12: 2011/02/04(金) 19:41:10.78 ID:J4MJS65e0
垣根「どう考えてもミスだったな、お前の。」

上条「俺が!?フォローに回ってたじゃねえか!?むしろ原因はモヤシだろ!!」

一方「あァ!?人のせいにするンですかァ!?この三下がァァァ!!ホスト崩れのクソメルヘンが空気読めてなかったせいだろォ!!」

垣根「結局責任の擦りあいじゃねえか。落ち着け反省会だ。」

垣根「まず、レベル0。お前は全ての女落とす気か?。」

垣根「一方通行。威嚇しすぎ。三白眼に睨まれたら誰だって萎縮するわ。」

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(2) (電撃コミックス)


15: 2011/02/04(金) 20:01:06.99 ID:J4MJS65e0
上条「いや!?そんなことしてませんよ!?あくまで自然体で接してましたよ!?」

一方「威嚇なンざしてねェよ、クソヤロウ。何で視線向けただけで威嚇したことになってんですかァ。」

垣根「自覚も無しか、お前ら。」

上条・一方「メルヘン自覚してるからって調子に乗るな!!」


上条「だいたい垣根だって、妙にスカしてばっかで女の子ひいてたじゃねえか。」

垣根「俺のスタイルだよ。ナックルガイも裸足で逃げ出すほど決まってたろ?」

一方「ひくわー。メンナク自覚してる時点でひくわー。」

保守するから誰か書け

この男だらけのグダグダの絡みが見たいんです

女キャラいらんから



16: 2011/02/04(金) 20:19:22.32 ID:J4MJS65e0
垣根「まあ、それぞれに原因があるというわけだが。」

一方「さすが自覚はえェな。」

垣根「心配するな。自覚はある。」

上条「むしろたち悪いですよ?。」

垣根「そこでだ。反省・改善せねば再び同じ過ちを繰り返す羽目になる。」

垣根「次の合コンはさすがの俺も失敗はしたくない。ここいらでお互いの持ち味ってもんを考えて、次回の作戦を練ろうじゃないか。」





22: 2011/02/04(金) 21:04:17.01 ID:J4MJS65e0
垣根「まずはレベル0、お前からだ。何が不味かった思い返してみろ。」

上条「何がも何も上条さんはいつも通り自然体だったんですよ…」

垣根「それだ。自然体=無自覚なのがマズい。女のコのアピールに気づけてねえ。」

垣根「だいたい、飲み物引っくり返す、立ち上がる時足もつれて転ぶ、自分から話題振りまいといて回収できてねえんじゃ世話ねえよ。」

一方「女のコの『だいじょうぶ?』に『どーも、どーも。スイマセン、スイマセン』じゃァなァ。やる気ないと思われても仕方ないわ。」

23: 2011/02/04(金) 21:21:35.97 ID:J4MJS65e0
上条「じゃあ、上条さんはこれからどうしたら…」

垣根「どうやら、お前は不幸を集める気質がある。それを最大限利用しろ。男がドジっ娘アピールはキモいだけだが、同情誘って後は『でも君は不幸に巻き込まないよ?』ぐらいキメてみせろ。」

上条「うん。最後のセリフはキモいだけだけど、同情誘うはやってみる価値はあるかな。上手く行けば心配されてご飯作りに来てくれたりするかもしれませんよ。」

垣根・一方「いや、期待し過ぎだろ。」

30: 2011/02/04(金) 22:02:36.03 ID:2xr5EM9c0

垣根「ひとまずレベル0は自覚さえすれば使えるようになるかもしれねえ。盛り上げ役かネタ要員ぐらいには役に立つ。」

垣根「お次は第一位だが…。」

一方「俺の何が悪かったって言うンですかァ?」

垣根「お前も無自覚かよ。」

一方「確信犯的に自覚してる方がたち悪ィ気がするがなァ。」

垣根「まず言ったろ?女のコに威嚇すんじゃねえよ。」

一方「だァァァからァァァ!!!威嚇してねェって言ってンだろうがァァァ!!!」


35: 2011/02/04(金) 22:29:07.65 ID:2xr5EM9c0
垣根「まず目つきだ。三白眼つっても上目使いで凄んだら般若面だろうが。」

一方「生まれつきの身体的特徴言われてもなァ。」

垣根「百歩譲ってお前の個性にしてもだ、凄んだ挙句切り替えしが『あァン!!』じゃ怯えるだろっつーの。」


40: 2011/02/04(金) 22:37:38.01 ID:2xr5EM9c0
一方「じゃァ、どうしろってンだよ?俺のキャラじゃ会話すらままならねェじゃねェか。」

