1: 2017/06/03(土) 20:12:30.807 ID:nwhV5Lwh0.net
サターニャの家
サターニャ「魔界通販で買った、撮れば誰のロボットでも作れるカメラ、『カメラ魔ロボ』。作るのに結構手間取ったけどついに完成したわっ!!」
ヴィーネ「殆んど私が作ったんじゃない。で、これどうやって使うの?」
サターニャ「えーとね、使い方は…………ロボットに向かって命令するんだって」
ヴィーネ「何を頼むの?」
サターニャ「ガヴリールロボ、今日から私がご主人様よ。私の下僕になりなさいっ!」
ヴィーネ「でも、あんまり甘やかしたら駄目よ」
サターニャ「ヴィネット! 余計な事言わないで!!」
ガヴロボ「分かりました、サターニャ様」
サターニャ「サターニャ様!? ヴィネット、聞いた!! 私の事サターニャ様って言ったわよっ!!」
ヴィーネ「聞いてたわよ。ガヴロボ、これから何するつもりなの?」
ガヴロボ「今日はもう遅いので、サターニャ様を寝かしつけようと思います」
サターニャ「え!? これからガヴリールロボ完成記念に乾杯しようと思ってたのにっ!!」
ガヴロボ「早寝早起きが健康の基本ですよ。さぁ、寝ましょう」
サターニャ「私が作ったのよ!! 私の言う事聞きなさいよ!!」
ガヴロボ「私のデータではそこにいるヴィネット様が私の99.95%以上をお造りになったとあります。よって、ヴィネット様の命令を優先いたします」
サターニャ「そんな!? 買ったのは私なのに!!」
ヴィーネ「ヴィネット様なんて恥ずかしいわよ。ヴィーネでいいわ」
ガヴロボ「分かりました、ヴィーネ」
ヴィーネ「サターニャを立派に育ててね」
ガヴロボ「はい、分かりました。さあ、サターニャ様、寝ますよ。早く歯を磨いてください」
サターニャ「分かったわよ! 磨けばいいんでしょ! 磨けば!!」
サターニャ「魔界通販で買った、撮れば誰のロボットでも作れるカメラ、『カメラ魔ロボ』。作るのに結構手間取ったけどついに完成したわっ!!」
ヴィーネ「殆んど私が作ったんじゃない。で、これどうやって使うの?」
サターニャ「えーとね、使い方は…………ロボットに向かって命令するんだって」
ヴィーネ「何を頼むの?」
サターニャ「ガヴリールロボ、今日から私がご主人様よ。私の下僕になりなさいっ!」
ヴィーネ「でも、あんまり甘やかしたら駄目よ」
サターニャ「ヴィネット! 余計な事言わないで!!」
ガヴロボ「分かりました、サターニャ様」
サターニャ「サターニャ様!? ヴィネット、聞いた!! 私の事サターニャ様って言ったわよっ!!」
ヴィーネ「聞いてたわよ。ガヴロボ、これから何するつもりなの?」
ガヴロボ「今日はもう遅いので、サターニャ様を寝かしつけようと思います」
サターニャ「え!? これからガヴリールロボ完成記念に乾杯しようと思ってたのにっ!!」
ガヴロボ「早寝早起きが健康の基本ですよ。さぁ、寝ましょう」
サターニャ「私が作ったのよ!! 私の言う事聞きなさいよ!!」
ガヴロボ「私のデータではそこにいるヴィネット様が私の99.95%以上をお造りになったとあります。よって、ヴィネット様の命令を優先いたします」
サターニャ「そんな!? 買ったのは私なのに!!」
ヴィーネ「ヴィネット様なんて恥ずかしいわよ。ヴィーネでいいわ」
ガヴロボ「分かりました、ヴィーネ」
ヴィーネ「サターニャを立派に育ててね」
ガヴロボ「はい、分かりました。さあ、サターニャ様、寝ますよ。早く歯を磨いてください」
サターニャ「分かったわよ! 磨けばいいんでしょ! 磨けば!!」
