1: 2023/04/23(日) 14:00:37.25 ID:0NEWPlJq.net
侑「彼方さーん、郵便届いてますよ!」

彼方「おっ、なんだね?なぬなぬ?」ピリピリ

彼方「近江彼方様」

彼方「この度は....うんぬんかんぬん」

彼方「かくかくしかじかで、ゲームのボイスアクターをやっていただきたいです」

彼方「なんと!」

彼方「ほーん、ボイスアクターねぇ」

彼方「どんなゲームなんだろ」裏面チラッ

ガナード「おっOいのペラペラソース!」

彼方「ひえっ!」

彼方「彼方ちゃんほ、ホラーは苦手なんだよぉ!」

彼方「どうしよぉ...」



みたいなね?

3: 2023/04/23(日) 14:28:36.83 ID:0NEWPlJq.net
遥「え~っ!?お姉ちゃん、こんなビックタイトルのボイスアクターやるの!?」

彼方「う、うん」

彼方「でもね、ホラーゲームだからね、ちょっと迷ってて」

彼方「お姉ちゃんなのにホラーちょっと苦手でね」

遥「断っちゃうの?勿体無いよ!」

彼方「そうかな...そうかも」

彼方「ねえ遥ちゃん」

彼方「ちょっとさ、ホラーゲームの練習手伝ってよ」

4: 2023/04/23(日) 14:36:14.45 ID:0NEWPlJq.net
遥「わぁ~!子供の頃以来だねお化け屋敷!」

彼方「だだだだだだからって、ふふふふ普通初っ端からお化け屋敷行く?」

彼方「家で、ちょっとしょっぱいホラー映画見るとかじゃダメだったの?」

遥「お姉ちゃん何言ってんの?」

遥「まずは当たって砕けろだよ?」

遥「生きて帰ってこようね!絶対だよ?」

彼方「それフラグ!もう!」

遥「チケット2人で」

こちらへどうぞ


彼方「オヨヨ....」

6: 2023/04/23(日) 14:52:31.37 ID:0NEWPlJq.net
彼方「ぴやぁあああああ!」

彼方「ぎょええええええ!?」

遥「もう、お姉ちゃんってば騒ぎすぎだよ!」

遥「ホラーゲームの練習忘れてるでしょ?」

遥「もうちょっと女の子っぽく叫んでみて」

彼方「きゃぁああっ!」

遥「勇ましく!」

彼方「うぉおおおおお!」

遥「いやらしく」

彼方「やん!」

彼方「って何やらせるの遥ちゃん!」

遥「えへへ、つい楽しくなっちゃって」

彼方「楽しくなんてぎょえやぁあああ!」

彼方「お化け!やだ!やだ!」

彼方「うっ、うえぇ」ぐすん

7: 2023/04/23(日) 14:54:42.30 ID:qG5VcGtv.net
かわいい

8: 2023/04/23(日) 15:09:17.77 ID:44y3xlzy.net
お化け怖い彼方ちゃんかわいい

11: 2023/04/23(日) 15:14:43.83 ID:0NEWPlJq.net
彼方「びえええん、ばるがぢゃん!」

彼方「ばるがぢゃんのばが!」

遥「まあまあ、お姉ちゃん落ち着いて」

遥「どうだったお化け屋敷?」

彼方「生まれて初めて遥ちゃんの事嫌いになりかけた」

遥「だけど今は?」

彼方「大好き」

遥・彼方「えへへ」

遥彼方母「2人ともおかえりなさい」

遥彼方母「なんか立派な会社から手紙届いてたわよ」

彼方「はーい、ありがとね」

彼方「ふむふむ、噂をすればこの前のホラーゲーム関連のだな」

遥「なんだろね?」

ペリ

12: 2023/04/23(日) 15:20:16.75 ID:0NEWPlJq.net
彼方「この前出たゲームの先行体験版だって」

彼方「ゲームサイトからもダウンロードできるけど、一応配布いたします」

彼方「どの様なゲームか、お確かめください」

遥「良い返事を期待しています」

彼方「ゴクリ...」

彼方「はっ!?」

彼方「期待されてるどころか、もしかして、彼方ちゃん受ける以外の選択肢ない?」

遥「いいじゃん。お姉ちゃん受けちゃえ!受けちゃえ!」

13: 2023/04/23(日) 15:32:18.20 ID:0NEWPlJq.net
彼方「って事になって」うつ伏せで話す

彼方「一応、やりますって返しちゃった」

彼方「これからどうしよう」うつ伏せ

ミア「ちょっと待てよ彼方!あのビックタイトルのヒロイン役に!?彼方が!」

ミア「銃とかナイフとかバンバン使うゲーム!ボクがとっても大好きな奴!」

エマ「私もスイスにいた頃、原作ちょっとだけやった事あるよ」

果林「残念、八丈島ではなかったわ」

遥「あっ、あの、今日はお願いがあって参りました」

遥「うち、ゲーム機が全然置いてないので、このソフトいただいても起動できなくて」

遥「原作って知っておいた方が良いし、頂いた体験版もプレイしたいので...」

ミア「OK!ゲーム機貸してって事でしょ?ボクに任せて!」

エマ「銃の持ち方、撃ち方ならミアちゃんより上手いから任せて!はじめにね、撃ちたい対象の頭を見据えて...」

果林「サラッと怖い事言わないでよエマ」

果林「私にできる事ね...そうね」

果林「うふん」←特に思いつかなかった

彼方「やったぁ!持つべき物は友だよ!みんなありがとう!」

16: 2023/04/23(日) 15:48:24.28 ID:0NEWPlJq.net
彼方「うぉ~これが原作」

遥「2005年に出たのにこんなにグラフィック綺麗なんですね」

彼方「あちょ!へっ!」

ミア「チュートリアルで苦戦してる人初めてみた」

果林「このゲーム、クリアするのにどれぐらいかかるの?」

ミア「初周は8時間ぐらいかな?」

果林「大丈夫かしらね?」

彼方「ぴゃああ!ゾンビ出たゾンビ!」

Ban!Ban!

