1: 2014/07/24(木) 01:53:15.18 ID:flAR4ctPO

2: 2014/07/24(木) 01:55:36.87 ID:flAR4ctPO
P『営業で動き回ったせいで足腰が悲鳴をあげてるぜ…』

貴音『貴方様…大丈夫ですか?どうかご自愛して下さるようお願いします。
貴方様が倒れてしまってはわたくし…あぁ気が遠くなってきました』


P『大げさ過ぎだろ…倒れるほど働いてないよ…あっ
そうだ。マッサージしてくれないか?』


貴音『はて?まっさあじとは?如何なるものなのでしょうか?
貴方様がどうしてもと仰るのであれば、どのようなことでも善処いたしますが…』


P『とりあえず俺がうつ伏せになるから、上に乗って腰と背中を揉んだりさすったりして欲しい』


貴音『なるほど。まっさあじとは、按摩のことだったのですね
それくらいであればお安い御用です』

3: 2014/07/24(木) 01:57:18.23 ID:flAR4ctPO
P『よいしょっと…じゃあ貴音任せた!』

貴音『ふふっ…任されました。
ところで貴方様……本当に上に乗っても平気なのでしょうか?』

P『問題ないよ…うん……問題はない!さぁ!貴音早く!』

貴音『貴方様…そうせかさずとも…』ドッコイショーイチ
貴音『貴方様……苦しくは無いでしょうか?』

P『いや、平気。むしろ気持ち…』

貴音『貴方様?』

P『いやなんでもない』

貴音『ふふっ……ではそういうことにしておきますね』

4: 2014/07/24(木) 01:59:21.27 ID:flAR4ctPO
P『あ~~~きもちいい~~極楽じゃ~』

貴音『貴方様にそんなに喜んでいただき、真嬉しいです』ヨイショッヨイショッ

P(貴音が背中を強く押すたびに…尻が…尻の感触が……)
P『あー、いいぞ貴音…きもちいいぞ』

貴音『ところで貴方様…わたくしは常日頃から不満に感じていることがあるのですが…』

P『いきなりどうした?』

貴音『貴方様は自分の身を軽視し過ぎです!今こうしてまっさあじが必要なほど疲れを溜めておいでで…』

P『まぁ、そういう仕事だしな…仕方ないよ』

貴音『わたくしは!わたくしは!貴方様がいつか倒れてしまうのでは無いかと心配なのです!』ダキッ!

P『ちょ!ちょっと!貴音!落ち着け!(胸が!貴音の感触が!体温がぁ!!)』ムクムクッ

5: 2014/07/24(木) 02:02:10.90 ID:flAR4ctPO
貴音『すみませんでした…我を忘れ取り乱してしまいました』

P『ま、まぁ!これからは自分の身体のことを多少は気遣うことにするよ』

貴音『どうかそうして下さいませ…ところで貴方様
先程から少し腰を浮かせておられますが…何処か悪いところでも?』

P(悪いのは煩悩まみれの俺のpですなんて言えない!)
P『な、なんでもないよ…』

貴音『そうですか。…しかし少し気になります……貴方様』

P『ん?』

貴音『貴方様少し失礼します』
くるっ

P『』ビンビン

貴音『まぁ!なんということでしょう!貴方様!こんなに下腹部を腫らしておいでで…どうして黙っていたのですか!?』

6: 2014/07/24(木) 02:04:04.01 ID:flAR4ctPO
P『いや…あの…その……』

貴音『貴方様…貴方様はまた自分で全てを背負いこもうとしてらっしゃるのですね…』

P『ご……ごめんな貴音』

貴音『わたくしは貴方様のお役に立ちたいのです!何なりとお申し付け下されば……。わたくしは貴方様の支えとなりたいのです』

P『た……貴音。ごめんな』
Pは赤子を抱くように優しく貴音を包み込んだ。

貴音『貴方様…』
P『ありがとう……貴音。』

貴音『ところで貴方様…下腹部なんですが』

P『え?なに?どうした?やぶからスティックに』

貴音『民間療法では痛いところや悪いところを摩ると良いと聞きます。』

P『そ、そうだな』

貴音『わたくしが摩れば貴方様の体調が良くなるかも知れません。摩りますよ?』

P『それは…どうかと……あっ』


11: 2014/07/24(木) 02:09:16.88 ID:flAR4ctPO
貴音『あなたさまぁ…』

わたくしが手を触れる度にぷろでゅうさあが苦しそうな声をあげられる。
苦しそうなのに…どこか切なさを感じます。
貴方様…そのような切なそうな表情をしないでください……でも
もっとぷろでゅうさあの苦しそうな声が聞きたい。
もっと切なそうな表情が見たい…。
きっとこのような表情は、わたくし以外見たことが無い。
苦しそうな声をわたくし以外聞いたことがない。
根拠は無い。
しかし、どこかで確信めいたものを感じている。
こうしている間は
わたくしのもの。わたくしだけのぷろでゅうさあ。
わたくし以外誰も知らない
ぷろでゅうさあのもう一つの顔。
そう思うと顔が…身体がじわりじわりと熱を帯びていく。

