8: 2011/03/24(木) 20:50:34.24 ID:o+9rZk+30
キョン「お前でもクシャミをすることがあるんだな」
長門「……」
キョン「風邪か?」
長門「違う。鼻がムズムズしただけ」
キョン「そっか」
長門「そう」
キョン「どっちにしろ身体には気をつけろよ」
長門「……」
キョン「もうそろそろ花粉症の季節だしな」
長門「クチョン」
キョン「花粉症か?」
長門「違う」
キョン「そっか」
長門「……」
キョン「風邪か?」
長門「違う。鼻がムズムズしただけ」
キョン「そっか」
長門「そう」
キョン「どっちにしろ身体には気をつけろよ」
長門「……」
キョン「もうそろそろ花粉症の季節だしな」
長門「クチョン」
キョン「花粉症か?」
長門「違う」
キョン「そっか」
9: 2011/03/24(木) 20:51:51.29 ID:o+9rZk+30
古泉「失礼します。ハックション!」
みくる「こんにちはぁ。ヘックシュン」
キョン「どうも朝比奈さん。風邪ですか?」
みくる「ううん、花粉症です。クシャミがなかなか止まらなくて……クシュン」
古泉「僕もです」
キョン「そっか。俺は花粉症じゃないから、いまいちつらさが分からないんだよな」
みくる「うらやましいです」
キョン「未来の花粉症対策グッズはないんですか?」
みくる「この時代では使用禁止です」
キョン「そうなんですか」
古泉「こればかりは仕方ないですよね。フショーイ!」
キョン「うるせえ」
みくる「こんにちはぁ。ヘックシュン」
キョン「どうも朝比奈さん。風邪ですか?」
みくる「ううん、花粉症です。クシャミがなかなか止まらなくて……クシュン」
古泉「僕もです」
キョン「そっか。俺は花粉症じゃないから、いまいちつらさが分からないんだよな」
みくる「うらやましいです」
キョン「未来の花粉症対策グッズはないんですか?」
みくる「この時代では使用禁止です」
キョン「そうなんですか」
古泉「こればかりは仕方ないですよね。フショーイ!」
キョン「うるせえ」
11: 2011/03/24(木) 20:54:01.51 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「やっほー! みんな元気ー?」バーン
キョン「相変わらず騒々しい奴だ」
長門「……」
古泉「こんばんは、涼宮さん。ベクショイ!」
みくる「ハックヒュン!」
ハルヒ「あら? 2人とも花粉症?」
みくる「そうなんです。もうつらくて……ヘプチポ!」
ハルヒ「あははは! 何そのクシャミ!」
みくる「笑わないでくださいよぅ」
ハルヒ「ごめんごめん。でも変わったクシャミって笑えるわよね」
ハルヒ「ということでキョン! 何か変なクシャミしてあたしを笑わせなさい!」
キョン「何だその無茶振りは!?」
キョン「相変わらず騒々しい奴だ」
長門「……」
古泉「こんばんは、涼宮さん。ベクショイ!」
みくる「ハックヒュン!」
ハルヒ「あら? 2人とも花粉症?」
みくる「そうなんです。もうつらくて……ヘプチポ!」
ハルヒ「あははは! 何そのクシャミ!」
みくる「笑わないでくださいよぅ」
ハルヒ「ごめんごめん。でも変わったクシャミって笑えるわよね」
ハルヒ「ということでキョン! 何か変なクシャミしてあたしを笑わせなさい!」
キョン「何だその無茶振りは!?」
13: 2011/03/24(木) 20:57:01.56 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「いいからほら早く!」
キョン「そんなこと言われたって、急にクシャミなんか出せるわけないだろ!」
ハルヒ「何よもう。それならこの辺に……」ゴソゴソ
ハルヒ「あ、あったあった。ほらコショウ」
キョン「何でそんな物があるんだよ……」
ハルヒ「いいからいいから。さぁ喰らいなさい!」グワッ!!
キョン「わあ! 待て待て!」
バフッ!!!!
ハルヒ「あ、蓋が外れて中身が全部……」
キョン「ぎええええ!! ごわっ! がふっ!」
キョン「そんなこと言われたって、急にクシャミなんか出せるわけないだろ!」
ハルヒ「何よもう。それならこの辺に……」ゴソゴソ
ハルヒ「あ、あったあった。ほらコショウ」
キョン「何でそんな物があるんだよ……」
ハルヒ「いいからいいから。さぁ喰らいなさい!」グワッ!!
キョン「わあ! 待て待て!」
バフッ!!!!
ハルヒ「あ、蓋が外れて中身が全部……」
キョン「ぎええええ!! ごわっ! がふっ!」
14: 2011/03/24(木) 21:00:03.97 ID:o+9rZk+30
キョン「ごええええ! 目に! 鼻に! 口に! 氏ぬ!! おぼえええ!!」
ハルヒ「何よ、変なクシャミね」
キョン「クシャミじゃねえ! というかお前のせいだろうが!」
みくる「た、大変! えっとお水お水……あ、あった!」
古泉「あ! 朝比奈さん! それお茶です!」
みくる「え~い!」バシャア!!
キョン「はああああああああん!! あじゃじゃじゃ!!」
みくる「きゃあああ! ごごごめんなさい! フクチュン!」
古泉「み、水は、水はどこに……」
長門「今日も平和。クチュン」
ハルヒ「何よ、変なクシャミね」
キョン「クシャミじゃねえ! というかお前のせいだろうが!」
みくる「た、大変! えっとお水お水……あ、あった!」
古泉「あ! 朝比奈さん! それお茶です!」
みくる「え~い!」バシャア!!
キョン「はああああああああん!! あじゃじゃじゃ!!」
みくる「きゃあああ! ごごごめんなさい! フクチュン!」
古泉「み、水は、水はどこに……」
長門「今日も平和。クチュン」
15: 2011/03/24(木) 21:03:01.29 ID:o+9rZk+30
~夕方 帰り道~
キョン「ひどい目にあった……まったくハルヒの奴……」
キョン「……でもまあいいか。ああやって馬鹿騒ぎしていいストレス発散になっただろし」
キョン「いろいろ溜め込んで変なことを考えられるよりはマシだよな」
キョン「例えば、誰彼構わずクシャミを止まらなくしたり、変なクシャミが出るようにしたり」
キョン「あいつの能力なら本当にそんなことやりかねんからな。そうならなくてよかった」
キョン「……さて、さっさと帰って寝るとするか」
~翌日の朝 キョン家~
キョン「ヘックショイ! ブエックショイ! ハックショォーン!」
キョン「くそ! バクショイ! 余計なフラグ立てるんじゃなかったー!!」
キョン「ひどい目にあった……まったくハルヒの奴……」
キョン「……でもまあいいか。ああやって馬鹿騒ぎしていいストレス発散になっただろし」
キョン「いろいろ溜め込んで変なことを考えられるよりはマシだよな」
キョン「例えば、誰彼構わずクシャミを止まらなくしたり、変なクシャミが出るようにしたり」
キョン「あいつの能力なら本当にそんなことやりかねんからな。そうならなくてよかった」
キョン「……さて、さっさと帰って寝るとするか」
~翌日の朝 キョン家~
キョン「ヘックショイ! ブエックショイ! ハックショォーン!」
キョン「くそ! バクショイ! 余計なフラグ立てるんじゃなかったー!!」
17: 2011/03/24(木) 21:06:01.25 ID:o+9rZk+30
キョン妹「ほわちゃー!!」
キョン「うわ! びっくりした!」
キョン妹「あちょー! おはようキョンくん」
キョン「何だよその奇声は……?」
キョン妹「これクシャミなんだよー、今朝からずっとこの変なクシャミが止まらないの」
キョン「はあ。くそ、ハルヒめ……」
キョン「とにかく朝食を…………ハックショブボォッ!!」
キョン妹「ひゃ! キョンくん汚い~。ほわたぁ!」
キョン「げほっ! げほっ! 飯を食べるのにも一苦労とはな……」
キョン妹「お水ー」
キョン「サンキュ。ごくごく……ブハーーックショイ! ちくしょう!」
キョン妹「マーライオンみたいだねー」
キョン「うわ! びっくりした!」
キョン妹「あちょー! おはようキョンくん」
キョン「何だよその奇声は……?」
キョン妹「これクシャミなんだよー、今朝からずっとこの変なクシャミが止まらないの」
キョン「はあ。くそ、ハルヒめ……」
キョン「とにかく朝食を…………ハックショブボォッ!!」
キョン妹「ひゃ! キョンくん汚い~。ほわたぁ!」
キョン「げほっ! げほっ! 飯を食べるのにも一苦労とはな……」
キョン妹「お水ー」
キョン「サンキュ。ごくごく……ブハーーックショイ! ちくしょう!」
キョン妹「マーライオンみたいだねー」
19: 2011/03/24(木) 21:09:02.94 ID:o+9rZk+30
キョン「行ってきます!」バタン
キョン「……周りの人達には特に変化はないな。無差別に広まってるわけじゃないのか?」
キョン「とにかく早く学校に行って何とかしなければ。バクション!」タッタッタッ
国木田「あ、おはようキョン」
キョン「よう。悪いが今は急いで……」
国木田「あおおおおおお!!」
キョン「うお! 何だ!?」
国木田「ご、ごめん。何か今朝から変なクシャミが止まらなくて……」
キョン「まるで雄叫びだな。気の毒に」
国木田「うおおおおおお!! はあ、何なんだろうこれ……?」
キョン「ハックショォォン!! すまんな、すぐに元に戻してやるからな。じゃあな」タッタッタ
国木田「?」
キョン「……周りの人達には特に変化はないな。無差別に広まってるわけじゃないのか?」
キョン「とにかく早く学校に行って何とかしなければ。バクション!」タッタッタッ
国木田「あ、おはようキョン」
キョン「よう。悪いが今は急いで……」
国木田「あおおおおおお!!」
キョン「うお! 何だ!?」
国木田「ご、ごめん。何か今朝から変なクシャミが止まらなくて……」
キョン「まるで雄叫びだな。気の毒に」
国木田「うおおおおおお!! はあ、何なんだろうこれ……?」
キョン「ハックショォォン!! すまんな、すぐに元に戻してやるからな。じゃあな」タッタッタ
国木田「?」
20: 2011/03/24(木) 21:12:01.38 ID:o+9rZk+30
~学校 下駄箱~
長門「……」
キョン「お、長門。待っててくれたのか?」
長門「そう」
キョン「ビックショイ! なあ長門、これってやっぱり……」
長門「涼宮ハルヒの仕業」
キョン「やっぱりか。はあ……」
長門「プチュン」
キョン「お前もクシャミが止まらないのか?」
長門「そう。クシャミの回数が昨日の112倍にまで増えている」
キョン「そりゃ大変だ。とにかくここじゃなんだし、部室まで行こう。ブハクション!」
長門「ヘクチュン」
長門「……」
キョン「お、長門。待っててくれたのか?」
長門「そう」
キョン「ビックショイ! なあ長門、これってやっぱり……」
長門「涼宮ハルヒの仕業」
キョン「やっぱりか。はあ……」
長門「プチュン」
キョン「お前もクシャミが止まらないのか?」
長門「そう。クシャミの回数が昨日の112倍にまで増えている」
キョン「そりゃ大変だ。とにかくここじゃなんだし、部室まで行こう。ブハクション!」
長門「ヘクチュン」
23: 2011/03/24(木) 21:15:01.58 ID:o+9rZk+30
~部室~
みくる「あ、キョンくん、長門さん」
キョン「朝比奈さん。もう来てたんですか」
みくる「うん。えっと、その……」
キョン「……朝比奈さんもクシャミが止まらないんですか?」
みくる「そうなの……あ! は、は、は……」
みくる「にゃあん!」
キョン「えええええ!!」
みくる「あう! あの、その、これは! ああ、は、は……」
みくる「わおーん!」
キョン「あ、朝比奈さん、それはいったい……?」
みくる「その、なぜかクシャミが動物の鳴き声になっちゃうんです! ひひーん!」
キョン(ありゃま。しかしこんな時になんだが、なんと可愛らしい……)
みくる「あ、キョンくん、長門さん」
キョン「朝比奈さん。もう来てたんですか」
みくる「うん。えっと、その……」
キョン「……朝比奈さんもクシャミが止まらないんですか?」
みくる「そうなの……あ! は、は、は……」
みくる「にゃあん!」
キョン「えええええ!!」
みくる「あう! あの、その、これは! ああ、は、は……」
みくる「わおーん!」
キョン「あ、朝比奈さん、それはいったい……?」
