10: ◆bommVHCpxo 2011/05/06(金) 22:22:33.36 ID:nk3J/V1n0
シャル「もうすぐテストだねー」
一夏「はぁ・・・、憂鬱だよ・・・」
シャル「よかったら、僕が教えてあげようか?」
一夏「それはありがたいけどな、そこまでのレベルに達して無いんだよ。 まずは暗記・・・」
箒「うむ、私も暗記が大変だ」
一夏「お前らはもう当たり前に知ってることなんだろうな。 遅れてるって実感するよ」
シャル「そっかー・・・」
一夏「それに、机と椅子じゃ、あんまり長続きしないんだよな」
一夏「はぁ・・・、憂鬱だよ・・・」
シャル「よかったら、僕が教えてあげようか?」
一夏「それはありがたいけどな、そこまでのレベルに達して無いんだよ。 まずは暗記・・・」
箒「うむ、私も暗記が大変だ」
一夏「お前らはもう当たり前に知ってることなんだろうな。 遅れてるって実感するよ」
シャル「そっかー・・・」
一夏「それに、机と椅子じゃ、あんまり長続きしないんだよな」
12: 2011/05/06(金) 22:28:01.96 ID:nk3J/V1n0
一夏「和室がほしい」
シャル「和室・・・って、日本のタタミルームのこと?」
一夏「おう」
セシリア・シャル・ラウラ「ひいっ」
一夏「・・・?」
セシリア「わ、和室なんて作って、わたくし達をどうするつもりですの・・・」ブルブル
シャル「正座・・・痛い・・・痛いの嫌だよ・・・ママ助けて・・・」ブルブル
ラウラ「いい一夏貴様! あのような拷問部屋を作りたいとは・・・どういうつもりだ!」ブルブル
一夏「へっ?」
鈴「ぷぷっ」
シャル「和室・・・って、日本のタタミルームのこと?」
一夏「おう」
セシリア・シャル・ラウラ「ひいっ」
一夏「・・・?」
セシリア「わ、和室なんて作って、わたくし達をどうするつもりですの・・・」ブルブル
シャル「正座・・・痛い・・・痛いの嫌だよ・・・ママ助けて・・・」ブルブル
ラウラ「いい一夏貴様! あのような拷問部屋を作りたいとは・・・どういうつもりだ!」ブルブル
一夏「へっ?」
鈴「ぷぷっ」
13: 2011/05/06(金) 22:31:57.43 ID:nk3J/V1n0
セシリア「そうでしたの、タタミルームはリビングルームですのね・・・」ホッ
シャル「あはは・・・、僕、ちょっと勘違いしてたよ」
ラウラ「うむ、私は嫁を信じていたぞ」コクリ
鈴「マジビビリだったじゃん、あんたら」
一夏「そうだな、俺達が和室使う時は・・・大抵説教食らう時だもんな」
箒「畳は良い・・・。 日本人の心だ」ウムウム
鈴「一夏の部屋、ベッドひとつ空いてるじゃない? あそこに畳敷けば?」
一夏「いや、新しい人が来たら困るだろ」
鈴「どーせ男なんて来ないわよ。 頼むだけ頼んでみたらー?」
一夏「・・・そうだな」
シャル「あはは・・・、僕、ちょっと勘違いしてたよ」
ラウラ「うむ、私は嫁を信じていたぞ」コクリ
鈴「マジビビリだったじゃん、あんたら」
一夏「そうだな、俺達が和室使う時は・・・大抵説教食らう時だもんな」
箒「畳は良い・・・。 日本人の心だ」ウムウム
鈴「一夏の部屋、ベッドひとつ空いてるじゃない? あそこに畳敷けば?」
一夏「いや、新しい人が来たら困るだろ」
鈴「どーせ男なんて来ないわよ。 頼むだけ頼んでみたらー?」
一夏「・・・そうだな」
21: 2011/05/06(金) 23:23:45.99 ID:nk3J/V1n0
― 教員室 ―
千冬「駄目だ」
一夏「そ、即答かよ」
千冬「話は終わりか? なら帰れ」
一夏「ぐぬぬ」
一夏(くっ・・・、なら鈴にもらったメモを)ガサガサ
千冬「ふん・・・、何をしても無駄だぞ」
一夏(まずは千冬姉の膝にすがりつき・・・)ガシッ
千冬「な、何をする」
一夏(上目遣いで見上げ)ジッ
一夏「・・・お願いだよ、お姉ちゃん・・・」
千冬「駄目だ」
一夏「そ、即答かよ」
千冬「話は終わりか? なら帰れ」
一夏「ぐぬぬ」
一夏(くっ・・・、なら鈴にもらったメモを)ガサガサ
千冬「ふん・・・、何をしても無駄だぞ」
一夏(まずは千冬姉の膝にすがりつき・・・)ガシッ
千冬「な、何をする」
一夏(上目遣いで見上げ)ジッ
一夏「・・・お願いだよ、お姉ちゃん・・・」
24: 2011/05/06(金) 23:28:37.47 ID:nk3J/V1n0
千冬「山田先生か? 至急、畳の手配を頼む」
千冬「そうだ、織斑の部屋に畳を敷くんだ」
千冬「無理? 私はやれと言っている!」
千冬「ベッドが邪魔? ならば私が細切れにしてやろう」
千冬「いいな? 大至急だ!」
千冬「そうだ、織斑の部屋に畳を敷くんだ」
千冬「無理? 私はやれと言っている!」
千冬「ベッドが邪魔? ならば私が細切れにしてやろう」
千冬「いいな? 大至急だ!」
25: 2011/05/06(金) 23:32:14.89 ID:nk3J/V1n0
鈴「あーははは! ホントにやったんだ!」ケラケラ
一夏「まさか上手くいくとはなー」
