1: 2011/03/25(金) 23:22:12.92 ID:PJ6oXmM00
男「家賃。3ヶ月分」
女「………おかしいよ。だって、先月ちゃんと払った」
男「先々々月分な。で、先々月と先月と今月分で3ヶ月」
女「新手のサギ? 家賃家賃サギ?」
男「サギじゃないから。払うもん払え……っていうか、なんだこの部屋は!?」
女「…なにが?」
男「な、なんで……なんで先週来たときより散らかってんだよ! 食器はこまめに洗えって言ったろ! なんでここまで積み上げる!?」
女「だって、大家くんが来てくれないから」
男「ああ、もうっ! 俺が洗い物やっとくから、掃除しろ。ゴミ袋はあるな?」
女「えー……どこ行ったかなぁ…行方不明? 行雲踪跡定まらず?」
男「ゴミ袋が勝手にどっかに行くか! 洗濯機のとこに置いてあるだろ!」
女「え?………あ、あったあった! さすが大家くん! ゴミ袋の場所と言えば大家くん!」
男「…俺がさもお前の部屋のゴミ袋担当みたいなモノ言いはやめてくんない?」
女「………おかしいよ。だって、先月ちゃんと払った」
男「先々々月分な。で、先々月と先月と今月分で3ヶ月」
女「新手のサギ? 家賃家賃サギ?」
男「サギじゃないから。払うもん払え……っていうか、なんだこの部屋は!?」
女「…なにが?」
男「な、なんで……なんで先週来たときより散らかってんだよ! 食器はこまめに洗えって言ったろ! なんでここまで積み上げる!?」
女「だって、大家くんが来てくれないから」
男「ああ、もうっ! 俺が洗い物やっとくから、掃除しろ。ゴミ袋はあるな?」
女「えー……どこ行ったかなぁ…行方不明? 行雲踪跡定まらず?」
男「ゴミ袋が勝手にどっかに行くか! 洗濯機のとこに置いてあるだろ!」
女「え?………あ、あったあった! さすが大家くん! ゴミ袋の場所と言えば大家くん!」
男「…俺がさもお前の部屋のゴミ袋担当みたいなモノ言いはやめてくんない?」
2: 2011/03/25(金) 23:31:51.39 ID:PJ6oXmM00
女「うんうん。片付いた片付いたー。あーつかれたなぁー」
男「いや、片付けたの俺だから。お前、本棚の本並べて読んでただけだろ?」
女「うーん、とってもつかれたなぁー。こんなときはオムライスだなぁーオムライスが食べたいなぁー」
男「聞いてる? 聞いてるよな? しかもなんで夕飯まで要求してんの?」
女「大家くんの作ったオムライスが食べたいなぁー」
男「…作らないぞ?」
女「大家くんのオムライスおいしいんだよなぁー。食べたいなーオムライスー食べたいなー」
男「つ、作らないって言ってるだろっ」
女「…でも、大家くんの持ってきたスーパーの袋に卵のパックが」
男「し、しかたないだろ! お一人様3パックまで89円だったんだよ!」
女「…おなかすいたなぁー。あぁ、そういえば昨日から何も食べてない気がする。あぁ、おなかぺこぺこ…」
男「………つ、作らないからな」
男「いや、片付けたの俺だから。お前、本棚の本並べて読んでただけだろ?」
女「うーん、とってもつかれたなぁー。こんなときはオムライスだなぁーオムライスが食べたいなぁー」
男「聞いてる? 聞いてるよな? しかもなんで夕飯まで要求してんの?」
女「大家くんの作ったオムライスが食べたいなぁー」
男「…作らないぞ?」
女「大家くんのオムライスおいしいんだよなぁー。食べたいなーオムライスー食べたいなー」
男「つ、作らないって言ってるだろっ」
女「…でも、大家くんの持ってきたスーパーの袋に卵のパックが」
男「し、しかたないだろ! お一人様3パックまで89円だったんだよ!」
女「…おなかすいたなぁー。あぁ、そういえば昨日から何も食べてない気がする。あぁ、おなかぺこぺこ…」
男「………つ、作らないからな」
5: 2011/03/25(金) 23:43:43.18 ID:PJ6oXmM00
女「ごちそうさま」
男「……おそまつさまでした」
女「うーん…おいしかったけど、卵はもうちょっと火が通ってる方がいいかなぁ」
男「もうニ度とお前にオムライスは作らない」
女「あーウソウソ冗談冗談。ちょーおいしかったよ? うん、いつでもお嫁さんになれるよ!」
男「……なれるわけないだろ、ばか」
女「と、言いつつも嬉しそうな大家くんなのでした。うーん…お姉さん、たまに大家くんのことマジでお嫁にもらいたくなるときがあるよね!」
男「たった二つ上なくらいで年上ぶんな。俺が女でも絶対お前のとこに嫁いだりしない」
女「お父さん! 娘さんを僕に下さい!」
男「…なに始めてんの?」
女「貴様のような馬の骨に娘がやれるか!……(ほら、ここで、『やめて!おとうさん!』って)」
男「え? や、やめておとーさん」
女「うん、そうだな。うん、君もなかなか良い骨してるじゃないか…しかたない娘は君にやろう50%オフだ! いぇい! ハッピーエンド!」
男「そういうのいいから、家賃を払え」
男「……おそまつさまでした」
女「うーん…おいしかったけど、卵はもうちょっと火が通ってる方がいいかなぁ」
男「もうニ度とお前にオムライスは作らない」
女「あーウソウソ冗談冗談。ちょーおいしかったよ? うん、いつでもお嫁さんになれるよ!」
男「……なれるわけないだろ、ばか」
女「と、言いつつも嬉しそうな大家くんなのでした。うーん…お姉さん、たまに大家くんのことマジでお嫁にもらいたくなるときがあるよね!」
男「たった二つ上なくらいで年上ぶんな。俺が女でも絶対お前のとこに嫁いだりしない」
女「お父さん! 娘さんを僕に下さい!」
男「…なに始めてんの?」
女「貴様のような馬の骨に娘がやれるか!……(ほら、ここで、『やめて!おとうさん!』って)」
男「え? や、やめておとーさん」
女「うん、そうだな。うん、君もなかなか良い骨してるじゃないか…しかたない娘は君にやろう50%オフだ! いぇい! ハッピーエンド!」
男「そういうのいいから、家賃を払え」
7: 2011/03/25(金) 23:55:56.32 ID:PJ6oXmM00
女「…やちん?」
男「そう。家賃。さっきも言ったが3ヶ月分たまってる」
女「…おかしいくない? だって、先月ちゃんと先々々月分払った」
男「さっきと同じこと言って――ないな。よし、金を払え」
女「………ま、まさか、お金が払えないんだったら、体で払ってもらうぜグフフフフみたいな展開にっ!?」
男「ならないから。体より現金」
女「大家くん、きみね? 正常な10代の男子たるもの、うら若い女体を前に舌なめずりくらいしたらどうなの? 三流だよ?」
男「……いや、普通の男子は舌なめずりとかしないって」
女「3ヶ月もたまってるってさっき言ってたじゃん! 男の子なのに! ためすぎでしょ!」
男「家賃が! 家賃がな! ためすぎなのは、お前だ!」
女「わ、私はちゃんと定期的に――」
男「そう。家賃。さっきも言ったが3ヶ月分たまってる」
女「…おかしいくない? だって、先月ちゃんと先々々月分払った」
男「さっきと同じこと言って――ないな。よし、金を払え」
女「………ま、まさか、お金が払えないんだったら、体で払ってもらうぜグフフフフみたいな展開にっ!?」
男「ならないから。体より現金」
女「大家くん、きみね? 正常な10代の男子たるもの、うら若い女体を前に舌なめずりくらいしたらどうなの? 三流だよ?」
男「……いや、普通の男子は舌なめずりとかしないって」
女「3ヶ月もたまってるってさっき言ってたじゃん! 男の子なのに! ためすぎでしょ!」
男「家賃が! 家賃がな! ためすぎなのは、お前だ!」
女「わ、私はちゃんと定期的に――」
8: 2011/03/25(金) 23:57:03.06 ID:PJ6oXmM00
男「てーきてきに…?」
女「――ぁの…だから…え、と……あ、ああそだ、家賃の話だっけ?」
男「…そ…そ、そうだけど? 家賃の話だろ?」
女「え、えぇと、うん…定期的に払わないとね、家賃はちゃんと」
男「そ、そうだろ? ちゃんと毎月な」
女「やだな、なに言ってるんだろ、私ったら」
男「ほんとに何言ってんだよー」
女「うふふー」
男「あははー」
女「うふふーうふふのふー」
男「あははー…じゃなくて、金」
女「――ぁの…だから…え、と……あ、ああそだ、家賃の話だっけ?」
男「…そ…そ、そうだけど? 家賃の話だろ?」
女「え、えぇと、うん…定期的に払わないとね、家賃はちゃんと」
男「そ、そうだろ? ちゃんと毎月な」
女「やだな、なに言ってるんだろ、私ったら」
男「ほんとに何言ってんだよー」
女「うふふー」
男「あははー」
女「うふふーうふふのふー」
男「あははー…じゃなくて、金」
11: 2011/03/26(土) 00:10:11.56 ID:HDn6HYgd0
女「お金、お金って、世の中にはお金より大事なモノがあるでしょ!」
男「それは否定しないが、今必要なのはお金だ」
女「くっ…ああ言えばこう言う……小さい頃は鼻水垂らして『おねぇちゃぁん』って必氏に私の後をおっかけてたくせに!」
男「それは関係ないよな? なんでそんな遠い昔のことを掘り返す――って、鼻水は垂らしてない!」
女「つまりは、愛っ! 愛なのっ!」
男「あ…あ、い?」
女「お金より大事なモノ…それは、愛! わかるでしょ? わかるよね? ううん、わかってる。お姉ちゃん、わかってるよ」
男「…な、なにが」
女「かつて…黒柳徹子が部屋で言っていた『人を愛しなさい』と」
男「…て、てつこが?」
女「そう。そして『払えないときは、家賃を払わなくてもいい』と」
男「いや、それは言ってない」
女「言ってた! 言ってたよ! 先週の水曜! 部屋で言ってた! 見たもん! テレビで見たもん!」
男「言うか! あと、いい歳して語尾に『もん』つけんな!」
男「それは否定しないが、今必要なのはお金だ」
女「くっ…ああ言えばこう言う……小さい頃は鼻水垂らして『おねぇちゃぁん』って必氏に私の後をおっかけてたくせに!」
男「それは関係ないよな? なんでそんな遠い昔のことを掘り返す――って、鼻水は垂らしてない!」
女「つまりは、愛っ! 愛なのっ!」
男「あ…あ、い?」
女「お金より大事なモノ…それは、愛! わかるでしょ? わかるよね? ううん、わかってる。お姉ちゃん、わかってるよ」
男「…な、なにが」
女「かつて…黒柳徹子が部屋で言っていた『人を愛しなさい』と」
男「…て、てつこが?」
女「そう。そして『払えないときは、家賃を払わなくてもいい』と」
男「いや、それは言ってない」
女「言ってた! 言ってたよ! 先週の水曜! 部屋で言ってた! 見たもん! テレビで見たもん!」
男「言うか! あと、いい歳して語尾に『もん』つけんな!」
13: 2011/03/26(土) 00:18:47.16 ID:HDn6HYgd0
女「かんたんに言うと、お金がない」
男「マジで無いのかよ…」
女「うん。だから、ホントに昨日から何も食べてなくって…」
男「……そういうことなら、早く言えよな」
女「なにが?」
男「だから………えぇっと……と、とりあえず……これだけ」
女「え? お金? なんで?」
男「いや、とりあえず…俺もそんなに持ってないけど、これで2、3日はどうにかなるだろ?」
女「え? いいよぉ、そんな。明日、銀行に行けばいいんだし」
男「銀行?………強盗っ!?」
女「え? なにそれ怖い。普通にお金下ろしに行くだけだよ?」
男「……え? お金無いんじゃ?」
女「うん、持ってないよ? でも、銀行に貯金があるから」
男「マジで無いのかよ…」
女「うん。だから、ホントに昨日から何も食べてなくって…」
男「……そういうことなら、早く言えよな」
女「なにが?」
男「だから………えぇっと……と、とりあえず……これだけ」
女「え? お金? なんで?」
男「いや、とりあえず…俺もそんなに持ってないけど、これで2、3日はどうにかなるだろ?」
女「え? いいよぉ、そんな。明日、銀行に行けばいいんだし」
男「銀行?………強盗っ!?」
女「え? なにそれ怖い。普通にお金下ろしに行くだけだよ?」
男「……え? お金無いんじゃ?」
女「うん、持ってないよ? でも、銀行に貯金があるから」
15: 2011/03/26(土) 00:24:55.18 ID:HDn6HYgd0
男「いや、貯金は郵便局で銀行は預金……」
女「あ、そだね。預金。預金…って、大家くん細かいね」
男「うんまぁ、よく言われるけど……って、違う」
女「ん?」
男「いや、だからさ…預金あるなら、食い物なくなる前に銀行行けば良かったんじゃ?」
女「だって…銀行いくの、めんどくさくって」
男「………」
女「…大家くん?」
男「今すぐ、セブンに行って金を下ろして来い」
女「えぇー外寒いし…手数料かかるし、明日銀行に行くからいいじゃんー」
男「ダメだ。何度、お前のその『明日からがんばる』に騙されたと」
女「ダメだよ、大家くん。『信じなさい。信じて騙されて傷つけられたっていいじゃない、むしろ興奮するハァハァ』って金八先生も言ってたでしょ?」
男「言わない! 『ハァハァ』とか金八先生が放送中に言うわけないだろ!」
女「あ、そだね。預金。預金…って、大家くん細かいね」
男「うんまぁ、よく言われるけど……って、違う」
女「ん?」
男「いや、だからさ…預金あるなら、食い物なくなる前に銀行行けば良かったんじゃ?」
女「だって…銀行いくの、めんどくさくって」
男「………」
女「…大家くん?」
男「今すぐ、セブンに行って金を下ろして来い」
女「えぇー外寒いし…手数料かかるし、明日銀行に行くからいいじゃんー」
男「ダメだ。何度、お前のその『明日からがんばる』に騙されたと」
女「ダメだよ、大家くん。『信じなさい。信じて騙されて傷つけられたっていいじゃない、むしろ興奮するハァハァ』って金八先生も言ってたでしょ?」