2: 2017/06/03(土) 20:12:56.485 ID:nwhV5Lwh0.net
ガヴロボ「眠れないのですか?」
サターニャ「今日昼寝したからね、なかなか寝付けないわ」
ガヴロボ「なら、子守唄を歌ってあげます」
サターニャ「そんな……恥ずかしいわよ」
ガヴロボ「ねんねん ころりよ おころりよ ぼうやは 良い子だ ねんねしな♪♪」
サターニャ「綺麗な歌声ね。眠くなってきたわ。ふぁあ~あ」
ガヴロボ「おやすみなさい、サターニャ様」
サターニャ「今日昼寝したからね、なかなか寝付けないわ」
ガヴロボ「なら、子守唄を歌ってあげます」
サターニャ「そんな……恥ずかしいわよ」
ガヴロボ「ねんねん ころりよ おころりよ ぼうやは 良い子だ ねんねしな♪♪」
サターニャ「綺麗な歌声ね。眠くなってきたわ。ふぁあ~あ」
ガヴロボ「おやすみなさい、サターニャ様」
3: 2017/06/03(土) 20:15:45.092 ID:nwhV5Lwh0.net
翌日 学校
ガヴ「ヴィネット! この私にそっくりな人は一体誰だ!?」
ヴィーネ「これ? これはサターニャが魔界通販で買ったロボットよ。昨日サターニャと作ったの」
ガヴ「何でそんなもの作ったんだよ!!」
ヴィーネ「私も本当は作りたくなかったのよ。でも、サターニャが泣きついてきたから、可愛そうになっちゃって……それで……」
ガヴ「ヴィーネ! お前は人が良すぎるぞ!!」
ガヴロボ「ガヴリール様、ヴィーネは人ではなく悪魔ですよ」
ガヴ「そんな細かい事は良いんだよ!!」
サターニャ「ヴィネットの言う事は聞くのに私の言う事は全然聞かなくて最悪よ!」
ガヴロボ「ヴィーネにサターニャ様を甘やかさないように言われていますので」
サターニャ「それより、ガヴリールロボ! 早く宿題教えなさいよ! あんたが教えてやるって言って来たんでしょ」
ガヴロボ「そこまでやれば残りはサターニャ様が自力で出来ます。頑張ってください」
ラフィ「厳しいですね」
ヴィーネ「でもいいコンビじゃない」
サターニャ「宿題終わるかしら」シクシク
ガヴロボ「サターニャさんなら出来ます。頑張ってください」
ガヴ「ん……」
ガヴ「ヴィネット! この私にそっくりな人は一体誰だ!?」
ヴィーネ「これ? これはサターニャが魔界通販で買ったロボットよ。昨日サターニャと作ったの」
ガヴ「何でそんなもの作ったんだよ!!」
ヴィーネ「私も本当は作りたくなかったのよ。でも、サターニャが泣きついてきたから、可愛そうになっちゃって……それで……」
ガヴ「ヴィーネ! お前は人が良すぎるぞ!!」
ガヴロボ「ガヴリール様、ヴィーネは人ではなく悪魔ですよ」
ガヴ「そんな細かい事は良いんだよ!!」
サターニャ「ヴィネットの言う事は聞くのに私の言う事は全然聞かなくて最悪よ!」
ガヴロボ「ヴィーネにサターニャ様を甘やかさないように言われていますので」
サターニャ「それより、ガヴリールロボ! 早く宿題教えなさいよ! あんたが教えてやるって言って来たんでしょ」
ガヴロボ「そこまでやれば残りはサターニャ様が自力で出来ます。頑張ってください」
ラフィ「厳しいですね」
ヴィーネ「でもいいコンビじゃない」
サターニャ「宿題終わるかしら」シクシク
ガヴロボ「サターニャさんなら出来ます。頑張ってください」
ガヴ「ん……」
4: 2017/06/03(土) 20:17:21.971 ID:nwhV5Lwh0.net
お昼
サターニャ「やっと昼だわ。メロンパン食べましょう」