箒「恐ろしいことを・・・。 下手すれば頭を割られているぞ」
鈴「まーまー、結果オーライってやつ?」
一夏「さて」スッ
鈴「どこか行くのー?」
一夏「せっかくだからな。 ちゃぶ台を買おうかと思って」
箒「それなら、いい店を知っている。 連れて行ってやろう」
一夏「おう、頼むよ」
鈴(ちゃぶ台売ってる店に詳しい女子高生・・・、シュールだわー)
鈴「いってらっしゃーい」フリフリ
一夏「まさか上手くいくとはなー」
箒「恐ろしいことを・・・。 下手すれば頭を割られているぞ」
鈴「まーまー、結果オーライってやつ?」
一夏「さて」スッ
鈴「どこか行くのー?」
一夏「せっかくだからな。 ちゃぶ台を買おうかと思って」
箒「それなら、いい店を知っている。 連れて行ってやろう」
一夏「おう、頼むよ」
鈴(ちゃぶ台売ってる店に詳しい女子高生・・・、シュールだわー)
鈴「いってらっしゃーい」フリフリ
26: 2011/05/06(金) 23:36:40.99 ID:nk3J/V1n0
― 古物店 ―
箒「いつ来ても落ち着く店だ」
一夏「すごい店を知ってるんだな・・・。 昭和の香りがする」
一夏「おぉ、チャンネルを回すテレビだ」ガチャガチャガチャガチャ
一夏「ダイヤルを回す電話・・・」ジーコロジー
一夏「ゼンマイで動くロボット!」ウイーンウイーンウイーン
箒「何を遊んでいる」ペシッ
一夏「箒! この店楽しいな!」キラキラ
箒「そ、そうか、気に入ったらなら良かった」コクコク
箒「いつ来ても落ち着く店だ」
一夏「すごい店を知ってるんだな・・・。 昭和の香りがする」
一夏「おぉ、チャンネルを回すテレビだ」ガチャガチャガチャガチャ
一夏「ダイヤルを回す電話・・・」ジーコロジー
一夏「ゼンマイで動くロボット!」ウイーンウイーンウイーン
箒「何を遊んでいる」ペシッ
一夏「箒! この店楽しいな!」キラキラ
箒「そ、そうか、気に入ったらなら良かった」コクコク
27: 2011/05/06(金) 23:41:35.20 ID:nk3J/V1n0
箒「ちゃぶ台はここだな」
一夏「いろいろあるんだなー」
箒「この、いい感じにくたびれているのが、なんとも言えない味わいを」
一夏「ふむふむ」
箒「四角と丸、どちらがいいだろうか」
一夏「うーん・・・、丸いほうかな」
箒「ふむ、ならこれはどうだろう」
一夏「へえ、いいな。 ・・・うお、これは予算では足りないぞ」
箒「アンティークの部類になるのだな・・・。 他のを見てるとしよう」
一夏「お、おう・・・」チラッ チラッ
箒「・・・これが気に入ったのか?」
一夏「あ、ああ。 せっかく箒が選んでくれたものだし」
箒「そ、そうか」ポッ
一夏「いろいろあるんだなー」
箒「この、いい感じにくたびれているのが、なんとも言えない味わいを」
一夏「ふむふむ」
箒「四角と丸、どちらがいいだろうか」
一夏「うーん・・・、丸いほうかな」
箒「ふむ、ならこれはどうだろう」
一夏「へえ、いいな。 ・・・うお、これは予算では足りないぞ」
箒「アンティークの部類になるのだな・・・。 他のを見てるとしよう」
一夏「お、おう・・・」チラッ チラッ
箒「・・・これが気に入ったのか?」
一夏「あ、ああ。 せっかく箒が選んでくれたものだし」
箒「そ、そうか」ポッ
28: 2011/05/06(金) 23:46:33.98 ID:nk3J/V1n0
箒「なら、足りない分は私が出してやろう」
一夏「え、いや、それは悪いだろう」
箒「いつか他で返してくれれば良い。 ・・・た、たとえば、ででデートとか」
一夏「あ、・・・ああ、じゃあ借りる、な」
箒「や、約束・・・だからな」
一夏「ああ、約束だ」
店員(甘酸っぺー)
一夏「あの、これください」
店員「すみません、配達は三日後になってしまうのですが・・・」
一夏「明日から使いたいんですけど・・・」
箒「持ち帰りにします」
一夏「えっ」
店員「えっ」
一夏「え、いや、それは悪いだろう」
箒「いつか他で返してくれれば良い。 ・・・た、たとえば、ででデートとか」
一夏「あ、・・・ああ、じゃあ借りる、な」
箒「や、約束・・・だからな」
一夏「ああ、約束だ」
店員(甘酸っぺー)
一夏「あの、これください」
店員「すみません、配達は三日後になってしまうのですが・・・」
一夏「明日から使いたいんですけど・・・」
箒「持ち帰りにします」
一夏「えっ」
店員「えっ」
29: 2011/05/06(金) 23:52:14.25 ID:nk3J/V1n0
一夏「箒ー、重いー」エッホエッホ
箒「あとほんの3kmほどだ。 我慢しろ」テクテク
一夏「まさかちゃぶ台を背負って歩くことになるとは」エッホエッホ
箒「・・・しかし、なんというか、ちゃぶ台を背負う一夏を見ていると・・・」
一夏「亀みたいだろ? ははh」
箒「射たくなるな」
一夏「」ゾクッ
箒「ここが十点」トントン
一夏「真ん中叩かないで! 狙わないで!」
箒「・・・」ジー
一夏(殺気!? 狙われてる・・・!)
