12: 2015/03/22(日) 02:08:29.52 ID:kRmuVfMv.net
穂乃果「なんで私は捕まったの?」
英玲奈「トクベツナソンザイダカラダ」
穂乃果「特別って?」
英玲奈「……」
穂乃果「教えてくれてもいいじゃん」
英玲奈「……」
穂乃果「ここから出たいなぁ…」
英玲奈「ナゼ?ナニカホシイモノガ?」
穂乃果「違うけど…ね、私をここから出してくれない?」
英玲奈「ソレハデキナイ」
穂乃果「そっか」
英玲奈「トクベツナソンザイダカラダ」
穂乃果「特別って?」
英玲奈「……」
穂乃果「教えてくれてもいいじゃん」
英玲奈「……」
穂乃果「ここから出たいなぁ…」
英玲奈「ナゼ?ナニカホシイモノガ?」
穂乃果「違うけど…ね、私をここから出してくれない?」
英玲奈「ソレハデキナイ」
穂乃果「そっか」
13: 2015/03/22(日) 02:15:13.76 ID:kRmuVfMv.net
―――――――――――
英玲奈「チョウショクダ」コト
穂乃果「いつもながら美味しそうだね。これ誰が作ってるの?」
英玲奈「ワタシダ」
穂乃果「へー!そうなんだ!いつもありがとう!」
英玲奈「アリガトウ…?」
穂乃果「うん!私のために作ってくれてるんでしょ?だからありがとう!」
英玲奈「ナゼカンシャノコトバヲ?」
穂乃果「?だって、感謝してるもん」
英玲奈「…キミハソトニデタガッテイテ、ワタシハソレヲソガイシテルソンザイナノニ、カンシャスルノカ?」
穂乃果「そんなことは関係ないんだよ?いつもありがとう、ロボットさん」
英玲奈「……」
英玲奈「チョウショクダ」コト
穂乃果「いつもながら美味しそうだね。これ誰が作ってるの?」
英玲奈「ワタシダ」
穂乃果「へー!そうなんだ!いつもありがとう!」
英玲奈「アリガトウ…?」
穂乃果「うん!私のために作ってくれてるんでしょ?だからありがとう!」
英玲奈「ナゼカンシャノコトバヲ?」
穂乃果「?だって、感謝してるもん」
英玲奈「…キミハソトニデタガッテイテ、ワタシハソレヲソガイシテルソンザイナノニ、カンシャスルノカ?」
穂乃果「そんなことは関係ないんだよ?いつもありがとう、ロボットさん」
英玲奈「……」
16: 2015/03/22(日) 02:27:43.98 ID:kRmuVfMv.net
―――――――――――
穂乃果「ねぇねぇ」
英玲奈「ナニカ?」
穂乃果「あなたの名前は?」
英玲奈「E-07」
穂乃果「E-07?」
英玲奈「ソウダ。ソレガワタシノセイシキメイショウダ」
穂乃果「うーん…E-07…E-07…」
英玲奈「……」
穂乃果「ねぇねぇ」
英玲奈「ナニカ?」
穂乃果「あなたの名前は?」
英玲奈「E-07」
穂乃果「E-07?」
英玲奈「ソウダ。ソレガワタシノセイシキメイショウダ」
穂乃果「うーん…E-07…E-07…」
英玲奈「……」
17: 2015/03/22(日) 02:30:56.86 ID:kRmuVfMv.net
―――――――――
穂乃果「エレナちゃん!」
英玲奈「……?」
穂乃果「あなたの名前!私が考えたの!」
英玲奈「ワタシノ…ナマエ?ワタシハE-07…」
穂乃果「それは名前じゃないでしょ?これからはあなたのことエレナちゃんって呼ぶから!決定!」
英玲奈「…リョウカイシタ」
穂乃果「エレナちゃん!」
英玲奈「……?」
穂乃果「あなたの名前!私が考えたの!」
英玲奈「ワタシノ…ナマエ?ワタシハE-07…」
穂乃果「それは名前じゃないでしょ?これからはあなたのことエレナちゃんって呼ぶから!決定!」
英玲奈「…リョウカイシタ」
18: 2015/03/22(日) 02:37:39.27 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――
穂乃果「エレナちゃん、エレナちゃん」
英玲奈「ナンダ」
穂乃果「隣にきて?」ポンポン
英玲奈「ナゼ?」
穂乃果「いいから!」
英玲奈「……」ポス
穂乃果「そりゃー」ガバ
英玲奈「…ナンダコレハ」
穂乃果「一緒にお昼寝しよ?」
英玲奈「ワタシハスイミンヲヒツヨウトシナイ」
穂乃果「…むー!いいの!一緒にお昼寝するの!」
英玲奈「…リカイフノウ」
穂乃果「全くぅ……」
英玲奈「……」
穂乃果「すぅ…すぅ…」
英玲奈「……」ジー
穂乃果「むにゃ…」
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん、エレナちゃん」
英玲奈「ナンダ」
穂乃果「隣にきて?」ポンポン
英玲奈「ナゼ?」
穂乃果「いいから!」
英玲奈「……」ポス
穂乃果「そりゃー」ガバ
英玲奈「…ナンダコレハ」
穂乃果「一緒にお昼寝しよ?」
英玲奈「ワタシハスイミンヲヒツヨウトシナイ」
穂乃果「…むー!いいの!一緒にお昼寝するの!」
英玲奈「…リカイフノウ」
穂乃果「全くぅ……」
英玲奈「……」
穂乃果「すぅ…すぅ…」
英玲奈「……」ジー
穂乃果「むにゃ…」
英玲奈「……」
19: 2015/03/22(日) 02:42:33.03 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――
穂乃果「エレナちゃん、私の名前知ってるよね?」
英玲奈「コウサカホノカダロウ」
穂乃果「でもいつも君とかあなたとかでしか呼ばないよね」
英玲奈「フマンナノカ?」
穂乃果「ちゃんと呼んでほしいな」
英玲奈「デハ、コレカラハコウサカホノカト」
穂乃果「ちーがーうー!穂乃果だけでいいの!ほら」
英玲奈「…ホノカ」
穂乃果「…えへへ!穂乃果だよ!エレナちゃん!」
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん、私の名前知ってるよね?」
英玲奈「コウサカホノカダロウ」
穂乃果「でもいつも君とかあなたとかでしか呼ばないよね」
英玲奈「フマンナノカ?」
穂乃果「ちゃんと呼んでほしいな」
英玲奈「デハ、コレカラハコウサカホノカト」
穂乃果「ちーがーうー!穂乃果だけでいいの!ほら」
英玲奈「…ホノカ」
穂乃果「…えへへ!穂乃果だよ!エレナちゃん!」
英玲奈「……」
20: 2015/03/22(日) 03:00:32.11 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――
ツバサ「E-07」
英玲奈「ハイ」
ツバサ「あの娘は?変わりない?」
英玲奈「ハイ。トクニゴホウコクスベキコトハゴザイマセン」
ツバサ「そう…もう少しであれも完成するわ。それまでしっかり見張っててね」
英玲奈「……シツモンヲシテモ、ヨロシイデショウカ」
ツバサ「質問…?あなたが?」
英玲奈「……」
ツバサ「ま、いいわ…なに?」
英玲奈「…コウサカホノカハ、ドウナルノデショウカ?」
ツバサ「どうなるって…あぁ、あれが完成したらね。…氏んじゃうんじゃない?」
英玲奈「……!」
ツバサ「…なーに?もしかしてあなた、高坂穂乃果に情が湧いたの?」
英玲奈「……ジョウ?」
ツバサ「あっは、なわけないか。あなたは人間じゃないものね」
英玲奈「……」
ツバサ「あ、下がっていいわよ」
英玲奈「…ハイ」
ツバサ「E-07」
英玲奈「ハイ」
ツバサ「あの娘は?変わりない?」
英玲奈「ハイ。トクニゴホウコクスベキコトハゴザイマセン」
ツバサ「そう…もう少しであれも完成するわ。それまでしっかり見張っててね」
英玲奈「……シツモンヲシテモ、ヨロシイデショウカ」
ツバサ「質問…?あなたが?」
英玲奈「……」
ツバサ「ま、いいわ…なに?」
英玲奈「…コウサカホノカハ、ドウナルノデショウカ?」
ツバサ「どうなるって…あぁ、あれが完成したらね。…氏んじゃうんじゃない?」
英玲奈「……!」
ツバサ「…なーに?もしかしてあなた、高坂穂乃果に情が湧いたの?」
英玲奈「……ジョウ?」
ツバサ「あっは、なわけないか。あなたは人間じゃないものね」
英玲奈「……」
ツバサ「あ、下がっていいわよ」
英玲奈「…ハイ」
