1: 2015/04/13(月) 22:18:01.71 ID:DQvfjFby0
男「・・・は?」

急だった。それはあまりにも急で、反応するまで5秒以上はかかった。

幼「だーかーらww私あと1か月で氏ぬんだってばww」

男「冗談・・・だろ?」

信じたくなかった。というか信じることができなかった。

幼「嘘じゃないってwwこれマジだからww」

幼はいつも俺をからかってくる。嘘をついてはケタケタ笑う。

男「は・・は?だってお前元気じゃん」

幼「いついおっかなーって思ってたんだよww」

幼とは幼稚園のころから一緒で、いわば喧嘩友達のような存在。

でも最近は俺は幼に対する感情がかわりつつあった。

そんな幼が・・・あと一か月?

男「い、いいからさ、今日はエイプリルフールじゃないだろ?」

幼「だからマジだっt 男「うるさい!」 え!」

男「そ、そんな冗談ききたくねぇよ!」タッタッタッタ

幼「あ・・・本当なんだよなぁ・・・」

信じたくなかった。これは嘘だと、そう思い込んだ。いや、そう思うこむしかなかった。

江戸前エルフ(6) (少年マガジンエッジコミックス)


2: 2015/04/13(月) 22:18:27.57 ID:DQvfjFby0
次の日

友「よっす男おはー」

男「・・・おはよう」

友「どーした?」

男「・・・いや」

幼「あっ、友おはよ!」

友「おはー」

幼「男もおはよう!」

男「・・・」プイッ

友「お、おい、どうしたん?」

幼「あははーwwちょっと昨日ありましてねww」

男「お前が急に寿命1か月とかいうから!」

友「!・・男、それは」

幼「友、いいんだよ」

友「でも・・・」

幼「男!実は昨日のやつ・・嘘でしたぁー!!」

男「・・・や、やっぱりな!わかってたっつーの!」

幼「騙されなかったかーww」

男「お詫びとして今日ゲーセン付き合えよ」

幼「おっけーww」

友「(幼の奴・・・)」

3: 2015/04/13(月) 22:18:55.83 ID:DQvfjFby0

放課後

男「おっしゃー学校終わったー!!じゃあ幼いくぞ!」

幼「あ、ちょ、ちょっとまって」

男「おいおいなんでだよ」

幼「と、トイレだよいわせんなっ!」

男「はははwwお前がトイレって言っても何も思わねぇよww」

幼「うるせー!先待ってろww」

男「りょーかい!」

幼「・・・行ったか」

幼「・・・」カチッ

幼「すぅーはぁー・・・すぅーはぁー」

幼「・・・もう少しか」


幼「男まったー?」

男「全然待ってねーよwwじゃ、いくぞ」

幼「おっけーww」

4: 2015/04/13(月) 22:19:23.50 ID:DQvfjFby0
ゲーセン

男「くっそ、幼また一段と腕あげたな」ガチャガチャ

幼「ねぇ、男」ガチャガチャ

男「あぁ?なんだよ?」ガチャガチャ

幼「もし・・・もし私が」ガチャガチャ

男「え?なんだって?周りうるさくて聞こえねぇよ!」ガチャガチャ

幼「・・・なんでもねぇよばーかww」

男「な、て、てめぇ!」

5: 2015/04/13(月) 22:19:51.02 ID:DQvfjFby0
男「ふぃー・・遊び疲れたわー・・・おい、幼大丈夫か?顔色悪いぞ?」

幼「だ、だいじょwwちょっと遊びすぎただけwじゃあもう帰るわww」

男「え、近所なんだしいっしょに」

幼「だいじょだいじょwwこの後用事あるからwwじゃ!」タッタッタッタ

男「あ!・・・いっちまった」

6: 2015/04/13(月) 22:20:21.21 ID:DQvfjFby0
幼「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

