7: 2011/03/05(土) 12:02:27.32 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「ふ、ふえぇ~!? あ、相手は誰なんですかぁ?」
鶴屋「え? 相手? 相手は……」
朝比奈「あ、相手は……?」
鶴屋「……言えないにょろ」
朝比奈「な、なんでですか?」
鶴屋「言えないものは言えないんだよ」
鶴屋「え? 相手? 相手は……」
朝比奈「あ、相手は……?」
鶴屋「……言えないにょろ」
朝比奈「な、なんでですか?」
鶴屋「言えないものは言えないんだよ」
8: 2011/03/05(土) 12:09:40.37 ID:dPwfMRxc0
部室
朝比奈(結局、あの後いくら聞いても、鶴屋さんは「言えない」の一点張りでした……)
キョン「王手飛車取り」パチッ
古泉「おやおや、これは手厳しい」
朝比奈(適当に「みくるの知らない人だよ」とかなんとかごまかすこともせず……)
朝比奈(結局、あの後いくら聞いても、鶴屋さんは「言えない」の一点張りでした……)
キョン「王手飛車取り」パチッ
古泉「おやおや、これは手厳しい」
朝比奈(適当に「みくるの知らない人だよ」とかなんとかごまかすこともせず……)
10: 2011/03/05(土) 12:16:32.08 ID:dPwfMRxc0
古泉「んっふ、反撃といきましょう」パチッ
キョン「二歩だぞ、それ」
古泉「これは失礼しました」
朝比奈(……! まさか、相手は私の知り合い? だから頑なに「言えない」と……)
キョン「二歩だぞ、それ」
古泉「これは失礼しました」
朝比奈(……! まさか、相手は私の知り合い? だから頑なに「言えない」と……)
11: 2011/03/05(土) 12:23:45.02 ID:dPwfMRxc0
古泉「玉以外全部取られてしまいましたか。投了してもよろしいですか?」
キョン「俺の駒が全部成るまで待てよ」パチッ
朝比奈(私と鶴屋さんの共通の知り合い。つまり――)
古泉「おや? 玉がどこへも動けませんね。たしかこの場合は負けになってしまうんですよね」
キョン「マジかよ……。まだ持ち駒全部置いてないのに。つまんねぇなぁ」
古泉「一つ忠告させていただきますが、あなたいつか友だち失くしますよ」
朝比奈(SOS団……?)
キョン「俺の駒が全部成るまで待てよ」パチッ
朝比奈(私と鶴屋さんの共通の知り合い。つまり――)
古泉「おや? 玉がどこへも動けませんね。たしかこの場合は負けになってしまうんですよね」
キョン「マジかよ……。まだ持ち駒全部置いてないのに。つまんねぇなぁ」
古泉「一つ忠告させていただきますが、あなたいつか友だち失くしますよ」
朝比奈(SOS団……?)
12: 2011/03/05(土) 12:29:12.75 ID:dPwfMRxc0
キョン「朝比奈さん? どうかしたんですか」
古泉「顔色が優れないようですが……」
朝比奈「い、いえ、大丈夫です。少し考えごとしてただけで……」
朝比奈(自分に近しい人たちが実はそんな関係だったなんて、想像してみるとけっこうショックです……)
キョン「そうですか? ならいいんですが」
朝比奈(キョンくんと古泉くん……。どっちが鶴屋さんと致しちゃったんでしょうか……)
朝比奈(おせっかいかもしれませんが、共通の友人として、そこははっきりさせておかないと……)
古泉「顔色が優れないようですが……」
朝比奈「い、いえ、大丈夫です。少し考えごとしてただけで……」
朝比奈(自分に近しい人たちが実はそんな関係だったなんて、想像してみるとけっこうショックです……)
キョン「そうですか? ならいいんですが」
朝比奈(キョンくんと古泉くん……。どっちが鶴屋さんと致しちゃったんでしょうか……)
朝比奈(おせっかいかもしれませんが、共通の友人として、そこははっきりさせておかないと……)
15: 2011/03/05(土) 12:36:38.98 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「あ、あの……」
キョン「はい」
古泉「なんでしょうか」
朝比奈「……」
キョ泉「?」
朝比奈「……お、お茶、おかわりお注ぎしますね」
キョン「ありがとうございます」
朝比奈(「鶴屋さんとしたんですか?」なんてストレートに訊くわけにもいきませんよね)
朝比奈(そうだ! そういったものを連想させる会話で反応を窺えば……)
キョン「はい」
古泉「なんでしょうか」
朝比奈「……」
キョ泉「?」
朝比奈「……お、お茶、おかわりお注ぎしますね」
キョン「ありがとうございます」
朝比奈(「鶴屋さんとしたんですか?」なんてストレートに訊くわけにもいきませんよね)
朝比奈(そうだ! そういったものを連想させる会話で反応を窺えば……)
17: 2011/03/05(土) 12:43:33.69 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「そ、そういえば、さっき鶴屋さんに会いましたよ」
キョン「はぁ。……朝比奈さんと鶴屋さんって同じクラスでしたよね?」
古泉「学校で鶴屋さんに会うのは当たり前のような気がしますが……」
