃんが止めてた、んだ」
梨子「曜ちゃんが…?なんで、そんなこと…」
千歌「わ、かんない…曜ちゃんがあんなことするなんて……初めて、だから」
288: 2017/06/30(金) 23:58:22.39 ID:oNsx6uh4.net
梨子「鞠莉さんとなにかあったのかな…」
千歌「っと、ここらへんだった…はずなんだけど……」
梨子「あ、向こうに…果南さんが曜ちゃんを押さえつけてる…!」
果南「だから…何度言ったらわかるのさ!?」
曜「うぅう…だってわけわかんないよ!?果南ちゃんは此処よりもヒトの方が大事だったんだ!?」
千歌「っと、ここらへんだった…はずなんだけど……」
梨子「あ、向こうに…果南さんが曜ちゃんを押さえつけてる…!」
果南「だから…何度言ったらわかるのさ!?」
曜「うぅう…だってわけわかんないよ!?果南ちゃんは此処よりもヒトの方が大事だったんだ!?」
289: 2017/06/30(金) 23:58:49.06 ID:oNsx6uh4.net
果南「あーもう…そうじゃないって何度も言ってるでしょ?すぐ帰ってくるって…」
曜「すぐっていつ!またそうやって勝手に決めてさ!」
曜「私が…私たちが!果南ちゃんがいなくなって、どれだけ寂しかったか…つらかったか、わかる!?」
果南「寂しいならそう言ってよ…それでも、鞠莉に襲いかかるのは違うんじゃない?」
曜「だって……」
曜「すぐっていつ!またそうやって勝手に決めてさ!」
曜「私が…私たちが!果南ちゃんがいなくなって、どれだけ寂しかったか…つらかったか、わかる!?」
果南「寂しいならそう言ってよ…それでも、鞠莉に襲いかかるのは違うんじゃない?」
曜「だって……」
290: 2017/07/01(土) 00:02:45.97 ID:d55zYF9m.net
梨子「ど、どういうこと?果南さんがまた…どこかへ行くの……?」
鞠莉「ちょっと東京にねー」
花丸「あ、あれ?善子ちゃんは?」
鞠莉「向こうでバテてるわよ」
善子「はー…はー……ヨハネ、よ…」グデッ
鞠莉「ちょっと東京にねー」
花丸「あ、あれ?善子ちゃんは?」
鞠莉「向こうでバテてるわよ」
善子「はー…はー……ヨハネ、よ…」グデッ
291: 2017/07/01(土) 00:03:14.08 ID:d55zYF9m.net
ルビィ「だ、大丈夫…?」
善子「ルビィ…あんた意外と体力あるのね…」
ルビィ「うん……善子ちゃんよりは…」
鞠莉「二人とも」
千歌「ちょ、鞠莉ちゃん!?今出ていったら…」
曜「っ…離して、果南ちゃん」
善子「ルビィ…あんた意外と体力あるのね…」
ルビィ「うん……善子ちゃんよりは…」
鞠莉「二人とも」
千歌「ちょ、鞠莉ちゃん!?今出ていったら…」
曜「っ…離して、果南ちゃん」
292: 2017/07/01(土) 00:03:47.24 ID:d55zYF9m.net
果南「だめだよ…また襲いかかる気じゃ…」
曜「違う。ほんとに…もう、落ち着いた。ごめん」
果南「……わかった」パッ
ヒュルルル…
曜「え、と…鞠莉ちゃん、さっきはごめん…」
曜「違う。ほんとに…もう、落ち着いた。ごめん」
果南「……わかった」パッ
ヒュルルル…
曜「え、と…鞠莉ちゃん、さっきはごめん…」
293: 2017/07/01(土) 00:04:19.55 ID:d55zYF9m.net
鞠莉「ううん、ちゃんと説明しなかった私も悪いわね。千歌っちも、もう平気よ。おいで」
千歌「う、うん…曜ちゃん、大丈夫?」
曜「うん。怖かったよね……ごめん」
鞠莉「ほら、梨子もマルも!ダイヤとルビィも…えっと、善子は平気?」
善子「これくらい平気よぉ……」
鞠莉「……さて。ちゃんと話すわ」
曜「…うん」
千歌「う、うん…曜ちゃん、大丈夫?」
曜「うん。怖かったよね……ごめん」
鞠莉「ほら、梨子もマルも!ダイヤとルビィも…えっと、善子は平気?」
善子「これくらい平気よぉ……」
鞠莉「……さて。ちゃんと話すわ」
曜「…うん」
294: 2017/07/01(土) 00:04:52.94 ID:d55zYF9m.net
とりあえずここで切ります。
続きは昼~夕方ごろに。