26: 2015/03/22(日) 05:06:13.27 ID:kRmuVfMv.net
―――――――――――
英玲奈「マタセタ」
穂乃果「わぁ、美味しそう!」
英玲奈「……」
穂乃果「ん~!美味しい!」
英玲奈「……ソウカ」
穂乃果「なんだか今日は豪華?」
英玲奈「ソンナコトハナイ」
穂乃果「そうかな?でも、すっごく美味しい!ありがとう、エレナちゃん!」
英玲奈「…アア」
英玲奈「マタセタ」
穂乃果「わぁ、美味しそう!」
英玲奈「……」
穂乃果「ん~!美味しい!」
英玲奈「……ソウカ」
穂乃果「なんだか今日は豪華?」
英玲奈「ソンナコトハナイ」
穂乃果「そうかな?でも、すっごく美味しい!ありがとう、エレナちゃん!」
英玲奈「…アア」
27: 2015/03/22(日) 05:13:55.03 ID:kRmuVfMv.net
―――――――――
英玲奈「……」
英玲奈「……」
英玲奈「……」
あんじゅ「はい、終わり。特に異状はないわね~」
英玲奈「…ソウデスカ」
あんじゅ「うん、完全にフルハウス」
英玲奈「……?」
あんじゅ「…ま、次からもなにかあったら言ってね」
英玲奈「ハイ……アリガトウゴザイマシタ」
あんじゅ「はーい」
あんじゅ「あら?ロボットからお礼なんて…初めて言われたわね」
英玲奈「……」
英玲奈「……」
英玲奈「……」
あんじゅ「はい、終わり。特に異状はないわね~」
英玲奈「…ソウデスカ」
あんじゅ「うん、完全にフルハウス」
英玲奈「……?」
あんじゅ「…ま、次からもなにかあったら言ってね」
英玲奈「ハイ……アリガトウゴザイマシタ」
あんじゅ「はーい」
あんじゅ「あら?ロボットからお礼なんて…初めて言われたわね」
29: 2015/03/22(日) 06:13:55.64 ID:kRmuVfMv.net
穂乃果「……」ゴロゴロ
穂乃果「……」
穂乃果「……はぁ」
ピッ ウィーン
穂乃果「!」
ツバサ「こんにちは」
穂乃果「だ、誰?」
ツバサ「私は…そうね、ここで一番偉い人よ」
穂乃果「……ここから出して」
ツバサ「ふふ、だーめ」
穂乃果「…エレナちゃんは」
ツバサ「エレナ?」
穂乃果「……」
ツバサ「あ…もしかしてE-07のこと?E-07でエレナ…あはは!」
穂乃果「……」
ツバサ「ふふ、面白いわね?あれなら今はメンテナンスに行ってるんじゃない?」
穂乃果「そうですか…」
ツバサ「そろそろ戻って来る頃じゃないかしら…あ、それじゃあね?少し暇だったから顔を見に来ただけだし」
穂乃果「……」
ツバサ「またね」
穂乃果「……」
穂乃果「……はぁ」
ピッ ウィーン
穂乃果「!」
ツバサ「こんにちは」
穂乃果「だ、誰?」
ツバサ「私は…そうね、ここで一番偉い人よ」
穂乃果「……ここから出して」
ツバサ「ふふ、だーめ」
穂乃果「…エレナちゃんは」
ツバサ「エレナ?」
穂乃果「……」
ツバサ「あ…もしかしてE-07のこと?E-07でエレナ…あはは!」
穂乃果「……」
ツバサ「ふふ、面白いわね?あれなら今はメンテナンスに行ってるんじゃない?」
穂乃果「そうですか…」
ツバサ「そろそろ戻って来る頃じゃないかしら…あ、それじゃあね?少し暇だったから顔を見に来ただけだし」
穂乃果「……」
ツバサ「またね」
30: 2015/03/22(日) 06:18:22.33 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――――
ピッ ウィーン
穂乃果「!」ガバ
英玲奈「…ドウシタ」
穂乃果「…お帰り」ギュ
英玲奈「……」
穂乃果「お帰りって言われたら、ただいま…だよ」
英玲奈「…タダイマ」
穂乃果「…えへ」
英玲奈「……」
穂乃果「もう、ずっと待ってたんだから」
英玲奈「…ソレハ、スマナイ」
穂乃果「んーん…ね、お話しよ」
英玲奈「……」
穂乃果「そうだなー」
ピッ ウィーン
穂乃果「!」ガバ
英玲奈「…ドウシタ」
穂乃果「…お帰り」ギュ
英玲奈「……」
穂乃果「お帰りって言われたら、ただいま…だよ」
英玲奈「…タダイマ」
穂乃果「…えへ」
英玲奈「……」
穂乃果「もう、ずっと待ってたんだから」
英玲奈「…ソレハ、スマナイ」
穂乃果「んーん…ね、お話しよ」
英玲奈「……」
穂乃果「そうだなー」
32: 2015/03/22(日) 06:42:38.47 ID:kRmuVfMv.net
―――――――――――
穂乃果「エレナちゃん」
英玲奈「?」
穂乃果「にこー♪」ニコ
英玲奈「?ナニヲツタエヨウトシテイルノカワカラナイ」
穂乃果「笑顔!」
英玲奈「エガオ?」
穂乃果「エレナちゃんの笑顔が見たいな」
英玲奈「……」
穂乃果「えい」グイー
英玲奈「……」
穂乃果「こうやって、口の端を…あは、英玲奈ちゃん面白い顔」グイー
英玲奈「……ソウカ」
穂乃果「うーん…そうだ!笑顔の魔法があるの!」
英玲奈「エガオノ、マホウ?」
穂乃果「友達が教えてくれたの!いくよ、にっこにっこにー!」
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃんも!一緒に!」
英玲奈「…ニッコニッコニー」
穂乃果「あはは、にっこにっこにー♪」
英玲奈「ニッコニッコニー」
穂乃果「エレナちゃん」
英玲奈「?」
穂乃果「にこー♪」ニコ
英玲奈「?ナニヲツタエヨウトシテイルノカワカラナイ」
穂乃果「笑顔!」
英玲奈「エガオ?」
穂乃果「エレナちゃんの笑顔が見たいな」
英玲奈「……」
穂乃果「えい」グイー
英玲奈「……」
穂乃果「こうやって、口の端を…あは、英玲奈ちゃん面白い顔」グイー
英玲奈「……ソウカ」
穂乃果「うーん…そうだ!笑顔の魔法があるの!」
英玲奈「エガオノ、マホウ?」
穂乃果「友達が教えてくれたの!いくよ、にっこにっこにー!」
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃんも!一緒に!」
英玲奈「…ニッコニッコニー」
穂乃果「あはは、にっこにっこにー♪」
英玲奈「ニッコニッコニー」
33: 2015/03/22(日) 06:52:58.07 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――――
英玲奈「エガオ…」
英玲奈「……」クイ
英玲奈「……」グイー
英玲奈「……」
英玲奈「ニッコニッコニー」
英玲奈「……」
英玲奈「……」グイー
英玲奈「エガオ…」
英玲奈「……」クイ
英玲奈「……」グイー
英玲奈「……」
英玲奈「ニッコニッコニー」
英玲奈「……」
英玲奈「……」グイー
34: 2015/03/22(日) 08:05:58.02 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――
穂乃果「それでね、海未ちゃんとことりちゃんが私のためにパンを焼いてくれたの!」
英玲奈「ウミ、コトリ…ホノカノハナシニハコノフタリガヨクデテクルナ」
穂乃果「幼馴染みだからね!」
英玲奈「オサナナジミ…」
穂乃果「それでね、それがとっても嬉しかったんだ!あのときのこと思い出すと、今でも心がぽわぽわ~って温かくなるよぉ…パン、美味しかったなぁ」
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん?」
英玲奈「……ホノカハパンガコウブツナノカ?」
穂乃果「え?うん、そうだよ」
英玲奈「ソウカ…」
穂乃果「それでね、海未ちゃんとことりちゃんが私のためにパンを焼いてくれたの!」
英玲奈「ウミ、コトリ…ホノカノハナシニハコノフタリガヨクデテクルナ」
穂乃果「幼馴染みだからね!」
英玲奈「オサナナジミ…」
穂乃果「それでね、それがとっても嬉しかったんだ!あのときのこと思い出すと、今でも心がぽわぽわ~って温かくなるよぉ…パン、美味しかったなぁ」
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん?」