朝比奈「そ、そうでしたね。何言ってるんでしょうね、私」
キョン「はぁ。……朝比奈さんと鶴屋さんって同じクラスでしたよね?」
古泉「学校で鶴屋さんに会うのは当たり前のような気がしますが……」
朝比奈「そ、そうでしたね。何言ってるんでしょうね、私」
19: 2011/03/05(土) 12:51:35.64 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「実は鶴屋さん、最近悩みがあるみたいで……」
キョン「あの鶴屋さんが悩みですか」
古泉「普段明るい彼女を知っていると、少し意外ですね」
朝比奈(……特に反応は無いですね)
キョン「それで、悩みっていうのは?」
朝比奈「あ、いえ、そこまでは聞いてないんです。ただ、いつもより元気がないなーって思って」
古泉「相談に乗れるなら喜んで乗りますが、男性の僕らには少し難しいかもしれませんね」
朝比奈(もう少しだけ、突っ込んで訊いてみましょう)
キョン「あの鶴屋さんが悩みですか」
古泉「普段明るい彼女を知っていると、少し意外ですね」
朝比奈(……特に反応は無いですね)
キョン「それで、悩みっていうのは?」
朝比奈「あ、いえ、そこまでは聞いてないんです。ただ、いつもより元気がないなーって思って」
古泉「相談に乗れるなら喜んで乗りますが、男性の僕らには少し難しいかもしれませんね」
朝比奈(もう少しだけ、突っ込んで訊いてみましょう)
20: 2011/03/05(土) 12:58:46.50 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「と、ところで、話は変わりますが!」
キョン「は、はい」
朝比奈「お二人は、高校生同士の、せ、性交渉についてどうお考えですかっ?」
キョン「ぶっ!」
古泉「せ、性交渉?」
朝比奈(すごい反応! やっぱりこの二人のどちらかが……)
キョン「大丈夫ですか!? やっぱり具合悪いんですか? 朝比奈さん!」オロオロ
古泉「まさか朝比奈さんの口からそんな単語が飛び出すとは……」
朝比奈「あれ?」
キョン「は、はい」
朝比奈「お二人は、高校生同士の、せ、性交渉についてどうお考えですかっ?」
キョン「ぶっ!」
古泉「せ、性交渉?」
朝比奈(すごい反応! やっぱりこの二人のどちらかが……)
キョン「大丈夫ですか!? やっぱり具合悪いんですか? 朝比奈さん!」オロオロ
古泉「まさか朝比奈さんの口からそんな単語が飛び出すとは……」
朝比奈「あれ?」
21: 2011/03/05(土) 13:07:12.40 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「……」
朝比奈(うぅ……冷静になってみたら、私、なんてことを……。二人が驚くのも当然じゃない)
キョン「今日はもう帰って休んだ方が……」
朝比奈「いえっ。大丈夫です。私は正気です。それより話の続きです」
朝比奈(乗りかかった船なら、行けるところまで行きましょう)
キョン「続きって……」
古泉「……高校生同士の異性交遊ですか」
朝比奈「はい。お二人の意見を参考にしたいんです」
朝比奈(うぅ……冷静になってみたら、私、なんてことを……。二人が驚くのも当然じゃない)
キョン「今日はもう帰って休んだ方が……」
朝比奈「いえっ。大丈夫です。私は正気です。それより話の続きです」
朝比奈(乗りかかった船なら、行けるところまで行きましょう)
キョン「続きって……」
古泉「……高校生同士の異性交遊ですか」
朝比奈「はい。お二人の意見を参考にしたいんです」
23: 2011/03/05(土) 13:13:10.88 ID:dPwfMRxc0
古泉「そうですね……。僕個人にはそういった相手はいませんが――」
キョン「嘘をつけ」
古泉「本当ですよ。機関の活動があると、なかなかそういった時間は取れないんです」
古泉「話を戻しますが、当人同士が愛し合い、正しい知識を持って、節度のある行いを心がけるなら、
咎めるものではないと思っています」
キョン「まるっきり優等生の回答だな」
キョン「嘘をつけ」
古泉「本当ですよ。機関の活動があると、なかなかそういった時間は取れないんです」
古泉「話を戻しますが、当人同士が愛し合い、正しい知識を持って、節度のある行いを心がけるなら、
咎めるものではないと思っています」
キョン「まるっきり優等生の回答だな」
24: 2011/03/05(土) 13:19:38.07 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「ひ、避妊についてはどう考えていますか?」
キョン(あ、朝比奈さんの口からとんでもない言葉を聞いてしまった)
古泉「当然行うべきでしょう。ほとんどの高校生には、赤ん坊を育てる生活力はありませんからね」
古泉「親御さんに頼るのは感心しませんし、かといって『おろせばいい』と安易に考えてはいけないでしょう」
朝比奈「そうですよね。……キョンくんはどうですか?」
キョン「……概ね古泉の言ってる通りですね。自分で責任が取れるようになるまでは、しっかり行うべきだと思いますよ」