みくる「その、なぜかクシャミが動物の鳴き声になっちゃうんです! ひひーん!」
キョン(ありゃま。しかしこんな時になんだが、なんと可愛らしい……)
24: 2011/03/24(木) 21:18:01.27 ID:o+9rZk+30
みくる「もう恥ずかしくて恥ずかしくて……」
キョン「ブヘックショイヨイヨイ! それは、早く治したいですね」
長門「……」
古泉「どうも。おはようございます」ガチャ
キョン「よう古泉。お前にしては遅かったな」
古泉「ええ。ちょっと組織の方でゴタゴタがありまして……」
キョン「ゴタゴタ? 何があったんだ?」
古泉「その、それは……は、は、は……」
古泉「このボケ野郎ッシュ!」
キョン「はあ? いきなり何言いやがるんだ!?」
古泉「いえ、これはですね……」
みくる「古泉くん、どうしたんですか?」
古泉「黙れこのビXチ女ッシュ!」
みくる「ふええええ!!」
キョン「ブヘックショイヨイヨイ! それは、早く治したいですね」
長門「……」
古泉「どうも。おはようございます」ガチャ
キョン「よう古泉。お前にしては遅かったな」
古泉「ええ。ちょっと組織の方でゴタゴタがありまして……」
キョン「ゴタゴタ? 何があったんだ?」
古泉「その、それは……は、は、は……」
古泉「このボケ野郎ッシュ!」
キョン「はあ? いきなり何言いやがるんだ!?」
古泉「いえ、これはですね……」
みくる「古泉くん、どうしたんですか?」
古泉「黙れこのビXチ女ッシュ!」
みくる「ふええええ!!」
26: 2011/03/24(木) 21:21:01.49 ID:o+9rZk+30
みくる「ひどいです、古泉くん……ふにゃー!」
キョン「おい古泉、どういうことだ?」
古泉「いえ! だからですね! このあんぽんたんッシュ!」
キョン「あぁん?」
長門「……」
古泉「何か喋れこのネクラ女ッシュ!」
長門「……」
キョン「……どうやら殺されたいらしいな」ポキポキ
古泉「違うんです! これはクシャミなんです!」
みくる「え?」
キョン「クシャミだと?」
キョン「おい古泉、どういうことだ?」
古泉「いえ! だからですね! このあんぽんたんッシュ!」
キョン「あぁん?」
長門「……」
古泉「何か喋れこのネクラ女ッシュ!」
長門「……」
キョン「……どうやら殺されたいらしいな」ポキポキ
古泉「違うんです! これはクシャミなんです!」
みくる「え?」
キョン「クシャミだと?」
28: 2011/03/24(木) 21:24:01.69 ID:o+9rZk+30
古泉「ええ。なぜかクシャミのたびに悪口を叫んでしまうんです」
キョン「アレをクシャミというのは無理があると思うぞ」
古泉「本当なんです! 信じてください!」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「……ま、ハルヒの能力なら何でもありだろうからな」
キョン「お前が本気であんなことを言うとも思えないしな。信じてやるよ。エークション!」
みくる「そ、そうですよね! 古泉くんがあんなこと言うわけないですもんね!」
長門「……プチョン」
古泉「あ、ありがとうございます。そしてくたばれッシュ!」
キョン「やっぱり張っ倒す」
古泉「すみません! すみません!」
キョン「アレをクシャミというのは無理があると思うぞ」
古泉「本当なんです! 信じてください!」
キョン「……」
古泉「……」
キョン「……ま、ハルヒの能力なら何でもありだろうからな」
キョン「お前が本気であんなことを言うとも思えないしな。信じてやるよ。エークション!」
みくる「そ、そうですよね! 古泉くんがあんなこと言うわけないですもんね!」
長門「……プチョン」
古泉「あ、ありがとうございます。そしてくたばれッシュ!」
キョン「やっぱり張っ倒す」
古泉「すみません! すみません!」
30: 2011/03/24(木) 21:27:01.61 ID:o+9rZk+30
キョン「それで、何か対策は?」
古泉「対策も何も、原因はハッキリしていますからね」
キョン「まあな。ということはやっぱり、何とかハルヒを説得するしかないということか」
古泉「そうなります」
キョン「で、その役目はいつものごとく俺と」
古泉「そうなりますね」
キョン「はあ。バァックション! ま、いつものことだし何とかしてみるか」
みくる「ウッキッキ! お、お願いしますキョンくん」
長門「ヘップチ」
古泉「氏んでこいッシュ!」
キョン「焼却炉に放り込んだろか?」
古泉「すみません!?」
古泉「対策も何も、原因はハッキリしていますからね」
キョン「まあな。ということはやっぱり、何とかハルヒを説得するしかないということか」
古泉「そうなります」
キョン「で、その役目はいつものごとく俺と」
古泉「そうなりますね」
キョン「はあ。バァックション! ま、いつものことだし何とかしてみるか」
みくる「ウッキッキ! お、お願いしますキョンくん」
長門「ヘップチ」
古泉「氏んでこいッシュ!」
キョン「焼却炉に放り込んだろか?」
古泉「すみません!?」
31: 2011/03/24(木) 21:30:03.85 ID:o+9rZk+30
~教室~
ハルヒ「あらキョン、随分遅かったわね。いつものことだけど」
キョン「ほっとけ。ハックション! ウェックション! フィクション!!」
ハルヒ「何? アンタも花粉症?」
キョン(お前のせいだっての! というかこいつクシャミ出てねえな。自分1人だけ楽しやがって!)
ハルヒ「それよりキョン! 面白いのよ!」
キョン「何がだ? フォアックション!」
ハルヒ「谷口よ!」
キョン「谷口だぁ?」
ハルヒ「ちょっと谷口、こっち来なさいよ」グイグイ
谷口「おいおいおい、引っ張るなよ!」
キョン「いつもと変わらないアホ面じゃないか」
谷口「うるせー」
ハルヒ「まあ見てなさいよ」
ハルヒ「あらキョン、随分遅かったわね。いつものことだけど」
キョン「ほっとけ。ハックション! ウェックション! フィクション!!」
ハルヒ「何? アンタも花粉症?」
キョン(お前のせいだっての! というかこいつクシャミ出てねえな。自分1人だけ楽しやがって!)
ハルヒ「それよりキョン! 面白いのよ!」
キョン「何がだ? フォアックション!」
ハルヒ「谷口よ!」
キョン「谷口だぁ?」
ハルヒ「ちょっと谷口、こっち来なさいよ」グイグイ
谷口「おいおいおい、引っ張るなよ!」
キョン「いつもと変わらないアホ面じゃないか」
谷口「うるせー」
ハルヒ「まあ見てなさいよ」
33: 2011/03/24(木) 21:33:01.44 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「谷口、今日の天気は?」
谷口「晴れぇ!」
ハルヒ「今日のアンタの朝食のメニューは?」
谷口「目玉焼きぃ!と、トーストーぉ!」
ハルヒ「アンタが今まで付き合ったことのある女の子の人数は?」
谷口「誰が言うか!? ふ、2人ぃ!」
ハルヒ「ほら凄いでしょ。こっちの質問に何でも答えるのよ!」
キョン「はあ」
ハルヒ「しかも本人が言うには、これクシャミらしいわ。変わったクシャミよね」
谷口「何か無意識のうちに言っちまうんだよなぁ……」
キョン(ハルヒによって変な体質にされてしまったわけか。哀れ谷口……)
谷口「晴れぇ!」
ハルヒ「今日のアンタの朝食のメニューは?」
谷口「目玉焼きぃ!と、トーストーぉ!」
ハルヒ「アンタが今まで付き合ったことのある女の子の人数は?」
谷口「誰が言うか!? ふ、2人ぃ!」
ハルヒ「ほら凄いでしょ。こっちの質問に何でも答えるのよ!」
キョン「はあ」
ハルヒ「しかも本人が言うには、これクシャミらしいわ。変わったクシャミよね」
谷口「何か無意識のうちに言っちまうんだよなぁ……」
キョン(ハルヒによって変な体質にされてしまったわけか。哀れ谷口……)
36: 2011/03/24(木) 21:36:01.50 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「谷口、0000から9999までの電話番号に用いられている4けたの数のうち、0545のように5を2個以上ふくむのは何通りある?」
谷口「523通りぃ!」
ハルヒ「『浮世風呂』で有名な人物は?」
谷口「式亭三馬!」
キョン「おお、正解かどうかは分からんが凄い! ビークション!」
ハルヒ「本人が知らないことまで答えられるみたいね」
キョン「確かに凄いな。じゃなくて! ハルヒ、実は話が……」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
岡部「チャイム鳴ったぞー、お前ら席に着けー」
キョン「しまった……くそ、次の休み時間には……」
岡部「1時限目はテストだからなー」
キョン「こっちもしまった……全然勉強してねぇ……フワッショーイ!」
谷口「523通りぃ!」
ハルヒ「『浮世風呂』で有名な人物は?」
谷口「式亭三馬!」
キョン「おお、正解かどうかは分からんが凄い! ビークション!」
ハルヒ「本人が知らないことまで答えられるみたいね」
キョン「確かに凄いな。じゃなくて! ハルヒ、実は話が……」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
岡部「チャイム鳴ったぞー、お前ら席に着けー」
キョン「しまった……くそ、次の休み時間には……」
岡部「1時限目はテストだからなー」
キョン「こっちもしまった……全然勉強してねぇ……フワッショーイ!」
39: 2011/03/24(木) 21:39:01.33 ID:o+9rZk+30
教師「それでは試験始め!」
キョン(くそ、やっぱり分からん……って、やばい! テスト中に!)
キョン「は、は、ハックショーォイ!!」
教師「こらそこ、静かに」
キョン「すみません……」
国木田「うおおおおおおお!!」
教師「やかましい! 試験中に騒ぐな!」
国木田「ごめんなさい……」
キョン(自然現象だから止めようがないよな……)
ハルヒ「ひゃっほーい!!」
教師「今度は何だ!?」
ハルヒ「何か楽しそうだったからつい」
教師「アホか!?」
キョン(くそ、やっぱり分からん……って、やばい! テスト中に!)
キョン「は、は、ハックショーォイ!!」
教師「こらそこ、静かに」
キョン「すみません……」
国木田「うおおおおおおお!!」
教師「やかましい! 試験中に騒ぐな!」
国木田「ごめんなさい……」
キョン(自然現象だから止めようがないよな……)
ハルヒ「ひゃっほーい!!」
教師「今度は何だ!?」
ハルヒ「何か楽しそうだったからつい」
教師「アホか!?」
40: 2011/03/24(木) 21:42:01.74 ID:o+9rZk+30
キョン(あーマジで分からん。どうしたもんか……)
谷口「1799年!」
キョン(ん? おお、ここの答えは1799年か。ラッキーラッキー)
教師「こら谷口、何してるんだお前は」
谷口「すんません……」
教師「まったく、どいつもこいつも」
谷口「フランス第一共和政!」
キョン(なるほどなるほど。こりゃ便利だな)
教師「……お前な、それ何とかならんのか?」
谷口「しょうがないっすよ。問題見てたら自然と出てしまうんですから」
生徒A「それと谷口、クシャミをする時は横を向いてくれよ。さっきから俺の背中に唾が……」
谷口「ああ、悪い悪い」
教師「ああもう!」
谷口「1799年!」
キョン(ん? おお、ここの答えは1799年か。ラッキーラッキー)
教師「こら谷口、何してるんだお前は」
谷口「すんません……」
教師「まったく、どいつもこいつも」
谷口「フランス第一共和政!」
キョン(なるほどなるほど。こりゃ便利だな)
教師「……お前な、それ何とかならんのか?」
谷口「しょうがないっすよ。問題見てたら自然と出てしまうんですから」
生徒A「それと谷口、クシャミをする時は横を向いてくれよ。さっきから俺の背中に唾が……」
谷口「ああ、悪い悪い」
教師「ああもう!」
41: 2011/03/24(木) 21:45:01.62 ID:o+9rZk+30
教師「だったら何も言わないように手で思い切り口をふさげ! 分かったな!」
谷口「はーい。んぐ」
シーン カリカリ カリカリカリ
谷口「ンビュブ!? ブジュウウウウウウ!」ビチャビチャ!