英玲奈「……ホノカハパンガコウブツナノカ?」
穂乃果「え?うん、そうだよ」
英玲奈「ソウカ…」
48: 2015/03/22(日) 18:28:42.42 ID:kRmuVfMv.net
―――――――――――
あんじゅ「あら?E-07?」
英玲奈「ハカセ、オハヨウゴザイマス」
あんじゅ「…それなに?」
英玲奈「パンデス。コレカラコウサカホノカノヘヤニトドケマス」
あんじゅ「あなたが焼いたの?」
英玲奈「ハイ」
あんじゅ「パンなんて、焼く必要なかったでしょ?いつも食べてるのでいいじゃない」
英玲奈「…パンハ、コウサカホノカノコウブツナノデ、ヤキタテノホウガイイカト」
あんじゅ「あの娘に頼まれたの?」
英玲奈「……イイエ、ワタシノドクダンデス」
あんじゅ「ふーん…」
英玲奈「……」
あんじゅ「…ま、いいわ。冷める前に早く届けちゃいなさい」
英玲奈「ハイ…アノ、ハカセ」
あんじゅ「なに?」
英玲奈「オヒトツ、イカガデスカ」
あんじゅ「…いいの?ありがとう」
英玲奈「……」ペコ
スタスタスタ…
あんじゅ「独断ね……あ、美味し!完全にフルハウス!」モグモグ
あんじゅ「あら?E-07?」
英玲奈「ハカセ、オハヨウゴザイマス」
あんじゅ「…それなに?」
英玲奈「パンデス。コレカラコウサカホノカノヘヤニトドケマス」
あんじゅ「あなたが焼いたの?」
英玲奈「ハイ」
あんじゅ「パンなんて、焼く必要なかったでしょ?いつも食べてるのでいいじゃない」
英玲奈「…パンハ、コウサカホノカノコウブツナノデ、ヤキタテノホウガイイカト」
あんじゅ「あの娘に頼まれたの?」
英玲奈「……イイエ、ワタシノドクダンデス」
あんじゅ「ふーん…」
英玲奈「……」
あんじゅ「…ま、いいわ。冷める前に早く届けちゃいなさい」
英玲奈「ハイ…アノ、ハカセ」
あんじゅ「なに?」
英玲奈「オヒトツ、イカガデスカ」
あんじゅ「…いいの?ありがとう」
英玲奈「……」ペコ
スタスタスタ…
あんじゅ「独断ね……あ、美味し!完全にフルハウス!」モグモグ
53: 2015/03/22(日) 18:45:50.44 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――――
英玲奈「ホノカ、オハヨウ」
穂乃果「エレナちゃん!おはよう!」
英玲奈「パンヲヤイテキタ」
穂乃果「わぁ…!ん~、いい匂い♪」
英玲奈「タベテミテクレ」スッ
穂乃果「いただきまーす!」パク
英玲奈「……ドウダ?パンヲツクルノハハジメテダッタノダガ」
穂乃果「~~~っ!エレナちゃん!」ガバ
英玲奈「…クチニアワナカッタダロウカ」
穂乃果「エレナちゃん…これ、私のために作ってくれたんだよね?」ギュウウ
英玲奈「…ホノカノコウブツガ、パンダトキイタカラツクッタダケダ」
穂乃果「それ、私のために作ってくれたってことじゃないの?」
英玲奈「……」
穂乃果「…すっごく、美味しいよ!ありがとう、エレナちゃん!」ニコ
英玲奈「……ソウカ」ニコ…
穂乃果「!え、エレナちゃん…今」
英玲奈「…ムズカシイナ、エガオトイウノハ」
英玲奈「ホノカ、オハヨウ」
穂乃果「エレナちゃん!おはよう!」
英玲奈「パンヲヤイテキタ」
穂乃果「わぁ…!ん~、いい匂い♪」
英玲奈「タベテミテクレ」スッ
穂乃果「いただきまーす!」パク
英玲奈「……ドウダ?パンヲツクルノハハジメテダッタノダガ」
穂乃果「~~~っ!エレナちゃん!」ガバ
英玲奈「…クチニアワナカッタダロウカ」
穂乃果「エレナちゃん…これ、私のために作ってくれたんだよね?」ギュウウ
英玲奈「…ホノカノコウブツガ、パンダトキイタカラツクッタダケダ」
穂乃果「それ、私のために作ってくれたってことじゃないの?」
英玲奈「……」
穂乃果「…すっごく、美味しいよ!ありがとう、エレナちゃん!」ニコ
英玲奈「……ソウカ」ニコ…
穂乃果「!え、エレナちゃん…今」
英玲奈「…ムズカシイナ、エガオトイウノハ」
59: 2015/03/22(日) 19:52:55.86 ID:kRmuVfMv.net
――――――――――――
ツバサ「今回も特に変わりなし?」
英玲奈「ハイ」
ツバサ「そ…もういいわよ」
英玲奈「…ソレデハ」
ツバサ「あ、そういえば…あなた、あの娘からエレナって呼ばれてるんでしょ?」
英玲奈「……」ピタ
ツバサ「面白い子よね。ロボットのあなたに名前をつけるなんて…うふふ」
英玲奈「……」
ツバサ「私もエレナって呼ぼうかしら?」
英玲奈「…ワタシハ、E-07デス」
ツバサ「……はぁ、やっぱりロボットね。つまんないわ」
英玲奈「…シツレイシマス」
ツバサ「もう少し愛想良くできないものかしらね」
あんじゅ「…そうね」
ツバサ「今回も特に変わりなし?」
英玲奈「ハイ」
ツバサ「そ…もういいわよ」
英玲奈「…ソレデハ」
ツバサ「あ、そういえば…あなた、あの娘からエレナって呼ばれてるんでしょ?」
英玲奈「……」ピタ
ツバサ「面白い子よね。ロボットのあなたに名前をつけるなんて…うふふ」
英玲奈「……」
ツバサ「私もエレナって呼ぼうかしら?」
英玲奈「…ワタシハ、E-07デス」
ツバサ「……はぁ、やっぱりロボットね。つまんないわ」
英玲奈「…シツレイシマス」
ツバサ「もう少し愛想良くできないものかしらね」
あんじゅ「…そうね」
77: 2015/03/23(月) 18:57:24.55 ID:kISmKJvP.net
―――――――――――――
英玲奈「…ホノカ、ココロトハナンダ?」
穂乃果「え?」
英玲奈「ホノカハヨクソノコトバヲクチニスル。シカシ、ワタシニハソレヲリカイスルコトガデキナイ。ココロトハナンダ?」
穂乃果「んー?心かぁ…」
英玲奈「……」
穂乃果「そうだなぁ…思い…うーん」
英玲奈「……」
穂乃果「…えへ、よくわかんないや」
英玲奈「ココロトイウノハ、キミタチニンゲンダケガモツトクベツナモノナノダロウ?ソレヲワカラナイノカ?」
穂乃果「…わからないけど、エレナちゃんにもきっとあるよ」
英玲奈「ワタシハニンゲンデハナイ」
穂乃果「関係ないよ。あるったらある!」
英玲奈「ドウシテソウイイキレル?」
穂乃果「エレナちゃんは優しいから」
英玲奈「……」
穂乃果「じゃなきゃあんなに美味しいパンも作れないよ」
英玲奈「…リカイフノウ」
英玲奈「…ホノカ、ココロトハナンダ?」
穂乃果「え?」
英玲奈「ホノカハヨクソノコトバヲクチニスル。シカシ、ワタシニハソレヲリカイスルコトガデキナイ。ココロトハナンダ?」
穂乃果「んー?心かぁ…」
英玲奈「……」
穂乃果「そうだなぁ…思い…うーん」
英玲奈「……」
穂乃果「…えへ、よくわかんないや」
英玲奈「ココロトイウノハ、キミタチニンゲンダケガモツトクベツナモノナノダロウ?ソレヲワカラナイノカ?」
穂乃果「…わからないけど、エレナちゃんにもきっとあるよ」
英玲奈「ワタシハニンゲンデハナイ」
穂乃果「関係ないよ。あるったらある!」
英玲奈「ドウシテソウイイキレル?」
穂乃果「エレナちゃんは優しいから」
英玲奈「……」
穂乃果「じゃなきゃあんなに美味しいパンも作れないよ」
英玲奈「…リカイフノウ」
79: 2015/03/23(月) 19:35:06.21 ID:kISmKJvP.net
――――――――――――
穂乃果「……」
英玲奈「……」
穂乃果「っ、ひっ…」グス
英玲奈「ホノカ…?」
穂乃果「いつまで、ここにいなきゃ、えぐ…いけないのぉ?」ポロポロ
英玲奈「……」
穂乃果「お母さぁん…お父さん、ゆきほぉ…会いたいよ、ぐす…帰りたいよぉ…」ポロポロ
英玲奈「ホノカ」
穂乃果「うみちゃん、ことりちゃん…みんな…誰かたすけてよぉ…」グスグス
英玲奈「ホノカ、ナカナイデクレ」
穂乃果「ごめん、ごめんね…ひっ…ごめん…」ポロポロ
英玲奈「……」ギュ
穂乃果「ぁ…」
英玲奈「……」
穂乃果「ふふ…やっぱり、エレナちゃんは優しいね…」
英玲奈「……ソウカ」
穂乃果「……」
英玲奈「……」
穂乃果「っ、ひっ…」グス
英玲奈「ホノカ…?」
穂乃果「いつまで、ここにいなきゃ、えぐ…いけないのぉ?」ポロポロ