続きは昼~夕方ごろに。
298: 2017/07/01(土) 17:18:28.19 ID:d55zYF9m.net
鞠莉「私はこれから東京へ向かいます。果南と一緒にね」
鞠莉「そして…できれば、梨子にも来て欲しいと思ってるわ」
梨子「え、私!?」
鞠莉「あなたにも妖怪の血が流れてることは…知ってる?」
梨子「昨日…実験の記録を、見て」
鞠莉「そう……妖怪の血が薄いとはいえ、昨日の私みたいになる可能性もあるの。だからそれを抑制する薬を作ってもらいに行くのよ」
鞠莉「そして…できれば、梨子にも来て欲しいと思ってるわ」
梨子「え、私!?」
鞠莉「あなたにも妖怪の血が流れてることは…知ってる?」
梨子「昨日…実験の記録を、見て」
鞠莉「そう……妖怪の血が薄いとはいえ、昨日の私みたいになる可能性もあるの。だからそれを抑制する薬を作ってもらいに行くのよ」
299: 2017/07/01(土) 17:19:07.23 ID:d55zYF9m.net
善子「薬、ってさっきの?」
鞠莉「あれとは逆ね…あれは魔力を一時的に上げるもので、これから作ってもらうのは魔力を下げるものなの」
鞠莉「妖怪が見える人間は基本的に魔力がヒトよりも高いの。マルみたいにね」
鞠莉「あの紙に唾液や血を染み込ませるのは、魔力を紙に宿すために体液が必要だから。それが、梨子にもできたでしょ?」
梨子「う、うん…」
鞠莉「あれとは逆ね…あれは魔力を一時的に上げるもので、これから作ってもらうのは魔力を下げるものなの」
鞠莉「妖怪が見える人間は基本的に魔力がヒトよりも高いの。マルみたいにね」
鞠莉「あの紙に唾液や血を染み込ませるのは、魔力を紙に宿すために体液が必要だから。それが、梨子にもできたでしょ?」
梨子「う、うん…」
300: 2017/07/01(土) 17:20:36.23 ID:d55zYF9m.net
花丸「マルは契約した妖怪の力を抑えることしかできないから…悪さをしてる妖怪相手じゃ意味がないんだ」
梨子「あぁ…だから、鞠莉さんを抑えられたのね…」
鞠莉「梨子。あなたは妖怪が見えるから…妖怪の血が混じっているから、きっとこれから狙われる」
鞠莉「だから――完全に魔力を消す薬を作ってもらおうと思って」
梨子「……え?」
梨子「あぁ…だから、鞠莉さんを抑えられたのね…」
鞠莉「梨子。あなたは妖怪が見えるから…妖怪の血が混じっているから、きっとこれから狙われる」
鞠莉「だから――完全に魔力を消す薬を作ってもらおうと思って」
梨子「……え?」
301: 2017/07/01(土) 17:21:24.97 ID:d55zYF9m.net
鞠莉「向こうにそっちの道の専門者が何人かいてね…本人がいれば作れるらしいわ」
梨子「い、やだ…」
鞠莉「梨子。あなたはこっちの世界に入るべきじゃない…これ以上危ない思いをする必要はないわ」
梨子「だって、友達になれて…なのに、もう見えない、なんて…やだ…っ」
曜「梨子ちゃん…」
梨子「い、やだ…」
鞠莉「梨子。あなたはこっちの世界に入るべきじゃない…これ以上危ない思いをする必要はないわ」
梨子「だって、友達になれて…なのに、もう見えない、なんて…やだ…っ」
曜「梨子ちゃん…」
302: 2017/07/01(土) 17:21:52.15 ID:d55zYF9m.net
千歌「……うん。その方がいいよ。梨子ちゃんはちゃんと普通に…」
梨子「普通ってなに!?私にとっては、もうみんなといるのが普通、なのに…」
果南「とりあえず……行くだけ行ってみない?」
果南「前にも話したと思うけど…東京に、妖怪の世界へ踏み込んだヒトがいるんだ。そのヒトに話を聞いてから考えればいいんじゃないかな」
鞠莉「さて、それじゃ行くわよ!」
梨子「普通ってなに!?私にとっては、もうみんなといるのが普通、なのに…」
果南「とりあえず……行くだけ行ってみない?」
果南「前にも話したと思うけど…東京に、妖怪の世界へ踏み込んだヒトがいるんだ。そのヒトに話を聞いてから考えればいいんじゃないかな」
鞠莉「さて、それじゃ行くわよ!」
303: 2017/07/01(土) 17:22:17.14 ID:d55zYF9m.net