垣根「いや、キャラはそのままでいいだろ。お前からクールさ取ったらただのキモいモヤシだ。むしろクールさを強がってる風にみせろ。つっこまれたときに若干照れるぐらいの素振りで母性本能くすぐれるかもしれねえ。」

一方「なかなか面倒臭ェ注文だな。だが多少キャラを作るぐらいは必要かァ。三下も不幸アピールで同情さそうっつー話出しなァ。」

43: 2011/02/04(金) 22:46:14.34 ID:2xr5EM9c0
上条「結構前向きな方向でまとまりそうだな。最後は垣根か。」

一方「さンざン俺たちのことこき下ろしたからなァ。お前の反省もしっかりやらねェとな。」


垣根「え?俺、カンペキだったんじゃね?」


上条・一方「ざっけんなぁぁぁ!!!」

44: 2011/02/04(金) 22:53:25.87 ID:2xr5EM9c0
一方「お前のどこがカンペキだっだンですかァァァ!!?てゆーかメンナクはひいてたって言ったろうがァァァ!!!」

上条「純白の羽を纏った黒騎士とかどんだけ矛盾してるんですかって話ですよ。」

垣根「女ってああいうのに濡れるんじゃあねえの?オラオラ系ってゆーかさ。」

上条・一方「そこは無自覚なのかよ…」

48: 2011/02/04(金) 23:00:19.52 ID:2xr5EM9c0
上条「ひとまず、垣根はオラオラ系はよせ。せっかくのイケメンをナルシシズムで台無しにしている気がする。」

一方「あー、確かにナルシストっぽいよなァ。俺ってかっこいいだろ?オーラは見ててウゼェもンだ。」

垣根「じゃあ何か?どうやって女の視線を引き付けれってんだよ?」


上条・一方「・・・・・・。」


垣根「いやいやいやいや!!?そこは黙るとこじゃねえよ!!?なんかアドバイス俺にもくれよ!!!」

50: 2011/02/04(金) 23:05:28.19 ID:2xr5EM9c0
一方「すまン。正直思いつかンかった。」

垣根「謝られると余計傷つくわ。」

上条「素材はいいのになぁ…。」

垣根「お前も大概にヒドイな。」

53: 2011/02/04(金) 23:15:33.62 ID:2xr5EM9c0
上条「とりあえず黙ってりゃいいんじゃなでしょうか。ほら、口開くと残念ってやつもいるし。」

一方「寡黙なキャラか。いいンじゃねェか?新しい自分発見できるかもしれねェぞ。」

垣根「お前ら考えるのめんどくさくなってきてるだろ。」

58: 2011/02/04(金) 23:32:00.24 ID:2xr5EM9c0
一方「とにかく、だ。お前はそのオラオラの雰囲気抑えろ。ワイルドな男に惚れる女もいるかもしれねェが、ほとンどが初対面だ。少しぐらいはガツガツしないで周りを見ろよ。」

上条「リードする男ってやつか。あくまで紳士的にだけどな。」

垣根「俺が一番キャラがぶれてねえか…?」

上条・一方「自重しろつってんだよ!」

63: 2011/02/04(金) 23:52:22.23 ID:2xr5EM9c0
垣根「ようやく反省もまとまったか。」

一方「心配はいろいろと残るがな。」

上条「素のキャラが出ないかが不安なのですよ。」




64: 2011/02/04(金) 23:54:42.16 ID:2xr5EM9c0
垣根「とりあえず、合コンセッティングするか。何かリクエストあったか?」

一方「幼い感じで。」

上条「おねえさんキャラがいいですよ。」

垣根「意見ぐらい合わせろよ!!」

上条「垣根はどうなんだよ?」

垣根「派手めなタイプが好きだ。」

上条・一方「人のこと言えんだろ!!」

一方「むしろ好みがかぶらない方が合コンは都合がいいンじゃねェのかァ?」

垣根「それもそうだな。適当に声かけてみるわ。」

上条「じゃあ、次回の合コンは反省を踏まえてってことでよろしいでせうか?」

一方・垣根「おう。」

80: 2011/02/05(土) 01:59:56.84 ID:FvbZDLT20
垣根「合コン決まったぞ。」

一方「はえェな。もうかよ。」

上条「同じ過ちは犯さないようにしないとな。」

一方「ところでどンなメンツだ?」

垣根「かなり可愛い、とだけは言える。」

上条「かなり期待できそうですな。」

一方「じゃァ、行くとするか。」

垣根・上条「おう。」

82: 2011/02/05(土) 02:04:22.75 ID:FvbZDLT20
××「今回の合コンってイケメンさんが揃ってるんですよね?」

××「高位能力者だと聞いてます。超期待できますね。」

××「ワタシはたまたま学園都市に来たら誘われたんで想像が全くつきませんが、まぁそう言われると期待しますね。」

××「じゃ、行くとしますか。」

××「おー。」

85: 2011/02/05(土) 02:07:02.80 ID:FvbZDLT20
合コン会場…

垣根「お、ようやく揃ったか。」

上条「どうぞ、こっちに座ってください。」

一方「…。」

垣根「全員揃ったところでまずは乾杯でもしますか。」

全員「かんぱーい!!」

86: 2011/02/05(土) 02:12:29.42 ID:FvbZDLT20
垣根「早速自己紹介でも始めるか。オレは垣根帝督。皇帝の帝に監督の督。ちょっとめんどくさい字面だな。」