キョン(あ、朝比奈さんの口からとんでもない言葉を聞いてしまった)
古泉「当然行うべきでしょう。ほとんどの高校生には、赤ん坊を育てる生活力はありませんからね」
古泉「親御さんに頼るのは感心しませんし、かといって『おろせばいい』と安易に考えてはいけないでしょう」
朝比奈「そうですよね。……キョンくんはどうですか?」
キョン「……概ね古泉の言ってる通りですね。自分で責任が取れるようになるまでは、しっかり行うべきだと思いますよ」
25: 2011/03/05(土) 13:29:39.34 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「……」
朝比奈(二人とも、特に何も変わらないな……。それともポーカーフェイスってやつでしょうか)
キョン「しかし、なんでまた、急にこんな話を……」
古泉「ええ、鶴屋さんに悩みがあるという話から、だいぶ飛躍しましたね」
古泉「……あ」
キョン「え? ……あ」
朝比奈「?」
キョン「鶴屋さんが……妊娠……?」
朝比奈「えぇっ!? な、なんでわかったんですかぁっ!?」
朝比奈(二人とも、特に何も変わらないな……。それともポーカーフェイスってやつでしょうか)
キョン「しかし、なんでまた、急にこんな話を……」
古泉「ええ、鶴屋さんに悩みがあるという話から、だいぶ飛躍しましたね」
古泉「……あ」
キョン「え? ……あ」
朝比奈「?」
キョン「鶴屋さんが……妊娠……?」
朝比奈「えぇっ!? な、なんでわかったんですかぁっ!?」
26: 2011/03/05(土) 13:36:10.19 ID:dPwfMRxc0
キョン「え? 本当に?」
朝比奈「あ! ち、違います。今のなしです! 鶴屋さんは妊娠なんかしてませんっ!」
古泉「もう手遅れですよ。それと声を落としてください。外まで聞こえてしまいます」
朝比奈「うぐ……」
キョン「これは……ショックだな」
古泉「僕もですよ。身近な人がそういったことになると、複雑な心境になるものですね」
朝比奈「あ! ち、違います。今のなしです! 鶴屋さんは妊娠なんかしてませんっ!」
古泉「もう手遅れですよ。それと声を落としてください。外まで聞こえてしまいます」
朝比奈「うぐ……」
キョン「これは……ショックだな」
古泉「僕もですよ。身近な人がそういったことになると、複雑な心境になるものですね」
27: 2011/03/05(土) 13:44:05.92 ID:dPwfMRxc0
古泉「それで、相手の方は……」
朝比奈「……それが、何度聞いても答えてくれなくて……」
キョン「まぁ、おいそれと答えられるものでもないよな」
古泉「何か力になれればいいのですが……」
キョン「悪い男につかまってる、とかじゃなければいいんだが……」
朝比奈(二人とも本当に心配してるみたい……。本当に何も関係ないのかも)
朝比奈「……それが、何度聞いても答えてくれなくて……」
キョン「まぁ、おいそれと答えられるものでもないよな」
古泉「何か力になれればいいのですが……」
キョン「悪い男につかまってる、とかじゃなければいいんだが……」
朝比奈(二人とも本当に心配してるみたい……。本当に何も関係ないのかも)
28: 2011/03/05(土) 13:51:01.50 ID:dPwfMRxc0
朝比奈(でも、そうだとすると、鶴屋さんの相手って……?)
ガチャ
長門「……」
キョン「お、長門か。遅かったな」
長門「日直」
キョン「そうか。……そうだ、長門にも話しておいた方がいいか」
朝比奈「ええ!?」
古泉「長門さんの力が必要な時が来るかもしれませんからね。彼女は口が堅いですから、大丈夫でしょう」
長門「?」
キョン「ああ、すまん、今説明する。実は鶴屋さんが妊娠したんだが――」
長門「」ステーン ドサッ
キョン「な、長門!?」
ガチャ
長門「……」
キョン「お、長門か。遅かったな」
長門「日直」
キョン「そうか。……そうだ、長門にも話しておいた方がいいか」
朝比奈「ええ!?」
古泉「長門さんの力が必要な時が来るかもしれませんからね。彼女は口が堅いですから、大丈夫でしょう」
長門「?」
キョン「ああ、すまん、今説明する。実は鶴屋さんが妊娠したんだが――」
長門「」ステーン ドサッ
キョン「な、長門!?」
29: 2011/03/05(土) 13:57:38.37 ID:dPwfMRxc0
キョン「大丈夫か? 手、貸すぞ」
長門「いいいいいい。ももも問題ない」プルプル
キョン「そ、そうか? 問題ありまくりにしか見えないが……。ほら眼鏡落としたぞ」
長門「ありありありが」プルプル
ポロッ カシャーン
キョン「長門?」
長門「いいいいいい。ももも問題ない」プルプル
キョン「そ、そうか? 問題ありまくりにしか見えないが……。ほら眼鏡落としたぞ」
長門「ありありありが」プルプル
ポロッ カシャーン
キョン「長門?」
30: 2011/03/05(土) 14:04:32.40 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「だ、大丈夫ですか? とりあえず座ってください」
長門「……平気。すこし驚いただけ」ストン
朝比奈「そうですか? お茶、飲みます? 落ち着くかもしれませんよ」