エマ「それゾンビじゃない!ガナード!」

エマ「頭狙って頭!」

遥「お姉ちゃん!逃げちゃダメ!そっち逆方向!」

彼方「むっ!無理無理無理無理!」


You dead


彼方「あっ、氏んじゃった...」

18: 2023/04/23(日) 16:05:02.19 ID:0NEWPlJq.net
~それから3時間ぐらい経って~

彼方「ヒィ、ヒィ」

エマ「ふぅふぅ」

ミア「へぇ、へぇ...彼方、ゲーム下手くそ過ぎでしょ。ようやくヒロインに辿り着いた」

遥「皆さん、飲み物持ってきましたよ」

果林「私アイスティー頂いても良いかしら?」

遥「どうぞどうぞ」

彼方「へへっ、ようやくアシュリーちゃんにで会えるんだぜ」


アシュリー「Don’t come!」

レオン「Take it easy」



ミア「What easy listening English! This is great!」

果林「ミアが何か言ってるわ」

エマ「私もイタリア語言った方がいい?」

果林「そうね」

エマ「grande!」

19: 2023/04/23(日) 16:18:50.45 ID:0NEWPlJq.net
彼方「にしてもアシュリーちゃんのこの服...」

彼方「エッ!」

彼方「エッッッッマ!」

エマ「?」

彼方「じゃなくて、エッロ!」

彼方「服って、その人の性格が凄く反映されるよね」

彼方「一旦ポーズして」

彼方「ねえみんな、アシュリーちゃんみたいな服着てる子ってどんな印象ある?」

果林「肩だしって、結構攻めてるわよね。その当時のファッションを参考にしても」

ミア「そうかな?日本だと肌をあまり見せないって言う倫理観が根底にあるからそう思うんじゃない?」

エマ「私もミアちゃんの意見に同意。でも髪型とかから見るに、ちょっと自我が強いって言う印象を受けるな」

遥「顔が子供っぽいから、子供っぽく見られたくなくて、強気なファッションしてるとか?」

彼方「ふむふむ、参考になるぜ」

21: 2023/04/23(日) 16:32:02.06 ID:0NEWPlJq.net
~それからまた3時間ぐらい経って~

彼方「わっ!アシュリーちゃんが連れ去られちゃった!」

遥「連れ去られるシーン多いよね」

遥「連れ去られたら基本的に失敗なんだけれども」

果林「彼方も一回連れ去られてみたら?」

彼方「えっ?」

ミア「ちょうどゲーム飽きてきたから、それも良いかも」

エマ「連れ去りなら任せて!」

ぐわっ!