梨子「え、い、今から!?」
鞠莉「善は急げ、って言うでしょう?それに、果南が乗せてくれるからすぐ着くわよ☆」
果南「あー…でも私だけで東京まで飛ぶのはキツいからなぁ……もう二人くらい来てくれればなぁ」
曜「わ、私行きたい!」
千歌「え、と…私も…!」
鞠莉「善は急げ、って言うでしょう?それに、果南が乗せてくれるからすぐ着くわよ☆」
果南「あー…でも私だけで東京まで飛ぶのはキツいからなぁ……もう二人くらい来てくれればなぁ」
曜「わ、私行きたい!」
千歌「え、と…私も…!」
304: 2017/07/01(土) 17:22:46.93 ID:d55zYF9m.net
ダイヤ「すぐに戻って来るのですよね?」
果南「うん、すぐだよ。大丈夫」
果南「……じゃ、行こう」
ボフンッ
梨子「え、えと…じゃあ、いってきます」
花丸「いってらっしゃい」
果南「うん、すぐだよ。大丈夫」
果南「……じゃ、行こう」
ボフンッ
梨子「え、えと…じゃあ、いってきます」
花丸「いってらっしゃい」
305: 2017/07/01(土) 17:23:45.70 ID:d55zYF9m.net
善子「気を付けてね」
ルビィ「えと、えと…が、がんばルビィ!です!」
ダイヤ「東京に負けてはいけませんよ!」
善子「東京に負ける、ってなによ…」
鞠莉「ダイヤはとってもユニークねぇ…じゃあ、また後で、ね♪」
ヒュゥゥ…
ルビィ「えと、えと…が、がんばルビィ!です!」
ダイヤ「東京に負けてはいけませんよ!」
善子「東京に負ける、ってなによ…」
鞠莉「ダイヤはとってもユニークねぇ…じゃあ、また後で、ね♪」
ヒュゥゥ…
306: 2017/07/01(土) 17:25:23.10 ID:d55zYF9m.net
***
「あ、あれじゃない?おーい!」
果南「お、いたいた」
ヒュゥゥ…ヒュルルル
穂乃果「いらっしゃい!」
ことり「あれあれ?初めましての子もいるねぇ♪」
海未「遠いところからわざわざすみません…」
梨子「ほ、本当に普通のヒト…なんですね……」
ことり「やーん♡かわいい~!」
「あ、あれじゃない?おーい!」
果南「お、いたいた」
ヒュゥゥ…ヒュルルル
穂乃果「いらっしゃい!」
ことり「あれあれ?初めましての子もいるねぇ♪」
海未「遠いところからわざわざすみません…」
梨子「ほ、本当に普通のヒト…なんですね……」
ことり「やーん♡かわいい~!」
307: 2017/07/01(土) 17:25:48.62 ID:d55zYF9m.net
海未「こら、ことり!驚いているでしょう」
曜「なんか…思ってたよりも……」
千歌「うん…もっと怖い感じかと思ってた…」
穂乃果「あ、もしかしてあなたが猫又さん?」
千歌「にゃっ!」ビクッ
穂乃果「あはは、驚かせちゃった?」
千歌「う、ううん…」
曜「なんか…思ってたよりも……」
千歌「うん…もっと怖い感じかと思ってた…」
穂乃果「あ、もしかしてあなたが猫又さん?」
千歌「にゃっ!」ビクッ
穂乃果「あはは、驚かせちゃった?」
千歌「う、ううん…」
308: 2017/07/01(土) 17:26:27.53 ID:d55zYF9m.net
穂乃果「こっちにもね、猫又さんがいるんだよ」
千歌「あ、果南ちゃんが言ってた…」
海未「ほぅ…これは素晴らしい毛並みで…」サワサワ
曜「あ、あのー…?」
海未「はっ!す、すみません…」
曜「いや…それにしても、青鷺火さんこそ綺麗な…」
海未「海未、と呼んでください」
曜「う、海未…さん」
海未「はい」ニコッ
千歌「あ、果南ちゃんが言ってた…」
海未「ほぅ…これは素晴らしい毛並みで…」サワサワ
曜「あ、あのー…?」
海未「はっ!す、すみません…」
曜「いや…それにしても、青鷺火さんこそ綺麗な…」
海未「海未、と呼んでください」
曜「う、海未…さん」
海未「はい」ニコッ
309: 2017/07/01(土) 17:27:21.59 ID:d55zYF9m.net
ことり「へー!妖怪の血が混ざってるんだ…!」
梨子「えぇ、私もつい昨日まで知らなかったんですけどね…」
ニャニャー!