13: 2014/07/24(木) 02:10:54.94 ID:flAR4ctPO
貴音『はぁ…ハァ…ハァハァ……貴方様…』

身体がかつて無い程に熱くなってくる。
得体の知れない感覚に恐れはあった…しかし、それ以上に気分が高翌揚してくる。
貴音は、ただプロデューサーの嬌声が聞きたかった。
自分以外誰も知らないプロデューサーの姿が見たかったその一心で
Pの怒張したpを撫で続ける。

P『あっ…貴音…ハァ……ハァハァ…たかねぇ…』




貴音の華奢な手が股間を往復する度に快感の波が押し寄せてくる。
プロデューサーとアイドルという一線を既に超えてしまった…
取り返しのつかないことをしてしまっている。
そんな意識とは裏腹に股間は硬さを増していく。

14: 2014/07/24(木) 02:13:01.26 ID:flAR4ctPO
貴音『あなたさまぁ……身体が…身体が熱いです…わたくしはおかしくなってしまったのでしょうか?』

その瞬間、プロデューサーの中で何かがプツンと切れた。
プロデューサーが貴音に覆いかぶさる。

貴音『あ…貴方様!?』

あまりに突然なことに貴音は為す術もなく
プロデューサーに両手を抑えられてしまう。
P『すまない貴音……もう後戻りはできない』

唇が重なる。
プロデューサーが舌をさしだすと
貴音もそれに呼応するかのように
自らの舌をさしだし
絡めあう。
数分だろうか?
数十分だったろうか?
時間の感覚がおかしくなるほど
お互い無我夢中に舌を絡めあいようやく口を離す。
銀色の糸が後を引きプツンと切れた。

貴音『あ、あなたひゃま…』

慣れない舌の動きをしたせいか、呂律が上手く回ってない。
そんな貴音が狂おしい程愛おしい。


しかし…プロデューサーは理性全てを失う訳もなく我に返ってしまう

15: 2014/07/24(木) 02:15:04.35 ID:flAR4ctPO
P『貴音…すまない…本当にすまない…俺は765から去るよ。それが貴音の為だ……』

貴音『謝罪は結構です。……貴方様がわたくしに対して普段からどのような感情を抱いていたのかは感じていました』

たけさんP『そうか…すまないな』




ーーーそんなに何度も謝らないでください。

貴音『ですから、謝罪は結構です。それに辞める必要はありません。』

P『貴音…でも俺は765を去るしか…でないとまた君を……』

プロデューサーは一度決めたことは嫌でも曲げない…融通が効かないことに貴音は腹立たしくなってくる。

18: 2014/07/24(木) 02:20:54.81 ID:flAR4ctPO
貴音『ええい!貴方様は辞める必要がないのです!……本当にわたくしのことを思っているのであれば…いつまでもそばにいてくださいまし。わたくしは貴方様をお慕いしております…』

ようやく紡げたこの言葉。
プロデューサーと出会って数年
ひた隠ししてた言葉。
貴音もプロデューサーとアイドルとの一線を越えてしまうのが怖かったから隠し続けてた本当の気持ち。

たけさんP『貴音…ありがとう。
でも…やっぱり……』

やはり貴方様は…今回も我を通してしまわれるのですか…。
涙が溢れ出てくる。
これほど悲しいことがあっただろうか?
互いに愛し合っている者同士が結ばれないなんて…。まるで、ろみおとじゅりえっとのよう。

P『嬉しいけど。やっぱり…こういうのは男から言わないといけない…って貴音!?え?目にゴミでも入ったか!?』

貴音『ふふっ…わたくしのことは心配しなくても結構です……貴方様続けてくださいまし』

P『えっとな…俺も貴音が好きだ!愛している
これからもずっと俺の隣にいて欲しい』

貴音『はぅ…!?…貴方様…嬉しいです』
先程とは違った涙が流れてくる。とても温かい涙が。

P『あぁ、ずっと一緒にいよう…貴音を手離したりなんてしない。』
貴音『貴方様…』

2人の影が重なった。


ー完ー

19: 2014/07/24(木) 02:22:57.88 ID:YkeL431rO
は?大事なのはこれからだろ!

