1: 2023/06/04(日) 07:58:06.59 ID:ifFgaM9D.net
果林「えっ!?」

3: 2023/06/04(日) 08:04:34.62 ID:ifFgaM9D.net
歩夢「わっ…びっくりした」

せつ菜「果林さん、お疲れ様です」

果林「お疲れ様…じゃ、なくて!」

果林「しずくちゃんがどうしたって?」

せつ菜「あぁ、すぐびしょびしょになるって話です」

果林「…そう、だけど」

果林「え?」

果林「せつ菜と歩夢も知ってるの?」

歩夢「それは知ってますよっ」

歩夢「しずくちゃんとはいつもしてますし」

果林「!?」

せつ菜「果林さんだってよく一緒にしてるじゃないですか」

果林「なっ…」

果林「…」

果林「し、知ってたの…?」

せつ菜「はい? えぇ、まぁ…時々見に行ったりもしていますし」

果林「!?」

5: 2023/06/04(日) 08:13:21.90 ID:ifFgaM9D.net
果林「そ、そういうのは悪趣味じゃないかしら…」

せつ菜「すみません…でも、お邪魔にならないようこっそりのぞいているくらいですし」

せつ菜「一応、ちゃんとやっているか確認しておきたいですから」

果林「そんな…」

果林「…」

歩夢「果林さんも凄いって思いません?」

歩夢「しずくちゃんって、私達と同じくらいしかしてなくても、すぐにびちゃびちゃになって」

果林「そ、そうね…」

せつ菜「この前、3人でしてた時なんてものの数分で床にちょっとした水たまりが出来ていましたし」

果林「さんっ…さ、3人で?」

果林「しずくちゃん、平気なの…?」

歩夢「全然平気そうでしたよ」

歩夢「最初から気兼ねなくって感じで」

果林「!?」

歩夢「むしろテンションが上がってる感じもあるというか」

果林「そう…複数人の方が…」

せつ菜「しずくさん曰く、出来るだけ大人数の方が楽しいって」

果林「大人数の方が楽しい…!?」

8: 2023/06/04(日) 08:26:22.23 ID:ifFgaM9D.net
せつ菜「私も同意見ですが…果林さんは少人数の方がお好みですか?」

果林「それはそうでしょ…やっぱり、2人きりの方が…」

果林「ねぇ?」

果林「しっかりと出来るし…」

歩夢「2人だと合わせやすいですよね」

果林「そうっ、そうでしょ?」

歩夢「でも、私も3人に慣れてきてるからか、2人はあんまり落ち着かないかも…」

果林「えっ」

せつ菜「あーちょっとわかります」

歩夢「この前、せつ菜ちゃんがいないときしずくちゃんと外でやったけど」

果林「外!?」

歩夢「え? はい。基本的には外ですよ? 中はちょっと」

果林「それは、偉い…け、けどっ…歩夢って女の子よね?」

歩夢「当たり前じゃないですか…何言ってるんですか?」

果林「ご、ごめんなさい…つい…」

せつ菜「でもしずくさんはこの前、外も良いけど中が嬉しいってぼやいてましたよ」

果林「!?」

歩夢「しずくちゃんはねー」

10: 2023/06/04(日) 08:33:47.35 ID:ifFgaM9D.net
歩夢「それで、話を戻すと」

歩夢「外でしてたんですけど…いっつもせつ菜ちゃんがリードしてくれるから…」

果林「せ、せつ菜がリード…」

歩夢「私としずくちゃんで交互にそれっぽくリードし合ったりしてみたんだけど」

歩夢「せつ菜ちゃんみたく上手くいかなくて」

歩夢「なにより、せつ菜ちゃんがいないと物足りないなぁって感じがしちゃって」

せつ菜「そ、そうですか…?」

せつ菜「ふふふっ、面と向かって言われると照れくさくも嬉しいですね…頑張ったかいがあります」

果林「そう…なのね…」

果林「せつ菜も頑張ってるのね…」

せつ菜「はいっ」

せつ菜「かすみさんだって、どうにかリードしようと日々努力していますし」

果林「かっ、かすみちゃんまで…」

せつ菜「果林さんだっていつも…」

せつ菜「だから、負けていられないと思って」

果林「そう…」

14: 2023/06/04(日) 08:54:18.54 ID:ifFgaM9D.net