箒「あとほんの3kmほどだ。 我慢しろ」テクテク
一夏「まさかちゃぶ台を背負って歩くことになるとは」エッホエッホ
箒「・・・しかし、なんというか、ちゃぶ台を背負う一夏を見ていると・・・」
一夏「亀みたいだろ? ははh」
箒「射たくなるな」
一夏「」ゾクッ
箒「ここが十点」トントン
一夏「真ん中叩かないで! 狙わないで!」
箒「・・・」ジー
一夏(殺気!? 狙われてる・・・!)
32: 2011/05/06(金) 23:57:10.67 ID:nk3J/V1n0
一夏「ほ、箒? 手を繋がないか?」
箒「・・・、な、なにをいきなり言うのだ」
一夏「後ろから殺気を感じるから! お願い! 隣に来て!」
箒「し、仕方ないな、手を繋いでやる・・・」ギュ
一夏「お、おう」
箒「仕方なく・・・、仕方なくだぞ」ギュー
一夏「おう」
箒「~♪」
箒「・・・、な、なにをいきなり言うのだ」
一夏「後ろから殺気を感じるから! お願い! 隣に来て!」
箒「し、仕方ないな、手を繋いでやる・・・」ギュ
一夏「お、おう」
箒「仕方なく・・・、仕方なくだぞ」ギュー
一夏「おう」
箒「~♪」
34: 2011/05/07(土) 00:01:15.37 ID:vM7n3fb70
― 一夏居室 ―
一夏「だあっ! 重かったーー!」
箒「鍛え方が足りないのだ。 ・・・だが、よくがんばったと思うぞ」
一夏「箒、褒めてる?」
箒「ちょ、ちょっとだけだぞ! 調子に乗るな!」カァッ
一夏「へいへい」
箒「まったく、お前は・・・」
一夏「もう畳も敷いてくれてるな」
箒「ほう」
一夏「ちゃぶ台をセット!」ドスン
箒「む・・・、悪くない」コクリ
箒「これでしっかり勉強ができるな、一夏」
一夏「うっひょー! たーたーみーーー!」ズザーーー
箒「」
一夏「だあっ! 重かったーー!」
箒「鍛え方が足りないのだ。 ・・・だが、よくがんばったと思うぞ」
一夏「箒、褒めてる?」
箒「ちょ、ちょっとだけだぞ! 調子に乗るな!」カァッ
一夏「へいへい」
箒「まったく、お前は・・・」
一夏「もう畳も敷いてくれてるな」
箒「ほう」
一夏「ちゃぶ台をセット!」ドスン
箒「む・・・、悪くない」コクリ
箒「これでしっかり勉強ができるな、一夏」
一夏「うっひょー! たーたーみーーー!」ズザーーー
箒「」
35: 2011/05/07(土) 00:05:44.23 ID:vM7n3fb70
一夏「殴ることないだろー」プシュー
箒「お、お前がいきなり転がるからだろう!」
箒「勉強の為という名分で用意してもらったのに・・・、これでは千冬さんに申し訳ないだろう」
一夏「そりゃそうだけどぉ~」ゴロゴロ
箒「ゴロゴロするな! ・・・まったく」
箒(むっ)ピコーン
箒「い、一夏」
一夏「なんだよ」
箒「お、お前がここで寝てしまわないように、私が監視してやる」
一夏「えー」ブー
箒「仕方ない、一緒に試験勉強をするぞ」
一夏「お・・・、おう」
箒「うむ、仕方なく、な」コクリ
箒「お、お前がいきなり転がるからだろう!」
箒「勉強の為という名分で用意してもらったのに・・・、これでは千冬さんに申し訳ないだろう」
一夏「そりゃそうだけどぉ~」ゴロゴロ
箒「ゴロゴロするな! ・・・まったく」
箒(むっ)ピコーン
箒「い、一夏」
一夏「なんだよ」
箒「お、お前がここで寝てしまわないように、私が監視してやる」
一夏「えー」ブー
箒「仕方ない、一緒に試験勉強をするぞ」
一夏「お・・・、おう」
箒「うむ、仕方なく、な」コクリ
36: 2011/05/07(土) 00:09:07.11 ID:vM7n3fb70
― 食堂 ―
シャル「そっかー、箒と二人で勉強するんだ・・・。 僕とは断ったくせに・・・」ドヨーン
一夏「いや、だから昨日も言っただろ! レベルが違いすぎるって!」
シャル「でもさぁー」
一夏「現状の俺だと、「分からない所が分からない」んだよ。 これじゃ教えてもらうこともできないだろ?」
シャル「そっかー・・・、そうだね」
一夏「分からないところをメモしておいて、後でまとめて教えてくれよ」
一夏「頼りにしてるんだぜ。 シャル先生」
シャル「先生・・・」
モヤンモヤーン(妄想スタート)
シャル「そっかー、箒と二人で勉強するんだ・・・。 僕とは断ったくせに・・・」ドヨーン
一夏「いや、だから昨日も言っただろ! レベルが違いすぎるって!」
シャル「でもさぁー」
一夏「現状の俺だと、「分からない所が分からない」んだよ。 これじゃ教えてもらうこともできないだろ?」
シャル「そっかー・・・、そうだね」
一夏「分からないところをメモしておいて、後でまとめて教えてくれよ」
一夏「頼りにしてるんだぜ。 シャル先生」
シャル「先生・・・」
モヤンモヤーン(妄想スタート)
37: 2011/05/07(土) 00:13:22.66 ID:vM7n3fb70
シャル先生『織斑君、どこが分からないの?』
一夏『分からない所だらけですよ』
シャル先生『んー、どこかな?』ピト
一夏『せ、先生、近いよ』
シャル先生『・・・あ、ご、ごめんなさい・・・』パッ
一夏『・・・』
シャル先生『・・・』
