純「ふぅ。やっぱ憂のお弁当は格別だね！」

憂「そんな････こんなの、昨日のおかずのありあわせだよ」

梓「ありあわせでこれだけ作れるのがすごいんだってば」

純「そうそう、あーもう憂のお姉ちゃんがうらやましい！」

憂「もう、純ちゃんはずかしいよ」くすくす

梓「ていうかXXXXXの話どうなったの」

純「うんそれなんだけどね、結局わかんなかった」

梓「ええーっ？！ 期待させてそのオチですか････」

純「だって兄ちゃん教えてくれなかったんだもーん！ 『純は知らなくていいから！』って年上づらしてさー」

梓「純って子供っぽいもんね」

純「梓にいわれたくない！」

憂「････ぷふっ、ふふっ」

純梓「「憂に笑われた･･･」」

憂「ごめんね、なんだか二人の会話っておかしくって･･･ふふっ」

純「私ら二人とも子供ってことかい･･･」

梓「憂にいわれちゃしょうがないけど･･･」

憂「あ、それで思ったんだけど。XXXXXとフォアグラってちょっと似てないかな？」

梓「あー。たしかに」

純「ちょ、ちょっと憂、フォアグラってなんなの？」

梓「高級食材だよ。トリュフとフォアグラと、あと････キャベツみたいな響きの」

憂「キャビアだよ梓ちゃん」

純「あははっ、キャベツって！ キャベツが高級食材って････ははははっ」

梓「自分だって知らなかったくせによく言うよ。……で、そのフォアグラってどういう食材だったっけ？」

憂「私もよく知らないけれど、鴨のお肉だったと思うよ」

梓「鴨の肉かー････でもさ、なんで純のお兄さんは鴨の肉なんて調べてたんだろう？」

純「うちの兄ちゃん、チャーハンぐらいしか作ってるの見たことないしなー･･･」

梓「鴨の肉使ったチャーハンは･･･さすがにないか」

憂「ていうかこの辺のスーパーで売ってないよ、たぶん」

純「だよねえ････なーんかますます気になってきちゃった」

梓「わかんない言葉ってあるよねー。Ｐ２Ｐとかシーベルトとか、あと△△△とか」

憂「く、△△△？」

梓「うん。どういう意味なのかって調べてみたんだけど、フィルタリングにひっかかっちゃって」

純「あーあれうざいよねー。ていうか梓、そんなのどこで聞いたのさ」

梓「こないだ携帯に変なメール来てて、たぶん送り先間違えたんだと思うけど」

純「えー、見せてよ」

梓「うーん、まだ残ってたかなあ････」ぴこぴこ

純「ていうか･･･なんか唯先輩のメール多くない･･･？」

梓「唯先輩、しょっちゅうメール送ってくるから」

憂「えー、どんなこと？」

梓「きょうのご飯は焼き魚だったんだよーとか、憂がアイス食べさせてくれなーい、とか」

純「私生活筒抜けじゃん！」

憂「えへへっ」

梓「あ、あった」

Ｔｏ：△△△やり放題☆
From：えびふらい ]

　昔も今も変わらない出会いの王道～「合コン」～。ここできっかけを見つけましょう。
　当然ですが、女の子たちも合コンは目の色を変えて捜しに着ているのであっさり決まっちゃいますよ～♪
　もちろん、登録→お相手（グループ含め）探し→アポ取りまでサイトの利用代は！完全無料！です。