梨子「ん…?」
ことり「あ、凛ちゃん……と、その後ろにいるのは花陽ちゃんと真姫ちゃんかな?」
凛「ほ、ほんとだ…キャラ被りにゃ!」
千歌「むむ…あなたが東京の猫又さんだね!」
梨子「えぇ、私もつい昨日まで知らなかったんですけどね…」
ニャニャー!
梨子「ん…?」
ことり「あ、凛ちゃん……と、その後ろにいるのは花陽ちゃんと真姫ちゃんかな?」
凛「ほ、ほんとだ…キャラ被りにゃ!」
千歌「むむ…あなたが東京の猫又さんだね!」
310: 2017/07/01(土) 17:27:50.90 ID:d55zYF9m.net
凛「うん!凛は凛だよ!」
千歌「凛ちゃん!私は千歌だよ!」
凛「千歌ちゃん!よろしくにゃ!」
真姫「ちょ、ちょっと凛…はぁ…まち、なさいよぉ…はぁ、はぁ……」
花陽「も、もう、無理…」ガクッ
千歌「凛ちゃん!私は千歌だよ!」
凛「千歌ちゃん!よろしくにゃ!」
真姫「ちょ、ちょっと凛…はぁ…まち、なさいよぉ…はぁ、はぁ……」
花陽「も、もう、無理…」ガクッ
311: 2017/07/01(土) 17:28:33.46 ID:d55zYF9m.net
鞠莉「オーゥ…Are you Ok?」
花陽「の、のー…です……おにぎりを…おにぎりを、ください…」
穂乃果「う、うん!ちょっと待っててね!お水も持ってくるから!」
真姫「あ、ありがと…」
凛「二人とも体力なさすぎにゃ!」
花陽「の、のー…です……おにぎりを…おにぎりを、ください…」
穂乃果「う、うん!ちょっと待っててね!お水も持ってくるから!」
真姫「あ、ありがと…」
凛「二人とも体力なさすぎにゃ!」
312: 2017/07/01(土) 17:29:15.10 ID:d55zYF9m.net
*
花陽「はぁ…穂乃果ちゃんのおにぎり、美味しかったです…♡」
穂乃果「よかったー!」
海未「……さて、そろそろ本題に移りませんか?」
真姫「あぁ、そうね。薬を作りに来たのよね?」
鞠莉「いいえ。その前に……話を聞きたいと思って」
真姫「話?」
花陽「はぁ…穂乃果ちゃんのおにぎり、美味しかったです…♡」
穂乃果「よかったー!」
海未「……さて、そろそろ本題に移りませんか?」
真姫「あぁ、そうね。薬を作りに来たのよね?」
鞠莉「いいえ。その前に……話を聞きたいと思って」
真姫「話?」
313: 2017/07/01(土) 17:30:33.02 ID:d55zYF9m.net
梨子「人が――妖怪の世界に入ることを、どう思っているのかを聞きたくて」
穂乃果「うーん…穂乃果は小さいときから海未ちゃんとことりちゃんが側にいたから……それが普通、かなぁ」
花陽「花陽も…凛ちゃんがいるのが普通だったから……役に立てなくてごめんなさい…」
真姫「私は…花陽と出会ってから妖怪の世界に入ったわ。それまでは自分が見える人間だってことすら知らなかったくらいね」
穂乃果「うーん…穂乃果は小さいときから海未ちゃんとことりちゃんが側にいたから……それが普通、かなぁ」
花陽「花陽も…凛ちゃんがいるのが普通だったから……役に立てなくてごめんなさい…」
真姫「私は…花陽と出会ってから妖怪の世界に入ったわ。それまでは自分が見える人間だってことすら知らなかったくらいね」
314: 2017/07/01(土) 17:32:03.91 ID:d55zYF9m.net
梨子「私と、同じような感じ…なのかな」
真姫「あなたはどうしてこっちの世界に?」
梨子「私は…たまたまクラスで妖怪の噂を聞いて…興味本位で森に入ったら曜ちゃんと千歌ちゃんに会ったの」
真姫「ふーん…それで、友達になったってわけね」
梨子「えぇ」
真姫「あなたはどうしてこっちの世界に?」
梨子「私は…たまたまクラスで妖怪の噂を聞いて…興味本位で森に入ったら曜ちゃんと千歌ちゃんに会ったの」