男「言わない! 『ハァハァ』とか金八先生が放送中に言うわけないだろ!」
19: 2011/03/26(土) 00:33:38.25 ID:HDn6HYgd0
女「う゛ぅー…さむいよぉー…」
男「寒くても行け。これくらいの寒さじゃ人は氏なない」
女「…大家くんが鬼」
男「当たり前だ。これで飯食ってんだ。今日払わなかったら明日も来るし、明日払わなかったら明後日も来るぞ」
女「それって…」
男「そうだ。毎日毎日、取り立てに来るからな? 夜も昼も関係なく神経をすりつぶす毎日がイヤなら早くセブンに行け」
女「毎日、大家くんが来たら、部屋はきれいだし、ごはんも毎日つくってくれるし……イヤなどころか大助かりじゃね?」
男「…お前は俺を何だと」
女「うんうん。毎日、大家くんに会えるなら、家賃ちょっとくらい滞納しててもいいかなぁ」
男「寒くても行け。これくらいの寒さじゃ人は氏なない」
女「…大家くんが鬼」
男「当たり前だ。これで飯食ってんだ。今日払わなかったら明日も来るし、明日払わなかったら明後日も来るぞ」
女「それって…」
男「そうだ。毎日毎日、取り立てに来るからな? 夜も昼も関係なく神経をすりつぶす毎日がイヤなら早くセブンに行け」
女「毎日、大家くんが来たら、部屋はきれいだし、ごはんも毎日つくってくれるし……イヤなどころか大助かりじゃね?」
男「…お前は俺を何だと」
女「うんうん。毎日、大家くんに会えるなら、家賃ちょっとくらい滞納しててもいいかなぁ」
20: 2011/03/26(土) 00:40:36.10 ID:HDn6HYgd0
男「………そういうわけには行かない」
女「えーいいじゃんー来てよ毎日」
男「一応、契約書上は3ヶ月滞納してたら追い出せることになってる」
女「でも、そこはほら、当事者間の信頼関係が継続してれば、うんぬんーみたいな?」
男「…既に3ヶ月滞納されてる時点で当事者間の信頼関係に疑問があるな」
女「私は、大家くんのこと信頼してるよ? すっごく」
男「………いや、そういうことじゃなくて」
女「ん?」
男「だ、だから」
女「んー?」
男「だ…ああ、もうっ! いいから! 行けっ! セブンっ! 今すぐっ! 10秒以内っ! じゅう! きゅう!」
女「えぇっ!? ちょ、ちょっと待って、数えるの早っ………い、行ってきます!」
男「はち! なな! 行ってらっしゃい!」
女「えーいいじゃんー来てよ毎日」
男「一応、契約書上は3ヶ月滞納してたら追い出せることになってる」
女「でも、そこはほら、当事者間の信頼関係が継続してれば、うんぬんーみたいな?」
男「…既に3ヶ月滞納されてる時点で当事者間の信頼関係に疑問があるな」
女「私は、大家くんのこと信頼してるよ? すっごく」
男「………いや、そういうことじゃなくて」
女「ん?」
男「だ、だから」
女「んー?」
男「だ…ああ、もうっ! いいから! 行けっ! セブンっ! 今すぐっ! 10秒以内っ! じゅう! きゅう!」
女「えぇっ!? ちょ、ちょっと待って、数えるの早っ………い、行ってきます!」
男「はち! なな! 行ってらっしゃい!」
22: 2011/03/26(土) 00:48:42.23 ID:HDn6HYgd0
女「ただいまー…さむかったよぅ…しんじゃいそうだったよぅ…」
男「おかえり。風呂沸いてるから、後から入れ」
女「うん、すぐ入るー」
男「後から」
女「…大家くん、きみね、レディーファーストって言葉知ってる?」
男「いや、俺が入るわけじゃないから」
女「だって、『後から』って」
男「いやだから、ほら、そもそもお前はなんで寒い思いまでして、コンビニに走ったのか?」
女「ああ! これ!」
男「そう! これ! これだ! これを買うために――って、なにこれ?」
男「おかえり。風呂沸いてるから、後から入れ」
女「うん、すぐ入るー」
男「後から」
女「…大家くん、きみね、レディーファーストって言葉知ってる?」
男「いや、俺が入るわけじゃないから」
女「だって、『後から』って」
男「いやだから、ほら、そもそもお前はなんで寒い思いまでして、コンビニに走ったのか?」
女「ああ! これ!」
男「そう! これ! これだ! これを買うために――って、なにこれ?」
25: 2011/03/26(土) 00:52:27.77 ID:HDn6HYgd0
女「ミルキー。ママの味。ママズテイスト。好きでしょ?」
男「え? まぁ、嫌いじゃないけど」
女「晩ご飯おいしかったからね。お礼。気持ちだけだけど」
男「そ、そうか。まぁ、そういうことなら受け取るけど」
女「うんうん。ママの味を噛み締めなさい。私はお風呂に入るから覗いちゃダメだよ?」
男「覗くかって……って、待て待て」
女「え?…まさか『一緒に入ろうぜグヘへへ』みたいなことを言うつもりじゃ」
男「言わないから」
女「そんなことを可憐なオトメに言うなんて! きみをそんな子に育てた覚えはないよ!」
男「いや俺もお前に育てられた覚えはないけど、ていうか家賃は?」
女「…やちん?」
男「それはもういい」
男「え? まぁ、嫌いじゃないけど」
女「晩ご飯おいしかったからね。お礼。気持ちだけだけど」
男「そ、そうか。まぁ、そういうことなら受け取るけど」
女「うんうん。ママの味を噛み締めなさい。私はお風呂に入るから覗いちゃダメだよ?」
男「覗くかって……って、待て待て」
女「え?…まさか『一緒に入ろうぜグヘへへ』みたいなことを言うつもりじゃ」
男「言わないから」
女「そんなことを可憐なオトメに言うなんて! きみをそんな子に育てた覚えはないよ!」
男「いや俺もお前に育てられた覚えはないけど、ていうか家賃は?」
女「…やちん?」
男「それはもういい」
28: 2011/03/26(土) 01:07:46.75 ID:HDn6HYgd0
女「しくしく…実はこれには深いわけがあるのです、しくしく」
男「① 帰り道に母親の誕生日ケーキを買うお金を失くしてしまった少年に出会ってしまった」
女「ファイナルアンサー!?」
男「テレフォン」
女「…残念! 正解は④ キャッシュカードは財布じゃなくてバッグの中にあった でした」
男「………」
女「……えっとね…だって、ほら、大家くんが急がせるから、財布だけ持って出ちゃって。気づいたのがコンビニでジャンプ読んだ後だったから」
男「ダメ人間」
女「ひ、ひどいっ! ちょっとナマケモノなだけなのに!」
男「もう一回行って来い」
女「えー…あ、そうだ! お風呂冷めちゃうから、もったいないし先に入ってから」
男「いいや、お前は風呂に入ったら寝る。確実に寝る。行け。今すぐ行け」
女「大家くんの鬼! 鬼畜! 鬼作!」
男「ちょっと待て、なんかタオルが似合うおっさんが混ざってるぞそれ」
男「① 帰り道に母親の誕生日ケーキを買うお金を失くしてしまった少年に出会ってしまった」
女「ファイナルアンサー!?」
男「テレフォン」
女「…残念! 正解は④ キャッシュカードは財布じゃなくてバッグの中にあった でした」
男「………」
女「……えっとね…だって、ほら、大家くんが急がせるから、財布だけ持って出ちゃって。気づいたのがコンビニでジャンプ読んだ後だったから」
男「ダメ人間」
女「ひ、ひどいっ! ちょっとナマケモノなだけなのに!」
男「もう一回行って来い」
女「えー…あ、そうだ! お風呂冷めちゃうから、もったいないし先に入ってから」
男「いいや、お前は風呂に入ったら寝る。確実に寝る。行け。今すぐ行け」
女「大家くんの鬼! 鬼畜! 鬼作!」
男「ちょっと待て、なんかタオルが似合うおっさんが混ざってるぞそれ」
29: 2011/03/26(土) 01:08:34.97 ID:HDn6HYgd0
男「………テレフォンって言ったのに」
31: 2011/03/26(土) 01:15:27.10 ID:HDn6HYgd0
女「持ってけドロボー!」
男「はいはい……っと、毎度、先々月分な」
女「…あ、ドロボーってジョークだからね? そんなこと口に出しても思ってないからね?」
男「わかってるって。あと先月分と今月分2ヶ月残ってるから」
女「…わかってても怒ってない?」
男「そんなことはない。残り2ヶ月分も速やかに払えよ」
女「むぅ」
男「…なんだよ?」
女「……うーん、残り2ヶ月分も頑張って速やかに払っちゃおっかなー」
男「ああ。あんまり溜めんなよ? 毎月来るのも正直ダルいからな」
女「…むぅ」
男「……な、なんだよ?」
男「はいはい……っと、毎度、先々月分な」
女「…あ、ドロボーってジョークだからね? そんなこと口に出しても思ってないからね?」
男「わかってるって。あと先月分と今月分2ヶ月残ってるから」
女「…わかってても怒ってない?」
男「そんなことはない。残り2ヶ月分も速やかに払えよ」
女「むぅ」
男「…なんだよ?」
女「……うーん、残り2ヶ月分も頑張って速やかに払っちゃおっかなー」
男「ああ。あんまり溜めんなよ? 毎月来るのも正直ダルいからな」
女「…むぅ」
男「……な、なんだよ?」
33: 2011/03/26(土) 01:21:34.79 ID:HDn6HYgd0
女「先月分と今月分」
男「うん?」
女「今日払うから。ちょっと待ってて。今からコンビニセブンにダッシュするから」
男「いや、なにもべつにそんなに急がなくても」
女「払う。んで、来月から毎月振り込みか引き落としにしてもらう」
男「…え、ええと、怒ってる?」
女「なんで? べっつにー? マジメにお家賃を払おうって思ってるだけだけど?」
男「………あ、あー…残念だけど、ちょっとこれから用事があるから受け取れないなぁ」
女「そう。じゃあ、明日振り込んどくから」
男「うん?」
女「今日払うから。ちょっと待ってて。今からコンビニセブンにダッシュするから」
男「いや、なにもべつにそんなに急がなくても」
女「払う。んで、来月から毎月振り込みか引き落としにしてもらう」
男「…え、ええと、怒ってる?」
女「なんで? べっつにー? マジメにお家賃を払おうって思ってるだけだけど?」
男「………あ、あー…残念だけど、ちょっとこれから用事があるから受け取れないなぁ」
女「そう。じゃあ、明日振り込んどくから」
35: 2011/03/26(土) 01:26:40.74 ID:HDn6HYgd0
男「………あ、いや、それは…困る」
女「なんで?」
男「なんでって…そりゃ、その」
女「なんで大家くんが困るの? お仕事でしょ? お仕事で、わざわざ、仕方なく、私の部屋に来て督促してるんでしょ?」
男「…しかたなくとは言ってない」
女「なに?」
男「だから………だ、だからさ、なんで怒ってんのさ?」
女「許してほしい?」
男「俺が何をした…」
女「…許してほしい!?」
男「……ゆ、ゆるしてほしい」
女「よし、じゃあ『いとしのお姉ちゃんに会いたくて毎月ウキウキしながら家賃の督促に来てる』って言いなさい」
女「なんで?」
男「なんでって…そりゃ、その」
女「なんで大家くんが困るの? お仕事でしょ? お仕事で、わざわざ、仕方なく、私の部屋に来て督促してるんでしょ?」
男「…しかたなくとは言ってない」
女「なに?」
男「だから………だ、だからさ、なんで怒ってんのさ?」
女「許してほしい?」
男「俺が何をした…」
女「…許してほしい!?」
男「……ゆ、ゆるしてほしい」
女「よし、じゃあ『いとしのお姉ちゃんに会いたくて毎月ウキウキしながら家賃の督促に来てる』って言いなさい」
37: 2011/03/26(土) 01:35:38.72 ID:HDn6HYgd0
男「な…」
女「『家賃よりもむしろ踏まれたい。ピンヒールを履いたお姉ちゃんに踏まれたい』」
男「………は?」
女「『そう! なにを隠そう僕はお姉ちゃんに顔面を踏みつけられるためにここに来ているんだ!』」
男「………」
女「『踏んで! そして罵って! いっちゃう! いっちゃう! お姉ちゃんに顔面踏まれていっちゃう!』」
男「………」
女「それを影から見つめる姿が『クックック…あいつは四天王の中でも最弱の存在よ』」
男「………」
女「『そして我々を倒せたとしても……光あるところに影はある…クックックック…クェーッケッケッケッケ!』」
男「………」
女「そう俺たちの冒険はまだ始まったばかりなんだ……ねぇ、そろそろとめない?」
男「ああ…止めてよかったんだ。あまりにもバカらしくて、タイミングがわかんなかった」
女「えー、わかんなかった? じゃあ、最初から『だ、ダメっ! お兄ちゃん、私たちは義理の兄妹なのよ!?』」
男「はいストップ。つか、最初からでもないじゃん…」
女「『家賃よりもむしろ踏まれたい。ピンヒールを履いたお姉ちゃんに踏まれたい』」
男「………は?」
女「『そう! なにを隠そう僕はお姉ちゃんに顔面を踏みつけられるためにここに来ているんだ!』」
男「………」
女「『踏んで! そして罵って! いっちゃう! いっちゃう! お姉ちゃんに顔面踏まれていっちゃう!』」
男「………」
女「それを影から見つめる姿が『クックック…あいつは四天王の中でも最弱の存在よ』」
男「………」
女「『そして我々を倒せたとしても……光あるところに影はある…クックックック…クェーッケッケッケッケ!』」
男「………」
女「そう俺たちの冒険はまだ始まったばかりなんだ……ねぇ、そろそろとめない?」
男「ああ…止めてよかったんだ。あまりにもバカらしくて、タイミングがわかんなかった」
女「えー、わかんなかった? じゃあ、最初から『だ、ダメっ! お兄ちゃん、私たちは義理の兄妹なのよ!?』」
男「はいストップ。つか、最初からでもないじゃん…」
40: 2011/03/26(土) 01:48:28.95 ID:HDn6HYgd0
女「ごめんごめん、ついイラっとして」
男「…カルシウム足りてないんじゃないか?」