ガヴロボ「それだけでは身体に悪いですよ、お弁当を作ってきました、これも食べてください」
サターニャ「え! いつの間に作ったの? ありがとう」
ガヴ「ん……」
サターニャ「あんたの作ったお弁当、結構おいしいわね」モグモグ
ガヴ「ちょっとトイレ行ってくる」
サターニャ「あ、私も行く!」
ガヴ「付いて来るなよ!!」
サターニャ「やっと昼だわ。メロンパン食べましょう」
ガヴロボ「それだけでは身体に悪いですよ、お弁当を作ってきました、これも食べてください」
サターニャ「え! いつの間に作ったの? ありがとう」
ガヴ「ん……」
サターニャ「あんたの作ったお弁当、結構おいしいわね」モグモグ
ガヴ「ちょっとトイレ行ってくる」
サターニャ「あ、私も行く!」
ガヴ「付いて来るなよ!!」
5: 2017/06/03(土) 20:19:34.708 ID:nwhV5Lwh0.net
数分後
ガヴ「サターニャ、これ」
サターニャ「コーラ? どうしたの」
ガヴ「やる、飲め」
サターニャ「……」
ガヴロボ「お友達から貰ったものです。確かに健康には良くはないかもしれませんが、これを飲まなければサターニャ様は健康以上に大切な物を失ってしまいます」
サターニャ「ガヴリール! ありがとね!!」ゴクゴク
ガヴ「美味しいか」
サターニャ「くぅう! 喉越し最高ね!!」
ガヴロボ「良かったですね、サターニャ様」
ガヴ「サターニャ、これ」
サターニャ「コーラ? どうしたの」
ガヴ「やる、飲め」
サターニャ「……」
ガヴロボ「お友達から貰ったものです。確かに健康には良くはないかもしれませんが、これを飲まなければサターニャ様は健康以上に大切な物を失ってしまいます」
サターニャ「ガヴリール! ありがとね!!」ゴクゴク
ガヴ「美味しいか」
サターニャ「くぅう! 喉越し最高ね!!」
ガヴロボ「良かったですね、サターニャ様」
6: 2017/06/03(土) 20:20:12.806 ID:nwhV5Lwh0.net
サターニャの家
ガヴロボ「サターニャ様、今日は何を食べたいですか?」
サターニャ「ハンバーグ!!」
ガヴロボ「分かりました、ハンバーグですね」
ピンポーン
サターニャ「私が出るわ」
ガヴ『私だ、開けろ』
サターニャ「ガヴリール、私の家に来るなんて珍しいわね」
ガヴ「特に用はないが、邪魔するぞ」
サターニャ「用はないって……何で来たの?」
ガヴ「どうでもいいだろ、そんなこと。ロボット、私の分の夕飯も作れ」
ガヴロボ「はい、分かりました」
ガヴロボ「サターニャ様、今日は何を食べたいですか?」
サターニャ「ハンバーグ!!」
ガヴロボ「分かりました、ハンバーグですね」
ピンポーン
サターニャ「私が出るわ」
ガヴ『私だ、開けろ』
サターニャ「ガヴリール、私の家に来るなんて珍しいわね」
ガヴ「特に用はないが、邪魔するぞ」
サターニャ「用はないって……何で来たの?」
ガヴ「どうでもいいだろ、そんなこと。ロボット、私の分の夕飯も作れ」
ガヴロボ「はい、分かりました」
8: 2017/06/03(土) 20:21:57.384 ID:nwhV5Lwh0.net
ガヴ「もぐもぐ……確かにおいしいな」
サターニャ「食べたら帰りなさいよ」
ガヴ「こんな夜遅くに女の子を帰らせるのか」
ガヴロボ「送りましょうか?」
ガヴ「(余計な事を言うな!!)」コソコソ
ガヴロボ「はい……」
サターニャ「ガヴロボは立ったまま寝られるけど……ガヴリールはどこで寝かせようかしら?」
ガヴ「ソファーでいいよ。どうせ3、4時間しか寝ないんだから寝る場所なんて気にするな」