一夏『シャル先生・・・』スッ
シャル先生『織斑・・・、一夏、君・・・』
一夏「俺・・・、先生のこと、知りたい』
シャル先生『うん・・・、教えてあげる・・・、全部』
一夏『分からない所だらけですよ』
シャル先生『んー、どこかな?』ピト
一夏『せ、先生、近いよ』
シャル先生『・・・あ、ご、ごめんなさい・・・』パッ
一夏『・・・』
シャル先生『・・・』
一夏『シャル先生・・・』スッ
シャル先生『織斑・・・、一夏、君・・・』
一夏「俺・・・、先生のこと、知りたい』
シャル先生『うん・・・、教えてあげる・・・、全部』
38: 2011/05/07(土) 00:17:48.79 ID:vM7n3fb70
シャル「うふふふ」
一夏「しゃ、シャル?」
シャル「うん、教えてあげる! シャル先生が!」
一夏「お、おう?」
シャル「うふふー、楽しみだなー」
一夏「・・・」ポカーン
シャル「ねえ一夏、スーツとジャージ、どっちが好き?」
一夏「何の話だよ!?」
一夏「しゃ、シャル?」
シャル「うん、教えてあげる! シャル先生が!」
一夏「お、おう?」
シャル「うふふー、楽しみだなー」
一夏「・・・」ポカーン
シャル「ねえ一夏、スーツとジャージ、どっちが好き?」
一夏「何の話だよ!?」
41: 2011/05/07(土) 00:21:15.85 ID:vM7n3fb70
― 一夏居室 ―
箒「一夏、居るか?」コンコン
一夏「おう」
箒「邪魔するぞ」ガチャ
一夏「んじゃ、試験勉強やるかー」
箒「うむ」
―――――――――――――――
―――――――――――――――――
一夏「あー、ケツ痛ぇー」ゴロン
箒「こら、サボるな」
一夏「でも、座布団も無いし、長時間はなー」
箒「明日には届くだろう、今日は我慢しろ」
一夏「ふえーい」
箒「一夏、居るか?」コンコン
一夏「おう」
箒「邪魔するぞ」ガチャ
一夏「んじゃ、試験勉強やるかー」
箒「うむ」
―――――――――――――――
―――――――――――――――――
一夏「あー、ケツ痛ぇー」ゴロン
箒「こら、サボるな」
一夏「でも、座布団も無いし、長時間はなー」
箒「明日には届くだろう、今日は我慢しろ」
一夏「ふえーい」
42: 2011/05/07(土) 00:24:52.76 ID:vM7n3fb70
― 次の日 ―
箒「座布団は届いたか?」
一夏「おう」ゴロゴロ
箒「座布団カバーを持ってきたぞ」
一夏「おぉ」ゴロゴロ
箒「サイズは合っているはずだ。 私が縫ったのだ」
一夏「ありがとうな、箒」ゴロゴロ
箒「この白いのが、お前用だ。 そして紺色がお客用」
箒「ひとつ分だけ色が足りなくてな、赤くなってしまった」
箒「仕方ないから、これは私が使うことにしよう」
一夏「ふんふん」ゴロゴロ
箒「いい加減起きろ!」ゴン
一夏「おおぅ」
箒「座布団は届いたか?」
一夏「おう」ゴロゴロ
箒「座布団カバーを持ってきたぞ」
一夏「おぉ」ゴロゴロ
箒「サイズは合っているはずだ。 私が縫ったのだ」
一夏「ありがとうな、箒」ゴロゴロ
箒「この白いのが、お前用だ。 そして紺色がお客用」
箒「ひとつ分だけ色が足りなくてな、赤くなってしまった」
箒「仕方ないから、これは私が使うことにしよう」
一夏「ふんふん」ゴロゴロ
箒「いい加減起きろ!」ゴン
一夏「おおぅ」
43: 2011/05/07(土) 00:28:15.03 ID:vM7n3fb70
― 次の日 ―
箒「今日は私の好きな茶を持ってきた」
一夏「お茶」
箒「うむ、いつも入れて貰うのは悪いからな」
一夏「じゃあ早速、入れてみるか」
箒「待て一夏、この茶は入れ方にコツがあるのだ。 私が入れよう」
一夏「じゃあ頼むよ」
―――――――――――――――
―――――――――――――――――
一夏「美味いな」
箒「そうだろう、これからは私が入れてやろう」
一夏「おう」
箒「うむ、任せておけ」コクコク
箒「今日は私の好きな茶を持ってきた」
一夏「お茶」
箒「うむ、いつも入れて貰うのは悪いからな」
一夏「じゃあ早速、入れてみるか」
箒「待て一夏、この茶は入れ方にコツがあるのだ。 私が入れよう」
一夏「じゃあ頼むよ」
―――――――――――――――
―――――――――――――――――
一夏「美味いな」
箒「そうだろう、これからは私が入れてやろう」
一夏「おう」
箒「うむ、任せておけ」コクコク
45: 2011/05/07(土) 00:32:14.16 ID:vM7n3fb70
― 次の日 ―
箒「マイ茶碗を持ってきた」
一夏「そんなの、いいのに」
箒「気に入った物があったのでな、お前のもついでに買ってきたぞ」
一夏「へえ、「夏」の一文字か」
箒「うむ、お前の好きな季節だろうと思ってな」
箒「そして私はこれ。 「一」(ひとつ)だ。
これは私の目指す剣の道を表わしていてな、ひとつに始まり、ひとつに終わる。
それに私の得意技の一文字斬りを表わしてもいる。
正に、私の生き方と言っても過言ではない、そういう文字なのだ」ペラペラペラ
一夏「そ、そうか」
箒「うむ、そうだ」コクリ
一夏(箒・・・、すごい気迫だ。 まさに己の生き方を表わしているんだな!)