上条「上条当麻っていいます。上条、カミやん、とか呼ばれます。よろしく。」

一方「一方通行だ…。本当の名前は忘れた。まァ、呼び方はアクセラでもなンでもいい。」

87: 2011/02/05(土) 02:18:39.92 ID:FvbZDLT20
佐天「佐天涙子っていいます!!皆さん高位能力者なんですよね!?スゴイなぁー!」

上条「…。」

絹旗「絹旗最愛です。趣味は映画鑑賞です。モアイって呼んだら超窒素パンチです。」

一方「…。」

レッサー「レッサーです。正直、学園都市には観光できました。幻想頃しに会えればラッキーなんて下心もまりましたが、」

垣根「…。」

とりあえずキャラだけは思いついた
後は個別にカップリングしてく

気に入らなかったら落とせ

104: 2011/02/05(土) 10:45:32.72 ID:FvbZDLT20
垣根「(可愛いコばっかだな・・・。つーかかなりのレベルだろ、これ。)」

一方「(なかなか上玉が揃ったじゃねェか。普通なら残念なヤツが混ざったりするもンなンだがなァ。)」

上条「(これは期待以上のメンツですよ。不幸だなんて言ってられねえな。)」

垣根・一方・上条「(でも好みのタイプがいねぇぇぇ!!!)」



105: 2011/02/05(土) 10:46:22.07 ID:FvbZDLT20
佐天「どうかしました?」

絹旗「可愛いコばかりで超緊張ですか。」

レッサー「イギリスの役に立ちそうなのは・・・。」


垣根「(幹事の俺はひとまず様子見か。あいつら誰狙いになんだか。)」

一方「(タイプがいないなンていってられねェしな。ここで経験値積まねェと。)」

上条「(レッサーはないな。あいつ感覚ズレてるし。佐天さんはビリビリの友達だしな。選択肢は一つ。)」



106: 2011/02/05(土) 10:48:12.77 ID:FvbZDLT20
絹旗「ねえねえ、何かお話しましょうよ。せっかく集まったんですし。」

上条「あぁ。ゴメンゴメン。思いのほか可愛いコ達が来たから、一瞬思考が止まった。」

一方「(三下が動いたァ・・・?これは出遅れるわけにはいかねェ・・・!)」

垣根「(やるじゃねえか、レベル0。そこからちゃんと持ってけるか・・・?)」


レッサー「高位能力者の方々なんですよね?どういった能力持ってるんですか?」

一方「ン?あァ。一応学園都市で第一位はってるが、制限はあるしそンなンでもねェよ。」

垣根「(第一位もアピールしだした・・・!上手く振る舞えよ・・・!)」



113: 2011/02/05(土) 12:23:53.07 ID:FvbZDLT20
絹旗「さらっとそういうこと言っちゃうあたりが超チャラ男っぽいですね。見た目は超そうでもないんですが。」

上条「いやいやいや!上条さんはチャラ男でもなんでもないですよ!?自然体ですってば!!」

絹旗「当たり前に出てしまうということですか・・・。超天然ジゴロです。」

上条「結構な言われようですよ・・・。」

絹旗「ところで、みなさん高位能力者ということでしたが、上条さんも高位能力者で?」

上条「実は上条さんは、無能力者レベル0なのです。」

絹旗「超意外ですね。第一位と第二位も同席してるっていうのに。」チラッ



114: 2011/02/05(土) 12:25:03.15 ID:FvbZDLT20
上条「まぁ、でも不便はしてないし。レベルのヒエラルキーが絶対の学園都市じゃ底辺だけど、楽しく暮らせてるぜ?」

絹旗「ふーん。そういうものなんですか。」

上条「ところで、さっき自己紹介でモアイって呼ぶなって言ってたけどあれっ
て・・・。」

絹旗「ワタシの名前ですよ。サイアイと書いてモアイ。ってゆーかモアイって超言う
な。」窒素パーンチ ドコッ!!

バチーン!!