真姫「ふーん…それで、友達になったってわけね」
梨子「えぇ」
315: 2017/07/01(土) 17:32:52.08 ID:d55zYF9m.net
真姫「楽しいんでしょ?そっちにいるの」
梨子「……うん。みんなを失いたくない」
真姫「じゃあいいんじゃないの?」
梨子「え?」
真姫「自分の人生なんだから自分で決めればいい。そう思うけど」
海未「しかし、真姫のようにこちらの世界へ入ってしまえば人間の世界には…」
梨子「……うん。みんなを失いたくない」
真姫「じゃあいいんじゃないの?」
梨子「え?」
真姫「自分の人生なんだから自分で決めればいい。そう思うけど」
海未「しかし、真姫のようにこちらの世界へ入ってしまえば人間の世界には…」
316: 2017/07/01(土) 17:33:17.62 ID:d55zYF9m.net
真姫「それなら、ちょうどいいのがいるじゃない?」
ことり「あ!そっか。今日は来てないみたいだけど…」
穂乃果「さっき連絡したらすぐ来てくれるって!」
千歌「穂乃果ちゃん!このお饅頭おいしいよ!」
曜「うん!しかもこれ、みかん味だ!」
穂乃果「ほんと?もっと食べていいからね!」
ことり「あ!そっか。今日は来てないみたいだけど…」
穂乃果「さっき連絡したらすぐ来てくれるって!」
千歌「穂乃果ちゃん!このお饅頭おいしいよ!」
曜「うん!しかもこれ、みかん味だ!」
穂乃果「ほんと?もっと食べていいからね!」
317: 2017/07/01(土) 17:33:48.57 ID:d55zYF9m.net
凛「やっぱり穂乃果ちゃんのお饅頭は世界一にゃー!ほらほら、果南ちゃんも!」
果南「も、もう結構食べたよ…?よく入るね…」アハハ
ガラッ
にこ「ちょっと!このにこにーを差し置いて…ってなんか増えてる!?」ビクッ
千歌「なんか怪しいヒトがきた…」
にこ「だぁれが怪しいですってぇ!?」
果南「も、もう結構食べたよ…?よく入るね…」アハハ
ガラッ
にこ「ちょっと!このにこにーを差し置いて…ってなんか増えてる!?」ビクッ
千歌「なんか怪しいヒトがきた…」
にこ「だぁれが怪しいですってぇ!?」
318: 2017/07/01(土) 17:34:18.71 ID:d55zYF9m.net
曜「変なサングラスしてるし…」
にこ「今はプライベートだからね…はぁー、人気アイドルは困っちゃう~!」
希「人気アイドル、って…駆け出しアイドルの間違いやない?」
絵里「えぇ、自分で人気と言うなんて賢くないわよ」
にこ「うるさぁーい!」
梨子「な、なにこの…漫才?」
にこ「今はプライベートだからね…はぁー、人気アイドルは困っちゃう~!」
希「人気アイドル、って…駆け出しアイドルの間違いやない?」
絵里「えぇ、自分で人気と言うなんて賢くないわよ」
にこ「うるさぁーい!」
梨子「な、なにこの…漫才?」
319: 2017/07/01(土) 17:34:44.07 ID:d55zYF9m.net
鞠莉「ハァーイ、にこっち☆」
にこ「げ…なんでいんのよ…」
鞠莉「今日もSo cuteね~!よーしよし」ナデナデ
にこ「にこの方が年上なんですけど!?撫でるな!」
真姫「……あれが一応、人間と妖怪、両方を取った人よ」
にこ「あれ扱いするんじゃないわよ」
梨子「り、両方、って…?」
にこ「げ…なんでいんのよ…」
鞠莉「今日もSo cuteね~!よーしよし」ナデナデ
にこ「にこの方が年上なんですけど!?撫でるな!」
真姫「……あれが一応、人間と妖怪、両方を取った人よ」
にこ「あれ扱いするんじゃないわよ」
梨子「り、両方、って…?」
320: 2017/07/01(土) 17:35:07.68 ID:d55zYF9m.net