生徒A「うぎゃああ! 首の後ろに生暖かい感触が! 鼻水か! 鼻水なのかこれ!?」
キョン(口ふさいでクシャミしたらそうなるわな……)
教師「ああああもう! 何してるんだ!」
谷口「ずびばぜん」
教師「もう口も鼻もふさげ! 何も出すんじゃない!」
谷口「そんな無茶な!?」
教師「はあ、はあ、まったく……」
谷口「先生。口も鼻もふさいだ状態でクシャミをすると、目ん玉が飛び出るんですよ」
教師「怖いことを言うな!?」
谷口「はーい。んぐ」
シーン カリカリ カリカリカリ
谷口「ンビュブ!? ブジュウウウウウウ!」ビチャビチャ!
生徒A「うぎゃああ! 首の後ろに生暖かい感触が! 鼻水か! 鼻水なのかこれ!?」
キョン(口ふさいでクシャミしたらそうなるわな……)
教師「ああああもう! 何してるんだ!」
谷口「ずびばぜん」
教師「もう口も鼻もふさげ! 何も出すんじゃない!」
谷口「そんな無茶な!?」
教師「はあ、はあ、まったく……」
谷口「先生。口も鼻もふさいだ状態でクシャミをすると、目ん玉が飛び出るんですよ」
教師「怖いことを言うな!?」
43: 2011/03/24(木) 21:48:01.65 ID:o+9rZk+30
キョン(何かもうメチャクチャだな。まだ1時限目だってのに)
キョン(……他のクラスは大丈夫なんだろうか?)
ニャオーン!!
キョン(ん? 今聞こえてきたのは朝比奈さんの声か? やっぱりクシャミが止まらないみたいだな)
ミンナゲロブチマケテシネッシュ!!
ナンダトー! コノヤロー! ガシャーン! パリーン!
キョン(今度は古泉の声が……しかも何やら争っている音まで聞こえてきたぞ)
キョン(2人とも大変そうだな。長門も表には出さないがつらいだろうし)
キョン(……こりゃ早く何とかしないとな)
キョン「ブヒャックショーイ!」
キョン(……他のクラスは大丈夫なんだろうか?)
ニャオーン!!
キョン(ん? 今聞こえてきたのは朝比奈さんの声か? やっぱりクシャミが止まらないみたいだな)
ミンナゲロブチマケテシネッシュ!!
ナンダトー! コノヤロー! ガシャーン! パリーン!
キョン(今度は古泉の声が……しかも何やら争っている音まで聞こえてきたぞ)
キョン(2人とも大変そうだな。長門も表には出さないがつらいだろうし)
キョン(……こりゃ早く何とかしないとな)
キョン「ブヒャックショーイ!」
44: 2011/03/24(木) 21:51:01.31 ID:o+9rZk+30
~昼休み~
キョン「くそハルヒめ、あっという間にどこかに行っちまいやがって」
古泉「どうも」
キョン「古泉か、っておい、ボロボロじゃないか!」
古泉「平気ですよ。ちょっとした乱闘騒ぎがあっただけで」
キョン「しかし、いくらなんでもここまで……」
古泉「100回以上悪口を叫んでいるうちに、すっかりクラスの反感を買ってしまったようで」
キョン「おいおい……」
古泉「マツコ・デラックスに痴漢して氏ねッシュ!」
キョン「ブヘックショーイ!」
キョン「……何とかしないとな」
古泉「そうですね」
キョン「くそハルヒめ、あっという間にどこかに行っちまいやがって」
古泉「どうも」
キョン「古泉か、っておい、ボロボロじゃないか!」
古泉「平気ですよ。ちょっとした乱闘騒ぎがあっただけで」
キョン「しかし、いくらなんでもここまで……」
古泉「100回以上悪口を叫んでいるうちに、すっかりクラスの反感を買ってしまったようで」
キョン「おいおい……」
古泉「マツコ・デラックスに痴漢して氏ねッシュ!」
キョン「ブヘックショーイ!」
キョン「……何とかしないとな」
古泉「そうですね」
46: 2011/03/24(木) 21:54:01.59 ID:o+9rZk+30
鶴屋「やあやあお2人さん!」
キョン「鶴屋さん、どうもこんにちは」
鶴屋「みくるってばどうしたんだい? 何やら可愛いクシャミを連発してるけど」
キョン「あー、それはですね」
鶴屋「そういうあたしも今朝から変なクシャミが止まらないんだけどね!」
古泉「そうなんですか?」
鶴屋「は、は、は……にょろ! めがっさ! にょろーん!」
鶴屋「あー、止まらないっさ。ほらね、変にょろ?」
キョン「はあ……」
鶴屋「おっと、用事を思い出したっさ! 2人ともそれじゃあね!」タッタッタ
キョン「……いつもと変わらないな」
古泉「いつもと変わりませんね」
キョン「はあ、ハルヒを探しに行くか。説得しないと」
古泉「なるべく早くお願いしますね」
キョン「鶴屋さん、どうもこんにちは」
鶴屋「みくるってばどうしたんだい? 何やら可愛いクシャミを連発してるけど」
キョン「あー、それはですね」
鶴屋「そういうあたしも今朝から変なクシャミが止まらないんだけどね!」
古泉「そうなんですか?」
鶴屋「は、は、は……にょろ! めがっさ! にょろーん!」
鶴屋「あー、止まらないっさ。ほらね、変にょろ?」
キョン「はあ……」
鶴屋「おっと、用事を思い出したっさ! 2人ともそれじゃあね!」タッタッタ
キョン「……いつもと変わらないな」
古泉「いつもと変わりませんね」
キョン「はあ、ハルヒを探しに行くか。説得しないと」
古泉「なるべく早くお願いしますね」
47: 2011/03/24(木) 21:57:02.86 ID:o+9rZk+30
~放課後 部室~
キョン(結局説得しきれないまま放課後になってしまった……)
みくる「きゃん! きゃん!」
ハルヒ「あははは! 何それみくるちゃん!」
みくる「笑わないでくださいよぅ……」
ハルヒ「いい! いいわ! さすがねみくるちゃん、クシャミまで可愛いなんて!」
古泉「スキューバダイビング中にマンタに酸素ボンベ持ってかれて氏ねッシュ!」
ハルヒ「あっはっは! 何よそれ古泉くん! サイコーね!」
古泉「も、申し訳ありません、涼宮さん」
ハルヒ「いいっていいって! 笑えるから!」
キョン(なーんであんなにハイテンションなんだか……)
キョン(結局説得しきれないまま放課後になってしまった……)
みくる「きゃん! きゃん!」
ハルヒ「あははは! 何それみくるちゃん!」
みくる「笑わないでくださいよぅ……」
ハルヒ「いい! いいわ! さすがねみくるちゃん、クシャミまで可愛いなんて!」
古泉「スキューバダイビング中にマンタに酸素ボンベ持ってかれて氏ねッシュ!」
ハルヒ「あっはっは! 何よそれ古泉くん! サイコーね!」
古泉「も、申し訳ありません、涼宮さん」
ハルヒ「いいっていいって! 笑えるから!」
キョン(なーんであんなにハイテンションなんだか……)
48: 2011/03/24(木) 22:00:02.09 ID:o+9rZk+30
長門「ヘチャア」
キョン「長門、やっぱりお前もまだクシャミが止まらないか」
長門「……」
キョン「すまんな。休み時間のたびに説得してたんだが、なかなかうまくいかなくてな」
長門「フッチュン」
キョン「……大丈夫か?」
長門「平気」
キョン「何とか頑張るから、もう少しだけ辛抱してくれ」
長門「……」ジー
キョン「何だ?」
長門「……あまり、無理はしないで」
キョン「……」
キョン(絶対に、絶対になんとかしないとな!)
キョン「長門、やっぱりお前もまだクシャミが止まらないか」
長門「……」
キョン「すまんな。休み時間のたびに説得してたんだが、なかなかうまくいかなくてな」
長門「フッチュン」
キョン「……大丈夫か?」
長門「平気」
キョン「何とか頑張るから、もう少しだけ辛抱してくれ」
長門「……」ジー
キョン「何だ?」
長門「……あまり、無理はしないで」
キョン「……」
キョン(絶対に、絶対になんとかしないとな!)
49: 2011/03/24(木) 22:03:00.31 ID:o+9rZk+30
古泉「やあ、どうも」
キョン「お、やっと解放されたか。お疲れさん」
ハルヒ「みくるちゃん、今度はネズミの鳴き声出しなさい! チューって!」
みくる「自分の意思で出してるわけじゃないんですよぅ!」
古泉「朝比奈さんはまだ捕まってますが……」
キョン「それで、今回のハルヒによる被害者の人数は分かってるのか?」
古泉「正確な人数までは分かりませんが、涼宮さんの近しい者が被害にあっているものと思われます」
キョン「だろうな。うちのクラスでは幸い谷口と国木田の2人だけだったよ」
古泉「うちの組織も何人かが被害にあいました」
キョン「そういえば今朝ゴタゴタがどうのと言ってたな」
古泉「新川さんや多丸さんはまだ普通のクシャミだったのでよかったのですが」
キョン「お、やっと解放されたか。お疲れさん」
ハルヒ「みくるちゃん、今度はネズミの鳴き声出しなさい! チューって!」
みくる「自分の意思で出してるわけじゃないんですよぅ!」
古泉「朝比奈さんはまだ捕まってますが……」
キョン「それで、今回のハルヒによる被害者の人数は分かってるのか?」
古泉「正確な人数までは分かりませんが、涼宮さんの近しい者が被害にあっているものと思われます」
キョン「だろうな。うちのクラスでは幸い谷口と国木田の2人だけだったよ」
古泉「うちの組織も何人かが被害にあいました」
キョン「そういえば今朝ゴタゴタがどうのと言ってたな」
古泉「新川さんや多丸さんはまだ普通のクシャミだったのでよかったのですが」
50: 2011/03/24(木) 22:06:00.04 ID:o+9rZk+30
キョン「誰か問題でもあったのか?」
古泉「森さんですよ」
キョン「森さん? 森さんがどうかしたのか?」
古泉「森さんのクシャミがその…………あえぎ声だったのですよ」
キョン「あ、あえぎ声ぇ!? ブックシュン!」
古泉「ええ。それでその、近くの男性が自然と前屈みになって仕事にならなくてですね」
古泉「結局森さんはしばらく自宅で休むことになりました」
キョン「森さんのあえぎ声、か…………なあ古泉」
古泉「何ですか?」
キョン「森さんのお見舞いに行ってもいいか?」
古泉「駄目です」
キョン「駄目か」
古泉「駄目ですよ」
古泉「森さんですよ」
キョン「森さん? 森さんがどうかしたのか?」
古泉「森さんのクシャミがその…………あえぎ声だったのですよ」
キョン「あ、あえぎ声ぇ!? ブックシュン!」
古泉「ええ。それでその、近くの男性が自然と前屈みになって仕事にならなくてですね」
古泉「結局森さんはしばらく自宅で休むことになりました」
キョン「森さんのあえぎ声、か…………なあ古泉」
古泉「何ですか?」
キョン「森さんのお見舞いに行ってもいいか?」
古泉「駄目です」
キョン「駄目か」
古泉「駄目ですよ」
52: 2011/03/24(木) 22:09:00.20 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「あー楽しかった!」
みくる「わふぅ……」クタァ・・・
キョン「お、やっと朝比奈さんも解放されたみたいだな」
ハルヒ「みんな! 今から不思議探索に行くわよ!」
キョン「何だいきなり!? 不思議探索なら休日に行ってるだろう!」
ハルヒ「そう、不思議もまさか平日に来るわけないと思って油断してるはずよ! それに」グイッ グイッ
みくる「ひゃ!」
古泉「おっとっと」
ハルヒ「こんな不思議なクシャミをする2人がいるんだもの! 不思議も近づきやすいはずよ!」
みくる「め~!」
古泉「サボテンに素足でかかと落としして氏ねッシュ!」
キョン「何だそりゃ……ハベッシュ!」
ハルヒ「グダグダ言わない! ほら出発するわよ!」
キョン「……はあ、変なことにならなければいいんだが。ヴィックシュ!」
みくる「わふぅ……」クタァ・・・
キョン「お、やっと朝比奈さんも解放されたみたいだな」
ハルヒ「みんな! 今から不思議探索に行くわよ!」
キョン「何だいきなり!? 不思議探索なら休日に行ってるだろう!」
ハルヒ「そう、不思議もまさか平日に来るわけないと思って油断してるはずよ! それに」グイッ グイッ
みくる「ひゃ!」