箒「マイ茶碗を持ってきた」
一夏「そんなの、いいのに」
箒「気に入った物があったのでな、お前のもついでに買ってきたぞ」
一夏「へえ、「夏」の一文字か」
箒「うむ、お前の好きな季節だろうと思ってな」
箒「そして私はこれ。 「一」(ひとつ)だ。
これは私の目指す剣の道を表わしていてな、ひとつに始まり、ひとつに終わる。
それに私の得意技の一文字斬りを表わしてもいる。
正に、私の生き方と言っても過言ではない、そういう文字なのだ」ペラペラペラ
一夏「そ、そうか」
箒「うむ、そうだ」コクリ
一夏(箒・・・、すごい気迫だ。 まさに己の生き方を表わしているんだな!)
47: 2011/05/07(土) 00:36:10.82 ID:vM7n3fb70
― 放課後 教室 ―
一夏「箒、今日は俺のほうが遅くなりそうだから、先に行っててくれ」
箒「うむ、わかった」
一夏「ほい、鍵」ポイッ
箒「うむ」パシ
セシリア「・・・なんですの、あのふたりの空気は」
シャル「まるで長年連れ添った夫婦のような・・・」
セシリア「そ、そんな!」
シャル「ちょっと様子見に行くかな・・・」
セシリア「わたくしも参りますわ!」
一夏「箒、今日は俺のほうが遅くなりそうだから、先に行っててくれ」
箒「うむ、わかった」
一夏「ほい、鍵」ポイッ
箒「うむ」パシ
セシリア「・・・なんですの、あのふたりの空気は」
シャル「まるで長年連れ添った夫婦のような・・・」
セシリア「そ、そんな!」
シャル「ちょっと様子見に行くかな・・・」
セシリア「わたくしも参りますわ!」
51: 2011/05/07(土) 00:40:19.94 ID:vM7n3fb70
― 一夏居室 ―
シャル「一夏ー、いいかなー?」コンコン
一夏「おぅ・・・、シャルとセシリアか。 どうした?」
セシリア「勉強の進み具合を見に来て差し上げましたの。 何か困ってませんか?」
一夏「ああ、折角だから見てもらおうかなー。 いろいろ難しくてな」
一夏「箒ー、お客さん。 座布団を出してくれ」
セシリア・シャル(!?)
箒「どうぞ」スッ
セシリア・シャル「ど、どうも」
シャル(一夏が白、箒が赤、僕達は紺色の座布団・・・)
箒「お茶をどうぞ」コトッ
セシリア(お二人は明らかに形状の違う茶碗・・・。 あれはペアカップでは!?)
箒「・・・」ストン
セシリア(あ、当たり前のように一夏さんの隣に)
シャル(なんなの、この二人で作る空間は!)
シャル「一夏ー、いいかなー?」コンコン
一夏「おぅ・・・、シャルとセシリアか。 どうした?」
セシリア「勉強の進み具合を見に来て差し上げましたの。 何か困ってませんか?」
一夏「ああ、折角だから見てもらおうかなー。 いろいろ難しくてな」
一夏「箒ー、お客さん。 座布団を出してくれ」
セシリア・シャル(!?)
箒「どうぞ」スッ
セシリア・シャル「ど、どうも」
シャル(一夏が白、箒が赤、僕達は紺色の座布団・・・)
箒「お茶をどうぞ」コトッ
セシリア(お二人は明らかに形状の違う茶碗・・・。 あれはペアカップでは!?)
箒「・・・」ストン
セシリア(あ、当たり前のように一夏さんの隣に)
シャル(なんなの、この二人で作る空間は!)
