1: 2014/09/24(水) 15:46:05.42 ID:0PYAWk6i0

にこ「おじゃましまーす…」



ほのママ「あら?にこちゃん?いらっしゃいー」



にこ「穂乃果さんはいらっしゃいますか?」



ほのママ「穂乃果は今学校で補習受けてるんだけど」



にこ「え、本当ですか?」



ほのママ「ええ。あ、もうすぐ帰ってくると思うからお茶の間でくつろいででね?」



にこ「はい、分かりました」



2: 2014/09/24(水) 15:52:34.81 ID:0PYAWk6i0
――― 
――


にこ「はぁー…。穂乃果おっそいわねえ…」



ほのママ「これよかったら、食べてね?お饅頭で申し訳ないけど」



にこ「い、いえ嬉しいです。にこは穂むらのお菓子好きなんで…」



ほのママ「あら?嬉しい事言ってくれるわね」



ほのママ「あ、そういえばにこちゃんと穂乃果って付き合ってるのよね?」



にこ「は、はいっ!穂乃果さんとはお付き合いさせていただいてます」



ほのママ「どう、上手くやっていけてる?…あの子が迷惑かけてない?」



にこ「い、いえ…穂乃果ちゃんとは仲良くさせてもらってます」



ほのママ「そう?なら良かった」


そう言いながら笑う穂乃果のお母様の顔がとても穂乃果に似ていたので、思わずにこは驚いてしまった。
穂乃果も将来こんな感じの美人になるかなぁ…。すごく楽しみね。

4: 2014/09/24(水) 15:59:48.92 ID:0PYAWk6i0
ほのママ「ん…?どうしたの?」



にこ「い、いえ、何でもないですよ!」



ほのママ「ははん…その顔は何か悩みがあるって顔してるわね」



ほのママ「にこちゃんさえ良ければ私が相談にのってあげるわよ」



にこ「そ、そんな…お母様も忙しいそうですし…その…悪いですよ」



ほのママ「いいの、いいの。お店の方は今は雪穂が店番してるから……ね?」



でも言いにくいわね…内容が穂乃果との事だし…。



にこ「いやぁ…でもぉ」



ほのママ「ま、大方穂乃果との事じゃない?」



5: 2014/09/24(水) 16:06:24.28 ID:0PYAWk6i0
にこ「うっ……」



ほのママ「ふふ、にこちゃんってば分かりやすいのね。可愛いわぁ」



にこ「か、からかわないでください…」



ほのママ「そういう反応も可愛いわ。…あ、それで悩みがあるのよね?」



にこ「はい…でもお母様に話す内容でもないので…」



ほのママ「言いにくい内容なの…?」



にこ「す、少し」



ほのママ「大丈夫よ、そんな心配しないで。ほら、打ち明けた方が楽になるわよ?それに色々アドバイス出来ると思うしね」



にこ「分かりました」




6: 2014/09/24(水) 16:15:44.41 ID:0PYAWk6i0

にこ「その…穂乃果ちゃんとお付き合いさせていただいてもう半年くらい立つんですけど…」




ほのママ「あら、もうそんなに?」




にこ「ええ…それで、その…未だに……キ、キスとかした事なくて…穂乃果ちゃんと」




にこ「すいません…。本来ならこういった下衆な内容の相談はと思ったのですが」




ほのママ「それはいいんだけどね…。半年間も付き合っているのにまだキスすらしていなかったなんて…知らなかったわ」




ほのママ「てっきりやりまくってると思ってたわよ。猿のように」



にこ「…猿」



ほのママ「冗談だって。でもそういったコミュニケーションも大切よ?」






7: 2014/09/24(水) 16:24:03.51 ID:0PYAWk6i0

にこ「はい…」




ほのママ「まぁまぁ、そう固くならないで…ね?」




にこ「分かりました…。それで、最近不安なんです。穂乃果ちゃんがにこの事を好きなのかなって……」




ほのママ「なるほど、つまりにこちゃんは現状に満足してないって事でしょ?」




にこ「い、いやそういう訳では。ただ、たまに不安になってきちゃうんですよね…」




ほのママ「高校生って難しいわねぇ」




にこ「さ、最近だと…穂乃果の相手がにこで良かったのかな、とか思えてきちゃって…」




12: 2014/09/24(水) 16:36:36.55 ID:0PYAWk6i0
ほのママ「そうよね。不安になるわよね?相手からそういう行為を一切求めて来ないって」