女「………例え話だけど」
男「は?」
女「例えば、例えばね、私が大家くんに会いたいがために家賃を滞納してるとするじゃない?」
男「……例え話だな」
女「うん、そう。それでね、こっちは会いたくて会いたくて必氏に家賃をためてるっていうのに、大家くんったら『速やかに払え』とか言うし」
男「………」
女「そういうそっけない態度とられると『こっちはこんなに好きなのに!』ってムカついちゃってもしかたないよね?」
男「…まぁ、そもそも前提として、別に俺に会いたくて家賃ためてるわけじゃなく、お前がだらしないだけだからな」
女「むぅ……家賃払うぞ?」
男「…払えばいいだろ?」
女「………やめよう…『不毛な争いは何も産み出さない。the Coke Side of Life!』ってタモリが言ってたし」
男「それ、コカコーラじゃん…」
男「…カルシウム足りてないんじゃないか?」
女「………例え話だけど」
男「は?」
女「例えば、例えばね、私が大家くんに会いたいがために家賃を滞納してるとするじゃない?」
男「……例え話だな」
女「うん、そう。それでね、こっちは会いたくて会いたくて必氏に家賃をためてるっていうのに、大家くんったら『速やかに払え』とか言うし」
男「………」
女「そういうそっけない態度とられると『こっちはこんなに好きなのに!』ってムカついちゃってもしかたないよね?」
男「…まぁ、そもそも前提として、別に俺に会いたくて家賃ためてるわけじゃなく、お前がだらしないだけだからな」
女「むぅ……家賃払うぞ?」
男「…払えばいいだろ?」
女「………やめよう…『不毛な争いは何も産み出さない。the Coke Side of Life!』ってタモリが言ってたし」
男「それ、コカコーラじゃん…」
46: 2011/03/26(土) 01:58:46.99 ID:HDn6HYgd0
男「それじゃ」
女「またねー」
男「…来月、ちゃんと家賃払えよ?」
女「またねー」
男「…お前が家賃をちゃんと払ってれば、俺は来ないから『またね』っていうのは変じゃないか?」
女「…別にお家賃の取り立て以外で来てもいいんだよ? 私の顔が見たくなったとか、私の声が聞きたくなったとか」
男「ばっ……そんなときあるわけないだろ」
女「ふーん、そう? そういうこと言う?」
男「え…あ、いや、もしかしたら、そういうこともないこともないかもしれなくもないかも」
女「まぁ、どっちにしても、来月も滞納予定だから取立てに来てね」
男「…おい」
女「じゃ、またねー」
男「………また来月な」
女「またねー」
男「…来月、ちゃんと家賃払えよ?」
女「またねー」
男「…お前が家賃をちゃんと払ってれば、俺は来ないから『またね』っていうのは変じゃないか?」
女「…別にお家賃の取り立て以外で来てもいいんだよ? 私の顔が見たくなったとか、私の声が聞きたくなったとか」
男「ばっ……そんなときあるわけないだろ」
女「ふーん、そう? そういうこと言う?」
男「え…あ、いや、もしかしたら、そういうこともないこともないかもしれなくもないかも」
女「まぁ、どっちにしても、来月も滞納予定だから取立てに来てね」
男「…おい」
女「じゃ、またねー」
男「………また来月な」
48: 2011/03/26(土) 02:09:01.32 ID:HDn6HYgd0
女「大家くん! 待ってた! 会いたかった! ずっとずっと一万と2千万年前から会いたかったよ!!」
男「…いや、あの3日も経ってないんだけど」
女「一日千秋って言葉知ってる? そうまるで一日が千回の秋つまり千年に感じられるほどサウザンドだったんだよ!」
男「意味わからんし…」
女「つまり、それくらい会いたかったってこと!」
男「……で、何が壊れたって? だいたいのモノは壊れても自分で修理するもんだぞ? まぁ、仕方ないから修理してやらないこともないけど?」
女「おふろ!」
男「………………はぁ?」
女「だから、お風呂が壊れたの。よかったー。大家くんが来てくれて、助かったー」
男「…いや、あの3日も経ってないんだけど」
女「一日千秋って言葉知ってる? そうまるで一日が千回の秋つまり千年に感じられるほどサウザンドだったんだよ!」
男「意味わからんし…」
女「つまり、それくらい会いたかったってこと!」
男「……で、何が壊れたって? だいたいのモノは壊れても自分で修理するもんだぞ? まぁ、仕方ないから修理してやらないこともないけど?」
女「おふろ!」
男「………………はぁ?」
女「だから、お風呂が壊れたの。よかったー。大家くんが来てくれて、助かったー」
52: 2011/03/26(土) 02:17:05.33 ID:HDn6HYgd0
男「…浴槽にひびが?」
女「そう、壊れた」
男「…壊した?」
女「………経年劣化っていう可能性は?」
男「え? ああ、そういうことも…? ちなみにどんな状況でひびが?」
女「えっと、ペットボトルにドライアイスを入れてお湯に沈めたら、自然と…そのミシっと」
男「…思いっきり不自然じゃん」
女「…けいねんれっか?」
男「あまりにも人為的すぎるだろ」
女「…ねぇ、どうしよう、大家くん。直る? これ、直せるかなぁ?」
男「どうしよう…って、そりゃ」
女「…どうしよう、昨日からお風呂入ってない…臭くない?」
男「そっちかよ!?」
女「そう、壊れた」
男「…壊した?」
女「………経年劣化っていう可能性は?」
男「え? ああ、そういうことも…? ちなみにどんな状況でひびが?」
女「えっと、ペットボトルにドライアイスを入れてお湯に沈めたら、自然と…そのミシっと」
男「…思いっきり不自然じゃん」
女「…けいねんれっか?」
男「あまりにも人為的すぎるだろ」
女「…ねぇ、どうしよう、大家くん。直る? これ、直せるかなぁ?」
男「どうしよう…って、そりゃ」
女「…どうしよう、昨日からお風呂入ってない…臭くない?」
男「そっちかよ!?」
56: 2011/03/26(土) 02:23:14.91 ID:HDn6HYgd0
男「いろいろ言いたいことはあるが」
女「も、もしかして、やっぱり臭い? 匂う?」
男「いや、そっちじゃなくて……」
女「あ…そっか、大家くんは体臭とか好きな方なんだ」
男「ちょっと待て! 俺の性癖を勝手に設定すんな!」
女「…も、もしかして、今まさに劣情をもよおしてるところ!?…そっか、お風呂入らなかったらよかったんだ」
男「待てと言ってる!」
女「今までわざわざお風呂に入ってた私って一体!?」
男「…もしかして動揺してないか?」
女「どうしよう!? 大家さんに怒られる? やっぱり怒られるよね? 強制退去? 強制送還? 入国管理局?」
男「落ち着け…とりあえず落ち着け、な?」
女「も、もしかして、やっぱり臭い? 匂う?」
男「いや、そっちじゃなくて……」
女「あ…そっか、大家くんは体臭とか好きな方なんだ」
男「ちょっと待て! 俺の性癖を勝手に設定すんな!」
女「…も、もしかして、今まさに劣情をもよおしてるところ!?…そっか、お風呂入らなかったらよかったんだ」
男「待てと言ってる!」
女「今までわざわざお風呂に入ってた私って一体!?」
男「…もしかして動揺してないか?」
女「どうしよう!? 大家さんに怒られる? やっぱり怒られるよね? 強制退去? 強制送還? 入国管理局?」
男「落ち着け…とりあえず落ち着け、な?」
62: 2011/03/26(土) 02:35:13.35 ID:HDn6HYgd0
女「ふぅー…やっぱり春は、ほうじ茶だなぁー」
男「落ち着いたか?」
女「うん、そういえば、強制送還されようにも帰る家とこないんだった…」
男「……もう一杯飲むか?」
女「いただくー………ぷはぁーっ! 生き返るー! この一杯のために生きてるってカンジ!」
男「よし、だいぶ落ち着いたな」
女「……怒られるかな? 立ち退き?」
男「それはないと思うけど。謝ったら、修理代くらいで済ませてくれるんじゃないか」
女「…かな? 大家さん、許してくれるかな?」
男「まぁ、そこは母さん次第だし」
女「…えと、さ、悪いんだけど……ついて来てくれる?」
男「はぁっ……仕方ないから、一緒に行ってやる」
女「……ありがと。さすが、持つべきものは優しくて便利な大家くんだね!」
男「…微妙に貶められてる気がするのはなんでだろう」
男「落ち着いたか?」
女「うん、そういえば、強制送還されようにも帰る家とこないんだった…」
男「……もう一杯飲むか?」
女「いただくー………ぷはぁーっ! 生き返るー! この一杯のために生きてるってカンジ!」
男「よし、だいぶ落ち着いたな」
女「……怒られるかな? 立ち退き?」
男「それはないと思うけど。謝ったら、修理代くらいで済ませてくれるんじゃないか」
女「…かな? 大家さん、許してくれるかな?」
男「まぁ、そこは母さん次第だし」
女「…えと、さ、悪いんだけど……ついて来てくれる?」
男「はぁっ……仕方ないから、一緒に行ってやる」
女「……ありがと。さすが、持つべきものは優しくて便利な大家くんだね!」
男「…微妙に貶められてる気がするのはなんでだろう」
64: 2011/03/26(土) 02:43:11.35 ID:HDn6HYgd0
男「ただいま」
女「お、おじゃ、おじゃ…おじゃまる…おじゃるま」
母「おかえ――きゃぁぁぁぁっ!! 結婚っ!? ついに結婚っ!? 結婚のご挨拶っ!?」
男「違うから」
女「お、おお大家さん? な、ななな?」
母「あ、そうね。結婚の挨拶だったら、嫁が三つ指とかついてるもんねぇ…そっかぁ、婚約の方かぁ」
男「それも違うから。ていうか、そこ。三つ指とかつかなくてもいいから」
女「え? え? でも」
母「うんうん、お母さん、いつかあなたたちがくっつくって思ってたけど…そっかぁ、子どもは何人くらい? 18人?」
男「多すぎだろ」
女「え? え? あの」
母「何を言ってるの? 少子化問題が深刻になってきたこのジャパンであなたたち若者が孕ませたり孕んだりしなくてどうするの!」
男「頼むから、これ以上話をややこしくしないでくれ」
女「お、おじゃ、おじゃ…おじゃまる…おじゃるま」
母「おかえ――きゃぁぁぁぁっ!! 結婚っ!? ついに結婚っ!? 結婚のご挨拶っ!?」
男「違うから」
女「お、おお大家さん? な、ななな?」
母「あ、そうね。結婚の挨拶だったら、嫁が三つ指とかついてるもんねぇ…そっかぁ、婚約の方かぁ」
男「それも違うから。ていうか、そこ。三つ指とかつかなくてもいいから」
女「え? え? でも」
母「うんうん、お母さん、いつかあなたたちがくっつくって思ってたけど…そっかぁ、子どもは何人くらい? 18人?」
男「多すぎだろ」
女「え? え? あの」
母「何を言ってるの? 少子化問題が深刻になってきたこのジャパンであなたたち若者が孕ませたり孕んだりしなくてどうするの!」
男「頼むから、これ以上話をややこしくしないでくれ」
65: 2011/03/26(土) 02:52:36.68 ID:HDn6HYgd0
男「そういうわけで、浴槽を壊したらしいんだ」
女「…すいません」
母「それで、どこまでいってるの? B? C?」
男「…古いよ、それ。ていうか聞いてた?」
女「ま、まだ、そのっ…そういうの、ぜんぜんっ…」
母「えーでも、最近の子は進んでるっていうじゃない? 誰にも言わないから教えなさいよ~」
男「聞く気なし!?」
女「ぃぇ、その、ほんとに…ぜんぜん」
母「まったく!? これっぽっちも!?………どういうことだ! 息子よ! 私はあんたをそんな短小包茎に育てた覚えはない!」
男「短小包茎は今関係ないよな? どの話題にもこれっぽっちもかすってないよな?」
女「だ、大丈夫! 『包茎は手術すれば治る』ってエマ・ワトソンが言ってたよ!」
男「ハーマイオニーがそんなこと言うかぁっ!」
女「…すいません」
母「それで、どこまでいってるの? B? C?」
男「…古いよ、それ。ていうか聞いてた?」
女「ま、まだ、そのっ…そういうの、ぜんぜんっ…」
母「えーでも、最近の子は進んでるっていうじゃない? 誰にも言わないから教えなさいよ~」
男「聞く気なし!?」
女「ぃぇ、その、ほんとに…ぜんぜん」
母「まったく!? これっぽっちも!?………どういうことだ! 息子よ! 私はあんたをそんな短小包茎に育てた覚えはない!」
男「短小包茎は今関係ないよな? どの話題にもこれっぽっちもかすってないよな?」
女「だ、大丈夫! 『包茎は手術すれば治る』ってエマ・ワトソンが言ってたよ!」
男「ハーマイオニーがそんなこと言うかぁっ!」
69: 2011/03/26(土) 02:59:06.49 ID:HDn6HYgd0
母「ふむん。お風呂が壊れた、と」
男「壊した、方だな」
女「…すいません」
母「まぁ、古いアパートだしねぇ。経年劣化ってやつ? 更年期障害みたいなもんよねぇ」
男「違うから。その例えも間違ってるから」
女「…本当にすいません、つい」
母「わかる。わかるわぁ……そうよね、年頃の女の子だもの、浴槽の一つや二つ壊しちゃうよね」
男「…こわさねぇよ」
女「大家さん…っ」
母「…店子と言えば子も同然。なにより昔から知ってる子がしたことだもの、気にしなくていいのよ」
女「はいっ! 気にしませんっ!」
男「…少しは気にしようよ」
男「壊した、方だな」
女「…すいません」
母「まぁ、古いアパートだしねぇ。経年劣化ってやつ? 更年期障害みたいなもんよねぇ」
男「違うから。その例えも間違ってるから」
女「…本当にすいません、つい」
母「わかる。わかるわぁ……そうよね、年頃の女の子だもの、浴槽の一つや二つ壊しちゃうよね」
男「…こわさねぇよ」
女「大家さん…っ」
母「…店子と言えば子も同然。なにより昔から知ってる子がしたことだもの、気にしなくていいのよ」