幼「オ、オエエエェェエエエエエエ!!!!」

幼「・・・血混じってる・・・」

幼「・・・ふふっ。思いでいっぱい作らないとな・・・」

7: 2015/04/13(月) 22:20:52.02 ID:DQvfjFby0
次の日

男「おっすー」

幼「おはー」

男「昨日用事まにあったか?」

幼「う、うんうんwwあぶなかったわww」

男「そっかww最初に言っといてくれよww」

幼「ごめんごめんww」

友「おはー」

男・幼「おはよっす」

友「いいハミングだww」

幼「それほどでもww」

幼「あ、そうだ、男。今週の日曜日空いてる?」

男「空いてるぞ。なにかあんのか?」

幼「いや、ちょっと出かけようかなーって」

友「俺は蚊帳の外ですか・・・」

男「いいけど・・・めんどくせーなーww」

幼「そ、そんなこと言わずにさ。な?」

男「わかったよwwいこうww」

8: 2015/04/13(月) 22:21:18.90 ID:DQvfjFby0

日曜日

男「あいつおせーなー」

幼「ごめーん男!まったかー?」

男「おぉー・・・って鞄パンパンじゃんww」

幼「あ、いや、これはちょっとww」

男「まっいいやwwそんでどこいく?」

幼「いや、ちょっと・・・私たちが通ってた幼稚園とか小学校とかまわりたいなーって・・」

男「はぁ?!そんなことで俺誘ったのかよ!くそ、せっかくの休みが台無しだ」

幼「ご、ごめんって・・・でも、どうしてもまわりたいからさ」

男「ま、まぁいいよ」

9: 2015/04/13(月) 22:21:45.54 ID:DQvfjFby0
幼稚園

男「なつかしーなーww」

幼「うっわwwこの遊具でよく遊んだわーww」

男「確かここからお前落ちたんだよなww」

幼「あれ痛かったわーww」

先生「・・あれ?幼ちゃんに男君じゃない!」

男「あ、先生!!」

幼「お久しぶりです!」

先生「こんなにおっきくなっちゃって・・・」

幼「あ、そうだ、先生すいません、ちょっと写真撮ってもらえませんか?」

先生「いいけど・・・どこで?」

幼「幼稚園をバックに・・・男も入って」

男「え、俺はいいよww」

幼「は、はやく!」

男「わ、わかったよ・・・」

幼「じゃ、じゃあピースね」

男「お、おう」

先生「じゃー撮るよ!ハイ、チーズ!」

パシャ

10: 2015/04/13(月) 22:22:12.68 ID:DQvfjFby0
男「あー今日は疲れたわ~・・・お、おい幼大丈夫かよ」

幼「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

男「おい幼」

ばたっ

男「・・・おいっ!幼!どうしたっ!おきろっ!」

幼「・・・ごめ・・・ん・・・」

男「お、おいどうしたんだよ!」

幼「・・・わた・・・し・・・もう・・・無理みたい」

男「何言ってんだよ!」

幼「実はね・・・私・・・本当は寿命・・・あと一週間だったの・・・」

男「は・・・?だってあれは嘘だって」

幼「ふふっ・・・男はやっぱ鈍感だね・・・あれは本当だよ」

男「お、おい冗談はやめてくれよ!おい!なぁ!幼!」

男「・・・幼?」

男「おい・・・幼!幼!!」

男「幼おおおおおおぉおぉおおおお!!!!」

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     ―――――――――――
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         ――

男「っていう夢見たんだけど」

幼「勝手に私を頃すな」

END

11: 2015/04/13(月) 22:22:44.05 ID:DQvfjFby0
糞ss失礼いたしました

12: 2015/04/13(月) 23:41:21.28 ID:lWk/pQXlO
涙がくしゃみに変わった。


13: 2015/04/14(火) 00:03:36.56 ID:Gt5p1xMwo
結婚して子供生むまではよ

引用元: 幼「私の寿命あと1か月だから」