花帆「あー！今馬鹿にした！」
さやか「いえ……そんなことは。しかしですね、配信する上で皆さんから支援は必要ですよ。お金があれば良いというものでもないと思いますけど」

花帆「ふーん……じゃあさ、さやかちゃんは何円くらい欲しいの？」

さやか「それは……人それぞれだと思いますけど……」

花帆「じゃあ教えて」

さやか「そうですね……私は月5万円程頂けたら嬉しいかなと」

花帆「えっ？！そんなに？」

さやか「そうですか？これでも遠慮した金額なんですが……」

花帆「……」

さやか「どうされました？」

花帆「……あのね、花帆はね、去年までお小遣い2000円だったんたよ。お年玉も5000円とかしか貰ったことないんだ」

さやか「そ、そうなんですか……」

花帆「だから、花帆にとって1万円っていうのは大金なんだよね。それを月に5万なんて……贅沢だよ！！」

さやか「贅沢って……でも私たち始めたばかりとは言えスクールアイドルですし、女子高生なんですよ」

花帆「え？それだけで貰って良い理由になるの？」

さやか「当然です」

花帆「そんな…でもさやかちゃん可愛いし みんなお金あげたくなっちゃうのかな？」

さやか「どうでしょう？私は露骨に媚びるような真似はしませんけど？」

花帆「そういう子も居るの？」

さやか「うーん、そうですね 蓮ノ空にはそういう人は居ませんけど 皆さん無自覚にガチ恋量産させるタイプなので視聴者数に対して金額が多い印象ですね」

花帆「みんな凄いんだね👏」

さやか「私が思うに 花帆さん。あなたも素質あると思いますよ」

花帆「そうなの？」

さやか「はい、正直言うと、あなたのその純粋さが武器になっています」

花帆「へぇ～」

さやか「私も最初は戸惑ったのですが、花帆さんの素直さに救われています」

花帆「ふーん、そうなんだぁ～♪」

さやか「そうですね」

花帆「じゃあ、花帆ももっと頑張らないとね！それで沢山お礼しないとだね！」

さやか「はい！」

花帆「そうだ！せっかくだから今日生配信一緒にやろうよ！」

さやか「えっ？良いんですか？」

花帆「うん！実は花帆もやってみたかったんだよ！二人で配信するときっと楽しいよ！」

さやか「分かりました！では早速始めましょうか！」

花帆「おー！！ 」

～～～～～～～～～～ 【コメント】
：始まったぞw
：二人の配信楽しみすぎる
：何話すんだろw
：仲良さげで良いね
―――――
花帆「みんなー♡こんにちは！花帆だよー！」

さやか「こんばんわ。さやかです」

花帆「なんか緊張するね……」

さやか「そうですね、何か話したい事あります？」

花帆「えっと……花帆達は高校生だし、やっぱり勉強の話とかが良いかな？それとも恋バナ？！」

さやか「ちょっと！！？」

花帆「え？ダメだった？」

さやか「ダメではないけど……いきなりそんな話は……」

花帆「え？だって花帆達女子高生なんでしょ？」

～～～～～～～～～～ 【コメント】
：草
：えっ？花帆ちゃん好きな人居るの？！
：嘘だよね？信じたくないんだけど……
：俺のさやかちゃんは？？？？？？？

さやか「待ってください！安心してください」

花帆「そうそう！花帆の好きな人なんて さやかちゃんしかいないよ！」

さやか「ちょっ！花帆さん！誤解を招く発言しないで下さい！！」

花帆「えっ？違うの～？」ｳﾙｳﾙ

さやか「え？///」

さやか「いえ、そうじゃなくてですね…」

～～～～～～～～～～ 【コメント】
：うおーーwww ￥3000
：百合だ！百合だ！！ ￥5000
：これは尊い ￥8000

――
花帆「わぁ！凄い！さやかちゃん8000円だよ？」

さやか「本当ですね。ありがとうございます」

花帆「みんなありがとう♡♡良かったね！これで美味しいもの食べれるよ？」

さやか「そう、じゃなくてせっかく頂いたんですから配信やスクールアイドルの活動に使いましょうよ」

花帆「えー！花帆はお菓子いっぱい買うんだ！それに洋服も買いたいな！」

さやか「花帆さん……あなたは……」呆れ顔

～～～～～～～～～～ 【コメント】
：良いよーおじさんあげちゃう￥3000
：花帆ちゃんには負けたよ ￥5000
：いっぱいでた ￥4545

花帆「わぁー！ありがとう♡大好き！」

花帆「ん？何が出たの？」

さやか(花帆さん…この人本物か？)

さやか「いえ……何でもありません。それよりそろそろ次行きますよ？」

花帆「あっ！そうだね！あ、コメント読もうか？」

花帆「えっと……『二人は付き合ってるの？』だって」

さやか「はい？」

花帆「どうだろうね？」

さやか「どうだろうね？…じゃないですよ！付き合ってません」

花帆「えー？そんなーあたしさやかちゃん好きなのにー！」泣

さやか「ちょっ///」


花帆「さやかちゃんは？」

さやか「私は別に嫌いではありませんけど？」

花帆「好きって言ってくれないの？」

さやか「それは……」
花帆「ねぇ……」ジッ

さやか「す、好きです」

花帆「えへへ♪嬉しいな♪」

～～～～～～～～～～ 【コメント】
：うわぁぁあぁぁ￥10000
：かほさやイイ… ￥12000
：おれしんだわ ￥20000
：めっちゃでた ￥45454

花帆「わーい！またお金がいっぱい出たよ！」

さやか「…あの そろそろ配信終わりにしますよ？」

花帆「え？まだ始めたばっかりだよ」

さやか「そうですけど、明日も学校あるんですよ」

花帆「え？そうなの？でもまだまだ時間あるよ？」

さやか「続きはまた今度でお願いします」

花帆「えー、でも花帆まださやかちゃんとお話ししたいよー」

さやか「分かりましたから、配信が終わったらお話ししましょう」


花帆「やったー！あっそうだ！今日花帆の部屋においでよ 寝るまで一緒に
話そう？」

さやか「えっ？私もですか？」

花帆「うん！花帆一人だと寂しくて氏んじゃいそう」

さやか「えーと、わかりましたよ仕方ないですね」

花帆「やったー！じゃあ早く配信終わらせよう！」

～～～ 【コメント】
：草：花帆ちゃんwww
：まさかのww
：百合の間に挟まる男になりたい
：↑阻止
――
花帆「みんな今日は配信に来てくれてありがとう！お陰で楽しかったよ♪」

さやか「皆さんのおかげで楽しい配信になりました。本当にありがとうございました」

花帆「それじゃあ、バイバーイ♪」
さやか「お疲れ様でした」

花帆「ポチっ♡」

さやか(なんか工口い…)

花帆「ふぅー！終わったー！」

さやか「お疲れさまです」
🎶～

花帆「あれ？梢先輩から着信だ」

さやか「！」

さやか「あの…花帆さん？私やっぱり自分の部屋に戻りま」

梢「2人とも良いかしら？」

さやか「」(終わった)



終わった

あらわた梢センパイの鬼特訓パートが無いのだけれど

百合の間に挟まる先輩は許されるのか

楽しいんだよなぁ。花帆ちゃんと話してるみたいで

20万近く投げ銭されてて草