エマ「ふんす!」村長みたいに彼方を連れ去る

彼方「えっ?ちょっと何?」バタバタ

彼方「エマちゃん!何?何?みんなどこ行くの!?」

彼方「遥ちゃん!助けて!ねぇ!」ドタバタ

22: 2023/04/23(日) 16:42:50.10 ID:0NEWPlJq.net
エマ「連れ去られてのご感想をどうぞ」

彼方「寮の廊下歩かれると目線が辛い」

彼方「とても恥ずかしい」

彼方「ねえ、早く降ろしてよ」

果林「談話室まであともう少しの我慢よ」

彼方「えっ、談話室までこの状態で行くの?」

果林「遥ちゃん、ミア、準備よろしく」

ミア・遥「はーい!」

24: 2023/04/23(日) 17:01:36.92 ID:0NEWPlJq.net
エマ「とーちゃく!」どしん

エマ「さぁさぁ席はこちらへどうぞ」

彼方「もー!連れ去るのも雑だし下ろすのも雑!」

ミア「でもここからは...」

遥「コースでございます。お姉ちゃん」食器類さささっ

遥「まずはシェフ果林さんによる前菜になります」

彼方「あっ、ありがとう」

果林「緑と青と赤のハーブ風サラダでございます」コト

彼方「.....ぶっ!」

遥「次はシェフエマさんによるスペイン風ミネストローネ」

彼方「ぐちゃぐちゃしててゲームの中に出てくる臓物みたい...」

遥「最後にシェフミアちゃんによるプラーガ風いくらとバスケットのセットでございます」

彼方「わぁ、黄色いイクラ...」

彼方「ちょっと見た目が悪いけど、コレみんな彼方ちゃんに用意してくれたの?」

4人「うんうん」

ミア「コレだけ出したんだから、彼方、わかってるんだろうな?」

彼方「へっ?」

ミア「今日は徹夜でやり込むぞ!」

彼方「え~っ!」

遥「お母さんには連絡してあるからね?」

彼方「う、うん」

いただきます

27: 2023/04/23(日) 22:40:57.59 ID:0NEWPlJq.net
彼方「うおおおお!レオンがんばれ!」

ミア「ここ、ボクの好きなシーンなんだ」

ミア「なんだかんだ言ってもエイダ好きだよなレオンは」

エマ「ナイフ最強!ナイフ最強!」

遥「zzz」

果林「こら、遥ちゃん寝てるんだから静かにね」

彼方「わかってますうおおおお!」

果林「もう彼方ってば盛り上がると熱くなっちゃうんだから」


アシュリー「I don’t know about this」

レオン「you operate 」

レオン「A….A…!!」


彼方「プラーガ除去すごく痛そう」

彼方「今度はアシュリーちゃんの番」


アシュリー「An….n….A」


彼方「えっっっっろ」

彼方「え、ちょっと待って、今度リメイクやるんでしょ?」

彼方「つまり、彼方ちゃんも喘ぎ声やらないといけないって事だよね!?」

彼方「え?え?」

果林「お困りの様ね!」

彼方「果林ちゃん!」

30: 2023/04/23(日) 22:46:56.09 ID:0NEWPlJq.net
果林「セクシーな声と言ったら私」

彼方「果林ちゃん頼む!教えてください!」

果林「あん じゃだめよ あん♡よ?」

果林「さらに言うなら、あぁん♡よ」

彼方「アイアイサー」

彼方「あん♡」

果林「声が小さい!」

彼方「あぁん♡」

果林「合格!」

34: 2023/04/24(月) 22:43:52.73 ID:cU+fUxLY.net
~時は過ぎて打ち合わせの日~

彼方「ほへ~でっかい会社」

彼方「すみませーん、今日はこのゴニョゴニョの件で、どちらになりますか?」

受付「書類拝見いたします。はい、近江さんですね」

受付「専用の案内お付けいたしますのでこちらへ」

彼方「おぉ...なんと言う高待遇」

案内「こちらへどうぞ」

彼方「はっ、はい」

彼方「やばい、緊張してきた」

彼方「すぅ、はぁ」

35: 2023/04/24(月) 22:59:54.84 ID:cU+fUxLY.net
彼方「(緊張してきたら、おしっこ漏れそう」

彼方「あっ、あの」

彼方「お手洗いはどちらですか?」

案内「あの右でて...って言っても複雑だからわからないですよね」

案内「こちらです」

案内「私外で待ってますね」

彼方「すぐ戻ります!」バタン




ジャー!


彼方「ふぅスッキリ」

彼方「何かリラックスできる事をしたいなぁ」

彼方「声出しとか」

彼方「んんっ!」

彼方「ああん♡」

彼方「ははは、1人で喘ぎ声出すのって楽しいかも」

彼方「あっ♡あっ♡ん♡っん♡」

彼方「あっあぁ~♡あん♡あっ♡」

彼方「ワハハ!」


外の受付「トイレから卑猥な声が聞こえるんだけど何やってるんだろう?」

37: 2023/04/25(火) 22:37:46.04 ID:0apGzJxC.net
彼方「こんにちは。初めまして近江彼方です。今回はこの様な素敵な機会をありがとうございます。今日はよろしくお願いします」ぺこり

周りの人「ぺこり」

モブ「それでは打ち合わせを始めたいと思います」

モブ「ゲームの概要はぺちゃくちゃ」

モブ「かくかくシカジカで、今回はヒロイン役を近江彼方さんに演じていただきます」

パチパチ

彼方「て、照れちゃうなぁ」

モブ「収録に使う台本をお配りします。これから稽古と通しをやってもらいます」

モブ「8階の音響室に移動してください」

「は~い」

38: 2023/04/25(火) 22:41:58.94 ID:0apGzJxC.net
彼方「赤巻紙青巻紙黄巻紙」

彼方「あえいおう うおえいあ いうえおあ おういあえ」

彼方「いやっ!やめて!」

彼方「離して!」

彼方「うーん、これじゃただの彼方ちゃんだなぁ」

彼方「ここは儀式を行うしかないな」

彼方「降ってこーい!」

彼方「あー あー あー」だんだん声が低くなる

彼方「あー うー」低いあかりんの声

彼方「完璧」

彼方「がんばるぞい」

39: 2023/04/25(火) 22:54:51.56 ID:0apGzJxC.net
音響監督「はいじゃあ近江さん最初のセリフお願いします」

音響監督「森川さんも続けちゃって。被せて良いから」

音響監督「よーい さん に いち はい!」

彼方「んーっ! 来ないで」

森川「よく聞け」

彼方「んー!んふっ!」

森川「落ち着け」

森川「俺はレオン 大統領の命令で君を」

彼方「へっふん」

森川「泣けるぜ」

音響監督「はいオッケーです」

音響監督「近江さん初めてだよね?うまいじゃん」

彼方「ありがとうございます。降ろした甲斐があります!」低い声

音響監督「?」

音響監督「(そういえば近江さんさっきと声が違う...プ、プロだ!)」


 