にこ「ええ…」




ほのママ「でも安心していいわよ、にこちゃん。あの子ったら家でもしょちゅうにこちゃんの話ばっかりしてるから」




にこ「そ、そうだったんですか」




ほのママ「うん。にこちゃんの事大好きだと思うわよ」




にこ「よ、良かったぁ…」





ああ…、嬉しくて涙が出ちゃいそう。



14: 2014/09/24(水) 16:41:06.59 ID:0PYAWk6i0

ほのママ「それにね、昔からあの子って大切な物とかは、最後まで机の奥にしまって大事にしてるのよ」




ほのママ「子供の時とかシールとかはすぐにペタペタとそこら中に張っちゃうんだけどね、大事にしてるシールはずっと使わないで大事に保管していたのよ」




にこ「へぇー、意外ですね」




ほのママ「ふふ、だからにこちゃんもすごい大切にされてると思うわ」




にこ「そういう見方もあったんですね」




ほのママ「何も体の関係だけが全てじゃないわ。プラトニックな関係も素敵な事だと思う」

17: 2014/09/24(水) 16:51:39.67 ID:0PYAWk6i0
ほのママ「だから、焦ってキスとかその先の行為をする事はないわよ」



にこ「はい」



ほのママ「ペースなんて人それぞれだしね?焦る必要ないわ」



にこ「ありがとうございます…。すっごい気が楽になりました」



ほのママ「それと好きって気持ちを言葉に出すのも大切な事よ?最近そういう言葉かけた記憶ある?」




にこ「言われてみれば…。恥ずかしくて、あまり言ってなかったかも…」



ほのママ「でしょ…?あの子もあの子なりに不安だと思うのよ。だから、たまにはそういう言葉を掛けてあげてね」



にこ「はい、頑張ります!」

18: 2014/09/24(水) 17:06:59.75 ID:0PYAWk6i0
ほのママ「あ、なんだったら私で練習する?キスの」




にこ「ええ!?…いやぁ、それは」




ほのママ「もうー、冗談よ冗談。やっぱり初々しくて可愛いわぁ」




にこ「はは…」



びっくりしたぁ…本当に。





ほのママ「…気を付けてね?あの子って意外と嫉妬深いから」




にこ「え、そうなんですか?…にこの前ではそんな素振りあんまり見せないですけど…」




ほのママ「ほら、頑張って抑えてるのよ」




にこ「はぁー、なるほど」


19: 2014/09/24(水) 17:23:09.19 ID:0PYAWk6i0
「ただいまー!」



ほのママ「あら?穂乃果が帰ってきたみたいね」



にこ「本当だ…」







穂乃果「お母さーん!おやつどこー?」ガラッ




ほのママ「こらっ、お客さんの前よ」




穂乃果「あ、にこちゃん!家に来てたんだ」




にこ「ええ、穂乃果が補修って知らなかったのよ」



20: 2014/09/24(水) 17:24:21.29 ID:0PYAWk6i0
穂乃果「じゃあ、お母さんと二人っきりだったの?」




にこ「ええ、お母様とお話をしてたわ」




穂乃果「大丈夫?変な事されてない?」




ほのママ「あんた、母をなんだと思ってるの…」




穂乃果「えー…、だってぇ」




にこ「本当よ。お母様のような立派な大人の女性を目指しなさい、穂乃果は」




穂乃果「ぶー…。にこちゃんは穂乃果よりお母さんの方が好きなんだぁ…」




にこ「話が飛躍しすぎでしょ…」




穂乃果「だってぇ…にこちゃんマザコン気質だし」




にこ「うっさいわ!」

21: 2014/09/24(水) 17:25:29.25 ID:0PYAWk6i0
にこ「はぁ…安心しなさいよ。にこは穂乃果の事を…す、好きだから」




穂乃果「にこちゃん…。うん、穂乃果もにこちゃんが大好き」




にこ「…ばか、そんなの分かってるわよ」




穂乃果「んもう、にこちゃんはすぐに茶々入れるんだから!」




にこ「穂乃果…」




穂乃果「ふふ、にーこちゃん♪」











ほのママ「…続きは部屋でやってくれるかな?」




にこ・穂乃果「あ」


22: 2014/09/24(水) 17:25:57.77 ID:0PYAWk6i0
これで終わりです。

23: 2014/09/24(水) 17:33:32.08 ID:+vSxYbL5o
おつ

24: 2014/09/24(水) 18:05:27.15 ID:sJBs/rBMo
部屋での続きはまだかな?

25: 2014/09/24(水) 18:06:53.73 ID:amLve38ZO

27: 2014/09/24(水) 18:32:46.39 ID:0PYAWk6i0
他にも今まで書いたものをいくつか。ドロドロ系もありますけど、よければ読んでください。



穂乃果「にこちゃん…」

にこ「スワッピングぅ?」

穂乃果「恋人自慢!」

にこ「穂乃果!」

真姫「私の一番欲しいもの」

絵里「穂乃果の取り合い」

引用元: にこ「にこと穂乃果のお母さん」