女「はいっ! 気にしませんっ!」
男「…少しは気にしようよ」
70: 2011/03/26(土) 03:08:41.07 ID:HDn6HYgd0
母「とりあえず、修理っていうか交換が終わるまではウチのお風呂を使いなさい」
女「…いいんですか?」
母「ちょっと時間かかるだろうし、このへんに銭湯もないしね。なんなら空いてる部屋に住んでもらっても」
女「いいえ、そんなそこまでお世話になるわけには」
母「そう? まぁ、それもそうね。どうせいつか一緒に住むことになるんだし、あわてなくてもいっか」
女「い、いっしょにって」
母「あ…そうよね、せっかく結婚しても親と同居なんてイヤよねぇ。ごめんね、忘れて」
女「そんなことありません! 同居大歓迎です! むしろ同居じゃないと結婚しません!」
母「…良いお嫁さんが来てくれて嬉しいなぁ」
女「…そ、そんな、大家さん」
母「そんな他人行儀な呼び方しないで…『お義母さん』って呼んで?」
女「お、おおおおお義母さ」
男「風呂の用意できたけど……お前ら、なにやってんの」
女「…いいんですか?」
母「ちょっと時間かかるだろうし、このへんに銭湯もないしね。なんなら空いてる部屋に住んでもらっても」
女「いいえ、そんなそこまでお世話になるわけには」
母「そう? まぁ、それもそうね。どうせいつか一緒に住むことになるんだし、あわてなくてもいっか」
女「い、いっしょにって」
母「あ…そうよね、せっかく結婚しても親と同居なんてイヤよねぇ。ごめんね、忘れて」
女「そんなことありません! 同居大歓迎です! むしろ同居じゃないと結婚しません!」
母「…良いお嫁さんが来てくれて嬉しいなぁ」
女「…そ、そんな、大家さん」
母「そんな他人行儀な呼び方しないで…『お義母さん』って呼んで?」
女「お、おおおおお義母さ」
男「風呂の用意できたけど……お前ら、なにやってんの」
73: 2011/03/26(土) 03:16:44.27 ID:HDn6HYgd0
母「さて、今、お風呂には未来の嫁が入ってるけど」
男「なにその『未来の嫁』って?」
母「…もしかして既に『俺の嫁』状態?」
男「母さんの言ってることが、たまにわけがわからないときがある」
母「だって、好きなんでしょ? 小さい頃から鼻水とよだれを垂らしながら『おねえちゃぁんグブブブ』ってストーキングしてたし」
男「垂らしてない、ストーキングもしてない。あとなにそのグブブブって」
母「よだれで溺れている音」
男「どんだけ垂らしてたんだよ、俺…」
母「つまり、よだれで窒息しそうなほどに好きだったと」
男「イヤだなぁ…そんな愛情表現」
男「なにその『未来の嫁』って?」
母「…もしかして既に『俺の嫁』状態?」
男「母さんの言ってることが、たまにわけがわからないときがある」
母「だって、好きなんでしょ? 小さい頃から鼻水とよだれを垂らしながら『おねえちゃぁんグブブブ』ってストーキングしてたし」
男「垂らしてない、ストーキングもしてない。あとなにそのグブブブって」
母「よだれで溺れている音」
男「どんだけ垂らしてたんだよ、俺…」
母「つまり、よだれで窒息しそうなほどに好きだったと」
男「イヤだなぁ…そんな愛情表現」
75: 2011/03/26(土) 03:24:44.53 ID:HDn6HYgd0
母「そんな憧れのお姉ちゃんの産まれたままの姿が、今なら覗き放題だぜ? ウハウハだぜ?」
男「そんなに息子を性犯罪者にしたいのか」
母「被害届さえ出されなければ性犯罪は成立しない!」
男「…頼むから、そういうこと大きな声で言わないでくれる? 近所の人に聞こえちゃうだろ」
母「なにをアOスの小さいことを言ってるの…拡張するよ?」
男「尻の穴って、尻の穴って言おうよ、素直にさぁ…日常的にアOスとか使うなよぉ…」
母「つまり尻の穴が好きということ? アOスより尻の穴の方が好きということ?」
男「いやだから、好き嫌いじゃなくてさぁ…」
母「まさか、息子が尻の穴フェチだったなんて…」
男「わざとだろ? わざとだよな?」
女(…お風呂から上がったけど…お尻の話してるし……入りづらい…)
男「そんなに息子を性犯罪者にしたいのか」
母「被害届さえ出されなければ性犯罪は成立しない!」
男「…頼むから、そういうこと大きな声で言わないでくれる? 近所の人に聞こえちゃうだろ」
母「なにをアOスの小さいことを言ってるの…拡張するよ?」
男「尻の穴って、尻の穴って言おうよ、素直にさぁ…日常的にアOスとか使うなよぉ…」
母「つまり尻の穴が好きということ? アOスより尻の穴の方が好きということ?」
男「いやだから、好き嫌いじゃなくてさぁ…」
母「まさか、息子が尻の穴フェチだったなんて…」
男「わざとだろ? わざとだよな?」
女(…お風呂から上がったけど…お尻の話してるし……入りづらい…)
77: 2011/03/26(土) 03:31:15.16 ID:HDn6HYgd0
女「それじゃ、おじゃましました」
母「…泊まってけばいいのに」
女「そこまでご迷惑をかけるわけには……すいません」
男「じゃな」
女「うん、またね」
母「『じゃな』…って、送っていきなさい」
女「そ、そんな、いいですよっ…迷惑だろうし」
男「迷惑。今から見たいテレビあるし」
母「…こら息子、そういうこと言ってると後ろから出刃包丁で刺されるよ?」
男「……包丁をちらつかせながら言うか? どこから出した?」
母「はいはい。細かいことはいいから、お見送りお見送り」
母「…泊まってけばいいのに」
女「そこまでご迷惑をかけるわけには……すいません」
男「じゃな」
女「うん、またね」
母「『じゃな』…って、送っていきなさい」
女「そ、そんな、いいですよっ…迷惑だろうし」
男「迷惑。今から見たいテレビあるし」
母「…こら息子、そういうこと言ってると後ろから出刃包丁で刺されるよ?」
男「……包丁をちらつかせながら言うか? どこから出した?」
母「はいはい。細かいことはいいから、お見送りお見送り」
80: 2011/03/26(土) 03:38:11.94 ID:HDn6HYgd0
女「ふぅ……帰るのめんどくさいなぁ…ね、大家くん、おんぶ」
男「って、二人きりになった途端それか!」
女「おんぶーおんぶーもうつかれて歩けないー」
男「ウチから出て1分も経ってないんだが」
女「おんぶしてくれないなら、ご近所に聞こえる声で減反政策について語ってやる!」
男「…やめて、そういう微妙でも困ることはやめて下さい」
女「じゃあ、おんぶ」
男「……仕方ないな」
女「わーい」
男「しかし、恥ずかしいよなぁ…20代になってケガしてるわけでもないのに年下におんぶされるっていうのも」
女「!?」
男「恥ずかしいよなぁ。別に誰が見てるってわけでもないけど」
女「や、やっぱり、いい。うん。別に恥ずかしいわけじゃないけど、歩けそう。うん。頑張れそうな気がする」
男「そうか。頑張ってくれ」
女「が、がんばる」
男「って、二人きりになった途端それか!」
女「おんぶーおんぶーもうつかれて歩けないー」
男「ウチから出て1分も経ってないんだが」
女「おんぶしてくれないなら、ご近所に聞こえる声で減反政策について語ってやる!」
男「…やめて、そういう微妙でも困ることはやめて下さい」
女「じゃあ、おんぶ」
男「……仕方ないな」
女「わーい」
男「しかし、恥ずかしいよなぁ…20代になってケガしてるわけでもないのに年下におんぶされるっていうのも」
女「!?」
男「恥ずかしいよなぁ。別に誰が見てるってわけでもないけど」
女「や、やっぱり、いい。うん。別に恥ずかしいわけじゃないけど、歩けそう。うん。頑張れそうな気がする」
男「そうか。頑張ってくれ」
女「が、がんばる」
82: 2011/03/26(土) 03:44:31.67 ID:HDn6HYgd0
女「大家さん、変わらないね」
男「え? まぁ、そうかもな…良い意味でも悪い意味でも」
女「ひさしぶりに会って、緊張したけど昔のままだった」
男「……毎月、家賃をとりに行ったり、掃除したりしてるはずなんだけどな」
女「…大家さんが来る日は留守にしてるか、居留守にしてるから」
男「そのおかげで、俺が督促するはめになってるんだけどな」
女「うん、ごめんね…」
男「…まぁ、いいけどさ」
男「え? まぁ、そうかもな…良い意味でも悪い意味でも」
女「ひさしぶりに会って、緊張したけど昔のままだった」
男「……毎月、家賃をとりに行ったり、掃除したりしてるはずなんだけどな」
女「…大家さんが来る日は留守にしてるか、居留守にしてるから」
男「そのおかげで、俺が督促するはめになってるんだけどな」
女「うん、ごめんね…」
男「…まぁ、いいけどさ」
87: 2011/03/26(土) 03:51:46.20 ID:HDn6HYgd0
女「…このへんも変わらないなぁー」
男「そうか? けっこう、あちこち新しくなってたり、なくなってたりするぞ」
女「そういえば、そこの公園って、すべり台くらいしかなかったのに、増えてるねー。鉄棒とか」
男「だろ?」
女「よくここで遊んだよね、覚えてる?」
男「…まぁ、そこそこ」
女「そういえば、あの木の下で結婚の約束したんだっけー」
男「してない」
女「ひどい! 忘れちゃったんだ…大切な思い出なのにっ!」
男「してないっつの。捏造すんな」
女「…『そこそこ』の記憶くせに……忘れちゃったんだーあー悲しいなーこっちは覚えてるのになー」
男「だから、してないって。だいたい、そんなのしてたら、忘れるわけないだろ」
男「そうか? けっこう、あちこち新しくなってたり、なくなってたりするぞ」
女「そういえば、そこの公園って、すべり台くらいしかなかったのに、増えてるねー。鉄棒とか」
男「だろ?」
女「よくここで遊んだよね、覚えてる?」
男「…まぁ、そこそこ」
女「そういえば、あの木の下で結婚の約束したんだっけー」
男「してない」
女「ひどい! 忘れちゃったんだ…大切な思い出なのにっ!」
男「してないっつの。捏造すんな」
女「…『そこそこ』の記憶くせに……忘れちゃったんだーあー悲しいなーこっちは覚えてるのになー」
男「だから、してないって。だいたい、そんなのしてたら、忘れるわけないだろ」
91: 2011/03/26(土) 04:02:33.31 ID:HDn6HYgd0
女「ねぇ?」
男「…なんだよ?」
女「もしかしなくても、大家くんって私のことめちゃめちゃ好きだよね?」
男「……なんでだよ?」
女「…だって、そうでしょ?」
男「………まぁ、そこそこ」
女「…ふぅん、『そこそこ』かぁ」
男「まぁ、そう」
女「私も大家くんのこと『そこそこ』好きだよ」
男「……そ、そうっすか」
女「そうっすよ」
男「…なんだよ?」
女「もしかしなくても、大家くんって私のことめちゃめちゃ好きだよね?」
男「……なんでだよ?」
女「…だって、そうでしょ?」
男「………まぁ、そこそこ」
女「…ふぅん、『そこそこ』かぁ」
男「まぁ、そう」
女「私も大家くんのこと『そこそこ』好きだよ」
男「……そ、そうっすか」
女「そうっすよ」
94: 2011/03/26(土) 04:08:42.12 ID:HDn6HYgd0
男「あ、あのさ」
女「んー? ねー、おなかすかない?」
男「え? いやまぁ、そこそこすいてるけど?」
女「私もー! そこそこなんだけど、せっかくだし」
男「ちょ、ちょっと、その前に」
女「?」
男「あ、あのさ、さっき『そこそこ』って言ったんだけど」
女「うん」
男「それ違くて…いや、だから…違うってこともないんだけど」
女「うん?」
男「まだ、俺高校だし、そのなんにもできないガキなんだけど」
女「………」
男「でも、でもさ…いつだって、幸せにしたいって、笑って欲しいって思ってて」
女「んー? ねー、おなかすかない?」
男「え? いやまぁ、そこそこすいてるけど?」
女「私もー! そこそこなんだけど、せっかくだし」
男「ちょ、ちょっと、その前に」
女「?」
男「あ、あのさ、さっき『そこそこ』って言ったんだけど」
女「うん」
男「それ違くて…いや、だから…違うってこともないんだけど」
女「うん?」
男「まだ、俺高校だし、そのなんにもできないガキなんだけど」
女「………」
男「でも、でもさ…いつだって、幸せにしたいって、笑って欲しいって思ってて」
100: 2011/03/26(土) 04:16:58.03 ID:HDn6HYgd0
男「まだ将来とか保証できないけど、やっぱり俺、俺さ…お前のこと」
女「…ぐー」
男「ぐ?」
女「あ、やだなぁ…もう、おなかがすきすぎて、おなかの虫さんが雄叫びを上げちゃった」
男「え? いや、今、口で言ってたよな?」
女「んー? そう? でも、ほら、おなかすいてるし…あ、そうだ、オムライス食べたいなぁ、大家くんのオムライス!」
男「う、うん、いいけど、その前に」
女「やったー! オムライスだー!」
男「ちょ、ちょっ…あの、今わりと大事なことを言おうと」
女「オムライスだオムライスだオムライスだー!! 大事なことなのであと7回言います!」
男「ちょ、やめて! 恥ずかしい! オムライス連呼しないで! 作るから! 作るからやめて!」
女「ごめんね」
男「え?」
女「………でも、私のオムライスへの思いは、すでに溢れ出す煮汁!!」
男「な、煮汁が出るの!? オムライスなのに!?」
女「…ぐー」
男「ぐ?」
女「あ、やだなぁ…もう、おなかがすきすぎて、おなかの虫さんが雄叫びを上げちゃった」
男「え? いや、今、口で言ってたよな?」
女「んー? そう? でも、ほら、おなかすいてるし…あ、そうだ、オムライス食べたいなぁ、大家くんのオムライス!」
男「う、うん、いいけど、その前に」
女「やったー! オムライスだー!」