長門「ぜひ」
朝比奈「はい、どうぞ」コトッ
長門「……」ゴクゴク
キョン「……それで、どこまで話したっけか。そうそう、鶴屋さんが妊娠――」
長門「」ガシャーン
バシャ
古泉「うわっち! あつっ! 熱いっ!」
長門「……平気。すこし驚いただけ」ストン
朝比奈「そうですか? お茶、飲みます? 落ち着くかもしれませんよ」
長門「ぜひ」
朝比奈「はい、どうぞ」コトッ
長門「……」ゴクゴク
キョン「……それで、どこまで話したっけか。そうそう、鶴屋さんが妊娠――」
長門「」ガシャーン
バシャ
古泉「うわっち! あつっ! 熱いっ!」
35: 2011/03/05(土) 14:38:02.30 ID:dPwfMRxc0
キョン「長門! 大丈夫か!?」
長門「大丈夫」
古泉「あつ! あづい!」
キョン「朝比奈さんは!?」
朝比奈「だ、大丈夫ですぅ」
古泉「マジ熱いって! ほんと! 熱い!」
キョン「うるさいぞ古泉! 静かにしろ!」
長門「大丈夫」
古泉「あつ! あづい!」
キョン「朝比奈さんは!?」
朝比奈「だ、大丈夫ですぅ」
古泉「マジ熱いって! ほんと! 熱い!」
キョン「うるさいぞ古泉! 静かにしろ!」
37: 2011/03/05(土) 14:45:04.32 ID:dPwfMRxc0
古泉「ふぅ……ひどい目に遭いました……」
キョン「冗談じゃなく熱がってたんだな。赤い玉になれるから、てっきり熱に耐性があるものかと思ってたよ」
キョン「まぁ、そんなことはどうでもいい。それより長門」
長門「」ビクッ
キョン「鶴屋さんが妊娠したんだが、相手がどこの誰なのか、教えてくれなくてな」
長門「そう」ホッ
キョン「おまえの情報なんちゃらで、相手の特定とかできるだろ? やってみてくれないか」
長門「」
40: 2011/03/05(土) 14:53:30.44 ID:dPwfMRxc0
長門「……」
キョン「長門?」
長門「す、推奨はしない」
キョン「え? なんで」
朝比奈「ダメですよ、キョンくん。鶴屋さんが言わなかったってことは、知ってほしくなかったってことなんですから」
長門「そう、その通り。朝比奈みくるは極稀に良いことを言う」
朝比奈「ごくま……え?」
キョン「長門?」
長門「す、推奨はしない」
キョン「え? なんで」
朝比奈「ダメですよ、キョンくん。鶴屋さんが言わなかったってことは、知ってほしくなかったってことなんですから」
長門「そう、その通り。朝比奈みくるは極稀に良いことを言う」
朝比奈「ごくま……え?」
41: 2011/03/05(土) 15:03:49.21 ID:dPwfMRxc0
長門「それに、事情も知らずに糾弾の姿勢を取るべきではない。いきなりそんな事実を突き付けられて、責められたら、
どうしていいのかわからなくなる」
キョン「……」
長門「だろう、と思う」
キョン「でも、もし相手が悪い男だったら……」
長門「積極的に介入すべき問題ではない。これは当人同士に解決を任せるべき問題。二人だけの問題」
キョン「二人、だけの……」
長門「そう、私と鶴屋だけの問題」
キョン「……」
朝比奈「……」
古泉「……」
長門「あ」
どうしていいのかわからなくなる」
キョン「……」
長門「だろう、と思う」
キョン「でも、もし相手が悪い男だったら……」
長門「積極的に介入すべき問題ではない。これは当人同士に解決を任せるべき問題。二人だけの問題」
キョン「二人、だけの……」
長門「そう、私と鶴屋だけの問題」
キョン「……」
朝比奈「……」
古泉「……」
長門「あ」
44: 2011/03/05(土) 15:15:18.63 ID:dPwfMRxc0
キョン「長門……」
長門「言ってない。全然言ってない」
朝比奈「すっごく目が泳いでます……」
長門「眼科にかかることを勧める」
朝比奈「いえ、私じゃなくて……」
キョン「長門!」
長門「はいっ」
長門「言ってない。全然言ってない」
朝比奈「すっごく目が泳いでます……」
長門「眼科にかかることを勧める」
朝比奈「いえ、私じゃなくて……」
キョン「長門!」
長門「はいっ」
45: 2011/03/05(土) 15:22:10.65 ID:dPwfMRxc0
キョン「俺は、女の子同士がどうだとか、おまえの性癖に口を出すつもりない」
キョン「だが、鶴屋さんの妊娠の件は別だ。俺たちくらいの歳にとって、妊娠っていうのは、とても重い問題なんだ」
長門「……」
キョン「俺にとって、おまえも、鶴屋さんも大切な友人だ。おまえたち二人だけの問題じゃないんだ。
ちゃんと話してもらうぞ」
長門「……わかった。話す」
キョン「……」
長門「……ベッドの中の鶴屋は、とても優しかった」
キョン「いや、そういうことを聞きたいんじゃなくてだな……」
キョン「だが、鶴屋さんの妊娠の件は別だ。俺たちくらいの歳にとって、妊娠っていうのは、とても重い問題なんだ」
長門「……」
キョン「俺にとって、おまえも、鶴屋さんも大切な友人だ。おまえたち二人だけの問題じゃないんだ。
ちゃんと話してもらうぞ」
長門「……わかった。話す」
キョン「……」
長門「……ベッドの中の鶴屋は、とても優しかった」
キョン「いや、そういうことを聞きたいんじゃなくてだな……」