英玲奈「……」
穂乃果「お母さぁん…お父さん、ゆきほぉ…会いたいよ、ぐす…帰りたいよぉ…」ポロポロ
英玲奈「ホノカ」
穂乃果「うみちゃん、ことりちゃん…みんな…誰かたすけてよぉ…」グスグス
英玲奈「ホノカ、ナカナイデクレ」
穂乃果「ごめん、ごめんね…ひっ…ごめん…」ポロポロ
英玲奈「……」ギュ
穂乃果「ぁ…」
英玲奈「……」
穂乃果「ふふ…やっぱり、エレナちゃんは優しいね…」
英玲奈「……ソウカ」
83: 2015/03/24(火) 00:11:07.40 ID:u5IuB2EN.net
―――――――――――
英玲奈「ハカセ」
あんじゅ「あら、どうかした?」
英玲奈「…ヒトハ、ドノヨウナコトデヨロコビヲカンジ、エガオニナルノデスカ?」
あんじゅ「え?さぁ…それは人それぞれだしねぇ…」
英玲奈「ソウデスカ…」
あんじゅ「なんでそんなこと聞くの?」
英玲奈「…ジブンデモワカラナイノデス。タダ、カノジョガナイテイタノデ」
あんじゅ「喜ばせて笑顔にさせたい、と…」
英玲奈「……」
あんじゅ「愛しているのね、彼女のこと」
英玲奈「アイ?」
あんじゅ「愛っていうのは、人が人を大切に思う心。誰かのためになにかをしてあげたいなんて、そんなの愛してなきゃ考えないわよ?」
英玲奈「デスガ、ワタシハニンゲンデハアリマセン」
あんじゅ「私には、もうあなたが心のある人間に見えるけどね」
英玲奈「…カノジョニモイワレマシタ。ワタシニモ、ココロガアルト」
あんじゅ「そう…いい子なのね、穂乃果さん」
英玲奈「……」
あんじゅ「そうね…この前みたいにパンを焼いてみたらどう?あれ、すっごく美味しかったわよ」
英玲奈「アリガトウゴザイマス…デハ、ソウシマス」
あんじゅ「頑張ってね…エレナ」
英玲奈「…ハイ」
あんじゅ「まさかロボットが心を持つなんてねぇ」
あんじゅ「心を持ったロボットと人間の…なんて、ふふ…陳腐」クスクス
あんじゅ「でも…嫌いじゃないわ。完全にフルハウス♪」
英玲奈「ハカセ」
あんじゅ「あら、どうかした?」
英玲奈「…ヒトハ、ドノヨウナコトデヨロコビヲカンジ、エガオニナルノデスカ?」
あんじゅ「え?さぁ…それは人それぞれだしねぇ…」
英玲奈「ソウデスカ…」
あんじゅ「なんでそんなこと聞くの?」
英玲奈「…ジブンデモワカラナイノデス。タダ、カノジョガナイテイタノデ」
あんじゅ「喜ばせて笑顔にさせたい、と…」
英玲奈「……」
あんじゅ「愛しているのね、彼女のこと」
英玲奈「アイ?」
あんじゅ「愛っていうのは、人が人を大切に思う心。誰かのためになにかをしてあげたいなんて、そんなの愛してなきゃ考えないわよ?」
英玲奈「デスガ、ワタシハニンゲンデハアリマセン」
あんじゅ「私には、もうあなたが心のある人間に見えるけどね」
英玲奈「…カノジョニモイワレマシタ。ワタシニモ、ココロガアルト」
あんじゅ「そう…いい子なのね、穂乃果さん」
英玲奈「……」
あんじゅ「そうね…この前みたいにパンを焼いてみたらどう?あれ、すっごく美味しかったわよ」
英玲奈「アリガトウゴザイマス…デハ、ソウシマス」
あんじゅ「頑張ってね…エレナ」
英玲奈「…ハイ」
あんじゅ「まさかロボットが心を持つなんてねぇ」
あんじゅ「心を持ったロボットと人間の…なんて、ふふ…陳腐」クスクス
あんじゅ「でも…嫌いじゃないわ。完全にフルハウス♪」
85: 2015/03/24(火) 00:19:45.14 ID:u5IuB2EN.net
>>84
あれか
マガジンでやってた
あれか
マガジンでやってた
87: 2015/03/24(火) 00:50:13.53 ID:u5IuB2EN.net
――――――――――――
ツバサ「あ、E-07。ちょうどいいところに」
英玲奈「ナンデショウカ」
ツバサ「あれが完成したわ。高坂穂乃果を連れて来なさい」
英玲奈「!……リョウカイシマシタ」
ツバサ「あら、なにこれ?パン?」
英玲奈「ハイ」
ツバサ「ひとつもらうわ」ヒョイ
英玲奈「……」
ツバサ「お別れ、済ませときなさいよ?なんてね、ふふ」スタスタ
英玲奈「……」
ツバサ「あ、E-07。ちょうどいいところに」
英玲奈「ナンデショウカ」
ツバサ「あれが完成したわ。高坂穂乃果を連れて来なさい」
英玲奈「!……リョウカイシマシタ」
ツバサ「あら、なにこれ?パン?」
英玲奈「ハイ」
ツバサ「ひとつもらうわ」ヒョイ
英玲奈「……」
ツバサ「お別れ、済ませときなさいよ?なんてね、ふふ」スタスタ
英玲奈「……」
88: 2015/03/24(火) 04:04:02.39 ID:u5IuB2EN.net
―――――――――――
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん?」
英玲奈「キミヲツレテクルヨウ、メイジラレタ」
穂乃果「…そっか」
英玲奈「……」
穂乃果「…エレナちゃん」
英玲奈「……」
穂乃果「今まで一緒にいてくれて、ありがとう」
英玲奈「……」
穂乃果「…いこ?」グイ
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん」
英玲奈「……アア」
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん?」
英玲奈「キミヲツレテクルヨウ、メイジラレタ」
穂乃果「…そっか」
英玲奈「……」
穂乃果「…エレナちゃん」
英玲奈「……」
穂乃果「今まで一緒にいてくれて、ありがとう」
英玲奈「……」
穂乃果「…いこ?」グイ
英玲奈「……」
穂乃果「エレナちゃん」
英玲奈「……アア」
95: 2015/03/24(火) 16:48:46.91 ID:u5IuB2EN.net
―――――――――――
ツバサ「準備完了よ」
穂乃果「……」
ツバサ「安心して?すぐ終わるから」
穂乃果「……」
ツバサ「あなたのおかげで、この世界は変わるの。もちろん、いい方にね」
穂乃果「……」チラ
英玲奈「……」
ツバサ「…始めるわよ」
バチバチ…バチバチバチバチ!
ツバサ「準備完了よ」
穂乃果「……」
ツバサ「安心して?すぐ終わるから」
穂乃果「……」
ツバサ「あなたのおかげで、この世界は変わるの。もちろん、いい方にね」
穂乃果「……」チラ
英玲奈「……」
ツバサ「…始めるわよ」
バチバチ…バチバチバチバチ!
96: 2015/03/24(火) 18:11:32.65 ID:u5IuB2EN.net
英玲奈「……」
ツバサ「よし…よし!」
穂乃果「っ、あっ…!」
ツバサ「遂に、叶うわ…!私の…!」
バチバチバチバチ!!
ツバサ「よし…よし!」
穂乃果「っ、あっ…!」
ツバサ「遂に、叶うわ…!私の…!」
バチバチバチバチ!!
97: 2015/03/24(火) 18:12:05.34 ID:u5IuB2EN.net
英玲奈「……」
穂乃果「うああ…っ!」
英玲奈「……」
『いつもありがとう!』
『あなたの名前は?』
『エレナちゃん!』
『お帰り、エレナちゃん』
英玲奈「……」
『エレナちゃんにもきっとあるよ』
『エレナちゃんは優しいから』
英玲奈「…ホノ、カ」
『誰か、助けて…っ』
英玲奈「――――…」
穂乃果「うああ…っ!」
英玲奈「……」
『いつもありがとう!』
『あなたの名前は?』
『エレナちゃん!』
『お帰り、エレナちゃん』
英玲奈「……」
『エレナちゃんにもきっとあるよ』
『エレナちゃんは優しいから』
英玲奈「…ホノ、カ」
『誰か、助けて…っ』
英玲奈「――――…」
98: 2015/03/24(火) 18:17:34.98 ID:u5IuB2EN.net
ガシャアアアアアンッ!!!!
ツバサ「……は?」
英玲奈「……」ググ…
ツバサ「E-07…?あ、なた…なにして」
英玲奈「……」ブチブチ…!
ツバサ「――なにしてんのよおおおおおおおおおおおっ!!!?」
ツバサ「……は?」
英玲奈「……」ググ…
ツバサ「E-07…?あ、なた…なにして」
英玲奈「……」ブチブチ…!