41: 2023/04/25(火) 23:07:57.48 ID:0apGzJxC.net
彼方「うっんっ♡」

彼方「うっうん♡」

彼方「平気よ」

彼方「はぐぅ」

彼方「でもわたしのことなんかより、我が身を案じたまえ」

彼方「哀れな子羊よ!」

彼方「う“っいぃ”」

彼方「慎め我が子よ」

音響監督「カーット」

音響監督「近江さん、後半は良かったんだけど、前半もうちょっと抑えてほしいな」

監督「なんか色っぽく聞こえちゃうから、もっと病気な感じで」

彼方「はい!」

42: 2023/04/25(火) 23:11:53.16 ID:0apGzJxC.net
彼方「ペラペラ」

彼方「えーっと次はプラーガ除去の...お?」

台本「あああああああああ(絶叫)」

彼方「つまり、喘ぎ声は降板と」

音響監督「近江さんオッケー?」

音響監督「それではやってみようさん に いち」

彼方「うわああああああああああ!」

音響監督「カット」

音響監督「うーん迫力が足りないなぁ」

音響監督「収録までの宿題に考えてみて」

彼方「はい」しょぼん

48: 2023/04/27(木) 23:59:21.08 ID:6vVXDmxg
彼方「うーん」うつ伏せ

彼方「迫力ってなあに?」

ミア「知らないよ」

彼方「そんな事言わないでよ~」

彼方「とーもーだーちーでしょ?」

ミア「友達じゃない」

彼方「がーん」

50: 2023/04/28(金) 20:29:32.99 ID:Tg1POvLL
彼方「そんなミアちゃんにはこーだ!」

ミア「くっつくなよあっついなぁ」

彼方「ひゅー」耳に吐息をふっ

ミア「#%$※~!!」

ミア「な!何すんだよ!」

彼方「だってミアちゃんが構ってくれないんだもん」むすー

ミア「だからって!なっ!」

ミア「限度があるだろ限度が!」

ミア「怒ったからな!」

彼方「怖くない、怖くないもーん!」

ガラガラ

51: 2023/04/28(金) 20:31:38.19 ID:Tg1POvLL
果林「お疲れ様~」

果林「あら、ミアと彼方先に来てたのね」

ミア「ちょっと果林、聞いてくれよ彼方が!」

彼方「かなたちゃん何もしてませーん」

果林「はいはい、また戯れあってたのね」

ミア「果林まで!」

ミア「こんな事したんだから後で覚えとけよな」

ミア「果林、ちょっと耳貸して」

彼方「ふーってやるの?」

ミア「やらない!誰かさんじゃあるまいし」

果林「なになに?」

ゴニョゴニョ

52: 2023/04/28(金) 20:35:42.69 ID:Tg1POvLL
果林「ははっ、それは面白いんじゃない?」

彼方「?」

ミア「これで一旦はなしだ」

彼方「ふーん」←ちょっと面白くなさそうな顔

彼方「あのさ、果林ちゃんさ、この前、私がボイスアクター受けたって話したじゃん」

彼方「それでね、少しぐらいならお友達に相談しても良いよって監督から許可貰ったんだけども」

彼方「怖がる演技ってどうしたら良いと思う?」

彼方「あのね、ゲームの途中で」

彼方「アシュリーちゃんはレオン君に護られてるんだけど、一人で動き回らないと行けないシーンがあってね」

彼方「どうやって演技したら良いかちんぷんかんぷんちちんぷいぷい」

彼方「困った。これは困った」

果林「なるほど、それで戯れあってたってわけね」

果林「うーん」

53: 2023/04/28(金) 20:41:41.87 ID:Tg1POvLL
彼方「えっ?これ...何?」ガシャン

果林「鎧よ」

彼方「は?」

エマ「第一次十字軍遠征時の古代ローマの流れを汲んだフルアーマーだね!縦長な盾がかっこいいよ!」

彼方「は?そういう事じゃなくて、は?」

ミア「くくくっ...あっはっは!」

果林「古代防具同好会から借りてきたの」

彼方「ほんとこの学園なんでもありだよね...じゃなくてさ!」

彼方「こんなの着て何になるの?!」

果林「鎧が嫌いになるんじゃない?」

彼方「はぁ!?」

54: 2023/04/28(金) 23:07:23.85 ID:Tg1POvLL
ガシャン! ガシャン!

彼方「うをっ」

彼方「わっ!」ゴロン

彼方「ヘルプーっ!」

ミア「なんだよ、そんなんじゃS取れないぞ!」

彼方「な、何を~!?」

彼方「ぷんぷん!た・す・け・て!」

彼方「彼方ちゃん鎧好きじゃない!鎧動き使い」

彼方「普通の服着たい!」

エマ「はいはい」

果林「彼方に鎧はまだ早かったみたいね」

55: 2023/04/28(金) 23:10:42.44 ID:Tg1POvLL
彼方「で、今度は何?」

彼方「バンギャ?」

エマ「90年代サブカル風ファッションだね!先っちょピンクって原宿のあの子みたい」

ミア「イーヒッヒヒッヒ」

彼方「ちょっとさぁ、さっきのが鎧だったからね、やりすぎだったっていうのはまだわかるんだよ」

彼方「あれじゃん。落差って物があるじゃん」

彼方「温度差で風邪ひきそうなんだけど」

エマ「ねえちょっと待って、栞子ちゃんじゃないあれ?」

彼方「うぇっ!!こんな校則違反なのみられたら!」

彼方「部室戻ろ!鍵かけて!絶対入られないように!」

ミア「イーヒッヒヒッヒ!」

59: 2023/04/29(土) 22:22:01.35 ID:fvslsAmm
彼方「結局...何これ?」

エマ「猫耳だね」

ミア「ぷーくすくす」

果林「似合ってるわよ」

彼方「むぅ~」←面白くなさそうな顔

彼方「はぁ...」

彼方「彼方ちゃんには絶叫はよくわからないであります」

ミア「そろり...そろり...」

ミア「ふぅ~」耳に息を吹きかける

彼方「%#$*^#^$※~!!」

彼方「?!?!?」

ミア「ははっ、なんだよ、良い絶叫してたじゃないか」

ミア「頑張れよ。でも出来ないってなったらボク達を呼べよ」

彼方「....う、うん」

60: 2023/04/29(土) 22:39:01.76 ID:fvslsAmm
~当日~

ガラス越しの監督「では森川さんと近江さんお願いします」

ヘッドホンをつけマイクの前に立つ彼方「はい!」

さん、に....