115: 2011/02/05(土) 12:26:56.28 ID:FvbZDLT20


上条「あっぶねー!!いきなり殴んな!!」

絹旗「えっ・・・?窒素パンチが効かない・・・?なんなんですか!?それ!?壁すら超ブチ破るワタシの窒素パンチを!!」

上条「そんな威力のパンチを平気で人に向けるな!!上条さんの幻想頃しがなかったら氏んでますよ!?」

絹旗「なんですか、それ・・・?聞いたこともないんですけど?」

上条「異能の力だったらなんでも無効にしてしまうという能力なんだけど、そのせいか能
力審査ではいつもレベル0なのですよ。」

絹旗「なにその超チート。」



116: 2011/02/05(土) 12:27:41.53 ID:FvbZDLT20
絹旗「でもそれじゃ、無能力者とも言えないんじゃ・・・。」

上条「能力診断じゃレベル0判定なんだから学園都市のヒエラルキーじゃ仕方ないんじゃ
ねえか?さっきも言ったけど不便はないし。」

絹旗「超ポジティブシンキングですね。」

上条「まぁ、このせいで不幸に見舞われることもあるけど、いいこともあるし、可愛いコ
と合コンもできてるし?」

絹旗「その言い方が超ジゴロですが、気付いてないんですね。本人がいいなら超問題あり
ませんが。」



122: 2011/02/05(土) 13:54:11.91 ID:FvbZDLT20
一方「(あっちはあっちで盛り上がってるじゃねェか・・・。ヤルじゃねェかァ、三
下ァ・・・!)」

レッサー「ねえねえ、高位能力者なんですよね!?どんな能力なんですか!?」

一方「お、おォ。ベクトル変換てのが俺の能力なンだが、俺が触れたもンは力の向きがあればどンな方向にでもベクトルを変えられるってヤツだァ。」

レッサー「よくわかんないんですけど、それで第一位ってことなんですよね?」

一方「あァ、演算の複雑さは類をみねェらしィからなァ。物理法則があってそれに従って動いてればなンでもコントロールできる。」

レッサー「へー、すごいんですね。応用がきくというか、対応に困らないというか。(イギリスのなんかの役に立たないかなぁ?)」




123: 2011/02/05(土) 13:55:37.39 ID:FvbZDLT20
一方「ン?なンか言ったかぁ?」

レッサー「あっ!いえいえ。・・・ま、正直に言いますとワタシイギリスから観光で来たんですけど、ついでに母国の助けになるような人いないかなーって思ってたんですよ。」

レッサー「ワタシの国は島国で閉鎖的な部分もありますし、敵に囲まれているという土地柄もありますし、友好関係にある学園都市の方の助力も得られないかなー、なんて。」

一方「なかなか打算的な思考なンだな、おィ。」

一方「でも学園都市の人間はそう簡単に都市から出られねェぞ?」

レッサー「そんなんですよね。第一位でもやっぱりそうなんですか?」

一方「俺だって例外じゃねェぞ。むしろ監視の目はひどいほうだろうなァ。」



124: 2011/02/05(土) 13:56:39.17 ID:FvbZDLT20
レッサー「はー、じゃ協力仰ぐのは難しいのかな。ねえねえ、でもさ、親しくなっちゃえば少しぐらいは融通きいたりしないのかな?学園都市ったって全く外出できないわけじゃないんでしょ?」

一方「まァ、多少の外出は認められるかもしれねェが、大事に首突っ込むのはマズいだろォ。」

レッサー「だ・か・ら、親しくなってしまえば駆けつけざるをえないじゃないですか。大事な人を守るために国境を海を越える・・・、いいじゃないですか!!」

一方「なに言ってンだ、オマエ?」

レッサー「ニブイですね・・・回りくどいのかな?」



125: 2011/02/05(土) 13:58:05.14 ID:FvbZDLT20
レッサー「だからワタシと親しくなりましょう!!学園都市第一位なら申し分ないですし!!正直今回もワタシのこのスカートの下は直パンツ!!レギンス、スパッツなんてもってのほか!!勢い襲ってしまえー!!」

一方「オイオイ、自分が何言ってンのかわかってンのかぁ!?」

レッサー「そんなこと言って、クールぶってもダメですよ?顔真っ赤ですもん。元が白いからはっきりわかっちゃいます!!」

一方「テメェ・・・っ!いや、まてオマエ。三下に会えればって言ってたよなァ、じゃあなンであの三下を誘わねェンだ?あいつの能力だってそれなりのモンだろォ?」

一方「さてはオマエ、三下誘ったはいいが落とせなかったンだろォ?しかも落としきれなかったってことはだ、強行突破して既成事実も作れなかったってワケだ。オマエ耳年間なだけでそンな経験ゼロだろォ!!」