男「ちょ、ちょっ…あの、今わりと大事なことを言おうと」
女「オムライスだオムライスだオムライスだー!! 大事なことなのであと7回言います!」
男「ちょ、やめて! 恥ずかしい! オムライス連呼しないで! 作るから! 作るからやめて!」
女「ごめんね」
男「え?」
女「………でも、私のオムライスへの思いは、すでに溢れ出す煮汁!!」
男「な、煮汁が出るの!? オムライスなのに!?」
104: 2011/03/26(土) 04:22:11.25 ID:HDn6HYgd0
男「…今度はフってもくれないのかよ」
女「んー? なんか言ったー?」
男「あー…オムライスの中身が何で赤いか知ってるか?」
女「えーと…タバスコの色だっけ?」
男「……ほんとに赤くなるまでタバスコ入れるぞ」
女「冗談冗談、食紅の色だよねー。赤2号だっけ?」
男「ケチャップ! ケチャップの色! ケチャップの赤だから! 添加物は一切使用しておりません!」
女「んー? なんか言ったー?」
男「あー…オムライスの中身が何で赤いか知ってるか?」
女「えーと…タバスコの色だっけ?」
男「……ほんとに赤くなるまでタバスコ入れるぞ」
女「冗談冗談、食紅の色だよねー。赤2号だっけ?」
男「ケチャップ! ケチャップの色! ケチャップの赤だから! 添加物は一切使用しておりません!」
107: 2011/03/26(土) 04:29:43.55 ID:HDn6HYgd0
女「…『幸せにしたいって、笑って欲しいって思ってて』」
女「『まだ将来とか保証できないけど、やっぱり俺、俺さ…お前のこと』」
女「んー…」
女「『俺さ、お前のこと』」
女「…んー…」
女「『好き好き大好き!!』」
女「………んー…違うな、私の大家くんはこんなこと言わない」
女「んー………もうちょっとだけ、続き聞いてたら良かったかなぁ」
女「………いまさらか」
女「寝よ……おやすみー……おやすみ」
女「『まだ将来とか保証できないけど、やっぱり俺、俺さ…お前のこと』」
女「んー…」
女「『俺さ、お前のこと』」
女「…んー…」
女「『好き好き大好き!!』」
女「………んー…違うな、私の大家くんはこんなこと言わない」
女「んー………もうちょっとだけ、続き聞いてたら良かったかなぁ」
女「………いまさらか」
女「寝よ……おやすみー……おやすみ」
115: 2011/03/26(土) 04:37:10.55 ID:HDn6HYgd0
男「………」
女「私ね、この前『そこそこ』好きって言ったでしょ? あれウソ!」
男「ああ、そう」
女「ホントはね、めちゃめちゃ好きなの! 好き好き大好き!!」
男「言いたいことはそれだけか」
女「ううん、ここからが本題…だから家賃はもうちょっと待って!」
男「………」
女「………だめ?」
男「ダメに決まってるだろうがぁっ! ていうかなんだここは腐海か? 火の七日間でも起こったのか? どうやったらこんな状況になる!?」
女「…片付け、苦手」
男「これが片づけが苦手とかいうレベルか!? 掃除機! 掃除機は!?」
女「あー、あれはすぐ怠けるから、ちょっと折檻したら動かなくなったよ。でも、ちゃんと指定のゴミ袋に入れてるよ! ね! えらいでしょ?」
男「言いたいことはいろいろあるが……掃除機は燃えないゴミっ!!」
女「私ね、この前『そこそこ』好きって言ったでしょ? あれウソ!」
男「ああ、そう」
女「ホントはね、めちゃめちゃ好きなの! 好き好き大好き!!」
男「言いたいことはそれだけか」
女「ううん、ここからが本題…だから家賃はもうちょっと待って!」
男「………」
女「………だめ?」
男「ダメに決まってるだろうがぁっ! ていうかなんだここは腐海か? 火の七日間でも起こったのか? どうやったらこんな状況になる!?」
女「…片付け、苦手」
男「これが片づけが苦手とかいうレベルか!? 掃除機! 掃除機は!?」
女「あー、あれはすぐ怠けるから、ちょっと折檻したら動かなくなったよ。でも、ちゃんと指定のゴミ袋に入れてるよ! ね! えらいでしょ?」
男「言いたいことはいろいろあるが……掃除機は燃えないゴミっ!!」
116: 2011/03/26(土) 04:38:50.04 ID:HDn6HYgd0
男(冗談でも『好き』って言われただけ嬉しいって……俺ってどんだけ)
117: 2011/03/26(土) 04:40:27.71 ID:HDn6HYgd0
女(冗談でも『好き』って言えただけで嬉しいって……私って、ほんとダメだなぁ…)
247: 2011/03/26(土) 19:54:46.12 ID:HDn6HYgd0
――ずっと好きだったから
女「なぁに?」
――いつもの笑顔が見たかった。これ以上、泣いてる顔を見たくなかった。
女「大丈夫! おばさん…大家さんに住むところも格安で貸してもらえるし、一人でも何とかがんばっていけるよ」
――今さら、って思ってたし。少なくとも嫌われてないって――まぁ、普段から好き好き言うようなヤツだったし。
女「……嬉しいこと言ってくれるなぁ。ありがと」
――そんな弱々しく笑うなよ。そんなの、お前らしくないだろ。
女「…でもね………ごめん、きみのこと…そういう、なんていうかな」
――笑って
女「うん、好きだよ? きみのことは好きだよ。もちろん」
――笑ってよ
女「でも、付き合うとか結婚するとか…そういう対象じゃないんだよね、よくできた弟みたいな? 私にはもったいないよ」
――笑ってよ、お姉ちゃん
女「なぁに?」
――いつもの笑顔が見たかった。これ以上、泣いてる顔を見たくなかった。
女「大丈夫! おばさん…大家さんに住むところも格安で貸してもらえるし、一人でも何とかがんばっていけるよ」
――今さら、って思ってたし。少なくとも嫌われてないって――まぁ、普段から好き好き言うようなヤツだったし。
女「……嬉しいこと言ってくれるなぁ。ありがと」
――そんな弱々しく笑うなよ。そんなの、お前らしくないだろ。
女「…でもね………ごめん、きみのこと…そういう、なんていうかな」
――笑って
女「うん、好きだよ? きみのことは好きだよ。もちろん」
――笑ってよ
女「でも、付き合うとか結婚するとか…そういう対象じゃないんだよね、よくできた弟みたいな? 私にはもったいないよ」
――笑ってよ、お姉ちゃん
248: 2011/03/26(土) 19:55:26.79 ID:HDn6HYgd0
――ずっと好きだったけど
男「なぁ」
――そこには絶望しかなかった。
男「いや、そのさ…ほら、家、なくなっちゃったしさ、これからいろいろ大変だろ?…俺もさ、できることならなんでも手伝うからさ」
――未来のことなんかを憂う気持ちもなく。ただ空っぽで。
男「あ、あのさ、こんなときになんなんだけど…いや、こんなときだからっていうかさ…俺……俺さ、お前のこと…その、つ、付き合わない?」
――これからも生きてく…なんて、そんなの意味あるのかな? ただの惰性? 坂道をころがったあとのボールみたいに?
男「まぁ、今さらって言えば、今さらなんだけど…それでさ、俺が高校出たら」
――でも、ダメだよ、こんな女と一緒にいたら。
男「え?」
――ごめん。
男「…ぁ…う、うん…ああ」
――ごめんね。
男「……あ…そっか…そうなんだ……まぁ、そうだよな……こんなときに変なこと言って悪かったな」
――ごめんね、大好きな…
男「なぁ」
――そこには絶望しかなかった。
男「いや、そのさ…ほら、家、なくなっちゃったしさ、これからいろいろ大変だろ?…俺もさ、できることならなんでも手伝うからさ」
――未来のことなんかを憂う気持ちもなく。ただ空っぽで。
男「あ、あのさ、こんなときになんなんだけど…いや、こんなときだからっていうかさ…俺……俺さ、お前のこと…その、つ、付き合わない?」
――これからも生きてく…なんて、そんなの意味あるのかな? ただの惰性? 坂道をころがったあとのボールみたいに?
男「まぁ、今さらって言えば、今さらなんだけど…それでさ、俺が高校出たら」
――でも、ダメだよ、こんな女と一緒にいたら。
男「え?」
――ごめん。
男「…ぁ…う、うん…ああ」
――ごめんね。
男「……あ…そっか…そうなんだ……まぁ、そうだよな……こんなときに変なこと言って悪かったな」
――ごめんね、大好きな…
250: 2011/03/26(土) 20:07:33.45 ID:HDn6HYgd0
女「おー…すごいすごい! あんなにアブラまみれだった換気扇が真っ白に! さすが! さすが、お掃除マエストロ!」
男「…それ褒めてるんだよな? ていうか、掃除くらいは自分でしろ…頼むから」
女「えー…でも、お掃除は使った人がやるべきでしょ? ここで料理してるのほとんど大家くんなんだしさー」
男「…確かにそうだな。うん、俺がやるべきだった――とでも言うと思ったか!」
女「でもでも、私がやろうとしたら、大家くんが止めるし」
男「当たり前だろ…換気扇にバスマジックリンを噴射しようとするやつがいたら止めるだろ…バスマジックリンはお風呂の洗剤だろ…」
女「だって、洗剤あまってたし…そもそも換気扇のはずし方わかんないし」
男「はぁっ…ま、いいけどさ」
女「あ、タメ息つくと幸せが歩いてこないよ? 水前寺清子ことチータさんも言ってたし」
男「タメ息つかなくても歩いてこねぇよ」
女「さ、大家くんも怪奇アブラ男になってることだし、お風呂に行こ! お風呂!」
男「…人をショッカーの怪人みたいに言うなよ」
男「…それ褒めてるんだよな? ていうか、掃除くらいは自分でしろ…頼むから」
女「えー…でも、お掃除は使った人がやるべきでしょ? ここで料理してるのほとんど大家くんなんだしさー」
男「…確かにそうだな。うん、俺がやるべきだった――とでも言うと思ったか!」
女「でもでも、私がやろうとしたら、大家くんが止めるし」
男「当たり前だろ…換気扇にバスマジックリンを噴射しようとするやつがいたら止めるだろ…バスマジックリンはお風呂の洗剤だろ…」
女「だって、洗剤あまってたし…そもそも換気扇のはずし方わかんないし」
男「はぁっ…ま、いいけどさ」
女「あ、タメ息つくと幸せが歩いてこないよ? 水前寺清子ことチータさんも言ってたし」
男「タメ息つかなくても歩いてこねぇよ」
女「さ、大家くんも怪奇アブラ男になってることだし、お風呂に行こ! お風呂!」
男「…人をショッカーの怪人みたいに言うなよ」
251: 2011/03/26(土) 20:16:52.51 ID:HDn6HYgd0
女「ふぅーいいお湯だったー。ん? なにしてるの?」
男「勉強」
女「それは見たらわかるけど、春休みなのに勉強してるの!? えらい!」
男「春休みでも課外はあるし…学生の本分は勉強だろ」
女「そ、ソウダヨネー…」
男「ていうか、お前、大学ちゃんと行ってんのか? 流行のひきこもり?」
女「い、行ってるし!…8割くらいは」
男「ちゃんと行け。学費がもったいないだろ」
女「はぁーい」
男「あと、ちゃんと髪乾かせ。風邪引くぞ」
女「…はぁい………時々、大家くんって口うるさい父親みたい。パパって呼んでいい?」
男「呼ぶな」
女「パパぁー土地買ってぇー1300坪ー」
男「ねだるな。誰が買うか。髪乾かせ」
男「勉強」
女「それは見たらわかるけど、春休みなのに勉強してるの!? えらい!」
男「春休みでも課外はあるし…学生の本分は勉強だろ」
女「そ、ソウダヨネー…」
男「ていうか、お前、大学ちゃんと行ってんのか? 流行のひきこもり?」
女「い、行ってるし!…8割くらいは」
男「ちゃんと行け。学費がもったいないだろ」
女「はぁーい」
男「あと、ちゃんと髪乾かせ。風邪引くぞ」
女「…はぁい………時々、大家くんって口うるさい父親みたい。パパって呼んでいい?」
男「呼ぶな」
女「パパぁー土地買ってぇー1300坪ー」
男「ねだるな。誰が買うか。髪乾かせ」
253: 2011/03/26(土) 20:31:42.67 ID:HDn6HYgd0
女「で、大学どこ受けるの? 地元? 北海道?」
男「なんで北海道?」
女「え? 北海道良くない? でっかいし。あ、うちの大学来る? みんな楽しそうだよ?」
男「お前の大学、女子大じゃん……つか、大学は受けない。就職する」
女「あ、就職するんだ。どこで? 地元? 北海ど…って、就職するの!? うちの学校、進学校じゃん?」
男「…進学校だけど、俺はお前みたいに成績良くないし、勉強好きでもないからな」
女「いや、大学って勉強好きな人が行くところじゃないらしいし、合コンとか連れションミーティングとかするとこらしいよ?」
男「なんで伝聞? いや、前から早く就職したいって思ってたし」
女「だったら、なんでうちの高校にしたの? 工業とか商業とかの方が就職するならいいでしょ?」
男「そりゃ、お前が…」
女「え? 私?」
男「あ…いや、なんでもない」
女「あ……う、うん、そうだねー、うちの高校、良い学校だしねー校則きびしかったけど」
男「そ、そう、それ! 良い学校だから! うん、それ! 校則きびしいけど」
男「なんで北海道?」
女「え? 北海道良くない? でっかいし。あ、うちの大学来る? みんな楽しそうだよ?」
男「お前の大学、女子大じゃん……つか、大学は受けない。就職する」
女「あ、就職するんだ。どこで? 地元? 北海ど…って、就職するの!? うちの学校、進学校じゃん?」
男「…進学校だけど、俺はお前みたいに成績良くないし、勉強好きでもないからな」
女「いや、大学って勉強好きな人が行くところじゃないらしいし、合コンとか連れションミーティングとかするとこらしいよ?」
男「なんで伝聞? いや、前から早く就職したいって思ってたし」
女「だったら、なんでうちの高校にしたの? 工業とか商業とかの方が就職するならいいでしょ?」
男「そりゃ、お前が…」