48: 2011/03/05(土) 15:39:36.51 ID:dPwfMRxc0
長門「……彼女とは、少し前から清く正しい交際をしていた」
長門「学校では人目があったから、会っていたのは団活が終わってから。休日も団活がない日は頻繁に会っていた」
長門「知り合いに見られてはまずいから、あまり出歩くことはなかった」
長門「一緒に読書をしたり、勉強をしたり……。自分でも慎ましいとは思うが、充分満ち足りていた」
長門「……一ヶ月ほど前、家に招かれた。彼女は私の耳元でこう言った」
長門「『今日は家に誰もいないにょろ』」
長門「学校では人目があったから、会っていたのは団活が終わってから。休日も団活がない日は頻繁に会っていた」
長門「知り合いに見られてはまずいから、あまり出歩くことはなかった」
長門「一緒に読書をしたり、勉強をしたり……。自分でも慎ましいとは思うが、充分満ち足りていた」
長門「……一ヶ月ほど前、家に招かれた。彼女は私の耳元でこう言った」
長門「『今日は家に誰もいないにょろ』」
50: 2011/03/05(土) 15:47:01.12 ID:dPwfMRxc0
キョン「……」
長門「あっという間だった。彼女は固まった私の手を取ると、部屋へ連れて行った」
長門「動けないでいる私の服を脱がし、自分も服を脱いだ」
朝比奈「うわー」ドキドキ
長門「これから起こることの期待と微かな恐怖に震える私に、彼女は――」
キョン「ああ、わかった。もういい。もういいから。とにかく、それで、してしまったと……」
長門「あっという間だった。彼女は固まった私の手を取ると、部屋へ連れて行った」
長門「動けないでいる私の服を脱がし、自分も服を脱いだ」
朝比奈「うわー」ドキドキ
長門「これから起こることの期待と微かな恐怖に震える私に、彼女は――」
キョン「ああ、わかった。もういい。もういいから。とにかく、それで、してしまったと……」
53: 2011/03/05(土) 16:02:44.85 ID:dPwfMRxc0
朝比奈「あれ? おかしいですよ。鶴屋さんは妊娠してるんですよ? 女の子同士じゃ何度したところで……」
長門「あのとき、私は彼女と繋がりたいと強く思った」
長門「情報操作でXXXを構成。この肉体に付加した」
古泉「なるほど。続けてください」
キョン「……ないわ。ふたOりとかマジないわ。せっかくのついてない同士なのに、生やしてどうするんだよ……。
無駄以外の何物でもねぇよ」
古泉「おっと、今のは聞き捨てなりませんね。女の子同士が自らの肉体のみで一つになれるという画期的な――」
朝比奈「どっちでもいいですから、続きを! 続きを!」ドキドキ
長門「あのとき、私は彼女と繋がりたいと強く思った」
長門「情報操作でXXXを構成。この肉体に付加した」
古泉「なるほど。続けてください」
キョン「……ないわ。ふたOりとかマジないわ。せっかくのついてない同士なのに、生やしてどうするんだよ……。
無駄以外の何物でもねぇよ」
古泉「おっと、今のは聞き捨てなりませんね。女の子同士が自らの肉体のみで一つになれるという画期的な――」
朝比奈「どっちでもいいですから、続きを! 続きを!」ドキドキ
58: 2011/03/05(土) 16:27:21.62 ID:dPwfMRxc0
長門「彼女は、初めこそ少し驚いていたが、微笑むと屈んで――」
朝比奈「きゃー」
長門「味わったことのない快感に、何も考えられなくなって、あっという間に――」
古泉「ふむふむ」
長門「――というかんじ」
朝泉「「ごちそうさまでした」」
長門「誕生して3年、あんなに幸せだと感じたときは他にない」ウットリ
キョン「なるほどな。幸せだったことと気持ちよかったことで、避妊とかに頭が回らなかったか。
褒められたことじゃないが、わからなくも――」
長門「あのときの私は、どうしても彼女と種付けがしたかった。私の子種を彼女の子宮に叩きつけて、
彼女に『孕んじゃうにょろ』と言わせたかった」
キョン「故意じゃねぇか! というかそんな言葉どこで覚えたんだよ!」
長門「この前、本屋で勇気を出して、レジに出すときは一般の小説でサンドイッチして……」
キョン「言わなくていい! 俺が悪かったからやめて!」
朝比奈「きゃー」
長門「味わったことのない快感に、何も考えられなくなって、あっという間に――」
古泉「ふむふむ」
長門「――というかんじ」
朝泉「「ごちそうさまでした」」
長門「誕生して3年、あんなに幸せだと感じたときは他にない」ウットリ
キョン「なるほどな。幸せだったことと気持ちよかったことで、避妊とかに頭が回らなかったか。
褒められたことじゃないが、わからなくも――」
長門「あのときの私は、どうしても彼女と種付けがしたかった。私の子種を彼女の子宮に叩きつけて、
彼女に『孕んじゃうにょろ』と言わせたかった」
キョン「故意じゃねぇか! というかそんな言葉どこで覚えたんだよ!」
長門「この前、本屋で勇気を出して、レジに出すときは一般の小説でサンドイッチして……」
キョン「言わなくていい! 俺が悪かったからやめて!」
60: 2011/03/05(土) 16:37:43.73 ID:dPwfMRxc0