レッサー「なー!!言ってはならないことを!!いいから襲えー!早く襲えー!」



128: 2011/02/05(土) 15:27:12.61 ID:FvbZDLT20
垣根「(オイオイ、かなりの盛り上がりみせてるじゃねえか。反省会の甲斐があったってもんだ。ひとえに俺の力だな。)」

垣根「(さて・・・、俺は、と・・・。)」

佐天「垣根さんって高位能力者なんですよね!?すごいなー、どうやったらそうなれるんだろう・・・。」

垣根「そうか?実験、演算ばかりしてたらこうなっちまったんだけどな。涙子は何の能力が扱えるんだ?」

佐天「(いきなり呼び捨て!?ま、いいか。)私・・・、レベル0なんです・・・。だから恥ずかしくて・・・。」

垣根「そうか。すまねえ。無神経に聞いちまった。」

佐天「意外。そういうこと気にしない人かと思った。」



129: 2011/02/05(土) 15:28:11.08 ID:FvbZDLT20
垣根「オイオイ。俺の未元物質に常識は通用しねえが、俺自身に常識がないわけじゃねえんだぜ?」

佐天「いきなり呼び捨てだったから・・・、そう思ってしまっただけです。スイマセン。でも呼び捨てでいいですよ?名前で呼ばれるのも新鮮ですし。」

垣根「ああ、こういう性分だから悪かったな。苗字じゃかたっくるしいし、敬称つけんのも慣れねえ。そう言ってくれると助かる。」



130: 2011/02/05(土) 15:28:53.90 ID:FvbZDLT20
佐天「いやー、でもどうしたら能力者になれるんですかね。私、全然そんな才能無いみたいで・・・。幻想御手に頼ったら周りに迷惑かけちゃうし・・・、やだなぁ。」

垣根「幻想御手って、あの事件に巻き込まれたのか?大丈夫だったのかよ?」

佐天「友人が助けてくれました!でも能力者になれたのは一瞬でそれっきり何何も・・・。」

垣根「ふぅーん、そうか・・・。」



131: 2011/02/05(土) 15:30:51.44 ID:FvbZDLT20
垣根「ということは、だ。幻想御手を使ったときは能力が発現したんだよな?」

佐天「そうですよ?一瞬でしたけど。」

垣根「なら、涙子は無能力者じゃない。何も持ってなければ能力が発現することはなかったはずだ。」

佐天「でも、あれから何も起きませんよ?」

垣根「言ったろ?俺の能力は実験、演算の繰り返しで『自分だけの現実』を発生させている。ならば、涙子の『自分だけの現実』も実験、演算を繰り返せば発現するはずだ。」

垣根「持ってねえワケじゃないんだから、諦めることもないだろう?今までのやり方や実験演算演習見直してみろ。新しいやり方で発現する可能性は十分にある。」

佐天「でも、どうやったら・・・。」

垣根「まかせろ。学園都市第二位の俺に常識は通用しねえ。」






132: 2011/02/05(土) 15:32:41.58 ID:FvbZDLT20
佐天「さっきと言ってること矛盾してますよお?」

垣根「まあ、受け流せ。それよりも第二位の頭脳が考えるんだ。人脈もコネも使い放題で新しい自分が発見できるぜ?」

佐天「ふふっ、甘えちゃってもいいんですかあ?」

垣根「まかせろって言ったろ?常識も何もかも無視して力になるぜ?」

佐天「じゃあ、ぜひよろしくお願いします!!」



134: 2011/02/05(土) 15:34:19.28 ID:FvbZDLT20
~合コン終了~

佐天「今日はすっごく楽しかったです!!すごい有意義な時間でした!!」

絹旗「無自覚に甘い言葉使ってるとそのうち超痛い目みますよ?まあ、イヤではなかったですが。」

レッサー「どうしてもダメですかー!!ダメなんですかー!?」


垣根「おう、いつでもまた相談しろよ!!」

上条「優しさの使い道も考えなくてはいけないのか・・・っ!!」

一方「イヤ、さすがに無理あンだろ?悪ィ気はしねェけどよォ。」



136: 2011/02/05(土) 15:35:56.07 ID:FvbZDLT20
垣根「今回の合コン、なかなか上手くいったんじゃないか?」

一方「あァ。ちょっとアピールが直接的過ぎたがイヤではなかった。可愛かったし
なァ。」

上条「結構ムキになるところが可愛かったですよ。年下もありだな・・・。」


垣根「ところで、ちゃんと連絡先は交換したか?」

上条・一方「・・・。」

上条「ムキになったとこに張り合ってたら忘れた・・・。」

一方「襲えアピールすごくてそれどころじゃなかったァ・・・。」


上条・一方「・・・駄目だ・・・・・・どうしてもモテない・・・。」


垣根「(俺は番号交換して次の約束もしたんだよな。空気読んで黙っとこう。)」


終われ!!!