54: 2011/05/07(土) 00:44:06.30 ID:vM7n3fb70
― とある闇の部屋 ―
シャル「・・・以上が報告になります」
鈴「・・・なんてこった・・・、あそこであたしが送り出さなければ・・・!」
ラウラ「過ぎたことを言っても始まらん。 対策を考えるぞ」
セシリア「そ、そうですわね・・・、とりあえず、二人きりにしないようにするしかないのでは?」
鈴「そうね、あたし達で順番に一夏の部屋に行くとか・・・」
シャル「ぬるいよ」
セシリア・鈴「「へっ?」」
シャル「もうそんな段階じゃないんだ・・・。 力ずくでもあの空気を叩き潰さないと!」クワッ
セシリア・鈴「「ひいっ」」
ラウラ「うむ、いい気迫だ、シャルロット。 では明日から、全員で向かうぞ」
シャル「おー!」
セシリア・鈴「「お、おー」」
シャル「・・・以上が報告になります」
鈴「・・・なんてこった・・・、あそこであたしが送り出さなければ・・・!」
ラウラ「過ぎたことを言っても始まらん。 対策を考えるぞ」
セシリア「そ、そうですわね・・・、とりあえず、二人きりにしないようにするしかないのでは?」
鈴「そうね、あたし達で順番に一夏の部屋に行くとか・・・」
シャル「ぬるいよ」
セシリア・鈴「「へっ?」」
シャル「もうそんな段階じゃないんだ・・・。 力ずくでもあの空気を叩き潰さないと!」クワッ
セシリア・鈴「「ひいっ」」
ラウラ「うむ、いい気迫だ、シャルロット。 では明日から、全員で向かうぞ」
シャル「おー!」
セシリア・鈴「「お、おー」」
56: 2011/05/07(土) 00:47:37.43 ID:vM7n3fb70
― 一夏居室 ―
一夏「はー、少し休憩するか」ゴロン
箒「もう二時間か・・・、少しならいいだろう」
一夏「おう~」ゴロゴロ
箒「・・・」
一夏「なあ、箒」
箒「どうした? 一夏」
一夏「耳掃除してくれないか?」
箒「へっ」
一夏「いつも自分でしてるんだけどな、なんか奥のほうでゴロゴロしてるのがあって、取れないんだよ」
箒「だ、だからと言って何故私が」
一夏「こんな事頼めるのは箒しか居ないよー。 なぁ頼むよー」ゴロゴロ
箒「・・・」
箒「・・・し、仕方ないな」
一夏「はー、少し休憩するか」ゴロン
箒「もう二時間か・・・、少しならいいだろう」
一夏「おう~」ゴロゴロ
箒「・・・」
一夏「なあ、箒」
箒「どうした? 一夏」
一夏「耳掃除してくれないか?」
箒「へっ」
一夏「いつも自分でしてるんだけどな、なんか奥のほうでゴロゴロしてるのがあって、取れないんだよ」
箒「だ、だからと言って何故私が」
一夏「こんな事頼めるのは箒しか居ないよー。 なぁ頼むよー」ゴロゴロ
箒「・・・」
箒「・・・し、仕方ないな」
58: 2011/05/07(土) 00:50:32.30 ID:vM7n3fb70
一夏「はい耳掻き!」スチャ
箒「う、うむ」
箒「・・・では、どうぞ」ポムポム
一夏「おう」ポム
一夏『ひゃっほー! 箒の膝枕!』
箒「!?」ビクッ
箒「い、一夏、今何か言ったか?」
一夏「いいやー? 何も言ってないぞー」
箒「そ、そうか」
箒(い、今のは一体・・・?)
一夏「箒ー、はーやーくー」ペチペチ
箒「こら、ふとももを叩くな・・・。 で、ではやるぞ」
一夏「おう」
箒「う、うむ」
箒「・・・では、どうぞ」ポムポム
一夏「おう」ポム
一夏『ひゃっほー! 箒の膝枕!』
箒「!?」ビクッ
箒「い、一夏、今何か言ったか?」
一夏「いいやー? 何も言ってないぞー」
箒「そ、そうか」
箒(い、今のは一体・・・?)
一夏「箒ー、はーやーくー」ペチペチ
箒「こら、ふとももを叩くな・・・。 で、ではやるぞ」
一夏「おう」
60: 2011/05/07(土) 00:54:33.11 ID:vM7n3fb70
箒「むむ・・・む、難しいものだな」
一夏「あんまり力むなよー、怖いよ」
箒「ああ、すまん、そーっとだな」
一夏「あ、いいかんじ・・・」ウットリ
箒「取れた! 取れたぞ一夏!」
一夏「おお・・・助かった。 反対側も頼むよ」ゴロン
箒「ふふ、任せておけ」ムニョ
一夏『あー、箒のふとももとおっOいに挟まれて幸せー』
箒「!?」
箒「い、一夏?」
一夏「・・・んー」ウットリ
箒(一夏が喋ったわけでは・・・ないのか?)
一夏「あんまり力むなよー、怖いよ」
箒「ああ、すまん、そーっとだな」
一夏「あ、いいかんじ・・・」ウットリ
箒「取れた! 取れたぞ一夏!」
一夏「おお・・・助かった。 反対側も頼むよ」ゴロン
箒「ふふ、任せておけ」ムニョ
一夏『あー、箒のふとももとおっOいに挟まれて幸せー』
箒「!?」
箒「い、一夏?」
一夏「・・・んー」ウットリ
箒(一夏が喋ったわけでは・・・ないのか?)
63: 2011/05/07(土) 00:57:25.42 ID:vM7n3fb70
箒(これはまさか、白式と紅椿がリンクして・・・、一夏の思考を流れて来ているのか?)