21: 2014/07/24(木) 02:27:06.22 ID:flAR4ctPO
ーーーーーーーーーーー
小鳥『やっぱり一人での仕事中は妄想が捗るピヨー!!!!』
律子『ことりさん?何をやってらしたんですかね!?』
小鳥『わ、わたしはですね!事務の仕事をひたすらとですね!?』
律子『PCの画面に羅列された文字を見ても言い訳出来るとでも?』
小鳥『ピヨ!?(しまった!打ち込んでしまってたピヨ!)』
小鳥『……それでは来客用のお茶菓子の買い出しに行ってきますね』スクッ
ダッ!
律子『こら待てー!!』






P『なにしてんだ?あの二人は?』

貴音『さて?なにかあったのでしょうか?』

P『それより晩飯にでも行くか』

貴音『では、らぁ』
P『めん以外な』

貴音『貴方様はいけずです。』プクー

P『かわいく頬っぺた膨らましてもダメだって。昨日の夜も今日の朝も昼もずっとラーメンだったろ?身体に悪いぞ』

貴音『まことに残念ですが…貴方様がそう仰るなら諦めます。』

P『それに…今は貴音1人の身体じゃないだろ?』

貴音『そうですね。ぷろでゅうさあ様』

夕日に照らされた貴音は美しかった。
これからいつまで隠し通せるかわからないが
きっと三人で乗り越えてみせるさ。
だろ?

貴音『貴方様。わたくし酸っぱいものが食べたくなって参りました!!お腹の子も…』

P『おい!こらデカイ声でそんなこと言うな!!』
前途多難だけども




おわり




貴音とPの馴れ初めを書きたかっただけなの…
書き溜めはここまでなので
ちょっと待って

38: 2014/07/24(木) 05:38:50.26 ID:flAR4ctPO


ーーーーーーーーーーーーー

くそっ!早く!もっと早く走らないと!!
Pは走っていた。そう愛する人の待つ場所へ。

双海総合病院。
765プロに所属する双海姉妹の父が院長をやっている総合病院だ。
難病治療の研究などで全国的にも有名な病院である。

貴音達!どうか!無事でいてくれよ!!
走っているせいで声に出すことはできないがその一心で走り続けた。

病院に着き受付を急いで済ましA72号室の前で立ち止まる。
P「ここか…」
必氏で走って来たが為に肩が上下に大きく揺れる。
ふぅー…扉の前で意を決するように大きく深呼吸をする。

息は整ってはいないが、しばらくおさまりそうにない。
汗が滴り落ちるのを感じながら恐る恐るドアへと手をかけた。


ガチャッーー


貴音「貴方様…いらしたのですね?仕事の方は大丈夫なのでs」
P「それどころじゃないだろ!!」
いきなりPが叫んでしまった為に貴音はビクッと身体を揺らした。
貴音「あ、貴方様…わたくしを大事に思う気持ちは大変嬉しいのですが……」
看護婦「旦那さん!お静かにしないと…!」


オギャー!!

病室内に甲高い叫び声が響く。

Pは膝から崩れ落ちた。
貴音「可愛い女の子ですよ…貴方様」

無事に産まれた…
2人の愛の結晶だ…

うわぁあああん!!
P「…うっ!グスッ…ありがとうたかねぇ…」

看護婦はやれやれといった表情をしている。無理もない大人の男が声を上げて泣いたのだ。
これ以上この部屋にいるのは無粋だと悟った看護婦は大きな声を上げて泣く赤子の方をベッドから抱き上げ貴音の元へ運
と、そのまま部屋の外で待機することにした。
子p「キャッキャッ」
貴音「貴方様、愛しておりますよ。」

カーテンの隙間から指す光が笑顔の母子を照らしていた。




おわり



以上後日談でした。
が765プロメンバーに2人の関係がバレる経緯だとか書けていないので思い浮かべば書きたいなと思っています。

退院して等身大POPの美希、伊織、真美の元へ帰らないといけない…使命もあります。
…貴音が無くてごめんなさい。

美希Pなので…。

とりあえずこのスレは完結となります。

読んでいただき
ありがとうございました。

40: 2014/07/24(木) 07:07:58.23 ID:58RznPKOo

引用元: 貴音「まっさあじ?」P「そうだ、マッサージだ!」