155: 2011/02/05(土) 18:39:49.15 ID:FvbZDLT20
上条「今日は何時までやるつもりだ?」

垣根「大塚さんが出てくるまでだろう。」

上条「とか言って、どうせ小倉さんが出るまでやるんだろ?」

一方「この間はタモリまでやったからなァ。後半チョンボ連発したわ。」

青ピ「いいやん。箱下なしで何回できるか楽しみやわ。」





156: 2011/02/05(土) 18:40:34.26 ID:FvbZDLT20
垣根「さて、始めるか。」

一方「1,2,5ットーの3マンバックか?」

上条「いつも通りでいいんじゃね?」

青ピ「久しぶりやから腕が鳴るわー。」

ジャラジャラジャラジャラー・・・

(注)麻雀はあくまでトークの味付けです。本格的な麻雀SSを期待したら悲しくなります。
(注)麻雀ルールは学生時代のローカルです。気に障ったらゴメンナサイ。



158: 2011/02/05(土) 18:41:19.01 ID:FvbZDLT20
一方「おっ。俺が出親かァ。幸先いいぜェ。」

上条「俺は苦手だ。ペースが掴めねえ。」

青ピ「カミやんにペースなんてあったんか?いつも箱下くらってるイメージしかないんやけど・・・。」

垣根「俺はどんな親順でも関係ねえ。常識が通用しねえからな。」

一方・上条・青ピ「未元物質で牌作り変えてんじゃねーぞ!!」



160: 2011/02/05(土) 18:42:36.25 ID:FvbZDLT20
一方「出親だってのに配牌いまいちだなァ。」

上条「上条さんカンチャン穴だらけでメンツ作るのにも一苦労ですよ・・・。」

一方「オマエのクソ山割ったからだろォが!!なンでオマエの山はいつもクソ山なンですかァ?」

青ピ「配牌は無難なとこやね。カミやんの山いくらか避けられたからか。」

垣根「おお、まずまずだ和了が早くもみえる。」

一方「決め打ちは自分の首絞めることになンぞォ。ていとくン。」

女のコの出番はほぼないはず。出すと恋愛要素絡んでめんどくさい。



161: 2011/02/05(土) 18:43:43.92 ID:FvbZDLT20
一方「クソッ!ツモまで悪ィ。なンだかひきがこねェ。」ペシッ

上条「さっきからツモ切りかよ・・・。鳥キライ。」ペシッ

青ピ「ちょっとカミやん!?イーソーそない捨ててどうすんねん!?捨牌でコウツ作ってまるで動物園みたいになってるやん!!」ペシッ

垣根「上手いこと言ったつもりか。でもスキキライ、ヨクナイ。」ペシッ

一方「クッソ、三下が空気読まねェから場が荒れるじゃねェか。」ペシッ




162: 2011/02/05(土) 18:44:44.16 ID:FvbZDLT20
上条「ところでよ・・・。垣根、どうなったんだ?佐天さんとは?」

一方「オゥ、そうだ。しばらく黙ってやがってよォ。気付きもしなかったぜェ?」

青ピ「お前らだけで合コンなんて、抜け駆けもいいところですやん?」

垣根「だから、罪悪感もあったからすぐ報告しただろうが。とりあえず、まあ連絡は取ってる。」



163: 2011/02/05(土) 18:45:31.80 ID:FvbZDLT20
一方「そんなことじゃねェンだよ。聞きてェのは。」

上条「そうだ。ぶっちゃけどこまでイった?」ペシッ

青ピ「カミやん、聞き方が若干卑猥やね。それロン。」パタン

上条「不幸だぁぁぁ!!!」

一方「三下黙れ。それどころじゃねェ。」



165: 2011/02/05(土) 18:46:12.74 ID:FvbZDLT20
垣根「どうっていってもよお・・・。普通に能力開発に付き合ったり、それらしき研究者紹介したりとかだぞ?ああ、まあデートみたいに買い物付き合ったりぐらいはしたか。」

一方「それだけ?」

垣根「それだけ。」

上条「マジで?」

垣根「マジで。」

青ピ「宅ひっくり返してもええやろか。」



166: 2011/02/05(土) 18:47:19.39 ID:FvbZDLT20
一方「なンですか!?なンですか!!?なンなンですかァァァ!!!?ストイックにもほどがあンだろうがよォ!!!」

