100: 2019/02/09(土) 14:26:38.24 ID:U6ndBXmRo

101: 2019/02/09(土) 14:28:45.57 ID:U6ndBXmRo
ちひろ「はい。プロデューサーさんは、どう思いますか?」

武内P「それは……考えた事も、ありませんでした」

ちひろ「あっ、それじゃあ良い機会ですね♪」

武内P「はあ……」


ちひろ「LiPPSのメンバーの中で――」

ちひろ「――誰が、一番たよれる子だと思いますか?」


武内P「……」

武内P「……少し、考えてみます」

102: 2019/02/09(土) 14:33:35.94 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

フレデリカ「わお! このカメラ映りが良いね! 一眼レフだね!」

志希「五ヶ所設置されてるから、五眼レフだよフレちゃん!」

フレデリカ「おおっ! 二眼フレのアタシの十倍!?」

周子「それにしても、そんなに気になるものかな~?」


奏「リーダーって柄じゃないんだけど……」

奏「ふふっ、チャーミングな彼に頼られるのも悪くないわね」


美嘉「でもまぁ、アタシは知らない仲じゃないしねー」

美嘉「やっぱりここは、カリスマJKアイドルが一番っしょ★」


LiPPS「……さてさて~?」

103: 2019/02/09(土) 14:36:12.20 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

武内P「……決まりました」

ちひろ「えっ、もうですか?」

武内P「はい」

ちひろ「それじゃあ――」


ちひろ「LiPPSで、一番頼れると思う子は?」


武内P「塩見さんです」


ちひろ「……」

ちひろ「へっ?」

104: 2019/02/09(土) 14:39:39.65 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

周子「へっ? あたし?」

フレデリカ「凄いねシューコちゃん! 一番だよ、一番!」

志希「って事は、あたしとフレちゃんはオンリーワンだよ!」

周子「オンリーワンが二人って、不思議な気がするな~」


奏「待って。ねえ、ちょっと待って」

奏「……カメラ止めて」


美嘉「はっ? 何それ? はっ?」

美嘉「いやいやいや! えっ、何?」


奏・美嘉「……理由を聞いて」

105: 2019/02/09(土) 14:41:57.13 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

ちひろ「えっ、と……理由をお聞きしても?」

武内P「そう、ですね……」

ちひろ「……」

武内P「LiPPSのメンバーの方達は、とても個性的ですから……」

ちひろ「はい」


武内P「今回は、消去法で選びました」


ちひろ「……消去法」

106: 2019/02/09(土) 14:45:41.80 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

美嘉「ちょっと――っ!? 何なのそれ!?」

奏「美嘉、あんまり大声を出さないで」

美嘉「いや、だってさぁ!?」


奏「美嘉は三番目に頼れる――それで良いじゃない」


美嘉「まあ、そう――……三番目?」


奏・美嘉「……」

奏・美嘉「ふふっ♪」ニコッ!


フレデリカ「わお! 二人共、とっても仲良しだね!」

志希「あたし達も負けてられないね、フレちゃん!」

周子「あれって、そういうのと違うと思うな~」

107: 2019/02/09(土) 14:50:12.62 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

武内P「……まず、一ノ瀬さんに関してですが」

ちひろ「はい」

武内P「彼女は、失踪癖があると聞いています」

ちひろ「はい……確かに、そうですね」


武内P「頼ろうと思った時に、居ない可能性がある……」

武内P「加えて、彼女は他の方を牽引していくタイプではありません」

武内P「頼る事で、彼女の魅力――自由さを損なう可能性があります」

武内P「……なので、一ノ瀬さんは除外させていただきました」


ちひろ「……なるほど」

108: 2019/02/09(土) 14:57:08.89 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

志希「その通り~! 志希ちゃん、とっても甘えん坊さ~ん♪」

フレデリカ「よしよし志希ちゃん! 甘いね~、辛いの好きだね~♪」

周子「あ、このお菓子美味しい。どこのかな~?」


美嘉「もー、奏ったら★」

美嘉「アタシの次に頼れるのに、そんなんじゃ困るぞー★」ニコッ!