キョン「とにかく、経緯はわかった。大事なのはこれからだ」
キョン「長門、鶴屋さんに会いにいくぞ。彼女一人に背負わせるわけにはいかないからな」
長門「……わかった」
鶴屋「あっれー? どうしたの? みんなでぞろぞろと。ハルにゃんはいないみたいだけど……」
長門「……」
キョン「……」
古泉「……」
朝比奈「……ごめんなさい、鶴屋さん、私……」
鶴屋「……そっか。みくるが口を滑らせちゃったんだね」
キョン「長門、鶴屋さんに会いにいくぞ。彼女一人に背負わせるわけにはいかないからな」
長門「……わかった」
鶴屋「あっれー? どうしたの? みんなでぞろぞろと。ハルにゃんはいないみたいだけど……」
長門「……」
キョン「……」
古泉「……」
朝比奈「……ごめんなさい、鶴屋さん、私……」
鶴屋「……そっか。みくるが口を滑らせちゃったんだね」
61: 2011/03/05(土) 16:46:45.16 ID:dPwfMRxc0
長門「……どうして、朝比奈みくるには教えて、私には何も言わなかったの?」
鶴屋「……」
長門「私は、あなたにとって、それだけの価値しかない人間……?」
鶴屋「それは違うよ。……有希っこに、迷惑をかけたくなかったから……」
長門「迷惑? 二人にとって大切な問題なのに、迷惑だなんて思わない」
長門「あなたに一人で悩んでほしくはない。私にも背負わせてほしい」
鶴屋「有希っこ……。そうだね、あたしが悪かったよ。ごめん」
長門「許す」
鶴屋「……」
長門「私は、あなたにとって、それだけの価値しかない人間……?」
鶴屋「それは違うよ。……有希っこに、迷惑をかけたくなかったから……」
長門「迷惑? 二人にとって大切な問題なのに、迷惑だなんて思わない」
長門「あなたに一人で悩んでほしくはない。私にも背負わせてほしい」
鶴屋「有希っこ……。そうだね、あたしが悪かったよ。ごめん」
長門「許す」
62: 2011/03/05(土) 17:00:17.35 ID:dPwfMRxc0
長門「産みたい?」
鶴屋「……うん。できることなら」
長門「そう。私も産んでほしい」
鶴屋「有希っこ……」
朝比奈「めでたしめでたしですね」
古泉「いえ、まだ何も終わっていませんよ。むしろこれからどうするか、です」
長門「明日にでも退学届を出そうと思う」
キョ朝古鶴「!?」
鶴屋「……うん。できることなら」
長門「そう。私も産んでほしい」
鶴屋「有希っこ……」
朝比奈「めでたしめでたしですね」
古泉「いえ、まだ何も終わっていませんよ。むしろこれからどうするか、です」
長門「明日にでも退学届を出そうと思う」
キョ朝古鶴「!?」
63: 2011/03/05(土) 17:08:30.34 ID:dPwfMRxc0
長門「こんな私でも、探せばきっと仕事はみつかるはず」
キョン「待て。決断を急ぐな」
鶴屋「有希っこの高校生活を奪うわけにはいかないよ。……大丈夫。あたしの家は金持ちだから養育費くらい……」
長門「なるべく周りの力に頼りたくない。自分の行為が原因なら、自分の力で責任を取りたい」
キョン「気持ちはわかるが、現実的に考えて難しいぞ。とにかく、一旦落ち着いて、ゆっくり考えるべきだ」
「みんなで何やってんの?」
キョン「ハルヒ?」
鶴屋「ハ、ハルにゃん!?」
ハルヒ「部室に誰もいないかと思えば……団長抜きでなんの会議よ」
キョン「待て。決断を急ぐな」
鶴屋「有希っこの高校生活を奪うわけにはいかないよ。……大丈夫。あたしの家は金持ちだから養育費くらい……」
長門「なるべく周りの力に頼りたくない。自分の行為が原因なら、自分の力で責任を取りたい」
キョン「気持ちはわかるが、現実的に考えて難しいぞ。とにかく、一旦落ち着いて、ゆっくり考えるべきだ」
「みんなで何やってんの?」
キョン「ハルヒ?」
鶴屋「ハ、ハルにゃん!?」
ハルヒ「部室に誰もいないかと思えば……団長抜きでなんの会議よ」
64: 2011/03/05(土) 17:16:46.73 ID:dPwfMRxc0
キョン「ハルヒ、おまえからも何か言ってやれ。長門のやつ、学校を辞めるなんて言ってるんだ」
ハルヒ「有希が!? なんでそんなことになってるの?」
キョン「それは――」
鶴屋「な、なんでもない! なんでもないっさ。ハルにゃんが気にすることじゃ――」
朝比奈「鶴屋さんがおめでたなんです」
鶴屋「!?」
ハルヒ「」ステーン ドサッ
キョン「ハ、ハルヒ!?」
ハルヒ「有希が!? なんでそんなことになってるの?」
キョン「それは――」
鶴屋「な、なんでもない! なんでもないっさ。ハルにゃんが気にすることじゃ――」
朝比奈「鶴屋さんがおめでたなんです」
鶴屋「!?」
ハルヒ「」ステーン ドサッ
キョン「ハ、ハルヒ!?」
66: 2011/03/05(土) 17:22:30.29 ID:dPwfMRxc0
ハルヒ「嘘……。あのとき? それともあのときかしら……」ブツブツ
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「いつも生でやってたからなー。こんなことならちゃんとゴム用意しておけば……」ブツブツ
キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「ん? それでなんで有希が退学する話になってんの?」