古泉「おっとっと」
ハルヒ「こんな不思議なクシャミをする2人がいるんだもの! 不思議も近づきやすいはずよ!」
みくる「め~!」
古泉「サボテンに素足でかかと落としして氏ねッシュ!」
キョン「何だそりゃ……ハベッシュ!」
ハルヒ「グダグダ言わない! ほら出発するわよ!」
キョン「……はあ、変なことにならなければいいんだが。ヴィックシュ!」
53: 2011/03/24(木) 22:12:06.51 ID:o+9rZk+30
~駅前~
ハルヒ「到!着!」
古泉「あの涼宮さん、やはりこのような状態の時に人が大勢いる場所には……」
ハルヒ「今日はグループ分けせずに全員で行くわ!」
古泉「聞いていませんね……」
キョン「ま、諦めろ」ポン
みくる「あうう……」
ハルヒ「それじゃ出発するわよ!」
古泉「顔面からドブに突っ込んで氏ねッシュ!」
ハルヒ「うひゃひゃひゃ! 傑作ね古泉くん!」
キョン「何がそんなに面白いんだか……」
長門「……プッチン」
ハルヒ「到!着!」
古泉「あの涼宮さん、やはりこのような状態の時に人が大勢いる場所には……」
ハルヒ「今日はグループ分けせずに全員で行くわ!」
古泉「聞いていませんね……」
キョン「ま、諦めろ」ポン
みくる「あうう……」
ハルヒ「それじゃ出発するわよ!」
古泉「顔面からドブに突っ込んで氏ねッシュ!」
ハルヒ「うひゃひゃひゃ! 傑作ね古泉くん!」
キョン「何がそんなに面白いんだか……」
長門「……プッチン」
54: 2011/03/24(木) 22:15:03.01 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「不思議~不思議~不思議はどっこかっしら~♪」
キョン「ベックショイ! まったく、のんきな奴だな」
ハルヒ「ほらみくるちゃん! そのクシャミで不思議をおびき寄せるのよ!」
みくる「えええ! そんなこと言われても……は、は、にゃお~ん!」
キョン「無茶を言うなハルヒ」
ハルヒ「やってみなきゃ分からないでしょ。って、あら?」
キョン「どうした? って、ん?」
ネコ「にゃ~」スリスリスリ
ハルヒ「ネコ? みくるちゃんのクシャミにつられてきたのかしら?」
キョン「まさか」
ハルヒ「みくるちゃん、もっとクシャミクシャミ」
キョン「ベックショイ! まったく、のんきな奴だな」
ハルヒ「ほらみくるちゃん! そのクシャミで不思議をおびき寄せるのよ!」
みくる「えええ! そんなこと言われても……は、は、にゃお~ん!」
キョン「無茶を言うなハルヒ」
ハルヒ「やってみなきゃ分からないでしょ。って、あら?」
キョン「どうした? って、ん?」
ネコ「にゃ~」スリスリスリ
ハルヒ「ネコ? みくるちゃんのクシャミにつられてきたのかしら?」
キョン「まさか」
ハルヒ「みくるちゃん、もっとクシャミクシャミ」
58: 2011/03/24(木) 22:18:01.16 ID:o+9rZk+30
みくる「えと、うううう、は、は、は、うにゃ~ん! にゃおお~ん!」
ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー
キョン「うわ! いっぱい来た!?」
ハルヒ「凄いわよみくるちゃん! もっと他の動物の鳴き声もやってみて!」
みくる「う、うー、わんわん! わおーん!」
ワンワン キャンキャン ワオーン ガウガウ ワウワウ ワンワンワン クウーン ワフワフワフ バウバウ
ハルヒ「次はキツネ!」
みくる「こーん!」
コンコン ココーン コンコンココン コココンコン コンコンコーン コーンコン コーンコーン コンコンコン コンコン
ハルヒ「タヌキ!」
みくる「ぽんぽこぽーん!」
ポンポコ ポンポコ ポンポコポン ポコポン ポコポン スッポンポン ポンポコポーン
ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー
キョン「うわ! いっぱい来た!?」
ハルヒ「凄いわよみくるちゃん! もっと他の動物の鳴き声もやってみて!」
みくる「う、うー、わんわん! わおーん!」
ワンワン キャンキャン ワオーン ガウガウ ワウワウ ワンワンワン クウーン ワフワフワフ バウバウ
ハルヒ「次はキツネ!」
みくる「こーん!」
コンコン ココーン コンコンココン コココンコン コンコンコーン コーンコン コーンコーン コンコンコン コンコン
ハルヒ「タヌキ!」
みくる「ぽんぽこぽーん!」
ポンポコ ポンポコ ポンポコポン ポコポン ポコポン スッポンポン ポンポコポーン
61: 2011/03/24(木) 22:21:01.52 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「もっともっとよ! みくるちゃん!」
キョン「いい加減にしろハルヒ! 辺り一面動物だらけで収拾がつかなくなってきてるぞ!?」
古泉「それに周りの人達も騒ぎ始めています。これ以上騒ぎが大きくなる前に撤退した方がよろしいかと」
ハルヒ「最後にもう1回! みくるちゃん、何か凄いの呼んで!」
みくる「え? え? す、凄いのですか? が、がおー!」
キョン「がおーって……フックショイ!」
ハルヒ「みくるちゃん、それ何の動物呼んだの?」
みくる「さ、さあ、あたしにもよく……」
ライオン「がおー」
キョン「……」
古泉「……」
みくる「……」
キョン「いい加減にしろハルヒ! 辺り一面動物だらけで収拾がつかなくなってきてるぞ!?」
古泉「それに周りの人達も騒ぎ始めています。これ以上騒ぎが大きくなる前に撤退した方がよろしいかと」
ハルヒ「最後にもう1回! みくるちゃん、何か凄いの呼んで!」
みくる「え? え? す、凄いのですか? が、がおー!」
キョン「がおーって……フックショイ!」
ハルヒ「みくるちゃん、それ何の動物呼んだの?」
みくる「さ、さあ、あたしにもよく……」
ライオン「がおー」
キョン「……」
古泉「……」
みくる「……」
63: 2011/03/24(木) 22:24:01.16 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「わお! ライオンじゃない! これ本物? 本物?」
ライオン「がおおおーー!!」
キョン「本物だよ! はしゃいでないで逃げるぞ!」ガシッ! ダダッ!
ハルヒ「えー! せっかくの大物なのに!」
キョン「アホか!?」
古泉「いったいなぜこんな所にライオンがいるのですかね?」
キョン「お前も冷静に考えてないで早く!」
みくる「ぴかちゅー!」
キョン「朝比奈さん!? その鳴き声はまずいです!? バハックション!」
長門「ププチョン」
キョン「ああああちくしょー! 何で毎回毎回こんな目に!?」
ライオン「がおおおーー!!」
キョン「本物だよ! はしゃいでないで逃げるぞ!」ガシッ! ダダッ!
ハルヒ「えー! せっかくの大物なのに!」
キョン「アホか!?」
古泉「いったいなぜこんな所にライオンがいるのですかね?」
キョン「お前も冷静に考えてないで早く!」
みくる「ぴかちゅー!」
キョン「朝比奈さん!? その鳴き声はまずいです!? バハックション!」
長門「ププチョン」
キョン「ああああちくしょー! 何で毎回毎回こんな目に!?」
64: 2011/03/24(木) 22:27:01.02 ID:o+9rZk+30
キョン「ぜーぜー……氏ぬかと思った……ブフクション!」
古泉「調べてきました。どうやらあのライオンはサーカスから脱走してきたみたいです」
ハルヒ「あっはっは! スリル満点で楽しかったわね!」
キョン「どこがじゃ!」
みくる「ごめんなさい、あたしのせいで……」
キョン「ああいや! 朝比奈さんのせいじゃないですよ! 不可抗力だったんですし!」
ハルヒ「こらキョン! みくるちゃんを泣かすんじゃないわよ!」
キョン「お前のせいだろうが!」
古泉「ライオンに喰われて氏ねッシュ!」
キョン「たった今そうなりそうだったわ!」
長門「クチュチュン」
キョン「ああもうつっこむのも面倒くさい。ハルヒ、そろそろ帰らないか?」
ハルヒ「うーん、まだ時間あるからもう少し歩くわよ」
キョン「はあ。まったく……」
古泉「調べてきました。どうやらあのライオンはサーカスから脱走してきたみたいです」
ハルヒ「あっはっは! スリル満点で楽しかったわね!」
キョン「どこがじゃ!」
みくる「ごめんなさい、あたしのせいで……」
キョン「ああいや! 朝比奈さんのせいじゃないですよ! 不可抗力だったんですし!」
ハルヒ「こらキョン! みくるちゃんを泣かすんじゃないわよ!」
キョン「お前のせいだろうが!」
古泉「ライオンに喰われて氏ねッシュ!」
キョン「たった今そうなりそうだったわ!」
長門「クチュチュン」
キョン「ああもうつっこむのも面倒くさい。ハルヒ、そろそろ帰らないか?」
ハルヒ「うーん、まだ時間あるからもう少し歩くわよ」
キョン「はあ。まったく……」
65: 2011/03/24(木) 22:30:01.13 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「何か珍しいものないかしらね~……あら? あれは」
女性「募金お願いしまーす。よろしくお願いしまーす」
キョン「募金か。これは寄付しないとな」
みくる「あ、あたしも」
古泉「では僕も」
ハルヒ「えー。ああいうのって何に使われるか分かったものじゃないわよ」
キョン「お前な……あ、どうぞ」
女性「ありがとうございまーす」
みくる「少ないですけど」
女性「感謝しまーす」
古泉「口内炎に痔の薬塗って氏ねッシュ!」
女性「…………はい?」
女性「募金お願いしまーす。よろしくお願いしまーす」
キョン「募金か。これは寄付しないとな」
みくる「あ、あたしも」
古泉「では僕も」
ハルヒ「えー。ああいうのって何に使われるか分かったものじゃないわよ」
キョン「お前な……あ、どうぞ」
女性「ありがとうございまーす」
みくる「少ないですけど」
女性「感謝しまーす」
古泉「口内炎に痔の薬塗って氏ねッシュ!」
女性「…………はい?」
67: 2011/03/24(木) 22:33:01.17 ID:o+9rZk+30
古泉「あ」
キョン「いえいえいえ! 何でもないです! ほら古泉行くぞ!」グイグイ
女性「痔……」
キョン「お前は! 何考えてるんだよ! ブハァックション!」
古泉「何度も言いますが、わざとじゃないんですよ」
キョン「それは分かってるが……やっぱり外は危険だな」
古泉「自爆テロで自分1人だけ氏ねッシュ!」
ヤクザ「ああん? それはワシに言っとるんか?」
キョン「わあああ! 違います違います! すみませんすみません! 失礼します失礼します!」
古泉「いやあ、先程から走ってばかりですね」
キョン「お前、本当にそれ何とかならないのか?」
古泉「どうにもなりません。勝手に出てくるんですから」
キョン「いえいえいえ! 何でもないです! ほら古泉行くぞ!」グイグイ
女性「痔……」
キョン「お前は! 何考えてるんだよ! ブハァックション!」
古泉「何度も言いますが、わざとじゃないんですよ」
キョン「それは分かってるが……やっぱり外は危険だな」
古泉「自爆テロで自分1人だけ氏ねッシュ!」
ヤクザ「ああん? それはワシに言っとるんか?」
キョン「わあああ! 違います違います! すみませんすみません! 失礼します失礼します!」
古泉「いやあ、先程から走ってばかりですね」
キョン「お前、本当にそれ何とかならないのか?」
古泉「どうにもなりません。勝手に出てくるんですから」
68: 2011/03/24(木) 22:36:01.22 ID:o+9rZk+30
キョン「お前、そんな状態でよく学校に来てたな。実際クラスでも変な目で見られてたろ?」
古泉「涼宮さんの監視のため、休むわけにはいかないんですよ」