　飲み代とお持ち帰り費用についてはご自身の負担でお願いします（笑）


――――――――――――

純「うーん、合コンとかですることなのかなあ」

梓「そんなの分からないよ。なんか、王様ゲームみたいなのかな？」

憂「えっじゃあポッキーゲームみたいな？」

梓「え、なにそれ」

純「あれ、ていうか携帯の画面バグってない？」

梓「あれ、件名が私の名前になってる････あっ操作きかなくなっちゃった」ぴこぴこ

純「あははっ、これじゃあ梓が△△△さんじゃん！」

梓「変なあだ名つけるのやめてよ、唯先輩でもせいいっぱいなんだからっ」

純「ごめんねー△△△さん」

梓「うるさい純」

憂「ぷふっ････くふふっ」

純梓「「また憂に笑われた････」」

純「ねぇ△△△ーそのおにぎり一個ちょうだーい」

梓「それで憂、ポッキーゲームって？」

純「わ。無視したしこいつ」

憂「えっと･･･純ちゃん、そのチョコパン貸して？」

純「あ、うんいいよ」

憂「ありがと。それでね、ポッキーを二人で両方からくわえて食べるんだよ」

梓「それが？」

純「････キス、しちゃわない？」

梓「あ。そっか」

憂「････う、うん。だからその、先にてれた方が負け」

純「憂がてれてんじゃん」

憂「うぅ･･･」

梓「はいはい純そこまで。ていうか憂、どこで知ったの？」

憂「････ぇちゃんが」

梓「え？」

憂「おねえちゃんが･･･やろうって」かあっ

純「えっ」

梓「えっ･･･と、その、･････やったの？」

憂「う、うん････お姉ちゃんがおもしろそうだって」

純「えと、結果は…？」

憂「････その、私がはずかしくなって、はずしちゃって」

梓「そっか････」

純「なんか聞いてるこっちまで恥ずかしくなってきちゃったよ････」

きーんこーん

憂「あ、予鈴なっちゃった」

梓「結局わかんなかったね････」

純「わわっ････まだこれ飲み終わってないのに････げほっ、こほっごほっ」

憂「ちょ、純ちゃん大丈夫？！」

梓「あわてて飲むからだよ･･･」

純「･･･ふぃー、氏ぬかと思った」

梓「まーた大げさな」

憂「大丈夫？ 次って移動教室だけど････」

純「････あずさぁ、ういぃ･･･！」うるっ

梓「いい加減宿題やってきなって」

憂「まあまあ。なるべく早く返してね」

ほうかご！

律「ぃやっほーい！ いっちばんのりー！！」がちゃ


紬「あ、りっちゃんやっと来た」

唯「もーっ。待ってたんだよ？ 早くお茶にしようよぉ」

澪「練習が先！」


律「････えー」しゅん

律「ちぇー、一番だと思ったのにさー」

唯「きょう理科室の清掃なくなったからねー」

澪「そういえば律、コース選択の書類出したのか？」

律「あ･････あっ」

澪「はいはいいってらっしゃい」

律「はぁ･･･私の全速力はなんだったんだ････」

紬「ふふっ」


梓「あ、もういらしてたんですね」がちゃ

澪「もうしばらく時間かかるけどな。こいつのせいで」

律「うるせーし！」

紬「まぁまぁ。梓ちゃんも来たんだし、とりあえずお茶にしない？」

澪「うーん･･･まあ、そうだな」

唯「わはぁーい！ りっちゃんりっちゃん、今日のケーキはイチゴが二つだよっ？！」きらきらっ

律「おおーっ！ 今日のはいつになくゴージャスですなっ、唯隊員！」

澪「りつー、がっつくとのどにつまらせるぞー」

紬「ふふ、お茶もいれておくね」

梓「ありがとうございます。あ、そういえば関係ない話なんですけど」

律「ん？」



梓「先輩たち、XXXXXってしたことあります？」


律「･････えっ」

律「え、えーっと知らないなあそんな単語はーあははー」

唯「あは、あはは･･･」あせっ

紬「おっお茶にしよ？ ねっ？ 梓ちゃんお茶にしましょ？ ね？」あせっ

梓「なーんか隠してるみたいですね、先輩がた」じとーっ


唯「――りっちゃあん！！ あずにゃんがっ、わたしのあずにゃんが汚れちゃったよおっ！」ぐすっ

律「おーよしよし、いいこいいこ」

唯「ぐすっ････えぐっ････あずにゃんはわたしのものだったのにぃ････」えぐえぐ

律「残念ながら、もう梓はどこの馬の骨とも分からん男に――」


澪「ていうかXXXXXってなんなんだ？ 律たちは知ってるみたいだけど」

梓「そうなんです。私もそれがわかんなくって」

律「えっ････と、澪さん、本気で言ってらっしゃいます？」