ツバサ「――なにしてんのよおおおおおおおおおおおっ!!!?」
100: 2015/03/24(火) 18:23:39.46 ID:u5IuB2EN.net
穂乃果「っ、はぁ…はぁ…?」
英玲奈「……」
穂乃果「エレ、ナちゃん…?」
英玲奈「…ワタシガ、キミヲタスケル」
穂乃果「っ…!あ…はは、やっぱり、エレナちゃんは優しいや」ポロポロ
英玲奈「……ソウカ」ニコ
英玲奈「……」
穂乃果「エレ、ナちゃん…?」
英玲奈「…ワタシガ、キミヲタスケル」
穂乃果「っ…!あ…はは、やっぱり、エレナちゃんは優しいや」ポロポロ
英玲奈「……ソウカ」ニコ
111: 2015/03/24(火) 23:28:44.26 ID:u5IuB2EN.net
英玲奈「ハシルゾ」ギュ
穂乃果「うん!」ギュ
ツバサ「まっ…!っ、通信?こんなときに!」ピッ
ツバサ「なに!?…は?侵入者!?」
ツバサ「このタイミングで…!」
ツバサ「~~~クソッ!!」ガンッ
穂乃果「うん!」ギュ
ツバサ「まっ…!っ、通信?こんなときに!」ピッ
ツバサ「なに!?…は?侵入者!?」
ツバサ「このタイミングで…!」
ツバサ「~~~クソッ!!」ガンッ
113: 2015/03/24(火) 23:42:04.01 ID:u5IuB2EN.net
ツバサ「E-07…ロボットの分際でぇ…ッ!」
ツバサ「いいわ…ぶっ壊してあげる」
ツバサ「いいわ…ぶっ壊してあげる」
114: 2015/03/24(火) 23:57:53.34 ID:u5IuB2EN.net
―――――――――――――
穂乃果「はっ、はぁ…エレナちゃん、これからどうするの?」
英玲奈「ソトヲメザス」
穂乃果「でも、そんなに簡単には…」
英玲奈「ソウダ。タドリツクカクリツハカナリヒクイ」
穂乃果「……」
英玲奈「ダガ、カナラズキミヲツレダス。ナントシテモ」
穂乃果「…うん!」
「お熱いわね」
穂乃果「!」
あんじゅ「初めまして、穂乃果さん。私はあんじゅ。よろしくね?」
英玲奈「…ハカセ」スッ
あんじゅ「あー、大丈夫。私は二人の味方よ」
穂乃果「え…」
英玲奈「……」
あんじゅ「こっちにきて?逃げ道を教えてあげる♪」
穂乃果「はっ、はぁ…エレナちゃん、これからどうするの?」
英玲奈「ソトヲメザス」
穂乃果「でも、そんなに簡単には…」
英玲奈「ソウダ。タドリツクカクリツハカナリヒクイ」
穂乃果「……」
英玲奈「ダガ、カナラズキミヲツレダス。ナントシテモ」
穂乃果「…うん!」
「お熱いわね」
穂乃果「!」
あんじゅ「初めまして、穂乃果さん。私はあんじゅ。よろしくね?」
英玲奈「…ハカセ」スッ
あんじゅ「あー、大丈夫。私は二人の味方よ」
穂乃果「え…」
英玲奈「……」
あんじゅ「こっちにきて?逃げ道を教えてあげる♪」
117: 2015/03/25(水) 00:31:05.36 ID:w4QBg9jC.net
――――――――――
穂乃果「……」
あんじゅ「本当にびっくりしたわ」
穂乃果「?」
あんじゅ「まさかロボットが命令以外のことで行動するなんてね…この子、私の所にきてあなたを喜ばせる方法を聞いてきたのよ?」
穂乃果「…そうなの?」
英玲奈「……」
あんじゅ「ふふ、照れてるのかしら?」
穂乃果「あの…」
あんじゅ「ん?」
穂乃果「どうして助けてくれるんですか?」
あんじゅ「んー…私ね、ハッピーエンドが好きなの」
穂乃果「え?」
あんじゅ「さ、私が案内できるのはここまで。できるだけ早く逃げてね?ここ、爆破するから」
穂乃果「な、なんで!?」
あんじゅ「此処がある限り、ツバサはまた穂乃果さんを拐って同じことを繰り返すわ。だから全部跡形もなく吹っ飛ばすの♪」
穂乃果「そ、そっか…」
英玲奈「…ハカセ」
あんじゅ「なぁに?」
英玲奈「アリガトウゴザイマス」
あんじゅ「…どういたしまして♪」
穂乃果「……」
あんじゅ「本当にびっくりしたわ」
穂乃果「?」
あんじゅ「まさかロボットが命令以外のことで行動するなんてね…この子、私の所にきてあなたを喜ばせる方法を聞いてきたのよ?」
穂乃果「…そうなの?」
英玲奈「……」
あんじゅ「ふふ、照れてるのかしら?」
穂乃果「あの…」
あんじゅ「ん?」
穂乃果「どうして助けてくれるんですか?」
あんじゅ「んー…私ね、ハッピーエンドが好きなの」
穂乃果「え?」
あんじゅ「さ、私が案内できるのはここまで。できるだけ早く逃げてね?ここ、爆破するから」
穂乃果「な、なんで!?」
あんじゅ「此処がある限り、ツバサはまた穂乃果さんを拐って同じことを繰り返すわ。だから全部跡形もなく吹っ飛ばすの♪」
穂乃果「そ、そっか…」
英玲奈「…ハカセ」
あんじゅ「なぁに?」
英玲奈「アリガトウゴザイマス」
あんじゅ「…どういたしまして♪」
119: 2015/03/25(水) 01:00:28.73 ID:w4QBg9jC.net
――――――――――――
英玲奈「ハカセノオカゲデダイブデグチニチカヅケタ。ダガ、ココカラハオッテヲアイテニシナケレバナラナイダロウ」
穂乃果「……」ギュ
英玲奈「…ホノカハワタシガマモル。アンシンシテクレ」
穂乃果「…うん」
タッタッタッ…
穂乃果「足音が…」
英玲奈「コチラニムカッテキテイル。ゲキタイスル」
タッタッタッ
英玲奈「…クル」
穂乃果「……!」
「はぁ、はぁ…!?」
英玲奈「――タイショウヲテキトニンシキ。ホノカ、サガレ」
穂乃果「……海未ちゃん?」
海未「え…ほの、か?」
英玲奈「ハカセノオカゲデダイブデグチニチカヅケタ。ダガ、ココカラハオッテヲアイテニシナケレバナラナイダロウ」
穂乃果「……」ギュ
英玲奈「…ホノカハワタシガマモル。アンシンシテクレ」
穂乃果「…うん」
タッタッタッ…
穂乃果「足音が…」
英玲奈「コチラニムカッテキテイル。ゲキタイスル」
タッタッタッ
英玲奈「…クル」
穂乃果「……!」
「はぁ、はぁ…!?」
英玲奈「――タイショウヲテキトニンシキ。ホノカ、サガレ」
穂乃果「……海未ちゃん?」
海未「え…ほの、か?」
121: 2015/03/25(水) 01:10:33.27 ID:w4QBg9jC.net
英玲奈「ウミ…?」
穂乃果「海未ちゃん!海未ちゃぁん!」ガバ
海未「穂乃果…穂乃果!会いたかった…」ギュウ
穂乃果「海未ちゃん…っ、助けにきて、くれたの?」グス
海未「えぇ…色んな人の力を借りて、あなたのことを助けにきたんです。遅くなって、すいません。無事でよかった…」
穂乃果「ぐす…エレナちゃんが、守ってくれたの…」
海未「あの方ですか?」
穂乃果「うん…エレナちゃんは、ロボットだけど…心があるんだよ」
海未「それは…エレナさん、ありがとうございます。穂乃果を守ってくれて」
英玲奈「……アア」
穂乃果「海未ちゃん!海未ちゃぁん!」ガバ
海未「穂乃果…穂乃果!会いたかった…」ギュウ
穂乃果「海未ちゃん…っ、助けにきて、くれたの?」グス
海未「えぇ…色んな人の力を借りて、あなたのことを助けにきたんです。遅くなって、すいません。無事でよかった…」
穂乃果「ぐす…エレナちゃんが、守ってくれたの…」
海未「あの方ですか?」
穂乃果「うん…エレナちゃんは、ロボットだけど…心があるんだよ」
海未「それは…エレナさん、ありがとうございます。穂乃果を守ってくれて」
英玲奈「……アア」
122: 2015/03/25(水) 01:32:30.38 ID:w4QBg9jC.net
海未「と、ゆっくりしてる時間はありませんね」
英玲奈「モウスグココハバクハサレル。イソイダホウガイイ」
海未「爆破!?」
穂乃果「うん、あのね―――」
海未「なるほど…わかりました。仲間に連絡をとるので少し待ってください」
英玲奈「リョウカイシタ」
穂乃果「もしかして…皆きてるの?」
海未「はい、皆あなたを助けたくて…あ、皆さん!穂乃果を見つけました!はい…はい」
穂乃果「…あとで皆にお礼言わなきゃ。ね、エレナちゃん」
英玲奈「ナンダ?」
穂乃果「ここから出たら、一緒に――」
ドゴオオオオオンッ!!