キョン「……お前も大変だな」
古泉「それほどでも」
キョン「なあハルヒ。こんなんじゃ身体がもたないぞ。そろそろ……」
ハルヒ「そうね。日も暮れてきたし、解散にしましょっか」
キョン「ホッ……」
ハルヒ「それじゃみんな、また明日! バイバーイ!」タッタッタ・・・
キョン「俺達も帰るか。ゴヘックション!」
古泉「そうですね。目覚ましのショックで氏ねッシュ!」
みくる「皆さん、お疲れ様でした。ちゅー」
長門「ヘチョン」
古泉「涼宮さんの監視のため、休むわけにはいかないんですよ」
キョン「……お前も大変だな」
古泉「それほどでも」
キョン「なあハルヒ。こんなんじゃ身体がもたないぞ。そろそろ……」
ハルヒ「そうね。日も暮れてきたし、解散にしましょっか」
キョン「ホッ……」
ハルヒ「それじゃみんな、また明日! バイバーイ!」タッタッタ・・・
キョン「俺達も帰るか。ゴヘックション!」
古泉「そうですね。目覚ましのショックで氏ねッシュ!」
みくる「皆さん、お疲れ様でした。ちゅー」
長門「ヘチョン」
69: 2011/03/24(木) 22:39:01.04 ID:o+9rZk+30
~帰り道~
キョン「そういえば、結局説得できなかったな……いろいろあってすっかり忘れてた」
キョン「しかし、今日1日たっぷり楽しんでアイツも満足したはずだ」
キョン「アイツにも少しは良心があるはず。信じてるぞハルヒ……」
キョン「バァックショォーイィ!!」
キョン「うう、本当につらい。明日には元に戻ってますように」
キョン「……さっさと帰って寝よう」
~翌日の朝 キョン家~
キョン「ヘエックショイ! ハックショイ! ブアックショイ!」
キョン「がー!! 元に戻ってねー! あの悪魔め!!」
キョン「そういえば、結局説得できなかったな……いろいろあってすっかり忘れてた」
キョン「しかし、今日1日たっぷり楽しんでアイツも満足したはずだ」
キョン「アイツにも少しは良心があるはず。信じてるぞハルヒ……」
キョン「バァックショォーイィ!!」
キョン「うう、本当につらい。明日には元に戻ってますように」
キョン「……さっさと帰って寝よう」
~翌日の朝 キョン家~
キョン「ヘエックショイ! ハックショイ! ブアックショイ!」
キョン「がー!! 元に戻ってねー! あの悪魔め!!」
70: 2011/03/24(木) 22:42:01.16 ID:o+9rZk+30
~学校 部室~
キョン「おはようさん。もうみんな揃ってたか」
みくる「おはよう、キョンくん……」
古泉「おはようございます」
長門「……」
キョン「結局、元に戻らなかったな」
古泉「そうですね」
みくる「もー!」
キョン「ええ!? す、すみません朝比奈さん! 俺の努力が足りないばかりに!」
みくる「あ、ち、違うんです! 今のは牛さんの鳴き声で……」
キョン「そ、そうなんですか。びっくりした……」
みくる「ぶー!」
キョン「あああ! すみません! すみません! ギャックション!」
みくる「今のは豚さんの鳴き声ですぅ!」
キョン「おはようさん。もうみんな揃ってたか」
みくる「おはよう、キョンくん……」
古泉「おはようございます」
長門「……」
キョン「結局、元に戻らなかったな」
古泉「そうですね」
みくる「もー!」
キョン「ええ!? す、すみません朝比奈さん! 俺の努力が足りないばかりに!」
みくる「あ、ち、違うんです! 今のは牛さんの鳴き声で……」
キョン「そ、そうなんですか。びっくりした……」
みくる「ぶー!」
キョン「あああ! すみません! すみません! ギャックション!」
みくる「今のは豚さんの鳴き声ですぅ!」
72: 2011/03/24(木) 22:45:01.02 ID:o+9rZk+30
古泉「何だか楽しそうですね」
みくる「全然楽しくないです……」
キョン「……それで、どうするよ? 俺の説得には耳を貸さなかったぞ」
古泉「こうなると下手に刺激するより、涼宮さんがこの事態に飽きるのを待ったほうがいいかもしれません」
キョン「それはどれくらいかかるんだ?」
古泉「分かりません。涼宮さん次第としか」
キョン「確かにこれ以上悪化させるよりはマシかもしれんが……」
みくる「あたし、何とか我慢してみます」
キョン「これしかない、か」
古泉「そうですね。頑張って耐え抜いてそして氏ねッシュ!」
キョン「くそ、恨むぞハルヒ」
長門「ヒックチュン」
みくる「全然楽しくないです……」
キョン「……それで、どうするよ? 俺の説得には耳を貸さなかったぞ」
古泉「こうなると下手に刺激するより、涼宮さんがこの事態に飽きるのを待ったほうがいいかもしれません」
キョン「それはどれくらいかかるんだ?」
古泉「分かりません。涼宮さん次第としか」
キョン「確かにこれ以上悪化させるよりはマシかもしれんが……」
みくる「あたし、何とか我慢してみます」
キョン「これしかない、か」
古泉「そうですね。頑張って耐え抜いてそして氏ねッシュ!」
キョン「くそ、恨むぞハルヒ」
長門「ヒックチュン」
73: 2011/03/24(木) 22:48:01.27 ID:o+9rZk+30
~教室~
国木田「ぎゃおおおおおおおお!!」
ハルヒ「あっははは! 何よその遠吠え!」
キョン(今日は国木田に食いついたのか。そういえば谷口は?)
生徒A「サンキュー谷口。宿題助かったよ」
谷口「いいってことよ!」
生徒A「ちなみに今日の俺の運勢は?」
谷口「は、は、恋愛運最高!」
生徒A「マジか! よっしゃー!」
キョン(……何気に人の役に立ってるなアイツ。あれはあれでいいのかもしれん)
ハルヒ「こら待ちなさい!」
国木田「あおおおおおお! きょ、キョン! 助けて!?」
キョン「すまん。どうにもならん。ボフックショイ!」
国木田「ぎゃおおおおおおおお!!」
ハルヒ「あっははは! 何よその遠吠え!」
キョン(今日は国木田に食いついたのか。そういえば谷口は?)
生徒A「サンキュー谷口。宿題助かったよ」
谷口「いいってことよ!」
生徒A「ちなみに今日の俺の運勢は?」
谷口「は、は、恋愛運最高!」
生徒A「マジか! よっしゃー!」
キョン(……何気に人の役に立ってるなアイツ。あれはあれでいいのかもしれん)
ハルヒ「こら待ちなさい!」
国木田「あおおおおおお! きょ、キョン! 助けて!?」
キョン「すまん。どうにもならん。ボフックショイ!」
74: 2011/03/24(木) 22:51:01.14 ID:o+9rZk+30
~放課後 部室~
古泉「肥溜めの近くで大きく深呼吸して氏ねッシュ!」
みくる「うほっうほっうほっ!」
ハルヒ「あっははははははははは!」
キョン「相変わらずあの2人をオモチャにして遊んでるな。いつになったら飽きるんだか」
キョン「ハエックショイ! うう、クシャミって地味にエネルギー使うよなぁ」
長門「ヘクチャア」
キョン「長門、大丈夫か?」
長門「平気」
キョン「すまんな。昨日あれだけ偉そうなことを言っておいてこの様だ」
長門「気にしないで」
ピリリリリリリリリ ピリリリリリリリリリ
キョン「お、電話だ。ん? 知らない番号だな」
古泉「肥溜めの近くで大きく深呼吸して氏ねッシュ!」
みくる「うほっうほっうほっ!」
ハルヒ「あっははははははははは!」
キョン「相変わらずあの2人をオモチャにして遊んでるな。いつになったら飽きるんだか」
キョン「ハエックショイ! うう、クシャミって地味にエネルギー使うよなぁ」
長門「ヘクチャア」
キョン「長門、大丈夫か?」
長門「平気」
キョン「すまんな。昨日あれだけ偉そうなことを言っておいてこの様だ」
長門「気にしないで」
ピリリリリリリリリ ピリリリリリリリリリ
キョン「お、電話だ。ん? 知らない番号だな」
77: 2011/03/24(木) 22:54:01.27 ID:o+9rZk+30
キョン「ちょっと部室の外で話してくる」
ガチャ バタン ピッ
キョン「もしもし」
???『あ! あたしですあたし!』
キョン「あたし、なんて名前の奴に心当たりはない」
???『あたしですよ! 橘京子です!』
キョン「お前か。何でお前が俺の番号を知ってるんだ?」
橘『そんなことはどうでもいいのです! 実は相談したいことが』
キョン「バイバーイ」
橘『あああ待ってください!? 相談したいことというのは佐々木さんのことなんです!?』
キョン「佐々木? 佐々木がどうかしたのか?」
橘『聞いてくれますか?』
キョン「いいからさっさと話せ」
ガチャ バタン ピッ
キョン「もしもし」
???『あ! あたしですあたし!』
キョン「あたし、なんて名前の奴に心当たりはない」
???『あたしですよ! 橘京子です!』
キョン「お前か。何でお前が俺の番号を知ってるんだ?」
橘『そんなことはどうでもいいのです! 実は相談したいことが』
キョン「バイバーイ」
橘『あああ待ってください!? 相談したいことというのは佐々木さんのことなんです!?』
キョン「佐々木? 佐々木がどうかしたのか?」
橘『聞いてくれますか?』
キョン「いいからさっさと話せ」
78: 2011/03/24(木) 22:57:01.21 ID:o+9rZk+30
橘『実は佐々木さん、昨日から学校に来ていないのですよ。家に引きこもっているんです』
キョン「あの佐々木がか? 何でだ?」
橘『分かりませんよ。電話しても出ないし、家に行っても出てきてくれないし』
キョン「佐々木が……いったい何が…………ん?」
橘『何か心当たりがあるのですか?』
キョン(まさか佐々木もハルヒの能力の被害者に……? しかしハルヒと佐々木はそこまで面識は……)
キョン(いや、ハルヒのことだから何でもありだろう。可能性は大いにある。となると……)
キョン「行くしかないか」
橘『はい?』
キョン「今すぐ佐々木の家に行く。確認しないとな」
橘『あ、ありがとうございます。お待ちしています!』
キョン「さてと。ハルヒに断って出発するとするか」
キョン「……まったく、どこまで被害を広げる気なんだハルヒよ。ホックショイ!」
キョン「あの佐々木がか? 何でだ?」
橘『分かりませんよ。電話しても出ないし、家に行っても出てきてくれないし』
キョン「佐々木が……いったい何が…………ん?」
橘『何か心当たりがあるのですか?』
キョン(まさか佐々木もハルヒの能力の被害者に……? しかしハルヒと佐々木はそこまで面識は……)
キョン(いや、ハルヒのことだから何でもありだろう。可能性は大いにある。となると……)
キョン「行くしかないか」
橘『はい?』
キョン「今すぐ佐々木の家に行く。確認しないとな」
橘『あ、ありがとうございます。お待ちしています!』
キョン「さてと。ハルヒに断って出発するとするか」
キョン「……まったく、どこまで被害を広げる気なんだハルヒよ。ホックショイ!」
80: 2011/03/24(木) 23:00:01.54 ID:o+9rZk+30
~佐々木家~
キョン「到着っと。ここに来るのも随分久しぶりだな」
橘「お待ちしてました」
キョン「できればお前には会いたくなかったがな」
橘「ひどいですね。とにかくお願いします」
キョン「お願いしますと言われてもな。本当に佐々木はこの中にいるのか?」
橘「それは間違いないです。ほら、あそこの2階の窓」
キョン「んん?」スッ
ビクッ!! ササッ!!
キョン「今チラっと影が見えたな」
橘「佐々木さんの部屋です。どうやらこっちの様子を窺っているみたいですね」
キョン「いるんなら顔ぐらい見せてくれてもいいだろうに。バックシャイ!」
キョン「到着っと。ここに来るのも随分久しぶりだな」
橘「お待ちしてました」
キョン「できればお前には会いたくなかったがな」
橘「ひどいですね。とにかくお願いします」
キョン「お願いしますと言われてもな。本当に佐々木はこの中にいるのか?」
橘「それは間違いないです。ほら、あそこの2階の窓」
キョン「んん?」スッ
ビクッ!! ササッ!!