ガヴロボ「ヴィーネからサターニャさんのお世話は任されましたが……」
サターニャ「ガヴリールのお世話も一応しなさい」
ガヴロボ「分かりました」
ガヴ「げ!? やっぱ私帰るわ。飛んで行けば安全だろ」
サターニャ「ちょっと、ガヴリール!!」
ガヴ「じゃあな」バサ
パタパタ
サターニャ「帰っちゃった」
ガヴロボ「サターニャ様は宿題をやってしまいましょう。今朝の様に泣くのはもう嫌ですよね」
サターニャ「分かったわ……」
サターニャ「食べたら帰りなさいよ」
ガヴ「こんな夜遅くに女の子を帰らせるのか」
ガヴロボ「送りましょうか?」
ガヴ「(余計な事を言うな!!)」コソコソ
ガヴロボ「はい……」
サターニャ「ガヴロボは立ったまま寝られるけど……ガヴリールはどこで寝かせようかしら?」
ガヴ「ソファーでいいよ。どうせ3、4時間しか寝ないんだから寝る場所なんて気にするな」
ガヴロボ「ヴィーネからサターニャさんのお世話は任されましたが……」
サターニャ「ガヴリールのお世話も一応しなさい」
ガヴロボ「分かりました」
ガヴ「げ!? やっぱ私帰るわ。飛んで行けば安全だろ」
サターニャ「ちょっと、ガヴリール!!」
ガヴ「じゃあな」バサ
パタパタ
サターニャ「帰っちゃった」
ガヴロボ「サターニャ様は宿題をやってしまいましょう。今朝の様に泣くのはもう嫌ですよね」
サターニャ「分かったわ……」
9: 2017/06/03(土) 20:22:48.905 ID:nwhV5Lwh0.net
学校
ヴィーネ「サターニャ、ガヴロボはどう?」
サターニャ「家事はやってくれるし、宿題はやってくれるし、子守唄まで歌ってくれるのよ。すごいでしょ」
ガヴロボ「お褒めに預かりありがとうございます」
ヴィーネ「ガヴロボ、今日は一緒に家事やらない?」
ガヴロボ「もちろんです。いろいろ学ばせていただきます」
ヴィーネ「サターニャ、ガヴロボはどう?」
サターニャ「家事はやってくれるし、宿題はやってくれるし、子守唄まで歌ってくれるのよ。すごいでしょ」
ガヴロボ「お褒めに預かりありがとうございます」
ヴィーネ「ガヴロボ、今日は一緒に家事やらない?」
ガヴロボ「もちろんです。いろいろ学ばせていただきます」
10: 2017/06/03(土) 20:23:43.404 ID:nwhV5Lwh0.net
サターニャの家
ガヴロボ「ヴィーネの家事スキルはすごいですね。私の倍以上の速度でやっています」
ヴィーネ「褒め過ぎよ」
ガヴロボ「きっとこの料理も私よりおいしいんでしょうね。私の食料は電気なので分かりませんが」
サターニャ「ヴィネットはすごいでしょっ」
ヴィーネ「なんでサターニャが自慢げなのよ」
ガヴロボ「ヴィーネさんは家事が得意、学ばせていただきました」
サターニャ「ヴィーネはすごいのよっ!」
ガヴロボ「ヴィーネ、お願いがあるのですが、よろしいでしょうか?」
ヴィーネ「何?」
ガヴロボ「サターニャさんに宿題を教えていただきたいのです。この前、ガヴリール様に宿題を教えていた時、とても分かりやすかったので、学ばせていただきたいのです」
ヴィーネ「分かったわ。サターニャ! 宿題教えてあげるわよ」
サターニャ「はーい」
ガヴロボ「ヴィーネの家事スキルはすごいですね。私の倍以上の速度でやっています」
ヴィーネ「褒め過ぎよ」
ガヴロボ「きっとこの料理も私よりおいしいんでしょうね。私の食料は電気なので分かりませんが」
サターニャ「ヴィネットはすごいでしょっ」
ヴィーネ「なんでサターニャが自慢げなのよ」