彼方「貴方が先に...」

森川「へっへっ」

森川「言っただろ、君を無事に返すって」

森川「よしっやるぞ」

彼方「うわあああああああ!」



監督「うーん」

監督「カット!」

彼方「へ?」

61: 2023/04/29(土) 22:42:56.79 ID:fvslsAmm
監督「もっと、声に重みを出して」

監督「心臓掴まれた時みたいな、理不尽さと、痛さが混じった声出してください」

彼方「はい」しょぼん

監督「...」

監督「近江さん、大丈夫?疲れてない?」

監督「今から休憩にしよっか。ちょっと長めに30分ね」

監督「ジュース飲んだりストレッチするんだよ」

監督「じゃあ」

彼方「はぁ、はい!」

63: 2023/04/30(日) 21:10:12.34 ID:+i34wib2
彼方「なんでうまくいかないんだろう」しょんぼり

彼方「ミアちゃん助けてくれるかな」ぴぽぱ

プルルル

ガチャ

ミア「Hi I’m Mia Taylor」

彼方「もしもし」

ミア「って彼方か。プライベートラインにかけてくるから何かやらかした?」

彼方「うん、演技がうまくいかないの」

ミア「どんな?」

彼方「絶叫。例の」

ミア「うーん」

ミア「今何?休憩中?」

彼方「うん。15時からまた収録」

ミア「15時か...これは最後の手段だけど」

ミア「そっち行くから待ってて」

彼方「...うん。ありがとう」

ガチャ

64: 2023/04/30(日) 21:18:06.99 ID:+i34wib2
彼方「うーん」

彼方「ストレッチもした。気分転換に、ちょっとだけビルの周りも散歩してみた」

彼方「お疲れ様です。今戻りました」ガチャ

ガラス越しの監督「近江さんお疲れ~」

ガラス越しの監督「大丈夫?できそう?」

彼方「はい!」

彼方「...で、そちらは?」

サングラスを掛けたミア「やあ」

彼方「来るって、そういう?」

彼方「しかもなんで監督の横座ってんの?」

サングラスを掛けたミア「ボクを誰だと思ってるの?世界的SINGERのMIA TAYLORだぞ。I AM SINGER MIA TAYLOR」←めっっっちゃ巻き舌

彼方「は、はぁ」

ミア「監督、手順はさっき話した通りだ」

監督「うむ」

ミア「果林・エマ!」パチン

バタン!

65: 2023/04/30(日) 21:29:30.32 ID:+i34wib2
彼方「へ?果林ちゃんとエマちゃんまで!?」

サングラス果林「椅子、セット完了」

彼方「なになに?無理やり座らせられた!?」

サングラスエマ「結束バンドオッケー。脚、腕結束したよ!」

サングラス果林「更に縄でぐるぐる巻きに」

彼方「ちょちょちょ、なんなのほんとに!?」

サングラスエマ「ちょっとお顔失礼するね」ペリ

瞼にセロハンテープを貼り付けられた彼方「これじゃドライアイになっちゃうよ~」

果林「マイクチェック設置ヨシ」

彼方の口元にマイクが来る様に調整する

サングラスミア「録音を開始してください」カッチャン

サングラスミア「では、エマ、例の動画を」

サングラスエマ「タブレットすっ」

彼方「タブレット?」

ピコン

タブレット「い、イエーイ、お姉ちゃんみてる?」

彼方「えっ?はるか...ちゃん?」

遥「今日は、イケメンの彼氏くんとデートしちゃいます」

彼方「うっ、うわあああああああああ!!」

66: 2023/04/30(日) 21:43:32.16 ID:+i34wib2
彼方「うわあああああ!」

遥「うっふん」

彼方「うわあああああ!!」

ホテルらしき所に入ってく遥「えへへ」

彼方「..っうっ」

彼方「やめて....いや...いやよ....やめて!いやっ!」

彼方「うぅぅ...うっ! うっ!」

彼方「🤯」

67: 2023/04/30(日) 21:51:52.48 ID:+i34wib2
ミア「どうでしょう監督」

監督「素晴らしい!」

ミア「そう言ってもらえて嬉しいよ」


彼方「パクパク」

果林「あら、ちょっと刺激が強すぎちゃったかしら?」

果林「私が男装しただけなのに」

タブレットの中の遥「ドッキリ大成功!」

彼方「あう...いお」

果林「こんなんじゃ今日はもう無理ね」

果林「エマ、頼んだわ」

エマ「アイアイサー!」

村長みたいに攫っていくエマ「ふふふーん」




その後目撃された彼方ちゃんはSNSでちょっとだけ有名になりましたとさ。 

72: 2023/05/01(月) 21:59:57.61 ID:gSqlhjhx
彼方「あへ~」

ミア「おい見ろよ、また彼方の脳みそが破壊されているぞ!」

遥「お、お姉ちゃんしっかり!」

彼方「あひょっ!」パキン!