果林「けど、歩夢…」

歩夢「はい?」

果林「侑は、その…平気なの?」

歩夢「侑ちゃんですか?」

歩夢「全然平気…って言いたいですけど」

歩夢「侑ちゃんって体力がそこまで無いので、たまに混ざって貰ったりしてるんですけど」

歩夢「すぐにばてちゃって…」

歩夢「もう少しくらいはなぁ…って」

果林「侑って、することに嫌悪感とかはないのね…」

歩夢「?」

歩夢「侑ちゃんもそこそこ好きですから」

果林「そ、そうだったのね…」

果林「…」

果林「でも、私はその…」

果林「なんというか、あまり大人数にされて欲しくないわ」

せつ菜「果林さん…?」

果林「だから、今日はしずくちゃんを借りても良いかしら」

歩夢「え? はい…私達は別に…」

17: 2023/06/04(日) 09:07:24.03 ID:ifFgaM9D.net
―jΣミイ˶ᵕ ᴗº˶リ―――jΣミイ˶º ᴗº˶リ―


しずく「あ、あの…急にどうしたんですか?」

しずく「いきなりこんな、人気のないところに連れ出すなんて…」

しずく「学校では、私達…」

果林「そうよね」

果林「学校では、私達…」

果林「でも、しずくちゃんは歩夢やせつ菜としてるんでしょ?」

しずく「え?」

果林「聞いたわよ…時々、侑を混ぜてもいるって」

しずく「え、あのっ…一体…」

果林「歩夢達と好き勝手して」

果林「いとも簡単に濡らして…受け入れて…」

果林「あまつさえ大人数の方が好きだなんてっ」

しずく「へっ!?」

しずく「わ、私がですか!?」

果林「そうよ!」

果林「2人に聞いたんだから!」

果林「自慢気に話されてもう…私、凄く傷ついたわ」

果林「私はしずくちゃんだけってちゃんとしてたのに」

しずく「ま、まま待ってください!」

しずく「わ、私だって果林さんとしか…」

しずく「歩夢さん達としたことなんて一度もありませんっ!」

19: 2023/06/04(日) 09:19:55.44 ID:ifFgaM9D.net
果林「そんなこと言って、本当はしてるんでしょ?」

しずく「してませんっ」

しずく「私、そんなことしてないですし、したくないですっ」

しずく「確かに歩夢さん達のことは好きです」

しずく「好きですけどっ」

しずく「果林さんと同じ好きじゃなくてっ」

しずく「それに…」

しずく「それにっ、私達付き合ってるじゃないですかっ」

しずく「だからっそんな…二股どころじゃない酷いこと、嫌ですっ!」

果林「しずくちゃん…」

果林「でも…」

しずく「そんなに心配ならもう、いっそ打ち明けませんか?」

果林「え…」

しずく「私達付き合っているので、変な噂を流されると困るんです」

しずく「なんでそんな変な話したんですかって歩夢さん達に真相を聞くんです」

果林「けど、関係を秘密にしたいって言ったのはしずくちゃんじゃない」

しずく「そうですけど…でも、こんな変な拗れ方するくらいなら言っちゃった方が良いです」

しずく「行きましょう。果林さん」

果林「え、ええ…」

21: 2023/06/04(日) 09:27:42.39 ID:ifFgaM9D.net
ガラッ

しずく「歩夢さんせつ菜さん!」

歩夢「わっ」ビクッ

せつ菜「ど、どうしたんですか?」

せつ菜「そんな、声を荒げて…」

果林「…」

しずく「私、果林さんと交際しているんです!」

歩夢「ええっ!?」

せつ菜「!?」

しずく「だ、だからっ」

しずく「その…わ、私が歩夢さん達と…」

しずく「…」

歩夢「私達と?」

しずく「み、乱れた関係にあるみたいな話するのはやめてくださいっ」

せつ菜「!?!!??!?」

歩夢「な、ななななんの話!?」

歩夢「そんな話した覚えないよ!?」

果林「けど、さっき言ってたじゃない」

果林「しずくちゃんは大人数でするのが好きで、すぐにびしょ濡れになるやらしい子だって」

しずく「むーっ」

歩夢「えぇ…?」

24: 2023/06/04(日) 09:36:13.53 ID:ifFgaM9D.net
歩夢「せつ菜ちゃ…」

せつ菜「…」プシュー...