ガヴロボ「ヴィーネさんは家事が得意、学ばせていただきました」
サターニャ「ヴィーネはすごいのよっ!」
ガヴロボ「ヴィーネ、お願いがあるのですが、よろしいでしょうか?」
ヴィーネ「何?」
ガヴロボ「サターニャさんに宿題を教えていただきたいのです。この前、ガヴリール様に宿題を教えていた時、とても分かりやすかったので、学ばせていただきたいのです」
ヴィーネ「分かったわ。サターニャ! 宿題教えてあげるわよ」
サターニャ「はーい」
11: 2017/06/03(土) 20:24:32.225 ID:nwhV5Lwh0.net
学校
ラフィ「サターニャさん、来月私達海に行くんですよ」
サターニャ「え!? 私も行きたい!!」
ラフィ「家族と行くのでサターニャさんは来れませんね」
サターニャ「じゃあ何で言ったの!?」
ガヴロボ「ラフィエル様は予測不可能、学ばせていただきました」
ラフィ「変な事覚えなくていいんですよ、ガヴロボちゃん」
ガヴロボ「ラフィエル様は面白いですね。どうしたら面白くなれるか教えてくださいっ!」
ラフィ「教えてくださいと言われても……」
サターニャ「面白くなんかないわよ!!」
ガヴロボ「そうですか? 面白いと思いますが」
ラフィ「とにかく学ぶような事ではないと思うので、私からは何も教えることはできません」
ガヴロボ「そうですか」
ラフィ「はい、お役に立てずにすいません」
ラフィ「サターニャさん、来月私達海に行くんですよ」
サターニャ「え!? 私も行きたい!!」
ラフィ「家族と行くのでサターニャさんは来れませんね」
サターニャ「じゃあ何で言ったの!?」
ガヴロボ「ラフィエル様は予測不可能、学ばせていただきました」
ラフィ「変な事覚えなくていいんですよ、ガヴロボちゃん」
ガヴロボ「ラフィエル様は面白いですね。どうしたら面白くなれるか教えてくださいっ!」
ラフィ「教えてくださいと言われても……」
サターニャ「面白くなんかないわよ!!」
ガヴロボ「そうですか? 面白いと思いますが」
ラフィ「とにかく学ぶような事ではないと思うので、私からは何も教えることはできません」
ガヴロボ「そうですか」
ラフィ「はい、お役に立てずにすいません」
13: 2017/06/03(土) 20:26:01.690 ID:nwhV5Lwh0.net
タプリス「胡桃沢先輩!! 天真先輩を下僕にしたというのは本当なんですか!!」
サターニャ「本当よ。その証拠がこれ!!!」
ガヴロボ「おはようございます」
タプリス「天真先輩……。髪がサラサラです。私の知ってる天真先輩をこき使ってます!」
ガヴロボ「サターニャ様、私に何でも命令してくださいね」
サターニャ「ガヴリール、肩揉んで」
ガヴロボ「はい、もちろんです」モミモミ
タプリス「天真先輩……。こんなの認めませんからねっ!!!」スタスタスタ
サターニャ「……」
ガヴロボ「……」
サターニャ「いえーい! 髪までとかした甲斐あったわ! まんまと引っかかってくれたわね!!」
ガヴロボ「私面白かったですか?」
サターニャ「面白かったわよ。いえーい!」
ガヴロボ「タプリス様を使うとサターニャ様は優越感を味わえる。学ばせていただきました」
サターニャ「最近、あんた変な事ばっかり覚えるわね」
サターニャ「本当よ。その証拠がこれ!!!」
ガヴロボ「おはようございます」
タプリス「天真先輩……。髪がサラサラです。私の知ってる天真先輩をこき使ってます!」
ガヴロボ「サターニャ様、私に何でも命令してくださいね」
サターニャ「ガヴリール、肩揉んで」