果林「遥ちゃんの姿見る度にあの時のムービーが甦るようね」

エマ「大丈夫大丈夫」

エマ「こういう時はね、近くに割れた脳みそ落ちてないか確認して....あった!」

エマ「アラビックヤマトのりでぬりぬり」

エマ「嵌めてあげれば」ぴたっ

彼方「....ふひょっ!?...えっ、な、何?」

エマ「はい完成」

果林・ミア・遥「おぉ~」

73: 2023/05/01(月) 22:08:11.57 ID:gSqlhjhx
遥「お姉ちゃん、次の仕事来たよ」

彼方「ふーむ、なぬなぬ?」

彼方「近江彼方様へ。プレリリースのイベントに出演してほしいです」

彼方「へ~、何するんだろ?」ぺらり

彼方「えー、本作中では、アシュリーが重機を使って壁を破壊します」

彼方「うんうんあるねあるね。アシュリーちゃん多彩だよね」

彼方「そこで近江さんに、重機体験をレポートして欲しいです」

彼方「ん???」

遥「重機体験をして欲しいです」

彼方「?????」

75: 2023/05/01(月) 22:12:14.32 ID:gSqlhjhx
遥「1mは!?」

彼方・ミア・果林・エマ「一命取る!」

遥「今日も一日!?」

彼方・ミア・果林・エマ「ご安全に!」

彼方「待って、ちょっと待って」

彼方「おーい、ゲーム会社の人!!本当にこれでいいの?」

ゲーム会社の人「おけまる!」

彼方「こんな所にどうして需要があるの?おかしいよ」←髪の毛長いと巻き込まれるのでお団子にしてある

ゲーム会社の人「まあまあ近江さん。ちょうど虹ヶ咲に建築科がある事ですし」

彼方「なんだかなぁ、なんだかなぁ」

76: 2023/05/01(月) 22:22:31.48 ID:gSqlhjhx
ゲーム会社の人「では建築科の人に案内してもらいましょう」

建築科モブ「こちらです」

建築科モブ「作中で使われた重機と大体同じ物がこちらです」

彼方「でっっか!」

建築科モブ「現在の日本では、鉄球もクレーンもあまり使われませんね」

ミア「だからか、日本人は鉄球で解体される家屋ってあんまり馴染みないって何処かの掲示板に書いてあった」

建築科モブ「鉄球は用意出来ませんでしたが、目安になる様に、同じ縮尺のパネルを用意しました」

果林「私の半分ぐらい?」

エマ「レオン君が銃で援護するより、これふん回してた方が圧倒出来そうな気もする...様なしない様な」

77: 2023/05/01(月) 22:27:06.99 ID:gSqlhjhx
建築科モブ「ゲーム内では壁にピンポイントに穴を開けていますね」

建築科モブ「あれ、すごい技術なんですよ!」

彼方「というと?」

建築科モブ「この鉄球、要するに振り子なんです」

遥「振り子って事は、ちょっと角度間違えると、他の場所を割ってしまうって事ですか?」

建築科モブ「正解です!」

建築科モブ「いくら理工系の大学で必修と言えども、アシュリーちゃんは精密な動作をあの土壇場で決める」

建築科モブ「天才超えた達人ですよ本当!」

彼方「おぉ~、すごいぞアシュリーちゃん」

79: 2023/05/01(月) 22:53:10.09 ID:gSqlhjhx
建築科モブ「続いてご紹介するのは、トラックの遠隔操作です」

建築科モブ「大体の大学生は中型、大型免許は持っていないと思いますが」

彼方「(薫子さん...)」ぽわわわーん

建築科モブ「今日は軽トラを使います」

建築科モブ「情報処理学科の子達と、トラックの遠隔操作が出来るように技術を開発中です」

エマ「このレバーが付いてる箱がリモコンかな?」

建築科モブ「はい、前に倒せば、前に進みます」

レバーを前に押す

軽トラ「ぶるるん」スイー

5人「すげ~」

エマ「これ、クラッチ操作も自分でやってくれるの?」

建築科モブ「はいそうです!」

果林「尚更すごいわ!」

80: 2023/05/01(月) 23:01:15.78 ID:gSqlhjhx
建築科モブ「近江さんどうぞ」

彼方「ありがとう」

彼方「発進!」

軽トラ「ブロロ」

彼方「すごい!すごい!」

彼方「この技術があればゾンビなんて簡単に蹴散らせそう」

彼方「へへッ楽しくなっちゃうぜ」

彼方「(....ん、鼻がむずむずする)」

彼方「(うへっ、やばいくしゃみ出そう)」

彼方「はっくしゅん!」レバーぐい!

軽トラ「ブロロ....!」

ドシン!

81: 2023/05/01(月) 23:04:16.54 ID:gSqlhjhx
建築科モブ「」

ゲーム会社の人「」

彼方「あーっ!あーっ!」

遥「ゾンビに突っ込む前に、虹ヶ咲の校舎に突っ込んだ!」

彼方「ご、ごべんなざい!ごごごごごべんなざい!」

ミア「oh. 」

果林「ねえ、彼方の脳みそって、アラビックヤマトのりでくっついて治ったじゃない」

果林「あれも、アラビックヤマトのりでくっつくのかしらね?」

エマ「さぁ?」

85: 2023/05/02(火) 22:23:12.73 ID:u7ojgqiq
彼方「おあおお...」

ミア「おい見ろよ、今度は彼方のハートがブレイクしているぞ!」

果林「流石にアラビックヤマトのりじゃガラスのハートはくっつけられないわ」

エマ「セメダインとかどうかな?」ぬりぬり

遥「お姉ちゃん、今回は労働中の事故って事で保険も適用されて、学園側も生徒の不備は学園の不備って事で多めに見てくれたよ」

遥「お姉ちゃん、大丈夫だよ」

彼方「ひょっ!」

彼方「...トロトロ」

ミア「ガラスだから溶けちゃった」

果林「大変ね。急いで坩堝に戻さないと」

エマ「吹きガラスなら任せて」

ぷぅ~

彼方「....はっ!?今のは!」

86: 2023/05/02(火) 22:29:16.36 ID:u7ojgqiq
侑びんでーす!