上条「恋愛もメルヘンかよ・・・。普通健全な男子ならそこまで親しくなったらヤっちゃうんじゃねえの?」

青ピ「あれやね。垣根は恋愛に対してマジメなんやね。一般的男子とは脳の構造ちゃうんちゃう?」

垣根「おいおいおいおい!?お前ら俺にどんなイメージ持ってんだよ?恋愛にも順序ってモンあんだろうよ!?」

一方「このナルシストがなァ。」

上条「オラオラ系だったヤツとは思えない。」

青ピ「純白の黒騎士様がねえ。イメージくずれるやんけ。」

垣根「ヒデェ。」



177: 2011/02/05(土) 19:21:27.67 ID:FvbZDLT20

一方「にしてもよォ、いい感じの相手がいンのが、ていとくンだけなンだよなァ。」

上条「実際うらやましいよな。可愛いし。」

青ピ「ストライクゾーンの限界のない俺がなんでモテへんのやろか・・・。」

垣根・一方・上条「少しは節操ってもん覚えたら?」



178: 2011/02/05(土) 19:22:24.03 ID:FvbZDLT20
垣根「お前らが、番号交換しなかったのが悪いんだろうがよ。俺の責任じゃねーぞ。」

上条「失敗だった・・・。マジで失敗だった・・・。」

一方「さすがにイギリスまでは行ってられねェわ。もったいねェ気もするがなァ。」

垣根「まあ、次も合コンセッティングしてやんよ。俺抜きな。青髪いれりゃいいだろ。」

青ピ「次は参戦できるんか!!?マジで!!?それって素敵やん!!!」

一方「ちょっと待て。オマエが参戦しないっつーことはだ。オマエ、彼女に気ィ使ってやがるなァ?」

上条「ああ!?そうか!!結局幸せもんは一人で先に進んでしまうんですか!!」

青ピ「ええやん。俺まだ合コンもしとらへんし。」



182: 2011/02/05(土) 20:36:55.74 ID:FvbZDLT20
垣根「ばっか。気いなんて使ってねーよ。・・・ああ、でもあれだ。やっぱり付き合うことになったらマズいよね?合コン。」

一方「おもいっきり気ィ使ってンじゃねーかァァァ!!!キモいンですけどォ!?キモいンですけどォォォ!!?」

上条「何だか垣根が可愛く見えてくるわ・・・。腹立つけど。」

青ピ「俺も参加させてえなー。ところでどんだけ可愛いのん?そのコ。」

垣根「さあ、もうハンチャンいくか。」

青ピ「無視せんといてえなあー!!」



183: 2011/02/05(土) 20:37:41.18 ID:FvbZDLT20
垣根「次は俺が出親か。関係ねえけどな。」

青ピ「無視続行っすか。ちょっとばかしヒドイんちゃう。」

上条「話戻すけどやっぱり佐天さん可愛いよな。黒髪ロングがあれほど似合うのもいないんじゃね?」

垣根「お前もそう思うか?髪のこと褒めてやったらえらい喜んでたしな。」

一方「惚気はいらねェよ。イラッとくるわ。」



184: 2011/02/05(土) 20:38:30.46 ID:FvbZDLT20
垣根「話はそんぐらいでもういいだろ。おら、いくぞ。」ペシッ

青ピ「気まずくなるとすぐ話そらすんやね。まあ仕方あらへんのかもやけど。」ペシッ

上条「なんですかこの配牌は・・・。国士にすら持ってけるわけでもないクソ
牌・・・。」ペシッ

一方「クソ山割ったわけじゃねェのになァ。もともとのひきがないンじゃねェかァ?」ペシッ



185: 2011/02/05(土) 20:39:31.06 ID:FvbZDLT20
垣根「おい。何だか静かで物足りねえ。音楽かけるかテレビつけるかしてくれ。」

上条「集中できていいんだけどな。じゃあ何かかけるか?」

青ピ「ならカミやん、AV流してくれへん?あれ流れてっとすごいひきがよくなんねん!!」

一方「あァン!?ンなもン流したら集中できるわけねェだろうがァ!!」

一方「だいたいこの前だって急にAV流し始めて微妙な空気になったろうがァ!!」

上条「鷹さん出てくると余計気になんだよ!!女優よりも気になってイラッとする
わ!!」

垣根「さすがの俺も青髪には同意できねえわ。」



187: 2011/02/05(土) 20:59:16.82 ID:FvbZDLT20
青ピ「仕方ないんやね・・・。我慢するわ・・・。」

上条「普通そこは当たり前だろう。」

垣根「とりあえず無難にテレビでも点けてくれ。深夜でもなんかやってるだろ。」

一方「クッソくだらねェ番組しかやってるイメージしかねェがなァ。」



188: 2011/02/05(土) 21:00:14.93 ID:FvbZDLT20
垣根「予想通り通販か・・・。」

上条「ま、当然だな。この時間じゃ。」

一方「こンなンでムキムキになれるってのかよォ。」

青ピ「でも、むしょうに欲しくなったりするんよね。買わんけど。」

垣根「俺、アメリカンポップス全集買った。」

上条・一方・青ピ「買ったのかよ!!」



189: 2011/02/05(土) 21:01:41.72 ID:FvbZDLT20
垣根「そんなに驚くとか?結構良かったぜ?プリンスやらRUND.M.Cやらブルーススプリングスティーンやら王道ばっかで長く楽しめたぞ?」