一夏『もっとおっOい押し付けてくれないかなー』
箒「・・・」ムニョルン
一夏『うっひょー! ナイス! ナイスおっOいだよ箒!』
箒「・・・(///」
一夏『このまま、ぱふぱふしてくれないかなー』
箒(ぱふぱふ・・・? 何のことだ?)
箒『ぱふぱふ って何だ?』
一夏『ぱふぱふ ってのは、おっOいで顔を挟む桃源郷のことだよ!』
一夏「・・・?」
箒「どうした、一夏」
一夏「いや、何か聞かれた気がして・・・」
箒「き、気のせいだ」
箒(こちらからも思考を送れるのか・・・)フムフム
一夏『もっとおっOい押し付けてくれないかなー』
箒「・・・」ムニョルン
一夏『うっひょー! ナイス! ナイスおっOいだよ箒!』
箒「・・・(///」
一夏『このまま、ぱふぱふしてくれないかなー』
箒(ぱふぱふ・・・? 何のことだ?)
箒『ぱふぱふ って何だ?』
一夏『ぱふぱふ ってのは、おっOいで顔を挟む桃源郷のことだよ!』
一夏「・・・?」
箒「どうした、一夏」
一夏「いや、何か聞かれた気がして・・・」
箒「き、気のせいだ」
箒(こちらからも思考を送れるのか・・・)フムフム
66: 2011/05/07(土) 01:00:57.70 ID:vM7n3fb70
一夏「耳掃除ありがとうな、そろそろ起きないと」
一夏『あぁぁぁ・・・おっOいが・・・! さらば愛しの桃源郷・・・!』
箒「も、もう少しこのままでもいいぞ」
一夏「へっ」
箒「最近頑張っているからな、その褒美だ」ナデナデ
一夏「お、おう」
一夏『おっOいよ! 私は帰ってきたぞー!』
箒(一夏は・・・、む、胸が好きなのかな・・・?)
箒『む、胸は好きか?』
一夏『大好きです!』キリッ
箒(そ、そうか・・・胸は好きなんだ・・・)ホッ
一夏『あぁぁぁ・・・おっOいが・・・! さらば愛しの桃源郷・・・!』
箒「も、もう少しこのままでもいいぞ」
一夏「へっ」
箒「最近頑張っているからな、その褒美だ」ナデナデ
一夏「お、おう」
一夏『おっOいよ! 私は帰ってきたぞー!』
箒(一夏は・・・、む、胸が好きなのかな・・・?)
箒『む、胸は好きか?』
一夏『大好きです!』キリッ
箒(そ、そうか・・・胸は好きなんだ・・・)ホッ
67: 2011/05/07(土) 01:05:26.80 ID:vM7n3fb70
箒「・・・」ムニョルリン
一夏『おぉぉぉ! おっOいがぁぁ!』
箒「・・・(///」 モニュモニュモニュルモニュリーン
一夏『こ、これは・・・! ぱふぱふ・・・!』
一夏「ほ、箒?」
箒「どうした? 一夏」
一夏「い、いや何でもない」
一夏『気付いてない? 気付いてないの!?』
箒「・・・(///」
一夏『はぁ・・・幸せやで・・・ワイ幸せや・・・』
一夏『おぉぉぉ! おっOいがぁぁ!』
箒「・・・(///」 モニュモニュモニュルモニュリーン
一夏『こ、これは・・・! ぱふぱふ・・・!』
一夏「ほ、箒?」
箒「どうした? 一夏」
一夏「い、いや何でもない」
一夏『気付いてない? 気付いてないの!?』
箒「・・・(///」
一夏『はぁ・・・幸せやで・・・ワイ幸せや・・・』
70: 2011/05/07(土) 01:08:25.26 ID:vM7n3fb70
鈴「・・・見に来てよかったわね」
シャル「僕、もう我慢できないよ・・・」
ラウラ「よし、突入!」ドバーン!
一夏「うわ、なんだお前ら!」
鈴「シャル! 窓開けて!」ダダダ
シャル「うんっ!」ガラッ
鈴「行くよ甲龍! 必殺!畳投げ!」ヒョイヒョヒョイ
一夏「な、何するんだよ! ・・・う、動けない」グググ・・・
ラウラ「動くな、二人とも」
箒「くっ、アクティブ・イナーシャル・キャンセラーか・・・!」グググ・・・
セシリア「お行きなさい! ブルー・ティアーズ!」ドンドンドン!!
一夏「ああ、畳が粉々・・・」ガックリ
シャル「僕、もう我慢できないよ・・・」
ラウラ「よし、突入!」ドバーン!
一夏「うわ、なんだお前ら!」
鈴「シャル! 窓開けて!」ダダダ
シャル「うんっ!」ガラッ
鈴「行くよ甲龍! 必殺!畳投げ!」ヒョイヒョヒョイ
一夏「な、何するんだよ! ・・・う、動けない」グググ・・・
ラウラ「動くな、二人とも」
箒「くっ、アクティブ・イナーシャル・キャンセラーか・・・!」グググ・・・
セシリア「お行きなさい! ブルー・ティアーズ!」ドンドンドン!!