にこ「にこにーはぁ、どっちも大切だから、両方を取っちゃったの!やーん!にこってば罪なオ、ン、ナ♡」
真姫「キモチワルイ」
希「まぁ…簡単にいうと、駆け出しアイドルをやりながらも休日はウチらのところに来たり、悪い妖怪さんを退治したりしてくれてる、ってとこやね」
梨子「そんな……大変じゃないですか?」
にこ「うーん…まぁ、大変だけど……マ…お母さんや家族もいるし、こっちのみんなも大好きだから…どっちも失いたくなかったの」
梨子「どっちも……」
真姫「キモチワルイ」
希「まぁ…簡単にいうと、駆け出しアイドルをやりながらも休日はウチらのところに来たり、悪い妖怪さんを退治したりしてくれてる、ってとこやね」
梨子「そんな……大変じゃないですか?」
にこ「うーん…まぁ、大変だけど……マ…お母さんや家族もいるし、こっちのみんなも大好きだから…どっちも失いたくなかったの」
梨子「どっちも……」
321: 2017/07/01(土) 17:35:37.99 ID:d55zYF9m.net
果南「へぇ…にこってそんなちゃんと考えてたんだ……」
にこ「ぬぁによ、悪い?」
果南「ううん、立派だなって」
にこ「なっ…」
梨子「妖怪が見えること…他の人には言ってるんですか?」
にこ「いや言わないわよ…変な人って思われるじゃない?……あ、でもそういうキャラの方向性もアリ!?」
真姫「……で、梨子…だっけ?」
にこ「ぬぁによ、悪い?」
果南「ううん、立派だなって」
にこ「なっ…」
梨子「妖怪が見えること…他の人には言ってるんですか?」
にこ「いや言わないわよ…変な人って思われるじゃない?……あ、でもそういうキャラの方向性もアリ!?」
真姫「……で、梨子…だっけ?」
322: 2017/07/01(土) 17:36:12.95 ID:d55zYF9m.net
梨子「あ、はい!」
真姫「どうするの?妖怪のこと全部忘れて、人間としての生活を取り戻す?それともにこちゃんみたいに両方を取る?私みたいに人間としての生活を捨てる?」
梨子「私、は…」チラッ
千歌「ん?」
曜「ちゃんと、梨子ちゃんが幸せになれる未来を決めてね」ニコッ
真姫「どうするの?妖怪のこと全部忘れて、人間としての生活を取り戻す?それともにこちゃんみたいに両方を取る?私みたいに人間としての生活を捨てる?」
梨子「私、は…」チラッ
千歌「ん?」
曜「ちゃんと、梨子ちゃんが幸せになれる未来を決めてね」ニコッ
323: 2017/07/01(土) 17:36:41.10 ID:d55zYF9m.net
梨子「……」
梨子「やっぱり…どっちも、捨てたくない……です」
真姫「……本当にいいの?きっと、つらいと思うけど」
にこ「そうね。あんまり人におすすめはできないわよ」
梨子「それでも――忘れられないくらい、どちらも大切だから」
鞠莉「梨子…」
梨子「やっぱり…どっちも、捨てたくない……です」
真姫「……本当にいいの?きっと、つらいと思うけど」
にこ「そうね。あんまり人におすすめはできないわよ」
梨子「それでも――忘れられないくらい、どちらも大切だから」
鞠莉「梨子…」
324: 2017/07/01(土) 17:37:02.62 ID:d55zYF9m.net
真姫「そ……じゃ、鞠莉のと同じ、抑制剤だけでいいのね」
梨子「うん。お願いします」
曜「り、梨子ちゃんとお別れじゃ……ない?」
梨子「えぇ」
千歌「これからも友達…?」
梨子「もちろん!」
梨子「うん。お願いします」
曜「り、梨子ちゃんとお別れじゃ……ない?」
梨子「えぇ」
千歌「これからも友達…?」
梨子「もちろん!」
325: 2017/07/01(土) 17:37:40.95 ID:d55zYF9m.net
曜「よ、よかったよぉー!」ギュッ