キョン「今チラっと影が見えたな」
橘「佐々木さんの部屋です。どうやらこっちの様子を窺っているみたいですね」
キョン「いるんなら顔ぐらい見せてくれてもいいだろうに。バックシャイ!」
83: 2011/03/24(木) 23:02:59.10 ID:o+9rZk+30
キョン「おーい、佐々木ー」
シーン・・・
キョン「反応なしか。家族は?」
橘「この時間は誰もいません」
キョン「そうか。佐々木ー、頼むから声だけでも聞かせてくれー」ピンポーン
シーン・・・
キョン「佐々木佐々木佐々木ファックショイ佐々木佐々木ー」ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
橘「何をしてるんですかあなたは。迷惑だからやめてください」
キョン「これだけやっても出てこないとはな。ガンコな奴め」
橘「何かよほどの理由があるのでしょうね」
キョン「あまり強引な手を使っても逆効果だろうし、さてどうしたものか」
シーン・・・
キョン「反応なしか。家族は?」
橘「この時間は誰もいません」
キョン「そうか。佐々木ー、頼むから声だけでも聞かせてくれー」ピンポーン
シーン・・・
キョン「佐々木佐々木佐々木ファックショイ佐々木佐々木ー」ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン
橘「何をしてるんですかあなたは。迷惑だからやめてください」
キョン「これだけやっても出てこないとはな。ガンコな奴め」
橘「何かよほどの理由があるのでしょうね」
キョン「あまり強引な手を使っても逆効果だろうし、さてどうしたものか」
85: 2011/03/24(木) 23:05:58.75 ID:o+9rZk+30
ギィ・・・
キョン「ん? 今玄関の方から音が……」
佐々木「ふ、2人とも……お願いだから少し静かにしてくれないかい……?」
キョン「佐々木!」
橘「佐々木さん! 心配したんですよ!」
キョン「大丈夫か? どこか具合でも悪いのか?」
佐々木「大丈夫だから……身体はどこも悪くないから……」
キョン「本当か? そんなか細い声で……」
佐々木「あ……お願いだから近くに来ないで……あ、あ、は、は、は、ち、」
佐々木「!!」
キョン「ん? 今玄関の方から音が……」
佐々木「ふ、2人とも……お願いだから少し静かにしてくれないかい……?」
キョン「佐々木!」
橘「佐々木さん! 心配したんですよ!」
キョン「大丈夫か? どこか具合でも悪いのか?」
佐々木「大丈夫だから……身体はどこも悪くないから……」
キョン「本当か? そんなか細い声で……」
佐々木「あ……お願いだから近くに来ないで……あ、あ、は、は、は、ち、」
佐々木「!!」
89: 2011/03/24(木) 23:09:00.27 ID:o+9rZk+30
キョン「は?」
橘「へ?」
佐々木「あ」
キョン「さ、佐々木、今なんて……?」
佐々木「あ……あ……」カァァァァ
橘「い、い、今、ち……」
佐々木「な、何でもない!? 何でもないんだよ!? あう、は、は、」
佐々木「おちOちん!」
佐々木「お○んこ!」
橘「ささささささ佐々木さん!?」カァァァァ
キョン「佐々木……お前まさか……ダァックショイ!」
佐々木「違うんだ! 僕の意思じゃないんだ! これはクシャミなんだよ!」
橘「へ?」
佐々木「あ」
キョン「さ、佐々木、今なんて……?」
佐々木「あ……あ……」カァァァァ
橘「い、い、今、ち……」
佐々木「な、何でもない!? 何でもないんだよ!? あう、は、は、」
佐々木「おちOちん!」
佐々木「お○んこ!」
橘「ささささささ佐々木さん!?」カァァァァ
キョン「佐々木……お前まさか……ダァックショイ!」
佐々木「違うんだ! 僕の意思じゃないんだ! これはクシャミなんだよ!」
91: 2011/03/24(木) 23:12:00.29 ID:o+9rZk+30
橘「クシャミ? それがですか?」
佐々木「昨日からこんなクシャミが止まらないんだよ。もう恥ずかしくて恥ずかしくて……」
橘「……だから家に引きこもっていたのですね」
キョン(あー……やっぱりハルヒの被害者だったか。それにしてもこれは……)ゴクリ・・・
佐々木「あ、あ、また……おちOぽ!」
キョン「おふぅ」
橘「そ、それ、本当に止められないんですか……?」
佐々木「無理なんだよ……」
橘「うわぁ……つらいですね……」
佐々木「あうう、あ、あ、ペOス! してぇ!」
キョン「喜んで」
橘「喜んでじゃないですよ! この変態!」
佐々木「昨日からこんなクシャミが止まらないんだよ。もう恥ずかしくて恥ずかしくて……」
橘「……だから家に引きこもっていたのですね」
キョン(あー……やっぱりハルヒの被害者だったか。それにしてもこれは……)ゴクリ・・・
佐々木「あ、あ、また……おちOぽ!」
キョン「おふぅ」
橘「そ、それ、本当に止められないんですか……?」
佐々木「無理なんだよ……」
橘「うわぁ……つらいですね……」
佐々木「あうう、あ、あ、ペOス! してぇ!」
キョン「喜んで」
橘「喜んでじゃないですよ! この変態!」
95: 2011/03/24(木) 23:15:00.44 ID:o+9rZk+30
キョン「は!! すまんつい!」
橘「ついじゃないですよ。まったくもう!」
キョン「と、とにかく事情は分かった。何とかするからもう少しだけ我慢してくれないか?」
佐々木「……するとやっぱり」
橘「もしかしたらとは思ってましたが、やっぱり涼宮さんですか」
キョン「あ、ああ。ヴァックション! 俺含めてかなり被害が出てる」
橘「まったく、何を考えてるんですか涼宮さんは。馬鹿じゃないですか!」
キョン「それについては同感だ。とにかく耐えて待っててくれ」
佐々木「わ、分かったよ…!!」
キョン「う……そ、それじゃあな!?」タッタッタッ・・・
佐々木「……はぁはぁ」
橘「本当に大丈夫なんでしょうね?」
橘「ついじゃないですよ。まったくもう!」
キョン「と、とにかく事情は分かった。何とかするからもう少しだけ我慢してくれないか?」
佐々木「……するとやっぱり」
橘「もしかしたらとは思ってましたが、やっぱり涼宮さんですか」
キョン「あ、ああ。ヴァックション! 俺含めてかなり被害が出てる」
橘「まったく、何を考えてるんですか涼宮さんは。馬鹿じゃないですか!」
キョン「それについては同感だ。とにかく耐えて待っててくれ」
佐々木「わ、分かったよ…!!」
キョン「う……そ、それじゃあな!?」タッタッタッ・・・
佐々木「……はぁはぁ」
橘「本当に大丈夫なんでしょうね?」
98: 2011/03/24(木) 23:18:00.20 ID:o+9rZk+30
キョン「あーびっくりした。まさか佐々木まであんな状態になってるとはな」
キョン「……これでハルヒが飽きるまでなんて悠長なことは言ってられなくなったな」
キョン「うーむ、何かいい方法はないものか」
キョン「ホェックション! ジャックション! オワァックショイィ!」
キョン「くそ、落ち着いて考えられん……」
DQN1「うわぁ! 汚ぇな!」
キョン「ん?」
DQN2「おう、どうした?」
DQN1「いや、こいつがクシャミした拍子に鼻水が服についちまってよ」
DQN3「あんだとぉ?」
キョン「やべ……す、すみません。申し訳ないです」
DQN1「んだぁ! その態度はよぉ!」
キョン「……これでハルヒが飽きるまでなんて悠長なことは言ってられなくなったな」
キョン「うーむ、何かいい方法はないものか」
キョン「ホェックション! ジャックション! オワァックショイィ!」
キョン「くそ、落ち着いて考えられん……」
DQN1「うわぁ! 汚ぇな!」
キョン「ん?」
DQN2「おう、どうした?」
DQN1「いや、こいつがクシャミした拍子に鼻水が服についちまってよ」
DQN3「あんだとぉ?」
キョン「やべ……す、すみません。申し訳ないです」
DQN1「んだぁ! その態度はよぉ!」
99: 2011/03/24(木) 23:20:59.97 ID:o+9rZk+30
キョン「本当にすみません。クリーニング代は払いますので……」
DQN2「当たり前だろーが! もっと誠意見せろや!」
キョン「せ、誠意?」
DQN1「有り金全部に決まってるだろうがボケ!」
キョン「えええ!」
DQN3「おい、ここじゃまずいぞ。そこの裏路地に連れて行こう」
DQN1「そうだな。おら、こっち来い!」グイグイ
キョン「わ! わ! ちょっと! ブハックショイ! ウェックショイ!」
キョン(駄目だ! クシャミのせいで身体に力が入らん!)
DQN1「こいつ、とことん馬鹿にしてやがるな」
DQN2「何かボコボコにしてやりたくなってきた」
キョン(しかもさらに怒らせちまった! くそ、こんなことしてる場合じゃないってのに)
DQN2「当たり前だろーが! もっと誠意見せろや!」
キョン「せ、誠意?」
DQN1「有り金全部に決まってるだろうがボケ!」
キョン「えええ!」
DQN3「おい、ここじゃまずいぞ。そこの裏路地に連れて行こう」
DQN1「そうだな。おら、こっち来い!」グイグイ
キョン「わ! わ! ちょっと! ブハックショイ! ウェックショイ!」
キョン(駄目だ! クシャミのせいで身体に力が入らん!)
DQN1「こいつ、とことん馬鹿にしてやがるな」
DQN2「何かボコボコにしてやりたくなってきた」
キョン(しかもさらに怒らせちまった! くそ、こんなことしてる場合じゃないってのに)
100: 2011/03/24(木) 23:24:02.96 ID:o+9rZk+30
~裏路地~
DQN1「おら、さっさと有り金全部よこしな!」
キョン(くそ、情けないがこの状況じゃ仕方ない……)スッ
DQN1「はあ? たったこれだけかよ。シケてんなぁ」
キョン(ハルヒにしょっちゅう毟り取られてるからな)
キョン「じゃ、じゃあ、俺はこれで……」
DQN2「待てやコラ」ガシッ!
キョン「……まだ何か?」
DQN2「何かムシャクシャすっからよぉ。ちょっとサンドバックになれや」
キョン「はあ!? 何だそりゃ!?」
DQN2「うるっせーんだよ! おらぁ!」ボゴォッ!!
キョン「ごはっ!?」
DQN2「おらもういっちょ! キック!」バキィッ!!
キョン「うぎっ!!」
DQN1「おら、さっさと有り金全部よこしな!」
キョン(くそ、情けないがこの状況じゃ仕方ない……)スッ
DQN1「はあ? たったこれだけかよ。シケてんなぁ」
キョン(ハルヒにしょっちゅう毟り取られてるからな)
キョン「じゃ、じゃあ、俺はこれで……」
DQN2「待てやコラ」ガシッ!
キョン「……まだ何か?」
DQN2「何かムシャクシャすっからよぉ。ちょっとサンドバックになれや」
キョン「はあ!? 何だそりゃ!?」
DQN2「うるっせーんだよ! おらぁ!」ボゴォッ!!
キョン「ごはっ!?」
DQN2「おらもういっちょ! キック!」バキィッ!!
キョン「うぎっ!!」
103: 2011/03/24(木) 23:27:02.23 ID:o+9rZk+30
キョン(や、やばい……早く逃げ……)フラフラ
キョン「アアックション! フェックショイ! ダッショイ!!」
DQN3「おおっと、どこに行こうってんだ?」ガシッ
キョン(だ、駄目だ!? やっぱり身体に力が入らん!?)
DQN2「しかもまーたふざけたクシャミしてやがる。そんなに俺達をおちょくりたいのか?」
DQN1「調子乗ってんじゃねーぞコラぁ!」ボグッ!
キョン(これは……マジで……やばいな……)
キョン(……いや! 弱気になるな! これしきの試練、これまでいくらでも乗り越えてきたじゃないか!)
キョン「朝倉や……巨大カマドウマに比べれば……貴様ら如き何でもないわ!」クワッ!!
DQN1「んだとコラ」ドカッ! バキッ!
DQN2「ボコれボコれ」ドスッ! グボォ!
キョン「わああ! ごめんなさい! ごめんなさい!」
キョン「アアックション! フェックショイ! ダッショイ!!」
DQN3「おおっと、どこに行こうってんだ?」ガシッ
キョン(だ、駄目だ!? やっぱり身体に力が入らん!?)
DQN2「しかもまーたふざけたクシャミしてやがる。そんなに俺達をおちょくりたいのか?」
DQN1「調子乗ってんじゃねーぞコラぁ!」ボグッ!
キョン(これは……マジで……やばいな……)
キョン(……いや! 弱気になるな! これしきの試練、これまでいくらでも乗り越えてきたじゃないか!)
キョン「朝倉や……巨大カマドウマに比べれば……貴様ら如き何でもないわ!」クワッ!!
DQN1「んだとコラ」ドカッ! バキッ!
DQN2「ボコれボコれ」ドスッ! グボォ!
キョン「わああ! ごめんなさい! ごめんなさい!」
106: 2011/03/24(木) 23:30:02.62 ID:o+9rZk+30
DQN1「せーの~……」バッキィ!
DQN2「うりゃあー、ラリアットぉ!」バグッ!
キョン(あ……何か……意識が遠くなってきた……もう、どうにでもなれ……)
「そこまでです!!」
DQN1「あーん?」
DQN2「誰だお前?」
キョン(アイツは…………古泉!? 何でここに!?)