澪「分からないものは分からないよ。もったいぶらずに教えろ、律」

梓「そーですよ。今日のお昼だって憂たちとずっとその話をしてたんですから」

唯「え････憂まで、XXXXXに････」がーん

律「おっ落ち着け唯！ まだ憂が汚されたって決まったわけじゃあっ」

唯「････あははー、りっちゃんきょうはいいてんきだねー････」きゅるきゅる

律「ゆいぃーーーっ！！」あせっ


紬「え、えっと････その、じつは私たちもわからないのっ！」あせっ

律「？！」

梓「ほんとですかー？」じとーっ

澪「ムギまで隠すのか････」

紬「あ、その･･･えっと、･･･みんなごめん！ 私も分からないの！」

律「････そっそうなんだ！ 梓、澪、すまん！ 知ったかぶりしちゃって悪かった！」

唯「････あははー」

律（おい唯、合わせろって）

唯「････きょうのばんごはんはしょーとけーき丼かあぁ････」きゅるきゅる

紬「ゆっ唯ちゃん落ち着いてっ！」

律「と、とにかく。すまん！ なんか知ってると大人っぽい気がするけど実は知らなかった！」

紬「そ、そうなの！ 私もりっちゃんが知ってるから、常識なんだ知らなきゃ恥ずかしいって思って！」

澪「はぁ････これだから律はあてになんないんだ」

梓「ほんとですよねー」

律（ふぃー、なんとか隠し通せたー）

かえりみち！

唯「りっちゃあん････わたし、家に帰るのがこわいよぉ････」ぐすっ

律「よしよし、たぶん憂ちゃんは知らないからな。大丈夫だから」

梓「はぁ･･･明日こそちゃんと練習するんですからね」

紬「まあまあ」

梓「あ、じゃあ私ちょっと寄るとこあるんでこれで」

唯「あ････うん、またねあずにゃん････」

律「はぁー････なんかもう生きた心地しなかったよ･･･」

澪「ってか律、そろそろ教えてって」

律「ええー？ あの、あれだよ。男の人のそれを、こう、ああするやつ」

澪「････えっ」

律「ほらー、高二の時に見せたじゃんか。聡が隠してたＡＶ」

澪「････あれ･･････ふぇらちおって、いうんだ････」

律「････事の重大さが分かっただろ」

澪「あ、ああ････うん････」


紬「えーぶいって、ポケモンだったよね？」

律「えっ」

律「あの、紬さん？」

紬「それでりっちゃん、XXXXXってなあに？」

澪「本当に知らなかったんだ････」

律（一難去ってまた一難だー！）

唯「あの･･･わたし、こっちだから････」

澪「あ、ああうん･･･その、お元気で」

唯「あはは････」


紬「ねえりっちゃーん」

律「････澪、パス」

澪「えっ、ええっ？！ ちょ、りつっ！」あせっ

律「うるせえ、今日はもう疲れたんだ！ さあさあムギちゃんはみおしゃんが詳しく教えてくれますからねーっ」

紬「みおちゃーん」きらきらっ

澪（りっ、律め････！）

つぎのひ！

律「････で、どうしたよ澪」

澪「ごまかすしかないだろ。その、ムギなんかに下手なこと教えたくないし」

律「だよなー。････でもあいつ耳年増だし、好奇心のかたまりだし」

澪「うん････なんか、すっごい罪悪感」ずーん

律「はは････まあしょうがないって、あの状況じゃ････」

澪「っていうか律のせいで昨日は変な夢でうなされたんだからなっ」

律「わるかったってば」


唯「あ、りっちゃん澪ちゃんおはよー」

律「おお唯、元気そうだな」

律（こりゃ憂ちゃんの純潔はまもられたな）ぼそっ

澪（あはは、よかったー････）ぼそっ

ひるやすみ！

純「で、梓もXXXXXの意味わかんなかったんだー」

梓「うん。だって先輩たちいじわるして教えてくれないんだもん」

憂「お姉ちゃんにも聞かれたんだよねー、XXXXXって知ってる？ って」

純「どうしたの？」

憂「わかんないけど梓ちゃんたちも気になってたよって」

純「ふーん････唯先輩は知ってたの？」

憂「んーん、やっぱり教えてくれなかった････」

梓「なにかすっごい大事な秘密なのかなー」

純「それこそ軽音部の存続にかかわる重大な秘密、とか！」

憂「あははっ」

梓「あ、そうだ憂」

憂「なあに？」

梓「今日さー、あとで憂の家行っていい？」

憂「うん。ちょうどお姉ちゃん出かけてるみたいだし」

純「えーいいなあ。私もいれてよー」

梓「純は今日もジャズ研でしょっ」