奏「ふふっ、どうしたのよ美嘉」

奏「私、これでもリーダーみたいなポジションなんだけどな」ニコッ!


LiPPS「……」

109: 2019/02/09(土) 15:04:24.66 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

武内P「……次に、宮本さんに関してですが」

ちひろ「はい」

武内P「彼女は、とても奔放な所があります」

ちひろ「はい……確かに、そうですね」


武内P「ですが、やはりLiPPSでも最年長の方です」

武内P「超えてはいけないラインを理解してらっしゃいます」

武内P「なので、彼女に頼る事はせず……」

武内P「宮本さん自身の判断に任せ、行動して頂く」

武内P「……その方が、全体としてのメリットがあると考えました」


ちひろ「な……なるほど……?」

110: 2019/02/09(土) 15:10:26.63 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

周子「へー、今のって結構信頼出来るって意味だよね」

フレデリカ「えっへん! フレちゃん、お姉さんですから!」

志希「にゃ~ん♪ フレお姉ちゃ~ん♪」

フレデリカ「えっへん! お姉ちゃん、フレさんですから!」


奏・美嘉「……」


美嘉「……次、アタシのコト聞いて貰って良い?」

奏「……譲るわ、お先にどうぞ」


LiPPS「……」

111: 2019/02/09(土) 15:15:44.55 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

ちひろ「えっ、と……それじゃあ、美嘉ちゃんは?」

武内P「城ヶ崎さん、ですか」

ちひろ「はい」

武内P「……そう、ですね」


武内P「確かに、城ヶ崎さんも頼りになる方です」

武内P「……ですが、LiPPSというユニットにおいて」

武内P「彼女を頼ったとしても……その……」

武内P「……すみません、コレ以上は」


ちひろ「……」

112: 2019/02/09(土) 15:21:47.53 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

周子「……あー、美嘉ちゃんはドンマイやねー」

美嘉「なぐさめになってないんだケド!?」

フレデリカ「大丈夫だよ! ミカちゃんは、ミカちゃんだから!」

美嘉「いや、だから! なぐさめになってないからね!?」

志希「美嘉ちゃんいい匂ーい♪ かーわーいーいー♪ ハスハスー♪」

美嘉「話の流れに何一つ関係ないよね、それ!?」


奏「……ふふっ!」

奏「これは、やっぱり私が二番目って事かな」

奏「良いじゃない、まだ上があるって……刺激的だわ」ニコッ!


LiPPS「……それで?」

113: 2019/02/09(土) 15:26:31.32 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

ちひろ「それじゃあ……奏ちゃんはどうなんですか?」

武内P「速水さん、ですか」

ちひろ「奏ちゃん、皆が認めるリーダーですから」

武内P「……そう、ですね」


武内P「速水さんは、メンバーの方からの信頼も厚いです」

武内P「年齢の割に大人びていて……はい」

武内P「ですが、頼った見返りに……ですね」

武内P「……なので、ある意味では――最も頼れない」

武内P「メンバー中、最も頼ってはいけない方だと思っています」


ちひろ「……」

114: 2019/02/09(土) 15:35:05.16 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

周子「……あー……まあ、しょーがない」

奏「ふふっ、カメラ止めて?」

フレデリカ「わお! カナデちゃん、見たこと無い顔してるよ!」

奏「とりあえず、カメラ止めて?」

志希「にゃはは! 珍しーい! 面白ーい!」

美嘉「今は、そっとしといたげて!?」

奏「……カメラ、止めて?」


周子「まあまあ、あたしの評価も聞いてからにしようよ」

周子「それからでも、レッスン間に合うしね~」

周子「……このお菓子、美味しいわぁ」


LiPPS「……」

115: 2019/02/09(土) 15:44:32.14 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

ちひろ「……最後に、お聞きしても?」

武内P「塩見さんが一番の理由、ですか」

ちひろ「いくら消去法でも、残るだけの理由……ありますよね?」

武内P「……ええ、そうですね」


武内P「塩見さんは……飄々として居るようで、義理堅い一面もある、と」

武内P「なので――」

武内P「美味しいお菓子……特に、和菓子を差し入れておけば」

武内P「――いざと言う時、きっと活躍してくださる、と」

武内P「……そう、考えています」


ちひろ「は、はあ……」

116: 2019/02/09(土) 15:50:27.15 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