女「え? 私?」
男「あ…いや、なんでもない」
女「あ……う、うん、そうだねー、うちの高校、良い学校だしねー校則きびしかったけど」
男「そ、そう、それ! 良い学校だから! うん、それ! 校則きびしいけど」
256: 2011/03/26(土) 20:46:15.23 ID:HDn6HYgd0
女「えぇ…えーっと」
男「……まぁ、なんていうか」
女「えと、でも、もったいないような気がするけどなぁ、あんなに頑張って勉強して入ったのに」
男「そりゃ、まぁ……自分のためだし」
女「…1年間だけなのに?」
男「……なにその期間? 高校は3年間だろ?」
女「だから、一緒に通える……あ、そだ!国立に行けば、一緒に通えるよ? 今度は2年!」
男「いや、国立に受かるほど頭よくないから」
女「大丈夫! お姉ちゃんが勉強教えてあげるから! ちょっと見せてみなさい…えーなになに」
男「こら、持ってくな。邪魔すんな」
女「ええと『環境問題に関する次の記述のうち正しいのはどれか』…『温室効果による地球温暖化が問題と』…正解は3!」
男「正解は4……まぁ、2年間のブランクがあるしな。気を落とすな」
女「こ、これは偶然! たまたま! 弘法も木から落ちる! 次! 次の問題!」
男「…木から落ちるのは猿」
男「……まぁ、なんていうか」
女「えと、でも、もったいないような気がするけどなぁ、あんなに頑張って勉強して入ったのに」
男「そりゃ、まぁ……自分のためだし」
女「…1年間だけなのに?」
男「……なにその期間? 高校は3年間だろ?」
女「だから、一緒に通える……あ、そだ!国立に行けば、一緒に通えるよ? 今度は2年!」
男「いや、国立に受かるほど頭よくないから」
女「大丈夫! お姉ちゃんが勉強教えてあげるから! ちょっと見せてみなさい…えーなになに」
男「こら、持ってくな。邪魔すんな」
女「ええと『環境問題に関する次の記述のうち正しいのはどれか』…『温室効果による地球温暖化が問題と』…正解は3!」
男「正解は4……まぁ、2年間のブランクがあるしな。気を落とすな」
女「こ、これは偶然! たまたま! 弘法も木から落ちる! 次! 次の問題!」
男「…木から落ちるのは猿」
258: 2011/03/26(土) 20:54:51.46 ID:HDn6HYgd0
女「………だって、ほら、私って文系だしー」
男「主に解いてたのは文系の問題だけどな」
女「それにこのテキスト何? 地方初級?…公務員試験受けるの?」
男「…まぁ、工業とか商業じゃないし。これなら、とりあえず今まで勉強してきた内容生かせるし」
女「…将来の夢は公務員? えー…どうせなら官僚とかキャリアとかになればいいのに」
男「だからそこまで頭良くねぇって…だいたい、初級でも受かるかどうか」
女「コネとか使ったら受かるって聞いたことがあるよ!」
男「確かに聞いたことはあるけど、俺にそんなもんはない」
女「じゃあ、難しいんじゃない? 素直にうちの大学に来たらいいのに」
男「だから、お前の大学は女子大だと」
男「主に解いてたのは文系の問題だけどな」
女「それにこのテキスト何? 地方初級?…公務員試験受けるの?」
男「…まぁ、工業とか商業じゃないし。これなら、とりあえず今まで勉強してきた内容生かせるし」
女「…将来の夢は公務員? えー…どうせなら官僚とかキャリアとかになればいいのに」
男「だからそこまで頭良くねぇって…だいたい、初級でも受かるかどうか」
女「コネとか使ったら受かるって聞いたことがあるよ!」
男「確かに聞いたことはあるけど、俺にそんなもんはない」
女「じゃあ、難しいんじゃない? 素直にうちの大学に来たらいいのに」
男「だから、お前の大学は女子大だと」
264: 2011/03/26(土) 21:14:25.87 ID:HDn6HYgd0
女「でも、なんで公務員? パン屋さんとか本屋さんとかの方が楽しそうじゃない?」
男「パン屋とか本屋は楽しいって言うより、きついだろ…」
女「そうなの? んー…それに、昔言ってた将来の夢って公務員じゃなかったでしょ? えぇと確か」
男「思い出すな。忘れろ。そんなことを言った覚えはない」
女「そうそう、コックさん! 『味皇に俺はなる!!』ってよく言ってたじゃん、船の上とかで」
男「俺は、麦わらの海賊か」
女「楽しみだったのになぁ…おいしいものいっぱい作ってもらって、いっぱい食べるの」
男「……ああ、そう」
女「ん? でも、そっか…それだったら今もいっぱい作ってもらってるし、一杯食べてるような気がする」
男「気がするどころじゃないだろ…」
女「うんうん。そだね。味皇はいいや、却下。あ、そうだ、パティシエとかどう? お菓子作る人! パティシエ大統領!」
男「…なんか作って欲しいお菓子でもあるのか?」
女「うん、この前、テレビで見たんだけどニンジン使ったケーキでね」
男「…はぁ…わかった、ニンジンのケーキな。今度焼いてやるから」
女「やったー!」
男「パン屋とか本屋は楽しいって言うより、きついだろ…」
女「そうなの? んー…それに、昔言ってた将来の夢って公務員じゃなかったでしょ? えぇと確か」
男「思い出すな。忘れろ。そんなことを言った覚えはない」
女「そうそう、コックさん! 『味皇に俺はなる!!』ってよく言ってたじゃん、船の上とかで」
男「俺は、麦わらの海賊か」
女「楽しみだったのになぁ…おいしいものいっぱい作ってもらって、いっぱい食べるの」
男「……ああ、そう」
女「ん? でも、そっか…それだったら今もいっぱい作ってもらってるし、一杯食べてるような気がする」
男「気がするどころじゃないだろ…」
女「うんうん。そだね。味皇はいいや、却下。あ、そうだ、パティシエとかどう? お菓子作る人! パティシエ大統領!」
男「…なんか作って欲しいお菓子でもあるのか?」
女「うん、この前、テレビで見たんだけどニンジン使ったケーキでね」
男「…はぁ…わかった、ニンジンのケーキな。今度焼いてやるから」
女「やったー!」
265: 2011/03/26(土) 21:17:09.92 ID:HDn6HYgd0
おなかがすいたので食糧を調達してきます
皆さん保守ありがとございます
今朝呼び出されてバタバタと出ちゃったので、スレ残ってて本当にありがたい限りです
皆さん保守ありがとございます
今朝呼び出されてバタバタと出ちゃったので、スレ残ってて本当にありがたい限りです
273: 2011/03/26(土) 22:03:08.61 ID:HDn6HYgd0
女「そっかぁー…大家くんは市役所の小役人になるのかぁー」
男「…なれるかどうかわからんけどな……あれ? 俺、市役所って言ったっけ?」
女「え? 市役所じゃないの? もしかして北海道庁!?」
男「………まぁ、第一志望は市役所だけど」
女「だよね。よかった。大家くんが遠くに行っちゃったら困るし、ヤだなぁ」
男「だろうな。掃除もできないで、ゴミの山で餓氏してるだろうな」
女「し、失礼なっ! そんなことあるわけ…ないこともないかもしれないけど、私が困るって言ったのは、そういうことだけじゃなくて…」
男「なくて?」
女「な、なくて…もないかも?」
男「…なれるかどうかわからんけどな……あれ? 俺、市役所って言ったっけ?」
女「え? 市役所じゃないの? もしかして北海道庁!?」
男「………まぁ、第一志望は市役所だけど」
女「だよね。よかった。大家くんが遠くに行っちゃったら困るし、ヤだなぁ」
男「だろうな。掃除もできないで、ゴミの山で餓氏してるだろうな」
女「し、失礼なっ! そんなことあるわけ…ないこともないかもしれないけど、私が困るって言ったのは、そういうことだけじゃなくて…」
男「なくて?」
女「な、なくて…もないかも?」
275: 2011/03/26(土) 22:09:12.43 ID:HDn6HYgd0
男「はぁ? わけわからん」
女「だ、だから、大家くんがいないと…その」
男「俺がいないと?」
女「や、その、うん……やっぱりアレだね、掃除とかひとりでなんとかなりそうもないし、ご飯も大家くんが作ってくれた方がおいしいし」
男「…まぁ、そんなとこだよな」
女「いや、ね? 努力はしてるんだよ? 掃除も炊事もさ。でも、ほら、できなくても生きていけたり、めんどくさかったりで」
男「はぁ…まぁ、いいけどさ。ちょっとずつでもいいから、覚えていけよ? わかんないことがあったら聞けよ?」
女「……がんばる」
男「がんばれ。それに、まぁ…俺なら、ずっと傍にいるから、安心しとけ」
女「だ、だから、大家くんがいないと…その」
男「俺がいないと?」
女「や、その、うん……やっぱりアレだね、掃除とかひとりでなんとかなりそうもないし、ご飯も大家くんが作ってくれた方がおいしいし」
男「…まぁ、そんなとこだよな」
女「いや、ね? 努力はしてるんだよ? 掃除も炊事もさ。でも、ほら、できなくても生きていけたり、めんどくさかったりで」
男「はぁ…まぁ、いいけどさ。ちょっとずつでもいいから、覚えていけよ? わかんないことがあったら聞けよ?」
女「……がんばる」
男「がんばれ。それに、まぁ…俺なら、ずっと傍にいるから、安心しとけ」
279: 2011/03/26(土) 22:14:48.11 ID:HDn6HYgd0
女「……ず、ずっと?」
男「あ…いや、違った…その、当分の間は傍にいると思う、たぶん」
女「とうぶん…か。そうだよね。ずっと、なんて」
男「いや、だから…俺は、お前がいいって言うなら、ずっと、だって」
女「あ…」
男「…俺はさ」
女「あ、あっ! そだ! 大家さん! 今日は、大家さんは? まだ帰らないの? まさか!?」
男「ああ、出張中。帰るのは月曜日」
女「なんてこと! 飢えた童Oなんかといっしょにいられるか! 私は部屋に戻る!」
男「立てんな…わざわざ氏亡フラグ立てんな」
男「あ…いや、違った…その、当分の間は傍にいると思う、たぶん」
女「とうぶん…か。そうだよね。ずっと、なんて」
男「いや、だから…俺は、お前がいいって言うなら、ずっと、だって」
女「あ…」
男「…俺はさ」
女「あ、あっ! そだ! 大家さん! 今日は、大家さんは? まだ帰らないの? まさか!?」
男「ああ、出張中。帰るのは月曜日」
女「なんてこと! 飢えた童Oなんかといっしょにいられるか! 私は部屋に戻る!」
男「立てんな…わざわざ氏亡フラグ立てんな」
281: 2011/03/26(土) 22:24:10.37 ID:HDn6HYgd0
女「そーゆーわけで!」
男「まぁ、待て。どういうわけか」
女「だって、男性と二人っきりで密室にいたらロウ人形にされちゃう! 手足も口も動かぬままに!」
男「いや、いいから聞け。ちょっとだから。ちょっとで済むから」
女「そんな『先っぽだけ、先っぽだけでいいから』みたいな誘いに乗ると思ったか!」
男「……ぐだぐだ言ってるとホントに先っぽ突っ込むぞ」
女「え」
男「あ」
女「…ま、マジすか?」
男「あ、いや、今のは冗談…す」
女「や、やだなぁ…セクハラっ! セクハラだよー、もう」
男「それ言うなら、言い出したのお前だろ」
男「まぁ、待て。どういうわけか」
女「だって、男性と二人っきりで密室にいたらロウ人形にされちゃう! 手足も口も動かぬままに!」
男「いや、いいから聞け。ちょっとだから。ちょっとで済むから」
女「そんな『先っぽだけ、先っぽだけでいいから』みたいな誘いに乗ると思ったか!」
男「……ぐだぐだ言ってるとホントに先っぽ突っ込むぞ」
女「え」
男「あ」
女「…ま、マジすか?」
男「あ、いや、今のは冗談…す」
女「や、やだなぁ…セクハラっ! セクハラだよー、もう」
男「それ言うなら、言い出したのお前だろ」
286: 2011/03/26(土) 22:33:54.40 ID:HDn6HYgd0
男「えぇっと、それで…あのさ、前にも言ったんだけど、俺、お前のこと、ずっと」
女「あ、あー! ゆ、UFO! 未確認非行物体! 略してヤンキーの人が今日もきっとコンビニでたむろってる! コンビニに行って捕獲しないと!」
男「その非行はFじゃないだろ…ていうか、話そらすな。大事な話するんだから」
女「ごめん、実は私、そういうのは伝説の樹の下じゃないと…噂とかされると恥ずかしいし」
男「…移動するか? 校庭の隅にそんな樹あったっけ?」
女「え? ないけど。冗談だけど。えー…あー…ほら、そもそも私メンクイだからー」
男「整形する。どういう風に変えたらいい? 言ってくれたら、金貯めて美容整形外科に行く」
女「い、いかなくていい! 今のも冗談だから! あ、ああ、そうだ! お金! 経済力! やっぱり年収三千億万円以上ないとねー!」
男「…就職先を考える。それくらい稼げるようになるまで、ちょっと待っててくれるか?」
女「あ…えっと冗談だよね?」
男「本気だ。今まで言ったこと、全部やってもいい」
女「………なんで? なんで、そんな」
男「お前のことが好きだから。好きで好きでしょうがなくて、一緒にいたいって思ってるから」
女「あ、あー! ゆ、UFO! 未確認非行物体! 略してヤンキーの人が今日もきっとコンビニでたむろってる! コンビニに行って捕獲しないと!」
男「その非行はFじゃないだろ…ていうか、話そらすな。大事な話するんだから」
女「ごめん、実は私、そういうのは伝説の樹の下じゃないと…噂とかされると恥ずかしいし」
男「…移動するか? 校庭の隅にそんな樹あったっけ?」
女「え? ないけど。冗談だけど。えー…あー…ほら、そもそも私メンクイだからー」
男「整形する。どういう風に変えたらいい? 言ってくれたら、金貯めて美容整形外科に行く」
女「い、いかなくていい! 今のも冗談だから! あ、ああ、そうだ! お金! 経済力! やっぱり年収三千億万円以上ないとねー!」