一夏「ああ、畳が粉々・・・」ガックリ
71: 2011/05/07(土) 01:11:26.05 ID:vM7n3fb70
― 翌日 ―
一夏「畳の再申請は通らなかった」
箒「そうか・・・」
一夏「空飛ぶ畳が、花火になるところを見ていたそうだよ」
セシリア「・・・」ツーン
一夏「前に通用したおねだりをする前に、蹴り出された」
鈴「そりゃそうでしょ」フン
一夏「はああ~」ションボリ
箒「・・・」
一夏「畳の再申請は通らなかった」
箒「そうか・・・」
一夏「空飛ぶ畳が、花火になるところを見ていたそうだよ」
セシリア「・・・」ツーン
一夏「前に通用したおねだりをする前に、蹴り出された」
鈴「そりゃそうでしょ」フン
一夏「はああ~」ションボリ
箒「・・・」
73: 2011/05/07(土) 01:15:06.41 ID:vM7n3fb70
― その夜 廊下 ―
箒「・・・誰もいないな」コソコソ
箒(折角いい雰囲気だったんだ・・・。 このまま終わる訳には・・・!)グッ
箒「・・・」ソロリソロリ
鈴「どこに行くのかしら? 箒」
箒「」ビクッ
セシリア「逃がしませんわよ」ガシリ
箒「はっ、放せ!」
鈴「どうせ一夏の部屋に行くんでしょ? 一緒に行きましょ」ガシリ
箒「くっ・・・、独りで行かないと意味がないというのに・・・!」ズルズル
箒「・・・誰もいないな」コソコソ
箒(折角いい雰囲気だったんだ・・・。 このまま終わる訳には・・・!)グッ
箒「・・・」ソロリソロリ
鈴「どこに行くのかしら? 箒」
箒「」ビクッ
セシリア「逃がしませんわよ」ガシリ
箒「はっ、放せ!」
鈴「どうせ一夏の部屋に行くんでしょ? 一緒に行きましょ」ガシリ
箒「くっ・・・、独りで行かないと意味がないというのに・・・!」ズルズル
74: 2011/05/07(土) 01:18:29.28 ID:vM7n3fb70
― 一夏居室 ―
一夏「・・・で、みんな来た、と」
箒「・・・」プクー
鈴「だいたいねー、あんた達がイチャイチャしてるから悪いのよ!」
一夏「そ、そんなことしてねえよ!」
シャル「一夏・・・? してたよね・・・?」ドロドロ
一夏「す、すみませんっ!」ドゲザー
一夏「そ、そうだ! お茶を入れるよ!」
箒「そ、それなら私が・・・」
一夏「いいから、任せてくれよ」
箒「・・・」ションボリ
一夏「・・・で、みんな来た、と」
箒「・・・」プクー
鈴「だいたいねー、あんた達がイチャイチャしてるから悪いのよ!」
一夏「そ、そんなことしてねえよ!」
シャル「一夏・・・? してたよね・・・?」ドロドロ
一夏「す、すみませんっ!」ドゲザー
一夏「そ、そうだ! お茶を入れるよ!」
箒「そ、それなら私が・・・」
一夏「いいから、任せてくれよ」
箒「・・・」ションボリ
75: 2011/05/07(土) 01:22:00.48 ID:vM7n3fb70
一夏「はい、みんなどうぞ」コトッ
セシリア「紅茶と違った味にも、随分と慣れましたわ」
シャル「なんか、落ち着くよね」
ラウラ「毒の心配が要らないのは、いいことだ」
鈴「いや、それはどーなの」
箒「・・・」
一夏「はい、箒も」コトッ
箒「あ・・・」
箒(私の、茶碗)
一夏「俺のも」コトッ
箒「!!」
セシリア「紅茶と違った味にも、随分と慣れましたわ」
シャル「なんか、落ち着くよね」
ラウラ「毒の心配が要らないのは、いいことだ」
鈴「いや、それはどーなの」
箒「・・・」
一夏「はい、箒も」コトッ
箒「あ・・・」
箒(私の、茶碗)
一夏「俺のも」コトッ
箒「!!」
76: 2011/05/07(土) 01:25:55.13 ID:vM7n3fb70
茶碗『一|夏』ピッタリ
箒「い、一夏、気付いて・・・!?」
一夏「ん? 何のことだ?」ニコ
箒「~~~!」マッカー
一夏「この茶碗はずっと置いておくから」
一夏「いつでも、使いに来てくれよ」
箒「・・・! ・・・!」コクコク
一夏「片割れがいないと、「夏」も寂しがるだろうしな」ニヤリ
箒「・・・! ば、馬鹿者!」
おわり
箒「い、一夏、気付いて・・・!?」
一夏「ん? 何のことだ?」ニコ
箒「~~~!」マッカー
一夏「この茶碗はずっと置いておくから」
一夏「いつでも、使いに来てくれよ」
箒「・・・! ・・・!」コクコク
一夏「片割れがいないと、「夏」も寂しがるだろうしな」ニヤリ
箒「・・・! ば、馬鹿者!」
おわり
77: 2011/05/07(土) 01:26:06.58 ID:AHYQdq9L0
どういう音でどういう状況なんだよww
79: 2011/05/07(土) 01:28:01.61 ID:vM7n3fb70
おわりました
一夏と箒は、ISが無ければきっと地味にくっついていたと思います
お付き合いありがとうございました
一夏と箒は、ISが無ければきっと地味にくっついていたと思います
お付き合いありがとうございました
引用元: 一夏「和室がほしい」
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