周子「……やってくれるわー」


フレデリカ「あっ! そろそろ、レッスンの時間だね!」

奏「そうね……でも、私は途中で寄る所があるの」

美嘉「奏も? アハッ★ 奇遇じゃん、アタシもなんだー★」

志希「それじゃあ、あたしも寄り道するー♪」

フレデリカ「皆で寄り道? じゃあ、お土産買わないとだね♪」


周子「……」

周子「……ほんま、やってくれるわー」

周子「……このお菓子、美味しいわー」

117: 2019/02/09(土) 15:58:10.96 ID:U6ndBXmRo
周子「……寄り道って、時間かかるー?」

奏「それはどうかしら。相手次第ね」

周子「それなら、レッスン後の方が良いと思うなー」

美嘉「えっ? 何で?」

周子「レッスンがありますよねー、とか言われないし」

奏・美嘉「……確かに」


志希「フレちゃん、どこに行こうか! 海外?」

フレデリカ「良いね良いねー! 空港でもお土産買えるね!」

周子「今から海外だと、疲れると思うわー」

周子「レッスン終わって、ゴハン食べてまったりー、とかどう?」

志希・フレデリカ「それもアリ!」

志希「っていうか、あたし達なら何でもアリだよね、フレちゃん♪」

フレデリカ「何でもアリなのが、アタシ達の魅力だからね♪」


周子「……おあとがよろしいようで」

118: 2019/02/09(土) 16:07:19.08 ID:U6ndBXmRo
  ・  ・  ・

ちひろ「――ありがとうございます、プロデューサーさん」

武内P「いえ、問題ありません」

ちひろ「でも……周子ちゃんが一番なのは、意外でした」

武内P「そう、でしょうか?」

ちひろ「てっきり……奏ちゃんか、美嘉ちゃんかと」

武内P「……」


武内P「そのお二人に、明確な順位をつけた時」

武内P「その時に起こりうる事を考えたら……」

武内P「塩見さんと言うのが一番だ、と」

武内P「……そう、判断しました」


ちひろ「……」

119: 2019/02/09(土) 16:14:02.88 ID:U6ndBXmRo
ちひろ「それじゃあ、本当は二人も頼れる、と?」

武内P「勿論です」

武内P「お二人共、方向性は違いますが――」

武内P「――とても、素晴らしい方ですから」

ちひろ「……ええ、そうですね♪」

武内P「今回の件ですが――」


武内P「レッスンが終わり、一息ついて」

武内P「それからまた、冷静になって考えて頂ければ……」

武内P「……彼女達なら、きっと理解して頂けると思います」


ちひろ「……」

ちひろ「は、はい?」

120: 2019/02/09(土) 16:43:59.21 ID:U6ndBXmRo
ちひろ「あの……」

武内P「はい」

ちひろ「……すみませんでした」

武内P「はい、今後は……このような事の無い様にお願いします」

ちひろ「……はい」


武内P「LiPPSは、素晴らしいユニットです」

武内P「メンバーの方達は、とても個性的で……」

武内P「ですが……はい」

武内P「自分には――荷が重い方達ですから」


ちひろ「……」

121: 2019/02/09(土) 16:47:22.28 ID:U6ndBXmRo
ちひろ「そうでしょうか?」

武内P「千川さん?」

ちひろ「プロデューサーさんなら、上手くやっていけると思うんです」

武内P「いえ、そんな事は……決して」


ちひろ「今回だって、上手く切り抜けたじゃないですか!」ニコッ!


武内P「……ええ、そうですね」ニコリ


ちひろ「はいっ♪」ニコッ!


武内P「千川さん、カメラを止めてください」

武内P「貴女には、少しお話があります」



おわり

122: 2019/02/09(土) 18:20:12.43 ID:8USnkp2To
ちっひすこ

引用元: 武内P「理由あって、飲み会」