男「…就職先を考える。それくらい稼げるようになるまで、ちょっと待っててくれるか?」
女「あ…えっと冗談だよね?」
男「本気だ。今まで言ったこと、全部やってもいい」
女「………なんで? なんで、そんな」
男「お前のことが好きだから。好きで好きでしょうがなくて、一緒にいたいって思ってるから」
292: 2011/03/26(土) 22:44:45.32 ID:HDn6HYgd0
女「…私、二つも年上」
男「だから、なんだ? 言っとくが、精神年齢は俺のほうが確実に上だぞ?」
女「きみのことなんて、弟みたいにしか思えない」
男「それ、前に言われたけど…よく考えなくても、俺はお前のこと姉みたいには思えないし、俺がお前を好きなのとそれは関係ないよな?」
女「だ、だから、弟みたいな子とは付き合えないって言ってるの!」
男「そうか、仕方ないな」
女「そう…だよね。だからね、これからはそういうのはナシで」
男「お前が俺のこと弟みたいに思えなくなったら付き合えるんだろ? 待つよ」
女「ずっと、きみは弟みたいなものよ!」
男「だから、なんだ? 言っとくが、精神年齢は俺のほうが確実に上だぞ?」
女「きみのことなんて、弟みたいにしか思えない」
男「それ、前に言われたけど…よく考えなくても、俺はお前のこと姉みたいには思えないし、俺がお前を好きなのとそれは関係ないよな?」
女「だ、だから、弟みたいな子とは付き合えないって言ってるの!」
男「そうか、仕方ないな」
女「そう…だよね。だからね、これからはそういうのはナシで」
男「お前が俺のこと弟みたいに思えなくなったら付き合えるんだろ? 待つよ」
女「ずっと、きみは弟みたいなものよ!」
293: 2011/03/26(土) 22:45:46.80 ID:HDn6HYgd0
男「それじゃ、ずっと待つ。さすがに4、50歳になったら弟なんてかわいげのあるもんには見えないだろ?」
女「そ、それは、そうかもしれないけど…そのころ、私だって、4、50歳のオバサン」
男「4、50プラス2歳な」
女「…いちいち細かいって。………一般的に細かい男は嫌われるんだよ?」
男「…細かくない俺がお前に好かれるとも思えないんだけど」
女「そ、それは……そうかもだけど」
男「でも、アレだな。4、50歳はアレだな…」
女「でしょ? アレだよ! かなりアレだよ!」
男「だな。さすがにお付き合いとかそういうのじゃなくて結婚とか婚約にした方がいいかもな」
女「け、けっこ…こんにゃ…」
女「そ、それは、そうかもしれないけど…そのころ、私だって、4、50歳のオバサン」
男「4、50プラス2歳な」
女「…いちいち細かいって。………一般的に細かい男は嫌われるんだよ?」
男「…細かくない俺がお前に好かれるとも思えないんだけど」
女「そ、それは……そうかもだけど」
男「でも、アレだな。4、50歳はアレだな…」
女「でしょ? アレだよ! かなりアレだよ!」
男「だな。さすがにお付き合いとかそういうのじゃなくて結婚とか婚約にした方がいいかもな」
女「け、けっこ…こんにゃ…」
299: 2011/03/26(土) 22:55:48.98 ID:HDn6HYgd0
女「だ、だいたい4、50歳って…そこまで行かなくても30歳くらいになったら、きみじゃなくて他の素敵な男のひとと恋に落ちてるかもしれないし!」
男「そんときにはあきらめ…られたら、あきらめるし?」
女「…一般的に、あきらめの悪い男も嫌われるんだよ?」
男「まぁ、お前みたいな要介護老人並みに世話がかかる女を好きになる奴なんて、この界隈じゃ俺くらいだろ」
女「……そ、それはそうかもしれないけど」
男「でも、逆に言えば、俺が30歳くらいになったら、他の女に惚れたりする可能性もないことはないのか」
女「さっき、ずっと待っててくれるって言ったばっかじゃん!?」
男「………」
女「あ…」
男「仕方ない、待っててやるか」
女「だ、だから…そのちがくて」
男「あんまり待たずに済みそうだしなぁ」
女「ち、違うって言ってるでしょ! べつに口が滑ったとかじゃなくて、ああもうっ! なんでそんなに今日は強気なのよぅ…」
男「そんときにはあきらめ…られたら、あきらめるし?」
女「…一般的に、あきらめの悪い男も嫌われるんだよ?」
男「まぁ、お前みたいな要介護老人並みに世話がかかる女を好きになる奴なんて、この界隈じゃ俺くらいだろ」
女「……そ、それはそうかもしれないけど」
男「でも、逆に言えば、俺が30歳くらいになったら、他の女に惚れたりする可能性もないことはないのか」
女「さっき、ずっと待っててくれるって言ったばっかじゃん!?」
男「………」
女「あ…」
男「仕方ない、待っててやるか」
女「だ、だから…そのちがくて」
男「あんまり待たずに済みそうだしなぁ」
女「ち、違うって言ってるでしょ! べつに口が滑ったとかじゃなくて、ああもうっ! なんでそんなに今日は強気なのよぅ…」
302: 2011/03/26(土) 23:02:56.61 ID:HDn6HYgd0
男「素直になれ」
女「…私は素直ないい子だもん」
男「語尾、歳考えろよ?」
女「うるさい、いちいち細か男」
男「実は、俺のことがそこそこ好きだ ○か×か?」
女「…ばつ」
男「……そんなに俺のことが好きか」
女「ばつ! ばつって言った! 私、ばつって言ったよね?」
男「いやだから、『そこそこ』じゃなくて『すごく』好きなんだろ?」
女「驚異のプラス思考!?」
男「じゃ、嫌いなのか?」
女「………き、きらいではない」
男「よし、次の質問行くぞー」
女「続くの!?」
女「…私は素直ないい子だもん」
男「語尾、歳考えろよ?」
女「うるさい、いちいち細か男」
男「実は、俺のことがそこそこ好きだ ○か×か?」
女「…ばつ」
男「……そんなに俺のことが好きか」
女「ばつ! ばつって言った! 私、ばつって言ったよね?」
男「いやだから、『そこそこ』じゃなくて『すごく』好きなんだろ?」
女「驚異のプラス思考!?」
男「じゃ、嫌いなのか?」
女「………き、きらいではない」
男「よし、次の質問行くぞー」
女「続くの!?」
304: 2011/03/26(土) 23:12:28.10 ID:HDn6HYgd0
男「実はそろそろ、軽くお付き合いしてもいいかなぁと思ってる ○か×か?」
女「…ばつ」
男「なるほど、真剣にお付き合いがしたい…と。結婚式は神社で角隠し?」
女「………ばつ」
男「チャペルでウェディングドレスか。うん、そっちの方が似合うかもな」
女「………」
男「…なにか不満が? それとも図星すぎてびっくりってとこか?」
女「そう、ね」
男「うんうん、そうだろ…って、え? 今なんて言った?」
女「好き、好きだよ。すごく好き。お付き合い、真剣にしたいし、結婚式は…ドレス着たいな」
女「…ばつ」
男「なるほど、真剣にお付き合いがしたい…と。結婚式は神社で角隠し?」
女「………ばつ」
男「チャペルでウェディングドレスか。うん、そっちの方が似合うかもな」
女「………」
男「…なにか不満が? それとも図星すぎてびっくりってとこか?」
女「そう、ね」
男「うんうん、そうだろ…って、え? 今なんて言った?」
女「好き、好きだよ。すごく好き。お付き合い、真剣にしたいし、結婚式は…ドレス着たいな」
317: 2011/03/26(土) 23:22:57.37 ID:HDn6HYgd0
男「……まじ?」
女「まじまじ。…ずっと、ずっとね、そう思ってたよ? たぶん、きみより、ずっと前から」
男「いや、俺より前って、俺は中学のころには確実に…その、す、好きだったけど?」
女「だから、それより前。ずっとずっと前」
男「………それより前の俺って、暗黒のハナタレボーズ時代なんですけど」
女「うん、そうだったね。かわいかったなぁー。あの頃は『お姉ちゃんお姉ちゃん』って、私がいなきゃ何もできなかったのに」
男「そんなことはない。ありえない。自分のことは自分でできる子だった」
女「夜トイレに行けなかったときもあったくせにー」
男「覚えがない。記憶にございません。秘書がやった」
女「それが、こんなに生意気になって」
男「…そこは、『男らしくなって』とかにしとかないか?」
女「………でもね、ごめん。好きだけど、大好きだけど…一緒にはいられない」
女「まじまじ。…ずっと、ずっとね、そう思ってたよ? たぶん、きみより、ずっと前から」
男「いや、俺より前って、俺は中学のころには確実に…その、す、好きだったけど?」
女「だから、それより前。ずっとずっと前」
男「………それより前の俺って、暗黒のハナタレボーズ時代なんですけど」
女「うん、そうだったね。かわいかったなぁー。あの頃は『お姉ちゃんお姉ちゃん』って、私がいなきゃ何もできなかったのに」
男「そんなことはない。ありえない。自分のことは自分でできる子だった」
女「夜トイレに行けなかったときもあったくせにー」
男「覚えがない。記憶にございません。秘書がやった」
女「それが、こんなに生意気になって」
男「…そこは、『男らしくなって』とかにしとかないか?」
女「………でもね、ごめん。好きだけど、大好きだけど…一緒にはいられない」
324: 2011/03/26(土) 23:32:59.97 ID:HDn6HYgd0
男「…なんで?」
女「んー…私のお父さんと母のこと覚えてる?」
男「そりゃ、おじさんのことは覚えてるさ。おばさんは…まぁ、なんだ」
女「うん。私も“お母さん”の記憶って、あんまりないんだよね。むしろ大家さんがお母さんみたいなものだったし」
男「…まぁ、母さんも娘みたいに思ってるしな」
女「あんな、男作って、小さい子ども捨てる女なんて…母親じゃない」
男「………」
女「お父さんは、あの人がいなくなってから仕事に逃げて…からだ壊して、家で寝たきりになっちゃうし」
男「……あの火事のとき」
女「そう。男に捨てられてウチに帰ってきて、寝たきりのお父さん見てなにを思ったのか無理心中」
男「………」
女「最低の母親だよね? 最低の女だよね?………でも、私ね、あの人のこと嫌いだけど…あの人のやったこと理解できるんだ」
女「んー…私のお父さんと母のこと覚えてる?」
男「そりゃ、おじさんのことは覚えてるさ。おばさんは…まぁ、なんだ」
女「うん。私も“お母さん”の記憶って、あんまりないんだよね。むしろ大家さんがお母さんみたいなものだったし」
男「…まぁ、母さんも娘みたいに思ってるしな」
女「あんな、男作って、小さい子ども捨てる女なんて…母親じゃない」
男「………」
女「お父さんは、あの人がいなくなってから仕事に逃げて…からだ壊して、家で寝たきりになっちゃうし」
男「……あの火事のとき」
女「そう。男に捨てられてウチに帰ってきて、寝たきりのお父さん見てなにを思ったのか無理心中」
男「………」
女「最低の母親だよね? 最低の女だよね?………でも、私ね、あの人のこと嫌いだけど…あの人のやったこと理解できるんだ」
330: 2011/03/26(土) 23:43:12.05 ID:HDn6HYgd0
女「好きで、好きで好きで大好きでどうしようもないひとができちゃったら…夫も子どもも全部捨てて、その人と一緒にいたいって思っちゃう」
男「…それは」
女「そうだよ? もし、今、私に子どもがいたとしても、きみと一緒にいたいってだけで、私はその子捨てちゃうと思う…そういうこと」
男「………でもさ」
女「そして、男に捨てられて、ウチに戻って、きみが寝たきりになってたりしたら、悲しくて、辛くて一緒に氏んじゃう」
男「…そっか」
女「……こんな女、最低でしょ? 私は、あの人を許せないし、あの人と同じ私も許せない…大切なきみを不幸にする女なんて認めない」
男「…それは」
女「そうだよ? もし、今、私に子どもがいたとしても、きみと一緒にいたいってだけで、私はその子捨てちゃうと思う…そういうこと」
男「………でもさ」
女「そして、男に捨てられて、ウチに戻って、きみが寝たきりになってたりしたら、悲しくて、辛くて一緒に氏んじゃう」
男「…そっか」
女「……こんな女、最低でしょ? 私は、あの人を許せないし、あの人と同じ私も許せない…大切なきみを不幸にする女なんて認めない」
339: 2011/03/27(日) 00:00:24.49 ID:VjaKPZMe0
女「だから、ね? ダメでしょ?…こんな、どうしようもない、最低のダメ人間、ダメ女」
男「……ほんと、ダメ女だよなぁ」
女「うん、ごめんね…でもね、できたら、これからも今までどおり…」
男「ばーか」
女「…ば?」
男「…お前はバカだなぁ、ほんとに」
女「そ、そんな、しみじみ言わなくてもいいじゃない! わかってるよ、そんなこと!」
男「いや、そんな理由で、2年も足止めくらってた俺も相当のバカだよなぁ…でも、若かったしなぁ…」
女「そんな理由って…」
男「俺の幸・不幸をお前が決めんな」
男「……ほんと、ダメ女だよなぁ」
女「うん、ごめんね…でもね、できたら、これからも今までどおり…」
男「ばーか」
女「…ば?」
男「…お前はバカだなぁ、ほんとに」
女「そ、そんな、しみじみ言わなくてもいいじゃない! わかってるよ、そんなこと!」
男「いや、そんな理由で、2年も足止めくらってた俺も相当のバカだよなぁ…でも、若かったしなぁ…」
女「そんな理由って…」
男「俺の幸・不幸をお前が決めんな」
342: 2011/03/27(日) 00:02:58.59 ID:VjaKPZMe0
女「わ、私は、きみのこと好きだから! だから、きみのこと考えて…」
男「俺は、お前と一緒にいられたら、それだけで幸せなの。ついでに、なんやかんやできたらもっと幸せになれんの。そういう単純な生き物なの」
女「た…単純すぎでしょ!」