純「ちぇー。じゃあ終わったら行くから！」

憂「うん、待ってるね」

梓「強引だなー」

純「まあまあ。みつぎものもちゃんと持ってくから！」

梓「どうせ純の趣味でドーナツとかでしょ」

純「梓だって食べてたじゃーん」

憂「まあまあ。じゃあ私もクッキーとか用意しとくね」

純「やったあ！」

――――――
――――
――

ぴろりーん♪

唯「あ、澪ちゃんからだ。････ええっ、外に生えてるおちんちんを摘んで食べる夢ー？ あははっ」

唯「あーそっかあ････そりゃ、昨日のはわたしもショックだったよ･･･」

唯「まあでも憂もあずにゃんもえOちなことは知らなかったみたいだし！」

唯「････知ってたら、どうしよ･･･」ずーん


純「あ、唯先輩」

唯「やっほー純ちゃん」

純「これから唯先輩の家行こうと思ってたんですよー。一緒にむかいませんか？」

唯「ごめんね。ちょっときょうは新連載のマンガがあるから、買ってから帰ろうかなって」

純「へえ、どんなマンガですか？」

唯「えっとねー、まんがライフで始まるおけぶいん！ 新連載だって！」

純「あ、こないだ終わったけどまた再開したやつですね？」

唯「新キャラ出るんだって、わくわくしちゃうよっ」

純「良かったら私もあとで読んでいいですか？」

唯「もっちろんだよ！ いやあ、おけぶいんの良さが分かる子がいてうれしいなあ」

純「ありがとうございます！ あ、じゃあ私先行ってますねー」

唯「うん、憂によろしくねー！」

――――――
――――
――

純「はろー、ミスドよってきたよー･･･って」

憂「あ、さっきちょっと･･･その、ね？」あせっ


梓「はあっ･･･はあっ････んあっ！････」びくんびくん


憂「その･･･ね？ いまちょっと終わったばかりだから･･･」

純「ちぇー。ずるいずるーい！ 私も憂にぺろぺろされたーい！」じたばた

憂「あ、じゃあ････その、する？」

純「なーんて、冗談だって。てゆか私きょうあの日だからどっちみち無理だもん」

憂「なんだぁ････じゃあ、ちょっと一休みしよっか」

純「さんせーっ！」

唯「ふぅ････読みながら帰ったら転んじゃったよ････あははっ」

唯「でもそっかあ････あいちゃんもりおちゃんも大学生だもんねえ」

唯「わたしも来年の四月には大学生だもんね････」

唯「････勉強、まじめにやんなきゃ」しゅん


がちゃ

唯「ただいまー！ みんないるー？」

唯「････返事ないや」

唯「ういー、あずにゃーん････じゅんちゃーん？」

唯「２階かな？」


唯「ういー？」がちゃ

――――――――――――――――――――

憂「ふああっ････そこ、はむはむするのっ、いいのぉ･･･っ！」ぺろぺろ

梓「んふっ、舌いれないでぇ･･･やっ、あはあっ････！」ぺろぺろ

純「あははっ、なっちゃんカチューシャとったら美少女とか少女漫画みたーい」ぺらぺら

――――――――――――――――――――

唯「････えっ」どさっ

純「あれ？　なんか物音しなかった？」

憂「えっ････わ、わかんないよ････」

梓「じゅんー････みてきてぇ････」

純「はいはい。ふたりとも布団のなか入りなさいね、風邪ひくよ」

憂「うん･･･ありがと、純ちゃん」

梓「ありがと････あ、ペットボトルとってぇ」

純「はい」

梓「さんきゅー････憂ものむ？」

憂「うん、ありがと･･･」ごくごく

純「もしもーし････って、唯先輩どうしたんですか？！」

唯「あははは････きょうの朝ごはんはいちごパフェ鍋かあ････」きゅるきゅる

純「し、しっかりしてください！！」

唯「････うぅ、じゅんちゃーん……ひっく、ぐすっ････」

純「え、ええっと･･･なんだかよくわからないけど元気だしてくださいっ」あせっ

唯「･･･ううっ････ぐすっ、えぐっ････こんなのってないよぉ････」えぐえぐ

純「あ、えっと････どうしよ････」あたふた

――――――
――――
――


憂「あずさちゃん、私のおちんちんいじらないでよぉ」

梓「ごめん、でもちっちゃくなったとこもかわいいなって」

憂「もうっ････ところで梓ちゃん」

梓「んー？」

憂「XXXXXって、なんなんだろうねー」

梓「ねー。あと、△△△もなんだったんだろうねー」

憂「ねー」


おわり。

今まさにポルナレフ状態

乙

なんかよくわからないけど

おつ！！