ガヴロボ「はい、もちろんです」モミモミ
タプリス「天真先輩……。こんなの認めませんからねっ!!!」スタスタスタ
サターニャ「……」
ガヴロボ「……」
サターニャ「いえーい! 髪までとかした甲斐あったわ! まんまと引っかかってくれたわね!!」
ガヴロボ「私面白かったですか?」
サターニャ「面白かったわよ。いえーい!」
ガヴロボ「タプリス様を使うとサターニャ様は優越感を味わえる。学ばせていただきました」
サターニャ「最近、あんた変な事ばっかり覚えるわね」
14: 2017/06/03(土) 20:28:26.074 ID:nwhV5Lwh0.net
サターニャの家
ガヴ「サターニャ、私そっくりのロボットとの生活はどうだ?」
サターニャ「ガヴリールっ! 来てくれたの?」
ガヴ「何で嬉しそうなんだよっ!? 勘違いするな! 今日はネトゲがメンテの日で暇だったから来ただけだ」
サターニャ「私も暇だったのよ。三人で遊びましょう」
ガヴ「しょうがないな。麻雀するから、ロボットが二役やれ。ずるするなよ」
ガヴロボ「分かってますよ」
サターニャ「麻雀? 私ルール知らないわよ」
ガヴロボ「私が教えてあげますよ」
ガヴ「サターニャ、私そっくりのロボットとの生活はどうだ?」
サターニャ「ガヴリールっ! 来てくれたの?」
ガヴ「何で嬉しそうなんだよっ!? 勘違いするな! 今日はネトゲがメンテの日で暇だったから来ただけだ」
サターニャ「私も暇だったのよ。三人で遊びましょう」
ガヴ「しょうがないな。麻雀するから、ロボットが二役やれ。ずるするなよ」
ガヴロボ「分かってますよ」
サターニャ「麻雀? 私ルール知らないわよ」
ガヴロボ「私が教えてあげますよ」
16: 2017/06/03(土) 20:30:38.603 ID:nwhV5Lwh0.net
サターニャ「うぁ、また白引いちゃった。ハズレね」
ガヴ「サターニャ、そのセリフ何回目だよ。それはハズレじゃなくて白板だ」
サターニャ「そうだっけ?」
ガヴロボ「ガヴリール様、もう遅い時間ですよ。帰らないんですか?」
ガヴ「今日は泊まるからいいよ。」
サターニャ「ガヴリールがいると暇しないからいいわよね」
ガヴ「それはどうも。歯磨いて寝るぞ」
サターニャ「はーい」
ガヴロボ「ガヴリール様がいると暇しない。学ばせていただきました」
サターニャ「また変な事を覚えてる」
ガヴ「サターニャ、そのセリフ何回目だよ。それはハズレじゃなくて白板だ」
サターニャ「そうだっけ?」
ガヴロボ「ガヴリール様、もう遅い時間ですよ。帰らないんですか?」
ガヴ「今日は泊まるからいいよ。」
サターニャ「ガヴリールがいると暇しないからいいわよね」
ガヴ「それはどうも。歯磨いて寝るぞ」
サターニャ「はーい」
ガヴロボ「ガヴリール様がいると暇しない。学ばせていただきました」
サターニャ「また変な事を覚えてる」
18: 2017/06/03(土) 20:32:31.428 ID:nwhV5Lwh0.net
下校時
サターニャ「今日もあんたのおかげで楽しかったわ。ありがとね」
ガヴロボ「いいえ、そんな事はありません。私はサターニャ様のお役に立てて嬉しいです」
サターニャ「あんたってロボットなのに嬉しいとか人間らしい事言うわね」
ガヴロボ「はい、私はガヴリール様を元に作られていますので」
サターニャ「ガヴリールはあんまり人間らしさないわよ」
ピュウ
サターニャ「あ! 私の髪飾りがっ!!」
ガヴロボ「サターニャ様危ないです!!そっちには溶鉱炉がありますっ!」
サターニャ「え……」