英玲奈「モウスグココハバクハサレル。イソイダホウガイイ」
海未「爆破!?」
穂乃果「うん、あのね―――」
海未「なるほど…わかりました。仲間に連絡をとるので少し待ってください」
英玲奈「リョウカイシタ」
穂乃果「もしかして…皆きてるの?」
海未「はい、皆あなたを助けたくて…あ、皆さん!穂乃果を見つけました!はい…はい」
穂乃果「…あとで皆にお礼言わなきゃ。ね、エレナちゃん」
英玲奈「ナンダ?」
穂乃果「ここから出たら、一緒に――」
ドゴオオオオオンッ!!
125: 2015/03/25(水) 01:59:23.63 ID:w4QBg9jC.net
ガラガラ…
ツバサ『…みーつけた♡』
穂乃果「なに、これ…」
ツバサ『これ?軍事用のロボットよ。色々と改造してあるけど…こんなときのために用意しておいたの』
海未「そんな…」
ツバサ『あら?侵入者?…ま、どうでもいいわ』ズ…
英玲奈「!」
ツバサ『先ずはあなたよ…E-07!』ブゥン!
ドォン!
穂乃果「エレナちゃんッ!」
英玲奈「……」ググ…
ツバサ『へぇ…流石あんじゅが作っただけあるわ…頑丈ね』
英玲奈「…ホノカ、ハシレ」
穂乃果「え…」
英玲奈「コレハワタシガクイトメル。ダカラハヤク…」
穂乃果「やだ、やだよ…エレナちゃんをおいていくなんて!」
英玲奈「シカシ、ソウスルホカ」
穂乃果「やだ!やだやだやだぁ!」ウル
英玲奈「…ホノカ、オネガイダ」
ツバサ『…みーつけた♡』
穂乃果「なに、これ…」
ツバサ『これ?軍事用のロボットよ。色々と改造してあるけど…こんなときのために用意しておいたの』
海未「そんな…」
ツバサ『あら?侵入者?…ま、どうでもいいわ』ズ…
英玲奈「!」
ツバサ『先ずはあなたよ…E-07!』ブゥン!
ドォン!
穂乃果「エレナちゃんッ!」
英玲奈「……」ググ…
ツバサ『へぇ…流石あんじゅが作っただけあるわ…頑丈ね』
英玲奈「…ホノカ、ハシレ」
穂乃果「え…」
英玲奈「コレハワタシガクイトメル。ダカラハヤク…」
穂乃果「やだ、やだよ…エレナちゃんをおいていくなんて!」
英玲奈「シカシ、ソウスルホカ」
穂乃果「やだ!やだやだやだぁ!」ウル
英玲奈「…ホノカ、オネガイダ」
126: 2015/03/25(水) 02:13:00.67 ID:w4QBg9jC.net
穂乃果「うっ…やだよ…一緒に逃げようよ…」ポロポロ
英玲奈「ダイジョウブダ…ワタシハツヨイ。ショウサンモアル。オワッタラ、アトヲオウ」
海未「…穂乃果、行きましょう。私達がここにいたら、エレナさんも戦えません」
穂乃果「…ぜったい、絶対にあとで追いかけてきてね」グス
英玲奈「…アア」
穂乃果「っ…」タッ
英玲奈「…ホノカヲ、タノム」
海未「…はい!」タッ
ツバサ『あーらら、逃げちゃった…ま、あなたを壊したあとですぐに捕まえるけど』
英玲奈「……」
ツバサ『…バラバラにしてあげる』
英玲奈「ダイジョウブダ…ワタシハツヨイ。ショウサンモアル。オワッタラ、アトヲオウ」
海未「…穂乃果、行きましょう。私達がここにいたら、エレナさんも戦えません」
穂乃果「…ぜったい、絶対にあとで追いかけてきてね」グス
英玲奈「…アア」
穂乃果「っ…」タッ
英玲奈「…ホノカヲ、タノム」
海未「…はい!」タッ
ツバサ『あーらら、逃げちゃった…ま、あなたを壊したあとですぐに捕まえるけど』
英玲奈「……」
ツバサ『…バラバラにしてあげる』
127: 2015/03/25(水) 02:17:43.46 ID:w4QBg9jC.net
――――――――――――
海未「はっ、はっ…」
穂乃果「はぁ、はぁ…」
海未「もう少しです…頑張ってください!」
穂乃果「はっ、はぁ…」
穂乃果(エレナちゃん…)
ドガアアアアア…!
穂乃果「!…はぁ、はぁ」ピタ
海未「穂乃果、立ち止まらないで!」
穂乃果「っ、エレナちゃん…!」
海未「穂乃果!?待ちなさい!穂乃果ぁ!」
海未「はっ、はっ…」
穂乃果「はぁ、はぁ…」
海未「もう少しです…頑張ってください!」
穂乃果「はっ、はぁ…」
穂乃果(エレナちゃん…)
ドガアアアアア…!
穂乃果「!…はぁ、はぁ」ピタ
海未「穂乃果、立ち止まらないで!」
穂乃果「っ、エレナちゃん…!」
海未「穂乃果!?待ちなさい!穂乃果ぁ!」
129: 2015/03/25(水) 03:44:28.68 ID:w4QBg9jC.net
――――――――――――
英玲奈「……」バチ…バチチ
ツバサ『はぁ、はぁ…随分手こずらせてくれるわね…E-07』
英玲奈「……チガウ…E-07ジャナイ…ワタシハ、エレナ、デス…」ヨロ
ツバサ『ハッ…ねぇ、人の真似は楽しかった?』
英玲奈「……」
ツバサ『…ほんと、つまらないわね。さよなら、E-07』ズ…
英玲奈「……」
ドガアアアアアン!!
ツバサ『っ、なに!?』
英玲奈「ハカセガシカケタバクダンガ、キドウシタヨウデス…」
ツバサ『なんですって!?』
英玲奈「……イマ」ヒュッ!ゴシャア!
ツバサ『っ、きゃあッ!?…脚が!?』ガシャアッ
英玲奈「ヤハリ、カンセツブハモロイ…コレデ、アナタノキタイハキドウセイヲウシナイマシタ。バクハツニマキコマレルマエニ、ニゲルノガケンメイカト」
ツバサ『くっ…ふざけるなぁああああッ!!!』ブォン!
英玲奈「!」ドガァッ!
英玲奈「……」バチ…バチチ
ツバサ『はぁ、はぁ…随分手こずらせてくれるわね…E-07』
英玲奈「……チガウ…E-07ジャナイ…ワタシハ、エレナ、デス…」ヨロ
ツバサ『ハッ…ねぇ、人の真似は楽しかった?』
英玲奈「……」
ツバサ『…ほんと、つまらないわね。さよなら、E-07』ズ…
英玲奈「……」
ドガアアアアアン!!
ツバサ『っ、なに!?』
英玲奈「ハカセガシカケタバクダンガ、キドウシタヨウデス…」
ツバサ『なんですって!?』
英玲奈「……イマ」ヒュッ!ゴシャア!
ツバサ『っ、きゃあッ!?…脚が!?』ガシャアッ
英玲奈「ヤハリ、カンセツブハモロイ…コレデ、アナタノキタイハキドウセイヲウシナイマシタ。バクハツニマキコマレルマエニ、ニゲルノガケンメイカト」
ツバサ『くっ…ふざけるなぁああああッ!!!』ブォン!
英玲奈「!」ドガァッ!