彼方「ほわっ、また来た」

彼方「もうゲームの企画の人とかに見せる顔がないよ...」ペリペリ

彼方「近江様 お元気ですか?」

彼方「プレリリースイベントはちょっとしたハプニングでしたが」ピキっ

遥「お姉ちゃん、耐えて!耐えて!」

彼方「すううううう はああああ」

彼方「もう一つ、別の広報企画を開催する事になりました」

彼方「バイオ名作劇場という短編ドラマ企画です」←現実世界だと短編アニメーション

彼方「お返事お待ちしております」

遥「お姉ちゃんやったね!続投だよ!」

彼方「へへへ...」←ちょっと嬉しそう

91: 2023/05/05(金) 20:15:36.93 ID:SVCFcfvh
企画の人「と、この様に、低予算風実写短編ドラマ企画になります」

彼方「ふむふむ」←アシュリーの衣装

彼方「それで、登場人物は...」

果林「これ紙で作ってみたのだけどどうかしら?」

エマ「私は麻袋!」

ミア「寮の事務から借りてきたフォーク、これでいいのか?」

ランジュ「つめー!」

彼方「なんか増えてる」

企画の人「ちょうど人数があって、なおかつ動ける人との要望があったので、ちょうど彼女たちに」

彼方「へ、へぇ~」

森川「近江さん!」

彼方「はっ、はい!」

森川「近江さん、また会えて嬉しいよ」

彼方「こちらこそ」

森川「今回のドラマは少し声のトーンを上げてみよう」

森川「お手本やるから見ててね」

彼方「はい!」

92: 2023/05/05(金) 20:23:27.85 ID:SVCFcfvh
ランランランランラーン🎵

森川「アシュリーどこにいるんだろ」

森川「あっ、あの人に聞いてみよう」

森川「こんにちは。アシュリーを知りませんか?」

果林「くるっ!」

果林「ペラペラソース!」

森川「すみません」

ミア「ありえんな~!」

森川「えっと...」

ランジュ「崇めっろ!」

「キモイあなた」

「あ、漏れる」

「どうですか?」

「リストラしてうれっし!」

果林「ペラペラソース!」斧ドスン!

森川「ぎゃー!」

森川「泣けるよ」

100: 2023/05/10(水) 22:42:45.16 ID:iRtes66h
企画の人「はいオッケーです」

彼方「ねえ、もう一度聞きたいんですが」

彼方「本当にこんなんでいいんですか?」

企画の人「はい!」

彼方「...そ、そうなんですね」

彼方「(狂ってやがる)」

ランジュ「はじめてやってみたのだけど、お芝居って楽しいのね!」

ミア「ランジュ、分かってくれるのかい!?」

彼方「(良いんだか、悪いんだか...?)」むーん

森川「近江さん!」

彼方「はっ、はい!」

森川「今回のドラマでは少し高い声でお願いします」

彼方「は、はい!」

彼方「あー、あー、あー」

彼方「おほん」

エマ「初期の頃の彼方ちゃんみたい。昔を思い出すんん!」モゴモゴ

果林「エマ、それ以上はいけないわ」

101: 2023/05/10(水) 22:51:39.18 ID:iRtes66h
第二話

森川「いいかい、よくお聞き」

彼方「....コクリ」

森川「絶対に僕から離れちゃいけないよ」

彼方「ええ、約束するわ」



ランジュガナード「へへっ!」彼方を抱き抱える

彼方「へールプ!」

森川「アシュリー!」

ランジュガナード「よいしょ!」モーニングスターを投げる

森川「ぐはっ!」

彼方「レオンありがとう!」



果林ガナード「うっふん」

彼方「へールプ!」

森川「アシュリー!」



ミアガナード「ははっ!」

彼方「へールプ!」

森川「アシュリー!」


エマエルヒガンテ「ワオワオ!」

彼方「へールプ!」

森川「アシュリー!」

エマエルヒガンテ「よいしょ」棒をブンブン

森川「ぐはっ!」



森川「僕もう疲れたよ」

102: 2023/05/10(水) 22:55:02.88 ID:iRtes66h
彼方「....」

彼方「なんだかなぁ、なんだかなぁ」

彼方「彼方ちゃん納得いかないんだよ」

彼方「こんな茶化した芸なんかしなくても、人気は十分あるゲームだろうに」

エマ「でも、私達の思い出も増えて一石二鳥じゃない?」

彼方「そうかなぁ?そうかも」

企画の人「最後の撮影入りまーす。準備お願いします」

彼方「はーい」

彼方「だってさ。エマちゃんよろしく!」

エマ「アイアイサー!」

103: 2023/05/10(水) 23:00:38.21 ID:iRtes66h
第三話

森川「お爺さん、ここから脱出したいんです」

彼方「ねえ乗り物作って」

おじいさん?「よかろう」

おじいさん風遥「では少し待っておくれ」

ギュインギュイーン

彼方「!?」


森川「早くできないかなぁ?」

彼方「(こんな時まで表情を変えない...森川プロ!)」

彼方「(ここも冷静になって....)」

彼方「楽しみだわ」んふふ

森川「出来たのかなぁ?」

怪しく笑うミア・ランジュ・果林・エマ「あははは...」

森川「おじいさん...じゃない!」


彼方・森川「やっ!わっ!」


おじさん風遥「ヘリができたぞ~!」


おじさん風遥「わっ!」

ボカン!

104: 2023/05/10(水) 23:02:33.69 ID:iRtes66h
企画の人「とまぁこんな感じです」

彼方「ありがとうございました」

企画の人「こちらこそ、近江さん、森川さん、近江さんのご学友のみなさんありがとうございました」

企画の人「ぽちっとな」

企画の人「これで公開になります」

彼方「ふむふむ、後はひょうかか...」

112: 2023/05/15(月) 22:14:26.37 ID:LEAKIEck
~次の日~


モブ「ねえねえあれって!」

彼方「スヤピ」


もこもこもこ~!