ガヴロボ「駄目っ!!」ボンッ
サターニャ「ガヴリールロボ!!」
ガヴロボ「…………。どうやら私はここで終りらしいです。短い間でしたが、いろいろ学ばせていただいて楽しかったですよ」ブクブク
サターニャ「ガヴリールロボ!! 駄目!! 戻って来て!!」
ガヴロボ「無理ですよ、身体がもう半分くらい浸かっているんです。仮に出られたとしても助かりません」
サターニャ「今日もあんたのおかげで楽しかったわ。ありがとね」
ガヴロボ「いいえ、そんな事はありません。私はサターニャ様のお役に立てて嬉しいです」
サターニャ「あんたってロボットなのに嬉しいとか人間らしい事言うわね」
ガヴロボ「はい、私はガヴリール様を元に作られていますので」
サターニャ「ガヴリールはあんまり人間らしさないわよ」
ピュウ
サターニャ「あ! 私の髪飾りがっ!!」
ガヴロボ「サターニャ様危ないです!!そっちには溶鉱炉がありますっ!」
サターニャ「え……」
ガヴロボ「駄目っ!!」ボンッ
サターニャ「ガヴリールロボ!!」
ガヴロボ「…………。どうやら私はここで終りらしいです。短い間でしたが、いろいろ学ばせていただいて楽しかったですよ」ブクブク
サターニャ「ガヴリールロボ!! 駄目!! 戻って来て!!」
ガヴロボ「無理ですよ、身体がもう半分くらい浸かっているんです。仮に出られたとしても助かりません」
19: 2017/06/03(土) 20:36:14.944 ID:nwhV5Lwh0.net
ヴィーネ「サターニャ、何叫んでるの?」
サターニャ「ガヴリールロボが!!」
ヴィーネ「ガヴロボ!!」
ガヴロボ「ヴィーネ、サターニャ様、私を作ってくれた悪魔が揃ってくれるなんてこれは運命でしょうか? 神に感謝します」
ヴィーネ「もう……助からないの?」
ガヴロボ「はい。でも、サターニャ様は私が居なくても、もう大丈夫になりましたよ。私なりにサターニャ様を立派に育てました」
サターニャ「え?」
ガヴロボ「確かにサターニャ様には出来ないことがまだまだたくさんあります」
ガヴロボ「でも、もし家事や勉強の事で困ったらヴィーネを頼って下さい。もし寂しくなったらガヴリール様と遊んで下さい。もし落ち込んだらタプリス様をからかって下さい。その他カテゴライズ出来ない悩みがあったらラフィエル様を訪ねて下さい」
サターニャ「そんな! ガヴリールロボ!! あんたが居ないと駄目なのよ!!」
ガヴロボ「サターニャ様には頼れる仲間がたくさんいます人間には……悪魔にも頑張っても出来る事には限界があるのです。そんなときには迷わず他人を頼る、それが私なりのサターニャ様を立派に出来る最適解だと思いました」
サターニャ「そんな……。ガヴリールロボ以外の誰かを頼るなんて」
ガヴロボ「サターニャ様、頑張ってください。そして大丈夫です、他人を頼って下さい」
サターニャ「ガヴリールロボ!!」
ガヴロボ「グッドです」ブクブク
サターニャ「ガヴリールロボが!!」
ヴィーネ「ガヴロボ!!」
ガヴロボ「ヴィーネ、サターニャ様、私を作ってくれた悪魔が揃ってくれるなんてこれは運命でしょうか? 神に感謝します」
ヴィーネ「もう……助からないの?」
ガヴロボ「はい。でも、サターニャ様は私が居なくても、もう大丈夫になりましたよ。私なりにサターニャ様を立派に育てました」
サターニャ「え?」
ガヴロボ「確かにサターニャ様には出来ないことがまだまだたくさんあります」