長門「……」
鶴屋「……」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「いつも生でやってたからなー。こんなことならちゃんとゴム用意しておけば……」ブツブツ
キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「ん? それでなんで有希が退学する話になってんの?」
長門「……」
鶴屋「……」
68: 2011/03/05(土) 17:28:07.02 ID:dPwfMRxc0
古泉「つかぬことをお聞きしますが……」
ハルヒ「何?」
古泉「涼宮さんは女性ですよね?」
ハルヒ「当たり前じゃない。いくらなんでも怒るわよ?」
朝比奈「で、でも、今、生とか、ゴムとか……」
ハルヒ「……みくるちゃん、まだ経験ないのね」
ハルヒ「女の子同士でするときってね、片方の女のアレが大きくなるのよ」
朝比奈「え、えぇーっ!?」
ハルヒ「何?」
古泉「涼宮さんは女性ですよね?」
ハルヒ「当たり前じゃない。いくらなんでも怒るわよ?」
朝比奈「で、でも、今、生とか、ゴムとか……」
ハルヒ「……みくるちゃん、まだ経験ないのね」
ハルヒ「女の子同士でするときってね、片方の女のアレが大きくなるのよ」
朝比奈「え、えぇーっ!?」
70: 2011/03/05(土) 17:37:26.41 ID:dPwfMRxc0
ハルヒ「私も最初は驚いたわ。今のみくるちゃんみたいにね」
ハルヒ「鶴屋さんと繋がりたいなーって思ってたら、急に大きくなるんだもの」
古泉「ほうほう」
ハルヒ「でもね、びっくりして動けないでいる私に、鶴屋さんは優しく――」
ハルヒ「――体液まで出たときは改めて驚いたわ。全部終わった後は元の大きさに戻ったんだけど」
ハルヒ「人体の神秘って凄いわ」
ハルヒ「鶴屋さんと繋がりたいなーって思ってたら、急に大きくなるんだもの」
古泉「ほうほう」
ハルヒ「でもね、びっくりして動けないでいる私に、鶴屋さんは優しく――」
ハルヒ「――体液まで出たときは改めて驚いたわ。全部終わった後は元の大きさに戻ったんだけど」
ハルヒ「人体の神秘って凄いわ」
71: 2011/03/05(土) 17:42:30.98 ID:dPwfMRxc0
キョン「ハルヒ、それは――」
古泉「おっと、何を言う気ですか」ゴニョゴニョ
古泉「お忘れですか? 彼女が自身の力に気づけば、世界は終わってしまうかもしれないんですよ」ゴニョゴニョ
キョン(……ハルヒのためを思って、「それはおかしい」と言ってやるべきか)
キョン(それとも、世界のために口をつぐんでハルヒを騙し続けるのか……)
ハルヒ「何?」
キョン「……なんでもない。それと、すまん」
ハルヒ「?」
古泉「おっと、何を言う気ですか」ゴニョゴニョ
古泉「お忘れですか? 彼女が自身の力に気づけば、世界は終わってしまうかもしれないんですよ」ゴニョゴニョ
キョン(……ハルヒのためを思って、「それはおかしい」と言ってやるべきか)
キョン(それとも、世界のために口をつぐんでハルヒを騙し続けるのか……)
ハルヒ「何?」
キョン「……なんでもない。それと、すまん」
ハルヒ「?」
72: 2011/03/05(土) 17:49:24.17 ID:dPwfMRxc0
ハルヒ「驚いたけど、そっか、私と鶴屋さんの赤ちゃんか……ふふ」
長門「……」
鶴屋「……」
ハルヒ「?」
長門「……説明を、要求する……」ゴゴゴゴゴ
鶴屋「は、はい……」
長門「……」
鶴屋「……」
ハルヒ「?」
長門「……説明を、要求する……」ゴゴゴゴゴ
鶴屋「は、はい……」
73: 2011/03/05(土) 17:59:42.32 ID:dPwfMRxc0
キョン「――つまり、鶴屋さんはハルヒと長門、両方と関係を持っていたと……」
鶴屋「はい……」
ハルヒ「何それ……。信じらんない……」
鶴屋「……」
ハルヒ「は、初めては!? 初めてはあたしとよね!?」
長門「! 初めては私とのはず。何故なら私と彼女は愛し合っているのだから」
鶴屋「は、初めて? 初めては……えーっとぉ……」
朝比奈「まさか、どっちも違うとか……」
鶴屋「……」
ハルヒ「……」
長門「……」
古泉「これはちょっとしたビXチですよ」
77: 2011/03/05(土) 18:17:09.11 ID:dPwfMRxc0
ハルヒ「じゃ、じゃあせめて、あたしと有希、どっちと先に寝たのか教えてよ!」
鶴屋「ああ、それなら、午前中がハルにゃんで、午後が有希っこだね」
朝比奈「一日で二人……。私、なんだか頭が痛くなってきました……」
ハルヒ「勝ったわ! 先に寝たのがあたしなら、おなかの子はあたしの子! 鶴屋さんはあたしのものよ!」
長門「……男性器が、何故あのような形状をしているのか、知ってる?」
ハルヒ「はぁ? 知らないわよ、そんなこと」
長門「残留していた別の個体の精液をかき出すため。自分の子孫を残すための、野生のころの名残という説がある」
ハルヒ「!」
長門「加えて、あなたが彼女と行為に及んでいたのは午前中だけ。私は昼から夜まで彼女と愛し合った。
着床したのは、私のものである可能性が高い」