男「だいたい俺を捨てられるもんなら、捨ててみろって。お前みたいな生活能力皆無者が生きていけるほど、この世界は優しくないぞ?」
女「せ、せいかつのうりょく、かいむ…」
男「俺は、お前に捨てられたって、余裕でお前のこと好きでい続けるし、無理心中なんかされたら、むしろ一緒に氏ねてよかったとすら思うかもな」
女「………そ、そんなの、都合よすぎるよ」
男「惚れた弱みをなめんなってこと。俺は、その程度にはお前のこと好きなんだってだけの話」
女「………バカじゃないの?」
男「いや、こんな簡単なことに悩んでうじうじと梅雨のナメクジみたいに引きこもってる方がバカだろ」
女「きみね、仮にも惚れてる女に梅雨のナメクジとか言う? そゆこと普通言う? 嫌いになるよ?」
男「簡単な話だろ。俺はお前がこの手をとってくれたら、幸せになれる。お前がもし本当に俺の幸せを願ってるって言うなら」
女「…やだ」
男「…まだ観念してないのか? 桜吹雪見せるぞ? ていうか、ここで完全に拒否されたら普通に傷つくぞ? それこそ不幸になるぞ?」
女「……手だけじゃ足りないっ!」
男「俺は、お前と一緒にいられたら、それだけで幸せなの。ついでに、なんやかんやできたらもっと幸せになれんの。そういう単純な生き物なの」
女「た…単純すぎでしょ!」
男「だいたい俺を捨てられるもんなら、捨ててみろって。お前みたいな生活能力皆無者が生きていけるほど、この世界は優しくないぞ?」
女「せ、せいかつのうりょく、かいむ…」
男「俺は、お前に捨てられたって、余裕でお前のこと好きでい続けるし、無理心中なんかされたら、むしろ一緒に氏ねてよかったとすら思うかもな」
女「………そ、そんなの、都合よすぎるよ」
男「惚れた弱みをなめんなってこと。俺は、その程度にはお前のこと好きなんだってだけの話」
女「………バカじゃないの?」
男「いや、こんな簡単なことに悩んでうじうじと梅雨のナメクジみたいに引きこもってる方がバカだろ」
女「きみね、仮にも惚れてる女に梅雨のナメクジとか言う? そゆこと普通言う? 嫌いになるよ?」
男「簡単な話だろ。俺はお前がこの手をとってくれたら、幸せになれる。お前がもし本当に俺の幸せを願ってるって言うなら」
女「…やだ」
男「…まだ観念してないのか? 桜吹雪見せるぞ? ていうか、ここで完全に拒否されたら普通に傷つくぞ? それこそ不幸になるぞ?」
女「……手だけじゃ足りないっ!」
353: 2011/03/27(日) 00:12:51.18 ID:VjaKPZMe0
女「ズキュゥゥゥン」
男「…普通キスするときそんな効果音はしないからな」
女「さすが大家くん! そこにシビれる! あこがれるゥ!」
男「いや、せっかくの感動的なシーンが台無しっていうか、俺、これファーストキスなんだけど」
女「なに言ってるの? ファーストキスなんて、もう何年も前に奪ってるって」
男「なん、だと…」
女「んっふっふっふっふー初めての相手はこの私だっ!」
男「ええと、これって、お前が泣くまで殴るのを止めない流れ?」
女「ひ、ひどい! DV男! 家庭内暴力! 釣った魚にエサやらないどころかタタキにして食べる気!?」
男「いや、だからさ、ムードっていうか」
女「きみって細かい男のくせに、ロマンティスト?」
男「細かいのは関係ないよな? こういうときくらいロマンチックでもいいよな?」
女「それも、そだね。じゃ、今度は、きみから…して?」
男「…普通キスするときそんな効果音はしないからな」
女「さすが大家くん! そこにシビれる! あこがれるゥ!」
男「いや、せっかくの感動的なシーンが台無しっていうか、俺、これファーストキスなんだけど」
女「なに言ってるの? ファーストキスなんて、もう何年も前に奪ってるって」
男「なん、だと…」
女「んっふっふっふっふー初めての相手はこの私だっ!」
男「ええと、これって、お前が泣くまで殴るのを止めない流れ?」
女「ひ、ひどい! DV男! 家庭内暴力! 釣った魚にエサやらないどころかタタキにして食べる気!?」
男「いや、だからさ、ムードっていうか」
女「きみって細かい男のくせに、ロマンティスト?」
男「細かいのは関係ないよな? こういうときくらいロマンチックでもいいよな?」
女「それも、そだね。じゃ、今度は、きみから…して?」
371: 2011/03/27(日) 00:21:51.32 ID:VjaKPZMe0
女「ふふっ…にへへっ」
男「…気持ち悪い」
女「今、きみ、気持ち悪いって言った? できたばっかりの彼女に気持ち悪いって言った? 首絞めるぞ?」
男「にやけすぎだろ…あと、くっつきすぎ」
女「だってぇ! だってだって、ずっとずっとずーっと! こうやって、ぎゅーってして、ぐーってしてたかったんだもん」
男「だから、デコをこすりつけるな…痛い、痛いって、地味に痛いって」
女「あーもうっ! このっ! このこのこのっ!」
男「じゃれつくな、じゃれんな……はぁっ」
女「……と言ってるきみの顔も相当締まりない。ぶさいく。ぶさかわいい」
男「…あ、あのなぁ…男の子にかわいいとか」
女「ね、キス、ちゅー、マウストゥマウス、ベーゼ」
男「…医療行為混ざってんぞ」
男「…気持ち悪い」
女「今、きみ、気持ち悪いって言った? できたばっかりの彼女に気持ち悪いって言った? 首絞めるぞ?」
男「にやけすぎだろ…あと、くっつきすぎ」
女「だってぇ! だってだって、ずっとずっとずーっと! こうやって、ぎゅーってして、ぐーってしてたかったんだもん」
男「だから、デコをこすりつけるな…痛い、痛いって、地味に痛いって」
女「あーもうっ! このっ! このこのこのっ!」
男「じゃれつくな、じゃれんな……はぁっ」
女「……と言ってるきみの顔も相当締まりない。ぶさいく。ぶさかわいい」
男「…あ、あのなぁ…男の子にかわいいとか」
女「ね、キス、ちゅー、マウストゥマウス、ベーゼ」
男「…医療行為混ざってんぞ」
387: 2011/03/27(日) 00:36:18.04 ID:VjaKPZMe0
女「ね」
男「な、なんですか…もう、むり…むりです…これ以上吸われたら、口の中の感覚がない…」
女「…あのさ、お父さん、やっぱり好きだったのかな、あの人のこと」
男「………俺にわかるわけないだろ」
女「そこはウソでも『幸せだったに決まってる! 俺にはわかる!』って言って…くれないよねぇ、きみは」
男「し、しやわせだったにきまってる! おれにわわかる!」
女「あーはいはい。………もし、お父さんが幸せだったとしたら、私、あの人のこと許した方がいいのかな?」
男「……許さなくてもいいだろ。置いていかれた痛みはお前のもんなんだし」
女「…そっか、そうだね」
男「それに、俺はお前に捨てられても好きでい続けるとは言ったが、捨てられるのが辛くないとは言ってない」
女「大丈夫! そんなにあっさり捨てたりしないから! それにたぶんね、子どもがいたら、私、子ども捨てるのだけはとても辛いと思うんだ」
男「亭主を捨てるのは辛くないのか……ということは、子どもがいたら、俺が捨てられる可能性も」
女「少なくなるね! 統計的に考えて!……ていうか、今ナチュラルに亭主面してなかった?」
男「それだ! よし子どもを作ろう!」
女「うん! レッツ子作り!」
男「な、なんですか…もう、むり…むりです…これ以上吸われたら、口の中の感覚がない…」
女「…あのさ、お父さん、やっぱり好きだったのかな、あの人のこと」
男「………俺にわかるわけないだろ」
女「そこはウソでも『幸せだったに決まってる! 俺にはわかる!』って言って…くれないよねぇ、きみは」
男「し、しやわせだったにきまってる! おれにわわかる!」
女「あーはいはい。………もし、お父さんが幸せだったとしたら、私、あの人のこと許した方がいいのかな?」
男「……許さなくてもいいだろ。置いていかれた痛みはお前のもんなんだし」
女「…そっか、そうだね」
男「それに、俺はお前に捨てられても好きでい続けるとは言ったが、捨てられるのが辛くないとは言ってない」
女「大丈夫! そんなにあっさり捨てたりしないから! それにたぶんね、子どもがいたら、私、子ども捨てるのだけはとても辛いと思うんだ」
男「亭主を捨てるのは辛くないのか……ということは、子どもがいたら、俺が捨てられる可能性も」
女「少なくなるね! 統計的に考えて!……ていうか、今ナチュラルに亭主面してなかった?」
男「それだ! よし子どもを作ろう!」
女「うん! レッツ子作り!」
395: 2011/03/27(日) 00:46:19.68 ID:VjaKPZMe0
男「なんて――するわけないだろ!」
女「えぇっ!?」
母「…ウソ!? ここまで煽っておいて!?」
男「………いや、俺、高校生だから。常識的に考えて、責任取れない状態で子作りとかしないから」
女「うわぁ…正論きたー」
母「こんなに盛り上がっているというのに…頭かたいんじゃないの?」
男「いや、そういうことじゃなしに…だいたい、こういうのはある程度段階を踏んでだな」
女「あ、そっか…まだちゃんとしたデートもしたことなかったしね。どこに行く? 動物園? ズー? ズーラシア?」
男「わかった…お前がとにかく動物園に行きたいことはわかった」
母「あと、そういうことするなら場所を選んだ方がいいかもね。実家のリビングでイチャつかない。なんのためにアパート貸してると思ってるの?」
男「…なんのために貸してるんだよ?」
女「って、大家さん!?」
男「母さん!?」
母「やほー」
女「えぇっ!?」
母「…ウソ!? ここまで煽っておいて!?」
男「………いや、俺、高校生だから。常識的に考えて、責任取れない状態で子作りとかしないから」
女「うわぁ…正論きたー」
母「こんなに盛り上がっているというのに…頭かたいんじゃないの?」
男「いや、そういうことじゃなしに…だいたい、こういうのはある程度段階を踏んでだな」
女「あ、そっか…まだちゃんとしたデートもしたことなかったしね。どこに行く? 動物園? ズー? ズーラシア?」
男「わかった…お前がとにかく動物園に行きたいことはわかった」
母「あと、そういうことするなら場所を選んだ方がいいかもね。実家のリビングでイチャつかない。なんのためにアパート貸してると思ってるの?」
男「…なんのために貸してるんだよ?」
女「って、大家さん!?」
男「母さん!?」
母「やほー」
405: 2011/03/27(日) 00:56:04.29 ID:VjaKPZMe0
男「母さん、出張は? サボり? そんなことしてるからお歳暮にハムの代わりに魚肉ソーセージが贈られてくるんだよ!」
母「出張は泊まりのところを2往復することでなんとかした。明日は6時発の新幹線で出張」
女「や、やだっ…見てました?」
母「もちろん! お母さんは審判のようなものだからね! 空気のように存在し、ジャッジするよ!」
男「すんな…ジャッジすんな」
母「まぁ、時間も無いしねぇ…眠いし…そろそろさくっと〆ちゃおう」
女「え? え? わ、私が? そ、それじゃ、お」
母「お?」
女「お、大家くんのことなんか好きじゃないんだからね!」
男「…ツンデレかよ」
母「出張は泊まりのところを2往復することでなんとかした。明日は6時発の新幹線で出張」
女「や、やだっ…見てました?」
母「もちろん! お母さんは審判のようなものだからね! 空気のように存在し、ジャッジするよ!」
男「すんな…ジャッジすんな」
母「まぁ、時間も無いしねぇ…眠いし…そろそろさくっと〆ちゃおう」
女「え? え? わ、私が? そ、それじゃ、お」
母「お?」
女「お、大家くんのことなんか好きじゃないんだからね!」
男「…ツンデレかよ」
416: 2011/03/27(日) 01:05:55.81 ID:VjaKPZMe0
女「…やちん?」
男「先々月と先月と今月分で3ヶ月分」
女「………おかしいよ。だって、先月払った。寒い中セブンまで走った」
男「先々々月分な」
女「これが噂の家賃家賃サギ」
男「噂にすんな。ていうか、払えるなら3ヶ月分払え」
女「えー…またそういうこと言う?」
男「いや、だって、家賃関係なくここのとこ毎日来てるだろ?」
女「…まぁ、そうだけどー…って、それなら、昨日言ってくれたらよかったじゃん! 家賃たまってるって!」
男「いや、言わなくてもたまってるのはわかってるだろ」
女「そんなことより、今日はオムドリアが食べたい」
男「オムドリアな、了解。早くセブンにでも行って金を下ろして来い」
女「あとゴミ袋ってどこにあるんだっけ?」
男「だから、俺はお前の部屋のゴミ袋担当じゃねぇ!」
男「先々月と先月と今月分で3ヶ月分」
女「………おかしいよ。だって、先月払った。寒い中セブンまで走った」
男「先々々月分な」
女「これが噂の家賃家賃サギ」
男「噂にすんな。ていうか、払えるなら3ヶ月分払え」
女「えー…またそういうこと言う?」
男「いや、だって、家賃関係なくここのとこ毎日来てるだろ?」
女「…まぁ、そうだけどー…って、それなら、昨日言ってくれたらよかったじゃん! 家賃たまってるって!」
男「いや、言わなくてもたまってるのはわかってるだろ」
女「そんなことより、今日はオムドリアが食べたい」
男「オムドリアな、了解。早くセブンにでも行って金を下ろして来い」
女「あとゴミ袋ってどこにあるんだっけ?」
男「だから、俺はお前の部屋のゴミ袋担当じゃねぇ!」
418: 2011/03/27(日) 01:06:22.20 ID:VjaKPZMe0
おしまい
420: 2011/03/27(日) 01:06:56.54 ID:YalxjWMD0
乙
面白かった
面白かった
引用元: 女「…やちん?」



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