歩夢「思考停止しちゃってる…」

歩夢「あの、さっきのは全然…その、いやらしい話じゃなくてですね…」

しずく「なら、どういう話だったんですか?」

歩夢「しずくちゃんって汗っかきでしょ?」

しずく「はい…」

歩夢「だから、ユニ練のときとかすぐびしょびしょになっちゃうよねって」

歩夢「凄く代謝がいんだろうなぁって話してて」

歩夢「だから、特にこの時期だと外より涼しい室内練の方が嬉しいって言ってたとか」

歩夢「そういう…」

歩夢「…」

歩夢「えっ…あ、あれをそういう話だって勘違いし――」

果林「…///」フイッ

歩夢「ふ、普通に考えてあり得ないじゃないですか!」

歩夢「変態どころじゃないですよあの話通りなら!」

歩夢「もーっ!!」

しずく「…果林さん?」

果林「ま、まぁ…ね? こういうこともあるから」

25: 2023/06/04(日) 09:43:06.89 ID:ifFgaM9D.net
しずく「あるわけないじゃないですか」

歩夢「そうですよ!」

せつ菜「…///」プシュー

果林「わ、悪かったわ!」

果林「ごめんなさいっ」

歩夢「私達がそういうことするって少なからず思ってるんですか!?」

しずく「私そんなにやらしいですか!?」

果林「うっ…」

果林「そ、そんなことは…」

しずく「じゃぁどうして信じたんですか!」

歩夢「どうしてそんな勘違いしたんですかっ!」

果林「そ、それは…」

果林「…」

果林「えっと…」チラッ

歩夢「むー…」

しずく「むー…」

果林「…」

果林「…わ、私がやらしいから、です。はい…ごめんなさい」

29: 2023/06/04(日) 09:57:02.73 ID:ifFgaM9D.net
歩夢「はぁ…」

しずく「あの、ごめんなさい。怒鳴り込んで…」

歩夢「ううん、私だって同じようにしちゃうかもだし…」

果林「悪かったわ…ほんと」

歩夢「もう勘違いしないでくださいね…?」

果林「ええ。肝に銘じておくわ」

歩夢「…でも、そうなんだ。しずくちゃんと果林さん付き合ってるんだ」

しずく「あ、は、はいっ///」

しずく「その…」

しずく「で、出来たら、やっぱり、その…秘密に…」

歩夢「そうだよね」

歩夢「果林さんって人気だからきっと騒がれちゃうだろうし」

しずく「お願いします」

歩夢「分かった」

歩夢「でも、全然気づかなかった」

歩夢「そうなんだ」

しずく「…///」

歩夢「ふふっ、お幸せに」

しずく「はいっ///」


彼方(どうして、彼方ちゃんが寝ていることに気づかないのかなぁ…)

彼方(…)

彼方(よぉし、秘技。ディープスリーパー…眠っている間に聞こえた話は全て夢現と消える)

彼方(ここでの話は全部なかったことにしようそうしよう)

彼方(夜の遥ちゃんの秘め事を忘れるために覚えた特技は役に立つなぁ…)

彼方「すやぁ…」

30: 2023/06/04(日) 10:00:18.99 ID:ifFgaM9D.net
jΣミイ˶º ֊º˶リ おしまい

31: 2023/06/04(日) 10:00:58.64 ID:zVma83Iy.net
面白かった
彼方ちゃんうっかり寝言で言いそう

35: 2023/06/04(日) 10:06:26.96 ID:/8ARQH6s.net
彼方ちゃんで草

引用元: 歩夢「しずくちゃんってすぐびちゃびちゃになるよね」 せつ菜「凄いですよね、あれ」