千歌「ありがとぉー!」ギュッ
梨子「わ、二人とも…?」
果南「もう、二人は素直じゃないんだから…」クスッ
鞠莉「行かないで、なんて言えないわよね…」
真姫「早く作らないと今日中に帰れないわよ…」
千歌「ありがとぉー!」ギュッ
梨子「わ、二人とも…?」
果南「もう、二人は素直じゃないんだから…」クスッ
鞠莉「行かないで、なんて言えないわよね…」
真姫「早く作らないと今日中に帰れないわよ…」
326: 2017/07/01(土) 17:38:05.48 ID:d55zYF9m.net
花陽「ま、まぁまぁ…もう少し、待ってよう?真姫ちゃんだってこの光景見覚えあるでしょ?」
真姫「まぁ…あるケド」チラッ
希「な、なんや真姫ちゃん…」
絵里「なによ…離れたくなかったんだから仕方ないじゃない…」
ことり「あのときの二人はとーってもかわいかったよね…♪」
真姫「まぁ…あるケド」チラッ
希「な、なんや真姫ちゃん…」
絵里「なによ…離れたくなかったんだから仕方ないじゃない…」
ことり「あのときの二人はとーってもかわいかったよね…♪」
327: 2017/07/01(土) 17:38:38.34 ID:d55zYF9m.net
海未「えぇ、あんなに大泣きする二人を見たのは最初で最後かもしれませんね」
凛「まったく賢くなかったにゃー!」
絵里「凛?」
凛「ハイ」
凛「まったく賢くなかったにゃー!」
絵里「凛?」
凛「ハイ」
328: 2017/07/01(土) 17:39:10.15 ID:d55zYF9m.net
*
真姫「はい、じゃあこれ。体が熱くなったり異変を感じたときに飲んでね」
梨子「真姫さん、本当にありがとうございます」ペコリ
真姫「別にいいわよ…これが仕事だし」
凛「照れてるにゃー!」
真姫「うるさい!」ムニーッ
凛「いふぁいよ、まふぃひゃん」
真姫「はい、じゃあこれ。体が熱くなったり異変を感じたときに飲んでね」
梨子「真姫さん、本当にありがとうございます」ペコリ
真姫「別にいいわよ…これが仕事だし」
凛「照れてるにゃー!」
真姫「うるさい!」ムニーッ
凛「いふぁいよ、まふぃひゃん」
329: 2017/07/01(土) 17:39:47.09 ID:d55zYF9m.net
真姫「ん゛ん……足りなくなったらまた来なさいよ」
穂乃果「お饅頭食べに来るだけでも大歓迎だからね!今度はそっちのお話聞かせてね!」
曜「うん!そのときは花丸ちゃんの作ったみかん持ってくるよ!」
海未「みかんですか…楽しみにしてますね」
ことり「その花丸ちゃん、って子にも会ってみたいなぁ♪」
穂乃果「お饅頭食べに来るだけでも大歓迎だからね!今度はそっちのお話聞かせてね!」
曜「うん!そのときは花丸ちゃんの作ったみかん持ってくるよ!」
海未「みかんですか…楽しみにしてますね」
ことり「その花丸ちゃん、って子にも会ってみたいなぁ♪」
330: 2017/07/01(土) 17:40:13.46 ID:d55zYF9m.net
真姫「みかん…」
千歌「むむ!もしかして、真姫ちゃんはみかん苦手なの!?」
真姫「だって剥くのが大変だし…手黄色くなっちゃうでしょ…」
鞠莉「じゃあマリーがあーんしてあげるわよ♪」
真姫「ヴェェ…なによそれ…」
花陽「……また、絶対会おうね」
梨子「…うん。次はおにぎり握ってこようかな」フフッ
千歌「むむ!もしかして、真姫ちゃんはみかん苦手なの!?」
真姫「だって剥くのが大変だし…手黄色くなっちゃうでしょ…」
鞠莉「じゃあマリーがあーんしてあげるわよ♪」
真姫「ヴェェ…なによそれ…」
花陽「……また、絶対会おうね」
梨子「…うん。次はおにぎり握ってこようかな」フフッ
331: 2017/07/01(土) 17:40:40.66 ID:d55zYF9m.net