ガヴロボ「でも、もし家事や勉強の事で困ったらヴィーネを頼って下さい。もし寂しくなったらガヴリール様と遊んで下さい。もし落ち込んだらタプリス様をからかって下さい。その他カテゴライズ出来ない悩みがあったらラフィエル様を訪ねて下さい」
サターニャ「そんな! ガヴリールロボ!! あんたが居ないと駄目なのよ!!」
ガヴロボ「サターニャ様には頼れる仲間がたくさんいます人間には……悪魔にも頑張っても出来る事には限界があるのです。そんなときには迷わず他人を頼る、それが私なりのサターニャ様を立派に出来る最適解だと思いました」
サターニャ「そんな……。ガヴリールロボ以外の誰かを頼るなんて」
ガヴロボ「サターニャ様、頑張ってください。そして大丈夫です、他人を頼って下さい」
サターニャ「ガヴリールロボ!!」
ガヴロボ「グッドです」ブクブク
24: 2017/06/03(土) 20:49:15.498 ID:nwhV5Lwh0.net
ガヴの家
ピンポーン
サターニャ「ガヴリール……」
ガヴ「サターニャ……。ヴィーネから話は聞いてるぞ。あがれ」
サターニャ「ガヴリールロボが寂しくなったらガヴリールと遊んでって言われたの。一ヶ月くらいお世話になるけど良い?」
ガヴ「しょうがないな。住まわせる代わりに家事とかやれよ」
サターニャ「家事で困ったことがあったらヴィネットを頼りなさいって言われたわ」
ガヴ「それがいいな。泣き疲れただろ、ベッド貸してやるから寝ろよ。あと、落ち込んだ時にはタプリスを頼るんだろ。電話してやるから先に寝てろ」
サターニャ「寝る前には歯磨きをするわ」
ガヴ「そうだな。他に悩みはあるか?」
サターニャ「ガヴリールが優しすぎて少し不安になってきた」
ガヴ「カテゴライズ出来ない悩みだな。ラフィエルを呼ぶ」
サターニャ「全員集合になっちゃったわね」
ガヴ「そうだな。全員でガヴリールロボの悲しみを埋めてやるから、今日は思いっきり泣けよ」
サターニャ「ガヴリールっ……うぅ、うっ……」ポロポロ
ガヴ「よしよし」ナデナデ
完
ピンポーン
サターニャ「ガヴリール……」
ガヴ「サターニャ……。ヴィーネから話は聞いてるぞ。あがれ」
サターニャ「ガヴリールロボが寂しくなったらガヴリールと遊んでって言われたの。一ヶ月くらいお世話になるけど良い?」
ガヴ「しょうがないな。住まわせる代わりに家事とかやれよ」
サターニャ「家事で困ったことがあったらヴィネットを頼りなさいって言われたわ」
ガヴ「それがいいな。泣き疲れただろ、ベッド貸してやるから寝ろよ。あと、落ち込んだ時にはタプリスを頼るんだろ。電話してやるから先に寝てろ」
サターニャ「寝る前には歯磨きをするわ」
ガヴ「そうだな。他に悩みはあるか?」
サターニャ「ガヴリールが優しすぎて少し不安になってきた」
ガヴ「カテゴライズ出来ない悩みだな。ラフィエルを呼ぶ」
サターニャ「全員集合になっちゃったわね」
ガヴ「そうだな。全員でガヴリールロボの悲しみを埋めてやるから、今日は思いっきり泣けよ」
サターニャ「ガヴリールっ……うぅ、うっ……」ポロポロ
ガヴ「よしよし」ナデナデ
完
22: 2017/06/03(土) 20:48:04.613 ID:HRYtzm7i0.net
乙
29: 2017/06/03(土) 21:23:16.199 ID:nwhV5Lwh0.net
ちなみにガヴロボが溶鉱炉に落ちて氏んだのはターミネーターのオマージュ
31: 2017/06/03(土) 23:15:43.810 ID:IEvPhf0e0.net
おつ
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