古泉「その人は僕の…………友達です。これ以上手出しはさせませんよ」
DQN1「何だとコラ」
キョン「古泉……」
古泉「ゲロを一気飲みして氏ねッシュ!」
キョン「台無しだ」
DQN2「うりゃあー、ラリアットぉ!」バグッ!
キョン(あ……何か……意識が遠くなってきた……もう、どうにでもなれ……)
「そこまでです!!」
DQN1「あーん?」
DQN2「誰だお前?」
キョン(アイツは…………古泉!? 何でここに!?)
古泉「その人は僕の…………友達です。これ以上手出しはさせませんよ」
DQN1「何だとコラ」
キョン「古泉……」
古泉「ゲロを一気飲みして氏ねッシュ!」
キョン「台無しだ」
108: 2011/03/24(木) 23:33:02.50 ID:o+9rZk+30
キョン「…………で、だ。格好よく登場したのはいいが」
キョン「何でお前まで俺と一緒にボコられてるんだよ!?」
古泉「いやぁ申し訳ありません。クシャミのせいですでに体力が0でして」
キョン「そんな状態で何で助けに入ったんだよ?」
古泉「ふふ、あなたが傷つけられてる所を見て、気づいたら身体が動いていました」
キョン「…………団活は?」
古泉「とっくに下校時刻ですよ」
DQN1「おいお前ら、現在進行形でボコられてること分かってる?」
DQN2「よく悠長にお喋りなんかできるな」
キョン「うるせーよ。ゴミクズが口を開くな」
DQN3「ああ?」
DQN1「何だとぉ!!」
キョン「何でお前まで俺と一緒にボコられてるんだよ!?」
古泉「いやぁ申し訳ありません。クシャミのせいですでに体力が0でして」
キョン「そんな状態で何で助けに入ったんだよ?」
古泉「ふふ、あなたが傷つけられてる所を見て、気づいたら身体が動いていました」
キョン「…………団活は?」
古泉「とっくに下校時刻ですよ」
DQN1「おいお前ら、現在進行形でボコられてること分かってる?」
DQN2「よく悠長にお喋りなんかできるな」
キョン「うるせーよ。ゴミクズが口を開くな」
DQN3「ああ?」
DQN1「何だとぉ!!」
111: 2011/03/24(木) 23:36:02.40 ID:o+9rZk+30
古泉「あの、あまり挑発するようなことは……」
キョン「だってよ、こんなクズども相手に下手に出るのがアホらしくなってよ」
古泉「……お気持ちは分かりますが」
DQN1「そうか。そんなに氏にたいんだなお前ら」ギラッ!
古泉「あ、ナイフ」
キョン「やべ。ファッショイ!」
DQN1「んじゃいくぞ。氏ねやぁー!!」ダダッ
キョン(…………あれ? この光景、以前にも見たことあるような?)
ガッシィ!!
DQN1「うお! な、何だこいつ!?」
キョン「…………また、お前に助けられちまったな…………長門」
長門「……」
キョン「前にも思ったんだがな。ナイフを素手で掴むのはやめておけ。見てるほうも痛い」
長門「そう」
キョン「だってよ、こんなクズども相手に下手に出るのがアホらしくなってよ」
古泉「……お気持ちは分かりますが」
DQN1「そうか。そんなに氏にたいんだなお前ら」ギラッ!
古泉「あ、ナイフ」
キョン「やべ。ファッショイ!」
DQN1「んじゃいくぞ。氏ねやぁー!!」ダダッ
キョン(…………あれ? この光景、以前にも見たことあるような?)
ガッシィ!!
DQN1「うお! な、何だこいつ!?」
キョン「…………また、お前に助けられちまったな…………長門」
長門「……」
キョン「前にも思ったんだがな。ナイフを素手で掴むのはやめておけ。見てるほうも痛い」
長門「そう」
114: 2011/03/24(木) 23:39:02.59 ID:o+9rZk+30
DQN1「な、何なんだよこいつ!?」
DQN3「また変なのが出てきたな。ま、何人来ようが関係ないけどな」
DQN2「それよりよ、こいつ結構いい女じゃね?」
DQN3「そうかぁ? 何か地味じゃねえか?」
キョン「……」ピキッ
長門「あなたと古泉一樹を傷つけたのは……」
キョン「ん? あ、ああ、あいつらだよ」
長門「そう」ユラリ
DQN1「お? 何だ、やろうってのか?」
長門「……」
古泉「な、何か様子がおかしいですね」
キョン(長門…………ひょっとして怒ってる?)
長門「…………許さない」
キョン「な、長門! ほどほどにしとけよほどほどに! あ!? あー…………あ~あ」
DQN3「また変なのが出てきたな。ま、何人来ようが関係ないけどな」
DQN2「それよりよ、こいつ結構いい女じゃね?」
DQN3「そうかぁ? 何か地味じゃねえか?」
キョン「……」ピキッ
長門「あなたと古泉一樹を傷つけたのは……」
キョン「ん? あ、ああ、あいつらだよ」
長門「そう」ユラリ
DQN1「お? 何だ、やろうってのか?」
長門「……」
古泉「な、何か様子がおかしいですね」
キョン(長門…………ひょっとして怒ってる?)
長門「…………許さない」
キョン「な、長門! ほどほどにしとけよほどほどに! あ!? あー…………あ~あ」
115: 2011/03/24(木) 23:42:01.66 ID:o+9rZk+30
キョン「結局あいつら悲惨なことになっちゃったな。ほどほどにって言ったのに」
古泉「でも、おかげで助かったのですからいいではないですか」
キョン「それもそうだな。長門、本当にありがとな」
長門「いい。ハプチュン」
キョン「あー古泉、一応お前にも礼を言っといてやる。その……サンキューな」
古泉「いえいえ。結局僕は何もできませんでしたからね」
キョン「はあ。佐々木の件があって早く何とかしなくてはと思ってたんだが、何かどっと疲れちまった」
キョン「悪いが今日はこのまま帰ってゆっくり寝るとしよう。寝られるかどうかは分からんが」
古泉「それがいいです。ひょっとしたら明日には元に戻っているかもしれませんし」
キョン「そうだといいがな。結局はハルヒ次第か」
古泉「それではこのへんで」
長門「……」
キョン「ああ。2人とも気をつけて帰れよ」
キョン「あー……身体中が痛い。早く帰ろう……ベッチョイ!」
古泉「でも、おかげで助かったのですからいいではないですか」
キョン「それもそうだな。長門、本当にありがとな」
長門「いい。ハプチュン」
キョン「あー古泉、一応お前にも礼を言っといてやる。その……サンキューな」
古泉「いえいえ。結局僕は何もできませんでしたからね」
キョン「はあ。佐々木の件があって早く何とかしなくてはと思ってたんだが、何かどっと疲れちまった」
キョン「悪いが今日はこのまま帰ってゆっくり寝るとしよう。寝られるかどうかは分からんが」
古泉「それがいいです。ひょっとしたら明日には元に戻っているかもしれませんし」
キョン「そうだといいがな。結局はハルヒ次第か」
古泉「それではこのへんで」
長門「……」
キョン「ああ。2人とも気をつけて帰れよ」
キョン「あー……身体中が痛い。早く帰ろう……ベッチョイ!」
118: 2011/03/24(木) 23:45:01.53 ID:o+9rZk+30
~キョン家~
キョン妹「ほあちゃあああああああ!!」
キョン「ぎゃあああ! びっくりしたぁ!」
キョン妹「おかえりキョンくん。ねえ、この変なクシャミまだ止まらないよー」
キョン「そうか……つらいだろうが我慢してくれ。俺もきついんだ。ヒャックション!」フラフラ
キョン妹「あれ? キョンくんもう寝るの?」
キョン「ああ、おやすみ」
キョン妹「おやすみー。あたたたたたたたたたた!」
~キョンの部屋~
キョン「ふう。ちゃんと眠れるといいんだが……」
ピリリリリリリリリリ ピリリリリリリリリリ
キョン妹「ほあちゃあああああああ!!」
キョン「ぎゃあああ! びっくりしたぁ!」
キョン妹「おかえりキョンくん。ねえ、この変なクシャミまだ止まらないよー」
キョン「そうか……つらいだろうが我慢してくれ。俺もきついんだ。ヒャックション!」フラフラ
キョン妹「あれ? キョンくんもう寝るの?」
キョン「ああ、おやすみ」
キョン妹「おやすみー。あたたたたたたたたたた!」
~キョンの部屋~
キョン「ふう。ちゃんと眠れるといいんだが……」
ピリリリリリリリリリ ピリリリリリリリリリ
120: 2011/03/24(木) 23:48:03.34 ID:o+9rZk+30
キョン「っと、電話だ」ピッ
???『おちOぽみるく!』
キョン「…………佐々木か。どうしたんだ?」
佐々木『はぁ、はぁ……ずっと、ずっと卑猥な言葉を叫び続けているうちにね……はぁ」
キョン「おい、なんか息が荒いぞ」
佐々木『だんだん……ムラムラしてきてね……はぁ、はぁ、おっOい!』
キョン「落ち着け! 気を確かに持て!」
佐々木『もう我慢できないよキョン……今からそっちに……』
キョン「駄目だ!!」
佐々木『じゃあこの身体の火照りをどうすればいいんだい……?』
キョン「橘あたりで発散しとけ! 俺も今日は疲れたんだ! 悪いがもう切るぞ!」ピッ
キョン「はあ、何かまた一気に疲れが増したな……明日こそ元に戻ってますように」
キョン「……………………ハックショーイ! 眠れん!」
???『おちOぽみるく!』
キョン「…………佐々木か。どうしたんだ?」
佐々木『はぁ、はぁ……ずっと、ずっと卑猥な言葉を叫び続けているうちにね……はぁ」
キョン「おい、なんか息が荒いぞ」
佐々木『だんだん……ムラムラしてきてね……はぁ、はぁ、おっOい!』
キョン「落ち着け! 気を確かに持て!」
佐々木『もう我慢できないよキョン……今からそっちに……』
キョン「駄目だ!!」
佐々木『じゃあこの身体の火照りをどうすればいいんだい……?』
キョン「橘あたりで発散しとけ! 俺も今日は疲れたんだ! 悪いがもう切るぞ!」ピッ
キョン「はあ、何かまた一気に疲れが増したな……明日こそ元に戻ってますように」
キョン「……………………ハックショーイ! 眠れん!」
126: 2011/03/24(木) 23:51:01.52 ID:o+9rZk+30
~翌日 朝~
キョン「バホックション! ビエックショイ! ジャンクション!」
キョン「ちくしょー! やっぱり治ってねー!」
ピリリリリリリリリ ピリリリリリリリリリ
キョン「ん? こんな朝っぱらから電話か?」ピッ
橘『ああ! たた、助けてくださいぃ!?』
キョン「お前か。何の用だよ?」
橘『ささ、佐々木さん襲われ……あ! そ、そこは駄目です!!』
佐々木『ふふふ、そう言いつつも身体は正直じゃないか……』
橘『うきゃー!!』
キョン「…………強く生きろ」ピッ
キョン「はぁ。学校行かないと……」
キョン「バホックション! ビエックショイ! ジャンクション!」
キョン「ちくしょー! やっぱり治ってねー!」
ピリリリリリリリリ ピリリリリリリリリリ
キョン「ん? こんな朝っぱらから電話か?」ピッ
橘『ああ! たた、助けてくださいぃ!?』
キョン「お前か。何の用だよ?」
橘『ささ、佐々木さん襲われ……あ! そ、そこは駄目です!!』
佐々木『ふふふ、そう言いつつも身体は正直じゃないか……』
橘『うきゃー!!』
キョン「…………強く生きろ」ピッ
キョン「はぁ。学校行かないと……」
127: 2011/03/24(木) 23:54:01.51 ID:o+9rZk+30
~登校中~
国木田「ふおおおおおおおおおおおお!!」
キョン「ギャックシィ! オベックション!!」
国木田「……おはようキョン」
キョン「……ああ」
国木田「くく、ふ、ふふふふふふふふ……」
キョン「ど、どうしたんだ? いきなり笑い出したりして」
国木田「ふふふ、ふふ、ずっとクシャミが止まらなくてさ、肉体的にも精神的にも疲れちゃってね」
国木田「そうしたら、ふふふふ、何か笑いが止まらなくなっちゃったんだよね。うふふ」
キョン「ああ、何か分かる気がする。人間追い詰められると変な笑いが出てくるよな」
国木田「うふふ、うふふふふふふふふ……」
キョン「くくく、ふひ! ふひひひひひひ!」
国木田「ふおおおおおおおおおおおお!!」
キョン「ギャックシィ! オベックション!!」
国木田「……おはようキョン」
キョン「……ああ」
国木田「くく、ふ、ふふふふふふふふ……」
キョン「ど、どうしたんだ? いきなり笑い出したりして」
国木田「ふふふ、ふふ、ずっとクシャミが止まらなくてさ、肉体的にも精神的にも疲れちゃってね」
国木田「そうしたら、ふふふふ、何か笑いが止まらなくなっちゃったんだよね。うふふ」
キョン「ああ、何か分かる気がする。人間追い詰められると変な笑いが出てくるよな」
国木田「うふふ、うふふふふふふふふ……」
キョン「くくく、ふひ! ふひひひひひひ!」
129: 2011/03/24(木) 23:57:01.70 ID:o+9rZk+30
~教室~
キョン「ブァックショーーイ!」
ハルヒ「あらおはよキョン。ねえ、谷口ったら凄いのよ!」
ハルヒ「何とこれから起こる事も次々と当てちゃうの! もはや預言者並よ!」
キョン「ふひ、ふひひひひ、ハ、ハルヒよ……」
ハルヒ「……何よ、変な笑い方して」
キョン「ふひひひ、ふひひひひ! もうやめよ? ふひひひひひひ!」
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!?」
キョン「ふひひひひひひひひ! ふひひひひひひひひひひ!!」
ハルヒ「ちょ! こっち来ないで! 来ないでったら! きゃー!!」
ワー キャー ドタドタ バタバタバタ フヒヒヒヒー!!