ハルヒ「ぐ……言わせておけば……!」
プルルルルルルル
古泉「はい。はい……それでは」
古泉「すみません。バイトが入ったので行ってきます」
鶴屋「ああ、それなら、午前中がハルにゃんで、午後が有希っこだね」
朝比奈「一日で二人……。私、なんだか頭が痛くなってきました……」
ハルヒ「勝ったわ! 先に寝たのがあたしなら、おなかの子はあたしの子! 鶴屋さんはあたしのものよ!」
長門「……男性器が、何故あのような形状をしているのか、知ってる?」
ハルヒ「はぁ? 知らないわよ、そんなこと」
長門「残留していた別の個体の精液をかき出すため。自分の子孫を残すための、野生のころの名残という説がある」
ハルヒ「!」
長門「加えて、あなたが彼女と行為に及んでいたのは午前中だけ。私は昼から夜まで彼女と愛し合った。
着床したのは、私のものである可能性が高い」
ハルヒ「ぐ……言わせておけば……!」
プルルルルルルル
古泉「はい。はい……それでは」
古泉「すみません。バイトが入ったので行ってきます」
79: 2011/03/05(土) 18:29:39.78 ID:dPwfMRxc0
キョン「……俺たちも、帰りますか」
朝比奈「そうですね……」
ハルヒ「――! ――!? ――!」ギャーギャー
長門「――? ――、――」ワーワー
鶴屋(い、今のうちに逃げるっさ!)スタコラサッサ
キョン「……」ジー
朝比奈「? どうかしましたか?」
キョン「……せめて朝比奈さんだけは、そのままでいてくださいね」
朝比奈「そうですね……」
ハルヒ「――! ――!? ――!」ギャーギャー
長門「――? ――、――」ワーワー
鶴屋(い、今のうちに逃げるっさ!)スタコラサッサ
キョン「……」ジー
朝比奈「? どうかしましたか?」
キョン「……せめて朝比奈さんだけは、そのままでいてくださいね」
80: 2011/03/05(土) 18:41:22.75 ID:dPwfMRxc0
キョン(……なんだろうな。朝比奈さんをどこかに誘ったりすれば、いい関係になれちゃう、そんな気がする)
朝比奈「?」
キョン(あいつらを見てて、そこらへんの感覚が狂ったかな? 少し強引にいけば、簡単にやれちゃったりして)
朝比奈「キョンくん?」
キョン「……朝比奈さん」
朝比奈「はい」
キョン「俺、こっちなんで。お気をつけて」
朝比奈「はい。また明日」
キョン(今日は疲れた……。当分はそういうこと考えたくねーや)
朝比奈「?」
キョン(あいつらを見てて、そこらへんの感覚が狂ったかな? 少し強引にいけば、簡単にやれちゃったりして)
朝比奈「キョンくん?」
キョン「……朝比奈さん」
朝比奈「はい」
キョン「俺、こっちなんで。お気をつけて」
朝比奈「はい。また明日」
キョン(今日は疲れた……。当分はそういうこと考えたくねーや)
82: 2011/03/05(土) 18:51:05.86 ID:dPwfMRxc0
夜
「あっ……あ、ん……」ハァハァ
鶴屋「ふふっ、もう限界にょろ?」
「仕事の、後だから……疲れて、て……あっ」ビクン
鶴屋「ごめんねー。それ、きっとあたしのせいだよ。お詫びに、朝までたっぷりかわいがってあげるからね」
森「ああ……そこっ。いい、です……っ」
「あっ……あ、ん……」ハァハァ
鶴屋「ふふっ、もう限界にょろ?」
「仕事の、後だから……疲れて、て……あっ」ビクン
鶴屋「ごめんねー。それ、きっとあたしのせいだよ。お詫びに、朝までたっぷりかわいがってあげるからね」
森「ああ……そこっ。いい、です……っ」
88: 2011/03/05(土) 19:23:12.44 ID:dPwfMRxc0
鶴屋「やっぱり、一日一人だけじゃ物足りないにょろ。でもハルにゃんも有希っこも当分はしてくれないだろうし……」
鶴屋「しばらくすれば、してほしいってあっちから言ってくるだろうけど……それまで誰でつなごうっかな」
鶴屋「みくる……は、手を出したらもっとややこしくなっちゃうか。自重しておこ」
鶴屋「ああ、そうだ。キョンくんの妹。あのくらいの子とは、まだしたことなかったし、ちょうどいいね」
鶴屋「下手くそな男に捕まる前に、お姉さんがめがっさ気持ちいことを教えてあげるにょろ」
鶴屋「学校がどこか調べてー、おかしを持って遊びに行ってー」
鶴屋「ふふふ。明日が楽しみにょろ……」
完
鶴屋「しばらくすれば、してほしいってあっちから言ってくるだろうけど……それまで誰でつなごうっかな」
鶴屋「みくる……は、手を出したらもっとややこしくなっちゃうか。自重しておこ」
鶴屋「ああ、そうだ。キョンくんの妹。あのくらいの子とは、まだしたことなかったし、ちょうどいいね」
鶴屋「下手くそな男に捕まる前に、お姉さんがめがっさ気持ちいことを教えてあげるにょろ」
鶴屋「学校がどこか調べてー、おかしを持って遊びに行ってー」
鶴屋「ふふふ。明日が楽しみにょろ……」
完
引用元: 鶴屋「あはははは妊娠したにょろ」
コメント
コメント一覧 (1)
会長「同感だわ」
esusokuhou
がしました
コメントは節度を持った内容でお願いします、 荒らし行為や過度な暴言、NG避けを行った場合はBAN 悪質な場合はIPホストの開示、さらにプロバイダに通報する事もあります