130: 2015/03/25(水) 04:01:11.26 ID:w4QBg9jC.net
――――――――――――
穂乃果「はぁ、はぁ…!」
穂乃果「――エレナちゃん!」
英玲奈「…ホノ、カ?ナゼ?」
穂乃果「エレナちゃん!大丈夫!?こんな、ボロボロになって…っ」
英玲奈「ナゼ、モドッテキタ…ハヤク、ニゲロ」
穂乃果「わかってる!エレナちゃん、勝ったんでしょ?だったらエレナちゃんもいこうよ!…あの人は?」
英玲奈「ウゴカナクナッタキタイヲステテ、ニゲタヨウダ…」
穂乃果「そっか…なら早く!ここも爆発で崩れちゃうよ!一緒に逃げよう!」グイ
英玲奈「…イッショニ、トイウノハ、フカノウダ」
穂乃果「え…」
穂乃果「はぁ、はぁ…!」
穂乃果「――エレナちゃん!」
英玲奈「…ホノ、カ?ナゼ?」
穂乃果「エレナちゃん!大丈夫!?こんな、ボロボロになって…っ」
英玲奈「ナゼ、モドッテキタ…ハヤク、ニゲロ」
穂乃果「わかってる!エレナちゃん、勝ったんでしょ?だったらエレナちゃんもいこうよ!…あの人は?」
英玲奈「ウゴカナクナッタキタイヲステテ、ニゲタヨウダ…」
穂乃果「そっか…なら早く!ここも爆発で崩れちゃうよ!一緒に逃げよう!」グイ
英玲奈「…イッショニ、トイウノハ、フカノウダ」
穂乃果「え…」
131: 2015/03/25(水) 04:14:25.79 ID:w4QBg9jC.net
英玲奈「サキホドノセントウデ、タダイナダメージヲウケテシマッタ。モウ、ウゴカスコトガデキナイ」
穂乃果「そん、な…」
英玲奈「ジキニワタシノ、ゼンシステムモ、テイシスルダロウ。ダカラ、ホノカ…ワタシノコトハオイテ、ハヤクニゲルンダ」
穂乃果「やだよ…そんなの!動かせないなら、私がエレナちゃんを担いでいくよ!ね?」
英玲奈「…ノコサレタジカンハ、ワズカダ。ソレデハカクジツニマニアワナイ」
穂乃果「だったらここにいる!」
英玲奈「ホノカ…」
穂乃果「エレナちゃんと、一緒にいる…!」ポロポロ
穂乃果「そん、な…」
英玲奈「ジキニワタシノ、ゼンシステムモ、テイシスルダロウ。ダカラ、ホノカ…ワタシノコトハオイテ、ハヤクニゲルンダ」
穂乃果「やだよ…そんなの!動かせないなら、私がエレナちゃんを担いでいくよ!ね?」
英玲奈「…ノコサレタジカンハ、ワズカダ。ソレデハカクジツニマニアワナイ」
穂乃果「だったらここにいる!」
英玲奈「ホノカ…」
穂乃果「エレナちゃんと、一緒にいる…!」ポロポロ
133: 2015/03/25(水) 05:16:29.00 ID:w4QBg9jC.net
英玲奈「……」
穂乃果「うっ、ひっく…」
英玲奈「…ホノカ、ナントイオウトシテイタンダ?」
穂乃果「え…?」
英玲奈「ココヲデタラ、イッショニ…ト」
穂乃果「…ここを出たら、一緒に暮らそう、って」グス
英玲奈「…ソウカ。ソレハ、トテモイイナ」
穂乃果「で、しょ…?」
英玲奈「…ホノカ、キイテクレ」
穂乃果「…な、に」
英玲奈「ワタシハ、ロボットダ」
穂乃果「うん…」
英玲奈「…ダガ、タダノロボットノワタシニ、ホノカハアリガトウトイウカンシャノコトバヲイッテクレタ」
穂乃果「……」
英玲奈「…ワタシニ、エレナトイウナマエヲアタエテクレタ」
英玲奈「ワタシニ、オカエリトイッテクレタ」
英玲奈「ワタシニ、エガオヲオシエテクレタ」
英玲奈「ワタシニ、サマザマナ、ハナシヲシテクレタ」
穂乃果「……っ」
穂乃果「うっ、ひっく…」
英玲奈「…ホノカ、ナントイオウトシテイタンダ?」
穂乃果「え…?」
英玲奈「ココヲデタラ、イッショニ…ト」
穂乃果「…ここを出たら、一緒に暮らそう、って」グス
英玲奈「…ソウカ。ソレハ、トテモイイナ」
穂乃果「で、しょ…?」
英玲奈「…ホノカ、キイテクレ」
穂乃果「…な、に」
英玲奈「ワタシハ、ロボットダ」
穂乃果「うん…」
英玲奈「…ダガ、タダノロボットノワタシニ、ホノカハアリガトウトイウカンシャノコトバヲイッテクレタ」
穂乃果「……」
英玲奈「…ワタシニ、エレナトイウナマエヲアタエテクレタ」
英玲奈「ワタシニ、オカエリトイッテクレタ」
英玲奈「ワタシニ、エガオヲオシエテクレタ」
英玲奈「ワタシニ、サマザマナ、ハナシヲシテクレタ」
穂乃果「……っ」
134: 2015/03/25(水) 05:18:20.19 ID:w4QBg9jC.net
英玲奈「ソウヤッテホノカトスゴシタジカンノナカデ、ワタシハカワッテイッタ」
英玲奈「ホノカヲ、ヨロコバセタイトカンガエルヨウニナッタ」
英玲奈「ホノカニ、ナイテホシクナイトカンガエルヨウニナッタ」
英玲奈「ホノカヲ、エガオニシタイトカンガエルヨウニナッタ…」
穂乃果「えれ、なちゃ…」ポロポロ
英玲奈「…ホノカヲタスケタイト、オモウヨウニナッタ」
英玲奈「ホノカガ、ワタシニ…ココロヲアタエテクレタンダ」
穂乃果「ひっ、ひぐ…」ポロポロ
英玲奈「ホノカ、ナカナイデクレ…」
英玲奈「ワタシハ、ホノカノコトヲタイセツニオモッテイル…アイシテルンダ」
穂乃果「っ、ぐす…」ポロポロ
英玲奈「…ダカラ、ホノカニハシンデホシクハナイ」
英玲奈「イッショニハイケナイガ、オネガイダ…イキテクレ、ホノカ」
英玲奈「ホノカヲ、ヨロコバセタイトカンガエルヨウニナッタ」
英玲奈「ホノカニ、ナイテホシクナイトカンガエルヨウニナッタ」
英玲奈「ホノカヲ、エガオニシタイトカンガエルヨウニナッタ…」
穂乃果「えれ、なちゃ…」ポロポロ
英玲奈「…ホノカヲタスケタイト、オモウヨウニナッタ」
英玲奈「ホノカガ、ワタシニ…ココロヲアタエテクレタンダ」
穂乃果「ひっ、ひぐ…」ポロポロ
英玲奈「ホノカ、ナカナイデクレ…」
英玲奈「ワタシハ、ホノカノコトヲタイセツニオモッテイル…アイシテルンダ」
穂乃果「っ、ぐす…」ポロポロ
英玲奈「…ダカラ、ホノカニハシンデホシクハナイ」
英玲奈「イッショニハイケナイガ、オネガイダ…イキテクレ、ホノカ」
136: 2015/03/25(水) 05:30:52.35 ID:w4QBg9jC.net
穂乃果「わたしも…わたしも、エレナちゃんのこと、愛してるよ…」ポロポロ
英玲奈「…ソウ、カ。ナンダロウナ…フフ、コレガ、シアワセトイウモノナノダロウカ?」
穂乃果「っ…エレナちゃん、ありがとう…」ギュ
英玲奈「アア…」
穂乃果「……」
英玲奈「…ホノ、カ、ワタシニ、ココロ、ヲアタエテクレテ、ア、リガト…ウ」
穂乃果「っ、うん、うん…!」ポロポロ
英玲奈「…ソウ、カ。ナンダロウナ…フフ、コレガ、シアワセトイウモノナノダロウカ?」
穂乃果「っ…エレナちゃん、ありがとう…」ギュ
英玲奈「アア…」
穂乃果「……」
英玲奈「…ホノ、カ、ワタシニ、ココロ、ヲアタエテクレテ、ア、リガト…ウ」
穂乃果「っ、うん、うん…!」ポロポロ
137: 2015/03/25(水) 05:43:36.85 ID:w4QBg9jC.net
英玲奈「…サァ、モウ、イ…」
穂乃果「…エレナちゃん?」
英玲奈「……」
穂乃果「……」グス
英玲奈「……」
穂乃果「…ばいばい」
タッタッタッタッタ…
英玲奈「……」
穂乃果「…エレナちゃん?」
英玲奈「……」
穂乃果「……」グス
英玲奈「……」
穂乃果「…ばいばい」
タッタッタッタッタ…
英玲奈「……」
141: 2015/03/25(水) 07:57:00.10 ID:w4QBg9jC.net
―――――――――――――
―――――――――
ツバサ「……」
あんじゅ「…気分はどう?」
ツバサ「…最悪よ。よくも裏切ってくれたわね」
あんじゅ「……」
ツバサ「もう少しで、もう少しで実現できたのに…!」
あんじゅ「確かに、成功していればあなたが…皆が望んだ平和な世界が訪れたでしょうね」
ツバサ「そうよ…それが」
あんじゅ「でも私は、誰かの犠牲の上に成り立っている平和なんて、反吐が出るわ」
ツバサ「……」
あんじゅ「昔のツバサなら、きっと私と
同じことを言うわよ…」
ツバサ「知らないわよ…」
あんじゅ「ねぇ、やり直しましょ?もう一度、最初から…今度はちゃんと、信念を貫いて」
ツバサ「もう一度って…もう私にはなんにもないのよ…」
あんじゅ「あら、私たちには…ほら」トントン
ツバサ「……ふっ」
あんじゅ「あ、笑った。それで、早速手伝って欲しいことがあるんだけど…」
ツバサ「…なに」
あんじゅ「探し物!あの完全にフルハウスな瓦礫の中から!」ビッ
ツバサ「…肉体労働じゃない!」
―――――――――
ツバサ「……」
あんじゅ「…気分はどう?」
ツバサ「…最悪よ。よくも裏切ってくれたわね」
あんじゅ「……」