希「あー…梨子ちゃん、それはやめた方がいいと思うなぁ」
梨子「え?なんで?」
絵里「花陽はご飯にはすっごく厳しいから…穂乃果のおにぎりも、花陽のスパルタ教育でやっと認めてもらえたくらいだもの」
梨子「そ、そうなんだ…」
花陽「ご飯について勉強したくなったらいつでもうちに来ていいんだよ!」
梨子「え?なんで?」
絵里「花陽はご飯にはすっごく厳しいから…穂乃果のおにぎりも、花陽のスパルタ教育でやっと認めてもらえたくらいだもの」
梨子「そ、そうなんだ…」
花陽「ご飯について勉強したくなったらいつでもうちに来ていいんだよ!」
332: 2017/07/01(土) 17:41:15.38 ID:d55zYF9m.net
果南「名残惜しいけどそろそろ出ないと夜中になっちゃうよー?」
梨子「そっか……じゃあ、またね」
穂乃果「うん!バイバーイ!」
ボフンッ
果南「海未ちゃん、今度は手合わせお願いするね」
海未「えぇ、それまでに鍛錬を積んでおきますね」
果南「うん、私も」
ヒュゥゥ…
梨子「そっか……じゃあ、またね」
穂乃果「うん!バイバーイ!」
ボフンッ
果南「海未ちゃん、今度は手合わせお願いするね」
海未「えぇ、それまでに鍛錬を積んでおきますね」
果南「うん、私も」
ヒュゥゥ…
333: 2017/07/01(土) 17:41:41.10 ID:d55zYF9m.net
***
善子「……まだかしら」ソワソワ
花丸「善子ちゃん、落ち着くずら」
善子「だって…帰るって連絡来てからもう何時間経ったのよ…?」
花丸「まだ一時間ちょっとだよ?」
ダイヤ「むっ」
ボフンッ
ルビィ「お、お姉ちゃんどうしたの?」
善子「……まだかしら」ソワソワ
花丸「善子ちゃん、落ち着くずら」
善子「だって…帰るって連絡来てからもう何時間経ったのよ…?」
花丸「まだ一時間ちょっとだよ?」
ダイヤ「むっ」
ボフンッ
ルビィ「お、お姉ちゃんどうしたの?」
334: 2017/07/01(土) 17:41:59.99 ID:d55zYF9m.net
ダイヤ「!果南さん、鞠莉さん、みなさんも!」ブンブン
善子「ねぇずら丸」
花丸「言いたいことはわかるけど言わない方が身のためずらよ」
善子「狐も嬉しいと尻尾振るの?犬みたい…」
ルビィ「ふふっ…どうなんだろう?」
ダイヤ「なっ…!」カァァ
果南「いやー帰ってきたね!」
梨子「うん!みんな――」
善子「ねぇずら丸」
花丸「言いたいことはわかるけど言わない方が身のためずらよ」
善子「狐も嬉しいと尻尾振るの?犬みたい…」
ルビィ「ふふっ…どうなんだろう?」
ダイヤ「なっ…!」カァァ
果南「いやー帰ってきたね!」
梨子「うん!みんな――」
335: 2017/07/01(土) 17:42:31.15 ID:d55zYF9m.net
梨子「ただいま!」
おしまい。
おしまい。
336: 2017/07/01(土) 17:43:22.13 ID:d55zYF9m.net
途中でかなり時間が開いたりしてしまってすみませんでした。
保守や期待などとても嬉しかったです。
また次の作品で。
ありがとうございました!
保守や期待などとても嬉しかったです。
また次の作品で。
ありがとうございました!
337: 2017/07/01(土) 17:47:02.14 ID:XzUN1P2A.net
乙です!
この世界観大好きだからぜひ後日談とか他の子たちのお話も読んでみたいです!
この世界観大好きだからぜひ後日談とか他の子たちのお話も読んでみたいです!
引用元: 梨子「此処内浦には妖怪が居るらしい」


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