キョン「ブァックショーーイ!」
ハルヒ「あらおはよキョン。ねえ、谷口ったら凄いのよ!」
ハルヒ「何とこれから起こる事も次々と当てちゃうの! もはや預言者並よ!」
キョン「ふひ、ふひひひひ、ハ、ハルヒよ……」
ハルヒ「……何よ、変な笑い方して」
キョン「ふひひひ、ふひひひひ! もうやめよ? ふひひひひひひ!」
ハルヒ「ちょ、ちょっとキョン!?」
キョン「ふひひひひひひひひ! ふひひひひひひひひひひ!!」
ハルヒ「ちょ! こっち来ないで! 来ないでったら! きゃー!!」
ワー キャー ドタドタ バタバタバタ フヒヒヒヒー!!
132: 2011/03/25(金) 00:00:00.90 ID:DZ6zH9oz0
~放課後 部室~
古泉「それで。ずっと涼宮さんに避けられてしまい、説得できなかったと」
キョン「面目ない……朝の俺はどうかしてたんだ……」
みくる「仕方ないですよ。キョンくんもつらかったでしょうし」
長門「……」
キョン「みんな、本当にすまん」
ハルヒ「やっほー! みんないるー?」バーン
みくる「こけこっこー! 涼宮さん、こんにちは」
古泉「みのもんたに追いかけられて氏ねッシュ! どうも涼宮さん」
長門「クッチョン」
キョン「……」
古泉「それで。ずっと涼宮さんに避けられてしまい、説得できなかったと」
キョン「面目ない……朝の俺はどうかしてたんだ……」
みくる「仕方ないですよ。キョンくんもつらかったでしょうし」
長門「……」
キョン「みんな、本当にすまん」
ハルヒ「やっほー! みんないるー?」バーン
みくる「こけこっこー! 涼宮さん、こんにちは」
古泉「みのもんたに追いかけられて氏ねッシュ! どうも涼宮さん」
長門「クッチョン」
キョン「……」
135: 2011/03/25(金) 00:02:59.38 ID:o+9rZk+30
ハルヒ「あ! キョン! 今朝のあれは何だったのよ!?」
キョン「すまんな。いろいろあって俺もどうかしてたんだよ」
キョン「だが、もう大丈夫だ。本当に悪かったな」
ハルヒ「そう? ならいいんだけど」
みくる「ふにゃーご」
ハルヒ「みくるちゃん! もう相変わらず可愛いわね! この! この!」
みくる「うひゃわわわわ!?」
キョン(……駄目だ、まだ飽きていないようだ)
キョン(こりゃ何としてでも説得しないとな。よし!)
キョン「あー、ハルヒよ」
ハルヒ「何?」
キョン「コアックション! ビエックション! ブフックショイ!」
キョン「すまんな。いろいろあって俺もどうかしてたんだよ」
キョン「だが、もう大丈夫だ。本当に悪かったな」
ハルヒ「そう? ならいいんだけど」
みくる「ふにゃーご」
ハルヒ「みくるちゃん! もう相変わらず可愛いわね! この! この!」
みくる「うひゃわわわわ!?」
キョン(……駄目だ、まだ飽きていないようだ)
キョン(こりゃ何としてでも説得しないとな。よし!)
キョン「あー、ハルヒよ」
ハルヒ「何?」
キョン「コアックション! ビエックション! ブフックショイ!」
138: 2011/03/25(金) 00:06:00.47 ID:s5zb0skp0
ハルヒ「わわわわわ! 鼻水!? 鼻水が飛んできた!?」
キョン「あ、す、すまん」
ハルヒ「もう! 汚いわね!」
キョン「いやハルヒ、それよりもだな……ハーックショーーイ!!」
ハルヒ「うひゃああ! もう最っ低! 何考えてんのよこの馬鹿!」
キョン「……」カチン
ハルヒ「まったく! 馬鹿なアンタらしい馬鹿なクシャミよね。いつまで続けるつもりよ」
キョン「……お前のせいだろうがぁ!!」
ハルヒ「はぁ? 何であたしのせいなのよ!」
みくる「きょ、キョンくん!?」
古泉「落ち着いてください!」
キョン(は!! しまった……)
キョン「あ、す、すまん」
ハルヒ「もう! 汚いわね!」
キョン「いやハルヒ、それよりもだな……ハーックショーーイ!!」
ハルヒ「うひゃああ! もう最っ低! 何考えてんのよこの馬鹿!」
キョン「……」カチン
ハルヒ「まったく! 馬鹿なアンタらしい馬鹿なクシャミよね。いつまで続けるつもりよ」
キョン「……お前のせいだろうがぁ!!」
ハルヒ「はぁ? 何であたしのせいなのよ!」
みくる「きょ、キョンくん!?」
古泉「落ち着いてください!」
キョン(は!! しまった……)
142: 2011/03/25(金) 00:09:03.16 ID:s5zb0skp0
ハルヒ「意味わかんないこと言わないでよ! ふんだ!」
キョン(やばい、すっかりヘソ曲げちまった……)
キョン「は、ハルヒ、えっとだな……」
ハルヒ「近寄るんじゃないわよ!」
キョン(駄目だこりゃ。ああもう、どうしたら……)
長門「……」スッ
キョン「ん?」
ハルヒ「あら、どうしたの有希?」
長門「クシャミはあまり長く続くととてもつらいもの」
長門「わたしは早く全員のクシャミが治ってほしいと思っている」
長門「……だから、あなたにも祈っていてほしい。クシャミが治るように」
ハルヒ「有希……」
キョン(やばい、すっかりヘソ曲げちまった……)
キョン「は、ハルヒ、えっとだな……」
ハルヒ「近寄るんじゃないわよ!」
キョン(駄目だこりゃ。ああもう、どうしたら……)
長門「……」スッ
キョン「ん?」
ハルヒ「あら、どうしたの有希?」
長門「クシャミはあまり長く続くととてもつらいもの」
長門「わたしは早く全員のクシャミが治ってほしいと思っている」
長門「……だから、あなたにも祈っていてほしい。クシャミが治るように」
ハルヒ「有希……」
144: 2011/03/25(金) 00:12:00.63 ID:s5zb0skp0
ハルヒ「そうね。そろそろ変なクシャミにも飽きてきた頃だし、確かにクシャミはつらいわよね」
ハルヒ「分かったわ、あたしも早く治るように祈っててあげる。だから有希もみんなも早く治しなさいよ」
みくる「わぁ」
古泉「おお」
キョン(おおおおお!!)
~翌日の朝 キョン家~
キョン「クシャミが止まってる……治った、治ったぁぁぁぁ!!」
キョン妹「キョンくん、クシャミ止まったー」
キョン「ああ、よかったな。よかったな」
キョン(長門! ありがとう! 感謝するぞ!)
ハルヒ「分かったわ、あたしも早く治るように祈っててあげる。だから有希もみんなも早く治しなさいよ」
みくる「わぁ」
古泉「おお」
キョン(おおおおお!!)
~翌日の朝 キョン家~
キョン「クシャミが止まってる……治った、治ったぁぁぁぁ!!」
キョン妹「キョンくん、クシャミ止まったー」
キョン「ああ、よかったな。よかったな」
キョン(長門! ありがとう! 感謝するぞ!)
146: 2011/03/25(金) 00:15:00.65 ID:s5zb0skp0
~教室~
ハルヒ「あら、あんたクシャミ治ったの?」
キョン「ああ、おかげさんでな」
ハルヒ「ふーん。谷口や国木田も治ったみたいだし、あたしの祈りが届いたのかしらね」
キョン「かもな」
ハルヒ「せっかく面白かったのに。少しもったいなかったかしら?」
キョン「いやいやいや! もういいから! 頼むから変なことは考えないでくれよ!」
~放課後 部室~
キョン「よう長門。お前のおかげで助かったよ。本当にありがとな」
長門「いい」
キョン「よくよく調べてみると、普通の花粉症の奴まで全員治ってたぞ。アイツも役に立つもんだな」
キョン「佐々木からも無事治ったって電話があったよ。かなり上機嫌だったぞ」
キョン「あと橘からは『呪』とだけ書かれたメールが届いた。何だったんだありゃ?」
ハルヒ「あら、あんたクシャミ治ったの?」
キョン「ああ、おかげさんでな」
ハルヒ「ふーん。谷口や国木田も治ったみたいだし、あたしの祈りが届いたのかしらね」
キョン「かもな」
ハルヒ「せっかく面白かったのに。少しもったいなかったかしら?」
キョン「いやいやいや! もういいから! 頼むから変なことは考えないでくれよ!」
~放課後 部室~
キョン「よう長門。お前のおかげで助かったよ。本当にありがとな」
長門「いい」
キョン「よくよく調べてみると、普通の花粉症の奴まで全員治ってたぞ。アイツも役に立つもんだな」
キョン「佐々木からも無事治ったって電話があったよ。かなり上機嫌だったぞ」
キョン「あと橘からは『呪』とだけ書かれたメールが届いた。何だったんだありゃ?」
148: 2011/03/25(金) 00:18:00.98 ID:s5zb0skp0
キョン「それにしても、今回俺は何の役にも立たなかったな。情けない限りだ……」
キョン「それに比べて長門は大活躍だったな。まさかあの場面でお前が説得するとは思わなかったぞ」
長門「……」
キョン「お前が超人的な能力抜きで解決するなんて、何か感慨深いものがあるよ」
長門「クチュン」
キョン「風邪か?」
長門「違う。鼻がムズムズしただけ」
キョン「そっか」
長門「そう」
キョン「どっちにしろ身体には気をつけろよ」
長門「……」
キョン「さて、今日はゆっくり寝られそうだな。やっぱり健康が1番だ!」
~おしまい~
キョン「それに比べて長門は大活躍だったな。まさかあの場面でお前が説得するとは思わなかったぞ」
長門「……」
キョン「お前が超人的な能力抜きで解決するなんて、何か感慨深いものがあるよ」
長門「クチュン」
キョン「風邪か?」
長門「違う。鼻がムズムズしただけ」
キョン「そっか」
長門「そう」
キョン「どっちにしろ身体には気をつけろよ」
長門「……」
キョン「さて、今日はゆっくり寝られそうだな。やっぱり健康が1番だ!」
~おしまい~
150: 2011/03/25(金) 00:21:00.52 ID:s5zb0skp0
無事に投下終了!
久々にさるさんに引っかからなかった
支援してくれた人
最後まで読んでくれた人
どうもありがとう!
では
久々にさるさんに引っかからなかった
支援してくれた人
最後まで読んでくれた人
どうもありがとう!
では
151: 2011/03/25(金) 00:21:27.23 ID:EqKtXORBO
乙!
153: 2011/03/25(金) 00:21:48.83 ID:0aj65RWS0
おいおい森さんの出番を忘れているんじゃあないか
あと佐々木と橘のくだりをだな
あと佐々木と橘のくだりをだな
コメント
コメント一覧 (1)
esusokuhou
がしました
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