ツバサ「もう少しで、もう少しで実現できたのに…!」
あんじゅ「確かに、成功していればあなたが…皆が望んだ平和な世界が訪れたでしょうね」
ツバサ「そうよ…それが」
あんじゅ「でも私は、誰かの犠牲の上に成り立っている平和なんて、反吐が出るわ」
ツバサ「……」
あんじゅ「昔のツバサなら、きっと私と
同じことを言うわよ…」
ツバサ「知らないわよ…」
あんじゅ「ねぇ、やり直しましょ?もう一度、最初から…今度はちゃんと、信念を貫いて」
ツバサ「もう一度って…もう私にはなんにもないのよ…」
あんじゅ「あら、私たちには…ほら」トントン
ツバサ「……ふっ」
あんじゅ「あ、笑った。それで、早速手伝って欲しいことがあるんだけど…」
ツバサ「…なに」
あんじゅ「探し物!あの完全にフルハウスな瓦礫の中から!」ビッ
ツバサ「…肉体労働じゃない!」
142: 2015/03/25(水) 07:57:30.92 ID:w4QBg9jC.net
――――――――――――――
――――――――――
―――――――
――――
穂乃果「いってきまーす」
雪穂「お姉ちゃんどこいくの?」
穂乃果「散歩だよ」
雪穂「ふーん…あ、お姉ちゃん宛に手紙来てたよ」
穂乃果「手紙?ありがと…道すがら読もっと」
雪穂「気をつけてねー」
穂乃果「はーい」ヒラヒラ
――――――――――
―――――――
――――
穂乃果「いってきまーす」
雪穂「お姉ちゃんどこいくの?」
穂乃果「散歩だよ」
雪穂「ふーん…あ、お姉ちゃん宛に手紙来てたよ」
穂乃果「手紙?ありがと…道すがら読もっと」
雪穂「気をつけてねー」
穂乃果「はーい」ヒラヒラ
143: 2015/03/25(水) 07:58:05.63 ID:w4QBg9jC.net
――――――――――――
海未「おや、穂乃果?どこかに出掛けるんですか?」
穂乃果「あ、海未ちゃん!うん、ちょっと散歩にいこうかなって」
海未「…ついていきましょうか?明るいとはいえ、一人だと危ないですし」
穂乃果「もう、海未ちゃんは心配性だなぁ。大丈夫だよ?すぐ戻ってくるし」
海未「…そうですか。では、気をつけて」
穂乃果「うん」
海未「…そういえば、今日はあの日からちょうど一年ですね」
海未「あれから暫くは毎日のように泣いていたのに、今では元通り…」
海未「……そんなわけないですね」
海未「おや、穂乃果?どこかに出掛けるんですか?」
穂乃果「あ、海未ちゃん!うん、ちょっと散歩にいこうかなって」
海未「…ついていきましょうか?明るいとはいえ、一人だと危ないですし」
穂乃果「もう、海未ちゃんは心配性だなぁ。大丈夫だよ?すぐ戻ってくるし」
海未「…そうですか。では、気をつけて」
穂乃果「うん」
海未「…そういえば、今日はあの日からちょうど一年ですね」
海未「あれから暫くは毎日のように泣いていたのに、今では元通り…」
海未「……そんなわけないですね」
144: 2015/03/25(水) 08:01:20.66 ID:w4QBg9jC.net
―――――――――――――――
穂乃果「……」
穂乃果「綺麗な空…」
穂乃果「……」
穂乃果「エレナちゃん…穂乃果、頑張ってるよ」
穂乃果「最初は無理だったけど、今では泣いてないよ…」
穂乃果「……会いたいよ…っ」
穂乃果「……ぁ、手紙」カサ
穂乃果「……あんじゅさん?」
『高坂穂乃果さんへ
お久し振り!私のこと覚えてるかしら?
完全にフルハウスでお馴染みのあんじゅです♡
まず、あのときのことを謝らせてください。
本当にごめんなさい。ツバサもすっごく反省してるわ。
本当は直接謝らせに行かせたいんだけど、私はともかくツバサはお尋ね者だから…。
そしてここからが本題!私達はある研究をしていて、それをなんとこの一年で成功させました!
その研究とはなんでしょう?
クローン…わかるかしら?ヒントをあげるわね?
私はハッピーエンド以外認めないの。
ふふ、私達の研究成果がもうすぐそっちに着く頃だから、よろしくしてあげてね♪』
穂乃果「これって……」
ザッ
穂乃果「――え?」
「……」
穂乃果「う、そ…」ジワ
「…なぜ泣いている?悲しいのか?」
穂乃果「っ、嬉しくても、涙はでるんだよ…?」
穂乃果「――おかえり、エレナちゃん…!」
英玲奈「――ただいま、穂乃果」
穂乃果「……」
穂乃果「綺麗な空…」
穂乃果「……」
穂乃果「エレナちゃん…穂乃果、頑張ってるよ」
穂乃果「最初は無理だったけど、今では泣いてないよ…」
穂乃果「……会いたいよ…っ」
穂乃果「……ぁ、手紙」カサ
穂乃果「……あんじゅさん?」
『高坂穂乃果さんへ
お久し振り!私のこと覚えてるかしら?
完全にフルハウスでお馴染みのあんじゅです♡
まず、あのときのことを謝らせてください。
本当にごめんなさい。ツバサもすっごく反省してるわ。
本当は直接謝らせに行かせたいんだけど、私はともかくツバサはお尋ね者だから…。
そしてここからが本題!私達はある研究をしていて、それをなんとこの一年で成功させました!
その研究とはなんでしょう?
クローン…わかるかしら?ヒントをあげるわね?
私はハッピーエンド以外認めないの。
ふふ、私達の研究成果がもうすぐそっちに着く頃だから、よろしくしてあげてね♪』
穂乃果「これって……」
ザッ
穂乃果「――え?」
「……」
穂乃果「う、そ…」ジワ
「…なぜ泣いている?悲しいのか?」
穂乃果「っ、嬉しくても、涙はでるんだよ…?」
穂乃果「――おかえり、エレナちゃん…!」
英玲奈「――ただいま、穂乃果」
146: 2015/03/25(水) 08:01:51.26 ID:w4QBg9jC.net
お わ り
147: 2015/03/25(水) 08:03:15.73 ID:w4QBg9jC.net
こういう内容のは初めて書いたわ
つまらなかったらごめん
でも書いてるうちは楽しかった
つまらなかったらごめん
でも書いてるうちは楽しかった
148: 2015/03/25(水) 08:03:54.58 ID:+zA6HWMx.net
感動したわ!
149: 2015/03/25(水) 08:03:58.90 ID:tGuodggn.net
面白かったよ
乙
乙
151: 2015/03/25(水) 08:10:23.88 ID:w4QBg9jC.net
おまけ
英玲奈「穂乃果、穂乃果♡」ギュー
穂乃果「あ、あの…エレナちゃん?」
英玲奈「好きだ、穂乃果♡愛してる♡」ギュギュー
穂乃果「な、なにこれぇ!?////」
『P.S
エレナは感情のコントロールがまだ上手くできないので、頑張ってね♡
完全にフルハウスなあんじゅより』
英玲奈「穂乃果、穂乃果♡」ギュー
穂乃果「あ、あの…エレナちゃん?」
英玲奈「好きだ、穂乃果♡愛してる♡」ギュギュー
穂乃果「な、なにこれぇ!?////」
『P.S
エレナは感情のコントロールがまだ上手くできないので、頑張ってね♡
完全にフルハウスなあんじゅより』
169: 2015/03/25(水) 17:53:22.02 ID:w4QBg9jC.net
再開して暫く経った頃
穂乃果「エレナちゃーん♪」ギュ
英玲奈「!?」
穂乃果「ふふふー、…あれ?」
英玲奈「……////」カァァ
穂乃果「どうしたの?」
英玲奈「っ、わからない…っはぁ、なんだ…なんだこれは…っ////」
穂乃果「だ、大丈夫?」ギュウ
英玲奈「くっ…動悸が収まらない…苦しい…!////」ドキドキ
穂乃果「あわわ、だ、誰か助けてー!」ギュウウ
英玲奈「うあああぁ…っ////」ドキドキドキドキドキ
雪穂「なにやってんのあの二人…」
穂乃果「エレナちゃーん♪」ギュ
英玲奈「!?」
穂乃果「ふふふー、…あれ?」
英玲奈「……////」カァァ
穂乃果「どうしたの?」
英玲奈「っ、わからない…っはぁ、なんだ…なんだこれは…っ////」
穂乃果「だ、大丈夫?」ギュウ
英玲奈「くっ…動悸が収まらない…苦しい…!////」ドキドキ
穂乃果「あわわ、だ、誰か助けてー!」ギュウウ
英玲奈「うあああぁ…っ////」ドキドキドキドキドキ
雪穂「なにやってんのあの二人…」
170: 2015/03/25(水) 17:54:32.62 ID:w4QBg9jC.net
蛇足だがどうしても書きたかった
これで本当におわり
レスありがとうございました
これで本当におわり
レスありがとうございました
179: 2015/03/26(木) 01:56:51.59 ID:YahAwWr5.net
乙!
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