上条「時々垣根の趣味が分からん時がある。」

一方「あァ・・・。なに考えてンのかさっぱり読めねェ。」

青ピ「あれをカッコいいと思っている節もありそうやね・・・。」

垣根「ボーンインザユーエスエー、フフフーンフーン。」

上条・一方・青ピ「うわぁ・・・。」



196: 2011/02/05(土) 22:26:49.23 ID:FvbZDLT20
垣根「とりあえず、何かかけてくれ。音楽でもなんでもいいだろ。」

上条「じゃあ、適当にiPodでも垂れ流すか。」

一方「なンでもいいわ。AV以外なら。」

青ピ「麻雀に集中せんことにはね。」

197: 2011/02/05(土) 22:31:17.78 ID:FvbZDLT20
一方「いきなりナンバーガールかよ!!雰囲気もなンもあったもンじゃねェな!!」

垣根「オルタナティブかよ。ならニルヴァーナぐらいにしてくれてもいいんじゃね。」

上条「シャッフルにしてんだから何流れるかなんてわかんねえよ!!それにグランジ・オルタナティブはオレの青春だ。バカにすんな!!」

青ピ「カミやんの趣味も大概やね。それでいてロキノンとかバカにしてんのとちゃう?」

198: 2011/02/05(土) 22:35:04.91 ID:FvbZDLT20
垣根「とにかく麻雀続行すんぞ。夜明けまではまだ時間がある。」

一方「タモリはカンベンしてくれよォ。次の日まで引きずるからなァ。」

上条「今のトップは垣根かよ。夜明けまでに捲れるか…?」

青ピ「カミやんは既に不可能やね。何回箱下なっとんねん。」

200: 2011/02/05(土) 22:39:54.12 ID:FvbZDLT20
垣根「流石に腹減ってきたな。この家なんか食うもんないのか?」

上条「常備食はカップめんぐらいしかない。それで良ければ。」

一方「上等だァ。早くお湯沸かせ。」

上条「それが人の家で飯ご馳走になるヤツの態度かよ!?」

青ピ「カミやん、オレも頼むで。できればヤキソバがええね。」

上条「お前ら食料ぐらい持って来ておけよ!!」

204: 2011/02/05(土) 22:45:28.34 ID:FvbZDLT20
垣根「腹も膨れたし、そろそろ佳境だな。」

一方「空も白みかけてきたぜェ…。そろそろ大塚さんがスタンバイだなァ。」

上条「ヤバい。ビリ独走中だ。少しでもマイナス返さないと…。」

青ピ「カミやんのおかげで浮いとるで。マイナスで終わらすのだけは避けたいんやで。」

207: 2011/02/05(土) 22:50:07.14 ID:FvbZDLT20
小倉智昭「おはようございまーす!!」

一方「おォ…、小倉さんが朝の挨拶始めやがった…。」

垣根「一方も限界そうだな。そろそろ終わるか。」

上条「結局、マイナスも減らせずに終わりましたよ…。」

青ピ「カミやんの一人負けか。いつも通りやね。」

208: 2011/02/05(土) 22:53:57.59 ID:FvbZDLT20
一方「陽射しが眩しィ…。目がヤられるゥ…。」

垣根「そういう時こそ反射しろよ。おまえの十八番じゃねえか。」

上条「清算いくらになんだ…。ブルブル」

青ピ「ところで合コンいつ開いてくれんねん?ボク楽しみでしゃあないわ。」

209: 2011/02/05(土) 23:01:15.10 ID:FvbZDLT20
垣根「ああ、とりあえず当たってみるわ。でもオレは参加しねえぞ?」

一方「幸せもンはいらねェよ。次こそは失敗しねェ。」

上条「次はもう少しだな、冷静になってアタックするわ。あんなヘマ二度としねえ。」

青ピ「どんなコでもええねん。お話してくれるだけで幸せや。」

210: 2011/02/05(土) 23:05:57.12 ID:FvbZDLT20
青ピ「じゃあ、合コンよろしく頼んだでー!!」

一方「小倉までやり続けンのもキツいなァ。帰って寝てェ…。」

上条「上条さんは部屋の片付けですよ。オレも早く寝たい。」

垣根「じゃあ、みんなお疲れな。合コンは期待しないで待て。」

垣根・一方・上条・青ピ「じゃあ、またなー。」


垣根「あ、清算忘れた。」

終わり!!

引用元: 上条 一方 垣根「…駄目だ……どうしてもモテない………」