113: 2023/05/15(月) 22:18:31.99 ID:LEAKIEck
彼方「パチリ!」

彼方「あれ?なんでこんなに静かなんだろ?」

彼方「まあいいかそんな事。部室行こ」

テクテク


彼方「みんなおはよう~!」

エマ?「おぁあ」

彼方「ほへ?」

エマ「おっOいのペラペラソース!」

彼方「わぁ!!」

果林「口リが鉄火ロール!」

彼方「え?!」

ミア「....おぁあ」

ミア「あっ、あっ」

彼方「な、何?手を見ろって?」自分の手を見る

彼方「はっ!?」

彼方「なにこれ...!?なにこれ...!?」黒く染まっていく

彼方「嫌ぁ!いや!」


彼方「いやぁああああああ!」

114: 2023/05/15(月) 22:20:03.86 ID:LEAKIEck
彼方「いやああああ!」パチリ

彼方「ほへ!?」

彼方「夢ぇ!?」

モブ「おぉ~、さすがアシュリーさながらの叫び声」パチパチ

モブ達「おぉ~」

彼方「えへへ....」

116: 2023/05/16(火) 21:37:28.50 ID:vmaNLykD
彼方「ってそうじゃない、そうじゃない」

モブ「近江さんさようなら👋」

彼方「ばいび~」

彼方「もう結構な時間なのかな?」

彼方「まあいいかそんな事。部室行こ」

テクテク

117: 2023/05/16(火) 21:39:00.39 ID:vmaNLykD
彼方「ちょっと早く来ちゃったかな?」

彼方「みんなお疲れ様~!」ガラガラ

エマ?「おぁあ」

彼方「ほへ?」

エマ「おっOいのペラペラソース!」

彼方「わぁ!!」

果林「口リが鉄火ロール!」

彼方「え?!」

ミア「....おぁあ」

ミア「あっ、あっ」

彼方「ゆ、夢!さっき見た夢と同じ!!」

がさっ

彼方「!?!?」

118: 2023/05/16(火) 21:41:40.11 ID:vmaNLykD
彼方「きゃっ!」モゴモゴ

クラッカーパーン!

彼方「へっ!」

遥「おねーちゃん!」

エマ・果林・ミア・遥「ゲーム発売おめでとう!」

彼方「えっ、えっ?」

彼方「ってなんだよぉ~、ドッキリならドッキリって早く言ってよぉ~」

彼方「もぉ!」

遥「へへへ、ごめんね。でもお祝いしたかったから」

彼方「ドッキリは怒った!」

彼方「でも」

遥「でも?」

彼方「遥ちゃんは大好き」

遥・彼方「えへへ」

126: 2023/05/21(日) 11:10:47.65 ID:76FXKwlU
果林「と言う訳で、私達からケーキの贈呈よ」

遥・果林・エマ・ミア「チャーンチャーチャチャーンチャーン チャチャチャチャ チャンチャンチャーン!」

彼方「おぉ~!」

彼方「お?」

ケーキ「グロォ....」

彼方「サドラー様の目玉みたいなのが乗ってる...」

エマ「目玉グミって言ってね、最近流行ってるんだよ」

彼方「美味しいの?」ツンツン

ミア「味は...まあまあだね」

遥「ケーキ切りますね!」

ケーキ「目ん玉半分こ!」

彼方「なかなかの光景だ...」

127: 2023/05/21(日) 21:55:30.74 ID:6QnvlNZW
ミア「改めまして、ゲーム発売記念に」

乾杯~

遥彼方「コチン」

彼方「ごくごく」

彼方「ケーキ食べちゃお」

彼方「お、君はさっきの目玉」

彼方「ツンツン」

目玉「どろぉ」

彼方「結構拘ってるんだね  パクッ」

彼方「味は...まあまあ」

128: 2023/05/22(月) 00:23:27.35 ID:bZfC0rUz
エグくて草

129: 2023/05/22(月) 21:18:28.32 ID:Vi9zZm6h
ミア「彼方」

ミア「ボクのアカウントでゲーム宣伝するから、何か一言くれよ」

ミア「どうせなら、遥も一緒に」

遥「良いんですか!?」

ミア「ああ」

彼方「遥ちゃん、ちょっと」コショコショ

130: 2023/05/22(月) 21:23:12.12 ID:Vi9zZm6h
彼方「箒持って」

遥「こう?」

彼方「そそ、それでドアの向こうに」

彼方「エマちゃん!BGMお願い!」

エマ「ほいさ!」

ブルルン!

彼方「うわあああ!」

遥「うわあああ!」

彼方「チェーンソー姉妹風近江姉妹!」

遥「うわあああ!」

ミア「ハハハ!傑作傑作!」

ミア「これでよし」

131: 2023/05/22(月) 21:30:30.17 ID:Vi9zZm6h
果林「それでは彼方、改めてボイスアクターの感想をどうぞ」

彼方「え~、」

彼方「今回はわわわ」←セルフエコー

果林「そういうのは良いから」

彼方「えー、結婚式といえば3つの袋」

エマ「違う違う」

彼方「おほん、自分の演技の課題が見えたと思います」

彼方「低い声とか、身体の張り方とか」

彼方「普段あんまり意識してないけど、絶対スクールアイドルに活かせそうな事がたくさんあって」

彼方「自分の成長点も同時に見えた気がするよ」

ミア・遥「おぉ~」

パチパチ

132: 2023/05/22(月) 21:35:56.99 ID:Vi9zZm6h
彼方ちゃんのお話はこれにて一旦おしまい!

彼方「ふわぁ」

郵便でーす!

彼方「はぁい」

郵便屋さん「はいこれ」

彼方「ありがとうございました」

彼方「なぬなぬ?」

彼方「この前のゲームの演技感動しました」

彼方「今度は、4コマ漫画のボイスアクターをやってみませんか?」

彼方「ぬほほ」

彼方「良いであろう!」


おしまい

133: 2023/05/22(月) 22:34:11.46 ID:EKYuyUvo
かわいいSSだったんだぜ…
おつなんだぜ

引用元: 彼方「彼方ちゃんにゲームのお仕事が来たんだぜ~」